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勃起 ぼっき (ぼっき、英 えい : erection )は、陰茎 いんけい ・陰 かげ 核 かく ・乳首 ちくび が硬 かた く大 おお きくなる生理 せいり 現象 げんしょう 。
勃起 ぼっき は心理 しんり 、神経 しんけい 、血管 けっかん 系 けい 、内分泌 ないぶんぴつ 系 けい などの要因 よういん の相互 そうご 作用 さよう により引 ひ き起 お こされ、必 かなら ずではないが、性的 せいてき 興奮 こうふん にも関係 かんけい している。無意識 むいしき 的 てき に起 お きることもある。
ヒトの陰茎 いんけい 勃起 ぼっき [ 編集 へんしゅう ]
ヒトの陰茎 いんけい の勃起 ぼっき
通常 つうじょう 状態 じょうたい では柔軟 じゅうなん で、男性 だんせい の股間 こかん に懸 かか 下 くだ している陰茎 いんけい は、勃起 ぼっき 状態 じょうたい で太 ふと く長 なが く硬 かた くなり前方 ぜんぽう へ突 つ き出 で ることで、性行為 せいこうい の時 とき に女性 じょせい 器 き に挿入 そうにゅう することが可能 かのう となる。常 つね に不十分 ふじゅうぶん な勃起 ぼっき 状態 じょうたい にしかならない疾患 しっかん を勃起 ぼっき 不全 ふぜん (ED)と言 い い、硬度 こうど の不足 ふそく によって膣 ちつ に挿入 そうにゅう することができず、逆 ぎゃく に膣 ちつ 圧 あつ に抗 あらが えず押 お し戻 もど されてしまい膣 ちつ 性交 せいこう が不可能 ふかのう となるため、治療 ちりょう が必要 ひつよう である。
ヒト の勃起 ぼっき は、陰茎 いんけい 内部 ないぶ の海綿 かいめん 体 たい に血液 けつえき が溜 た まり、血液 けつえき を排出 はいしゅつ する静脈 じょうみゃく が調節 ちょうせつ され、内部 ないぶ の圧力 あつりょく が上昇 じょうしょう することによって支 ささ えられる。これは陰茎 いんけい 内 ない 圧 あつ の上昇 じょうしょう によって行 おこな われるため、当然 とうぜん 伸縮 しんしゅく 性 せい のある陰茎 いんけい は内圧 ないあつ の高 たか まりに拠 よ って非 ひ 勃起 ぼっき 時 じ よりも太 ふと くなる。普段 ふだん の血圧 けつあつ では内部 ないぶ 構造 こうぞう の関係 かんけい で鬱血 うっけつ しないようになっている。
陰茎 いんけい への機械 きかい 的 てき 刺激 しげき の他 ほか 、視覚 しかく 刺激 しげき や想像 そうぞう などにより大脳皮質 だいのうひしつ から引 ひ き起 お こされることもある。
主 おも に思春期 ししゅんき に入 はい り第 だい 二 に 次 じ 性徴 せいちょう が始 はじ まると、性 せい に対 たい する知識 ちしき や興味 きょうみ が増 ふ え頻繁 ひんぱん に勃起 ぼっき するようになる。また、思春期 ししゅんき 前 まえ でも、触 さわ るなどの外的 がいてき 刺激 しげき を受 う ければ陰茎 いんけい は勃起 ぼっき する。
勃起 ぼっき した状態 じょうたい は被服 ひふく の上 うえ からでも外見 がいけん によってわかる場合 ばあい があり、特 とく に水着 みずぎ やジャージ 、短 たん パン 、ブルマー 、レオタード など、身体 しんたい にフィットした体操 たいそう 着 ぎ や被服 ひふく を着用 ちゃくよう する機会 きかい の多 おお い児童 じどう 、生徒 せいと 、学生 がくせい においては目立 めだ つことがある。勃起 ぼっき した陰茎 いんけい によって被服 ひふく 下腹 かふく 部 ぶ の布地 ぬのじ が直線 ちょくせん 状 じょう あるいは突起 とっき 状 じょう に隆起 りゅうき することを指 さ して「テントを張 は る」とも形容 けいよう される。
