数学 (教科 )
概要 [編集 ]
ちなみに
学習 内容 [編集 ]
前期 中等 教育 (中学校 ・中等 教育 学校 の前期 課程 など)[編集 ]
※
後期 中等 教育 (高等 学校 ・中等 教育 学校 の後期 課程 など)[編集 ]
普通 教科 「数学 」における学習 内容 [編集 ]
- 「
数学 I」(初等 代数 学 ・数理 論理 学 ・初等 関数 論 ・初等 幾何 学 ・統計 学 )(標準 単位 数 3単位 ) - 「
数学 II」(初等 代数 学 ・解析 幾何 学 ・初等 関数 論 ・微分 積分 学 )(標準 単位 数 4単位 ) - 「
数学 III」(複素 関数 論 ・解析 幾何 学 ・初等 関数 論 ・微分 積分 学 )(標準 単位 数 5単位 )複素 平面 (現 課程 で復活 、前 々課程 では数学 Bで学習 )複素 平面 極 形式 、ド・モアブルの定理 図形 の複素 平面 での表現
式 と曲線 (前 々課程 では数学 Cで学習 )関数 と極限 - いろいろな
関数 -分数 関数 と無理 関数 ・合成 関数 と逆 関数 数列 の極限 -数列 の極限 ・無限 級数 の和 関数 の極限 -関数 値 の極限
- いろいろな
微分 法 導 関数 -関数 の和 ・差 ・積 ・商 の導 関数 ・合成 関数 の導 関数 ・三角 関数 ・指数 関数 ・対数 関数 の導 関数 ・高次 導 関数 導 関数 の応用 -接線 ・法線 ・関数 値 の増減 ・第 二 次 導 関数 の応用 (グラフの凹凸 )・速度 ・加速度
積分 法 不定 積分 と定 積分 -積分 とその基本 的 な性質 ・簡単 な置換 積分 法 ・部分 積分 法 ・いろいろな関数 の積分 積分 の応用 -面積 ・体積 ・曲線 の長 さ
- 「
数学 A」(初等 幾何 学 ・確率 論 )(標準 単位 数 2単位 ) - 「
数学 B」(初等 代数 学 ・線形 代数 学 ・統計 学 )[注 11] - 「
数学 活用 」数学 と人間 や社会 とのかかわりについて学習 し、数学 を活用 する能力 を養 う。将来 上級 学校 での学習 や職業 でより高度 な数学 を使 う生徒 以外 を対象 として、数学 に将来 にわたって親 しむ力 を身 に着 けることを目的 とする。
なお、「
普通 教科 「数学 」における新 課程 の学習 内容 [編集 ]
- 「
数学 I」(標準 単位 数 3単位 ) - 「
数学 II」(標準 単位 数 4単位 )- いろいろな
式 三 次 の乗法 公式 ・因数 分解 の公式 ・式 の展開 ・因数 分解 ・二 項 定理 ・多項 定理 ・恒等 式 式 と証明 -多項式 の除法 ・分数 式 ・等式 と不等式 の証明 高次 方程式 -複素数 ・二 次 方程式 の虚数 解 ・因数 定理 ・解 と係数 の関係 ・剰余 の定理 ・組立 除法 ・高次 方程式
図形 と方程式 - いろいろな
関数 三角 関数 -弧 度 法 ・三角 関数 とその基本 的 な性質 ・正弦 余弦 のグラフと周期 ・正接 のグラフと漸近 線 ・偶関数 と奇 関数 ・三角 方程式 と三角 不等式 ・三角 関数 の加法 定理 ・直線 の成 す角 ・2倍角 と半角 の公式 ・和 と積 の公式 ・三角 関数 の合成 指数 関数 と対数 -指数 の拡張 ・指数 関数 ・指数 方程式 と指数 不等式 ・対数 とその性質 ・対数 関数 ・対数 方程式 と対数 不等式 ・常用 対数
微分 ・積分 法 の考 え(三 次 までの多項式 関数 に限 る)微分 の考 え -微分 係数 と導 関数 ・導 関数 の応用 ・接線 ・関数 の増減 ・極 値 ・高次 多項式 関数 とそのグラフ積分 の考 え -不定 積分 と定 積分 ・図形 の面積
