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ファーウェイ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
（GT01から転送てんそう）
華はな為ため技術ぎじゅつ有限ゆうげん公司こうし
Huawei Technologies Co., Ltd.
HUAWEI本社ほんしゃ
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
略称りゃくしょう 華はな為ため（ファーウェイ、Huawei）
本社ほんしゃ所在地しょざいち 中華人民共和国の旗 中国ちゅうごく
深ふか圳市竜りゅう崗区
設立せつりつ 1987年ねん
業種ぎょうしゅ 電子でんし機器きき
法人ほうじん番号ばんごう 7700150070749 ウィキデータを編集
事業じぎょう内容ないよう 通信つうしん機器きき、通信つうしん装置そうち、ソリューション、通信つうしん基地きち局きょく設備せつびなどの研究けんきゅう開発かいはつ、中継ちゅうけい局きょく供給きょうきゅう、ネットワーク構築こうちく、スマートフォン、自動車じどうしゃ部品ぶひん、データセンター、クラウドサービス、スマートフォンと自動車じどうしゃの委託いたく販売はんばい
代表だいひょう者しゃ 梁りょう華はな（英語えいご版ばん）（代表だいひょう取締役とりしまりやく、会長かいちょう）
任にん正せい非ひ（最高さいこう経営けいえい責任せきにん者しゃ）[1]
売上うりあげ高だか 前年ぜんねん比ひ11.2%増加 日本円にほんえん約やく14兆ちょう5132億おく円えん(2020)
純じゅん利益りえき 前年ぜんねん比ひ10.4%増加 日本円にほんえん約やく1兆ちょう442億おく円えん
従業じゅうぎょう員数いんずう 約やく194,000名めい（2020年ねん現在げんざい）[2]
関係かんけいする人物じんぶつ 孟はじめ晩ばん舟ふね（副ふく会長かいちょう、CFO）
外部がいぶリンク www.huawei.com ウィキデータを編集
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華はな為ため技術ぎじゅつ有限ゆうげん公司こうし
各種かくしゅ表記ひょうき
繁体字はんたいじ： 華はな爲ため技術ぎじゅつ有限ゆうげん公司こうし
簡体字かんたいじ： 华为技わざ术有限げん公司こうし
拼音： Huáwéi jìshù yǒuxiàn gōngsī
発音はつおん： ファーウェイジーシューヨウシェンゴンスー
英文えいぶん： Huawei Technologies
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華はな為ため（ファーウェイ、簡: 华为、英えい: Huawei）は、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく 広東かんとん省しょう深ふか圳市に本社ほんしゃを置おく通信つうしん機器きき大手おおてメーカー。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく商務省しょうむしょう産業さんぎょう安全あんぜん保障ほしょう局きょくによるエンティティリストの掲載けいさい企業きぎょうである。通信つうしん機器きき市場いちばにおいて世界せかいトップのシェアを誇ほこる[3]。

概要がいよう[編集へんしゅう]

1987年ねんに、携帯けいたい電話でんわのインフラストラクチャー整備せいびに必要ひつような通信つうしん機器ききを開発かいはつするベンダーとして、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく深ふか圳市に設立せつりつされた、世界せかい有数ゆうすうのICTソリューション・プロバイダー。最近さいきんは、SIMフリースマートフォンなど、端末たんまつを手てがけるまでに急きゅう成長せいちょうを遂とげた[4]。起業きぎょう当初とうしょのファーウェイの顧客こきゃくは中国ちゅうごく電信でんしん、中国ちゅうごく移動いどう、中国ちゅうごく網もう通どおり、中国ちゅうごく聯れん通どおりなどの中国ちゅうごく企業きぎょうが中心ちゅうしんであったが、1997年ねんに香港ほんこんのハチソン・ワンポアと初はつの海外かいがい契約けいやくを得えたのを皮切かわきりに、世界せかいトップ通信つうしん企業きぎょう50社しゃのうち45社しゃに対たいして製品せいひんやソリューションを提供ていきょうするまでに成長せいちょうし[5]、2012年ねんに売上うりあげ高だかでエリクソンを超こえて、世界せかい最大さいだいの通信つうしん機器ききベンダーとなった[6][7]（モバイル・ブロードバンド製品せいひん、モバイル・ソフトスイッチ、パケットコア製品せいひん、光ひかりネットワーク製品せいひんでは世界せかいシェア1位い）[8]。

2019年ねん時点じてんでヨーロッパ・アジア・アフリカ・南米なんべい・中東ちゅうとうの170カ国かこくのうち530社しゃの通信つうしん事業じぎょう者しゃに設備せつびを提供ていきょうしている[9]。スマートフォンにおいては、出荷しゅっか台数だいすう・シェアともに世界せかい3位いとなり、世界せかいの市場いちば占有せんゆう率りつでAppleを抜ぬいて世界せかい2位いになったこともある[10][11]。

毎年まいとし、売上うりあげ高だかの10%以上いじょうを継続けいぞくして研究けんきゅう開発かいはつに投資とうしするなど、先端せんたん技術ぎじゅつ開発かいはつへの投資とうしが旺盛おうせいな企業きぎょうとして知しられている。2015年ねん時点じてんで、全ぜん従業じゅうぎょう員数いんずうの45%にあたる約やく79,000人にんの従業じゅうぎょう員いんがR&Dに従事じゅうじしており、2015年ねんのR&Dへの投資とうし額がくは合計ごうけい596億おく700万まん人民元じんみんげん（約やく1兆ちょう1,057億おく985万まん円えん[注ちゅう 1]）にのぼった。これは、売上うりあげ高だか全体ぜんたいの15.1%にあたり、過去かこ10年間ねんかんのR&Dへの投資とうし額がくは、累計るいけいで2,400億おく人民元じんみんげん（約やく4兆ちょう4,520億おく円えん[注ちゅう 1]）を超こえている[12][13]。2008年ねんに初はじめて国際こくさい特許とっきょ出願しゅつがん件数けんすう世界せかい1位いになると、その後ごは5位い以内いないをキープし続つづけている。2015年ねん12月31日にち現在げんざいの特許とっきょ申請しんせい数すうは中国ちゅうごくで52,550件けん、中国ちゅうごく国外こくがいで30,613件けんとなり、特許とっきょ取得しゅとく数すうはのべ50,377件けんにのぼる[12][13][14][15][16][17]。

ユニークな経営けいえい体制たいせいである事ことでも知しられており、CEO3人にんが「輪番りんばん制せい」を取とっていて、半年はんとしでどんどんCEOを変かえていく。戦略せんりゃく的てきにあえて株式かぶしき市場いちばに上場じょうじょうせず、非ひ上場じょうじょうを貫つらぬいている。2017年ねんの段階だんかいでは約やく170カ国かこくに進出しんしゅつしており、各国かっこくに研究所けんきゅうじょを設もうけている[18]。

2018年ねん以降いこうは中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくとアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくとの関係かんけいが悪化あっかする中なかで、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく商務省しょうむしょう産業さんぎょう安全あんぜん保障ほしょう局きょくによるエンティティ・リストの掲載けいさい企業きぎょうに入はいった[19]。これにより、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの輸出ゆしゅつ規制きせいを敷しかれ、高性能こうせいのう半導体はんどうたいの調達ちょうたつが困難こんなん化かしたことで成長せいちょう速度そくどが鈍化どんか[20]。2020年ねんには事業じぎょうの再さい構築こうちくを図はかるために低てい価格かかく帯たいのスマートフォン事業じぎょうを売却ばいきゃくした[21][22]。

2020年ねん以降いこうは電力でんりょくやクラウドサービス、自動車じどうしゃ部品ぶひんの製造せいぞうに注力ちゅうりょくしており[20]、2022年ねんには2期きぶりに売うり上あげが増収ぞうしゅうに転てんじた[23]。通信つうしん機器ききにおいても、欧米おうべいからは排除はいじょされているが、それ以外いがいの世界せかいでは存在そんざい感かんを見みせている[24]。また、減益げんえきの一因いちいんになるほどの莫大ばくだいな研究けんきゅう開発かいはつ費ひを投とうじており、2022年ねん末まつまでに保有ほゆうする有効ゆうこうな特許とっきょは12万まん件けんを超こえ、自社じしゃの特許とっきょのロイヤリティー収入しゅうにゅうは、他社たしゃに支払しはらうロイヤリティー支出ししゅつを上回うわまわっている[25]。スマートフォン事業じぎょうについて放棄ほうきすることはないと繰くり返かえし表明ひょうめいしてきて[26]、2023年ねん9月がつには自社じしゃ開発かいはつSoC「Kirin 9000s」を搭載とうさいした新型しんがたスマホ「Mate 60 Pro」を発売はつばいし、話題わだいを呼よんだ[27]。

略歴りゃくれき[編集へんしゅう]

