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熱中ねっちゅうしょう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
熱中ねっちゅうしょう
38.7 °C (101.7 °F)をしめ体温計たいおんけい
概要がいよう
診療しんりょう 集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがく
分類ぶんるいおよび外部がいぶ参照さんしょう情報じょうほう
ICD-10 T67.0
ICD-9-CM 992.0
DiseasesDB 5690
MedlinePlus 000056
eMedicine med/956
MeSH D018883

熱中ねっちゅうしょう(ねっちゅうしょう、えい: hyperthermia[ちゅう 1])とは、暑熱しょねつ環境かんきょうにおいての人間にんげん身体しんたい適応てきおう障害しょうがいによってこる状態じょうたい総称そうしょうである[7]人間にんげん以外いがい動物どうぶつ同様どうよう状態じょうたいになる(「人間にんげん以外いがいれい参照さんしょう)。

日常にちじょう生活せいかつなかきる「労作ろうさくせい熱中ねっちゅうしょう(ひろうさせいねっちゅうしょう)」と、スポーツ仕事しごとなどの活動かつどうちゅうきる「労作ろうさくせい熱中ねっちゅうしょう(ろうさせいねっちゅうしょう)」に大別たいべつできる[8]。また、高温こうおんでのちょう風呂ふろ・サウナなどでは浴室よくしつ熱中ねっちゅうしょう浴室よくしつない熱中ねっちゅうしょう)となる場合ばあいもある[9][10][11]

日本にっぽんにおいて熱中ねっちゅうしょう定義ていぎ曖昧あいまいであり様々さまざま定義ていぎ存在そんざいする、広義こうぎでは暑熱しょねつ障害しょうがい意味いみであり、狭義きょうぎではもっと重症じゅうしょう病態びょうたいである熱射病ねっしゃびょうおな意味いみ使つかわれる場合ばあいがある。そのため様々さまざま不都合ふつごうしょうじている、そこで日本にっぽん学会がっかいは2008ねん7がつ28にち熱中ねっちゅうしょう定義ていぎ整理せいり熱中ねっちゅうしょうを「暑熱しょねつ障害しょうがいによる症状しょうじょう総称そうしょう」とし症状しょうじょうべつ分類ぶんるいしたがその定義ていぎそれも定着ていちゃくはしていない[12][13]

臨床りんしょうぞう[編集へんしゅう]

本質ほんしつてきには、脱水だっすいによる体温たいおん上昇じょうしょうと、脱水だっすい体温たいおん上昇じょうしょうともな臓器ぞうきりゅう低下ていか臓器ぞうき不全ふぜん[14]表面ひょうめんてき症状しょうじょうとしておもなものは、めまい失神しっしん頭痛ずつうつよ眠気ねむけ気分きぶんわるくなる、体温たいおん異常いじょう上昇じょうしょう異常いじょう発汗はっかん(またはあせなくなる)などがある。また、熱中ねっちゅうしょう原因げんいん死亡しぼうすることもある。とくにIII熱中ねっちゅうしょうにおいては致死ちしりつは30%にいたるという統計とうけいもあり、発症はっしょうした場合ばあい程度ていどによらず適切てきせつ措置そち必要ひつようがあるとされている。また死亡しぼうしなかったとしても、とくじゅう症例しょうれいではのう機能きのう障害しょうがい腎臓じんぞう障害しょうがい後遺症こういしょうのこ場合ばあいがある。

屋内おくない屋外おくがいわず、高温こうおん多湿たしつ原因げんいんとなってこりる。湿しめたまくろだま温度おんど21 - 25あたりから要注意ようちゅういになる。日本にっぽん国立こくりつ衛生えいせい研究所けんきゅうじょ資料しりょうによると、25℃あたりから患者かんじゃ発生はっせいし(段階だんかいてきえ)、31℃をえると急増きゅうぞうする。

湿しめたまくろだま温度おんどによるリスク判断はんだんは1954ねんアメリカ海兵かいへいたいサウスカロライナしゅうパリス・アイランド訓練くんれんしょ導入どうにゅうされた。

あつ指数しすう」と「熱中ねっちゅうしょうアラート」[編集へんしゅう]

この湿しめたまくろだま温度おんど日本にっぽんでは「あつ指数しすう」とび、これが33以上いじょうになると予想よそうされる環境省かんきょうしょう気象庁きしょうちょう都道府県とどうふけん単位たんい熱中ねっちゅうしょうアラートを発令はつれいしており、発令はつれい地域ちいきでは外出がいしゅつ自粛じしゅくびかける自治体じちたいもある[15]

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

熱中ねっちゅうしょう重症じゅうしょう分類ぶんるい[編集へんしゅう]

