アンドリュー・ジョーンズ

アンドリュー・ジョーンズ
Andruw Jones

東北とうほく楽天らくてんゴールデンイーグルス時代じだい （2013年ねん7月がつ31日にち、こまちスタジアムにて）
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	オランダ
出身しゅっしん地ち	キュラソー
生年月日せいねんがっぴ	(1977-04-23) 1977年ねん4月がつ23日にち（47歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	6' 1" ＝約やく185.4 cm 225 lb ＝約やく102.1 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション	外野がいや手しゅ、一塁いちるい手しゅ、指名しめい打者だしゃ
プロ入いり	1993年ねん アマチュアFA
初はつ出場しゅつじょう	MLB / 1996年ねん8月がつ15日にち NPB / 2013年ねん3月がつ29日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう	MLB / 2012年ねん10月がつ3日にち NPB / 2014年ねん10月がつ1日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
セントポールズ高校こうこう アトランタ・ブレーブス (1996 - 2007) ロサンゼルス・ドジャース (2008) テキサス・レンジャーズ (2009) シカゴ・ホワイトソックス (2010) ニューヨーク・ヤンキース (2011 - 2012) 東北とうほく楽天らくてんゴールデンイーグルス (2013 - 2014)
国際こくさい大会たいかい
代表だいひょうチーム	オランダ
WBC	2006年ねん、2013年ねん
プレミア12	2015年ねん
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アンドリュー・ルドルフ・ジョーンズ（Andruw Rudolf Jones, 1977年ねん4月がつ23日にち - ）は、オランダ領りょうアンティルのキュラソー島とうウィレムスタット出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（外野がいや手しゅ、内野ないや手しゅ）。右みぎ投なげ右みぎ打うち。

日本にっぽんでのニックネームは「A.J」、MLBでのニックネームは「スマイルボーイ」、「ザ・キュラソー・キッド」など。原音げんおんではアンドリューよりもアンドルーに近ちかく、アンドルー・ジョーンズとも表記ひょうきされる。

MLBでは、1998年ねんから2007年ねんまで10年ねん連続れんぞくでゴールドグラブ賞しょうを受賞じゅしょうする守備しゅびと、2005年ねんから2年ねん連続れんぞくで「40本塁打ほんるいだ・100打点だてん」を記録きろくしたパワーを持もち合あわせた、MLBを代表だいひょうする外野がいや手しゅのひとりだった。

経歴けいれき

プロ入いりとブレーブス時代じだい

1993年ねん、アマチュア・フリーエージェントでアトランタ・ブレーブスに入団にゅうだん。

1996年ねん8月がつ15日にちの対たいフィラデルフィア・フィリーズ戦せんにおいて、19歳さいでメジャーデビューを果はたす。その年としはわずか31試合しあいの出場しゅつじょうながら5本塁打ほんるいだ、13打点だてんを記録きろくした。この年としのポストシーズンにも出場しゅつじょうし、リーグ優勝ゆうしょう決定けってい戦せん第だい7戦せんではポストシーズン史上しじょう最年少さいねんしょう本塁打ほんるいだを、ワールドシリーズ第だい1戦せん第だい1打席だせきで本塁打ほんるいだを放はなち、ミッキー・マントルの同どうシリーズ史上しじょう最年少さいねんしょう記録きろくを更新こうしん。さらに第だい2打席だせきでも本塁打ほんるいだを放はなち、同どうシリーズ初はつ打席だせきから2打席だせき連続れんぞく本塁打ほんるいだ（24年ねんぶり史上しじょう2人にん目め）も記録きろくした。

1997年ねんに右翼うよく手しゅとしてレギュラーに定着ていちゃく。153試合しあいに出場しゅつじょうして打率だりつ.231、18本塁打ほんるいだ、70打点だてん、20盗塁とうるいの成績せいせきを残のこし、新人しんじん王おうの投票とうひょうで5位いに入はいった。

