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聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
聴覚ちょうかく障害しょうがいから転送てんそう
障害しょうがい > 身体しんたい障害しょうがい > 聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ
聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ国際こくさいシンボルマーク。(なお、現在げんざいは2003ねんおこなわれた世界せかいろう連盟れんめい会議かいぎをもって使用しようりやめになっている。)
日本にっぽんにおいてはべつに「みみマーク」とばれるマークが存在そんざいする[1]

聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ(ちょうかくしょうがいしゃ)とは、聴覚ちょうかく障害しょうがいがある(みみ不自由ふじゆうな)にんのことである。

概要がいよう

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聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ身体しんたい障害しょうがいもののうち、聴覚ちょうかく感覚かんかく鈍磨どんましょうじる聴覚ちょうかく障害しょうがい聴力ちょうりょく障害しょうがい)をものであり、感覚かんかく障害しょうがいしゃ一種いっしゅである。聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃにはろうしゃろうしゃ)のほか、軽度けいど難聴なんちょうから高度こうど難聴なんちょうなどのなん聴者ちょうしゃ成長せいちょうしてから聴覚ちょうかくうしなった中途ちゅうとしつ聴者ちょうしゃよわいにより聴力ちょうりょくおとろえる老人ろうじんせいなん聴者ちょうしゃふくまれる。健常けんじょうしゃおよ聴覚ちょうかく障害しょうがいたない障害しょうがいしゃのことをそうじて聴者ちょうしゃまたはけん聴者ちょうしゃぶ。

聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃのうち、ろうしゃ定義ていぎ多義たぎてきである。一般いっぱんには音声おんせい言語げんご基本きほんてき習得しゅうとくまえ重度じゅうど聴覚ちょうかく障害しょうがいをもち、補聴器ほちょうき装用そうようおこなってもおとがほとんどこえないか識別しきべつ困難こんなんで、おも手話しゅわ使つかって生活せいかつする聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃをいう[2]。ろうしゃけん聴者ちょうしゃなん聴者ちょうしゃことなる独特どくとくろう文化ぶんか形成けいせいしていることがある。漢字かんじの「ろう」を分解ぶんかいすると、上記じょうきのように「りゅう」「みみ」になることから、日本にっぽんではタツノオトシゴ聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ象徴しょうちょうとして使つかわれており、全日本ぜんにほんろうあ連盟れんめいをはじめ、一部いちぶ聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ団体だんたいのシンボルマークにもちいられている[3][4][5]

聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ情報じょうほう障害しょうがいしゃあるいはコミュニケーション障害しょうがいもの一種いっしゅであるともえる[6]。これは聴覚ちょうかく音声おんせいによる情報じょうほう取得しゅとく情報じょうほう伝達でんたつというコミュニケーションに困難こんなんしょうじる障害しょうがいえるからである。聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ一般いっぱんてき外見がいけんから障害しょうがいしゃ判断はんだんされにくく、第三者だいさんしゃから障害しょうがい有無うむ程度ていど判別はんべつすることがむずかしい「えない障害しょうがい」の一種いっしゅである。

障害しょうがい程度ていどにより身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょう取得しゅとくできない軽度けいど聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃであっても、生活せいかつ困難こんなんかんじる程度ていど比例ひれいするとはかぎらない。重度じゅうど聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃとはことなったてん不自由ふじゆうかんじていても、手帳てちょうという客観きゃっかんてき書類しょるいがないために合理ごうりてき配慮はいりょもうることができないケースもある。このようないわゆる福祉ふくし制度せいど谷間たにまわれる状態じょうたいにある聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ日本にっぽん国内こくないでおよそ600まんにんほどいると推定すいていされている[7]

原因げんいん

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聴覚ちょうかく障害しょうがい原因げんいんには先天せんてんせい風疹ふうしん症候群しょうこうぐん遺伝いでんによる先天せんてんせい[8]と、様々さまざま原因げんいんによる後天こうてんせいがある。後者こうしゃには、病気びょうき流行りゅうこうせい耳下腺炎じかせんえん外耳がいじえん中耳炎ちゅうじえん内耳ないじえんメニエールびょうなど様々さまざま)、くすり副作用ふくさようストレプトマイシン代表だいひょうてき)、点滴てんてき副作用ふくさよう長期間ちょうきかんにわたる重度じゅうど騒音そうおん頭部とうぶへの衝撃しょうげき精神せいしんせいストレスによる突発とっぱつせい難聴なんちょうよわいなどがある。機能きのうせい難聴なんちょうしんいんせい難聴なんちょう聴覚ちょうかく障害しょうがいふくまれず、精神せいしん障害しょうがい区分くぶんされる。一般いっぱんてきに、聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ聴覚ちょうかく以外いがい身体しんたいてき欠陥けっかんはないが、重複じゅうふく障害しょうがいつものもある。たとえば、重度じゅうどなん聴者ちょうしゃ(ろうしゃ)の場合ばあい音声おんせい機能きのう障害しょうがい併発へいはつすることがある。また、聴覚ちょうかく障害しょうがい原因げんいん内耳ないじ疾患しっかん場合ばあい平衡へいこう機能きのう障害しょうがい併発へいはつすることがある。

分類ぶんるい

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聴覚ちょうかく障害しょうがいのタイプには、つておんせいかんおんせい混合こんごうせいがある。つておんせい内耳ないじまでのあいだおとつたえる経路けいろ原因げんいんがある場合ばあいで、かんおんせい内耳ないじからおく聴覚ちょうかく神経しんけいのういた神経しんけい回路かいろ問題もんだいがある場合ばあいである。混合こんごうせいつておんせいかんおんせいの2つがわさったものである。

さらに、両方りょうほうみみ同時どうじ症状しょうじょうあらわれる両側りょうがわせい難聴なんちょうとどちらか一方いっぽうみみにのみ症状しょうじょうあらわれるいちがわせい難聴なんちょうけられる。なおいちがわせい難聴なんちょうかつぎゃくがわみみけん聴の場合ばあいもしくはぎゃくがわみみ軽度けいど難聴なんちょう場合ばあい(この場合ばあい両側りょうがわせい分類ぶんるいされる)、日本にっぽん現行げんこう制度せいどでは難聴なんちょう存在そんざいするが身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょう交付こうふされず、障害しょうがいしゃとはみなされない。

言葉ことば意味いみとして、聴覚ちょうかくはセンサー機能きのうについてべ、聴力ちょうりょく能力のうりょくについてべているといえる。つまり、ある特定とくてい聴覚ちょうかく神経しんけいけていると、その波長はちょうおとこえない。一方いっぽう聴力ちょうりょくはききと能力のうりょく低下ていかしたりする場合ばあいにいう。おおきな騒音そうおん環境かんきょうにいて、一時いちじてきこえの能力のうりょく低下ていかした場合ばあい聴力ちょうりょく低下ていかという。

治療ちりょう対処たいしょ

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医師いし診断しんだんもとづき、おも言語げんご聴覚ちょうかくによって各種かくしゅ検査けんさ評価ひょうか訓練くんれん指導しどうがなされる。

