金属きんぞく加工かこう

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ヨーロッパでは古来、村や街にblacksmith(日本語で言う鍛冶屋)がいて、農具、刃物、カウベル、蹄鉄、馬車の部品、鉄製家具(金属製家具(英語版))、装飾看板 等々等々、伝統的な形状のものでも、また即興的に思いついた形のものでも、実に多種多様なものを、鉄(や他の金属)を加工して自在に作る。 ウズベキスタンのブハラの職人が金属板にタガネとハンマーで細工をほどこしているところ(2014年)
ヨーロッパでは古来こらいむらまちにblacksmith(日本語にほんご鍛冶屋かじや)がいて、農具のうぐ刃物はものカウベル蹄鉄ていてつ馬車ばしゃ部品ぶひん鉄製てつせい家具かぐ金属きんぞくせい家具かぐ英語えいごばん)、装飾そうしょく看板かんばん とう等々とうとう伝統でんとうてき形状けいじょうのものでも、また即興そっきょうてきおもいついたかたちのものでも、じつ多種たしゅ多様たようなものを、てつ(や金属きんぞく)を加工かこうして自在じざいつくる。
ウズベキスタンブハラ職人しょくにん金属きんぞくばんタガネハンマー細工ざいくをほどこしているところ(2014ねん
トーチでの鋼管こうかん切断せつだん(2006ねん米国べいこく
すながた鋳造ちゅうぞうによる鋳物いものづくり。すなつくったメスがたに、ねっしてかしたてつながんでいる。(米国べいこくデトロイトのフォード工場こうじょう、1973ねん
金属きんぞくぼう旋盤せんばんけずっているところ。(2004ねん米国べいこく海兵かいへいたい
金属きんぞくばんを、数値すうち制御せいぎょプラズマカッターりぬいているところ(動画どうが

金属きんぞく加工かこう(きんぞくかこう、えい: metal working)とは、金属きんぞく材料ざいりょうにほどこす加工かこうである。

金属きんぞく加工かこう木工もっこう木材もくざい加工かこう)や石工せっこう石材せきざい加工かこう)などと対比たいひされる。

概説がいせつ[編集へんしゅう]

金属きんぞく加工かこうにはすうせんねん以上いじょう歴史れきしがあり、歴史れきしてき起源きげん様々さまざま文化ぶんか文明ぶんめいさかのぼることができる。金属きんぞく加工かこうは、太古たいこむかしかね発見はっけんとともにはじまった、とかんがえるひともいる。またその歴史れきしは、さまざまな鉱石こうせき精錬せいれんほう発見はっけんとともに展開てんかいしたともされており、それでられるようになった金属きんぞくという材料ざいりょう展性てんせい延性えんせいなどといった特性とくせいかしつつ、道具どうぐ装飾そうしょくひんなどに加工かこうしてきた歴史れきしである。現代げんだいでは金属きんぞく加工かこうというのは、科学かがくでもあり、技能ぎのうでもあり、また趣味しゅみとしておこなわれる場合ばあいもあれば、産業さんぎょうとしておこなわれる場合ばあいもある。→#歴史れきし

ひとくちに金属きんぞく加工かこうっても、そのスケールは様々さまざまであり、おおきなものではたとえばふねはし製造せいぞう加工かこうといったようなものから、ちゅう程度ていどではたとえばブロンズぞう銅像どうぞう)の制作せいさく自動車じどうしゃシャシやボディの製造せいぞう精巧せいこうエンジン部品ぶひん加工かこう製作せいさくアルミサッシ製造せいぞう金属きんぞくせいなべ製造せいぞうちいさなものでは指輪ゆびわペンダント等々とうとう装身具そうしんぐ製作せいさくやリフォーム、マイクロネジの製造せいぞう、などといったものもある。そしてかく領域りょういきごとの独特どくとく技能ぎのう工程こうてい道具どうぐがある。たとえば中世ちゅうせいの(またその伝統でんとうきん現代げんだいの)熟練じゅくれん刀鍛冶かたなかじふいごすみづちなどをもちたまこう鍛錬たんれん成形せいけいし、焼入やきいやきもどしやきなましなどの一連いちれん熱処理ねつしょりおこない、研師とぎしはそのとぎ、またたとえばきん現代げんだいのジュエリー工房こうぼうでは職人しょくにんきむぎんプラチナ等々とうとう合金ごうきんガスバーナーやすりペンチはんだごてなどといった道具どうぐもちいて、美的びてき感覚かんかく配慮はいりょしたこまかな加工かこう手作業てさぎょうおこない、一方いっぽう現代げんだい自動車じどうしゃ工場こうじょうでは自動じどうされた製造せいぞうラインのなかで、毎日まいにち大量たいりょうに、ロールじょう鋼板こうはん巨大きょだいプレス機械きかいおくすうせんトンもの圧力あつりょくいたり成形せいけいするなどして自動車じどうしゃのボディーのパーツをつく溶接ようせつロボットにそれをつなぎわせる作業さぎょうをさせていたり、またたとえば精密せいみつ金属きんぞく部品ぶひん加工かこうおこな工場こうじょう研究所けんきゅうじょとうでは工員こういんエンジニア研究けんきゅういんなどが、ただひとつの部品ぶひんつくるために、コンピュータで数値すうち制御せいぎょされた工作こうさく機械きかいもちいて、切削せっさくビットを自動じどう交換こうかんさせつつ、アルミのブロックをけずる、といったように、ひとつひとつの領域りょういきごとに、さまざまな技能ぎのう工程こうてい道具どうぐ金属きんぞく加工かこうがおこなわれているのである。→#職人しょくにん専門せんもん#分類ぶんるい

