RICEの法則
RICEの
Rは「Rest」(
根拠 [編集 ]
- R:
安静 出血 などの傷害 を負 ってしまった際 に患部 周辺 の関節 や筋肉 が運動 することによって、血行 が促進 され、脈拍 の上昇 と共 に出血 が酷 くなる危険 性 があるからである。- I:
冷却 傷害 を負 った部位 は細胞 レベルで傷 つき、そのままでは炎症 が広 がる状態 に置 かれやすい。それを防止 するために氷 や水 などを衛生 的 な状態 で利用 し、充血 で促進 される炎症 での細胞 破壊 拡散 を防 ぐのである。不衛生 な水 は感染 の可能 性 があるため、アイシングには適 さない。アイシングとは、患部 の局所 循環 を抑 えることを目的 にしているので、コールドスプレーや氷 による冷 やし過 ぎ(局所 循環 の極端 な低下 )に注意 が必要 である。- C:
圧迫 出血 などの外傷 で損傷 した患部 の血管 などは、場合 によっては出血 がとまらない可能 性 が存在 する。そのため、患部 周辺 または上流 部分 の動脈 を圧迫 し、一時 的 に血 流量 を落 とすことによって血小板 による血管 修復 のペースを出血 量 が上回 らないようにするためである。方法 としてはタオルなどの清潔 な布 を患部 に巻 き、固定 するためにスパナやレンチのような金具 を利用 して絡 め捻 って締 め、定期 的 に圧迫 を緩 めるのが理想 的 である。- E:
挙 上 出血 などの外傷 で損傷 してしまった部位 を心臓 の位置 よりも高 く挙 上 することにより、重力 によって出血 量 が減 る効果 を期待 するためである。脚 部 などを損傷 した場合 は随意 的 に挙 上 するのではなく、椅子 や台 など安定 したものを利用 し、挙 上 した状態 での安静 を維持 しておく事 が重要 である。
参考 文献 [編集 ]
土屋 正 光 「スポーツ傷害 ・外傷 に対 する現場 での応急 処置 」『今日 の整形 外科 治療 指針 第 5版 』医学書院 、2004年 。ISBN 978-4-260-12592-5。