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医療いりょう事故じこ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

医療いりょう事故じこ(いりょうじこ、えい: Medical malpractice)は、一般いっぱん医療いりょうかんする事故じこをいう。

定義ていぎ

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医療いりょうほうもとづく定義ていぎ

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医療いりょうほうによりあらたに定義ていぎされた「医療いりょう事故じこ」は,「提供ていきょうした医療いりょう起因きいんし,また起因きいんするとうたがわれる死亡しぼうまた死産しざんであって,当該とうがい管理かんりしゃ当該とうがい死亡しぼうまた死産しざん予期よきしなかったものとして厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいさだめるもの(6じょうの10)」とである。通常つうじょう用語ようご概念がいねんをことにしている。

すべての病院びょういん診療しんりょうしょ助産じょさんしょ管理かんりしゃは、該当がいとうする事故じこ発生はっせいした場合ばあいは、とどこおりなく医療いりょう事故じこ調査ちょうさ支援しえんセンター報告ほうこくしなければならない(6じょうの10)。

厚生こうせい労働省ろうどうしょうによる定義ていぎ

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厚生こうせい労働省ろうどうしょうリスクマネージメントスタンダードマニュアル作成さくせい委員いいんかいによると、つぎのように定義ていぎされている[1]。なお、医療いりょう過誤かご医療いりょう事故じこ一類いちるいがたとされている[1]

医療いりょうかかわる場所ばしょで、医療いりょうぜん過程かていにおいて発生はっせいするすべての人身じんしん事故じこで、以下いか場合ばあいふくむ。なお、医療いりょう従事じゅうじしゃ過誤かご過失かしつ有無うむわない。

死亡しぼう生命せいめい危険きけん病状びょうじょう悪化あっかとう身体しんたいてき被害ひがいおよ苦痛くつう不安ふあんとう精神せいしんてき被害ひがいしょうじた場合ばあい
患者かんじゃ廊下ろうか転倒てんとうし、負傷ふしょうした事例じれいのように、医療いりょう行為こういとは直接ちょくせつ関係かんけいしない場合ばあい
患者かんじゃについてだけでなく、注射ちゅうしゃはりあやまとげのように、医療いりょう従事じゅうじしゃ被害ひがいしょうじた場合ばあい

— 「リスクマネージメントマニュアル作成さくせい指針ししん

医療いりょう事故じこれい

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れい1:患者かんじゃ廊下ろうか歩行ほこうちゅう転倒てんとう怪我けがをした。
市中しちゅうにおいては当人とうにん自己じこ責任せきにんとされることでも病院びょういんないにおいては医療いりょうしゃ患者かんじゃ安全あんぜん確保かくほしなければならない[2]。それとえに、患者かんじゃ医療いりょうしゃ指示しじ厳守げんしゅする義務ぎむう。
れい2:看護かんご自分じぶん注射ちゅうしゃはりし、事故じこしょうじた[3]
Bがた肝炎かんえんHIVなどのように、医療いりょうしゃにとって感染かんせんによりいのちにかかわる場合ばあい存在そんざいする。また、とく女性じょせい看護かんごはストーカー行為こういやセクハラ行為こうい患者かんじゃによる暴力ぼうりょく行為こうい危険きけんにもさらされており(→モンスターペイシェント)、このような事案じあんのどこまでを医療いりょう事故じことするかの線引せんひきはむずかしい。

医療いりょう事故じこだい規模きぼ調査ちょうさ

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アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

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アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおいては、これまで医療いりょう事故じこによる死亡しぼうりつただしく議論ぎろんされてこなかったという批判ひはんけ、医療いりょう事故じこによる死亡しぼうが(もっとおお見積みつもれば)米国べいこく死因しいんいちになった試算しさんともに、個人こじん断罪だんざいわることなく再発さいはつ防止ぼうし主眼しゅがんいたシステムを構築こうちくするよう提言ていげんされている。2006ねん報告ほうこくでは、毎年まいとし150まんにん医療いりょうミスの影響えいきょうけ、40まんにん薬害やくがいけ、薬剤やくざい関連かんれん障害しょうがいは8おく8700まんドルの余剰よじょう医療いりょう必要ひつようとしたと報告ほうこくしている。また、誤診ごしんすうトップ5は感染かんせんしょう腫瘍しゅよう心筋梗塞しんきんこうそくはいふさがせんしょうこころ血管けっかん疾患しっかん報告ほうこくされている。[4][5][6]

日本にっぽん

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こうした米国べいこくうごきおよび前記ぜんきのような事案じあんがマスコミをにぎわしたことけ、日本にっぽんでも2001年度ねんどより厚生こうせい労働省ろうどうしょう全国ぜんこく病院びょういんから医療いりょう事故じこ情報じょうほう収集しゅうしゅうしている[7]

そのため2014ねん医療いりょうほう施行しこう規則きそく一部いちぶ改正かいせいにて、特定とくてい医療いりょう機関きかんには事故じこ情報じょうほう報告ほうこく義務ぎむづけられた[8]どう規則きそくにおいて事故じこ情報じょうほう提出ていしゅつ義務ぎむがあるのは 国立こくりつ病院びょういん大学だいがく付属ふぞく病院びょういん特定とくてい機能きのう病院びょういんのみであるが、その医療いりょう機関きかんにおいても、登録とうろく分析ぶんせき機関きかん参加さんか登録とうろく申請しんせいをすることにより、義務ぎむ機関きかん同様どうよう報告ほうこくをすることが可能かのうである[8]。2013ねん12月31にち現在げんざいでは報告ほうこく義務ぎむ対象たいしょう医療いりょう機関きかん以外いがいにも691の医療いりょう機関きかん参加さんか登録とうろく申請しんせいをしている[9]

その、2015ねん10がつ1にちより改正かいせい医療いりょうほう施行しこうされ医療いりょう事故じこ調査ちょうさ制度せいど実施じっしされるにともない,すべての医療いりょう機関きかんにおいて「医療いりょう事故じこ該当がいとうせいのある死亡しぼうまた死産しざんたいし,院内いんない事故じこ調査ちょうさ義務ぎむづけられた。

医療いりょう事故じこ予防よぼう

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医療いりょう事故じこ予防よぼうするための対策たいさくかく病院びょういんおこなわれている。ここでは、そのいちれい紹介しょうかいする[10][11]

  • 安全あんぜん管理かんり体制たいせい整備せいび
バックアップフェイルセーフフールプルーフといったヒューマン・エラーはいることがないシステム整備せいび必要ひつようとされる。
  • 安全あんぜん管理かんり体制たいせい指針ししん作成さくせい
  • ヒヤリ・ハット事例じれい報告ほうこくとまとめ
ヒヤリ・ハット事例じれいになる段階だんかいですでにヒューマン・エラーのはい余地よちがあるとかんがえられる。
  • 院内いんない報告ほうこく制度せいど確立かくりつ
  • 職員しょくいん研修けんしゅう定期ていき実施じっし
  • 医療いりょう安全あんぜん管理かんりしゃ配置はいち
  • 医療いりょう安全あんぜん管理かんり部門ぶもん配置はいち
  • 患者かんじゃからのアンケート収集しゅうしゅう
  • 患者かんじゃ相談そうだん窓口まどぐち設置せっち
  • 病院びょういん同士どうし情報じょうほう交換こうかん

救済きゅうさい制度せいど

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  • 名古屋なごや弁護士べんごしかい所属しょぞく弁護士べんごし加藤かとう良夫よしお南山大学なんざんだいがく法科ほうか大学院だいがくいん教授きょうじゅ)などが中心ちゅうしんになって、医療いりょう事故じこ被害ひがいしゃ救済きゅうさいする制度せいど過失かしつ補償ほしょう制度せいど)が提唱ていしょうされた[12]医療いりょう事故じこ過失かしつ補償ほしょう制度せいどは、スウェーデンやフィンランド、ニュージーランドなどのくににおいて、すで実施じっしされている。
  • 日本にっぽんでは2009ねんより産科さんか医療いりょう補償ほしょう制度せいど開始かいしされ、どう制度せいど加入かにゅうしている分娩ぶんべん機関きかん場合ばあいには補償ほしょうけられるようになった。
  • 医療いりょう事故じこのうち医薬品いやくひん関係かんけいする場合ばあいは、2002ねん制定せいていされた医薬品いやくひん副作用ふくさよう被害ひがい救済きゅうさい制度せいど救済きゅうさい制度せいどもうけられている。

事故じこ事例じれい一覧いちらん

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戦前せんぜん

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  • 1927ねん8がつ5にち
    神奈川かながわけん川崎かわさき大阪おおさかクロム加工かこう工場こうじょうで、クロムのつよ毒性どくせい原因げんいん皮膚ひふびょう蔓延まんえん当初とうしょ奇病きびょう伝染でんせんびょうとされ、医師いし誤診ごしんかさなって100にん以上いじょう死者ししゃ重症じゅうしょうしゃ発生はっせいした。[よう出典しゅってん]
  • 1936ねん3月5にち東京とうきょう電灯でんとう付属ふぞく病院びょういんげん東京電力とうきょうでんりょく病院びょういん
    37さい主婦しゅふ治療ちりょうレントゲン撮影さつえいちゅう感電かんでんして即死そくし技師ぎし看護かんご重軽傷じゅうけいしょうった。原因げんいん不明ふめいだが、機械きかい高圧線こうあつせん漏電ろうでん可能かのうせいたかいと当時とうじ警察けいさつ新聞しんぶんつたえている。

