刑事けいじコロンボ

刑事けいじコロンボ Columbo
「権力けんりょくの墓穴ぼけつ」からピーター・フォーク（右みぎ）とリチャード・カイリー
原案げんあん	リチャード・レヴィンソン ウィリアム・リンク
出演しゅつえん者しゃ	ピーター・フォーク
国くに・地域ちいき	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご	英語えいご
話はなし数すう	69(各かく話はなしリスト)
各かく話はなしの長ながさ	73分ふん（30本ほん） 98分ふん（39本ほん）
製作せいさく
製作せいさく総そう指揮しき	フィリップ・ザルツマン
撮影さつえい体制たいせい	シングル・カメラ
放送ほうそう
放送ほうそうチャンネル	NBC（1968年ねん – 1978年ねん） ABC（1989年ねん – 2003年ねん）
映像えいぞう形式けいしき	フィルム
音声おんせい形式けいしき	モノラル ステレオ
放送ほうそう期間きかん	1968年ねん2月がつ20日はつか - 2003年ねん1月がつ30日にち

『刑事けいじコロンボ』（けいじコロンボ、原題げんだい: Columbo）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくで制作せいさく・放映ほうえいされたサスペンス・テレビ映画えいがシリーズである。全ぜん69話わ。

日本にっぽんにおいては、アメリカでの初はつ放映ほうえいが1968年ねんから1978年ねんまでの45本ほんは『刑事けいじコロンボ（けいじコロンボ）』、アメリカでの初はつ放映ほうえいが1989年ねんから2003年ねんまでの24本ほんは『新しん・刑事けいじコロンボ（しん・けいじコロンボ）』との邦題ほうだいで放映ほうえいされた。

概要がいよう

制作せいさくはユニヴァーサル映画えいが。リチャード・レビンソンとウィリアム・リンク（Levinson & Link）原作げんさく・原案げんあんによるテレビミステリー・シリーズ。

『アルフレッド・ヒッチコック・ミステリー・マガジン』1960年ねん3月がつ号ごうに掲載けいさいされたリチャード・レヴィンソンとウィリアム・リンクによる「愛いとしい死体したい」（「May I come in?」、掲載けいさい時じのタイトルは「Dear Corpus Delicti」）は皮肉ひにくな結末けつまつが読者どくしゃに鮮烈せんれつな印象いんしょうを与あたえた（邦題ほうだいは『ミステリマガジン』（早川書房はやかわしょぼう）2011年ねん11月がつ号ごう掲載けいさいの邦訳ほうやく版ばんに拠よる）。この作品さくひんにコロンボ警部けいぶは登場とうじょうしないが、登場とうじょうするニューヨーク市警しけいのフィッシャー警部けいぶに後ごのコロンボ警部けいぶを予感よかんすることはできる。また、この作品さくひんで使つかわれたアリバイトリックは『刑事けいじコロンボ』の「殺人さつじん処方箋しょほうせん」にも使用しようされている。

レヴィンソンとリンクは、クライムノベル的てきだった「愛いとしい死体したい」を倒たおせ叙じょものにすると共ともに犯人はんにんと探偵たんてい役やくとの対決たいけつ物語ものがたりへとつくりかえ、1960年ねんに『The Chevy Mystery Show』内ないで放送ほうそうされたエピソード「Enough Rope」とした。「Enough Rope」に探偵たんてい役やくを登場とうじょうさせるにあたり、レヴィンソンとリンクは『罪つみと罰ばっ』でラスコーリニコフを追おい詰つめるペトローヴィチ判事はんじを参考さんこうにコロンボ警部けいぶというキャラクターを創造そうぞうした。「Enough Rope」でコロンボ警部けいぶを演えんじたのはバート・フリードで、フリードにとっては数多かずおおく演えんじた刑事けいじ役やくの1作品さくひんに過すぎず、自身じしんの印象いんしょうにも残のこらない作品さくひんであった。

舞台ぶたい『殺人さつじん処方箋しょほうせん』（1962年ねん）

演劇えんげきファンであり、劇げき作家さっかになることを夢見ゆめみていたレヴィンソンとリンクは「Enough Rope」をボリュームアップさせ再さい構築こうちくし、『殺人さつじん処方箋しょほうせん（Prescription: Murder』を書かきあげた。大物おおものプロデューサーであるポール・グレゴリーの手てにより、コロンボ警部けいぶ役やくをトーマス・ミッチェル、犯人はんにんの精神せいしん科か医いロイ・フレミング役やくをジョゼフ・コットンといった豪華ごうかキャストで、サンフランシスコを皮切かわきりに25週しゅうにわたってアメリカ-カナダツアーが行おこなわれ、大だい成功せいこうに終おわった。この公演こうえんでは主役しゅやくは犯人はんにん役やくのコットンであったが、それを上回うわまわる喝采かっさいをミッチェルが受うけ、観客かんきゃくにとってコロンボ警部けいぶが真しんの主役しゅやくであることの証左しょうさとなった。後のちにコロンボ警部けいぶのトレードマークの1つとなるレインコートは未いまだ着用ちゃくようされておらず、フリード版ばんではトップコート、ミッチェル版ばんではオーバーコートを着用ちゃくようしている。また、舞台ぶたい版ばんはニューヨークを舞台ぶたいとする点てんでも後ごのテレビシリーズとは異ことなる。そういった後のちのテレビ番組ばんぐみとの差異さいもあるが、「あと1つだけ」「うちのカミさん」「あたしたちはプロ、犯人はんにんは所詮しょせん素人しろうと」といったテレビシリーズでもコロンボ警部けいぶの名めい台詞せりふとなるような台詞せりふは既すでに舞台ぶたい版ばんの台詞せりふとして脚本きゃくほんに記しるされており、犯人はんにんとコロンボ警部けいぶの緊迫きんぱくしたやり取とりもあるなど、コロンボ警部けいぶのキャラクター像ぞうは舞台ぶたい版ばんで明確めいかくになったと言いえる。

しかしながら、ミッチェルは体調たいちょう不良ふりょうのため舞台ぶたいを途中とちゅう降板こうばんし、その後ご、世よを去さることになる。レヴィンソンとリンクはミッチェルに代かわる役者やくしゃを探さがしたが、ミッチェル同様どうように年老としおいた俳優はいゆうを探さがしたために適役てきやくが見みつからなかった。『ポケット一いち杯はいの幸福こうふく』でミッチェルと共演きょうえんしたことのある「目めつきのよくない“怪かい優ゆう”」ピーター・フォークをコロンボ警部けいぶ役やくに、舞台ぶたい版ばんの脚本きゃくほんをさらにひねったアレンジで1968年ねんに再度さいどテレビ版ばん単発たんぱつ作品さくひんをパイロット版ばんが製作せいさくされる。フォークにとっては、初はじめての本格ほんかく的てきな刑事けいじドラマとなった。

1968年ねんから1978年ねんまで45本ほんがNBC（1971年ねんから「NBCミステリー・ムービー」という番組ばんぐみ枠わく）で放送ほうそうされ（邦題ほうだい『刑事けいじコロンボ（けいじコロンボ）』。英語えいご表記ひょうきを片仮名かたかなで表あらわす場合ばあいはコロムボとなる場合ばあいもある）、1989年ねんから2003年ねんまでの24本ほんはABCで放送ほうそうされた（邦題ほうだい『新しん・刑事けいじコロンボ（しん・けいじコロンボ）』）。原題げんだいはすべて『Columbo』で、オープニングタイトルでは一貫いっかんして「Peter Falk as Columbo」とのテロップが表示ひょうじされた。

独特どくとくのテンポで進すすむストーリーで、知的ちてきで社会しゃかい的てき地位ちいも高たかい犯人はんにんが完全かんぜん犯罪はんざいを目論もくろむも、一見いっけん愚鈍ぐどんで無害むがいそうなコロンボ警部けいぶにアリバイを突つき崩くずされ、自みずから破滅はめつの道みちを転落てんらくする必罰的てき展開てんかいながら、コロンボ警部けいぶと犯人はんにんとの駆引かけひき、静しずかにそして確実かくじつに追おい詰つめられて行いく犯人はんにんの内面ないめんの葛藤かっとう・焦あせりといった感情かんじょう描写びょうしゃや、コロンボ警部けいぶのユーモラスな台詞回せりふまわしなど、そのいずれもが味あじわいのある1話わ完結かんけつの人間にんげんドラマとなっている。脚本きゃくほん家かも監督かんとくもメインと呼よべるほど多数たすうを担当たんとうをした者ものはおらず、基本きほん設定せっていを厳守げんしゅした中なかで各自かくじの個性こせいを発揮はっきする競作きょうさくとなっていることもあって、設定せっていを深追ふかおいしていくようなキャラクター・ドラマの方向ほうこうへは進すすまなかった。

2010年ねんにはコロンボ警部けいぶをダーク・ベネディクト、ロイ・フレミングをパトリック・ライカートで『殺人さつじん処方箋しょほうせん』舞台ぶたい版ばんがイギリス各地かくちで上演じょうえんされている。この公演こうえんは好評こうひょうに終おわり、2011年ねんにキャストを替かえて再演さいえんが行おこなわれた。

作品さくひんの特徴とくちょう

倒たおせ叙じょミステリー

最初さいしょに完全かんぜん犯罪はんざいを企たくらむ犯人はんにんの周到しゅうとうな犯行はんこうを視聴しちょう者しゃに見みせた後のち、一見いっけんして隙すきのない犯人はんにんが見落みおとしたほんの僅わずかな手てがかりを元もとにして、コロンボ警部けいぶが犯行はんこうを突つき止とめる物語ものがたりとなっている。これはもともと「犯人はんにんが主役しゅやくのクライムノベル」であったものを舞台ぶたい化かするにあたって、主人公しゅじんこうの犯人はんにんと主人公しゅじんこうを追おい詰つめる探偵たんてい役やくの構図こうずに再編さいへんした経緯けいいによる（上記じょうき#概要がいよう参照さんしょう）。

これは、ミステリー小説しょうせつでは倒たおせ叙じょ物ぶつと呼よばれる形式けいしきである。倒たおせ叙じょ物ぶつはイギリスの作家さっかオースティン・フリーマンが「読者どくしゃが（作中さくちゅうの）犯罪はんざいを目撃もくげきし、推理すいりに必要ひつような事実じじつを全すべて読者どくしゃに提供ていきょうしておくような探偵たんてい小説しょうせつは書かけるだろうか?」と提唱ていしょうし、実際じっさいに執筆しっぴつしたことに始はじまる。レビンソンとリンクは共著きょうちょ『Stay Tuned: An inside Look at the Making of Prime Time Television』（1982年ねん）で、フリーマンの影響えいきょうを受うけていたことを認みとめると共ともに、倒たおせ叙じょ物ぶつの形式けいしきがテレビ番組ばんぐみに使つかえることをパイロット版ばん制作せいさくを経へて直観ちょっかんしたと語かたっている。

また、日本にっぽんにおいては「倒たおせ叙じょ物ぶつ」の説明せつめいを行おこなう際さいには、日本にっぽんのテレビドラマ『古畑ふるはた任つとむ三郎さぶろう』と並ならんで代表だいひょう作さくに挙あげられ、「『刑事けいじコロンボ』のような作品さくひん」と説明せつめいされることも多おおい。

キャスト

犯人はんにんは医者いしゃや弁護士べんごし、作家さっか、会社かいしゃ重役じゅうやく、スターなど地位ちいや名声めいせいのある知識ちしき人じん、有名人ゆうめいじんであることが多おおく、犯行はんこう動機どうきも権力けんりょく欲よくや遺産いさん目的もくてきによるものが多おおい。そのため、犯人はんにんはコロンボに追おい詰つめられていても高飛たかとびするわけにはいかず、己おのれの破滅はめつを待まつだけの焦あせりが描えがかれる。知能犯ちのうはんである彼かれらの犯行はんこうはいずれも緻密ちみつかつ周到しゅうとうで、コロンボから追及ついきゅうされても鮮あざやかにかわしていく。これら特権とっけん階級かいきゅう（エスタブリッシュメント）の世界せかいをうかがわせること、そしてそれらの人々ひとびとが作つくり上あげた完全かんぜん犯罪はんざいを覆くつがえしていくことにこの作品さくひんの魅力みりょくがあるといえよう。原案げんあん者しゃのリンクとレビンソンは、コロンボの庶民しょみん的てきで凡庸ぼんようなキャラクターの対比たいひを鮮明せんめいにするため犯人はんにんを特権とっけん階級かいきゅうに設定せっていしたと語かたっている。

レギュラーキャラクターはコロンボのみである。同僚どうりょうの刑事けいじなども顔かおぶれは一定いっていせず、同どう一いち刑事けいじの出演しゅつえんは長ながいシリーズ中ちゅうに2-3回かい程度ていどで、固定こていされた者ものはいない。そのためよりコロンボと犯人はんにんという二人ふたりの主人公しゅじんこうの対決たいけつに焦点しょうてんが絞しぼられ、どのエピソードから見みても問題もんだいのない構成こうせいとなっている。

テレビドラマでは、ともすると視聴しちょう率りつ重視じゅうしのために短みじかい時間じかんで様々さまざまな要素ようそが盛もり込こまれがちだが、本ほん作さくでは暴力ぼうりょくや性的せいてき描写びょうしゃが存在そんざいせず（新しんシリーズの一部いちぶエピソードを除のぞく）、ドラマは犯人はんにんとコロンボの心理しんり戦せんを中心ちゅうしんに進すすめられる。

