ジョージ・フォスター

ジョージ・フォスター
*George Foster*
	シンシナティ・レッズでの現役げんえき時代じだい
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
出身しゅっしん地ち	アラバマ州しゅうタスカルーサ
生年月日せいねんがっぴ	1948年ねん12月1日にち（75歳さい）
身長しんちょう; 体重たいじゅう	6' 1" ＝約やく185.4 cm; 185 lb ＝約やく83.9 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション	外野がいや手しゅ
プロ入いり	1968年ねんドラフト3巡じゅん目め
初はつ出場しゅつじょう	1969年ねん9月がつ10日とおか
最終さいしゅう出場しゅつじょう	1986年ねん9月がつ6日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
	サンフランシスコ・ジャイアンツ (1969 - 1971); シンシナティ・レッズ (1971 - 1981); ニューヨーク・メッツ (1982 - 1986); シカゴ・ホワイトソックス (1986);
	この表ひょうについて

ジョージ・アーサー・フォスター（George Arthur Foster, 1948年ねん 12月1日にち - ）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくアラバマ州しゅう出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（外野がいや手しゅ）。

愛称あいしょうは「ザ・デストロイヤー」で、左足ひだりあしを大おおきく前まえに出だす極端きょくたんなクローズドスタンスが特徴とくちょう的てきだった。1970年代ねんだい後半こうはんのMLBもっとも偉大いだいな打者だしゃといわれた名めい選手せんしゅであった^[1]。

経歴けいれき

1969年ねんにサンフランシスコ・ジャイアンツでメジャーデビュー。同年どうねんと翌よく 1970年ねんは僅わずかばかりの試合しあい出場しゅつじょうに留とまり、レギュラーになりかけた 1971年ねんシーズン途中とちゅうにシンシナティ・レッズに移籍いせきした。

1972年ねんからの3シーズンは目立めだった成績せいせきは残のこせなかったが、1975年ねんから力ちからをつけ始はじめ、ビッグレッドマシンと敵てきチームに恐おそれられたメンバーの4番ばん打者だしゃとして1976年ねんから6年ねん連続れんぞく20本塁打ほんるいだ、90打点だてん以上いじょうの好成績こうせいせきを記録きろくした。特とくに1977年ねん、1978年ねんには2年ねん連続れんぞく本塁打ほんるいだ王おう・打点だてん王おうのタイトルを獲得かくとくし、レッズの黄金おうごん期きを支ささえた。グリップ部分ぶぶんを削けずり細ほそくしたバットを愛用あいようしていた。1977年ねんの52本塁打ほんるいだは、MLB全体ぜんたいでも1966年ねんから1989年ねんまでの24シーズンで唯一ゆいいつのシーズン50本塁打ほんるいだ^[2]の記録きろくである。

1978年ねんオフに日米にちべい野球やきゅうで他たレギュラー達たちと共ともに来日らいにち。日本にっぽんの野球やきゅうファンに全盛期ぜんせいきのプレーを披露ひろうした。この際さい、後楽園こうらくえん球場きゅうじょうにおける第だい1戦せんで左翼さよくに弾丸だんがんライナーの本塁打ほんるいだを放はなち、フコク生命せいめいの看板かんばんに打球だきゅう跡あとを残のこした。この跡あとは内野ないやからでも確認かくにんでき、後楽園こうらくえん取とり壊こわしの際さいまで残のこっていた。また、この時ときに掛かけ布ぬの雅之まさゆきの打撃だげきをみて素晴すばらしいと評ひょうしていた^[3]。

1970年代ねんだいのレッズ黄金おうごん期きが終おわり、ニューヨーク・メッツに移籍いせき。メッツでは低ひくめのカーブに対たいする弱点じゃくてんを衝つかれ、レッズ所属しょぞく時じのような打棒だぼうはなりを潜ひそめたが、それでも1983年ねんからの3シーズンは一定いっていの成績せいせきを残のこしている。