歴史れきし[編集へんしゅう]

先史せんし時代じだい[編集へんしゅう]

金属きんぞく加工かこう先史せんし時代じだいにまでさかのぼる。金属きんぞく加工かこうがいつどこではじまったのか正確せいかくにはわかっていない。最初さいしょテクノロジー一時いちじてき局所きょくしょてきなもので、長期ちょうきわたって証拠しょうこのこせるような規模きぼではなかった。金属きんぞくかんする重要じゅうよう進歩しんぽは、金属きんぞくむすびつけたことだった。だれがいつどこでそれを実行じっこうしたのかは不明ふめいだが、古代こだいエジプト文明ぶんめいかねあつかうようになった最初さいしょ文明ぶんめいの1つとされている。

金属きんぞくあつかうのにつね必要ひつようとしたわけではない。アイザック・アシモフは「最初さいしょ金属きんぞく」はきむだったのではないかとかんがえた[1]。その根拠こんきょは、きむ化学かがくてき安定あんていしていて純金じゅんきんかたまりとしてつかることがおおいというてんである。いいかえれば、きむ希少きしょうなものではあるが、つかるときは事実じじつじょうつね金属きんぞくかたちつかる。金属きんぞく隕石いんせきなどでないかぎり、金属きんぞくそのままのかたち自然しぜんかいさんすることはめったにない。きむ以外いがいのほとんどの金属きんぞく鉱石こうせき鉱物こうぶつふく岩石がんせきかたち存在そんざいしており、そこから金属きんぞくすにはねつくわえるなどの工程こうてい必要ひつようとする。かねべつ特徴とくちょうは、かねかたまりつけるには特別とくべつなテクノロジーが不要ふようさえあればよく、それを加工かこうするのもきむゆかハンマーがあればよいというてんである。テクノロジーとしてはいしのハンマーといしかねゆか十分じゅうぶんだった。これはかねきたえせい延性えんせいのおかげである。先史せんし時代じだい道具どうぐいしほね出来できており、そういった道具どうぐでもかね加工かこうするのに十分じゅうぶんだった。

ある時点じてん鉱石こうせきねつくわえれば金属きんぞくせることが判明はんめいし、どうスズなまりおおふく岩石がんせき需要じゅようしょうじるようになった。それらの鉱石こうせき発見はっけんされればどこであっても採掘さいくつされた。古代こだい鉱山こうざん痕跡こんせき中東ちゅうとういたるところでつかっている[2]みなみアジアメヘルガルでは、紀元前きげんぜん7000ねんから紀元前きげんぜん3300ねんにかけて金属きんぞく加工かこうおこなわれていた[3]金属きんぞく加工かこう紀元前きげんぜん6000ねんごろ、中東ちゅうとうどう精錬せいれん一般いっぱんしたことで本格ほんかくした。

古代こだいじんの7しゅ金属きんぞく[編集へんしゅう]

古代こだいじんは7種類しゅるい金属きんぞくっていた。以下いかにそれらを酸化さんか還元かんげん電位でんいひくいほうからじゅんげる。

酸化さんか還元かんげん電位でんいひくいほど鉱石こうせきから金属きんぞくやすく、たかいほどむずかしいので、金属きんぞく加工かこう歴史れきしかんがえるうえ重要じゅうようである。てのとおり、かね酸化さんか還元かんげん電位でんいきわめてひくく、てつ酸化さんか還元かんげん電位でんいくらべてずっとたかい。かねがそのままのかたちさんすることがおおいのも、酸化さんか還元かんげん電位でんいひくいおかげである。金塊きんかい純金じゅんきんちかく、そのまま加工かこうすることができる。

どう青銅せいどうてつ時代じだい[編集へんしゅう]

