ジカねつ

この記事は良質な記事に選ばれています
出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジカねつ
2016ねん1がつ15にちまでの発生はっせいこく
概要がいよう
診療しんりょう 感染かんせんしょう
分類ぶんるいおよび外部がいぶ参照さんしょう情報じょうほう
ICD-10 A92.8
ICD-9-CM 066.3
DiseasesDB 36480
MeSH D000071243

ジカねつ(ジカねつ、Zika fever)もしくはジカウイルス感染かんせんしょう(Zika virus disease)とは、フラビウイルスジカウイルスによってこされる病気びょうき[1]である。アジア、アメリカ、アフリカ、太平洋たいへいよう感染かんせん発生はっせいしている[1]日本にっぽんでは、2016ねん2がつ5にち4るい感染かんせんしょうとして指定していされている[2]

最初さいしょ流行りゅうこうは、2007ねんミクロネシア連邦れんぽうヤップとう発生はっせいしている[3]。ついで、アメリカ大陸あめりかたいりくで2015ねんから流行りゅうこう発生はっせい[3]、2016ねん2がつ1にち世界せかい保健ほけん機関きかんにより国際こくさいてき懸念けねんされる公衆こうしゅう衛生えいせいじょう緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんされる事態じたい発展はってんした[4]

兆候ちょうこう症状しょうじょう[編集へんしゅう]

ジカウイルスを媒介ばいかいするされてからの潜伏期せんぷくきあいだ不明ふめいであるが、数日すうじつから1週間しゅうかんとみなされている[5]。60%から80%ほどのケースが、症候しょうこうせい英語えいごばんである[6]

しゅたる症状しょうじょう軽度けいど発熱はつねつ結膜けつまく充血じゅうけつ筋肉きんにくつう関節かんせつつう頭痛ずつう斑点はんてんじょうおか疹である[7]デング熱でんぐねつチクングニアねつているが[1][8][3][9]発熱はつねつなどはデング熱でんぐねつくらべるとかる[10]現在げんざい有効ゆうこう薬剤やくざいやワクチンはなく、対処たいしょとしては安静あんせいにするのみである[11]デング熱でんぐねつくらべると症状しょうじょうおだやかであり4にちから1週間しゅうかん終息しゅうそくする[3][2]入院にゅういん必要ひつようになることはまれであり[6]、2016ねん1がつまつ現在げんざいジカねつ直接的ちょくせつてき原因げんいんとする死者ししゃ報告ほうこくされていない[12][6]

小頭こがしらしょう図解ずかい

ジカウイルスとおなフラビウイルスほかアルボウイルス節足動物せっそくどうぶつ媒介ばいかいウイルス)によってこされるねつやまい西にしナイルねつなどとの関連かんれんせい[10]、およびにん感染かんせんによる新生児しんせいじ小頭こがしらしょう[13]えい: microcephaly)との関連かんれんせいが「つようたがわれている」[14][15]

また、身体しんたいとく四肢しし)に麻痺まひこすギラン・バレー症候群しょうこうぐんとの関係かんけいせい指摘してきされている[6][16]。2016ねん2がつ1にち世界せかい保健ほけん機関きかん小頭こがしらしょうとも調査ちょうさ標準ひょうじゅん強化きょうか因果いんが関係かんけい研究けんきゅう宣言せんげんした[17]。2月5にちには、ブラジルのリオデジャネイロしゅうでギラン・バレー症候群しょうこうぐん急増きゅうぞうほうじられ[18]、コロンビアでは3にん死者ししゃていることが発表はっぴょうされた[19]

感染かんせん伝染でんせん[編集へんしゅう]

感染かんせん経路けいろべつ説明せつめいする。

からの感染かんせん[編集へんしゅう]

ジカウイルスは、デングウイルスきんえんしゅ宿主しゅくしゅとするフラビウイルスのウイルスである。同時どうじ媒介ばいかいしゃでもあり、本来ほんらい宿主しゅくしゅ未知みちであるが、血清けっせいがくうえは、西にしアフリカのサルおよびネズミである証拠しょうこ発見はっけんされている[20][21]媒介ばいかいしゃであるちゅううごで、代表だいひょうてき感染かんせんげん指摘してきされているものはネッタイシマカAedes aegypti)であるが、すうしゅヤブカぞくからも検出けんしゅつされ、10日間にちかん潜伏期せんぷくきあいだをもっている。ジカウイルスの潜在せんざいてき社会しゃかいてきリスクは、それをはこたね分布ぶんぷ区切くぎることができ、そのなかでもとく活動かつどう範囲はんいひろいネッタイシマカによりおも媒介ばいかいされているとされている[22][23]

伝染でんせんは、ヤブカしゅとしてネッタイシマカ)にされることによるものである。2007ねんにヤップとう発生はっせいした流行りゅうこう場合ばあい、Aedes hensilliが媒介ばいかいしゃであり、2013ねんフランスりょうポリネシアではポリネシアヤブカ英語えいごばん媒介ばいかいしゃとなった[24]。アフリカのヤブカであるAedes africanusや、日本にっぽんふく温帯おんたい地域ちいきにも生息せいそくするヒトスジシマカ媒介ばいかいしゃとしての役割やくわりたす[2]

母子ぼし垂直すいちょく感染かんせん[編集へんしゅう]

ジカウイルスRNAが羊水ようすいから検出けんしゅつされたことから、母子ぼし感染かんせんこす可能かのうせいがあるとされていて[25]小頭こがしらしょうこすとかんがえられている[1][6][26]。ただし、文献ぶんけんのこ事例じれいわずかである[27]