発話はつわ訓練くんれん
まれつき、または3~5さいまでの言語げんご機能きのう形成けいせい聴覚ちょうかくうしなったり、聴力ちょうりょく低下ていかきたした場合ばあい発話はつわ障害しょうがいともな場合ばあいがある。しかし、最近さいきんろう学校がっこうでは性能せいのう発達はったつした補聴器ほちょうき装用そうよう発話はつわ訓練くんれん十分じゅうぶんおこなうようになっている。このため、むかし聾唖ろうあ(ろうあ)・瘖唖(いんあ)とばれたが、最近さいきんでは発話はつわめん障害しょうがいがないことがおおいためろうしゃ(ろうしゃ)とばれることがおおい。ちなみに、「ろう」・「瘖」はこえないこと、「おし」ははなせないことをす。
補聴器ほちょうき
よわいなどでこえの程度ていど不自由ふじゆうしょうじた場合ばあい補聴器ほちょうき装用そうようすることがおおい。しゅうおん拡声かくせいことなり、補聴器ほちょうきでは特定とくてい周波数しゅうはすう音圧おんあつげることができる。ただし、特定とくてい周波数しゅうはすうをとらえる聴覚ちょうかく神経しんけい欠損けっそんしている場合ばあいもあり、補聴器ほちょうき装用そうようしたからといって、かならずしも健康けんこう状態じょうたい同等どうとうこえになるとはかぎらない。患側みみのマイクにはいったおとけんがわみみのスピーカーにながすクロスがた補聴器ほちょうき登場とうじょうしている。
人工じんこう内耳ないじ
聴神経ちょうしんけいおとつたわらない場合ばあい内耳ないじなか電極でんきょく挿入そうにゅうして、補聴ほちょうシステムでとらえた音声おんせい信号しんごう電気でんき信号しんごうえて、その電極でんきょくから聴覚ちょうかく神経しんけい直接ちょくせつつたえる人工じんこう内耳ないじ普及ふきゅうしてきた。電極でんきょくかず制限せいげんがあり、一方いっぽう残存ざんそん聴覚ちょうかく神経しんけいにも個体こたいがあるため、電子でんし回路かいろ患者かんじゃいちにん一人ひとりわせた信号しんごう補正ほせいおこなっている。人工じんこう内耳ないじ手術しゅじゅつ言語げんごきとりのために訓練くんれん期間きかん必要ひつようになってくる。同様どうよう人工じんこう聴覚ちょうかくとして人工じんこう中耳ちゅうじや聴性脳幹のうかんインプラント、うめこみがたこつしるべ補聴器ほちょうき登場とうじょうしている[9]
文法ぶんぽう訓練くんれん
聴覚ちょうかく障害しょうがい教育きょういくで「9さいかべ」「9さいとうげ」と言葉ことば使つかわれているが、これは重度じゅうど聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃのコミュニケーション能力のうりょく小学しょうがく3~4年生ねんせい停滞ていたいしてしまう現象げんしょう[10]どう学年がくねんから抽象ちゅうしょうてき思考しこう文章ぶんしょう複雑ふくざつはじまるため、音声おんせい言語げんご習得しゅうとくしゃつまずきやすい。聴覚ちょうかく障害しょうがい教育きょういくでは早期そうき文法ぶんぽう訓練くんれんなどを実施じっしして克服こくふくはかっている。
新生児しんせいじ聴覚ちょうかくスクリーニング(新生児しんせいじ聴覚ちょうかく検査けんさ
出生しゅっしょう早期そうき産科さんか小児科しょうにかにおいてさとしてき聴力ちょうりょく検査けんさ実施じっしすることで先天せんてんせい難聴なんちょう早期そうき発見はっけん目的もくてきとしている。スクリーニングようさい検査けんさ判定はんていされた新生児しんせいじたいしては耳鼻咽喉科じびいんこうか精密せいみつ検査けんさ実施じっしする。
みみ
みみかい機能きのうなんらかの理由りゆううしなわれた場合ばあい装用そうようする人工じんこうみみかい顔面がんめんエピテーゼ一種いっしゅ)をみみという。形成けいせい外科げか領域りょういきであるが、みみかいがないことによるつておんせい難聴なんちょう治療ちりょう使つかわれる。

聴覚ちょうかく障害しょうがい程度ていど

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程度ていどによる区分くぶん

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じゅんおと聴力ちょうりょくレベルによる区分くぶん

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聴覚ちょうかく障害しょうがい程度ていどは、医学いがくてきにはデシベル(dB)で区分くぶんする。デシベルとは音圧おんあつレベル単位たんいであり、おとおおきさがおおきいほどたかしめす。これにより健康けんこう場合ばあいたいしどれだけこえがわるくなったか(おおきなおとでないとこえないか)がしめされる。

聴覚ちょうかく障害しょうがいのdB区分くぶん
dB 聴覚ちょうかく障害しょうがい こえの程度ていど
0 聴者ちょうしゃ  
10 ささやきごえ
20
30 軽度けいど難聴なんちょう  
40 普通ふつう会話かいわ
50 ちゅう難聴なんちょう
60  
70 高度こうど難聴なんちょう 大声おおごえ
80
90 怒鳴どなごえ
100 ろう
重度じゅうど難聴なんちょう
ガードでの鉄道てつどう走行そうこうおん
110 地下鉄ちかてつ走行そうこうおん
120  
130 飛行機ひこうきのエンジンおん

日本にっぽんではりょうみみで70dBでしべる以上いじょうもしくは患側みみ90dBでしべる以上いじょうかつけんがわみみ50dBでしべる以上いじょうになると、身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょう交付こうふされる。40dBでしべる前後ぜんこうえると「はなすのにやや不便ふべんかんじる」レベルになる。聴覚ちょうかく障害しょうがいによる身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょう取得しゅとくしゃ推計すいけい29,7まんにんである[11]身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょう交付こうふされない40~70dBでしべる人達ひとたちふくめると、聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ日本にっぽん全国ぜんこくやく600まんにんいるとわれる[7]。そのうち、やく75%はよわいともな老人ろうじんせい難聴なんちょうである。

世界せかい保健ほけん機関きかん(WHO)では25dBでしべるちょう軽度けいど難聴なんちょうとし、成人せいじん40dBでしべるちょう児童じどう30dBでしべるちょうちゅう難聴なんちょうとして補聴器ほちょうき装用そうよう推奨すいしょうしている[12][13][14]。また、デフリンピックの参加さんか資格しかくであるろうしゃは55dBでしべる以上いじょうである[15]日本にっぽんにおいても国際こくさい基準きじゅん同等どうとう障害しょうがい判定はんてい基準きじゅん緩和かんわするデシベルダウン運動うんどう全日本ぜんにほんなん聴者ちょうしゃ中途ちゅうとしつ聴者ちょうしゃ団体だんたい連合れんごうかい提唱ていしょうおこなわれている[16][註 1]

かたりおん弁別べんべつのうによる区分くぶん

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聴覚ちょうかく障害しょうがい程度ていどかたりおん明瞭めいりょう区分くぶんすることもできる。日本にっぽんでは単音たんおん明瞭めいりょう検査けんさかたりおん弁別べんべつ検査けんさ)で正答せいとうりつが50%以下いかになると、身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょう交付こうふされる。聴覚ちょうかく情報処理じょうほうしょり障害しょうがいのように音節おんせつ明瞭めいりょう了解りょうかいかんする正答せいとうりつひくくても単音たんおん明瞭めいりょう結果けっか良好りょうこうである場合ばあい[17]、2019ねん時点じてんでは聴覚ちょうかく障害しょうがい判定はんていされない。かたりおん明瞭めいりょう了解りょうかいひく場合ばあいは「おととしてこえるが言葉ことばとしてききとれない」状態じょうたいである。このような場合ばあい補聴ほちょう効果こうかひくいため、補聴器ほちょうき限界げんかい理解りかいしたうえ装用そうようする必要ひつようがある[18]

