福祉ふくし (教科きょうか)

教科きょうか「福祉ふくし」（ふくし、Department of welfare）は、産業さんぎょうとしての福祉ふくしの各かく分野ぶんやに関かんする知識ちしきと技術ぎじゅつを習得しゅうとくさせることなどを目的もくてきとする教科きょうか。後期こうき中等ちゅうとう教育きょういく（高等こうとう学校がっこう、中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこうの後期こうき課程かてい、特別とくべつ支援しえん学校がっこうの高等こうとう部ぶ）における専門せんもん教育きょういくに関かんする各かく教科きょうか（専門せんもん教科きょうか）の1つである。1999年ねん告示こくじの高等こうとう学校がっこう学習がくしゅう指導しどう要領ようりょうにより、2003年ねん入学にゅうがく生せいより、専門せんもん教科きょうかとして追加ついかされた（特別とくべつ支援しえん学校がっこう高等こうとう部ぶ（知的ちてき障害しょうがい者しゃを教育きょういく領域りょういきとした学校がっこう）については、2009年ねん告示こくじの特別とくべつ支援しえん学校がっこう高等こうとう部ぶ学習がくしゅう指導しどう要領ようりょうにより、2010年ねん入学にゅうがく生せいより一部いちぶ先行せんこう実施じっしの上うえで、全面ぜんめん的てきには2013年ねん度ど入学にゅうがく生せいより追加ついかされた）。

概要がいよう

教科きょうか「福祉ふくし」は、「福祉ふくしに関かんする学科がっか」（福祉ふくし学科がっか）や、「総合そうごう学科がっか」などで主おもに開講かいこう・学習がくしゅうされる。

教科きょうか「福祉ふくし」に属ぞくする科目かもくの数かずは7（2013年ねん入学にゅうがく者しゃより、学年がくねん進行しんこうで9科目かもくとなる）にのぼり、そのいくつかと普通ふつう教科きょうかを組くみ合あわせて教育きょういく課程かていを編成へんせいすることで、主おもに専門せんもん学科がっかや総合そうごう学科がっかにおいては、学科がっかの特色とくしょくが活いきるように配慮はいりょされている。

特別とくべつ支援しえん学校がっこう高等こうとう部ぶ学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう上うえ、知的ちてき障害しょうがいに関かんする教育きょういくを行おこなう特別とくべつ支援しえん学校がっこうでは、2013年ねん度ど高等こうとう部ぶ入学にゅうがく者しゃ・進学しんがく者しゃより、年次ねんじ進行しんこうで教科きょうか「福祉ふくし」が追加ついかの対象たいしょうとなり、各かく学校がっこうの実態じったいに応おうじて導入どうにゅうされることになっている。

なお、高等こうとう学校がっこう学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう改訂かいてい（2013年ねん度どより学年がくねん進行しんこうにて施行しこう）による科目かもく変更へんこう、および特別とくべつ支援しえん学校がっこう高等こうとう部ぶ学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう新設しんせつ（2010年ねん度どより一部いちぶ先行せんこう実施じっし、2013年ねん度どより学年がくねん進行しんこうにより全面ぜんめん施行しこう）により知的ちてき障害しょうがいを教育きょういく領域りょういきとする特別とくべつ支援しえん学校がっこうの教科きょうか（及および専門せんもん学科がっか）に「福祉ふくし」が追加ついかされたことに伴ともない、2011年ねん度ど大学だいがく入学にゅうがく生せいより、施行しこう規則きそくの一部いちぶ改定かいていに伴ともなって、教職きょうしょく課程かていにおける「教科きょうかに関かんする科目かもく」で規定きていする科目かもくカテゴリに大幅おおはばな変更へんこうが生しょうじている（旧来きゅうらいは5科目かもく区分くぶんであったが、追加ついかにより新あらたなものは7科目かもく区分くぶんとなり、それぞれに包括ほうかつされるべき内容ないようについても、課程かてい認定にんてい上じょう追加ついか科目かもくへ異動いどう対象たいしょうとなったものもある）。

教科きょうかの目的もくてき

社会しゃかい福祉ふくしに関かんする基礎きそ的てき・基本きほん的てきな知識ちしきと技術ぎじゅつを総合そうごう的てき、体験たいけん的てきに習得しゅうとくさせ、社会しゃかい福祉ふくしの理念りねんと意義いぎを理解りかいさせるとともに、社会しゃかい福祉ふくしに関かんする諸しょ課題かだいを主体しゅたい的てきに解決かいけつし、社会しゃかい福祉ふくしの増進ぞうしんに寄与きよする創造そうぞう的てきな能力のうりょくと実践じっせん的てきな態度たいどを育そだてる^[1]。