2015ねん11月、ブラジルの保健ほけんしょう北東ほくとう地域ちいき羊水ようすい検査けんさにより羊水ようすいなかにジカウイルスが存在そんざいした2けん事例じれいもとに、ジカウイルスと小頭こがしらしょう関連かんれんせいについて警告けいこくはっした[28][29][30][31]。2016ねん1がつ5にち発表はっぴょうされたこの2れい胎児たいじたいするちょう音波おんぱ所見しょけんは、2つのケースがいずれものうことなる部分ぶぶん破壊はかいされることにより小頭こがしらしょう発症はっしょうしたことをしめした[32]一方いっぽう胎児たいじ石灰せっかいしょうじ、しょう眼球がんきゅうしょう併発へいはつしていた。ブラジルの保健ほけんしょうは11月に警告けいこくしたジカウイルスに感染かんせんしたにん小頭こがしらしょう関連かんれんせいについて、うたがわしいケースが2015ねん12月12にち段階だんかいすくなくとも2400れいたっし、乳児にゅうじ29にん死亡しぼうしていることをあきらかにした[33][34][35][36][37]。2016ねん4がつ13にち、アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンターはジカウイルスを小頭こがしらしょうなど先天せんてん異常いじょう原因げんいんだと結論けつろんけた[38]

体液たいえきからの感染かんせん[編集へんしゅう]

2016ねん2がつ時点じてんで、体液たいえきかいした感染かんせん可能かのうせいかんする事例じれいが5けん報告ほうこくされている。

女性じょせいから男性だんせいへの感染かんせんいまのところ不明ふめいである。2016ねん2がつ時点じてんで、CDCは体液たいえきからの感染かんせん推定すいていされる報告ほうこくがあることから帰国きこく接触せっしょくたいして時間じかんてき余裕よゆうつようにガイドラインをしている[39]

  • 2009ねんにはコロラドしゅう男性だんせいセネガル感染かんせんし、同行どうこうしなかったつま数日すうじつ発症はっしょうした[40][41]
  • 2013ねんにはタヒチとうむ44さい男性だんせいの「精液せいえき」と「尿にょう」からぎゃく転写てんしゃポリメラーゼ連鎖れんさ反応はんのう(RT-PCR)を使つかいウイルスを検出けんしゅつした。精液せいえきざっていることからき、2週間しゅうかんからやく10週間しゅうかんジカウイルスに感染かんせんしていた。精液せいえきのサンプルではジカウイルスは成長せいちょうしたが、ちゅう尿にょうのサンプルではならなかった[42][43]
  • 2016ねん2がつ2にち、ベネズエラから帰国きこくしたテキサスしゅうダラスぐん男性だんせいから、パートナーに感染かんせんしたことをテキサスの保健ほけん当局とうきょく確認かくにんした[44][45]
  • 4けんと5けんは、2016ねん2がつにダラスからアイルランドにもどったアイルランド国籍こくせき男性だんせい女性じょせいである[46]

輸血ゆけつ血液けつえき製剤せいざいによる血液けつえき感染かんせん[編集へんしゅう]

のフラビウイルスのウイルスと同様どうよう血液けつえき感染かんせん可能かのうせいがあり、感染かんせん発生はっせいしたいくつかのくにでは献血けんけつしゃ診断しんだんしふるいにかける戦略せんりゃくを構じている[47]血液けつえき感染かんせんのケースは、精液せいえきしょうによる1れい報告ほうこくされている[48]輸血ゆけつによる感染かんせんは、2れい報告ほうこくされている[49]

診断しんだん[編集へんしゅう]

ジカねつ発症はっしょうする地方ちほうでは、その地方ちほう独特どくとくアルボウイルスによる病気びょうきによるものにまぎれるため、兆候ちょうこう症状しょうじょうもとにした診断しんだん困難こんなんである[50]アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンターでは、症状しょうじょうもとにジカねつ診断しんだんするための対象たいしょうが、デング熱でんぐねつほかにもレプトスピラしょうマラリアリケッチア風疹ふうしん麻疹ましんパルボウイルスエンテロウイルス咽頭いんとう結膜けつまくねつアルファウイルス感染かんせんしょう英語えいごばん(チクングニアねつマヤロウイルスロスリバーウイルスバーマフォレストウイルスオニョンニョンウイルスシンドビスウイルス)にいたるまで広範こうはんにわたると指摘してきしている[51]欧州おうしゅう疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンターでは、によって媒介ばいかいされるほか病気びょうきとの同時どうじ感染かんせん可能かのうせい指摘してきしている[52]

診断しんだん血液けつえき検査けんさ尿にょう検査けんさ唾液だえき検査けんさによってウイルスのRNA検出けんしゅつすることでおこなわれる[1][3]ぎゃく転写てんしゃポリメラーゼ連鎖れんさ反応はんのう(RT-PCR)により診断しんだん可能かのうであるが、ウイルスしょう期間きかんみじかいため[52]世界せかい保健ほけん機関きかんでは、発症はっしょう1にちから3にち血清けっせいか、3にちから5にち唾液だえきまたは尿にょうを、診断しんだんもちいることをすすめている[24]

