ポンペイ

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ポンペイ
Lokaiahn Pohnpei
はなされるくに ミクロネシア連邦の旗 ミクロネシア
地域ちいき ポンペイとう
話者わしゃすう 29,000にん(2001ねん
言語げんご系統けいとう
表記ひょうき体系たいけい ラテン文字もじ
公的こうてき地位ちい
公用こうよう ポンペイしゅう
統制とうせい機関きかん 統制とうせいなし
言語げんごコード
ISO 639-2 pon
ISO 639-3 pon
Glottolog pohn1238[1]
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ポンペイ(ポンペイご)、ポーンペイ[2](ポーンペイご; えい: Pohnpeian language)あるいはポナペ(ポナペご; えい: Ponapean language)はミクロネシア諸語しょごぞくする言語げんごである。話者わしゃカロリン諸島しょとうのひとつであるポンペイとう居住きょじゅうするミクロネシアじん人々ひとびとである。話者わしゃすうJohnstone & Mandryk (2001) によればミクロネシア連邦れんぽう全体ぜんたいで29,000にん[3]、ポンペイとうおよび周辺しゅうへん環礁かんしょう離島りとう居住きょじゅうする人々ひとびと圧倒的あっとうてきだい多数たすうである。ミクロネシア連邦れんぽう主要しゅよう言語げんごのひとつである。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにも2,350にん話者わしゃがいるとされる[4]

1984ねんのポンペイしゅう憲法けんぽうだい13じょうだい1せつにより、英語えいごともにポンペイしゅう法定ほうてい言語げんごとされている[5][3]

子音しいんのうち d、s、t については国際こくさい音声おんせい記号きごう(IPA)のそれとはことなるものとなっている(参照さんしょう: #子音しいん)。

19世紀せいき以降いこう、ポンペイとうしょ外国がいこくからの政治せいじてき影響えいきょうさらされるにともない、それらの国々くにぐに言語げんごからの借用しゃくよう数多かずおおられ、とく英語えいご(500ちょう)や日本語にほんご(400程度ていど由来ゆらいのものがおおい(参照さんしょう: #外来がいらい)。

方言ほうげん[編集へんしゅう]

Rehg (1981) によれば、ポンペイキチー方言ほうげんKiti; たんに「南部なんぶ方言ほうげんsouthern dialect とも)とポンペイとうのそれ以外いがい地域ちいきはなされている北部ほくぶ方言ほうげん(あるいは「主要しゅよう方言ほうげんmain dialect とも)の2つの主要しゅよう方言ほうげん存在そんざい[6]母音ぼいんはたらかた差異さいられる(参照さんしょう: #母音ぼいん)。さらにこれら2つの方言ほうげんにはそれぞれに下位かい方言ほうげん英語えいごばん存在そんざいし、おな方言ほうげんないであっても地域ちいきことなればなにかしらの差異さい存在そんざいするが、これはおそらくは母音ぼいん分布ぶんぷイントネーションかたり選択せんたく起因きいんするものである[7]

Ethnologue だい18はんではキチー方言ほうげん(Kiti)、Ponapean、シャプヮーフィク方言ほうげん(Sapwuahfik)の3方言ほうげん区分くぶんがあるとされている[3]。ただしシャプヮーフィク環礁かんしょう(ヌゲティク環礁かんしょう)のことばはヌガティク(Ngatikese)という別言べつげんとしてあつかわれる場合ばあいもある[8]

音韻おんいんろん[編集へんしゅう]

子音しいん[編集へんしゅう]

さき言語げんご学者がくしゃケネス・L・レーグ(1939年生ねんせい)による子音しいん一覧いちらんひょうしめ[9]。そのとく注意ちゅうい必要ひつようなものについて個別こべつ言及げんきゅうおこなうこととする。

ポンペイ子音しいん一覧いちらん
調音ちょうおんてん
りょう唇音しんおん 歯音しおん 歯茎はぐきおん 舌端ぜったんおん[ちゅう 1] 軟口蓋なんこうがいおん
無声音むせいおん 閉鎖へいさおん p d /t/ k
軟口蓋なんこうがい pw /pʷˠ/
摩擦音まさつおん s /sʲ/
やぶおと t /t̻/
有声音ゆうせいおん 鼻音びおん m n ng /ŋ/
軟口蓋なんこうがい mw /mʷˠ/
ながれおん l r
  • d: これが無声むせい閉鎖へいさおん /t/[2]、つまり日本語にほんごのタぎょうちか子音しいんである。たとえばポンペイとう存在そんざいする遺跡いせきめい Nan Madol は「ナン・マトル」とむのがただしい[2]
  • s: ポンペイの s は話者わしゃによる程度ていどはあれど口蓋こうがいられ、ふつう英語えいごの s /s/ と sh /ʃ/あいだのようなおととしてこえる[10]。ポンペイとう伝承でんしょう研究けんきゅうおこなった人類じんるい学者がくしゃである清水しみず昭俊あきとしは、ポンペイとうにかつて存在そんざいした王朝おうちょうめい Sau Deleur を「シャウ・テレウル」としている[2]
  • t: この子音しいんおな学者がくしゃであっても解釈かいしゃく一定いっていしない。まずレーグは1981ねん文法ぶんぽうしょにおいてこの子音しいん無声むせいそりしたやぶおと [ʈ͡ʂ] であると説明せつめいしていた[10]。しかし2004ねん論文ろんぶんでは一転いってんして舌端ぜったんおん英語えいごばん /t̻/ であるとしている[11]清水しみずかた口蓋こうがいやぶおと [c͡ç] であるとしている[2]。なお初期しょき文字もじ記録きろくでは t と d は区別くべつされていなかった[10]