- いろいろな
- 「
数学 III」(標準 単位 数 3単位 )極限 数列 の極限 ・無限 級数 の収束 ・発散 ・和 分数 関数 ・無理 関数 合成 関数 ・逆 関数 関数 の極限 -関数 値 の極限
微分 法 導 関数 -関数 の和 ・差 ・積 ・商 の導 関数 ・合成 関数 の導 関数 ・三角 関数 ・指数 関数 ・対数 関数 の導 関数 ・高次 導 関数 導 関数 の応用 -接線 ・法線 ・関数 値 の増減 ・第 二 次 導 関数 の応用 (グラフの凹凸 )・速度 ・加速度
積分 法 不定 積分 と定 積分 -積分 とその基本 的 な性質 ・簡単 な置換 積分 法 ・部分 積分 法 ・いろいろな関数 の積分 積分 の応用 -面積 ・体積 ・曲線 の長 さ・関数 方程式
- 「
数学 A」(標準 単位 数 2単位 :以下 の項目 から適宜 選択 して履修 する)図形 の性質 場合 の数 と確 率 場合 の数 -集合 の要素 の個数 ・数 え上 げの原則 順列 ・組合 せ -順列 ・階 乗 ・円 順列 ・重複 順列 ・同 じものを含 む順列 ・組合 わせ・重複 組合 せ確 率 とその基本 的 な性質 ・期待 値 -事象 と確 率 ・積 事象 と和 事象 ・確 率 の基本 性質 ・排反 と加法 定理 ・余 事象 の確 率 独立 な試行 と確 率 反復 試行 の確 率 条件 付 き確 率 -確 率 の乗法 定理 ・原因 の確 率
数学 と人間 の活動 数量 や図形 と人間 の活動 整数 の性質 - ガウス記号 ・約数 と倍数 ・素数 と素因数 分解 ・最大公約数 と最小公倍数 ・整数 の割 り算 と余 りの性質 - ディオファントス
方程式 - ユークリッドの互除法 ・整数 の合同 ・一 次 不定 方程式 ・二 次 不定 方程式 記数 法 -十進法 と異 なる記数 法 との相互 変換 座標 -平面 上 の点 の位置 ・空間 上 の点 の位置 ・2点 間 の距離
数学 と文化
- 「
数学 B」(標準 単位 数 2単位 :以下 の項目 から適宜 選択 して履修 する) - 「
数学 C」(標準 単位 数 2単位 :以下 の項目 から適宜 選択 して履修 する)- ベクトル[
要 曖昧 さ回避 ] 平面 上 の曲線 と複素 平面 数学 的 な表現 の工夫
- ベクトル[
専門 学科 設置 校 「数学 」における学習 内容 [編集 ]
- 「
数学 I」(標準 単位 数 4単位 )※必須 科目 方程式 と不等式 数 と式 -実数 (有理数 と無理 数 ・分数 と循環 小数 )・指数 法則 の一部 ・式 の展開 ・因数 分解 二 次 方程式 -判別 式
集合 と論理 集合 と要素 の個数 命題 と証明
二 次 関数 二 次 関数 とそのグラフ二 次 関数 の値 の変化 -二 次 関数 の移動 ・最大 ・最小 二 次 不等式
図形 と計量 三角 比 -正弦 ・余弦 ・正接 ・三角 比 の相互 関係 三角 比 と図形 -正弦 定理 ・余弦 定理 ・図形 の計量
- データの
分析 資料 の整理 -度数 分布 とヒストグラム(初出 は小学 6年 )、散布 図 と相関 表 資料 の分析 -代表 値 (初出 は中学 1年 )・分散 ・標準 偏差 ・相関 係数
専門 教科 「理数 」における学習 内容 [編集 ]
理数 数学 I方程式 と不等式 二 次 関数 図形 と計量 場合 の数 と確 率
理数 数学 II整式 と高次 方程式 数列 命題 と論理 図形 と方程式 - いろいろな
関数 極限 微分 法 積分 法