シリーズ各かくタイトル・出演しゅつえん者しゃ・スタッフ一覧いちらん

ゲストスターは犯人はんにんを演えんじるのが原則げんそくであるが、「初夜しょやに消きえた花嫁はなよめ」など、例外れいがいもある。

旧きゅうシリーズ

アメリカで放送ほうそうされた年とし：1968年ねんと1971年ねんから1978年ねんまで

放送ほうそう回かい	初回しょかい放送ほうそう日び			タイトル	ゲストスターの役柄やくがら	ゲストスター	ゲストスター声優せいゆう	共演きょうえん （太字ふとじは被害ひがい者しゃ役やく）	監督かんとく	脚本きゃくほん
	アメリカ	日本にっぽん	NHK-BS
※ゲストスター声優せいゆうの（）内うちの人ひと名めいは完全かんぜん版ばんにおける追加ついかキャスト
単発たんぱつ放送ほうそう版ばん（1968年ねん）
1	1968年ねん2月がつ20日はつか	1972年ねん8月がつ27日にち	2010年ねん4月がつ9日にち	殺人さつじん処方箋しょほうせん "Prescription: Murder"	精神せいしん科か医い レイ・フレミング	ジーン・バリー	NHK版ばん：瑳川哲朗てつろう 日本にほんテレビ版ばん：若山わかやま弦つる蔵ぞう（麦人ばくじん）	ニナ・フォック（富永とみなが美沙子みさこ） キャサリン・ジャスティス（加茂かも良子りょうこ） ウィリアム・ウィンダム（寺島てらしま幹夫みきお） アンソニー・ジェームズ（徳丸とくまる完かん）	リチャード・アーヴィング	リチャード・レヴィンソン &ウィリアム・リンク
上記じょうきの話はなしはシリーズ前まえに作つくられた単発たんぱつ作さく（本来ほんらいは舞台劇ぶたいげき）
パイロット版ばん（1971年ねん）
2	1971年ねん3月1日にち	1973年ねん4月がつ22日にち	2010年ねん4月がつ16日にち	死者ししゃの身代金みのしろきん "Ransom for a Dead Man"	女性じょせい弁護士べんごし レスリー・ウィリアムス	リー・グラント	山東さんとう昭子あきこ（弥永やなが和子かずこ）	ハロルド・グールド（北村きたむら弘一こういち） パトリシア・マティック（上田うえだみゆき） ハーラン・ウォード（水島みずしま晋すすむ） ティモシー・ケリー（鈴木すずき泰明やすあき）	リチャード・アーヴィング	ディーン・ハーグローブ
第だい1シーズン（1971年ねん - 1972年ねん）
3	1971年ねん9月15日にち	1972年ねん11月26日にち	2009年ねん1月がつ3日にち	構想こうそうの死角しかく "Murder by the Book"	ミステリー作家さっか ケン・フランクリン	ジャック・キャシディ	田口たぐち計はかる	マーティン・ミルナー（堀ほり勝之かつゆき祐ゆう） ローズマリー・フォーサイス（野口のぐちふみえ） バーバラ・コルビー（林はやし洋子ようこ）	スティーヴン・スピルバーグ	スティーブン・ボチコ
4	1971年ねん10月6日にち	1973年ねん1月がつ21日にち	2009年ねん1月がつ10日とおか	指輪ゆびわの爪つまあと "Death Lends a Hand"	探偵たんてい社しゃ社長しゃちょう ブリマー	ロバート・カルプ	梅野うめの泰やすし靖やすし	レイ・ミランド（横森よこもり久ひさ） パトリシア・クローリー（池田いけだ昌子まさこ） ブレット・ハルゼイ（阪ばん脩おさむ）	バーナード・L・コワルスキー	レヴィンソン&リンク
5	1971年ねん10月27日にち	1972年ねん9月24日にち	2010年ねん2月がつ27日にち	ホリスター将軍しょうぐんのコレクション "Dead Weight"	退役たいえき軍人ぐんじん マーチン・J・ホリスター	エディ・アルバート	久松ひさまつ保夫やすお	スザンヌ・プレシェット（鈴木すずき弘子ひろこ） ケイト・レイド（高橋たかはし和枝かずえ） ジョン・カー（中曽根なかそね雅夫まさお） ティモシー・ケリー（鈴木すずき泰明やすあき）	ジャック・スマイト	ジョン・T・デュガン
6	1971年ねん11月17日にち	1972年ねん10月22日にち	2009年ねん9月がつ12日にち	二に枚まいのドガの絵え "Suitable for Framing"	美術びじゅつ評論ひょうろん家か ディル・キングストン	ロス・マーティン	西沢にしざわ利明としあき	キム・ハンター（関せき弘子ひろこ） ドン・アメチー（八奈見やなみ乗児じょうじ） ロザンナ・ハフマン（杉山すぎやま佳寿子かずこ） ジョーン・ショウリー（麻生あそう美代子みよこ）	ハイ・アヴァーバック	ジャクソン・ギリス
7	1971年ねん12月15日にち	1972年ねん12月17日にち	2009年ねん9月26日にち	もう一ひとつの鍵かぎ "Lady in Waiting"	広告こうこく代理だいり店てん社長しゃちょうの妹いもうと ベス・チャドウィック	スーザン・クラーク	小沢おざわ紗しゃ季子としこ	レスリー・ニールセン（柴田しばた昌宏まさひろ） リチャード・アンダーソン（小林こばやし恭治きょうじ） ジェシー・ロイス・ランディス（鈴木すずき光枝みつえ） ジョエル・フエルリン（立壁たてかべ和也かずや）	ノーマン・ロイド	スティーブン・ボチコ
8	1972年ねん1月がつ9日にち	1973年ねん3月18日にち	2009年ねん11月7日にち	死しの方程式ほうていしき "Short Fuse"	化学かがく会社かいしゃ専務せんむ ロジャー・スタンフォード	ロディ・マクドウォール	野沢のざわ那智なち	アン・フランシス（翠みどり準じゅん子こ） アイダ・ルピノ（麻生あそう美代子みよこ） ジェームズ・グレゴリー（大木おおき民夫たみお） ウィリアム・ウィンダム（村むら潮うしお正彦まさひこ） ローレンス・クック（飯塚いいづか昭三しょうぞう）	エドワード・M・エイブラムス	ジャクソン・ギリス
9	1972年ねん2月がつ9日にち	1973年ねん2月がつ25日にち	2009年ねん11月14日にち	パイルD-3の壁かべ "Blueprint for Murder"	建築けんちく家か エリオット・マーカム	パトリック・オニール	川辺かわべ久造きゅうぞう	フォレスト・タッカー（勝田かつた久ひさ） ジャニス・ペイジ（中西なかにし妙子たえこ） パメラ・オースティン（山崎やまざき左ひだり渡子とのこ） ジョン・フィードラー（矢田やた稔みのる）	ピーター・フォーク	スティーブン・ボチコ
第だい2シーズン（1972年ねん - 1973年ねん）
10	1972年ねん9月17日にち	1973年ねん9月30日にち	2009年ねん10月3日にち	黒くろのエチュード "Etude in Black"	天才てんさい指揮しき者しゃ アレックス・ベネディクト	ジョン・カサヴェテス	NHK版ばん：長谷川はせがわ哲夫てつお 日本にほんテレビ版ばん：阪ばん脩おさむ	マーナ・ロイ（本山もとやま可か久子ひさこ） ブライス・ダナー（赤沢あかざわ亜あ沙子いさご） ジェームズ・オルスン（岡部おかべ政明まさあき） アンジャネット・カマー（芝田しばた清子きよこ） パット・モリタ ドーン・フレイム（杉山すぎやま佳寿子かずこ） ジョージ・ゲインズ	ニコラス・コラサント	スティーブン・ボチコ
11	1972年ねん10月15日にち	1973年ねん5月27日にち	2010年ねん3月13日にち	悪あくの温室おんしつ "The Greenhouse Jungle"	蘭らん栽培さいばい家か ジャービス・グッドウィン （原語げんごではグッドランド）	レイ・ミランド	NHK版ばん：臼井うすい正明まさあき 石田いしだ版ばん：小林こばやし修おさむ	ブラッドフォード・ディルマン（山田やまだ康雄やすお） ボブ・ディシー（野本のもと礼三れいぞう） サンドラ・スミス（阪口さかぐち美奈子みなこ） アーレン・マーテル（北浜きたはま晴子はるこ）	ボリス・セイガル	ジョナサン・ラティマー
12	1972年ねん11月5日にち	1973年ねん6月24日にち	2009年ねん10月31日にち	アリバイのダイヤル "The Most Crucial Game"	フットボールチームの ゼネラルマネージャー ポール・ハンロン	ロバート・カルプ	梅野うめの泰やすし靖やすし	ディーン・ストックウェル（森もり功至かつじ） ディーン・ジャガー（真木まき恭介きょうすけ） ジェームズ・グレゴリー（富田とみた耕生こうせい） スーザン・ハワード（武藤むとう礼子あやこ） ヴァル・エイヴリー（塩見しおみ竜介りゅうすけ）	ジェレミー・ケイガン	ジョン・T・デュガン
13	1972年ねん11月26日にち	1973年ねん7月がつ29日にち	2010年ねん4月がつ23日にち	ロンドンの傘かさ "Dagger of the Mind"	舞台ぶたい俳優はいゆう夫婦ふうふ ニコラス・フレイム リリアン・スタンホープ	リチャード・ベイスハート オナー・ブラックマン	高橋たかはし昌也まさや（稲葉いなば実みのる） 岸田きしだ今日子きょうこ（滝沢たきざわ久美子くみこ）	ジョン・ウィリアムズ（辻村つじむら真人まさと） ウィルフリッド・ハイド=ホワイト（松村まつむら彦次郎ひこじろう） バーナード・フォックス（西田にしだ昭市しょういち） アーサー・マレット（矢田やた稔みのる）	リチャード・クワイン	ジャクソン・ギリス
14	1973年ねん1月がつ21日にち	1973年ねん8月がつ26日にち	2010年ねん2月がつ20日はつか	偶像ぐうぞうのレクイエム "Requiem for a Falling Star"	大だい女優じょゆう ノーラ・チャンドラー	アン・バクスター	藤波ふじなみ京子きょうこ	メル・ファーラー（小山田おやまだ宗徳むねのり） ケヴィン・マッカーシー（家いえ弓ゆみ家正いえまさ） イーディス・ヘッド ピッパ・スコット（牧野まきの和子かずこ） ウィリアム・ブライアント（寺島てらしま幹夫みきお）	リチャード・クワイン	ジャクソン・ギリス
15	1973年ねん2月がつ11日にち	1973年ねん10月28日にち	2009年ねん10月24日にち	溶とける糸いと "A Stitch in Crime"	心臓しんぞう外科げか医い バリー・メイフィールド	レナード・ニモイ	天田あまだ俊明としあき	ウィル・ギア（巌いわお金四郎きんしろう） アン・フランシス（翠みどり準じゅん子こ） ニタ・タルボット（佐原さはら妙子たえこ） ジャレッド・マーティン（津嘉山つかざん正種まさたね）	ハイ・アヴァーバック	シリル・ヘンドリックス
16	1973年ねん3月4日にち	1973年ねん11月25日にち	2009年ねん12月12日にち	断たたれた音おと "The Most Dangerous Match"	チェスプレイヤー エメット・クレイトン	ローレンス・ハーヴェイ	小笠原おがさわら良知よしとも（田原たはらアルノ）	ジャック・クラスチェン（松村まつむら彦次郎ひこじろう） ロイド・ボクナー（宮田みやた光ひかり） ハイディ・ブリュール（未み路みち史し圃） マシアス・レイツ（嶋しま俊介しゅんすけ）	エドワード・M・エイブラムス	ジャクソン・ギリス
17	1973年ねん3月25日にち	1973年ねん12月23日にち	2010年ねん4月がつ30日にち	二ふたつの顔かお "Double Shock"	料理りょうり研究けんきゅう家か デクスター・パリス 銀行ぎんこう家か ノーマン・パリス （一卵性双生児いちらんせいそうせいじの兄弟きょうだい）	マーティン・ランドー	滝田たきた裕介ゆうすけ	ジャネット・ノーラン（文ぶん野の朋子ともこ） ポール・スチュワート（杉田すぎた俊也としや） ジュリー・ニューマー（清水しみず良英よしひで） ティム・オコーナー（保科ほしな三良さぶろう）	ロバート・バトラー	スティーブン・ボチコ ピーター・アラン・フィールズ
第だい3シーズン（1973年ねん - 1974年ねん）
18	1973年ねん9月23日にち	1974年ねん9月14日にち	2009年ねん12月19日にち	毒どくのある花はな "Lovely but Lethal"	化粧けしょう品ひん会社かいしゃ社長しゃちょう ビベカ・スコット	ヴェラ・マイルズ	伊藤いとう幸子さちこ	マーティン・シーン（伊武いぶ雅之まさゆき） ヴィンセント・プライス（三田みた松五郎まつごろう） シアン・バーバラ・アレン（芝田しばた清子きよこ） フレッド・ドレイパー（高こう桐きり真しん）	ヤノット・シュワルツ	ジャクソン・ギリス
19	1973年ねん10月7日にち	1974年ねん6月29日にち	2009年ねん10月がつ10日とおか	別わかれのワイン "Any Old Port in a Storm"	ワイン醸造じょうぞう会社かいしゃ経営けいえい者しゃ エイドリアン・カッシーニ	ドナルド・プレザンス	中村なかむら俊一しゅんいち（塚田つかだ正ただし昭あきら）	ジュリー・ハリス（大塚おおつか道子みちこ） ゲイリー・コンウェイ（加茂かも嘉久よしひさ） ダナ・エルカー（神山かみやま卓三たくぞう） ジョイス・ジルソン（北島きたじまマヤ） ジョージ・ゲインズ（鈴木すずき泰明やすあき） ジョン・マッキャン（鈴木すずき泰明やすあき）	レオ・ペン	スタンリー・ラルフ・ロス 原案げんあん：ラリー・コーエン
20	1973年ねん11月4日にち	1974年ねん8月がつ17日にち	2009年ねん1月がつ24日にち	野望やぼうの果はて "Candidate for Crime"	上院じょういん議員ぎいん候補こうほ ネルソン・ヘイワード	ジャッキー・クーパー	中谷なかたに一郎いちろう（稲葉いなば実みのる）	ケン・スウォフォード（槍やり田でん順吉じゅんきち） ジョアン・リンヴィル（稲野いなの和子かずこ） テイシャ・スターリング（津田つだ京子きょうこ） ロバート・カーネス（藤本ふじもと譲ゆずる）	ボリス・セイガル	アービング・パールバーグ アルビン・R・フリードマン ローランド・キビー ディーン・ハーグローブ 原案げんあん：ラリー・コーエン
21	1973年ねん12月16日にち	1974年ねん8月がつ10日とおか	2009年ねん11月28日にち	意識いしきの下したの映像えいぞう "Double Exposure"	心理しんり学者がくしゃ&意識いしき研究所けんきゅうじょ所長しょちょう バート・ケプル	ロバート・カルプ	梅野うめの泰やすし靖やすし（小島こじま敏彦としひこ）	ロバート・ミドルトン（小瀬こせ格かく） チャック・マッキャン（三宅みやけ康夫やすお） ルイーズ・レイサム（幸田こうだ弘子ひろこ） マニュエル・デピナ（杉田すぎた俊也としや）	リチャード・クワイン	スティーブン・J・キャネル
22	1974年ねん1月がつ18日にち	1974年ねん12月14日にち	2010年ねん1月がつ16日にち	第だい三さんの終章しゅうしょう "Publish or Perish"	出版しゅっぱん社しゃ社長しゃちょう ライリー・グリンリーフ	ジャック・キャシディ	田口たぐち計はかる	ミッキー・スピレイン（柴田しばた秀勝ひでかつ） ジョン・チャンドラー（橋爪はしづめ功いさお） マリエット・ハートレイ（公卿くぎょう敬子けいこ） ジャック・オーブシェン（小林こばやし清志きよし）	ロバート・バトラー	ピーター・S・フィッシャー
23	1974年ねん2月がつ10日とおか	1974年ねん8月がつ31日にち	2010年ねん1月がつ9日にち	愛情あいじょうの計算けいさん "Mind Over Mayhem"	シンクタンク所長しょちょう マーシャル・ケイヒル	ホセ・フェラー	鈴木すずき瑞穂みずほ	リュー・エアーズ（真木まき恭介きょうすけ） ロバート・ウォーカー（Jr）（原田はらだ大二郎だいじろう） ジェシカ・ウォルター（谷口たにぐち香かおり） リー・H・モンゴメリー（手塚てづか学まなぶ） アート・バタニデス（渡部わたなべ猛たけし）	アルフ・ケリン	スティーブン・ボチコ ディーン・ハーグローブ ローランド・キビー
24	1974年ねん3月3日にち	1974年ねん9月21日にち	2009年ねん1月がつ31日にち	白鳥はくちょうの歌うた "Swan Song"	カントリー歌手かしゅ トミー・ブラウン	ジョニー・キャッシュ	外山とやま高士たかし（金尾かなお哲夫てつお）	アイダ・ルピノ（麻生あそう美代子みよこ） ジョン・デナー（小林こばやし修おさむ） ソレル・ブーク（大山おおやま豊ゆたか） ビル・マッキニー（伊武いぶ雅之まさゆき） ヴァン・ダイク（戸部とべ光代みつよ）	ニコラス・コラサント	デビッド・レイフェル
25	1974年ねん5月5日にち	1974年ねん10月5日にち	2009年ねん1月がつ17日にち	権力けんりょくの墓穴ぼけつ "A Friend in Deed"	警察けいさつ本部ほんぶ次長じちょう マーク・ハルプリン	リチャード・カイリー	北村きたむら和夫かずお（筈見はずみ純じゅん）	ローズマリー・マーフィ（白坂しらさか道子みちこ） マイケル・マクガイア（山本やまもと勝まさる） ヴァル・エイヴリー（金井かない大まさる） ジョン・フィネガン（和田わだ啓あきら）	ベン・ギャザラ	ピーター・S・フィッシャー
第だい4シーズン（1974年ねん - 1975年ねん）
26	1974年ねん9月がつ15日にち	1975年ねん12月27日にち	2009年ねん2月がつ14日にち	自縛じばくの紐ひも "An Exercise in Fatality"	健康けんこうクラブオーナー マイロ・ジャナス	ロバート・コンラッド	NHK版ばん：日下くさか武史たけし 石田いしだ版ばん：堀ほり勝之かつゆき祐ゆう	グレッチェン・コーベット（三田みた和代かずよ） フィリップ・ブランズ（雨森あめのもり雅司まさし） コリン・ウィルコックス（藤野ふじの節子せつこ） パット・ハリントン（寺島てらしま幹夫みきお）	バーナード・L・コワルスキー	ピーター・S・フィッシャー 原案げんあん：ラリー・コーエン
27	1974年ねん10月6日にち	1975年ねん12月20日にち	2009年ねん11月21日にち	逆転ぎゃくてんの構図こうず "Negative Reaction"	写真しゃしん家か ポール・ガレスコ	ディック・ヴァン・ダイク	新田にった昌あきら玄げん（小山こやま武宏たけひろ）	ドン・ゴードン（野島のじま昭生あきお） アントワネット・バウワー（阿部あべ寿美子すみこ） ラリー・ストーチ ジョイス・ヴァン・パタン（加藤かとう道子みちこ） ヴィト・スコッティ（近きん石いし真ま介かい） マイケル・ストロング（緑川みどりかわ稔みのる）	アルフ・ケリン	ピーター・S・フィッシャー
28	1974年ねん10月27日にち	1976年ねん1月がつ10日とおか	2009年ねん2月がつ7日にち	祝砲しゅくほうの挽歌ばんか "By Dawn's Early Light"	陸軍りくぐん幼年ようねん学校がっこう（士官しかん学校がっこう）校長こうちょう ライル・C・ラムフォード	パトリック・マクグーハン	佐野さの浅夫あさお（中庸ちゅうよう介かい）	トム・シムコックス（堀ほり勝之かつゆき祐ゆう） バール・ドゥベニング マデリーン・ソントン・シャーウッド（高橋たかはし和枝かずえ） マーク・ウィラー（作間さくま功いさお） バー・デベニング（徳丸とくまる完かん） ブルース・カービー（杉田すぎた俊也としや) ブルーノ・カービー	ハーヴェイ・ハート	ハワード・バーク
29	1975年ねん2月がつ9日にち	1976年ねん1月がつ3日にち	2009年ねん1月がつ3日にち	歌声うたごえの消きえた海うみ "Troubled Waters"	自動車じどうしゃ販売はんばい会社かいしゃ社長しゃちょう ヘイドン・ダンジガー	ロバート・ヴォーン	西沢にしざわ利明としあき	パトリック・マクニー（柳生やぎゅう博ひろし） ジェーン・グリア（寺島てらしま伸枝のぶえ） ディーン・ストックウェル（上田うえだ忠好ただよし） バーナード・フォックス（西田にしだ昭市しょういち） プピ・ボカー（中村なかむら晃子あきこ）	ベン・ギャザラ	ウィリアム・ドリスキル
30	1975年ねん3月2日にち	1976年ねん12月11日にち	2010年ねん1月がつ23日にち	ビデオテープの証言しょうげん "Playback"	電子でんし工業こうぎょう社長しゃちょう ハロルド・ヴァンウィック	オスカー・ウェルナー	山田やまだ吾われ一いち	ジーナ・ローランズ（二階堂にかいどう有希子ゆきこ） マーサ・スコット（佐々木ささきすみ江え） パトリシア・パリー（曽我そが町子まちこ） ロバート・ブラウン（佐々木ささき功いさお） ハーブ・ジェファーソン・Jr（伊武いぶ雅之まさゆき）	バーナード・L・コワルスキー	デビッド・P・ルイス ブッカー・T・ブラッドショー
31	1975年ねん4月がつ27日にち	1976年ねん12月18日にち	2010年ねん3月27日にち	5時じ30分ぶんの目撃もくげき者しゃ "A Deadly State of Mind"	精神せいしん科か医い マーク・コリアー	ジョージ・ハミルトン	小林こばやし勝彦かつひこ	レスリー・アン・ウォーレン（渋沢しぶさわ詩子うたこ） スティーブン・エリオット（大平おおひら透とおる） カレン・マックホン（北村きたむら昌子まさこ） ブルース・カービー（杉田すぎた俊也としや）	ハーヴェイ・ハート	ピーター・S・フィッシャー
第だい5シーズン（1975年ねん - 1976年ねん）
32	1975年ねん9月14日にち	1977年ねん1月がつ3日にち	2010年ねん5月7日にち	忘わすれられたスター "Forgotten Lady"	往年おうねんの大だい女優じょゆう グレース・ウィラー	ジャネット・リー	鳳おおとり八千代やちよ（幸田こうだ直子なおこ）	ジョン・ペイン（小林こばやし昭二しょうじ）（斉藤さいとう志郎しろう） サム・ジャッフェ（巌いわお金四郎きんしろう） モーリス・エヴァンス（浮田うきた左武郎さぶろう） ハーヴェイ・ゴールド（野本のもと礼三れいぞう）	ハーヴェイ・ハート	ウィリアム・ドリスキル
33	1975年ねん10月12日にち	1976年ねん12月25日にち	2010年ねん2月がつ6日にち	ハッサン・サラーの反逆はんぎゃく "A Case of Immunity"	外交がいこう官かん ハッサン・サラー	ヘクター・エリゾンド	井上いのうえ孝雄たかお	サル・ミネオ（宗そう近きん晴見はるみ） ケネス・トビー（松下まつした達夫たつお） バリー・ロビンズ（坂部さかべ文昭ふみあき） アンドレ・ローレンス（木原きはら正二郎しょうじろう） エニーナ・グラトス（三浦みうら真弓まゆみ） ハーヴェイ・ゴールド	テッド・ポスト	ルー・シャウ
34	1975年ねん11月2日にち	1977年ねん9月24日にち	2010年ねん5月14日にち	仮面かめんの男おとこ "Identity Crisis"	国際こくさい謀はかりごと報ほう員いん& 経営けいえいコンサルタント ネルソン・ブレナー	パトリック・マクグーハン	佐野さの浅夫あさお（中庸ちゅうよう介かい）	レスリー・ニールセン（家いえ弓ゆみ家正いえまさ） デヴィット・ホワイト（早野はやの寿郎としお） オーティス・ヤング ヴァル・エイヴリー（金井かない大まさる） ブルース・カービー（杉田すぎた俊也としや） ヴィト・スコッティ（相模さがみ太郎たろう）	パトリック・マクグーハン	ウィリアム・ドリスキル
35	1976年ねん2月がつ1日にち	1977年ねん10月1日にち	2010年ねん1月がつ30日にち	闘牛とうぎゅう士しの栄光えいこう "A Matter of Honor"	元もと闘牛とうぎゅう士し ルイス・モントーヤ	リカルド・モンタルバン	庄司しょうじ永ひさし建けん（稲葉いなば実みのる）	ペドロ・アルメンダリスJr（新しん克利かつとし） A・マルティネス（立沢たちざわ雅人まさと） ロバート・カリカート（高こう塔とう正せい康やすし） ジョージ・リヴェロ（伍代ごだい達弘たつひろ） エミリオ・フェルナンデス（雨森あめのもり雅司まさし）	テッド・ポスト	ブラッド・ラドニッツ
36	1976年ねん2月がつ29日にち	1977年ねん12月31日にち	2010年ねん5月21日にち	魔術まじゅつ師しの幻想げんそう "Now You See Him"	マジシャン サンティーニ (ステファン・ミューラー)	ジャック・キャシディ	田口たぐち計はかる	ロバート・ロッジア（草薙くさなぎ幸二郎こうじろう） ネヘミア・パーソフ（立川たちかわ雄三ゆうぞう） ボブ・ディシー（野本のもと礼三れいぞう） シンシア・サイクス（吉田よしだ理保子りほこ） パトリック・カリントン（井上いのうえ真樹夫まきお） セイヤー・デヴィッド ジョージ・スパーダコス（鈴木すずき泰明やすあき）	ハーヴェイ・ハート	マイケル・スローン
37	1976年ねん3月がつ2日にち	1977年ねん10月8日にち	2010年ねん5月28日にち	さらば提督ていとく "Last Salute to the Commodore"	造船ぞうせん会社かいしゃ社長しゃちょう チャーリー・クレイ	ロバート・ヴォーン	西沢にしざわ利明としあき	ダイアン・ベイカー（水野みずの久美くみ） フレッド・ドレイパー（佐藤さとう英夫ひでお） ウィルフリッド・ハイド=ホワイト（松村まつむら彦次郎ひこじろう） ジョン・デナー（小林こばやし修おさむ） デニス・デューガン（玄田げんだ哲章てっしょう） スーザン・フォスター（松まつ金きむよね子こ）	パトリック・マクグーハン	ジャクソン・ギリス
第だい6シーズン（1976年ねん - 1977年ねん）
38	1976年ねん10月がつ10日とおか	1977年ねん12月17日にち	2010年ねん4月がつ2日にち	ルーサン警部けいぶの犯罪はんざい "Fade in to Murder"	刑事けいじドラマのテレビスター ウォード・ファウラー	ウィリアム・シャトナー	山城やましろ新伍しんご	ローラ・オルブライト（岩崎いわさき加か根子ねっこ） バート・レムゼン（宮川みやがわ洋一よういち） アラン・マンソン（稲垣いながき昭三しょうぞう） ウォルター・ケーニッヒ（安原やすはら義人よしひと） ティモシー・ケリー（鈴木すずき泰明やすあき）	バーナード・L・コワルスキー	ルー・シャウ ピーター・S・フェイブルマン
39	1976年ねん11月28日にち	1977年ねん12月24日にち	2010年ねん2月がつ13日にち	黄金おうごんのバックル "Old Fashioned Murder"	美術館びじゅつかん館長かんちょう ルース・リットン	ジョイス・ヴァン・パタン	加藤かとう道子みちこ	セレステ・ホルム（堀越ほりこし節子せつこ） ティム・オコナー（加藤かとう和夫かずお） ジーニー・バーリン（中島なかじま葵まもる） ピーター・S・フェイブルマン（樋浦ひうら勉つとむ） ジョン・ミラー（筈見はずみ純じゅん）	ロバート・ダグラス	ピーター・S・フェイブルマン
40	1977年ねん3月21日にち	1978年ねん5月がつ20日はつか	2009年ねん9月19日にち	殺ころしの序曲じょきょく "The Bye-Bye Sky High IQ Murder Case"	会計かいけい事務所じむしょ経営けいえい者しゃ オリバー・ブラント	セオドア・ビケル	田中たなか明夫あきお	サマンサ・エッガー（横山よこやま道代みちよ） ソレル・ブーク（高木たかぎ均ひとし） ケネス・マース（小松こまつ方正ほうせい） ハジル・ホフマン（井関いせき一はじめ） ハワード・マクギリン（納谷なや六朗ろくろう） ジェイミー・リー・カーティス	サム・ワナメイカー	ロバート・マルコム・ヤング
第だい7シーズン（1977年ねん - 1978年ねん）
41	1977年ねん11月21日にち	1978年ねん4月がつ8日にち	2010年ねん3月6日にち	死者ししゃのメッセージ "Try and Catch Me"	女流じょりゅうミステリー作家さっか アビゲイル・ミッチェル	ルース・ゴードン	南みなみ美江みえ	マリエット・ハートレイ（桧ひのきよしえ） G・D・スプラドリン（内藤ないとう武敏たけとし） チャールズ・フランク（松橋まつはし登のぼる） ジェローム・ガーディノ（上田うえだ敏也としや）	ジェームズ・フローリー	ジーン・トンプソン &ポール・タッカホー
42	1978年ねん1月がつ30日にち	1978年ねん5月27日にち	2009年ねん12月5日にち	美食びしょくの報酬ほうしゅう "Murder Under Glass"	料理りょうり評論ひょうろん家か ポール・ジェラード	ルイ・ジュールダン	金内かなうち吉男よしお（森田もりた順平じゅんぺい）	シーラ・ダニーズ（田島たじま令子れいこ） マイケル・V・ガッゾォ（藤岡ふじおか重慶たーちん） マコ（原田はらだ一夫かずお） リチャード・ダイサート（高城たかぎ淳一じゅんいち） ラリー・D・マン（雨森あめのもり雅司まさし）	ジョナサン・デミ	ロバート・バン ・スコヤック
43	1978年ねん2月がつ28日にち	1979年ねん1月がつ2日にち	2010年ねん6月4日にち	秒読びょうよみの殺人さつじん "Make Me a Perfect Murder"	テレビプロデューサー ケイ・フリーストン	トリッシュ・ヴァン・ディヴァー	寺田てらだ路恵みちえ	パトリック・オニール（黒沢くろさわ良りょう） ローレンス・ラッキンビル（森川もりかわ公也きみや） ジェームズ・マクイーチン（加藤かとう修おさむ） レイニー・カザン（大橋おおはし芳枝よしえ） ケネス・ギルマン（伊武いぶ雅之まさゆき）	ジェームズ・フローリー	ロバート・ブリーズ
44	1978年ねん4月がつ15日にち	1979年ねん1月がつ4日にち	2010年ねん3月がつ20日はつか	攻撃こうげき命令めいれい "How to Dial a Murder"	心理しんり学者がくしゃ エリック・メイスン	ニコール・ウィリアムソン	平田ひらた昭彦あきひこ（佐々木ささき勝彦かつひこ）	トリシア・オニール（藤ふじ夏子なつこ） キム・キャトラル（宗形むなかた智子さとこ） ジョエル・ファビアーニ（寺島てらしま幹夫みきお） フランク・アレッター（宮内みやうち幸平こうへい） エド・ベグリー・Jr（宮下みやした勝まさる）	ジェームズ・フローリー	トム・ラザラス
45	1978年ねん5月13日にち	1979年ねん1月がつ3日にち	2010年ねん6月11日にち	策謀さくぼうの結末けつまつ "The Conspirators"	詩人しじん&IRA活動かつどう家か ジョー・デヴリン	クライヴ・レヴィル	NHK版ばん：納谷なや悟朗ごろう 日本にほんテレビ版ばん：家いえ弓ゆみ家正いえまさ	ジャネット・ノーラン（中村なかむらたつ） アルバート・ポールセン（仁じん内達ないたつ之の） L・Q・ジョーンズ（大泉おおいずみ滉ひろし） アルバード・ポールセン（灰はい地ち順じゅん） マイケル・ホートン（西岡にしおか徳美とくみ）	レオ・ペン	ハワード・バーク