母音ぼいん[編集へんしゅう]

ポンペイ母音ぼいん方言ほうげんにより種類しゅるい機能きのうことなる。まず、北部ほくぶ方言ほうげん母音ぼいん一覧いちらんしめすこととする[12]

ポンペイ母音ぼいん一覧いちらん北部ほくぶ方言ほうげん
ぜんした母音ぼいん ちゅうした母音ぼいん こうした母音ぼいん
せま母音ぼいん i u
中央ちゅうおう母音ぼいん e /e/ o
はんこう母音ぼいん e /ɛ/ oa /ɔ/
こう母音ぼいん a

なお h とつづると、その直前ちょくぜん母音ぼいん長音ちょうおんであることをあらわ[2]れい: Pohnpei /poːnpei/ ポーンペイ〈ポンペイとう〉)。

上表じょうひょうとお北部ほくぶ方言ほうげんでは e とつづった場合ばあい/e//ɛ/ の2とおりの母音ぼいんあらわ[12]。この発音はつおんちがいは北部ほくぶ方言ほうげんにおいてはかたり区別くべつする機能きのうゆうしているが、一方いっぽうのキチー方言ほうげんではこのような種類しゅるいの e の対立たいりつみとめられず、これが北部ほくぶ方言ほうげんとキチー方言ほうげんとをけるうえでの重要じゅうよう差異さいとなっている[13]以下いか具体ぐたいれいしめすこととする[13]

北部ほくぶ方言ほうげんとキチー方言ほうげんにおける、e がふくまれる語彙ごい比較ひかく
つづ 北部ほくぶ方言ほうげん キチー方言ほうげん グロス
pel /pel/ : /pɛl/ /pɛl/ : /pɔl/ かじる〉 : 〈タブー関係かんけいである〉
ser /sʲer/ : /sʲɛr/ /sʲɛr/ : /sʲɛr/ 諸君しょくん!〉 : 〈座礁ざしょうする
lel /lel/ : /lɛl/ /lɛl/ : /lɛl/ 負傷ふしょうする〉 : 〈く〉

そして上表じょうひょうの pel のれいのように、北部ほくぶ方言ほうげん/ɛ/発音はつおんであるものがキチー方言ほうげんにおいては /ɔ/発音はつおんとなる場合ばあいがある[7]以下いかにさらなる具体ぐたいれいげる[7]

つづ 北部ほくぶ方言ほうげん キチー方言ほうげん グロス
tep /t̻ɛp/ /t̻ɔp/ 開始かいしする〉
reirei /rɛirɛi/ /rɔirɔi/ ながい〉
kehp /kɛːp/ /kɔːp/ ヤムいも[ちゅう 2]
mwenge /mʷˠɛŋɛ/ /mʷˠɔŋɔ/ べる〉

また、清水しみずはキチー方言ほうげん下位かい方言ほうげんであるオネ方言ほうげん(Woane)には曖昧あいまい母音ぼいん [ʌ]存在そんざいし、マトレニーム方言ほうげんMadolenihmw)の [ɛ] にほぼ対応たいおうするとしている[2]。たとえば kehp〈ヤムいも[ちゅう 2]のオネ方言ほうげんにおける発音はつおん[kʌːp] となる[14]

統語とうごろん[編集へんしゅう]

語順ごじゅん[編集へんしゅう]

自動詞じどうしぶんれいには以下いかのようなものがある[15]

  • Soulik pahn duhdu.
    • グロス: ショウリク irr 水浴みずあびする
    • わけ:「ショウリク水浴みずあびするだろう。」
  • Serepein-o tangala.
    • グロス: 少女しょうじょ-あの げおおせる
    • わけ:「あの少女しょうじょげおおせた。」

他動詞たどうしぶんには以下いかのようなものがある[15]