平均へいきん聴力ちょうりょくレベルの計算けいさんしき

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平均へいきん聴力ちょうりょくレベルはつぎ計算けいさんしきもとめる[19]日本にっぽん国内こくないでは労働ろうどう災害さいがい認定にんていに6ふんほうもちい、身体しんたい障害しょうがいしゃ認定にんていに4ふんほうもちいる。日本にっぽん国外こくがいでは世界せかい保健ほけん機関きかん(WHO)『難聴なんちょうおよ聴力ちょうりょく低下ていか予防よぼうのためのプログラム (Programme for the Prevention of Deafness and Hearing loss:PDH)』がしめす4ふんほうなどがもちいられる[20][21][22]。いずれも左右さゆうべつ周波数しゅうはすうごとの最小さいしょう可聴かちょう代入だいにゅうして平均へいきんもとめる。オージオメーターの最大さいだい出力しゅつりょくでも測定そくてい不能ふのうである場合ばあいはスケールアウトとして最大さいだい出力しゅつりょくに5dBでしべるくわえた最小さいしょう可聴かちょうなして計算けいさんする。ただし100dBでしべるおと聴取ちょうしゅできない場合ばあいは、実際じっさいのオージオメーターの最大さいだい出力しゅつりょくにかかわらず105dBでしべるなして計算けいさんする。

3ふんほう
平均へいきん聴力ちょうりょくレベル
4ふんほう日本にっぽん
平均へいきん聴力ちょうりょくレベル
6ふんほう
平均へいきん聴力ちょうりょくレベル
4ふんほう (PDH)[註 2]
平均へいきん聴力ちょうりょくレベル

コミュニケーション手段しゅだん情報じょうほう保障ほしょう

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手話しゅわゆび文字もじ

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ろうしゃ中途ちゅうとしつ聴者ちょうしゃ中心ちゅうしん手話しゅわ身振みぶ手振てぶりをもちいた音声おんせい言語げんごでコミュニケーションをとる。手話しゅわ音声おんせい言語げんごおなじように文化ぶんかてき歴史れきしてき背景はいけいからかく地域ちいきちがいがあり世界せかい共通きょうつうというわけではない[23]日本にっぽんではおもにろうしゃ話者わしゃおお日本にっぽん手話しゅわおよ中途ちゅうとしつ聴者ちょうしゃ話者わしゃおお日本語にほんご対応たいおう手話しゅわの2つが使つかわれる。

手話しゅわたんなる意思いし疎通そつう手段しゅだんとしてとらえられていたが、言語げんごのう科学かがくでの研究けんきゅう音声おんせい言語げんご同様どうよう左脳さのう理解りかいされていることがわかるなど、音声おんせい言語げんご同様どうよう高度こうどいち言語げんごとしてとらえられるようになった[24]手話しゅわのほかゆび文字もじもコミュニケーション手段しゅだんとして頻繁ひんぱん使用しようされる[25]

情報じょうほう保障ほしょうひとつとして手話しゅわ通訳つうやくがあるが、テレビ電話でんわ普及ふきゅうにより手話しゅわゆび文字もじ遠距離えんきょり通信つうしん選択肢せんたくしひとつにのぼるようになり、テレビ電話でんわかいした手話しゅわ通訳つうやく可能かのうになった[26]。また、日本語にほんご対応たいおう手話しゅわ書記しょき日本語にほんご変換へんかんするスマートフォンけアプリケーションが実用じつようされている[27]補聴器ほちょうき装用そうようすることで会話かいわ可能かのう軽度けいど難聴なんちょうから高度こうどなん聴者ちょうしゃ場合ばあい、もしくは重度じゅうどなん聴者ちょうしゃであっても音声おんせい言語げんご習得しゅうとく聴覚ちょうかくうしなった中途ちゅうとしつ聴者ちょうしゃ場合ばあい手話しゅわゆび文字もじ習得しゅうとくしていない場合ばあいおおい。

手話しゅわにおいては手指しゅし要素ようそであるくちがた(マウスジェスチャー)をもちいるものがあり、話者わしゃくちかおした半分はんぶんかくれる状態じょうたいでは判読はんどく困難こんなんになることがあるため、マスク着用ちゃくよう手指しゅし要素ようそ使つかわない表現ひょうげん選択せんたく文脈ぶんみゃく考慮こうりょようする[28]

筆談ひつだんそらしょ

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聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ筆記用具ひっきようぐあるいていることがおおく、手話しゅわとうほぐさないひととは、正確せいかくすため筆談ひつだんをすることがある。筆記具ひっきぐがない場合ばあいには空間くうかんかって人差ひとさゆび文字もじしめそらしょもちいられる[25]情報じょうほう保障ほしょうとして、全文ぜんぶんをそのままのかたちつたえる筆談ひつだんほか要約ようやく筆記ひっきおこなわれる。遠距離えんきょり通信つうしんには手紙てがみ電報でんぽうをはじめテレックスファクシミリなどが使つかわれていたが、パソコン通信つうしんインターネットなど情報じょうほう通信つうしん技術ぎじゅつ普及ふきゅう電子でんしメールショートメッセージサービステキストチャットインスタントメッセンジャーソーシャル・ネットワーキング・サービスなどが多用たようされるようになった。NTTドコモが2017ねんより音声おんせい認識にんしき技術ぎじゅつもちいて、スマートフォンけみえる電話でんわ・みえる留守電るすでんサービスを提供ていきょうしている[29]。また、同様どうよう人工じんこう知能ちのう音声おんせい認識にんしきおよ合成ごうせい音声おんせい技術ぎじゅつもちいた対面たいめん会話かいわ補助ほじょアプリケーション[30]や、アクリルばん表示ひょうじする自動じどう字幕じまくシステム[31]開発かいはつされている。 日本にっぽんではおも日本語にほんごもちいるが、手話しゅわとの区別くべつのためとく書記しょき日本語にほんごしょうする場合ばあいがある。

くちばなし

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軽度けいど難聴なんちょうから高度こうどなん聴者ちょうしゃ場合ばあいは、補聴器ほちょうき使用しようして音声おんせい言語げんごによる会話かいわくちばなし)をおこなうことができる[註 3]。ただしカクテルパーティー効果こうかはたらかないものおと方向ほうこうさとしにぶもの聴覚ちょうかく補充ほじゅう現象げんしょう必要ひつよう以上いじょう刺激しげきけるものなどがいるため、複数ふくすうじん同時どうじはなさないなどの配慮はいりょをする必要ひつようがある。電話でんわ場合ばあい補聴器ほちょうき磁気じき誘導ゆうどうコイル(テレコイル)機能きのう使用しようするか、ほね伝導でんどう受話器じゅわき音量おんりょう調節ちょうせつ機能きのう電話機でんわき使用しようすることで対応たいおうできる場合ばあいがある。会議かいぎ・イベント施設しせつによっては磁気じき誘導ゆうどうコイル機能きのう使用しようする放送ほうそう設備せつび磁気じき誘導ゆうどうループ)や赤外線せきがいせん補聴ほちょうシステム、FM補聴ほちょうシステムなどの補聴ほちょう援助えんじょシステムが使用しようできることもある[32]日本にっぽんではおも日本語にほんごもちいるが、手話しゅわとの区別くべつのためとく音声おんせい日本語にほんごしょうする場合ばあいがある。

くちがたくちびるかたちもちいたコミュケーション手段しゅだんとして読唇術どくしんじゅつ一種いっしゅである読話がある[25]くちばなし補助ほじょするために読話を併用へいようしている聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃもおり、マスクなどで相手あいて口元くちもとかくれているとききとりが困難こんなんになる場合ばあいがある。

字幕じまく放送ほうそう

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聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃへの情報じょうほう提供ていきょうにおいては視覚しかく情報じょうほう提供ていきょうすることが効率こうりつてきである。日本にっぽんにおいては文字もじ多重たじゅう放送ほうそうによるテレビ字幕じまく放送ほうそうデータ放送ほうそう音声おんせい認識にんしき技術ぎじゅつ利用りようしたリアルタイム字幕じまく放送ほうそうによる字幕じまく文字もじ放送ほうそうおこなわれている。アメリカにおいてはクローズドキャプション技術ぎじゅつにより字幕じまく放送ほうそうおこなわれている。

