数学すうがく (教科きょうか)

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数学すうがく(すうがく)は、中等ちゅうとう教育きょういく課程かてい中学校ちゅうがっこう課程かてい高等こうとう学校がっこう課程かてい中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこう課程かていなど)における教科きょうかひとつである。

ほん項目こうもくでは、しゅとして現在げんざい学校がっこう教育きょういくにおける数学すうがくについてあつかう。関連かんれんする理論りろん実践じっせん歴史れきしなどについては「算数さんすう数学すうがく教育きょういく」を参照さんしょう

概要がいよう[編集へんしゅう]

数学すうがくにおいては、学問がくもんなどにおける数学すうがく基礎きそまなばれる。初等しょとう教育きょういく小学校しょうがっこうなど)課程かていにおける算数さんすうぎ、さらに高度こうど数理すうりてきかんがかたけることを目的もくてきとした教科きょうかである。数学すうがくは、「国語こくご」・「英語えいご」ととも主要しゅよう3教科きょうかばれる。

ちなみに算数さんすうとのちがいは、計算けいさんしきにおいて文字もじおよびまけかずあつかうかかである。それにともな数学すうがくでは方程式ほうていしき本格ほんかくてきあつかうことになる[ちゅう 1]。また、前期ぜんき中等ちゅうとう教育きょういく課程かていでは無理むりすう[ちゅう 2]が、後期こうき中等ちゅうとう教育きょういく課程かていでは虚数きょすう複素数ふくそすう登場とうじょうし、かず概念がいねんがさらに拡大かくだいされる。

学習がくしゅう内容ないよう[編集へんしゅう]

以下いかに、現行げんこう日本にっぽんにおける教科きょうか数学すうがく」における学習がくしゅう範囲はんいしめすが、その具体ぐたいてき内容ないようは、かく記事きじ参照さんしょうされたい。

前期ぜんき中等ちゅうとう教育きょういく中学校ちゅうがっこう中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこう前期ぜんき課程かていなど)[編集へんしゅう]

ほんこうでの「公立こうりつ中学ちゅうがくこう)」は前期ぜんき中等ちゅうとう教育きょういくのみをおこなう3ねんせい市区しく町村ちょうそん立中たつなか学校がっこうのみをし、公立こうりつ中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこう中高なかだか一貫いっかんこうふくまないことをあらかじことわっておく。

学習がくしゅう指導しどう要領ようりょうにより、前期ぜんき中等ちゅうとう教育きょういくでは以下いかのことが学習がくしゅうされる(詳細しょうさい中学校ちゅうがっこう数学すうがく(Wikibooks)参照さんしょう)。あたらしい学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう先行せんこう実施じっしされてから統計とうけいがく内容ないよう全面ぜんめんてき復活ふっかつしたことにともない、「数量すうりょう関係かんけい」が「関数かんすう」と「資料しりょう活用かつよう」にけられた。

  1. かずしき初等しょとう代数だいすうがく
  2. 図形ずけい初等しょとう幾何きかがく
  3. 関数かんすう
  4. 資料しりょう活用かつようかくりつ統計とうけい

中高なかだか一貫いっかんこうによっては代数だいすう関数かんすうかくりつ統計とうけいを「代数だいすう」、図形ずけい計量けいりょうを「幾何きか」とけ、並行へいこうして授業じゅぎょうおこなわれることがある。システム数学すうがく体系たいけい数学すうがくをはじめこのようなかた対応たいおうした検定けんていがい教科書きょうかしょ販売はんばいされている。とく幾何きか分野ぶんや検定けんてい教科書きょうかしょでは体系たいけいてき学習がくしゅう不可能ふかのうなので採用さいようされることがおおい。

後期こうき中等ちゅうとう教育きょういく高等こうとう学校がっこう中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこう後期こうき課程かていなど)[編集へんしゅう]

後期こうき中等ちゅうとう教育きょういく数学すうがく」の内容ないよう学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう改訂かいていなんかその名称めいしょうえてきた。戦後せんごあいだもないころや1978ねん告示こくじ、および1982年度ねんどから1993年度ねんど入学にゅうがくせいたいして実施じっしのものでは具体ぐたいてき内容ないよう表記ひょうき(「代数だいすう幾何きか」「基礎きそ解析かいせき」など)だったが、それ以外いがいは1956ねん告示こくじ、1960ねん告示こくじ[ちゅう 4]、1971ねん告示こくじ[ちゅう 5]、1989ねん告示こくじ[ちゅう 6]、1999ねん告示こくじ[ちゅう 7]、2009ねん告示こくじ[ちゅう 8]のように、すべてローマ数字すうじとアルファベットのわせの科目かもくめい(「数学すうがくII[ちゅう 9]」「数学すうがくIII」など)が採用さいようされている。また、「応用おうよう数学すうがく」(71ねん告示こくじ)「数学すうがく基礎きそ」(99ねん告示こくじ)のように新設しんせつ廃止はいしされたものもある。