熱中ねっちゅうしょう重症じゅうしょう分類ぶんるい日本にっぽん神経しんけい救急きゅうきゅう学会がっかいによる。新潟大学にいがただいがく保健ほけん管理かんりセンターより引用いんよう[16]
分類ぶんるい 症状しょうじょう 対応たいおうれい 従来じゅうらい分類ぶんるい
I
軽症けいしょう
眼前がんぜん暗黒あんこく気分きぶんわるい、手足てあししび
四肢しし腹筋ふっきん痙攣けいれんこむらがえ筋肉きんにくつう硬直こうちょく
血圧けつあつ低下ていか皮膚ひふ蒼白そうはく
日陰ひかげやす
水分すいぶん補給ほきゅう
衣服いふくゆるめるとともにからだやす
ねつ痙攣けいれんねつ失神しっしん
II
中等ちゅうとうしょう
つよ疲労ひろうかん頭痛ずつう倦怠けんたいかん
脱力だつりょくかん大量たいりょう発汗はっかんしきみゃくめまい下痢げり
医療いりょう機関きかんでの治療ちりょう輸液)、管理かんり ねつ疲労ひろう
III
重症じゅうしょう
深部しんぶ体温たいおん上昇じょうしょう
のう機能きのう障害しょうがいによる意識いしき混濁こんだく譫妄せんもう状態じょうたい意識いしき喪失そうしつ[ちゅう 2]
肝臓かんぞう機能きのう障害しょうがい腎臓じんぞう機能きのう障害しょうがい
血液けつえき凝固ぎょうこ障害しょうがい
救急きゅうきゅうしゃ救命きゅうめい医療いりょうおこな医療いりょう施設しせつ搬送はんそうして治療ちりょう管理かんり 熱射病ねっしゃびょう

III熱中ねっちゅうしょう診断しんだん基準きじゅんは、

  • 暑熱しょねつへの曝露ばくろがある。
  • 深部しんぶ体温たいおん40℃以上いじょうまたは腋窩えきか体温たいおん38℃以上いじょう
  • のう機能きのう肝臓かんぞう機能きのう腎臓じんぞう機能きのう血液けつえき凝固ぎょうこのいずれかひとつでも異常いじょう徴候ちょうこうがある。

の3つをたすもの。血液けつえき凝固ぎょうこ体温たいおん過度かど上昇じょうしょうによってからだタンパク質たんぱくしつこわれて内出血ないしゅっけつをした結果けっか内出血ないしゅっけつめるために血液けつえき凝固ぎょうこするためにこる。いいかえれば、熱射病ねっしゃびょうになったのちこる症状しょうじょうである。

日本にっぽん学会がっかいによる分類ぶんるい[17]
日本語にほんご 英語えいご 備考びこう
熱中ねっちゅうしょう heat stress disorder, heat disorder ,heat illness, heat attack 暑熱しょねつ障害しょうがいによる症状しょうじょう総称そうしょう
軽症けいしょう ねつ失神しっしん heat syncope 皮膚ひふ血管けっかん拡張かくちょうにより血圧けつあつ低下ていかし、のうりゅう減少げんしょうしてこる一過いっかせい意識いしき消失しょうしつ
どうねつ虚脱きょだつ heat collapse
ねつ痙攣けいれん heat cramp ていNaしょうによる筋肉きんにく痙攣けいれんこった状態じょうたい
中等ちゅうとうしょう ねつ疲労ひろう heat exhaustion, heat prostration 大量たいりょうあせにより脱水だっすい状態じょうたいとなり、全身ぜんしん倦怠けんたいかん脱力だつりょく、めまい、頭痛ずつう吐気はきけ下痢げりなどの症状しょうじょう出現しゅつげんする状態じょうたい
重症じゅうしょう 熱射病ねっしゃびょう heat stroke, heatstroke 体温たいおん上昇じょうしょうのため中枢ちゅうすう神経しんけい機能きのう異常いじょうたした状態じょうたい
日射病にっしゃびょう sunstroke 上記じょうきなか太陽光たいようこう原因げんいんこるもの

熱中ねっちゅうしょう種類しゅるい国際こくさい分類ぶんるい[編集へんしゅう]

重症じゅうしょう 意識いしき 体温たいおん 皮膚ひふ 発汗はっかん
ねつ失神しっしん 消失しょうしつ 正常せいじょう 正常せいじょう (+)
ねつ痙攣けいれん 正常せいじょう 正常せいじょう 正常せいじょう (+)
ねつ疲労ひろう 正常せいじょう 〜 39℃ つめたい (+)
熱射病ねっしゃびょう 高度こうど障害しょうがい 40℃〜 高温こうおん (-)

病態びょうたい生理学せいりがくもとづいた国際こくさい分類ぶんるいでは下記かきのような用語ようごもちいられている。

ねつ失神しっしん(heat syncope)[編集へんしゅう]

ねつ失神しっしん(ねつしっしん、えい:heat syncope)。

原因げんいん
直射ちょくしゃ日光にっこうしたでの長時間ちょうじかん行動こうどう高温こうおん多湿たしつ室内しつないきる。発汗はっかんによる脱水だっすい末端まったん血管けっかん拡張かくちょうによって、のうへの血液けつえき循環じゅんかんりょう減少げんしょうしたとき発生はっせいする。
症状しょうじょう
突然とつぜん意識いしき消失しょうしつ発症はっしょうする。体温たいおん正常せいじょうであることがおおく、発汗はっかんられ、脈拍みゃくはくじょみゃくていする。
治療ちりょう
輸液冷却れいきゃく療法りょうほうおこなう。
分類ぶんるい
I