  • Aramas akau kide nahs-o.
    • グロス: ひと(々) あの らかす 集会しゅうかいしょ-あの
    • わけ:「あのひとたちは集会しゅうかいしょらかした。」

自動詞じどうしに -ki〈…をもちいて〉、-ehng〈…へ〉、-sang〈…より〉といった接尾せつび付加ふかした場合ばあい以下いかれいのようにのち名詞めいしともなわせることができる[15]

  • Soulik pahn laid-i-ki uhk-et.
    • グロス: ショウリク irr りょうをする-?-ins あみ-この
    • わけ:「ショウリクはこのあみりょうをするだろう。」
  • Pwutak riemen-o pap-alahng wahr-o.
    • グロス: 少年しょうねん -あの およぐ-る.へ カヌー-あの
    • わけ:「あの2人ふたり少年しょうねんらはカヌーまでおよいだ。」
  • Limwei alu-hlah-sang ohl-o.
    • グロス: リムェイ あるく-る-より おとこ-あの
    • わけ:「リムェイはあのおとこからあるいてはなれた。」

所有しょゆう表現ひょうげんかんしては次節じせつ詳述しょうじゅつするように Rehg (1981:165) において直接ちょくせつ所有しょゆう間接かんせつ所有しょゆうの2とおりが存在そんざいすることがれいともれられているが、そこでもちいられているれい前者ぜんしゃが moangei「わたしあたま」[グロス: あたま-わたしの]や moangen ohlo「あのおとこあたま」[グロス: あたま-poss.3sg おとこ-あの]、後者こうしゃが nimei uhpw「わたしココナッツジュース」[グロス: poss.clf(もの)-わたしの ココナッツジュース]や nimen ohlo uhpw「あのおとこのココナッツジュース」[グロス: poss.clf(もの)-poss.3sg おとこ-あの ココナッツジュース]といったものであり、マシュー・ドライヤー英語えいごばん世界中せかいじゅう言語げんごにおける名詞めいしぞくかく所有しょゆうかく)の語順ごじゅん調査ちょうさしたさいは、左記さきのページにおける記述きじゅつ根拠こんきょに、ポンペイ場合ばあい名詞めいしぞくかく語順ごじゅんにはとく優勢ゆうせいわせがないものとした[16]

所有しょゆう[編集へんしゅう]

ポンペイ所有しょゆう表現ひょうげんには直接ちょくせつ所有しょゆう間接かんせつ所有しょゆうの2とおりのあらわかたられる[17]

直接ちょくせつ所有しょゆう[編集へんしゅう]

まず直接ちょくせつ所有しょゆうは、ヒトをふくめた動物どうぶつからだ部位ぶいや、植物しょくぶつもの一部分いちぶぶんといった恒久こうきゅうてき破壊はかい不可能ふかのう做されるものに適用てきようされる[18]。この場合ばあいつくかた以下いかれいのように「名詞めいし語根ごこん + 所有しょゆう代名詞だいめいし接尾せつび」あるいは「{名詞めいし + 構文こうぶんよう接尾せつび} 所有しょゆうしゃ」である[18]

  • れい1: moange-i
    • グロス: あたま-poss.1sg
    • わけ:「わたしあたま
  • れい2: moange-n ohl-o
    • グロス: あたま-'construct' おとこ-あの
    • わけ:「あのおとこあたま

この直接ちょくせつ所有しょゆう分類ぶんるいされる名詞めいしれい以下いかとおりである[19]

直接ちょくせつ所有しょゆう対象たいしょうとなる名詞めいしれい
(ヒトふく動物どうぶつの)からだ部位ぶい moangei〈わたしあたま〉、kili〈わたし皮膚ひふ〉、pahi〈わたしうで〉、mesei〈わたしかお〉、kiki〈わたしつめ〉、pwusei〈わたしほぞ〉、dengei〈わたしもも〉、mwasahlei〈わたしちょう〉、ntahi〈わたし〉、iki〈その〉、kopwenadi〈〔鶏肉とりにくかんして〕そのむね〉、ede〈そのエラ〉、wine〈そのはね
植物しょくぶつもの一部いちぶ pwili〈その樹液じゅえき〉、ili〈〔バナナ植物しょくぶつたいかんして〕その吸枝〉、paki〈そのさい移植いしょく可能かのう部分ぶぶん〉、owe〈〔ヤムいもかんして〕その〉、kesenge〈〔かんして〕そのまた〉、inoande〈〔ヤムいもかんして〕そのあるじ塊茎かいけい〉、kapi〈そのそこ〉、keile〈そのはし〉、imwi〈その上部じょうぶ〉、koadoki〈その尖端せんたん〉、deme〈〔カヌーにかんして〕そのアウトリガー
個人こじん属性ぞくせい edei〈わたし名前なまえ〉、mwarei〈わたし称号しょうごう〉、irei〈わたし体調たいちょう〉、dipei〈わたしあやまち〉、ngorei〈わたし方言ほうげん〉、mouri〈わたし人生じんせい〉、paiei〈わたし幸運こううん
一部いちぶ親族しんぞく名称めいしょう semei〈わたしちち〉、inei〈わたしはは