1998年ねんには中堅ちゅうけん手しゅへコンバートされ、リーグを代表だいひょうする外野がいや手しゅに成長せいちょう。自己じこ最高さいこうの159試合しあいに出場しゅつじょうし、打率だりつ.271、31本塁打ほんるいだ、90打点だてん、27盗塁とうるいの成績せいせきを残のこし、史上しじょう最年少さいねんしょうで「20本塁打ほんるいだ・20盗塁とうるい」を達成たっせい。9月13日にちにはMLB史上しじょう6番目ばんめ・球団きゅうだん史上しじょう最年少さいねんしょうでシーズン30本塁打ほんるいだを達成たっせいした。また自身じしん初はつのゴールドグラブ賞しょうを受賞じゅしょう、以後いご同どう賞しょうを10年ねん連続れんぞくで受賞じゅしょうすることになる。

1999年ねんには全ぜん162試合しあいに出場しゅつじょう。

2000年ねんにはオールスターゲームに初はじめて選出せんしゅつされる。この年としの打率だりつ.303は自己じこ最高さいこう、また36本塁打ほんるいだ、21盗塁とうるいも記録きろくし、ハンク・アーロンに次ついで球団きゅうだん史上しじょう2人にん目めとなる3年ねん連続れんぞく「20本塁打ほんるいだ・20盗塁とうるい」を達成たっせいした。2001年ねん2月がつ20日はつか、年俸ねんぽう調停ちょうていにおいて2001年ねんの年俸ねんぽう820万まんドルを勝かち取とり、マリアノ・リベラの725万まんドルを上回うわまわる史上しじょう最高さいこう額がくとなり、2001年ねんシーズン終了しゅうりょう後ごに6年ねん総額そうがく7500万まんドルで契約けいやく延長えんちょうした。

2005年ねんには、打率だりつ・出塁しゅつるい率りつこそ平凡へいぼんだったものの、51本塁打ほんるいだ、128打点だてんで二に冠かんのタイトルを獲得かくとく。本塁打ほんるいだは、1953年ねんのエディ・マシューズと1971年ねんのアーロンが放はなった47本塁打ほんるいだを上回うわまわる球団きゅうだん新しん記録きろくでもあった。得点とくてん圏けん打率だりつ.207と勝負しょうぶ弱よわさが垣間見かいまみえたものの、この年としのMVP投票とうひょうではアルバート・プホルスに次つぐ2位いに入はいり、選手せんしゅ選出せんしゅつの最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅとなった。

アトランタ・ブレーブス時代じだい（2006年ねん）

2006年ねん開幕かいまく前まえの3月がつに開催かいさいされた第だい1回かいワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のオランダ代表だいひょうに選出せんしゅつされた。

シーズンではWBCに合あわせ調整ちょうせいを早はやく行いった結果けっか、本来ほんらいはスロースターターであるが4月がつに8本塁打ほんるいだを記録きろくした。5月・6月がつは失速しっそくしたが、41本塁打ほんるいだ（リーグ5位い）、129打点だてん（同どう4位い）を記録きろくした。

2007年ねんは6年ねん契約けいやくの最終さいしゅう年ねんのため5月がつにひじを痛いためた後のちも出場しゅつじょうを続つづけ、痛いたみがひどくなった8月がつ以降いこうは鎮痛ちんつう剤ざいの注射ちゅうしゃをして出場しゅつじょうし続つづけ154試合しあいに出場しゅつじょう。打率だりつ.222、26本塁打ほんるいだ、94打点だてんと、特とくに打率だりつに関かんしてはレギュラー定着ていちゃく以来いらい、自己じこ最低さいていに落おち込こんだ。チームも2年ねん連続れんぞくでポストシーズン進出しんしゅつを逃のがした。オフの10月がつ31日にちにFAとなった。

ドジャース時代じだい

2007年ねん12月6日にちにロサンゼルス・ドジャースと総額そうがく3620万まんドルの2年ねん契約けいやくを結むすんだ。

2008年ねんは、ドジャース待望たいぼうの大砲たいほうとして期待きたいされ、ジョーンズ自身じしんも復活ふっかつを目指めざす年としとなるはずだった。しかし、開幕かいまくからかつてない不振ふしんに喘あえぎ、挙句あげくの果はてに故障こしょう者しゃリスト入いり。後半こうはん戦せんは、守備しゅびのみでの試合しあい出場しゅつじょうが増ふえ、メジャーデビューを果はたした1996年ねん、当時とうじまだ19歳さいであった自身じしんの成績せいせきをも下回したまわり、1998年ねんから10年ねん連続れんぞくで受賞じゅしょうしていたゴールドグラブ賞しょうも逃のがした。ドジャースは不振ふしんのジョーンズを放出ほうしゅつすることを決断けつだん、ジョーンズも出場しゅつじょう機会きかいが激減げきげんしていたことから、2009年ねん1月がつ6日にちに残のこる年俸ねんぽう2210万まんドルのうち、約やく1600万まんドルを6年ねんかけて支払しはらったうえでジョーンズが退団たいだんすることで双方そうほうが合意ごうい、1月がつ15日にちにジョーンズはドジャースから解雇かいこされた。