戦後せんご

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  • 1948ねん12月
    全国ぜんこく規模きぼジフテリアBCG予防よぼう接種せっしゅによる中毒ちゅうどくしゃ続出ぞくしゅつ児童じどう中心ちゅうしんおも後遺症こういしょうくるしむ患者かんじゃ続出ぞくしゅつし、とく京都きょうとでは68めい死者ししゃ発生はっせい戦後せんごまもない状況じょうきょうでワクチンの無毒むどく十分じゅうぶんでなかったことが原因げんいん
  • 1951ねん8がつ2にち福井ふくいけん国立こくりつ鯖江さばえ病院びょういんげん公立こうりつ丹南たんなん病院びょういん
    看護かんご2人ふたり入院にゅういん患者かんじゃ治療ちりょうとしてブドウ糖ぶどうとう注射ちゅうしゃをしようとしたところ、あやまって麻酔ますいよう薬剤やくざい(ヌペルカイン)を注射ちゅうしゃしたため、2人ふたりとも昏睡こんすい状態じょうたいになり、すうふん死亡しぼう
  • 1956ねん5月15にち
    東京大学とうきょうだいがく法学部ほうがくぶちょう尾高おだか朝雄あさお東京とうきょう都立とりつ駒込こまごみ病院びょういん治療ちりょうさいペニシリン注射ちゅうしゃ直後ちょくごにショック症状しょうじょうこして死亡しぼう。ペニシリン注射ちゅうしゃによるショック事故じこ年頭ねんとうから発生はっせい報告ほうこくされていた(推定すいてい死者ししゃ100にん以上いじょうわれている)が、この事故じこがきっかけでおおきな社会しゃかい問題もんだいとなるととも医療いりょう事故じこおおきく報道ほうどうされるようになった。
  • 1956ねん5月17にち
    大阪おおさか小学校しょうがっこうで、校医こうい予防よぼう接種せっしゅとしてツベルクリン注射ちゅうしゃをするさい児童じどう107にんあやまってBCG接種せっしゅし、発熱はつねつしゃ入院にゅういんしゃた。
  • 1964ねん5月29にち国立こくりつ東京とうきょうだいいち病院びょういんげん国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンター
    36さい男性だんせい水虫みずむし放射線ほうしゃせん治療ちりょうけたさい技師ぎし放射線ほうしゃせんりょう規定きていよりおおててしまったため被曝ひばくして重度じゅうど皮膚ひふガンとなり、両足りょうあし切断せつだんする事故じこ発生はっせい病院びょういんがわがミスをみとめ、多額たがく賠償金ばいしょうきん支払しはらうことで和解わかいした。この事故じこをきっかけに皮膚ひふびょう放射線ほうしゃせん治療ちりょうりやめる病院びょういん相次あいつぎ、わって皮膚ひふびょう水虫みずむしよう治療ちりょうやく内服薬ないふくやく軟膏なんこうなどの外用がいようやくとなるこうきんやく)が本格ほんかくてき開発かいはつされることになった。
  • 1965ねん12月
    東日本ひがしにっぽん地域ちいきインフルエンザ予防よぼう接種せっしゅけた幼児ようじ児童じどう5めい重度じゅうどのインフルエンザを発症はっしょうし、相次あいついで死亡しぼう。ワクチンのウイルスを十分じゅうぶんよわめていなかったことが原因げんいんとされた。
  • 1966ねん4がつ21にち岩手いわてけん岩手いわて県立けんりつ南光なんこう病院びょういん
    てんかん新薬しんやく投与とうよされた患者かんじゃ42めいのうち3めい副作用ふくさよう原因げんいん死亡しぼう。その調査ちょうさでこの新薬しんやくがまだ実験じっけん段階だんかいだったことあかるみにて、当時とうじかるはずみな人体じんたい実験じっけん」と批判ひはんされ、国会こっかいでも追及ついきゅうされた。
  • 1967ねん8がつ東京とうきょう東京とうきょう都立とりつ築地つきじ産院さんいん1999ねんはいいんし、東京都立墨東病院とうきょうとりつぼくとうびょういん統合とうごう
    33さい女性じょせい女児じょじ出産しゅっさん出血しゅっけつ多量たりょう死亡しぼう医師いし輸血ゆけつミス。
  • 1969ねん4がつ4にち東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    治療ちりょうようこうあつ酸素さんそタンクが機械きかい漏電ろうでんによる火花ひばな原因げんいん爆発ばくはつ炎上えんじょう機械きかい操作そうさしていた医師いし看護かんご、タンクない治療ちりょうけていた患者かんじゃ2めいけい4めい爆風ばくふうほのおまれるなどして焼死しょうし
  • 1969ねん4がつ27にち千葉大学ちばだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    32さい男性だんせい患者かんじゃ採血さいけつおこなったさい看護かんご機械きかいあつかいミスで静脈じょうみゃく空気くうき逆流ぎゃくりゅうしてしまう。男性だんせい意識いしき不明ふめい重体じゅうたいとなり、やく1ヶ月かげつ死亡しぼう裁判さいばん病院びょういんがわ敗訴はいそ確定かくていし、罰金ばっきんけいける。
  • 1972ねん9月19にち関西医科大学かんさいいかだいがく付属ふぞく病院びょういんげん関西医科大学かんさいいかだいがく附属ふぞく滝井たきい病院びょういん
    血液けつえきがた不適合ふてきごう輸血ゆけつ(Oがた男児だんじにABがた輸血ゆけつされ死亡しぼう)が発生はっせい担当たんとう医師いし書類しょるい送検そうけんされる。
  • 1973ねんごろ
    乳幼児にゅうようじへの筋肉きんにく注射ちゅうしゃ副作用ふくさようとして大腿だいたいよんとうすじ短縮たんしゅくしょう多発たはつし、社会しゃかい問題もんだいとなる。
  • 1973ねん2がつ28にち兵庫ひょうごけん西宮にしのみや市立しりつ中央ちゅうおう病院びょういん
    男性だんせい患者かんじゃ十二指腸じゅうにしちょう潰瘍かいよう手術しゅじゅつけたさい手術しゅじゅつちゅう酸素さんそおくるはずが笑気しょうきガス(酸化さんか窒素ちっそ)をおくってしまう。執刀しっとう看護かんごがガスかんつな間違まちがえたのが原因げんいん患者かんじゃてい酸素さんそ脳症のうしょうおちいり、やく1年間ねんかん昏睡こんすい状態じょうたいすえ意識いしきもどらず翌年よくねん1がつはい水腫すいしゅによる肺炎はいえん心不全しんふぜん併発へいはつして死亡しぼう医師いし1974ねん6月21にち神戸こうべ地裁ちさい尼崎あまがさき支部しぶにおいて禁錮きんこ6ヶ月かげつ執行しっこう猶予ゆうよ1ねん有罪ゆうざい判決はんけつけた。
  • 1973ねん4がつ5にち岩手いわてけん岩手いわて県立けんりつ大船渡おおふなと病院びょういん
    院内いんない悪性あくせい膿疱疹のうほうしん蔓延まんえん。21めい感染かんせんし、4めい死亡しぼう病院びょういん管理かんり体制たいせい不備ふび原因げんいん
  • 1973ねん4がつ29にち東京とうきょう町田まちだ市立しりつ中央ちゅうおう病院びょういんげん町田まちだ市民しみん病院びょういん
    手術しゅじゅつ死亡しぼうした女性じょせい入院にゅういん患者かんじゃ火葬かそうした遺体いたいから手術しゅじゅつよう鉗子発見はっけんされ、手術しゅじゅつちゅうわすれたものではないかとして問題もんだいになる。
  • 1975ねん埼玉さいたまけん浦和うらわ病院びょういん
    医師いし虫垂炎ちゅうすいえん手術しゅじゅつさいあやまって患者かんじゃ回腸かいちょう傷付きずつけてしまい、腹膜炎ふくまくえん併発へいはつさせて患者かんじゃ死亡しぼうさせる事故じこ発生はっせい群馬ぐんまけん前橋まえばし病院びょういんでも医師いし患者かんじゃ盲腸もうちょう手術しゅじゅつさい麻酔ますいやく(ネオペルカミンS)を指示しじしたところ、看護かんごあやまって静脈じょうみゃく注射ちゅうしゃよう止血しけつざい(トランサミン)をし、医師いし薬剤やくざい確認かくにんせずに注射ちゅうしゃして患者かんじゃ痙攣けいれん呼吸こきゅう困難こんなん死亡しぼうさせるミスが発生はっせい。このほかにも盲腸もうちょう手術しゅじゅつでの手術しゅじゅつミスが相次あいついだ。
  • 1975ねん3月22にち広島ひろしまけんくれ産婦人科さんふじんか病院びょういん開業医かいぎょうい現存げんそんせず)
    院内いんない新生児しんせいじ28にん母親ははおや17にんサルモネラ菌さるもねらきん集団しゅうだん感染かんせん新生児しんせいじ4めい死亡しぼう、2めい脳性のうせい麻痺まひ後遺症こういしょうわずらう。病院びょういん管理かんり体制たいせいあまさを指摘してきされ、この病院びょういんはその閉鎖へいさされた。またもと院長いんちょう患者かんじゃがわ多額たがく賠償金ばいしょうきん支払しはらっている。
  • 1975ねん7がつ10日とおか広島ひろしまけん因島いんのしま開業医かいぎょうい現存げんそんせず)
    この病院びょういん神経痛しんけいつうなどで関節かんせつステロイド注射ちゅうしゃってもらった患者かんじゃ中心ちゅうしん骨関節こつかんせつ結核けっかく蔓延まんえん結果けっかてきに96めい感染かんせんする集団しゅうだん感染かんせんとなり、うち14めい死亡しぼう院内いんないでも院長いんちょう担当たんとう医師いし看護かんご結核けっかく感染かんせんし、このうち院長いんちょう死亡しぼうしたため病院びょういん閉鎖へいさされた。注射ちゅうしゃ消毒しょうどく不十分ふじゅうぶんだったとされている。広島ひろしまけんでは3がつにも病院びょういんない集団しゅうだん感染かんせんがあったばかりで、厚生省こうせいしょう広島ひろしまけん保健所ほけんじょ管理かんり体制たいせいあまさにおおくの批判ひはんんだ。
  • 1976ねん7がつ26にち和歌山わかやまけん和歌山わかやま日赤にっせき病院びょういんげん日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃ和歌山わかやま医療いりょうセンター
    10さい男児だんじ扁桃腺へんとうせんひらたももえん)の手術しゅじゅつ吐血とけつし、窒息ちっそくして急死きゅうし病院びょういんがわ手術しゅじゅつミスが指摘してきされ、両親りょうしん病院びょういん医師いし相手取あいてどって訴訟そしょうこした。
  • 1976ねん9月29にち奈良ならけん奈良県立医科大学ならけんりついかだいがく附属ふぞく病院びょういん
    女性じょせい患者かんじゃ子宮しきゅうがい妊娠にんしん手術しゅじゅつさい医師いし機器ききあつかいミスから酸素さんそではなく笑気しょうきガスを患者かんじゃおくってしまう。女性じょせい意識いしき不明ふめいのまま、やく2ヶ月かげつ死亡しぼう
  • 1976ねん12月6にち新潟にいがたけん新潟にいがた鉄道てつどう病院びょういんげん・JR新潟にいがた鉄道てつどう健診けんしんセンター)
    38さい女性じょせい子宮しきゅう筋腫きんしゅ手術しゅじゅつ看護かんご投薬とうやくミスで食欲しょくよく増進ぞうしんさせるくすり大量たいりょうませてしまう。女性じょせい直後ちょくごにショック症状しょうじょうこして昏睡こんすい状態じょうたいとなり死亡しぼう
  • 1976ねん12月25にち京都きょうと石野いしの外科げか病院びょういんげん脳神経のうしんけいリハビリ北大路きたおおじ病院びょういん
    入院にゅういん手術しゅじゅつ急死きゅうしした43さい男性だんせい火葬かそう遺体いたいから手術しゅじゅつよう鉗子発見はっけんされる。
  • 1977ねん2がつ19にち宮城みやぎけん石巻赤十字病院いしのまきせきじゅうじびょういん
    33さい男性だんせい患者かんじゃ椎間板ついかんばんヘルニア手術しゅじゅつけたさい執刀しっとう腹部ふくぶ動脈どうみゃく傷付きずつけたこと気付きづかないまま手術しゅじゅつえた。患者かんじゃ手術しゅじゅつ腹部ふくぶない出血しゅっけつ多量たりょう急死きゅうしのち執刀しっとう自殺じさつした。
  • 1977ねん2がつ25にち広島ひろしまけん病院びょういん
    糖尿とうにょうびょうわずらっていた男性だんせい患者かんじゃ医師いしあやまって高血圧こうけつあつ治療ちりょうやく投与とうよしてしまう。男性だんせい遷延せんえんせい意識いしき障害しょうがいおちいった。
  • 1977ねん3がつ宮崎みやざきけん大迫おおさこ外科げか病院びょういん現存げんそんせず)
    12さい男児だんじ盲腸もうちょう手術しゅじゅつさい医師いし麻酔ますい前後ぜんご注意ちゅういおこたったこと原因げんいん男児だんじ遷延せんえんせい意識いしき障害しょうがいにしてしまう事故じこ発生はっせい
  • 1977ねん7がつ8にち埼玉さいたまけん高木たかぎ外科げか内科ないか病院びょういんげん高木たかぎクリニック)
    男性だんせい糖尿とうにょうびょう患者かんじゃとう検査けんささい看護かんごブドウ糖ぶどうとう投与とうよするところをあやまって結核けっかく治療ちりょうやく投与とうよして死亡しぼうさせる事故じこ発生はっせい
  • 1977ねん12月22にち福島ふくしまけん磐城いわき共立きょうりつ病院びょういんげんいわき市立しりつ総合磐城共立病院そうごういわききょうりつびょういん
    手術しゅじゅつ急死きゅうしした男性だんせい入院にゅういん患者かんじゃ体内たいないから手術しゅじゅつよう鉗子発見はっけんされる。
  • 1978ねん4がつ30にち国立こくりつ東京とうきょうだい病院びょういんげん国立こくりつ病院びょういん機構きこう東京とうきょう医療いりょうセンター
    発熱はつねつのために入院にゅういんしていた3さい女児じょじ医師いしくすり投与とうよしたさい投薬とうやく効果こうかない抗生こうせい物質ぶっしつ投与とうよした。女児じょじ容態ようだい悪化あっかして細菌さいきんせいこころまくほのお発症はっしょうし、数日すうじつ死亡しぼうした。
  • 1979ねん6月16にち大分おおいたけん九州大学きゅうしゅうだいがく温泉おんせん治療ちりょうがく研究所けんきゅうじょ付属ふぞく病院びょういんげん九州大学きゅうしゅうだいがく病院びょういん別府べっぷ先進せんしん医療いりょうセンター)
    当時とうじ大分おおいた合同ごうどう新聞しんぶん社長しゃちょうであった長野ながのただし(67さい)の胆嚢たんのう検査けんささい医師いしあやまって内視鏡ないしきょう十二指腸じゅうにしちょう傷付きずつけてしまう。長野ながの腹膜炎ふくまくえん急性きゅうせい腎不全じんふぜん併発へいはつやく2ヶ月かげつ死亡しぼうした。裁判さいばん病院びょういんがわ検査けんさミスを全面ぜんめんてきみとめ、病院びょういんに3おく1000まんえん賠償ばいしょう判決はんけつしている。