どう
銅鉱どうこうせきとスズ鉱石こうせき比較的ひかくてき豊富ほうふにあり、金属きんぞく加工かこう歴史れきしなかかねつぎ重要じゅうようとなった。銅鉱どうこうせきねっすることでどう豊富ほうふ生産せいさんされるようになった。どう装飾そうしょくひん簡単かんたん道具どうぐ使つかわれたが、どう単独たんどくではかたさを要求ようきゅうされる刃物はものなどの道具どうぐには不向ふむきだった。
青銅せいどう
ある時点じてんけたどうにスズをくわえるという技法ぎほうまれ、青銅せいどう誕生たんじょうした。青銅せいどうどうとスズの合金ごうきんである。青銅せいどう純粋じゅんすいどうくらべてかたく、刃物はもの加工かこうできるという重要じゅうよう利点りてんがあった。てつ精錬せいれん可能かのうとなるまでは青銅せいどうもっとすすんだ金属きんぞくとして道具どうぐ武器ぶき使つかわれた(くわしくは青銅器せいどうき時代じだい参照さんしょう)。
中東ちゅうとう以外いがいでも同様どうよう素材そざい発見はっけん進歩しんぽ世界中せかいじゅうられる。中国ちゅうごくやイングランドではどう単独たんどく時代じだい非常ひじょうみじかく、すぐに青銅器せいどうき時代じだい突入とつにゅうしている。日本にっぽんでは青銅せいどうてつがほぼどう時期じき使つかわれはじめた。アメリカ大陸あめりかたいりくでは事情じじょうことなる。アメリカ大陸あめりかたいりくでは金属きんぞくられていたが、それを道具どうぐ武器ぶき使つかうようになったのはヨーロッパじん新大陸しんたいりく発見はっけんしてからのことである。それまでアメリカ大陸あめりかたいりくでは金属きんぞくはほとんど装飾そうしょくひん芸術げいじゅつひん使つかわれていた。
紀元前きげんぜん2700ねんごろ、原料げんりょう入手にゅうしゅ可能かのう世界せかい各地かくち青銅せいどう生産せいさんおこなわれるようになっていた。
てつ
そのてつ精錬せいれんはじまる。てつ道具どうぐ武器ぶき重要じゅうよう原料げんりょうとして使つかわれはじめ、鉄器てっき時代じだい到来とうらいする。
古代こだいエジプト古代こだいインド古代こだいイスラエル北米ほくべいマヤ文明ぶんめいなど世界せかい各地かくち古代こだい文明ぶんめいで、希少きしょう金属きんぞく独特どくとく価値かち付加ふかされるようになっていった。場合ばあいによっては、貴金属ききんぞく所有しょゆう分配ぶんぱい交易こうえき規制きせいをかけることもあった。このころの金属きんぞく加工かこう職人しょくにんてつてつ合金ごうきん武器ぶきつくるだけでなく、てつ以外いがい貴金属ききんぞく装飾そうしょくひん宗教しゅうきょうよう器物きぶつなどの制作せいさくおこなった。それらの技能ぎのうとも高度こうどになっていった。そのような技能ぎのう職人しょくにん鍛冶屋かじや錬金術れんきんじゅつなどとばれ、世界中せかいじゅう存在そんざいした。たとえばつぶきん技法ぎほう英語えいごばんは、ふるくから世界せかい各地かくち古代こだい文化ぶんかられる。
ときとも金属きんぞく製品せいひん一般いっぱんしていき、高度こうどしていった。金属きんぞく重要じゅうようせいすと同時どうじ金属きんぞく入手にゅうしゅ加工かこうすることへの需要じゅようたかまっていった。金属きんぞく鉱脈こうみゃくさが技能ぎのう登場とうじょうし、金属きんぞく加工かこう職人しょくにんはさらに知識ちしきたくわえていく。それらの職人しょくにん社会しゃかいてきにも重視じゅうしされるようになっていった。金属きんぞくとそれを加工かこうする職人しょくにん入手にゅうしゅした文明ぶんめいおおいにさかえることになった。

今日きょう[編集へんしゅう]

航空機こうくうき工場こうじょう旋盤せんばん操作そうさする女性じょせい工員こういん(1940年代ねんだい、アメリカ)

金属きんぞく加工かこう貴金属ききんぞくから装飾そうしょくひんつくるだけでなく、様々さまざま産業さんぎょう基盤きばんとなっており、交通こうつう機関きかん金属きんぞく加工かこう依存いぞんしている。金属きんぞくがなければ国際こくさいてき物流ぶつりゅういまのような規模きぼではおこなえない。

道具どうぐ[編集へんしゅう]

日本にっぽん伝統でんとうてき工具こうぐ[編集へんしゅう]

けがきはりづち(ハンマー)、ひとしらし(フラッター)、のこ(ソウ)、やっとこちょく・えぐり・やなぎ)、鑢(まるはんまるたいらかく

近代きんだいてき工具こうぐ[編集へんしゅう]

