吾輩 は猫 である
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『
概要 [編集 ]
「
登場 する人物 と動物 [編集 ]
吾輩 (主人公 の猫 )珍 野家 で飼 われている雄 猫 。本編 の語 り手 。「吾輩 」は一人称 であり、彼 自身 に名前 はない。人間 の生態 を鋭 く観察 したり、猫 ながら古今 東西 の文芸 に通 じており哲学 的 な思索 にふけったりする。人間 の内心 を読 むこともできる。三毛 子 に恋心 を抱 いている。最後 は飲 み残 しのビールに酔 い、水 甕 に落 ちて出 られぬまま溺 れ死 ぬ(第 十 一 話 )。毛色 は淡 灰色 の斑 入 (第 六 話 )。生年 は、苦 沙弥 先生 が猫 を描 いた年賀状 を見 ながら「今年 は征 露 の第 二 年 目 」と呟 いていること(第 二 話 )から1905年 (明治 38年 )とわかるので、その前年 の1904年 (明治 37年 )生 まれ。年齢 は、第 七 話 では「去年 生 れたばかりで、当年 とつて一 歳 だ」、第 十 一 話 では「猫 と生 れて人 の世 に住 む事 もはや二 年 越 し」。三毛 子 隣 宅 に住 む二絃琴 の御 師匠 さんの家 の雌 猫 。「吾輩 」を「先生 」と呼 ぶ。猫 のガールフレンドだったが風邪 をこじらせて死 んでしまった(第 二 話 )。「吾輩 」が自分 を好 いていることに気付 いていない。車屋 の黒 大柄 な雄 の黒 猫 。べらんめえ調 で教養 がなく、大変 な乱暴 者 なので「吾輩 」は恐 れている。しかし、魚屋 に天秤棒 で殴 られて足 が不自由 になる(第 一 話 )。珍 野 苦 沙弥 (ちんの くしゃみ)猫 「吾輩 」の飼 い主 で、文明 中学校 の英語 教師 (リーダー専門 )。父 は場末 の名主 で(第 九 話 )、その一家 は真宗 (第 四 話 )。年齢 は、学校 を卒業 して9年 目 か(第 五 話 )、また「三 十 面 (づら)下 げて」と言 われる(第 四 話 )。妻 と3人 の娘 がいる。偏屈 な性格 で、胃 が弱 く、ノイローゼ気味 である(漱石 自身 がモデルとされる)。あばた面 で、くちひげをたくわえる。その顔 は今戸 焼 のタヌキとも評 される(第 三 、八 、十 話 )。頭髪 は長 さ二 寸 くらい、左 で分 け、右 端 をちょっとはね返 らせる。吸 うタバコは朝日 。酒 は、元来 飲 めず(第 十 一 話 )、平生 なら猪口 で2杯 (第 七 話 )。わからぬもの、役人 や警察 をありがたがる癖 がある(第 九 話 )。なお胃弱 で健康 に気 を遣 うあまり、毎食 後 にはタカジアスターゼを飲 み、また時 には鍼灸 術 を受 け悲鳴 を上 げたり按腹 もみ療治 を受 け悶絶 したりとかなりの苦労 人 でもある。- 迷亭(めいてい)
苦 沙弥 の友人 の美学 者 。ホラ話 で人 をかついで楽 しむのが趣味 の粋人 。近眼 で、金縁 眼鏡 を装用 し、金 唐皮 の烟草 入 を使用 する。美学 者 大塚 保治 がモデルともいわれるが漱石 は否定 したという。また、漱石 の妻 鏡子 の著書 『漱石 の思 ひ出 』には、漱石 自身 が自 らの洒落 好 きな性格 を一人 歩 きさせたのではないかとする内容 の記述 がある。水島 寒月 (みずしま かんげつ)苦 沙弥 の元 教 え子 の理学 士 で、苦 沙弥 を「先生 」とよぶ。なかなかの好男子 。戸惑 いしたヘチマのような顔 (第 四 話 )。富子 に演奏 会 で一目惚 れする。高校生 時代 からバイオリンをたしなむ。吸 うタバコは朝日 と敷島 。門下生 の寺田 寅彦 がモデルといわれる。越智 東風 (おち とうふう)新体詩 人 で、寒月 の友人 。「おち こち」と自称 している。