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2009ねんハンガリーグランプリ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハンガリーの旗 2009ねんハンガリーグランプリ
レース詳細しょうさい
日程にってい 2009ねんシーズンだい10せん
決勝けっしょう開催かいさい 7がつ26にち
開催かいさい ハンガロリンク
ハンガリー ブダペスト
コースちょう 4.381km
レース距離きょり 70しゅう(306.663km)
決勝けっしょう天候てんこう れ(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1'21.569
ファステストラップ
ドライバー オーストラリアの旗 マーク・ウェバー
タイム 1'21.931(Lap 65)
決勝けっしょう順位じゅんい
優勝ゆうしょう
2
3

2009ねんハンガリーグランプリは、2009ねんF1世界せかい選手権せんしゅけんだい10せんとして、2009ねん7がつ26にちハンガロリンク開催かいさいされた。正式せいしき名称めいしょうFORMULA 1 ING Magyar Nagydíj 2009

開催かいさいまえ

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ドイツグランプリ終了しゅうりょうトロ・ロッソがドライバーをセバスチャン・ブルデーからハイメ・アルグエルスアリ交代こうたいすることを発表はっぴょう

予選よせん

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展開てんかい

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まず、フォース・インディアジャンカルロ・フィジケラとデビューレースとなるアルグエルスアリがコースにてタイムをす。その直後ちょくごにチームメイトのセバスチャン・ブエミがトップタイムをマークする。

半分はんぶんちか時間じかん経過けいかしたところでかくマシンがハードがわのタイヤでタイムをはじめ、フェラーリキミ・ライコネンがトップ、2番手ばんて、3番手ばんてレッドブルの2だいどうタイムでつづく。そのほとんどのマシンがピットにもどり、ソフトがわのタイヤにえてふたたびアタックにる。 のこり1ふんあまりのところでアルグエルスアリが13コーナーでコースアウトのためにイエローフラッグがてアタックが一時いちじできなくなる。セッション終了しゅうりょう直前ちょくぜんにイエローフラッグが解除かいじょされかくマシンが最後さいごのアタックにはいる。トップタイムは1'20.793でウィリアムズニコ・ロズベルグBMWザウバーとフォース・インディアの4だいとアルグエルスアリがQ1敗退はいたいとなった。

レッドブルのマーク・ウェバーがまずトップタイムをす。そのチームメイトのセバスチャン・ベッテル、ロズベルグ、ルノーフェルナンド・アロンソがトップタイムをマークする。 のこり2ふんったところでベッテルがもう一度いちどトップタイムをマークし、そのころから路面ろめん状態じょうたい急激きゅうげきくなり、 アロンソ以外いがいのマシンが最後さいごのタイムアタックをおこなう。のこ時間じかんがなくなった直後ちょくご、フェラーリのフェリペ・マッサが 4コーナーでクラッシュし、そのままセッションが終了しゅうりょうトヨタの2だい、ブエミ、ブラウンGPルーベンス・バリチェロ、ルノーのネルソン・ピケがQ2敗退はいたい。バリチェロは今期こんきはじめてQ3に進出しんしゅつできなかった。

クラッシュしたマッサはコックピットからたすされ、メディカルセンターにはこばれる。またマッサの治療ちりょうとクラッシュしたタイヤバリヤーの修復しゅうふくのために予選よせんセッションが一時いちじ中断ちゅうだんとなる。

その、バリチェロのマシンから脱落だつらくしたやく800グラムのサードダンパーのスプリングがマッサのヘルメットに直撃ちょくげきし、衝撃しょうげき意識いしきうしないマシンはコースアウトしてタイヤバリアに激突げきとつしたことがかった。

やく30ふんほど中断ちゅうだんし、1510ふんからQ3がはじまった。マッサの負傷ふしょうによりQ3は9だいあらそわれることになった。ジェンソン・バトンはバリチェロとおな部品ぶひんちないかどうかチェックをけているために、8だいでのポールポジションあらそいがはじまる。のこ時間じかんが3ふんあまりのところでバトンもコースにてアタックをはじめる。1ふんったところでロズベルグがトップタイムをマークするが、ここでタイミングモニターがおちてしまう。のこ時間じかんがなくなったところでいちもとにもどるがすぐにおちてしまう。最後さいごのアタックをえたドライバーたちは自分じぶん順位じゅんいまったからず、おたがいのタイムをきあって自分じぶん位置いち確認かくにんめずらしい光景こうけいられる。すうふん、モニターが復活ふっかつし、アロンソがポールポジション、2がベッテル、ウェバーはダメだと判断はんだんし、さきかえってしまうが、3だとかり、もどされることになる。