金属きんぞく加工かこうよう旋盤せんばん
グラインダー

旋盤せんばん、ディスクグラインダー(グラインダー)など。レーザー加工かこう切断せつだん溶接ようせつ)もある。

職人しょくにん専門せんもん[編集へんしゅう]

かつては鍛冶屋かじやなどと呼称こしょう使つかわれていた。鉄工てっこうしょは、てつというふくまれているが、てつかぎらずひろ金属きんぞくるい加工かこうすることをっている。 現在げんざいでは、プレス職人しょくにん溶接ようせつこうなど、細分さいぶんされた名称めいしょうしゅとしてもちいられている。

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

スコヤ設計せっけいうつすのに使つかわれる
デジタルノギスみじかながさを正確せいかく測定そくていする

金属きんぞく加工かこうは、「成形せいけい」、「切削せっさく」、「接合せつごう」にけられ、それぞれに様々さまざま工程こうていがある。

金属きんぞく加工かこう工程こうてい対応たいおうひょう[4]
材質ざいしつ
工程こうてい てつ はがね アルミニウム どう マグネシウム ニッケル ちょうかた合金ごうきん チタン 亜鉛あえん
すながた鋳造ちゅうぞう
かねがた鋳造ちゅうぞう
ダイカスト
インベストメント鋳造ちゅうぞう
かた鍛造たんぞう
押出おしだし成形せいけい
ひやあいだあつづくり
プレス加工かこうしぼ加工かこう
ねじ
粉末ふんまつ冶金やきん
凡例はんれい: = よくおこなわれる、 = 若干じゃっかん困難こんなんともなう、空白くうはく = あまり推奨すいしょうできない

いずれの場合ばあいも、最終さいしゅうてき製品せいひんわせて原料げんりょうとなる金属きんぞくざい寸法すんぽう計測けいそくし、レイアウトをめる必要ひつようがある。デザインパターン金属きんぞくざい転写てんしゃする工程こうていMarking out(en) という。大量たいりょう生産せいさんではこの工程こうてい省略しょうりゃくされるが、個人こじん金属きんぞく加工かこうする場合ばあいには必須ひっすである。

ノギスは2地点ちてんあいだ距離きょり正確せいかく計測けいそくする道具どうぐで、0.1mmから0.01mmといった精度せいど計測けいそくできる。それほど精密せいみつさを要求ようきゅうされない用途ようとでは普通ふつうメジャーもよく使つかわれる。

成形せいけい加工かこう[編集へんしゅう]

成形せいけい加工かこうは、金属きんぞくざい一部いちぶ除去じょきょすることなく変形へんけいさせる工程こうていである。成形せいけいにはねつ圧力あつりょく機械きかいりょくなどを使つかう。加工かこうほうにくらべ生産せいさんせい格段かくだんたかい。これらにもちいるかねがた工具こうぐとう金属きんぞく同士どうし衝撃しょうげき高温こうおんにさらされるため、ほとんどが鉄鋼てっこう材料ざいりょう一種いっしゅである強固きょうこ工具こうぐこう製造せいぞうされる。

鋳造ちゅうぞう[編集へんしゅう]

鋳物いものようすながた

鋳造ちゅうぞうは熔解した金属きんぞくかたそそぎ、機械きかいてきちからくわえずにたんにそれが冷却れいきゃくすることで特定とくてい形状けいじょうにする。鋳造ちゅうぞうには以下いかのようなものがある。

塑性そせい加工かこう[編集へんしゅう]

赤熱しゃくねつした金属きんぞく加工かこうぶつ鍛造たんぞうプレス挿入そうにゅうしたところ

塑性そせい加工かこうとは、ねつ圧力あつりょくなどを使つかって金属きんぞくざい塑性そせい変形へんけいさせ、成形せいけいすることをいう。歴史れきしてきには鍛冶屋かじやのやっていたことが塑性そせい加工かこう鋳造ちゅうぞうにあたるが、いまでは産業さんぎょうされている。

板金ばんきん成形せいけい[編集へんしゅう]

常温じょうおん機械きかいりょくくわえることで成形せいけいする技法ぎほうす。

加工かこう動画どうが
へらしぼのための道具どうぐ写真しゃしんおく)と、その道具どうぐ使つかってつくられた真鍮しんちゅうせい花瓶かびん写真しゃしん手前てまえ)。

切削せっさく加工かこう[編集へんしゅう]

CNCプラズマ切削せっさく機械きかい

切削せっさく加工かこう金属きんぞくざいから最終さいしゅうてき形状けいじょう不要ふよう部分ぶぶん除去じょきょすることで最終さいしゅうてき製品せいひんかたちちかづける各種かくしゅ工程こうていあつまりである。切削せっさく加工かこうによってまれるのは、最終さいしゅうてき金属きんぞく部品ぶひん製品せいひん金属きんぞくくずである。木工もっこうえば、おがくず木片もくへんしょうじるのとおなじである。金属きんぞく切削せっさく加工かこうくずも、けずくず切断せつだんされた金属きんぞくへんである。切削せっさく加工かこうおおくは、けずくずしょうじるなん種類しゅるいかの機械きかい加工かこう分類ぶんるいされる。さん水素すいそガストーチなどを使つかった溶接ようせつ技法ぎほう金属きんぞく切断せつだんする溶断ようだん加工かこうもあるが、これは機械きかい加工かこうではない。ほかにもいくつか特殊とくしゅ化学かがくてき切削せっさく加工かこうがある。

