松まつ筠庵

杨椒山やま祠ほこら（松まつ筠庵）
北京ぺきん市し文物ぶんぶつ保ほ护单位い
地ち址し	西城にししろ区く宣せん武ぶ门外そと达智桥12号ごう、校こう场口三さん条じょう2号ごう
分ぶん类	古こ建けん筑
时代	明あきら
编号	3-48
认定时间	1984年ねん5月がつ24日にち

松まつ筠庵，又また称たたえ杨椒山やま祠ほこら，是ぜ位い于北京ぺきん市し西城にししろ区く达智桥胡同ふーとん12号ごう、校こう场口三さん条じょう2号ごう的てき一座いちざ汉传佛教ぶっきょう寺院じいん。寺内てらうち祀まつ奉たてまつ明朝みょうちょう嘉よしみ靖やすし年とし间的大臣だいじん杨继盛もり。

历史

松まつ筠庵位い于宣せん武ぶ门外そと达智桥胡同ふーとん路みち南みなみ，原はら为明朝みょうちょう嘉よしみ靖やすし年とし间杨继盛もり的てき故こ居きょ。明朝みんちょう嘉よしみ靖やすし三さん十じゅう年ねん（1551年ねん），杨继盛もり迁居达智桥胡同ふーとん。据すえ明朝みょうちょう张爵《京きょう师五城坊巷衚衕集》，此地当とう时位于宣北きた坊ぼう的てき“接待せったい寺てら”东南。后きさき来らい，他た被ひ仇かたき鸾诬陷下か狱。出で狱后，被ひ贬到陕西临洮府ふ狄道县（今いま甘あま肃临洮）担任たんにん典てん史し。后きさき来らい，仇かたき鸾被ひ处斩，嘉よしみ靖やすし帝みかど下しも旨むね升ます杨继盛もり为诸城县知ち县。月余げつよ，调任南京なんきん户部主事しゅじ，三さん日にち后きさき迁刑部おさかべ员外郎ういろう，后きさき改あらため任にん兵部ひょうぶ武たけ选司员外郎ういろう，实现了りょう“一いち岁四迁”。嘉よしみ靖やすし三さん十じゅう一いち年ねん十二月じゅうにがつ，杨继盛もり到いた北京ぺきん赴任ふにん，仍住达智桥胡同ふーとん的てき原ばら来らい的てき宅たく院いん。到いた任にん一いち个月，杨继盛もり上じょう《请诛贼臣疏》，要求ようきゅう皇すめらぎ上じょう处决严嵩，杨继盛もり遂とげ被ひ下した狱。嘉よしみ靖やすし三さん十じゅう四よん年ねん（1555年ねん），杨继盛もり被ひ处决。杨继盛もり的てき夫人ふじん在ざい杨继盛もり被害ひがい前ぜん伏ふく阙上书:“愿すなお即そく斩臣妾わらわ首くび，以代夫おっと诛”，但ただし严嵩扣压其上书未上奏じょうそう。杨继盛もり被ひ处决同日どうじつ，杨继盛もり的てき夫人ふじん自じ缢殉夫おっと。隆りゅう庆元年がんねん（1567年ねん），隆りゅう庆帝继位，为杨继盛平ひらた反はん，并追封ふう其为太ふと常つね寺てら少しょう卿きょう，赐谥“忠ちゅう愍”。

杨继盛もり的てき故こ居きょ后きさき来らい成なり了りょう松まつ筠庵，但ただし庵あん内ない僧そう人じん将はた该地私わたし卖。乾いぬい隆たかし五ご十じゅう一いち年ねん（丙午ひのえうま年ねん，1786年ねん），此处被ひ杨寿楠くすのき、李り融とおる访得为杨继盛故こ居い，随ずい后きさき曹学敏さと、胡えびす季き堂どう、阮葵生せい、郑澂等とう人ひと“会かい诸僚友りょうゆう，醵金きょきん立りつ祠ほこら”，恢复了りょう松まつ筠庵。《藤ふじ阴杂记》载：