さて上表じょうひょうにて「一部いちぶの」親族しんぞく名称めいしょうとしたが、おなじ〈ちち〉をあらわ語彙ごいであっても pahpa は間接かんせつ所有しょゆうであり、これをもちいて〈わたしちち〉といたい場合ばあいには ahi pahpa とする[20]

直接ちょくせつ所有しょゆう所有しょゆう代名詞だいめいし接尾せつび以下いかとおりである[21]

ポンペイ所有しょゆう代名詞だいめいし接尾せつび一覧いちらん
単数たんすう そうすう 複数ふくすう
一人称いちにんしょう 包含ほうがん -i, -ø〈わたしの〉 -ta〈わたしとあなた2人ふたりの〉 -tail〈わたしとあなたとそのひと最低さいてい1めいの〉
除外じょがい -t〈あなた以外いがいひと(たち)とわたしの〉
二人称ににんしょう -mw〈あなたの〉 -mwa〈あなたたち2にんの〉 -mwail〈あなたたち3にん以上いじょうの〉
三人称さんにんしょう -ø〈かれ(おんな)の/その〉 -ra〈かれ2人ふたりの/それら2つの〉 -rail〈かれら3にん以上いじょうの/それら3つ以上いじょうの〉

つぎ所有しょゆうしゃ名詞めいし表現ひょうげんされる場合ばあい例示れいじするが、以下いかれい所有しょゆう対象たいしょうとなる名詞めいしはいずれも所有しょゆうがた所有しょゆうがたとで差異さいがあり、所有しょゆうがたではうしろに「構文こうぶんよう接尾せつび」(えい: construct suffix)である -n やそれにるいするかたちともなっているということに留意りゅういされたい[22]

直接ちょくせつ所有しょゆう所有しょゆうしゃ名詞めいし表現ひょうげんされる場合ばあいれい
所有しょゆうがた 所有しょゆうがた
kihl〈皮膚ひふ kilin serio〈あの子供こども皮膚ひふ
mour〈人生じんせい mourin aramaso〈あのひと人生じんせい
mahs〈かお mesen ohlo〈あのおとこかお
dahng〈もも dengen pwutako〈あのおとこもも
dahm〈アウトリガー demen wahro〈あのカヌーのアウトリガー〉
ahd〈名前なまえ eden lahpo〈あいつの
sahm〈ちち semen ohlo〈あのおとこちち
tihmw〈はな timwen serio〈あの子供こどもはな
moahng〈あたま moangen liho〈あのおんなあたま
mwahliel〈のう mwahlielen pwihko〈あのぶたのう
mwahr〈称号しょうごう mwaren ohlo〈あのおとこ称号しょうごう
nta〈 ntahn maleko〈あの鶏肉とりにく

なお、直接ちょくせつ所有しょゆう対象たいしょうとなる名詞めいしなかには、所有しょゆうがた独立どくりつがた)が存在そんざいせずつね所有しょゆう代名詞だいめいし接尾せつびつきであらわれるものがられる[23]以下いかはそのれいである[24]

つね所有しょゆう代名詞だいめいし接尾せつびつきであらわれる名詞めいしれい
imwi〈その上部じょうぶ〉、menipinipi〈そのもみあげ〉、padi〈その眉毛まゆげ〉、paki〈そのさい移植いしょく可能かのう部分ぶぶん〉、pahnadi〈そのむね〉、kapi〈そのそこ〉、adi〈その蒸気じょうき〉、edi〈〔ものについて〕そのしん pwopwe〈そのかた〉、sike〈そのヒレ〉、teke〈そのとげ〉、uhre〈〔二枚貝にまいがいかんして〕その閉殻すじ〉、apere〈そのかた〉、dipere〈その薄片はくへん〉、duwe〈その様子ようす〉、takain were〈その喉仏のどぼとけ〉、kode〈かくつの〉、enge〈〔かにかんして〕そのハサミ〉 ienge〈そのびと〉、ire〈その体調たいちょう〉、isepe〈その料金りょうきん〉、keile〈そのはし〉、kidipe〈そのおおい〉、koadoke〈その尖端せんたん〉、lime〈その〉、neme〈そのあじ〉、pelie〈その同僚どうりょう〉、pwere〈その下腹部かふくぶ〉、uhsepe〈そのつづき〉

間接かんせつ所有しょゆう[編集へんしゅう]

