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南極海の範囲
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南極海(なんきょくかい)は、南極大陸のまわりを囲む南緯60度以南の海域である。南大洋(なんたいよう)や南氷洋(なんぴょうよう)とも呼ばれる。長年、南極周辺の海を指す非公式な名だったが、国際水路機関 (IHO) が2000年に正式に大洋と認定した。これは、近年の海洋学において海流の重要性が確認され、南極周回流によって一つに結ばれている海域を他の大洋から独立させることに科学的根拠が生まれたからである。IHOの決議では、加盟68国のうち28国が投票し、アルゼンチンを除く27国が新しい大洋の設定に賛成した。18国が Southern Ocean に投票し、別名の Antarctic Ocean を破ったので、前者に決まった。
アムンゼン海、ベリングスハウゼン海、ロス海、スコシア海の一部、ウェッデル海を含む。インド洋、太平洋、大西洋との明確な地理的境界はないが、南極前線が生物分布での境界線にあたる。
南極海が他の海洋から分かれたのは南極周回流ができた時だが、これは3000万年前に南極大陸と南アメリカ大陸が離れてドレーク海峡ができてからであり、極めて若い大洋である。それ以前は南極大陸まで暖流が届いていたので、今のような氷の大陸ではなかった。
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