しかし、契約けいやく最終さいしゅう年ねんの1986年ねんは自みずからの衰おとろえに加くわえて若手わかての成長せいちょうでチームが好調こうちょう（この年としメッツはレギュラーシーズンで108勝しょうを挙あげ、ワールドシリーズでもボストン・レッドソックスを破やぶりワールドシリーズ優勝ゆうしょうを果はたす）の中なか、次第しだいに出場しゅつじょう機会きかいが減へり、監督かんとくのデーブ・ジョンソンを批判ひはんし、ウェーバーにかけられ、当時とうじのMLB最低さいてい年俸ねんぽうの6万まんドル（の歩合ぶあい）でシカゴ・ホワイトソックスに移籍いせき。移籍いせき初戦しょせんで早速さっそく本塁打ほんるいだを打うったがその後ご不振ふしんに陥おちいり、1か月げつ足たらずで解雇かいこされた。その後ご「日本語にほんごを覚おぼえて、来年らいねん（1987年ねん）は海うみの向むこうでプレイする」とコメントし、ヤクルトスワローズが獲得かくとくに興味きょうみを持もったとされるが、オファーには至いたらず、そのまま引退いんたいとなった。

2010年ねん2月がつ、オリックス・バファローズと外国がいこく人じん選手せんしゅ獲得かくとくに関かんするアドバイザーとして契約けいやくしたと発表はっぴょうした。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき

年とし度ど	球たま団だん	試ためし合ごう	打だ席せき	打だ数かず	得とく点てん	安やす打だ	二に塁るい打だ	三さん塁るい打だ	本ほん塁るい打だ	塁るい打だ	打だ点てん	盗ぬすめ塁るい	盗ぬすめ塁るい死し	犠打だ	犠飛ひ	四よん球たま	敬けい遠とお	死し球たま	三さん振ふ	併殺ころせ打だ	打だ率りつ	出で塁るい率りつ	長なが打だ率りつ	O P S
1969	SF	9	5	5	1	2	0	0	0	2	1	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.400	.400	.400	.800
1970		9	21	19	2	6	1	1	1	12	4	0	0	0	0	2	1	0	5	1	.316	.381	.632	1.013
1971		36	112	105	11	28	5	0	3	42	8	0	1	0	1	6	1	0	27	4	.267	.304	.400	.704
1971	CIN	104	402	368	39	86	18	4	10	142	50	7	6	1	3	23	2	7	93	16	.234	.289	.386	.675
'71計けい		140	514	473	50	114	23	4	13	184	58	7	7	1	4	29	3	7	120	20	.241	.292	.389	.681
1972		59	152	145	15	29	4	1	2	41	12	2	1	0	1	5	1	1	44	6	.200	.230	.283	.513
1973		17	43	39	6	11	3	0	4	26	9	0	1	0	0	4	0	0	7	1	.282	.349	.667	1.016
1974		106	314	276	31	73	18	0	7	112	41	3	2	2	2	30	5	4	52	8	.264	.343	.406	.749
1975		134	511	463	71	139	24	4	23	240	78	2	1	0	5	40	11	3	73	14	.300	.356	.518	.874
1976		144	627	562	86	172	21	9	29	298	121	17	3	0	9	52	4	4	89	11	.306	.364	.530	.894
1977		158	689	615	124	197	31	2	52	388	149	6	4	0	8	61	10	5	107	17	.320	.382	.631	1.013
1978		158	687	604	97	170	26	7	40	330	120	4	4	0	6	70	16	7	138	18	.281	.360	.546	.906
1979		121	505	440	68	133	18	3	30	247	98	0	2	0	3	59	7	3	105	11	.302	.386	.561	.947
1980		144	608	528	79	144	21	5	25	250	93	1	0	0	4	75	14	1	99	14	.273	.362	.473	.835
1981		108	472	414	64	122	23	2	22	215	90	4	0	0	4	51	5	3	75	12	.295	.373	.519	.892
1982	NYM	151	608	550	64	136	23	2	13	202	70	1	1	0	6	50	9	2	123	13	.247	.309	.367	.676
1983		157	647	601	74	145	19	2	28	252	90	1	1	0	4	38	5	4	111	19	.241	.289	.419	.708
1984		146	595	553	67	149	22	1	24	245	86	2	2	0	6	30	9	6	122	14	.269	.311	.443	.754
1985		129	504	452	57	119	24	1	21	208	77	0	1	0	4	46	5	2	87	8	.263	.331	.460	.791
1986		72	256	233	28	53	6	1	13	100	38	1	1	0	2	21	1	0	53	7	.227	.289	.429	.718
1986	CWS	15	54	51	2	11	0	2	1	18	4	0	0	0	0	3	0	0	8	2	.216	.259	.353	.612
'86計けい	CWS	87	310	284	30	64	6	3	14	118	42	1	1	0	2	24	1	0	61	9	.225	.284	.415	.699
MLB：18年ねん		1977	7812	7023	986	1925	307	47	348	3370	1239	51	31	3	68	666	106	52	1419	196	.274	.338	.480	.818