うえ直接ちょくせつ所有しょゆうについてげたが、こうしたいをする名詞めいしはあくまでも少数しょうすうであり、これからべる間接かんせつ所有しょゆうほう多数たすうである[25]。この構文こうぶんつくかたは「{所有しょゆう類別るいべつ + 所有しょゆう接尾せつび} 所有しょゆうしゃ」である[26]以下いか具体ぐたいれいげるが、所有しょゆう類別るいべつ所有しょゆう対象たいしょうとなる名詞めいしによって種類しゅるいわり、kene-〈べるもの〉、nime-〈もの〉、were- は〈もの〉にもちいられる[27]ということに留意りゅういされたい。

  • れい: ne-i seri「わたし」; kene-i mwenge「わたしもの」; nimei saida[ちゅう 3]わたしソーダ」; werei pwoht「わたしふね

関係かんけいぶし[編集へんしゅう]

関係かんけいぶしつくりたい場合ばあいは、たとえば以下いかのような手順てじゅんしたがえばよい[29]

  1. たとえば Ohlo uhdahn kadek.「あのおとこ本当ほんとう親切しんせつだ。」と Ohlo kohsang Ruk.「あのおとこチュークからた。」の2つのぶんがある。これから後者こうしゃぶん関係かんけいぶしとして前者ぜんしゃみ、「あのチュークからおとこ本当ほんとう親切しんせつだ」というぶんつくる。
  2. このれい場合ばあい先行せんこうとなる ohlo〈あのおとこ〉はじつは ohl-o[グロス: おとこ-あの]というようにうしろに指示しじ付加ふかされている状態じょうたいであるが、両者りょうしゃはこれから分解ぶんかいしてあつかうこととなる。
  3. さい関係かんけいぶしとなるぶん冒頭ぼうとうに me[ちゅう 4]く。
  4. 先行せんこうから指示しじ分離ぶんりさせ、関係かんけいぶしとなるぶん最後さいご位置いち移動いどうさせる。
  5. 2-4の手順てじゅん例文れいぶんてはめると、以下いかのようになる。
    • Ohl {me koh-sang Ruk} o uhdahn kadek.
    • グロス: おとこ {しゃ る-より チューク} あの 本当ほんとう親切しんせつ
  6. Ohl me kohsang Ruko uhdahn kadek.「あのチュークからおとこ本当ほんとう親切しんせつだ。」というぶんられる。

否定ひていぶん[編集へんしゅう]

否定ひていぶんつくりたい場合ばあい否定ひてい sohte(これがもっと一般いっぱんてき)、solahr、soher、saikinte をじゅつよりまえけばよい[30]。たとえば肯定こうていぶん Nohno pahn men pehle mwengeho.「はははあのものあたたなおしたいのだろう。」は Nohno sohte pahn men pehle mwengeho.「はははあのものあたたなおしたくはないのだろう。」とする[30]

語彙ごい[編集へんしゅう]

借用しゃくよう[編集へんしゅう]

ポンペイには、ポンペイとう歴史れきしてき接触せっしょくのあった様々さまざま外国がいこくのことばからの借用しゃくようられる。

スペインから[編集へんしゅう]

まず1885ねんスペインカロリン諸島しょとう東部とうぶ政治せいじてきちから行使こうしはじめ、1886ねんにポンペイとうカトリックがもたらされたこともあり、スペイン起源きげん借用しゃくようはカトリックにかんするものが中心ちゅうしんとなっているが、そのかず比較的ひかくてきすくない[31]以下いかにスペインからの借用しゃくようれい例示れいじする[32]

スペインからポンペイへの借用しゃくようれい一覧いちらん
ポンペイ 意味いみ もととなったスペイン
esdasion 十字架じゅうじか道行みちゆ」の儀式ぎしき estación
kana ganar
kandehla 蠟燭 candela
koronihda コルネット corneta
mahdire 女子じょし修道院しゅうどういんちょう(マザー) madre
medahlia 宗教しゅうきょうてき図像ずぞうえがかれたメダル medalla〈メダル〉
mihsa ミサ misa
misiohn カトリックの伝道でんどう misión
pahdire 神父しんぷ padre
pangk 教会きょうかいの)ベンチかた座席ざせき banco
pehrdi ける perder
pringihnas 茄子なすび berenjena
pwurkadorio 煉獄れんごく purgatorio
rosario ロザリオ rosario
sokolahde チョコレート chocolate

ドイツから[編集へんしゅう]

またポンペイとうふくむミクロネシアは1899ねんから1918ねんだいいち世界せかい大戦たいせん終結しゅうけつまではドイツ保護ほごりょうであったこともあり、ドイツからポンペイへの借用しゃくようられるが、その語彙ごいすう非常ひじょうすくないものにかぎられている[33]以下いかにその一覧いちらんしめすこととする[32]

