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白亜紀と古第三紀の間の大量絶滅 - Wikipedia コンテンツにスキップ

はく亜紀あきいにしえだいさんあいだ大量たいりょう絶滅ぜつめつ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
火球を伴い大気圏に突入する隕石
小規模な砂漠に囲まれた暗い色の丘陵地
地層中の岩
博物館にある地層中の岩石
K-Pg層に相当する地層
左上ひだりうえから時計とけいまわりに:
  • かずkmだい小惑星しょうわくせい地球ちきゅう衝突しょうとつする想像そうぞう。このような衝突しょうとつによって核兵器かくへいきすうひゃくまんはつぶんのエネルギーが放出ほうしゅつされうると試算しさんされている。
  • インドマハーラーシュトラしゅうにある、デカントラップから侵食しんしょくされたおかであるバリ・キラ。大量たいりょう絶滅ぜつめつ原因げんいんとしての、天体てんたい衝突しょうとつせつたいするもう1つの仮説かせつである。
  • カナダアルバータしゅうドラムヘラー近郊きんこうあくK-Pg境界きょうかいそう露出ろしゅつしている。
  • オランダグールヘーム英語えいごばん近郊きんこうにあるグールヘームグローブトンネルないられる、複雑ふくざつなK-Pg境界きょうかいそう写真しゃしんちゅうゆびしめされている位置いち実際じっさいにK-Pgそうよりしたである。
  • サンディエゴ自然しぜん博物館はくぶつかん収蔵しゅうぞうされているアメリカワイオミングしゅうさん岩石がんせき中層ちゅうそう粘土ねんどそうには、その上下じょうげそうの1000ばい濃度のうどイリジウムふくまれている。

はく亜紀あきふるだい三紀みきあいだ(K-Pg)の大量たいりょう絶滅ぜつめつ(はくあきとこだいさんきのあいだのたいりょうぜつめつ、英語えいご: Cretaceous–Paleogene extinction event, K–Pg extinction event[注釈ちゅうしゃく 1]、またははく亜紀あきだい三紀みきあいだの(K–T)大量たいりょう絶滅ぜつめつ[注釈ちゅうしゃく 2])は、やく6600まんねんまえ突如とつじょこったとされる、地球ちきゅうじょう動植物どうしょくぶつのうち4ぶんの3のたね絶滅ぜつめつした[2][3][4]大量たいりょう絶滅ぜつめつである[3]

ウミガメワニなどの一部いちぶ変温動物へんおんどうぶつのぞいて、体重たいじゅうが25kg以上いじょうになる四肢しし動物どうぶつはこのときすべて絶滅ぜつめつした[5]。この絶滅ぜつめつイベントははく亜紀あき、さらには中生代ちゅうせいだいわりに位置付いちづけられており、今日きょうまでつづ新生代しんせいだいはじまりともなっている。

地質ちしつ記録きろく英語えいごばんにおいては、この大量たいりょう絶滅ぜつめつK-Pg境界きょうかいばれる地層ちそうあらわれている。これは堆積たいせきぶつうすそうで、陸上りくじょう海洋かいようそこわず世界中せかいじゅうつかっている。この境界きょうかい粘土ねんどそうからはこう濃度のうどイリジウム検出けんしゅつされており、このてんでは地球ちきゅう地殻ちかくよりも小惑星しょうわくせいちか[6]

この大量たいりょう絶滅ぜつめつは、やく6600まんねんまえ[3]直径ちょっけい10~15kmの小惑星しょうわくせい(または彗星すいせい破片はへん)が地球ちきゅう衝突しょうとつしたことでこされた[7][8]かんがえられている。この衝突しょうとつによって上空じょうくうがった土砂どしゃ太陽光たいようこうさえぎり、衝突しょうとつふゆ発生はっせいしたことで、植物しょくぶつプランクトン光合成こうごうせいができなくなり、ぜんたまてき環境かんきょう破壊はかいされたとされる[9][10]。この仮説かせつは、1980ねんルイス・ウォルター・アルヴァレズ息子むすこウォルター・アルヴァレズらの研究けんきゅうチームによって提唱ていしょうされたため[11]アルバレス仮説かせつ英語えいごばんともばれている。1990年代ねんだい初頭しょとうメキシコわんめんするユカタン半島はんとう直径ちょっけい180kmにたっするチクシュルーブ・クレーター発見はっけんされたことで、K-Pg境界きょうかい粘土ねんどそう天体てんたい衝突しょうとつ由来ゆらいするという決定的けっていてき証拠しょうこられ[12]、アルバレス仮説かせつはより強固きょうこなものとなった[13]絶滅ぜつめつ衝突しょうとつのタイミングが一致いっちしていることは、絶滅ぜつめつこしたのがこの小惑星しょうわくせいであることをつよ示唆しさしている[12]

2016ねんにはチクシュルーブ・クレーターのピークリング英語えいごばん部分ぶぶん掘削くっさく調査ちょうさプロジェクトがおこなわれた。この調査ちょうさによれば、ピークリングは、衝突しょうとつしてすうふん以内いない地球ちきゅう深部しんぶから放出ほうしゅつされた花崗岩かこうがん構成こうせいされており、この地域ちいき海底かいていおおられる石膏せっこうをほとんどふくんでいないことがかった。硫酸りゅうさんしお鉱物こうぶつである石膏せっこうは、衝突しょうとつ蒸発じょうはつしてエアロゾルとして大気たいきちゅう拡散かくさんし、長期ちょうきにわたって気候きこう食物しょくもつ連鎖れんさ甚大じんだい影響えいきょうあたえたとされる。

2019ねん10月発表はっぴょうされた研究けんきゅう結果けっかによれば、この衝突しょうとつ蒸発じょうはつ急速きゅうそく海洋かいよう酸性さんせいこし、長期ちょうきにわたる気候きこう変動へんどう生態せいたいけい崩壊ほうかい英語えいごばんをもたらしたことで、大量たいりょう絶滅ぜつめつしゅ要因よういんとなったと発表はっぴょうされた[14][15]

2020ねん1がつ発表はっぴょうされた研究けんきゅう結果けっかによれば、この大量たいりょう絶滅ぜつめつ気候きこうモデリングの結果けっかからは、絶滅ぜつめつ原因げんいんとして小惑星しょうわくせい衝突しょうとつ支持しじされる一方いっぽう、それまで天体てんたい衝突しょうとつせつ対抗たいこうされてとなえられていた火山かざん活動かつどう原因げんいんとして支持しじされなかったという[16][17][18]

このほかにも、大量たいりょう絶滅ぜつめつ原因げんいんとして、デカン・トラップ代表だいひょうされる火山かざん活動かつどう[19][20]や、気候きこう変動へんどう海面かいめん変動へんどうなどが寄与きよした可能かのうせいがある。

K-Pgの大量たいりょう絶滅ぜつめつによって、おおくの生物せいぶつ絶滅ぜつめつした。このとき絶滅ぜつめつした生物せいぶつとしては鳥類ちょうるいがた恐竜きょうりゅうもっともよくられており、陸上りくじょうでは哺乳類ほにゅうるい鳥類ちょうるい[21]爬虫類はちゅうるい[22]昆虫こんちゅう[23][24]植物しょくぶつ[25]でもおおくの生物せいぶつ絶滅ぜつめつした。また海中かいちゅうにおいては、首長しゅちょうりゅうモササウルスるい完全かんぜん絶滅ぜつめつし、サメエイぞくする軟骨なんこつ魚類ぎょるい現生げんなま魚類ぎょるいおおくがぞくするほね魚類ぎょるい[26]軟体動物なんたいどうぶつとくアンモナイト完全かんぜん絶滅ぜつめつ)、おおくのプランクトンもおおきな打撃だげきけた。そうじて、地球ちきゅうじょう生物せいぶつの75%以上いじょうたね絶滅ぜつめつしたと[27]されている。

一方いっぽうでこの絶滅ぜつめつは、のこった生物せいぶつにとっては進化しんか機会きかいとなった。おおくの分類ぶんるいぐん顕著けんちょ適応てきおう放散ほうさんられ、打撃だげきけた生態せいたいてき地位ちいなかでは多様たようたね急速きゅうそく形成けいせいされた。とく哺乳類ほにゅうるいふるだいさん多様たよう[28]、この時代じだいにはウマるいくじらるいコウモリ、そして霊長れいちょうるいといったあたらしい形態けいたい誕生たんじょうしている。恐竜きょうりゅうのうちのこったグループは鳥類ちょうるいのみで、短期間たんきかん爆発ばくはつてき進化しんかし、現在げんざい多様たようせいまれた[29]にはほね魚類ぎょるい[30]トカゲにも[22]適応てきおう放散ほうさん確認かくにんされている。

生物せいぶつしゅごとの絶滅ぜつめつのパターン[編集へんしゅう]

K-Pgの大量たいりょう絶滅ぜつめつでは、膨大ぼうだいかずたねぜん地球ちきゅう急速きゅうそくうしなわれた。海洋かいよう生物せいぶつ化石かせきからは、当時とうじぜん生物せいぶつしゅのうち75%以上いじょう絶滅ぜつめつしたと推定すいていされている[27]

この絶滅ぜつめつはすべての大陸たいりく一斉いっせいきたとかんがえられている。恐竜きょうりゅうれいげると、はく亜紀あきまつマーストリヒトからはきたアメリカヨーロッパアジアアフリカ南極大陸なんきょくたいりくのすべてでつかっているが[31]新生代しんせいだい以降いこう世界せかいのどこからもつかっていない。また、花粉かふん化石かせきからしめされるように、アメリカのニューメキシコしゅうアラスカ中国ちゅうごくニュージーランドなどにわたって植生しょくせい壊滅かいめつした[25]

そうじて被害ひがい甚大じんだいであったにもかかわらず、絶滅ぜつめつしたたね割合わりあい分類ぶんるいぐんによっておおきなちがいがられた。光合成こうごうせいへの依存いぞんおおきかったたねは、大気たいきちゅうにばらまかれた微粒子びりゅうし太陽光たいようこうさえぎり、地上ちじょう到達とうたつする太陽たいようエネルギーが減少げんしょうしたことで衰退すいたい絶滅ぜつめつした。こうしておおくの植物しょくぶつ絶滅ぜつめつし、ゆううらないする植物しょくぶつしゅのいわば“さい編成へんせい”がきた[32]えさ利用りようしやすくなったためか、雑食ざっしょく動物どうぶつ昆虫こんちゅうしょく腐肉ふにくしょく動物どうぶつびることができた。哺乳類ほにゅうるいのうち、純粋じゅんすい草食そうしょく動物どうぶつ肉食にくしょく動物どうぶつにあたるたねはすべて絶滅ぜつめつした。のこった哺乳類ほにゅうるい鳥類ちょうるいは、デトリタスしょく昆虫こんちゅうミミズカタツムリなどを捕食ほしょくしていた[33][34][35]