  • 1987年ねん - 任にん正せい非ひをはじめとする元もと中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほう軍ぐん所属しょぞくの関係かんけい者しゃが集つどい創業そうぎょう[28]、携帯けいたい電話でんわのインフラ整備せいびに必要ひつような通信つうしん機器ききを開発かいはつするベンダーとして中国ちゅうごく・深ふか圳市に設立せつりつ[4]。
  • 1989年ねん - PBXを自主じしゅ開発かいはつした。
  • 1995年ねん - 主おもに中国ちゅうごく農村のうそん部ぶ市場いちばから得えた売上うりあげ高だかは15億おく人民元じんみんげんを超こえた。[29]
  • 1999年ねん - インドのバンガロールで研究けんきゅうセンターを設立せつりつした。[29]
  • 2000年ねん - スウェーデンの首都しゅとであるストックホルムで研究けんきゅう中心ちゅうしんを設立せつりつした。海外かいがい市場いちばの売上うりあげ高だかは1億おくドルに達たっした。[29]
  • 2001年ねん - 非核ひかく心こころ子会社こがいしゃであるAvansysを7.5億おくドルでエマソン（Emerson）会社かいしゃに売却ばいきゃくした。アメリカで4つの研究けんきゅうセンターを設立せつりつした。国際こくさい電気でんき通信つうしん連合れんごう（ITU）に加入かにゅうした。[29]
  • 2002年ねん - 海外かいがい市場いちばの売上うりあげ高だかは5.52億おくドルに達たっした。[29]
  • 2010年ねん
    • 2月がつ - 米国べいこくの主要しゅようビジネス誌し「ファストカンパニー誌し（英語えいご版ばん）」にて、Most Innovative Company Ranking(世界せかいで最もっとも革新かくしん的てきな企業きぎょうランキング)にて、Facebook、Amazon、Apple、Googleに続つづき第だい5位い、2016年ねんには13位いに選出せんしゅつされた[30]。
    • 7月がつ - 「フォーチュン・グローバル500」に397位いで初はじめて入はいった。[31]
  • 2016年ねん3月 - 世界せかい知的ちてき所有しょゆう権けん機関きかん(WIPO)が発表はっぴょうした、2015年度ねんどの特許とっきょの国際こくさい出願しゅつがん件数けんすうによると、同社どうしゃの出願しゅつがん数すうが2年ねん連続れんぞくで首位しゅいとなった[32]。特とくに、第だい3.9世代せだい移動いどう通信つうしんシステムにあたるLTEや第だい4世代せだい移動いどう通信つうしんシステムにあたるLTE-Advancedの標準ひょうじゅん必須ひっす特許とっきょに関かんしては、長年ながねんモバイル業界ぎょうかいを主導しゅどうしてきたエリクソンやノキアを抑おさえ、クアルコムに次つぐ2位いの特許とっきょ保有ほゆう企業きぎょうとなっている[33]。
  • 2017年ねん
    • 2月がつ - ブランド・ファイナンス(本社ほんしゃ:英国えいこく・ロンドン)が発表はっぴょうする「2017年版ねんばんブランドファイナンス Global 500」において、昨年さくねんから7ランクアップの40位いにランクイン[34]。
    • 5月 - フォーブスが発表はっぴょうする2017年版ねんばん「最もっとも価値かちあるブランドTOP100」において、中国ちゅうごく企業きぎょうで唯一ゆいいつランクインを果はたす[35]。
    • 6月がつ - Kantar Millward Brown（英語えいご版ばん）社しゃが発表はっぴょうする世界せかいの企業きぎょうのブランド力りょくランキングを示しめすBrandZの2017年版ねんばん「最もっとも価値かちのあるグローバルブランドトップ100」において、ブランド価値かち203億おく8800万まんドルで49位いにランクインし、2年ねん連続れんぞくでトップ50入いりを果はたす[36]。
    • 7月がつ- フォーチュン・グローバル500で昨年さくねんの129位いから83位いとなる。また、785億おく1000万まんドルの売上うりあげ高だかを達成たっせいし、世界せかいトップ100入いりを果はたした[35]。
    • 9月 - 世界せかい初はつの人工じんこう知能ちのうプロセッサ「NPU」を発表はっぴょう[37]。
  • 2018年ねん
    • 2月がつ - 世界せかい初はつの5Gに対応たいおうした商用しょうよう端はし末まつ「HUAWEI 5G CPE」・チップセット「Balong 5G01」を発表はっぴょう[38]。
    • 7月がつ - ファーウェイの最大さいだいの基地きちである「松山まつやま湖こキャンパス」をオープン。[39][40]
    • 8月がつ - 世界せかい初はつの7nmプロセスチップ「Kirin 980」を発表はっぴょう[41]。
  • 2020年ねん
    • 8月がつ - フォーチュン・グローバル500で49位いにランクインする[42][43]。
    • 9月 - スマートフォンで使用しよう可能かのうな独自どくじOSとして「HarmonyOS 2.0」を発表はっぴょう[44]。
    • 10月 - 世界せかい初はつの5nmプロセスチップ「Kirin 9000」を発表はっぴょう[45]。
    • 12月 - 武漢ぶかん市しにファーウェイ初はつの自社じしゃ半導体はんどうたい工場こうじょうが完成かんせい[46]。
  • 2021年ねん
  • 2023年ねん
    • 11月 - シャープとグローバルな特許とっきょクロスライセンス契約けいやくを締結ていけつしたと発表はっぴょう。[54]

日本にっぽん法人ほうじん[編集へんしゅう]

華はな為ため技術ぎじゅつ日本にっぽん株式会社かぶしきがいしゃ
Huawei Technologies Japan K.K.
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう 非ひ上場じょうじょう
略称りゃくしょう ファーウェイ・ジャパン
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
〒100-0004
東京とうきょう都と千代田ちよだ区く大手町おおてまち一いち丁目ちょうめ5番ばん1号ごう　大手町おおてまちファーストスクエア西にし棟とう12F
設立せつりつ 2005年ねん11月[55]
業種ぎょうしゅ 電気でんき機器きき
法人ほうじん番号ばんごう 7010001098217
事業じぎょう内容ないよう Huawei製品せいひん・ソリューションの販売はんばい、サポートの提供ていきょう
代表だいひょう者しゃ 社長しゃちょう：王おう剣けん峰ほう[55]
資本しほん金きん 45億おく6400万まん円えん
売上うりあげ高だか 872億おく6800万まん円えん
（2023年ねん12月がつ期き）[56]
営業えいぎょう利益りえき 38億おく8100万まん円えん
（2023年ねん12月がつ期き）[56]
経常けいじょう利益りえき 37億おく1600万まん円えん
（2023年ねん12月がつ期き）[56]
純じゅん利益りえき 22億おく3800万まん円えん
（2023年ねん12月がつ期き）[56]
総そう資産しさん 587億おく6900万まん円えん
（2023年ねん12月がつ期き）[56]
従業じゅうぎょう員数いんずう 901名めい（2016年ねん12月がつ末まつ現在げんざい）[55]
主要しゅよう株主かぶぬし 華はな為ため技術ぎじゅつ有限ゆうげん公司こうし 100%
外部がいぶリンク www.huawei.com/jp/
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日本にっぽん法人ほうじんは、華はな為ため技術ぎじゅつ日本にっぽん株式会社かぶしきがいしゃ（ファーウェイぎじゅつにほん、英語えいご: Huawei Technologies Japan K.K.）という名称めいしょうで2005年ねん設立せつりつ。東京とうきょう都と千代田ちよだ区く大手町おおてまちに東京とうきょう本部ほんぶを置おく。通称つうしょうは、「ファーウェイ・ジャパン」。日本にっぽん研究所けんきゅうじょは横浜よこはま市しのコンカード横浜よこはま19Fに置おき[57]、2015年ねん4月がつ現在げんざい、日本人にっぽんじんと中国人ちゅうごくじんの合あわせて95人にんの技術ぎじゅつ者しゃが在籍ざいせきする[58]。 Wi-Fiルータなどの提供ていきょうを主おもに大手おおて携帯けいたい電話でんわ会社かいしゃに対たいして行いっていたが、現在げんざいはグローバル市場いちばでの競争きょうそう力りょくと、日本にっぽん市場いちばでの経験けいけんを強つよみに、優すぐれたユーザー経験けいけんをもたらすスマートフォンやタブレット製品せいひんを幅広はばひろく展開てんかいしている[4]。

2011年ねん2月がつ15日にちには中国ちゅうごく企業きぎょう初はつの日本にっぽん経済けいざい団体だんたい連合れんごう会かい(経団連けいだんれん)加盟かめいを果はたした[59][60]。

日本にっぽん国内こくないでの通信つうしん機器きき認証にんしょうの際さいには、輸入ゆにゅう元もとである当とう社名しゃめい（華はな為ため技術ぎじゅつ日本にっぽん）で申請しんせいされる。このため、本体ほんたい銘板めいばんの製造元せいぞうもとには「Huawei Technologies Co., Ltd.」、輸入ゆにゅう元もととして「華はな為ため技術ぎじゅつ日本にっぽん株式会社かぶしきがいしゃ」が表示ひょうじされる。

リクナビ2018に掲載けいさいされたファーウェイ・ジャパンの求人きゅうじん広告こうこくによると、エンジニアの月給げっきゅうは、新卒しんそつの大卒だいそつ者しゃで40万まん1000円えん、修士しゅうし修了しゅうりょう者しゃは43万まん円えんに設定せっていされている。また、年としに1回かい以上いじょうは賞与しょうよがある他ほか、「有給ゆうきゅう消化しょうか50％以上いじょう」「完全かんぜん土日どにち祝しゅく休やすみ」である上うえに、各種かくしゅ社会しゃかい保険ほけんも完備かんびされており、退職たいしょく金きん制度せいども整ととのっている。厚生こうせい労働省ろうどうしょうの賃金ちんぎん構造こうぞう基本きほん統計とうけい調査ちょうさによると、2016年ねんの大卒だいそつ初任しょにん給きゅうの平均へいきんは約やく20万まん円えん、修士しゅうし修了しゅうりょう者しゃは約やく23万まん円えんであり、ファーウェイの厚遇こうぐうぶりが話題わだいとなった[61][62][63]。

日本経済新聞にほんけいざいしんぶんは2017年ねん6月29日にち、「ファーウェイが今年ことし、千葉ちば県けんに大型おおがた通信つうしん装備そうび工場こうじょうを建設けんせつして生産せいさんに入はいる」と報ほうじた。なお、中国ちゅうごく企業きぎょうが日本にっぽんに本格ほんかく的てきな工場こうじょうを建設けんせつするのは初はじめて。 ファーウェイは千葉ちば県けん船橋ふなばし市しにある工場こうじょう跡地あとちをDMG森もり精機せいきから買収ばいしゅうしており、この敷地しきちに50億おく円えんを投入とうにゅうし、ルーターなどネットワーク装備そうびなどの通信つうしん設備せつびや関連かんれん機器ききを量産りょうさんする予定よていである。また、日本にっぽんだけでなく海外かいがいの通信つうしん企業きぎょうに販売はんばいする計画けいかくもあるという[64][65]。

ファーウェイをめぐる各国かっこくの動うごき[編集へんしゅう]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくとの関係かんけい[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「:en:Criticism of Huawei」を参照さんしょう
「クリーンネットワーク計画けいかく」も参照さんしょう

2000年代ねんだいから、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく大統領だいとうりょうジョージ・W・ブッシュやアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく議会ぎかいから、ファーウェイが国際こくさい連合れんごうから経済けいざい制裁せいさいを受うけているイラクのサダム・フセイン政権せいけん[66][67]や、アフガニスタンのタリバーン政権せいけん[68][69]に「通信つうしん機器ききを支援しえんしている」として、安全あんぜん保障ほしょう上じょうの懸念けねんが出だされていた。

2016年ねんにはイラン、シリア、北朝鮮きたちょうせんなど反米はんべい国家こっかへの輸出ゆしゅつ規制きせいに違反いはんしたとして、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく連邦れんぽう政府せいふから召喚しょうかんが行おこなわれた[70]。イランでは反はん体制たいせい派はの監視かんし[71]や政府せいふの検閲けんえつにも利用りようされるなど、同国どうこく市場いちばで独占どくせん的てきな地位ちいを築きずいていた[72]。

2018年ねんには、任にん正せい非ひの娘むすめで副ふく会長かいちょう兼けんCFOの孟はじめ晩ばん舟ふねが、米国べいこくによるイランに対たいする制裁せいさいをくぐり抜ぬけるため米べい金融きんゆう機関きかんに虚偽きょぎの説明せつめいをしたとして、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく司法省しほうしょうからの要請ようせいを受うけたカナダの司法しほう当局とうきょくにより、バンクーバーで詐欺さぎ容疑ようぎにより逮捕たいほされた[73][74]。また、2019年ねんには、北朝鮮きたちょうせんでKoryolinkの通信つうしん網もうと監視かんしシステムを構築こうちくしていたとの報道ほうどうを受うけて、連邦れんぽう政府せいふは調査ちょうさを指示しじし[75][76]、2020年ねんに司法省しほうしょうはファーウェイが北朝鮮きたちょうせんとの取引とりひきを隠蔽いんぺいしたとして追つい起訴きそした[77]。

2012年ねん10月がつ、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく下院かいんの諜報ちょうほう委員いいん会かい（The House Intelligence Committee）は、ファーウェイと同業どうぎょうのZTEの製品せいひんについて、中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほう軍ぐんや中国共産党ちゅうごくきょうさんとう公安こうあん部門ぶもんと癒着ゆちゃくし、スパイ行為こういやサイバー攻撃こうげきのためのインフラの構築こうちくを行おこなっている疑うたがいが強つよいとする調査ちょうさ結果けっかを発表はっぴょうし、両社りょうしゃの製品せいひんを連邦れんぽう政府せいふの調達ちょうたつ品ひんから排除はいじょし、民間みんかん企業きぎょうでも取引とりひきの自粛じしゅくを求もとめる勧告かんこくを出だした[78]。