理数 数学 探究 - ベクトル
統計 とコンピュータ数値 計算 とコンピュータ行列 とその応用 式 と曲線 確 率 分布 統計 処理 課題 研究
新 学習 指導 要領 における専門 教科 「理数 」における学習 内容 [編集 ]
理数 数学 I数 と式 - ユークリッドの互除法 ・二進法 を含 む図形 と計量 二 次 関数 指数 関数 ・対数 関数 - データの
分析 場合 の数 と確 率
理数 数学 II- いろいろな
式 -最小 公約 数 ・最大 公倍数 を含 む 数列 三角 関数 と複素数 平面 図形 と方程式 -円 と円 の共有 点 を含 む極限 微分 法 積分 法 -簡単 な微分 方程式 を含 む統計 的 な推測
- いろいろな
理数 数学 探究 (以下 の項目 から適宜 選択 して履修 する)- ベクトル -
空間 における直線 や平面 の方程式 を含 む 行列 とその応用 -行列 ・逆 行列 ・連立 一 次 方程式 の解法 ・点 の移動 離散 グラフ数学 と生活 や社会 との関 わり
- ベクトル -
大学 入試 における数学 [編集 ]
2019
文系 学部 では、私立 大学 の場合 は数学 は不要 か、数学 I,A(+II, B)と地理 歴史 の選択 ができる場合 が多 い。国立 大学 文系 では大学 入学 共通 テスト(旧 ・大学入試 センター試験 )で必須 、難関 大学 では二 次 試験 でも学部 学科 によらず必須 とするのが通常 であるが、出題 範囲 は私立 文系 と概 ね同 じである。私立 文系 が経済学部 であっても入学 試験 で数学 を必須 としないのは、必須 とすると受験 者 が減 ってしまうためであって、入学 後 、数学 が不要 であるからではない。大学 進学 後 は、文科 系 の学部 学科 においても経済 学 ・統計 学 など数学 を必要 とする分野 が広範囲 に存在 する上 、数学 III程度 の内容 は理解 していることを前提 に数学 教育 がおこなわれることも少 なくない。理系 学部 では大 多数 の大学 で必須 I・II・III・A・B又 は理科 と選択 をしなければならない。そのため、大学 入試 を考慮 した上 で文系 と理系 の区別 がなされる高等 学校 においては、通常 文系 が数学 I・II・A・Bを学習 し、理系 はそこから更 にIIIを学習 する。数学 A・Bは、内容 を選択 して履修 する科目 である。教科書 で設定 されている授業 時間 どおりに履修 する場合 、各 3 - 4分野 のうち2分野 を履修 するとちょうど規定 の授業 時間 に相当 するようになっている。大学 入学 共通 テスト(旧 ・大学入試 センター試験 )の「数学 I・数学 A」・「数学 II・数学 B」でも、数学 Bについては2分野 を履修 していることを想定 した出題 となっている(3 - 4分野 それぞれの問題 を出題 し、2分野 を選択 解答 する)。ただし多 くの高等 学校 では生徒 が自由 に選択 するのではなく、あらかじめ履修 する分野 が指定 されて開講 される。大学 入試 を目標 とする進学校 の場合 、大学 入試 では数学 Bの「確 率 分布 」・「統計 処理 」が出題 範囲 から外 されるか、他 の分野 との選択 となっている場合 が多 く、この分野 の授業 を行 わない高等 学校 もある。参考 書 でも、多 くのものがこれらの分野 を省 いたかたちで販売 している。京都大学 は2005年 より文系 学部 において数学 Cの「行列 とその応用 」を入試 に課 していたが、2008年 より再 び課 されないことになった。ただし、数学 Cの「確 率 分布 」のうち「確 率 の計算 」(含、条件 付 き確 率 )[注 13]については、他 の幾 つかの大学 と同様 、引 き続 き文系 ・理系 を問 わず出題 範囲 に含 まれている。
