低てい周波しゅうは地震じしん

低てい周波しゅうは地震じしん（ていしゅうはじしん、英語えいご: low-frequency earthquake）は、一般いっぱん的てきな地震じしんと比較ひかくしたとき、周波数しゅうはすうの高たかい地震じしん波はの成分せいぶんが弱よわいため低てい周波数しゅうはすうの地震じしん波はが相対そうたい的てきに強つよい地震じしんのことである。通常つうじょうの地震じしんより長ちょう周期しゅうき成分せいぶんが強つよい。マグニチュードが大おおきくても、その割わりには震度しんどが小ちいさく、有ゆう感かん範囲はんいも狭せまい場合ばあいが多おおい。

海底かいていで規模きぼの大おおきな低てい周波しゅうは地震じしんが発生はっせいした場合ばあい、表面ひょうめん波はマグニチュードが小ちいさくても巨大きょだいな津波つなみが起おこることがある。（例れい：明治めいじ三陸さんりく地震じしん津波つなみ、アリューシャン地震じしん）

原因げんいん

断層だんそうがゆっくり動うごいた場合ばあいなどに発生はっせいすると考かんがえられている。

深部しんぶでの低てい周波しゅうは地震じしん

深部しんぶ低てい周波しゅうは微動びどうの波数はすうはおよそ1～10ヘルツで、P波なみとS波なみはない。プレート境界きょうかいでの脱水だっすい反応はんのうに起因きいんする。

参考さんこう文献ぶんけん

• 宇津うつ徳治とくじ『地震じしん学がく』（第だい3版はん）共立きょうりつ出版しゅっぱん、2001年ねん。ISBN 978-4-320-04637-5。 

関連かんれん項目こうもく

• 火山かざん性せい地震じしん
• スロースリップ