電話でんわリレーサービス

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通訳つうやくオペレータをかいして、電話でんわでの双方向そうほうこう会話かいわおこなうサービス。「聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃとうによる電話でんわ利用りよう円滑えんかつかんする法律ほうりつ」(れい2ねん法律ほうりつだい53ごう)が制定せいていされ、れい2ねん12月1にち施行しこうされたことをけて制度せいどされた[33]

その

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聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃはなれた場所ばしょのチャイムやブザーのおとこえないことがある。しのさい手元てもとよう受信じゅしんおとらすか、ひかり振動しんどうなどの代替だいたい手段しゅだん通知つうちをする必要ひつようがある。聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃけの会話かいわ補助ほじょ用品ようひんとして、磁気じきかんあつしき液晶えきしょうパネルをもちいたしょばんやホワイトボード、指差ゆびさ会話かいわカードなどが使つかわれている。

援助えんじょ依頼いらい

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聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃヘルプマークもしくは「みみマーク」を提示ていじする場合ばあいつぎのことで援助えんじょもとめていることがある。

いまなにきているのですか
たとえば鉄道てつどうやバスが非常ひじょう停止ていしした場合ばあい構内こうない車内しゃないにおいて案内あんない放送ほうそうおこなわれるが、視覚しかくによる案内あんない後回あとまわしになりがちである。このとき情報じょうほう保障ほしょう周囲しゅうい第三者だいさんしゃもとめることがある。これを提示ていじされた場合ばあい案内あんない放送ほうそう内容ないよう筆談ひつだんなどで伝達でんたつすることを期待きたいされる。
わたしわりに電話でんわをかけていただけますか
聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ場合ばあい電話でんわによる会話かいわ困難こんなんであるかまったくできない場合ばあいがある。電話でんわをしなければいけない事態じたいせまられたとき、周囲しゅうい第三者だいさんしゃ代理だいり電話でんわをすることをもとめることがある。これを提示ていじされた場合ばあいは、聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ通話つうわさき相手あいてとのあいだって伝達でんたつすることを期待きたいされる。NTT東日本ひがしにっぽんNTT西日本にしにほんでは、電話でんわねが手帳てちょうとして簡易かんいてき会話かいわカードを配布はいふしている[34]
筆談ひつだんをしてください
聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ場合ばあい障害しょうがい程度ていど周囲しゅうい環境かんきょうによってくちばなしができない場合ばあいがある。これを提示ていじされた場合ばあい筆談ひつだん応対おうたいすることを期待きたいされる。
口元くちもとせて会話かいわしてください
聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃなかにはくちびるうごきを判読はんどくする読話をくちはなし補助ほじょとして使つか場合ばあいがある。これを提示ていじされた場合ばあい、マスクをはずすなど口元くちもと聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃほうせて会話かいわすることを期待きたいされる。
おしえてください
聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ音声おんせいによるづくことができず、不在ふざいあつかいとして後回あとまわしにされることがある。これを提示ていじされた場合ばあい接触せっしょくしてびかけをおこなうなどの配慮はいりょ期待きたいされる。

医療いりょう支援しえん

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小児しょうに聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃたいしては、聴力ちょうりょくのみでなく言語げんご発達はったつとうふくめた総合そうごうてきアプローチがられる。具体ぐたいてきには、医師いし診断しんだんもとづき、聴力ちょうりょく確定かくてい必要ひつよう各種かくしゅ聴覚ちょうかく検査けんさ補聴器ほちょうきのフィッティング、聴覚ちょうかくのう言語げんご指導しどう言語げんご発達はったつ評価ひょうか言語げんご聴覚ちょうかくによってなされる。さらに、新生児しんせいじ早期そうき乳児にゅうじたいする聴覚ちょうかく検査けんさやスクリーニング検査けんさから確定かくてい診断しんだんいたるまでの保護ほごしゃ精神せいしんめんたいする支援しえんもとめられている。成人せいじんにおいても、おも言語げんご聴覚ちょうかくによって、各種かくしゅ聴覚ちょうかく検査けんさをはじめとして、補聴器ほちょうき適合てきごう検査けんさ人工じんこう内耳ないじマッピング、各種かくしゅ訓練くんれんやリハビリテーションがなされている。

障害しょうがいしゃ権利けんり条約じょうやく

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国連こくれんでは2006ねん障害しょうがいしゃ権利けんり条約じょうやく採択さいたくされ2008ねん発効はっこうした[35]障害しょうがいしゃ権利けんり条約じょうやくでは手話しゅわ音声おんせい言語げんごどうレベルの言語げんごとしており、ほう制度せいどでも手話しゅわひとつの言語げんごとして位置いちづけるくにおおくなっている[35]

欧米おうべい

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アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

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アメリカでは1990ねん新法しんぽうとして障害しょうがいつアメリカじんほう(ADA; Americans with Disabilities Act of 1990)が制定せいていされた[2]。アメリカ社会しゃかいはもともと民族みんぞく多言たげん文化ぶんか社会しゃかいであることから、聴覚ちょうかく障害しょうがいについても障害しょうがい(disabilities)ではなくちがった能力のうりょく(different abilities)ととらえる認識にんしきひろまりつつある[2]

1920ねん重度じゅうど障害しょうがいしゃ雇用法こようほう制定せいていされ、1974ねん4がつ重度じゅうど障害しょうがいしゃ雇用こよう職業しょくぎょう社会しゃかいにおける統合とうごう保障ほしょうかんする法律ほうりつ重度じゅうど障害しょうがいしゃほう)に全面ぜんめん改正かいせいされた。この当時とうじ障害しょうがいしゃ施策しさく方針ほうしんは、障害しょうがいによる不利益ふりえき補填ほてんするものであったが、1990年代ねんだい以降いこう障害しょうがいしゃ差別さべつ禁止きんし機会きかい均等きんとうバリアフリー推進すいしんへと転換てんかんしていった[36]。1994ねんドイツ連邦れんぽう共和きょうわこく基本きほんほう憲法けんぽう)のだい42かい改正かいせいおこなわれ、障害しょうがいしゃ差別さべつ禁止きんしする規程きてい追加ついかされた。それにともない、重度じゅうど障害しょうがいしゃほうとリハビリテーション給付きゅうふ関連かんれん法律ほうりつ統合とうごうした社会しゃかい法典ほうてんだい9へん成立せいりつした。社会しゃかい法典ほうてんだい9へんには重度じゅうど障害しょうがいしゃ証明しょうめいしょ規程きていがある。これは聴覚ちょうかく障害しょうがいかぎらず、健康けんこうじょう特徴とくちょうしめ証明しょうめいしょとしてもちいられ、公的こうてき支援しえんけるために必要ひつようなものである[37]

フランス

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1975ねん障害しょうがいしゃ基本きほんほう制定せいていし、政令せいれいおよ通達つうたつをもって運用うんようしている。フランスでは聴覚ちょうかく障害しょうがいかぎらず、永続えいぞくてき障害しょうがいつことを証明しょうめいするカードが発行はっこうされている。このカードはけん特別とくべつ教育きょういく委員いいんかいまたは職業しょくぎょう指導しどう職業しょくぎょうさい配置はいち専門せんもん委員いいんかい審査しんさをして交付こうふする[37]