本人 ほんにん や周囲 しゅうい の者 もの の年齢 ねんれい 、周囲 しゅうい の者 もの の性別 せいべつ 、嗜好 しこう 、TPOなどによって受 う け止 と められ方 かた は異 こと なるものの、勃起 ぼっき した陰茎 いんけい は女性 じょせい 器 き (膣 ちつ )への挿入 そうにゅう (性交 せいこう )の準備 じゅんび が整 ととの った状態 じょうたい であり、性的 せいてき 興奮 こうふん と関連付 かんれんづ けられるため、勃起 ぼっき していることを周囲 しゅうい に知 し られることは、からかいの対象 たいしょう となったり、気 き 恥 は ずかしい雰囲気 ふんいき 、気 き まずい雰囲気 ふんいき 、あるいは不快 ふかい 感 かん を与 あた えたりすることがあり、露骨 ろこつ にわかる状態 じょうたい はセクシャルハラスメント として受 う け止 と められることがある。状態 じょうたい によっては、陰茎 いんけい のサイズの大小 だいしょう や亀 かめ 頭 あたま 冠 かんむり の発達 はったつ 度合 どあ いが他人 たにん に知 し られる場合 ばあい もある。
ヒトの
陰茎 いんけい 。
陰茎 いんけい 内部 ないぶ の
海綿 かいめん 体 たい は
柔軟 じゅうなん で
スポンジ のような
構造 こうぞう である。ここに
血液 けつえき が
充満 じゅうまん し
硬度 こうど を
保 たも つ。
右 みぎ 上 じょう の
簡略 かんりゃく 図 ず の
位置 いち が
勃起 ぼっき 状態 じょうたい における
陰茎 いんけい の
位置 いち で
上方 かみがた に
向 む く。
ヒト
陰茎 いんけい の
断面 だんめん 。
勃起 ぼっき 時 じ の
陰茎 いんけい を
支 ささ える「
陰茎 いんけい 海綿 かいめん 体 たい 」の
他 ほか 、
尿道 にょうどう が
陰茎 いんけい 内部 ないぶ や
挿入 そうにゅう 時 じ の
圧力 あつりょく で
閉塞 へいそく しないよう
尿道 にょうどう を
支 ささ える「
尿道 にょうどう 海綿 かいめん 体 たい 」がある。
勃起 ぼっき 時 じ の陰茎 いんけい の長 なが さには、個人 こじん 差 さ が見 み られるが、あるドイツ人 じん 研究 けんきゅう 者 しゃ の統計 とうけい によると平均 へいきん で13.6cm程度 ていど 、ダイヤグラム・グループの調査 ちょうさ によれば平均 へいきん 15.6cm程度 ていど で、90%の男性 だんせい は12.5cmから17.5cmの範囲 はんい に収 おさ まるとなっている。また、小学生 しょうがくせい でも高学年 こうがくねん で勃起 ぼっき 時 じ の長 なが さは7~14cmとされている。[1] (詳細 しょうさい は、ヒトの陰茎 いんけい のサイズ を参照 さんしょう )。ただ、平均 へいきん より小 ちい さくとも女性 じょせい の膣 ちつ の長 なが さは7cmから10cmほどなので、生殖 せいしょく 行為 こうい としての性行為 せいこうい には支障 ししょう はない。勃起 ぼっき 時 じ の長 なが さ・太 ふと さ・膨張 ぼうちょう 率 りつ は人 ひと によってまちまちで、平常 へいじょう 時 じ (非 ひ 勃起 ぼっき 時 じ )の長 なが さ・太 ふと さが同 おな じでも、勃起 ぼっき 時 じ の長 なが さ・太 ふと さは同 おな じにはならない。一般 いっぱん に、若 わか いほど勃起 ぼっき 時 じ の陰茎 いんけい の角度 かくど が急 きゅう となり、加 か 齢 よわい とともに角度 かくど が緩 ゆる やかになっていく傾向 けいこう がある。角度 かくど は以下 いか のような統計 とうけい がある。真上 まうえ を向 む き腹 はら につくのを0°とし、水平 すいへい が90°、真下 ました を向 む くのが180°である。