新しんシリーズ

アメリカで放送ほうそうされた年とし：1989年ねんから2003年ねんまで

放送ほうそう回かい	初回しょかい放送ほうそう日び			タイトル	ゲストスターの役柄やくがら	ゲストスター	ゲストスター声優せいゆう	共演きょうえん （太字ふとじは被害ひがい者しゃ役やく）	監督かんとく	脚本きゃくほん
	アメリカ	日本にっぽん	NHK-BS
第だい8シーズン（1989年ねん）
46	1989年ねん2月がつ6日にち	1993年ねん5月7日にち	2009年ねん2月がつ21日にち	汚よごれた超ちょう能力のうりょく "Columbo Goes to the Guillotine"	超ちょう能力のうりょく者しゃ エリオット・ブレイク	アンソニー・アンドリュース	野沢のざわ那智なち	アンソニー・ザーブ（阪ばん脩おさむ） カレン・オースティン（藤田ふじた淑子としこ） アラン・ファッジ（樋浦ひうら勉つとむ）	レオ・ペン	ウィリアム・リード・ウッドフィールド
47	1989年ねん2月がつ27日にち	1993年ねん6月4日にち	2009年ねん2月がつ28日にち	狂くるったシナリオ "Murder, Smoke and Shadows"	映画えいが監督かんとく アレックス・ブレディ	フィッシャー・スティーヴンス	池田いけだ秀一ひでかず	スティーヴン・ヒル（池田いけだ勝まさる） ジェフ・ペリー（星野ほしの充たかし昭あきら） ナン・マーティン（此島愛子あいこ） モリー・ヘイガン（佐々木ささき優子ゆうこ）	ジェームズ・フローリー	リチャード・アラン・シモンズ
48	1989年ねん4月がつ3日にち	1993年ねん7月がつ2日にち	2009年ねん3月7日にち	幻まぼろしの娼婦しょうふ "Sex and the Married Detective"	セックスカウンセラー ジョーン・アレンビー	リンゼイ・クローズ	鈴木すずき弘子ひろこ	ステファン・マクト（堀ほり之の紀きの） ジュリア・モンゴメリー（井上いのうえ喜久子きくこ） マージ・レッドモンド（麻生あそう美代子みよこ）	ジェームズ・フローリー	ジェラルド・リー・ルドウィッツ
49	1989年ねん5月1日にち	1993年ねん9月17日にち	2009年ねん3月14日にち	迷子まいごの兵隊へいたい "Grand Deceptions"	元もと軍人ぐんじん&財団ざいだん幹部かんぶ フランク・ブレイリー	ロバート・フォックスワース	羽佐間はざま道夫みちお	スティーブン・エリオット（北村きたむら和夫かずお） ジャネット・アイルバー（宗形むなかた智子さとこ）	サム・ワナメイカー	シイ・サルコッツ
第だい9シーズン（1989年ねん - 1990年ねん）
50	1989年ねん11月25日にち	1994年ねん11月4日にち	2009年ねん4月がつ25日にち	殺意さついのキャンバス "Murder, a Self-Portrait"	天才てんさい画家がか マックス・バーシーニ	パトリック・ボーショー	森山もりやま周一郎しゅういちろう	フィオヌラ・フラナガン（沢田さわだ敏子としこ） シーラ・ダニーズ（塩田しおだ朋子ともこ） イザベル・ロルカ（土井どい美加みか）	ジム・フローリー	ロバート・シャーマン
51	1990年ねん1月がつ20日はつか	1994年ねん6月17日にち	2009年ねん4月がつ4日にち	だまされたコロンボ "Columbo Cries Wolf"	写真しゃしん家か&男性だんせい誌し出版しゅっぱん社しゃ共同きょうどう経営けいえい者しゃ ショーン・ブライトリー	イアン・ブキャナン	中尾なかお隆聖りゅうせい	ディードル・ホール（翠みどり準じゅん子こ） アラン・スカーフェ（阪ばん脩おさむ）	ダリル・デューク	ウィリアム・リード・ウッドフィールド
52	1990年ねん2月がつ10日とおか	1995年ねん3月17日にち	2009年ねん5月2日にち	完全かんぜん犯罪はんざいの誤算ごさん "Agenda for Murder"	弁護士べんごし オスカー・フィンチ	パトリック・マクグーハン	久米くめ明あきら	ルイス・ゾリック（小松こまつ方正ほうせい） デニス・アーント（黒沢くろさわ良りょう） アーサー・ヒル	パトリック・マクグーハン	ジェフリー・ブルーム
53	1990年ねん3月31日にち	1995年ねん4月がつ14日にち	2009年ねん5月9日にち	かみさんよ、安やすらかに "Rest in Peace, Mrs. Columbo"	不動産ふどうさん仲介ちゅうかい業者ぎょうしゃ ヴィヴィアン・ドミートリー	ヘレン・シェイヴァー	弥永やなが和子かずこ	イアン・マクシェーン（柴田しばた秀勝ひでかつ） エド・ウィンター（富田とみた耕生こうせい） トム・イズベル（池田いけだ秀一ひでかず）	ヴィンセント・マケヴィティ	ピーター・S・フィッシャー
54	1990年ねん4月がつ28日にち	1994年ねん12月2日にち	2009年ねん4月がつ18日にち	華麗かれいなる罠わな "Uneasy Lies the Crown"	歯科しか医い ウェズリー・コーマン	ジェームズ・リード	菅生すごう隆之たかゆき	ボール・バーク（大塚おおつか周夫ちかお） ジョー・アンダーソン（佐々木ささき優子ゆうこ） マーシャル・R・ティーグ	アラン・J・レヴィ	スティーブン・ボチコ
55	1990年ねん5月14日にち	1994年ねん10月14日にち	2009年ねん4月がつ11日にち	マリブビーチ殺人さつじん事件じけん "Murder in Malibu"	俳優はいゆう ウェイン・ジェニングス	アンドリュー・スティーヴンス	大塚おおつか芳忠よしただ	ブレンダ・ヴァッカロ（来宮くるみや良子りょうこ） ジャネット・マーゴリン（山田やまだ礼子あやこ） フロイド・レヴィン（永井ながい一郎いちろう）	ウォルター・E・グローマン	ジャクソン・ギリス
第だい10シーズン / スペシャル番組ばんぐみ（1990年ねん - 2003年ねん）
56	1990年ねん12月9日にち	1994年ねん5月6日にち	2009年ねん3月21日にち	殺人さつじん講義こうぎ "Columbo Goes to College"	大学だいがく法学部ほうがくぶ学生がくせい ジャスティン・ロウ 同どう クーパー・レッドマン	スティーヴン・キャフリー ゲイリー・ハーシュバーガー	大塚おおつか明夫あきお 山寺やまでら宏一こういち	ロバート・カルプ（小林こばやし修おさむ） ジェームズ・ストリウス	E・W・スワックハマー	ジェフリー・ブルーム
57	1991年ねん2月がつ20日はつか	1995年ねん10月がつ20日はつか	2009年ねん5月30日にち	犯罪はんざい警報けいほう "Caution: Murder Can Be Hazardous to Your Health"	テレビ司会しかい者しゃ ウェード・アンダース	ジョージ・ハミルトン	小林こばやし勝彦かつひこ	ピーター・ハスケル（麦人ばくじん） ベニー・ジェンソン（高乃たかの麗うらら）	ダリル・デューク	ソニア・ウルフ パトリシア・フォード エイプリル・レイネル
58	1991年ねん4月がつ29日にち	1995年ねん5月12日にち	2009年ねん5月16日にち	影かげなき殺人さつじん者しゃ "Columbo and the Murder of a Rock Star"	刑事けいじ弁護士べんごし ヒュー・クライトン	ダブニー・コールマン	小林こばやし清志きよし	シーラ・ダニーズ（塩田しおだ朋子ともこ） シェリル・パリス（弘中ひろなかくみ子こ） リトル・リチャード	アラン・J・レヴィ	ウィリアム・リード・ウッドフィールド
59	1991年ねん12月15日にち	1993年ねん5月7日にち	2009年ねん5月23日にち	大当おおあたりの死し "Death Hits the Jackpot"	宝石商ほうせきしょう レオン・ラマー	リップ・トーン	阪ばん脩おさむ	ゲイリー・クローガー（池田いけだ秀一ひでかず） ジェイミー・ローズ（勝かち生せい真ま沙子いさご） ベッツィ・パーマー	ヴィンセント・マケヴィティ	ジェフリー・ブルーム
60	1992年ねん3月15日にち	1997年ねん4月がつ4日にち	2009年ねん6月6日にち	初夜しょやに消きえた花嫁はなよめ "No Time to Die"	ファッション・モデル メリッサ・アレクサンドラ・ヘイズ	ジョアンナ・ゴーイング （特殊とくしゅな回かいであるため、犯人はんにん役やくではない）	佐々木ささき優子ゆうこ	トーマス・キャラブロ（大塚おおつか芳忠よしただ） ダニエル・マクドナルド（谷口たにぐち節たかし） ジュリエット・ミルズ ドナルド・モファット	アラン・J・レヴィ	ロバート・バン・スコヤック
61	1992年ねん11月22日にち	1997年ねん10月3日にち	2009年ねん6月13日にち	死者ししゃのギャンブル "A Bird in the Hand..."	ギャンブラー ハロルド・マッケイン	グレッグ・エヴィガン	大塚おおつか明夫あきお	タイン・デイリー（弥永やなが和子かずこ） スティーブ・フォレスト（藤本ふじもと譲ゆずる） フランク・マクレー（宝たから亀ひさし克かつ寿ことぶき）	ヴィンセント・マケヴィティ	ジャクソン・ギリス
62	1993年ねん10月31日にち	1999年ねん5月7日にち	2009年ねん6月がつ20日はつか	恋こいにおちたコロンボ "It's All In The Game"	富豪ふごう ローレン・ステイトン	フェイ・ダナウェイ	高畑たかはた淳子じゅんこ	クローディア・クリスチャン（佐々木ささき優子ゆうこ） アルマンド・プッチ（大塚おおつか芳忠よしただ）	ヴィンセント・マケヴィティ	ピーター・フォーク
63	1994年ねん1月がつ10日とおか	1998年ねん10月16日にち	2009年ねん6月27日にち	4時じ02分ぶんの銃声じゅうせい "Butterfly In Shades Of Grey"	ラジオパーソナリティ &政治せいじアナリスト フィールディング・チェイス	ウィリアム・シャトナー	矢島やじま正明まさあき	モリー・ヘイガン ジャック・ローファー	デニス・デューガン	ピーター・S・フィッシャー
64	1994年ねん5月2日にち	1999年ねん11月12日にち	2009年ねん7月がつ11日にち	死しを呼よぶジグソー "Undercover"	保険ほけん会社かいしゃ調査ちょうさ員いん アーヴィング・クラッチ	エド・ベグリー・Jr （特殊とくしゅな回かいであるため、倒たおせ叙じょ推理すいり方式ほうしきではない）	納谷なや六朗ろくろう	タイン・デイリー バート・ヤング シーラ・ダニーズ ハリソン・ペイジ	ヴィンセント・マクヴィティ	ゲーリー・デイ 原作げんさく：エド・マクベイン
65	1995年ねん5月がつ8日にち	2000年ねん3月31日にち	2009年ねん7月がつ18日にち	奇妙きみょうな助すけっ人と "Strange Bedfellows"	牧場ぼくじょう主ぬし グラハム・マクヴェイ	ジョージ・ウェント	樋浦ひうら勉つとむ	ロッド・スタイガー	ヴィンセント・マケヴィティ	ローレンス・ヴァイル
66	1997年ねん5月15日にち	2001年ねん4月がつ13日にち	2009年ねん7月がつ25日にち	殺意さついの斬きれ味あじ "A Trace of Murder"	警察けいさつ鑑識かんしき官かん パトリック・キンズレー その愛人あいじん&実業じつぎょう家かの妻つま キャサリン・カルバート	デヴィッド・ラッシュ シーラ・ダニーズ	船越ふなこし英一郎えいいちろう 藤田ふじた淑子としこ	バリー・コービン レイ・バーク	ヴィンセント・マケヴィティ	チャールス・キッズ
67	1998年ねん10月8日にち	1999年ねん9月がつ23日にち	2009年ねん8月がつ8日にち	復讐ふくしゅうを抱だいて眠ねむれ "Ashes to Ashes"	葬儀そうぎ会社かいしゃ社長しゃちょう エリック・プリンス	パトリック・マクグーハン	日本にほんテレビ版ばん：有川ありかわ博ひろし WOWOW版ばん：山野やまの史人ふみと	サリー・ケラーマン ルー・マクラナハン エディ・マクラーグ	パトリック・マクグーハン	ジェフリー・ハッチャー
68	2000年ねん5月12日にち	2001年ねん7月がつ8日にち	2009年ねん8月がつ15日にち	奪うばわれた旋律せんりつ "Murder With Too Many Notes"	映画えいが音楽おんがく作曲さっきょく家か フィンドレー・クロフォード	ビリー・コノリー	日本にほんテレビ版ばん：佐々木ささき勝彦かつひこ WOWOW版ばん：堀ほり勝之かつゆき祐ゆう	チャールズ・シオフィ チャド・ウィレット	パトリック・マクグーハン	ジェフリー・ケーヴァ パトリック・マクグーハン
69	2003年ねん1月がつ30日にち	2004年ねん2月がつ7日にち	2009年ねん9月5日にち	殺意さついのナイトクラブ （BD版ばんの題名だいめい） 虚飾きょしょくのオープニング・ナイト （WOWOW版ばんの題名だいめい） "Columbo Likes the Nightlife"	ライブプロモーター ジャスティン・プライス その恋人こいびと&被害ひがい者しゃの元もと妻つま ヴァネッサ・ファロー	マシュー・リス ジェニファー・スカイ	BD版ばん： 香川かがわ照之てるゆき 甲斐田かいだ裕子ゆうこ WOWOW版ばん： 佐久田さくた修おさむ 斉藤さいとう恵理えり	ダグラス・ロバーツ	ジェフリー・ライナー	マイケル・アレイモ