科目かもく

旧きゅう指導しどう要領ようりょう上じょうの科目かもく

「福祉ふくしに関かんする学科がっか」における「原則げんそく履修りしゅう科目かもく」（2科目かもく）
- 「社会しゃかい福祉ふくし基礎きそ」「社会しゃかい福祉ふくし演習えんしゅう」
「福祉ふくしに関かんする学科がっか」における「共通きょうつう的てきな基礎きそ科目かもく」（1科目かもく）
- 「福祉ふくし情報処理じょうほうしょり」
「福祉ふくしに関かんする学科がっか」における「選択せんたく的てきな基礎きそ科目かもく」 (4科目かもく)
- 「基礎きそ介護かいご」「社会しゃかい福祉ふくし実習じっしゅう」「社会しゃかい福祉ふくし援助えんじょ技術ぎじゅつ」「社会しゃかい福祉ふくし制度せいど」

経過けいか措置そち中ちゅうの科目かもく

社会しゃかい福祉ふくし士し及および介護かいご福祉ふくし士し法ほうの一部いちぶ改正かいせいに伴ともなう新あたらしい介護かいご福祉ふくし士し養成ようせい制度せいどの開始かいしに伴ともない、新しん学習がくしゅう指導しどう要領ようりょうの先行せんこう実施じっしとして2009年ねん4月がつより次つぎの科目かもくが追加ついかされた（必要ひつように応おうじて、2009年ねん度ど入学にゅうがく生せいより年次ねんじ進行しんこうにて先行せんこう実施じっし）。よって、2009年ねん4月入学にゅうがく者しゃから2012年ねん4月入学にゅうがく者しゃについては、上記じょうきの科目かもくに追加ついかされ、重畳ちょうじょう状態じょうたいとなっているため、暫定ざんてい的てきに15科目かもくの形かたちとなっている。
- 「介護かいご福祉ふくし基礎きそ」、「コミュニケーション技術ぎじゅつ」、「生活せいかつ支援しえん技術ぎじゅつ」、「介護かいご過程かてい」、「介護かいご総合そうごう演習えんしゅう」、「介護かいご実習じっしゅう」、「こころとからだの理解りかい」、「福祉ふくし情報じょうほう活用かつよう」

新しん指導しどう要領ようりょう上じょうの科目かもく

新しん学習がくしゅう指導しどう要領ようりょうにおける科目かもく(9科目かもく)…2013年ねん入学にゅうがく生せいより年次ねんじ進行しんこうで実施じっし
- 「社会しゃかい福祉ふくし基礎きそ」（「(旧きゅう)社会しゃかい福祉ふくし基礎きそ」と「社会しゃかい福祉ふくし制度せいど」を統合とうごう）^[2]、「介護かいご福祉ふくし基礎きそ」（「基礎きそ介護かいご」より改称かいしょう）、「コミュニケーション技術ぎじゅつ」（「社会しゃかい福祉ふくし援助えんじょ技術ぎじゅつ」より改称かいしょう）、「生活せいかつ支援しえん技術ぎじゅつ」（新設しんせつ）、「介護かいご過程かてい」（新設しんせつ）、「介護かいご総合そうごう演習えんしゅう」（「社会しゃかい福祉ふくし実習じっしゅう」より改称かいしょう）、「介護かいご実習じっしゅう」（「社会しゃかい福祉ふくし実習じっしゅう」より改称かいしょう）、「こころとからだの理解りかい」（新設しんせつ）、「福祉ふくし情報じょうほう活用かつよう」（「福祉ふくし情報処理じょうほうしょり」より改称かいしょう）
- 新しん指導しどう要領ようりょう上じょうの原則げんそく必履修りしゅう科目かもくは、「社会しゃかい福祉ふくし基礎きそ」と「介護かいご総合そうごう演習えんしゅう」の2科目かもくとなる。