勃起 ぼっき の角度 かくど の統計 とうけい [2]
角度 かくど (º)
%
0から30
5
30から60
30
60から85
31
85から95
10
95から120
20
120から180
5
真 ま っ直 す ぐしているかどうかは、くせづけなどで変化 へんか する。たとえば1970年代 ねんだい には上向 うわむ きに反 そ り返 かえ っているのが珍 めずら しいといわれ、1980年代 ねんだい には右 みぎ 曲 まが りが普通 ふつう と逆 ぎゃく で珍 めずら しいといわれた。[注 ちゅう 1]
また、平常 へいじょう 時 とき 亀 かめ 頭 あたま に包皮 ほうひ が被 こうむ っていても、勃起 ぼっき または勃起 ぼっき 時 じ に指 ゆび などで根本 こんぽん 方向 ほうこう に引 ひ っ張 ぱ り、ずり下 さ げれば包皮 ほうひ が反転 はんてん し亀 かめ 頭 あたま が露出 ろしゅつ し、痛 いた みを伴 ともな わない状態 じょうたい を「仮性 かせい 包茎 ほうけい 」と呼 よ び、日本人 にっぽんじん には一定 いってい 割合 わりあい で存在 そんざい するとされるが、この仮性 かせい 包茎 ほうけい は性行為 せいこうい の上 うえ では全 まった く問題 もんだい はない。膣 ちつ 内 ない で亀 かめ 頭 あたま が膣 ちつ 壁 かべ と包皮 ほうひ で同時 どうじ に刺激 しげき を受 う けるので早漏 そうろう になりやすいという俗説 ぞくせつ もあるが、これはまったく医学 いがく 的 てき 根拠 こんきょ がない。挿入 そうにゅう 前 まえ に包皮 ほうひ を剥 む いておけば膣 ちつ 内 ない で包皮 ほうひ が戻 もど ることはなく、包皮 ほうひ によって無駄 むだ に性的 せいてき な刺激 しげき が加 くわ わることはない。コンドーム 装着 そうちゃく 時 じ は包皮 ほうひ を剥 む いた状態 じょうたい で装着 そうちゃく しなければ、挿入 そうにゅう 時 じ に脱落 だつらく してしまう危険 きけん 性 せい がある。
包茎 ほうけい (真性 しんせい 包茎 ほうけい )や嵌 はま 頓 ひたすら 包茎 ほうけい の場合 ばあい は、包皮 ほうひ 口 こう が狭 せま く、亀 かめ 頭 あたま の露出 ろしゅつ に困難 こんなん が生 しょう じ、健康 けんこう 保険 ほけん 適用 てきよう の治療 ちりょう もなされる疾患 しっかん である。自分 じぶん で根気 こんき よく皮 かわ を伸 の ばすなどして修正 しゅうせい できないわけではないが[注 ちゅう 2] 、段階 だんかい 的 てき に時間 じかん がかかる方法 ほうほう である。
一方 いっぽう の仮性 かせい 包茎 ほうけい とされる陰茎 いんけい は、治療 ちりょう の必要 ひつよう 性 せい はないため包皮 ほうひ 切除 せつじょ 手術 しゅじゅつ に健康 けんこう 保険 ほけん は適用 てきよう されず、そもそも手術 しゅじゅつ の必要 ひつよう 性 せい もない。性交 せいこう 時 じ のデメリットも、上記 じょうき のコンドームの脱落 だつらく は剥 む いた状態 じょうたい で正 ただ しく装着 そうちゃく すればほぼ防 ふせ げ、恥 はじ 垢 あか や臭 にお いで相手 あいて が嫌 いや がるケースも、性交 せいこう 前 まえ に洗 あら うことで容易 ようい に解決 かいけつ する。