登場とうじょう人物じんぶつ

コロンボ

コロンボの肩書かたがき

コロンボは、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくカリフォルニア州しゅうのロサンゼルス市し警察けいさつ殺人さつじん課か に所属しょぞくする警察官けいさつかんであり、階級かいきゅうは「Lieutenant（ルテナント）」である。日本語にほんご版ばんの作品さくひんのタイトルは「刑事けいじコロンボ」であるが、日本語にほんご版ばんの放送ほうそうやビデオの日本語にほんご訳やく字幕じまくでは一貫いっかんして「コロンボ警部けいぶ」とされている。

• ロサンゼルス市し警察けいさつも含ふくめ一般いっぱん的てきなアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの警察けいさつにおいては、「sergeant」→「lieutenant」→「captain」といった階級かいきゅう制度せいどが採用さいようされている。これを日本語にほんごに訳やくす場合ばあい、一般いっぱん的てきには sergeant を「巡査じゅんさ部長ぶちょう」、lieutenant を「警部補けいぶほ」、captain を「警部けいぶ」とすることが多おおい。これに従したがうならば、"Lieutenant Columbo"は「コロンボ警部補けいぶほ」となる。
• ただし、実際じっさいの制度せいどでは captain が分署ぶんしょ長ちょうや本部ほんぶの課長かちょうなどを務つとめることが多おおい。lieutenant はそれに次つぐ階級かいきゅうとして、署長しょちょう（もしくは実じつ動どう部隊ぶたいの長ちょう）の「副官ふっかん・代行だいこう」であるとともに、場合ばあいによっては署長しょちょう職しょくを務つとめることもあり、実際じっさいの各かく階級かいきゅうの役職やくしょく、役割やくわり、人員じんいんの構成こうせい比率ひりつなどで較くらべた場合ばあい、日本にっぽんの警察けいさつでの警視けいしに相当そうとうする役割やくわりをも担になっている。また、その下したの階級かいきゅうの sergeant でも警察けいさつ署しょの係かかりや課か、警察けいさつ署しょ全体ぜんたいの当直とうちょく（ウォッチ）シフトなどを監督かんとく･指揮しきする役職やくしょくの階級かいきゅうとなっている。劇げき中ちゅうのコロンボは、一定いっていの権限けんげんを与あたえられた捜査そうさ責任せきにん者しゃ（そのため、警察けいさつを代表だいひょうして犯人はんにんと対決たいけつすることができる）という扱あつかいだが、単身たんしんで現あらわれることが多おおく部下ぶかを指揮しきするような描写びょうしゃは少すくない。

コロンボの名前なまえ

シリーズを通とおして劇げき中ちゅうでコロンボのファーストネームが登場とうじょうしたことは一いち度どもない。コロンボも名前なまえを尋たずねられた際さい、「私わたしを名前なまえで呼よぶのはカミさんだけです」と答こたえている。フォークはインタビューでの質問しつもんに答こたえて、コロンボの名前なまえを「警部補けいぶほ（ルーテナント）」と述のべたことがある。第だい5話わ「ホリスター将軍しょうぐんのコレクション」と第だい35話わ「闘牛とうぎゅう士しの栄光えいこう」で、コロンボの警察けいさつバッジケースがクローズアップされる場面ばめんがあり、それには「Frank Columbo」と記しるされている。2009年ねん1月がつに再さい放送ほうそうした際さいのNHKデジタル衛星えいせいハイビジョン番組ばんぐみ公式こうしきサイトトップでは、身分みぶん証しょうに"Lt. Frank Columbo A096824"（警部補けいぶほ フランク・コロンボ、A96824号ごう。Lt.は"lieutenant"=警部補けいぶほの略称りゃくしょう）なる表記ひょうきがある。

なお、「コロンボ」姓せいについては、脚本きゃくほん家かのウィリアム・リンクによると、ビリー・ワイルダーの代表だいひょう作さく『お熱あついのがお好すき』の登場とうじょう人物じんぶつ「スパッツ・コロンボ」（演えんじ：ジョージ・ラフト）に由来ゆらいしているという。リンクとリチャード・レヴィンソンの両りょう名なはいずれもワイルダーを熱烈ねつれつに崇拝すうはいしている。

