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試製四式車載重機関銃 - Wikipedia コンテンツにスキップ

試製しせいよんしき車載しゃさいじゅう機関きかんじゅう

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試製しせいよんしき車載しゃさいじゅう機関きかんじゅう(しせいよんしきしゃさいじゅうきかんじゅう)は、だい世界せかい大戦たいせんなか大日本帝国だいにっぽんていこく陸軍りくぐん試作しさくした車載しゃさい機関きかんじゅうじゅう機関きかんじゅう)。

概要がいよう[編集へんしゅう]

ほんじゅう従来じゅうらいきゅうななしき車載しゃさいじゅう機関きかんじゅうわる、さらに故障こしょうすくなく、命中めいちゅう精度せいどすぐれるものとして開発かいはつはじめられた。

原型げんけいとなったのは航空機こうくうきようであるドイツラインメタルMG15MG17で、前者ぜんしゃすで陸軍りくぐんきゅうはちしき旋回せんかい機関きかんじゅうとして国産こくさんライセンス生産せいさん)されており、のち海軍かいぐんでも一式いっしき旋回せんかい機銃きじゅうとして国産こくさん(ライセンス生産せいさん)された。

1940ねん昭和しょうわ15ねん)9がつ立川たちかわ陸軍りくぐん航空こうくう技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ技研ぎけん)からMG15とMG17がされ、射撃しゃげき試験しけんおこなわれた。また1941ねん昭和しょうわ16ねん)1がつには7.7mm銃身じゅうしんかわそうした車載しゃさいがた試験しけんおこなわれ、3月には薬莢やっきょうくすりしつ設計せっけい改良かいりょう、4がつには「試製しせいじゅう機関きかんじゅうがた」の全体ぜんたい設計せっけい開始かいしされた。

その1942ねん昭和しょうわ17ねん)3がつまでに実用じつよう試験しけん完了かんりょうさせる計画けいかくであったがたせず、1944ねん昭和しょうわ19ねん)6がつに「試製しせいよんしき車載しゃさいじゅう機関きかんじゅう」の伊良湖いらこ射撃しゃげきじょうでの試験しけん記録きろくされているが、終戦しゅうせんまでに実用じつようされることはなかったという。

ほんじゅう設計せっけいもととなったMG 15とMG 17は、MG 30発展はってんがたであり、また、ドイツの用途ようと機関きかんじゅうであるMG 34もMG 30をもと設計せっけいされた機関きかんじゅうである。よって試製しせいよんしき車載しゃさいじゅう機関きかんじゅうは、MG 34とおな系譜けいふ機関きかんじゅうということになる。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 佐山さやま二郎じろう小銃しょうじゅう拳銃けんじゅう機関きかんじゅう入門にゅうもん - 日本にっぽんしょう火器かき徹底てってい研究けんきゅう光人みつひとしゃNF文庫ぶんこ、2000ねんISBN 4-7698-2284-7

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

  • [1] - 試製しせいよんしき車載しゃさいじゅう機関きかんじゅう