この項目 こうもく では、言語 げんご の表記 ひょうき 形式 けいしき について説明 せつめい しています。言葉 ことば 遊 あそ びの一種 いっしゅ については「縦 たて 読 よ み 」をご覧 らん ください。
日本語 にほんご の雑誌 ざっし 広告 こうこく (1938年 ねん (昭和 しょうわ 13年 ねん ))。広告 こうこく 本文 ほんぶん は右 みぎ 縦 たて 書 が きと右 みぎ 横書 よこが きが用 もち いられ、商品 しょうひん のラベル には英語 えいご に倣 なら い左 ひだり 横書 よこが きが用 もち いられている。
英語 えいご の新聞 しんぶん (1918年 ねん 11月11日 にち 付 づけ )。左 ひだり 横書 よこが きされている。
中国 ちゅうごく 語 ご の扁額 へんがく 。北京 ぺきん の紫 むらさき 禁城 きんじょう 、乾 いぬい 清宮 きよみや (中国語 ちゅうごくご 版 ばん 、英語 えいご 版 ばん ) の内部 ないぶ 。玉座 ぎょくざ の上 うえ に、「正大 せいだい 光明 こうみょう 」と右 みぎ 横書 よこが きされている。
世界 せかい に存在 そんざい する文書 ぶんしょ は、その言語 げんご および表記 ひょうき する文字 もじ 体系 たいけい の組合 くみあい わせによって文字 もじ を書 か き進 すす める方向 ほうこう (書 しょ 字 じ 方向 ほうこう )が異 こと なる。書 しょ 字 じ 方向 ほうこう には、大 おお きく分 わ けて縦 たて 書 が き (たてがき、縦 たて 組 ぐ み )と横書 よこが き (よこがき、横 よこ 組 ぐ み )がある。
書 しょ 字 じ 方向 ほうこう は、文字 もじ の並 なら べ方 かた によって縦 たて 書 が き、横書 よこが きに二分 にぶん され、それぞれが行 くだり または列 れつ の並 なら べ方 かた によりさらに二分 にぶん される。
縦 たて 書 が き は、文字 もじ を列 れつ ごとに上 うえ から下 した に縦 たて に連 つら ねる。縦 たて 書 が きには、列 れつ を右 みぎ から左 ひだり へ(←)順 じゅん に並 なら べる右 みぎ 縦 たて 書 が き と、左 ひだり から右 みぎ へ(→)順 じゅん に並 なら べる左 ひだり 縦 たて 書 が き がある[1] 。
横書 よこが き は、文字 もじ を行 くだり ごとに一方向 いちほうこう に横 よこ に並 なら べる。横書 よこが きには、文字 もじ を右 みぎ から左 ひだり へ(←)順 じゅん に並 なら べて行 くだり を左 ひだり に進 すす める右 みぎ 横書 よこが き と、文字 もじ を左 ひだり から右 みぎ へ(→)順 じゅん に並 なら べて行 くだり を右 みぎ に進 すす める左 ひだり 横書 よこが き がある[2] 。
中国 ちゅうごく 語 ご および、日本語 にほんご (下記 かき 詳述 しょうじゅつ )、朝鮮 ちょうせん 語 ご では、本来 ほんらい 縦 たて 書 が きで右 みぎ から左 ひだり へ行 くだり を進 すす めていた(右 みぎ 縦 たて 書 が き )。しかし、近代 きんだい 以降 いこう はいずれの国 くに でも横書 よこが きとの併用 へいよう が行 おこな われる。縦 たて 書 が きと横書 よこが きの両方 りょうほう が併用 へいよう 可能 かのう な文字 もじ 言語 げんご は現代 げんだい では比較的 ひかくてき 珍 めずら しく、文字 もじ を正方形 せいほうけい のマスに見立 みた てて配置 はいち する漢字 かんじ (および漢字 かんじ と併用 へいよう される表音 ひょうおん 文字 もじ )の特徴 とくちょう といえる。なお、近年 きんねん の韓国 かんこく では横書 よこが きの使用 しよう が圧倒的 あっとうてき になっており、稀 まれ に縦 たて 書 が きを用 もち いる際 さい も左 ひだり 縦 たて 書 が き が使用 しよう される割合 わりあい が多 おお くなっている[要 よう 出典 しゅってん ] 。
英語 えいご に代表 だいひょう されるインド・ヨーロッパ語族 ごぞく 等 ひとし は、左 ひだり から右 みぎ の横書 よこが き(左 ひだり 横書 よこが き )である。縦 たて 書 が きされることは看板 かんばん 等 ひとし のデザイン上 じょう の都合 つごう を除 のぞ いてほとんど無 な い。日本 にっぽん や中華 ちゅうか 圏 けん でも現代 げんだい では英語 えいご 等 とう に倣 なら うかたちで左 ひだり 横書 よこが きの文書 ぶんしょ が多 おお くなっている。それぞれ独自 どくじ の文字 もじ を持 も つ南 みなみ アジア 、東南 とうなん アジア の諸 しょ 地域 ちいき でも、左 ひだり から右 みぎ への横書 よこが き(左 ひだり 横書 よこが き)が多 おお い。これに対 たい して、アラビア語 ご 、ヘブライ語 ご 等 ひとし の中東 ちゅうとう 圏 けん では、その逆 ぎゃく に右 みぎ から左 ひだり へと文字 もじ が綴 つづ られる(右 みぎ 横書 よこが き )。
モンゴル文字 もじ で表記 ひょうき されるモンゴル語 ご は、左 ひだり から右 みぎ へと行 くだり を進 すす める縦 たて 書 が き(左 ひだり 縦 たて 書 が き )を使用 しよう する。これは、モンゴル文字 もじ がソグド文字 もじ 系統 けいとう のウイグル文字 もじ から派生 はせい したことに由来 ゆらい する。これらの文字 もじ は、もともと右 みぎ 横書 よこが きされていたが、後 のち にこれを反 はん 時計 とけい 回 まわ りに90度 ど 回転 かいてん した形 かたち の左 ひだり 縦 たて 書 が きも用 もち いられるようになった。
古代 こだい には、ヒエログリフ のように書 しょ 字 じ 方向 ほうこう がかなり融通 ゆうずう のきく文字 もじ 言語 げんご や、左右 さゆう の行 くだり 端 はし で文字 もじ を折 お り返 かえ す牛 ぎゅう 耕 こう 式 しき (boustrophedon) などを採用 さいよう する文字 もじ 言語 げんご もあったが、現代 げんだい の諸 しょ 言語 げんご の文書 ぶんしょ には見 み られない特徴 とくちょう である。また、下 した から上 うえ へ行 くだり を重 かさ ねる横書 よこが きが確認 かくにん されない一方 いっぽう 、下 した から上 うえ への縦 たて 書 が きは、アイルランド・ゲール語 ご のオーガム碑文 ひぶん の例 れい 、そして突厥文字 もじ (オルホン文字 もじ )が稀 まれ にそのように書 か かれるなど、歴史 れきし 的 てき にもごく僅 わず かに存在 そんざい する。
1885年 ねん (明治 めいじ 18年 ねん )頃 ごろ に発行 はっこう された紙幣 しへい 。日本語 にほんご には右 みぎ 縦 たて 書 が き(1行 ぎょう 1文字 もじ の縦 たて 書 が き含 ふく む)が用 もち いられ、英語 えいご には左 ひだり 横書 よこが きが用 もち いられている。
1938年 ねん 10月 がつ 頃 ごろ の天王寺 てんのうじ 駅 えき 。左 ひだり 横書 よこが きが多 おお いが一部 いちぶ に1行 ぎょう 1文字 もじ の縦 たて 書 が きも残 のこ っている。
インドネシア を占領 せんりょう した日本 にっぽん 軍 ぐん により発行 はっこう された身分 みぶん 証明 しょうめい 書 しょ 。現地 げんち 語 ご との併記 へいき のため、左 ひだり 横書 よこが きが使 つか われている。
