世界せかい保健ほけん機関きかん

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世界せかい保健ほけん機関きかん
ロゴマーク
世界せかい保健ほけん機関きかんはた
概要がいよう 専門せんもん機関きかん
略称りゃくしょう 英語えいご: WHO
フランス語ふらんすご: OMS
代表だいひょう テドロス・アダノム
状況じょうきょう 活動かつどうちゅう
活動かつどう開始かいし 1948ねん
本部ほんぶ スイスジュネーヴ
公式こうしきサイト www.who.int ウィキデータを編集
コモンズ United Nations World Health Organisation
国際連合の旗 Portal:国際こくさい連合れんごう
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世界せかい保健ほけん機関きかん(せかいほけんきかん、えい: World Health Organizationふつ: Organisation mondiale de la santé略称りゃくしょう: WHOOMS)は、国際こくさい連合れんごう専門せんもん機関きかん国際こくさい連合れんごう機関きかん)のひとつであり、人間にんげん健康けんこう基本きほんてき人権じんけんひとつととらえ、その達成たっせい目的もくてきとして設立せつりつされた機関きかん

1948ねん設立せつりつ本部ほんぶスイスジュネーヴ設立せつりつである4がつ7にちは、世界せかい保健ほけんデーになっている[1]。シンボルマークは、世界せかい地図ちずオリーブ国際こくさい連合れんごう中心ちゅうしんに、医療いりょう象徴しょうちょうであるアスクレピオスのつえへびいたつえ)をあしらったものである。

WHOでは「健康けんこう」を「身体しんたいてき精神せいしんてき社会しゃかいてき完全かんぜん良好りょうこう状態じょうたいであり、たんに病気びょうきあるいは虚弱きょじゃくでないことではない」(WHO憲章けんしょう前文ぜんぶん)と定義ていぎしており、非常ひじょう広範こうはん目標もくひょうかかげている。そのために、病気びょうき撲滅ぼくめつのための研究けんきゅう適正てきせい医療いりょう医薬品いやくひん普及ふきゅうだけでなく、基本きほんてき人間にんげん要請ようせい(basic human needs、BHN)の達成たっせい健康けんこうてきなライフスタイルの推進すいしんにもちかられている。

略称りゃくしょう英語えいごしき(WHO)と仏語ふつごしき、スペインしき、ポルトガルしき(OMS)でことなる。日本にっぽんをはじめおおくのくにでは英語えいご略称りゃくしょうWHO(ダブリュー・エイチ・オー)が多用たようされる[ちゅう 1]以下いか「WHO」と表記ひょうきする)。

歴史れきし[編集へんしゅう]

ぜん世界せかいてき公衆こうしゅう衛生えいせい健康けんこうかんする最初さいしょ国際こくさいてき機関きかんは、1907ねん12月に発足ほっそくした国際こくさい公衆こうしゅう衛生えいせい事務じむきょく英語えいごばんである。本部ほんぶパリいたこの機関きかんは、12カ国かこくが「公衆こうしゅう衛生えいせい国際こくさい事務じむきょく設置せっちかんするせんきゅうひゃくななねんのローマ協定きょうてい[3]調印ちょういんすることによって発足ほっそくし、当初とうしょヨーロッパだけを対象たいしょうとしたものだったのが、だいいち世界せかい大戦たいせん勃発ぼっぱつする1914ねんまでには60カ国かこく参加さんかするまでになっていた。だいいち世界せかい大戦たいせん発足ほっそくした国際こくさい連盟れんめい国際こくさい公衆こうしゅう衛生えいせい専門せんもん機関きかんとして国際こくさい連盟れんめい保健ほけん機関きかん(League of Nations Health Organization)を発足ほっそくさせたが、国際こくさい公衆こうしゅう衛生えいせい事務じむきょくげん調印ちょういんこくであるアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく国際こくさい連盟れんめい不参加ふさんかめたため、連盟れんめいとはべつ組織そしきのままで存続そんぞくすることとなった。だい世界せかい大戦たいせんあらたな健康けんこうかんする国際こくさい機関きかん設立せつりつ提唱ていしょうされ、1946ねん7がつ22にち国連こくれん経済けいざい社会しゃかい理事りじかい世界せかい保健ほけん機関きかん憲章けんしょう採択さいたく国際こくさい連盟れんめい保健ほけん機関きかん国際こくさい公衆こうしゅう衛生えいせい事務じむきょく解散かいさんして、1948ねん4がつ7にち世界せかい保健ほけん機関きかん設立せつりつされた[4]日本にっぽんは1956ねん国際こくさい連合れんごう加盟かめい先立さきだつ1951ねん5がつにWHOに加盟かめいした[1]