備考 [編集 ]
1994
脚注 [編集 ]
注釈 [編集 ]
- ^
未知数 xを求 めるのに方程式 では移項 を行 う。しかし、これは負 の数 の演算 を伴 うことがあるので、負 の数 を学習 しない算数 では逆算 するよりほかない。また、算数 では文字 同士 の演算 を習 わないため未知数 同士 の加法 と減法 が原則 不可能 である(分配 法則 を活用 することでこれを計算 できるため、「小学生 には絶対 にできない」ということはないが、一般 の小学生 はほとんど習 わない)。したがって、算数 では逆算 可能 で未知数 同士 の演算 がない、ごく簡単 な一 次 方程式 の考 え方 を学 ぶにとどまる。 - ^
初等 教育 課程 でも無理 数 である円周 率 が出 る。しかし、これは近似 値 を用 い、事実 上 有理数 として扱 うため、結局 無理 数 は登場 しないに等 しい。 - ^ x2+4x+4=5のように
左辺 をそのまま因数 分解 すると(ax+p)2=qとなる形 のものは現行 課程 でも習得 するが、どのようなax2+bx+c=0でも平方 完成 を用 いて実数 解 を出 せるようにするのは2010年度 から復活 している。 - ^ 1963
年度 ~1972年度 入学 生 に対 して実施 - ^ 1973
年度 ~1981年度 入学 生 に対 して実施 - ^ 1994
年度 ~2002年度 入学 生 に対 して実施 - ^ 2003
年度 ~2011年度 入学 生 に対 して実施 - ^ 2012
年度 以降 入学 生 に対 して実施 - ^ 80
年代 のものにも「数学 II」という科目 はあり、大学入試 センター試験 (「共通 一 次 試験 」時代 を含 む)の科目 でもあったが、内容 は「代数 ・幾何 」・「基礎 解析 」・「確 率 ・統計 」の抜粋 のようなものだった。このため、前述 の3科目 を学 べば「数学 II」に対応 できた上 、二 次 試験 に文系 でも数学 を課 す難関 国公立 大学 では「数学 II」ではなく3科目 からの出題 が多 く、進学校 では文系 でも「数学 II」を扱 うことは少 なかった(理系 学部 の入試 では国公私立 問 わず先 の分野 からの出題 に加 え、現在 の「数学 III」に大体 相当 する「微分 ・積分 」が加 わった。よって、「数学 II」を学 ぶメリットは無 かった)。また、「数学 I」は名称 の導入 以来 、科目 名 としての変更 は無 いが、内容 面 の変更 は度々 行 われている。 - ^ これはあくまで
目安 であり、学校 やコースによってペースは異 なる。例 えば「大学 入試 における数学 」で述 べたように文系 では「数学 III」は扱 わない学校 も多 い。また、中高 一貫 校 では2年 の終 わりか、遅 くとも3年生 の夏 ごろには「数学 III」まで終 わらせ、受験 対策 に入 ることも珍 しくない。 - ^ 3
分野 のうち、標準 単位 数 では2分野 を履修 。 - ^
旧 課程 における数学 C「行列 」のような体系 的 な学習 ではなく、あくまでも行列 を用 いた表現 方法 と簡単 な演算 を紹介 する程度 である。しかし、旧 課程 で教 えられていた逆 行列 ・掃 き出 し法 ・一 次 変換 などを授業 で扱 うことは(教科書 の範囲 外 であるが)可能 である。 - ^
現在 は数学 Aの範囲 内