ドイツからポンペイへの借用しゃくよう一覧いちらん
ポンペイ 意味いみ もととなったドイツ
diraht 有刺鉄線ゆうしてっせん Draht〈ワイヤー
Dois ドイツ Deutsch
kumi ゴムプラスチック Gummi〈ゴム〉
mahlen る/えが malen
pilat レコード Platte
sunname せい Zuname
sirangk 食料しょくりょうようたな Schrank〈戸棚とだなキャビネットロッカー

日本語にほんごから[編集へんしゅう]

だいいち世界せかい大戦たいせんからだい世界せかい大戦たいせん終結しゅうけつ(1945ねん)にいたるまでポンペイとうふくむミクロネシアは日本にっぽん統治とうちにあったが、日本語にほんごからポンペイへの借用しゃくようかず英語えいごいでおおく、Rehg & Sohl (1979) ではやく400借用しゃくよう収録しゅうろくされている[33]以下いかはレーグが杉田すぎたようひろし[ちゅう 5]協同きょうどう準備じゅんびした日本語にほんごからポンペイへの借用しゃくようれい一覧いちらんひょうである[35]

日本語にほんごからポンペイへの借用しゃくようれい一覧いちらん
ポンペイ 意味いみ もとになった日本語にほんご
aikiu 配給はいきゅうする 配給はいきゅう
ami スクリーン あみ
apw(u)raiasi アブラヤシ[28]
daidowa 戦争せんそういさか だい東亜とうあ
dakadopi こう
dana たな
dengki 電気でんき
iakiu 野球やきゅう
impiokai 品評ひんぴょうかい
kadorsingko 蚊取かと線香せんこう
kairu かえる
kama かま
kisingai キチガイ
kiuhri キュウリ
mai 上手うま
masinoki まつ[28] まつ
nappa 白菜はくさい
nengi ネギ
ohdai 包帯ほうたいガーゼ 包帯ほうたい
pakudang ばくだん砲弾ほうだん ばくだん
sarmada 下着したぎ 猿股さるまた
sasimi 刺身さしみ
sidohsa 自動車じどうしゃ
skohso 飛行場ひこうじょう
sohri 草履ぞうり
suhmwong 注文ちゅうもんする 注文ちゅうもん
undohkai 運動会うんどうかい
waku 刺繍ししゅうわく わく

英語えいごから[編集へんしゅう]

ポンペイへの借用しゃくよう語数ごすうもっとおお言語げんご英語えいごであり、Rehg & Sohl (1979) では500かたり収録しゅうろくされている[36]。まず英語えいご外国がいこくとはことなり、ポンペイ島民とうみんにとっては2およ接触せっしょくのあったながいのある言語げんごである[36]。まずだい1の接触せっしょくは、1828ねんごろから1885ねんまでのあいだにあった英語えいご話者わしゃ捕鯨ほげい商人しょうにん宣教師せんきょうしたちとの接触せっしょくである[36]。そしてだい2に、だい世界せかい大戦たいせんからミクロネシア連邦れんぽう独立どくりつ(1986ねん)までのあいだ、ポンペイとう国連こくれんによりアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく信託しんたく統治とうちりょうとなったが、ここで英語えいごだい言語げんごとして普及ふきゅうしたことがげられる[36]

かたりによってはどちらの時期じき借用しゃくようされたものであるか推定すいていすることが可能かのうである[36]。まずだい1の接触せっしょく時期じき、つまり19世紀せいき借用しゃくようされた可能かのうせいたか借用しゃくようれいとしては以下いかのものがげられる[36]

19世紀せいきにポンペイ借用しゃくようされたとおもわれる英語えいご由来ゆらい借用しゃくようれい一覧いちらん
ポンペイ 意味いみ もととなった英語えいご
ainpwoat なべ iron pot
amper かさ umbrella
dampwulo 船倉ふなぐら down below[ちゅう 6]
dihn 大型おおがたかん tin
kedilahs けん cutlass[ちゅう 7]
Koht (キリストきょうの)かみ God
mandolihn マンドリン mandolin
mete 鋼鉄こうてつくぎバッジ metal
misin とくプロテスタントの)伝道でんどう mission
nihkerehs 葉巻はまき Negrohead tobacco[ちゅう 8]
paipel 聖書せいしょ Bible
pwuhk 書籍しょせき book
singiles Tてぃーシャツ singlet[ちゅう 9]
sukuhl 学校がっこう school
tipaker タバコ tobacco
tupweiklas 望遠鏡ぼうえんきょう双眼鏡そうがんきょう spyglass[ちゅう 10]

そしてだい2の時期じき、つまり20世紀せいき借用しゃくようされたもののれいとしては以下いかげられる[37]