ねつ痙攣けいれん(heat cramps)[編集へんしゅう]

ねつ痙攣けいれん(ねつけいれん、えい:heat cramps)。

原因げんいん
大量たいりょう発汗はっかん水分すいぶんのみを補給ほきゅうして、塩分えんぶんミネラル不足ふそくした場合ばあい発生はっせいする。
症状しょうじょう
突然とつぜん随意ずいいせいゆうつうせい痙攣けいれん硬直こうちょくしょうじる。体温たいおん正常せいじょうであることがおおく、発汗はっかんられる。
治療ちりょう
経口けいこうすいえきみず1Lにたい砂糖さとう40g、食塩しょくえん 3g)や、生理せいりしょく塩水えんすい以下いか濃度のうど食塩しょくえんすい(~0.9%)の投与とうよおこなう。
分類ぶんるい
I

ねつ疲労ひろう(heat exhaustion)[編集へんしゅう]

ねつ疲労ひろう(ねつひろう、えい:heat exhaustion)。

原因げんいん
多量たりょう発汗はっかん水分すいぶん塩分えんぶん補給ほきゅういつかず、脱水だっすい症状しょうじょうになったとき発生はっせいする。
症状しょうじょう
症状しょうじょうはさまざまで、直腸ちょくちょうぬるは39℃程度ていどまで上昇じょうしょうするが、皮膚ひふつめたく、発汗はっかんられる。
治療ちりょう
輸液冷却れいきゃく療法りょうほうおこなう。
分類ぶんるい
II

熱射病ねっしゃびょう(heat stroke)[編集へんしゅう]

熱射病ねっしゃびょう(ねっしゃびょう、えい:heat stroke)。 かつては高温こうおん多湿たしつ作業さぎょう環境かんきょう発症はっしょうするものを「熱射病ねっしゃびょう」、日光にっこう直射ちょくしゃ発症はっしょうするものを「日射病にっしゃびょう(にっしゃびょう、えいsun stroke)」とけていた。その発症はっしょうメカニズムはまった同等どうとうのものであり、最近さいきんでは「熱射病ねっしゃびょう」に統一とういつされつつある。

原因げんいん
視床ししょう下部かぶ温熱おんねつ中枢ちゅうすうまで障害しょうがいされたときに、体温たいおん調節ちょうせつ機能きのう喪失そうしつされることによりしょうじる。
症状しょうじょう
高度こうど意識いしき障害しょうがい発生はっせいし、体温たいおんが40℃以上いじょうまで上昇じょうしょうし、発汗はっかんられず、皮膚ひふ乾燥かんそうしている。
治療ちりょう
危険きけんせいのある緊急きんきゅう事態じたいであり、緊急きんきゅう入院にゅういんすみやかに冷却れいきゃく療法りょうほう人工じんこう透析とうせき、輸液をおこなう。
分類ぶんるい
III

原因げんいん[編集へんしゅう]

環境かんきょう[編集へんしゅう]

  • 前日ぜんじつよりきゅう温度おんど上昇じょうしょうした
  • 温度おんどがそれほどたかくなくても、多湿たしつであればこりやすい(あせによる蒸散じょうさんができず、体内たいないねつ発散はっさんできなくなるため)。
  • すずしい室内しつないにいたひとが、きゅうそと作業さぎょうした場合ばあいあつさにれていないため)。
  • 作業さぎょう日程にってい初日しょにち - 数日すうじつあいだ発症はっしょうしやすい。
  • 安全あんぜんじょう理由りゆう薄着うすぎになることが困難こんなん工事こうじ現場げんば製造せいぞうぎょう災害さいがい救助きゅうじょ現場げんばなど[18][14]長時間ちょうじかんにわたる屋外おくがいでのスポーツや行動こうどう屋内おくないでも防具ぼうぐ厚手あつで衣服いふくでの行動こうどう[19]
  • 時間じかんたい - 統計とうけいてきにかかりやすい時間じかんたいは、午前ごぜんちゅうでは10ごろ午後ごごでは1から2ごろ発症はっしょう件数けんすうおおい、
  • ぶし - 梅雨つゆ、7がつ、そしてとくに8がつおおい。ただし「すずしい環境かんきょうで」「練習れんしゅうはじめてあいだもない短時間たんじかん」「かる運動うんどう」でも熱中ねっちゅうしょう発生はっせいする[20]
  • サウナ[21]
  • 水温すいおん気温きおん合計ごうけいが65℃をえるプール[22]
  • 保護ほごしゃ過失かしつ - なんらかの理由りゆう子供こども高温こうおんになる可能かのうせいたか自動車じどうしゃ車内しゃないなどにりにして発症はっしょうするれいがある。日本にっぽんではパチンコ駐車ちゅうしゃじょうなどでのれい注目ちゅうもくされる[23]が、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくなどでも保護ほごしゃ子供こどもせていたことをわすれるとうにより熱中ねっちゅうしょうする事例じれいすくなからず発生はっせいしている[24]
  • 猛暑もうしょにおける復旧ふっきゅう困難こんなん広域こういきだい規模きぼ停電ていでんによる空調くうちょう機器きき停止ていし[25]
  • マスクをしたままの生活せいかつでも熱中ねっちゅうしょうになるといわれる[26]
  • 道路どうろ日射にっしゃ反射はんしゃ蓄熱ちくねつによりきびしい環境かんきょうとなる。とくさえぎ熱性ねっせい舗装ほそう道路どうろねつ反射はんしゃ路面ろめん温度おんどげない反面はんめん反射はんしゃしたねつ歩行ほこうしゃきびしい環境かんきょうつくすため熱中ねっちゅうしょう危険きけんせい増加ぞうかする[27][28]