日本にっぽん

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障害しょうがいしゃ基本きほんほう

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2011ねん平成へいせい23ねん7がつ29にち手話しゅわを「言語げんご」と規定きていした改正かいせい障害しょうがいしゃ基本きほんほうあん参議院さんぎいんほん会議かいぎ全会ぜんかい一致いっち可決かけつ成立せいりつし、8がつ5にち公布こうふされた。この改正かいせいによって、日本にっぽんはじめて手話しゅわ言語げんごせい法律ほうりつ規定きていされた[38]。こののち2013ねん平成へいせい25ねん)には全国ぜんこくはじめて鳥取とっとりけん手話しゅわ言語げんごであることを明確めいかくしるした手話しゅわ言語げんご条例じょうれい制定せいてい[39][40][41][42]した。2014ねん平成へいせい26ねん)には北海道ほっかいどう上川かみかわぐん新得しんとくまちでも手話しゅわかんする基本きほん条例じょうれい施行しこうされ[43]るなど自治体じちたいでもうごきがてきている。また、まれつきの聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃとしてはじめて明石あかし市議会しぎかい議員ぎいん当選とうせんしたいえたに敦子あつこ2015ねん平成へいせい27ねん)6がつ22にち手話しゅわによる一般いっぱん質問しつもんおこなった[44]


身体しんたい障害しょうがいしゃ福祉ふくしほう

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日本にっぽんでは身体しんたい障害しょうがいしゃ福祉ふくしほうによって身体しんたい障害しょうがいしゃ等級とうきゅうさだめている。聴覚ちょうかく障害しょうがい程度ていどおうじて、以下いか等級とうきゅう身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょう交付こうふされる。

以下いかは、「身体しんたい障害しょうがいしゃ福祉ふくしほう施行しこう規則きそく別表べっぴょうだい5ごう」の「身体しんたい障害しょうがいしゃ障害しょうがい程度ていど等級とうきゅうひょう」による。

身体しんたい障害しょうがいしゃ障害しょうがい程度ていど等級とうきゅうひょう
きゅうべつ 障害しょうがい程度ていど
1きゅう 該当がいとうなし
2きゅう りょうみみ聴力ちょうりょくレベルがそれぞれ100dBでしべる以上いじょうのもの(りょうみみぜんろう)
3きゅう りょうみみ聴力ちょうりょくレベルが90dBでしべる以上いじょうのもの(みみかいせっしなければ大声おおごえ理解りかいないもの)
4きゅう りょうみみ聴力ちょうりょくレベルが80dBでしべる以上いじょうのもの(みみかいせっしなければはなしごえ理解りかいないもの)
りょうみみによる普通ふつうばなしごえ最良さいりょうかたりおん明瞭めいりょうが50%以下いかのもの
5きゅう 該当がいとうなし
6きゅう りょうみみ聴力ちょうりょくレベルが70dBでしべる以上いじょうのもの(40cm以上いじょう距離きょり発声はっせいされた会話かいわ理解りかいないもの)
いちがわみみ聴力ちょうりょくレベルが90dBでしべる以上いじょうみみ聴力ちょうりょくレベルが50dBでしべる以上いじょうのもの
7きゅう 該当がいとうなし

同一どういつ等級とうきゅうについて2つの重複じゅうふくする障害しょうがいがある場合ばあいは、1きゅうじょうきゅうとする。ただし、2つの重複じゅうふくする障害しょうがいとくほんひょうちゅう指定していされているものは、該当がいとう等級とうきゅうとする。ことなる等級とうきゅうについて2つ以上いじょう重複じゅうふくする障害しょうがいがある場合ばあいについては障害しょうがい程度ていど勘案かんあんして、当該とうがい等級とうきゅうよりうえきゅうとすることができる。5きゅうおよび7きゅうらんには記載きさいがない。

また片側かたがわのみの難聴なんちょういちがわせい難聴なんちょう)は等級とうきゅうがいとなるため、障害しょうがいがあっても制度せいどじょう障害しょうがいしゃなされない。

障害しょうがいしゃ雇用こよう促進そくしんほう

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障害しょうがいしゃ雇用こよう促進そくしんほうにおける聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃは、以下いかとお障害しょうがいしゃ雇用こよう促進そくしんほう別表べっぴょうだい2こう記載きさいされた程度ていど永続えいぞくする障害しょうがいもの対象たいしょうとなる。どうひょう記載きさいされる障害しょうがい程度ていど身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょう4きゅうまたは6きゅう該当がいとうすることから、雇用こようぬし身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょうをもって確認かくにんする。ただし、厚生こうせい労働省ろうどうしょうのガイドラインによると、当面とうめんあいだ都道府県とどうふけん知事ちじ指定していする医師いし身体しんたい障害しょうがいしゃ福祉ふくしほうだい15じょう指定してい)もしくは産業さんぎょうによる診断しんだんしょえることができる[45][46]こととされている。

障害しょうがいしゃ雇用こよう促進そくしんほう別表べっぴょう だい2こう
No. 障害しょうがい程度ていど
りょうみみ聴力ちょうりょくレベルが70dBでしべる以上いじょうのもの
いちみみ聴力ちょうりょくレベルが90dBでしべる以上いじょうみみ聴力ちょうりょくレベルが50dBでしべる以上いじょうのもの
りょうみみによる普通ふつうばなしごえ最良さいりょうかたりおん明瞭めいりょうが50%以下いかのもの

障害しょうがいしゃ総合そうごう支援しえんほう

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聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ障害しょうがいしゃ総合そうごう支援しえんほうきゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほう)によって、自立じりつ支援しえん給付きゅうふ地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうけることができる。とく聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃかかわりがふか給付きゅうふ事業じぎょう行動こうどう援護えんご自立じりつ訓練くんれん就労しゅうろう移行いこう支援しえん就労しゅうろう継続けいぞく支援しえん共同きょうどう生活せいかつ援助えんじょ自立じりつ支援しえん医療いりょう育成いくせい医療いりょう更生こうせい医療いりょう)、装具そうぐ補聴器ほちょうき[註 4]手話しゅわ通訳つうやくしゃ派遣はけんなどである。いずれも身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょう所持しょじ前提ぜんていとしているが、地方自治体ちほうじちたい単独たんどく事業じぎょうとして手帳てちょうれない18さい未満みまん軽度けいど中等ちゅうとう難聴なんちょうたいする補聴器ほちょうき購入こうにゅう費用ひよう助成じょせい事業じぎょうおこなっている都道府県とどうふけんがある。

学校がっこう教育きょういくほう

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教育きょういく機関きかん

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2006年度ねんどまでは、ろう学校がっこう聴覚ちょうかく障害しょうがい対象たいしょうとした特殊とくしゅ教育きょういくしょ学校がっこうとして機能きのうしていたが、2007年度ねんど特別とくべつ支援しえん学校がっこう制度せいど開始かいしともない、「聴覚ちょうかく障害しょうがい教育きょういく領域りょういきとする特別とくべつ支援しえん学校がっこう」が、聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃたいする教育きょういく機関きかんとなった。かつては、ろう学校がっこう教諭きょうゆ(専修せんしゅう・1しゅ・2しゅ)の免許めんきょじょう取得しゅとく必要ひつようであった(実質じっしつてきには骨抜ほねぬ規定きていで、一般いっぱんしょうちゅうだか免許めんきょじょう取得しゅとくしていればおしえることが可能かのうであった)が、特別とくべつ支援しえん学校がっこう教諭きょうゆ免許めんきょじょう制度せいど開始かいしされたことにより、どう免許めんきょの「聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃかんする教育きょういく領域りょういき」とする免許めんきょ変更へんこうされ、きゅうろう学校がっこう免許めんきょ保有ほゆうしゃは、「聴覚ちょうかく障害しょうがい教育きょういく領域りょういきとする特別とくべつ支援しえん学校がっこう教諭きょうゆ免許めんきょじょう」を保有ほゆうしている、とえられる(骨抜ほねぬ規定きていであるてんは、現在げんざいわっていないが、正式せいしき採用さいよう授与じゅよされることは推奨すいしょうされる)。