故郷 は鰹節 の名産 地 。絶対 の域 に至 る道 は愛 の道 と芸術 の道 であり、夫婦 の愛 がすべての愛 の代表 であるから未婚 でいることは天 の意志 にそむくことになるという(第 十 一 話 )。八木 独 仙 (やぎ どくせん)哲学 者 。長 い顔 にヤギのような髭 を生 やし、深遠 な警句 を語 る。40歳 前後 。甘木 先生 苦 沙弥 の主治医 、温厚 な性格 。「甘木 先生 」は縦 書 きだと「某 先生 」と読 める(尼子 四郎 がモデルとされる)。金田 (かねだ)近所 の実業 家 。苦 沙弥 に嫌 われている。苦 沙弥 をなんとかして凹 ませてやろうと嫌 がらせをする。金田 鼻 子 (はなこ)金田 の細君 。寒月 と自分 の娘 との縁談 について珍 野 邸 に相談 に来 るが、横柄 な態度 で苦 沙弥 に嫌 われる。巨大 な鍵 鼻 の持 ち主 で「鼻 子 」と「吾輩 」に称 される(鼻 が大 きくて「鼻 の圓 遊 」と呼 ばれた明治 の落語 家 初代 三 遊 亭 圓 遊 にヒントを得 て創作 されたという説 がある)。年齢 は40の上 を少 し超 したくらい(第 三 話 )。金田 富子 (とみこ)金田 の娘 。母親 似 でわがままだが、巨大 な鼻 までは母親 に似 ていない。寒月 に同 じく演奏 会 で一目惚 れする。阿倍 川 餅 が大 の好物 。鈴木 籐 十 郎 (すずき とうじゅうろう)苦 沙弥 、迷亭の学生 時代 の同級生 。工学 士 。九州 の炭鉱 にいたが東京 詰 めになる(月給 250円 +盆暮 の手当 )。金田 家 に出入 りし、金田 の意 を受 けて苦 沙弥 の様子 をさぐる。多々良 三平 (たたら さんぺい)苦 沙弥 の教 え子 。肥前 国 唐津 の出身 。法学 士 。六 つ井 物産 会社 役員 (月給 30円 )。貯蓄 は50円 。猫 鍋 をしきりと恩師 である苦 沙弥 にすすめる。牧山 (まきやま)静岡 在住 の迷亭の伯父 。漢学 者 。赤十字 総会 出席 のため上京 し、苦 沙弥 宅 を訪問 する。丁髷 を結 い、武士 の暗 器 ・鍛錬 具 である鉄扇 を手放 さない、まさしく旧幕 時代 の権化 のような人物 である。内藤 鳴雪 がモデルとされる。珍 野 夫人 珍 野 苦 沙弥 の細君 。英語 や小 難 しい話 はほとんど通 じない。頭 にハゲがあり、身長 は低 い(第 四 話 )。いびきをかく(第 五 話 )。漱石 の妻 鏡子 がモデルとも。珍 野 とん子 珍 野家 の長女 。「お茶 の水 」を「お茶 の味噌 」と、「元禄 」を「双六 」と、「火 の粉 」を「茸 (きのこ)」と、「大黒 (だいこく)」を「台所 (だいどこ)」と、「裏店 (うらだな)」を「藁 店 (わらだな)」と言 うような、言葉 間違 いが多 い。顔 の輪郭 は、南蛮 鉄 の刀 の鍔 のようである(第 十 話 )。珍 野 すん子 珍 野 の次女 。いつも姉 のとん子 と一緒 にいる。顔 は、琉球 塗 りの朱 盆 のようである(第 十 話 )。珍 野 めん子 珍 野家 の三 女 。「当年 とつて三 歳 」(第 十 話 )。通称 「坊 ば」。「ばぶ」が口癖 。顔 は、横 に長 い面長 (おもなが)(第 十 話 )。御 三 (おさん)珍 野家 の下女 。名 は清 という。主人公 の猫 「吾輩 」を好 いていない。埼玉 の出身 。睡眠 中 に歯 ぎしりをする(第 五 話 )。雪江 苦 沙弥 の姪 、女学生 。17、8歳 。時々 珍 野 邸 に来 て苦 沙弥 とケンカする。寒月 に淡 い恋心 を抱 いている。モデルは久保 より江 とされる[6]。二絃琴 の御 師匠 さん三毛 子 の飼 い主 。「天璋院 様 の御 祐筆 の妹 の御 嫁 に行 った先 きの御 っかさんの甥 の娘 」である。古井 武 右 衛門 (ふるい ぶえもん)珍 野 の監督 下 の中学生 。2年 乙 組 。頭部 が大 きく毬栗 頭 。吉田 虎 蔵 (よしだ とらぞう)警視庁 浅草 警察 署 日本堤 分署 の刑事 巡査 。泥棒 陰 士 水島 寒月 と酷似 する容貌 の窃盗 犯 。長身 で、26、7歳 。喫煙 者 。八 (や)っちゃん車屋 の子供 。苦 沙弥 先生 が怒 る度 泣 くという嫌 がらせを金田 から依頼 された。