睡眠 すいみん のメカニズム により、性的 せいてき な夢 ゆめ を見 み た性的 せいてき 興奮 こうふん や自意識 じいしき とは関係 かんけい のない状態 じょうたい でペニス(陰茎 いんけい )が勃起 ぼっき することがある。
動物 どうぶつ の陰茎 いんけい 勃起 ぼっき [ 編集 へんしゅう ]
ヒト以外 いがい の動物 どうぶつ については、陰茎 いんけい 骨 こつ という骨 ほね を持 も ち、この骨 ほね が筋肉 きんにく の働 はたら きに拠 よ って陰茎 いんけい を伸 の ばすものも見 み られる。クジラ などの海洋 かいよう 哺乳類 ほにゅうるい では、普段 ふだん 陰茎 いんけい は皮下 ひか にS字 じ 状 じょう にしまいこまれた状態 じょうたい で埋没 まいぼつ しており、性交 せいこう 時 じ にはこの陰茎 いんけい 骨 こつ が陰茎 いんけい を突 つ き出 だ させる。
勃起 ぼっき したラブラドールレトリバー の陰茎 いんけい 。基部 きぶ の膨 ふく らんだ部位 ぶい が亀 かめ 頭 あたま 球 だま 。
亀 かめ 頭 あたま 球 だま は、イヌ科 か の陰茎 いんけい 基部 きぶ に見 み られる丸 まる く膨 ふく らんだ部位 ぶい [3] 。勃起 ぼっき 時 じ に膨満することで、交尾 こうび 時 じ に陰茎 いんけい が抜 ぬ けないようにし、膣 ちつ 内 うち が精液 せいえき で満 み たされやすくする役割 やくわり を持 も つ。
陰茎 いんけい 折 おり 症 しょう [ 編集 へんしゅう ]
ヒト陰茎 いんけい は勃起 ぼっき 時 じ に強 つよ い衝撃 しょうげき を受 う けると内部 ないぶ の圧力 あつりょく を支 ささ える白 しろ 膜 まく が「裂 さ ける」ことがある。これを陰茎 いんけい 折 おり 症 しょう または陰茎 いんけい 骨折 こっせつ という。その過半数 かはんすう 程度 ていど は自慰 じい や性交 せいこう 時 とき に急 きゅう に折 お り曲 ま げたりなど無理 むり な圧力 あつりょく が掛 か かることで発生 はっせい するが、骨折 こっせつ 一般 いっぱん と違 ちが い骨 ほね が損傷 そんしょう しているわけではないものの、白 しろ 膜 まく が裂 さ ける瞬間 しゅんかん はそれと分 わ かる「何 なに かが折 お れる」ような音 おと がする場合 ばあい もあるといわれている。この場合 ばあい は外科 げか 的 てき に手術 しゅじゅつ で治療 ちりょう しないと勃起 ぼっき 障害 しょうがい などの原因 げんいん となる[4] 。
乳幼児 にゅうようじ の勃起 ぼっき と先天 せんてん 性 せい 勃起 ぼっき 障害 しょうがい [ 編集 へんしゅう ]
この節 ふし は検証 けんしょう 可能 かのう な参考 さんこう 文献 ぶんけん や出典 しゅってん が全 まった く示 しめ されていないか、不十分 ふじゅうぶん です。 出典 しゅってん を追加 ついか して記事 きじ の信頼 しんらい 性 せい 向上 こうじょう にご協力 きょうりょく ください。(このテンプレートの使 つか い方 かた ) 出典 しゅってん 検索 けんさく ? : "勃起 ぼっき " – ニュース · 書籍 しょせき · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2021年 ねん 7月 がつ )