天然痘てんねんとう撲滅ぼくめつ[編集へんしゅう]

WHOの功績こうせきなかでももっともかがやかしいものは、天然痘てんねんとう撲滅ぼくめつ成功せいこうしたことである。天然痘てんねんとう非常ひじょうたか致死ちしりつ世界せかい各地かくち多大ただい死者ししゃした病気びょうきであったが、症状しょうじょう明確めいかく判別はんべつできるため対処たいしょしやすく、ヒト以外いがい感染かんせんすることがないため人間にんげんのみの対策たいさく対処たいしょでき、さらに種痘しゅとうによる完全かんぜん予防よぼうほう確立かくりつされていたことから、撲滅ぼくめつ原理げんりてきには可能かのうであるとかんがえられていた。こうしたことから、1958ねん総会そうかいソ連それん生物せいぶつ学者がくしゃヴィクトル・ジダーノフ提案ていあん[5]した「世界せかい天然痘てんねんとう根絶こんぜつ決議けつぎ」の全会ぜんかい一致いっち可決かけつ撲滅ぼくめつ計画けいかくはじまったが、当初とうしょ人類じんるいすべてへの種痘しゅとうによる撲滅ぼくめつ目指めざしていたため、医療いりょう行政ぎょうせいととのっていない発展はってん途上とじょうこくにおいては対策たいさくとどかず、撲滅ぼくめつにはほどとお状態じょうたいがつづいていた。そこでよりこの計画けいかく推進すいしんするため、1967ねんには特別とくべつ予算よさんまれるとともに、10ねん1977ねんまでに天然痘てんねんとう撲滅ぼくめつさせることが明確めいかくうたわれた。このときに方針ほうしん転換てんかんされ、流行りゅうこう地域ちいきにおいて賞金しょうきんけることで患者かんじゃ発見はっけんし、患者かんじゃつかるとその患者かんじゃ接触せっしょくした人物じんぶつこそぎ調しらげて徹底的てっていてきにその周囲しゅうい種痘しゅとうおこなう、いわゆるふう政策せいさくへと移行いこうした[6]。このとき、世界せかいには天然痘てんねんとう患者かんじゃが1000まんから1500まんにんいると推定すいていされていた。しかし、このふう政策せいさくこうそうし、患者かんじゃすう激減げきげんしていった。1970年代ねんだいはいるとみなみアジアみなみアメリカ相次あいついで撲滅ぼくめつ宣言せんげんされ、1977ねんソマリア発見はっけんされた患者かんじゃ最後さいご天然痘てんねんとう地球ちきゅうじょうから姿すがたした。そして、患者かんじゃ発生はっせいしなくなってから3ねん1980ねん、WHO総会そうかい天然痘てんねんとう撲滅ぼくめつ正式せいしき宣言せんげんした[7]

ポリオやその感染かんせんしょう撲滅ぼくめつ計画けいかく[編集へんしゅう]