  • 1979ねん10月30にち宮崎みやざきけん延岡のべおか開業医かいぎょうい
    54さい医師いしが11さい男児だんじ単純たんじゅん盲腸もうちょう手術しゅじゅつさいあやまって大腸だいちょうり、男児だんじひろしはつせい腹膜炎ふくまくえんによる出血しゅっけつ多量たりょう死亡しぼうさせる事故じこ発生はっせい担当たんとう医師いし前年ぜんねんごろから医師いし不足ふそくによる過労かろう労使ろうしトラブルからベテラン看護かんご一斉いっせい退職たいしょくされて新人しんじん看護かんご育成いくせいをしながら深夜しんやまで医療いりょう事務じむをしなければならないなどの極度きょくど負担ふたんいられ、ふるえや不眠症ふみんしょうこすなど精神せいしん不安定ふあんていになっており、さそえねむりのために精神せいしん安定あんていざいさけ頻繁ひんぱん服用ふくようしていたことが判明はんめいした。医師いし1980ねん8がつ27にち宮崎みやざき地裁ちさい延岡のべおか支部しぶにて禁錮きんこ1ねん執行しっこう猶予ゆうよ4ねん有罪ゆうざい判決はんけつけている。
  • 1980ねん5月23にち東京とうきょう三井みつい記念きねん病院びょういん
    50さいだい女性じょせい心臓しんぞうびょう患者かんじゃヤギでの生体せいたい実験じっけん生存せいぞん最長さいちょう記録きろくつくった人工じんこう心臓しんぞうけ、わずか2日間にちかん急死きゅうしさせたこと5月30にちあきらかとなった。
  • 1982ねん2がつ北海道ほっかいどう札幌医科大学さっぽろいかだいがく医学部いがくぶ付属ふぞく病院びょういんげん札幌医科大学さっぽろいかだいがく附属ふぞく病院びょういん
    高血圧こうけつあつしょう通院つういん治療ちりょうちゅうの73さい女性じょせい患者かんじゃが、医師いしより糖尿とうにょうびょうやく投与とうよされて意識いしき不明ふめい重体じゅうたいになり、その遷延せんえんせい意識いしき障害しょうがいになってしまった。この事故じこ1983ねん7がつ9にちあかるみに問題もんだいになる。
  • 1982ねん4がつ6にち東京とうきょう公立こうりつ学校がっこう共済きょうさい組合くみあい関東かんとう中央ちゅうおう病院びょういん
    5さい男児だんじ手術しゅじゅつさい医師いしあやまって通常つうじょうの2ばい以上いじょう麻酔ますいくすり投与とうよする事故じこきる。男児だんじ遷延せんえんせい意識いしき障害しょうがいとなり、やく2ヶ月かげつ死亡しぼう
  • 1982ねん4がつ20日はつか東京とうきょう八王子はちおうじ歯科しか医院いいん開業医かいぎょうい現存げんそんせず)
    69さい院長いんちょうが3さい女児じょじ治療ちりょうさいに「フッナトリウム」をるところをあやまって劇薬げきやくの「フッ水素すいそフッ水素すいそさん)」をってしまい、女児じょじ急死きゅうしさせてしまった。院長いんちょうつま材料ざいりょう業者ぎょうしゃに「フッ素ふっそってきてほしい」と電話でんわ注文ちゅうもんし、業者ぎょうしゃあやまって「フッ水素すいそさん」を配達はいたつ。その院長いんちょう十分じゅうぶん確認かくにんしないで使用しようしたことが原因げんいん院長いんちょうのショックはおおきく、女児じょじ通夜つやせき脳血栓のうけっせん発症はっしょうしてたお入院にゅういん回復かいふくして退院たいいんしたのち1983ねん2がつ24にち東京とうきょう地裁ちさい八王子はちおうじ支部しぶにおいて禁錮きんこ1ねん6ヶ月かげつ執行しっこう猶予ゆうよ4ねん有罪ゆうざい判決はんけつけた。そのこの歯科しか医院いいん院長いんちょう自主じしゅ廃業はいぎょう建物たてもの解体かいたいされた。現在げんざい跡地あとち一般いっぱん住宅じゅうたくっている(八王子はちおうじ歯科しか医師いしフッ水素すいそさんあやま塗布とふ事故じこ
  • 1982ねん6がつ東京とうきょう国立こくりつ小児しょうに病院びょういんげん国立こくりつ成育せいいく医療いりょう研究けんきゅうセンター
    1さい女児じょじ心臓しんぞう手術しゅじゅつさい執刀しっとうあやまって大動脈だいどうみゃくいとしばって急死きゅうしさせる事故じこ発生はっせい。この手術しゅじゅつミスが発覚はっかくしたのが翌年よくねんの1がつ3にちだったために問題もんだいされ、当時とうじ院長いんちょう厚生省こうせいしょうより厳重げんじゅう注意ちゅうい処分しょぶんけている。
  • 1982ねん11月…東京とうきょう荻窪おぎくぼ病院びょういん
    37さい女性じょせい患者かんじゃがん手術しゅじゅつけたさい執刀しっとう体内たいない鉗子わすれ、1983ねん6がつべつ病院びょういん発見はっけんされる。女性じょせい同年どうねん7がつ死亡しぼう。その1985ねん1がつ17にち遺族いぞく荻窪おぎくぼ病院びょういん告訴こくそり、この事故じこあかるみにる。
  • 1983ねん6月13にち北海道ほっかいどう士別しべつ産婦人科さんふじんか医院いいん開業医かいぎょうい現存げんそんせず)
    深夜しんや当時とうじ見習みならいだった19さい看護かんご石油せきゆストーブあつかいをあやまって病室びょうしつ温度おんどを40以上いじょうにしてしまったため、入院にゅういんちゅう新生児しんせいじ3めい脱水だっすい症状しょうじょう死亡しぼうした。この病院びょういんでは慢性まんせいてき看護かんご不足ふそくしており、見習みなら看護かんごせい看護かんご同等どうとう勤務きんむいられていた。また、この時間じかんたいせい看護かんごがほとんどいなかったことも問題もんだいされた。この事故じこをきっかけとして室内しつない温度おんど自動じどうできめこまかく設定せっていできるエアコン導入どうにゅう全国ぜんこく病院びょういんすすめられた。
  • 1983ねん10月27にち大阪おおさか池田いけだ産婦人科さんふじんか小児科しょうにか医院いいん開業医かいぎょうい
    出生しゅっしょう直後ちょくご新生児しんせいじ重症じゅうしょう新生児しんせいじ黄疸おうだん発症はっしょうしていたのを、55さい女性じょせい医師いし感染かんせんしょう勘違かんちがいして治療ちりょうミス。適切てきせつ治療ちりょうおくれた結果けっか新生児しんせいじのう神経しんけい細胞さいぼう破壊はかいされるかく黄疸おうだん発症はっしょうしておも脳性のうせい麻痺まひ後遺症こういしょうい、医師いし裁判さいばんやく6500まんえんもの賠償金ばいしょうきん両親りょうしん支払しはらうことになった。
  • 1984ねん5月…愛知あいちけん国立こくりつ名古屋なごや病院びょういんげん国立こくりつ病院びょういん機構きこう名古屋なごや医療いりょうセンター
    どう病院びょういんの58さい医長いちょう膵臓すいぞう手術しゅじゅつけたさい看護かんごちょうながさなくてはならない栄養剤えいようざいあやまって静脈じょうみゃく注入ちゅうにゅうしてしまう。医長いちょう意識いしき不明ふめい重体じゅうたいとなり2にち死亡しぼうした。同年どうねん10がつ20日はつか当時とうじ院長いんちょうら6めい厚生省こうせいしょうより懲戒ちょうかい処分しょぶんされている。
  • 1984ねん5月9にち富山とやまけん高岡市民病院たかおかしみんびょういん
    5さい女児じょじ脱腸だっちょう手術しゅじゅつけたさい医師いし麻酔ますい酸素さんそ吸入きゅうにゅう装置そうちのスイッチをあやまってったことに気付きづかず放置ほうちしてしまう。女児じょじ重度じゅうどてい酸素さんそ脳症のうしょうによる脳死のうし状態じょうたいとなり、意識いしきもどることはくそのまま死亡しぼうした。
  • 1984ねん9月7にち兵庫ひょうごけん兵庫ひょうご県立けんりつこども病院びょういん
    生後せいご8ヶ月かげつ女児じょじ手術しゅじゅつさい酸素さんそ笑気しょうきガスを間違まちがえて吸引きゅういんさせ、女児じょじ遷延せんえんせい意識いしき障害しょうがいになってしまった。
  • 1984ねん9月24にち岩手いわてけん岩手いわて県立けんりつ中央ちゅうおう病院びょういん
    9月7にち事故じこおなじく、手術しゅじゅつさい酸素さんそ笑気しょうきガスのバルブあつかいミスで35さい主婦しゅふ遷延せんえんせい意識いしき障害しょうがいになったことが判明はんめい。どちらも単純たんじゅんなバルブ確認かくにんミスであり、相次あいつ麻酔ますいあつかいミスに厚生省こうせいしょう異例いれい警告けいこくぶんしている。
  • 1984ねん10がつ10日とおか熊本くまもとけん球磨くまぐん公立こうりつ多良木たらき病院びょういん
    盲腸もうちょう手術しゅじゅつおこなった男性だんせい患者かんじゃ麻酔ますいミスで意識いしきもどらずに死亡しぼうする事故じこ発生はっせい手術しゅじゅつまえった麻酔ますい設備せつび工事こうじさい施工しこう業者ぎょうしゃ杜撰ずさん手抜てぬ工事こうじ麻酔ますいよう挿入そうにゅうパイプを間違まちがえるミスをおかしていたことが判明はんめいし、ぐん病院びょういん業者ぎょうしゃ告訴こくそする事態じたい発展はってんした。
  • 1987ねん7がつ26にち三重みえけん三重大学みえだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    小児科しょうにか勤務きんむする25さい女性じょせい研修けんしゅう、28さい男性だんせい医師いし、35さい女性じょせい看護かんご重症じゅうしょうBがた肝炎かんえん感染かんせんし、研修けんしゅう男性だんせい医師いし死亡しぼう看護かんご重症じゅうしょうとなった。広域こういき感染かんせんにはいたらなかったものの、感染かんせんげん患者かんじゃ部屋へや消毒しょうどく十分じゅうぶんでなかったことが原因げんいん問題もんだいとなる。この事故じこから9にち8がつ4にちにも福岡大学ふくおかだいがく病院びょういん同種どうしゅ事故じこき、医師いし2めい感染かんせんして死亡しぼうしている。
  • 1987ねん9月29にち福島ふくしまけん市立しりつ総合そうごう磐城いわき病院びょういんげん・いわき市立しりつ総合磐城共立病院そうごういわききょうりつびょういん
    28さいにん妊娠にんしん中絶ちゅうぜつ希望きぼう女性じょせい間違まちがえられて中絶ちゅうぜつ手術しゅじゅつさせられる。1988ねん2がつにも香川かがわけん高松たかまつ産婦人科さんふじんか開業医かいぎょうい)で同種どうしゅ事故じこきている。
  • 1987ねん12月…佐賀さがけん国立こくりつ嬉野うれしの病院びょういんげん国立こくりつ病院びょういん機構きこう嬉野うれしの医療いりょうセンター
    患者かんじゃ2めい手術しゅじゅつちゅう麻酔ますいミスで死亡しぼう治療ちりょうとう増設ぞうせつ工事こうじさい業者ぎょうしゃ酸素さんそ笑気しょうきガスのパイプをつなぎ間違まちがえていたのが原因げんいん
  • 1988ねん10月25にち鹿児島かごしまけん鹿屋かのや国立こくりつハンセン病はんせんびょう療養りょうようしょ国立こくりつ療養りょうようしょ星塚敬愛園ほしつかけいあいえん
    30さい男性だんせい医師いし腰痛ようつう治療ちりょうちゅうの71さい男性だんせいと55さい女性じょせいの2めい患者かんじゃに、本来ほんらい静脈じょうみゃく注入ちゅうにゅうする血液けつえき造影ぞうえいざいあやまって脊髄せきずい注入ちゅうにゅうしたため患者かんじゃ2めい痙攣けいれんこして急死きゅうしする事故じこきる。
  • 1989ねん大阪おおさか箕面みのお市立しりつ病院びょういん
    女性じょせい患者かんじゃ肝臓かんぞう一部いちぶ切除せつじょする手術しゅじゅつけ、その2009ねん6がつかん機能きのう障害しょうがい吹田すいた病院びょういん入院にゅういんしたところ、「かん腫瘍しゅようがある」と診断しんだんされた。このため、よく2010ねん10月ふたた手術しゅじゅつけたところ、スポンジ摘出てきしゅつされた。このスポンジは、箕面みのお市立しりつ病院びょういん最初さいしょ手術しゅじゅつけたさいに、手術しゅじゅつ使用しようしたものわすれ、そのまま放置ほうちされていたものであることが判明はんめいした[13]
  • 1990ねん10月21にち愛知あいちけん、ヤトウ病院びょういん愛知医科大学あいちいかだいがく病院びょういん
  • 1991ねん - 1992ねん愛媛えひめけん済生会今治病院さいせいかいいまばりびょういん愛媛大学えひめだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    1991ねんみぎ大腿だいたいこつ骨折こっせつした当時とうじ10さいだい後半こうはん男性だんせいが、済生会今治病院さいせいかいいまばりびょういん手術しゅじゅつけたのちよく1992ねん機能きのう回復かいふくのため愛媛大学えひめだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういんさい手術しゅじゅつけた。ところがこの男性だんせいは、2014ねんどういち部位ぶいふたた骨折こっせつしたため、済生会今治病院さいせいかいいまばりびょういんふたた手術しゅじゅつしたところ、問題もんだい部位ぶいから、1991ねんか1992ねん手術しゅじゅつさいわすれたとられるガーゼが発見はっけんされた。ガーゼの影響えいきょう炎症えんしょうこり、ほね圧迫あっぱくしていたとられている[14]
  • 1999ねん1がつ11にち横浜市立大学よこはましりつだいがく病院びょういん患者かんじゃちが事故じこ
  • 1999ねん2がつ10日とおか都立とりつ広尾ひろお病院びょういん事件じけん
    58さい女性じょせいひだり手指しゅし関節かんせつリウマチ手術しゅじゅつける。手術しゅじゅつ成功せいこう翌日よくじつ看護かんご静脈じょうみゃくない外用がいよう消毒しょうどくやく注射ちゅうしゃ患者かんじゃ死亡しぼう。2月12にち病理びょうり解剖かいぼう遺族いぞく説明せつめい不十分ふじゅうぶんであるとした。2月14にち通夜つやとき遺族いぞく異常いじょう血管けっかん撮影さつえい。その遺族いぞく被害ひがいとどけと告訴こくそじょうす。こう青島ちんたお都知事とちじおよび石原いしはら都知事とちじ誠意せいいある対応たいおう要請ようせい。2004ねん病院びょういんちょう事故じこかくし、個人こじん責任せきにん決定けってい最高裁判所さいこうさいばんしょ)2005ねん東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょすべての裁判さいばん終了しゅうりょう厚生こうせい労働省ろうどうしょう医道いどう審査しんさかいもと院長いんちょう医師いしほう違反いはん虚偽きょぎ有印ゆういん公文書こうぶんしょ作成さくせいどう行使こうし医業いぎょう停止ていし1ねん決定けってい[15]