松まつ筠庵在ざい炸子桥，庵あん不ふ祀まつ佛ふつ，塑幞头神像ぞう，相そう沿为城しろ隍庙。五月ごがつ，抬像换水，结会立りつ碑ひ，既すんで而寂然じゃくねん。庵あん僧そう将しょう地ち私わたし卖。丙午ひのえうま，杨给谏寿楠くすのき、李り都みやこ谏融视城，访知为杨忠ちゅう愍故宅たく。其时曹宗丞すすむ学がく闵、阮司寇葵生せい、郑侍御ご澂倡议鼎かなえ新しん，榜曰“忠ちゅう愍故宅たく”，仍号松まつ筠。司つかさ寇记略りゃく云うん：“读公年ねん谱，嘉よしみ靖やすし丁未ていみ年ねん三さん十じゅう二成ふたなり进士，除のぞき南京なんきん吏部主事しゅじ。辛からし亥い，升ます兵部ひょうぶ车驾司し，旋谏阻马市し，廷杖谪边。壬みずのえ子こ冬ふゆ，复武选司。癸みずのと丑うし，劾嵩かさ下しも狱。是ぜ前ぜん后きさき居きょ斯宅者しゃ仅传舍しゃ耳みみ，而至今こん人心じんしん翕然きゅうぜん，爱护保持ほじ，不ふ忍にん暂辍。盖公之の灵爽，日にち在天ざいてん地ち，虽烟云うん草木くさき，一いち榻蘧庐，犹令人じん系けい思おもえ无穷，矧はぎ其退食しょく休憩きゅうけい之これ所しょ，曾焚香が而修谏草者しゃ耶！”又また赋诗云うん：“桥头庙貌俨厜㕒，每まい一いち经行感慨かんがい随ずい。竹たけ院いん无僧闲啜茗，松まつ窗まど命いのち侣坐敲棋。两朝事ごと往留遗宅，一篑功完待纪碑。当日とうじつ曾经丞相じょうしょう步ふ，至いたり今こん传诵秀才しゅうさい诗。”

按渔洋集中しゅうちゅう“筠”作さく“云うん”，亦また未み指ゆび忠ちゅう愍故宅たく。集あつまり云うん：“康かん熙庚申こうしん，高こう念ねん东侍郎ろう珩居きょ松まつ云うん禅ぜん舍しゃ，冯益都と溥过之，流りゅう连竟日び。高こう赋诗云うん：‘户倚双そう藤ふじ梵宇开，无人知じんち是ぜ相しょう公こう来らい。相あい看み一笑いっしょう忘朝市し，风味依然いぜん两秀才しゅうさい。’冯答云うん：‘隐几僧そう寮りょう户不开，天てん亲无著ちょ忆从来らい。而今相しょう对浑忘却ぼうきゃく，只ただ识维摩ま是ぜ辨才べんさい。’予よ和わ云うん：‘二に老ろう前身ぜんしん二に大だい士し，重じゅう逢半日び画が炉ろ灰はい。他年たねん古寺ふるでら经行处，记取寒かん山やま拾得しゅうとく来らい。’”又また考こう徐じょ司つかさ寇乾学がく题忠愍书画が诗云：“从此馨かおる香が辉鼎俎まないた，至いたり今いま岩谷いわたに锁松筠。”似に因いん是ぜ庵あん而及。渔洋撰せん《高こう公こう墓はか志こころざし》，“云うん”作さく“筠”。

少数しょうすう历史文献ぶんけん将はた松まつ筠庵的てき“筠”字じ写うつし作さく“云うん”，也有やゆう的てき写うつし作さく“鹤”。《天てん府ふ广志》认为，写うつし作さく“鹤”字じ是ぜ错的。王おう渔洋集中しゅうちゅう的てき“筠”写うつし作さく“云うん”，王おう渔洋所しょ撰せん《高こう公こう墓はか志こころざし》中ちゅう则作“筠”，可か见两字じ可か以相通どおり。《乾いぬい隆たかし京きょう城じょう全ぜん图》上じょう也标有ゆう“松まつ筠庵”。松まつ筠庵是ぜ长椿寺てら的てき下院かいん。

清朝せいちょう道みち光こう二に十じゅう七なな年ねん（1841年ねん），松まつ筠庵住持じゅうじ释心泉いずみ募つの款修整しゅうせい松まつ筠庵，扩建了りょう杨继盛もり写うつし弹劾严嵩奏そう疏的书房，将はた原はら来らい面めん阔三间的房屋改为五间，增加ぞうか进深至いたり两间，称しょう“谏草堂どう”。何なに绍基为谏草堂そうどう篆书匾额“谏草堂どう”。谏草堂どう兴建之の后きさき，在ざい墙壁上じょう镶嵌了りょう杨继盛もり弹劾严嵩的てき奏そう章しょう的てき石刻せっこく，为海うみ盐石刻せっこく家か张辛（张受之の）制作せいさく。当とう时，张辛住じゅう在ざい松まつ筠庵内ない临摹杨继盛もり的てき真迹しんせき，精せい勒于石せき，刻こく毕便因いん心力しんりょく衰おとろえ竭而死し于松筠庵内ない。此外，释心泉いずみ还整修了しゅうりょう谏草堂前どうまえ后きさき的てき花はな园、假かり山やま。道みち光こう二に十じゅう八はち年ねん（1842年ねん），在ざい谏草堂どう西南せいなん侧兴建たて了りょう八角はっかく攒尖顶“谏草亭てい”一座いちざ。