天然痘てんねんとう撲滅ぼくめつしたWHOがつぎ撲滅ぼくめつ目標もくひょうさだめたのは急性きゅうせいはいしろずいえん(ポリオ)だった。1988ねんには「世界せかいポリオ撲滅ぼくめつ計画けいかく(Global Polio Eradication Initiative)」が開始かいしされ、2000ねんまでのポリオ撲滅ぼくめつうたわれた[8]。しかしその計画けいかく難航なんこうし、2018ねん6がつ現在げんざい、いまだパキスタンアフガニスタンナイジェリアコンゴ民主みんしゅ共和きょうわこくの4かこくにおいてポリオ患者かんじゃ発生はっせいしている状態じょうたいとなっている[9]。さらに2018ねんにはパプアニューギニアでアウトブレイクがこりプロジェクトが実施じっしされている[10]。このほか、1995ねんには「アフリカ・オンコセルカしょう対策たいさく計画けいかく(African Programme for Onchocerciasis Control)」が開始かいしされ、オンコセルカしょう河川かせん盲目もうもくしょう)の撲滅ぼくめつすすめられている[11]

ざいたいせいきんについて[編集へんしゅう]

WHOは2017ねん2がつ27にちざいたいせいきん警戒けいかいリストをはじめて公開こうかいした。このリストによると、もっと危険きけんたかいものとして『アシネトバクターみどりうみきんエンテロバクター』がげられた。そのつぎ危険きけんものとして『ヘリコバクター・ピロリサルモネラ』などがげられた。WHOはあらたな抗生こうせい物質ぶっしつ開発かいはついそぐとともに抗生こうせい物質ぶっしつ適切てきせつ使用しようびかけている。[1]

その近年きんねん動向どうこう[編集へんしゅう]

2022ねん11月21にちパンデミック感染かんせん集団しゅうだん発生はっせいこす危険きけんせいがあり優先ゆうせんてき監視かんしすべき病原びょうげんたいあらたなリストを作成さくせいすると発表はっぴょうした[12]。また同月どうげつ28にちにはサル痘の英語えいご名称めいしょうを「mpox(エム痘)」に変更へんこうすると発表はっぴょうした[13]

活動かつどう内容ないよう[編集へんしゅう]

  • 世界せかい保健ほけん機関きかん憲章けんしょうだい1じょう「すべての人々ひとびと可能かのう最高さいこう健康けんこう水準すいじゅん到達とうたつすること」を目的もくてきとする。
  • 情報じょうほう収集しゅうしゅう公開こうかい国際こくさい基準きじゅん設定せってい国際こくさい疾病しっぺい分類ぶんるい(ICD)の作成さくせいなど)。
  • 多国たこくあいだ協力きょうりょく推進すいしん
  • 災害さいがいとき緊急きんきゅう対策たいさく
  • 感染かんせんしょう対策たいさく痘瘡とうそう根絶こんぜつ拡大かくだい予防よぼう接種せっしゅ対策たいさく)。
  • 都市としひと健康けんこうまもり、生活せいかつしつ向上こうじょうさせるため、WHO健康けんこう都市としたいするみの推進すいしん

世界せかい保健ほけん機関きかん定義ていぎ統計とうけい公開こうかいしている指標しひょう項目こうもく[編集へんしゅう]