その血清けっせいがくてき手法しゅほうにより、ジカウイルスの抗体こうたいである免疫めんえきグロブリンM免疫めんえきグロブリンGをELISAまたは蛍光けいこう抗体こうたいほう検出けんしゅつすることで可能かのうとなる。免疫めんえきグロブリンMは、発症はっしょう3にち検出けんしゅつ可能かのうである[20]血清けっせいがくてき交差こうさせいは、おなじフラビウイルスのデングウイルスやウエストナイルウイルスようおなじフラビウイルスのウイルスにくわえ、フラビウイルスたいするワクチンとも同様どうよう密接みっせつ関連かんれんがある[52][53][54]抗体こうたい商業しょうぎょうよう検出けんしゅつキットは開発かいはつされたが、アメリカ食品しょくひん医薬品いやくひんきょく認可にんかられていない[50][55][56]

予防よぼう[編集へんしゅう]

がジカねつ伝播でんぱするため、感染かんせん地域ちいき駆除くじょによって予防よぼう効果こうか発生はっせいする[3]防虫ぼうちゅうざい蚊帳かや素肌すはだをさらさない衣服いふく発生はっせいげんとなる水溜みずたまりの除去じょきょ対策たいさくふくまれる[1]

アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンターでは、長袖ながそでちょうズボンにより露出ろしゅつらすディートピカリジン・レモンユーカリオイル・エチルブチルアセチルアミノプロピオンさんふく防虫ぼうちゅうざい使用しよう各種かくしゅ製品せいひん用法ようほうまもった使用しよう日焼ひやめは防虫ぼうちゅうざいした塗布とふする、網戸あみどがあるかエアコンのいた部屋へや滞在たいざい就寝しゅうしんする、屋外おくがいめんした場所ばしょねむ場合ばあいには蚊帳かや使用しようするひとし対策たいさく推奨すいしょうしている[57]。さらに発生はっせいおさえる戦略せんりゃくとして、みずたまりの除去じょきょ浄化槽じょうかそう修理しゅうり網戸あみどをドアやまどけるなどの対策たいさくすすめている[58][59]

ワクチン[編集へんしゅう]

有効ゆうこうなワクチンは存在そんざいしない[3]アメリカ国立こくりつ衛生えいせい研究所けんきゅうじょ優先ゆうせん課題かだいではあるが、ワクチンの開発かいはつにはすうねん必要ひつようであると予告よこくされている[50][52][60]

渡航とこうについての警告けいこく[編集へんしゅう]

ジカねつ小頭こがしらしょう関連かんれんする証拠しょうこ増加ぞうかしたため、危険きけん情報じょうほうされるケースが発生はっせいした。2016ねん1がつ15にちには、アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンターからにんたいする渡航とこう延期えんき勧告かんこくおこなわれた[61][62]対象たいしょうとなったのは、カーボベルデ[63]カリブ海かりぶかい地域ちいきバルバドスキュラソーとうドミニカ共和国どみにかきょうわこくハイチグアドループジャマイカプエルトリコマルティニークセント・マーチンとうアメリカりょうヴァージン諸島しょとう[64]中央ちゅうおうアメリカ(コスタリカエルサルバドルグアテマラホンジュラスニカラグアパナマ[65]メキシコ[66]太平洋たいへいよう諸島しょとうサモアトンガアメリカりょうサモア[67]なんアメリカ(ボリビアブラジルコロンビアエクアドルフランスりょうギニアガイアナパラグアイスリナムベネズエラ[68]。また、妊娠にんしん予定よていしている女性じょせいにも、渡航とこうまえ医師いしとの相談そうだん考慮こうりょするように示唆しさしている[61][69]日本にっぽん国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょは、「可能かのうかぎにん流行りゅうこうへの渡航とこうひかえたほういとかんがえる」とする見解けんかい発表はっぴょうした[70]

のコントロール[編集へんしゅう]

一部いちぶ専門せんもんは、ジカウイルスの拡散かくさん対抗たいこうするため病原びょうげんたい伝染でんせんはば遺伝子いでんし操作そうさおこなったり、ウイルスの拡散かくさん阻害そがいするとかんがえられているボルバキア感染かんせんさせたそだててはなつことを提案ていあんしている[71]

治療ちりょう[編集へんしゅう]

特別とくべつ治療ちりょうほうはなく、対症療法たいしょうりょうほうのみである。アセトアミノフェン症状しょうじょう緩和かんわ有効ゆうこうである[3]治療ちりょうは、いたみ、発熱はつねつ、かゆみにたいする対症療法たいしょうりょうほうおこない、患者かんじゃ支援しえんするものとなる[24][72]一部いちぶ専門せんもんアスピリンステロイドせいこう炎症えんしょうやく使用しようは、のフラビウイルスによるものと同様どうよう出血しゅっけつ症候群しょうこうぐん危険きけんせいたかくなるため、回避かいひ推奨すいしょうしている[72][52]。さらに、ライ症候群しょうこうぐん危険きけんせいから、子供こどもたいしてはアスピリンの使用しよう回避かいひされている[73]

2015ねん流行りゅうこう以前いぜんにはジカウイルスにたいする知見ちけんとぼしく、特別とくべつ治療ちりょうほう存在そんざいしなかった。にんたいする助言じょげんも、一般いっぱんてき感染かんせんしょうたいするものと同様どうよう感染かんせんけることと、感染かんせんした場合ばあい治療ちりょう支援しえんえるものではなかった[74]試験管しけんかんレベルでは一般いっぱんてきなウイルス感染かんせんしょう同様どうようインターフェロン有効ゆうこうせいられていたが、人間にんげん動物どうぶつでの試験しけんおこなわれていなかった[75]