松まつ筠庵是ぜ清朝せいちょう文人ぶんじん、士し大夫たいふ的てき集会しゅうかい吟ぎん游ゆう之これ所しょ。自じ清朝せいちょう到いた中ちゅう华民国こく时期，在ざい松まつ筠庵成立せいりつ过慈善じぜん机つくえ构、助じょ账局、平ひら粜局等とう机つくえ构，救すくい济河北かわきた及其他た地区ちく的てき灾民。

松まつ筠庵是ぜ“公おおやけ车上书”期き间康かん有ゆう为发起上じょう书之地ち。甲きのえ午うま战争结束后きさき，中日ちゅうにち签订《马关条じょう约》的てき消息しょうそく传到北京ぺきん，被ひ全国ぜんこく各地かくち到いた北京ぺきん参加さんか会かい试的てき举人们得知ち，康かん有ゆう为、梁りょう启超在ざい广东省しょう籍せき的てき举人中ちゅう串くし联，此外湖南こなん省しょう籍せき的てき举人也发起行きぎょう动。1895年ねん4月がつ22日にち，广东省しょう、湖南こなん省しょう举人联合赴都と察院上うえ书，其他十多个省的举人纷纷响应。1895年ねん5月がつ1日にち，康かん有ゆう为邀集しゅう当とう时在北京ぺきん的てき举人到いた松まつ筠庵集会しゅうかい，由ゆかり康かん有ゆう为起草きそう《上うえ皇帝こうてい书》。梁りょう启超等とう人ひと将はた该上书分抄しょう若干じゃっかん份散发，邀请举人签名。5月2日にち，各省かくしょう举人赴都察院上じょう书。

文化ぶんか大だい革命かくめい期き间，松まつ筠庵内ない的てき杨椒山やま彩いろどり塑像そぞう被ひ砸毁，香炉こうろ、祭器さいき、石碑せきひ以及“杨椒山やま先生せんせい故こ宅たく”、“松まつ筠庵”、“景けい贤堂”、“谏草堂どう”等とう匾额均ひとし被ひ毁。仅嵌在ざい景けい贤堂、谏草堂どう墙上的てき刻こく石せき保存ほぞん下か来らい。松まつ筠庵内ない的てき花はな园、假かり山やま被ひ平ひら毁。谏草堂どう和わ回廊かいろう被ひ改作かいさく住じゅう房ぼう。松まつ筠庵内的ないてき大だい部分ぶぶん房ぼう屋や均ひとし改あらため为宿舍しゃ。1984年ねん5月がつ24日にち，“杨椒山やま祠ほこら（松まつ筠庵）”被ひ公布こうふ为北京ぺきん市し文物ぶんぶつ保ほ护单位い。当とう时公布こうふ的てき地ち址し为“宣せん武たけ区く宣せん武ぶ门外そと达智桥十じゅう二に号ごう”。2001年ねん7月がつ12日にち，《北京ぺきん市し人民じんみん政府せいふ关于公布こうふ本ほん市し第だい六ろく批文物ぶつ保ほ护单位い和わ对已公布こうふ的てき市し级文物ぶつ保ほ护单位い勘かん误的通知つうち 》对地址し进行勘かん误，改あらため为“宣せん武たけ区く宣せん武ぶ门外达智桥12号ごう、校こう场口三さん条じょう2号ごう”。

建けん筑

在ざい乾いぬい隆たかし五ご十じゅう一いち年ねん（1786年ねん）整せい修おさむ后きさき，形成けいせい了りょう如今松まつ筠庵的てき规模。松まつ筠庵坐すわ南朝なんちょう北きた，北きた临达智桥胡同ふーとん。松まつ筠庵“地ち甚湫隘”。主要しゅよう建けん筑有：