2019ねん5がつ時点じてんで、世界せかい保健ほけん機関きかん保健ほけん医療いりょうかんする、人的じんてき資源しげん指標しひょう医師いし歯科しか医師いし看護かんご薬剤師やくざいし、メディカル・ソーシャル・ワーカーなど)、物的ぶってき資源しげん指標しひょう病院びょういん病床びょうしょう介護かいご施設しせつ介護かいごゆか訪問ほうもん医療いりょう事業じぎょうしゃ介護かいご事業じぎょうしゃ医療いりょう器具きぐ医薬品いやくひん上水道じょうすいどう下水道げすいどうなど)、経済けいざい財政ざいせい資源しげん指標しひょう(GDPにたいする医療いりょう比率ひりつ医療いりょう公費こうひ負担ふたん受益じゅえきしゃりつ医療いりょう公費こうひ負担ふたんりつ、GDPにたいする公費こうひ負担ふたん医療いりょうりつ人口じんこういちにんたりの医療いりょう公費こうひ負担ふたん医療いりょう)、生命せいめい健康けんこうかんする結果けっか指標しひょう年齢ねんれいべつ生存せいぞんりつ死亡しぼうりつ生命せいめいひょう)、病気びょうき種類しゅるいべつ罹病りびょうりつ死亡しぼう原因げんいんべつ比率ひりつ出生しゅっしょう年齢ねんれいべつ余命よめい寿命じゅみょう)・健康けんこう余命よめい寿命じゅみょう)など)と、その経年けいねん変動へんどうかんして、やく1,450種類しゅるい指標しひょう項目こうもく定義ていぎし、世界せかい各国かっこく政府せいふ保健ほけん医療いりょう政策せいさく行政ぎょうせい機関きかんから報告ほうこくけ、世界せかい各国かっこく大陸たいりく地域ちいきべつ世界せかい全体ぜんたい統計とうけいデータベースを公開こうかいしている[14][15][16][17][18]指標しひょう項目こうもく一部いちぶ抜粋ばっすいして、世界せかい保健ほけん公報こうほう(World Health Publications)[19]世界せかい保健ほけん統計とうけい年次ねんじ報告ほうこくしょ(World Health Statistics)として公開こうかいしている[20]

組織そしき[編集へんしゅう]

地域ちいき事務じむきょく管轄かんかつ地域ちいき所在地しょざいち

WHOの最高さいこう意思いし決定けってい機関きかん毎年まいとし開催かいさいされる総会そうかいである[21]総会そうかいには加盟かめいこくすべてが代表だいひょうおくることができる。総会そうかいにおいては3ぶんの2の多数たすうによって条約じょうやく協定きょうてい制定せいていすることができる。この条約じょうやく加盟かめいこくには強制きょうせいりょくはないものの、加盟かめいこくはたとえ自国じこく代表だいひょう反対はんたいした条約じょうやくでも18かげつ以内いない国内こくないでの採択さいたくけてなんらかのアクションをこさなければならない。また、総会そうかいにおいては34カ国かこく委員いいんを3ねん任期にんき執行しっこう理事りじかい理事りじ選出せんしゅつし、これによって構成こうせいされる執行しっこう理事りじかい総会そうかい執行しっこう機関きかんとなる[22]。また、常設じょうせつ事務じむきょくがあり、総会そうかい議決ぎけつもとづき通常つうじょう業務ぎょうむおこなう。事務じむ局長きょくちょうがWHOのトップとなる。事務じむ局長きょくちょう総会そうかいにおいて選出せんしゅつされる[23]。WHO全体ぜんたい職員しょくいんすうやく8,000にんである[24]

2016ねん5がつ現在げんざい、194のくに地域ちいき加盟かめいしている[25]

みぎのように、世界せかいにアフリカ・アメリカ・ひがし地中海ちちゅうかい・ヨーロッパ・東南とうなんアジア・西太平洋にしたいへいようの6つの地域ちいき事務じむきょくかれ、それぞれに管轄かんかつ地域ちいきあたえられている。また重点じゅうてん区域くいきとされている150かこく[24]にはくに事務所じむしょ設置せっちされている[26]

WHO本部ほんぶ(スイス・ジュネーブ)
WHO本部ほんぶだい会議かいぎしつ
WHO神戸こうべセンター

歴代れきだい事務じむ局長きょくちょう[編集へんしゅう]