動物どうぶつ実験じっけん結果けっかによれば、リバビリンファビピラビルなどのヌクレオシド類似るいじたいこうウイルスやくはジカウイルスにたいしても有効ゆうこうであることが予期よきされている[76][77]ものの、その催奇がたせいによりにんへの使用しよう制限せいげんされる[76][77]。また、薬剤やくざいたいせい問題もんだい考慮こうりょする必要ひつようもある[76]

歴史れきし[編集へんしゅう]

最初さいしょのジカねつ記録きろくは、1947ねんウガンダジカもり英語えいごばんじょう生活せいかついとなアカゲザル歩哨ほしょう確認かくにんされたものである[20]。このアカゲザルから、はじめてジカウイルス分離ぶんりされた[78]。ウガンダでおこなわれた1940年代ねんだい調査ちょうさでは、6.1%が陽性ようせい反応はんのうしめしていた[79]人間にんげん最初さいしょ発症はっしょうれいは、1954ねんナイジェリアである[80]流行りゅうこう記録きろくは、熱帯ねったい地方ちほうのアフリカと東南とうなんアジアで少数しょうすうのこされている[81]インド大陸たいりくでは感染かんせん記録きろく存在そんざいしない。インドの健康けんこうたいひとゆうする抗体こうたい存在そんざいから、過去かこには感染かんせんれいがあったことがしめされるが、のフラビウイルスによる交差こうさ反応はんのうせいである可能かのうせい存在そんざいする[82]

系統けいとうがくてきにアジアの血統けっとう分析ぶんせきすると、ジカウイルスは1945ねん東南とうなんアジアにはいっている[79]。1977ねんから1978ねんにかけて、インドネシア発症はっしょう記録きろくのこされている[83]

最初さいしょ流行りゅうこうは、2007ねんのヤップとうジカねつ流行りゅうこう英語えいごばんである[27]。108けんポリメラーゼ連鎖れんさ反応はんのう血清けっせいがくによりジカねつ診断しんだんされ、72けんがジカねつうたがわれるケースとなった。このとき症状しょうじょうは、かわ疹、発熱はつねつ関節かんせつつう結膜炎けつまくえん死者ししゃなかった。ヤブカのいちしゅAedes hensilliが媒介ばいかいしゃとなった。ウイルスがどこからたのかは不明ふめいであるが、感染かんせんした先祖せんぞ東南とうなんアジア出身しゅっしんしゃゆうするウイルスしょう罹患りかんした人間にんげん経由けいゆ想定そうていされる[27][79]。これはアフリカ・アジアのいずれからもはなれたジカねつ報告ほうこくであった[8]。ヤップとう流行りゅうこう以前いぜんは、人間にんげん感染かんせんれいは14けんであった[84]

2013ねん、フランスりょうポリネシアでも流行りゅうこう発生はっせいした。このときのウイルスは、アジアからはいってきたものとかんがえられている[79]

2015ねんアメリカ大陸あめりかたいりく流行りゅうこう発生はっせいした。2014ねんには感染かんせんれい報告ほうこくされており[85]太平洋たいへいようをまたいでフランスりょうポリネシアイースターとうに、また2015ねんには南米なんべい中米ちゅうべい[86][85]、カリブ諸国しょこくへと西にし感染かんせんひろがり、シンガポールにまでおよんだため、一部いちぶパンデミックられている[87]

2016ねん2がつ1にち、WHOはジカねつ流行りゅうこうについて「国際こくさいてき懸念けねんされる公衆こうしゅう衛生えいせいじょう緊急きんきゅう事態じたい[88][89][90]宣言せんげんした。日本にっぽん政府せいふどう5にち閣議かくぎでジカねつ感染かんせんしょうほううえだい4るい感染かんせんしょう指定していし(2がつ15にち施行しこう)、検疫けんえきほううえ検疫けんえき感染かんせんしょうにも指定していすることとした[91]