コロンボのキャラクター

• 安やすっぽくよれよれのワイシャツとネクタイに裏地うらじがなく防寒ぼうかん着ぎとしては役立やくだたないレインコート（本人ほんにんも寒さむがっている描写びょうしゃが何なん度どかある）、安やす葉巻はまき、櫛くしの通とおっていないボサボサの髪かみの毛けと斜視しゃしによる藪睨やぶにらみ、猫背ねこぜが特徴とくちょうで、対決たいけつする上流じょうりゅう階級かいきゅうの犯人はんにんたちの高級こうきゅうなスーツとの対比たいひもあるが、「浮浪ふろう者しゃに変装へんそう中ちゅう」や慈善じぜん団体だんたいの関係かんけい者しゃからホームレスと間違まちがわれたことがあるほどに（第だい27話わ「逆転ぎゃくてんの構図こうず」）、まったく冴さえない風貌ふうぼうの人物じんぶつとなっている。しかしその風貌ふうぼうがコロンボの優すぐれた知性ちせいを隠かくし、犯人はんにんの油断ゆだんを誘さそう武器ぶきとなっている（第だい1話わ「殺人さつじん処方箋しょほうせん」）。
• コロンボを演えんじたピーター・フォークの右目みぎめは義眼ぎがんだが、コロンボはそうではない。ただし66作さく目め、『殺意さついの切きれ味あじ』では「Three eyes are better than one.」という内輪うちわネタを発はっするシーンがある。
• 口癖くちぐせは「Just one more thing."（邦訳ほうやく「あと1つだけ」）」。その他た、「My wife..."（邦訳ほうやく「うちのカミさんがね……」など）」と頻繁ひんぱんに妻つまや親戚しんせきの話はなしを口くちにする。
• イタリア系けいでイタリア語ごが話はなせる（第だい34話わ「仮面かめんの男おとこ」、第だい42話わ「美食びしょくの報酬ほうしゅう」、第だい59話わ「大当おおあたりの死し」）。ただし、話はなせないという設定せっていの回かいもある（第だい65話わ「奇妙きみょうな助すけっ人と」）。
• 射撃しゃげきは不得手ふえてで、拳銃けんじゅうは携帯けいたいしない（第だい4話わ「指輪ゆびわの爪つまあと」）。半年はんとしごとに行おこなう射撃しゃげき訓練くんれんに10年ねんも行おこなっておらず、本部ほんぶから警告けいこくされたことがある（第だい32話わ「忘わすれられたスター」）。発砲はっぽう音おんを苦手にがてとしているらしく、やむを得えず発砲はっぽうする必要ひつようがある時ときは耳みみを塞ふさいで撃うつ（第だい30話わ「ビデオテープの証言しょうげん」）。また、ホールドアップの必要ひつようがある場面ばめんでも、実際じっさいには撃うたずに突つき付つけるだけで済すませている（第だい64話わ「死しを呼よぶジグソー」）。しかし、ビびー玉だまなどを目標もくひょう物ぶつに当あてるのは幼おさない頃ころから得意とくい（第だい13話わ「ロンドンの傘かさ」）。
• 幼おさない頃ころからわんぱくな育そだちらしく、車くるまのマフラーにジャガイモを詰つめ込こんだり（第だい4話わ「指輪ゆびわの爪つまあと」）、クラスの気きになる女おんなの子こに消けしゴムのカスを当あてたりするなどいたずらっ子こだった。刑事けいじになる前まえは軍隊ぐんたいにおり（第だい40話わ「殺ころしの序曲じょきょく」）、朝鮮ちょうせん戦争せんそうに従軍じゅうぐんした経験けいけんがあるが、前線ぜんせんには出でず炊事すいじ当番とうばんをしていた（第だい24話わ「白鳥はくちょうの歌うた」）。
• 怖こわがりで解剖かいぼうや手術しゅじゅつ、残酷ざんこくな殺人さつじんの写真しゃしんを見みることすら好このまない（第だい13話わ「ロンドンの傘かさ」、第だい15話わ「溶とける糸いと」）。ただし、嘔吐おうとしたり気きを失うしなうなどといったことはまったくないほか、被害ひがい者しゃの生死せいしが係かかっている状況じょうきょうでは普段ふだんのような怖こわがる様子ようすは見みせない。ギロチンで首くびを落おとされた死体したいがある現場げんばでも、死体したいを見みないようにしながらも現場げんば検証けんしょうをこなしている（第だい46話わ「汚よごれた超ちょう能力のうりょく」）。
• 運動うんどうは苦手にがてで泳およげない。高たかい所ところが苦手にがてらしく、ケーブルカーに乗のった際さいには一言ひとことも言葉ことばを発はっしなかったり（第だい8話わ「死しの方程式ほうていしき」）、捜査そうさのため致いたし方かたなく何なん度どか航空機こうくうきに搭乗とうじょうした後のち、降おりられるくらいまで精神せいしん的てきに落おち着つくのに相当そうとうな時間じかんを要ようしている（第だい2話わ「死者ししゃの身代金みのしろきん」）。乗船じょうせん時じ、船酔ふなよいをしているシーンもあった（第だい5話わ「ホリスター将軍しょうぐんのコレクション」）。しかしゴルフではプロ級きゅうのスウィングでホールインワンを決きめ（第だい4話わ「指輪ゆびわの爪つまあと」）、ダーツでは3投とう目めに中央ちゅうおうのブルに命中めいちゅうさせている（第だい45話わ「策謀さくぼうの結末けつまつ」）。
• 火ひのついていない安やす葉巻はまきを携帯けいたいしているが、ライターやマッチは大抵たいてい誰だれかに借かりている。葉巻はまきはシガーカッターで切きったものより噛かみちぎったものの方ほうが好このみ（第だい66話わ「殺意さついの斬きれ味あじ」）。
• メモ魔まで何なんでもメモしておくが、ボールペンや鉛筆えんぴつは自分じぶんでは出ださずに常つねに誰だれかから借かりている。相手あいてから借かりることができなかった場合ばあいのみ、自分じぶんが携帯けいたいしているものを取とり出だす。周辺しゅうへんの人ひとや犯人はんにんからペン類るいを借かりて、そのまま忘わすれて持もち帰かえりそうになってしまうことも多おおい。ボイスレコーダーを使つかう回かいもある（第だい23話わ「愛情あいじょうの計算けいさん」）。
• 好物こうぶつはチリコンカン（チリ）とコーヒー。メニューにチリがない場合ばあいでも注文ちゅうもんするほどである（第だい22話わ「第だい三さんの終章しゅうしょう」）。コーヒーは熱あついのが好このみで、ぬるくなると文句もんくを言いう。一時いちじブラックコーヒーを飲のんでいたのはダイエットのためで、第だい41話わ「死者ししゃのメッセージ」では砂糖さとうを3杯はい入いれてもらっている（第だい69話わ「虚飾きょしょくのオープニングナイト」では2杯はい）。
• ファミリーを大切たいせつにするイタリア系けいだけに、妻つまのほかにも甥おいや姪めいや従兄弟いとこなど親族しんぞくの話はなしをよくする。船旅ふなたび中ちゅうのコロンボが船員せんいんに妻つまの所在しょざいをたずね「あちらに行いかれました」と返答へんとうする場面ばめんがあるが、画面がめんに登場とうじょうしたことはない（第だい29話わ「歌声うたごえの消きえた海うみ」）。
• 料理りょうりを手際てぎわよく作つくり、被害ひがい者しゃの妻つまを元気げんきづけるために「料理りょうりはまったくダメ」といいながらオムレツを調理ちょうりしたり（第だい3話わ「構想こうそうの死角しかく」）、仔こ牛うし料理りょうりを犯人はんにんである料理りょうり研究けんきゅう家かに振舞ふるまった際さいにはその腕前うでまえと才能さいのうを高たかく評価ひょうかされている（第だい42話わ「美食びしょくの報酬ほうしゅう」）。料理りょうりに関かんする知識ちしきも豊富ほうふ。家いえではもっぱら妻つまに代かわって台所だいどころで料理りょうりを担当たんとうしているらしい。
• その他たの趣味しゅみはリメリック（五ご行ぎょう戯おどけ詩し）、西部せいぶ劇げき、クラシック音楽おんがく（イタリアオペラ、シュトラウスのワルツなど）、ゴルフ、ボウリング、フットボールのテレビ観戦かんせん。絵画かいがにも精通せいつうしているようで（演えんずるフォークも絵画かいがには精通せいつうしている）、飾かざってある絵画かいがの価値かちを一目いちもく見みただけで把握はあくしたこともある（本人ほんにんはあくまで「不学ふがく」「無学むがく」「勉強べんきょう不足ふそく」と謙遜けんそんしている）。またビリヤードを得意とくいとする。
• 逮捕たいほした犯人はんにんに対たいしてワインをふるまったり（第だい19話わ「別わかれのワイン」、銘柄めいがらは不明ふめい。犯人はんにんは「モンテフィアスコーネ。最高さいこうのデザートワイン」と言いっている。実在じつざいの「エスト! エスト!! エスト!!! ディ・モンテフィアスコーネ」は辛口からくちであり、デザートワインとは言いい難がたいが、犯人はんにんは普通ふつうとは変かわったワイン感かんを持もっている）、音楽おんがくをかけてやりながら慰なぐさめの言葉ことばをかけたりする（第だい24話わ「白鳥はくちょうの歌うた」）など、時ときに犯人はんにんに対たいして温あたたかい心遣こころづかいを見みせることがある。逆ぎゃくに卑劣ひれつな犯人はんにんに対たいしては、普段ふだんの控ひかえめな態度たいどを急変きゅうへんさせて怒いかりを露あらわにすることもある（第だい15話わ「溶とける糸いと」、第だい26話わ「自縛じばくの紐ひも」など）。
• 犯行はんこう現場げんばに寝ねぼけたり、食事しょくじを抜ぬかした状態じょうたいでやってきては勝手かってに現場げんばにあった高級こうきゅう品ひんのキャビア（被害ひがい者しゃの食たべかけ）を食しょくしたり（第だい21話わ「意識いしきの下したの映像えいぞう」）、周囲しゅういの人間にんげんにコーヒーやオレンジジュース、ちょっとした食たべ物ものを要求ようきゅうすることも多おおい。また、つい犯行はんこう現場げんばを荒あらしてしまうくせがあり、目覚めざましに勝手かってに現場げんばの水道すいどうを使つかって顔かおを洗あらったり、凶器きょうきの鉄棒てつぼうやパトカーでゆで卵たまごの殻からを割わったり、ぼーっとして葉巻はまきの灰はいをじゅうたんの上うえに落おとしてしまう等ひとし、軽率けいそつな行動こうどうも多おおいがそれが結果けっか的てきに犯罪はんざいを暴あばくきっかけになる場合ばあいがほとんどである。
• 酒さけと高級こうきゅうなつまみが好すきであちこちでご馳走ちそうになったり、現場げんばや容疑ようぎ者しゃ宅たくに置おいてあるものを（無断むだんで）失敬しっけいするものの自分じぶんではめったに買かわない。また、あまり金きんを持もち歩あるかないので、飲食いんしょく店てんなどでお金かねが足たらず支払しはらいができない時ときには、小切手こぎってで支払しはらいをしたり（第だい20話わ「野望やぼうの果はて」）、警察けいさつ宛あての請求せいきゅう書しょを切きってもらうことがしばしばある。
• キャラクターのモデルはフョードル・ドストエフスキーの『罪つみと罰ばっ』に出でてくる、見みた目めが冴さえないが推論すいろんや心理しんりテクニックを駆使くしして犯人はんにんを追おい詰つめていく有能ゆうのうなポルフィーリ・ペトローヴィチ予審よしん判事はんじ。
• 私生活しせいかつにおけるコロンボはドラマにおける犯人はんにん達たちの豪奢ごうしゃな生活せいかつと違ちがい、うだつが上あがらず小額しょうがくの支払しはらいにも渋しぶる小物こものとして描えがかれている。また、コロンボ個人こじんの人間にんげん関係かんけいも安穏あんのんと暮くらす市井しせいの市民しみんが数多かずおおく見みられ、一いち例れいとしてカフェーの主人しゅじんに他愛たあいのない日常にちじょうの愚痴ぐちや世間せけん話ばなしなどをするなどしている。少々しょうしょう記憶きおく力りょくに乏とぼしいものの映画えいがやテレビを相当そうとう数すう見みており、知しっている役者やくしゃなどに出会であうと年甲斐としがいもなく喜よろこび、感激かんげきを隠かくさない。現場げんばに現あらわれるまでのコロンボは煩雑はんざつで不本意ふほんいな雑務ざつむに追おわれていることが多おおく、そのために一いち食しょく抜ぬいてしまっている場合ばあいが多々たたある。
• 事件じけんが起おこっても急いそいで現場げんばに駆かけつけることは少すくなく、たいていは実況じっきょう見分けんぶんがあらかた終おわってから顔かおを出だす。しかも、自身じしんが注目ちゅうもくする以外いがいの物事ものごとには大たいして興味きょうみを示しめさず、現場げんば保存ほぞんにも執着しゅうちゃくせず、火ひの着ついた葉巻はまきをくわえながらコロンボなりの検分けんぶんですませる。
• 署しょ内ないでのコロンボは相当そうとうな信頼しんらいと名声めいせいがあるのか、同おなじ課かに勤務きんむする新米しんまい刑事けいじから尊敬そんけいされているほか、事故じことして処理しょりされかけている事件じけんを上司じょうしに掛かけ合あって殺人さつじんに切きり替かえて再さい捜査そうさしたり、警察けいさつと繋つながりのある社会しゃかい的てき地位ちいが高たかい人物じんぶつの恫喝どうかつにも困惑こんわくはするものの飄々ひょうひょうとしている。
• ただし、市し警察けいさつ本部ほんぶ長ちょう主催しゅさいのパーティで酔よっぱらってプールに落おちてしまい、その姿すがたを警察けいさつ本部ほんぶ次長じちょう夫人ふじん（第だい25話わ「権力けんりょくの墓穴ぼけつ」の被害ひがい者しゃ）に見みられてしまうなどの失敗しっぱいもしている。
• 捜査そうさ方法ほうほうは、整合せいごう性せいのない事柄ことがらに関かんして容疑ようぎ者しゃや関係かんけい者しゃに事細ことこまかにしらみ潰つぶしに当あたり、時間じかんや場所ばしょに関係かんけいなく職務しょくむ質問しつもんするという極きわめて古典こてん的てきなもので、その場ばでアリバイが立証りっしょうされて一応いちおう納得なっとくするようなことがあっても、事実じじつが判明はんめいするまでは幾度いくども同おなじ捜査そうさを繰くり返かえす。また、き込きこみでは、相手あいての地位ちいに関係かんけいなくへりくだった態度たいどで妻つまの話はなしなどの雑談ざつだんを振ふっておき、夫婦ふうふ間あいだ（または親族しんぞく間あいだ）の意見いけんの相違そういなどを打うち明あけて相手あいてに意見いけんを求もとめてから「形式けいしき的てきな捜査そうさなので…」「報告ほうこく書しょに書かくためだけです」などと職務しょくむ質問しつもんに入はいるパターンが恒例こうれいとなっている。
• 状況じょうきょう証拠しょうこと証言しょうげんだけでの真相しんそう解明かいめいを目指めざさず、守秘しゅひ義務ぎむに関係かんけいなく捜査そうさ状じょう況きょうを容疑ようぎ者しゃ本人ほんにんに逐一ちくいち報告ほうこくすることで感情かんじょうの機微きびや証言しょうげんの小ちいさな差異さいをあぶり出だし、それらを手てがかりに矛盾むじゅん点てんを突つきつけ焦じらせて心理しんり的てき誤あやま誘導ゆうどうするなどし、最終さいしゅう的てきには理詰りづめで追おい込こんで犯行はんこうを認みとめさせるという捜査そうさ方法ほうほうを多々たた用もちいる。知能指数ちのうしすうの高たかく、世界せかいで2%しか入いれない「シグマ協会きょうかい」（モデルはメンサ）のメンバーである犯人はんにんを誘導ゆうどう尋問じんもんで自白じはくさせ、その手法しゅほうと目めの付つけ所どころを評価ひょうかした犯人はんにんはコロンボの知能指数ちのうしすうをテストしたが、正答せいとうしたので「あなたは警察けいさつに置おいておくには惜おしい」と賛辞さんじを贈おくられている（第だい40話わ「殺ころしの序曲じょきょく」）。一方いっぽうで犯罪はんざい捜査そうさにおいては、運うんが必要ひつようだと学生がくせいたちに講義こうぎしている（第だい56話わ「殺人さつじん講義こうぎ」の「新人しんじん刑事けいじへのアドバイス」への回答かいとうとして）。
• また、事件じけんに関連かんれんした分野ぶんやの知識ちしきを勉強べんきょうし、それを応用おうようすることで専門せんもん家かを驚おどろかせたり、犯人はんにん逮捕たいほに利用りようしたりすることがある。
• お金かねが好すきだといい、少すくない情報じょうほうで税ぜいや収入しゅうにゅうなどの複雑ふくざつな計算けいさんが瞬時しゅんじにできる（第だい10話わ「黒くろのエチュード」）。
• 非常ひじょうに粘ねばり強づよい捜査そうさが持もち味あじとなっており、最長さいちょうの捜査そうさ期間きかんは9年ねん4か月げつだったと語かたっている（第だい62話わ「恋こいにおちたコロンボ」）。
• 本人ほんにん曰いわく、新しんシリーズの時点じてんで22年ねん警察官けいさつかんをやっているとのこと（第だい54話わ「華麗かれいなる罠わな」）。おそらくは第だい1話わ「殺人さつじん処方箋しょほうせん」の初回しょかい放送ほうそう日びが該当がいとう話はなしの22年ねん前まえであることにちなんだネタだと思おもわれる。

コロンボのコート

よれよれの背広せびろ服ふくとレインコートのスタイルはフォークが作つくり上あげたものであり、レインコート・背広せびろ服ふくとも彼かれの私物しぶつである。乾燥かんそうしており降雨こううが少すくないロサンゼルスではレインコートはほとんど普及ふきゅうしておらず、砂すなよけのダスターコートが一般いっぱん的てきである。しかし、フォークは「コロンボに強烈きょうれつな個性こせいと独特どくとくなキャラクターをもたせたかった。そこで、（雨あめの少すくない）カリフォルニアでレインコートを着きせることにした」（『隔週かくしゅう刊かん 刑事けいじコロンボDVDコレクション』デアゴスティーニ・ジャパン刊かん）という。同おなじコートを7年間ねんかん使用しようしている。

コロンボの愛車あいしゃ

コロンボの私有しゆう車しゃとして、くたびれたフランス製せい小型こがた乗用車じょうようしゃの1959年ねん式しきプジョー・403カブリオレ（米国べいこく輸出ゆしゅつ車しゃ）がしばしば登場とうじょうし、彼かれのライフスタイルを物語ものがたる小道具こどうぐとなった。ピーター・フォークが自伝じでんで語かたる起用きようの経緯けいいによれば、シリーズのとあるエピソードの撮影さつえいに先立さきだち、自みずからがコロンボの自家用車じかようしゃのチョイスを任まかされたが、ガレージ一いち杯はいの劇げき用よう車しゃのどれを見みても気きに入いらなかった中なか、ガレージの隅すみで色褪いろあせているうえに1輪りんがパンクしているプジョー・403カブリオレに遭遇そうぐう、直感ちょっかん的てきに選えらんだものであったという。

このモデルが生産せいさんされたのは1950年代ねんだい後期こうきで、テレビシリーズ放映ほうえい開始かいし時点じてんでも10年ねん以上いじょう経過けいかした旧式きゅうしきモデルであった。塗装とそうもところどころまだらになっており、プジョーはドラマの中なかでしばしば不調ふちょうを起おこし、あまりに散々さんざんな見みてくれに登場とうじょう人物じんぶつたちからはスクラップ扱あつかいされる体ていたらくであったが、コロンボはさして意いに介かいする様子ようすもなく、時ときには「ドッグ」と名付なづけた愛犬あいけんを助手じょしゅ席せきに載のせ、自みずからの足あしとして愛用あいようし続つづけた。外観がいかんを見みただけでディーラーが下取したどりを拒否きょひする、「盗ぬすめられるはずがない」とレストランのドアボーイが店みせの駐車ちゅうしゃ場じょうに保管ほかんしてくれない、自動車じどうしゃ解体かいたい場じょうの殺人さつじん現場げんばに駆かけつけた時ときには警戒けいかい中ちゅうの警官けいかんから車くるまを捨すてに来きたと勘違かんちがいされ、見みた目めの評価ひょうかは散々さんざんなものとなっているが、コロンボは「フランス車しゃだ」と自慢じまんげに話はなしており、反対はんたいに妻つまの新車しんしゃ に関かんしては「平凡へいぼんな車くるま」と評ひょうしていた。

1989年ねんから新しんシリーズが再開さいかいされたが、この時とき、以前いぜんのシリーズの撮影さつえいで使用しようしていたプジョー・403はすでに売却ばいきゃくされていた。ABCとフォークは、コロンボの愛車あいしゃとしてプジョー・403こそが最もっとも相応ふさわしいと判断はんだんし、403カブリオレを3台だい購入こうにゅうして、撮影さつえいに使用しようした。旧きゅうシリーズの個体こたいの幌ほろが灰色はいいろだったのに対たいし、新しんシリーズの個体こたいは幌ほろの色いろが白しろになっている。また、新しんシリーズ以降いこうは希少きしょう車しゃになっており、作中さくちゅうでも売買ばいばいを持もちかけられるが、コロンボは「売うる気きは無ない」と断ことわりを入いれている。

現実げんじつ世界せかいへの登場とうじょう

米国べいこくに於おいて『刑事けいじコロンボ』が第だい7シーズンに差さし掛かかっていた1978年ねん、コロンボを演えんじるピーター・フォークはディーン・マーティンが司会しかいを務つとめる当時とうじの人気にんきバラエティ番組ばんぐみ、『ザ・ディーン・マーティン・セレブレティ・ロースト』にフランク・コロンボ警部けいぶとして招待しょうたいされ、同年どうねん7月がつ2日にち、フランク・シナトラが副ふく司会しかいを務つとめた同どう番組ばんぐみにフォークはドラマそのままの刑事けいじコロンボの姿すがたで登場とうじょう。8分ふん余あまりにわたって刑事けいじコロンボのパーソナリティに基もとづいたスピーチを行おこない、終始しゅうし出演しゅつえん者しゃと聴衆ちょうしゅうの爆笑ばくしょうを誘さそった。

スピーチの中途ちゅうと、コロンボは(作中さくちゅうでよく見みせる行動こうどうと同おなじように)壇上だんじょうからマーティンにナプキン、ジョナサン・ウィンタースからペンをそれぞれ借かり、副ふく司会しかいのシナトラに対たいしてナプキンにサインしてくれるようにせがむ一幕ひとまくが存在そんざいするが、この時ときコロンボはサインの宛名あてな書がきについて、最初さいしょは「コロンボ警部補けいぶほへ」、次つぎに（シナトラのファンであるという設定せっていの）カミさんの名義めいぎを足たして「コロンボ警部補けいぶほとコロンボ夫人ふじんへ」、次ついでカミさんと自身じしんの名義めいぎの順序じゅんじょを入いれ替かえて…とあれこれと逡巡しゅんじゅんした挙あげ句く、最終さいしゅう的てきに「ただ"ローズへ"とだけ書かいて」とシナトラに要望ようぼうした（この時とき、会場かいじょうは最大さいだい級きゅうの笑わらいと拍手はくしゅに包つつまれた）。その後ご、コロンボはシナトラにカミさん謹製きんせいのラザニアを贈呈ぞうていし、「鍋なべはわざわざ洗あらわなくていい、テフロン製せいだからスチールウールを使つかうと、傷きずがつく。ただ、水みずですすぐだけでいい。住所じゅうしょが入はいってるから、送おくってくれ」と、長々ながながと注意ちゅういを送おくった。次つぎに、テレビを皆みなで見みているというカミさんを始はじめとするコロンボの親戚しんせき一同いちどうにアカペラで歌うたってほしいと要望ようぼうするが、この時ときシナトラはカメラに向むかって手てを振ふりながら「やぁ、（ローズの愛称あいしょうとみられる）ロージー！」と呼よびかけた。