レンジャーズ時代じだい

2009年ねん2月がつ10日とおかにテキサス・レンジャーズとマイナー契約けいやく（＋出来高できだか50万まんドル）を結むすび、自身じしん初はつのアメリカンリーグでプレイする事こととなった。レンジャーズでは、打率だりつこそ2年ねん連続れんぞくで.220にも届とどかない状態じょうたいであったが、前年ぜんねんとほぼ同数どうすう且かつシーズン全体ぜんたいの約やく半分はんぶんの出場しゅつじょう試合しあい数すうで17本塁打ほんるいだを放はなった。一方いっぽう、守備しゅび面めんでは10年ねん連続れんぞくでゴールドグラブ賞しょうを獲得かくとくした経歴けいれきの持もち主ぬしであるが、指名しめい打者だしゃとしての出場しゅつじょうが大半たいはんを占しめており、外野がいや守備しゅびに就ついたのはわずか17試合しあいであった。また、メジャーデビュー以来いらい初はじめてとなる内野ないや守備しゅび（ファースト）も経験けいけんした。オフの11月6日にちにFAとなった。

ホワイトソックス時代じだい

2009年ねん11月25日にちにシカゴ・ホワイトソックスと50万まんドルの1年ねん契約けいやくを結むすんだ。

2010年ねんは体重たいじゅうの管理かんりをしっかり行おこなうようになり、14.6打数だすうに1本ほんのペースで本塁打ほんるいだを記録きろくし、3年ねんぶりにシーズン100試合しあい以上いじょうに出場しゅつじょうした。打率だりつ.230、19本塁打ほんるいだ、48打点だてんはいずれも、2009年ねんの数字すうじを上回うわまわり、実じつに4シーズンぶりとなる.800以上いじょうのOPSをマークした。

ヤンキース時代じだい

ヤンキース時代じだい（2012年ねん）

2011年ねん1月がつ20日はつかにニューヨーク・ヤンキースと200万まんドルの1年ねん契約けいやくを結むすんだ。打率だりつ.247、出塁しゅつるい率りつ.356、13本塁打ほんるいだ、33打点だてんと、かつてほどの成績せいせきではないものの堅実けんじつな成績せいせきを収おさめた。オフの10月がつ30日にちにFAとなったが、12月30日にちにヤンキースと160万まんドルの1年ねん契約けいやくを結むすんだ。

2012年ねんは前半ぜんはん戦せんは.244、11本塁打ほんるいだ、OPS.862とまずまずの成績せいせきを残のこすも、後半こうはん戦せんは.142、3本塁打ほんるいだ、OPS.511と大おおきく失速しっそくし、最終さいしゅう的てきには2008年ねん以来いらいの打率だりつ1割わり台だいを記録きろくした。オフの10月がつ29日にちにFAとなった。

楽天らくてん時代じだい

2012年ねん12月16日にちに東北とうほく楽天らくてんゴールデンイーグルスとの契約けいやく合意ごういが発表はっぴょうされた。年俸ねんぽうは推定すいてい3億おく。

2013年ねん1月がつ29日にちには、前年ぜんねん途中とちゅうからヤンキースに所属しょぞくしていたケーシー・マギーと揃そろって入団にゅうだん会見かいけんに臨のぞんだ。楽天らくてんとは1年ねん契約けいやくで、背番号せばんごうは25。同年どうねん3月がつに開催かいさいされた第だい3回かいWBCのオランダ代表だいひょうに選出せんしゅつされている。ウラディミール・バレンティンなどと共ともにクリーンアップの一角いっかくを担にないながら、代表だいひょう史上しじょう初はつのWBCベスト4進出しんしゅつに貢献こうけんした。