20世紀せいきにポンペイ借用しゃくようされたとおもわれる英語えいご由来ゆらい借用しゃくようれい一覧いちらん
ポンペイ 意味いみ もととなった英語えいご
daia タイヤ tire
daip タイプする type
daksi タクシー taxi
dihsel ディーゼル機関きかん diesel
kahsilihn ガソリン gasoline
luhpes ルーバー louver
ohtehl ホテル hotel
padiri バッテリー battery
pingpong ピンポン pingpong
proadkahs 放送ほうそうきょく broadcast station
redio ラジオ radio
skuhder スクーター scooter
spahk 点火てんかせん spark[ちゅう 11]
was 腕時計うでどけい watch

また英語えいご起源きげん借用しゃくようなかには日本語にほんご経由けいゆしたものもられる[38]。そのれいとしては以下いかのようなものがげられる[39]

日本語にほんご経由けいゆしてからポンペイ借用しゃくようされた英語えいご
ポンペイ 意味いみ もととなった日本語にほんご もととなった英語えいご
ampaia アンパイヤー umpire
angkasi ハンカチ handkerchief
diromkang ドラム缶どらむかん oil drum〔和製わせい英語えいご「ドラムカン」を経由けいゆ
kiarameru キャラメル caramel
masuku マスク mask
odopai オートバイ motorcycle〔auto + bicycle を語源ごげんとする和製わせい英語えいご「オートバイ」を経由けいゆ
pihr ビール beer
pwohsdo 郵便ゆうびんきょく ポスト[よう曖昧あいまい回避かいひ] post[ちゅう 12]
rerei リレー relay race

研究けんきゅう[編集へんしゅう]

1980ねんごろになってミクロネシアにおいてバイリンガル教育きょういく保証ほしょうされるようになるまで、ポンペイ島民とうみんたちは#借用しゃくようげた国々くにぐに統治とうちにおいて、そのときそのとき統治とうちおこなっていたくに言語げんごまなんで教育きょういくけるという、事実じじつじょう言語げんご帝国ていこく主義しゅぎてき影響えいきょうこうむってきた[40]。そのような環境かんきょうにおいてポンペイくて善意ぜんいによる無視むし対象たいしょうとされており、結果けっかとしてポンペイかんする文献ぶんけんやポンペイしるされた文献ぶんけん全体ぜんたい規模きぼはさほどおおきいものとはならなかった[40]。それでもレーグが1981ねん体系たいけいてき文法ぶんぽうしょRehg (1981))をあらわすまでに、ポンペイまなんだ外国がいこくじんたちのにより、重要じゅうよう文献ぶんけんがいくつかのこされている[40]

まず最初さいしょげるのはハワイ出身しゅっしん宣教師せんきょうしルーサー・ハルシー・ギューリック英語えいごばん(1828-1891)によりあらわされた Notes on the Grammar of the Ponape Dialect〈ポナペ方言ほうげん文法ぶんぽうかんするおぼき〉である[41]。これはギューリックが1852ねんにポンペイとう伝道でんどう活動かつどうおこなったのち、まず出身しゅっしんであるホノルルで1858ねん限定げんていばんされ、1880ねんJournal of the American Oriental Society誌上しじょうで "A Vocabulary of the Ponape Dialect, Ponape-English and English-Ponape: With a Grammatical Sketch"〈ポナペ方言ほうげん語彙ごいしゅう、ポナペ-英語えいご英語えいご-ポナペ: 文法ぶんぽうスケッチき〉というだい発表はっぴょうされた[41]。ギューリックの文法ぶんぽう解説かいせつ焦点しょうてんはそのほとんどがポンペイ様々さまざま品詞ひんしかれており、非常ひじょうみじかく、この言語げんごのもっとあきらかな特徴とくちょうについてらしや誤解ごかいられるものの、全体ぜんたいとして洞察どうさつりょくんだ指摘してきおこなわれている[41]

1906ねん、ドイツじん医師いしマックス・ギルシュナードイツばん(1861-1927)によりさらに精巧せいこう文法ぶんぽうしょ Grammatik der Ponapesprache〈ポナペ文法ぶんぽう〉があらわされた[41]。これもギューリックのものと同様どうよう解説かいせつ最初さいしょ各種かくしゅ品詞ひんし役割やくわりについてかれているが、ギルシュナーの場合ばあい幾多いくたもの文例ぶんれい解説かいせつ裏付うらづける形式けいしきっており、単語たんごがどのようにしてぶん形成けいせいするかによりおおくの関心かんしんけられている[41]。ギルシュナーはこの文法ぶんぽうしょでいう 'Ponapeic' なるものの範囲はんいどう程度ていどに、ポンペイとうにおける方言ほうげんおおきな差異さい認識にんしきしていた[41]。ポンペイ発音はつおん体系たいけいかんしての解説かいせつはさほどしつたかくないが、それでもギルシュナーの文法ぶんぽうしょ基本きほんてきによくできていると評価ひょうかできるものである[41]