元来 がんらい 日本語 にほんご は漢文 かんぶん に倣 なら い、文字 もじ を上 うえ から下 した へ、また行 くだり を右 みぎ から左 ひだり へと進 すす めて表記 ひょうき を行 おこな うものである。漢字 かんじ と仮名 かめい は縦 たて 書 が きを前提 ぜんてい とした筆順 ひつじゅん であり、横書 よこが き不能 ふのう な書体 しょたい も存在 そんざい する。
扁額 へんがく や石碑 せきひ の題字 だいじ などは一見 いっけん すると右 みぎ 横書 よこが きのように見 み えるが、前 ぜん 近代 きんだい にあっては、これらは「1行 ぎょう 1文字 もじ の縦 たて 書 が き」、つまり縦 たて 書 が きの規範 きはん で書 か かれたものであって右 みぎ 横書 よこが きではないのが通常 つうじょう である。スペースに高 たか さがある場合 ばあい は1行 ぎょう 2文字 もじ 以上 いじょう として右 みぎ から左 ひだり へ行 くだり が進 すす むこととなる[3] 。したがってこれらはあくまでも縦 たて 書 が きの範疇 はんちゅう にある。漢字 かんじ も仮名 かめい も、横 よこ 画 が はすべて左 ひだり から右 みぎ へ、縦 たて 画 が はすべて上 じょう から下 した へ書 か くものであり、下 した から上 うえ へ縦 たて 書 が きしないのと同様 どうよう に、左 ひだり 横書 よこが きは可能 かのう でも右 みぎ 横書 よこが きには無理 むり が生 しょう じる[4] 。
日本語 にほんご 学者 がくしゃ の屋 や 名 めい 池 いけ 誠 まこと の調査 ちょうさ によれば、日本 にっぽん で出版 しゅっぱん 物 ぶつ に横書 よこが きが現 あらわ れるのは、(ごくまれな先行 せんこう 例 れい はあるものの)18世紀 せいき 後半 こうはん に蘭学 らんがく が紹介 しょうかい されてからのことである。1788年 ねん (天明 てんめい 8年 ねん )に大槻 おおつき 玄沢 げんたく が刊行 かんこう した『蘭学 らんがく 階梯 かいてい 』が初 はじ めて幕府 ばくふ の公認 こうにん の下 した にオランダ語 ご の文字 もじ (すなわちラテン文字 もじ )を紹介 しょうかい したのをきっかけに、民衆 みんしゅう の間 あいだ に横書 よこが き文字 もじ の存在 そんざい が広 ひろ く知 し られるようになった。一般 いっぱん 民衆 みんしゅう 向 む けの出版 しゅっぱん 物 ぶつ にも、オランダ語 ご の文字 もじ を模倣 もほう して日本語 にほんご の文章 ぶんしょう を横書 よこが きするものが現 あらわ れた。たとえば1806年 ねん (文化 ぶんか 3年 ねん )刊 かん の式亭 しきてい 三馬 さんば による『小野 おの 嘘字 うそじ 尽 つき 』(おののばかむらうそじづくし)は往来 おうらい 物 ぶつ のパロディ だが、平仮名 ひらがな を左 ひだり 横 よこ 書 か きし書体 しょたい も欧字 おうじ に似 に せた「おいらんだ文字 もじ 」なるものを記 しる している[5] 。また、1862年 ねん (文久 ぶんきゅう 2年 ねん )の『亜 あ 米 べい 利 り 迦州迦爾波 は 尓亜港 みなと 出帆 しゅっぱん 之 の 図 ず 』は、「1行 ぎょう 1文字 もじ の縦 たて 書 が き」とは区別 くべつ された「右 みぎ 横書 よこが き」の例 れい として指摘 してき されている[6] 。
次 つぎ に横書 よこが きが用 もち いられたのは、外国 がいこく 語 ご 辞書 じしょ であった。最初 さいしょ の日本語 にほんご の外国 がいこく 語 ご 辞書 じしょ は、外国 がいこく 語 ご が左 ひだり 横書 よこが き、日本語 にほんご が縦 たて 書 が きで、本 ほん を回転 かいてん しないと普通 ふつう に読 よ めない。1885年 ねん (明治 めいじ 18年 ねん )の「袖珍 しゅうちん 挿図 そうず 独 どく 和 わ 辞書 じしょ 」では語釈 ごしゃく (日本語 にほんご )を横書 よこが きしている。
太平洋戦争 たいへいようせんそう 前 まえ 、欧文 おうぶん 併記 へいき 文書 ぶんしょ 以外 いがい の一般 いっぱん 大衆 たいしゅう を主 おも 対象 たいしょう とする新聞 しんぶん や広告 こうこく などでは、「1行 ぎょう 1文字 もじ の縦 たて 書 が き」を横 よこ 読 よ みさせる記法 きほう 、又 また はこれと同様 どうよう に読 よ むことができる「右 みぎ 横書 よこが き」[7] が優勢 ゆうせい であった。ただし、刊行 かんこう 物 ぶつ では、右 みぎ 横書 よこが きの文章 ぶんしょう は長 なが くても数 すう 行 ぎょう 程度 ていど ものであり、雑誌 ざっし 記事 きじ において、縦 たて 書 が きと併用 へいよう して用 もち いられる場合 ばあい が多 おお かった[8] (個人 こじん の手控 てびか えでは、日 にち 露 ろ 戦争 せんそう に従軍 じゅうぐん した軍曹 ぐんそう の「陣中 じんちゅう 日誌 にっし 」などに、文章 ぶんしょう 全体 ぜんたい が右 みぎ 横書 よこが きで記 しる されている例 れい がみられる[9] 。)。
1927年 ねん (昭和 しょうわ 2年 ねん )に鉄 てつ 相 しょう に就任 しゅうにん した小川 おがわ 平吉 へいきち は、1929年 ねん (昭和 しょうわ 4年 ねん )までに、左 ひだり 書 が きとなっていた駅名 えきめい 表記 ひょうき を右 みぎ 書 が きに改正 かいせい させている[10] 。
1940年 ねん (昭和 しょうわ 15年 ねん )頃 ごろ からは左 ひだり 横書 よこが きによる方向 ほうこう 統一 とういつ の動 うご きが各所 かくしょ で散見 さんけん されるようになり、文部省 もんぶしょう の諮問 しもん 機関 きかん 、国語 こくご 審議 しんぎ 会 かい では1942年 ねん (昭和 しょうわ 17年 ねん )7月 がつ 、左 ひだり 横書 よこが きを本則 ほんそく とする旨 むね の答申 とうしん を出 だ すに至 いた る[11] 。しかしこれに対 たい して反対 はんたい 論 ろん も強 つよ く、答申 とうしん の同 どう 部分 ぶぶん は閣議 かくぎ 提案 ていあん されなかった[12] 。当時 とうじ 、陸軍 りくぐん はむしろ左 ひだり 横書 よこが き専用 せんよう への移行 いこう を進 すす めていた。しかし、国粋 こくすい 主義 しゅぎ 的 てき な論調 ろんちょう の高 たか まりの中 なか で、「米 べい 英 えい 崇拝 すうはい 」であるとして左 ひだり 横書 よこが き排除 はいじょ を唱 とな える者 もの も現 あらわ れ、左 ひだり 横書 よこが きを用 もち いる商店 しょうてん への投書 とうしょ 運動 うんどう も展開 てんかい された[13] 。このため、新聞 しんぶん 社 しゃ の中 なか には左 ひだり 横書 よこが きの広告 こうこく を拒否 きょひ する社 しゃ もあった[14] [15] 。