構成 [編集 ]
タバコではじまり、ビールで
第 1話 - 「
吾輩 」の最初 の記憶 は、「薄暗 いじめじめした所 でニャーニャー泣 いていた」ことである。出生 の場所 は当人 の記憶 にはない(とんと見当 がつかぬ)。その後 まもなく書生 に拾 われ、書生 が顔 の真 ん中 から煙 を吹 いていたものがタバコであることをのちに知 る。書生 の掌 の上 で運 ばれ(移動 には何 を利用 したかは不明 )、笹原 に我輩 だけ遺棄 される。その後 大 きな池 の前 ~何 となく人間 臭 い所 ~竹 垣 の崩 くずれた穴 から、とある邸 内 に入 り込 み、下女 につまみ出 されそうになったところを教師 (苦 沙弥 先生 )に拾 われ、住 み込 む。人間 については飼 い主 の言動 によりわがままであること、また車屋 の黒 によると、不人情 で泥棒 も働 く不徳 者 であると判断 する。 第 2話 家 に、寒月 、迷亭、東風 などが訪問 し、好 き放題 のでたらめを言 う。三毛 子 が死去 し、吾輩 は恋 に破 れる。第 3話 金田 の妻 が寒月 のことを訊 きに来 て、寒月 が博士 にならなければ娘 の富子 と結婚 させないという。第 4話 鈴木 が金田 の意向 を聞 いて、寒月 の様子 を探 りに来 る。第 5話 苦 沙弥 宅 に泥棒 が入 る。吾輩 はネズミ取 りに失敗 する。第 6話 寒月 、迷亭、東風 による恋愛 談義 、女性 論 。第 7話 吾輩 は運動 し、公衆 浴場 をのぞき見 る。第 8話 - 落雲
館 中学校 生徒 が苦 沙弥 宅 の庭 に野球 ボールを打 ち込 み、苦 沙弥 は激高 する。 第 9話 - 迷亭の
伯父 である牧山 が苦 沙弥 宅 を訪 れる。 第 10話 古井 が金田 の娘 に恋文 を送 り、退校 処分 にならないかと心配 して苦 沙弥 宅 に来 る。第 11話 寒月 は珠 磨 をやめ、故郷 で結婚 した。独 仙 、苦 沙弥 、寒月 、東風 らによる夫婦 論 、女性 論 。来客 が帰 ったあと、吾輩 は飲 み残 しのビールに酩酊 し、「猫 じゃ猫 じゃ」を踊 りたくなるほど陽気 になり、水甕 のなかに転落 して水死 する。
素材 [編集 ]
『
-
同左
書誌 情報 [編集 ]
1905
夏目 金之助 『吾輩 ハ猫 デアル』上 、大倉 書店 、1905年 10月 6日 、290頁 。NDLJP:888725。夏目 金之助 『吾輩 ハ猫 デアル』中 、大倉 書店 、1906年 11月4日 、238頁 。NDLJP:888726。夏目 金之助 『吾輩 ハ猫 デアル』下 、大倉 書店 、1907年 5月 19日 、218頁 。NDLJP:888727。夏目 漱石 『吾輩 は猫 である』漱石 全集 刊行 会 〈漱石 全集 第 1巻 〉、1918年 1月 1日 、606頁 。NDLJP:957303。夏目 漱石 著 、東洋 文芸 研究 会 編著 編 『漱石 名作 選集 』(20版 )坂東 三 弘 社 、1934年 6月 28日 (原著 1925年 11月30日 )。NDLJP:1106011/5。夏目 漱石 『吾輩 ハ猫 デアル』全 3冊 、日本 近代文学館 (出版 )図書 月販 (発売 )〈近代文学館 名著 複 刻 全集 35〉、1968年 。 -大倉 書店 ・服部 書店 刊 (1905-1907)の複製 。夏目 漱石 著 、名著 複 刻 全集 編集 委員 会 編 『吾輩 ハ猫 デアル』全 3冊 、日本 近代文学館 (出版 ) ほるぷ(発売 )〈漱石 文学 館 名著 複 刻 〉、1976年 6月 。 -大倉 書店 ・服部 書店 刊 (1905-1907)の複製 。