勃起 ぼっき は胎児 たいじ 期 き からみられる現象 げんしょう であり、おむつ替 が えや入浴 にゅうよく などの際 さい に乳幼児 にゅうようじ の陰茎 いんけい が勃起 ぼっき するのは異常 いじょう なことではない。乳幼児 にゅうようじ の勃起 ぼっき は手 て が触 ふ れたり、着衣 ちゃくい を脱 ぬ ぐことで冷 つめ たい空気 くうき に触 ふ れるなどの物理 ぶつり 的 てき 刺激 しげき に対 たい する反射 はんしゃ か夜間 やかん 陰茎 いんけい 勃起 ぼっき 現象 げんしょう によるものであって、性的 せいてき 興奮 こうふん によるものではないとされる。
逆 ぎゃく に、その男児 だんじ の勃起 ぼっき した状態 じょうたい を親 おや や保育 ほいく 者 しゃ が一 いち 度 ど も見 み たことがないという場合 ばあい は、陰茎 いんけい や周辺 しゅうへん の神経 しんけい 系 けい の先天 せんてん 性 せい 障害 しょうがい による勃起 ぼっき 障害 しょうがい (器質 きしつ 性 せい 勃起 ぼっき 障害 しょうがい )が疑 うたが われる。
さらに、射精 しゃせい 反射 はんしゃ の機能 きのう に先天的 せんてんてき に障害 しょうがい をもつ場合 ばあい もあり、ともに治療 ちりょう しなければ、思春期 ししゅんき 以降 いこう マスターベーション や性交 せいこう など、男性 だんせい としての通常 つうじょう の性 せい 行動 こうどう の実現 じつげん に障害 しょうがい となる。
特 とく に射精 しゃせい 反射 はんしゃ の障害 しょうがい は、幼児 ようじ 期 き に一時 いちじ 的 てき にテストステロン のレベルが上 あ がる5歳 さい 頃 ごろ までに治療 ちりょう を開始 かいし しなければ治療 ちりょう は困難 こんなん とされる。治療 ちりょう の効果 こうか や本人 ほんにん の精神 せいしん 的 てき 負担 ふたん を考慮 こうりょ すれば、小学校 しょうがっこう 入学 にゅうがく 前 まえ までには治療 ちりょう を完了 かんりょう しておくことが望 のぞ ましい。
勃起 ぼっき はするが射精 しゃせい 反射 はんしゃ に障害 しょうがい を有 ゆう している者 もの もおり、思春期 ししゅんき 以降 いこう まで見過 みす ごされることも多 おお い。
なお乳幼児 にゅうようじ であっても射精 しゃせい 反射 はんしゃ の機能 きのう は有 ゆう しており、陰茎 いんけい への性的 せいてき 刺激 しげき により勃起 ぼっき から性的 せいてき 絶頂 ぜっちょう を迎 むか え、ドライオーガズム (精液 せいえき の射出 しゃしゅつ を伴 ともな わない性的 せいてき 絶頂 ぜっちょう )により陰茎 いんけい や会 かい 陰部 いんぶ が律動 りつどう するのが通常 つうじょう である。
ヒトの陰 かげ 核 かく 勃起 ぼっき [ 編集 へんしゅう ]
陰茎 いんけい の相 あい 同 どう 器官 きかん でもある、女性 じょせい の陰 かげ 核 かく (クリトリス)にも男性 だんせい の陰茎 いんけい と同様 どうよう に勃起 ぼっき が起 お こることがある。女性 じょせい が性的 せいてき 興奮 こうふん をした際 さい に通常 つうじょう 、陰 かげ 核 かく 亀 かめ 頭 あたま が膨張 ぼうちょう し陰 かげ 核 かく 包皮 ほうひ から僅 わず かに突出 とっしゅつ する。ただし、個人 こじん 差 さ がある。一方 いっぽう には勃起 ぼっき しても陰 かげ 核 かく 亀 かめ 頭 あたま が陰 かげ 核 かく 包皮 ほうひ に覆 おお われたままの女性 じょせい もいれば、他方 たほう には陰 かげ 核 かく 亀 かめ 頭 あたま が勃起 ぼっき せずに引 ひ っ込 こ んだままの女性 じょせい もいる。