戦後 せんご 、GHQ/SCAP によるアメリカ教育 きょういく 使節 しせつ 団 だん 報告 ほうこく 書 しょ 中 なか のロ ろ ーマ字 まじ 採用 さいよう 勧告 かんこく や漢字 かんじ の廃止 はいし 運動 うんどう (国語 こくご 国字 こくじ 問題 もんだい / 漢字 かんじ 廃止 はいし 論 ろん )などの社会 しゃかい 運動 うんどう により、西欧 せいおう の記法 きほう に倣 なら う左 ひだり 横書 よこが きが革新 かくしん 的 てき 、「1行 ぎょう 1文字 もじ の縦 たて 書 が き」及 およ び「右 みぎ 横書 よこが き」は保守 ほしゅ 的 てき 、というイメージは決定的 けっていてき なものとなり、「1行 ぎょう 1文字 もじ の縦 たて 書 が き」及 およ び「右 みぎ 横書 よこが き」は衰退 すいたい の一途 いっと をたどることとなった。前出 ぜんしゅつ の屋 や 名池 めいち の調査 ちょうさ によれば、新聞 しんぶん の見出 みだ しの横書 よこが きは『読売 よみうり 報知 ほうち 新聞 しんぶん 』(現在 げんざい の『読売新聞 よみうりしんぶん 』)が1946年 ねん (昭和 しょうわ 21年 ねん )1月 がつ 1日 にち 号 ごう から左 ひだり 横書 よこが きに切 き り替 か わったのを初 はつ の例 れい として、1948年 ねん (昭和 しょうわ 23年 ねん )までに『日本経済新聞 にほんけいざいしんぶん 』を除 のぞ く全紙 ぜんし の見出 みだ しが切 き り替 か わっている(日本経済新聞 にほんけいざいしんぶん は1950年 ねん (昭和 しょうわ 25年 ねん )9月 がつ に切 き り替 か え)。また紙幣 しへい では1948年 ねん (昭和 しょうわ 23年 ねん )3月 がつ のB50銭 ぜに 券 けん を端緒 たんしょ として左 ひだり 横書 よこが き化 か されている[16] 。
また、諸 しょ 官庁 かんちょう の作成 さくせい する文書 ぶんしょ 形式 けいしき のガイドライン『公用 こうよう 文 ぶん 作成 さくせい の要領 ようりょう 』(1951年 ねん (昭和 しょうわ 26年 ねん )10月 がつ 30日 にち 国語 こくご 審議 しんぎ 会 かい 審議 しんぎ 決定 けってい ・1952年 ねん (昭和 しょうわ 27年 ねん )4月 がつ 4日 にち 内閣 ないかく 官房 かんぼう 長官 ちょうかん 依命 いめい 通知 つうち )では、「執務 しつむ 能率 のうりつ を増進 ぞうしん する目的 もくてき をもって、書類 しょるい の書 か き方 かた について(略 りゃく )なるべく広 ひろ い範囲 はんい にわたって左 ひだり 横書 よこが きとする」としている。これにより、行政 ぎょうせい 機関 きかん では、早 はや くから多 おお くの文書 ぶんしょ で横書 よこが きが用 もち いられてきた。しかし、法律 ほうりつ 案 あん に関 かん する文書 ぶんしょ や閣議 かくぎ に関 かん する文書 ぶんしょ など、縦 たて 書 が きされる文書 ぶんしょ も多 おお く残 のこ る。
これに対 たい して、裁判所 さいばんしょ では、長 なが らく全 すべ ての文書 ぶんしょ で縦 たて 書 が きが用 もち いられていた。しかし、2001年 ねん (平成 へいせい 13年 ねん )1月 がつ 1日 にち からは、全 すべ ての文書 ぶんしょ で横書 よこが きが用 もち いられている。なお、司法 しほう 試験 しけん (論文 ろんぶん 式 しき )の答案 とうあん も、同年 どうねん から横書 よこが きに変更 へんこう された。
一方 いっぽう 、印刷物 いんさつぶつ の本文 ほんぶん を見 み ると、日本 にっぽん で発行 はっこう されている新聞 しんぶん 、雑誌 ざっし 、一般 いっぱん 向 む け書籍 しょせき の多 おお くで、今日 きょう まで縦 たて 書 が き(縦 たて 組 ぐ み)が主流 しゅりゅう であり続 つづ けている。とりわけ新聞 しんぶん の一般 いっぱん 紙 し では、縦 たて 組 ぐ みしかない。朝日新聞社 あさひしんぶんしゃ が1950年 ねん (昭和 しょうわ 25年 ねん )頃 ごろ に1ページのみの横 よこ 組 ぐ みの内部 ないぶ テスト版 ばん を作 つく ったことがあるが、実際 じっさい に発行 はっこう されることはなかった[17] 。雑誌 ざっし でも、自然 しぜん 科学 かがく や工学 こうがく 、社会 しゃかい 学 がく や経済 けいざい 学 がく 、言語 げんご 学 がく ・人類 じんるい 学 がく などの分野 ぶんや を除 のぞ き、本文 ほんぶん に縦 たて 組 ぐ みを採用 さいよう する例 れい がほとんどである。一般 いっぱん 向 む け科学 かがく 雑誌 ざっし の『科学 かがく 朝日 あさひ 』のように、1941年 ねん (昭和 しょうわ 16年 ねん )の創刊 そうかん 時 じ には縦 たて 組 ぐ みで、その後 ご 横書 よこが き(横 よこ 組 ぐ み)に変 か えながら、1989年 ねん (平成 へいせい 元年 がんねん )に縦 たて 組 ぐ みに戻 もど した例 れい もある。写真 しゃしん やイラストの多 おお いレイアウトに向 む いていたからだという[18] 。
文芸 ぶんげい 書 しょ の横 よこ 組 ぐ みは、1984年 ねん (昭和 しょうわ 59年 ねん )刊 かん の小峰 こみね 元 はじめ 『クレオパトラの黒 くろ い溜息 ためいき 』が初 はじ めてと見 み られる[19] が、小峰 こみね のこれ以外 いがい の作品 さくひん は出版 しゅっぱん 社 しゃ の要望 ようぼう により、すべて縦 たて 組 ぐ みとなっている[20] 。1992年 ねん 刊 かん の吉村 よしむら 達也 たつや の『黒白 くろしろ の十字架 じゅうじか 』も横 よこ 組 ぐ みの推理 すいり 小説 しょうせつ で、これはコンテンツと連動 れんどう してあえての横 よこ 組 ぐ みである。今日 きょう でも、文芸 ぶんげい 作品 さくひん が横 よこ 組 ぐ みとされることはまれである。
縦 たて 書 が きと横書 よこが きの字体 じたい 、書体 しょたい [ 編集 へんしゅう ]
日本語 にほんご において縦 たて 書 が きと横書 よこが きで字形 じけい や組版 くみはん が異 こと なることがある。
漢字 かんじ は、活字 かつじ 体 たい の場合 ばあい は縦 たて 書 が きのときも横書 よこが きのときもその字体 じたい に変 か わりはないが、手書 てが きの字形 じけい の場合 ばあい は異 こと なるケースがある。
小書 こが き仮名 がな は、縦 たて 書 が きと横書 よこが きで書 か く位置 いち が異 こと なる。縦 たて 書 が きの場合 ばあい は、通常 つうじょう の文字 もじ に比 くら べ右側 みぎがわ に書 か き、多 おお くの場合 ばあい は右 みぎ 上 じょう に書 か く。以前 いぜん は前 まえ の文字 もじ の右 みぎ 下 か に書 か くこともあった。横書 よこが きの場合 ばあい は、下 した に書 か き、左下 ひだりした にすることも多 おお い。下 した 付 つ き文字 もじ のように枠外 わくがい になることはない。
音引 おんび き (ー)は、縦 たて 書 が き時 じ は縦 たて 線 せん で、横書 よこが き時 じ は横線 おうせん で書 か かれる。波 なみ ダッシュ を用 もち いる場合 ばあい は、通常 つうじょう 縦 たて 書 が きの場合 ばあい と横書 よこが きの場合 ばあい は90度 ど 回転 かいてん させた上 うえ で鏡 かがみ 像 ぞう にした字形 じけい になる。