解析かいせきがく中心ちゅうしんまなぶ(とく関数かんすうがメイン)のが「数学すうがくI、II」であるが、現在げんざい代数だいすうがく内容ないよう一部いちぶふくむ「数学すうがくI、II、III」と、幾何きかがく代数だいすうがくかくりつ統計とうけいコンピュータまなぶ「数学すうがくA、B」が中心ちゅうしんとなっている[1]大体だいたいにおいて、高校こうこう1ねんつぎに「数学すうがくI」・「数学すうがくA」を、2ねんつぎに「数学すうがくII」・「数学すうがくB」、3ねんつぎに「数学すうがくIII」を履修りしゅうする[ちゅう 10]

以下いかしめ内容ないようは、2012~2021年度ねんど入学にゅうがくした場合ばあいのものである。「ぜん課程かてい」とは2003~2011年度ねんど入学にゅうがくした場合ばあいである。「まえ課程かてい」とは1994~2002年度ねんど入学にゅうがくした場合ばあいである。またしん課程かていは2022年度ねんどから実施じっしされている。

普通ふつう教科きょうか数学すうがく」における学習がくしゅう内容ないよう[編集へんしゅう]

  1. 数学すうがくI」(初等しょとう代数だいすうがく数理すうり論理ろんりがく初等しょとう関数かんすうろん初等しょとう幾何きかがく統計とうけいがく)(標準ひょうじゅん単位たんいすう3単位たんい
    1. 方程式ほうていしき不等式ふとうしき
    2. 集合しゅうごう論理ろんり
      • 集合しゅうごう要素ようそ個数こすう
      • 命題めいだい証明しょうめい
    3. 関数かんすう
      • 関数かんすうとそのグラフ
      • 関数かんすう変化へんか - 関数かんすう移動いどう最大さいだい最小さいしょう
      • 不等式ふとうしき
    4. 図形ずけい計量けいりょう
    5. データの分析ぶんせき
  2. 数学すうがくII」(初等しょとう代数だいすうがく解析かいせき幾何きかがく初等しょとう関数かんすうろん微分びぶん積分せきぶんがく)(標準ひょうじゅん単位たんいすう4単位たんい
    1. しき証明しょうめい高次こうじ方程式ほうていしき
      • こう定理ていりぜん課程かていでは数学すうがくAで学習がくしゅう
      • しき証明しょうめい - 多項式たこうしき除法じょほう分数ぶんすうしき因数いんすう定理ていり等式とうしき不等式ふとうしき証明しょうめいまえ課程かていでは数学すうがくAで学習がくしゅう
      • 高次こうじ方程式ほうていしき - 複素数ふくそすう方程式ほうていしき高次こうじ方程式ほうていしき
    2. 図形ずけい方程式ほうていしき
      • てん直線ちょくせん - てん座標ざひょう直線ちょくせん方程式ほうていしき
      • えん- えん方程式ほうていしきえん直線ちょくせん
    3. いろいろな関数かんすう
    4. 微分びぶん積分せきぶんほうかんがえ(多項式たこうしき関数かんすうかぎる)
      • 微分びぶんかんがえ - 微分びぶん係数けいすうしるべ関数かんすうしるべ関数かんすう応用おうよう接線せっせんきょく高次こうじ多項式たこうしき関数かんすうとそのグラフ
      • 積分せきぶんかんがえ - 不定ふてい積分せきぶんてい積分せきぶん積分せきぶん応用おうようとして面積めんせき
  3. 数学すうがくIII」(複素ふくそ関数かんすうろん解析かいせき幾何きかがく初等しょとう関数かんすうろん微分びぶん積分せきぶんがく)(標準ひょうじゅん単位たんいすう5単位たんい
    1. 複素ふくそ平面へいめんげん課程かてい復活ふっかつまえ課程かていでは数学すうがくBで学習がくしゅう
    2. しき曲線きょくせんまえ課程かていでは数学すうがくCで学習がくしゅう
    3. 関数かんすう極限きょくげん