露骨 ろこつ な
性器 せいき を
含 ふく んだ
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通常 つうじょう 時 じ (左 ひだり )とオーガズム時 じ の陰 かげ 核 かく 亀 かめ 頭 あたま (右 みぎ )。通常 つうじょう 時 じ は小 ちい さく陰 かげ 核 かく 包皮 ほうひ に隠 かく されている陰 かげ 核 かく 亀 かめ 頭 あたま だが、オーガズム時 じ には女性 じょせい が陰 かげ 核 かく を勃起 ぼっき させるため、陰 かげ 核 かく 包皮 ほうひ から膨 ふく らんだ陰 かげ 核 かく 亀 かめ 頭 あたま を突出 とっしゅつ 、露出 ろしゅつ し、また女性 じょせい 器 き 全体 ぜんたい を充血 じゅうけつ させている。
夜間 やかん 陰 かげ 核 かく 勃起 ぼっき 現象 げんしょう [ 編集 へんしゅう ]
夜間 やかん 陰 かげ 核 かく 勃起 ぼっき 現象 げんしょう は、睡眠 すいみん 中 なか の陰 かげ 核 かく の不 ふ 随意 ずいい の勃起 ぼっき であり、レム睡眠 すいみん に関連 かんれん している[5] 。場合 ばあい によっては、エロティックな夢 ゆめ を伴 ともな う事 こと もあるが、はっきりとした原因 げんいん は現在 げんざい も不明 ふめい である[6] 。この現象 げんしょう は、陰茎 いんけい の夜間 やかん 陰茎 いんけい 勃起 ぼっき に似 に ている。また、大 だい 陰 かげ 唇 くちびる と小陰 こかげ 唇 くちびる の肥大 ひだい と、子宮 しきゅう の収縮 しゅうしゅく に起因 きいん する女性 じょせい 器 き への血液 けつえき 供給 きょうきゅう の増加 ぞうか がある。
男女 だんじょ ともに性的 せいてき 興奮 こうふん により乳首 ちくび に勃起 ぼっき が起 お こる。乳首 ちくび の先 さき が固 かた く、とんがるような形 かたち になり、いずれも勃起 ぼっき 前 まえ よりも敏感 びんかん に性的 せいてき 快感 かいかん を与 あた えるようになる(くすぐったいと感 かん じるだけの者 もの もおり、個人 こじん 差 さ がある)。しかし科学 かがく 的 てき には勃起 ぼっき といわない。
性的 せいてき 要因 よういん 以外 いがい の勃起 ぼっき [ 編集 へんしゅう ]
性的 せいてき 興奮 こうふん 以外 いがい または性的 せいてき 以外 いがい の刺激 しげき でも勃起 ぼっき が起 お こることがある。乗 の り物 もの による振動 しんどう や摩擦 まさつ などがそれにあたる。また思春期 ししゅんき などでは性的 せいてき な欲求 よっきゅう や刺激 しげき が無 な くても、突発 とっぱつ 的 てき に勃起 ぼっき してしまうことがある。
「朝 あさ 勃ち 」は睡眠 すいみん から覚 さ めた際 さい に勃起 ぼっき している状態 じょうたい をいう。勃起 ぼっき 障害 しょうがい でも心 しん 因 いん 性 せい 勃起 ぼっき 障害 しょうがい では朝 あさ 勃ちすることも知 し られており、これの有無 うむ で勃起 ぼっき 障害 しょうがい がどのような原因 げんいん で起 お きているかの診断 しんだん にも利用 りよう される。
薬 くすり の副作用 ふくさよう [ 編集 へんしゅう ]
トラゾドン (商品 しょうひん 名 めい は「デジレル」「レスリン」)の副作用 ふくさよう で、陰茎 いんけい 及 およ び陰 かげ 核 かく の持続 じぞく 勃起 ぼっき 症 しょう が起 お こることもある。この場合 ばあい には、直 ただ ちに服用 ふくよう を中止 ちゅうし し、医師 いし に相談 そうだん すること(この副作用 ふくさよう を利用 りよう して、ED治療 ちりょう 薬 やく バイアグラ が登場 とうじょう するまでは、勃起 ぼっき 不全 ふぜん 改善 かいぜん 薬 やく として用 もち いられることもあった)。