河川かせん生物せいぶつ群集ぐんしゅうでは、きた植物しょくぶつへの依存いぞんがよりひくく、ぎゃく陸地りくちからながれてくるデトリタスへの依存いぞんおおきいため、絶滅ぜつめつした動物どうぶつすくなかった[36]。より複雑ふくざつだが、同様どうよう事例じれい海中かいちゅうにもられた。海底かいていにすむ動物どうぶつ栄養えいようげんとしてデトリタス(マリンスノー)を利用りようしているのにたいし、その上層じょうそう動物どうぶつ植物しょくぶつプランクトンいち生産せいさんにほとんど依存いぞんしている[33]。このため、深海ふかうみそこ生物せいぶつくらべ、その上層じょうそうおよ生物せいぶつのほうがおお絶滅ぜつめつしたのである。

えんせきばれる植物しょくぶつプランクトンや軟体動物なんたいどうぶつアンモナイト淡水たんすいせい腹足類ふくそくるいあつ二枚貝にまいがい、その二枚貝にまいがいふくむ)は、食物しょくもつ連鎖れんさうえ関係かんけいするほか生物せいぶつともに、絶滅ぜつめつするか個体こたいすう激減げきげんした。たとえば、巨大きょだいうみせい爬虫類はちゅうるいであるモササウルスえさおもにアンモナイトであったため、アンモナイトが絶滅ぜつめつするとともにモササウルスも絶滅ぜつめつした[37]一方いっぽうワニるいチャンプソサウルスはん水生すいせいであり、デトリタスを利用りようすることもできたため、K-Pg境界きょうかいびることができた。現生げんなまのワニも腐肉ふにくしょく可能かのうで、すうげつあいだにわたってえさなしでびることができる。さらに、幼体ようたいはサイズがちいさいうえ成長せいちょうおそく、はじめのすう年間ねんかん脊椎動物せきついどうぶつんだ生物せいぶつべる。こういった特徴とくちょうが、はく亜紀あきまつびたことと関連かんれんがあるとかんがえられている[34]

この大量たいりょう絶滅ぜつめつによってすうおおくの生態せいたいてき地位ちい空白くうはくとなったにもかかわらず、それらが利用りようされて生物せいぶつ多様たようせい回復かいふくするまでにはなが期間きかんようした[33]

微生物びせいぶつ[編集へんしゅう]

はく亜紀あきという言葉ことば由来ゆらいになった石灰せっかい堆積たいせきぶつは、多様たよう石灰せっかいナノプランクトンによって形成けいせいされたものであるが、これらの化石かせき記録きろくはK–Pg境界きょうかい前後ぜんご劇的げきてき変化へんかし、たねのレベルで明確めいかくことなるものとなった[38][39]当時とうじ化石かせき統計とうけいてき解析かいせきから、海洋かいようでの生物せいぶつ多様たようせい減少げんしょうには、たね分化ぶんか減少げんしょうよりも絶滅ぜつめつすう急増きゅうぞうおおきく寄与きよしたものとかんがえられている[40]

一方いっぽううずむちがこの時期じきにどうなったかについては、あまり理解りかいすすんでいない。うずむち化石かせきになるのはシスト(休眠きゅうみん胞子ほうし)であり、シストを形成けいせいしないたね化石かせきのこらず、多様たようせい過小かしょう評価ひょうかせざるをないためである[33]最近さいきん研究けんきゅうでは、K–Pg境界きょうかい前後ぜんこう分類ぶんるいぐんおおきな変化へんかはなかったともされている[41]

放散ほうさんちゅうについては、すくなくともオルドビス以降いこうから化石かせき記録きろくのこっており、K–Pg境界きょうかい前後ぜんごでの変化へんかもよく調しらべられているが、大量たいりょう絶滅ぜつめつしめ証拠しょうこつかっていない。南極なんきょくけんではあかつきしん初期しょき海水温かいすいおんがった結果けっか放散ほうさんちゅうだい繁殖はんしょくしたことが支持しじされている[33]珪藻けいそうるいについては、K–Pg境界きょうかい以降いこう生存せいぞんしたたね割合わりあいはおよそ46%で、壊滅かいめつてき大量たいりょう絶滅ぜつめつにはたっしていないもの、おおきな変化へんか経験けいけんしている[33][42]

K–Pg境界きょうかい前後ぜんこう浮遊ふゆうせいゆうあなちゅうについては、1930年代ねんだいから研究けんきゅうおこなわれていた[43]。K–Pg境界きょうかいでの天体てんたい衝突しょうとつ可能かのうせいほうじられると、K–Pg境界きょうかいでの浮遊ふゆうせいゆうあなちゅう絶滅ぜつめつについて詳細しょうさい記述きじゅつした論文ろんぶんが、数多かずおお発表はっぴょうされた[33]。これらの証拠しょうことおりの解釈かいしゃくがなされており、K–Pg境界きょうかい短期間たんきかんでの大量たいりょう絶滅ぜつめつがあったととなえるグループと[44]、より長期間ちょうきかんにわたって複数ふくすう絶滅ぜつめつ拡大かくだい経験けいけんしたととなえるグループにかれ、現在げんざい議論ぎろんおこなわれている[45][46]

そこせいゆうあなちゅうおおくのたね絶滅ぜつめつしたが、これは海洋かいようバイオマス減少げんしょうし、えさ資源しげんとなる有機物ゆうきぶつ減少げんしょうしたためとかんがえられている。海洋かいよう微生物びせいぶつしょう回復かいふくするにつれて、そこせいゆうあなちゅうたね分化ぶんか活発かっぱつになったが、これもえさ資源しげん増加ぞうかによるとかんがえられている[33]とくあかつきしん初期しょき植物しょくぶつプランクトンが回復かいふくしたことで、おおくのそこせいゆうあなちゅうささえるだけのデトリタスが供給きょうきゅうされるようになった。あかつきしん初期しょきすうじゅうまんねんあいだにいくつかの段階だんかいて、そこせいゆうあなちゅう最終さいしゅうてき回復かいふくげた[47][48]

うみせい脊椎動物せきついどうぶつ[編集へんしゅう]

アメリカミシシッピしゅうのオウルクリークるいそうばれる地層ちそうたいはく亜紀あきよりふるい)からつかったDiscoscaphites irisばれるたねのアンモナイト化石かせき

K-Pg境界きょうかい前後ぜんこうでのうみせい脊椎動物せきついどうぶつ英語えいごばん絶滅ぜつめつりつは、参照さんしょうする化石かせき記録きろくによりおおきくことなる。かけの絶滅ぜつめつりつは、実際じっさい絶滅ぜつめつ影響えいきょうよりも、むしろ化石かせき一様いちようのこらず、まばらに発見はっけんされることの影響えいきょうけていれる[33]

小型こがた甲殻こうかくるいかいちゅうは、マーストリヒト初期しょき繁栄はんえいし、各地かくち化石かせきのこしている。これらの化石かせき記録きろくから、新生代しんせいだいかいちゅう多様たようせいもっとひくかったのはあかつきしんであることがかっている。しかし、かいちゅうでの大量たいりょう絶滅ぜつめつがK-Pg境界きょうかいきたのか、それより以前いぜんきたのかについては、現在げんざいでもあきらかになっていない[49][50]

イシサンゴでは、はく亜紀あき後期こうき生息せいそくしていたぞくのうち、およそ60%がK-Pg境界きょうかい絶滅ぜつめつした。詳細しょうさい分析ぶんせきによると、熱帯ねったい地域ちいき浅瀬あさせ生息せいそくしていたみやつこ礁性サンゴはおよそ98%が絶滅ぜつめつしている。一方いっぽう単体たんたいせいサンゴは、有光ありみつそうしたにある低温ていおんふか海域かいいき生息せいそくし、K-Pg境界きょうかい前後ぜんごでほとんど影響えいきょうけなかった。みやつこ礁性サンゴは光合成こうごうせいをする藻類そうるいとの共生きょうせい関係かんけい依存いぞんしているが、この関係かんけいはK-Pg境界きょうかいによって壊滅かいめつてき被害ひがいけた[51][52]。ただし、K-Pg境界きょうかい絶滅ぜつめつ新生代しんせいだい回復かいふくについては、サンゴの化石かせきのデータをそのままもちいるだけでなく、サンゴの生態せいたいけいしょうじた変化へんかとも比較ひかく検討けんとうくわえる必要ひつようがある[33]

あたまあしるい棘皮動物きょくひどうぶつ二枚貝にまいがいについては、K-Pg境界きょうかい前後ぜんこうぞくかずおおきく減少げんしょうした。一方いっぽうで、すで古生代こせいだいくらちいさな分類ぶんるいぐんとなっていたうであし動物どうぶつもんでは、ほとんどのたねびただけでなく、あかつきしん初期しょき多様たようせた[33]

アラブ首長しゅちょうこく連邦れんぽうオマニ山脈さんみゃく発見はっけんされたはく亜紀あき後期こうき二枚貝にまいがい化石かせき。スケールバーは10mm。

軟体動物なんたいどうぶつあたまあしつなでは、オウムガイ代表だいひょうされるオウムガイつなと、すでにイカ、タコ、コウイカのなかまに分化ぶんかしていたさやがたつなのぞいてすべてのたねがK-Pg境界きょうかい絶滅ぜつめつした。当時とうじあたまあしるいとしてはベレムナイトアンモナイトといったからをもつグループが繁栄はんえいしており、これらは非常ひじょう多様たようしていただけでなく、個体こたいすうおお世界中せかいじゅうひろ分布ぶんぷし、生態せいたいてき重要じゅうようなグループであったが、すべてが絶滅ぜつめつした。研究けんきゅうしゃによれば、生存せいぞんしたオウムガイつなではおおきなたまご少数しょうすうむという繁殖はんしょく戦略せんりゃくをとっており、大量たいりょう絶滅ぜつめつってアンモナイトにってわるじょうおおきく役立やくだったという。一方いっぽう、アンモナイトは、多数たすうたまごんでプランクトンがた幼生ようせいるという戦略せんりゃくをとっており、これが理由りゆうおおきな被害ひがいけたとされる。さらに、地球ちきゅうじょうからアンモナイトが完全かんぜん絶滅ぜつめつしたのち、オウムガイつな多様たようはじまり、から形状けいじょう複雑ふくざつさのてんでアンモナイトに匹敵ひってきする進化しんかげたことがしめされている[53][54]

棘皮動物きょくひどうぶつでは、K-Pg境界きょうかい前後ぜんごでおよそ35%のぞく絶滅ぜつめつした。内訳うちわけとしては、はく亜紀あき後期こうきてい緯度いど海域かいいき浅瀬あさせ繁栄はんえいした分類ぶんるいぐん絶滅ぜつめつりつもっとたかく、ちゅう緯度いど海域かいいき深海しんかい環境かんきょう生息せいそくするものでははるかに影響えいきょうちいさかった。絶滅ぜつめつのパターンからは、生息せいそく喪失そうしつがあったことが指摘してきされており、とく当時とうじ浅瀬あさせにあった炭酸たんさんしおプラットフォームが沈降ちんこうした影響えいきょうおおきかったとかんがえられている[55]