公式こうしき戦せんでは開幕かいまく戦せんから「4番ばん・指名しめい打者だしゃ」としてスタメンに起用きよう。4月5日にちの対たい千葉ちばロッテマリーンズ戦たたかえ（クリネックススタジアム宮城みやぎ）では、8回かい裏うらに来日らいにち初はつ本塁打ほんるいだとなる2点てん本塁打ほんるいだを伊藤いとう義弘よしひろから放はなった。その後ごは、主おもに3番ばん・銀次ぎんじ、5番ばん・マギーと共ともにクリーンアップトリオを構成こうせい。オールスターゲームでは、ファン投票とうひょう・選手せんしゅ間あいだ投票とうひょうともパ・リーグの指名しめい打者だしゃ部門ぶもんで選出せんしゅつされた。7月28日にちには、対たいロッテ戦せん（Kスタ宮城みやぎ）の8回かい裏うらにMLB/NPB通算つうさん2000本ほん安打あんだ（MLB1933安打あんだ・NPB67安打あんだ）を達成たっせい。9月26日にちの対たい埼玉さいたま西武せいぶライオンズ戦たたかえ（西武せいぶドーム）では、1対たい3で迎むかえた7回かい表ひょうの2死し満塁まんるいで右中間うちゅうかんへ3点てん適時てきじ二塁打にるいだを放はなって、チーム史上しじょう初はつのパ・リーグ優勝ゆうしょう決定けっていに貢献こうけんした。シーズン通算つうさんでは、翌よく27日にちの対たいロッテ戦せんに欠場けつじょうしただけで、残のこりの143試合しあいにすべて4番ばん打者だしゃとして出場しゅつじょう。打撃だげき面めんでは、26本塁打ほんるいだ・94打点だてんという成績せいせきを残のこす一方いっぽうで、リーグ最多さいたの164三振さんしんを喫きっした。打率だりつは.243だが、リーグ最多さいたの105四球しきゅうで、出塁しゅつるい率りつは.391と高たかい水準すいじゅんを記録きろく。ロッテとのクライマックスシリーズファイナルステージ（Kスタ宮城みやぎ）では2本塁打ほんるいだを放はなっている。読売よみうりジャイアンツとの日本にっぽんシリーズの第だい4戦せん（東京とうきょうドーム）では、1回かい表ひょうに先制せんせいの3点てん本塁打ほんるいだを放はなったことで、同どうシリーズとワールドシリーズの両方りょうほうで本塁打ほんるいだを記録きろく。この記録きろくは、ジョーンズで史上しじょう4人にん目めに当あたる。なお、マギーはシーズン終了しゅうりょう後ごの契約けいやく期間きかん満了まんりょうを機きに、家庭かていの事情じじょうなどからMLBへ復帰ふっき。しかし、ジョーンズは「楽天らくてんのナインに『勝利しょうりの哲学てつがく』のようなものを伝つたえたい」「来日らいにちを決きめた時ときからアメリカ（MLB）には戻もどらない覚悟かくごでいる」という姿勢しせいから楽天らくてんへの残留ざんりゅうを決きめた。

2014年ねんは監督かんとくの星野ほしの仙せん一いちの方針ほうしんで4番ばん打者だしゃに固定こていされたが、星野ほしのから「身長しんちょう（185cm）より低ひくい」と表現ひょうげんされるほどオープン戦せんから打率だりつが低迷ていめい。その一方いっぽうで、延長えんちょう12回かいまでもつれ込こんだ4月がつ22日にちの対たい西武せいぶ戦せん（楽天らくてんKoboスタジアム宮城みやぎ）では来日らいにち初はつのサヨナラ本塁打ほんるいだ、5月1日にちの対たいロッテ戦せん（コボスタ宮城みやぎ）では1試合しあい2本塁打ほんるいだを放はなっている。5月2日にちの対たい福岡ふくおかソフトバンクホークス戦たたかえ（コボスタ宮城みやぎ）では、6回かい裏うらの第だい3打席だせきで放はなった左中間さちゅうかんへの大だい飛球ひきゅうが「フェンス直撃ちょくげきの二塁打にるいだ」と判定はんていされたことをめぐって、首脳しゅのう陣じんにビデオ判定はんていの依頼いらいを要求ようきゅう。星野ほしのからの依頼いらいを受うけた審判しんぱん団だんが打球だきゅうの映像えいぞうを確認かくにんしたところ、打球だきゅうが外野席がいやせきのファンを直撃ちょくげきした後のちでグラウンドに跳はね返かえっていたことが判明はんめいしたため、判定はんていが本塁打ほんるいだに改あらためられた。9月17日にちの対たいロッテ戦せんでは3四球しきゅうを記録きろくし、来日らいにち以来いらい2年ねん連続れんぞくで100四球しきゅうをクリアした。最終さいしゅう的てきにはパ・リーグ記録きろくとなる118四球しきゅうを記録きろく。また、このシーズンでは規定きてい打席だせきに到達とうたつしながら安打あんだ数すう（99）よりも四球しきゅう数すう（118）の方ほうが多おおかったが、これは2リーグ分裂ぶんれつ以後いご3人にん目め（あとの2人ふたりは王おう貞治さだはるが4回かいとクラレンス・ジョーンズが1回かい）という珍めずらしい記録きろくとなった。楽天らくてんは同年どうねん限かぎりでジョーンズとの契約けいやくを終了しゅうりょうし、退団たいだんが決きまった。オフの12月2日にち、自由じゆう契約けいやく公示こうじされた。

