2009年ねんドイツグランプリ

 2009年ねんドイツグランプリ

レース詳細しょうさい
日程にってい	2009年ねんシーズン第だい9戦せん
決勝けっしょう開催かいさい日び	7月がつ12日にち
開催かいさい地ち	ニュルブルクリンク ドイツ ニュルブルク
コース長ちょう	5.148km
レース距離きょり	60周しゅう (308.863km)
決勝けっしょう日び天候てんこう	晴はれ（ドライ）
ポールポジション
ドライバー	マーク・ウェバー
タイム	1'32.230
ファステストラップ
ドライバー	フェルナンド・アロンソ
タイム	1'33.365 （Lap 49）
決勝けっしょう順位じゅんい
優勝ゆうしょう	マーク・ウェバー 1:36'43.310
2位い	セバスチャン・ベッテル
3位い	フェリペ・マッサ

2009年ねんドイツグランプリは、2009年ねんF1世界せかい選手権せんしゅけん第だい9戦せんとして2009年ねん7月がつ12日にちにニュルブルクリンクで開催かいさいされる。正式せいしき名称めいしょうはFORMULA 1 Grosser Preis Santander Von Deutschland 2009。

開催かいさい前まえ

マクラーレンはイギリスGPではKERS搭載とうさいを見送みおくったが、今回こんかいから再ふたたび搭載とうさいすることとなった。

予選よせん

雨あめが予想よそうされるため、各かくチームはタイヤ、コースに出でるタイミングなどで、難むずかしい選択せんたくを迫せまられることになる。

展開てんかい

気温きおん14℃、路面ろめん温度おんど22℃、湿度しつど71％の条件下じょうけんかで予選よせんがスタート

Q1

予選よせんが始はじまり、全車ぜんしゃがコースに出でる。最初さいしょにレッドブルのセバスチャン・ベッテルがハードタイヤでターゲットタイムを出だすが、ソフトタイヤのマシンが次々つぎつぎとタイムを更新こうしんしていく。その後ごベッテルがトップタイムを出だし、更さらにチームメイトのマーク・ウェバーがトップタイムを更新こうしんする。残のこり時間じかんが6分ふんを切きってから雨あめが降ふり始はじめ、タイムが出でなくなる。ウェバーがトップタイムのままQ1が終了しゅうりょう。BMWザウバーのロバート・クビサ、フォース・インディアのジャンカルロ・フィジケラ、トヨタのティモ・グロック、 トロ・ロッソの2台だいがQ1敗退はいたいとなった。

Q2

気温きおん14℃、路面ろめん温度おんど22℃、湿度しつど69％

セッション開始かいしと同時どうじにウィリアムズの中嶋なかじま一貴かずたかを先頭せんとうに全車ぜんしゃがコースに出でる。雨あめにより路面ろめんが滑すべりやすくなり、中嶋なかじま、フェラーリのフェリペ・マッサがスピンしてしまう。その後ご、ほとんどのチームがインターミディエイトタイヤに履はき替かえ、燃料ねんりょうを積つむが、ウェバーのみがピットに戻もどらずにアタックを続つづける。しかし、滑すべりやすい路面ろめんのためにタイムが出でずに、次つぎの周回しゅうかいでピットに入はいる。残のこり9分ふんを切きったところで各車かくしゃタイムを出だし始はじめる。

残のこり4分ふんを切きったところでブラウンGPのルーベンス・バリチェロ、ルノーのネルソン・ピケ、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルがソフトタイヤでトップ3を占しめる。それを見みて各かくチームがソフトタイヤに履はき替かえるが、2分ふんを切きったところで再ふたたび雨あめが強つよくなり、タイムが伸のびない。結局けっきょくそのままQ2が終了しゅうりょうし、BMWのニック・ハイドフェルド、ルノーのフェルナンド・アロンソ、トヨタのヤルノ・トゥルーリ、ウィリアムズの2台だいがQ2敗退はいたい。アロンソとニコ・ロズベルグは今期こんき初はじめてQ3に進すすむことができなかった。一方いっぽうピケが今期こんき初はつのQ3進出しんしゅつ、スーティルがチーム初はつ、自身じしんにとっても初はつのQ3進出しんしゅつを果はたす。

Q3

気温きおん13℃、路面ろめん温度おんど19℃、湿度しつど74％

ソフトタイヤかインターミディエイトタイヤか選択せんたくを迫せまられる。Q3が始はじまり、各かくチームはけん制せいし合あう。1分ふんが経過けいかし、ブラウンGPのジェンソン・バトンの様子ようすを見みてから各かくマシンがコースに出始ではじめる。バリチェロがトップタイムのまま時間じかんが過すぎるが、残のこり30秒びょうを切きり、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップに出でる。残のこり時間じかんがなくなる中なか、ウェバーがトップタイムを更新こうしん、その後ご、ベッテル、バトン、バリチェロがタイムを更新こうしんするも、ウェバーには及およばない。ウェバーはデビューから132戦せん目めにして初はつのポール・ポジションを獲得かくとく。トゥルーリの119戦せんに続つづく最もっとも遅おそい記録きろくとなった。ブラウンGPのバリチェロ、バトンが2番手ばんて、3番手ばんてに続つづいた。スーティルは自己じこ最高さいこうの7番ばんグリッドを獲得かくとく。