素因そいん[編集へんしゅう]

予防よぼう[編集へんしゅう]

根本こんぽんてきには環境かんきょう温度おんど熱中ねっちゅうしょう発症はっしょうする温度おんど以下いかにすることである。しかし、熱中ねっちゅうしょう発症はっしょう危険きけんせいがある温度おんど環境かんきょうごす場合ばあいは、ひとたいする対策たいさく必要ひつようである。

とく運動うんどうちゅうさいしてつめたいものみ、極端きょくたん運動うんどうけ、すずしい風呂ふろシャワーからだみずをかける、あかるいいろのゆるい服装ふくそうあつ時間じかんたい直射ちょくしゃ日光にっこうけ、さけみすぎをける[32]

そと気温きおんが35えると、外部がいぶからねつはいってくるようになる[33]水分すいぶんるのは、人間にんげんあせして体温たいおん調整ちょうせいしているので水分すいぶん必要ひつようになるということである[33]。28というのはあくまで室内しつない温度おんど目安めやすであって、エアコン設定せってい温度おんどのことではなく、設定せっていした温度おんどにならないこともあれば、28でも西日にしびはいあついということもある[33]

厚生こうせい労働省ろうどうしょうによる『H27熱中ねっちゅうしょう予防よぼうリーフレット』[34]などによれば、下記かきれい予防よぼうさくとしてげられている。

あつさをける。
  • 屋内おくないでは、扇風機せんぷうき、エアコンで室温しつおんを28℃以下いか調整ちょうせいする。
  • 遮光しゃこうカーテン、すだれすだれ)、みずなどにより室内しつない侵入しんにゅうするねつ軽減けいげんする。
  • 屋外おくがい外出がいしゅつ)では、日傘ひがさ帽子ぼうし利用りよう
  • 通気つうきせい吸湿きゅうしつせいはや乾性かんせい衣服いふく着用ちゃくよう
  • 危険きけんせいたか時間じかんたい外出がいしゅつ抑制よくせいする。
  • 保冷ほれいざいみずつめたいタオルなどで身体しんたいやす。
    • 車中しゃちゅう子供こども老人ろうじんペットなどをりにしない。夏場なつばであれば15ふん程度ていどであっても危険きけんともな[35]
    • 洗面せんめんみずめて、5ふんほどあしみずにつける(氷水こおりみず手足てあし毛細血管もうさいけっかん収縮しゅうしゅくさせてしまい深部しんぶ体温たいおんねつ交換こうかん効率こうりつ低下ていかする)[36][37][38]
    • 適温てきおんでのシャワー・風呂ふろまめにおこな[39]
こまめに水分すいぶん塩分えんぶん補給ほきゅうをする。
室内しつない室外しつがいわずのどかわきをかんじなくても水分すいぶん塩分えんぶん経口けいこうすいえきなど補給ほきゅうをする[40]食塩しょくえん補給ほきゅうげんれいとして、うめ昆布こぶちゃ味噌汁みそしる[41]梅干うめぼ煎餅せんべい食塩しょくえんふくあめなど。ただし、電解でんかいしつふくまない水分すいぶんだけを補給ほきゅうした場合ばあいていナトリウムしょうこすことがある。経口けいこう摂取せっしゅする塩水えんすい濃度のうど上限じょうげんとしてはおよそ生理せいりしょく塩水えんすいみず1リットル、しお9グラム)程度ていどである。
水分すいぶん一気いっきみせずに、小分こわけにして飲用いんようする[42][43]

運動うんどうにおける予防よぼうさくとして日本にっぽん体育たいいく協会きょうかいにより下表かひょうのような「熱中ねっちゅうしょう予防よぼうのための運動うんどう指針ししん」がかかげられている。