楽天らくてん退団たいだん後ご

2015年ねん2月がつ17日にちに、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍さむらいジャパン 対たい 欧州おうしゅう代表だいひょう」の欧州おうしゅう代表だいひょうに選出せんしゅつされたが、3月4日にちに家庭かていの事情じじょうで辞退じたいした。

オフの10月がつ12日にちに第だい1回かいWBSCプレミア12のオランダ代表だいひょう候補こうほ選手せんしゅ36名めいに選出せんしゅつされ、10月がつ20日はつかに第だい1回かいWBSCプレミア12のオランダ代表だいひょう選手せんしゅ28名めいに内野ないや手しゅとして選出せんしゅつされた。

2016年ねん1月がつ8日にちにキューバ代表だいひょうとの強化きょうか試合しあいのオランダ代表だいひょうに選出せんしゅつされた。3月に古巣ふるすブレーブスのスプリングトレーニングにて特別とくべつコーチとして若手わかてを指導しどうし、ブレーブスから球団きゅうだん殿堂でんどう入いりの打診だしんを受うけたのを機きに現役げんえき引退いんたいを発表はっぴょうした。

引退いんたい後ご

2016年ねん8月がつ3日にちに第だい34回かいヨーロッパ野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいのオランダ代表だいひょうコーチを務つとめることが発表はっぴょうされた。尚なお、第だい2回かいフランス国際こくさい野球やきゅう大会たいかいでもコーチを務つとめる。両りょう大会たいかいで優勝ゆうしょうを果はたした。 10月26日にちに日本にっぽん代表だいひょうとの強化きょうか試合しあいのオランダ代表だいひょうベンチコーチを務つとめることになった。12月2日にちに第だい4回かいWBCのオランダ代表だいひょうコーチを務つとめることが発表はっぴょうされた。

2023年ねん4月がつ3日にち、アトランタ・ブレーブス時代じだいの背番号せばんごう『25』がブレーブスの永久えいきゅう欠番けつばんに制定せいていされることが発表はっぴょうされた。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう

打撃だげき

MLB時代じだいには、30本ほん前後ぜんこうの本塁打ほんるいだをコンスタントに記録きろく。さらに2005年ねん頃ころからパワーが増ましてきており、本塁打ほんるいだ王おうを獲得かくとくした同年どうねんから2年ねん連続れんぞくで40本ほん以上いじょうの本塁打ほんるいだを放はなった。その一方いっぽうで三振さんしんも多おおく、打率だりつがリーグの平均へいきんを下回したまわるシーズンも多おおい。ジョーンズは、「自分じぶんは打率だりつ.270くらいの打者だしゃ」「『打率だりつよりも本塁打ほんるいだを打うって打点だてんを挙あげるのが自分じぶんの役割やくわりである』と考かんがえている」と語かたっている。

