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琉歌

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琉歌(りゅうか)は、奄美あまみ群島ぐんとう沖縄諸島おきなわしょとう宮古みやこ諸島しょとう八重山諸島やえやましょとう伝承でんしょうされる叙情じょじょう短詩たんしがた歌謡かようである。和歌わか同様どうようウタともわれる。むためのうたであると同時どうじうたうためのうたでもある。奄美あまみ群島ぐんとうにおいてはおもしまうた呼称こしょうされる。

定義ていぎ[編集へんしゅう]

那覇なはこう埠頭ふとうにある琉歌の歌碑かひ

琉歌ははちおと中心ちゅうしんに、五音ごいんろくおとななおと標準ひょうじゅんとする定型ていけいである。基本きほんてきには「サンパチロク」といわれ、はちはちはちろく基本形きほんけいとする。

歴史れきし[編集へんしゅう]

歌体かたい[編集へんしゅう]

短歌たんか形式けいしき[編集へんしゅう]

はちはちはちろくさんじゅうおと形式けいしきサンパチロクともいわれる。民間みんかん歌謡かよう古典こてん民謡みんよう現代げんだい民謡みんよう)、古典こてん音楽おんがく宮廷きゅうてい音楽おんがく)のおおくがこの形式けいしきうたわれる。
れい
かぎやでふう(かじゃでぃふう)
きゆぬふくらしゃや    (今日きょうのほこらしゃや)
なうにぢゃなたてぃる  (なににぎやなたとえる)
つぃぶでぃうるはなぬ  (つぼみでをるはなの)
ちゆちゃたぐとぅ      (ゆき逢たごと)
ななはちろくまたはちろく形式けいしき古典こてん音楽おんがくなかふうぶし代表だいひょうてき歌謡かようである。
れい
かたりたや         (かたりたや)
かたりたや         (かたりたや)
つぃちぬやまぬふぁに  (つきやまに)
かかるまでぃん      (かるまでも)

長歌ながうた形式けいしき[編集へんしゅう]

はちはちはちはち連続れんぞくおんで、すえろくおと
はちはち連続れんぞくおんで、すえろくおと長歌ながうたよりながいもの。
はちはち連続れんぞくおんで、はちおとあいだ囃子はやしはいる。
なな連続れんぞくおんで、和歌わか風潮ふうちょうる。中世ちゅうせい日本にっぽん芸能げいのうである「口説くどき」が伝来でんらいし、保存ほぞんされたものとされている。

琉歌の名人めいじん[編集へんしゅう]

女流じょりゅう歌人かじん[編集へんしゅう]

島倉しまくら竜治りゅうじさかいめいやすきょう「琉歌の名人めいじん」『沖縄おきなわいちせんねん日本にっぽん大学だいがく 1934ねん、578ぺーじより。

歌集かしゅう[編集へんしゅう]

  • 『サンパチロクにわらいあり 琉歌おもしろ読本とくほん』、青山あおやま洋二ようじ編集へんしゅう郷土きょうど出版しゅっぱん、1998ねん
    • 狂歌きょうかじゃれうた、風刺ふうしのみをげた歌集かしゅう。182しゅある。
    • うた三味線しゃみせん(さんしん)に おどり(うど)い とべにしちょて きよし(ちゅ)らかさ(かさ)ぬ うとぎ(とじ)ゆう(あし)ぶうりしや
      • 疱瘡ほうそうしんをほめたたえるためにうた三味線しゃみせんおどねしてあそぶのはうれしい。むかし治療ちりょうほうがなかったので、こういう風習ふうしゅうがあった。
    • 官話かんわ(かんわ)大和やまとこう(やまとぐち)沖縄おきなわ物語ものがたり(うちなむぬがたい)一人ひとり(ちゅい)はなし はなし ぴりんぱらん
      • 廃藩置県はいはんちけんごろ世相せそう。それぞれが北京ぺきん官話かんわ日本語にほんご沖縄おきなわ方言ほうげん勝手かってままにしゃべるので、内容ないよう意味いみ不明ふめいでチンプンカンプンだ。

参考さんこう[編集へんしゅう]

文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]