また2018年ねん1月がつ8日にちに、ネバダ州しゅうラスベガスで開催かいさいされるCESで正式せいしきに発表はっぴょうされるはずだった、米べいキャリアのAT&Tとのパートナ契約けいやくが白紙はくし撤回てっかいされた。白紙はくし撤回てっかいの理由りゆうは公表こうひょうされていないが、安全あんぜん保障ほしょう上じょうのリスクを懸念けねんする連邦れんぽう政府せいふからの圧力あつりょくという仮説かせつが有力ゆうりょく[79]。2018年ねん4月がつにアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく国防総省こくぼうそうしょうは、ZTEとファーウェイが製造せいぞうした携帯けいたい電話でんわやモデム[80]製品せいひんについて、アメリカ軍ぐんの人員じんいん、情報じょうほう、任務にんむに対たいして許容きょよう不可能ふかのうなセキュリティー上じょうの危険きけんをもたらすとして、米べい軍ぐん基地きちでの販売はんばいを禁きんじ[81]、軍人ぐんじんには基地きちの外そとでも中国ちゅうごく製品せいひんの使用しように注意ちゅういするよう求もとめた[82]。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの軍事ぐんじ同盟どうめい国くにでも類似るいじの動うごきがあり、2014年ねんに、韓国かんこく政府せいふは米国べいこく政府せいふからの要求ようきゅうを受うけ、政府せいふの通信つうしんに関かんしてファーウェイの機器ききが使つかわれていないネットワークを通とおすことに同意どういし[83]、台湾たいわん（中華民国ちゅうかみんこく）でもフォックスコン・グループ傘下さんかの国くに碁ご電子でんしが4Gシステムの建設けんせつ計画けいかく書しょを国家こっか通どおり訊伝播でんぱ委員いいん会かい（NCC）に提出ていしゅつした際さいに、ファーウェイ製せいの基地きち局きょくを採用さいようしようとしていたため、立法りっぽう委員いいんより国家こっか安全あんぜん保障ほしょう上じょうの懸念けねんを受うけたNCCは、審査しんさ過程かていを6月がつまで延のばし、基地きち局きょくはノキア製せいの設備せつびへ変更へんこうされた[84]。

しかし、ホワイトハウスが独自どくじに行いった調査ちょうさでは、ファーウェイによるスパイ行為こういなどを裏付うらづけられる証拠しょうこは発見はっけんされていない[85]。

2018年ねん8月がつ14日にち、2019年度ねんど国防こくぼう権限けんげん法ほう（英語えいご版ばん）によってZTE（中興ちゅうこう通どおり訊）や監視かんしカメラ世界せかい最大手さいおおてのハイクビジョンなどとともに、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの政府せいふ調達ちょうたつから排除はいじょされた[86]。これには、対象たいしょうデータへの侵入しんにゅうやデータ移転いてんに関係かんけいする機器きき・サービスとして、上記じょうき3社しゃと通信つうしん・監視かんし機器ききの海うみ能のう達たち通信つうしん（Hytera Communications Corporation）やダーファ・テクノロジー（浙江せっこう大だい華はな技術ぎじゅつ）（Dahua Technology Company）の計けい5社しゃの製品せいひんなどが含ふくまれる。また、中国ちゅうごく政府せいふが支配しはい・所有しょゆうしている企業きぎょう、又または関係かんけいしていると米国べいこく政府せいふが判断はんだんした企業きぎょうなども同様どうようの措置そちとされている。

2019年ねん5月15日にち、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく大統領だいとうりょうドナルド・トランプは、アメリカ企業きぎょうが安全あんぜん保障ほしょう上じょうの脅威きょういがある外国がいこく企業きぎょうから通信つうしん機器ききを調達ちょうたつすることを禁止きんしする大統領だいとうりょう令れいに署名しょめい。同日どうじつ、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく商務省しょうむしょう産業さんぎょう安全あんぜん保障ほしょう局きょくは、ファーウェイを同局どうきょくが作成さくせいするエンティティ・リスト（禁輸きんゆ措置そち対象たいしょうリスト, EL）に掲載けいさいし、アメリカ製せいハイテク部品ぶひんやソフトウェアの供給きょうきゅうを事実じじつ上じょう禁止きんしする措置そちを発表はっぴょうした[87]。2019年ねん10月がつ現在げんざい、ファーウェイ及および関連かんれん企業きぎょう100社しゃ以上いじょうがこの禁輸きんゆリストに掲載けいさいされている[88]。

2019年ねん5月がつ19日にち、Androidを供給きょうきゅうしてきたGoogleが、ファーウェイとの商しょう取引とりひきを一部いちぶ停止ていししたことが報道ほうどうされると、続つづいてルメンタム、インテル、クアルコム、ザイリンクス、ブロードコムも、部品ぶひん供給きょうきゅうなどの商しょう取引とりひきを停止ていししたことが報道ほうどうされた[89]。ソフトのアップデートが即時そくじ不能ふのうになるなどの混乱こんらんが予想よそうされることとなったが、同年どうねん5月がつ21日にち、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく連邦れんぽう政府せいふは2019年ねん8月がつ19日にちまで製品せいひんの調達ちょうたつを認みとめる猶予ゆうよ措置そちを発表はっぴょうした[90]。

2019年ねん6月がつ、ファーウェイへの取引とりひき規制きせいは国家こっか安全あんぜん保障ほしょう上じょうのリスクになる可能かのう性せいを、Googleがアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく連邦れんぽう政府せいふに警告けいこくしたことや、Intelなどが輸出ゆしゅつ規制きせいを回避かいひして部品ぶひんを供給きょうきゅうしていることが報道ほうどうされ[91][92][93]、G20大阪おおさかサミットでの習近平ひらた国家こっか主席しゅせき（党とう総そう書記しょき）との米べい中ちゅう首脳しゅのう会談かいだん後ごの会見かいけんで、トランプ大統領だいとうりょうはファーウェイへのアメリカ製品せいひんの供給きょうきゅうを認みとめる意向いこうを述のべるも[94]、後ごの米べい中ちゅう貿易ぼうえき戦争せんそうの激化げきかで、この発言はつげんを撤回てっかいした[95]。

2020年ねん5月がつ15日にち、米国べいこくは、米国べいこくの技術ぎじゅつを使つかって半導体はんどうたいを輸出ゆしゅつするメーカーに対たいし、輸出ゆしゅつ規制きせい強化きょうかを発表はっぴょうした[96]。同月どうげつ18日にち、台湾たいわん積せき体たい電路でんろ製造せいぞうTSMCは、ファーウェイからの新規しんき受注じゅちゅうを止とめたことが報ほうじられた[97]。既すでに受注じゅちゅう済ずみの分ぶんは9月がつ中旬ちゅうじゅんまでは通常つうじょう通どおり出荷しゅっかできるが、それ以外いがいは輸出ゆしゅつに際さいし米べいの許可きょかが必要ひつようになるという[97]。

2020年ねん7月がつ23日にち、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく国務こくむ長官ちょうかんのマイク・ポンペオは対たい中ちゅう政策せいさくについて演説えんぜつにて、「ファーウェイの背後はいごには中国共産党ちゅうごくきょうさんとうがいて、無垢むくな通信つうしん機器ききの企業きぎょうとして扱あつかえなく、安全あんぜん保障ほしょうへの脅威きょういとして対応たいおうをとっている」と主張しゅちょうした[98]。

人民じんみん解放かいほう軍ぐんとの関係かんけい性せい[編集へんしゅう]

2019年ねん7月がつ、アメリカの情報じょうほうサービス会社かいしゃブルームバーグは、ファーウェイの複数ふくすうの従業じゅうぎょう員いんが、中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほう軍ぐん当局とうきょく者しゃと協力きょうりょくして研究けんきゅうプロジェクトに取とり組くんできており、中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほう軍ぐんに対たいして軍事ぐんじ・安全あんぜん保障ほしょうへの応用おうよう研究けんきゅうで協力きょうりょくし、密接みっせつな関係かんけいを築きずいているとの調査ちょうさ結果けっかを発表はっぴょうした。

記事きじの中なかでは、ファーウェイ従業じゅうぎょう員いんが無線むせん通信つうしんや人工じんこう知能ちのうなど、少すくなくとも10の分野ぶんやの研究けんきゅうプロジェクトにて中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほう軍ぐん組織そしきのメンバーとチームを組くみ、中国共産党ちゅうごくきょうさんとう中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいん会かいの調査ちょうさ部門ぶもんとの共同きょうどう研究けんきゅうや中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほう軍ぐんの高級こうきゅう教育きょういく機関きかんである国防こくぼう科技かぎ大学だいがくとの衛星えいせい画像がぞうと地理ちり座標ざひょうを収集しゅうしゅう・分析ぶんせきする手法しゅほうに関かんする研究けんきゅうを行おこなってきたとの説明せつめいがなされた。

これに対たいし、ファーウェイ広報こうほう担当たんとうのグレン・シュロスは「ファーウェイは個人こじんの資格しかくで、研究けんきゅう論文ろんぶんを発表はっぴょうする従業じゅうぎょう員いんには関知かんちしない」「ファーウェイは人民じんみん解放かいほう軍ぐん傘下さんかの機関きかんと共同きょうどうで研究けんきゅう開発かいはつを行おこなったり、提携ていけい関係かんけいを持もったりはしていない。当社とうしゃは世界せかいの民生みんせい基準きじゅんに適かなう通信つうしん機器ききの開発かいはつ・製造せいぞうにしか携たずさわっておらず、軍隊ぐんたいのためにR&D製品せいひんをカスタマイズすることはない」と反論はんろんしている[99][100]。

6月18日にち、米べいＩＴ大手おおてGoogleで最高さいこう経営けいえい責任せきにん者しゃ（ＣＥＯ）を務つとめたエリック・シュミット氏しは、英えいＢＢＣラジオに、中国ちゅうごくの華はな為ため技術ぎじゅつ（ファーウェイ）の通信つうしん機器ききを通つうじた中国ちゅうごく当局とうきょく側がわへの情報じょうほう流出りゅうしゅつは「間違まちがいない」と述のべ、安全あんぜん保障ほしょう上じょうの懸念けねんを示しめした。

2022年ねん1月がつ、イギリスのキャメロン政権せいけんでビジネス・エネルギー・産業さんぎょう戦略せんりゃく相しょうを務つとめたヴィンス・ケーブル氏しは、在任ざいにん中ちゅうに情報じょうほう機関きかんからファーウェイ製品せいひんの使用しようによる安全あんぜん保障ほしょう上じょうのリスクはないとの報告ほうこくを何なん度ども受うけていたと述のべ、イギリスのファーウェイ排除はいじょはアメリカからの圧力あつりょくによるものだと述のべた[101]。

AI・5Gにおける技術ぎじゅつ競争きょうそう[編集へんしゅう]

これらアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの動うごきには、国家こっか安全あんぜん保障ほしょう上じょうの理由りゆうだけでなく[102][103][104]、中国ちゅうごく大手おおて2社しゃを市場いちばから締しめ出だし[82]、人工じんこう知能ちのう（AI）や通信つうしん分野ぶんやの次世代じせだい技術ぎじゅつ第だい5世代せだい移動いどう通信つうしんシステム（5G）の実用じつよう化かで、ライバルとなる中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくを封ふうじ込こめようとする思惑おもわくが指摘してきされている[105]。

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくとアメリカ（および北きたヨーロッパ）の企業きぎょうは、AIや5Gを巡めぐって激はげしい開発かいはつ競争きょうそうを繰くり広ひろげており[102]、AIの監視かんし技術ぎじゅつでは、2019年ねんで50カ国かこくに売うり込こんでいるファーウェイが先行せんこうし[106]、中国ちゅうごく企業きぎょうに次つぐ日本にっぽん企業きぎょうの日本電気にほんでんきは14カ国かこくであり、アメリカのトップ企業きぎょうIBM（2000年代ねんだいから同おなじICTベンダーとして、ファーウェイと協力きょうりょく関係かんけいにもある[107]）は11カ国かこくである[108]。

5Gでは、ファーウェイとZTEは北欧ほくおうのエリクソンやノキアと並ならび[104]、2010年代ねんだいでは主流しゅりゅうの第だい4世代せだい移動いどう通信つうしんシステム（4G）でアメリカ企業きぎょうの技術ぎじゅつが世界せかいを席巻せっけんしていたが、5Gでは関連かんれん特許とっきょを世界せかいで最もっとも保有ほゆうするファーウェイなどの中国ちゅうごく企業きぎょうが、5Gの主導しゅどう権けんを握にぎるとの見方みかたも出でたことが、アメリカに危機きき感かんを与あたえていた[105][109][110]。

日本にっぽんとの関係かんけい[編集へんしゅう]

2018年ねん6月がつにファーウェイが樺太からふとと日本にっぽん固有こゆうの領土りょうど北方ほっぽう四よん島とうを結むすぶ高速こうそく通信つうしん網もうを敷設ふせつした際さいは日本にっぽん政府せいふはこれに抗議こうぎして、内閣ないかく官房かんぼう長官ちょうかん菅かん義よし偉えらは「ロシアと中国ちゅうごくに外交がいこうルートを通つうじて抗議こうぎした。中国ちゅうごくに抗議こうぎしたのは、工事こうじに中国ちゅうごく企業きぎょうが参加さんかしているためだ」と述のべた[111]。2019年ねん2月がつにこれは完成かんせいした[112]。

2018年ねん12月、日本国にっぽんこく政府せいふは名指なざしこそしないものの、ファーウェイとZTEを事実じじつ上じょう排除はいじょする指針ししんを決定けっていしたと報ほうじられた[113][114]。同どう時期じき、フジニュースネットワークが「政府せいふがファーウェイの製品せいひんを分解ぶんかいしたところ、ハードウェアに余計よけいなものが見みつかった」「余計よけいなものはスパイウェアに似にたような挙動きょどうをする」という与党よとう関係かんけい者しゃの発言はつげんを報ほうじた[115]。一連いちれんの報道ほうどうに対たいしてファーウェイ・ジャパンは「事実無根じじつむこん」と反論はんろんした[116][117]。一方いっぽうで、テカナリエの清水しみず洋治ようじは、分解ぶんかいした結果けっか「余計よけいなもの」は見みつからなかったとした上うえで、余計よけいなものが見みつかったとするならば「余計よけいなもの」を具体ぐたい的てきに示しめすべきだと主張しゅちょうした[118]。

欧州おうしゅうの動向どうこう[編集へんしゅう]

欧州おうしゅう連合れんごう（EU）の欧州おうしゅう委員いいん会かいは、第だい5世代せだい移動いどう通信つうしんシステム（5G）を巡めぐるファーウェイ製品せいひんの採用さいよう判断はんだんは、EU加盟かめい各国かっこくに委ゆだねる方針ほうしんを2019年ねん3月がつに発表はっぴょうしており[119]、2020年ねん1月がつには5Gのネットワークからファーウェイを排除はいじょしないとする勧告かんこくを行おこなったが[120]、ヨーロッパ諸国しょこくにおいても規制きせいの動うごきが見みられている。

ドイツでは、連邦れんぽう電子でんし情報じょうほう保安ほあん局きょくが独自どくじの調査ちょうさでファーウェイに対たいするアメリカの主張しゅちょうに懐疑かいぎ的てきな結果けっかを得えたと2018年ねん12月に述のべ[121]、2019年ねん10月がつにドイツ政府せいふはファーウェイを5G通信つうしん網もうから排除はいじょしない新しん規則きそくを発表はっぴょうしたが[122]、翌よく2020年ねん10月がつにファーウェイ制限せいげんの検討けんとうに入はいったと現地げんち報道ほうどうされている[123]。

フランスでは、ファーウェイとの通信つうしんインフラの構築こうちくを歓迎かんげいすると2018年ねん12月に表明ひょうめいし[124]、エマニュエル・マクロン大統領だいとうりょうはファーウェイを排除はいじょしないことを2019年ねん5月がつに述のべ[125]、フランス政府せいふは5Gからも排除はいじょしないことを明言めいげんしたが[126]、翌よく2020年ねん7月がつに一転いってんしてファーウェイ製品せいひんを規制きせいする方針ほうしんを表明ひょうめいした[127]。

モナコは、ヨーロッパで初はじめてファーウェイの5G通信つうしん網もうを全土ぜんどで2019年ねん7月がつに開設かいせつした[128]。

イギリスでは、政府せいふ通信つうしん本部ほんぶの国家こっかサイバーセキュリティーセンターが、5G設備せつびの調達ちょうたつ先さきの多様たよう性せいを確保かくほすれば、安全あんぜん保障ほしょう上じょうのリスクは抑おさえられると2019年ねん2月がつに判断はんだんし[129]、2020年ねん1月がつにファーウェイの5G製品せいひんを条件じょうけん付つきで認みとめることを発表はっぴょうした[130]。また、2019年ねん5月がつにはこの方針ほうしんを漏洩ろうえいしたとして国防こくぼう大臣だいじんの解任かいにんが起おきており[131]、最大手さいおおてのBTグループはファーウェイ製品せいひんを一部いちぶ採用さいようした5Gサービスを開始かいしした[132]。しかし2020年ねん7月がつ、イギリス政府せいふは部分ぶぶん容認ようにんという従来じゅうらいの方針ほうしんを翻ひるがえし、ファーウェイの機器ききを2027年ねんまでに排除はいじょすると決きめたと報ほうじられた。当初とうしょの報道ほうどうでは同年どうねん5月がつのアメリカ政府せいふの追加ついか制裁せいさいによってファーウェイの半導体はんどうたい調達ちょうたつが困難こんなんになり、製品せいひんの安全あんぜん性せいや信頼しんらい性せいを損そこねる恐おそれがあることや香港ほんこん国家こっか安全あんぜん維持いじ法ほうをめぐる英えい中ちゅう関係かんけいの緊張きんちょうが影響えいきょうしていると報ほうじられたが[133][134]、2022年ねん1月がつ、キャメロン内ない閣かくで産業さんぎょう大臣だいじんを務つとめていたヴィンス・ケーブルがファーウェイ排除はいじょについて「アメリカ人じんがそうすべきと言いったからだ」と述のべ、ファーウェイ排除はいじょがイギリスの意思いしではなくアメリカからの圧力あつりょくであったことを示唆しさした[135]。また、同時どうじに「イギリスが5Gを使つかい続つづけていれば私わたし達たちは最先端さいせんたんの技術ぎじゅつを用もちいる国くにの1つになっていたが、今いまはそうではない」と発言はつげんしたほか、イギリスからファーウェイにスパイを送おくり込こんでいたことを示唆しさした[135][136]。

カナダでは、2012年ねん10月がつに当時とうじの政府せいふの通信つうしんネットワークからファーウェイを安全あんぜん上じょうの理由りゆうから除外じょがいしたが[137]、サイバーセキュリティセンターの責任せきにん者しゃが「5Gに関かんしてはファーウェイを排除はいじょする理由りゆうはない」と発言はつげんしている[138]。一方いっぽうで、大手おおて電気でんき通信つうしん事業じぎょう者しゃベル・カナダはサプライヤーにエリクソンを採用さいようし、ファーウェイ製品せいひんを除外じょがいしている[139]。

エドワード・スノーデンの事件じけんをめぐって、UKUSA協定きょうてい締結ていけつ国こくと対立たいりつしているロシアは、2019年ねん6月がつに初はつの5G通信つうしん網もうの開発かいはつでファーウェイと合意ごういし[140][141]、ウラジーミル・プーチン大統領だいとうりょうは、ファーウェイ問題もんだいでのアメリカの動うごきを「デジタル世代せだいで初はつのテクノロジー戦争せんそう」と批判ひはんした[142]。

他たの主要しゅよう国こくの動向どうこう[編集へんしゅう]

UKUSA協定きょうてい締結ていけつ国こくのオーストラリア政府せいふが、ソロモン諸島しょとうやパプアニューギニアを結むすぶ海底かいていケーブルの設置せっちプロジェクトや[143]や第だい5世代せだい移動いどう通信つうしんシステム設備せつびから、ファーウェイを締しめ出だすことを発表はっぴょうした[144]。

ASEAN諸国しょこくでは、アメリカの同盟どうめい国こくフィリピンは、2019年ねん6月がつにファーウェイ製品せいひんで東南とうなんアジア初はつの5Gネットワークを開設かいせつし[145]、ファーウェイの監視かんしシステムを導入どうにゅうする予算よさん案あんを議会ぎかいが阻止そしした際さいは、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領だいとうりょうが拒否きょひ権けんを発動はつどうした[146]。

マレーシアのマハティール・ビン・モハマド首相しゅしょうは、安全あんぜん保障ほしょう上じょうの懸念けねんを一蹴いっしゅうして、アメリカより先端せんたん的てきなファーウェイの製品せいひんを可能かのうな限かぎり使つかうことを2019年ねん5月がつに宣言せんげんした[147][148]。

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくと対立たいりつしてきたベトナムは、東南とうなんアジアで初はじめて5G通信つうしん網もう構築こうちくからファーウェイを排除はいじょする方針ほうしんを、2019年ねん8月がつに打うち出だした[149]。

アフリカ連合れんごう（AUえーゆー）は、本部ほんぶの通信つうしん設備せつびに採用さいようされたファーウェイ製品せいひんのスパイ疑惑ぎわくが報道ほうどうされていたが（アフリカ連合れんごう委員いいん会かいは否定ひていしている[150][151]）、アフリカ大陸たいりくの旧きゅう世代せだい（2G・3G・4G）の通信つうしん網もうの大だい部分ぶぶん[152]を構築こうちくしているファーウェイと、5Gでも提携ていけいする合意ごういを2019年ねん6月がつに交かわした[153]。

南米なんべいでは、アメリカが同盟どうめい国こくに位置付いちづけて5G通信つうしん網もうからのファーウェイ製品せいひんの排除はいじょを呼よびかけていたブラジルは、殆ほとんどの4G通信つうしん網もうをファーウェイが構築こうちくしていた関係かんけいにあり[154]、排除はいじょしないことを2019年ねん6月がつに表明ひょうめいした[155]。