ヿ やゟ のような合 ごう 略 りゃく 仮名 がな は縦 たて 書 が きのときにのみに用 もち いられる。
くの字 じ 点 てん は縦 たて 書 が きのときに主 おも に用 もち いられ通常 つうじょう 横書 よこが きでは用 もち いないが、への字 じ のように書 か いたりダッシュで代用 だいよう することもある。
約 やく 物 もの は、縦 たて 書 が きと横書 よこが きとで字体 じたい が異 こと なるものがある。
句読点 くとうてん は、縦 たて 書 が きの場合 ばあい は全角 ぜんかく 枡 ます の右 みぎ 上 じょう 、横書 よこが きの場合 ばあい には全角 ぜんかく 枡 ます の左下 ひだりした に書 か く。
括弧 かっこ は縦 たて 書 が きの場合 ばあい と横書 よこが きの場合 ばあい は90度 ど 回転 かいてん させる。
使用 しよう する約 やく 物 もの を変 か える場合 ばあい もあり、横書 よこが き時 じ には句読点 くとうてん の代 か わりにピリオド 、コンマ を用 もち いることがある。また、ダブルクオート を横書 よこが きで用 もち いるが、縦 たて 書 が きでは鍵 かぎ 括弧 かっこ に変更 へんこう する場合 ばあい もある。
小数点 しょうすうてん は、横書 よこが きではピリオド を用 もち いるが、縦 たて 書 が きでは中黒 なかぐろ を用 もち いる。
ダッシュ は、縦 たて 書 が きは縦 たて 線 せん 、横書 よこが きは横線 おうせん になる。
リーダー は縦 たて 書 が き時 じ には中黒 なかぐろ を縦 たて に並 なら べるが、横書 よこが きは中黒 なかぐろ を横 よこ に並 なら べたり、ピリオドを横 よこ に並 なら べたりする。
数字 すうじ
数字 すうじ に関 かん しては、横書 よこが きでは算用 さんよう 数字 すうじ を、縦 たて 書 が きでは漢 かん 数字 すうじ を用 もち いることが多 おお いという違 ちが いがある。ただし、縦 たて 書 が きでも2〜3桁 けた 程度 ていど の算用 さんよう 数字 すうじ は漢字 かんじ ・かな1文字 もじ 分 ぶん のスペースに横 よこ に並 なら べて詰 つ め込 こ むことがあり、これを組 くみ 数字 すうじ という。
新聞 しんぶん 社 しゃ や通信 つうしん 社 しゃ の一部 いちぶ では、縦 たて 書 が きの算用 さんよう 数字 すうじ 化 か を進 すす める動 うご きもあるという[21] 。
ロ ろ ーマ字 まじ
縦 たて 書 が きの中 なか のロ ろ ーマ字 まじ は仮名 かめい のようにそのまま書 か かれることも多 おお いが、90度 ど 回転 かいてん して文字 もじ の下 した が左 ひだり に向 む くように書 か くこともある。
特殊 とくしゅ な例 れい としてみられる右 みぎ 横書 よこが き[ 編集 へんしゅう ]
バスの右側 みぎがわ 面 めん の表記 ひょうき 例 れい 。「貸切 かしきり 」「岩手 いわて 県 けん 北 きた 自動車 じどうしゃ 株式会社 かぶしきがいしゃ 」「八幡平 やわただいら 号 ごう 」の文字 もじ が右 みぎ 横書 よこが きで書 か かれている
自動車 じどうしゃ や船舶 せんぱく など明瞭 めいりょう に前後 ぜんご の概念 がいねん を持 も つ対象 たいしょう に文字 もじ を書 か く場合 ばあい 、進行 しんこう 中 ちゅう の読 よ み取 と りを考慮 こうりょ して右側 みぎがわ 面 めん に右 みぎ 横書 よこが きが用 もち いられることがある。むろん反対 はんたい 側 がわ では左 ひだり 横書 よこが きであり、左右 さゆう で書 しょ 字 じ 方向 ほうこう が逆行 ぎゃっこう することになる。しかしながら、レタリング 表示 ひょうじ がロゴタイプ の概念 がいねん に置 お き換 か えられるにつけ、この慣例 かんれい も廃 すた れつつある。例 れい を挙 あ げると、名古屋製酪 なごやせいらく 株式会社 かぶしきがいしゃ ではトラックの右側 みぎがわ 面 めん の表記 ひょうき を2018年 ねん 1月 がつ から導入 どうにゅう の新型 しんがた 車両 しゃりょう には従来 じゅうらい の「ターャジス」から「スジャータ」に置 お き換 か えるとしている[22] 。
現代 げんだい 日本 にっぽん においては、縦 たて 書 が きも横書 よこが きもともに用 もち いられる。
縦 たて 書 が き(縦 たて 組 ぐ み )は、書道 しょどう 作品 さくひん のほとんど、国語 こくご の教科書 きょうかしょ 、文芸 ぶんげい (小説 しょうせつ 、詩歌 しか 、戯曲 ぎきょく など)、新聞 しんぶん などで用 もち いられる。漫画 まんが もその戦前 せんぜん からの伝統 でんとう を踏襲 とうしゅう しており、コマ運 はこ びは右 みぎ 横 よこ 進行 しんこう 、吹出 ふきだ しの台詞 せりふ は縦 たて 書 が きが標準 ひょうじゅん であるが、左 ひだり 開 びら きに製本 せいほん された場合 ばあい 、コマ運 はこ びだけは、右 みぎ 横 よこ 進行 しんこう のことも左 ひだり 横 よこ 進行 しんこう のこともある。また、基本 きほん 的 てき に台詞 せりふ は縦 たて 書 が きであるが、一部 いちぶ の外国 がいこく 語 ご が話 はな されているというシーンでは、その台詞 ぜりふ の吹 ふ き出 だ しだけ横書 よこが きにする、という漫画 まんが 作品 さくひん もある。この場合 ばあい 、一 ひと つのページに縦 たて 書 が きと横書 よこが きが混在 こんざい する。
自然 しぜん 科学 かがく 関連 かんれん の書籍 しょせき でも、数式 すうしき などを用 もち いない啓蒙 けいもう 書 しょ では、縦 たて 書 が きの例 れい が依然 いぜん として多 おお い。社会 しゃかい 科学 かがく 系 けい の書物 しょもつ も、数理 すうり 経済 けいざい 学 がく 、会計 かいけい 学 がく の専門 せんもん 書 しょ を除 のぞ くと縦 たて 書 が きが多 おお い。公文書 こうぶんしょ においては法令 ほうれい や法案 ほうあん 、官報 かんぽう 、あるいは国会 こっかい での決議 けつぎ と決議 けつぎ 案 あん が縦 たて 書 が きにされる。縦 たて 書 が きおよび右 みぎ 横書 よこが き基調 きちょう の綴 てい じ本 ほん は、右 みぎ 開 びら きに製本 せいほん される。
横書 よこが き(横 よこ 組 ぐ み )は、例 たと えば、外国 がいこく 語 ご 、数学 すうがく 、科学 かがく 、音楽 おんがく になどに関 かん する専門 せんもん 書 しょ 、つまり、横書 よこが きの言語 げんご 、数式 すうしき 、楽譜 がくふ を含 ふく むような文書 ぶんしょ のほとんどで使 つか われる。コンピュータ の出力 しゅつりょく もほとんど横書 よこが きである。映画 えいが ・ゲーム情報 じょうほう 誌 し なども、横長 よこなが の画面 がめん 写真 しゃしん を扱 あつか うレイアウトの性質 せいしつ 上 じょう 、横書 よこが きが主流 しゅりゅう である。
左 ひだり 横書 よこが き基調 きちょう の綴 つづり 本 ほん は、左 ひだり 開 びら きに製本 せいほん される。