夏目 漱石 『ザ・漱石 』(増補 新版 )第 三 書 館 、1999年 6月 。ISBN 4-8074-9910-6。夏目 漱石 『ザ・漱石 全 小説 全 二 冊 グラスレス眼鏡 無用 』下巻 (大 活字 版 )、第 三 書 館 、2006年 4月 。ISBN 4-8074-0601-9。
オーディオブック(朗読 )版 [編集 ]
夏目 漱石 著 「吾輩 は猫 である」、ことのは出版 、ASIN B0019X3NFQ
派生 作品 、影響 を受 けた作品 [編集 ]
2006
2019
映像 化 作品 [編集 ]
映画 [編集 ]
2
テレビドラマ[編集 ]
- こども
名作 座 『吾輩 は猫 である』(NHK) 放送 日時 :1963年 3月 24日
- 『ふたりは
夫婦 』第 19回 「わたくしは細君 」~「吾輩 は猫 である」より~(フジテレビ) 放送 日時 :1975年 2月 17日 (55分 1回 )
テレビアニメ[編集 ]
日生 ファミリースペシャル『吾輩 は猫 である』(1982年 、フジテレビ系 )[14]
制作 :フジテレビ、東映動画 製作 :今田 智 憲 企画 :栗山 富郎 (東映動画 )、久保田 栄一 (フジテレビ)企画 コーディネーター:大橋 益 之 助 (大坂 電通 )脚本 :大原 清秀 演出 :りん・たろう撮影 :岡 芹 利明 - キャラクターデザイン:はるき
悦 巳 (猫 )、小松原 一男 (その他 ) 作画 監督 :小松原 一男 美術 監督 :椋 尾 篁 出演 者 主題歌 ・エンディング「ベストフレンド」作詞 -長田 弘 /作曲 -森田 公一 /編曲 -青木 望 /歌 -上野 博樹
フィルムコミック[編集 ]
日生 ファミリースペシャル『吾輩 は猫 である』サンケイ出版 名作 コミックス(上 ・下 )1982年 8月 5日
まんが[編集 ]
- 『
吾輩 は猫 である』夏目 漱石 作 ・尾崎 秀樹 監修 ・緒方 都 幸 漫画 、旺文社 〈旺文社 名作 まんがシリーズ A1〉、1985年 。ISBN 4-01-023401-6。 - 『
吾輩 は猫 である』夏目 漱石 作 ・バラエティ・アートワークス企画 ・漫画 、イースト・プレス〈まんがで読破 〉、2010年 。ISBN 978-4-7816-0347-6。
その他 [編集 ]
宜 志 政信 によるうちなー口 翻訳 『吾 んねー猫 どぅやる』新報 出版 ,『吾 んねー猫 どぅやる完結 編 』新星 出版
関連 作品 [編集 ]
小説 [編集 ]
- 『それからの
漱石 の猫 』(三四郎 、1920年 )[15] - 『吾輩 は猫 である』の続編 。1997年 に『續 吾輩 は猫 である』のタイトルで復刊 [16][17] - 『
贋作 吾輩 は猫 である』(内田 百閒 、1949年 ) - 『吾輩 は猫 である』の続編 。
アニメ[編集 ]
- アニメ『
君 の棲 む街 ~文京 編 /早稲田 編 ~』 - ショートアニメ(2分 30秒 )。監督 ・脚本 :高松 明子 、キャスト:石川 界 人 、早見 沙織 、制作 :J.C.STAFF。擬人 化 された2人 の猫 の物語 。両者 がモノローグで『吾輩 は猫 である』と『舞姫 』の一節 を語 る。2015年 11月21日 に開催 された、森 鴎外 ・夏目 漱石 ら文豪 が暮 らした街 の魅力 を発信 する「文京 ・早稲田 文豪 ウィーク」のオープニングイベントで公開 された。
脚注 [編集 ]
注釈 [編集 ]
- ^ 『