なお、聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃたいする教育きょういくろう教育きょういくともばれるが、学校がっこう教育きょういくほううえは「聴覚ちょうかく障害しょうがい教育きょういく」とされ、概念的がいねんてきには、「(心身しんしん障害しょうがいのある幼児ようじ児童じどうまた生徒せいとの)教育きょういく課程かていおよ指導しどうほう」を包括ほうかつしたものとなる(この場合ばあいの「心身しんしん」とは「聴覚ちょうかく」のことをす)。

聴覚ちょうかく障害しょうがい教育きょういく教職きょうしょく課程かてい

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聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃかんする教育きょういく領域りょういき」を取得しゅとくできる教職きょうしょく課程かてい設置せっちした大学だいがくは、きゅう養護ようご学校がっこう免許めんきょじょう相当そうとうする「知的ちてき障害しょうがいしゃかんする教育きょういく領域りょういき」・「肢体したい不自由ふじゆうしゃかんする教育きょういく領域りょういき」・「病弱びょうじゃくしゃ(身体しんたい虚弱きょじゃくしゃふくむ。)にかんする教育きょういく領域りょういき」の3教育きょういく領域りょういき取得しゅとくできる課程かてい設置せっちこうくらべると絶対ぜったいすうすくない(ただし、「視覚しかく障害しょうがいかんする教育きょういく領域りょういき」を取得しゅとく可能かのう教職きょうしょく課程かてい設置せっちしている大学だいがくくらべると、そのかず比較的ひかくてきおおい)。大学だいがく通信つうしん教育きょういくにおいては、ほし槎大がく2024ねん4がつから、「聴覚ちょうかく障害しょうがい」と「視覚しかく障害しょうがい」をふくむ、5領域りょういきすべてを取得しゅとくできる課程かてい設置せっちした。

学校がっこう保健ほけん安全あんぜんほう

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学校がっこう保健ほけん安全あんぜんほうもとづき、児童じどう生徒せいと学生がくせいおよ教職員きょうしょくいんは1ねんに1健康けんこう診断しんだん実施じっしする。検査けんさ項目こうもく聴力ちょうりょくふくまれているが、一部いちぶ学年がくねんでは省略しょうりゃくすることができるとさだめられている。

難病なんびょうほう

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厚生こうせい労働省ろうどうしょうによる難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょう対象たいしょう聴覚ちょうかく障害しょうがいこす突発とっぱつせい難聴なんちょう特発とくはつせい両側りょうがわ性感せいかんおん難聴なんちょうメニエールびょうおそはつせいないリンパ水腫すいしゅミトコンドリアびょうふくまれていたが、2009ねん追加ついか指定していされたミトコンドリアびょうのぞ特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょう対象たいしょう疾患しっかん対象たいしょうではく、個人こじん医療いりょう公費こうひ助成じょせいはなかった。2015ねんよりミトコンドリアびょう難病なんびょうほう対象たいしょう疾患しっかん指定していされ、つづく2017ねん特発とくはつせい両側りょうがわ性感せいかんおん難聴なんちょう年齢ねんれい要件ようけんくわえられた若年じゃくねん発症はっしょうがた両側りょうがわ性感せいかんおん難聴なんちょうならびにおそはつせいないリンパ水腫すいしゅについて指定していおこなわれて難病なんびょう医療いりょう助成じょせい対象たいしょうとなった。指定してい難病なんびょうふくまれない突発とっぱつせい難聴なんちょう・メニエールびょうについて、地方自治体ちほうじちたい単独たんどく特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょうとして医療いりょう助成じょせいおこなっているところもある[註 5]

国民こくみん年金ねんきんほう厚生こうせい年金ねんきん保険ほけんほう

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一定いってい程度ていど障害しょうがい聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ障害しょうがい基礎きそ年金ねんきん障害しょうがい厚生こうせい年金ねんきん障害しょうがい手当てあてきん受給じゅきゅうすることができる。 障害しょうがい程度ていど国民こくみん年金ねんきんほう施行しこうれい別表べっぴょうおよ厚生こうせい年金ねんきん保険ほけんほう施行しこうれい別表べっぴょうだい1・だい2ならびに障害しょうがい認定にんてい基準きじゅんだい2しょう併合へいごうとう認定にんてい基準きじゅんによる。くわしくは「障害しょうがい年金ねんきん」を参照さんしょう

きゅう ごう 障害しょうがい程度ていど 根拠こんきょれい
1きゅう 1ごう りょうみみ聴力ちょうりょくレベルが100dBでしべる以上いじょうのもの くに年令ねんれい
2きゅう 3ごう りょうみみ聴力ちょうりょくレベルが90dBでしべる以上いじょうのもの くに年令ねんれい
りょうみみ聴力ちょうりょくレベルが80dBでしべる以上いじょうで、かつ、最良さいりょうおん明瞭めいりょうが30%以下いかのもの くに年令ねんれい
3きゅう 5ごう りょうみみ聴力ちょうりょくレベルが80dBでしべる以上いじょうのもの あつ年令ねんれいだい1
りょうみみ聴力ちょうりょくレベルが50dBでしべる以上いじょう80dBでしべる未満みまんで、かつ、最良さいりょうおん明瞭めいりょうが30%以下いかのもの あつ年令ねんれいだい1
7ごう りょうみみ聴力ちょうりょくレベルが70dBでしべる以上いじょうのもの あつ年令ねんれいだい1
りょうみみ聴力ちょうりょくレベルが50dBでしべる以上いじょう、かつ、最良さいりょうおん明瞭めいりょうが50%以下いかのもの あつ年令ねんれいだい1
3きゅうまたは
障害しょうがい手当てあてきん
9ごう いちみみ聴力ちょうりょくレベルが90dBでしべる以上いじょうのもの あつ年令ねんれいだい2
10ごう いちみみ聴力ちょうりょくレベルが80dBでしべる以上いじょうのもの あつ年令ねんれいだい2

労災ろうさい保険ほけんほう労働ろうどう安全あんぜん衛生えいせいほう

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労働ろうどう災害さいがい原因げんいん聴覚ちょうかく障害しょうがいった場合ばあい労働ろうどうしゃ災害さいがい補償ほしょう保険ほけんほうによって補償ほしょうがなされることがある。国家こっか公務員こうむいん災害さいがい補償ほしょうほうおよ地方ちほう公務員こうむいん災害さいがい補償ほしょうほう規定きていする公務こうむ災害さいがい場合ばあい同様どうようである。雇用こようぬし労働ろうどう安全あんぜん衛生えいせいほうもとづき、騒音そうおん作業さぎょう従事じゅうじする労働ろうどうしゃやと配置はいち転換てんかんおよび6ヶ月かげつに1定期ていき健康けんこう診断しんだんとき聴力ちょうりょく検査けんさ実施じっしする。また、雇用こようぬし常時じょうじ騒音そうおん作業さぎょう従事じゅうじする労働ろうどうしゃ労働ろうどう衛生えいせい教育きょういく実施じっしする義務ぎむ[47]騒音そうおん作業さぎょう従事じゅうじしない労働ろうどうしゃたいしてはやとおよび1ねんに1定期ていき健康けんこう診断しんだん聴力ちょうりょく検査けんさ実施じっしする。