そのほかにも、あつ二枚貝にまいがい巨大きょだい二枚貝にまいがいイノセラムス絶滅ぜつめつした[56][57]

魚類ぎょるい[編集へんしゅう]

ヤツメウナギなどをふくまないあごこうるい魚類ぎょるいでは、K-Pg境界きょうかい前後ぜんこう化石かせきのこっており、絶滅ぜつめつパターンについても証拠しょうこのこっている。ふか海域かいいきおおきな影響えいきょうけていないとかんがえられている一方いっぽうで、外洋がいよう頂点ちょうてん捕食ほしょくしゃや、かたからくだいて捕食ほしょくする大陸棚たいりくだな付近ふきんそこ生魚なまざかなでは、どう規模きぼ絶滅ぜつめつ経験けいけんしている。

軟骨なんこつ魚類ぎょるいでは、いたえらつなのうちしんいたえらるい現在げんざいサメエイなど)に分類ぶんるいされるマーストリヒトのサメ28とエイ13のうち、K-Pg境界きょうかいえてのこったのはサメ25とエイ9だった。 ぞくレベルでは、47ぞくのうち、サメでは85%がのこったが、エイは15%しかのこらなかった[58][59]たねレベルでは、とくエイでは、すくなくとも同定どうてい可能かのうしゅについてはほとんどすべてが絶滅ぜつめつした[よう出典しゅってん]

一方いっぽうで、硬骨魚こうこつぎょるいほね魚類ぎょるいでは、90%以上いじょうのこった[58][60]南極なんきょくちかくのシーモアとうでは、K-Pg境界きょうかい直後ちょくご地層ちそうから化石かせきしており、硬骨魚こうこつぎょるい大量たいりょう絶滅ぜつめつしめ証拠しょうこのこっている[61]海洋かいよう淡水たんすい環境かんきょうは、K-Pg境界きょうかいでの急激きゅうげき環境かんきょう変化へんか緩和かんわしていたとされる[62]

陸生りくせい脊椎動物せきついどうぶつ[編集へんしゅう]

被子植物ひししょくぶつ化石かせきには昆虫こんちゅうによるしょくこんつかる場合ばあいがある。北米ほくべいの14かしょからられたしょくこん化石かせき使つかって、K-Pg境界きょうかい前後ぜんごにおける昆虫こんちゅう多様たようせい絶滅ぜつめつりつ推定すいていされている。研究けんきゅうによると、はく亜紀あき地層ちそうでは、植物しょくぶつしょく植生しょくせい昆虫こんちゅう多様たようせいはどちらもたかかった。一方いっぽうで、あかつきしん初期しょきには、植物しょくぶつしょう比較的ひかくてき多様たようであったのにたいし、昆虫こんちゅうによる食害しょくがいあとはほとんどられず、K-Pg境界きょうかいから170まんねんにおいても同様どうようであった[63][64]

陸生りくせい植物しょくぶつ[編集へんしゅう]

K-Pg境界きょうかいでは、世界中せかいじゅう植物しょくぶつ群落ぐんらくおおきな混乱こんらんしょうじ、おおくの植物しょくぶつ絶滅ぜつめつした。これを裏付うらづける証拠しょうこ数多かずおおつかっており[25][65][66]化石かせきにも花粉かふん化石かせきにもあらわれている[25]。K-Pg境界きょうかいまえきたアメリカにはおおくの植物しょくぶつ繁栄はんえいしていたが、境界きょうかい付近ふきんだい規模きぼ絶滅ぜつめつがあり[25][67]ぜん植物しょくぶつしゅの57%が絶滅ぜつめつしたとされている。ニュージーランドや南極なんきょくなどの南半球みなみはんきゅう高緯度こういどたいでは、大量たいりょうこそあったものの、たねわりはだい規模きぼにはこらなかったが、短期たんきてき勢力せいりょく関係かんけい劇的げきてき変化へんかした[63][68]地域ちいきによっては、あかつきしんはいってからの植物しょくぶつしょう回復かいふくは、シダるいだい繁殖はんしょくともはじまった(シダスパイク英語えいごばん)。シダるいによる植生しょくせい回復かいふくは、1980ねんのセント・ヘレンズさん噴火ふんか植物しょくぶつしょう一度いちど壊滅かいめつした地域ちいきでも観察かんさつされている[69]

K-Pg境界きょうかい直後ちょくごには、光合成こうごうせい必要ひつようとせず植物しょくぶつ遺骸いがいからの栄養素えいようそ利用りようする、菌類きんるいなどのくさなま生物せいぶつ繁栄はんえいした。菌類きんるいゆううらないながくはつづかず、栄養えいようげんとなる植物しょくぶつ遺骸いがい十分じゅうぶん存在そんざいし、大気たいき透明とうめい回復かいふくするまでのあいだ一時いちじてき現象げんしょうだった[70]大気たいきちゅうちり減少げんしょうし、太陽光たいようこう十分じゅうぶんとどくようになると、光合成こうごうせいおこな植物しょくぶつ回復かいふくした。最初さいしょすう世紀せいきはたった2しゅのシダ植物しょくぶつゆううらないしていたとかんがえられている[71]

また、被子植物ひししょくぶつ倍数ばいすうせいおおくみられることも、絶滅ぜつめつびたことと関連かんれんしているとかんがえられている。複数ふくすうコピーのゲノムを保持ほじすることで、急速きゅうそく環境かんきょう変化へんかにも適応てきおうしやすくなるとされる[72]

菌類きんるい[編集へんしゅう]

おおくの菌類きんるいは、K-Pg境界きょうかい一掃いっそうされるように絶滅ぜつめつした。一方いっぽうで、そのしばらくのあいだ一部いちぶたねはかえって繁栄はんえいげたこともかっている。この時代じだいほろ化石かせきからは、菌類きんるい胞子ほうしすういちじるしく増加ぞうかし、ずっとのちになってシダ植物しょくぶつ胞子ほうし増加ぞうかしたことがあきらかになっている。K-Pg境界きょうかいのイリジウムをふくそうやその直後ちょくごそうからは、ほとんど菌類きんるい胞子ほうしMonoporisporites)や菌糸きんし化石かせきしかてこない。これらのくさなま生物せいぶつ日光にっこう必要ひつようとしないので、ちり硫黄いおうエアロゾルが大気たいきにごらせてものこることができた[70]

菌類きんるいだい繁栄はんえい大量たいりょう絶滅ぜつめつさいにもきている。やく2憶5100まんねんまえP-T境界きょうかいでは、ぜん生物せいぶつしゅの96%が絶滅ぜつめつした、地球ちきゅう史上しじょう最大さいだい大量たいりょう絶滅ぜつめつ発生はっせいしているが、その直後ちょくごにも同様どうよう現象げんしょうがあったことがかっている[73]

両生類りょうせいるい[編集へんしゅう]

両生類りょうせいるいについては、K-Pg境界きょうかいでの絶滅ぜつめつ証拠しょうこ限定げんていてきである。アメリカのモンタナしゅうにおける、K-Pg境界きょうかい前後ぜんこう脊椎動物せきついどうぶつ化石かせき研究けんきゅうからは、両生類りょうせいるい絶滅ぜつめつしたたねは1つもなかったと結論けつろんけている[74]。しかし、この研究けんきゅうあつかわれていないマーストリヒト両生類りょうせいるいなかには、あかつきしん以降いこうられなくなったたねもいくつか存在そんざいしている。そのなかにはカエル一種いっしゅであるTheatonius lancensis英語えいごばん[75]現代げんだい有尾ありお外見がいけんアルバネルペトンAlbanerpeton galaktionなどがふくまれる[76]。したがって、両生類りょうせいるいなかにも、K-Pg境界きょうかい絶滅ぜつめつしたものがいたとかんがえられる。両生類りょうせいるいひく絶滅ぜつめつりつは、淡水たんすいせい動物どうぶつ全体ぜんたい絶滅ぜつめつりつひくいことにも関連かんれんしているとかんがえられる[77]

しゅりゅうるい以外いがい動物どうぶつ[編集へんしゅう]

カメ[編集へんしゅう]

はく亜紀あき生息せいそくしていたカメるいのうち、80%以上いじょうたねがK-Pg境界きょうかい以降いこう存続そんぞくした。はく亜紀あきまつには6つの存在そんざいしていたが、すべてふるだい三紀みきからも確認かくにんされており、現生げんなましゅにつながっている[78]

うろこりゅうがたるい[編集へんしゅう]

しゅりゅうるいぞくさない爬虫類はちゅうるいであるうろこりゅうがたるいヘビトカゲムカシトカゲなどをふくむ)は、系統けいとうとしてはK-Pg境界きょうかいびた[33]

ムカシトカゲは、中生代ちゅうせいだい初期しょきにはひろ地域ちいき分布ぶんぷし、比較的ひかくてき繁栄はんえいしていた。しかし、中生代ちゅうせいだい中期ちゅうきになると、みなみアメリカ非常ひじょう繁栄はんえいしたれいのぞいて衰退すいたいしていき[79]現在げんざいではニュージーランドに1ぞく生息せいそくするのみである[80]

2008ねんにDmitry Bogdanovによってえがかれた、クロノサウルスのりの想像そうぞう。こうした首長しゅちょうりゅうなどの大型おおがたうみせい爬虫類はちゅうるいはく亜紀あきまつ絶滅ぜつめつした。

一方いっぽうでトカゲやヘビ、ミミズトカゲ代表だいひょうされるゆううろこは、ジュラ紀じゅらき適応てきおう放散ほうさんして様々さまざま生態せいたいてき地位ちいめるようになり、はく亜紀あきとおして繁栄はんえいつづけた。これらはK-Pg境界きょうかい以降いこう生存せいぞんし、現代げんだい爬虫類はちゅうるいではもっと多様たよう成功せいこうした系統けいとうとなり、6000をえるたね生息せいそくしている。陸生りくせいゆううろこでは、モンスターサウリアるい英語えいごばんポリグリファノドンるい英語えいごばんなどで絶滅ぜつめつしたおおく、化石かせき記録きろくによれば、この被害ひがいから回復かいふくするのに1000まんねんほどがかかったとされる[81]

しゅりゅうるいぞくさない水棲すいせい爬虫類はちゅうるい[編集へんしゅう]

当時とうじ海洋かいよう捕食ほしょくしゃ頂点ちょうてんにいたうみせい爬虫類はちゅうるいは、しゅりゅうるい首長しゅちょうりゅうモササウルスなどであるが、いずれもはく亜紀あきまつ絶滅ぜつめつした[82][83]。なおさかなりゅうについては、大量たいりょう絶滅ぜつめつこるまえ化石かせき記録きろくから姿すがたしていた[84]