中東ちゅうとうでは、アメリカにとって中東ちゅうとう最大さいだいの同盟どうめい国こくであるサウジアラビアは、2019年ねん2月がつに初はつの5G通信つうしん網もうの構築こうちくでファーウェイと提携ていけいし[156]、5G通信つうしん網もうからファーウェイを排除はいじょしないことを2019年ねん6月がつに明言めいげんした[157]。アラブ首長しゅちょう国こく連邦れんぽうも、5G通信つうしん網もうでファーウェイ製品せいひんを採用さいようすることを、2019年ねん2月がつに発表はっぴょうした[158]。

ファーウェイ排除はいじょ[編集へんしゅう]

2020年ねん7月がつ現在げんざい、主おもに欧米おうべいの複数ふくすう国こくがファーウェイを5Gから排除はいじょする可能かのう性せいが伝つたえられている[159]。

排除はいじょしないことを決定けっていした国くに
排除はいじょを決定けっていした国くに
排除はいじょ方針ほうしんが伝つたえられた国くに
米国べいこくが「参入さんにゅうを禁止きんしした」とする国くに
検討けんとう中ちゅう
未定みてい

スマートフォン[編集へんしゅう]

シリーズ[編集へんしゅう]

HUAWEIのスマートフォンは、大おおきく4つのシリーズで構成こうせいされている。

Mateシリーズ[編集へんしゅう]

広大こうだいなディスプレイを備そなえており、動画どうが視聴しちょうやゲームでは、他たのスマホでは味あじわえない臨場りんじょう感かんが得えられる下半期しもはんきフラグシップモデル[160]。 背面はいめんには、ドイツのカメラ・光学こうがく機器ききメーカーの『Leica』[161]とHUAWEIが共同きょうどう開発かいはつしたカメラが備そなわっている[160]。ライカとの協業きょうぎょうが終了しゅうりょうした[162]後のちに発売はつばいされたモデルでは、HUAWEIの新あらたなブランドであるXMAGEのカメラが備そなわっている。[163]

Pシリーズ[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Huawei Pシリーズ」を参照さんしょう

カメラに特とく化かし程ほどよいサイズ感かんで、カラーバリエーションが豊富ほうふな上半期かみはんきフラグシップモデル[160][164]。 背面はいめんには、Mateシリーズと同様どうよう、『Leica』とHUAWEIが共同きょうどう開発かいはつしたトリプルカメラが備そなわっている[160]。 リーズナブルな価格かかくの『lite』や、上位じょういモデルでクアッドカメラの『Pro』やペンタカメラの『Pro+』も存在そんざいし[160][164][165]、幅広はばひろく、そして様々さまざまなニーズに対応たいおうしている。 また、中国ちゅうごくのみならず、ヨーロッパにおいても人気にんきを博はくしている[166]。

novaシリーズ[編集へんしゅう]

手頃てごろな価格かかくに平均へいきん的てきなスペックを備そなえたミッドレンジモデル[167]。 緩ゆるやかなカーブを描えがく背面はいめんや、丸まるみを帯おびた側面そくめんにより[168][169]、手てのひらに心地ここちよくフィットする形状けいじょうになっている。 Pシリーズと同様どうよう、『lite』版ばんもある。

honorシリーズ[編集へんしゅう]

高たかいスペックを備そなえつつも、手頃てごろな価格かかくで販売はんばいされている、コストパフォーマンスに優すぐれたミッドレンジモデル[160]。 フィルムを15層そうに折おり重かさねた「マイクロパターン」を採用さいようする事ことにより、見みる角度かくどによって変かわる独特どくとくな光ひかりの反射はんしゃを演出えんしゅつする背面はいめんが特徴とくちょう的てき[170]。日本にっぽんでは、ファーウェイのオンラインストアと楽天らくてんモバイル限定げんていという扱あつかいだったが、「honor 9」からは、MVNOの取とり扱あつかいを拡大かくだいし、IIJmio・イオンモバイル・NTTコムストア by gooSimsellerからも販売はんばいされる（※いずれも、オンライン限定げんていのみ）[171][172]。楽天らくてんモバイルには、限定げんてい色しょくのミッドナイトブラックがラインナップされ、他たのMVNOとは差別さべつ化かを図はかっている[171]。 2018年ねんにブランドのロゴが小文字こもじの『honor』から大文字おおもじの『HONOR』に変更へんこうされた。[173]。

2020年ねん、ファーウェイはHONORの事業じぎょうをShenzhen Zhixin New Information Technologyに売却ばいきゃく[174]。HONORはファーウェイから独立どくりつした。

Yシリーズ[編集へんしゅう]

主おもに中国ちゅうごくなどで発売はつばいされているミッドレンジのスマートフォン。 マニアックな製品せいひんが多おおく、また低てい価格かかくで入手にゅうしゅ出来できるのが特徴とくちょう。 ポップアップカメラを備そなえる特徴とくちょう的てきなデザインのスマホや、低てい価格かかくなスマホを売うっている。 「ファーウェイ、SIMフリースマホ「HUAWEI Y6」を4月がつ15日にち発売はつばい｣

オペレーティングシステム (OS)[編集へんしゅう]

OSは、AndroidをベースにHUAWEIが独自どくじカスタムした、EMUIというモバイルオペレーティングシステムが搭載とうさいされている[注ちゅう 2]。しかし、2019年ねんにおきた米国べいこくの禁輸きんゆ措置そちによって、GoogleがHUAWEIにGMSの提供ていきょうをやめると発表はっぴょうした。HUAWEIはこのようにGMSが使用しようできなくなる緊急きんきゅう事態じたいに備そなえて、独自どくじOSに代替だいたいする「プランB」が2012年ねん頃ごろから準備じゅんびされていた。HUAWEIが独自どくじ開発かいはつし、発表はっぴょうしたOSは「HongMeng OS（簡体字かんたいじ中国語ちゅうごくご: 鸿蒙）」鸿蒙）別名べつめいHarmony OSであり、2019年ねん 8月がつ 9日にちに開催かいさいされたHuawei developer conference 2019で発表はっぴょうされた。2021年ねん 6月がつ 2日にちに開催かいさいされたイベントでは、スマートフォン等とうのデバイス向むけにHarmonyOS 2が発表はっぴょうされた。[175]HarmonyOSは新しん製品せいひんに搭載とうさいされるだけではなく、既存きそんのモデルに対たいしても提供ていきょうされた。一部いちぶのモデルを除のぞいてグローバル向むけには、引ひき続つづきEMUIが提供ていきょうされる。[176][177][178] HarmonyOSはAndroidアプリとの互換ごかん性せいがあるため、Androidアプリを動作どうささせることが可能かのうである。[注ちゅう 3][179]

評価ひょうか[編集へんしゅう]

  • ケータイジャーナリストの石野いしの純じゅん也は「もともとHUAWEIは、ネットワーク機器ききを電話でんわ会社かいしゃに納おさめている企業きぎょうだった。それが徐々じょじょにケータイやスマートフォンなどの端末たんまつを作つくり始はじめるようになり、マーケティングにも力ちからを入いれるようになった。端末たんまつのバリエーションも増ふやし、技術ぎじゅつ開発かいはつ・研究けんきゅう開発かいはつに力ちからを入いれて、ここまでシェアが大おおきくなった」と話はなしている。また、特とくに若年じゃくねん層そうのスマホについて「スマホの機能きのう＝カメラの機能きのうという位置いちづけ。HUAWEI P10はスマホで撮とったとわからないレベルのクオリティ。若わかい世代せだいはSNSを使つかうのでカメラの機能きのうは重要じゅうような要素ようそ」と話はなしている[18]。

略歴りゃくれき[編集へんしゅう]

Huawei P9
  • 2007年ねん - 日本にっぽんの端末たんまつ市場いちばに参入さんにゅう[180]。
  • 2014年ねん - 日本にっぽんのSIMフリー市場いちばに参入さんにゅう[180]。
  • 2015年ねん - スマートフォンの出荷しゅっか台数だいすうが1億おく台だいを突破とっぱし、サムスン、Appleに次ついで世界せかい第だい3位い[4]。
  • 2016年ねん7月がつ - 日本にっぽんのSIMフリースマートフォンの分野ぶんやにおいて、HUAWEIの『HUAWEI P9 lite』が販売はんばい台数だいすうで第だい1位いとなる。（※この記録きろくは、後継こうけい機きの『HUAWEI P10 lite』が発売はつばいされるまでの11ヵ月かげつ間あいだ、一いち度ども破やぶられなかった[181]）。また、メーカー別べつの販売はんばい台数だいすうでもHUAWEIがシェア32.4％を記録きろくし、第だい1位いとなる[182]。
    『HUAWEI P9』及および『HUAWEI P9 Plus』の出荷しゅっか台数だいすうは、世界中せかいじゅうで450万まん台だいを超こえ、フランス、フィンランド、イギリスなどヨーロッパの多おおくの国々くにぐにで好調こうちょうな販売はんばいを記録きろくした[166]。また、2016年ねん8月がつ、HUAWEIは、EISA「ヨーロッパ消費しょうひ者しゃスマートフォン2016-17」部門ぶもんで、『HUAWEI P9』が受賞じゅしょうしたことを発表はっぴょう。この部門ぶもんでのHUAWEIの受賞じゅしょうは4年ねん連続れんぞくとなる[166]。
  • 2017年ねん3月 - 『HUAWEI P9』及および『HUAWEI P9 Plus』の世界せかい出荷しゅっか台数だいすうが1200万まん台だいを突破とっぱ。HUAWEIの2016年ねんの世界せかいスマートフォン出荷しゅっか台数だいすうは1億おく3900万まん台だいに達たっし、伸のび幅はばは対たい前年ぜんねん比ひ29％増ぞうとなった[183]。
  • 2017年ねん6月がつ - 『HUAWEI P10』及および『HUAWEI P10 Plus』が、TIPAが発表はっぴょうするTIPAアワード「Best Photo Smartphone」賞しょうを受賞じゅしょう。TIPAのトーマス・ガーワーズ会長かいちょうは、「P10とP10 Plusは技術ぎじゅつ委員いいん会かいとTIPAのメンバーにその革新かくしん的てきな機能きのうとデザインを印象いんしょうづけた。鮮明せんめいなイメージを提供ていきょうし、ライカの高速こうそくレンズとツインセンサーの連携れんけいにより、P10とP10 Plusはスマートフォンの写真しゃしん品質ひんしつを向上こうじょうさせる画期的かっきてきな製品せいひんとなっている。」と評価ひょうかした[184]。
  • 2017年ねん7月がつ - 株式会社かぶしきがいしゃBCNが発表はっぴょうした「上半期かみはんきNo.1メーカー[注ちゅう 4]」において、SIMフリースマートフォンカテゴリで第だい1位いを獲得かくとく。販売はんばい台数だいすうは昨年さくねん同期どうき比ひで約やく300％を達成たっせい。これについてBCNは、「市場いちばが拡大かくだいしているSIMフリースマートフォンでは、華はな為ため技術ぎじゅつ日本にっぽん（ファーウェイ・ジャパン）が37.1％でNo.1を獲得かくとく。同社どうしゃの知名度ちめいども日本にっぽん市場いちばでも急速きゅうそくに高たかまってきた」とコメントした。また、6月がつ単月たんげつのSIMフリースマートフォンモデル別べつでは『HUAWEI P10 lite』と『HUAWEI P9 lite』がそれぞれ第だい1位い、第だい2位いを獲得かくとくした[185]。
  • 2018年ねん1月がつ - auが「HUAWEI nova 2」を2018年ねん1月がつ下旬げじゅんより販売はんばいすることが発表はっぴょうされた。（※auとしては初はつのHUAWEI製せいスマホの販売はんばいとなる。）[186]
  • 2018年ねん5月がつ10日とおか - ソフトバンクがHUAWEIのフラグシップモデルである「HUAWEI Mate 10 Pro」を5月18日にちより販売はんばいすることが発表はっぴょうされた。また、同おなじくソフトバンクが「HUAWEI nova lite 2」を7月がつ上旬じょうじゅん以降いこうより販売はんばいすることも発表はっぴょうされた[187][188]。
  • 2018年ねん5月14日にち - auが「HUAWEI P20 lite」を6月がつ上旬じょうじゅんより販売はんばいすることが発表はっぴょうされた[189]。
  • 2018年ねん5月16日にち - NTTドコモがトリプルカメラを搭載とうさいしたHUAWEIのフラグシップスマートフォン「HUAWEI P20 Pro」を6月がつ下旬げじゅんより販売はんばいすることが発表はっぴょうされた。日本にっぽん向むけのカスタマイズが施ほどこされており、おサイフケータイにも対応たいおうしている[190]。