労働ろうどうしゃ災害さいがい補償ほしょう保険ほけんほう施行しこう規則きそく別表べっぴょうだいいち 障害しょうがい等級とうきゅうひょう
障害しょうがい等級とうきゅう 障害しょうがい程度ていど 解釈かいしゃく
4きゅう りょうみみ聴力ちょうりょくまったうしなったもの りょうみみが90dBでしべる以上いじょうのもの
りょうみみが80dBでしべる以上いじょうで、かつ、最良さいりょうおん明瞭めいりょうが30%以下いかのもの
6きゅう りょうみみ聴力ちょうりょくみみせっしなければ大声おおごえすることができない程度ていどになったもの りょうみみが80dBでしべる以上いじょうのもの
りょうみみが50dBでしべる以上いじょうで、かつ、最良さいりょうおん明瞭めいりょうが30%以下いかのもの
いちみみ聴力ちょうりょくまったうしない、みみ聴力ちょうりょくが40センチメートル以上いじょう距離きょりでは普通ふつうはなしごえすることができない程度ていどになったもの いちみみが90dBでしべる以上いじょうで、かつ、みみが70dBでしべる以上いじょうのもの
7きゅう りょうみみ聴力ちょうりょくが40センチメートル以上いじょう距離きょりでは普通ふつうはなしごえすることができない程度ていどになったもの りょうみみが70dBでしべる以上いじょうのもの
りょうみみが50dBでしべる以上いじょうで、かつ、最良さいりょうおん明瞭めいりょうが50%以下いかのもの
いちみみ聴力ちょうりょくまったうしない、みみ聴力ちょうりょくが1メートル以上いじょう距離きょりでは普通ふつうはなしごえすることができない程度ていどになったもの いちみみが90dBでしべる以上いじょうで、かつ、みみが60dBでしべる以上いじょうのもの
9きゅう りょうみみ聴力ちょうりょくが1メートル以上いじょう距離きょりでは普通ふつうはなしごえすることができない程度ていどになったもの
りょうみみが60dBでしべる以上いじょうのもの
りょうみみが50dBでしべる以上いじょうで、かつ、最良さいりょうおん明瞭めいりょうが70%以下いかのもの
いちみみ聴力ちょうりょくみみせっしなければ大声おおごえすることができない程度ていどになり、みみ聴力ちょうりょくが1メートル以上いじょう距離きょりでは普通ふつうはなしごえすることが困難こんなんである程度ていどになったもの いちみみが80dBでしべる以上いじょうで、かつ、みみが50dBでしべる以上いじょうのもの
いちみみ聴力ちょうりょくまったうしなったもの いちみみが90dBでしべる以上いじょうのもの
10きゅう りょうみみ聴力ちょうりょくが1メートル以上いじょう距離きょりでは普通ふつうはなしごえすることが困難こんなんである程度ていどになったもの りょうみみが50dBでしべる以上いじょうのもの
りょうみみが40dBでしべる以上いじょうで、かつ、最良さいりょうおん明瞭めいりょうが70%以下いかのもの
いちみみ聴力ちょうりょくみみせっしなければ大声おおごえすることができない程度ていどになったもの いちみみが80dBでしべる以上いじょうのもの
11きゅう りょうみみ聴力ちょうりょくが1メートル以上いじょう距離きょりでは小声こごえすることができない程度ていどになったもの りょうみみが40dBでしべる以上いじょうのもの
いちみみ聴力ちょうりょくが40センチメートル以上いじょう距離きょりでは普通ふつうはなしごえすることができない程度ていどになったもの いちみみが70dBでしべる以上いじょうのもの
いちみみが50dBでしべる以上いじょうで、かつ、最良さいりょうおん明瞭めいりょうが50%以下いかのもの
14きゅう いちみみ聴力ちょうりょくが1メートル以上いじょう距離きょりでは小声こごえすることができない程度ていどになったもの いちみみが40dBでしべる以上いじょうのもの

身体しんたい障害しょうがいしゃ補助ほじょいぬほう

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聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ補助ほじょおこな聴導犬ちょうどうけんは、身体しんたい障害しょうがいしゃ補助ほじょいぬほう適用てきようける。くわしくは「聴導犬ちょうどうけん」を参照さんしょう

道路どうろ交通こうつうほう

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運転うんてん免許めんきょ制度せいど

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日本にっぽんでは運転うんてん免許めんきょ試験しけんのうち、適性てきせい検査けんさ合格ごうかく基準きじゅんたない補聴器ほちょうきとう装用そうようせずに10メートルの距離きょりから90dBでしべるの警音おとこえないもの道路どうろ交通こうつうほうじょう聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃとしており、1973ねん以前いぜん欠格けっかく事由じゆう該当がいとうするものとして聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ運転うんてん免許めんきょ取得しゅとくみとめられなかった。1973ねんから補聴器ほちょうきとう装用そうようして10メートルの距離きょりから90dBでしべるの警音おとこえるものたいして補聴器ほちょうきとう装用そうようすることを条件じょうけんだい一種いっしゅ運転うんてん免許めんきょ交付こうふするようになった。2008ねんより上記じょうき条件じょうけんたせない重度じゅうど聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ場合ばあい特定とくていうつしきょうとう(ワイドミラーおよ補助ほじょミラー)を装着そうちゃくした車両しゃりょうかつ聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ標識ひょうしき表示ひょうじする条件じょうけんして普通ふつう自動車じどうしゃおよじゅん中型ちゅうがた自動車じどうしゃ免許めんきょ交付こうふおこなわれるようになった。聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ標識ひょうしき表示ひょうじすべき場合ばあい身体しんたい障害しょうがいしゃ標識ひょうしき国際こくさいシンボルマーク高齢こうれい運転うんてんしゃ標識ひょうしきなどで代用だいようすることはみとめられていない。また、聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ標識ひょうしき表示ひょうじしている場合ばあいであっても初心しょしん運転うんてんしゃ標識ひょうしき表示ひょうじ省略しょうりゃくすることはできない。ぎゃく特定とくていうつしきょうとう条件じょうけんされていない聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ標識ひょうしき表示ひょうじすることにたいする罰則ばっそく規定きていされていない。補聴器ほちょうき使用しよう条件じょうけんされた免許めんきょ取得しゅとくしている聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ特定とくていうつしきょうとう条件じょうけん追加ついかする場合ばあいは、かく都道府県とどうふけん運転うんてん免許めんきょ試験場しけんじょう条件じょうけん変更へんこう審査しんさ臨時りんじ適性てきせい検査けんさ)を受検じゅけん安全あんぜん教育きょういく修了しゅうりょうする必要ひつようがある[48]。2012ねん原動機げんどうきづけ自転車じてんしゃ小型こがた特殊とくしゅ自動車じどうしゃ普通ふつう自動じどうりんしゃ大型おおがた自動じどうりんしゃかく免許めんきょ区分くぶん合格ごうかく基準きじゅんから聴力ちょうりょく要件ようけん撤廃てっぱいされ、当該とうがい免許めんきょ区分くぶんかんしては補聴器ほちょうきとう条件じょうけん特定とくていうつしきょうとう条件じょうけん不要ふようになった。2016ねんにはさらに規制きせい緩和かんわすすみ、補聴器ほちょうき条件じょうけんしたうえだいしゅ運転うんてん免許めんきょ交付こうふされるようになった。

聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃつえ

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だい14じょうだい2こうには、「えないもの以外いがいものみみこえないものおよ政令せいれいさだめる程度ていど身体しんたい障害しょうがいのあるもののぞく。)は、政令せいれいさだめるつえをたずさえ、また政令せいれいさだめる用具ようぐけたいぬれて道路どうろ通行つうこうしてはならない。」とさだめられている。

道路どうろ交通こうつうほう施行しこうれい

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道路どうろ交通こうつうほうで、みみこえないもの携行けいこうするつえは、白色はくしょくまた黄色おうしょくとされており、形状けいじょう材質ざいしつかんするさだめはい。

