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カピラ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
カピラの想像そうぞう(19世紀せいき

カピラヒンディー/ネパール: कपिल ऋषि、: kapila ṛṣi [カピラ・リシ]、迦毘)は、ヴェーダリシ一人ひとりで、インド古典こてんてき哲学てつがくひとサーンキヤ学派がくはかずろん)の開祖かいそだとされている人物じんぶつ

「リシ」は「仙人せんにん」とやくされることがあり、カピラ仙人せんにん迦毘せんとも。

概説がいせつ

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なま没年ぼつねんしょう一説いっせつには紀元前きげんぜん300ねん前後ぜんご人物じんぶつだったとも。

サーンキヤ学派がくはかずろん)の開祖かいそだとかんがえられている[1]

カピラについては、伝説でんせつつつまれていてあまりたしかなことがからない[1]。どの伝承でんしょうも、カピラにアースリパンチャシカという弟子でしがいたことをつたえているてんでは一致いっちしている[2]

カピラの唯一ゆいいつ著作ちょさくかたられることのある『サーンキヤ・スートラ』は、実際じっさいには14~15世紀せいきのものであってかれいたわけではない[2]

インドのかく文書ぶんしょで、(伝説でんせつにつつまれた記述きじゅつではあるが)カピラがどのようにえがかれているか解説かいせつすると、『Bhāgavata Purāṇa』はカピラについてそれなりのりょうをさいてえがいている。伝統でんとうてきヒンズーしょでは、カピラはマヌ子孫しそんブラフマーまごとしてえがかれている。『バガヴァッド・ギーター』ではカピラをヨーガ行者ぎょうじゃsiddhi シッディぬしとしてえがいている。

参考さんこう文献ぶんけん

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 哲学てつがく思想しそう事典じてん岩波書店いわなみしょてん、1998ねん pp.582-583 茂木もきしげるあつし執筆しっぴつ担当たんとう
  2. ^ a b 世界せかいだい百科ひゃっか事典じてんだい2はん平凡社へいぼんしゃ、カピラ【Kapila】

関連かんれん項目こうもく

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