熱中ねっちゅうしょう予防よぼうのための運動うんどう指針ししん 日本にっぽん体育たいいく協会きょうかい(2013)による[44][45]
湿しめたまくろだま温度おんど
(WBGT)
湿しめたま温度おんど
(℃)
いぬいだま温度おんど
(℃)
熱中ねっちゅうしょう予防よぼうのための運動うんどう指針ししん
31 - 27 - 35 - 運動うんどう原則げんそく中止ちゅうし 特別とくべつ場合ばあい以外いがい禁止きんし
とく子供こども場合ばあい中止ちゅうしすべき。
28 - 31 24 - 27 31 - 35 厳重げんじゅう警戒けいかい
げき運動うんどう中止ちゅうし
はげしい運動うんどう持久走じきゅうそうなどはける。
積極せっきょくてき休憩きゅうけいり、水分すいぶん補給ほきゅう
体力たいりょくものあつさにれていないもの運動うんどう中止ちゅうし
25 - 28 21 - 24 28 - 31 警戒けいかい
積極せっきょくてき休憩きゅうけい
積極せっきょくてき休息きゅうそくをとり、水分すいぶん補給ほきゅう
はげしい運動うんどうでは、30ふんおきぐらいに休息きゅうそく
21 - 25 18 - 21 24 - 28 注意ちゅうい
積極せっきょくてき水分すいぶん補給ほきゅう
死亡しぼう事故じこ発生はっせいする可能かのうせいがある。
熱中ねっちゅうしょう兆候ちょうこう注意ちゅうい運動うんどう合間あいま水分すいぶん塩分えんぶん補給ほきゅう
- 21 - 18 - 24 ほぼ安全あんぜん
適宜てきぎ水分すいぶん補給ほきゅう
通常つうじょう熱中ねっちゅうしょう危険きけんちいさいが、適宜てきぎ水分すいぶん補給ほきゅうおこなう。
市民しみんマラソンなどではこの条件じょうけんでも要注意ようちゅうい
  1. 環境かんきょう条件じょうけん評価ひょうかにはあつ指数しすう(WBGT)がのぞましい。
  2. いぬいだま温度おんどもちいる場合ばあいには、湿度しつど注意ちゅういする。湿度しつどたかければ、1ランクきびしい環境かんきょう条件じょうけん運動うんどう指針ししん適用てきようする。
利尿りにょう作用さようのあるものをむやみに摂取せっしゅしない。
ちゃビール利尿りにょう作用さようがあるため、これらを摂取せっしゅしすぎると排泄はいせつ頻繁ひんぱんにすることになり、水分すいぶん不足ふそくにつながりやすい[46]

暑熱しょねつ馴化じゅんか[編集へんしゅう]

上記じょうきのようにそのその周囲しゅうい温度おんど体温たいおん過度かどがらないようにしたり、水分すいぶん補給ほきゅう休息きゅうそく心掛こころがけたりする以外いがいに、なつけて身体しんたいあつさにらしておく「暑熱しょねつ順化じゅんか」(暑熱しょねつ馴化じゅんか)も有効ゆうこうである。具体ぐたいてきにはややきつめの運動うんどう毎日まいにち30ふん程度ていど数日すうじつあいだから2週間しゅうかんつづけることで、発汗はっかんにより体内たいないねつがしやすくする[47]

尿にょういろによる脱水だっすい状態じょうたい把握はあく[編集へんしゅう]

脱水だっすい尿にょうしょくチャートを使つかうと、尿にょういろによって簡易かんいてき脱水だっすい状態じょうたいることができる[48][49]

状態じょうたい 水分すいぶん摂取せっしゅ行動こうどう
問題もんだい 普段ふだんどおりに水分すいぶん摂取せっしゅ
問題もんだい コップ1はい水分すいぶん摂取せっしゅ
脱水だっすい 1時間じかん以内いないに 250ml の水分すいぶん摂取せっしゅ
屋外おくがいあるいは発汗はっかんしていれば 500ml の水分すいぶん摂取せっしゅ
脱水だっすい いますぐ 250ml の水分すいぶん摂取せっしゅ
屋外おくがいあるいは発汗はっかんしていれば 500ml の水分すいぶん摂取せっしゅ
脱水だっすい いますぐ 1000ml の水分すいぶん摂取せっしゅ
このいろよりい、あるいは「赤色あかいろ」「茶色ちゃいろ」がざっていたらただちに医療いりょう機関きかん

厚生こうせい労働省ろうどうしょう 職場しょくば安全あんぜんサイト「尿にょういろ脱水だっすい症状しょうじょうチェック」の記載きさい参考さんこう表示ひょうじ環境かんきょうによって色調しきちょうことなる)。

治療ちりょう[編集へんしゅう]

現場げんばでの措置そち[編集へんしゅう]