2016ねん7がつイギリスのサウサンプトン大学だいがくなどの研究けんきゅうグループは、ブラジルやメキシコなどの中南米ちゅうなんべいでは推計すいけい9340まんにん感染かんせんし、このうち妊娠にんしん可能かのう年齢ねんれい女性じょせいかずは165まんにんのぼることがかったとしている[92]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f Zika virus”. 世界せかい保健ほけん機関きかん (2016ねん1がつ). 2016ねん2がつ3にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c ジカウイルス感染かんせんしょうとは”. 国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょ 感染かんせんしょう疫学えきがくセンター. 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  3. ^ a b c d e f g h Chen, LH; Hamer, DH (2016-02-02). “Zika Virus: Rapid Spread in the Western Hemisphere.”. アナルズ・オブ・インターナル・メディシン. PMID 26832396. http://annals.org/article.aspx?articleid=2486362. 
  4. ^ WHO Director-General summarizes the outcome of the Emergency Committee regarding clusters of microcephaly and Guillain-Barré syndrome”. 世界せかい保健ほけん機関きかん (2016ねん2がつ1にち). 2016ねん2がつ3にち閲覧えつらん
  5. ^ Signs and Symptoms”. Zika virus home. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2016ねん1がつ30にち閲覧えつらん
  6. ^ a b c d e Factsheet for health professionals”. 欧州おうしゅう疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター (2015ねん11月27にち). 2015ねん12月22にち閲覧えつらん
  7. ^ (PDF) ジカねつファクトシート, 国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンター 国際こくさい感染かんせんしょうセンター 国際こくさい感染かんせんしょう対策たいさくしつ, (2016-01), http://www.dcc-ncgm.info/app/download/10053449279/DCC+zika+factsheet+20160120.pdf?t=1453366706 2016ねん1がつ23にち閲覧えつらん 
  8. ^ a b Musso, D.; Nilles, E.J.; Cao-Lormeau, V.-M. (2014). “Rapid spread of emerging Zika virus in the Pacific area”. Clinical Microbiology and Infection 20 (10): O595–6. doi:10.1111/1469-0691.12707. PMID 24909208. http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S1198743X1465391X. 
  9. ^ Heang, V.; Yasuda, C.Y.; Sovann, L.; Haddow, A.D.; Travassos da Rosa, A.P.; Tesh, R.B.; Kasper, M.R. (2012-02). “Zika virus infection, Cambodia, 2010”. Emerging Infectious Diseases 18 (2): 349–51. doi:10.3201/eid1802.111224. PMC 3310457. PMID 22305269. http://wwwnc.cdc.gov/eid/article/18/2/11-1224-t1. 
  10. ^ a b Zika virus infection”. ecdc.europa.eu. 2016ねん1がつ18にち閲覧えつらん
  11. ^ Symptoms, Diagnosis, & Treatment”. Zika Virus. DVBD, NCEZID, Centers for Disease Control and Prevention. 2016ねん1がつ18にち閲覧えつらん
  12. ^ Zika virus”. 世界せかい保健ほけん機関きかん Western Pacific Region. 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  13. ^ “「ジカねつ」についてっておくべきこと。あかちゃんの「小頭こがしらしょう」が急増きゅうぞう (日本語にほんご). ハフィントン・ポスト. (2016ねん1がつ31にち). https://www.huffingtonpost.jp/2016/01/30/what-you-need-to-know-about-the-zika-virus_n_9122476.html 2016ねん1がつ31にち閲覧えつらん 
  14. ^ Oliveira Melo, A. S.; Malinger, G.; Ximenes, R.; Szejnfeld, P. O.; Alves Sampaio, S.; Bispo de Filippis, A. M. (2016-01-01). “Zika virus intrauterine infection causes fetal brain abnormality and microcephaly: tip of the iceberg?” (英語えいご). Ultrasound in Obstetrics & Gynecology 47 (1): 6–7. doi:10.1002/uog.15831. ISSN 1469-0705. http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/uog.15831/abstract. 
  15. ^ Epidemiological update: Outbreaks of Zika virus and complications potentially linked to the Zika virus infection”. European Centre for Disease Prevention and Control. 2016ねん1がつ18にち閲覧えつらん
  16. ^ ジカウイルス感染かんせんしょう(ジカねつ)のリスクアセスメント” (PDF). 国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょ (2016ねん1がつ20日はつか). 2016ねん1がつ29にち閲覧えつらん
  17. ^ WHO statement on the first meeting of the International Health Regulations (2005) (IHR 2005) Emergency Committee on Zika virus and observed increase in neurological disorders and neonatal malformations”. 世界せかい保健ほけん機関きかん (2016ねん2がつ1にち). 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  18. ^ リオしゅうでギラン・バレー=ジカねつとの関係かんけいなお明確めいかく”. ニッケイ新聞しんぶん (2016ねん2がつ6にち). 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  19. ^ コロンビア、ジカねつで3にん死亡しぼう発表はっぴょう 神経しんけい障害しょうがい併発へいはつ”. フランス通信つうしんしゃ (2016ねん2がつ6にち). 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  20. ^ a b c Hayes, Edward B.. “Zika Virus Outside Africa”. Emerging Infectious Diseases 15 (9): 1347–50. doi:10.3201/eid1509.090442. PMC 2819875. PMID 19788800. http://wwwnc.cdc.gov/eid/article/15/9/09-0442_article.htm. 
  21. ^ Brack, Manfred (2012-02-06). Agents Transmissible from Simians to Man. シュプリンガー・サイエンス・アンド・ビジネス・メディア. p. 35. ISBN 3642719112. https://books.google.com/books?id=gbDtCAAAQBAJ 
  22. ^ Kraemer, Moritz U. G.; Sinka, Marianne E.; Duda, Kirsten A.; Mylne, Adrian Q. N.; Shearer, Freya M.; Barker, Christopher M.; Moore, Chester G.; Carvalho, Roberta G. et al. (2015-07-07). “The global distribution of the arbovirus vectors Aedes aegypti and Ae. albopictus. ELife 4: e08347. doi:10.7554/eLife.08347. PMC 4493616. PMID 26126267. http://elifesciences.org/content/4/e08347. 
  23. ^ ジカウイルス感染かんせんしょう(ジカねつ)について”. 横浜よこはま衛生えいせい研究所けんきゅうじょ 感染かんせんしょう疫学えきがく情報じょうほう (2016ねん2がつ5にち). 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  24. ^ a b c WPRO | Zika virus”. 世界せかい保健ほけん機関きかん Western Pacific Region. 2015ねん12月24にち閲覧えつらん