日本にっぽん向むけ製品せいひん[編集へんしゅう]

自社じしゃでSIMフリーのスマートフォン及およびタブレット、ノートパソコンを販売はんばいしている他ほか、ソフトバンク（SoftBankブランドとY!mobileブランド(前身ぜんしんの旧きゅうブランドを含ふくむ)およびWDJがMVNOとして展開てんかいするディズニー・モバイルを含ふくむ）及およびNTTドコモとKDDI・沖縄おきなわセルラー電話でんわ (au) 向むけに基地きち局きょくや端末たんまつなどを供給きょうきゅうしている。

前述ぜんじゅつのように、製造元せいぞうもととしてHuawei Technologies Co. Ltd.、販売元はんばいもととして各かくオペレータの社名しゃめい、輸入ゆにゅう元もととして華はな為ため技術ぎじゅつ日本にっぽん株式会社かぶしきがいしゃの3つの企業きぎょう(au向むけはオペレータ社名しゃめいが2社しゃとなるため都合つごう4つの企業きぎょう)が端末たんまつに表示ひょうじされる。

日本にっぽんでは、2000年代ねんだいはモバイルWi-Fiルーターやデジタルフォトフレームなどの通信つうしんモジュールが主力しゅりょくで、2010年代ねんだい初頭しょとうには大手おおてキャリア向むけに日本にっぽん向むけ機能きのうを搭載とうさいしたスマートフォンやタブレット製品せいひんを納入のうにゅうしてきたが、売うり上あげが伸のび悩なやんだため、大手おおて向むけスマートフォン・タブレットからは一旦いったん撤退てったい。2014年ねんにSIMロックフリースマートフォンに参入さんにゅうし、この時期じきに新規しんき参入さんにゅうが相次あいついだMVNO向むけに積極せっきょく的てきにセット販売はんばいを展開てんかいした結果けっか、レスポンス、電池でんち持もちがよく、コストパフォーマンスにすぐれたHuawei P8 liteからのHuawei P20 liteの「P lite」や「nova lite」シリーズがヒットしたほか、コストパフォーマンスが重要じゅうよう視しされるSIMフリー端末たんまつとしては珍めずらしい、カメラに力ちからを入いれたハイエンド製品せいひんや、希少きしょうとなったAndroidタブレットも多数たすう投入とうにゅうし、格安かくやすスマホ市場いちばを牽引けんいんした。そして、このヒットに大手おおてキャリアも着目ちゃくもくするようになり、2018年ねんから大手おおて向むけスマートフォンにも再さい参入さんにゅうした。その結果けっか、2017年ねんから2018年ねんにかけてSIMフリースマートフォンでシェア1位いとなり、キャリア向むけを含ふくめた全ぜんスマートフォンシェアでも5位いにつけた[191]。

しかし、2018年ねん末すえからアメリカからの制裁せいさいおよび日本にっぽん政府せいふの端末たんまつ調達ちょうたつからの排除はいじょ、2019年ねん5月のアメリカのドナルド・トランプ政権せいけんによる輸出ゆしゅつ規制きせいの対象たいしょう化か[192]、さらには、2019年ねん11月のHuawei nova 5Tを最後さいごに、Googleのサービスやアプリに対応たいおうしたスマートフォンが発売はつばいできなくなったことから、2019年ねんには日本にっぽんのスマートフォンシェアでランク外がいとなった[193]。

SIMフリー・スマートフォン[編集へんしゅう]

Mateシリーズ
Pシリーズ
  • Huawei Ascend P7
  • Huawei P8 lite
  • Huawei P8 max
  • Huawei P9
  • Huawei P9 lite
  • Huawei P9 lite PREMIUM
  • Huawei P10
  • Huawei P10 Plus
  • Huawei P10 lite
  • Huawei P20
  • Huawei P20 lite
  • Huawei P30
  • Huawei P30 lite
  • Huawei P40 Pro 5G
  • Huawei P40 lite 5G
  • Huawei P40 lite E
novaシリーズ
honorシリーズ
  • Huawei honor 6 Plus
  • Huawei honor 8
  • Huawei honor 9
その他た

SIMフリー・タブレット[編集へんしゅう]

  • Huawei MediaPad T1 7.0
  • Huawei MediaPad M2 8.0
  • Huawei MediaPad 7 Youth
  • Huawei MediaPad 7 Vogue
  • Huawei MediaPad 7 Lite
  • Huawei MediaPad 7 Youth2
  • Huawei MediaPad M1 8.0
  • Huawei MediaPad X1 7.0
  • Huawei MediaPad T1 8.0
  • Huawei MediaPad T1 10
  • Huawei MediaPad M3
  • Huawei MediaPad T2 7.0 Pro
  • Huawei MediaPad T2 8 Pro
  • Huawei MediaPad T2 10.0 Pro
  • HUAWEI MediaPad M3 lite
  • HUAWEI MediaPad T3
  • HUAWEI MediaPad T3 7
  • HUAWEI MediaPad M3 lite 10
  • HUAWEI MediaPad T3 10
  • HUAWEI MediaPad T5
  • HUAWEI MediaPad M5 10
  • HUAWEI MediaPad M5 8.4
  • HUAWEI MediaPad M5 lite
  • HUAWEI MediaPad M5 Pro
  • HUAWEI MediaPad M5 lite 8"
  • HUAWEI MatePad Pro
  • HUAWEI MatePad T8
  • HUAWEI MatePad T10
  • HUAWEI MatePad
  • HUAWEI MatePad SE
  • HUAWEI MatePad 11
  • HUAWEI MatePad 11.5"

Windows搭載とうさいノートパソコン・タブレット[編集へんしゅう]

  • HUAWEI MateBook
  • HUAWEI MateBook 13
  • HUAWEI MateBook 13 2020
  • HUAWEI MateBook X
  • HUAWEI MateBook E
  • HUAWEI MateBook D
  • HUAWEI MateBook X Pro
  • Huawei MateBook D 15
  • Huawei MateBook X Pro 2020

ウェアラブル端末たんまつ[編集へんしゅう]

HUAWEI WATCH GT 2e
スマートバンド
  • HUAWEI Band 9
  • HUAWEI Band 8
  • HUAWEI Band 7
  • HUAWEI Band 6
  • HUAWEI Band 4e
  • HUAWEI Band 4
  • HUAWEI Band 4 Pro
  • HUAWEI Band 3
  • HUAWEI Band 3 Pro
  • HUAWEI Band 2
  • HUAWEI TalkBand B2
  • HUAWEI TalkBand B1
スマートウォッチ
  • HUAWEI WATCH 4
  • HUAWEI WATCH | ULTIMATE DESIGN
  • HUAWEI WATCH Ultimate
  • HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧けつあつ計けい
  • HUAWEI WATCH Buds
  • HUAWEI WATCH 3
  • HUAWEI WATCH 2
  • HUAWEI WATCH GT4(41,46mmモデル)
  • HUAWEI WATCH GT Cyber
  • HUAWEI WATCH GT Runner
  • HUAWEI WATCH GT3 SE
  • HUAWEI WATCH GT3(42,46mmモデル)
  • HUAWEI WATCH GT3 Pro(43,46mmモデル)
  • HUAWEI WATCH GT 2 Pro
  • HUAWEI WATCH GT 2e
  • HUAWEI WATCH GT 2
  • HUAWEI WATCH GT
  • HUAWEI WATCH FIT 3(2024年ねん5月がつ15日にち発表はっぴょう予定よてい)
  • HUAWEI WATCH FIT Special Edition
  • HUAWEI WATCH FIT 2
  • HUAWEI WATCH FIT new
  • HUAWEI WATCH FIT mini
  • HUAWEI WATCH FIT
  • HUAWEI FIT

その他たの製品せいひん[編集へんしゅう]

  • HUAWEI FreeBuds Pro
  • HUAWEI FreeBuds 4 - 非ひ密閉みっぺい型がたながらノイズキャンセリングを実現じつげんした左右さゆう独立どくりつ完全かんぜんワイヤレスイヤホン
  • HUAWEI Freebuds 4i
  • HUAWEI FreeBuds 3i - カナル型がたのイヤホン ノイズキャンセリングを搭載とうさいしている左右さゆう独立どくりつ完全かんぜんワイヤレスイヤホン
  • HUAWEI FreeBuds 3 - 非ひ密閉みっぺい型がたながらノイズキャンセリングを実現じつげんした左右さゆう独立どくりつ完全かんぜんワイヤレスイヤホン
  • HUAWEI Wireless Charger - ワイヤレス給電きゅうでんQiに対応たいおうしたワイヤレス充電じゅうでん台だい。最高さいこう15W出力しゅつりょく。
  • HUAWEI Mini Speaker - Bluetooth接続せつぞくの小型こがたワイヤレススピーカー。