• 山やま门：位くらい于达智桥胡同ふーとん南みなみ侧。门额为曹学敏さと题写的てき“杨椒山やま先生せんせい故こ宅たく” 七なな个大字だいじ。
• 东北角かく门：位くらい于达智桥胡同ふーとん南みなみ侧，松まつ筠庵整せい个建筑群的てき东北角かく。门上嵌はま有ゆう“松まつ筠庵”三さん字じ石せき额。
• 前ぜん院いん：位くらい于山门以内ない（以南いなん），景けい贤堂以北いほく。
• 景けい贤堂：为杨继盛故こ宅内たくない的てき大堂うふどう，后きさき改あらため为祀奉たてまつ杨继盛もり的てき祠堂しどう，称しょう“景けい贤堂”。此堂坐すわ南朝なんちょう北きた，前ぜん为题有ゆう“杨椒山やま先生せんせい故こ宅たく” 的てき山やま门。山やま门后穿ほじ过一个院落可到达景贤堂。景けい贤堂檐下悬“景けい贤堂”木き匾。堂どう外がい置おけ有ゆう铁香炉ろ。堂どう内ない正面しょうめん原はら来らい悬挂杨继盛もり的てき画像がぞう，并立有ゆう牌ぱい位い。清朝せいちょう嘉よしみ庆二に年ねん（1797年ねん），景けい贤堂内ない置おけ杨继盛もり古こ衣冠いかん彩いろどり塑像そぞう一いち尊みこと，代替だいたい了りょう原ばら来らい的てき画像がぞう。
• 后きさき堂どう：景けい贤堂以南いなん，有ゆう后きさき堂どう三さん间，为祭祀さいし杨继盛もり的てき夫人ふじん张氏的てき地方ちほう。堂どう内ない供きょう有ゆう张氏的てき牌ぱい位い，墙上嵌はま有ゆう张氏请代夫おっと诛的奏そう稿こう刻こく石せき。
• 厢房：松まつ筠庵内ない有ゆう多た座ざ厢房
• 花はな园：花はな园中有ちゅうう杨继盛もり手植てうえ的てき古こ槐えんじゅ。园中还有谏草堂どう、谏草亭てい。谏草堂原どうばら为杨继盛故こ宅内たくない的てき书房，道みち光こう二に十じゅう七なな年ねん（1841年ねん）扩建为面阔五间，进深二に间。谏草亭てい位い于谏草堂そうどう西南せいなん侧，为八はち角かく攒尖顶。

松まつ筠庵可か找到拓つぶせ片へん的てき碑いしぶみ刻こく有ゆう：

1. 清せい嘉よしみ庆二に年ねん八はち月がつ（1797年ねん）立だて，胡えびす季き堂どう撰文せんぶん、刘墉书丹，《杨忠愍公塑像そぞう纪事碑ひ》（立たて于景贤堂外がい）。
2. 清せい嘉よしみ庆十じゅう四よん年ねん十じゅう月がつ（1809年ねん）立だて，曹学敏さと撰文せんぶん、陈希祖そ书丹，《杨忠愍公故こ宅たく记》（立たて于景贤堂外がい）。
3. 清道きよみち光こう二に十じゅう一いち年ねん（1841年ねん）摹刻，《杨忠愍公临米之の章あきら议十じゅう八はち侯こう铭》（嵌はま于景贤堂西にし墙）。后きさき附ふ王おう文治ぶんじ等とう题跋五ご则、李り宗はじめ昉纪事一いち则（嵌はま于景贤堂东墙）。
4. 清道きよみち光こう二に十じゅう七なな年ねん（1847年ねん），《张受之の临杨继盛弹劾仇かたき严谏草稿そうこう》八はち幅ぶく。尾お刻こく宋そう荦、钱阵群ぐん、李り光ひかり庭にわ、僧そう明あかり基もと等とう人ひと题跋四よん幅ぶく。（嵌はま于谏草堂そうどう东西墙）
5. 清道きよみち光こう二に十じゅう七なな年ねん（1847年ねん），《科か道どう公おおやけ捐松筠庵祀まつ典てん记》，碑いしぶみ末まつ附ふ制定せいてい祭祀さいし条じょう规。
6. 清光せいこう绪十じゅう三さん年ねん（1887年ねん），李り鸿藻摹刻卧碑二に石せき《杨忠愍公手しゅ书遗嘱しょく》，附ふ题跋。（中ちゅう华人民じんみん共和きょうわ国こく时期，被ひ宣せん武たけ区く文物ぶんぶつ主管しゅかん部ぶ门迁移うつり他た处保护）
7. 清光せいこう绪二に十じゅう一いち年ねん（1895年ねん），张之万まん撰文せんぶん、胡えびす景けい桂かつら书丹，《重じゅう修おさむ松まつ筠庵景けい贤堂记》（立たて于景贤堂）。
8. 宣せん统二に年ねん（1910年ねん）重刻じゅうこく《松まつ筠庵条じょう规》五条ごじょう（嵌はま于景贤堂后きさき墙）。
9. 民みん国こく七なな年ねん（1918年ねん），《明あきら杨椒山やま先生せんせい狱中手植てうえ榆树题名》。