なお、フランク・コロンボの英語えいご版ばんの記述きじゅつに依よると、設定せってい上じょうはコロンボの実みの姉妹しまいにも「ローズ」という名前なまえの人物じんぶつが存在そんざいするとされているが、この一連いちれんのやり取とりの中なかでコロンボが言及げんきゅうした「ローズ・コロンボ」という人物じんぶつは、スピーチの文脈ぶんみゃく上じょうは「カミさんの本名ほんみょう」であると解釈かいしゃくされるものであり、米国べいこくのファンの間あいだではこの時ときのスピーチが、フォークがコロンボのパーソナリティの下したでカミさんの本名ほんみょうに言及げんきゅうした史上しじょう唯一ゆいいつのシーンであると認識にんしきされている。

YouTubeにおいて、下記かきメンバーで吹替ふきかえた日本語にほんご版ばんも存在そんざいする。日本にっぽんでの放送ほうそう日時にちじと放送ほうそう局きょくは現時点げんじてんで不明ふめい。

【声こえの出演しゅつえん】

ピーター・フォーク（コロンボ）:小池こいけ朝雄あさお

フランク・シナトラ:家いえ弓ゆみ家正いえまさ

ディーン・マーティン:羽佐間はざま道夫みちお

その他たの主要しゅよう人物じんぶつなど

犯人はんにん

刑事けいじコロンボの犯人はんにんを参照さんしょう。

コロンボの妻つま

• コロンボは「my wife」もしくは「Mrs. Columbo」、日本語にほんご版ばんでは「カミさん」と表現ひょうげんする。画面がめんに登場とうじょうしたことは無なく、もっぱらコロンボによって捜査そうさ中ちゅうにその存在そんざいをよく引ひき合あいに出だされる。客船きゃくせん内ないで妻つまを見失みうしなったコロンボにウェイターが彼女かのじょの行いき先さきを教おしえたり、夫おっとへの相談そうだん無なしにペットショップで「ドッグ」にフルコースのケアを電話でんわでオーダーしたり、コロンボから電話でんわで夕飯ゆうはんのメニューを相談そうだんされている。
• 夫おっとのコロンボが語かたるところによると、夜学やがくに通かよって会計かいけい学がくを勉強べんきょうしている、缶詰かんづめの景品けいひんで海外かいがい旅行りょこうを当あてたことがある。
• 第だい53話わ「かみさんよ、安やすらかに」ではコロンボと共ともにカミさんの写真しゃしんが並ならべられているシーンがあるが、コロンボの弁べんに依よるとこの写真しゃしんの人物じんぶつはカミさん本人ほんにんではなく、カミさんに容貌ようぼうがよく似にたカミさんの実みの姉妹しまいであるとのこと。
• 別べつ番組ばんぐみ『ミセス・コロンボ』に登場とうじょうするケイト・コロンボについては、原作げんさく・原案げんあん者しゃのリンクとレビンソンはコロンボ夫人ふじんであることを否定ひていしている。#ミセス・コロンボ参照さんしょう。

コロンボの子供こども

• 妻つまと同おなじくセリフ中ちゅうでのみ登場とうじょう。第だい19話わ「別わかれのワイン」で子供こどもがいることを言及げんきゅうしたり、コロンボが飼かい犬いぬを犬いぬの学校がっこうに預あずかってくれないかと頼たのむ際さいに、「カミさんは子供こどもたちを連つれて田舎いなかへ遊あそびに行いっちまってるんでね」と言いっているシーン（第だい23話わ「愛情あいじょうの計算けいさん」）があり、子供こどもが複数ふくすういることがわかるが、一方いっぽうで第だい53話わ「かみさんよ、安やすらかに」では「私わたしたちには子供こどもはいないけどね（犬いぬがいるので幸しあわせだよ）」とのセリフがある。

コロンボの親族しんぞく

妻つまと同様どうようにコロンボがよく引ひき合あいに出だす大勢おおぜいの甥おいや姪めいなどの親族しんぞく。シリーズを通とおして見みてみると、コロンボが相手あいてに揺ゆさぶりをかけるため事件じけんの核心かくしんに迫せまるような事柄ことがらを話はなす際さいに話はなしの中なかで登場とうじょうすることがほとんどであるが、対象たいしょうとなる親族しんぞくは一いち度ども画面がめん上じょうには出でてこない。

• コロンボが女優じょゆう宅たくから自宅じたくへ電話でんわをかけ、女優じょゆうのファンである妻つまに女優じょゆうの声こえを聞きかせようと試こころみた際さい、妻つまは不在ふざいであったが、代かわりにジョージという義弟ぎていが電話でんわに出でている（第だい14話わ「偶像ぐうぞうのレクイエム」）。
• コロンボが「私わたしの甥おいの写真しゃしん」などと言いって、複数ふくすうの親族しんぞくと自分じぶんが写うつる数すう枚まいの写真しゃしんを見みせている（第だい25話わ「権力けんりょくの墓穴ぼけつ」）。サンディエゴの水族館すいぞくかんに勤つとめる甥おいがいる（第だい69話わ「殺意さついのナイトクラブ」）。
• 幼少ようしょう期きは困窮こんきゅうした生活せいかつを送おくっていたらしく、母親ははおやが家事かじをできないときには父親ちちおやがよく「スキャロッピーニ」という料理りょうりを作つくっていた（第だい42話わ「美食びしょくの報酬ほうしゅう」。テンダーロインの薄切うすぎりを使つかった牛肉ぎゅうにく料理りょうりの一種いっしゅ、ヴィールスキャロッピーニ（Veal Scaloppini）のことと思おもわれる。イタリアの伝統でんとう料理りょうりである）。
• 第だい60話わ「初夜しょやに消きえた花嫁はなよめ」では甥おいのアンディ刑事けいじが登場とうじょう。コロンボの姉あねの息子むすこで、両親りょうしんは既すでに亡なくなっている。
• Ｗ・リンク原作げんさくの小説しょうせつでは、『歪いがんだ調しらべ性せい』で弦楽器げんがっき奏者そうしゃにコロンボは「自分じぶんは一人ひとりっ子こ」であると発言はつげんしている。

ドッグ

• コロンボの飼かい犬いぬ。実際じっさいにフォークのペットであった。犬いぬ種しゅはバセットハウンド。名前なまえは「ドッグ」。というより、コロンボは名前なまえをつけようとあれこれ考かんがえたものの、良よい名前なまえが思おもい浮うかばなかった。結局けっきょく、最後さいごまで名前なまえが決きまることはなかった。10、16、23、30、32、36、41、43、44話わに登場とうじょう。
• テレビが好すきだが、寝ねそべったままほとんど何なにもせず、自分じぶんで歩あるくこともほとんどしない。犬いぬの学校がっこうではあまりに怠なまけていたため早々そうそうに退学たいがくとなった（第だい23話わ「愛情あいじょうの計算けいさん」）。元もとは捨すて犬けんで野犬やけん収容しゅうよう所しょから引ひき受うけ、獣医じゅういに連つれて行いき治療ちりょうをした（第だい10話わ「黒くろのエチュード」。チェスやチェッカー好すきのベンソン獣医じゅうい（第だい16話わ「断たたれた音おと」）や、犬いぬの品評ひんぴょう会かいに連つれて行いくなどコロンボなりに可愛かわいがっている。コロンボは「こいつはここが好すきで」などと言いいながら様々さまざまな場所ばしょへ連つれていくが、肝心かんじんのドッグはそっぽを向むいて興味きょうみを示しめさない。事件じけん現場げんばに連つれていくこともあるが、さすがに現場げんばの中なかに入はいることはできないため車くるまで待またせている。コロンボが車くるまに戻もどると、待まちくたびれていたのかよく吠ほえる。コロンボの家いえの周まわりの猫ねこを追おいかけ回まわしている。(第だい30話わ｢ビデオテープの証言しょうげん｣)
• 新しんシリーズには旧作きゅうさくに出演しゅつえんしたバセットハウンドの子こが出演しゅつえんし、役やくを務つとめた。

パートナー

• コロンボは通常つうじょう相棒あいぼうを持もたず、単独たんどくで捜査そうさにあたる。しかし本物ほんものの刑事けいじはパートナーと組くんで捜査そうさにあたることもあり、エピソードによっては協力きょうりょくして捜査そうさにあたる相棒あいぼうが登場とうじょうする。第だい11話わ「悪あくの温室おんしつ」では、警察けいさつ大学だいがく（入学にゅうがく前まえは殺人さつじん課かに1年ねん在籍ざいせき）を出でたてのフレデリック・ウィルソン刑事けいじ（ボブ・ディシー）が登場とうじょう。愛称あいしょうはフレディ。警察けいさつ大学だいがくで科学かがく捜査そうさを学まなび新あたらしい捜査そうさ技術ぎじゅつに明あかるい。丹念たんねんに事件じけんの裏付うらづけをたどって真相しんそうに行いき着つくコロンボとは対照たいしょう的てきであり「あの人ひととは捜査そうさの仕方しかたが違ちがう」とコロンボに批判ひはん的てきな態度たいどをとっていた。第だい36話わ「魔術まじゅつ師しの幻想げんそう」に再さい登場とうじょう。コロンボに対たいする認識にんしきが11話わの頃ころと変かわっており、「また警部けいぶとご一緒いっしょできて光栄こうえいです」と慕したうようになっている。
• また同おなじ殺人さつじん課かに配属はいぞくされており、コロンボの担当たんとうする事件じけんのサポートをしていると思おもわれる刑事けいじとして、第だい28話わ「祝砲しゅくほうの挽歌ばんか」のほか第だい31、34、37話わに登場とうじょうするジョージ・クレイマー刑事けいじ（ブルース・カービー）がいる。常識じょうしき的てきな捜査そうさを行おこなうが、コロンボの突飛とっぴな推理すいりと単独たんどく捜査そうさに面食めんくらうキャラクターとして描えがかれている。シリーズ再開さいかい後ごの第だい52話わ「完全かんぜん犯罪はんざいの誤算ごさん」や、スペシャル版ばん第だい65話わ「奇妙きみょうな助すけっ人と」でもコロンボの相棒あいぼうとなる刑事けいじとして登場とうじょうし、久々ひさびさに息いきの合あったところを見みせてくれた。なお、カービィは「秒読びょうよみの殺人さつじん」でテレビの修理しゅうり屋やとして登場とうじょうしている。
• 部下ぶか（格下かくした）・鑑識かんしき官かんからはその捜査そうさ能力のうりょくを高たかく評価ひょうかされているらしく、何気なにげない事故じこ（に見みせかけた殺人さつじん）ですらコロンボが特異とくい的てきな行動こうどうを始はじめるとそれが単たんなる事故じこでないことを皆みなが予感よかんするシーンが存在そんざいする。上司じょうしにも勝手かってな行動こうどうを除のぞけば腕うでは買かわれている様子ようす。
• コロンボはあまりお金かねを持もち歩あるかないので、コロンボが飲食いんしょく店てんなどでお金かねが足たらず支払しはらいができない場合ばあいには相棒あいぼうが代かわりに払はらわされることが多おおい。

プジョー・403

• 愛車あいしゃである1959年ねん式しきのプジョー・403カブリオレのプレートナンバーは044 APD、「4」はLの字じに縦たて棒ぼう一いち本ほん入いれるイメージであり下した4桁けたを見みると「LAPD」となる。これはコロンボの所属しょぞくするロサンゼルス市警しけいの略称りゃくしょう（Los Angeles Police Department）と一致いっちする。ただし新しんシリーズではナンバーは変かわっている。
• シガレットライターに繋つなぐ形式けいしきのパトランプを積つんでいるが、シガレットライターが壊こわれていることもあって一いち度ども使用しようされたことがない（新しんシリーズ54話わ「華麗かれいなる罠わな」）。
• 第だい43話わ「秒読びょうよみの殺人さつじん」冒頭ぼうとうで衝突しょうとつ事故じこを起おこして車両しゃりょう後部こうぶが大おおきく破損はそんしている。これは旧きゅうシリーズ最終さいしゅうエピソードである第だい45話わ「策謀さくぼうの結末けつまつ」の時点じてんでも完全かんぜんには直なおっておらず、ボディ後部こうぶに歪ゆがみが残のこっていることが確認かくにんできる。
• ほとんどの場合ばあいに幌ほろをつけたまま登場とうじょうしているが、第だい7話わ「もう一ひとつの鍵かぎ」、第だい16話わ「断たたれた音おと」、第だい37話わ「さらば提督ていとく」、新しんシリーズ第だい58話わ「影かげ無なき殺人さつじん者しゃ」において幌ほろを開あけた姿すがたを見みせている。

音楽おんがく

本編ほんぺんのBGMを担当たんとうした作曲さっきょく家かを記述きじゅつ。（ ）は担当たんとうエピソード（第だい14話わはクレジットなし）。

• デイヴ・グルーシン（1話わ）
• ビリー・ゴールデンバーグ（2・3・6・7・15・22・25話わ） ※第だい7話わでエミー賞しょうにノミネート
• ギル・メレ（4・5・8・9話わ）
• ディック・デ・ベネディクティス（10・12・13・16-21・23-26・29・39・61-68話わ）
• オリヴァー・ネルソン（11話わ）
• ベルナルド・セガール（27・28・30・31・33-38話わ）
• ジェフ・アレギザンダー（32話わ）
• ボブ・プリンス（40話わ）
• パトリック・ウィリアムズ（41・43-45・47・48・50・55・60話わ） ※第だい41話わと第だい47話わでエミー賞しょうにノミネート
• ジョナサン・チューニック（42話わ）
• ジョン・カカヴァス（46・49・57話わ）
• デニス・ドレイス（51話わ）
• デヴィッド・マイケル・フランク（52話わ）
• リチャード・マーコウィッツ（53話わ）
• ジェームズ・ディ・ パスカル（54・56話わ）
• スティーヴ・ドーフ（58・59話わ）
• ケン・ジョーダン（69話わ）
• ジム・レイサム（69話わ）

テーマ曲きょく

日本にっぽんで一般いっぱんに「刑事けいじコロンボのテーマ」として知しられている曲きょくは、『コロンボ』を含ふくむ4作さくのテレビシリーズをローテーション放送ほうそうしていた『NBCミステリー・ムービー』のテーマ曲きょくである（原題げんだい："Mystery Movie Theme"、作曲さっきょく：ヘンリー・マンシーニ）。主しゅ旋律せんりつに用もちいられているポルタメントが印象いんしょう的てきな楽器がっきは、Clare Fischerの演奏えんそうによるYAMAHAのオルガン「YC-30」である、という説せつが濃厚のうこうである。

NHKでの放送ほうそう時じにこの曲きょくがオープニングとエンディングで流ながされ、「刑事けいじコロンボのテーマ」として定着ていちゃくした。

もうひとつの「コロンボのテーマ」と呼よばれる曲きょくは、アメリカの古ふるい歌うた "This Old Man" で、劇げき中ちゅうでコロンボが頻繁ひんぱんに口笛くちぶえを吹ふいたり口くちずさんだりしている。「死者ししゃのメッセージ」などではピアノを弾ひく場面ばめんもある。

受賞じゅしょう歴れき

プライムタイム・エミー賞しょう

• 作品さくひん賞しょう・ミニシリーズ部門ぶもん（1974年ねん）
• 主演しゅえん男優だんゆう賞しょう・ドラマ部門ぶもん：ピーター・フォーク（1972年ねん、1976年ねん、1990年ねん）
• 主演しゅえん男優だんゆう賞しょう・ミニシリーズ部門ぶもん：ピーター・フォーク（1975年ねん）
• 助演じょえん男優だんゆう賞しょう・ドラマ部門ぶもん：パトリック・マクグーハン（1975年ねん、1990年ねん）
• 助演じょえん女優じょゆう賞しょう・ドラマ部門ぶもん：フェイ・ダナウェイ（1994年ねん）
• 脚本きゃくほん賞しょう・ドラマ部門ぶもん：リチャード・レビンソン、ウィリアム・リンク（1972年ねん）

エドガー賞しょう

• 最優秀さいゆうしゅうエピソード（テレビシリーズ）：ロバート・ヴァン・スコヤック「美食びしょくの報酬ほうしゅう」（1979年ねん）
• 特別とくべつ賞しょう：リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク（『刑事けいじコロンボ』、『エラリー・クイーン』）（1979年ねん）