2000ねん

[編集へんしゅう]
  • 2001ねん3月2にち東京とうきょう女子じょし医大いだい事件じけん
  • 2002ねん11月8にち慈恵じえ医大いだい青戸あおと病院びょういん事件じけん
    前立腺ぜんりつせんがん患者かんじゃたいする腹腔ふくこうきょう下手へたじゅつで、やく1カ月かげつの12月8にち死亡しぼうした。
  • 2003ねん2がつ3にち香川かがわけん高松たかまつ赤十字せきじゅうじ病院びょういん
    妊娠にんしんして妊娠にんしん30週間しゅうかんだった女性じょせいが、腹痛はらいたうったどう病院びょういん入院にゅういん診察しんさつけたところ、胎児たいじ1にん死亡しぼうしていることが判明はんめいしたため、医師いしから「胎児たいじ毒素どくそまわおそれがある」とわれ帝王切開ていおうせっかい手術しゅじゅつけた。ところが手術しゅじゅつまれた胎児たいじのうち、1人ひとりのうしつ周囲しゅういしろしつ軟化なんかしょう症状しょうじょうて、のう重度じゅうど障害しょうがいのこったため、両親りょうしん病院びょういんがわ不適切ふてきせつ判断はんだん帝王切開ていおうせっかい手術しゅじゅつをしたとして、高松たかまつ地方裁判所ちほうさいばんしょ訴訟そしょう提起ていき。2015ねん4がつどう地裁ちさい原告げんこく請求せいきゅうみとめ、日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃたいし2おく1,100まんえん支払しはらいをめいじた[16]
  • 2005ねん4がつ佐賀さがけん佐賀さが大学だいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    60さいだい男性だんせい患者かんじゃたいし、心臓しんぞう大動脈だいどうみゃく手術しゅじゅつ実施じっししたが、このさい出血しゅっけつおおいためとして、700まいガーゼ使用しよう。その2011ねん9月に、当該とうがい患者かんじゃからだのだるさをうったえ、べつ病院びょういん診察しんさつによって、体内たいないにガーゼをわすれていたことが判明はんめいした[17]どう病院びょういんはガーゼをのぞ手術しゅじゅつあらためて実施じっししたが、患者かんじゃじゅうあつし状態じょうたいとしている[18]
  • 2006ねん4がつ京都きょうと京都大学きょうとだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    当時とうじ30さいだい女性じょせい患者かんじゃたいし、脳死のうしはい移植いしょく手術しゅじゅつ実施じっししたが、女性じょせい手術しゅじゅつミスにより死亡しぼうどう病院びょういん2008ねん6がつまで、はい移植いしょく手術しゅじゅつ自粛じしゅく
  • 2006ねん7がつ大阪おおさか東大阪ひがしおおさか市立しりつ総合そうごう病院びょういん
    消化しょうか内科ないかの20さいだい男性だんせい医師いしが、当時とうじ82さい男性だんせい患者かんじゃについて、胃癌いがん可能かのうせいがあることを見落みおとし、この男性だんせいはその2008ねん4がつがんせい腹膜炎ふくまくえんつかり、同年どうねん12がつ死亡しぼうした。
  • 2007ねん5月…東京とうきょう中央ちゅうおう歯科しか医院いいん
    70さいだい女性じょせいたいし、人工じんこう歯根しこん歯茎はぐきんだじょう義歯ぎしける「インプラント治療ちりょうおこなったが、ドリルあごほねけずさいに、あやまって動脈どうみゃく傷付きずつけ、女性じょせい出血しゅっけつ窒息ちっそく見舞みまわれ死亡しぼうした。警視庁けいしちょう2011ねん8がつに、担当たんとうした歯科しか医師いし業務ぎょうむじょう過失かしつ致死ちしざい書類しょるい送検そうけんした[19]
  • 2008ねん2がつ香川かがわけん香川かがわ県立けんりつ中央ちゅうおう病院びょういん
    手首てくび骨折こっせつ手術しゅじゅつけることになった50だい女性じょせいについてXせん画像がぞう撮影さつえいしたところ、はいかげうつっていたにもかかわらず見逃みのがされた。また同年どうねん8がつに、この女性じょせいべつ治療ちりょう経過けいか観察かんさつけていたが、このときも、CT検査けんさ実施じっしした放射線ほうしゃせん担当たんとうしゃが、はいかげうつっているとの所見しょけん電子でんしカルテ記載きさいしたが、産婦人科さんふじんか男性だんせい医師いし気付きづかぬまま放置ほうち。そのこの女性じょせいは、べつ病院びょういん診察しんさつけたところ、肺癌はいがん存在そんざい判明はんめい女性じょせい中央ちゅうおう病院びょういん入院にゅういんしたが、病院びょういんがわはそのも、ミスに気付きづいていながら、女性じょせいつたえず治療ちりょうつづけ、女性じょせい2010ねん10月に死亡しぼうした。どうけんがわ女性じょせい遺族いぞくたいし、5,000まんえん損害そんがい賠償ばいしょう支払しはら方針ほうしんめた[20]
  • 2008ねん3がつ愛知あいちけん名古屋大学なごやだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    県内けんないの30さいだい男性だんせい患者かんじゃが、かかりつけの医師いしからどう病院びょういん紹介しょうかいされ受診じゅしんしたところ、がんうたがいがあると診断しんだんされ、どう病院びょういん手術しゅじゅつおこなうことをめたが、その3年間ねんかんわた患者かんじゃたいして手術しゅじゅつ連絡れんらくをしてこなかった。その患者かんじゃ症状しょうじょう悪化あっかし、どう病院びょういんさい受診じゅしんしたが、入院にゅういん連絡れんらくおこなわれていなかったことがこの時点じてん判明はんめい患者かんじゃ手術しゅじゅつけたが、がんはい転移てんいしたことによる呼吸こきゅう不全ふぜん2012ねん4がつ死亡しぼうした[21]
  • 2008ねん〜2014ねん千葉ちばけんがんセンター
    腹腔ふくこうきょう使つかった手術しゅじゅつけた患者かんじゃ11にん相次あいついで死亡しぼう。この問題もんだい調査ちょうさしてきた千葉ちばけん第三者だいさんしゃ検証けんしょう委員いいんかいは、11にんのうち10にん手術しゅじゅつ問題もんだいてん指摘してきした[22]
  • 2009ねん6がつ大阪おおさか東大阪ひがしおおさか市立しりつ総合そうごう病院びょういん
    急性きゅうせい心不全しんふぜん発症はっしょう意識いしき障害しょうがいがある状態じょうたい救急きゅうきゅう外来がいらい搬送はんそうされてきた当時とうじ59さい男性だんせいたいし、やく7分間ふんかんわた酸素さんそ供給きょうきゅうされず、この男性だんせいよく2010ねん4がつに、意識いしきもどらないまま敗血症はいけつしょうせいショック死亡しぼうした。
  • 2009ねん6がつ - 2012ねん9月…福岡ふくおかけん産業医科大学さんぎょういかだいがく病院びょういん
    どう病院びょういん関節かんせつリウマチ治療ちりょうおこなっていた患者かんじゃのうち、メトトレキサート投与とうよけていた患者かんじゃ10にんが、悪性あくせいリンパ腫りんぱしゅ発症はっしょうするなどして死亡しぼうした。医療いりょう行為こういとしての問題もんだいいとされたものの、うち5にんについてはカルテへの記載きさい不十分ふじゅうぶんだったとして、診療しんりょう責任せきにんしゃ医学部いがくぶ教授きょうじゅけい8にん2013ねん8がつ28にちづけで、9月11にちから3かげつあいだ出勤しゅっきん停止ていし処分しょぶんとなった[23]
  • 2009ねん11月…大阪おおさか大阪大学おおさかだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    悪性あくせいリンパ腫りんぱしゅ当時とうじ70さい男性だんせいたいし、どう病院びょういん抗癌剤こうがんざい一種いっしゅである「リツキシマブ」の投与とうよ治療ちりょうけ、悪性あくせいリンパ腫りんぱしゅ快方かいほうかったが、そのBがた肝炎かんえんでのげきしょう肝炎かんえんしょう肝不全かんふぜんにて死亡しぼう遺族いぞくがわが、Bがた肝炎かんえんキャリアと把握はあくしていながら、早期そうきこうウイルスやく投与とうよおこなわずリツキシマブを投与とうよつづけたことが死亡しぼう原因げんいんであるとして、2012ねん11月19にちどう病院びょういん相手取あいてど大阪おおさか地裁ちさい訴訟そしょう提起ていき請求せいきゅう棄却ききゃく[24]
  • 2009ねん以降いこう愛媛えひめけん今治いまばりうち産婦人科さんふじんか医院いいん
    この医院いいんでおさんがける50さいだい男性だんせい医師いしが、同年どうねん以降いこう2016ねんまでの8年間ねんかんにおいて、2012ねんに30さいだい女性じょせい出産しゅっさん出血しゅっけつまらず死亡しぼうしたりするなど、重大じゅうだい医療いりょう事故じこを6けん発生はっせいさせていたことがあきらかとなった。2016ねん12月11にち日本にっぽん産婦人科さんふじんかかいがこの産婦人科さんふじんか直接ちょくせつ出向でむき、改善かいぜん指導しどうおこなった[25] 愛媛えひめけん臨時りんじ立入検査たちいりけんさ実施じっし[26]。このけんけ、日本にっぽん産婦人科さんふじんかかいは、医療いりょう事故じこかえこすリピーター医師いしへの直接ちょくせつ指導しどう制度せいどすることになった[27]
  • 2010ねん9月奈良ならけん健生たけおかい土庫どんご病院びょういん
    当時とうじ53さい男性だんせいは、わるくして2がつべつ病院びょういん検査けんさけたさいカメラ検査けんさ胃潰瘍いかいよう診断しんだんされた。しかしねんのため半年はんとし土庫どんご病院びょういん診察しんさつけ、担当たんとう医師いしにより胃癌いがん診断しんだんされていたものの、べつ男性だんせい医師いし胃潰瘍いかいようだと説明せつめいして胃薬いぐすり処方しょほうした。やく年間ねんかん、この男性だんせい末期まっきがん判明はんめいし、2012ねん7がつ3にち死亡しぼうした。奈良なら地裁ちさいは、病院びょういん運営うんえいする社会しゃかい医療いりょう法人ほうじん健生たけおかいなどにやく6,200まんえん支払しはらいをめいじるとともに、2010ねん9がつからあいだもなく適切てきせつ治療ちりょうけていれば、67さいごろまでは延命えんめいできた高度こうど蓋然性がいぜんせいがあると指摘してきした[28]
  • 2010ねん12月、大阪おおさか府内ふない私立しりつ病院びょういん