      • いろいろな関数かんすう - 分数ぶんすう関数かんすう無理むり関数かんすう合成ごうせい関数かんすうぎゃく関数かんすう
      • 数列すうれつ極限きょくげん - 数列すうれつ極限きょくげん無限むげん級数きゅうすう
      • 関数かんすう極限きょくげん - 関数かんすう極限きょくげん
    4. 微分びぶんほう
      • しるべ関数かんすう - 関数かんすうせきしょうしるべ関数かんすう合成ごうせい関数かんすうしるべ関数かんすう三角さんかく関数かんすう指数しすう関数かんすう対数たいすう関数かんすうしるべ関数かんすう高次こうじしるべ関数かんすう
      • しるべ関数かんすう応用おうよう - 接線せっせん法線ほうせん関数かんすう増減ぞうげんだいしるべ関数かんすう応用おうよう(グラフの凹凸おうとつ)・速度そくど加速度かそくど
    5. 積分せきぶんほう
      • 不定ふてい積分せきぶんてい積分せきぶん - 積分せきぶんとその基本きほんてき性質せいしつ簡単かんたん置換ちかん積分せきぶんほう部分ぶぶん積分せきぶんほう・いろいろな関数かんすう積分せきぶん
      • 積分せきぶん応用おうよう - 面積めんせき体積たいせき曲線きょくせんなが
  4. 数学すうがくA」(初等しょとう幾何きかがく確率かくりつろん)(標準ひょうじゅん単位たんいすう2単位たんい
    1. 平面へいめん図形ずけい
      • 三角形さんかっけい性質せいしつ - 重心じゅうしんえん内接ないせつ外接がいせつする三角形さんかっけいまえ課程かていでは重心じゅうしん中学ちゅうがく2ねんえん内接ないせつ外接がいせつする三角形さんかっけい中学ちゅうがく3ねん学習がくしゅう
      • えん性質せいしつ(2001年度ねんどまではほうべきの定理ていりのぞ中学ちゅうがく3ねん学習がくしゅう) - えん接線せっせんふたつのえん接線せっせん中心ちゅうしん同士どうし距離きょり円周えんしゅうかく定理ていりぎゃくえん内接ないせつする四角形しかっけいぽうべきの定理ていり
      • 作図さくず
    2. 空間くうかん図形ずけい
      • 空間くうかん垂直すいちょく平行へいこう
      • オイラーの多面体ためんたい定理ていり
    3. 場合ばあいかずかくりつまえ課程かていでは数学すうがくIで学習がくしゅう
  5. 数学すうがくB」(初等しょとう代数だいすうがく線形せんけい代数だいすうがく統計とうけいがく[ちゅう 11]
    1. 数列すうれつまえ課程かていでは数学すうがくAで学習がくしゅう
    2. ベクトル[よう曖昧あいまい回避かいひ]
    3. かくりつ分布ぶんぷぜん課程かていでは期待きたい数学すうがくAで、数学すうがくCで学習がくしゅう
    4. 統計とうけい処理しょり
      • 正規せいき分布ぶんぷ - 連続れんぞくがたかくりつ変数へんすう正規せいき分布ぶんぷ
      • 統計とうけいてき推測すいそく - 母集団ぼしゅうだん標本ひょうほん統計とうけいてき推測すいそくかんが
  6. 数学すうがく活用かつよう
    数学すうがく人間にんげん社会しゃかいとのかかわりについて学習がくしゅうし、数学すうがく活用かつようする能力のうりょくやしなう。将来しょうらい上級じょうきゅう学校がっこうでの学習がくしゅう職業しょくぎょうでより高度こうど数学すうがく使つか生徒せいと以外いがい対象たいしょうとして、数学すうがく将来しょうらいにわたってしたしむちからけることを目的もくてきとする。
    1. 数学すうがく人間にんげん活動かつどう
      • かず図形ずけい人間にんげん活動かつどう
      • あそびのなか数学すうがく
    2. 社会しゃかい生活せいかつにおける数理すうりてき考察こうさつ