吾輩 は猫 である』の内容 が『牡 猫 ムルの人生 観 』に影響 を受 けているかについては、影響 を受 けているとする藤代素人 、秋山六郎兵衛 、板垣 直子 らの論 と、着想 を得 たのみで内容 にまでは影響 を受 けていないとする吉田 六郎 、石丸 静雄 らの論 とが混在 する。漱石 自身 は影響 を受 けていないと述 べている。 - ^
丸谷 才一 が仙台 文学 館 の初代 館長 になった井上 ひさしに電話 をかけ、19世紀 初頭 によく読 まれた『ポピー・ザ・リトル』という俗 小説 が、子犬 が上流 から下流 階級 まですべてを見 て回 りその見聞 を猛烈 な社会 批判 にしているという内容 で、漱石 がこれを知 って『吾輩 』を書 いたと考 えられると言 った。すると東北大学 の漱石 文庫 にはないが、これを評価 したTHE ENGLISH NOVEL(Walter Raleigh)があるので、何 らかの印 がないか学芸 員 に見 てきてもらえないかとひさしは依頼 した。翌日 、学芸 員 が確認 すると、『ポピー・ザ・リトル』の項 に、はっきりと線 が引 かれていた(笹沢 信 『ひさし伝 』新潮社 2012年 pp.390f.)。 - ^
第 1回 、第 2回 の連載 号 は完売 し、夏目 の「坊 つちやん」と同時 掲載 となった第 10回 掲載 号 は5,500部 を発行 するに至 る。これは総合 雑誌 「中央公論 」と同 程度 であった。 - ^ Samuel Haughton "On Hanging Considered from a Mechanical and Physiological Point of View" (The Internet Archive)
寺田 寅彦 『夏目 先生 の追憶 』に紹介 の経緯 が書 かれている。寺田 は「レヴェレンド(Reverend、日本語 の「師 」にあたる聖職 者 の尊称 )・ハウトン」としているが、正確 には、サミュエル・ホートンen:Samuel Haughtonである。論文 の概要 については、寅彦 の弟子 である中谷 宇吉郎 の 『寒月 の「首縊 りの力学 」その他 』を参照 。
出典 [編集 ]
- ^ “50 【
我 が輩 は盗作 である】『我 が輩 は猫 である』をはじめて読 んだ”.猫 哲学 . 2016年 6月 3日 閲覧 。 - ^
伊藤 整 は新潮 文庫 版 『吾輩 は猫 である』の解説 において、「しかしこういう筋 の発展 のない小説 を十 一 回 にもわたって漱石 が確信 をもって書 いたということは、彼 が『トリストラム・シャンディーの生涯 と意見 』のような小説 があることを知 っていたことから来 ていることは明 らかである。」と記 した(p.609、2004)。 - ^
丸谷 才一 『思考 のレッスン』文春 文庫 、p.203、2012。 - ^ a b c d e 『
週刊 YEARBOOK日 録 20世紀 』第 85号 講談社 、1998年 、27-29頁 - ^ “
神田 お散歩 MAP夏目 漱石 の碑 ”.株式会社 ライト. 2017年 4月 23日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2017年 4月 23日 閲覧 。 - ^
坂本 宮尾 「この道 をかくゆく ―近代 女性 俳人 伝 (2)」俳壇 36巻 2号 135頁 - ^ “
名前 はないが日本一 有名 な「吾輩 (わがはい)」のモデルだった“”(「春秋 」日本経済新聞 2014年 9月 13日 )。 - ^ “
漱石 文庫 関係 文献 目録 ” (PDF).東北大学 附属 図書館 . 2012年 11月25日 閲覧 。 - ^