病的 びょうてき 原因 げんいん による勃起 ぼっき [ 編集 へんしゅう ]
陰茎 いんけい はある種 しゅ の病気 びょうき で勃起 ぼっき の様 よう な現象 げんしょう が起 お きる場合 ばあい がある。この場合 ばあい 、本人 ほんにん の性的 せいてき 意識 いしき や興奮 こうふん とは関係 かんけい なく発生 はっせい し、むしろ苦痛 くつう を伴 ともな うこともある[7] 。陰茎 いんけい 海綿 かいめん 体 たい やその被膜 ひまく に繊維 せんい 組織 そしき が異常 いじょう 増殖 ぞうしょく して硬 かた さを持 も ち、見 み かけ勃起 ぼっき している状態 じょうたい になるものをペイロニー病 びょう という。しかし、増殖 ぞうしょく した繊維 せんい 組織 そしき によって引 ひ きつっているだけなので血液 けつえき の流入 りゅうにゅう による海綿 かいめん 体 たい の膨張 ぼうちょう という真 しん の勃起 ぼっき ではなく、むしろ真 しん の勃起 ぼっき が起 お きると引 ひ きつった部分 ぶぶん に痛 いた みを生 しょう じてしまう。主 おも に中高年 ちゅうこうねん に発症 はっしょう し、治療 ちりょう には外科 げか 手術 しゅじゅつ によって繊維 せんい 質 しつ を取 と り除 のぞ く療法 りょうほう 等 とう が行 おこな われる。
また、外傷 がいしょう [7] や他 た の全身 ぜんしん 疾患 しっかん (血栓 けっせん 症 しょう [7] 、陰茎 いんけい 腫瘍 しゅよう [8] 、白血病 はっけつびょう [7] など)に併発 へいはつ して持続 じぞく 勃起 ぼっき 症 しょう が起 お きることがある。勃起 ぼっき を支配 しはい する中枢 ちゅうすう 神経 しんけい 系 けい の腫瘍 しゅよう などの病的 びょうてき 異常 いじょう によっても起 お こる。前立腺 ぜんりつせん や尿 にょう 路 ろ などの炎症 えんしょう が勃起 ぼっき を誘発 ゆうはつ させる神経 しんけい 刺激 しげき を持続 じぞく し持続 じぞく 勃起 ぼっき 症 しょう を起 お こす場合 ばあい もある。持続 じぞく 勃起 ぼっき 症 しょう は陰茎 いんけい 海綿 かいめん 体 たい に血栓 けっせん 症 しょう を引 ひ き起 お こす。持続 じぞく 勃起 ぼっき 症 しょう は通常 つうじょう 10日間 にちかん 以内 いない とされるが、持続 じぞく が更 さら に長期 ちょうき に渡 わた る場合 ばあい は海綿 かいめん 体 たい 組織 そしき が繊維 せんい 化 か し軟骨 なんこつ やカルシウム 沈着 ちんちゃく によって骨 ほね に移行 いこう する例 れい もある。持続 じぞく 勃起 ぼっき 症 しょう が発現 はつげん した場合 ばあい は、早期 そうき に受診 じゅしん し原因 げんいん となる病気 びょうき の究明 きゅうめい がまず優先 ゆうせん される[9] 。
縊死 いし した死体 したい で勃起 ぼっき がみられることがある。これは頸部の圧迫 あっぱく により脊椎 せきつい が損傷 そんしょう し、その部分 ぶぶん が異常 いじょう に興奮 こうふん することで生 しょう じるとされる。