初球しょきゅうに強つよい一方いっぽうで、2ストライクからの打率だりつは低ひくい。相手あいて投手とうしゅは、この傾向けいこうを警戒けいかいするあまり、ボール先行せんこうの投球とうきゅうになりやすい。さらに、ジョーンズ自身じしんの選せん球だま眼めも高たかいため、結果けっかとして四球しきゅうで出塁しゅつるいすることが多おおい。来日らいにち後ごは、四球しきゅうの数かずが格段かくだんに多おおくなり、低てい打率だりつながら、楽天らくてん時代じだいの2013年ねんと2014年ねんと共ともに、パ・リーグ1位いの四球しきゅうを記録きろくし、4割わり近ちかい出塁しゅつるい率りつを残のこした。楽天らくてんでは入団にゅうだん以来いらい4番ばん打者だしゃを務つとめていたが、2014年ねん7月がつ13日にちの対たいロッテ戦せん（コボスタ宮城みやぎ）以降いこうは、出塁しゅつるい率りつの高たかさを生いかすチーム方針ほうしんから3番ばん打者だしゃに起用きようされている。

走塁そうるい

スイングが大おおきいため、一塁いちるいまでの到達とうたつスピードは4.25秒びょうと平均へいきんをやや上回うわまわる程度ていどだが、一塁いちるいから三塁さんるいにまわる際さいや守備しゅびの際さいに本来ほんらいのスピードを発揮はっきしていた。

守備しゅび

外野がいや手しゅとして10年ねん連続れんぞくでゴールドグラブ賞しょうを獲得かくとくしている。MLB時代じだいは俊足しゅんそくであり守備しゅび範囲はんいも広ひろかったので、守備しゅび位置いちは浅あさめに守まもることが多おおかった。打球だきゅうの落下らっか点てんへ正確せいかくかつ素早すばやく向むかうことができるため、通常つうじょうの外野がいや手しゅでは到底とうてい取とれないような打球だきゅうも難なんなく処理しょりし、肩かたも強つよく、送球そうきゅうも正確せいかくと、外野がいや手しゅに必要ひつような能力のうりょくをすべて備そなえていた。1999年ねんの刺殺しさつ数かずは493に及およんだが、これは外野がいや手しゅの刺殺しさつ数すうとしてはMLB歴代れきだい11位い、1981年ねん以降いこうでは歴代れきだい1位いである。

楽天らくてんへ入団にゅうだんした2013年ねんには、パ・リーグが公式こうしき戦せんで指名しめい打者だしゃ制度せいどを採用さいようしていることから、（同どう制度せいどを採用さいようしないセ・パ交流こうりゅう戦せんのセ・リーグ加盟かめい球団きゅうだん主催しゅさい試合しあいを含ふくめても）守備しゅびに就ついた試合しあいは17試合しあいにとどまった。いずれもMLB通算つうさんで8試合しあいしか経験けいけんのない一塁いちるい手しゅでの出場しゅつじょうであったが、無む失策しっさくで守備しゅびをこなした。同年どうねんの日本にっぽんシリーズでは、指名しめい打者だしゃ制度せいどを採用さいようしない巨人きょじんのホームゲーム（東京とうきょうドームでの第だい3～5戦せん）に挑いどむにあたって、「銀次ぎんじより俺おれの方ほうが絶対ぜったいにうまい」という直訴じきそによって左翼さよくや中堅ちゅうけんの守備しゅびに就ついている（銀次ぎんじが一塁いちるい手しゅ）。2014年ねんには、7月がつ3日にちのオリックス戦せん（京きょうセラドーム大阪おおさか）で、来日らいにち後ご初はじめて「4番ばん・右翼うよく手しゅ」としてスタメンに起用きようされた。