なお、「数学すうがくC」(線形せんけい代数だいすうなど)はげん課程かていでは廃止はいしされている。

普通ふつう教科きょうか数学すうがく」におけるしん課程かてい学習がくしゅう内容ないよう[編集へんしゅう]

  1. 数学すうがくI」(標準ひょうじゅん単位たんいすう3単位たんい
    1. かずしき
      • かずしき - 実数じっすう有理数ゆうりすう無理むりすう分数ぶんすう循環じゅんかん小数しょうすう)・指数しすう法則ほうそく一部いちぶ多項式たこうしきしき展開てんかい因数いんすう分解ぶんかい対称たいしょうしき
      • 集合しゅうごう命題めいだい
      • 方程式ほうていしき - 判別はんべつしき
      • いち不等式ふとうしき
    2. 図形ずけい計量けいりょう
      • 三角さんかく - 直角ちょっかく三角形さんかっけいもちいた定義ていぎ三角さんかく相互そうご関係かんけい座標ざひょうもちいた定義ていぎ
      • 正弦せいげん定理ていり余弦よげん定理ていり - 三角形さんかっけい形状けいじょう三角形さんかっけい面積めんせきヘロンの公式こうしき空間くうかん図形ずけいへの応用おうよう
    3. 関数かんすう
      • 関数かんすうとそのグラフ - 関数かんすう一般いっぱんてき表記ひょうき象限しょうげん
      • 関数かんすう変化へんか - 関数かんすう移動いどう最大さいだい最小さいしょう
      • 不等式ふとうしき
    4. データの分析ぶんせき
  2. 数学すうがくII」(標準ひょうじゅん単位たんいすう4単位たんい
    1. いろいろなしき 
      • さん乗法じょうほう公式こうしき因数いんすう分解ぶんかい公式こうしきしき展開てんかい因数いんすう分解ぶんかいこう定理ていり多項たこう定理ていり恒等こうとうしき
      • しき証明しょうめい - 多項式たこうしき除法じょほう分数ぶんすうしき等式とうしき不等式ふとうしき証明しょうめい
      • 高次こうじ方程式ほうていしき - 複素数ふくそすう方程式ほうていしき虚数きょすうかい因数いんすう定理ていりかい係数けいすう関係かんけい剰余じょうよ定理ていり組立くみたて除法じょほう高次こうじ方程式ほうていしき
    2. 図形ずけい方程式ほうていしき
      • てん直線ちょくせん - てん座標ざひょう直線ちょくせん方程式ほうていしき
      • 内分ないぶんそとぶんてんあいだ距離きょり
      • えん- えん方程式ほうていしきえん直線ちょくせんえん位置いち関係かんけい
      • 軌跡きせき - 軌跡きせき方程式ほうていしきアポロニウスのえん
      • 不等式ふとうしき領域りょういき - 直線ちょくせんえん境界きょうかいとする領域りょういき連立れんりつ不等式ふとうしき領域りょういき領域りょういき集合しゅうごう
    3. いろいろな関数かんすう
      • 三角さんかく関数かんすう - ほう三角さんかく関数かんすうとその基本きほんてき性質せいしつ正弦せいげん余弦よげんのグラフと周期しゅうき正接せいせつのグラフと漸近ぜんきんせん・偶関すう関数かんすう三角さんかく方程式ほうていしき三角さんかく不等式ふとうしき三角さんかく関数かんすう加法かほう定理ていり直線ちょくせんかく・2倍角ばいかく半角はんかく公式こうしきせき公式こうしき三角さんかく関数かんすう合成ごうせい
      • 指数しすう関数かんすう対数たいすう - 指数しすう拡張かくちょう指数しすう関数かんすう指数しすう方程式ほうていしき指数しすう不等式ふとうしき対数たいすうとその性質せいしつ対数たいすう関数かんすう対数たいすう方程式ほうていしき対数たいすう不等式ふとうしき常用じょうよう対数たいすう
    4. 微分びぶん積分せきぶんほうかんがえ(さんまでの多項式たこうしき関数かんすうかぎる)
      • 微分びぶんかんがえ - 微分びぶん係数けいすうしるべ関数かんすうしるべ関数かんすう応用おうよう接線せっせん関数かんすう増減ぞうげんきょく高次こうじ多項式たこうしき関数かんすうとそのグラフ
      • 積分せきぶんかんがえ - 不定ふてい積分せきぶんてい積分せきぶん図形ずけい面積めんせき
  3. 数学すうがくIII」(標準ひょうじゅん単位たんいすう3単位たんい
    1. 極限きょくげん
      • 数列すうれつ極限きょくげん無限むげん級数きゅうすう収束しゅうそく発散はっさん
      • 分数ぶんすう関数かんすう無理むり関数かんすう
      • 合成ごうせい関数かんすうぎゃく関数かんすう
      • 関数かんすう極限きょくげん - 関数かんすう極限きょくげん
    2. 微分びぶんほう
      • しるべ関数かんすう - 関数かんすうせきしょうしるべ関数かんすう合成ごうせい関数かんすうしるべ関数かんすう三角さんかく関数かんすう指数しすう関数かんすう対数たいすう関数かんすうしるべ関数かんすう高次こうじしるべ関数かんすう
      • しるべ関数かんすう応用おうよう - 接線せっせん法線ほうせん関数かんすう増減ぞうげんだいしるべ関数かんすう応用おうよう(グラフの凹凸おうとつ)・速度そくど加速度かそくど
    3. 積分せきぶんほう
      • 不定ふてい積分せきぶんてい積分せきぶん - 積分せきぶんとその基本きほんてき性質せいしつ簡単かんたん置換ちかん積分せきぶんほう部分ぶぶん積分せきぶんほう・いろいろな関数かんすう積分せきぶん
      • 積分せきぶん応用おうよう - 面積めんせき体積たいせき曲線きょくせんながさ・関数かんすう方程式ほうていしき
  4. 数学すうがくA」(標準ひょうじゅん単位たんいすう2単位たんい以下いか項目こうもくから適宜てきぎ選択せんたくして履修りしゅうする)
    1. 図形ずけい性質せいしつ