各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

年度ねんど別べつ守備しゅび成績せいせき

年とし度ど	球たま団だん	左翼さよく（LF）						中堅ちゅうけん（CF）						右翼うよく（RF）						一塁いちるい（1B）
年とし度ど	球たま団だん	試ためし合ごう	刺とげ殺ころせ	補ほ殺ころせ	失しつ策さく	併殺ころせ	守もり備率りつ	試ためし合ごう	刺とげ殺ころせ	補ほ殺ころせ	失しつ策さく	併殺ころせ	守もり備率りつ	試ためし合ごう	刺とげ殺ころせ	補ほ殺ころせ	失しつ策さく	併殺ころせ	守もり備率りつ	試ためし合ごう	刺とげ殺ころせ	補ほ殺ころせ	失しつ策さく	併殺ころせ	守もり備率りつ

タイトル

本塁打ほんるいだ王おう：2回かい（1977年ねん、1978年ねん）
打点だてん王おう：3回かい（1976年ねん - 1978年ねん）

表彰ひょうしょう

シーズンMVP：1回かい（1977年ねん）
シルバースラッガー賞しょう（外野がいや手しゅ部門ぶもん）：1回かい（1981年ねん）
MLBオールスターゲームMVP：1回かい（1976年ねん）

記録きろく

MLBオールスターゲーム選出せんしゅつ：5回かい（1976年ねん - 1979年ねん、1981年ねん）

背番号せばんごう

14（1969年ねん - 1971年ねん途中とちゅう）
15（1971年ねん途中とちゅう - 1986年ねん）

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ 友成ともなり那智なち『記録きろくへの挑戦ちょうせん1 258本ほんを生うんだバット』株式会社かぶしきがいしゃポプラ社ぽぷらしゃ、2009年ねん、139ページ、ISBN 978-4-591-10582-5
^ この期間きかんの前年ぜんねん（1965年ねん）にウィリー・メイズが52本ほん、翌年よくねん（1990年ねん）にセシル・フィルダーが51本ほん記録きろくしている（「50本塁打ほんるいだクラブ」より）。
^ “ランディ・バースが明あかす、日本にっぽんで戦たたかった最高さいこうの投手とうしゅとは?(2/3)”. Sports Graphic Number Web (文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう). (2015年ねん9月がつ16日にち) 2019年ねん11月8日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク

選手せんしゅの通算つうさん成績せいせきと情報じょうほう Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

この項目こうもくは、メジャーリーグベースボール（MLB）に関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（プロジェクト:野球やきゅう / Portal:野球やきゅう）。

[1] 友成ともなり那智なち『記録きろくへの挑戦ちょうせん1 258本ほんを生うんだバット』株式会社かぶしきがいしゃポプラ社ぽぷらしゃ、2009年ねん、139ページ、ISBN 978-4-591-10582-5