  • 環境かんきょう改善かいぜん冷却れいきゃく)と安静あんせい - 重要じゅうようなことは身体しんたいやすことである。直射ちょくしゃ日光にっこうたる場所ばしょ不調ふちょううったえた場合ばあいすみやかにちかじょう空調くうちょうがある部屋へや自動車じどうしゃない日陰ひかげ木陰こかげ移動いどうさせて衣服いふくをゆるめ、安静あんせいにさせる[50]ふと血管けっかんのあるくびりょうわきあし冷却れいきゃく効果こうかてき[51]。また、からだ表面ひょうめんみず気化きかねつ利用りよう体温たいおんげる方法ほうほうもある[8]
  • 水分すいぶん塩分えんぶん補給ほきゅう - 意識いしき明瞭めいりょうならば、0.5-0.9%程度ていどしょく塩水えんすい経口けいこうすいえきスポーツドリンク などで水分すいぶん補給ほきゅうする。0.9%程度ていど食塩しょくえんすい血液けつえき塩分えんぶん濃度のうどうすめず急速きゅうそく補充ほじゅうしてもからだたいするダメージがすくない。ただし、発汗はっかん水量すいりょうたいしては塩分えんぶん過剰かじょうとなるため発汗はっかんたいする平常へいじょう予防よぼうてき投与とうよとしては0.1-0.2%の塩水えんすいのぞましい。スポーツドリンクでは糖分とうぶんおおく、電解でんかいしつ不足ふそくする[41]ことがおおい。また意識いしき混濁こんだく場合ばあいくちれたものが気管きかんはいはいるおそれがあるので中止ちゅうしする[52]さらに、糖分とうぶんおおいスポーツドリンクふう清涼飲料水せいりょういんりょうすい大量たいりょうんだ場合ばあいは、ペットボトル症候群しょうこうぐん発症はっしょうする危険きけんせいがある[53]
  • 痙攣けいれん意識いしき不明ふめい混濁こんだく症状しょうじょうていする場合ばあいすみやかに救急きゅうきゅうしゃ[54]意識いしきのある場合ばあい上記じょうき応急おうきゅう処置しょちおこなうが、水分すいぶん自力じりき補給ほきゅうおこなえない場合ばあいは、医療いりょう機関きかんでの診察しんさつ必要ひつようである[41][54]
  • 水分すいぶん自力じりき補給ほきゅうおこなえても、手足てあししびれ、疲労ひろうかんなどの症状しょうじょう解消かいしょうしない場合ばあいは、医療いりょう機関きかんでの診察しんさつ推奨すいしょうされる[52]

鑑別かんべつ疾患しっかん[編集へんしゅう]

鑑別かんべつ必要ひつよう疾患しっかんとして注意ちゅうい必要ひつようなのは糖尿とうにょうびょう高血圧こうけつあつ既往きおうれきゆうする場合ばあいで、てい血糖けっとう発作ほっさ心筋梗塞しんきんこうそくのう梗塞こうそくなどの血管けっかん梗塞こうそく症状しょうじょう誤認ごにんして適切てきせつ対応たいおうおくれるれい報告ほうこくされている[55]

医療いりょう機関きかんにおける治療ちりょう[編集へんしゅう]

全身ぜんしん冷却れいきゃくおこなわれる。応急おうきゅう処置しょちとしてからだ表面ひょうめん体温たいおん低下ていかのために冷却れいきゃく輸液、氷嚢ひょうのう蒸散じょうさん冷却れいきゃく洗浄せんじょうなどがもちいられる。同時どうじ脱水だっすいだつしお補正ほせいし、血液けつえきちゅう電解でんかいしつバランスを正常せいじょうにするための輸液、人工じんこう透析とうせきおこなわれる。

2015ねん平成へいせい27ねん)に日本にっぽん救急きゅうきゅう学会がっかいから『熱中ねっちゅうしょう診療しんりょうガイドライン2015』[41]発表はっぴょうされ、ガイドラインに沿った治療ちりょうおこなわれる。前述ぜんじゅつ熱中ねっちゅうしょう重症じゅうしょう分類ぶんるいおもて IIとIII医療いりょう現場げんばでの対処たいしょおこなわれ、中枢ちゅうすう神経症しんけいしょうじょうきもじん機能きのう障害しょうがい血液けつえき凝固ぎょうこ異常いじょうなどの臓器ぞうき障害しょうがいていしているならば入院にゅういん治療ちりょう必要ひつようとなる[56]さらに、基礎きそ疾患しっかん既往きおう服用ふくようやくれき意識いしきレベル、自力じりき歩行ほこう可否かひ食事しょくじ摂取せっしゅじょうきょうなどさまざまな視点してんから治療ちりょう方針ほうしん判断はんだんおこなわれる。とくに、III重症じゅうしょう患者かんじゃでは短時間たんじかん深部しんぶ体温たいおん平常へいじょう体温たいおんにまでげる必要ひつようがあるため、水冷すいれいしきジェルパッド、しん停止ていしこう症候群しょうこうぐん治療ちりょう使用しようされるてい体温たいおん療法りょうほうよう装置そうち血管けっかんない冷却れいきゃくカテーテルもちいられ[57]有効ゆうこうせい報告ほうこくされている。

[編集へんしゅう]

重度じゅうど熱中ねっちゅうしょうになった場合ばあい深部しんぶ体温たいおんがってこう発熱はつねつ状態じょうたいになった段階だんかい徐々じょじょのう細胞さいぼう死滅しめつするとされる。かり救命きゅうめいできたとしても、あいだのう視床ししょう下部かぶ存在そんざいする体温たいおん調節ちょうせつ中枢ちゅうすう永久えいきゅうてき障害しょうがいのこ場合ばあいもある。もしも体温たいおん調節ちょうせつ中枢ちゅうすう障害しょうがいのこると、以後いご極端きょくたん高温こうおん低温ていおんたいするたいせいひくくなる。このほか幻覚げんかく視力しりょく低下ていか構音障害しょうがいども呂律ろれつまわらない)、運動うんどう障害しょうがい意識いしき障害しょうがいきも機能きのう低下ていか痙攣けいれんなどの後遺症こういしょうのこったれいもある[58]一度いちど死滅しめつしたのう細胞さいぼう再生さいせいすることはないため、全快ぜんかい見込みこみはほぼのぞめない。

疫学えきがく[編集へんしゅう]