家族かぞく

息子むすこのドリュー・ジョーンズも野球やきゅう選手せんしゅで、2022年ねんのMLBドラフトでアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名しめいを受うけて入団にゅうだんしている。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	試ためし 合ごう	打だ 席せき	打だ 数かず	得とく 点てん	安やす 打だ	二に 塁るい 打だ	三さん 塁るい 打だ	本ほん 塁るい 打だ	塁るい 打だ	打だ 点てん	盗ぬすめ 塁るい	盗ぬすめ 塁るい 死し	犠 打だ	犠 飛ひ	四よん 球たま	敬けい 遠とお	死し 球たま	三さん 振ふ	併 殺ころせ 打だ	打だ 率りつ	出で 塁るい 率りつ	長なが 打だ 率りつ	O P S
1996	ATL	31	113	106	11	23	7	1	5	47	13	3	0	0	0	7	0	0	29	1	.217	.265	.443	.708
1997		153	467	399	60	92	18	1	18	166	70	20	11	5	3	56	2	4	107	11	.231	.329	.416	.745
1998		159	631	582	89	158	33	8	31	300	90	27	4	1	4	40	8	4	129	10	.271	.321	.515	.836
1999		162	679	592	97	163	35	5	26	286	84	24	12	0	2	76	11	9	103	11	.275	.365	.483	.848
2000		161	729	656	122	199	36	6	36	355	104	21	6	0	5	59	0	9	100	12	.303	.366	.541	.907
2001		161	693	625	104	157	25	2	34	288	104	11	4	0	9	56	3	3	142	10	.251	.312	.461	.773
2002		154	659	560	91	148	34	0	35	287	94	8	3	0	6	83	4	10	135	14	.264	.366	.513	.879
2003		156	659	595	101	165	28	2	36	305	116	4	3	0	6	53	2	5	125	18	.277	.338	.513	.851
2004		154	646	570	85	149	34	4	29	278	91	6	6	0	2	71	9	3	147	24	.261	.345	.488	.833
2005		160	672	586	95	154	24	3	51	337	128	5	3	0	7	64	13	15	112	19	.263	.347	.575	.922
2006		156	669	565	107	148	29	0	41	300	129	4	1	0	9	82	9	13	127	13	.262	.363	.531	.894
2007		154	659	572	83	127	27	2	26	236	94	5	2	0	9	70	4	8	138	16	.222	.311	.413	.724
2008	LAD	75	238	209	21	33	8	1	3	52	14	0	1	0	1	27	0	1	76	5	.158	.256	.249	.505
2009	TEX	82	331	281	43	60	18	0	17	129	43	5	1	0	3	45	3	2	72	7	.214	.323	.459	.782
2010	CWS	107	328	278	41	64	12	1	19	135	48	9	2	0	2	45	0	3	73	15	.230	.341	.486	.827
2011	NYY	77	222	190	27	47	8	0	13	94	33	0	0	0	0	29	0	3	62	3	.247	.356	.495	.851
2012		94	269	233	27	46	7	0	14	95	34	0	0	0	3	28	1	5	71	2	.197	.294	.408	.701
2013	楽天らくてん	143	604	478	81	116	21	1	26	217	94	4	3	0	6	105	1	15	164	15	.243	.391	.454	.845
2014		138	581	448	69	99	20	0	24	191	71	2	3	0	3	118	5	12	140	16	.221	.394	.426	.820
MLB：17年ねん		2196	8664	7599	1204	1933	383	36	434	3690	1289	152	59	6	71	891	69	97	1748	192	.254	.337	.486	.823
NPB：2年ねん		281	1185	926	150	215	41	1	50	408	165	6	6	0	9	223	6	27	304	31	.232	.392	.441	.833

• 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

タイトル

MLB

• 本塁打ほんるいだ王おう：1回かい（2005年ねん）
• 打点だてん王おう：1回かい（2005年ねん）

表彰ひょうしょう

MLB

• シルバースラッガー賞しょう（外野がいや手しゅ部門ぶもん）：1回かい（2005年ねん）
• ゴールドグラブ賞しょう（外野がいや手しゅ部門ぶもん）：10回かい（1998年ねん - 2007年ねん）
• ハンク・アーロン賞しょう：1回かい（2005年ねん）
• プレイヤーズ・チョイス・アワーズ
  • 年間ねんかん最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ：1回かい（2005年ねん）
  • 優秀ゆうしゅう選手せんしゅ：1回かい（2005年ねん）
• プレイヤー・オブ・ザ・マンス：2回かい（2005年ねん6月がつ、8月がつ）
• フィールディング・バイブル・アワード：1回かい（2007年ねん）

NPB

• 月間げっかんサヨナラ賞しょう：1回かい（2014年ねん3・4月がつ）
• ホームランダービー優勝ゆうしょう：1回かい（2013年ねん第だい3戦せん）

MiLB

• ベースボール・アメリカ・マイナーリーグ年間ねんかん最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょう：2回かい（1995年ねん - 1996年ねん）
• USAトゥデイ・マイナーリーグ年間ねんかん最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょう：2回かい（1995年ねん - 1996年ねん）