しゅりゅうるい[編集へんしゅう]

しゅりゅうるいのクレードのなかでは、ワニ鳥類ちょうるいの2つのグループが大量たいりょう絶滅ぜつめつびている。一方いっぽうで、絶滅ぜつめつしたグループには、鳥類ちょうるいがた恐竜きょうりゅうつばさりゅうがある[85]

ワニ[編集へんしゅう]

マーストリヒト化石かせき記録きろくのあるワニおよびそれにきんえん爬虫類はちゅうるいとしては10られているが、K-Pg境界きょうかいではそのうち5絶滅ぜつめつした[86]のこりの5はマーストリヒトあかつきしん両方りょうほうから化石かせきつかっている。淡水たんすいせいうみせいディロサウルス英語えいごばんのぞく4については、すべてが淡水たんすいせい陸生りくせいであった。これらのワニをふく系統けいとうでは、およそ50%がK-Pg境界きょうかいびたが、大型おおがたたね絶滅ぜつめつする傾向けいこうがあった[33]。これらの系統けいとうがK-Pg境界きょうかいびることができたのは、水中すいちゅう生活せいかつあな能力のうりょくによって、環境かんきょう変化へんか影響えいきょう緩和かんわすることができたからだとかんがえられている[62]

ジューヴ(2008)によれば、現生げんなまのイリエワニのように、当時とうじうみせいたねでも幼生ようせい淡水たんすい環境かんきょうんでおり、うみせい爬虫類はちゅうるいのように絶滅ぜつめつするのをまぬかれることができた[87]淡水たんすい環境かんきょう海水かいすい環境かんきょうよりも、K-Pg境界きょうかいでの環境かんきょう変動へんどう影響えいきょうすくなかったとされている。

つばさりゅう[編集へんしゅう]

つばさりゅうのうち、ニクトサウルスアズダルコはマーストリヒト確実かくじつ生息せいそくしていたが、どちらもK-Pg境界きょうかい絶滅ぜつめつしたとされている。マーストリヒトにはほかにも、オルニトケイルスるいプテラノドンタラソドロメウスるいタペヤラるい、さらには断片だんぺんてき化石かせきしかつからないため分類ぶんるいこそできないものの、をもつことがかっている基部きぶ系統けいとうつばさりゅうなども生息せいそくしていた可能かのうせいがある[88][89][90]。この期間きかんには、現代げんだい鳥類ちょうるいにつながる系統けいとうでは多様たようきていた。伝統でんとうてきせつでは、現代げんだい鳥類ちょうるいは、きんえん系統けいとうぐんとりつばさるい)やつばさりゅう直接ちょくせつ競争きょうそう関係かんけいにあってわったか、すでに空白くうはくとなっていたニッチをめただけであるとかんがえられてきた[62][91][92]。しかし、つばさりゅう鳥類ちょうるい多様たようせいあいだには相関そうかんがないことがかり、競争きょうそう仮説かせつ支持しじされていない[93]。また、小型こがたつばさりゅうはく亜紀あき後期こうきまで存在そんざいしており[94]、K-Pg境界きょうかい直前ちょくぜんには、鳥類ちょうるいめていたニッチの一部いちぶつばさりゅうもどしていた[95]

鳥類ちょうるい[編集へんしゅう]

ほとんどの生物せいぶつ学者がくしゃは、恐竜きょうりゅうなか唯一ゆいいつ現在げんざいでもられる系統けいとう鳥類ちょうるいだとかんがえている(とり起源きげん参照さんしょう)。ヘスペロルニスるいエナンティオルニスるいのようなとりつばさるい生物せいぶつふくめ、当時とうじ繁栄はんえいしていたししあしるい鳥類ちょうるい以外いがいすべて絶滅ぜつめつした[96]

化石かせき分析ぶんせきからは、鳥類ちょうるい多様たようはK-Pg境界きょうかい以前いぜんはじまっており、ひらむねるいキジカモ系統けいとう恐竜きょうりゅう共存きょうぞんしていたことがかっている[97]様々さまざまたね膨大ぼうだい化石かせき記録きろくからは、K-Pg境界きょうかいから30まんねん前後ぜんこう時点じてんでは、鳥類ちょうるい以外いがいにもとりつばさるい生物せいぶつ生息せいそくしていたことがかっている。これらはふるだいさんになるとつからないため、大量たいりょう絶滅ぜつめつがあった証拠しょうことなっている[21]

当時とうじもっとも成功せいこうしたとりつばさるいはエナンティオルニスるいであるが、これらは絶滅ぜつめつ一掃いっそうされてしまった。一方いっぽうで、地上ちじょう水上すいじょうでの生活せいかつ適応てきおうした鳥類ちょうるい一部いちぶのこり、現代げんだい鳥類ちょうるいにつながった[21][98]。K-Pg境界きょうかいびたことが確実かくじつにわかっているとりつばさるいは、現在げんざいとりつなしかない[21]鳥類ちょうるいは、およぐ・潜水せんすいするといった行動こうどう可能かのうで、水中すいちゅう湿地しっちのがれる能力のうりょくがあり、絶滅ぜつめつけられたのではないかとかんがえられている。現在げんざい鳥類ちょうるいでも、あなる・ほらをつくる・シロアリの横取よこどりするといった行動こうどうおおくのたねられ、こうした行動こうどう急激きゅうげき環境かんきょう変化へんかからまもったとかんがえられる。

鳥類ちょうるいがた恐竜きょうりゅう絶滅ぜつめつによっていたニッチをめることで、K-Pg境界きょうかい以降いこう鳥類ちょうるい長期ちょうきてきのこることができた[62]。K-Pg境界きょうかいはニッチにきがおおく、捕食ほしょくしゃすくなくなっていたため、鳥類ちょうるい適応てきおう放散ほうさん活発かっぱつこった。たとえばひらむねるいは、ふるだい三紀みき初期しょき急速きゅうそく多様たようするなかで、すくなくとも3かいから6かいにわたって飛行ひこう能力のうりょくうしなっており、それまで恐竜きょうりゅうめていた大型おおがた草食そうしょく動物どうぶつのニッチの一部いちぶ進出しんしゅつしていたとかんがえられている[29][99][100]

鳥類ちょうるい以外いがい恐竜きょうりゅう[編集へんしゅう]

絶滅ぜつめつまえ地球ちきゅうじょう生息せいそくしていたティラノサウルス化石かせき

科学かがくしゃいまのところ、すべての鳥類ちょうるいがた恐竜きょうりゅうがK-Pg境界きょうかい絶滅ぜつめつしたという見解けんかい一致いっちしている。恐竜きょうりゅう化石かせき記録きろくからは、はく亜紀あき最後さいごすうひゃくまん年間ねんかんあいだ多様たようせい減少げんしょうしているとも、多様たようせい衰退すいたいはなかったとも両方りょうほう解釈かいしゃくができ、恐竜きょうりゅう化石かせき記録きろくしつ研究けんきゅうしゃ化石かせき記録きろくだけを単純たんじゅん両者りょうしゃについて判断はんだんするには十分じゅうぶんではない[101]。しかしマーストリヒト後期こうき恐竜きょうりゅうあなったり、およいだり、水中すいちゅうもぐったりできるという証拠しょうこはなく、これはK-Pg境界きょうかいこった環境かんきょう変化へんかによる負荷ふかからのがれられなかったことを意味いみしている。ちいさな恐竜きょうりゅうすこしのあいだのこった可能かのうせいはあるが、草食そうしょく恐竜きょうりゅう食料しょくりょうとなる植物しょくぶつ不足ふそくし、その結果けっか肉食にくしょく恐竜きょうりゅう獲物えものるためながくはきられない[62]

恐竜きょうりゅううちゆたかせい英語えいごばんについての理解りかいふかまったことで、きんえんしゅのワニとちがって恐竜きょうりゅう完全かんぜん絶滅ぜつめつした理由りゆうへの理解りかいふかまった。変温動物へんおんどうぶつであるワニは食料しょくりょう必要ひつようせいかぎられており、すうげつあいだ食事しょくじなしでもきることができるが、おなたいおおきさでも恒温動物こうおんどうぶつであるしゅ代謝たいしゃはやくはるかにおおくの食料しょくりょう必要ひつようとする。したがって、食物しょくもつ連鎖れんさ混乱こんらんなか鳥類ちょうるい恐竜きょうりゅう絶滅ぜつめつ[32]、ワニはなんしゅかがのこった。この関係かんけい関連かんれんして、体長たいちょうちいさい鳥類ちょうるい哺乳類ほにゅうるいのほうがのこったことも、様々さまざま要因よういんがあるなかの1つとして、必要ひつようとする食料しょくりょうすくなくんだことと因果いんが関係かんけいがあるとされている[102]

恐竜きょうりゅう絶滅ぜつめつ徐々じょじょ進行しんこうしたのか、一気いっきすすんだのかは、化石かせき記録きろくからはどちらともとれるような証拠しょうこられてきたため議論ぎろんがされてきた。2010ねんにヨーロッパのピレネー山脈さんみゃくにある29の化石かせきサイトを調査ちょうさした結果けっかからは、小惑星しょうわくせい衝突しょうとつまでは100しゅ以上いじょう多様たよう恐竜きょうりゅう生存せいぞんしていたとわかっている[103]。より最近さいきん研究けんきゅうでは、この数字すうじ化石かせき生成せいせいのされやすさのちがいによるバイアス英語えいごばん大陸たいりく化石かせき記録きろくすくなさから曖昧あいまいなものであるとされており、地球ちきゅう規模きぼ生物せいぶつ多様たようせい推定すいていした結果けっか当時とうじきていてK-Pg境界きょうかい絶滅ぜつめつした恐竜きょうりゅうたねを628から1078しゅ推計すいけい更新こうしんしている[104]。そしてこの恐竜きょうりゅうはK-Pg境界きょうかいにおいて突然とつぜん絶滅ぜつめつしたとしている。

一方いっぽうで、カナダアルバータしゅうレッドディアがわ沿いの化石かせきもとづく研究けんきゅうでは、鳥類ちょうるいがた恐竜きょうりゅう徐々じょじょ絶滅ぜつめつしていったという見解けんかいしめされている。そこにあるはく亜紀あき最後さいごの1000まんねんぶん地層ちそうから、恐竜きょうりゅうたねかずはそのあいだに45から12になったとしめされ、ほかの研究けんきゅうしゃ同様どうよう結果けっかしている[105]