決定 版 三島 由紀夫 全集 〈補 巻 〉補遺 ・索引 .新潮社 . (2005年 12月 isbn=978-4106425837)pp.19-20 - ^ “
三島 由紀夫 文学 館 **新 資料 紹介 ”.三島 由紀夫 文学 館 . 2009年 2月 26日 閲覧 。 - ^ TBS
公式 サイト、吾輩 は主婦 である - ^
東京 芸術 祭 2019「吾輩 は猫 であるについて」 - ^
引田 惣 弥 『全 記録 テレビ視聴 率 50年 戦争 ―そのとき一 億 人 が感動 した』講談社 、2004年 、220頁 。ISBN 4062122227 - ^ “
吾輩 は猫 である - メディア芸術 データベース”. mediaarts-db.bunka.go.jp. 2022年 12月17日 閲覧 。 - ^
三四郎 (1920). それからの漱石 の猫 .東京 :日本 書院 - ^
三四郎 (1997).續 吾輩 は猫 である.東京 :勉 誠 社 - ^ 『
続 吾輩 は猫 である復刻 』 。
関連 文献 [編集 ]
内田 百閒 『贋作 吾輩 は猫 である』新潮社 、1950年 。NDLJP:1706550。 - 『吾輩 は猫 である』の続篇 。内田 百閒 『贋作 吾輩 は猫 である』筑摩書房 〈ちくま文庫 内田 百閒 集成 8〉、2003年 5月 7日 。ISBN 4-480-03768-3 。
奥泉 光 『『吾輩 は猫 である』殺人 事件 純文学 書下 ろし特別 作品 』新潮社 、1996年 1月 。ISBN 4-10-600657-X。奥泉 光 『『吾輩 は猫 である』殺人 事件 』新潮社 〈新潮 文庫 〉、1999年 3月 。ISBN 4-10-128421-0。奥泉 光 『『吾輩 は猫 である』殺人 事件 』(電子 書籍 )新潮社 、2009年 1月 23日 。ASIN B00CL6N1M0 。
長山 靖生 『「吾輩 は猫 である」の謎 』文藝春秋 〈文春 新書 009〉、1998年 10月 20日 。ISBN 978-4-16-660009-0 。南條 竹 則 『あくび猫 』文藝春秋 、2000年 9月 10日 。ISBN 978-4-16-319540-7 。間宮 周吉 『吾輩 の哲学 再読 『猫 』のことば』文藝春秋 、2010年 2月 28日 。ISBN 978-4-16-008090-4 。関川 夏央 原作 ・谷口 ジロー作画 『「坊 っちゃん」の時代 』(1987年 -1996年 )漫画 アクション(双葉社 )夏目 漱石 の飼 い猫 が登場 し、吾 が輩 は猫 であるについても取 り上 げられている。
外部 リンク[編集 ]
- 『『
吾輩 は猫 である』上 篇 自序 』:新字 新 仮名 -青空 文庫 - 『『
吾輩 は猫 である』中篇 自序 』:新字 新 仮名 -青空 文庫 - 『『
吾輩 は猫 である』下 篇 自序 』:新字 新 仮名 -青空 文庫 - 『
吾輩 は猫 である』:新字 新 仮名 -青空 文庫 - 『
吾輩 ハ猫 デアル』:旧 字 旧 仮名 -青空 文庫 - 『
吾輩 ハ猫 デアル』 -国立 国会図書館 - 『
吾輩 は猫 である』 パロディ一覧 - ナダ出版 センター - Soseki Project (
英語 圏 向 けの漱石 教材 )
(1958 |
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NHK |
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(1963 |
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フジテレビ |
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(アニメ) |