日本にっぽん[編集へんしゅう]

日本にっぽんでは、年々ねんねん増加ぞうか傾向けいこうにある[59]消防庁しょうぼうちょうによると、2018ねん(平成へいせい30ねん)4がつ30にち-9月30にちやく5カ月かげつあいだ熱中ねっちゅうしょうによる救急きゅうきゅう搬送はんそうしゃは9まん5073にんで、過去かこ最多さいたであった[60]

  • 2007ねん平成へいせい19ねん)の死亡しぼうしゃは904めいだった[59]との報告ほうこくもあるが、調査ちょうさおこなった機関きかんにより数値すうちのばらつきがあることが報告ほうこくされている[61]
  • 6 - 9月の熱中ねっちゅうしょうによる救急きゅうきゅう搬送はんそうしゃすう全国ぜんこく[62]
    • 2010ねん (平成へいせい22ねん): 56,119めい
    • 2013ねん (平成へいせい25ねん): 58,729めい

発症はっしょうしゃ年齢ねんれいそうべつてみると65さい以上いじょうひと半数はんすう以上いじょうで、年齢ねんれいたかいほど発症はっしょうりつしている[14]

年齢ねんれいたいごとに発生はっせいおお場所ばしょ特徴とくちょうてき場所ばしょ)はつぎのとおり。

  • 7 - 18さい学校がっこうとく運動うんどうちゅう[59]
  • 19 - 39さいおよび40 - 64さい屋外おくがいでの作業さぎょうちゅう中心ちゅうしんとするが比較的ひかくてき多様たよう場所ばしょ発生はっせい[59]
  • 65さい以上いじょう自宅じたく居室きょしつ[59]

日本にっぽんにおいて、熱中ねっちゅうしょうについては厚生こうせい労働省ろうどうしょう[63][64]文部もんぶ科学かがくしょう環境省かんきょうしょう[65]でそれぞれ指導しどう対策たいさく公表こうひょうされている。

熱帯ねったい地方ちほう[編集へんしゅう]

高温こうおん多湿たしつ地域ちいきであるアフリカ大陸たいりくギニア出身しゅっしんオスマン・サンコンは、「『熱中ねっちゅうしょう』に該当がいとうする症状しょうじょうはギニアでいたことがなく、日本にっぽんはじめてった」と発言はつげんしている[66]

インドでは南部なんぶ中心ちゅうしんに、毎年まいとし熱中ねっちゅうしょうによる死者ししゃすうひゃくにん規模きぼ発生はっせいする。2015ねん5がつテランガーナしゅうアーンドラ・プラデーシュしゅうでは過去かこ20年来ねんらい最悪さいあくねつおそわれ、1,800にん以上いじょう死者ししゃした[67]

事例じれい[編集へんしゅう]

職業しょくぎょうべつ死傷ししょうしゃすう[編集へんしゅう]

建設けんせつぎょう
  
759
製造せいぞうぎょう
  
701
運輸うんゆぎょう
  
492
商業しょうぎょう
  
335
警備けいびぎょう
  
289
清掃せいそうほふ畜業
  
234
農業のうぎょう
  
94
林業りんぎょう
  
40
その
  
533

厚生こうせい労働省ろうどうしょう集計しゅうけいによると、熱中ねっちゅうしょうによる職業しょくぎょうべつ死傷ししょうしゃすう(2015~2019ねん合計ごうけい)は以下いかのように建設けんせつぎょう製造せいぞうぎょうおおくなっている[68]

学校がっこう管理かんり[編集へんしゅう]

  • 東京とうきょう教育きょういく委員いいんかい資料しりょうによると、学校がっこう管理かんりにおいては、運動うんどう活動かつどうによるものが72.1%でもっとおおく、いで「体育たいいくてき行事ぎょうじ」が12.9%[69]番外ばんがい炎天下えんてんかおこなわれる小学校しょうがっこうてい学年がくねん児童じどう生徒せいと校外こうがい活動かつどう後述こうじゅつ)。
  • 年長ねんちょうしゃ大人おとなちがい、てい身長しんちょうてい学年がくねん児童じどう生徒せいとなどは炎天下えんてんかにおける輻射熱ふくしゃねつ曝露ばくろおおきく疲労ひろうはや発症はっしょうしやすい。
  • スポーツの種類しゅるいべつ着目ちゃくもくすると、学校がっこう管理かんり運動うんどう活動かつどうでは野球やきゅうもっとおお[70]いでサッカーテニスじゅんおおいとされた[69]。なお男女だんじょべつてみると、男子だんしでは野球やきゅう、サッカー、テニスのじゅんであるが、女子じょしではテニスがもっとおおく、いでバスケットボール、さらにいでバレーボールソフトボールなら[69]死亡しぼう事故じこでも野球やきゅう最多さいたであり、ラグビーやサッカーもおお[71]
  • スクールバスりにされた幼児ようじ熱中ねっちゅうしょう死亡しぼうする事件じけん発生はっせいしている。

学校がっこう活動かつどうでの発症はっしょうれい[編集へんしゅう]