シナリオ も縦 たて 書 が きで出版 しゅっぱん されるのが普通 ふつう であるが、日本 にっぽん のテレビドラマ のシナリオ『ケイゾク 』(西荻 にしおぎ 弓 ゆみ 絵 え )は、角川書店 かどかわしょてん から横書 よこが きの体裁 ていさい で刊行 かんこう された。英語 えいご 学習 がくしゅう 用 よう の洋画 ようが の対訳 たいやく つきシナリオ書 しょ などは横書 よこが きである。
社会 しゃかい 科学 かがく 系 けい の書物 しょもつ では、副島 そえじま 隆彦 たかひこ の『アメリカ政治 せいじ 思想 しそう の大 だい 研究 けんきゅう 』は、人名 じんめい や専門 せんもん 用語 ようご などに正式 せいしき な英語 えいご 表記 ひょうき が併記 へいき されるために横書 よこが きで出版 しゅっぱん された。しかし、文庫 ぶんこ 化 か されたときに縦 たて 書 が きになった。
数式 すうしき を多用 たよう する経済 けいざい 学 がく の場合 ばあい 、専門 せんもん 書 しょ は横書 よこが きの場合 ばあい も多 おお いが、経済 けいざい 評論 ひょうろん などの場合 ばあい は縦 たて が普通 ふつう である。『資本 しほん 論 ろん 』も縦 たて 書 が きで出版 しゅっぱん されることが多 おお い。小室 こむろ 直樹 なおき の経済 けいざい 学 がく の啓蒙 けいもう 書 しょ は、数式 すうしき を使 つか うが縦 たて 書 が きである。トム・ピーターズ の経営 けいえい 書 しょ の訳書 やくしょ も縦 たて 書 が きで出版 しゅっぱん されていたが、「マニフェスト・シリーズ」は横書 よこが きである。
学校 がっこう 教育 きょういく の教科書 きょうかしょ では、国語 こくご に属 ぞく する分野 ぶんや 以外 いがい はほぼ横書 よこが きが用 もち いられる。社会 しゃかい 科 か が縦 たて 書 が きだった時期 じき も1980年代 ねんだい まであったが、その後 ご は横書 よこが きになった。
横書 よこが き基調 きちょう の書面 しょめん の左右 さゆう 端 はし などのスペースに縦 たて 書 が きが用 もち いられたり、逆 ぎゃく に縦 たて 書 が き基調 きちょう の書面 しょめん の上下 じょうげ 端 はし に横書 よこが きが用 もち いられることも珍 めずら しくなく、こういったことは縦横 じゅうおう 両用 りょうよう の日本語 にほんご 組版 くみはん の強 つよ みといえる。新聞 しんぶん では、見出 みだ しにおいてデザインやレイアウト の都合 つごう または強調 きょうちょう のために、横書 よこが きを使 つか うこともある。またテレビ ・ラジオ の番組 ばんぐみ 予定 よてい 欄 らん (ラテ欄 らん ) は、原則 げんそく として横書 よこが きである。
文芸 ぶんげい 作品 さくひん のほとんどは縦 たて 書 が きだが、ネット小説 しょうせつ はデフォルトが横書 よこが きであるために横書 よこが きで発表 はっぴょう されることが多 おお い(なお多 おお くのプラットフォームでは縦 たて 書 が きを選択 せんたく できる)。またケータイ小説 しょうせつ はその性質 せいしつ 上 じょう ほとんどが横書 よこが きとなっている。純文学 じゅんぶんがく や大衆 たいしゅう 小説 しょうせつ などでも、帰国 きこく 子女 しじょ が著者 ちょしゃ である英語 えいご 混 ま じりの作品 さくひん (水村 みずむら 美苗 みなえ の『私小説 ししょうせつ from left to right』、黒田 くろだ 晶 あきら 『メイド・イン・ジャパン』)は、横書 よこが きである。そのような事情 じじょう が無 な い横書 よこが きの純文学 じゅんぶんがく 小説 しょうせつ には、篠原 しのはら 一 はじめ の『誰 だれ がこまどり殺 ころ したの?』や福永 ふくなが 信 しん の『アクロバット前夜 ぜんや 』がある。英語 えいご のような横書 よこが き言語 げんご の訳書 やくしょ であっても縦 たて 書 が きが普通 ふつう であるが、バロウズ の『内 うち なるネコ』(山形 やまがた 浩 ひろし 生 せい ・訳 わけ )は横書 よこが きで出版 しゅっぱん された。
絲 いと 山 さん 秋子 あきこ の『スモールトーク』は、単行本 たんこうぼん では横書 よこが き、文庫 ぶんこ 版 ばん は縦 たて 書 が きだった。
岡井 おかい 隆 たかし の歌集 かしゅう 『伊太利 いたりあ 亜 あ 』は表紙 ひょうし は縦 たて 書 が き、作品 さくひん は横書 よこが きで出版 しゅっぱん された。
2013年 ねん 前期 ぜんき の芥川賞 あくたがわしょう (第 だい 148回 かい )を横書 よこが き小説 しょうせつ 『abさんご 』が受賞 じゅしょう した。同 どう 賞 しょう において、石黒 いしぐろ 達昌 たつまさ の横書 よこが き小説 しょうせつ が候補 こうほ に挙 あ がったことはあったが、受賞 じゅしょう したのは本 ほん 作 さく が初 はじ めて。
東 ひがし アジアにおける文字 もじ の主流 しゅりゅう は、漢字 かんじ の系統 けいとう 、ブラーフミー文字 もじ の系統 けいとう 、アラビア文字 もじ の系統 けいとう 、ウイグル文字 もじ の系統 けいとう 、および近代 きんだい 以降 いこう のラテン文字 もじ ・キリル文字 もじ に分 わ かれる。漢字 かんじ から派生 はせい した文字 もじ は、伝統 でんとう 的 てき に主 おも に縦 たて 書 が きを使用 しよう するが、現在 げんざい は左 ひだり 横書 よこが きが多用 たよう されるようになっている。一方 いっぽう 、ブラーフミー文字 もじ から派生 はせい した文字 もじ は、伝統 でんとう 的 てき に左 ひだり から右 みぎ に向 む かっての横書 よこが きを使用 しよう する。アラビア文字 もじ は右 みぎ から左 ひだり の横書 よこが きであるが、アラビア文字 もじ と同 おな じくアラム文字 もじ から派生 はせい したウイグル文字 もじ ・モンゴル文字 もじ ・満 まん 洲 しゅう 文字 もじ では縦 たて 書 が きに変化 へんか している(ただし、行 くだり は漢字 かんじ と異 こと なって左 ひだり から右 みぎ へと進 すす む)。ラテン文字 もじ とキリル文字 もじ は左 ひだり 横書 よこが きである。
漢文 かんぶん は古来 こらい 縦 たて 書 が きされ、横書 よこが きが必要 ひつよう なときには基本 きほん 的 てき に右 みぎ から書 か いた。仮名 かめい 交 ま じり文 ぶん やハングル も漢文 かんぶん に影響 えいきょう を受 う け、近代 きんだい まで縦 たて 書 が きが主流 しゅりゅう であった。現在 げんざい では使用 しよう されていないが、おそらくは漢字 かんじ に大 おお きな影響 えいきょう を受 う けたと考 かんが えられる西 にし 夏 なつ 文字 もじ 、契 ちぎり 丹 に 文字 もじ 、女 おんな 真 ま 文字 もじ もまた縦 たて 書 が きが主 おも に用 もち いられた。
チベットのチベット文字 もじ はインド系 けい の文字 もじ であり、左 ひだり からの横書 よこが き専用 せんよう の文字 もじ として発達 はったつ した。ただし、チベット文字 もじ から派生 はせい したパスパ文字 もじ は、書 か き方 かた においてチベット文字 もじ と大 おお きく異 こと なり、縦 たて 書 が き専用 せんよう の文字 もじ であった。
