(Translated by https://www.hiragana.jp/)
女二宮 - Wikipedia コンテンツにスキップ

おんな二宮にのみや

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

おんな二宮にのみや(おんなにのみや)は、

  1. 歴代れきだい天皇てんのう番目ばんめ姫宮ひめみやだい皇女おうじょのこと。
    1. おんな二宮にのみや (後水尾天皇ごみずのおてんのう皇女おうじょ)(1625-1651)
  2. 物語ものがたり登場とうじょうする、本名ほんみょうのわからない架空かくうだい皇女おうじょ便宜べんぎじょう名称めいしょう以下いか代表だいひょうてきおんな二宮にのみやげる。
    1. 源氏物語げんじものがたり』に登場とうじょうする、朱雀すざくみかどだい皇女おうじょ落葉らくようみや参照さんしょう
    2. 源氏物語げんじものがたり』に登場とうじょうする、こん上帝じょうていだい皇女おうじょ後述こうじゅつ
    3. せまころも物語ものがたり』に登場とうじょうする、嵯峨さがいんだい皇女おうじょせまころもとの一夜いちやちぎりで若宮わかみやをもうけ、その出家しゅっけする。

おんな二宮にのみやは、『源氏物語げんじものがたり』に登場とうじょうする架空かくう人物じんぶつこん上帝じょうていだい皇女おうじょで、ははふじつぼ女御にょうご左大臣さだいじんひめきりつぼみかどふじつぼ中宮ちゅうぐう冷泉れいせんみかどはは)や朱雀すざくみかどふじつぼ女御にょうごおんなさんみやはは)とは別人べつじん)。こん上帝じょうてい愛情あいじょうふかかったが、しきまえにしてはは女御にょうご死去しきょはは実家じっかもかつてのような威勢いせいはなく、たよるべき後見人こうけんにんもいないため、むすめ将来しょうらいあんじたこん上帝じょうていによってかおるもと降嫁こうかする(「宿木やどりぎ」)。

しかしおっとかおるはもっぱら宇治うじかこった浮舟うきふねや、おんな二宮にのみや異母いぼあねにあたる明石あかし中宮ちゅうぐうはらおんな一宮いちのみや懸想けそうしており、正室せいしつであるおんな二宮にのみやたいしては、みかど手前てまえ表面ひょうめんてきには大切たいせつぐうしたが、それほど愛情あいじょういていなかったようである。こういうところはかつての光源氏ひかるげんじおんなさんみや柏木かしわぎ落葉らくようみやのエピソードをおもさせる。

蜻蛉とんぼじょうでは、おもいをせるおんな一宮いちのみや姿すがた垣間見かいまみかおるが、自邸じていかえったのち妻女さいじょ二宮にのみやおんな一宮いちのみやおなうすころもせ、おなじようにこおりたせてみたり、おんな一宮いちのみやぶんたさにおんな二宮にのみやあねみやとの文通ぶんつううながしたりしている。