だい 肖像しょうぞう 氏名しめい 就任しゅうにん 退任たいにん 出身しゅっしんこく/地域ちいき
1 ブロック・チゾム英語えいごばん 1948ねん7がつ21にち 1953ねん7がつ21にち カナダの旗 カナダ
2 マルコリーノ・ゴメス・カンダウ英語えいごばん 1953ねん7がつ21にち 1973ねん7がつ21にち ブラジルの旗 ブラジル
3 ハルフダン・T・マーラー英語えいごばん 1973ねん7がつ21にち 1988ねん7がつ21にち  デンマーク
4 中嶋なかじまひろし 1988ねん7がつ21にち 1998ねん7がつ21にち 日本の旗 日本にっぽん
5 グロ・ハーレム・ブルントラント 1998ねん7がつ21にち 2003ねん7がつ21にち  ノルウェー
6 鍾郁 2003ねん7がつ21にち 2006ねん5がつ22にち 大韓民国の旗 韓国かんこく
臨時りんじ アンデルス・ノルドストレム英語えいごばん 2006ねん5がつ22にち 2007ねん1がつ4にち  スウェーデン
7 ちん馮富めずらし(マーガレット・チャン) 2007ねん1がつ4にち 2017ねん7がつ1にち 香港の旗 香港ほんこん
8 テドロス・アダノム 2017ねん7がつ1にち 現職げんしょく エチオピアの旗 エチオピア

付属ふぞく機関きかん[編集へんしゅう]

WHOは付属ふぞく機関きかんとして、フランスのリヨンにある国際こくさいがん研究けんきゅう機関きかん(IARC)や、日本にっぽん神戸こうべにあるWHO健康けんこう開発かいはつ総合そうごう研究けんきゅうセンター(WHO神戸こうべセンター、WKC)を[26]

財政ざいせい[編集へんしゅう]

WHOの予算よさんは2年間ねんかん会計かいけい年度ねんどとし、資金しきんは、加盟かめい各国かっこくされおも事務じむ経費けいひなどに使用しようされる分担ぶんたんきんと、加盟かめいこく国際こくさい機関きかんなど各種かくしゅ団体だんたい拠出きょしゅつしWHOの各種かくしゅプロジェクトにもちいられる寄付きふきんによってまかなわれている[27]寄付きふきんおおくは使用しようするプロジェクトを指定していしたうえ寄付きふされるが、使途しと指定していしない寄付きふおこなわれる。2018-2019年度ねんどのWHO資金しきんは56おく2400まんドルだった[28]。WHO財政ざいせい特徴とくちょうとして、分担ぶんたんきんはWHO資金しきんのわずか17%をめるにぎず[29]資金しきん大半たいはん寄付きふきんめることがげられる。また、ビル&メリンダ・ゲイツ財団ざいだんGAVIアライアンス国際こくさい連合れんごう人道じんどう問題もんだい調整ちょうせい事務所じむしょ国際こくさいロータリー世界銀行せかいぎんこうといった各種かくしゅ団体だんたい寄付きふきん拠出きょしゅつおおきく、国家こっかめる割合わりあい相対そうたいてきすくないことも特徴とくちょうである。寄付きふきんのうち、使途しと指定してい寄付きふきんはWHOそう収入しゅうにゅうの77%をめるのにたいし、使途しと指定していされていない寄付きふきんは3%にたない[30]

WHOの最大さいだい出資しゅっししゃアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくであり、分担ぶんたんきん寄付きふきんともに最大さいだいである。分担ぶんたん金額きんがくは2018-2019年度ねんどにおいてはアメリカ(2おく3700まんドル)[31]日本にっぽん(9300まんドル)[32]中国ちゅうごく(7600まんドル)[33]じゅんとなっている。これにたいし、寄付きふ金額きんがくは2018-2019年度ねんどにおいてはアメリカ(6おく5600まんドル)[34]、ビル&メリンダ・ゲイツ財団ざいだん(5おく3100まんドル)[35]、イギリス(3おく9200まんドル)のじゅんとなっている[36]。この両者りょうしゃ総合そうごうした出資しゅっし金額きんがくもアメリカ、ビル&メリンダ・ゲイツ財団ざいだん、イギリスのじゅんとなる。中国ちゅうごく分担ぶんたん金額きんがく世界せかい3となっているが、寄付きふ金額きんがくは2018-2019年度ねんどで1000まんドルにぎないため、総合そうごう出資しゅっしでは10以内いないはいらない[37]