金属きんぞくあなける穿孔せんこう加工かこう英語えいごばんけずくずしょうじる加工かこう工程こうていいちれいである。ガス溶接ようせつトーチを使つかって鋼板こうはん溶断ようだんするのは溶断ようだん加工かこういちれいである。化学かがくてき切削せっさく加工かこうとは、化学かがく薬品やくひん使つかってマスキングとエッチングをおこなうなどの技法ぎほうである。

金属きんぞく切断せつだんする技法ぎほう様々さまざまである。以下いか一部いちぶげる。

切削せっさくには刃先はさき切断せつだんめん多大ただい摩擦まさつねつしょうじるため、切削せっさく冷却れいきゃくざい必須ひっすである。冷却れいきゃくざい一般いっぱん切削せっさく対象たいしょう道具どうぐ表面ひょうめん広範囲こうはんいきつけ、温度おんど低下ていかさせることで道具どうぐ過度かど摩滅まめつふせぐ。冷却れいきゃくざいによる冷却れいきゃく方法ほうほうには様々さまざまなものがある。

機械きかい加工かこう[編集へんしゅう]

動作どうさちゅうフライス盤ふらいすばん冷却れいきゃくざい噴射ふんしゃされているのがわかる。

機械きかい加工かこうは、金属きんぞくなどの素材そざいから最終さいしゅう形状けいじょう不要ふよう部分ぶぶん除去じょきょすることで複雑ふくざつ形状けいじょうつく加工かこう技術ぎじゅつである。一般いっぱんフライスなどの工具こうぐ作業さぎょうだいからフライス盤ふらいすばんという工作こうさく機械きかい使用しようする。フライスは回転かいてん切削せっさく(ミーリング)英語えいごばん工具こうぐであり、作業さぎょうだい複数ふくすう方向ほうこう移動いどう可能かのうである(通常つうじょうXじくとYじく方向ほうこうの2次元じげんうごきをする)。回転かいてん工具こうぐはZじく方向ほうこううごく。作業さぎょうだい全体ぜんたいげることもできる。このような工作こうさく機械きかい手動しゅどう操作そうさ可能かのうだが、CNC(コンピュータ数値すうち制御せいぎょ)も可能かのうである。様々さまざま複雑ふくざつ作業さぎょう可能かのうで、みぞけずり、たいらけずり、あなあけ、ねじり、リューターによる加工かこうなどがある。主軸しゅじく方向ほうこうによって、たてフライス盤ふらいすばんよこフライス盤ふらいすばんけられる。

複雑ふくざつな3次元じげん形状けいじょうのものを製作せいさくでき、設計せっけいからX, Y, Zじく座標ざひょうCNCマシンにれてやると、必要ひつよう作業さぎょう実行じっこうする。フライス盤ふらいすばん様々さまざまな3次元じげん形状けいじょうつくることができるが、場合ばあいによっては加工かこう対象たいしょうぶつをX, Y, Zじく回転かいてんさせる必要ひつようがある。公差こうさは1インチのすうせんぶんの1程度ていどで、機械きかいによってことなる。

刃先はさき加工かこう対象たいしょうぶつ冷却れいきゃくしておくために冷却れいきゃくざい使つかわれる。おおくの場合ばあい冷却れいきゃくざいはホースから直接ちょくせつ刃先はさき加工かこう対象たいしょうぶつけられる。冷却れいきゃくざい噴射ふんしゃはユーザーが制御せいぎょする場合ばあい機械きかい自動じどう制御せいぎょする場合ばあいがある。

アルミニウムからステンレスこうまで様々さまざま素材そざい加工かこう可能かのうである。ただし素材そざいによって切削せっさく可能かのう速度そくどちがいがある。かた素材そざいでは切削せっさく速度そくどおそい。やわらかい素材そざいでは一般いっぱん切削せっさく速度そくどはやくなる。

フライス盤ふらいすばん使用しようすることで様々さまざま工程こうていコストが付加ふかされる。まず、刃先はさき摩滅まめつふせぐために冷却れいきゃくざい噴射ふんしゃかせない。また、ある程度ていど使つかった刃先はさき交換こうかんする必要ひつようがある。加工かこうにかかる時間じかんもコストにおおきく影響えいきょうする。複雑ふくざつ部品ぶひん製作せいさくには時間じかんがかかるが、単純たんじゅん部品ぶひんなら短時間たんじかんでできる。加工かこう時間じかん製品せいひん全体ぜんたい完成かんせいまでにかかる時間じかんにも影響えいきょうおよぼす。