NTTドコモ向むけ端末たんまつ[編集へんしゅう]

dtab 01
  • フォトパネル 02 - NTTドコモの通信つうしん機能きのう付づけデジタルフォトフレーム。お便たよりフォトサービスに対応たいおうしている。2009年ねん12月発売はつばい。
  • UM01-HW - 国際こくさいローミング対応たいおうの通話つうわ機能きのう、SMSも搭載とうさいされた通信つうしんモジュール。2010年ねん9月がつ30日にち発売はつばい。
  • フォトパネル 03 - 2GバイトのメモリーとFOMAハイスピードに対応たいおうした、9インチの通信つうしん機能きのう付づけデジタルフォトフレーム。2010年ねん12月発売はつばい。
  • HW-01C - 下くだり7.2Mbps、上のぼり5.7Mbpsに対応たいおうしたモバイルWi-Fiルーター。最大さいだい5台だいまで接続せつぞく可能かのう。2010年ねん11月発売はつばい。
  • キッズケータイHW-02C - 通話つうわ機能きのうと、SMS、GPS、防犯ぼうはんブザーに利用りようを限定げんていした子供こども向むけ携帯けいたい電話でんわ。2011年ねん9月がつ28日にち発売はつばい。
  • フォトパネル 04 - 3Gバイトのメモリー（およびmicroSDスロット）とFOMAハイスピードに加くわえエリアメールに対応たいおうした、9インチの通信つうしん機能きのう付づけデジタルフォトフレーム。2012年ねん3月がつ発売はつばい。
  • キッズケータイHW-01D - 通話つうわ機能きのうと、SMS、GPS、防犯ぼうはんブザーに利用りようを限定げんていした子供こども向むけ携帯けいたい電話でんわ。綜合そうごう警備けいび保障ほしょう (ALSOK) の『子こども向むけ かけつけサービス』が提供ていきょうされている。2012年ねん9月がつ5日にち発売はつばい。
  • Ascend HW-01E - NTTドコモ向むけとしては初はつとなるAndroid搭載とうさいスマートフォン。グローバルモデルであるAscend D1がベースだが日本にっぽん独自どくじ機能きのうにも対応たいおうしている。2012年ねん11月21日にち発売はつばい。
  • HW-02E - モバイルルーター
  • Ascend D2 HW-03E - Android 4.1スマートフォン
  • dtab 01 - 10.1インチAndroidタブレット。
  • dtab d-01G - 8インチAndroidタブレット。グローバルモデルのMedia Pad M1がベース。2015年ねん2月がつ発売はつばい。
  • dTVターミナル　dTV 01 - dマーケットのdTVやdアニメストアの動画どうがを自宅じたくのテレビで見みるための端末たんまつ。2015年ねん4月がつ発売はつばい。
  • dtab Compact d-02H - MediaPad M2ベース。2016年ねん1月がつ発売はつばい。
  • dtab Compact d-01J - MediaPad M3ベース。2017年ねん5月がつ発売はつばい。
  • P20 Pro HW-01K (CLT-L0J) - 2018年ねん6月がつ発売はつばい。[194]Felicaへの対応たいおうなどの日本にっぽん向むけカスタマイズが行おこなわれている。日本にっぽんでのP20Proの販売はんばいはドコモのみ。
  • dtab Compact d-02K - 2018年ねん7月がつ発売はつばい。
  • P30 Pro HW-02L (VOG-L0J) - 2019年ねん9月がつ発売はつばい。[195]HW-01Kと同おなじく日本にっぽん向むけカスタマイズが行おこなわれている。日本にっぽんでのP30Proの販売はんばいはドコモのみ。

ソフトバンク[編集へんしゅう]

Y!mobile向むけ携帯けいたい電話でんわ端末たんまつ[編集へんしゅう]

旧きゅうイー・モバイルブランドおよび旧きゅうウィルコムブランドを含ふくむ。

音声おんせい端末たんまつ[編集へんしゅう]
  • H11HW ‐ 折おり畳たたみ型がた。下くだり3.6Mbps。GSMクワッドバンドローミング可か。2008年ねん6月14日にち発売はつばい。
  • H12HW (E.T.) ‐ ストレート型がた。下くだり3.6Mbps。GSMトライバンドローミング可か。2009年ねん2月がつ7日にち発売はつばい。
  • S31HW - Android 2.2搭載とうさいの2.8インチディスプレイのスマートフォン。下くだり7.2Mbps、上のぼり5.8Mbps。海外かいがい3GローミングおよびGSMクワッドバンドローミング可か。テザリング機能きのうを搭載とうさいしており、最大さいだい5台だいまでのWi-Fi対応たいおう機器ききに同時どうじ接続せつぞくが可能かのう。2011年ねん1月がつ14日にち発売はつばい。
  • S41HW - Android 2.3搭載とうさい3.2インチディスプレイのスマートフォン。テザリング機能きのう搭載とうさいで最大さいだい5台だいまでのWi-Fi対応たいおう機器ききに同時どうじ接続せつぞくが可能かのう。2011年ねん7月がつ14日にち発売はつばい。
  • S42HW - Android 2.3搭載とうさいテンキー型がたストレートスマートフォン。幅はば51mm、3インチWVGA液晶えきしょうで高こう解像度かいぞうど (311dpi) 実現じつげん。テザイング機能きのう搭載とうさいで最大さいだい5台だいまでのWi-Fi対応たいおう機器ききに同時どうじ接続せつぞくが可能かのう。2011年ねん9月がつ22日にち発売はつばい。
  • GS02 - Android 2.3搭載とうさいのスマートフォン。1880mAhの国内こくない最大さいだい容量ようりょうバッテリー搭載とうさい（2011年ねん11月16日にち時点じてん）。下くだり最大さいだい14.4Mbpsに対応たいおう。テザリング機能きのう搭載とうさいで最大さいだい8台だいまでのWi-Fi対応たいおう機器ききに同時どうじ接続せつぞくが可能かのう。2011年ねん12月1日にち発売はつばい。
  • GS03 - Android 4.0搭載とうさいのスマートフォン。ほぼ同上どうじょうだが、EMOBILE G4 (HSPA+) をサポート。2012年ねん6月がつ14日にち発売はつばい[196]。
  • GL07S - STREAMブランドのイー・アクセス版ばん。同社どうしゃ初はつのLTEスマートフォン。2013年ねん3月がつ7日にち発売はつばい。
  • 201HW - SoftBank 201HWをベースモデルとした、ウィルコムブランドリモデル（ただし、ウィルコムロゴはない）。2013年ねん9月がつ5日にち発売はつばい。
  • 302HW - 「Y!mobile（ワイモバイル）」ブランドとして発売はつばいするスマートフォン(タイプ2)。2014年ねん8月がつ1日にち発売はつばい。
  • Lumiere 503HW - グローバルモデルのHuawei P8liteがベース。2015年ねん10月がつ24日にち発売はつばい。
タブレット[編集へんしゅう]
  • A01HW - Android 2.3搭載とうさい、7インチタブレット、Wi-Fi通信つうしん専用せんよう。Androidタブレットしては珍めずらしくXGA液晶えきしょう搭載とうさい。2011年ねん9月がつ15日にち発売はつばい。
  • GT01 - Android 4.0、10.1インチタブレット、Wi-Fi通信つうしん専用せんよう。2012年ねん12月3日にち発売はつばい。
  • 403HW - Android 4.4、8インチタブレット、3G/LTEネットワーク対応たいおう(ワイモバイル自社じしゃ3G網もう利用りよう不可ふか)。Media Pad M1がベース。2014年ねん12月4日にち発売はつばい。
デでータ通信たつうしん端末たんまつ[編集へんしゅう]
D25HW
  • D01HW - USB接続せつぞく型がた。下くだり3.6Mbps。海外かいがいローミング不可ふか。2007年ねん6月23日にち発売はつばい。E220を日本にっぽん向むけに仕様しよう変更へんこうしたもの。
  • D02HW - USB接続せつぞく型がた。下くだり7.2Mbps。海外かいがいローミング不可ふか。2007年ねん12月12日にち発売はつばい。D01HWとは兄弟きょうだい機種きしゅ。
  • D03HW - ExpressCard/34型がた。下くだり7.2Mbps。海外かいがいローミング不可ふか。2008年ねん5月29日にち発売はつばい。
  • D12HW - USB接続せつぞく型がた。下くだり7.2Mbps。2009年ねん2月がつ13日にち発売はつばい。
  • D21HW - USB接続せつぞく型がた。下くだり7.2Mbps、上のぼり1.4Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。2008年ねん11月20日にち発売はつばい。
  • D22HW - USB接続せつぞく型がた。下くだり7.2Mbps、上のぼり1.4Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。2009年ねん4月がつ17日にち発売はつばい。
  • D23HW - USB接続せつぞく型がた。下くだり7.2Mbps、上のぼり5.8Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。2009年ねん4月がつ17日にち発売はつばい。
  • D24HW - ExpressCard/34型がた。下くだり7.2Mbps、上のぼり5.8Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。2009年ねん8月がつ7日にち発売はつばい。
  • D25HW - モバイルWi-Fiルータ（USB接続せつぞくも可能かのう）。下くだり7.2Mbps、上のぼり5.8Mbps。2009年ねん11月10日にち発売はつばい。MM総研そうけん大賞たいしょう2009、2010年ねん話題わだい賞しょう受賞じゅしょう、モバイルプロジェクトアワードモバイルハードウェア部門ぶもん最優秀さいゆうしゅう賞しょうを受賞じゅしょう。2011年ねん6月がつにイー・モバイル向むけ累計るいけい出荷しゅっか台数だいすうが100万まん台だいを突破とっぱ。
  • D26HW - USB接続せつぞく型がた。下くだり7.2Mbps、上のぼり1.4Mbps。海外かいがいローミング不可ふかで、microSDスロットなども削除さくじょした機種きしゅ。2010年ねん2月がつ19日にち発売はつばい。
  • D31HW - USB接続せつぞく型がた。下くだり21.6Mbps、上のぼり5.8Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。2009年ねん7月がつ24日にち発売はつばい。
  • D32HW - USB接続せつぞく型がた。下くだり21.6Mbps、上のぼり5.8Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。2010年ねん9月17日にち発売はつばい。
  • D41HW - USB接続せつぞく型がた。下くだり42Mbps、上のぼり5.8Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。2010年ねん12月3日にち発売はつばい。
  • GP01 - モバイルWi-Fiルータ（USB接続せつぞくも可能かのう）。下くだり21Mbps、上のぼり5.8Mbps。2011年ねん3月12日にち発売はつばい。
  • GD01 - USB接続せつぞく型がた。下くだり42Mbps、上のぼり5.8Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。2011年ねん8月がつ18日にち発売はつばい。
  • GP02 - モバイルWi-Fiルータ。下くだり42Mbps、上のぼり5.8Mbps。NAS機能きのうの搭載とうさいにより接続せつぞく機器きき同士どうしでのファイル共有きょうゆうが可能かのう。2011年ねん7月がつ23日にち発売はつばい。
  • GD03 - USB接続せつぞく型がた。下くだり42Mbps、上のぼり5.8Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。
  • GL01P - EMOBILE LTEに対応たいおうしたモバイルWi-Fiルータ。下くだり75Mbps、上のぼり12.5Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。
  • GL03D - EMOBILE LTEに対応たいおうしたUSB接続せつぞく型がた。下くだり75Mbps、上のぼり12.5Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。
  • GL04P - EMOBILE LTEに対応たいおうしたモバイルWi-Fiルータ。UE Category 4に対応たいおう。下くだり150Mbps、上のぼり50Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。
  • GL06P - EMOBILE LTEに対応たいおうしたモバイルWi-Fiルータ。UE Category 4に対応たいおう。下くだり150Mbps、上のぼり50Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。
  • GL08D - EMOBILE LTEに対応たいおうしたUSB接続せつぞく型がた。UE Category 4に対応たいおう。下くだり150Mbps、上のぼり50Mbps。海外かいがいGSM/3Gローミング可か。
  • GL10P - EMOBILE 4Gに対応たいおうしたモバイルWi-Fiルータ。LTE利用りよう時じはUE Category 4に対応たいおう。LTEモードでは下くだり150Mbps、上のぼり50Mbps、AXGPモードでは下くだり110Mbps、上のぼり10Mbps。海外かいがい3Gローミング可か。
  • 303HW - 「Y!mobile」ブランドとして発売はつばいするモバイルWi-Fiルータ。4Gデでータ通信たつうしん対応たいおう。海外かいがい3Gローミング可か。下くだり110Mbps、上のぼり10Mbps。2014年ねん8月がつ1日にち発売はつばい。
  • 404HW- Y!mobile LTEに対応たいおうした　Car Wi-Fiルータ。下くだり150Mbps、上のぼり50Mbps。WiFi 最大さいだい接続せつぞく数すう 10台だい、電源でんげん供給きょうきゅう：シガーソケット、インターフェース：USB2.0, Micro SIM / (SDカードスロット無む） 国際こくさいローミング 非ひ対応たいおう。2015年ねん3月がつ26日にち発売はつばい。