下腹 かふく 部 ぶ の疾患 しっかん 、体調 たいちょう 不良 ふりょう 、疲労 ひろう 、連続 れんぞく 射精 しゃせい 、あるいは加 か 齢 よわい などにより、陰茎 いんけい が十分 じゅうぶん に勃起 ぼっき しなくなった時 とき 、あるいは勃起 ぼっき を維持 いじ することが困難 こんなん になった時 とき に使用 しよう する勃起 ぼっき 補助 ほじょ 具 ぐ がある。
エラストマー製 せい コックリング
コックリング は、陰茎 いんけい の根元 ねもと を締 し め付 つ け、陰茎 いんけい を常時 じょうじ 勃起 ぼっき させたままにするための用具 ようぐ である。柔軟 じゅうなん 性 せい のあるエラストマー で作 つく られており、陰茎 いんけい を軽 かる く締 し め付 つ けることで勃起 ぼっき 維持 いじ を図 はか る。簡単 かんたん な構造 こうぞう のものはコンドーム 脱落 だつらく 防止 ぼうし リングと称 しょう して、薬局 やっきょく やドラッグストア で販売 はんばい されているものもある。装着 そうちゃく すると多少 たしょう きつく感 かん じられるがそのまま射精 しゃせい 可能 かのう である。
体外 たいがい 陰 かげ 圧 あつ 式 しき 勃起 ぼっき 補助 ほじょ 具 ぐ [ 編集 へんしゅう ]
ガラス 製 せい あるいはプラスチック製 せい などで作 つく られた円筒 えんとう に陰茎 いんけい を挿入 そうにゅう し、ポンプで円筒 えんとう 内 ない の空気 くうき を抜 ぬ き陰茎 いんけい に負 ふ 圧 あつ を掛 か けて血 ち 流 りゅう の流入 りゅうにゅう 増 ぞう を起 お こし勃起 ぼっき させる用具 ようぐ である。勃起 ぼっき 後 ご の陰茎 いんけい にはコックバンドを装着 そうちゃく し勃起 ぼっき を維持 いじ させる。
^ 1970年代 ねんだい の劇画 げきが 「首斬 くびき り朝 あさ 」に、女性 じょせい に関 かか わる事件 じけん の犯人 はんにん のペニスが長 なが くカリ高 だか な他 ほか にとくに上向 うわむ きに曲 ま がっているのがじつに珍 めずら しいとする会話 かいわ があり、1980年代 ねんだい の漫画 まんが 「右 みぎ 曲 ま がりのダンディー 」では主人公 しゅじんこう の右 みぎ 曲 まが りが珍 めずら しい、と扱 あつか われている。
^ 極端 きょくたん な場合 ばあい 、小 ちい さいときから保護 ほご されてきた亀 かめ 頭 あたま の皮膚 ひふ の敏感 びんかん さによって、触 さわ ると膨 ふく らんで包皮 ほうひ 口 こう の皮 かわ が伸 の ばされて痛 いた むなどでいじりにくく、まず先 さき に包皮 ほうひ 内 ない の皮膚 ひふ の刺激 しげき 感度 かんど をゆっくり鍛 きた えるなど根気 こんき よく包皮 ほうひ 口 こう を伸 の ばし開 あ けられた後 のち も、皮 かわ の内側 うちがわ の小 しょう 帯 おび が伸 の ばされたことがないのでまだ短 みじか くて小 しょう 帯 おび 近 ちか くの皮 かわ をむけにくい、など。
^ ダイヤグラム・グループ(編 へん )、池上 いけがみ 智 さとし 寿子 ひさこ 、根岸 ねぎし 悦子 えつこ (訳 わけ )、1976(原著 げんちょ ), 1981(邦訳 ほうやく )、『マンズ・ボディー』、鎌倉 かまくら 書房 しょぼう p. J07-11
^ Sparling J (1997). “Penile erections: shape, angle, and length”. Journal of Sex & Marital Therapy 23 (3): 195–207. PMID 9292834 .
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