福祉ふくしに関かんする学科がっか

福祉ふくしに関かんする学科がっか（ふくしにかんするがっか）は、高等こうとう学校がっこう設置せっち基準きじゅん（平成へいせい16年ねん文部もんぶ科学かがく省令しょうれい第だい20号ごう）に規定きていされている専門せんもん教育きょういくを主おもとする学科がっかの1つ。専門せんもん教科きょうか「福祉ふくし」に属ぞくする科目かもくのうち「社会しゃかい福祉ふくし基礎きそ」及および「社会しゃかい福祉ふくし演習えんしゅう」が、高等こうとう学校がっこう学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう（平成へいせい11年ねん文部省もんぶしょう告示こくじ第だい58号ごう）により原則げんそく履修りしゅう科目かもくとして指定していされている。特別とくべつ支援しえん学校がっこう高等こうとう部ぶ学習がくしゅう指導しどう要領ようりょうにおいても、原則げんそく的てきにはこれに準じゅんずる。

学科がっか例れい

「福祉ふくしに関かんする学科がっか」の例れいとしては次つぎのようなものがある。

福祉ふくし科か

履修りしゅう科目かもく例れい

「福祉ふくしに関かんする学科がっか」において履修りしゅうする科目かもくの例れいとしては次つぎのようなものがある。

介護かいご系けい（介護かいご科かなど）
- 「社会しゃかい福祉ふくし実習じっしゅう」「基礎きそ介護かいご」

教職きょうしょく課程かてい

平成へいせい31年度ねんど以降いこうの入学にゅうがく者しゃ

一種いっしゅ免許めんきょ状じょうを別表べっぴょう第だい一いちで授与じゅよ申請しんせいするためには、学士がくしの学位がくいを有ゆうし、教科きょうか及および教科きょうかの指導しどう法ほうに関かんする科目かもく24単位たんい以上いじょう、教育きょういくの基礎きそ的てき理解りかいに関かんする科目かもく等とう23単位たんい以上いじょう、大学だいがくが独自どくじに設定せっていする科目かもく12単位たんい以上いじょう（以上いじょうを含ふくめ、教科きょうか及および教職きょうしょくに関かんする科目かもくとして59単位たんい以上いじょう）、教育きょういく職員しょくいん免許めんきょ法ほう施行しこう規則きそく第だい66条じょうの6に定さだめる科目かもく8単位たんい以上いじょうと規定きていされている。

なお、他た教科きょうかの高等こうとう学校がっこう一いち種しゅ免許めんきょ状じょうを有ゆうしている者ものが、福祉ふくしの免許めんきょ状じょうを別表べっぴょう第だい4で授与じゅよ申請しんせいする場合ばあい、教科きょうか及および教科きょうかの指導しどう法ほうに関かんする科目かもく24単位たんい以上いじょうの部分ぶぶんを充足じゅうそくできれば教育きょういく職員しょくいん検定けんていにより、授与じゅよ申請しんせいが可能かのうである。以下いかに、福祉ふくしに係かかわる「教科きょうか及および教科きょうかの指導しどう法ほうに関かんする科目かもく」を提示ていじする。なお、ここでの「科目かもく事例じれい」は、社会しゃかい福祉ふくし士し#指定してい科目かもくで表示ひょうじしている科目かもく事例じれいに准じゅんじて表示ひょうじしている。科目かもく事例じれい中ちゅう、「教科きょうかに関かんする専門せんもん的てき事項じこう」の部分ぶぶんで太字ふとじで表記ひょうきされたものは、「一般いっぱん的てき包括ほうかつ的てき内容ないようを含ふくむ」という条件じょうけんを満みたすものとして、必履修りしゅうとなり、太字ふとじでない科目かもくと太字ふとじのうち、トータルで20単位たんいを超過ちょうかした分ぶんは、別表べっぴょう第だい1の場合ばあい、「大学だいがくが独自どくじに設定せっていする科目かもく」へ流用りゅうようできる。