  25. ^ Vogel, Gretchen (2015ねん12月3にち). “Fast-spreading virus may cause severe birth defects”. Science News. AAAS. doi:10.1126/science.aad7527. 2016ねん2がつ7にち閲覧えつらん
  26. ^ Schnirring, Lisa (2015ねん11月30にち). “Zika virus spreads to more countries”. Center for Infectious Disease Research and Policy, ミネソタ大学だいがくAcademic Health Center. http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2015/11/zika-virus-spreads-more-countries 2015ねん12月11にち閲覧えつらん 
  27. ^ a b c Duffy, M.R.; Chen, T.H.; Hancock, W.T.; Powers, A.M.; Kool, J.L.; Lanciotti, R.S.; Pretrick, M.; Marfel, M. et al. (2009). “Zika Virus Outbreak on Yap Island, Federated States of Micronesia”. ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン 360 (24): 2536–43. doi:10.1056/NEJMoa0805715. PMID 19516034. 
  28. ^ News - Microcephaly in Brazil potentially linked to the Zika virus epidemic, ECDC assesses the risk”. 欧州おうしゅう疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター (2015ねん11月25にち). 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  29. ^ Alexandra Sims. “Zika virus: Health alerts in South America and Caribbean following fears illness may cause birth deformities | Americas | News”. インデペンデント. http://www.independent.co.uk/news/world/americas/health-alerts-in-south-america-and-caribbean-following-fears-spreading-zika-virus-may-cause-birth-a6740301.html 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん 
  30. ^ Brazil reports 739 suspected microcephaly cases in nine states”. Empresa Brasil de Comunicação (2015ねん11月24にち). 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  31. ^ Ministério da Saúde divulga boletim epidemiológico”. Portal da Saúde – Ministério da Saúde – www.saude.gov.br. 2016ねん1がつ16にち閲覧えつらん
  32. ^ Oliveira Melo, A. S.; Malinger, G.; Ximenes, R.; Szejnfeld, P. O.; Alves Sampaio, S.; Bispo de Filippis, A. M. (2016-01-01). “Zika virus intrauterine infection causes fetal brain abnormality and microcephaly: tip of the iceberg?”. Ultrasound in Obstetrics & Gynecology 47 (1): 6–7. doi:10.1002/uog.15831. ISSN 1469-0705. PMID 26731034. http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/uog.15831/abstract. 
  33. ^ 小頭こがしらしょうのケース2400けんに 134けんでジカウイルスとの関連かんれん確認かくにん”. サンパウロ新聞しんぶん (2015ねん12月17にち). 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  34. ^ Governo confirma relação entre zika vírus e epidemia de microcefalia”. BBCブラジル (2015ねん11月28にち). 2016ねん2がつ12にち閲覧えつらん
  35. ^ Blount, Jeb (2015ねん11月28にち). “Brazil confirms zica virus link to fetal brain-damage outbreak”. Reuters. 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  36. ^ MONITORAMENTO DOS CASOS DE MICROCEFALIAS NO BRASIL”. CENTRO DE OPERAÇÕES DE EMERGÊNCIAS EM SAÚDE PÚBLICA SOBRE MICROCEFALIAS (2015ねん12月12にち). 2015ねん12月24にち閲覧えつらん
  37. ^ País registra 1.248 casos de microcefalia e sete mortes; maioria em PE - Notícias - Saúde”. ウニヴェルソ・オンライン (2015ねん11月30にち). 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  38. ^ ジカねつ感染かんせん小頭こがしらしょう原因げんいん断定だんていAFPBB2016ねん4がつ14にち
  39. ^ Alexandra M. Oster, John T. Brooks, Jo Ellen Stryker, et al. "Interim Guidelines for Prevention of Sexual Transmission of Zika Virus — United States, 2016", Morbity and Mortality Weekly Report 2016;65(Early Release 5 February 2016): 1–2
  40. ^ Foy, B. D.; Kobylinski, K. C.; Foy, J. L. C.; Blitvich, B. J.; Travassos Da Rosa, A.; Haddow, A. D.; Lanciotti, R. S.; Tesh, R. B. (2011). “Probable Non–Vector-borne Transmission of Zika Virus, Colorado, USA”. Emerging Infectious Diseases 17 (5): 880–2. doi:10.3201/eid1705.101939. PMC 3321795. PMID 21529401. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3321795/. 
  41. ^ Enserink, M.. “Sex After a Field Trip Yields Scientific First”. Science News. AAAS. 2016ねん2がつ7にち閲覧えつらん
  42. ^ Maron, Dina Fine (2016ねん2がつ2にち). “First Case of U.S. Transmission in Ongoing Zika Outbreak Announced in Texas”. Scientific American. http://www.scientificamerican.com/article/first-case-of-u-s-transmission-in-ongoing-zika-outbreak-announced-in-texas 2016ねん2がつ3にち閲覧えつらん 
  43. ^ John, Tara (2016ねん1がつ26にち). “Zika Virus Could Be Spread Through Sex, Cases Suggest”. Time. http://time.com/4193797/zika-virus-spread-sex 2016ねん2がつ5にち閲覧えつらん 
  44. ^ Zika Virus Confirmed in Dallas County, Spread Through Sexual Contact: Dallas County Health”. NBC 5 Dallas-Fort Worth. 2016ねん2がつ7にち閲覧えつらん
  45. ^ DCHHS Reports First Zika Virus Case in Dallas County Acquired Through Sexual Transmission”. Dallas County Health and Human Services (2016ねん2がつ2にち). 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  46. ^ Readhead, Harry (2016ねん2がつ2にち). “Ireland confirms two cases of Zika Virus”. Metro UK. http://metro.co.uk/2016/02/02/ireland-confirms-two-cases-of-zika-virus-5659159 2016ねん2がつ5にち閲覧えつらん 