言語げんごがく訓練くんれんものによる最初さいしょのポンペイ文法ぶんぽうしょは、オーストリア出身しゅっしんPaul L. Garvin(1919-1994)によるものである[41]。Garvin はだい世界せかい大戦たいせん末期まっき実施じっしされたプロジェクト「ミクロネシア人類じんるいがく共同きょうどう調査ちょうさ」(えい: Coordinated Investigation of Micronesian Anthropology)の参加さんかしゃ一人ひとりとなり、最初さいしょ著作ちょさく Linguistic Study of Ponapean〈ポナペ言語げんごがく研究けんきゅう〉でポンペイ発音はつおん体系たいけい構造こうぞう統語とうごろんについて詳細しょうさい記述きじゅつおこない、すうおおくのポンペイテクストも英語えいごやくえて収録しゅうろくした[41]。そしてのちにはこれを拡張かくちょうしてモノグラフ A Definitional Grammar of Ponapean〈ポナペ明解めいかい文法ぶんぽう〉とし、2つとも Rehg (1981) がまとめられるさい貴重きちょうかてとなった[41]

また、ジョン・L・フィッシャー(John L. Fischer)もポンペイ文法ぶんぽう研究けんきゅう重要じゅうよう貢献こうけんおこなった[42]。フィッシャーはまず1954ねんに "Language and Folklore in Truk and Ponape. A Study in Cultural Integration"〈トラックおよびポナペの言語げんごフォークロア文化ぶんか統合とうごういち研究けんきゅう〉をハーバード大学だいがく博士はかせ論文ろんぶんとしてした[42]。そのねらいはチュークとポンペイの文化ぶんかパターンが両者りょうしゃ言語げんごやフォークロアにどの程度ていど反映はんえいされているのかを比較ひかくすることにあった[42]。フィッシャーの研究けんきゅうはポンペイ重大じゅうだい構造こうぞうてき特徴とくちょう全体ぜんたいぞう見事みごととらえたものとなっており、さらにチュークのデータをふくめることにより、比較ひかくミクロネシア研究けんきゅう関心かんしんいだ言語げんご学者がくしゃにとってとく有益ゆうえき著作ちょさくとなっている[42]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 後述こうじゅつするが、レーグは1981ねん時点じてんではここを「そりしたおん」としていた。
  2. ^ a b 厳密げんみつにはダイジョDioscorea alata)やトゲドコロDioscorea esculenta)といったものを[14]
  3. ^ 日本語にほんごの「サイダー」からの借用しゃくようである[28]
  4. ^ これ自体じたいは〈もの〉あるいは〈しゃ〉を意味いみする[28]
  5. ^ オセアニア諸語しょご専門せんもんとする言語げんご学者がくしゃ[34]
  6. ^ すくなくとも現代げんだい英語えいごでは hold という。
  7. ^ カットラス
  8. ^ 現代げんだい英語えいごでは cigar という。
  9. ^ 現代げんだい英語えいごにおいては T-shirt でよい。
  10. ^ 現代げんだい英語えいごでは望遠鏡ぼうえんきょうは telescope、双眼鏡そうがんきょうは binoculars とぶ。
  11. ^ 現代げんだい英語えいごではただしくは spark plug という。
  12. ^ 現代げんだい英語えいごにおいては mail box とぶ。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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  16. ^ Dryer, Matthew S. (2013) "Order of Genitive and Noun". In: Dryer, Matthew S.; Haspelmath, Martin, eds. The World Atlas of Language Structures Online. Leipzig: Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology. http://wals.info/ 
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  42. ^ a b c d Rehg (1981:19).

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

英語えいご:

  • Rehg, Kenneth L.; Damian G. Sohl (1981). Ponapean Reference Grammar. Honolulu: University of Hawaii Press. ISBN 0-8248-0718-9. NCID BA07955810. https://www.google.co.jp/books/edition/Ponapean_Reference_Grammar/Yh77ZUXpYyQC?hl=ja&gbpv=0 
  • Lewis, M. Paul; Simons, Gary F.; Fennig, Charles D., eds. (2015). "Pohnpeian". Ethnologue: Languages of the World (18th ed.). Dallas, Texas: SIL International.

日本語にほんご:

辞書じしょ[編集へんしゅう]

英語えいご:

関連かんれん文献ぶんけん[編集へんしゅう]

英語えいご:

  • Gulick, Luther H. (1872–1880). “A Vocabulary of the Ponape Dialect, Ponape-English and English-Ponape; with a Grammatical Sketch”. Journal of the American Oriental Society 10: 1–109. doi:10.2307/592121. 
  • Johnstone, Patrick; Mandryk, Jason (2001). Operation World. Waynesboro: Paternoster Lifestyle. NCID BA54591549 

ドイツ:

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]