      • 三角形さんかっけい性質せいしつ - 三角形さんかっけいあたり三角形さんかっけいしんチェバの定理ていりメネラウスの定理ていり
      • えん性質せいしつ - 内接ないせつ四角形しかっけいえん直線ちょくせんぽうべきの定理ていり・2えん位置いち関係かんけい
      • 作図さくず
      • 空間くうかん図形ずけい - 直線ちょくせん平面へいめん多面体ためんたい・オイラーの多面体ためんたい定理ていり多面体ためんたいから立体りったい
    2. 場合ばあいかずかくりつ
      • 場合ばあいかず - 集合しゅうごう要素ようそ個数こすうかぞげの原則げんそく
      • 順列じゅんれつ組合くみあわせ - 順列じゅんれつかいじょうえん順列じゅんれつ重複じゅうふく順列じゅんれつおなじものをふく順列じゅんれつ組合くみあわせ・重複じゅうふく組合くみあわ
      • かくりつとその基本きほんてき性質せいしつ期待きたい - 事象じしょうかくりつせき事象じしょう事象じしょうかくりつ基本きほん性質せいしつ排反はいはん加法かほう定理ていりあまり事象じしょうかくりつ
      • 独立どくりつ試行しこうかくりつ
      • 反復はんぷく試行しこうかくりつ
      • 条件じょうけんかくりつ - かくりつ乗法じょうほう定理ていり原因げんいんかくりつ
    3. 数学すうがく人間にんげん活動かつどう
      1. 数量すうりょう図形ずけい人間にんげん活動かつどう
        • 整数せいすう性質せいしつ - ガウス記号きごう約数やくすう倍数ばいすう素数そすう素因数そいんすう分解ぶんかい最大公約数さいだいこうやくすう最小公倍数さいしょうこうばいすう整数せいすうざんあまりの性質せいしつ
        • ディオファントス方程式ほうていしき - ユークリッドの互除ほう整数せいすう合同ごうどういち不定ふてい方程式ほうていしき不定ふてい方程式ほうていしき
        • 記数きすうほう - 十進法じっしんほうことなる記数きすうほうとの相互そうご変換へんかん
        • 座標ざひょう - 平面へいめんじょうてん位置いち空間くうかんじょうてん位置いち・2てんあいだ距離きょり
      2. 数学すうがく文化ぶんか
  5. 数学すうがくB」(標準ひょうじゅん単位たんいすう2単位たんい以下いか項目こうもくから適宜てきぎ選択せんたくして履修りしゅうする)
    1. 数列すうれつ
      • 数列すうれつとその - 等差とうさ数列すうれつ等比とうひ数列すうれつ総和そうわ記号きごうΣしぐまかい数列すうれつぐん数列すうれつ色々いろいろ数列すうれつとその
      • ややしき - 等差とうさ数列すうれつがた等比とうひ数列すうれつがたかい数列すうれつがた特性とくせい方程式ほうていしきかくりつややしき隣接りんせつさんこうあいだすすむしきふたつの数列すうれつすすむしき
      • 数学すうがくてき帰納きのうほう - 等式とうしき証明しょうめい命題めいだい証明しょうめい不等式ふとうしき証明しょうめいすすむしき帰納きのうほう
    2. 統計とうけいてき推測すいそく
      • かくりつ変数へんすうかくりつ分布ぶんぷ
      • こう分布ぶんぷ正規せいき分布ぶんぷ
      • 母集団ぼしゅうだん標本ひょうほん調査ちょうさ
      • 区間くかん推定すいてい仮説かせつ検定けんてい
    3. 数学すうがく社会しゃかい生活せいかつ
  6. 数学すうがくC」(標準ひょうじゅん単位たんいすう2単位たんい以下いか項目こうもくから適宜てきぎ選択せんたくして履修りしゅうする)
    1. ベクトル[よう曖昧あいまい回避かいひ]
      • 平面へいめんベクトル - 有向ゆうこう線分せんぶん・ベクトルの演算えんざん成分せいぶん内積ないせき垂直すいちょく条件じょうけん成分せいぶん表示ひょうじ・ベクトルのなすかく内積ないせき性質せいしつ三角形さんかっけい面積めんせき
      • ベクトルと平面へいめん図形ずけい - 位置いちベクトル・2直線ちょくせん交点こうてん直線ちょくせんのベクトル方程式ほうていしき媒介ばいかい変数へんすう表示ひょうじてん存在そんざい範囲はんい法線ほうせんベクトルえんのベクトル方程式ほうていしきてん直線ちょくせん距離きょり
      • 空間くうかんベクトル - 空間くうかん座標ざひょう空間くうかんのベクトル・成分せいぶん内積ないせき位置いちベクトル・ベクトルと空間くうかん図形ずけい座標ざひょう空間くうかんにおける図形ずけい方向ほうこうベクトル・媒介ばいかい変数へんすう表示ひょうじ平面へいめん方程式ほうていしき外積がいせき
    2. 平面へいめんじょう曲線きょくせん複素ふくそ平面へいめん
      • 曲線きょくせん - 放物線ほうぶつせん楕円だえん双曲線そうきょくせん直角ちょっかく双曲線そうきょくせん曲線きょくせん平行へいこう移動いどう曲線きょくせん直線ちょくせん曲線きょくせん性質せいしつ
      • 媒介ばいかい変数へんすう表示ひょうじ極座標きょくざひょうけい - 曲線きょくせん媒介ばいかい変数へんすう表示ひょうじアステロイドカージオイド極座標きょくざひょうごく方程式ほうていしき・コンピュータといろいろな曲線きょくせん
      • 複素ふくそ平面へいめん - 複素数ふくそすう平面へいめん複素数ふくそすう加減かげん共役きょうやく複素数ふくそすう複素数ふくそすうきょく形式けいしき複素数ふくそすう乗除じょうじょ・ド・モアブルの定理ていり累乗るいじょう図形ずけいてき意味いみ
      • 複素数ふくそすう図形ずけい - 内分ないぶんてんそとぶんてん方程式ほうていしきあらわ図形ずけい一般いっぱんてん中心ちゅうしんとする回転かいてんはん直線ちょくせんのなすかく複素数ふくそすうとベクトル
    3. 数学すうがくてき表現ひょうげん工夫くふう