教科きょうかに関かんする専門せんもん的てき事項じこう	各かく科目かもくに含ふくめることが必要ひつような事項じこう	必履修りしゅう単位たんい数すう	科目かもく名めい事例じれい
	社会しゃかい福祉ふくし学がく(職業しょくぎょう指導しどうを含ふくむ。)	1以上いじょう	社会しゃかい福祉ふくし原論げんろん(職業しょくぎょう指導しどうを含ふくむ)^[3]
	高齢こうれい者しゃ福祉ふくし、児童じどう福祉ふくし及および障害しょうがい者しゃ福祉ふくし	1以上いじょう	高齢こうれい者しゃ福祉ふくし論ろん^[4]、児童じどう・家庭かてい福祉ふくし論ろん^[5]、障害しょうがい者しゃ福祉ふくし論ろん^[6]
	社会しゃかい福祉ふくし援助えんじょ技術ぎじゅつ	1以上いじょう	社会しゃかい福祉ふくし援助えんじょ技術ぎじゅつ総論そうろん^[7]、社会しゃかい調査ちょうさの基礎きそ^[8]、福祉ふくし経営けいえい論ろん^[9]、福祉ふくし行財政ぎょうざいせいと福祉ふくし計画けいかく^[10]
	介護かいご理論りろんおよび介護かいご技術ぎじゅつ	1以上いじょう	介護かいご概論がいろん^[11]、介護かいご技術ぎじゅつ^[11]^[12]
	社会しゃかい福祉ふくし総合そうごう実習じっしゅう（社会しゃかい福祉ふくし援助えんじょ実習じっしゅう及および社会しゃかい福祉ふくし施設しせつ等ひとしにおける介護かいご実習じっしゅうを含ふくむ。）	1以上いじょう	介護かいご実習じっしゅう事前じぜん事後じご指導しどう、介護かいご実習じっしゅう
	人体じんたい構造こうぞう及および日常にちじょう生活せいかつに関かんする理解りかい	1以上いじょう	医学いがく一般いっぱん^[13]、生活せいかつ行動こうどうと人体じんたい^[14]
	加か齢よわいおよび障害しょうがいに関かんする理解りかい	1以上いじょう	老年ろうねん心理しんり学がく^[15]、障害しょうがいの理解りかい^[16]
各かく教科きょうかの指導しどう法ほう（情報じょうほう機器きき及および教材きょうざいの活用かつようを含ふくむ。）		4以上いじょう	福祉ふくし科かの指導しどう法ほうI、福祉ふくし科かの指導しどう法ほうII

平成へいせい30年度ねんどまでの入学にゅうがく者しゃ

「福祉ふくし」の教職きょうしょく課程かていについては、高等こうとう学校がっこうの他ほかの「教科きょうか」同様どうよう、別表べっぴょう第だい1で免許めんきょ状じょうの授与じゅよ申請しんせいする場合ばあいは、教科きょうかに関かんする科目かもく20単位たんい以上いじょう、教職きょうしょくに関かんする科目かもくが23単位たんい以上いじょう^[17]、教科きょうか又または教職きょうしょくに関かんする科目かもくが16単位たんい以上いじょう^[17]となる^[18]。教科きょうかに関かんする科目かもくは、大学だいがくによって、社会しゃかい福祉ふくし士しや介護かいご福祉ふくし士しの指定してい科目かもくと共通きょうつうにしているケースもあり、それゆえに履修りしゅうすべき科目かもくが広範囲こうはんいに及および、かつ社しゃ福士ふくしの各かく指定してい科目かもくにおける必須ひっす単位たんい数すうに併あわせるため、「一般いっぱん的てき包括ほうかつ的てき内容ないようを含ふくむ」という条件じょうけんを充足じゅうそくするために、必履修りしゅうとなる科目かもくおよび単位たんい数すうが他た教科きょうかに比くらべて多おおくなる傾向けいこうにある。よって、「一般いっぱん的てき包括ほうかつ的てき内容ないようを含ふくむ」科目かもくだけで、「教科きょうか又または教職きょうしょくに関かんする科目かもく」部分ぶぶんの単位たんいまですべて充足じゅうそくし、なおかつ大おおきく超過ちょうかする場合ばあいもある^[19]。

因ちなみに、他たの専門せんもん教科きょうかにみられる「職業しょくぎょう指導しどう」については、本ほん教科きょうかについては単独たんどくの科目かもく区分くぶんとはされておらず、「社会しゃかい福祉ふくし学がく(職業しょくぎょう指導しどうを含ふくむ。)」という設定せっていがなされており、その区分くぶん内ないで単独たんどくの科目かもくとして設定せっていすることも可能かのうだが、区分くぶんに含ふくめるべき科目かもくに職業しょくぎょう指導しどうに関かんする内容ないようを包括ほうかつして、「○○(職業しょくぎょう指導しどうを含ふくむ)」という科目かもく名称めいしょうにするなどして、「一般いっぱん的てき包括ほうかつ的てき内容ないようを含ふくむ」という条件じょうけんを充足じゅうそくする課程かてい認定にんていをされることによって、単独たんどく履修りしゅうが不要ふようなケースとがある。