ウイグル文字 もじ から派生 はせい したモンゴル文字 もじ は、縦 たて 書 が き専用 せんよう という特徴 とくちょう のため、パソコンの表示 ひょうじ において大 おお きな制約 せいやく が出 で てしまっている。
かつて使 つか われた突厥文字 もじ は原則 げんそく として右 みぎ から左 ひだり への横書 よこが きであり、縦 たて 書 が きが必要 ひつよう なときは右 みぎ に90度 ど 曲 ま げて下 した から上 うえ に書 か いた(行 くだり は右 みぎ から左 ひだり に進 すす む)。
ベトナムは漢字 かんじ 文化 ぶんか 圏 けん に属 ぞく し、かつて漢字 かんじ やチュノム を縦 たて 書 が きで書 か いたが、現在 げんざい ではラテン文字 もじ による左 ひだり 横書 よこが き正書法 せいしょほう のクオック・グー を使用 しよう する。
タイ文字 もじ 、クメール文字 もじ 、ビルマ文字 もじ などはインド系 けい の文字 もじ であり、いずれも左 ひだり から右 みぎ に向 む かっての横書 よこが きを使用 しよう する。
マレーシア 、インドネシア 、フィリピン などではかつてインド系 けい の文字 もじ やアラビア文字 もじ を使用 しよう したこともあったが、現在 げんざい はいずれも左 ひだり 横書 よこが きのラテン文字 もじ を使用 しよう する。
南 みなみ アジアでは、ブラーフミー文字 もじ 系統 けいとう のデーヴァナーガリー などが左 ひだり 横書 よこが きされ、アラビア文字 もじ (ウルドゥー語 ご など)やターナ文字 もじ は右 みぎ 横書 よこが きされる。
西 にし アジアでは、古代 こだい アラム語 ご が事実 じじつ 上 じょう の国際 こくさい 語 ご として普及 ふきゅう しており、その文字 もじ であるアラム文字 もじ もまた広範 こうはん に使用 しよう されていた。その後 ご 、アラビア文字 もじ やシリア文字 もじ 、ヘブライ文字 もじ など、西 にし アジアでは多数 たすう の文字 もじ が生 う まれたが、その多 おお くはアラム文字 もじ を源流 げんりゅう とする。
その多 おお くは右 みぎ から左 ひだり に向 む かって横 よこ に書 か く形式 けいしき であり、縦 たて 書 が きは基本 きほん 的 てき に用 もち いられなかった。現在 げんざい 、西 にし アジアで使用 しよう される文字 もじ は、大 おお きく分 わ けてラテン文字 もじ 、ヘブライ文字 もじ 、アラビア文字 もじ だが、ヘブライ文字 もじ 、アラビア文字 もじ は今 いま でも右 みぎ から左 ひだり に向 む かって書 か くのに対 たい し、ラテン文字 もじ を使用 しよう する言語 げんご は、ヨーロッパと同様 どうよう に左 ひだり から右 みぎ に書 か く。
欧文 おうぶん の縦 たて 書 が きと横書 よこが きが混 ま じっている例 れい 。柱 はしら の部分 ぶぶん には、縦 たて 書 が きで"HICKS CANYON"、すぐ下 した に横書 よこが きで"TRAIL"と書 か いてある。
英語 えいご やフランス語 ふらんすご など、ラテン文字 もじ で書 か かれる言語 げんご は通常 つうじょう 横書 よこが きだが、文字 もじ を縦 たて に配置 はいち せざるを得 え ない場面 ばめん で次 つぎ のような方法 ほうほう が取 と られることがある。
文字 もじ の向 む きを変 か えずに1文字 もじ ずつ縦 たて に配置 はいち する。これは「#歴史 れきし 的 てき 経緯 けいい 」で日本語 にほんご の右 みぎ 横書 よこが きについて述 の べたのと同様 どうよう 、「1文字 もじ ずつの横書 よこが き」とみなせる。横 よこ 方向 ほうこう は左 ひだり から右 みぎ が原則 げんそく なので、改行 かいぎょう する時 とき は右 みぎ 行 ぎょう に行 い く。立 たて 看板 かんばん や柱 はしら などに書 か くときに見 み られる。
横書 よこが きの行 くだり 全体 ぜんたい を左 ひだり に倒 たお す。行 くだり の方向 ほうこう は下 した から上 うえ となる。フランス語 ふらんすご の書籍 しょせき の背 せ 表紙 ひょうし などに見 み られる。この場合 ばあい 、改行 かいぎょう 後 ご は右 みぎ 行 ぎょう に行 い く。
横書 よこが きの行 くだり 全体 ぜんたい を右 みぎ に倒 たお す。行 くだり の方向 ほうこう は上 うえ から下 した となる。英語 えいご の書籍 しょせき の背 せ 表紙 ひょうし や、縦 たて 書 が きで書 か かれた日本語 にほんご の文章 ぶんしょう 中 ちゅう に欧文 おうぶん を交 ま ぜる時 とき などに見 み られる。この場合 ばあい 、改行 かいぎょう 後 ご は左 ひだり 行 ぎょう に行 い く。
古代 こだい エジプト の象形 しょうけい 文字 もじ ヒエログリフ は、象形 しょうけい の原理 げんり によって作 つく られた文字 もじ であるが、その用法 ようほう としては表音 ひょうおん (六書 りくしょ でいう仮借 かしゃく )が多 おお い。書 しょ 字 じ 方向 ほうこう は縦 たて 書 が き、横書 よこが き、右 みぎ 書 が き、左 ひだり 書 が きが可能 かのう であり、書 しょ 字 じ 方向 ほうこう の制約 せいやく がゆるい。しかしながら、規範 きはん となる書 しょ 字 じ 方向 ほうこう として右 みぎ 横書 よこが きが意識 いしき されていた。また、文字 もじ は左右 さゆう 逆 ぎゃく (鏡 かがみ 像 ぞう )に書 か いてもよいので、縦 たて 書 が きの行 くだり 替 が えの方向 ほうこう や横書 よこが きの進行 しんこう 方向 ほうこう は、人 ひと や鳥 とり をかたどった文字 もじ の顔 かお の向 む きで判別 はんべつ する。たとえば、横書 よこが きで顔 かお が左 ひだり を向 む いていれば左 ひだり 横書 よこが きである。文字 もじ ごとに形 かたち や大 おお きさがまちまちなため、小 ちい さい文字 もじ や縦長 たてなが ・横長 よこなが の文字 もじ が続 つづ くときは、行 くだり 中 ちゅう で2 - 3個 こ 重 かさ ねて書 か く(たとえば横書 よこが きであれば縦 たて に重 かさ ねる)こともしばしば行 おこな われた。
コンピュータ処理 しょり における縦 たて 書 が きと横書 よこが き[ 編集 へんしゅう ]
コンピュータは左 ひだり 横書 よこが きの英語 えいご を用 もち いる米国 べいこく で発展 はってん したものであり、また同様 どうよう に左 ひだり 横書 よこが きである算用 さんよう 数字 すうじ を多用 たよう することから、コンピュータにおける書 しょ 字 じ 方向 ほうこう は左 ひだり 横書 よこが きが圧倒的 あっとうてき に優勢 ゆうせい である。しかし近年 きんねん 、コンピュータの性能 せいのう ・容量 ようりょう の向上 こうじょう と、普及 ふきゅう 拡大 かくだい に伴 ともな う国際 こくさい 化 か ・多言 たげん 語 ご 化 か の流 なが れにより、左 ひだり 横書 よこが き以外 いがい の書 しょ 字 じ 方向 ほうこう のサポートも求 もと められるようになった。
主要 しゅよう な課題 かだい は、右 みぎ 横書 よこが きと縦 たて 書 が きのサポートである。