[2] この期間きかんの前年ぜんねん（1965年ねん）にウィリー・メイズが52本ほん、翌年よくねん（1990年ねん）にセシル・フィルダーが51本ほん記録きろくしている（「50本塁打ほんるいだクラブ」より）。

[3] “ランディ・バースが明あかす、日本にっぽんで戦たたかった最高さいこうの投手とうしゅとは?(2/3)”. Sports Graphic Number Web (文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう). (2015年ねん9月がつ16日にち) 2019年ねん11月8日にち閲覧えつらん。

[1]

[2]

[3]

表ひょう話はなし編へん歴れきシンシナティ・レッズ
球団きゅうだん	歴史れきし選手せんしゅ監督かんとく成績せいせき
歴代れきだい本拠地ほんきょち	バンク・ストリート・グラウンズリーグ・パークパレス・オブ・ザ・ファンズクロスリー・フィールドリバーフロント・スタジアムグレート・アメリカン・ボール・パーク
永久えいきゅう欠番けつばん	1 5 8 10 11 13 14 18 20 24 42
レッズ球団きゅうだん殿堂でんどう	ポール・デリンジャーアーニー・ロンバルディフランク・マコーミックジョニー・ヴァンダー・ミーアバッキー・ウォルターズイバル・グッドマンエッパ・リクシーイーウェル・ブラックウェルエド・ローシュロニー・フレイビリー・ワーバーヒューイ・クリッツバブルス・ハーグレイブテッド・クルズースキールーブ・ブレスラーハリー・クラフトヘイニー・グローヌードルズ・ハーンガス・ベルピート・ドノヒューフレッド・ハッチンソンラリー・コプフレッド・ルーカスウォーリー・ポストジョニー・テンプルジェイク・ドーバートマイク・マコーミックビリー・マイヤーズドルフ・ルケビル・マケシュニーサム・クロフォードジョー・ナックスホールウォーレン・ジャイルズジム・オトゥールロイ・マクミランゴーディ・コールマンジム・マロニーボブ・パーキースモーキー・バージェスブルックス・ローレンスベイダ・ピンソンフランク・ロビンソントミー・ヘルムズクレイ・キャロルレオ・カルデナスウェイン・グレンジャーゲイリー・ノーランジャック・ビリンガムジョニー・ベンチジョー・モーガンジェリー・リンチトニー・ペレスサイ・セイモアースパーキー・アンダーソンデーブ・コンセプシオンボブ・ユーイングマリオ・ソトビッド・マクフィードン・ガレットジョージ・フォスターダミー・ホイケン・グリフィー・シニアボブ・ホーサムウィル・ホワイトエリック・デービスホセ・リーホジョージ・ライトハリー・ライトトム・ブラウニングリー・メイトム・シーバーシーザー・ジェロニモオーガスト・ハーマンジョーイ・ジェイバリー・ラーキンペドロ・ボーボンクリス・セイボートニー・マレーンショーン・ケイシーダン・ドリーセンジョン・ライリージェイク・ベックリーケン・グリフィー・ジュニアロン・オースターデーブ・パーカーピート・ローズ
ワールドシリーズ優勝ゆうしょう（5回かい）	1919 1940 1975 1976 1990
ワールドシリーズ敗退はいたい（4回かい）	1939 1961 1970 1972
リーグ優勝ゆうしょう（9回かい）	1919 1939 1940 1961 1970 1972 1975 1976 1990
できごと	ブラックソックス事件じけんビッグレッドマシン
傘下さんかマイナーチーム	ルイビル・バッツ（AAA級きゅう）チャタヌーガ・ルックアウツ（AA級きゅう）デイトン・ドラゴンズ（High-A級きゅう）デイトナ・トーテュガス（Low-A級きゅう）アリゾナ・コンプレックスリーグ・レッズ（Rookie級きゅう）ドミニカン・サマーリーグ・レッズ（Rookie級きゅう）

典拠てんきょ管理かんりデータベース
全般ぜんぱん	FAST ISNI VIAF
国立こくりつ図書館としょかん	ドイツイスラエルラトビア