工作こうさく機械きかいでは安全あんぜんせい重要じゅうようである。刃先はさき高速こうそく回転かいてんしており作業さぎょういん接触せっしょくすると危険きけんである。また、加工かこう切削せっさくくず(せっさくくず)(業界ぎょうかいでは、(きりこ)とぶ)加工かこう高温こうおんかつ鋭利えいりになっていて皮膚ひふれると危険きけんである。CNCでは作業さぎょういん刃先はさきちかづく必要ひつようがないため、安全あんぜんせいたかい。

旋盤せんばん加工かこう[編集へんしゅう]

旋盤せんばん切削せっさく加工かこうちゅう様子ようす

旋盤せんばん加工かこう(ターニング)は、1てんけず工具こうぐ使つかって円筒えんとうじょう表面ひょうめんつく切削せっさく加工かこうである。対象たいしょうぶつを1つのじく中心ちゅうしん回転かいてんさせ、じくたいして垂直すいちょくに、またはじく方向ほうこう工具こうぐ接近せっきんさせてけずっていく。回転かいてんじくたいして垂直すいちょくめんけずりだすことを「めんけずり (facing)」とぶ。じくたいして放射状ほうしゃじょう方向ほうこうからの切削せっさくじく方向ほうこう切削せっさくわせて表面ひょうめんけずりだすことを「プロファイル加工かこう (profiling)」と[5]

旋盤せんばん工作こうさく機械きかい一種いっしゅで、ブロックじょうまたは円筒えんとうじょう素材そざい回転かいてんさせ、研磨けんま工具こうぐ切削せっさく工具こうぐ使つかい、回転かいてんじく中心ちゅうしんとして対称たいしょう形状けいじょう物体ぶったいつくる。たとえば燭台しょくだいテーブルなどのあしボウル野球やきゅうバットクランクシャフトカムシャフト軸受じくうけたいなどの形状けいじょうつくることができる。

旋盤せんばんは、主軸しゅじくだい往復おうふくだいこころだいの3つの部分ぶぶんからる。主軸しゅじくだい主軸しゅじくには加工かこう対象たいしょう固定こていするチャック装置そうちがあり、3つから4つのつめ物体ぶったいをしっかりはさむ。主軸しゅじく高速こうそく回転かいてんさせることで、対象たいしょうぶつ切削せっさくするエネルギーをあたえる。ふるくは天井てんじょうからベルト動力どうりょく伝達でんたつしていたが、最近さいきん旋盤せんばん電動でんどう使つかっているものがおおい。加工かこう対象たいしょうぶつ主軸しゅじくさき回転かいてんじく方向ほうこう設置せっちされる。往復おうふくだい回転かいてんじく方向ほうこう移動いどう可能かのうだいで、そのうえよこおくだい回転かいてんじくたいして直交ちょっこうする方向ほうこう移動いどう可能かのうとなっている。そのうえ刃物はものだいバイトという切削せっさく工具こうぐ固定こていする。往復おうふくだい回転かいてんする加工かこう対象たいしょうぶつ周囲しゅうい移動いどうさせることで切削せっさく工具こうぐ対象たいしょうぶつ切削せっさくおこない、必要ひつよう形状けいじょう切削せっさくしていく。こころだい回転かいてんじく方向ほうこう移動いどう可能かのうで、必要ひつよう位置いち固定こていできる。センタばれる工具こうぐ加工かこう対象たいしょうぶつ主軸しゅじくだい反対はんたいがわからささえることができ、切削せっさく工具こうぐ対象たいしょうぶつ回転かいてんじくたいしてなんらかの加工かこうほどこすこともできる。

旋盤せんばんではつぎのような加工かこうができる[5]

  • 面取めんとり: 円筒えんとうかく部分ぶぶんけずる。
  • り: じくたいして工具こうぐ放射ほうしゃ方向ほうこうからじくけていき、部品ぶひん一方いっぽうはしはなす。
  • ねじり: 対象たいしょうぶつねじネジまたはネジ)をる。
  • ちゅうぐり: 回転かいてんじくけたあなおおきくする。
  • あなあけ: 対象たいしょうぶつじくにドリルであなける。
  • ローレットり: にぎ部分ぶぶん意図いとして一定いっていはす交パターンを表面ひょうめんにつける。

最近さいきんCNC旋盤せんばんでは独自どくじ駆動くどうされた工具こうぐ使つかうこともでき、その場合ばあい対象たいしょうぶつ自体じたい回転かいてんさせない。そのため、最近さいきんのCNC旋盤せんばんたんなる回転かいてんたい以外いがい様々さまざまな3次元じげん形状けいじょうつくることができる。

