大慈だいじ延のべ福ぶく宫

大慈だいじ延のべ福ぶく宫建筑遗存そん
北京ぺきん市し文物ぶんぶつ保ほ护单位い
地ち址し	北京ぺきん市し东城区く
分ぶん类	古こ建けん筑
时代	明あきら、清きよし
编号	4-3
认定时间	1990年ねん

大慈だいじ延のべ福ぶく宫，俗称ぞくしょう三さん官かん庙，是ぜ位い于今北京ぺきん市し东城区く朝あさ阳门内ない大だい街まち203号ごう的てき一座いちざ道教どうきょう宫观。

历史

大慈だいじ延のべ福ぶく宫始建けん于明朝みょうちょう成なり化か十じゅう七なな年ねん（1481年ねん）。其位置いち在ざい东四牌ぱい楼ろう以东，朝あさ阳门内ない大だい街まち路みち北きた。庙内主おも祀まつ三さん官かん，即そく天てん官かん、地ち官かん和水わすい官かん三さん神かみ，故こ俗称ぞくしょう“三さん官かん庙”。该庙建たて成之しげゆき后きさき，明あかり宪宗曾撰碑文ひぶん，记述建けん庙缘由よし与あずか该庙的てき建けん筑规制せい。明朝みんちょう正德まさのり十じゅう一いち年ねん（1513年ねん），明あきら武たけ宗はじめ赐封该庙住持じゅうじ严天容よう为真人じん，“领道教きょう事ごと”。

大慈だいじ延のべ福ぶく宫曾经过两次较大规模修おさむ缮。第だい一次是明朝嘉靖四年（1653年ねん）。明あかり朝礼ちょうれい部ぶ尚なお书兼けん翰林院かんりんいん学士がくし徐じょ阶撰せん写うつし碑文ひぶん称しょう：“大慈だいじ延のべ福ぶく宫者，宪祖纯皇帝こうてい之の所ところ建けん，而国家こっか岁时祈いのり禳报谢之所しょ。其所祀まつ曰三さん元げん三さん大帝たいてい，盖天地ち水すい□□赐福赦罪解かい厄やく之の神かみ也。嘉よしみ靖己せいき酉とり，宫之建けん至いたり六ろく十じゅう七なな甲子きのえね矣。丹青たんせい金口きんぐち之の剥落はくらく暗くら昧……真人まさと陶とう仲なか文ぶん以上いじょう赐金与あずか所しょ度ど道士どうし楮こうぞ价，葺而新しん之の。始はじめ于三さん月がつ十じゅう日にち，至いたり七なな月がつ讫工。”

从明朝あさ末まつ年ねん至いたり清朝せいちょう乾いぬい隆たかし初年しょねん，大慈だいじ延のべ福ぶく宫已全ぜん无香火ひ。据すえ民みん间传说，明朝みんちょう末まつ年ねん，李り自じ成なり率りつ军逼近きん北京ぺきん，明朝みょうちょう崇たかし祯帝朱しゅ由ゆかり检赴大慈だいじ延のべ福ぶく宫抽签卜吉凶きっきょう。但ただし他た连求三さん签，签上内容ないよう皆みな不利ふり。崇たかし祯帝十じゅう分ふん气愤，遂とげ发口谕：此庙永なが远不得とく香が火ひ！不ふ久ひさ，李り自じ成なり军便攻おさむ入にゅう了りょう北京ぺきん。此后，大家たいか认为该庙不ふ吉利よしとし，所以ゆえん香が火ひ断だん绝。清朝せいちょう定じょう都と北京ぺきん后きさき，曾经“聚满汉子弟してい，教学きょうがく于斯”。

乾いぬい隆三りゅうぞう十じゅう六ろく年ねん（1771年ねん），由ゆかり皇室こうしつ出で资对大慈だいじ延のべ福ぶく宫进行ぎょう了りょう一いち年ねん的てき修おさむ复。“以乾隆りゅう庚かのえ寅とら嘉平かへい即そく工こう，阅辛卯月うづき辰たつ载浃用よう底そこ厥成，若わか值若竕，支ささえ内帑ないど之の羡所司し请为记。”自じ此，大慈だいじ延のべ福ぶく宫重新しん有ゆう了りょう香が火ひ。每年まいとし农历元旦がんたん期き间，大慈だいじ延のべ福ぶく宫庙会かい在ざい庙前举办，庙前临街聚集了りょう不ふ少しょう估衣摊，所以ゆえん此街人称にんしょう“估衣街がい”。中ちゅう华民国こく时期，大慈だいじ延のべ福ぶく宫前修おさむ筑了道路どうろ，庙会改あらため在ざい庙旁举办。