アラビア文字 もじ やヘブライ文字 もじ は、右 みぎ 横書 よこが きのサポートが必須 ひっす である。しかも、これらの文字 もじ に欧文 おうぶん や算用 さんよう 数字 すうじ が混在 こんざい する場合 ばあい はそこだけ左 ひだり 横書 よこが きとなることから、単 たん に文字 もじ を右 みぎ から左 ひだり に並 なら べればよいという問題 もんだい ではなく、右 みぎ 横書 よこが きと左 ひだり 横書 よこが きが混在 こんざい ・入 い れ子 こ になった場合 ばあい の表示 ひょうじ や入力 にゅうりょく を正 ただ しく処理 しょり することが求 もと められる。
また、右 みぎ 横書 よこが きでは左 ひだり 横書 よこが きと比 くら べて約 やく 物 もの の向 む きが逆 ぎゃく になる。特 とく に、括弧 かっこ の論理 ろんり 的 てき 意味 いみ が逆 ぎゃく になる(たとえば「)」が開 ひら き括弧 かっこ となる)点 てん に注意 ちゅうい が必要 ひつよう である。
コンピュータの世界 せかい では、右 みぎ 横書 よこが きのことをR2L あるいはRTL (right-to-left) と呼 よ ぶ。左 ひだり 横書 よこが きはL2R ないしLTR である。R2LとL2Rが混在 こんざい した環境 かんきょう のことを双方向 そうほうこう テキスト (bi-directional text) といい、BiDi と略 りゃく す。近年 きんねん 、主要 しゅよう なオペレーティングシステム がBiDiをサポートしており、またHTML 4.0においてもdir属性 ぞくせい が導入 どうにゅう されBiDiのサポートが進 すす められている。
日本語 にほんご などの漢字 かんじ 文化 ぶんか 圏 けん の文字 もじ 言語 げんご は伝統 でんとう 的 てき に縦 たて 書 が きであったが、近年 きんねん は左 ひだり 横書 よこが きも一般 いっぱん 的 てき となり、コンピュータでも左 ひだり 横書 よこが きで処理 しょり されてきた。しかし、手紙 てがみ や宛名 あてな 書 が き、小説 しょうせつ などを縦 たて 書 が きで読 よ み書 か きしたいというニーズは根強 ねづよ いものがあり、テキストエディタ やワープロ ソフト、年賀状 ねんがじょう 作成 さくせい ソフト、電子 でんし 書籍 しょせき リーダーなどで縦 たて 書 が きのサポートが取 と り入 い れられている。
ウェブブラウザ ではVivaldi が2018年 ねん 1月 がつ に世界 せかい で初 はじ めて縦 たて 書 が きのリーダーモードを標準 ひょうじゅん 搭載 とうさい した[23] 。また、縦 たて 書 が き専用 せんよう の影 かげ 鷹 たか がある他 ほか 、横書 よこが きの文章 ぶんしょう を縦 たて 書 が きに変換 へんかん するJavaScript のライブラリを提供 ていきょう しているプログラマー もいる。
Flash では、バージョン10から縦 たて 書 が きレイアウトを組 く めるようになっている。現在 げんざい 普及 ふきゅう 中 ちゅう のCSS のlevel 3では、縦 たて 書 が きをサポートしている。加 くわ えて電子 でんし 書籍 しょせき 用 よう のファイル形式 けいしき EPUB ではバージョン3から、日本語 にほんご や中国 ちゅうごく 語 ご の縦 たて 書 が きや、右 みぎ 横書 よこが きのアラビア語 ご 、ヘブライ語 ご に対応 たいおう した。
Unicodeにおいても参照 さんしょう 情報 じょうほう を提供 ていきょう している。[24]
CSSで文字 もじ を縦 たて 組 ぐ みに変換 へんかん する
特性 とくせい
writing-mode
layout-flow
-webkit-writing-mode
宣言 せんげん
writing-mode:tb-rl
layout-flow:vertical-ideographic
-webkit-writing-mode:vertical-rl
日本語 にほんご
「
天 てん の
人 ひと を
生 しょう ずるは
億 おく 兆 ちょう 皆 みな 同一 どういつ 轍 わだち にて、
之 これ に
附与 ふよ するに
動 うご かす
可 か からざるの
通義 みちよし を
以 もっ てす。
即 すなわ ち其通
義 ぎ とは
人 ひと の
自 じ から
生命 せいめい を
保 たもて し
自由 じゆう を
求 もと め
幸福 こうふく を
祈 いの るの
類 るい にて、
他 た より
之 これ を
如何 いか ともす
可 か らざるものなり。」
「
天 てん の
人 ひと を
生 しょう ずるは
億 おく 兆 ちょう 皆 みな 同一 どういつ 轍 わだち にて、
之 これ に
附与 ふよ するに
動 うご かす
可 か からざるの
通義 みちよし を
以 もっ てす。
即 すなわ ち其通
義 ぎ とは
人 ひと の
自 じ から
生命 せいめい を
保 たもて し
自由 じゆう を
求 もと め
幸福 こうふく を
祈 いの るの
類 るい にて、
他 た より
之 これ を
如何 いか ともす
可 か らざるものなり。」
「
天 てん の
人 ひと を
生 しょう ずるは
億 おく 兆 ちょう 皆 みな 同一 どういつ 轍 わだち にて、
之 これ に
附与 ふよ するに
動 うご かす
可 か からざるの
通義 みちよし を
以 もっ てす。
即 すなわ ち其通
義 ぎ とは
人 ひと の
自 じ から
生命 せいめい を
保 たもて し
自由 じゆう を
求 もと め
幸福 こうふく を
祈 いの るの
類 るい にて、
他 た より
之 これ を
如何 いか ともす
可 か らざるものなり。」
繁体字 はんたいじ 中国 ちゅうごく 語 ご
「
我 が 等 とう 之 の 見解 けんかい 為 ため ,
下 しも 述 じゅつ 真理 しんり 不 ふ 證 あかし 自明 じめい :
凡人 ぼんじん 生 せい 而
平等 びょうどう ,秉造
物 ぶつ 者 しゃ 之 の 賜 たまもの ,
擁 よう 諸 しょ 無 む 可 か 轉 てん 讓 ゆずる 之 の 權利 けんり ,
包含 ほうがん 生命 せいめい 權 けん 、
自由 じゆう 權 けん 、
與 あずか 追 つい 尋 ひろ 幸福 こうふく 之 これ 權 けん 。」
——《美國 びくに 獨立 どくりつ 宣言 せんげん 》
「
我 が 等 とう 之 の 見解 けんかい 為 ため ,
下 しも 述 じゅつ 真理 しんり 不 ふ 證 あかし 自明 じめい :
凡人 ぼんじん 生 せい 而
平等 びょうどう ,秉造
物 ぶつ 者 しゃ 之 の 賜 たまもの ,
擁 よう 諸 しょ 無 む 可 か 轉 てん 讓 ゆずる 之 の 權利 けんり ,
包含 ほうがん 生命 せいめい 權 けん 、
自由 じゆう 權 けん 、
與 あずか 追 つい 尋 ひろ 幸福 こうふく 之 これ 權 けん 。」
——《美國 びくに 獨立 どくりつ 宣言 せんげん 》
「
我 が 等 とう 之 の 見解 けんかい 為 ため ,
下 しも 述 じゅつ 真理 しんり 不 ふ 證 あかし 自明 じめい :
凡人 ぼんじん 生 せい 而
平等 びょうどう ,秉造
物 ぶつ 者 しゃ 之 の 賜 たまもの ,
擁 よう 諸 しょ 無 む 可 か 轉 てん 讓 ゆずる 之 の 權利 けんり ,
包含 ほうがん 生命 せいめい 權 けん 、
自由 じゆう 權 けん 、
與 あずか 追 つい 尋 ひろ 幸福 こうふく 之 これ 權 けん 。」