一方いっぽう寄付きふきん使途しととしては2018-2019年度ねんどにおいてはポリオ撲滅ぼくめつが9おく9000まんドル、26.51%をめてもっとおおきい。いで、基本きほんてき健康けんこう栄養えいようサービスの提供ていきょう強化きょうかが4おく5300まんドルで12%、ワクチン関係かんけいが3おく3500まんドルで8.89%となっている[38]出資しゅっししゃごとに重視じゅうしする事柄ことがらことなり、たとえばビル&メリンダ・ゲイツ財団ざいだん寄付きふきんのうちやく6わりをポリオ撲滅ぼくめつとうじている[39]ほか、GAVIアライアンスは寄付きふきんの72%をワクチンにとうじている[40]

じゅうだい出資しゅっししゃ(2018-2019年度ねんど、2019ねんだい4四半期しはんきまで) 単位たんい:100まんドル
No. 出資しゅっししゃ 分担ぶんたんきん 寄付きふきん
使途しと指定してい
寄付きふきん
使途しと指定していなし)
総計そうけい
(2年間ねんかん
割合わりあい 出典しゅってん
1 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく 237 656 893 15.9% [41]
2 ビル&メリンダ・ゲイツ財団ざいだん 531 531 9.4% [42]
3 イギリス 43 335 57 435 7.7% [43]
4 GAVIアライアンス 371 371 6.6% [44]
5 ドイツ 61 231 292 5.2% [45]
6 日本にっぽん 93 122 214 3.8% [46]
7 国際こくさい連合れんごう人道じんどう問題もんだい調整ちょうせい事務所じむしょ (UNOCHA) 192 192 3.4% [47]
8 国際こくさいロータリー 143 143 2.5% [48]
9 世界銀行せかいぎんこう 133 133 2.4% [49]
10 欧州おうしゅう委員いいんかい 131 131 2.3% [50]
その出資しゅっししゃ 524 1,484 103 2,289 40.7%
総計そうけい 957 4,328 161 5,624 100.0% [51]

論争ろんそうとなった出来事できごと[編集へんしゅう]

新型しんがたインフルエンザ、パンデミックあやま警告けいこく企業きぎょう癒着ゆちゃく問題もんだい[編集へんしゅう]

2009ねんから10ねんにかけての新型しんがたインフルエンザの世界せかいてき流行りゅうこうさいし、WHOのマーガレット・チャン事務じむ局長きょくちょうは「いま、すべての人類じんるい脅威きょういにさらされている」として、新型しんがたインフルエンザをすべての人類じんるい脅威きょういとする広報こうほうおこなった。その新型しんがたインフルエンザが弱毒じゃくどくせいであること発覚はっかくするも、顕著けんちょ感染かんせん死亡しぼう被害ひがいいちじるしい事態じたい想定そうていした警告けいこくであるフェーズレベル6/6と警告けいこくし、パンデミック世界せかいてきだい流行りゅうこう)を宣言せんげんした。 しかしはつの「国際こくさいてき懸念けねんされる公衆こうしゅう衛生えいせいじょう緊急きんきゅう事態じたい」(PHEIC)の対象たいしょうにまでになった新型しんがたインフルエンザは前例ぜんれいのない保健ほけん当局とうきょく科学かがくしゃ製薬せいやく会社かいしゃ強力きょうりょく連携れんけいする体制たいせいをもたらしたが[52]実際じっさいぶしせいインフルエンザ大差たいさないレベルのインフルエンザで被害ひがいちいさなものであった[53]