1950年代ねんだい起おこり，先さき后きさき有ゆう两个单位在ざい大慈だいじ延のべ福ぶく宫旧址し建けん办公楼ろう，所以ゆえん大慈だいじ延のべ福ぶく宫的大だい部分ぶぶん建けん筑遭到拆除，石碑せきひ也无存そん，仅余东院的てき通明みちあき殿どの、延のべ座ざ宝殿ほうでん及部およべ分ぶん西にし房ぼう。殿しんがり顶的神しん龛及藻も井い因いん占うらない用よう单位加か设天花はな，故こ保存ほぞん完かん整せい。1998年ねん，占うらない用よう单位先さき后きさき重じゅう修了しゅうりょう后きさき殿どの延のべ座ざ宝殿ほうでん、中殿ちゅうでん通明みちあき殿どの。1990年ねん2月がつ23日にち，北京ぺきん市し人民じんみん政府せいふ将はた“大慈だいじ延のべ福ぶく宫建筑遗存そん”公布こうふ为北京ぺきん市し文物ぶんぶつ保ほ护单位い。

在ざい拆除大慈だいじ延のべ福ぶく宫主要よう建けん筑的时候，宫内尚ひさし有ゆう天てん官かん、地ち官かん、水みず官かん三官坐像以及文、武たけ侍臣じしん立像りつぞう12尊みこと。这些神像しんぞう被ひ迁入当とう时作为北京ぺきん市し文物ぶんぶつ局きょく仓库的てき智さとし化か寺てら。这些神像しんぞう都と是ぜ用よう金きむ丝楠木き雕刻而成，妆銮，沥粉贴金。每まい尊みこと神像しんぞう腹はら内ない均ひとし装そう有用ゆうよう棉わた帛所制せい的てき脏器，并装有ゆう《九天应元雷声普化天尊说王枢くるる宝たから经等经》等とう数すう百ひゃく卷かん。后きさき来らい，由ゆかり于智化か寺てら需要じゅよう修おさむ复，故こ将しょう这些神像しんぞう迁至北京ぺきん东岳庙育そだて德いさお殿どの内ない。

建けん筑

《乾いぬい隆たかし京きょう城じょう全ぜん图》中ちゅう的てき大慈だいじ延のべ福ぶく宫

明朝みょうちょう及清朝あさ时，北京ぺきん城じょう内外ないがい的てき三さん官かん庙中，大慈だいじ延のべ福ぶく宫规模も最大さいだい。大慈だいじ延のべ福ぶく宫坐北朝ほくちょう南みなみ，由ゆかり正院しょういん和わ东道院いん组成。

正院しょういん的てき主要しゅよう建けん筑有：

• 山やま门：七なな开间，黑くろ琉璃瓦かわら调大脊硬山やま顶，绿剪边。
• 钟楼、鼓こ楼ろう：分立ぶんりつ山さん门内东西两侧。
• 大殿おおいどの：三さん间。在ざい山やま门正北きた。
• 大慈だいじ延のべ福ぶく殿どの：为主殿どの，在ざい大殿おおいどの正せい北きた，面めん阔五间，四面しめん带廊，后きさき有ゆう虎とら尾お抱だき厦。大慈だいじ延のべ福ぶく殿どの的てき前ぜん后きさき左右さゆう各かく有ゆう一座いちざ碑ひ亭てい。
  • 葆真殿どの：大慈だいじ延のべ福ぶく殿どの的てき东配殿どの，黑くろ琉璃瓦かわら顶
  • 法ほう善よし殿どの：大慈だいじ延のべ福ぶく殿どの的てき西にし配はい殿どの，黑くろ琉璃瓦かわら顶
• 紫むらさき微ほろ殿しんがり：位くらい于大慈延福ぶく殿どの以北いほく，面めん阔五间，左右さゆう各かく带一间耳房ぼう。
  • 青あお殿どの：在ざい紫むらさき微ほろ殿しんがり东侧，面めん阔三さん间
  • 清きよし华殿：在ざい紫むらさき微ほろ殿しんがり西にし侧，面めん阔三さん间

东道院いん的てき主要しゅよう建けん筑有：

• 前ぜん殿しんがり：位くらい于东道どう院いん南みなみ侧，早はや已やめ拆除，无从考こう证
• 通明みちあき殿どの：为中殿どの，位い于前殿どの以北いほく，面めん阔三さん间，黑くろ琉璃瓦かわら歇山调大脊顶
• 延のべ座ざ宝殿ほうでん：为后殿どの，位い于通明あきら殿どの以北いほく，黑くろ琉璃瓦かわら歇山调大脊顶

此外，民みん间传说大慈延福ぶく宫内有ゆう一いち口くち井い，“分ぶん甘苦かんく两味。甘あま者しゃ味あじ甚清冽せいれつ，苦く者しゃ涩苦难食，故こ曰一井いちい二水にすい”，今こん此井已やめ经湮没ぼつ不可ふか考こう。