記録きろく

MLB

• MLBオールスターゲーム選出せんしゅつ 5回かい：（2000年ねん、2002年ねん - 2003年ねん、2005年ねん - 2006年ねん）

NPB

初はつ記録きろく

• 初はつ出場しゅつじょう・初はつ先発せんぱつ出場しゅつじょう：2013年ねん3月がつ29日にち、対たい福岡ふくおかソフトバンクホークス1回戦かいせん（福岡ふくおか ヤフオク!ドーム）、4番ばん・指名しめい打者だしゃで先発せんぱつ出場しゅつじょう
• 初はつ打席だせき：同上どうじょう、2回かい表ひょうに攝津せっつ正せいから四球しきゅう
• 初はつ安打あんだ：同上どうじょう、6回かい表ひょうに攝津せっつ正せいから中前ちゅうぜん二塁打にるいだ
• 初はつ打点だてん：2013年ねん3月がつ31日にち、対たい福岡ふくおかソフトバンクホークス3回戦かいせん（福岡ふくおか ヤフオク!ドーム）、8回かい表ひょうに千賀せんが滉ひろし大だいから左前ひだりまえ適時てきじ二塁打にるいだ
• 初はつ本塁打ほんるいだ：2013年ねん4月がつ5日にち、対たい千葉ちばロッテマリーンズ1回戦かいせん（日本製紙にほんせいしクリネックススタジアム宮城みやぎ）、8回かい裏うらに伊藤いとう義弘よしひろから左ひだり越こし2ラン
• 初はつ盗塁とうるい：2013年ねん5月がつ6日にち、対たいオリックス・バファローズ7回戦かいせん（日本製紙にほんせいしクリネックススタジアム宮城みやぎ）、3回かい裏うらに二に盗とう（投手とうしゅ：ブランドン・ディクソン、捕手ほしゅ：伊藤いとう光ひかり）

その他たの記録きろく

• シーズン100四球しきゅう：2013年ねん - 2014年ねん ※史上しじょう20人にん目め
• シーズン100四球しきゅう+100三振さんしん：2013年ねん - 2014年ねん ※史上しじょう9人にん目め
• 2年ねん連続れんぞく100四球しきゅう+100三振さんしん：2013 - 2014年ねん ※史上しじょう初はつ
• シーズン118四球しきゅう：2014年ねん ※パ・リーグ記録きろく
• オールスターゲーム出場しゅつじょう：1回かい（2013年ねん）

MLB/NPB通算つうさん

• 2000安打あんだ：2013年ねん7月がつ28日にち、対たい千葉ちばロッテマリーンズ13回戦かいせん（日本製紙にほんせいしクリネックススタジアム宮城みやぎ）、8回かい裏うらにカルロス・ロサから中前ちゅうぜん安打あんだ

背番号せばんごう

• 25（1996年ねん - 2010年ねん、2013年ねん - 2014年ねん）
• 18（2011年ねん）
• 22（2012年ねん）

代表だいひょう歴れき

• 2006 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表だいひょう
• 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表だいひょう
• 2015 WBSCプレミア12 オランダ代表だいひょう

コーチ歴れき

• 2016年ねんフランス国際こくさい野球やきゅう大会たいかいオランダ代表だいひょう
• 2016年ねんヨーロッパ野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいオランダ代表だいひょう
• 2017 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表だいひょう
• 2019 WBSCプレミア12 オランダ代表だいひょう

関連かんれん項目こうもく

• メジャーリーグベースボールの選手せんしゅ一覧いちらん J
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• 東北とうほく楽天らくてんゴールデンイーグルスの選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 個人こじん年度ねんど別べつ成績せいせき アンドリュー・ジョーンズ - NPB.jp 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう

• 選手せんしゅの通算つうさん成績せいせきと情報じょうほう MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
• Andruw Jones stats MiLB.com （英語えいご）
• 選手せんしゅの各国かっこく通算つうさん成績せいせき Baseball-Reference (Japan)
• Roaming Center with Andruw - 2008年ねん3月がつの中国ちゅうごく遠征えんせい開催かいさい時期じきに設置せっちされた本人ほんにん公式こうしきブログ
• Andruw Jones (@therealandruwjones) - Instagram