結果けっか

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順位じゅんい No ドライバー コンストラクター Q1 Q2 Q3 グリッド
1 7 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ ルノー 1'21.313 1'20.826 1'21.569 1
2 15 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル レッドブル-ルノー 1'21.178 1'20.604 1'21.607 2
3 14 オーストラリアの旗 マーク・ウェバー レッドブル-ルノー 1'20.964 1'20.358 1'21.741 3
4 1 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン マクラーレン-メルセデス 1'20.842 1'20.465 1'21.839 4
5 16 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ-トヨタ 1'20.793 1'20.862 1'21.890 5
6 2 フィンランドの旗 ヘイッキ・コバライネン マクラーレン-メルセデス 1'21.659 1'20.807 1'22.095 6
7 4 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 1'21.500 1'20.647 1'22.468 7
8 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン ブラウン-メルセデス 1'21.471 1'20.707 1'22.511 8
9 17 日本の旗 中嶋なかじま一貴かずたか ウィリアムズ-トヨタ 1'21.407 1'20.570 1'22.835 9
10 3 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ フェラーリ 1'21.420 1'20.823 No time
11 12 スイスの旗 セバスチャン・ブエミ トロ・ロッソ-フェラーリ 1'21.571 1'21.002 10
12 9 イタリアの旗 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 1'21.416 1'21.082 11
13 23 ブラジルの旗 ルーベンス・バリチェロ ブラウン-メルセデス 1'21.558 1'21.222 12
14 10 ドイツの旗 ティモ・グロック トヨタ 1'21.584 1'21.242 13
15 8 ブラジルの旗 ネルソン・ピケ ルノー 1'21.278 1'21.389 14
16 6 ドイツの旗 ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 1'21.738 15
17 21 イタリアの旗 ジャンカルロ・フィジケラ フォース・インディア-メルセデス 1'21.807 16
18 20 ドイツの旗 エイドリアン・スーティル フォース・インディア-メルセデス 1'21.868 17
19 5 ポーランドの旗 ロバート・クビサ BMWザウバー 1'21.901 18
20 11 スペインの旗 ハイメ・アルグエルスアリ トロ・ロッソ-フェラーリ 1'22.359 19

決勝けっしょう

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予選よせんQ2でクラッシュをきっしたマッサは、決勝けっしょうレースを欠場けつじょうすることとなった[1]

展開てんかい

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気温きおん23℃、路面ろめん温度おんど36℃

スタートの1コーナーでベッテル、ウェバー、ハミルトン、ライコネンの4だいによるはげしい2あらそいとなる。ベッテルはライコネンとの接触せっしょくにより2番手ばんてから7番手ばんてまで順位じゅんいとし、さらにフロントウイングにダメージをってしまう。このはげしい2あらそいによりアロンソは1だいげる格好かっこうになる。1しゅうえたところでスーティルがリタイヤ。スタートで中嶋なかじま一貴かずたかにかわされたバトンが2しゅうの1コーナーで中嶋なかじまかえす。5しゅうはいりハミルトンが1~2コーナーにかけてKERSを使つかってウェバーをき、2番手ばんてがる。その3びょうあったアロンソとのを1びょう以下いかにまでちぢめる。

12しゅう上位じょういじん先陣せんじんをきってアロンソが1かいのピットストップをおこなう。しかしみぎのフロントタイヤがしっかりはまっていなかったために順位じゅんい最下位さいかいまでとし、さらみぎのフロントタイヤがはずれ、つぎ周回しゅうかいふたたびピットにもどる。結局けっきょくアロンソはリタイヤとなってしまう。

その19しゅうにライコネンとウェバーが同時どうじにピットイン、ウェバーがピットストップに手間取てまどり、ライコネンにさきをこされてしまう。またリリースのタイミングがわるく、ライコネンと接触せっしょくしそうになってしまう。20しゅうにハミルトンとロズベルグ、21しゅうにコバライネン、ベッテル、22しゅう中嶋なかじま、25しゅうにバトンがピットイン。27しゅう、ベッテルのマシンに異常いじょう発生はっせいし、2度目どめのピットイン。結局けっきょく29しゅうでリタイヤとなる。グロックが燃料ねんりょうおおんでいたために32しゅうにピットイン、7番手ばんてでコースに復帰ふっきする。

44しゅうにコバライネン、つぎしゅうにライコネンがピットインするが、ライコネンがピットからマシンを発進はっしんさせられず、3びょうほどロスしてしまうが、なにとかコースに復帰ふっきする。46しゅうにハミルトン、48しゅうにロズベルグ、49しゅうにウェバーがピットイン。ウェバーがソフトタイヤでハードタイヤのロズベルクのまえおさえる。ハミルトンはのこり15しゅうあたりではやくも回転かいてんすうとして走行そうこうする。55しゅうにバトンがピットイン、中嶋なかじまつぎしゅうでピットインをするが、逆転ぎゃくてんできない。58しゅうにトゥルーリがピットインをし、かろうじて中嶋なかじままえもどる。60しゅうにグロックがピットイン、わずか5びょうでコースにもどる。