    この病院びょういんまれた新生児しんせいじが、分娩ぶんべんしつで、母親ははおや直接ちょくせついだかせる「カンガルーケア」をけたが、授乳じゅにゅうのち呼吸こきゅう停止ていしし、てい酸素さんそ脳症のうしょうおちい重度じゅうど後遺こうい障害しょうがいのこった。母親ははおや大阪おおさか地裁ちさいたいし、カンガルーケアが原因げんいんであるとうったえをこした。2013ねん9月11にちどう地裁ちさいは、てい体温たいおんであることを「タオルつつまれていた」などとして否定ひていしたうえで、「障害しょうがいはカンガルーケアによるものとはみとめられない」としてうったえを退しりぞけた。カンガルーケアをめぐ訴訟そしょうとしてはつ司法しほう判断はんだんとなった[29]
  • 2011ねん - 2014ねん群馬大学ぐんまだいがく病院びょういん腹腔ふくこうきょう手術しゅじゅつ8にん死亡しぼう事故じこ
  • 2011ねん1がつ大阪おおさか大阪市立大学おおさかいちりつだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    大阪おおさか府内ふない在住ざいじゅうの50さいだい男性だんせい患者かんじゃたいし、結腸けっちょう静脈じょうみゃくこぶからの出血しゅっけつげん特定とくてい検査けんさ救急きゅうきゅう現場げんば薬剤やくざい注入ちゅうにゅうする措置そちおこなっている最中さいちゅう大量たいりょう出血しゅっけつがあったため、輸血ゆけつ実施じっしした。そのさい、この患者かんじゃ血液けつえきがたがBがたであったにもかかわらず、あやまってAがた血液けつえき輸血ゆけつしてしまい、この患者かんじゃ重体じゅうたい状態じょうたいつづいていたが、その2がつ17にち死亡しぼうした[30][31]。2011ねん6がつ医療いりょう事故じこ調査ちょうさ報告ほうこくしょによると、救急きゅうきゅう現場げんばでのヒューマンエラーがふくすうかいかさなった結果けっかであると指摘してきされ、改善かいぜんさく提言ていげんされている[32]
  • 2011ねん5がつ福岡ふくおかけん福岡大学ふくおかだいがく病院びょういん
    80さいだい女性じょせい患者かんじゃたいし、同月どうげつ下旬げじゅん心臓しんぞうべん人工じんこうべん交換こうかんする手術しゅじゅつ実施じっししたが、手術しゅじゅつさい石灰せっかいしたべん心臓しんぞう内部ないぶはいらないよう心臓しんぞう入口いりくちかぶせていたガーゼを、そのまま放置ほうちした。患者かんじゃ手術しゅじゅつ翌日よくじつ腹部ふくぶ血栓けっせんしょうじて両足りょうあし血行けっこう障害しょうがいこるなどしたため、さい手術しゅじゅつおこなったが、患者かんじゃ臓器ぞうき不全ふぜんこし死亡しぼうした[33]
  • 2011ねん8がつ宮城みやぎけん石巻赤十字病院いしのまきせきじゅうじびょういん
    50さいだい女性じょせいが、乳癌にゅうがん手術しゅじゅつけたのち呼吸こきゅう困難こんなんおちいり、同月どうげつ13にちどう病院びょういん搬送はんそうされた。この女性じょせいは、がんせいこころまくえん影響えいきょうこころみずまった状態じょうたいだったことから、20さいだい男性だんせい医師いししん嚢からみずるためビニールとうしたが、このさいつつ内側うちがわにあるはりわすれたため、女性じょせいはその翌朝よくあさ呼吸こきゅう停止ていし死亡しぼうした[34]宮城みやぎ県警けんけいは2012ねん9がつ20日はつかもと医師いし男性だんせい(30)を業務ぎょうむじょう過失かしつ致死ちしざいで、女性じょせい医師いし(28)を医師いしほう違反いはんそれぞれ書類しょるい送検そうけんした。男性だんせいは2012ねん8がつまつどう病院びょういん依願いがん退職たいしょくしている[35]
  • 2011ねん10がつ京都きょうと京都大学きょうとだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    はいリンパみゃくかん筋腫きんしゅしょう女性じょせいたいし、脳死のうしはい移植いしょく手術しゅじゅつ実施じっししたが、手術しゅじゅつちゅう人工じんこう心肺しんぱい装置そうち停止ていしして気泡きほうはいるなどし、再始動さいしどうまでやく4ふんかかった。手術しゅじゅつ女性じょせいのう障害しょうがいこして意識いしき不明ふめい重体じゅうたいになり、術後じゅつご8かげつ経過けいかした時点じてんでも人工じんこう呼吸こきゅう管理かんりちゅうでありのう障害しょうがい改善かいぜんしていない[36][37]
  • 2011ねん11月…京都きょうと京都きょうと大学だいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    50さいだい男性だんせい患者かんじゃが、5にち脳死のうしきも移植いしょく手術しゅじゅつけ、手術しゅじゅつそのものは成功せいこうしたが、持病じびょうとしてかかえていて並行へいこうしてけていた腎不全じんふぜん透析とうせき治療ちりょう使用しようしていた透析とうせき器具きぐ交換こうかんするさい、この患者かんじゃ本来ほんらい使用しようしていた血液けつえき濾過ろか器具きぐではなく、血漿けっしょう分離ぶんり器具きぐ装着そうちゃく患者かんじゃ交換こうかんやく3あいだ血圧けつあつ低下ていかし、11月13にち午前ごぜん1050ふんごろ脱水だっすい症状しょうじょうこし死亡しぼうした。当時とうじ医療いりょう器具きぐせんもんあつか臨床りんしょう工学こうがく不在ふざいで、当直とうちょく2めい看護かんご1めい対応たいおうしており、病院びょういん安全あんぜん対策たいさく問題もんだいであると指摘してきされた。この3めい業務ぎょうむじょう過失かしつ致死ちし容疑ようぎ書類しょるい送検そうけんされた[38][39]
  • 2011ねん12月…愛媛えひめけん愛媛えひめ県立けんりつ中央ちゅうおう病院びょういん
    2001ねん喉頭こうとう摘出てきしゅつする手術しゅじゅつけ、のど永久えいきゅう気管きかんあなけていた70さいだい男性だんせいが、のうない出血しゅっけつどう病院びょういん入院にゅういん緊急きんきゅう手術しゅじゅつけた。12月になって、20さいだい看護かんごが、異物いぶつ混入こんにゅう防止ぼうしのために気管きかんあなあてがうガーゼと間違まちがえ、粘着ねんちゃくせいフィルムシートあなふさいでしまい、患者かんじゃはこれがもとで窒息ちっそくした[40]
  • 2012ねん4がつ大阪おおさか大阪市立大学おおさかいちりつだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    白血病はっけつびょう患者かんじゃ女性じょせいが、末梢まっしょうみき細胞さいぼう移植いしょく手術しゅじゅつけたが、合併症がっぺいしょうによって呼吸こきゅう困難こんなんになるなどしたため、どう病院びょういんはい酸素さんそおくむための蘇生そせい用具ようぐ使用しようすることになった。しかし、この用具ようぐ組立くみたて方法ほうほう担当たんとう看護かんごあやまったため、はい十分じゅうぶん酸素さんそおくられなくなり、患者かんじゃ意識いしき不明ふめい重体じゅうたいとなり2しゅう死亡しぼうした[41]
  • 2012ねん6がつ徳島とくしまけん徳島大学とくしまだいがく病院びょういん
    消化しょうか器官きかんけいがん入院にゅういんしていた60さいだい男性だんせい患者かんじゃたい腹腔ふくこうきょうによる手術しゅじゅつ実施じっしし、退院たいいんもこの患者かんじゃ外来がいらい抗癌剤こうがんざい治療ちりょう継続けいぞくしてけていたが、その抗癌剤こうがんざい副作用ふくさようによる肝不全かんふぜん死亡しぼうした。この男性だんせいについては、血液けつえき検査けんさ肝臓かんぞう腎臓じんぞう機能きのう正常せいじょう最大さいだい40ばい異常いじょうていたにもかかわらず、担当たんとう見落みおとしたとされる[42]
  • 2012ねん6がつ東京とうきょう、さくらクリニック
    からだしびれをうったどうクリニックで診察しんさつけた兵庫ひょうご県内けんない女性じょせいが、担当たんとう医師いしから「みき細胞さいぼう治療ちりょう症状しょうじょう改善かいぜんする可能かのうせいがある」と説明せつめいけ、女性じょせい脂肪しぼうみき細胞さいぼうから調剤ちょうざいした製剤せいざい点滴てんてきけたものの、症状しょうじょうぎゃく悪化あっか女性じょせい慰謝いしゃりょうなどをもとめ、東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょ提訴ていそ2015ねん5月15にちどう地裁ちさいは、「確立かくりつ治療ちりょう技術ぎじゅつである再生さいせい医療いりょうたって十分じゅうぶん説明せつめいがなされておらず、治療ちりょう方法ほうほう選択せんたく決定けっていけん侵害しんがいした」などとして、どうクリニックの院長いんちょうらにたいし184まんえん支払しはらいをめいじた[43]
  • 2012ねん8がつ兵庫ひょうごけん宝塚たからづか市立しりつ病院びょういん
    甲状腺こうじょうせん病気びょうき悪化あっか入院にゅういんしていた50さいだい女性じょせい患者かんじゃたいし、看護かんご一人ひとりが、はい人工じんこう呼吸こきゅうとをつなぐ気管きかんチューブのテープをったが、このさいあやまってチューブに付属ふぞくする機器きき一部いちぶ切断せつだんしてしまった。女性じょせい脈拍みゃくはくなどが低下ていかし、一旦いったん回復かいふくしたが、13にち死亡しぼうした。病院びょういんがわはミスをみとめつつも、事故じこ死亡しぼうとの因果いんが関係かんけい不明ふめいであるとしている[44]
  • 2012ねん9がつ - 2014ねん2がつ千葉ちばけん千葉ちばけんがんセンター
    どうセンターで、おな男性だんせい医師いし腹腔ふくこうきょう手術しゅじゅつおこなったがん患者かんじゃのうち、3にん術後じゅつごしばらくして死亡しぼうしていたことがあきらかになった[45]
  • 2013ねん4がつ神奈川かながわけん横浜市立大学よこはましりつだいがく附属ふぞく病院びょういん
    どう病院びょういん前年ぜんねんの2012ねん8がつから心不全しんふぜん腎不全じんふぜん入院にゅういんしていた女性じょせい患者かんじゃたいし、病院びょういんがわはチューブをはなから挿入そうにゅうすることで患者かんじゃちょう栄養えいようえき注入ちゅうにゅうしていたが、これがまったため、よく2013ねん4がつ7にちになって看護かんごが、医師いし許可きょかけて濃度のうど25%の酢酸さくさん投与とうよしたところ、腹痛はらいたうったえ24にちくなった。[46]
  • 2013ねん6がつ兵庫ひょうごけん兵庫ひょうご県立けんりつこども病院びょういん