専門せんもん学科がっか設置せっちこう数学すうがく」における学習がくしゅう内容ないよう[編集へんしゅう]

  1. 数学すうがくI」(標準ひょうじゅん単位たんいすう4単位たんい)※必須ひっす科目かもく
    1. 方程式ほうていしき不等式ふとうしき
      • かずしき - 実数じっすう有理数ゆうりすう無理むりすう分数ぶんすう循環じゅんかん小数しょうすう)・指数しすう法則ほうそく一部いちぶしき展開てんかい因数いんすう分解ぶんかい
      • 方程式ほうていしき - 判別はんべつしき
    2. 集合しゅうごう論理ろんり
      • 集合しゅうごう要素ようそ個数こすう
      • 命題めいだい証明しょうめい
    3. 関数かんすう
      • 関数かんすうとそのグラフ
      • 関数かんすう変化へんか - 関数かんすう移動いどう最大さいだい最小さいしょう
      • 不等式ふとうしき
    4. 図形ずけい計量けいりょう
      • 三角さんかく - 正弦せいげん余弦よげん正接せいせつ三角さんかく相互そうご関係かんけい
      • 三角さんかく図形ずけい - 正弦せいげん定理ていり余弦よげん定理ていり図形ずけい計量けいりょう
    5. データの分析ぶんせき
      • 資料しりょう整理せいり - 度数どすう分布ぶんぷとヒストグラム(初出しょしゅつ小学しょうがく6ねん)、散布さんぷ相関そうかんひょう
      • 資料しりょう分析ぶんせき - 代表だいひょう初出しょしゅつ中学ちゅうがく1ねん)・分散ぶんさん標準ひょうじゅん偏差へんさ相関そうかん係数けいすう

専門せんもん教科きょうか理数りすう」における学習がくしゅう内容ないよう[編集へんしゅう]

  1. 理数りすう数学すうがくI
    1. 方程式ほうていしき不等式ふとうしき
    2. 関数かんすう
    3. 図形ずけい計量けいりょう
    4. 場合ばあいかずかくりつ
  2. 理数りすう数学すうがくII
    1. 整式せいしき高次こうじ方程式ほうていしき
    2. 数列すうれつ
    3. 命題めいだい論理ろんり
    4. 図形ずけい方程式ほうていしき
    5. いろいろな関数かんすう
    6. 極限きょくげん
    7. 微分びぶんほう
    8. 積分せきぶんほう
  3. 理数りすう数学すうがく探究たんきゅう
    1. ベクトル
    2. 統計とうけいとコンピュータ
    3. 数値すうち計算けいさんとコンピュータ
    4. 行列ぎょうれつとその応用おうよう
    5. しき曲線きょくせん
    6. かくりつ分布ぶんぷ
    7. 統計とうけい処理しょり
    8. 課題かだい研究けんきゅう

しん学習がくしゅう指導しどう要領ようりょうにおける専門せんもん教科きょうか理数りすう」における学習がくしゅう内容ないよう[編集へんしゅう]

  1. 理数りすう数学すうがくI
    1. かずしき - ユークリッドの互除ほう二進法にしんほうふく
    2. 図形ずけい計量けいりょう
    3. 関数かんすう
    4. 指数しすう関数かんすう対数たいすう関数かんすう
    5. データの分析ぶんせき
    6. 場合ばあいかずかくりつ
  2. 理数りすう数学すうがくII
    1. いろいろなしき - 最小さいしょう公約こうやくすう最大さいだい公倍数こうばいすうふく
    2. 数列すうれつ
    3. 三角さんかく関数かんすう複素数ふくそすう平面へいめん
    4. 図形ずけい方程式ほうていしき - えんえん共有きょうゆうてんふく
    5. 極限きょくげん
    6. 微分びぶんほう
    7. 積分せきぶんほう - 簡単かんたん微分びぶん方程式ほうていしきふく
    8. 統計とうけいてき推測すいそく
  3. 理数りすう数学すうがく探究たんきゅう以下いか項目こうもくから適宜てきぎ選択せんたくして履修りしゅうする)
    1. ベクトル - 空間くうかんにおける直線ちょくせん平面へいめん方程式ほうていしきふく
    2. 行列ぎょうれつとその応用おうよう - 行列ぎょうれつぎゃく行列ぎょうれつ連立れんりついち方程式ほうていしき解法かいほうてん移動いどう
    3. 離散りさんグラフ
    4. 数学すうがく生活せいかつ社会しゃかいとのかかわり

