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ルノー・RE30

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルノー RE30
カテゴリー F1
コンストラクター ルノー
デザイナー ミッシェル・テツ
ジェラール・ラルース
先代せんだい ルノー・RE20
後継こうけい ルノー・RE40
主要しゅようしょもと
シャシー アルミニウム モノコック
エンジン ルノーゴルディーニ EF1 1,492 cc 90 V6 DOHC ターボ MID
オイル エルフ
タイヤ ミシュラン
主要しゅよう成績せいせき
チーム エキップ・ルノーエルフ
ドライバー フランスの旗 アラン・プロスト
フランスの旗 ルネ・アルヌー
出走しゅっそう時期じき 1981、1982、1983
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦しょせん 1981ねんモナコグランプリ
はつ勝利しょうり 1981ねんフランスグランプリ
出走しゅっそう優勝ゆうしょうポールFラップ
297167
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ルノー・RE30 (Renault RE30) は、ルノー・スポール1981ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけん投入とうにゅうしたフォーミュラ1カー1982ねんには改良かいりょうがたのRE30Bが、1983ねんでは序盤じょばんせんのみRE30Cが投入とうにゅうされた。デザイナーはミッシェル・テツ[1]ジェラール・ラルース

概要がいよう[編集へんしゅう]

前任ぜんにんとなるRE20から完全かんぜんしん設計せっけいがなされた。モノコック構造こうぞうアルミハニカムカーボンファイバーはさむサンドイッチしきで、エンジンはドイツのKKKしゃKühnle Kopp und Kauschせいターボシステムを採用さいようしたエンジンであるルノー・ゴルディーニ・EF01を搭載とうさい出力しゅつりょくは540馬力ばりきたっしていた。

RE30[編集へんしゅう]

ドライバーは前年ぜんねんにF1デビューした新進しんしん気鋭きえいアラン・プロスト加入かにゅう、チームメイトは前年ぜんねんから残留ざんりゅうしたルネ・アルヌーであった。

開幕かいまくから5せん前年ぜんねん改良かいりょうがたとなるRE20Bで参戦さんせんし、だい6せんモナコグランプリから投入とうにゅうされた。

だい8せんフランスグランプリで、アルヌーがポールポジションを獲得かくとく決勝けっしょうでは大雨おおあめにより2ヒートせいとなったレースをプロストがせい自身じしんはつ優勝ゆうしょう。そのオランダグランプリ、イタリアグランプリでも連勝れんしょうしてシーズンで3しょうをあげた。フランスグランプリから6せん連続れんぞくでポールポジションを獲得かくとくするなど傑出けっしゅつしたはやさをせたが信頼しんらいせいなんがあり、にんわせて20かい出走しゅっそうちゅうリタイアは10かい。コンストラクターズランキング3た。

記録きろく(1981ねん)[編集へんしゅう]

とし No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ポイント ランキング
USW
アメリカ合衆国の旗
BRA
ブラジルの旗
ARG
アルゼンチンの旗
SMR
サンマリノの旗
BEL
ベルギーの旗
MON
モナコの旗
ESP
スペインの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
AUT
オーストリアの旗
NED
オランダの旗
ITA
イタリアの旗
CAN
カナダの旗
CLP
アメリカ合衆国の旗
1981 15 フランスの旗 プロスト Ret Ret 1 Ret 2 Ret 1 1 Ret 2 54 3
16 フランスの旗 アルヌー Ret 9 4 9 13 2 Ret Ret Ret Ret

RE30B[編集へんしゅう]

1982ねんは、ノーズまわりとリアウィングを改修かいしゅうしたRE30Bを投入とうにゅうおおくのチームがサイドポンツーン上部じょうぶ平坦へいたんにしているのにたいし、RE30Bはリアタイヤの手前てまえおおきくがる形状けいじょうとなっている。

ぜん16戦中せんちゅう10かいのポールポジション、6かいのフロントロー独占どくせんなど予選よせんでは抜群ばつぐんはやさをせた。しかしながら信頼しんらいせい問題もんだい解決かいけつされずリタイアはにんわせて18かい上位じょうい走行そうこうちゅう失速しっそくして大量たいりょうのポイントをうしなうこともおおかった。とくにプロストはモナコグランプリでのクラッシュ(のこり3しゅう・7完走かんそうあつかい)、オーストリアグランプリでのエンジントラブル(のこり5しゅう・8完走かんそうあつかい)、スイスグランプリでの軽度けいどのエンジントラブル(のこり3しゅう・2表彰台ひょうしょうだい)と3つのレースでトップ走行そうこうから優勝ゆうしょうのがしている。

このシーズンは史上しじょうまれにみるだい混戦こんせんで11にんというウィナーをかぞえたが、プロスト・アルヌーわせて4しょうをあげたルノーはコンストラクターズランキング3となった。

記録きろく(1982ねん)[編集へんしゅう]

とし No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ポイント ランキング
RSA
南アフリカ連邦の旗
BRA
ブラジルの旗
USW
アメリカ合衆国の旗
SMR
サンマリノの旗
BEL
ベルギーの旗
MON
モナコの旗
DET
アメリカ合衆国の旗
CAN
カナダの旗
NED
オランダの旗
GBR
イギリスの旗
FRA
フランスの旗
GER
ドイツの旗
AUT
オーストリアの旗
SUI
スイスの旗
ITA
イタリアの旗
CLP
アメリカ合衆国の旗
1982 15 フランスの旗 プロスト 1 1 Ret Ret Ret 7 NC Ret Ret 6 2 Ret 8 2 Ret 4 62 3
16 フランスの旗 アルヌー 3 Ret Ret Ret Ret Ret 10 Ret Ret Ret 1 2 Ret 16 1 Ret

RE30C[編集へんしゅう]

1983ねんシーズンにけ、ジル・ヴィルヌーヴディディエ・ピローニ事故じこなどの影響えいきょうもあり1982ねん12月にグラウンド・エフェクト・カーを禁止きんしするかたちとなる「フラットボトム規定きてい」の導入どうにゅう発表はっぴょうされた。おおくのチーム同様どうようにルノーも新車しんしゃわず、RE30Bをどう規定きてい適合てきごうするように改修かいしゅうしたRE30Cを制作せいさく新車しんしゃとなるRE40投入とうにゅうまで使用しようされた。

ドライバーは在籍ざいせき3ねんとなるアラン・プロストフェラーリ移籍いせきしたルネ・アルヌー後任こうにんとしてアメリカじんドライバーのエディ・チーバー加入かにゅう、ルノーのF1参戦さんせん以来いらいはじめてフランスじんドライバーの起用きようとなった。

プロストは開幕かいまくせんのみ、チーバーはだい2せんまでRE30Cをドライブし、以降いこう新車しんしゃRE40が使用しようされた。

記録きろく(1983ねん)[編集へんしゅう]

とし No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ポイント ランキング
BRA
ブラジルの旗
USW
アメリカ合衆国の旗
FRA
フランスの旗
SMR
サンマリノの旗
MON
モナコの旗
BEL
ベルギーの旗
DET
アメリカ合衆国の旗
CAN
カナダの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
AUT
オーストリアの旗
NED
オランダの旗
ITA
イタリアの旗
EUR
イギリスの旗
RSA
南アフリカ連邦の旗
1983 15 フランスの旗 プロスト 7 79 2
16 アメリカ合衆国の旗 チーバー Ret 13

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ Michel Têtu 1/2 – Les inédits de «Pilote et Gentleman» Classic Courses 2022ねん1がつ1にち