ここで上位じょういぜいのピットインが終了しゅうりょう、そのもはおおきな順位じゅんい変動へんどうがなくレースがすすみ、そのままハミルトンが1でチェッカーをける。ハミルトンが2008ねん中国ちゅうごくグランプリ以来いらい通算つうさん10しょう今期こんきはつ優勝ゆうしょう、またKERS搭載とうさいしゃはじめて優勝ゆうしょうした。2にもKERS搭載とうさいのライコネン、3にウェバー、以下いかロズベルグ、コバライネン、グロック、バトン、トゥルーリまでポイント獲得かくとく中嶋なかじま一貴かずたかしくも9だった。

結果けっか

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順位じゅんい No ドライバー チーム 周回しゅうかいすう タイム/リタイア グリッド ポイント
1 1 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン マクラーレンメルセデス 70 1:38'23.876 4 10
2 4 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 70 +11.529 7 8
3 14 オーストラリアの旗 マーク・ウェバー レッドブルルノー 70 +16.886 3 6
4 16 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ ウィリアムズトヨタ 70 +26.967 5 5
5 2 フィンランドの旗 ヘイッキ・コバライネン マクラーレンメルセデス 70 +34.392 6 4
6 10 ドイツの旗 ティモ・グロック トヨタ 70 +35.237 13 3
7 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン ブラウンメルセデス 70 +55.088 8 2
8 9 イタリアの旗 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 70 +1'08.172 11 1
9 17 日本の旗 中嶋なかじま一貴かずたか ウィリアムズトヨタ 70 +1'08.774 9
10 23 ブラジルの旗 ルーベンス・バリチェロ ブラウンメルセデス 70 +1'09.256 12
11 6 ドイツの旗 ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 70 +1'10.612 15
12 8 ブラジルの旗 ネルソン・ピケ ルノー 70 +1'11.512 14
13 5 ポーランドの旗 ロバート・クビサ BMWザウバー 70 +1'14.046 18
14 21 イタリアの旗 ジャンカルロ・フィジケラ フォースインディアメルセデス 69 +1 Lap 16
15 11 スペインの旗 ハイメ・アルグエルスアリ トロ・ロッソフェラーリ 69 +1 Lap 19
16 12 スイスの旗 セバスチャン・ブエミ トロ・ロッソフェラーリ 69 +1 Lap 10
Ret 15 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル レッドブルルノー 29 サスペンション 2
Ret 7 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ ルノー 15 もえあつポンプ 1
Ret 20 ドイツの旗 エイドリアン・スーティル フォースインディアメルセデス 1 水圧すいあつけい 17
DNS 3 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ フェラーリ 0 負傷ふしょう
  • フェリペ・マッサ予選よせんQ2セッションちゅうのクラッシュで頭部とうぶ負傷ふしょうしたため、決勝けっしょう欠場けつじょう
  • ルノーはピットストップのさいフェルナンド・アロンソのタイヤのホイールナットが完全かんぜん固定こていされていないことをりながら発進はっしんさせ、そのもドライバーに状況じょうきょうらせなかったためにつぎせんヨーロッパグランプリへの出場しゅつじょう停止ていしペナルティをけた[2]。これは故意こい危険きけん状態じょうたいでマシンをコースじょうまらせたためであるが、チームが控訴こうそした結果けっか出場しゅつじょう停止ていし処分しょぶんし、戒告かいこくと50000ドルの罰金ばっきん処分しょぶん変更へんこうされた[3]
  • レッドブルマーク・ウェバーをピットから危険きけん状態じょうたいキミ・ライコネンとピットレーンで接触せっしょくしそうになる)でおくしたとして戒告かいこく処分しょぶんけた[4]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ “マッサ、ハンガリーGP欠場けつじょう. F1-live.com. (2009ねん7がつ26にち). http://jp.f1-live.com/f1/jp/headlines/news/detail/090725174827.shtml 2009ねん7がつ26にち閲覧えつらん 
  2. ^ “ルノーF1チームにヨーロッパGP出走しゅっそう停止ていし処分しょぶん. F1-Gate.com. (2009ねん7がつ27にち). http://f1-gate.com/renault/f1_4314.html 2009ねん8がつ18にち閲覧えつらん 
  3. ^ “FIA ルノーのヨーロッパGP出走しゅっそう許可きょか. F1-Gate.com. (2009ねん8がつ18にち). http://f1-gate.com/renault/f1_4456.html 2009ねん8がつ18にち閲覧えつらん 
  4. ^ “レッドブルに戒告かいこく処分しょぶん. Gp Update. (2009ねん7がつ26にち). http://f1.gpupdate.net/ja/news/2009/07/26/216811/ 2009ねん8がつ18にち閲覧えつらん 

外部がいぶリンク

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まえせん
2009ねんドイツグランプリ
FIA F1世界せかい選手権せんしゅけん
2009ねんシーズン
つぎせん
2009ねんヨーロッパグランプリ
前回ぜんかい開催かいさい
2008ねんハンガリーグランプリ
ハンガリーの旗 ハンガリーグランプリ 次回じかい開催かいさい
2010ねんハンガリーグランプリ