大学だいがく入試にゅうしにおける数学すうがく[編集へんしゅう]

2019ねん現在げんざい文系ぶんけいしょ学部がくぶでは、数学すうがくIIIはすべされない。

  • 文系ぶんけい学部がくぶでは、私立しりつ大学だいがく場合ばあい数学すうがく不要ふようか、数学すうがくI,A(+II, B)と地理ちり歴史れきし選択せんたくができる場合ばあいおおい。国立こくりつ大学だいがく文系ぶんけいでは大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテストきゅう大学入試だいがくにゅうしセンター試験しけん)で必須ひっす難関なんかん大学だいがくでは試験しけんでも学部がくぶ学科がっかによらず必須ひっすとするのが通常つうじょうであるが、出題しゅつだい範囲はんい私立しりつ文系ぶんけいおおむおなじである。私立しりつ文系ぶんけい経済学部けいざいがくぶであっても入学にゅうがく試験しけん数学すうがく必須ひっすとしないのは、必須ひっすとすると受験じゅけんしゃってしまうためであって、入学にゅうがく数学すうがく不要ふようであるからではない。大学だいがく進学しんがくは、文科ぶんかけい学部がくぶ学科がっかにおいても経済けいざいがく統計とうけいがくなど数学すうがく必要ひつようとする分野ぶんや広範囲こうはんい存在そんざいするじょう数学すうがくIII程度ていど内容ないよう理解りかいしていることを前提ぜんてい数学すうがく教育きょういくがおこなわれることもすくなくない
  • 理系りけい学部がくぶではだい多数たすう大学だいがく必須ひっすI・II・III・A・Bまた理科りか選択せんたくをしなければならない。そのため、大学だいがく入試にゅうし考慮こうりょしたうえ文系ぶんけい理系りけい区別くべつがなされる高等こうとう学校がっこうにおいては、通常つうじょう文系ぶんけい数学すうがくI・II・A・Bを学習がくしゅうし、理系りけいはそこからさらにIIIを学習がくしゅうする。
  • 数学すうがくA・Bは、内容ないよう選択せんたくして履修りしゅうする科目かもくである。教科書きょうかしょ設定せっていされている授業じゅぎょう時間じかんどおりに履修りしゅうする場合ばあいかく3 - 4分野ぶんやのうち2分野ぶんや履修りしゅうするとちょうど規定きてい授業じゅぎょう時間じかん相当そうとうするようになっている。大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテスト(きゅう大学入試だいがくにゅうしセンター試験しけん)の「数学すうがくI・数学すうがくA」・「数学すうがくII・数学すうがくB」でも、数学すうがくBについては2分野ぶんや履修りしゅうしていることを想定そうていした出題しゅつだいとなっている(3 - 4分野ぶんやそれぞれの問題もんだい出題しゅつだいし、2分野ぶんや選択せんたく解答かいとうする)。ただしおおくの高等こうとう学校がっこうでは生徒せいと自由じゆう選択せんたくするのではなく、あらかじめ履修りしゅうする分野ぶんや指定していされて開講かいこうされる。大学だいがく入試にゅうし目標もくひょうとする進学校しんがくこう場合ばあい大学だいがく入試にゅうしでは数学すうがくBの「かくりつ分布ぶんぷ」・「統計とうけい処理しょり」が出題しゅつだい範囲はんいからはずされるか、分野ぶんやとの選択せんたくとなっている場合ばあいおおく、この分野ぶんや授業じゅぎょうおこなわない高等こうとう学校がっこうもある。参考さんこうしょでも、おおくのものがこれらの分野ぶんやはぶいたかたちで販売はんばいしている。
  • 京都大学きょうとだいがくは2005ねんより文系ぶんけい学部がくぶにおいて数学すうがくCの「行列ぎょうれつとその応用おうよう」を入試にゅうししていたが、2008ねんよりふたたされないことになった。ただし、数学すうがくCの「かくりつ分布ぶんぷ」のうち「かくりつ計算けいさん」(含、条件じょうけんかくりつ[ちゅう 13]については、いくつかの大学だいがく同様どうようつづ文系ぶんけい理系りけいわず出題しゅつだい範囲はんいふくまれている。

備考びこう[編集へんしゅう]