旋盤せんばん加工かこう対象たいしょうとする素材そざい比較的ひかくてきやわらかい金属きんぞくだが、かた金属きんぞくでも切削せっさく時間じかんがかかるだけで不可能ふかのうではない。

バイトの素材そざい切削せっさく対象たいしょう金属きんぞくよりかたくなければならない。生産せいさんせい対象たいしょう素材そざい種類しゅるいとそれにたいして可能かのう切削せっさく速度そくどまる。また、最終さいしゅうてき形状けいじょう複雑ふくざつなほど時間じかんがかかる。

ねじ加工かこう[編集へんしゅう]

3種類しゅるいタップ

ねじ工程こうていには様々さまざまなものがある。ねじりダイス使つかった方法ほうほう専用せんようのねじばん使つか方法ほうほう、ねじてんづくりばん使つか方法ほうほうなどがある。タップはドリルでけたあな内側うちがわネジをるのに使つかわれ、ねじりダイスまるぼうネジをるのに使つかわれる。

研削けんさく加工かこう[編集へんしゅう]

グラインダー

研削けんさく加工かこう金属きんぞく素材そざい研磨けんまする工程こうていである。工作こうさく機械きかい一種いっしゅであるグラインダーで、かる切削せっさくすることで非常ひじょうなめらかな表面ひょうめん仕上しあげをしたり、砥石といししゃ使つかってこう精度せいど仕上しあげをする。砥石といししゃには様々さまざまおおきさのものがあり、いしダイヤモンド無機むき化合かごうぶつでできている。

もっと単純たんじゅんなグラインダーとして、金属きんぞく部品ぶひんバリりに使つかわれるベンチグラインダーや小型こがたアングルグラインダーがある。

グラインダーはテクノロジーの進化しんかとともにおおきさと複雑ふくざつさがしていった。手動しゅどう砥石といししゃから、ジェットタービン製作せいさく使つかわれるごとぶん3まん回転かいてんCNCグラインダーまで様々さまざまなものがある。

グラインダーで仕上しあげをするには、対象たいしょうとする金属きんぞくよりかたくなければならない。なかにはCNCじく位置決いちぎめに使つかわれるガラススケールの製造せいぞう使つかわれるグラインダーもある。一般いっぱんにある機械きかい部品ぶひん製造せいぞうする機械きかいは、対象たいしょう機械きかいの10ばい正確せいかくさでなければならない。

かつての砥石といししゃ表面ひょうめん仕上しあげに使つかえる場面ばめんかぎられていた。現代げんだい砥石といししゃ工業こうぎょうようダイヤモンドなどの人工じんこうコーティングざい立方りっぽうあきら窒化ホウ素ほうそ)を使つかっており、利用りようできる用途ようとひろがっている。

現代げんだいではCNC制御せいぎょふくすすんだ研削けんさく加工かこうがあり、こう精度せいど材質ざいしつけずることができ、航空こうくう宇宙うちゅう用途ようとこう精度せいど部品ぶひん大量たいりょう生産せいさんにも使つかえるようになっている。

やすりがけ加工かこう[編集へんしゅう]

やすりの表面ひょうめん

やすりがけ加工かこうは、やすり使つかって研磨けんま切断せつだんおこな加工かこう技法ぎほうである。工作こうさく機械きかい登場とうじょうする以前いぜん相対そうたいてき精密せいみつ小型こがた部品ぶひんつくるのに使つかわれていた。とくたいらな表面ひょうめん仕上しあげを得意とくいとする。かつて熟練じゅくれんした機械きかいこうはやすりで微妙びみょう調整ちょうせいおこなうことができ、それが技能ぎのう証明しょうめいにもなっていた。やすりがけは標準ひょうじゅんてき生産せいさん技術ぎじゅつとしてはめったに使つかわれないが、バリりにはよく使つかわれている。

その[編集へんしゅう]

金属きんぞくいたあな内面ないめん様々さまざま切削せっさくするブローチ加工かこうがある。電子でんしビーム加工かこう (EBM) は高速こうそく電子でんし金属きんぞくざいて、金属きんぞく微細びさい気化きかさせて加工かこうする。ちょう音波おんぱ加工かこうちょう音波おんぱ使つかうもので、非常ひじょうかた素材そざいもろ素材そざいてきしている。

接合せつごう加工かこう[編集へんしゅう]

アーク溶接ようせつ

溶接ようせつ[編集へんしゅう]

溶接ようせつ金属きんぞくざい同士どうし金属きんぞくまたはねつ可塑かそせい物質ぶっしつ溶融ようゆう一体化いったいかさせる工程こうていである。通常つうじょう金属きんぞくざい接合せつごうかし充填じゅうてんざい付加ふかすることで溶融ようゆう物質ぶっしつのプールを形成けいせいし、それが冷却れいきゃくすることで一体化いったいかする。ねつ同時どうじ圧力あつりょくくわえて溶融ようゆうさせることもある。