2011年度ねんどから2018年度ねんどまでの入学にゅうがく者しゃに適用てきようされる「教科きょうかに関かんする科目かもく」

2009年ねんに告示こくじされた高等こうとう学校がっこう学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう及および特別とくべつ支援しえん学校がっこう高等こうとう部ぶ学習がくしゅう指導しどう要領ようりょうにより、教育きょういく職員しょくいん免許めんきょ法ほう施行しこう規則きそくが改正かいせいされ、2011年ねん入学にゅうがく者しゃより、科目かもく区分くぶんが2つ増ふえ、以下いかの7科目かもく区分くぶんとされた。科目かもく事例じれい中ちゅう、太字ふとじで表記ひょうきされたものは、「一般いっぱん的てき包括ほうかつ的てき内容ないようを含ふくむ」という条件じょうけんを満みたすものとして、必履修りしゅうとなり、太字ふとじでない科目かもくと太字ふとじのうち、トータルで20単位たんいを超過ちょうかした分ぶんは、別表べっぴょう第だい1の場合ばあい、「教科きょうか又または教職きょうしょくに関かんする科目かもく」へ流用りゅうようできる。なお、ここでの「科目かもく事例じれい」は、社会しゃかい福祉ふくし士し#指定してい科目かもくで表示ひょうじしている科目かもく事例じれいに准じゅんじて表示ひょうじしている。

教育きょういく職員しょくいん免許めんきょ法ほう施行しこう規則きそくに規定きていする科目かもく	必履修りしゅう単位たんい数すう	科目かもく名めい事例じれい
社会しゃかい福祉ふくし学がく(職業しょくぎょう指導しどうを含ふくむ。)	1以上いじょう	社会しゃかい福祉ふくし原論げんろん(職業しょくぎょう指導しどうを含ふくむ)^[3]
高齢こうれい者しゃ福祉ふくし、児童じどう福祉ふくし及および障害しょうがい者しゃ福祉ふくし	1以上いじょう	高齢こうれい者しゃ福祉ふくし論ろん^[4]、児童じどう・家庭かてい福祉ふくし論ろん^[5]、障害しょうがい者しゃ福祉ふくし論ろん^[6]
社会しゃかい福祉ふくし援助えんじょ技術ぎじゅつ	1以上いじょう	社会しゃかい福祉ふくし援助えんじょ技術ぎじゅつ総論そうろん^[7]、社会しゃかい調査ちょうさの基礎きそ^[8]、福祉ふくし経営けいえい論ろん^[9]、福祉ふくし行財政ぎょうざいせいと福祉ふくし計画けいかく^[10]
介護かいご理論りろんおよび介護かいご技術ぎじゅつ	1以上いじょう	介護かいご概論がいろん^[11]、介護かいご技術ぎじゅつ^[11]^[12]
社会しゃかい福祉ふくし総合そうごう実習じっしゅう（社会しゃかい福祉ふくし援助えんじょ実習じっしゅう及および社会しゃかい福祉ふくし施設しせつ等ひとしにおける介護かいご実習じっしゅうを含ふくむ。）	1以上いじょう	介護かいご実習じっしゅう事前じぜん事後じご指導しどう、介護かいご実習じっしゅう
人体じんたい構造こうぞう及および日常にちじょう生活せいかつに関かんする理解りかい	1以上いじょう	医学いがく一般いっぱん^[13]、生活せいかつ行動こうどうと人体じんたい^[14]
加か齢よわいおよび障害しょうがいに関かんする理解りかい	1以上いじょう	老年ろうねん心理しんり学がく^[15]、障害しょうがいの理解りかい^[16]

2001年度ねんどから2010年度ねんどまでの入学にゅうがく者しゃに適用てきようされる「教科きょうかに関かんする科目かもく」

2003年ねんの高等こうとう学校がっこう学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう施行しこうに先立さきだち、教育きょういく職員しょくいん免許めんきょ法ほう施行しこう規則きそくが改正かいせいされ、2001年ねん度どより教職きょうしょく課程かていが始はじまり、当初とうしょは、以下いかの5科目かもく区分くぶんとされていた。科目かもく事例じれい中ちゅう、太字ふとじで表記ひょうきされたものは、「一般いっぱん的てき包括ほうかつ的てき内容ないようを含ふくむ」という条件じょうけんを満みたすものとして、必履修りしゅうとなり、太字ふとじでない科目かもくと太字ふとじのうち、トータルで20単位たんいを超過ちょうかした分ぶんは、別表べっぴょう第だい1の場合ばあい、「教科きょうか又または教職きょうしょくに関かんする科目かもく」へ流用りゅうようできる。なお、ここでの「科目かもく事例じれい」は、社会しゃかい福祉ふくし士し#指定してい科目かもくで表示ひょうじしている科目かもく事例じれいに准じゅんじて表示ひょうじしている。