さらには、「あかつきしんにもきていた恐竜きょうりゅう」がいるとのせつ提唱ていしょうする研究けんきゅうしゃもいる。このせつは、きたアメリカ西部せいぶにまたがる亜紀あき後期こうきあかつきしん地層ちそうであるヘルクリークるいそうにおいて、K-Pg境界きょうかいそうから最大さいだい1.3m(4まんねんあたらしいそう相当そうとうじょう地層ちそうから恐竜きょうりゅう化石かせきつかったことにもとづいている[106]。また、アメリカコロラドしゅうサンファンがわ英語えいごばんオホアラモるいそうつかったハドロサウルス大腿だいたいこつ化石かせき一緒いっしょつかった花粉かふんから、この恐竜きょうりゅうがK-Pg境界きょうかいから100まんねん相当そうとうするいまから6450まんねんまえ新生代しんせいだいにもきていたとされている。もし本当ほんとうにこのたねがK-Pg境界きょうかいしばらくのこっていたことがかればこの化石かせきは“Extinction debt英語えいごばん”となされる[107]。しかし実際じっさいのところは、この化石かせきもと場所ばしょから侵食しんしょくされ、ずっとのちふたた堆積たいせきした(化石かせきさい生産せいさんとしてられる)という見解けんかいおおくの科学かがくしゃあいだでは一致いっちしてなされている[108]

コリストデラるい[編集へんしゅう]

コリストデラ英語えいごばんはん水棲すいせいそうゆみるい)はK-Pg境界きょうかいびた爬虫類はちゅうるいだったが[33]中新ちゅうしん初期しょき絶滅ぜつめつした[109]。このうちのチャンプソサウルスかんする研究けんきゅうから、K-Pg境界きょうかいえてからおおくのコリストデラるい食生活しょくせいかつ変化へんかしたことがかっている[110]

哺乳類ほにゅうるい[編集へんしゅう]

はく亜紀あきにいた主要しゅよう哺乳類ほにゅうるい系統けいとうは、たんあな卵生らんせい哺乳類ほにゅうるい)、おかこうしし下綱しもつなしんじゅう下綱しもつなドリオレステスるい英語えいごばん[111]ゴンドワナテリウムるい英語えいごばん[112]などをふくすべてK-Pg境界きょうかいえてものこったが、おおきな損失そんしつこうむったたねもあった。とくに、こう獣類じゅうるい北米ほくべいからは完全かんぜん姿すがたし、アジア地域ちいきデルタテリディウム英語えいごばんデルタテリディウムなどをふくむ)はGurbanodelta系統けいとうのぞ絶滅ぜつめつした[113][114]きたアメリカのヘルクリークるいそうでは、られている10しゅおか・11しゅのち獣類じゅうるいのうち半分はんぶんほどが、K-Pg境界きょうかいえるとつからなくなった[101]。それでもヨーロッパやきたアメリカののちしし下綱しもつな比較的ひかくてきダメージがすくなく、あかつきしんはいってすぐに回復かいふくしたが、アジア地域ちいきのちしし下綱しもつなはより深刻しんこくで、この地域ちいき哺乳類ほにゅうるい動物どうぶつしょう主要しゅよう構成こうせい要因よういんとなることは二度にどとなかった[115]最近さいきん研究けんきゅうでは、こう獣類じゅうるいがK-Pg境界きょうかいもっと甚大じんだい影響えいきょうこうむり、つぎおかつづき、獣類じゅうるいもっとはや回復かいふくしたとされている[116]

哺乳類ほにゅうるいたねはK-Pg境界きょうかいのおよそ3000まんねんまえから多様たようはじめたが、この多様たようはK-Pg境界きょうかいまった[117]恐竜きょうりゅう絶滅ぜつめつによって恐竜きょうりゅうめていた生態せいたいがくじょうのポジションはがらきになったにもかかわらず、哺乳類ほにゅうるいはK-Pg境界きょうかいえて全体ぜんたいとしては爆発ばくはつてき多様たようこさなかった[118]つばさしゅコウモリ)やくじら偶蹄ぐうてい現在げんざいクジライルカ偶蹄ぐうていなど)はK-Pg境界きょうかい多様たようしたと解釈かいしゃくされていたが[118]最近さいきん研究けんきゅうだと実際じっさいにK-Pg境界きょうかい直後ちょくご多様たようしたのはゆうぶくろるいだけであると結論けつろんけられている[117]

K-Pg境界きょうかい時点じてん哺乳類ほにゅうるいおおきさはラット程度ていどちいさく、そのおかげで環境かんきょう変化へんかからうまくのがれることができた。現在げんざいもその習性しゅうせいのこっていることから、初期しょきたんあなるいゆうふくろるいあなって生活せいかつするかはん水棲すいせいになっていたとかんがえられている。あなったりはん水棲すいせいになることは、K-Pg境界きょうかい環境かんきょう変化へんかから保護ほごされるのに役立やくだったとされている[62]

証拠しょうこ[編集へんしゅう]

きたアメリカ大陸あめりかたいりくでの化石かせき[編集へんしゅう]

ヘルクリークるいそう

きたアメリカの陸上りくじょう地層ちそうでは、大量たいりょう絶滅ぜつめつはマーストリヒト後期こうき豊富ほうふ存在そんざいした化石かせきが、境界きょうかいえると突如とつじょうしなわれやがて前述ぜんじゅつのシダスパイクがあらわれるという顕著けんちょ不一致ふいっちがみられるところでもっともわかりやすくいだされる[65]現在げんざい世界せかいもっと重要じゅうような、K-Pg境界きょうかいからの恐竜きょうりゅう化石かせきふく地層ちそうきたアメリカ西部せいぶモンタナしゅうつかっているマーストリヒト後期こうきヘルクリークるいそうである。およそ7500まんねんまえよりふるモンタナしゅうジュディスリバーるいそうアルバータしゅうダイナソーパークるいそうくらべると、ヘルクリークるいそうからはそれよりあたらしいはく亜紀あき最後さいごの1000まん年間ねんかん恐竜きょうりゅう変化へんか情報じょうほうられる[101]。ただしこれらの化石かせきそう地理ちりてき一部いちぶにしかひろがっていないので、1つの大陸たいりく一部分いちぶぶんしかカバーできない。

カンパニアンそうばれるそう中期ちゅうきから後期こうきには、ほかのどの単一たんいつ地層ちそうよりも多様たよう恐竜きょうりゅうられる。マーストリヒト後期こうき岩石がんせきからは、ティラノサウルスアンキロサウルスパキケファロサウルストリケラトプストロサウルスといった、主要しゅようぐんなかでもさい重要じゅうようたねおおつかっている[119]

豊富ほうふ存在そんざいする恐竜きょうりゅう化石かせきくわえて、植物しょくぶつ化石かせきもK-Pg境界きょうかいでのたね減少げんしょう記録きろくしている。K-Pg境界きょうかいよりした(つまりふるそう)からは被子植物ひししょくぶつ花粉かふん化石かせきおおてくるが、境界きょうかいえると花粉かふんはほとんどふくまれず、わりにシダの胞子ほうしおおくをめる.[120]花粉かふんかず境界きょうかいうえ徐々じょじょ回復かいふくしていき、このようにシダ植物しょくぶつによってまず植生しょくせい回復かいふくしたあと徐々じょじょ被子植物ひししょくぶつえていく様子ようす現代げんだいでも火山かざん噴火ふんかにより植生しょくせいうしなわれた地域ちいきられる[121]

2022ねん発表はっぴょうされた、アメリカノースダコタしゅうタニス英語えいごばん発見はっけんされたさかなこつ化石かせき研究けんきゅうによると、大量たいりょう絶滅ぜつめつこったぶし北半球きたはんきゅうはる相当そうとうするとされている[122][123][124]

海洋かいよう化石かせき[編集へんしゅう]

K-Pg境界きょうかいでは海洋かいようプランクトンの大量たいりょう絶滅ぜつめつこったとされている[125]。そしてアンモナイトぞくもK-Pg境界きょうかい付近ふきん絶滅ぜつめつしたが、このぞく絶滅ぜつめつ境界きょうかいまえからもはく亜紀あき後期こうきうみ退すさによって小規模しょうきぼながらもゆっくりとすすんでいた。こうしたK-Pg境界きょうかいまえからのゆっくりとした絶滅ぜつめつはほとんどのイノセラムスでもられた。結果けっかとしてアンモナイトのたね多様たようせいはく亜紀あき後期こうき全体ぜんたいにわたって漸進ぜんしんてき減少げんしょうした[126]

さらにはく亜紀あき海洋かいよう環境かんきょう解析かいせきした結果けっかはく亜紀あき後期こうき海洋かいよう環境かんきょうは、同時どうじ複数ふくすう変化へんかがゆるやかにすすんでいたが、大量たいりょう絶滅ぜつめつによってそのプロセスがすべてまったとかった[126]。K-Pg境界きょうかい付近ふきん気温きおん急激きゅうげき上昇じょうしょうし、海洋かいよう生物せいぶつ多様たようせい減少げんしょうした。およそ6540まんねんまえから6520まんねんまえあいだ気温きおんは3℃から4℃ほど急激きゅうげき上昇じょうしょうし、これは大量たいりょう絶滅ぜつめつこったタイミングと非常ひじょうちかい。気温きおんたかくなるとぎゃく海水温かいすいおん低下ていかし、このことが海洋かいよう生物せいぶつ多様たようせい劇的げきてき減少げんしょうさせた[127]

巨大きょだい津波つなみ[編集へんしゅう]

科学かがくしゃたちはK-Pg境界きょうかいこった天体てんたい衝突しょうとつさい発生はっせいした巨大きょだい津波つなみによって、カリブ海かりぶかい地域ちいきメキシコわん沿岸えんがん津波つなみによる堆積たいせきぶつのこされているという見解けんかい一致いっちしている[128]。これらの堆積たいせきぶつメキシコ北東ほくとうのラ・ポパ盆地ぼんち[129]ブラジル北東ほくとう石灰岩せっかいがん台地だいち,[130]大西おおにしひろし深海しんかい堆積たいせきぶつ[131]などにあらわれている。これらのそうなかられているうちもっとあつそうチクシュルーブ・クレーター内部ないぶにある、クレーターからの放出ほうしゅつぶつ直接ちょくせつもった花崗岩かこうがんそうであり、そのあつさは最大さいだい100mにたっする。

発生はっせいした巨大きょだい津波つなみたかさは100mにたっするが、これは小惑星しょうわくせい比較的ひかくてきあさうみちたためまだうんよく波高はこうおさえられた結果けっかであり、深海しんかいちていれば波高はこうは4.6kmにたっしていたと試算しさんされている[132]

衝突しょうとつ堆積たいせきした堆積岩たいせきがんからの化石かせき[編集へんしゅう]

メキシコわん沿岸えんがん地域ちいきでは、マングローブかた生態せいたいけいがK-Pg境界きょうかい発生はっせいしたきょ大津おおつによってながされ、はこばれて堆積たいせきしたとされる化石かせきふく堆積岩たいせきがんつかっている[133]。これは衝突しょうとつさいにメキシコわん沿岸えんがん海水かいすいかえせた証拠しょうことなっている[134]んださかな浅瀬あさせながされたが、にくべる動物どうぶつがそれをべつくしてしまうことはなかった[135][136][137]