だいはちじょう ほうだいじゅうよんじょうだいいちこうおよだいこう政令せいれいさだめるつえは、白色はくしょくまた黄色おうしょくのつえとする。
2 (りゃく
3 (りゃく
4 ほうだいじゅうよんじょうだいこう政令せいれいさだめる程度ていど身体しんたい障害しょうがいは、道路どうろ通行つうこういちじるしい支障ししょうがある程度ていどからだ不自由ふじゆう視覚しかく障害しょうがい聴覚ちょうかく障害しょうがいおよ平衡へいこう機能きのう障害しょうがいとする。
5 ほうだいじゅうよんじょうだいこう政令せいれいさだめる用具ようぐは、だいこう規定きていする用具ようぐまた形状けいじょうおよ色彩しきさいがこれに類似るいじする用具ようぐとする。

文化ぶんか

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聴覚ちょうかく障害しょうがいのことを「みみとおい」と表現ひょうげんすることもある。また、日本にっぽん古文こぶんでは「みみかたし」とぶこともあった。

用語ようご「つんぼ」

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日本にっぽんでは1970年代ねんだいなかばになると差別さべつ表現ひょうげんたいする批判ひはんおおせられるようになり、「つんぼ」という用語ようごは、差別さべつ用語ようごとして「みみ不自由ふじゆうひと」にえられるようになった[49](「ろうちょうつな」などの人名じんめいや、「つんぼせき」などの地名ちめいなどのいくつかをのぞく)。またこの語句ごくふく熟語じゅくごとして「つんぼ桟敷さじき」があるが、それらがふくまれる過去かこ作品さくひんでは該当がいとう部分ぶぶん消去しょうきょして公開こうかいしたり、公開こうかいそのものを自粛じしゅくするなど様々さまざま対応たいおうがとられている[50]

有名ゆうめい言葉ことば

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  • Blindness cuts you off from things; deafness cuts you off from people.えないことはひとものはなす。みみこえないことはひとひとはなす)イマヌエル・カント(ドイツの哲学てつがくしゃ)の言葉ことば(1910ねんヘレン・ケラー英語えいごやくしたものが、彼女かのじょ言葉ことばとしてひろまってしまっている。)。
  • Deaf people can do anything except hear.(ろうしゃくこと以外いがいなにでもできる。)キング・ジョーダン

各国かっこく聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ

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符号ふごう位置いち

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記号きごう Unicode JIS X 0213 文字もじ参照さんしょう 名称めいしょう
🧏 U+1F9CF - 🧏
🧏
DEAF PERSON

結合けつごう文字もじ

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記号きごう Unicode sequence 名称めいしょう
🧏🏻 U+1F9CF;U+1F3FB; 🧏 🏻 deaf person: light skin tone
🧏🏼 U+1F9CF;U+1F3FC; 🧏 🏼 deaf person: medium-light skin tone
🧏🏽 U+1F9CF;U+1F3FD; 🧏 🏽 deaf person: medium skin tone
🧏🏾 U+1F9CF;U+1F3FE; 🧖 🏾 deaf person: medium-dark skin tone
🧏🏿 U+1F9CF;U+1F3FF; 🧏 🏿 deaf person: dark skin tone
🧏‍♂️ U+1F9CF;U+200D;U+2642;U+FE0F; 🧏[ZWJ][VS16] deaf man
🧏🏻‍♂️ U+1F9CF;U+1F3FB;U+200D;U+2642;U+FE0F; 🧏 🏻[ZWJ][VS16] deaf man: light skin tone
🧏🏼‍♂️ U+1F9CF;U+1F3FC;U+200D;U+2642;U+FE0F; 🧏 🏼[ZWJ][VS16] deaf man: medium-light skin tone
🧏🏽‍♂️ U+1F9CF;U+1F3FD;U+200D;U+2642;U+FE0F; 🧏 🏽[ZWJ][VS16] deaf man: medium skin tone
🧏🏾‍♂️ U+1F9CF;U+1F3FE;U+200D;U+2642;U+FE0F; 🧏 🏾[ZWJ][VS16] deaf man: medium-dark skin tone
🧏🏿‍♂️ U+1F9CF;U+1F3FF;U+200D;U+2642;U+FE0F; 🧏 🏿[ZWJ][VS16] deaf man: dark skin tone
🧏‍♀️ U+1F9CF;U+200D;U+2640;U+FE0F; 🧏[ZWJ][VS16] deaf woman
🧏🏻‍♀️ U+1F9CF;U+1F3FB;U+200D;U+2640;U+FE0F; 🧏 🏻[ZWJ][VS16] deaf woman: light skin tone
🧏🏼‍♀️ U+1F9CF;U+1F3FC;U+200D;U+2640;U+FE0F; 🧏 🏼[ZWJ][VS16] deaf woman: medium-light skin tone
🧏🏽‍♀️ U+1F9CF;U+1F3FD;U+200D;U+2640;U+FE0F; 🧏 🏽[ZWJ][VS16] deaf woman: medium skin tone
🧏🏾‍♀️ U+1F9CF;U+1F3FE;U+200D;U+2640;U+FE0F; 🧏 🏾[ZWJ][VS16] deaf woman: medium-dark skin tone
🧏🏿‍♀️ U+1F9CF;U+1F3FF;U+200D;U+2640;U+FE0F; 🧏 🏿[ZWJ][VS16] deaf woman: dark skin tone


脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 騒音そうおん公害こうがい)の環境かんきょう基準きじゅん夜間やかん住宅じゅうたくは45dBでしべる以下いか新幹線しんかんせん沿線えんせん住宅じゅうたくは70dBでしべる以下いか。ただし、騒音そうおん環境かんきょう基準きじゅんは、正確せいかくにはA特性とくせい騒音そうおんレベルによりさだめられており、聴覚ちょうかくあらわ音圧おんあつレベルはdBHLという単位たんいである。
  2. ^ 日本にっぽん聴覚ちょうかく学会がっかい難聴なんちょう対策たいさく委員いいんかいでは2014ねん本法ほんぽう推奨すいしょうする報告ほうこくおこなっている。ただしほうによる算出さんしゅつ否定ひていするものではない。『難聴なんちょう聴覚ちょうかく障害しょうがい)の程度ていど分類ぶんるいについて』(2014)p.6
  3. ^ 会話かいわ不可能ふかのうなほど重度じゅうど難聴なんちょうであっても補聴器ほちょうき装用そうようしていることがある。この場合ばあい補聴器ほちょうき警笛けいてきくなどの危険きけん回避かいひもしくは後述こうじゅつする読話の補助ほじょ目的もくてきとして装用そうようしている。いちがわせい難聴なんちょう場合ばあいけんがわみみかぎってはけん聴者ちょうしゃえるため、補聴器ほちょうき必要ひつようとしていないこともある。
  4. ^ 2006ねんどうほう施行しこう以前いぜん身体しんたい障害しょうがいしゃ福祉ふくしほう児童じどう福祉ふくしほうもとづいて支給しきゅうされていた。
  5. ^ 2018ねん12がつ現在げんざい北海道ほっかいどう富山とやまけん静岡しずおかけん兵庫ひょうごけん香川かがわけん名古屋なごや突発とっぱつせい難聴なんちょう道県どうけん単独たんどく事業じぎょう実施じっしされている。また、メニエールびょう香川かがわけん単独たんどく事業じぎょう実施じっしされている。

出典しゅってん

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参考さんこう文献ぶんけん

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  • 本名ほんな信行のぶゆきほか へん企業きぎょう大学だいがくはグローバル人材じんざいをどうそだてるか』2012ねん 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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