教育きょういく職員しょくいん免許めんきょ法ほう施行しこう規則きそくに規定きていする科目かもく	必履修りしゅう単位たんい数すう	科目かもく名めい事例じれい
社会しゃかい福祉ふくし学がく(職業しょくぎょう指導しどうを含ふくむ。)	1以上いじょう	社会しゃかい福祉ふくし原論げんろん(職業しょくぎょう指導しどうを含ふくむ)^[3]、社会しゃかい福祉ふくし法制ほうせい、社会しゃかい保障ほしょう論ろん^[20]
高齢こうれい者しゃ福祉ふくし、児童じどう福祉ふくし及および障害しょうがい者しゃ福祉ふくし	1以上いじょう	高齢こうれい者しゃ福祉ふくし論ろん^[4]、児童じどう・家庭かてい福祉ふくし論ろん^[5]、障害しょうがい者しゃ福祉ふくし論ろん^[6]
社会しゃかい福祉ふくし援助えんじょ技術ぎじゅつ	1以上いじょう	社会しゃかい福祉ふくし援助えんじょ技術ぎじゅつ総論そうろん^[7]、社会しゃかい調査ちょうさの基礎きそ^[8]、医学いがく一般いっぱん^[13]、福祉ふくし心理しんり学がく^[21]、福祉ふくし経営けいえい論ろん^[9]、福祉ふくし行財政ぎょうざいせいと福祉ふくし計画けいかく^[10]
介護かいご理論りろんおよび介護かいご技術ぎじゅつ	1以上いじょう	介護かいご概論がいろん^[11]
社会しゃかい福祉ふくし総合そうごう実習じっしゅう（社会しゃかい福祉ふくし援助えんじょ実習じっしゅう及および社会しゃかい福祉ふくし施設しせつ等ひとしにおける介護かいご実習じっしゅうを含ふくむ。）	1以上いじょう	介護かいご実習じっしゅう事前じぜん事後じご指導しどう^[12]、介護かいご実習じっしゅう

上述じょうじゅつした科目かもく事例じれい中ちゅう、例たとえば、「医学いがく一般いっぱん」は、2011年ねん度ど以降いこう入学にゅうがく者しゃと2010年ねん度どまでの入学にゅうがく者しゃとでは科目かもく区分くぶんが異ことなっているが、課程かてい認定にんていの問題もんだいで、新しん科目かもく区分くぶんに読替を行おこなった場合ばあい(あるいは授与じゅよ申請しんせいの問題もんだいで新あたらしい区分くぶんに切きり替かえなければならない場合ばあい)、2010年ねん度ど以前いぜん入学にゅうがく者しゃについては、新しん科目かもく区分くぶんに包括ほうかつされる科目かもくとして使つかえないケースも存在そんざいする（大学だいがくの判断はんだんと都道府県とどうふけん教育庁きょういくちょうの履修りしゅう指導しどうを要ようする）。