  • 2007ねん平成へいせい19ねん)5がつ兵庫ひょうごけんたつの高校こうこう女子じょしテニスでランニング練習れんしゅうちゅうに2年生ねんせい部員ぶいんたおれ、てい酸素さんそ脳症のうしょうたきり。
  • 2023ねんれいねん)7がつ山形やまがたけん米沢よねざわ中学校ちゅうがっこう女子じょし生徒せいとが、部活ぶかつからの自転車じてんしゃでの帰宅きたく途中とちゅう熱中ねっちゅうしょうになり路上ろじょうたおれ、そのまま死亡しぼう

判例はんれい[編集へんしゅう]

  • 平成へいせい22(2010)(ワ)222 損害そんがい賠償ばいしょう請求せいきゅう事件じけん 平成へいせい25ねん(2013ねん)3がつ21にち 大分おおいた地方裁判所ちほうさいばんしょ[72]
  • 事件じけん番号ばんごう 平成へいせい26ねん(2014ねん)(ネ)だい668ごう 平成へいせい27ねん(2015ねん)1がつ22にち 大阪おおさか高等こうとう裁判所さいばんしょ
  • 損害そんがい賠償ばいしょう請求せいきゅう事件じけん 事件じけん番号ばんごう 平成へいせい25(2013ねん)(ワ)5530] 平成へいせい28ねん(2016ねん)5がつ24にち 大阪おおさか地方裁判所ちほうさいばんしょ[73][ちゅう 3]

日本にっぽん国外こくがい[編集へんしゅう]

  • 2014ねんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくジョージアしゅうで1さい子供こども自動車じどうしゃりにされて熱中ねっちゅうしょうのため死亡しぼうした事件じけんでは、検察けんさつがわ父親ちちおや結婚けっこん子育こそだての重圧じゅうあつからのがれようとして子供こども殺害さつがいしたと主張しゅちょう父親ちちおや一時いちじ有罪ゆうざい判決はんけつけた[74]
  • 2019ねんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくジョージアしゅう女子じょし生徒せいとバスケットボール授業じゅぎょう熱中ねっちゅうしょうのため死亡しぼう遺族いぞくがわ指導しどうしゃ熱中ねっちゅうしょう予防よぼう安全あんぜん対策たいさくおこたったとして裁判さいばんこした。2022ねん11月29にちどうしゅうジョーンズボロのクレイトンぐん教育きょういく委員いいんかいが1000まんドルを支払しはらうことで和解わかい成立せいりつ。なお、指導しどうしゃ2にん別途べっと殺人さつじんなどのつみ起訴きそされている[75]

人間にんげん以外いがいれい[編集へんしゅう]

イヌいぬ)は汗腺かんせんすくないため、日本にっぽんにおいては、とくに5月から10がつにかけて熱中ねっちゅうしょうにかかりやすい[76]散歩さんぽさいには地面じめんからからだまでの距離きょりひとよりもちかく、舗装ほそう道路どうろからの反射はんしゃねつがイヌにおおきな影響えいきょうおよぼすため、注意ちゅうい必要ひつようである[76]

1977ねん福永ふくなが洋一よういちとのコンビで皐月さつきしょう優勝ゆうしょうした競走きょうそうハードバージは、晩年ばんねん使役しえき時代じだい過酷かこくなホースショーに、3週間しゅうかん連続れんぞく参加さんかしたため、急激きゅうげきおとろえ、1987ねん7がつ牧場ぼくじょうでの放牧ほうぼくちゅう日射病にっしゃびょうかかって死亡しぼうした。14さいぼつ。 ハードバージの辿たどった末路まつろ新聞しんぶん記事きじげられ、名馬めいば余生よせいかんがえるきっかけとなり、やがては競走きょうそう養老ようろう施設しせつ助成じょせい制度せいど功労こうろうつなぎやしなえ展示てんじ事業じぎょう)がつくられる契機けいきとなった。

2019ねん8がつには、奈良なら鹿しか熱中ねっちゅうしょうになって保護ほごされた[77]

2023ねん8がつには、菊花賞きっかしょうをレコードちした競走きょうそうアスクビクターモアが、休養きゅうようちゅう放牧ほうぼくさき熱中ねっちゅうしょうによる臓器ぞうき不全ふぜん発症はっしょう死亡しぼうした[78]

あつさによるスマートフォンの故障こしょう原因げんいんを「スマホ熱中ねっちゅうしょう」と名称めいしょうけ、いくつかのメディアがほうじた[79][80][81]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ heat stroke または sun strokeばれることがおおい。
  2. ^ 関連かんれん項目こうもくとして「意識いしき障害しょうがい」も参照さんしょう
  3. ^ 女子じょしバドミントン所属しょぞく活動かつどうちゅう中学ちゅうがく1年生ねんせい熱中ねっちゅうしょう罹患りかんしてのう梗塞こうそく発症はっしょうし、軽度けいどひだり半身はんしん不全ふぜん麻痺まひ後遺症こういしょうう。「顧問こもん教諭きょうゆ気温きおんおうじた対応たいおうをとることができなかった結果けっか原告げんこく熱中ねっちゅうしょう発症はっしょうした」として、中学ちゅうがく校長こうちょう過失かしつみとめた事例じれい

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