ゴールデングローブ賞しょう（テレビ部門ぶもん）

• 作品さくひん賞しょう（ドラマ部門ぶもん）（1972年ねん）
• 男優だんゆう賞しょう（ドラマ部門ぶもん）：ピーター・フォーク（1972年ねん）

日本語にほんご版ばん

放送ほうそうについて

• 日本語にほんご版ばんの放送ほうそうは当初とうしょNHKがテスト用ように持もっていたUHFチャンネルで1972年ねん8月がつ27日にちに放送ほうそうされ、その後ごNHK総合そうごうで同年どうねん12月31日にちより放送ほうそうされた。NHK総合そうごうでのレギュラー放送ほうそうは1981年ねん12月26日にち放送ほうそうの第だい40話わ「殺ころしの序曲じょきょく」が最後さいごとなった。
• その後ご旧きゅうシリーズ再さい放送ほうそうや新しんシリーズは、民放みんぽうテレビの2時じ間あいだ枠わくで放送ほうそうされるようになる。1982年ねんに日本にほんテレビが放映ほうえい権けんを購入こうにゅうし、『水曜すいようロードショー』→『金曜きんようロードショー』の一いち企画きかく扱あつかいで不定期ふていき放送ほうそう。日本にほんテレビが製作せいさくした日本語にほんご音声おんせいは、NHK放送ほうそう時じに独自どくじキャストであったものが民放みんぽうキャストに変更へんこうされている（ジーン・バリーが瑳川哲朗てつろうから「バークにまかせろ」の若山わかやま弦つる蔵ぞうに、ウィリアム・シャトナーが山城やましろ新伍しんごから「宇宙うちゅう大だい作戦さくせん」の矢島やじま正明まさあきに）。
• 2003年ねん10月12日にちに『NHKアーカイブス』で放送ほうそうされた「別わかれのワイン」ではオープニングとエンディングの映像えいぞうはNHK総合そうごうでの放送ほうそう当時とうじのものを使つかい、本編ほんぺんの映像えいぞうは『金曜きんようロードショー』で放送ほうそうされた際さいの映像えいぞうに差さし替かえられていた。
• 2009年ねん1月がつ3日にちから2010年ねん6月11日にちにかけて、毎週まいしゅう土曜日どようびにNHK-BShiで『新しん刑事けいじコロンボ』を含ふくめた全ぜん69話わが放送ほうそうされた。2009年ねん10月がつ8日にちから2011年ねん3月3日にちまではBS2でも再さい放送ほうそうされた。
  • なお映像えいぞうはハイビジョン対応たいおうにHDリマスターされたノーカット版ばんを使つかうため、NHK総合そうごう及および日本にほんテレビでの本ほん放送ほうそう当時とうじの映像えいぞうと異ことなる。また、新しんシリーズは初回しょかい放送ほうそう時じに削けずられたシーンの追加ついか吹ふき替かえが新規しんき収録しゅうろくされた。吹替ふきかえスタッフの名前なまえは翻訳ほんやく者しゃの名前なまえのみ表記ひょうきされ、追加ついか録音ろくおん部分ぶぶんは声こえの出演しゅつえん者しゃ名めい、演出えんしゅつ翻訳ほんやくなどのスタッフ名めいも表記ひょうきされていない。そのほか、旧きゅうシリーズの最終さいしゅう話ばなし「策謀さくぼうの結末けつまつ」の吹ふき替かえは、小池こいけ版ばん音源おんげんを紛失ふんしつしていたため石田いしだ版ばんを放送ほうそうする予定よていだったが、1987年ねん5月1日にちに日本にほんテレビ『金曜きんようロードショー』で放送ほうそうされたものを、家庭かてい用ようビデオで録画ろくがしたテープが関係かんけい者しゃ（下記かきの著作ちょさくがある町田まちだ暁あきら雄ゆう）からNHKへ寄よせられたため、2010年ねん6月がつ11日にちの放送ほうそうでは小池こいけ版ばんに差さし替かえられ、十じゅう数すう年ねんぶりに小池こいけ版ばんが復活ふっかつした。しかし、ノーラン夫人ふじんのセリフ「And make sure that Mr.Moore puts the money in the right account」の吹替ふきかえが、小池こいけ版ばんの「ムーアさんが手落ておちなくやるように見届みとどけなさい」ではなく、石田いしだ版ばんの「ただし、何なにが一番いちばん大事だいじかは私わたしが決きめますからね」が使つかわれている。
• 2011年ねん7月がつ3日にちにNHK総合そうごうの『NHKとっておきサンデー』枠わく内ないで、ピーター・フォークの逝去せいきょに伴ともなう追悼ついとう番組ばんぐみとして「構想こうそうの死角しかく」がアンコール放送ほうそうされた（アナログ・デジタルともモノラル二に重じゅう音声おんせいでデジタル放送ほうそうでは4:3画が角かく情報じょうほうを付加ふか。字幕じまく放送ほうそうは本ほん作品さくひん放送ほうそう時じのみ収録しゅうろく番組ばんぐみと同様どうようタイムラグなしで表示ひょうじ）。また、BSプレミアムでも7月がつ4日にちから6日にちの3日間にちかんにわたり過去かこの名作めいさく3本ほんがアンコール放送ほうそうされた（同様どうようにアナログ・デジタルともモノラル二に重じゅう音声おんせいでデジタル放送ほうそうでは4:3画かく角かく情報じょうほうを付加ふか。アナログ放送ほうそうは4:3コンバートで放送ほうそうし、「アナログ放送ほうそう終了しゅうりょうまであと○○日にち！」のカウントダウン表示ひょうじと問合といあわせ先さきの電話でんわ番号ばんごう表示ひょうじは一時いちじ消去しょうきょ）。
• 2015年ねん10月3日にちからBS-TBSで、無料むりょう放送ほうそうの民放みんぽうでは初はじめて HDリマスターされた全ぜん69エピソードが放送ほうそうされている。
• 2018年ねん11月10日にちからNHK BSプレミアムにて厳選げんせん20話わが放映ほうえいされる他ほか、12月31日にちからは、NHK BS4Kにて4Kリマスター版ばんで全ぜん69話わを放送ほうそう、2021年ねん9月がつ18日にちからNHK BSプレミアムにて再さい放送ほうそう。

吹ふき替かえ声優せいゆう

• 日本語にほんご版ばんでのコロンボの声こえは、旧きゅうシリーズでは小池こいけ朝雄あさおが担当たんとうした。小池こいけが1985年ねんに死去しきょしたため、新しんシリーズには石田いしだ太郎たろうが起用きようされた。第だい67話わ以降いこうの3本ほんはWOWOWで日本にっぽん初はつ放映ほうえいされたため、地上波ちじょうはで石田いしだが吹ふき替かえたものの他ほかに銀河万丈ぎんがばんじょうが吹ふき替かえたものが存在そんざいする。例外れいがい的てきに第だい69話わはWOWOWの銀河ぎんが版ばんしか吹ふき替かえがなかったが、Blu-ray版ばん発売はつばいの折おりに石田いしだによる吹ふき替かえが新しん録ろくされている。
• 小池こいけは当時とうじ舞台ぶたい俳優はいゆうとして実力じつりょくを広ひろく認みとめられていたものの、映画えいが、テレビに出演しゅつえんした際さいの役柄やくがらは悪役あくやくが大だい部分ぶぶん（それも類型るいけい的てきな悪あく代官だいかんキャラクターよりは、異常いじょう性せいや残虐ざんぎゃくさを強調きょうちょうした役やくが多おおい）であり、かなり思おもい切きった起用きようであった。しかし、結果けっかとして小池こいけの独得どくとくの台詞回せりふまわしは大おおきな人気にんきを集あつめ、一躍いちやくその名ながお茶ちゃの間あいだに知しられることとなった。
• 小池こいけの没後ぼつごに放送ほうそうされた新しんシリーズでは石田いしだが2代目だいめに抜擢ばってきされたが関係かんけい者しゃ向むけの資料しりょうによると、日本にほんテレビが番組ばんぐみを買かい付つけてから石田いしだに決きまるまでに2年ねん近ちかくの時間じかんを要ようし、放送ほうそう決定けってい後ごに10名めいの候補者こうほしゃを絞しぼり込こんだ上じょうで石田いしだに決きまったという。吉田よしだ啓介けいすけによると石田いしだの登板とうばんは早はやくから持もち上あがっていたものの、同時どうじに懸念けねんの意見いけんもあり、小池こいけが顔出かおだしの俳優はいゆうだったことから同様どうようの俳優はいゆうを起用きようするなどキャスティングが模索もさくされた。結局けっきょくは先代せんだいの小池こいけに配慮はいりょして有名ゆうめい俳優はいゆうの起用きようは見送みおくり、視聴しちょう者しゃに馴染なじみのある小池こいけのイメージに寄よせる方針ほうしんで石田いしだに落おち着ついた。また小池こいけの逝去せいきょを知しらない視聴しちょう者しゃに「イメージが違ちがう」という先入観せんにゅうかんを持もたせないように石田いしだの2代目だいめ決定けっていは大々的だいだいてきには発表はっぴょうされなかった。制作せいさく側がわの希望きぼう条件じょうけんである小池こいけと雰囲気ふんいきが似にている役者やくしゃということでコロンボ役やくを継ついだ石田いしだは、イメージを壊こわさないようにとの要請ようせいに苦労くろうしたという。また、放送ほうそう後ごの視聴しちょう者しゃからの問とい合あわせを見込みこんで石田いしだのプロフィールを一時期いちじき公開こうかいしていた。
• 現在げんざい販売はんばいされているソフト版ばんでは、登場とうじょう人物じんぶつの吹ふき替かえが別べつの声優せいゆうのものに変かわっている場面ばめんが部分ぶぶん的てきにある。これは最初さいしょにNHKで放映ほうえいされた際さいにカットされ、ソフト化かによって復活ふっかつした場面ばめんである。コロンボを銀河ぎんがが吹ふき替かえたほかは、基本きほん的てきには同どうキャストによって追加ついか吹ふき替かえが行おこなわれたが、物故ぶっこあるいは引退いんたいしている、消息しょうそく不明ふめいである、大御所おおごしょになっているなどの理由りゆうから召集しょうしゅうできなかったキャストもおり、他たの声優せいゆうが代役だいやくを務つとめた。第だい11、26、45話わは民放みんぽう局きょくでの放送ほうそう時じに石田いしだ版ばんが制作せいさくされており、NHK以外いがいでの再さい放映ほうえい時じにはこちらが使つかわれることが多おおかったが、第だい45話わのみDVD発売はつばい時じに小池こいけ版ばんを紛失ふんしつしていたため石田いしだ版ばんが収録しゅうろくされている。しかし2011年ねん発売はつばいのBlu-ray版ばんには、前述ぜんじゅつのとおり衛星えいせいハイビジョンの放送ほうそうで復活ふっかつした小池こいけ版ばんも併あわせて収録しゅうろくされたほか、石田いしだ版ばんの第だい11、26話わも初はつ収録しゅうろくされた。石田いしだの記憶きおくに依よれば「祝砲しゅくほうの挽歌ばんか」の新しん吹替版ばんも存在そんざいするが、お蔵ぞう入いりになったという。新しんシリーズもNHK-BShiで放送ほうそうされた際さいにカット部分ぶぶんの追加ついか吹ふき替かえが行おこなわれたが、この時ときはコロンボ役やくの石田いしだをはじめ当時とうじと同おなじ声優せいゆうがほぼそのまま起用きようされた。
• 第だい1、10話わは小池こいけによる吹ふき替かえが2種しゅ存在そんざいしている。第だい1話わ目めはNHKでコロンボが初はつ放映ほうえいされたエピソードだが、のちからするとセリフなどに違和感いわかんを覚おぼえる吹ふき替かえであったため、日本にほんテレビでの最初さいしょの放送ほうそうの際さい（1983年ねん4月がつ4日にち特番とくばん枠わく）に小池こいけで新あらたな吹ふき替かえが録音ろくおんされた。ソフト版ばんにはこの新しん録ろくが使つかわれ、最初さいしょの吹ふき替かえは収録しゅうろくされていない。Blu-ray版ばんには日本にほんテレビ版ばんと併あわせて現存げんそんするラスト14分ふんのみ収録しゅうろくされている。
  第だい10話わはより多おおくのCMを入いれたいという米べいテレビ局てれびきょくの要望ようぼうにより試験しけん的てきに90分ふん版ばんと120分ふん版ばん（それぞれCMを含ふくめた時間じかん）が制作せいさくされていたが、NHKで放映ほうえいされたものは90分ふん版ばんを吹ふき替かえたものだった。のちに日本にほんテレビが1983年ねん8月がつ3日にち『水曜すいようロードショー』にて「完全かんぜん版ばん初はつ登場とうじょう!!」として放映ほうえいしたのは120分ふん版ばんの方ほうで、これも小池こいけで新あらたな吹ふき替かえが制作せいさくされた。ソフト版ばんはこの120分ふん版ばんで、90分ふん版ばんはDVDのVol.5に付つけられたボーナス・ディスクとBlu-rayに収録しゅうろくされている（なお90分ふん版ばん吹替音声おんせいはBlu-rayのみ収録しゅうろく、また現行げんこうではDVDのボーナス・ディスクは付ついていない）。
• 本ほん作さくは独特どくとくなコロンボの台詞せりふのニュアンスを生いかした額田ぬかたやえ子この翻訳ほんやく（「うちのカミさんがね……」の台詞せりふが知しられる）に、コロンボのキャラクターと小池こいけの吹ふき替かえのハマリ具合ぐあいが重おもり、洋画ようがが吹ふき替かえによって作品さくひんの魅力みりょくを高たかめることに成功せいこうした代表だいひょう的てきな例れいとなった。

日本語にほんご版ばん制作せいさくスタッフ

役職やくしょく	旧きゅうシリーズ	新しんシリーズ	旧きゅうシリーズ追加ついか部分ぶぶん 新しんシリーズWOWOW版はん	新しんシリーズ追加ついか部分ぶぶん 最終さいしゅう話ばなしBD版ばん
演出えんしゅつ	左近さこん允まこと洋よう	左近さこん允まこと洋よう（46-63） 壺井つぼい正せい（64-68）	伊達だて康かん将すすむ	吉田よしだ啓介けいすけ
翻訳ほんやく	飯嶋いいじま永えい昭あきら（1-9） 額田ぬかたやえ子こ（10-45）	額田ぬかたやえ子こ（46-66） 鈴木すずき導しるべ（67-68）	岸田きしだ恵子けいこ 野口のぐち尊子たかこ	粟谷あわや恭子きょうこ 岸田きしだ恵子けいこ（最終さいしゅう話ばなし）
制作せいさく	グロービジョン		東北新社とうほくしんしゃ	グロービジョン

• 字幕じまく翻訳ほんやく：岸田きしだ恵子けいこ、田村たむら幸生さちお

映像えいぞうソフト

VHS・レーザーディスク

旧きゅうシリーズは1990年代ねんだいにCIC・ビクター ビデオ（後ごのNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン）からはVHSが、パイオニアLDCからはレーザーディスクが発売はつばいされている。テレビ放送ほうそうの際さいにカットされたシーンは、レーザーディスクでは原語げんごに日本語にほんご字幕じまくで対応たいおうしたが、VHSでは新あらたに日本語にほんご吹ふき替かえが行おこなわれた。後のちに発売はつばいされたDVD・Blu-ray Discにも、この追加ついかされた日本語にほんご吹ふき替かえが収録しゅうろくされている。

DVD

発売はつばい元もとはユニバーサル・スタジオ・ホーム・エンターテイメント。

商品しょうひん名めい	収録しゅうろく話ばなし	発売はつばい日び
		リージョン1 (R1) （アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくなど）	リージョン2 (R2) （西にしヨーロッパなど）	リージョン4 (R4) （中央ちゅうおうアメリカなど）
The Complete First Season	第だい1 - 9話わ	2004年ねん9月がつ7日にち	2004年ねん9月がつ13日にち	2004年ねん12月3日にち
The Complete Second Season	第だい10 - 17話わ	2005年ねん3月がつ8日にち	2005年ねん7月がつ18日にち	2005年ねん7月がつ13日にち
The Complete Third Season	第だい18 - 25話わ	2005年ねん8月がつ9日にち	2005年ねん11月14日にち	2006年ねん7月がつ20日はつか
The Complete Fourth Season	第だい26 - 31話わ	2006年ねん3月がつ14日にち	2006年ねん9月がつ18日にち	2006年ねん9月がつ19日にち
The Complete Fifth Season	第だい32 - 37話わ	2006年ねん6月がつ27日にち	2007年ねん2月がつ12日にち	2007年ねん
The Complete Sixth & Seventh Seasons	第だい38 - 45話わ	2006年ねん11月21日にち	2007年ねん4月がつ30日にち	2007年ねん5月がつ2日にち
The Complete Eighth Season (R2)	第だい46 - 49話わ	なし	2008年ねん3月がつ31日にち	なし
The Complete Ninth Season (R2/R4)	第だい50 - 55話わ	なし	2009年ねん3月がつ30日にち	2009年ねん5月がつ6日にち
The Tenth Season – Volume 1 (R2/R4) The Tenth Season – Volume 2 (R2/R4)	第だい56 - 63話わ 第だい64 - 69話わ	なし	2009年ねん6月がつ15日にち 2009年ねん7月がつ27日にち	2009年ねん7月がつ28日にち 2009年ねん11月がつ10日とおか
The Mystery Movie Collection 1989(R1/R4)	第だい46 - 50話わ	2007年ねん4月がつ24日にち	なし	2008年ねん6月がつ4日にち
The Mystery Movie Collection 1990	第だい51 - 56話わ	2009年ねん2月がつ3日にち	なし	なし
The Mystery Movie Collection 1991–1993	第だい57 - 62話わ	2011年ねん2月がつ8日にち	なし	なし
The Mystery Movie Collection 1994–2003	第だい63 - 69話わ	2012年ねん1月がつ10日とおか	なし	なし
Columbo: The Complete Series	第だい1 - 69話わ	2012年ねん10月がつ16日にち	2009年ねん10月がつ19日にち	未み発売はつばい

DVDコレクション

デアゴスティーニ・ジャパンより、DVD付つき分冊ぶんさつ百科ひゃっかが刊行かんこうされている。

• 刑事けいじコロンボDVDコレクション（2007年ねん10月がつ09日にち - 2009年ねん06月がつ23日にち（隔週かくしゅう刊かん）、全ぜん45号ごう）
  • 毎号まいごう1作さくずつの解説かいせつ本ほんにDVDが付属ふぞく。旧きゅうシリーズ全ぜん45作さくを配はい刊かん。
• 新しん・刑事けいじコロンボDVDコレクション（2013年ねん5月がつ14日にち - 2015年ねん12月22日にち（隔週かくしゅう刊かん）、全ぜん69号ごう）
  • こちらも毎号まいごう1作さくずつの解説かいせつ本ほんにDVDが付属ふぞく。こちらは全ぜん69作さくを配はい刊かん。1号ごうから24号ごうまでが新しんシリーズ、25号ごうから69号ごうが旧きゅうシリーズ。なお、旧きゅうシリーズ分ぶんは上記じょうき『刑事けいじコロンボDVDコレクション』と同おなじ内容ないよう。