1994年度ねんどから2002年度ねんど高校こうこう入学にゅうがくした場合ばあい課程かていでは複素ふくそ平面へいめん数学すうがくBであつかっていた。この内容ないようは、2012年度ねんど以降いこう入学にゅうがくせい課程かていにおいて数学すうがくIIIでさい登場とうじょうしている。(2022年度ねんど入学にゅうがくせいから、数学すうがくCに移行いこうされる。)ゆとり教育きょういく弊害へいがいくわわって、2020ねん9がつ高校こうこう数学すうがく大学だいがく進学しんがくりつが16%をっていた世代せだいの2/3ほどの内容ないようである。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 未知数みちすうxもとめるのに方程式ほうていしきでは移項いこうおこなう。しかし、これはまけかず演算えんざんともなうことがあるので、まけかず学習がくしゅうしない算数さんすうでは逆算ぎゃくさんするよりほかない。また、算数さんすうでは文字もじ同士どうし演算えんざんならわないため未知数みちすう同士どうし加法かほう減法げんぽう原則げんそく不可能ふかのうである(分配ぶんぱい法則ほうそく活用かつようすることでこれを計算けいさんできるため、「小学生しょうがくせいには絶対ぜったいにできない」ということはないが、一般いっぱん小学生しょうがくせいはほとんどならわない)。したがって、算数さんすうでは逆算ぎゃくさん可能かのう未知数みちすう同士どうし演算えんざんがない、ごく簡単かんたんいち方程式ほうていしきかんがかたまなぶにとどまる。
  2. ^ 初等しょとう教育きょういく課程かていでも無理むりすうである円周えんしゅうりつる。しかし、これは近似きんじもちい、事実じじつじょう有理数ゆうりすうとしてあつかうため、結局けっきょく無理むりすう登場とうじょうしないにひとしい。
  3. ^ x2+4x+4=5のように左辺さへんをそのまま因数いんすう分解ぶんかいすると(ax+p)2=qとなるかたちのものは現行げんこう課程かていでも習得しゅうとくするが、どのようなax2+bx+c=0でも平方へいほう完成かんせいもちいて実数じっすうかいせるようにするのは2010年度ねんどから復活ふっかつしている。
  4. ^ 1963年度ねんど~1972年度ねんど入学にゅうがくせいたいして実施じっし
  5. ^ 1973年度ねんど~1981年度ねんど入学にゅうがくせいたいして実施じっし
  6. ^ 1994年度ねんど~2002年度ねんど入学にゅうがくせいたいして実施じっし
  7. ^ 2003年度ねんど~2011年度ねんど入学にゅうがくせいたいして実施じっし
  8. ^ 2012年度ねんど以降いこう入学にゅうがくせいたいして実施じっし
  9. ^ 80年代ねんだいのものにも「数学すうがくII」という科目かもくはあり、大学入試だいがくにゅうしセンター試験しけん(「共通きょうつういち試験しけん時代じだいふくむ)の科目かもくでもあったが、内容ないようは「代数だいすう幾何きか」・「基礎きそ解析かいせき」・「かくりつ統計とうけい」の抜粋ばっすいのようなものだった。このため、前述ぜんじゅつの3科目かもくまねべば「数学すうがくII」に対応たいおうできたうえ試験しけん文系ぶんけいでも数学すうがく難関なんかん国公立こっこうりつ大学だいがくでは「数学すうがくII」ではなく3科目かもくからの出題しゅつだいおおく、進学校しんがくこうでは文系ぶんけいでも「数学すうがくII」をあつかうことはすくなかった(理系りけい学部がくぶ入試にゅうしでは国公私立こっこうしりつわずさき分野ぶんやからの出題しゅつだいくわえ、現在げんざいの「数学すうがくIII」に大体だいたい相当そうとうする「微分びぶん積分せきぶん」がくわわった。よって、「数学すうがくII」をまなぶメリットはかった)。また、「数学すうがくI」は名称めいしょう導入どうにゅう以来いらい科目かもくめいとしての変更へんこういが、内容ないようめん変更へんこう度々たびたびおこなわれている。
  10. ^ これはあくまで目安めやすであり、学校がっこうやコースによってペースはことなる。たとえば「大学だいがく入試にゅうしにおける数学すうがく」でべたように文系ぶんけいでは「数学すうがくIII」はあつかわない学校がっこうおおい。また、中高なかだか一貫いっかんこうでは2ねんわりか、おそくとも3年生ねんせいなつごろには「数学すうがくIII」までわらせ、受験じゅけん対策たいさくはいることもめずらしくない。
  11. ^ 3分野ぶんやのうち、標準ひょうじゅん単位たんいすうでは2分野ぶんや履修りしゅう
  12. ^ きゅう課程かていにおける数学すうがくC「行列ぎょうれつ」のような体系たいけいてき学習がくしゅうではなく、あくまでも行列ぎょうれつもちいた表現ひょうげん方法ほうほう簡単かんたん演算えんざん紹介しょうかいする程度ていどである。しかし、きゅう課程かていおしえられていたぎゃく行列ぎょうれつほういち変換へんかんなどを授業じゅぎょうあつかうことは(教科書きょうかしょ範囲はんいがいであるが)可能かのうである。
  13. ^ 現在げんざい数学すうがくAの範囲はんいない

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ education”. www.mext.go.jp. 2019ねん5がつ22にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]