SoftBankブランド向むけ端末たんまつ[編集へんしゅう]

PhotoVision HW001S
  • PhotoVision SoftBank HW001 ‐ 7インチの通信つうしん機能きのう付つきデジタルフォトフレーム。2009年ねん6月12日にち発売はつばい。
  • PhotoVision SoftBank HW001 KT ‐ HW001のハローキティモデル。2009年ねん8月がつ21日にち発売はつばい。
  • PhotoVision SoftBank HW001S ‐ 7インチの通信つうしん機能きのう付つきデジタルフォトフレーム。2009年ねん12月18日にち発売はつばい。グッドデザイン賞しょう受賞じゅしょう。
  • Pocket WiFi SoftBank C01HW ‐ 下くだり7.2Mbps、上のぼり5.8MbpsのモバイルWi-Fiルーター。2010年ねん3月26日にち発売はつばい。
  • PhotoVision SoftBank HW002 ‐ 9インチの通信つうしん機能きのう付つきデジタルフォトフレーム。2010年ねん4月がつ23日にち発売はつばい。
  • PhotoVision SoftBank HW002S ‐ 法人ほうじん向むけ9インチの通信つうしん機能きのう付つきデジタルフォトフレーム。2010年ねん8月がつ3日にち発売はつばい。
  • SoftBank C02HW ‐ 下くだり7.2Mbps、上のぼり1.4MbpsのUSB型がたデでータ通信たつうしん端末たんまつ。2010年ねん9月がつ10日とおか発売はつばい。
  • PhotoVision Softbank 003HW - 1.5Gバイトメモリを搭載とうさいした7インチの通信つうしん機能きのう付つきデジタルフォトフレーム。2011年ねん1月がつ13日にち発売はつばい。
  • SoftBank 005HW - ULTRA SPEED対応たいおうデータ通信つうしん用ようUSB。2011年ねん8月がつ5日にち発売はつばい。
  • Vision SoftBank 007HW - Android 2.3搭載とうさいスマートフォン。ラウンドガラスが特徴とくちょう。2011年ねん9月がつ16日にち発売はつばい。
  • PhotoVision SoftBank 008HW - Android OSを搭載とうさいした、動画どうがの受信じゅしん・再生さいせい可能かのうなデジタルフォトフレーム。緊急きんきゅう地震じしん速報そくほうにも対応たいおう。2011年ねん9月がつ23日にち発売はつばい。
  • みまもりホームセキュリティ SoftBank 101HW - 留守るす中ちゅうや在宅ざいたく時じなどに自宅じたくや家族かぞくをみまもる、通信つうしん機能きのう付つきセキュリティシステム。2012年ねん1月がつ20日はつか発売はつばい。
  • STREAM SoftBank 201HW - 下くだり最大さいだい76Mbps、上のぼり最大さいだい10MbpsのSoftBank 4G（AXGP方式ほうしき）に対応たいおうしたスマートフォン。2012年ねん10月がつ10日とおか発売はつばい。
  • ULTRA WiFi 4G SoftBank 102HW - 下くだり最大さいだい110Mbps、上のぼり最大さいだい10MbpsのSoftBank 4G（AXGP方式ほうしき）に対応たいおうしたモバイルWi-Fiルーター。2012年ねん10月19日にち発売はつばい。
  • STREAM SoftBank 201HW 3G - 下くだり最大さいだい42Mbps、上のぼり最大さいだい5.7MbpsのULTRA SPEED（DC-HSDPA方式ほうしき）に対応たいおうしたスマートフォン(SoftBank 201HWから、AXGP機能きのう、テザリング機能きのう、SIMロック解除かいじょ機能きのうなどを取とり去さった、プリペイド（プリスマ）仕様しよう)。2013年ねん11月22日にち発売はつばい。
  • SoftBank 202HW
  • SoftBank 203HW
  • SoftBank 204HW
  • SoftBank 301HW
  • SoftBank 304HW
  • SoftBank 402HW
  • Nexus 6P

ディズニー・モバイル向むけ端末たんまつ[編集へんしゅう]

  • DM001Photo - 2017年ねん11月30日にちにディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクがサービス終了しゅうりょうするのに伴ともない、音声おんせい通話つうわ（プリペイド契約けいやくは除のぞく）とは異ことなり、フォトビジョン契約けいやくはソフトバンクに承継しょうけいされず同日どうじつ中ちゅうに強制きょうせい解約かいやくとなるため、同日どうじつ以後いごは通信つうしん機能きのうを失うしなったデジタルフォトフレームとなる。

au向むけ端末たんまつ[編集へんしゅう]

DATA08W
  • Wi-Fi WALKER DATA06 (CDMA HWD06) - 大だい容量ようりょう (2200mAh) バッテリーを搭載とうさい、WIN HIGH SPEEDに対応たいおうしたモバイルWi-Fiルーター。2011年ねん6月がつ7日にち発売はつばい。
  • DATA07 (CDMA HWD07) - WIN HIGH SPEEDに対応たいおうした、USBサイドローテーター採用さいようのUSBタイプのデでータ通信たつうしん端末たんまつ。2011年ねん6月がつ1日にち発売はつばい。
  • PHOTO-U2 SP03 (CDMA HWS03) - 携帯けいたい電話でんわで撮影さつえいした画像がぞうや動画どうがを映うつし出だす7インチのデジタルフォトフレーム。2011年ねん9月がつ16日にち発売はつばい。
  • Wi-Fi WALKER DATA08W (CDMA HWD08) - +WiMAX（モバイルWiMAX）に対応たいおうした下くだり最大さいだい40Mbps対応たいおうのモバイルWi-Fiルーター。WIN HIGH SPEEDは非ひ対応たいおう。2011年ねん12月1日にち発売はつばい。
  • Wi-Fi WALKER LTE HWD11 - au 4G LTE対応たいおうの法人ほうじん向むけモバイルWi-Fiルーター。WIN HIGH SPEEDにも対応たいおう。2012年ねん11月2日にち発売はつばい。
  • USB STICK LTE HWD12 - au 4G LTE対応たいおうの法人ほうじん向むけUSBタイプのデでータ通信たつうしん端末たんまつ。WIN HIGH SPEEDにも対応たいおう。2012年ねん11月2日にち発売はつばい。
  • Wi-Fi WALKER HWD13 - +WiMAX（モバイルWiMAX）に対応たいおうした下くだり最大さいだい40Mbps対応たいおうのモバイルWi-Fiルーター。WIN HIGH SPEEDは非ひ対応たいおう。
  • Wi-Fi WALKER HWD14 -
  • Wi-Fi WALKER HWD15 -
  • Qua Tab 02 HWT31 - MediaPad T2 Proがベース。2016年ねん2月がつ11日にち発売はつばい。
  • nova 2 HWV31 - SIMフリー版ばんとほぼ同おなじであるが、背面はいめんにauのロゴが追加ついかされている。2018年ねん1月がつ26日にち発売はつばい。
  • P20 lite Premium HWV32 - SIMフリー版ばんとほぼ同おなじであるが、ストレージ容量ようりょうが64GBになっている。また、背面はいめんにauのロゴが追加ついかされている。2018年ねん6月がつ15日にち発売はつばい。
  • P30 lite Premium HWV33 - ストレージがSIMフリー版ばんの倍ばいである128GBになっている以外いがいはほぼSIMフリー版ばんと同おなじである。2019年ねん8月がつ8日にち発売はつばい。

UQコミュニケーションズ向むけ端末たんまつ[編集へんしゅう]

  • Wi-Fi WALKER DATA08W - +au (CDMA 1X WIN) に対応たいおうした、モバイルWi-Fiルーター。2012年ねん2月がつ16日にち発売はつばい。
  • Wi-Fi WALKER HWD14 -

研究けんきゅう開発かいはつ[編集へんしゅう]

2021年ねん時点じてんで、ファーウェイは国際こくさい特許とっきょ出願しゅつがんが最もっとも多おおい企業きぎょうであり[197]、約やく2兆ちょう8300億おく円えんと米国べいこく企業きぎょうでない企業きぎょうとしては最もっとも多おおい研究けんきゅう開発かいはつ費ひを計上けいじょうしている[198]。

また、米国べいこくの制裁せいさいにより売上うりあげ高だかが約やく3割わり減げんとなった2021年ねんにも研究けんきゅう開発かいはつ費ひを増加ぞうかさせ、売上うりあげ高だかに占しめる研究けんきゅう開発かいはつ費ひの割合わりあいはアップルの3倍ばいとなる22.4%に膨ふくらんだ[198]。

給与きゅうよ[編集へんしゅう]

ファーウェイは非ひ上場じょうじょう企業きぎょうであり、大だい部分ぶぶんの株かぶは自社じしゃの正社員せいしゃいんに持もたれている。2020年ねん、CEOの任にん正せい非ひの株かぶは0.90%だけであり、株かぶを持もっている社員しゃいんは全体ぜんたい社員しゃいんの6割わり超ちょうである[199]。

最大さいだいで新卒しんそつ年収ねんしゅう4000万まん円えんも可能かのうである「天才てんさい少年しょうねん計画けいかく」が実施じっしされており、採用さいよう者しゃのほとんどは国家こっか重点じゅうてん大学だいがくの博士はかせである[200]。

問題もんだい・不祥事ふしょうじ[編集へんしゅう]

  • 一眼いちがんレフカメラで撮影さつえいした写真しゃしんを、自社じしゃ製せいスマホのカメラで撮影さつえいしたように偽装ぎそう[201][202]
  • スマートフォンの性能せいのうテストでベンチマーク時じだけ性能せいのうが上あがる不正ふせい行為こういが発覚はっかく[203][204]。
  • アメリカからの制裁せいさいによるハイエンドな5G搭載とうさいのスマホ製造せいぞうが不可ふかに

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 1人民元じんみんげんあたり18.55円えん換算かんさん（2015年ねん12月31日にち現在げんざい）
  2. ^ Nexus 6Pを除のぞく
  3. ^ Google Mobile Servive(GMS)が搭載とうさいされていないモデルでは、YouTube等ひとしのGMSが必要ひつようなアプリは動作どうさしない。
  4. ^ デジタル家電かでんの実じつ売うれデータを集計しゅうけいする「BCNランキング」に基もとづき、主要しゅような117のカテゴリ（ハードウェア85、ソフトウェア32）について、上半期かみはんき（1月がつ-6月がつ）に最もっとも販売はんばい数量すうりょうが多おおかったメーカーの事こと

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関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

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外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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