Blu-ray Disc

日本にっぽんでは、2011年ねん6月がつ23日にちに死去しきょしたコロンボ役やくのピーター・フォークに追悼ついとうの意いを込こめ、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンから2011年ねん12月2日にちに全ぜん69話わを収録しゅうろくしたBlu-ray BOX『刑事けいじコロンボ コンプリート ブルーレイBOX』（品番ひんばん：GNXF-1245）が発売はつばいされた。

映像えいぞうは2009年ねんに衛星えいせいハイビジョンで放送ほうそうされたHDリマスター版ばんを使用しようし、存在そんざいする日本語にほんご吹ふき替かえを全すべて収録しゅうろくしている（「殺人さつじん処方箋しょほうせん」NHK版ばんはラスト14分ふんのみ）。また、衛星えいせいハイビジョンでの放送ほうそうに伴ともない収録しゅうろくされた、新しんシリーズの欠落けつらくシーン追加ついか吹ふき替かえも収録しゅうろくされている。デイヴ・グルーシン、ビリー・ゴールデンバーグ、ギル・メレ、オリヴァー・ネルソン、パトリック・ウィリアムズなどがBGMを担当たんとうした回かいの内うち10作品さくひんにBGMや効果こうか音おんのみを聞きける「音楽おんがく&SEトラック」が収録しゅうろくされている。その他たに解説かいせつや追加ついか吹ふき替かえキャストを含ふくめた吹ふき替かえキャスト名めいなどが掲載けいさいされた「刑事けいじコロンボ完全かんぜん版ばんブックレット」が付属ふぞくしている。初回しょかい生産せいさん分ぶんには「殺人さつじん処方箋しょほうせん」NHK版ばん日本語にほんご吹替収録しゅうろくに使つかわれた台本だいほんの縮小しゅくしょう復刻ふっこく版ばんが付属ふぞくしていた。

Blu-ray BOX発売はつばいに伴ともない、石田いしだ太郎たろう版ばんの日本語にほんご吹ふき替かえが存在そんざいしていなかった第だい69話わの新規しんき収録しゅうろくが行おこなわれ、犯人はんにん役やくを俳優はいゆうの香川かがわ照之てるゆきが担当たんとうした。

アメリカでは第だい1-7シーズンのエピソードを4K修復しゅうふくしたリマスターBlu-ray BOXが2023年ねん11月に発売はつばい予定よてい。

小説しょうせつ版ばん

小説しょうせつ版ばんについては放映ほうえいされた番組ばんぐみから独自どくじに書かき起おこしたもの、脚本きゃくほんから小説しょうせつ化かしたものなど形態けいたいは多々たた存在そんざいする。そのためストーリーやトリックなどに相違そうい点てんがある場合ばあいがある。著者ちょしゃウィリアム・リンクとリチャード・レビンソンとして訳者やくしゃ名めいが記載きさいされていてもそれは訳者やくしゃ（を名乗なのる者もの）による日本にっぽん独自どくじのノベライゼーションであり、元もとになった英語えいごの小説しょうせつというものは存在そんざいしない。リンクとレビンソンはプロデューサーとして名なを出だしているに過すぎない。

竹たけ書房しょぼう文庫ぶんこ

二見ふたみ書房しょぼうより新書しんしょ版はん （サラ・ブックス） で発行はっこうされたものの復刻ふっこく版ばん。新書しんしょ版ばんは「愛情あいじょうの計算けいさん」を除のぞく旧きゅうシリーズ44話わに加くわえオリジナル小説しょうせつが出版しゅっぱんされていた。

タイトル	著者ちょしゃ	訳者やくしゃ	発売はつばい日び	ISBNコード
刑事けいじコロンボ 殺人さつじん処方箋しょほうせん/Prescription：Murder	W・リンク/R・レビンソン	石上いしがみ三さん登志とし	2006年ねん11月30日にち	ISBN 9784812425244
刑事けいじコロンボ 死者ししゃの身代金みのしろきん/Ransom For A Dead Man		三谷みたに茉沙夫おっと	2007年ねん1月がつ26日にち	ISBN 9784812425251
刑事けいじコロンボ 構想こうそうの死角しかく/Murder By The Book	スティーヴン・ボチコ	石上いしがみ三さん登志とし	2007年ねん3月30日にち	ISBN 9784812425558
刑事けいじコロンボ 指輪ゆびわの爪つまあと/Death Lends A Hand	W・リンク/R・レビンソン	喜多村きたむら寿ことぶき信しん	2007年ねん5月25日にち	ISBN 9784812425565

二見ふたみ書房しょぼう文庫ぶんこ

タイトル	著者ちょしゃ	訳者やくしゃ	発売はつばい日び	ISBNコード
カリブ海かりぶかい殺人さつじん事件じけん/Uneasy Lies The Crown	スティーブン・ボチコ	野村のむら光由みつよし	1988年ねん6月25日にち	ISBN 9784576920221
忘わすれられた女おんな/Forgotten Lady	W・リンク/R・レビンソン		1988年ねん7月がつ30日にち	ISBN 9784576880723
自縛じばくの紐ひも/An Exercise In Fatality		飯嶋いいじま永えい昭あきら	1988年ねん8月がつ25日にち	ISBN 9784576880914
死者ししゃのメッセージ/Try And Catch Me		野村のむら光由みつよし	1988年ねん10月がつ25日にち	ISBN 9784576881119
さらば提督ていとく/Last Salute To The Commodore			1988年ねん12月25日にち	ISBN 9784576881447
仮面かめんの男おとこ/Identity Crisis		三谷みたに茉沙夫おっと	1989年ねん1月がつ25日にち	ISBN 9784576881614
権力けんりょくの墓穴ぼけつ/A Friend In Deed		野村のむら光由みつよし	1989年ねん3月30日にち	ISBN 9784576890340
第だい三さんの終章しゅうしょう/Publish Or Perish			1989年ねん7月がつ25日にち	ISBN 9784576890883
懐なつかしき殺意さつい/Old Fashioned Murder		谷崎たにざき晃一こういち	1990年ねん1月がつ25日にち	ISBN 9784576891859
悪あくの温室おんしつ/The Greenhouse Jungle		野村のむら光由みつよし	1990年ねん7月がつ25日にち	ISBN 9784576900704
二ふたつの顔かお/Double Shock			1990年ねん10月25日にち	ISBN 9784576901060
秒読びょうよみの殺人さつじん/Make Me A Perfect Murder		小鷹こたか信光のぶみつ	1991年ねん1月がつ25日にち	ISBN 9784576901565
殺ころしのマジック/Columbo Goes To The Guillotine		大久保おおくぼ寛ひろし	1991年ねん4月がつ23日にち	ISBN 9784576910574
死しの記念きねん日び/Grand Deceptions		白石しらいし朗あきら	1991年ねん8月がつ26日にち	ISBN 9784576910802
狂くるったシナリオ/Murder, Smoke And Shadows		河原かわはら畑はた寧やすし	1991年ねん10月23日にち	ISBN 9784576911304
消きえる女おんな/Columbo Cries Wolf		大崎おおさき航わたる治ち	1992年ねん3月24日にち	ISBN 9784576920221
影かげのアトリエ/Murder, A Self Portrait		北沢きたざわ遙子ようこ	1992年ねん6月29日にち	ISBN 9784576920986
5時じ30分ぶんの目撃もくげき者しゃ/A Deadly State Of Mind		野村のむら光由みつよし	1992年ねん11月25日にち	ISBN 9784576921501
夜よるの仮装かそう/Sex And The Married Detective		谷崎たにざき晃一こういち	1993年ねん3月30日にち	ISBN 9784576930459
策謀さくぼうの結末けつまつ & 美食びしょくの報酬ほうしゅう/The Conspirators & Murder Under Glass		河原かわはら畑はた寧やすし	1993年ねん12月25日にち	ISBN 9784576931654
ロンドンの傘かさ/Dagger Of The Mind		飯嶋いいじま永えい昭あきら	1994年ねん5月25日にち	ISBN 9784576940632
死しのポートレート/Negative Reaction			1994年ねん10月25日にち	ISBN 9784576941387
殺ころしの序曲じょきょく/The Bye-Bye Sky High I.Q. Murder Case		円谷つぶらや夏樹なつき	2000年ねん3月31日にち	ISBN 9784576005461
大当おおあたりの死し/Death Hits The Jackpot		朝あさ松まつ健けん	1994年ねん2月がつ14日にち	ISBN 9784576940274
殺人さつじんゲーム/Columbo Goes To College		小林こばやし恵めぐみ・奥おく裕ひろし	1994年ねん11月24日にち	ISBN 9784576941844
危険きけんな声こえ/Butterfly In Shades Of Grey		松尾まつお未来みらい	1995年ねん3月がつ24日にち	ISBN 9784576950525
最期さいごの一服いっぷく/Smokescreen		小鷹こたか信光のぶみつ	1995年ねん10月25日にち	ISBN 9784812425251
死者ししゃのギャンブル/A Bird In The Hand...		谷崎たにざき晃一こういち	1996年ねん3月25日にち	ISBN 9784812425251
幻まぼろしのダービー馬ば/Strange Bedfellows		小鷹こたか信光のぶみつ	1996年ねん10月がつ25日にち	ISBN 9784576961439
奇妙きみょうな棺かん/It's All In The Game		北沢きたざわ遙子ようこ	1997年ねん4月がつ2日にち	ISBN 9784576970370
探偵たんていの条件じょうけん/Columbo And The Murder Of A Rock Star		小鷹こたか信光のぶみつ	1997年ねん6月26日にち	ISBN 9784576970783
二ふたつめの死体したい/A Trace Of Murder			1997年ねん12月10日にち	ISBN 9784576971902
死しの引受ひきうけ人じん/Ashes To Ashes		大倉おおくら崇たかし裕ひろし	2000年ねん9月27日にち	ISBN 9784576006635

小説しょうせつのみの作品さくひん

全すべて二見ふたみ書房しょぼう文庫ぶんこ。「殺人さつじん依頼いらい」のみハードカバー。

タイトル	著者ちょしゃ	訳者やくしゃ	発売はつばい日び	ISBNコード
オリジナル小説しょうせつ邦訳ほうやく版ばん
13秒びょうの罠わな/The Dean's Death	アルフレッド・ローレンス	三谷みたに茉沙夫おっと	1988年ねん4月がつ25日にち	ISBN 9784576880266
血ち文字もじの罠わな/The Helter Skelter Murders	W・リンク/R・レビンソン/ウイリアム・ハリントン	谷崎たにざき晃一こういち	1999年ねん12月9日にち	ISBN 9784576992075
人形にんぎょうの密室みっしつ/A Christmas Killing	アルフレッド・ローレンス	小鷹こたか信光のぶみつ	2001年ねん2月がつ28日にち	ISBN 9784576007595
硝子がらすの塔とう/The Secret Blueprint	スタンリー・アレン	大だい妻つま裕一ひろいち	2001年ねん7月がつ23日にち	ISBN 9784576010625
没ぼつシナリオ・シノプシスの小説しょうせつ化か作品さくひん
歌うたう死体したい/The Last of the Redcoats	W・リンク/R・レビンソン	北沢きたざわ遙子ようこ	1995年ねん3月がつ24日にち	ISBN 9784576950525
サーカス殺人さつじん事件じけん/Roar of the Crowd		小鷹こたか信光のぶみつ	2003年ねん3月24日にち	ISBN 9784576022284
オリジナル小説しょうせつ
殺人さつじん依頼いらい/Match Play for Murder	W・リンク/R・レビンソン	小鷹こたか信光のぶみつ	1999年ねん6月がつ2日にち	ISBN 9784576991092

ミセス・コロンボ

詳細しょうさいは「ミセス・コロンボ」を参照さんしょう

『刑事けいじコロンボ』（旧きゅうシリーズ）終了しゅうりょう後ご、NBCによって『刑事けいじコロンボ』を意識いしきした作品さくひん『ミセス・コロンボ』（Mrs. Columbo のち数すう回かいにわたり改題かいだい。1979年ねん - 1980年ねん放送ほうそう）が制作せいさくされた。ときおり挿入そうにゅうされるミセス・コロンボの家いえのカットでは、ミセス・コロンボの乗のる車くるまに加くわえてぼろぼろのプジョー403が写うつっている。しかし、『ミセス・コロンボ』は『刑事けいじコロンボ』スタッフの反対はんたいを押おし切きって制作せいさくされたもので、ファンの支持しじも得えられず、制作せいさく側がわ（ユニバーサル）もミセス・コロンボがコロンボ夫人ふじんと同どう一人物いちじんぶつであることを否定ひていした。このため『ミセス・コロンボ』も路線ろせん変更へんこうを余儀よぎなくされ、結局けっきょく打うち切きりとなった。

参考さんこう文献ぶんけん

• マーク・ダヴィッドジアク 著しる、岩いわ井田いだ雅行まさゆき・あずまゆか 訳やく『刑事けいじコロンボの秘密ひみつ』風雅ふうが書房しょぼう、1995年ねん10月がつ10日とおか（原著げんちょ1988, 1989）。ISBN 4-89424-091-2。 
• 『刑事けいじコロンボ レインコートの中なかのすべて』 角川書店かどかわしょてん、1999年ねん：上記じょうきの改訂かいてい版ばん ISBN 404790001X
• 『別冊べっさつ宝島たからじま 刑事けいじコロンボ完全かんぜん捜査そうさ記録きろく』 町田まちだ暁あきら雄お監修かんしゅう、宝島社たからじましゃ、2006年ねん ISBN 4796639276
• 『刑事けいじコロンボ完全かんぜん捜査そうさ記録きろく』 宝島社たからじましゃ文庫ぶんこ、2008年ねん：上記じょうきの改訂かいてい版ばん ISBN 4796653813
• 『刑事けいじコロンボDVDコレクション』 デアゴスティーニ・ジャパン、2007年ねん10月がつ - 2009年ねん6月がつ
  • 旧きゅうシリーズ1作さくをDVD1枚まいに収録しゅうろくし、解説かいせつ本ほん1冊さつをセットにしたシリーズ、全ぜん45巻かん構成こうせい。

関連かんれん項目こうもく

• ミステリー
• 刑事けいじコロンボの犯人はんにん
• 刑事けいじコロンボを吹ふき替かえた声優せいゆう
  • 小池こいけ朝雄あさお（旧きゅうシリーズの吹ふき替かえ担当たんとう）
  • 石田いしだ太郎たろう（新しんシリーズの吹ふき替かえ担当たんとう）
  • 銀河万丈ぎんがばんじょう（旧きゅうシリーズの追加ついか吹ふき替かえと新しんシリーズWOWOW版ばんの吹ふき替かえ担当たんとう）
• 関連かんれん作品さくひん
  • ミセス・コロンボ
  • 古畑ふるはた任つとむ三郎さぶろう（本ほん作さくと同おなじ倒たおせ叙じょの形式けいしきが取とられている日本にっぽんのドラマ）
  • 竹村たけむら岩男いわお（内田うちだ康夫やすおの小説しょうせつの登場とうじょう人物じんぶつ。「信濃しなののコロンボ」と呼よばれている）
  • 加賀かが恭一郎きょういちろうシリーズ（加賀かが恭一郎きょういちろうは東野とうの圭吾けいごの小説しょうせつの登場とうじょう人物じんぶつ。「和製わせいコロンボ」〈コミック内ない〉と呼よばれている）
  • 福家ふけ警部補けいぶほ（大倉おおくら崇たかし裕ひろしの小説しょうせつの登場とうじょう人物じんぶつ）
  • 刑事けいじ・野呂のろ盆ぼん六ろく（橋爪はしづめ功いさお主演しゅえん。橋爪はしづめ自身じしんは、「第だい三さんの終章しゅうしょう」に犯人はんにんの共犯きょうはん者しゃ役やくで吹ふき替かえ出演しゅつえんの経験けいけんがある）
  • ちびまる子こちゃん（作中さくちゅうで「別わかれのワイン」を最後さいごまで見みられなかったまる子こが、丸尾まるお君くんに結末けつまつを教おしえてもらう場面ばめんがある）
• その他た
  • 警部けいぶマクロード（同おなじ「NBSミステリー・ムービー」枠わくで放映ほうえいされていた刑事けいじドラマのひとつ）
  • カックラキン大だい放送ほうそう（野口のぐち五郎ごろうが刑事けいじ役やくをつとめた「刑事けいじゴロンボ」というコントがある）
  • 相棒あいぼう -劇場げきじょう版ばんII- 警視庁けいしちょう占拠せんきょ! 特命とくめい係がかりの一番いちばん長ながい夜よる（コロンボが同どう作さくのBlu-ray&DVDを紹介しょうかいするコラボCMが制作せいさくされた。過去かこのシリーズのコロンボの映像えいぞうに、石田いしだが新規しんきにアテレコしている）
  • 寺岡てらおか光ひかり盛もり（コロンボの小池こいけ・石田いしだ両りょう吹ふき替かえのモノマネをレパートリーで持もつ）

外部がいぶリンク

• 刑事けいじコロンボ｜NHK BSプレミアム BS4K 海外かいがいドラマ - ウェイバックマシン（2008年ねん12月2日にちアーカイブ分ぶん）
• 刑事けいじコロンボ｜NHK
• AXNミステリー 刑事けいじコロンボ紹介しょうかいページ
• 刑事けいじコロンボ コンプリート ブルーレイBOX公式こうしきサイト
• 刑事けいじコロンボ・ファンのページ「安やす葉巻はまきの煙けむり」
• THE ULTIMATE COLUMBO SITE!（英語えいご）
• 刑事けいじコロンボ - NHK放送ほうそう史し
• 難事件なんじけんを次々つぎつぎと解決かいけつ！海外かいがいミステリードラマ｜番組ばんぐみ｜NHKアーカイブス
• Aveleyman-Actor,Film & TVVidecaps Cast for Show, COLUMBO 写真しゃしん入いりの配役はいやく一覧いちらん
• 刑事けいじコロンボキャスト紹介しょうかい