絶滅ぜつめつようした期間きかん[編集へんしゅう]

絶滅ぜつめつこるまでにどれくらいの期間きかんようしたかは2020年代ねんだい現在げんざい議論ぎろんがなされている。いくつかの理論りろんだとすうねんからすうせんねんという比較的ひかくてきみじか期間きかん絶滅ぜつめつ完了かんりょうしたこととなり、ほかの理論りろんではもっとなが期間きかんという結果けっかている。この問題もんだいくことはシニョール・リップス効果こうかばれる、実際じっさい絶滅ぜつめつ化石かせきつかった時期じきよりものちこっているにもかかわらず化石かせき記録きろく不完全ふかんぜんさによりそれがわからなくなるという効果こうかもあってとても困難こんなんとなっている[138]。また、K-Pg境界きょうかいすうひゃくまんねんまえからすうひゃくまんねん包含ほうがんする連続れんぞくした化石かせきそうはほとんどつかっていない[33]。そのうち3つの化石かせきサイトにおける地層ちそう堆積たいせき速度そくどとK-Pg境界きょうかい粘土ねんどそうあつさから、絶滅ぜつめつは1まんねん以内いないみじか期間きかん急速きゅうそくすすんだと推定すいていされている[139]。アメリカコロラドしゅうデンバー盆地ぼんち英語えいごばんでのある地点ちてんは、K-Pg境界きょうかいのシダスパイクがおよそ1000ねんながくとも71000ねんえない期間きかんつづき、おな場所ばしょでの新生代しんせいだい哺乳類ほにゅうるいもっとはや出現しゅつげんはおよそ18まん5000ねんおそくとも57まんねんにはこっていることがつかった。すくなくともデンバー盆地ぼんちでは、生物せいぶつ絶滅ぜつめつ急速きゅうそくすすみ、また回復かいふくはやくになされたとされている[140]

チクシュルーブ・クレーターでの衝突しょうとつ[編集へんしゅう]

衝突しょうとつ証拠しょうこ[編集へんしゅう]

白亜紀と古第三紀の間の大量絶滅の位置(北アメリカ内)
白亜紀と古第三紀の間の大量絶滅
チクシュルーブ・クレーターの位置いち

1980ねんに、ノーベルしょう受賞じゅしょうしゃ物理ぶつり学者がくしゃであるルイス・ウォルター・アルヴァレズとその息子むすこ地質ちしつ学者がくしゃウォルター・アルバレス化学かがくしゃフランク・アサロ英語えいごばんヘレン・ミシェル英語えいごばんは、世界中せかいじゅうはく亜紀あきいにしえだいさんあいだ堆積たいせきそうイリジウム濃度のうど通常つうじょうよりいちじるしく(最初さいしょ研究けんきゅうされた3地点ちてんでそれぞれ通常つうじょうの30,160,20ばい濃度のうどたかくなっていることを発見はっけんした。イリジウムはてつ親和しんわせいたかいため地球ちきゅう誕生たんじょうこった分化ぶんかおおくがてつ一緒いっしょ中心ちゅうしんかくしずんでいったため、地球ちきゅう地殻ちかくでは非常ひじょう希少きしょう元素げんそである。この分化ぶんかこっていない小惑星しょうわくせい彗星すいせいではイリジウムがもと濃度のうどのままのこっているため、アルヴァレズのチームはK-Pg境界きょうかいにおいて地球ちきゅう天体てんたい衝突しょうとつしたというせつ提唱ていしょうした[9]天体てんたい衝突しょうとつこった可能かのうせい自体じたいはそれ以前いぜんから提案ていあんされていたものの、この研究けんきゅう天体てんたい衝突しょうとつせつたいする最初さいしょたしかな証拠しょうことなった[141]

アメリカコロラドしゅうラトン盆地ぼんち英語えいごばんにあるトリニダードレイク州立しゅうりつ公園こうえん英語えいごばんにみられるK-Pg境界きょうかい露頭ろとうくらいろ岩石がんせきからあかるいいろ岩石がんせききゅう変化へんかしている様子ようすれる。

このせつは、最初さいしょ提案ていあんされたさいはいささか急進きゅうしんてきであるとられていたが、追加ついか証拠しょうこがすぐにあきらかになった。K-Pg境界きょうかい粘土ねんどそうちゅうには、テクタイトとばれる[142]衝突しょうとつねつ溶融ようゆうした岩石がんせきから結晶けっしょうした微小びしょう球状きゅうじょう構造こうぞうおおくみられた[143]。また、衝撃しょうげき石英せきえい[注釈ちゅうしゃく 3]などのほかの鉱物こうぶつもK-Pg境界きょうかいからつかった[144][145]。メキシコわん沿岸えんがんカリブ海かりぶかい沿ってつかった巨大きょだい津波つなみ堆積たいせきぶつ証拠しょうことしてくわわり[146]、アメリカ南部なんぶからメキシコ北部ほくぶにかけて堆積たいせきぶつがメートルサイズまでおおきくなっていったことから、天体てんたい衝突しょうとつがその近辺きんぺんこったことも見出みいだされた[25]

チクシュルーブ・クレーターのレーダートモグラフィー画像がぞうからえる、直径ちょっけい180kmにひろがるクレーターのリング。

さらなる研究けんきゅうにより、ユカタン半島はんとう先端せんたん位置いちするチックスルブ・プエブロぐん英語えいごばん地下ちかにある巨大きょだいクレーターであるチクシュルーブ・クレーターが、K-Pg境界きょうかいそう粘土ねんど供給きょうきゅうげんであると特定とくていされた。地質ちしつ学者がくしゃのグレン・ペンフィールドが1978ねん調査ちょうさした内容ないようもとづき1990ねん発表はっぴょうされた研究けんきゅう結果けっかによると[13]、クレーターは楕円だえんがたでその直径ちょっけいはおおよそ180kmと、アルヴァレズのチームが試算しさんしたサイズとほぼおなじであった[147]衝突しょうとつ仮説かせつから存在そんざい予想よそうされていた巨大きょだいクレーターが実際じっさい発見はっけんされたことは、K-Pg境界きょうかい天体てんたい衝突しょうとつこった決定的けっていてき証拠しょうことなり、それが大量たいりょう絶滅ぜつめつ原因げんいんとなったとするせつつよくした。

2013ねん発表はっぴょうされた論文ろんぶんにおいてバークレー地質ちしつ年代ねんだいがくセンター英語えいごばんポール・レニー英語えいごばんは、アルゴン - アルゴンほうによる放射ほうしゃ年代ねんだい測定そくてい結果けっかから衝突しょうとつこったのは6604.3まんねん±1.1まんねんであるとしており、絶滅ぜつめつはそれから32000ねん以内いないこったとしている[3][148]

衝突しょうとつした小惑星しょうわくせいであるチクシュルーブ衝突しょうとつたいについて、2007ねん小惑星しょうわくせいバティスティーナぞく英語えいごばんばれるグループにぞくしているというせつ提唱ていしょうされた[149]。このグループは、過去かこ、ある1つのおおきな小惑星しょうわくせいがほかの小惑星しょうわくせいとの衝突しょうとつしたさいくだけた破片はへん相当そうとうする小惑星しょうわくせい構成こうせいされており、そのなか最大さいだいなのがバティスティーナ命名めいめいされている小惑星しょうわくせいである。この小惑星しょうわくせいぞく自体じたい観測かんそく不足ふそくしていることもあり、このせつ反証はんしょうこそないものの真偽しんぎうたがわれている[150]2009ねんには、バティスティーナの観測かんそくからられた化学かがくてき特性とくせいが、チクシュルーブ衝突しょうとつたいわないことが報告ほうこくされた[151]。さらに2011ねんには赤外線せきがいせん宇宙うちゅう望遠鏡ぼうえんきょうWISEによる小惑星しょうわくせい反射はんしゃこう観測かんそくで、このぞく小惑星しょうわくせい衝突しょうとつによって誕生たんじょうしたのはおよそ8000まんねんまえであると推定すいていされ、そこから6600まんねんまえまでのわずか1400まんねんあいだ軌道きどう地球ちきゅう衝突しょうとつすることは困難こんなんであるとの見解けんかいしめされた[152]アメリカノースダコタしゅう南西なんせい化石かせきサイトであるタニス英語えいごばんからは衝突しょうとつイベントについてさらなる証拠しょうこつかっている[153]。タニスもまた、きたアメリカ4しゅうにまたがる、おおくの重要じゅうよう化石かせき産出さんしゅつられるはく亜紀あき後期こうきあかつきしん前期ぜんき地層ちそうヘルクリークるいそう一部分いちぶぶんである[154]。そのなかでもタニスは、チクシュルーブ衝突しょうとつたい衝突しょうとつすうふんから数時間すうじかんまでの情報じょうほう非常ひじょう詳細しょうさい記録きろくされているきわめてまれな地点ちてんである[155][156]。このサイトからの琥珀こはくには衝突しょうとつのものとされる微小びしょうテクタイトつかっている[157]。ただし研究けんきゅうしゃなかには、現場げんばでの調査ちょうさ結果けっかうたがいをったり、この発見はっけんのチームのリーダーのRobert DePalmaが発見はっけんには地質ちしつがく博士はかせごう取得しゅとくしていないことやかれおこなっていた商業しょうぎょう活動かつどうから、この結果けっか懐疑かいぎてきものもいる[158]

衝突しょうとつ影響えいきょう[編集へんしゅう]

2010ねん3がつに、41にん科学かがくしゃからなる国際こくさい委員いいんかいは20年間ねんかん科学かがく論文ろんぶんをレビューし、大量たいりょう絶滅ぜつめつ原因げんいんとして天体てんたい衝突しょうとつせつ・そのなかでもチクシュルーブでの衝突しょうとつ承認しょうにんし、だい規模きぼ火山かざん活動かつどうなどのほかの原因げんいん除外じょがいした。委員いいんかいでは、直径ちょっけい10~15kmの小惑星しょうわくせいがユカタン半島はんとうのチクシュルーブに衝突しょうとつしたとされ、衝突しょうとつのエネルギーは420ゼタジュールTNT換算かんさんで100ちょうトン(広島ひろしま長崎ながさき原爆げんばくの100まんばい以上いじょう相当そうとう)とされた[12]

衝突しょうとつ影響えいきょう世界せかいてきだい災害さいがいとなり、現象げんしょうのいくつかは衝突しょうとつみじかあいだのものだったが、生態せいたいけい破壊はかいするような地球ちきゅう科学かがくてき気候きこうてき影響えいきょうもあった。