——《美國 びくに 獨立 どくりつ 宣言 せんげん 》
簡体字 かんたいじ 中国 ちゅうごく 語 ご
“
我 が 等 とう 之 の 见解为,
下 しも 述 じゅつ 真理 しんり 不 ふ 证自
明 あきら :
凡人 ぼんじん 生 せい 而
平等 びょうどう ,秉造
物 ぶつ 者 しゃ 之 の 赐,拥诸无可转让
之 の 权利,
包含 ほうがん 生命 せいめい 权、
自由 じゆう 权、
与 あずか 追 つい 寻
幸福 こうふく 之 の 权。”
——《美国 びくに 独立 どくりつ 宣言 せんげん 》
“
我 が 等 とう 之 の 见解为,
下 しも 述 じゅつ 真理 しんり 不 ふ 证自
明 あきら :
凡人 ぼんじん 生 せい 而
平等 びょうどう ,秉造
物 ぶつ 者 しゃ 之 の 赐,拥诸无可转让
之 の 权利,
包含 ほうがん 生命 せいめい 权、
自由 じゆう 权、
与 あずか 追 つい 寻
幸福 こうふく 之 の 权。”
——《美国 びくに 独立 どくりつ 宣言 せんげん 》
“
我 が 等 とう 之 の 见解为,
下 しも 述 じゅつ 真理 しんり 不 ふ 证自
明 あきら :
凡人 ぼんじん 生 せい 而
平等 びょうどう ,秉造
物 ぶつ 者 しゃ 之 の 赐,拥诸无可转让
之 の 权利,
包含 ほうがん 生命 せいめい 权、
自由 じゆう 权、
与 あずか 追 つい 寻
幸福 こうふく 之 の 权。”
——《美国 びくに 独立 どくりつ 宣言 せんげん 》
朝鮮 ちょうせん 語 ご
「다음과 같은 사실을 자명한 진리로 받아들인다。 즉 모든 사람은 평등하게 태어났고、 창조주는 몇 개의 양도할 수 없는 권리를 부여했으며、 그 권리 중에는 생명과 자유와 행복의 추구가 있다。」
――《미국독립선언》
「다음과 같은 사실을 자명한 진리로 받아들인다。 즉 모든 사람은 평등하게 태어났고、 창조주는 몇 개의 양도할 수 없는 권리를 부여했으며、 그 권리 중에는 생명과 자유와 행복의 추구가 있다。」
――《미국독립선언》
「다음과 같은 사실을 자명한 진리로 받아들인다。 즉 모든 사람은 평등하게 태어났고、 창조주는 몇 개의 양도할 수 없는 권리를 부여했으며、 그 권리 중에는 생명과 자유와 행복의 추구가 있다。」
――《미국독립선언》
説明 せつめい
W3Cの勧告 かんこく 候補 こうほ はwriting-mode:vertical-rl;
。[25]
IEとEdge (EdgeHTML )でしか適用 てきよう しない。
Webkitベースのブラウザ専用 せんよう 。一部 いちぶ のブラウザでは文字 もじ を90度 ど 回転 かいてん することがある。
縦 たて 書 が きの文章 ぶんしょう の中 なか に横書 よこが きの文字 もじ が出 で てくる場合 ばあい や、その逆 ぎゃく の場合 ばあい の処理 しょり は、左 ひだり 横書 よこが きと右 みぎ 横書 よこが きの混在 こんざい よりも難 むずか しい問題 もんだい を引 ひ き起 お こす。JIS X 4051 では、縦 たて 書 が きの中 なか に欧文 おうぶん の横書 よこが きが出現 しゅつげん する場合 ばあい について、
横書 よこが きの文字 もじ 列 れつ を右 みぎ に90度 ど 回転 かいてん する
1文字 もじ ずつ縦 たて 書 が きの文字 もじ として扱 あつか う
横書 よこが きのまま挿入 そうにゅう する(縦 たて 中横 なかよこ )
の3種類 しゅるい の処理 しょり をあげている。
^ つまり、縦 たて 書 が きにおける「左右 さゆう 」の分類 ぶんるい とは、「(縦 たて に書 か き進 すす めた)列 れつ の並 なら び をどちら側 がわ から始 はじ めるか」に着目 ちゃくもく して行 おこな われる。また列 れつ の中 なか は、わずかな例外 れいがい を除 のぞ くともっぱら「上 うえ から下 した に書 か き進 すす める」ものであるため、「下 した から上 うえ に書 か き進 すす める」かどうかで「上下 じょうげ 」の分類 ぶんるい が行 おこな われることはない。
^ つまり、横書 よこが きにおける「左右 さゆう 」の分類 ぶんるい とは、「(一 いち 行 ぎょう の中 なか の)文字 もじ の並 なら び をどちら側 がわ から始 はじ めるか」に着目 ちゃくもく して行 おこな われる。また行 くだり の並 なら びは、もっぱら「上 うえ から下 した に並 なら べる」ものであるため、「下 した から上 うえ に並 なら べる」かどうかで「上下 じょうげ 」の分類 ぶんるい が行 おこな われることはない。
^ 屋 や 名池 めいち 2003年 ねん 、pp. 9f, 21ff。
^ 右 みぎ 横書 よこが きの広告 こうこく などの実例 じつれい もあるがこれは例外 れいがい 的 てき なものである。
^ 屋 や 名池 めいち 2003年 ねん 、pp. 32ff。
^ 屋 や 名池 めいち 2003年 ねん 、pp.40-42。
^ 屋 や 名池 めいち 2003年 ねん 、p.99。
^ 尾 お 名池 めいち 2003年 ねん 、p.102, pp.115-116。
^ 上田 うえだ 正行 まさゆき 「足立 あだち 栄之助 えいのすけ の『陣中 じんちゅう 日誌 にっし 』 : 一 いち 軍曹 ぐんそう の日 にち 露 ろ 戦役 せんえき 従軍 じゅうぐん 記 き (翻刻 ほんこく )」、金沢大学 かなざわだいがく 文学部 ぶんがくぶ 論集 ろんしゅう . 言語 げんご ・文学 ぶんがく 篇 へん 23, 1-39, 2003-03-18。
^ 駅名 えきめい 表示 ひょうじ を旧 きゅう 仮名遣 かなづか いに戻 もど す、鉄 てつ 相 しょう 厳命 げんめい 『東京 とうきょう 朝日新聞 あさひしんぶん 』昭和 しょうわ 4年 ねん 4月 がつ 10日 とおか (『昭和 しょうわ ニュース事典 じてん 第 だい 2巻 かん 昭和 しょうわ 4年 ねん -昭和 しょうわ 5年 ねん 』本編 ほんぺん p444-445 昭和 しょうわ ニュース事典 じてん 編纂 へんさん 委員 いいん 会 かい 毎日 まいにち コミュニケーションズ刊 かん 1994年 ねん )
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^ 山田 やまだ 1987年 ねん 、p. 30。
^ 第 だい 2章 しょう 数字 すうじ 表現 ひょうげん に関 かん する調査 ちょうさ (2)縦 たて 書 が き算用 さんよう 数字 すうじ は見 み やすい? 七転八倒 しちてんはっとう は7転 てん 8倒 たおせ か? 平成 へいせい 20年度 ねんど 「放送 ほうそう における数字 すうじ 表現 ひょうげん 」に関 かん する調査 ちょうさ から メディア研究 けんきゅう 部 ぶ (放送 ほうそう 用語 ようご ) 山下 やました 洋子 ようこ
^ スジャータのトラックから「ターャジス」が廃止 はいし とのウワサ → 2018年 ねん 1月 がつ の新型 しんがた 車両 しゃりょう から順次 じゅんじ 「スジャータ」に
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吉村 よしむら 達也 たつや の推理 すいり 小説 しょうせつ 、「黒白 くろしろ の十字架 じゅうじか 」は、縦 たて 書 が き/横書 よこが きを題材 だいざい とした推理 すいり 小説 しょうせつ である。