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ 高等こうとう学校がっこう学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう
^ 指導しどう要領ようりょう改訂かいていに先立さきだって行おこなわれた、中教審ちゅうきょうしんの答申とうしんでは、当初とうしょ、「人間にんげんと社会しゃかい」という科目かもく名めいが示しめされていた。
^ ^a ^b ^c 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「現代げんだい社会しゃかいと福祉ふくし」相当そうとう。
^ ^a ^b ^c 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「高齢こうれい者しゃに対たいする支援しえんと介護かいご保険ほけん制度せいど」相当そうとう。
^ ^a ^b ^c 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「児童じどうや家庭かていに対たいする支援しえんと児童じどう・家庭かてい福祉ふくし制度せいど」相当そうとう。
^ ^a ^b ^c 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「障害しょうがい者しゃに対たいする支援しえんと障害しょうがい者しゃ自立じりつ支援しえん制度せいど」相当そうとう。
^ ^a ^b ^c 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「相談そうだん援助えんじょの技術ぎじゅつと専門せんもん職しょく」相当そうとう。
^ ^a ^b ^c 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「社会しゃかい調査ちょうさの基礎きそ」相当そうとう。
^ ^a ^b ^c 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「福祉ふくしサービスの組織そしきと経営けいえい」相当そうとう。
^ ^a ^b ^c 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「福祉ふくし行財政ぎょうざいせいと福祉ふくし計画けいかく」相当そうとう。
^ ^a ^b ^c ^d ^e 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「高齢こうれい者しゃに対たいする支援しえんと介護かいご保険ほけん制度せいど」の一部いちぶ内容ないように加くわえ、旧きゅう指定してい科目かもくである「介護かいご概論がいろん」相当そうとう。
^ ^a ^b ^c 新しん施行しこう規則きそくにある「介護かいご理論りろんおよび介護かいご技術ぎじゅつ」の実技じつぎ(介護かいご技術ぎじゅつ)部分ぶぶんは、実習じっしゅうの事前じぜん事後じご指導しどうでカバーする形かたちで対応たいおう。
^ ^a ^b ^c 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「人体じんたいの構造こうぞうと機能きのう及および疾病しっぺい」相当そうとう。
^ ^a ^b 介護かいご福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「こころとからだのしくみ」相当そうとう。
^ ^a ^b 介護かいご福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「発達はったつと老化ろうかの理解りかい」相当そうとうの一部いちぶに加くわえ、「認知にんち症しょうの理解りかい」の一部いちぶに相当そうとう。
^ ^a ^b 介護かいご福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「障害しょうがいの理解りかい」相当そうとう。
^ ^a ^b 因ちなみに、第だい二に欄らんから第だい六ろく欄らんまで、それぞれ充当じゅうとうする単位たんい数すうが別べつに規定きていされており、実際じっさいには最低さいてい27単位たんいが必要ひつようとなるため、うち4単位たんい分ぶんは「教科きょうか又または教職きょうしょくに関かんする科目かもく」の単位たんいとして充当じゅうとう可能かのうであることから、「教科きょうか又または教職きょうしょくに関かんする科目かもく」については、実態じったいとしては「教科きょうかに関かんする科目かもく」ないしは「大学だいがくが加くわえる教職きょうしょくに関かんする科目かもくに準じゅんずる科目かもく」のいずれかで12単位たんい以上いじょう確保かくほすればよい。
^ 加くわえて、「施行しこう規則きそく第だい六ろく六ろく条じょうの六ろくに定さだめる科目かもく」を、4区分くぶん各かく2単位たんい以上いじょう、計けい8単位たんい以上いじょうを別途べっと習得しゅうとくする必要ひつようがある。
^ 当然とうぜんながら、別表べっぴょう第だい4で授与じゅよ申請しんせいする場合ばあいは、教科きょうかに関かんする科目かもくが20単位たんい以上いじょう、教職きょうしょくに関かんする科目かもくが4単位たんい以上いじょう(教科きょうか教育きょういく（指導しどう法ほう）に関かんする科目かもくとなる)のみ(すなわち、「教科きょうか又または教職きょうしょくに関かんする科目かもく」などの流用りゅうようできる群ぐんがないことに起因きいんする)となるが、教科きょうかに関かんする科目かもくを「一般いっぱん的てき包括ほうかつ的てき内容ないようを含ふくむ」という条件じょうけんを満みたすために、大おおきく超過ちょうかしても流用りゅうようできる群ぐんがないため、免許めんきょ状じょう授与じゅよ希望きぼう者しゃの負荷ふかが高たかくなることを意味いみする。
^ 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「社会しゃかい保障ほしょう」相当そうとう。
^ 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「心理しんり学理がくり論ろんと心理しんり的てき支援しえん」相当そうとう。

外部がいぶリンク

高等こうとう学校がっこう学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう　第だい8節せつ　福祉ふくし：文部もんぶ科学かがく省しょう - ウェイバックマシン（2001年ねん3月がつ4日にちアーカイブ分ぶん）

この項目こうもくは、教育きょういくに関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（P:教育きょういく）。

[1] 高等こうとう学校がっこう学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう

[2] 指導しどう要領ようりょう改訂かいていに先立さきだって行おこなわれた、中教審ちゅうきょうしんの答申とうしんでは、当初とうしょ、「人間にんげんと社会しゃかい」という科目かもく名めいが示しめされていた。

[shafuku4-3] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「現代げんだい社会しゃかいと福祉ふくし」相当そうとう。