    心臓しんぞう疾患しっかんどう病院びょういん入院にゅういんしていた生後せいご1かげつ女児じょじが、28にち発熱はつねつこしたため、抗生こうせい物質ぶっしつバンコマイシン』の点滴てんてきによる投与とうよおこなった。点滴てんてき開始かいしからやく1あいだ40ふんまってはいらなくなり、その右足みぎあしゆび3ほん壊死えししていることが確認かくにんされた。この女児じょじは8がつになって、壊死えししたゆび切除せつじょした。規定きていより10ばいちか濃度のうど投与とうよしたため、血管けっかんまったことが原因げんいんとされる[47]
  • 2013ねん6がつ熊本くまもとけん熊本大学くまもとだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    どう病院びょういんでは、60さいだい女性じょせいと80さいだい男性だんせいが、肺癌はいがんうたがいがあるとしてはい組織そしき一部いちぶ採取さいしゅし、男性だんせいがわ肺癌はいがん発見はっけんされた。ところがその2にん検体けんたいわってしまい、がん発見はっけんされなかった女性じょせいそくが、8がつはい下部かぶやく3ぶんの1を切除せつじょする手術しゅじゅつけた。女性じょせいはその退院たいいんしたが、呼吸こきゅう機能きのう低下ていかしており、経過けいか観察かんさつちゅうである[48]
  • 2013ねん11月…兵庫ひょうごけん兵庫ひょうご県立けんりつ淡路あわじ医療いりょうセンター
    どうセンターに心不全しんふぜん入院にゅういんしていた当時とうじ77さい男性だんせい患者かんじゃについて、容体ようだい悪化あっか心電図しんでんず異常いじょうしょうじたことをらせるアラームが鳴動めいどうしたが、看護かんごらはこれにやく72ふんわた気付きづかず、患者かんじゃはその死亡しぼうした。病院びょういんがわが、アラームおんちいさくしていたこともあきらかになっている[49]
  • 2013ねん12月…東京とうきょう国立こくりつ成育せいいく医療いりょう研究けんきゅうセンター病院びょういん
    どう病院びょういん神経しんけいしゅ小児しょうにがん一種いっしゅ)で入院にゅういんちゅうの1さい男児だんじに、同月どうげつ18にち本人ほんにんから採取さいしゅした末梢まっしょうみき細胞さいぼう移植いしょく予定よていだったが、主治医しゅじい間違まちがえて、男児だんじ隣室りんしつおな病気びょうき入院にゅういんしていた4さい女児じょじ移植いしょくしていたことがあきらかになった。2人ふたりには健康けんこう被害ひがいなどはていないとしている[50]
  • 2014ねん1がつ福岡ふくおかけん九州労災病院きゅうしゅうろうさいびょういん
    不正ふせい出血しゅっけつつづいた50さいだい女性じょせいが、どう病院びょういん悪性あくせい腫瘍しゅよう有無うむ調しらべるため細胞さいぼう検査けんさけ、陰性いんせい診断しんだんされたが、実際じっさい同日どうじつ受診じゅしんしたべつ人物じんぶつ検体けんたいちがえられており、実際じっさいうたぐ陽性ようせいだった。その女性じょせいべつ医療いりょう機関きかん診断しんだんけたところ陽性ようせい判明はんめいし、再度さいどどう病院びょういん検査けんさけたところ、がん進行しんこうしており、べつ病院びょういん手術しゅじゅつけたものの2017ねん4がつ死亡しぼうした。女性じょせい遺族いぞくは、検体けんたいちがえでがん見落みおとされ死亡しぼう原因げんいんになったとして、どう病院びょういん相手取あいてど福岡ふくおか地方裁判所ちほうさいばんしょ小倉おぐら支部しぶ訴訟そしょうこしている[51]
  • 2014ねん2がつ東京とうきょう東京女子医科大学とうきょうじょしいかだいがく病院びょういん
    18にちに、あごした腫瘍しゅようができた男児だんじについて、腫瘍しゅよう摘出てきしゅつ手術しゅじゅつおこなったが、この男児だんじはその3にちの21にち死亡しぼうした[52]どう病院びょういん調査ちょうさで、この男児だんじたいしては、小児しょうにへの使用しよう禁止きんしされている鎮静ちんせいざいであるプロポフォール大量たいりょう投与とうよされており、また、プロポフォールが過去かこ5年間ねんかんで63にん小児しょうにたい使つかわれていたこともあきらかになった[53]
  • 2014ねん4がつ東京とうきょう国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンター
    脊椎せきつい疾患しっかんで18にち検査けんさ入院にゅういんしていた当時とうじ78さい女性じょせいたいし、整形せいけい外科げか女性じょせい医師いし脊髄せきずい造影ぞうえい検査けんさ実施じっししたさい脊髄せきずいへの使用しよう禁止きんしされている造影ぞうえいざい「ウログラフイン」をあやまって注入ちゅうにゅうし、そのにショックとなり、臓器ぞうき不全ふぜんにて死亡しぼうした。東京とうきょう地裁ちさいにおいて業務ぎょうむじょう過失かしつ致死ちしにて禁錮きんこ1ねん執行しっこう猶予ゆうよ3ねん有罪ゆうざい判決はんけつ医業いぎょう停止ていし3かげつ行政ぎょうせい処分しょぶん[54]
  • 2014ねん7がつ21にち大阪おおさか大阪市立大学おおさかいちりつだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    入院にゅういん患者かんじゃの60さいだい女性じょせいたいし、栄養えいよう補給ほきゅう目的もくてきくびからカテーテル挿入そうにゅうしたが、カテーテルがあやまって血管けっかんがい挿入そうにゅうされ、これがもと患者かんじゃ一時いちじこころ停止ていし状態じょうたいとなり、てい酸素さんそ脳症のうしょう後遺症こういしょうのこった[55]
  • 2014ねん7がつ東京とうきょう東京女子医科大学とうきょうじょしいかだいがく病院びょういん
    脳腫瘍のうしゅよう再発さいはつうたがいで入院にゅういんしていた当時とうじ43さい女性じょせいたいし、痙攣けいれん発作ほっさ抑制よくせいするため、こうてんかんやく一種いっしゅである『ラミクタール』を処方しょほうされたが、その結果けっか中毒ちゅうどくせい表皮ひょうひ壊死えし発症はっしょうしたうえはい出血しゅっけつなどを併発へいはつ死亡しぼうした。第三者だいさんしゃ機関きかん調査ちょうさで、ラミクタールを添付てんぷ文書ぶんしょ記載きさいされている使用しようりょうの16ばいたる過度かど処方しょほう実施じっししていたことが指摘してきされているが、病院びょういんがわは「適切てきせつ処方しょほうだった」として過失かしつ否定ひていしている[56]
  • 2014ねん9がつ兵庫ひょうごけん県立けんりつ加古川かこがわ医療いりょうセンター
    どうセンターで60さいだい女性じょせい患者かんじゃクモまく出血しゅっけつ手術しゅじゅつけたさいに、頭蓋骨ずがいこつドリルあなけたが、このときにドリルが折損せっそんして、破片はへん頭部とうぶない放置ほうちされた状態じょうたいとなった。その11がつさい手術しゅじゅつ破片はへんし、女性じょせいには後遺症こういしょうのこっていない模様もようである[57]
  • 2014ねん12月 - 2015ねん3がつ兵庫ひょうごけん神戸こうべ国際こくさいフロンティアメディカルセンター
    どうセンターで生体せいたいきも移植いしょく手術しゅじゅつけた患者かんじゃ7にんのうち、4にん術後じゅつご1ヵ月かげつ以内いない死亡しぼうしていたことが、2015ねん4がつあきらかになった[58]死亡しぼうした患者かんじゃについては、がん手術しゅじゅつけた数日すうじつ手術しゅじゅつおこなったり、臓器ぞうき提供ていきょうしゃ脂肪しぼうきも症状しょうじょうがあるなどしていた模様もようである[59]
  • 2015ねん4がつ - 6月…千葉ちばけん千葉ちば市立しりつ海浜かいひん病院びょういん
    心臓しんぞう大動脈だいどうみゃくなどの手術しゅじゅつけた50-70さいだい患者かんじゃけい7にんが、手術しゅじゅつから1-20日はつか死亡しぼうしていたことがあきらかになった[60]
  • 2015ねん6がつ東京とうきょう順天堂大学じゅんてんどうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく順天堂医院じゅんてんどういいん
    岩手いわてけん在住ざいじゅうの74さい女性じょせいが、心不全しんふぜんわずらどう医院いいん入院にゅういんしていたが、血圧けつあつたもつために注入ちゅうにゅうしていた強心剤きょうしんざい注入ちゅうにゅうたれ、女性じょせいてい血圧けつあつによるショックからたきりとなった。看護かんご点滴てんてき装置そうち電源でんげんをオフにしていたことが原因げんいんられている[61]
  • 2015ねん7がつ兵庫ひょうごけん製鉄せいてつ記念きねん広畑ひろはた病院びょういん
    70さいだい男性だんせい患者かんじゃたい十二指腸じゅうにしちょう内視鏡ないしきょう検査けんさ実施じっしするにあたり、本来ほんらいなら洗浄せんじょうさいして精製水せいせいすい注入ちゅうにゅうするところを、あやまってホルマリン注入ちゅうにゅうした。患者かんじゃ家族かぞくは、あやま注入ちゅうにゅう後遺症こういしょうたとして、2016ねん10月13にち兵庫ひょうごけん警察けいさつ業務ぎょうむじょう過失かしつ致傷ちしょう容疑ようぎ告訴こくそじょう提出ていしゅつした。こうしたあやま注入ちゅうにゅうは、ほかにもホルマリンで洗浄せんじょうした内視鏡ないしきょうれるというかたちで、55にん患者かんじゃたいしておこなわれていた模様もようである[62]
  • 2015ねん10がつ東京とうきょう東京慈恵会医科大学とうきょうじけいかいいかだいがく附属ふぞく病院びょういん
    消化しょうかかん出血しゅっけつ救急きゅうきゅう外来がいらい受診じゅしんした72さい男性だんせいが、胸部きょうぶ腹部ふくぶCTスキャンによる検査けんさけ、検査けんさ実施じっしした放射線ほうしゃせんは、肺癌はいがんうたがいがあると画像がぞう診断しんだん報告ほうこくしょ記載きさいしたが、入院にゅういん担当たんとうとなった医師いし診断しんだんしょ報告ほうこくしょ確認かくにんせず、このため男性だんせい肺癌はいがんが1年間ねんかん以上いじょう見落みおとされて手術しゅじゅつ不能ふのうとなり、2017ねん2がつ現在げんざいおもあつ状態じょうたいとなっている[63]