一連いちれんのWHOの誤報ごほうへの批判ひはんたかまり[54]、これをおも欧州おうしゅう議会ぎかいは、パンデミック宣言せんげんいたった経緯けいい調査ちょうさ事態じたいとなった。欧州おうしゅう議会ぎかいボーダルク英語えいごばんぜん保健ほけん衛生えいせい委員いいんちょうは、WHOの宣言せんげんにせのパンデミックであったとして問題もんだい提起ていきをしている。WHOの意思いし決定けっていには製薬せいやく会社かいしゃ意向いこうおおきく影響えいきょうした可能かのうせいたかいとしている。製薬せいやく会社かいしゃ研究所けんきゅうじょなどではたら科学かがくしゃおおきな影響えいきょうりょくっており、このこと今回こんかいWHOがひろ科学かがくしゃ意見いけんもとめたことがその影響えいきょうりょくつよめる原因げんいんになったとかたっている。一方いっぽう新型しんがたインフルエンザワクチン製造せいぞうなどもおこない、世界せかい最大さいだい規模きぼ製薬せいやく会社かいしゃであるグラクソ・スミスクラインしゃ英国えいこく)は、製薬せいやく会社かいしゃがWHOのパンデミック宣言せんげん影響えいきょうあたえているなどの認識にんしきあやまりであるとインタビューにこたえている[55]

2010ねん1がつになるとワクチンが世界せかいてき余剰よじょう状態じょうたいとなり、キャンセルや転売てんばい相次あいつ事態じたいとなっている。

IAEAに従属じゅうぞく[編集へんしゅう]

1959ねんむすんだIAEAとの規定きていでは、「IAEA(原発げんぱつ推進すいしんかかげている)の許可きょかなしに、放射線ほうしゃせん影響えいきょうにおける科学かがく論文ろんぶん公表こうひょうしてはならない」となっている[56]。WHO事務じむ局長きょくちょうであった中嶋なかじまひろしは、このことについて「放射線ほうしゃせん影響えいきょう研究けんきゅうかんしては、WHOはIAEAに従属じゅうぞくしている。原子力げんしりょく健康けんこうしたがえているのだ」と発言はつげんしている[57]

COVID-19 をめぐる対応たいおうおくれと政治せいじせい指摘してき[編集へんしゅう]

2019新型しんがたコロナウイルスによる急性きゅうせい呼吸こきゅう疾患しっかん対応たいおうをめぐり、流行りゅうこうはじまった2019ねん12月の時点じてんでヒトからヒトへの感染かんせんきた可能かのうせいがあるという報告ほうこく台湾たいわんからけていたにもかかわらず、台湾たいわんによるWHO総会そうかいへの参加さんかみとめられていないことや情報じょうほう国際こくさい社会しゃかいしめさなかったことへの批判ひはんがある[58]

2020ねん4がつ、アメリカのドナルド・トランプ大統領だいとうりょうはCOVID-19をめぐるWHOの一連いちれん対応たいおうについて「失敗しっぱい」と評価ひょうか。また、アメリカからだい規模きぼ出資しゅっしけながら「中国ちゅうごく中心ちゅうしん主義しゅぎ」で、世界せかい不適切ふてきせつ提言ていげんおこなっていると批判ひはんし、WHOへの拠出きょしゅつきん停止ていしするかんがえをしめした[59]同国どうこく国務省こくむしょうは「公衆こうしゅう衛生えいせいより政治せいじ優先ゆうせんした」と批判ひはんしたうえで「アメリカをふく加盟かめいこくはWHOの一連いちれん対応たいおうについて問題もんだいてん検証けんしょうするべきだ」とした[58]

WHOは台湾たいわんからの通知つうちについて、AFP通信つうしん取材しゅざいたいして「ヒトからヒトへの感染かんせんについて言及げんきゅうはなかった」と否定ひていした[60]。それをけて台湾たいわん当局とうきょくは「中国ちゅうごく武漢ぶかん定型ていけい肺炎はいえんすくなくとも7れいていると報道ほうどうされている。現地げんち当局とうきょくはSARSとはみられないとしているが、患者かんじゃ隔離かくり治療ちりょうけている」といった内容ないようふくまれるWHOあて通知つうち全文ぜんぶん公開こうかいし、「隔離かくり治療ちりょうがどのような状況じょうきょう必要ひつようとなるかは公共こうきょう衛生えいせい専門せんもん医師いしであればだれでもわかる。これを警告けいこくばず、なに警告けいこくぶのか」とべ、WHOが台湾たいわん情報じょうほうかしていれば、感染かんせん拡大かくだいはや対処たいしょできたと主張しゅちょうした[60][61]