結果けっか

順位じゅんい	No	ドライバー	チーム	Q1	Q2	Q3	グリッド	重量じゅうりょう
1	14	マーク・ウェバー	レッドブル・ルノー	1'31.257	1'38.038	1'32.230	1	661.0kg
2	23	ルーベンス・バリチェロ	ブラウン・メルセデス	1'31.482	1'34.455	1'32.357	2	647.0kg
3	22	ジェンソン・バトン	ブラウン・メルセデス	1'31.568	1'39.032	1'32.473	3	644.0kg
4	15	セバスチャン・ベッテル	レッドブル・ルノー	1'31.430	1'39.504	1'32.480	4	661.0kg
5	1	ルイス・ハミルトン	マクラーレン・メルセデス	1'31.473	1'39.149	1'32.616	5	654.5kg
6	2	ヘイキ・コバライネン	マクラーレン・メルセデス	1'31.881	1'40.826	1'33.859	6	664.0kg
7	20	エイドリアン・スーティル	フォースインディア・メルセデス	1'32.015	1'36.740	1'34.316	7	678.5kg
8	3	フェリペ・マッサ	フェラーリ	1'31.600	1'41.708	1'34.574	8	673.5kg
9	4	キミ・ライコネン	フェラーリ	1'31.869	1'41.730	1'34.710	9	674.0kg
10	8	ネルソン・ピケ	ルノー	1'32.128	1'35.737	1'34.803	10	676.0kg
11	6	ニック・ハイドフェルド	BMWザウバー	1'31.771	1'42.310		11	681.0kg
12	7	フェルナンド・アロンソ	ルノー	1'31.302	1'42.318		12	668.2kg
13	17	中嶋なかじま一貴かずたか	ウィリアムズ・トヨタ	1'31.884	1'42.500		13	683.6kg
14	9	ヤルノ・トゥルーリ	トヨタ	1'31.760	1'42.771		14	683.7kg
15	16	ニコ・ロズベルグ	ウィリアムズ・トヨタ	1'31.598	1'42.859		15	689.6kg
16	3	ロバート・クビサ	BMWザウバー	1'32.190			16	673.5kg
17	12	セバスチャン・ブエミ	トロ・ロッソ・フェラーリ	1'32.251			17	674.5kg
18	21	ジャンカルロ・フィジケラ	フォースインディア・メルセデス	1'32.402			18	662.5kg
19	10	ティモ・グロック	トヨタ	1'32.423			20	662.3kg
20	11	セバスチャン・ブルデー	トロ・ロッソ・フェラーリ	1'33.559			19	689.5kg

• ティモ・グロックは予選よせんQ1中ちゅうにフェルナンド・アロンソの走行そうこうを妨害ぼうがいしたとして3グリッド降格こうかく。
• Q1、Q2で脱落だつらくしたマシンの重量じゅうりょうはチームからの申告しんこく。

決勝けっしょう

気温きおん18℃、路面ろめん温度おんど29℃

展開てんかい

スタート直後ちょくご、KERSを積つんでいるフェラーリ、マクラーレンの4台だいが順位じゅんいを上あげる。またウェバーとバリチェロが接触せっしょくしてしまう。1コーナーではハミルトンがオーバーランし、右みぎリアタイヤをパンクさせ最下位さいかいまで順位じゅんいを下さげてしまう。レースが12周しゅう目めに入はいったところでスタート直後ちょくごにウェバーがバリチェロに対たいして幅はば寄よせを行おこなったとしてドライブスルーペナルティーが科かせられる。上位じょうい勢ぜいは13周しゅう目めにバトンが最初さいしょのピットイン。ここでブラウンGPは3ストップ作戦さくせんにでる。次つぎの周しゅうでバリチェロがピットインすると同時どうじにウェバーがペナルティを終おえる。3位いのコバライネンが4位い以下いかをおさえていたためにウェバーはトップでコースに復帰ふっきする。バリチェロはマッサとベッテルの間あいだでコースに復帰ふっき。更さらに次つぎの周しゅうでコバライネンがピットイン。19周しゅう目めにウェバーがピットイン、ハードタイヤを履はいて7番手ばんてでコースに復帰ふっき。レッドブルはブラウンGPとは反対はんたいに2ストップ作戦さくせんをとる。21周しゅう目めにベッテルがピットイン。上位じょうい争あらそいはバリチェロがマッサに、ウェバーとバトンがクビサに抑おさえられ、タイムが伸のびない。そのクビサは23周しゅう目め、マッサは25周しゅう目めにピットイン。ここからウェバーとバリチェロのペースが上あがる。