  47. ^ Franchini, M.; Velati, C. (2015-11). “Blood safety and zoonotic emerging pathogens: now it's the turn of Zika virus!”. Blood Transfusion. doi:10.2450/2015.0187-15. PMID 26674809. http://www.bloodtransfusion.it/articolosing.aspx?id=000763. 
  48. ^ “Probable non-vector-borne transmission of Zika virus, Colorado, USA” (PDF). Emerging Infectious Diseases 17 (5): 880–2. (May 2011). doi:10.3201/eid1705.101939. PMC 3321795. PMID 21529401. http://www.cdc.gov/eid/content/17/5/pdfs/10-1939.pdf. 
  49. ^ ブラジルで輸血ゆけつによるジカねつ感染かんせん昨年さくねん2れい確認かくにん”. ロイター (2016ねん2がつ5にち). 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  50. ^ a b c Fauci, Anthony S.; Morens, David M. (2016-01-13). “Zika Virus in the Americas – Yet Another Arbovirus Threat”. ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン. doi:10.1056/NEJMp1600297. PMID 26761185. https://doi.org/10.1056/NEJMp1600297. 
  51. ^ For Health Care Providers: Clinical Evaluation & Disease | Zika virus | CDC”. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2015ねん12月24にち閲覧えつらん
  52. ^ a b c d e Factsheet for health professionals”. 欧州おうしゅう疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター (2015ねん11月27にち). 2015ねん12月24にち閲覧えつらん
  53. ^ Faye, O.; Faye, O.; Dupressoir, A.; Weidmann, M.; Ndiaye, M.; Alpha Sall, A. (September 2008). “One-step RT-PCR for detection of Zika virus”. Journal of Clinical Virology 43 (1): 96–101. doi:10.1016/j.jcv.2008.05.005. PMID 18674965. http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S1386-6532(08)00184-4. 
  54. ^ “Genetic and serologic properties of Zika virus associated with an epidemic, Yap State, Micronesia, 2007”. Emerging Infectious Diseases 14: 1232–9. doi:10.3201/eid1408.080287. http://www.cdc.gov/EID/content/14/8/1232.htm. 
  55. ^ Updated diagnostic testing for Zika, chikungunya, and dengue viruses in US Public Health Laboratories”. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター, Division of Vector-Borne Diseases, Arboviral Diseases and Dengue Branches (2016ねん1がつ13にち). 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  56. ^ First commercial antibody tests for Zika virus diagnostics now available”. EUROIMMUN (2016ねん1がつ29にち). 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  57. ^ Zika Virus in Central America—Watch—Level 1, Practice Usual Precautions—Travel Health Notices | Travelers' Health | CDC”. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2015ねん12月24にち閲覧えつらん
  58. ^ Surveillance and Control of Aedes aegypti and Aedes albopictus in the United States”. Chikungunya Virus Home: Resources. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  59. ^ Help Control Mosquitoes that Spread Dengue, Chikungunya, and Zika Viruses” (PDF). Chikungunya Virus Home: Fact Sheets and Posters. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター (2015ねん). 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  60. ^ “U.S. Launches 'Full-court Press' for a Zika Vaccine”. タイム. http://time.com/4188973/zika-virus-vaccine-nih/ 2016ねん1がつ23にち閲覧えつらん 
  61. ^ a b Lowes, R. (2016ねん1がつ15にち). “CDC Issues Zika Travel Alert”. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2016ねん1がつ16にち閲覧えつらん
  62. ^ Zika Travel Information | Travelers' Health | CDC”. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  63. ^ Zika Virus in Cape Verde - Alert - Level 2, Practice Enhanced Precautions - Travel Health Notices | Travelers' Health | CDC”. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  64. ^ Zika Virus in the Caribbean - Alert - Level 2, Practice Enhanced Precautions - Travel Health Notices | Travelers' Health | CDC”. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  65. ^ Zika Virus in Central America - Alert - Level 2, Practice Enhanced Precautions - Travel Health Notices | Travelers' Health | CDC”. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  66. ^ Zika Virus in Mexico - Alert - Level 2, Practice Enhanced Precautions - Travel Health Notices | Travelers' Health | CDC”. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  67. ^ Zika Virus in the Pacific Islands - Alert - Level 2, Practice Enhanced Precautions - Travel Health Notices | Travelers' Health | CDC”. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  68. ^ Zika Virus in South America - Alert - Level 2, Practice Enhanced Precautions - Travel Health Notices | Travelers' Health | CDC”. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター. 2016ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  69. ^ CDC issues interim travel guidance related to Zika virus for 14 Countries and Territories in Central and South America and the Caribbean”. CDC Newsroom Releases. アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター (2016ねん1がつ15にち). 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  70. ^ ジカウイルス感染かんせんしょう(ジカねつ)のリスクアセスメント”. 国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょ (2016ねん1がつ26にち). 2016ねん1がつ31にち閲覧えつらん