溶接ようせつのエネルギーげん様々さまざまであり、ガスのでんレーザー電子でんしビーム、摩擦まさつねつちょう音波おんぱなどがある。工場こうじょうおこなうのが一般いっぱんてきだが、屋外おくがい水中すいちゅう宇宙うちゅう空間くうかんなどでも溶接ようせつおこなわれている。どんな環境かんきょうであっても溶接ようせつ危険きけん作業さぎょうであり、やけどや感電かんでん有毒ゆうどくガスの発生はっせい紫外線しがいせんへのたりすぎなどに注意ちゅうい必要ひつようである。

ろう[編集へんしゅう]

ろう充填じゅうてん金属きんぞくかし、毛細管もうさいかん現象げんしょう利用りようして金属きんぞくざい接合せつごうながんで、金属きんぞくざい同士どうし接合せつごうする。充填じゅうてんざい冶金やきんてき金属きんぞくざい反応はんのうし、金属きんぞくざい細部さいぶ侵入しんにゅうして凝固ぎょうこすることで強固きょうこ接合せつごう実現じつげんする。溶接ようせつとはことなり、金属きんぞくざい自体じたいけない。はんだとよくているが、ろうけの温度おんどは450℃以上いじょうである。溶接ようせつくらべると金属きんぞくざいあたえるねつ応力おうりょくちいさく、合金ごうきん性質せいしつえにくいため、溶接ようせつよりも展延てんえんせいすぐれている。

トーチろうけ、抵抗ていこうろうけ、ないろうけ、拡散かくさんろうけ、誘導ゆうどう加熱かねつろうけなどの技法ぎほうがある。

はんだ[編集へんしゅう]

プリント基板きばんでのはんだ

はんだは450℃以下いか温度おんどおこな接合せつごう工程こうていである。ろうけと基本きほん原理げんりおなじだが、充填じゅうてんざいことなり温度おんどがさらにひくい。そのため金属きんぞくざいとの冶金やきんてき反応はんのう最小限さいしょうげんであり、接合せつごうよわいものとなる。

関連かんれんする加工かこう[編集へんしゅう]

以下いかげる加工かこう工程こうてい本質ほんしつてきには金属きんぞく加工かこうとはえないが、金属きんぞく加工かこう工程こうてい前後ぜんご実施じっしされることがおおい。

熱処理ねつしょり[編集へんしゅう]

金属きんぞく熱処理ねつしょりすることで、つよさ、展延てんえんせい剛性ごうせい硬度こうどたい腐食ふしょくせいなどの特性とくせい変化へんかさせることができる。一般いっぱんてき熱処理ねつしょり工程こうていとして、きなまし析出せきしゅつ強化きょうか焼入やきいもどがある。「きなまし」は金属きんぞく軟化なんかさせる。「焼入やきいれ」ははがねなどを硬化こうかさせる。「もどし」は焼入やきいれで硬化こうかしたはがねたいしてじんせい強化きょうかする(衝撃しょうげきへのもろさを改善かいぜんする)。

熱処理ねつしょり物理ぶつりてきちからわせることで金属きんぞく性質せいしつ改善かいぜんおこなうことがおおい。これらの技法ぎほう特殊とくしゅこうちょう合金ごうきんチタン合金ごうきんでも共通きょうつうである。

めっき[編集へんしゅう]

金属きんぞくざい表面ひょうめん処理しょりとして電気でんきめっきがよくおこなわれる。きむぎんクロム亜鉛あえんなどのうすまく金属きんぞくざい表面ひょうめん形成けいせいする。腐食ふしょくふせぎ、改善かいぜんされる。

溶射[編集へんしゅう]

溶射はめっきとはべつ表面ひょうめん仕上しあ技法ぎほうで、電気でんきめっきよりも高温こうおん特性とくせいがよい場合ばあいおおい。

金属きんぞく加工かこうとくさかんなまち[編集へんしゅう]

ドイツ
日本にっぽん

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ Asimov, Isaac: "The Solar System and Back", page 151 ff. Doubleday and Company,Inc. 1969.
  2. ^ Percy Knauth et al.: "The Emergence of Man, The Metalsmiths", page 10-11 ff. Time-Life Books, 1974.
  3. ^ Possehl, Gregory L. (1996). Mehrgarh in Oxford Companion to Archaeology, edited by Brian Fagan. Oxford University Press.
  4. ^ Degarmo, E. Paul; Black, J T.; Kohser, Ronald A. (2003), Materials and Processes in Manufacturing (9th ed.), Wiley, p. 183, ISBN 0-471-65653-4 
  5. ^ a b Schneider, George. Turning Tools and Operations, American Machinist, January 2010

関連かんれんしょ[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]