27周しゅう目めにスーティルがピットイン。2ストップ作戦さくせんでコースに戻もどる。しかし1コーナーでライコネンと接触せっしょくし、フロントウイングを破損はそんし、2周しゅう続つづけてピットストップを行おこなう。この接触せっしょくがレース後ごに審議しんぎ対象たいしょうとなる。29周しゅう目めにロズベルグが1度目どめ、31周しゅう目めにバトンが2度目どめ、32周しゅう目めにバリチェロが2度目どめのピットイン。しかしバリチェロの給油きゅうゆリグにトラブルが発生はっせいし、5秒びょうほどタイムをロスする。35周しゅう目めにライコネンのマシンがスローダウンしそのままリタイヤ。

43周しゅう目めにウェバーがピットイン、ハードタイヤでコースに復帰ふっき。次つぎの周しゅうでベッテルもピットインするが、ベッテルはソフトタイヤでコースに戻もどる。45周しゅう目めにマッサがピットインハードタイヤに履はき替かえる。ブラウンGPは残のこり10周しゅうでバリチェロ、残のこり9周しゅうでバトンがピットイン。タイヤはバリチェロがハードタイヤ、バトンがソフトタイヤのためにここで2台だいの順位じゅんいが入いれ替かわり、5位い、6位いでコースに戻もどる。その後うしろにはアロンソがファステストラップをマークし、7位いまで順位じゅんいを上あげてくる。更さらにその後うしろではコバライネン、グロック、ハイドフェルド、中嶋なかじま、フィジケラの5台だいで1ポイントを争あらそう展開てんかいになる。

その後ごは大おおきな順位じゅんい変動へんどうはなく、ウェバーがデビューから132戦せん目めで悲願ひがんの初はつ優勝ゆうしょう。1981年ねんラスベガスグランプリで優勝ゆうしょうしたアラン・ジョーンズ以来いらい28年ねん振ふりのオーストラリア人じんの優勝ゆうしょうとなった。また132戦せん目めでの優勝ゆうしょうはバリチェロの125戦せんを抜ぬいて最もっとも遅おそい記録きろくとなった。2位いにベッテルが入はいり、レッドブルは3戦せん連続れんぞく、今期こんき3度目どめのワン・ツーフィニッシュ。3位いには今期こんき初はつの表彰台ひょうしょうだいとなるマッサ。4位い以下いかも順位じゅんいの変動へんどうはなく、ロズベルグ、バトン、バリチェロ、アロンソ、コバライネンまでがポイント獲得かくとく。

結果けっか

順位じゅんい	No	ドライバー	チーム	周回しゅうかい数すう	タイム/リタイア	グリッド	ポイント
1	14	マーク・ウェバー	レッドブル・ルノー	60	1:36'43.310	1	10
2	15	セバスチャン・ベッテル	レッドブル・ルノー	60	+9.252	4	8
3	3	フェリペ・マッサ	フェラーリ	60	+15.906	8	6
4	16	ニコ・ロズベルグ	ウィリアムズ・トヨタ	60	+21.099	15	5
5	22	ジェンソン・バトン	ブラウン・メルセデス	60	+23.609	3	4
6	23	ルーベンス・バリチェロ	ブラウン・メルセデス	60	+24.468	2	3
7	7	フェルナンド・アロンソ	ルノー	60	+24.888	12	2
8	2	ヘイキ・コバライネン	マクラーレン・メルセデス	60	+58.692	6	1
9	10	ティモ・グロック	トヨタ	60	+1'01.457	20
10	6	ニック・ハイドフェルド	BMWザウバー	60	+1'01.925	11
11	21	ジャンカルロ・フィジケラ	フォースインディア・メルセデス	60	+1'02.327	18
12	17	中嶋なかじま一貴かずたか	ウィリアムズ・トヨタ	60	+1'02.876	13
13	8	ネルソン・ピケ	ルノー	60	+1'08.328	10
14	5	ロバート・クビサ	BMWザウバー	60	+1'09.555	16
15	20	エイドリアン・スーティル	フォースインディア・メルセデス	60	+1'11.941	7
16	12	セバスチャン・ブエミ	トロ・ロッソ・フェラーリ	60	+1'30.225	17
17	9	ヤルノ・トゥルーリ	トヨタ	60	+1'30.970	14
18	1	ルイス・ハミルトン	マクラーレン・メルセデス	59	+1 Lap	5
Ret	4	キミ・ライコネン	フェラーリ	34	エンジン	9
Ret	11	セバスチャン・ブルデー	トロ・ロッソ・フェラーリ	18	油圧ゆあつ	19

外部がいぶリンク

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