  71. ^ Jason Gale (2016ねん2がつ4にち). “The Best Weapon for Fighting Zika? More Mosquitoes”. ブルームバーグ. 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  72. ^ a b 中南米ちゅうなんべい地域ちいきにおけるジカねつおよデング熱でんぐねつ発生はっせい”. 外務省がいむしょう (2016ねん1がつ5にち). 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  73. ^ Fulginiti, Vincent; et al (1982). “Aspirin and Reye Syndrome.”. Pediatrics 69 (6): 810–2. PMID 7079050. http://pediatrics.aappublications.org/cgi/pmidlookup?view=long&pmid=7079050. 
  74. ^ Petersen, E.E.; Staples, J.E.; Meaney-Delman, D.; Fischer, M.; Ellington, S.R.; Callaghan, W.M.; Jamieson, D.J. (2016-01-22). “Interim Guidelines for Pregnant Women During a Zika Virus Outbreak – United States, 2016”. Morbidity and Mortality Weekly Report 65 (2): 30–3. doi:10.15585/mmwr.mm6502e1. PMID 26796813. 
  75. ^ Hamel, R.; Dejarnac, O.; Wichit, S.; Ekchariyawat, P.; Neyret, A.; Luplertlop, N.; Perera-Lecoin, M.; Surasombatpattana, P. et al. (2015-09). “Biology of Zika Virus Infection in Human Skin Cells”. Journal of Virology 89 (17): 8880–96. doi:10.1128/JVI.00354-15. PMID 26085147. 
  76. ^ a b c Mumtaz N, van Kampen JJ, Reusken CB, Boucher CA, Zika Virus Koopmans MP (2016). “Where Is the Treatment?”. Curr Treat Options Infect Dis 8: 208–211. doi:10.1007/s40506-016-0083-7. PMC 4969322. PMID 27547128. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4969322/. 
  77. ^ a b Best, Katharine ; Guedj, Jeremie ; Madelain, Vincent ; de Lamballerie, Xavier ; L, So-Yonim ; Osuna, Christa E ; Whitney, James ; Perelson, Alan S. (24 October 2016). Modeling Zika plasma viral dynamics in non-human primates: insights into viral pathogenesis and antiviral strategies (Technical report). OSTI 1330177
  78. ^ Haddow, AD; Schuh, AJ; Yasuda, CY; Kasper, MR; Heang, V; Huy, R; Guzman, H; Tesh, RB et al. (2012). “Genetic characterization of Zika virus strains: geographic expansion of the Asian lineage.”. PLoS neglected tropical diseases 6 (2): e1477. PMID 22389730. 
  79. ^ a b c d Gatherer, Derek; Kohl, Alain (2015-12-18). “Zika virus: a previously slow pandemic spreads rapidly through the Americas” (PDF). Journal of General Virology: 4. doi:10.1099/jgv.0.000381. PMID 26684466. http://www.microbiologyresearch.org/content/journal/jgv/10.1099/jgv.0.000381.v1. 
  80. ^ MacNamara, F. N. (1954-03-01). “Zika virus : A report on three cases of human infection during an epidemic of jaundice in Nigeria”. Transactions of the Royal Society of Tropical Medicine and Hygiene 48 (2): 139–145. doi:10.1016/0035-9203(54)90006-1. ISSN 0035-9203. PMID 13157159. http://trstmh.oxfordjournals.org/content/48/2/139. 
  81. ^ Simpson, D.I.H. (1964). “Zika virus infection in man”. Transactions of the Royal Society of Tropical Medicine and Hygiene 58 (4): 335–8. doi:10.1016/0035-9203(64)90201-9. PMID 14175744. http://trstmh.oxfordjournals.org/content/58/4/335.abstract. 
  82. ^ Smithburn, K. C.; Kerr, J. A.; Gatne, P. B. (1954-04-01). “Neutralizing antibodies against certain viruses in the sera of residents of India”. Journal of Immunology (Baltimore, Md.: 1950) 72 (4): 248–257. PMID 13163397. 
  83. ^ Olson, J. G.; Ksiazek, T. G. (1981-01-01). “Zika virus, a cause of fever in Central Java, Indonesia”. Transactions of the Royal Society of Tropical Medicine and Hygiene 75 (3): 389–393. doi:10.1016/0035-9203(81)90100-0. PMID 6275577. http://trstmh.oxfordjournals.org/content/75/3/389. 
  84. ^ Faye, Oumar; Freire, Caio C. M.; Iamarino, Atila; Faye, Ousmane; de Oliveira, Juliana Velasco C.; Diallo, Mawlouth; Zanotto, Paolo M. A.; Sall, Amadou Alpha et al. (2014-01-09). “Molecular Evolution of Zika Virus during Its Emergence in the 20th Century”. PLoS Neglected Tropical Diseases 8 (1): e2636. doi:10.1371/journal.pntd.0002636. 
  85. ^ a b ブラジル、コロンビアにおけるジカウイルス感染かんせんしょう 2015ねん10がつ21にち”. 厚生こうせい労働省ろうどうしょう関西かんさい空港くうこう検疫けんえきしょ (2015ねん10がつ21にち). 2016ねん2がつ6にち閲覧えつらん
  86. ^ Ministério da Saúde confirma 8 casos de zika vírus no RN e 8 na BA”. Globo News (2015ねん5がつ14にち). 2016ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  87. ^ McKenna, Maryn (2016ねん1がつ13にち). “Zika Virus: A New Threat and a New Kind of Pandemic”. Germination. 2016ねん1がつ18にち閲覧えつらん
  88. ^ WHO Director-General summarizes the outcome of the Emergency Committee on Zika” (英語えいご). WHO (2016ねん2がつ1にち). 2016ねん2がつ1にち閲覧えつらん
  89. ^ WHO statement on the first meeting of the International Health Regulations (2005) (IHR 2005) Emergency Committee on Zika virus and observed increase in neurological disorders and neonatal malformations” (英語えいご). WHO (2016ねん2がつ1にち). 2016ねん2がつ1にち閲覧えつらん
  90. ^ WHO ジカねつ 緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげん”. NHK (2016ねん2がつ2にち). 2016ねん2がつ2にち閲覧えつらん
  91. ^ ジカねつ、「4るい感染かんせんしょう指定してい=15にちから、検疫けんえき対象たいしょうにも-政府せいふ”. 時事じじドットコム (2016ねん2がつ5にち). 2016ねん2がつ5にち閲覧えつらん
  92. ^ http://www.nature.com/articles/nmicrobiol2016126

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]