衝突しょうとつ噴出ふんしゅつぶつ大気圏たいきけん再度さいど突入とつにゅうするさいには、数時間すうじかんあいだつよ赤外線せきがいせんパルスが放出ほうしゅつされ、熱線ねっせんとして生物せいぶつはらった[62]。この熱線ねっせん影響えいきょう程度ていどには議論ぎろんがあり、火災かさい影響えいきょうきたアメリカにとどまり、ぜん世界せかいてきファイアーストームにはいたらなかったという意見いけんもある。2013ねんかくふゆについての著名ちょめいなモデル研究けんきゅうしゃ発表はっぴょうした論文ろんぶんでは、地層ちそうからつかったすす総量そうりょうもとづくと、生物せいぶつけん全体ぜんたいえ、それによるすす日光にっこうさえぎ効果こうかから隕石いんせきふゆしょうじたとされた[159]

噴出ふんしゅつぶつさい突入とつにゅうによって仮定かていされた火災かさい隕石いんせきふゆ効果こうかのぞいても、衝突しょうとつ発生はっせいしたダストのくも最大さいだい1年間ねんかん日光にっこうさえぎり、光合成こうごうせい阻害そがいした[125]小惑星しょうわくせい衝突しょうとつした地域ちいきが、大量たいりょう可燃かねんせい炭化たんか水素すいそ硫黄いおう化合かごうぶつふく炭酸たんさんしお岩石がんせきおお地域ちいきであったことがさらにわざわいし[160]気化きかした硫黄いおう化合かごうぶつによりしょうじた硫酸りゅうさんエアロゾル成層圏せいそうけんにまで到達とうたつし、地表ちひょうとど日光にっこうりょうを50%以上いじょう減少げんしょうさせたほかつよ酸性さんせいらせた[125][161]。 この酸性さんせいによる海洋かいよう酸性さんせい結果けっかとして、炭酸たんさんカルシウムから生物せいぶつおおくが死滅しめつした。

日光にっこう減少げんしょうで、最初さいしょの3年間ねんかん気温きおん氷点下ひょうてんかとなった[162]。 ユカタン半島はんとうちかくのブラゾスがわちかくの海域かいいきでは、衝突しょうとつすうじゅうねん海水温かいすいおんが7℃も低下ていかした[163]。 こうしたエアロゾルはダストよりもながのこり、すくなくとも10年間ねんかんえなかった。このことは、植物しょくぶつ植物しょくぶつプランクトン、草食そうしょく動物どうぶつやそれを捕食ほしょくする動物どうぶつ絶滅ぜつめつつながる。一方いっぽうでデトリタスに依存いぞんした食物しょくもつ連鎖れんさちゅうにいる生物せいぶつにはのこるチャンスがある[102][125]。 ただしだい規模きぼ火災かさい発生はっせいしていた場合ばあいは、のこった生物せいぶつのうちからももっと脆弱ぜいじゃくたねから絶滅ぜつめつしていくとされている[164]

絶滅ぜつめつ影響えいきょうえたのちアマゾン熱帯ねったい雨林うりんのようなしん熱帯ねったい雨林うりんバイオームんだり、絶滅ぜつめつ以前いぜんのレベルまで多様たようせいもどる600まんねんあいだ地域ちいき植物しょくぶつ構成こうせいおおきくえるなどの動植物どうしょくぶつ変化へんかこした[165][166]

ニュージーランドワイマツク英語えいごばん近郊きんこうデゥノリー英語えいごばんにあるムーディークリーク鉱山こうざんちかくの川底かわぞこにある地層ちそう石炭せきたん形成けいせいが6600まんねんまえ突如とつじょまっており、陸上りくじょう植物しょくぶつ壊滅かいめつさせる出来事できごとがあった証拠しょうことなっている。こうした証拠しょうこはメキシコからとおはなれた世界中せかいじゅうられる[65]

2016ねんのチクシュルーブ・クレーター掘削くっさくプロジェクト[編集へんしゅう]

2016ねんには科学かがくてき掘削くっさくプロジェクトによって、チクシュルーブクレーター周囲しゅういピークリング英語えいごばんばれる部分ぶぶん深部しんぶから岩石がんせきサンプル採取さいしゅされた。

このサンプルから、ピークリングを構成こうせいする岩石がんせき衝突しょうとつによる圧力あつりょくでわずかすうふん現在げんざいかたちにまで溶融ようゆうしたとかった。海底かいてい堆積たいせきぶつとはことなり、ピークリングは衝突しょうとつによって表面ひょうめんまで飛散ひさんした地球ちきゅう深部しんぶ花崗岩かこうがんから構成こうせいされていた。この地域ちいき水深すいしんあさ海域かいいき海底かいていには硫黄いおう化合かごうぶつとしてふく鉱物こうぶつである石膏せっこうんだ岩石がんせきひろがっていたが、衝突しょうとつ大気たいきちゅう蒸発じょうはつしてほとんどがのこらなかった。さらに、衝突しょうとつしょうじたきょ大津おおつにより[注釈ちゅうしゃく 4]、ピークリングじょうには粒子りゅうしのサイズごとに分離ぶんりされたすなそうが、地球ちきゅうじょうられているなか最大さいだい規模きぼ広範囲こうはんいまでひろがって分布ぶんぷしていた。

これらの発見はっけんは、天体てんたい衝突しょうとつ大量たいりょう絶滅ぜつめつにおいてどのような役割やくわりたしたかをつよ裏付うらづけた。衝突しょうとつした小惑星しょうわくせいは、衝撃しょうげき周囲しゅうい岩石がんせき溶融ようゆうさせはば190kmのピークリングを形成けいせいし、深部しんぶ花崗岩かこうがん飛散ひさんさせ、巨大きょだい津波つなみこし、すうねん以上いじょうにわたり大気たいきちゅうのこるほどの大量たいりょう岩石がんせき硫黄いおう大気たいきちゅう蒸発じょうはつさせるほど巨大きょだいなものだった。この世界中せかいじゅうひろがったダストや硫黄いおう化合かごうぶつ破滅はめつてき気候きこう変動へんどうこし、気温きおんおおきな低下ていかしょくめつ連鎖れんさ破壊はかいつながった[167][168]

その仮説かせつ[編集へんしゅう]

K-Pgあいだ大量たいりょう絶滅ぜつめつとチクシュルーブでの天体てんたい衝突しょうとつ同時どうじ発生はっせいは、絶滅ぜつめつ原因げんいんとしての天体てんたい衝突しょうとつせつつよ裏付うらづけるものであるが、それでもなかには火山かざん噴火ふんか気候きこう変動へんどう海水温かいすいおん変化へんか天体てんたい衝突しょうとつといったほか原因げんいん提唱ていしょうつづける研究けんきゅうしゃもいる。

K-Pgあいだ大量たいりょう絶滅ぜつめつ天体てんたい衝突しょうとつ関連付かんれんづけられている唯一ゆいいつ大量たいりょう絶滅ぜつめつで、マニクアガン・クレーターのようなほかおおきな天体てんたい衝突しょうとつ地球ちきゅう史上しじょうこってはいるものの、それらは大量たいりょう絶滅ぜつめつ直結ちょっけつしたとはかんがえられていない[169]

デカントラップ[編集へんしゅう]

シニョール・リップス効果こうか解説かいせつ。AからDまでの生物せいぶつちゅうほししめされた大量たいりょう絶滅ぜつめつ同時どうじ絶滅ぜつめつしたが、化石かせき産出さんしゅつされた時期じき(三角さんかく最後さいご算出さんしゅつまる)がびであるため、それぞれまる時期じき最後さいご絶滅ぜつめつした(4しゅ絶滅ぜつめつ漸進ぜんしんてきこった)とあやま解釈かいしゃくされる。

2000ねん以前いぜんは、デカントラップでの洪水こうずい玄武岩げんぶがん噴出ふんしゅつ絶滅ぜつめつ原因げんいんになったかどうかは、玄武岩げんぶがん噴出ふんしゅつこった期間きかんが6800まんねんまえからの200まんねん以上いじょう長期ちょうきにわたったため、大量たいりょう絶滅ぜつめつ段階だんかいてきこっていたかという論点ろんてんつながっていた。しかし、最新さいしん証拠しょうこでは、玄武岩げんぶがん噴出ふんしゅつこったのはK-Pg境界きょうかいはさんだわずか80まんねんあいだにとどまるとされたため、大量たいりょう絶滅ぜつめつみじか期間きかんこったという視点してんからもれやすくなり、デカントラップがその絶滅ぜつめつ生物せいぶつ多様たようせい回復かいふくおくれの原因げんいんとなった可能かのうせいがあるとされている[170]

デカントラップは、ダストや硫黄いおう化合かごうぶつのエアロゾルを大気たいきちゅう放出ほうしゅつすることで日光にっこうさえぎ植物しょくぶつ光合成こうごうせい阻害そがいするなどの、いくつかのメカニズムで絶滅ぜつめつこした可能かのうせいがある。さらに、デカントラップでの噴火ふんか大量たいりょう二酸化炭素にさんかたんそ噴出ふんしゅつすることで、大気たいきちゅうからエアロゾルがくなったのち温室おんしつ効果こうか気候きこうおおきくえる影響えいきょうがあったとされる[171][172]

デカントラップが、長期ちょうきにわたり徐々じょじょこる大量たいりょう絶滅ぜつめつ関連付かんれんづけられたころは、天体てんたい衝突しょうとつせつ提唱ていしょうしていたアルヴァレズは生物せいぶつ学者がくしゃシニョール・リップス効果こうかによるまばらな化石かせき記録きろくまどわされていると主張しゅちょうした。かれ主張しゅちょう最初さいしょれられなかったが、その化石かせきそう調査ちょうさかれ主張しゅちょう裏付うらづけていた。最終さいしゅうてきおおくの生物せいぶつ学者がくしゃがK-Pgあいだ大量たいりょう絶滅ぜつめつすくなくともぜん地球ちきゅうてき出来事できごといちこったものであると同意どういするようになった。それでも、アルヴァレズでさえも絶滅ぜつめつには天体てんたい衝突しょうとつ以外いがい要因よういん同時どうじ関係かんけいした可能かのうせいがあることをみとめている[173]

こういった理論りろんわせた地球ちきゅう物理ぶつりがくモデルの一部いちぶは、天体てんたい衝突しょうとつがデカントラップに影響えいきょうしたことを示唆しさしている。これらのモデルはこう精度せいど放射ほうしゃ年代ねんだい測定そくていわせ、チクシュルーブでの天体てんたい衝突しょうとつ地球ちきゅう内部ないぶくわわった衝撃しょうげきが、活火山かっかざんだけでなくデカントラップでのなんかいかの最大さいだいきゅう溶岩ようがん噴出ふんしゅつ誘発ゆうはつしたとしている[174][175]

天体てんたい多重たじゅう衝突しょうとつ[編集へんしゅう]