[shafuku13-4] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「高齢こうれい者しゃに対たいする支援しえんと介護かいご保険ほけん制度せいど」相当そうとう。

[shafuku15-5] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「児童じどうや家庭かていに対たいする支援しえんと児童じどう・家庭かてい福祉ふくし制度せいど」相当そうとう。

[shafuku14-6] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「障害しょうがい者しゃに対たいする支援しえんと障害しょうがい者しゃ自立じりつ支援しえん制度せいど」相当そうとう。

[shafuku6-7] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「相談そうだん援助えんじょの技術ぎじゅつと専門せんもん職しょく」相当そうとう。

[shafuku5-8] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「社会しゃかい調査ちょうさの基礎きそ」相当そうとう。

[shafuku11-9] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「福祉ふくしサービスの組織そしきと経営けいえい」相当そうとう。

[shafuku10-10] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「福祉ふくし行財政ぎょうざいせいと福祉ふくし計画けいかく」相当そうとう。

[shafuku13-and-former14-11] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「高齢こうれい者しゃに対たいする支援しえんと介護かいご保険ほけん制度せいど」の一部いちぶ内容ないように加くわえ、旧きゅう指定してい科目かもくである「介護かいご概論がいろん」相当そうとう。

[kaigogijutsu-12] 新しん施行しこう規則きそくにある「介護かいご理論りろんおよび介護かいご技術ぎじゅつ」の実技じつぎ(介護かいご技術ぎじゅつ)部分ぶぶんは、実習じっしゅうの事前じぜん事後じご指導しどうでカバーする形かたちで対応たいおう。

[shafuku1-13] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「人体じんたいの構造こうぞうと機能きのう及および疾病しっぺい」相当そうとう。

[kaifuku14-14] 介護かいご福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「こころとからだのしくみ」相当そうとう。

[kaifuku11-12-15] 介護かいご福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「発達はったつと老化ろうかの理解りかい」相当そうとうの一部いちぶに加くわえ、「認知にんち症しょうの理解りかい」の一部いちぶに相当そうとう。

[kaifuku13-16] 介護かいご福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「障害しょうがいの理解りかい」相当そうとう。

[kyoukamatahakyoushoku-17] 因ちなみに、第だい二に欄らんから第だい六ろく欄らんまで、それぞれ充当じゅうとうする単位たんい数すうが別べつに規定きていされており、実際じっさいには最低さいてい27単位たんいが必要ひつようとなるため、うち4単位たんい分ぶんは「教科きょうか又または教職きょうしょくに関かんする科目かもく」の単位たんいとして充当じゅうとう可能かのうであることから、「教科きょうか又または教職きょうしょくに関かんする科目かもく」については、実態じったいとしては「教科きょうかに関かんする科目かもく」ないしは「大学だいがくが加くわえる教職きょうしょくに関かんする科目かもくに準じゅんずる科目かもく」のいずれかで12単位たんい以上いじょう確保かくほすればよい。

[18] 加くわえて、「施行しこう規則きそく第だい六ろく六ろく条じょうの六ろくに定さだめる科目かもく」を、4区分くぶん各かく2単位たんい以上いじょう、計けい8単位たんい以上いじょうを別途べっと習得しゅうとくする必要ひつようがある。

[19] 当然とうぜんながら、別表べっぴょう第だい4で授与じゅよ申請しんせいする場合ばあいは、教科きょうかに関かんする科目かもくが20単位たんい以上いじょう、教職きょうしょくに関かんする科目かもくが4単位たんい以上いじょう(教科きょうか教育きょういく（指導しどう法ほう）に関かんする科目かもくとなる)のみ(すなわち、「教科きょうか又または教職きょうしょくに関かんする科目かもく」などの流用りゅうようできる群ぐんがないことに起因きいんする)となるが、教科きょうかに関かんする科目かもくを「一般いっぱん的てき包括ほうかつ的てき内容ないようを含ふくむ」という条件じょうけんを満みたすために、大おおきく超過ちょうかしても流用りゅうようできる群ぐんがないため、免許めんきょ状じょう授与じゅよ希望きぼう者しゃの負荷ふかが高たかくなることを意味いみする。

[shafuku12-20] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「社会しゃかい保障ほしょう」相当そうとう。

[shafuku2-21] 社会しゃかい福祉ふくし士しの指定してい科目かもく、「心理しんり学理がくり論ろんと心理しんり的てき支援しえん」相当そうとう。

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