トランプ大統領だいとうりょうは5月29にちホワイトハウスでの記者きしゃ会見かいけんでWHOが「中国ちゅうごくり」であることをあらためて批判ひはん年間ねんかん4おく5せんまんドル規模きぼとされるWHOにたいする米国べいこく拠出きょしゅつきん保健ほけん衛生えいせい関連かんれん国際こくさい組織そしきけ、WHOとの関係かんけい断絶だんぜつすると発表はっぴょう[62]、7がつ6にちには2021ねん7がつ6にちづけでWHOを脱退だったいすることを国連こくれん正式せいしき通告つうこくした[63]

2021ねん1がつ20日はつかジョー・バイデン後継こうけい大統領だいとうりょう就任しゅうにんし、そののうちにWHOからの脱退だったい撤回てっかいする大統領だいとうりょうれい署名しょめい[64]、またよく21にちにはCOVID-19ワクチンを共同きょうどう購入こうにゅうするための国際こくさいてき枠組わくぐみ(COVAX)への参加さんか表明ひょうめいするなど、政権せいけん交代こうたいによってアメリカの姿勢しせいおおきく転換てんかんされた[65]

世界せかい保健ほけん機関きかん制定せいていした国際こくさいデー[編集へんしゅう]

世界せかい保健ほけん機関きかんはいくつかの国際こくさいデー制定せいていしているが、なかでも国際こくさい公衆こうしゅう保健ほけんデーとして、3月24にち世界せかい結核けっかくデー、4がつ7にち世界せかい保健ほけんデー、4がつ14にち世界せかいシャーガスびょうデー英語えいごばん、4がつ25にち世界せかいマラリアデー、4がつ最終さいしゅうしゅうおこなわれる[66]世界せかい予防よぼう接種せっしゅ週間しゅうかん英語えいごばん、5月31にち世界せかい禁煙きんえんデー、6月14にち世界せかい献血けんけつしゃデー、7がつ28にち世界せかい肝炎かんえんデー、9月17にち世界せかい患者かんじゃ安全あんぜんデー、毎年まいとし11がつ18にちふくしゅうおこなわれる[67]世界せかい抗生こうせい物質ぶっしつ意識いしき週間しゅうかん英語えいごばん、12月1にち世界せかいエイズデーとく重視じゅうししている[68]。この国際こくさいデーはあらたにさだめられることもおおく、2019ねんには世界せかい患者かんじゃ安全あんぜんデーが[69]、2020ねんには世界せかいシャーガスびょうデーがあらたに制定せいていされた[70]

世界せかい保健ほけん機関きかんたいする顕彰けんしょう[編集へんしゅう]

不祥事ふしょうじ[編集へんしゅう]

  • 2018ねんから2020ねんにかけ、職員しょくいんコンゴ民主みんしゅ共和きょうわこく性的せいてき虐待ぎゃくたいおこなっていた問題もんだい浮上ふじょう2021ねん9月28にち事務じむ局長きょくちょう事実じじつみとめて謝罪しゃざいした。問題もんだいとなった職員しょくいんエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ対策たいさくたるため、現地げんち採用さいようされた職員しょくいん各国かっこくから派遣はけんされていた職員しょくいんで、地域ちいき住民じゅうみん仕事しごとあたえる見返みかえりとしてせい交渉こうしょう強要きょうようするなどのおどしをおこなっていた[71]

おも出身しゅっしんしゃ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ WHO は「ダブリュー・エイチ・オー」とイニシャルするのがただしく、「フー」とアクロニムにはしない。しかし、辞書じしょによっては「フー」という表記ひょうきられる[2]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]