  • 2015ねん東京とうきょう東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    当時とうじ臓器ぞうき障害しょうがい入院にゅういんしていた男児だんじたいし、はなからとおしたカテーテルをとおして注入ちゅうにゅうするくすり看護かんごがナースステーションで準備じゅんびし、氏名しめい確認かくにんうえケースにれたが、病室びょうしつはこさいべつ患者かんじゃのものとちがえ、患者かんじゃ血圧けつあつ低下ていかこすなどして翌日よくじつ死亡しぼうした。あやま投与とうよされたくすりなかには、当該とうがい患者かんじゃには処方しょほうされていなかったこうてんかんやくこう痙攣けいれんやくふくまれていた模様もようである[64]
  • 2015ねん11月…群馬ぐんまけん群馬大学ぐんまだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    上位じょうい頸椎奇形きけい診断しんだんされた50さいだい男性だんせいたいし、ほねに4ほん医療いりょうようねじを手術しゅじゅつ実施じっししたが、このうちの1ほん脊柱せきちゅうかんあやまってさり、男性だんせいみぎ手足てあし麻痺まひ呼吸こきゅう困難こんなんなど、神経しんけい障害しょうがいのこった[65]
  • 2015ねん7がつ2016ねん12月…東京とうきょう日本にっぽん大学だいがく医学部いがくぶ附属ふぞく板橋いたばし病院びょういん
    口腔こうくうそこがん手術しゅじゅつけた70さいだい男性だんせいたいし、容体ようだい悪化あっかしたさいに、医師いし指示しじがないにもかかわらず、鎮静ちんせいざいひとつである「プレセデックス」を投与とうよするなど、プレセデックスの投与とうよミスが3けん相次あいついでいたことがあきらかになった。このうち、先述せんじゅつ男性だんせい患者かんじゃは、がん悪化あっかしその死亡しぼうしている[66]
  • 2016ねん1がつ大阪おおさかさかい市立しりつ総合医療そうごういりょうセンター
    どうセンターで、いたみをうったえた70さいだい女性じょせいたいし、カメラ検査けんさ病理びょうり検査けんさ実施じっしし、病理びょうり検査けんさにおいて胃癌いがん診断しんだんされたが、女性じょせい主治医しゅじいはこの検査けんさ結果けっか見落みおとし、カメラ検査けんさもと胃潰瘍いかいよう貧血ひんけつ診断しんだん。このためこの女性じょせいたいする診断しんだんやく7ヶ月かげつあいだおくれることとなり、女性じょせいはその2017ねん9がつ死亡しぼうした[67]
  • 2016ねん7がつ - 2017ねん5がつ東京とうきょう東京とうきょう健康けんこう長寿ちょうじゅ医療いりょうセンター
    どう病院びょういん人工じんこう心臓しんぞう装着そうちゃくする手術しゅじゅつけた患者かんじゃ5にんのうち、すくなくとも3にんがその死亡しぼうしていたことがあきらかになった。2017ねん5がつ立入検査たちいりけんさ実施じっしして判明はんめいしたもの[68]
  • 2016ねん8がつ長崎ながさきけん国立こくりつ病院びょういん機構きこう長崎ながさき川棚かわたな医療いりょうセンター
    80さいだい女性じょせい糖尿とうにょうびょうなどの治療ちりょう入院にゅういんしていたが、8がつ31にち未明みめい必要ひつようりょうやく10ばいインスリン投与とうよされ、やく8あいだ死亡しぼうした。どうセンターでは過剰かじょう投与とうよ死亡しぼうとの因果いんが関係かんけい不明ふめいとしつつも、患者かんじゃ遺族いぞく謝罪しゃざいした[69]
  • 2017ねん6がつ山梨やまなしけん山梨やまなし県立けんりつ中央ちゅうおう病院びょういん
    交通こうつう事故じこ重傷じゅうしょうった60さいだい男性だんせい患者かんじゃたいし、どう病院びょういんやく5,600ml血液けつえき輸血ゆけつしたが、そのうちのやく840mlについて、男性だんせい血液けつえきがたがOがたであるにもかかわらず、間違まちがってBがた血液けつえき輸血ゆけつしていた。男性だんせい事故じこからやく4あいだ死亡しぼうした。どう病院びょういんでは、輸血ゆけつミスと死亡しぼうとの因果いんが関係かんけいいとしているが、医療いりょう事故じこ調査ちょうさ委員いいんかい設置せっちくわしい原因げんいん調査ちょうさしている[70]
  • 2017ねん9がつ大阪おおさか大阪おおさか市立しりつ総合医療そうごういりょうセンター
    どうセンターで心臓しんぞう手術しゅじゅつけた生後せいご2ヶ月かげつ女児じょじたいし、空気くうきおく呼吸こきゅう補助ほじょするチューブを、本来ほんらいなら気管きかん挿入そうにゅうすべきところを、あやまって食道しょくどう挿入そうにゅう。この影響えいきょう女児じょじ一時いちじ心肺しんぱい停止ていし状態じょうたいとなり、てい酸素さんそ脳症のうしょうのため2018ねん2がつ現在げんざい意識いしき状態じょうたいとなっている[71]
  • 2018ねん2がつ神奈川かながわけん横浜市立大学よこはましりつだいがく附属ふぞく病院びょういん
    どう病院びょういんで2012ねんに、60だい男性だんせい患者かんじゃ腎臓じんぞうがんうたがいがあるとの診断しんだんしょ作成さくせいしたものの、検査けんさ担当たんとうした医師いしおよび該当がいとう患者かんじゃ主治医しゅじいとのあいだ診断しんだん内容ないよう共有きょうゆうされず、2018ねん2がつになって、病院びょういんおこなわれた検査けんさにおいて、がんはい転移てんいしたうたがいがあると診断しんだんされ、男性だんせい同年どうねん4がつ30にち死亡しぼうした。どう病院びょういんでは、2018ねん時点じてんであればすで手術しゅじゅつ可能かのうであったとして医療いりょうミスをみとめた。どう大学だいがくべつ附属ふぞく病院びょういんでも、2017ねん10がつ類似るいじ医療いりょうミスで患者かんじゃ死亡しぼうしている[72]
  • 2018ねん6がつ千葉ちばけん千葉大学ちばだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん
    どう病院びょういんにおいて、コンピュータ断層だんそう撮影さつえい装置そうち(CT)画像がぞう見落みおとしにより、がん患者かんじゃ2にん死亡しぼうしていたことがあきらかになった。30さいだいから80さいだい患者かんじゃけい8にんについて、CT画像がぞう見落みおとしがあり、うち4にんについて診療しんりょう影響えいきょうしょうじ、2017ねん6がつ肺癌はいがん患者かんじゃが、12月に胃癌いがん患者かんじゃがそれぞれ死亡しぼうしている[73]
  • 2018ねん8がつ鹿児島かごしまけん鹿児島大学かごしまだいがく病院びょういん
    どう病院びょういんで2016ねんから2018ねんにかけて、入院にゅういん患者かんじゃ15にんアシネトバクター院内いんない感染かんせんした可能かのうせいがあることがあきらかになった。感染かんせんしゃのうち8にん死亡しぼうしており、さらにこのうちの3にんについては、病状びょうじょう悪化あっかにアシネトバクターが関与かんよした可能かのうせいがあるとしている[74]
  • 2018ねん8がつ山口やまぐちけん国立こくりつ病院びょういん機構きこう関門かんもん医療いりょうセンター
    どうセンターにあし骨折こっせつ入院にゅういんしていた70さいだい男性だんせいたいし、こうがんざい一種いっしゅであるテモダール過剰かじょう投与とうよする医療いりょうミスが発生はっせい。この男性だんせい骨折こっせつまえからがん治療ちりょうけており、デモタールを5にち連続れんぞく服用ふくようしたのち、23日間にちかん投与とうよ中断ちゅうだんする必要ひつようがあったが、センターの医師いし一人ひとりあやまった投与とうよかえし、男性だんせいじゅうあつし副作用ふくさようにより2018ねん6がつ死亡しぼうした[75]
  • 2019ねん9がつから2020ねん2がつにかけて…兵庫ひょうごけん赤穂あこう市民しみん病院びょういん
    脳神経のうしんけい外科げかで8けん医療いりょう事故じこつづけに発生はっせい詳細しょうさい赤穂あこう市民しみん病院びょういん#脳神経のうしんけい外科げか医療いりょう事件じけん
  • 2020ねん11月…千葉ちばけん千葉ちば県立けんりつ佐原さわら病院びょういん
    どう病院びょういん入院にゅういんしていた70だい女性じょせいが、麻酔ますいよう鎮痛ちんつうざい投与とうよちゅう死亡しぼう。そのどう病院びょういんがわ調査ちょうさしたところ、投与とうよされていた鎮痛ちんつうざいは、いたみを抑制よくせいする効果こうかたかいが、一方いっぽうで、呼吸こきゅう抑制よくせいされるなどの副作用ふくさようしょうじることがあるため、投与とうよちゅう呼吸こきゅう観察かんさつなどが必要ひつようとされていたにもかかわらず、現場げんばでこれらの情報じょうほう共有きょうゆうされておらず、必要ひつよう対応たいおうられていなかったことがあきらかになった。どう病院びょういんでは、鎮痛ちんつうざい処方しょほうするさい薬剤師やくざいし協議きょうぎすることや、投与とうよさい看護かんご連携れんけい呼吸こきゅう観察かんさつおこなうことなどを徹底てっていするなどの再発さいはつ防止ぼうしさく発表はっぴょうした[76]
  • 2020ねん12月…兵庫ひょうごけん兵庫ひょうご県立けんりつ西宮にしのみや病院びょういん
     どう病院びょういんたんのうのぜん摘出てきしゅつ手術しゅじゅつけた40だい女性じょせい体内たいないに、切除せつじょ部位ぶいれるポリエチレンぶくろのこ医療いりょうミスが発生はっせいした。その1あいだに50だい男性だんせい執刀しっとう気付きづき、さい手術しゅじゅつおこなってふくろのぞいた。女性じょせい健康けんこう状態じょうたい問題もんだいはないという。[77]
  • 2021ねん1がつ大阪おおさかヴェリテクリニック大阪おおさかいん
    同院どういんで、じゅうあご予防よぼうのため、かおくびゆるみの予防よぼう目的もくてきとしたレーザー照射しょうしゃ治療ちりょうけた女性じょせいが、くびかお広範囲こうはんいに、加療かりょう6ヵ月かげつようする重度じゅうど火傷かしょうった。この治療ちりょう使つかわれたレーザー照射しょうしゃ機器ききは、同院どういん医師いし個人こじん輸入ゆにゅうした承認しょうにん医療いりょう機器ききで、医師いし厳格げんかく管理かんり使つか必要ひつようがあるにもかかわらず、医師いし女性じょせい静脈じょうみゃく麻酔ますいをしたのち看護かんご従前じゅうぜん同様どうよう治療ちりょうをするよう指示しじし、レーザー照射しょうしゃ看護かんご2にんまかせられ、医師いしっていなかった模様もようである。大阪おおさか警察けいさつ同院どういんを、業務ぎょうむじょう過失かしつ致傷ちしょう容疑ようぎ家宅かたく捜索そうさくしており、府警ふけいは、看護かんごまかせの施術しじゅつ常態じょうたいしている可能かのうせいがあるとている[78]