K-Pgあいだ大量たいりょう絶滅ぜつめつ関連かんれんして形成けいせいされた衝突しょうとつクレーターとして、チクシュルーブ以外いがいのクレーターも候補こうほがっている。このことは、複数ふくすう破片はへんとなってつづけに木星もくせい衝突しょうとつしたシューメーカー・レヴィだい9彗星すいせいのように、ほぼ同時どうじ複数ふくすう天体てんたい地球ちきゅう衝突しょうとつした可能かのうせいしめしている。直径ちょっけい180kmのチクシュルーブクレーターのほかに、ウクライナには6517まんねん±64まんねんまえ形成けいせいされた直径ちょっけい24kmのボルティッシュクレーター英語えいごばんがあり、北海ほっかいには5950まんねん±1450まんねんまえ形成けいせいされたシルバーピット・クレーターがあり、またはるかにおおきい直径ちょっけい600kmのシバ・クレーター天体てんたい衝突しょうとつによるものか議論ぎろんつづいている。テチスうみにもほかのクレーターがあったかもしれないが、アフリカプレートインドプレートきたきの地殻ちかく変動へんどうによっておおかくされている[176][177][178][179]

マーストリヒト海水かいすいめん後退こうたい[編集へんしゅう]

はく亜紀あき末期まっき海水かいすいは、はく亜紀あきちゅうほかのどの時代じだいよりもひくかったという明確めいかく証拠しょうこがある。マーストリヒト地層ちそうふくまれる岩石がんせきは、最初さいしょ海底かいていのものがおおいが、そののものは海岸かいがんせんしめし、それ以降いこう陸生りくせいそうとなる。こういったそう造山つくりやま運動うんどうのような傾斜けいしゃ褶曲しゅうきょくしめさないので、海水かいすいめん低下ていかによって陸上りくじょうあらわれたとかんがえられる。海面かいめん低下ていか原因げんいんについて直接ちょくせつ証拠しょうこはないが、現在げんざいれられているせつとして中央ちゅうおう海嶺かいれい活動かつどうせい低下ていかし、自重じちょうしずんでいったというものがある[33][180]

海面かいめん低下ていか深刻しんこくになると、うみもっとたねおお分布ぶんぷする大陸棚たいりくだな部分ぶぶん減少げんしょうし、海洋かいよう生物せいぶつしゅ大量たいりょう絶滅ぜつめつこすとされている。しかし、このメカニズムではアンモナイトの絶滅ぜつめつこらないとされている。また、海面かいめん低下ていかによって海流かいりゅう気流きりゅうみだれ、地球ちきゅうアルベド減少げんしょうすることで世界せかいてき気温きおん変動へんどうこされるとされている[126]

海水かいすいめん後退こうたい西部せいぶ内陸ないりく海路かいろばれるはく亜紀あききたアメリカに存在そんざいしていた内海うつみ消滅しょうめつさせた。そのため生物せいぶつ生息せいそくおおきくわり、ダイナソーパークるいそうから産出さんしゅつされる化石かせき生物せいぶつ多様たようなコミュニティーをささえていた海岸かいがん平野へいやうしなわれた。

また、大陸たいりくからながれるみずうみ到達とうたつするまでの距離きょりびた結果けっか淡水たんすい環境かんきょう拡大かくだいされた。この変化へんか淡水たんすいさん脊椎動物せきついどうぶつにとってはこのましいものだったが、サメをはじめ海洋かいよう環境かんきょうこの生物せいぶつしゅくるしめることとなった[101]

複数ふくすう要因よういん[編集へんしゅう]

提唱ていしょうされている単一たんいつ理由りゆうが、だい規模きぼ絶滅ぜつめつこしたり、これまでかっているような生物せいぶつしゅ変化へんかこすには影響えいきょうちいさすぎるとして、複数ふくすう原因げんいんわさって大量たいりょう絶滅ぜつめつこったとかんがえる研究けんきゅうしゃもいる[101]

J. David ArchibaldとDavid E. Fastovskyはレビュー論文ろんぶんなかで、火山かざん活動かつどう海面かいめん低下ていか地球ちきゅうがい天体てんたい衝突しょうとつの3要因よういんわさって絶滅ぜつめつこったとするシナリオについて検討けんとうした。このシナリオでは、陸棲りくせいうみ棲の両方りょうほう生物せいぶつしゅに、生息せいそく変化へんか喪失そうしつによっておおきなストレスがくわわった。この時代じだい最大さいだい脊椎動物せきついどうぶつである恐竜きょうりゅうさき環境かんきょう変化へんか影響えいきょうけ、多様たようせいうしなわれた。同時どうじに、火山かざん活動かつどうしょうじた微粒子びりゅうし地球ちきゅう全体ぜんたい低温ていおんにし、乾燥かんそうさせた。そのこった天体てんたい衝突しょうとつが、すでにおおきな負荷ふかけていた陸棲りくせいうみ棲の両方りょうほう食物しょくもつ連鎖れんさに、光合成こうごうせい停止ていしというとどめをくわえて崩壊ほうかいさせたとしている。

Sierra Petersenらは、南極なんきょくシーモアとうでの研究けんきゅうもとづき、はく亜紀あきいにしえだいさんあいだ大量たいりょう絶滅ぜつめつ別々べつべつに2かいこり、1つはデカントラップでの火山かざん活動かつどうにより、もう1つはチックシュルーブでの天体てんたい衝突しょうとつによるものだとしている[181]。このチームは、同位どういたいによる気温きおん記録きろくをK-Pg境界きょうかいにまで途切とぎれなく拡張かくちょうし、わさった絶滅ぜつめつパターンについて解析かいせきした。その結果けっか、デカントラップの噴火ふんか開始かいしどう時期じきに7.8±3.3℃の温暖おんだんと、天体てんたい衝突しょうとつ影響えいきょうかんがえられるそれより小規模しょうきぼな2かい温暖おんだん見出みいだした。大陸たいりくうみごおり同時どうじ消失しょうしつしたことで、地域ちいきてき温暖おんだん増幅ぞうふくされたおそれがあるとしている。シーモアとうでの絶滅ぜつめつは、2かい温暖おんだん一致いっちする時期じきに2かいこっており、この場所ばしょでの大量たいりょう絶滅ぜつめつ火山かざん活動かつどう天体てんたい衝突しょうとつによる気候きこう変動へんどう両方りょうほうとつながっている[181]

日本にっぽんスペースガード協会きょうかいなどの研究けんきゅうしゃは、はく亜紀あき後期こうき太陽系たいようけい暗黒あんこく星雲せいうんうち通過つうかしたことで、はく亜紀あき末期まっきには増加ぞうかした宇宙塵うちゅうじんにより日射にっしゃりょう減少げんしょうしていた可能かのうせいしめしている[182]。これは、K-Pg境界きょうかいまえの800まん年間ねんかんで、境界きょうかい部分ぶぶんほどまで顕著けんちょではないがイリジウム濃度のうどがほかの時代じだいよりもたかいことと、このあいだ恐竜きょうりゅうたね多様たようせいはゆるやかに減少げんしょう傾向けいこうにあることにもとづいている。そして、暗黒あんこく星雲せいうんにより太陽系たいようけいしょう天体てんたい軌道きどうみだされた結果けっか軌道きどうおおきくわった天体てんたいの1つが地球ちきゅう衝突しょうとつしたことがとどめとなって大量たいりょう絶滅ぜつめつこった可能かのうせい指摘してきしている。

生態せいたいけい回復かいふく多様たよう[編集へんしゅう]

大量たいりょう絶滅ぜつめつあいだもないテスケロサウルス想像そうぞうあなることでびようとしたが、ながくはながらえない。

K-Pg境界きょうかい大量たいりょう絶滅ぜつめつでは地球ちきゅうじょう生命せいめい進化しんかおおきな影響えいきょうあたえた。はく亜紀あき優勢ゆうせいめていた生物せいぶつしゅのぞかれたことで、のこったほかたねがその位置いちってわることができ、ふるだいさんあいだおおくの生物せいぶつ適応てきおう放散ほうさんというかたちいちじるしく多様たようした[28]もっと顕著けんちょれい恐竜きょうりゅうからわった哺乳類ほにゅうるいであり、K-Pg境界きょうかい恐竜きょうりゅう空白くうはくめるように急速きゅうそく進化しんかした。また、哺乳類ほにゅうるいぞくないでは、K-Pg境界きょうかいあらわれた新種しんしゅ体長たいちょう平均へいきんして9.1%ほどそのまえよりもおおきくなっていた[183]

たねでも多様たようられ、分子生物学ぶんしせいぶつがくてき解析かいせき化石かせき記録きろくから、鳥類ちょうるいおおくのたねとくしんあごるい)がK-Pg境界きょうかい適応てきおう放散ほうさんこしていた[29][184]。このぐんからは、草食そうしょくガストルニスドロモルニス肉食にくしょくフォルスラコスといった巨大きょだいべないとり誕生たんじょうした。

また、はく亜紀あきのトカゲやヘビの絶滅ぜつめつは、イグアナオオトカゲボアといった現在げんざいのグループへの進化しんかこしたとされる[22]陸上りくじょうではティタノボアマッツォイア英語えいごばん出現しゅつげんし、うみでは巨大きょだいウミヘビ進化しんかした。

硬骨魚こうこつぎょ爆発ばくはつてき多様たよう[30]絶滅ぜつめつによりいたたね空白くうはくめた。あかつきしんはじめしんには、カジキマグロウナギヒラメ出現しゅつげんした。

ふるだいさんには昆虫こんちゅうにも変化へんかられた。アリおおくははく亜紀あきから生息せいそくしていたが、はじめしんになるとアリは多様たようしより優勢ゆうせいとなった。チョウ多様たようし、これは植物しょくぶつべる昆虫こんちゅう絶滅ぜつめつによりいなくなったためとかんがえられている。高度こうどつく技術ぎじゅつシロアリもこのときから地位ちいたかめていった[185]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 英略えいりゃくのうちKははく亜紀あき一般いっぱんてき略語りゃくごでドイツはく亜紀あき意味いみするKreide由来ゆらいする。一方いっぽうでPgはふるだいさん意味いみする略語りゃくごである。
  2. ^ かつてふるだいさんだい三紀みき(Tertiary)とばれることがおおかったが、現在げんざいこのかた国際こくさいそうじょ委員いいんかいから正式せいしき地質ちしつ年代ねんだい呼称こしょうとして推奨すいしょうされていない[1]
  3. ^ かく爆発ばくはつ天体てんたい衝突しょうとつといったこうあつ生成せいせいされる内部ないぶ構造こうぞうをもった鉱物こうぶつ
  4. ^ この巨大きょだい津波つなみ海岸かいがんせんからすうじゅうすうひゃくkmはなれた陸地りくちまで到達とうたつしたとされる。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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参考さんこう資料しりょう[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]