医療いりょう事故じこうたがわれたが、医療いりょう事故じこではなかったとされたケース

[編集へんしゅう]
  • 1999ねん7がつ杏林大きょうりんだい病院びょういんりばし事件じけん
    7さい男児だんじ綿めん菓子かしばしくわえたまま転倒てんとうし、のどさってれた。男児だんじばし自力じりきいたのち病院びょういん搬送はんそうされた。医師いし傷口きずぐち確認かくにんして軽傷けいしょう判断はんだんし、また男児だんじ意識いしきにも問題もんだいなかったため処置しょち帰宅きたくさせたが、翌日よくじつ死亡しぼう司法しほう解剖かいぼう結果けっかのどおくばし破片はへんさっており、のうまでたっしていたことが判明はんめいした。医師いし業務ぎょうむじょう過失かしつ致死ちし容疑ようぎ書類しょるい送検そうけんされたが、9ねんわた裁判さいばん結果けっか予見よけん困難こんなんであり救命きゅうめい不可能ふかのうだっとして刑事けいじ民事みんじとも医師いし病院びょういん責任せきにん否定ひていされ、無罪むざい確定かくていした。しかしこの訴訟そしょう一連いちれん報道ほうどうにより医療いりょう崩壊ほうかいおおきく進行しんこうしたとされる。

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ a b リスクマネージメントスタンダードマニュアル作成さくせい委員いいんかい (22 August 2000). リスクマネージメントマニュアル作成さくせい指針ししん (PDF) (Report). 厚生こうせい労働省ろうどうしょう. 2014ねん6がつ17にち閲覧えつらん p.1
  2. ^ Ganz DA, Bao Y, Shekelle PG, Rubenstein LZ. "Will my patient fall?" JAMA. 2007 Jan 3;297(1):77-86. PMID 17200478
  3. ^ 医療いりょう従事じゅうじしゃのための医療いりょう安全あんぜん対策たいさくマニュアル』(レポート)日本にっぽん医師いしかい、2007ねん11月、125ぺーじhttp://www.med.or.jp/anzen/manual/menu.html 
  4. ^ 米国べいこく医療いりょうしつ委員いいんかいひとだれでも間違まちがえる―より安全あんぜん医療いりょうシステムを目指めざして』ISBN 4-535-98175-2
  5. ^ Medication Errors Injure 1.5 Million People and Cost Billions of Dollars Annually". The National Academy of Science. 2006. Retrieved 2006.
  6. ^ McDonald CL, Hernandez MB, Gofman Y, Suchecki S, Schreier W. (2009). "The five most common misdiagnoses: a meta-analysis of autopsy and malpractice data(2010ねん12月8にち時点じてんアーカイブ)". The Internet Journal of Family Practice 7 (3).
  7. ^ *医療いりょう事故じこ情報じょうほう収集しゅうしゅうとう事業じぎょう”. 厚生こうせい労働省ろうどうしょう (2012ねん11月29にち). 2014ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  8. ^ a b 厚生こうせい労働省ろうどうしょう政局せいきょくちょう医療いりょうほう施行しこう規則きそく一部いちぶ改正かいせいする省令しょうれい一部いちぶ施行しこうについて (PDF)』(レポート)、厚生こうせい労働省ろうどうしょう、2004ねん9がつ21にちせいはつ だい0921001ごう。2014ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  9. ^ 医療いりょう事故じこ報告ほうこく収集しゅうしゅうとう事業じぎょう だい36かい報告ほうこくしょ (平成へいせい25ねん10がつ〜12月) (PDF)』(レポート)、公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽん医療いりょう評価ひょうか機構きこう 医療いりょう事故じこ防止ぼうし事業じぎょう、2014ねん3がつ26にち、57ぺーじ。2014ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  10. ^ リスクマネージメントマニュアル作成さくせい指針ししん p4-5。
  11. ^ 医療いりょうトラブル対策たいさくハンドブック セルバ出版しゅっぱん p20・21 を参照さんしょう
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