国際こくさい数すう学者がくしゃ会議かいぎ

国際こくさい数すう学者がくしゃ会議かいぎ（こくさいすうがくしゃかいぎ、英えい: International Congress of Mathematicians.、ICM）は、数学すうがく界さかい最大さいだいの会合かいごうであり、4年ねんに一いち度ど、国際こくさい数学すうがく連合れんごうの主催しゅさいにより行おこなわれる。万国ばんこく数すう学者がくしゃ会議かいぎとも^[1]。

歴史れきし[編集へんしゅう]

第だい1回かい会議かいぎは1897年ねんにスイスのチューリッヒで行おこなわれた。1900年ねんの会議かいぎでは、ヒルベルトが興味きょうみのある問題もんだいとして23の未み解決かいけつ問題もんだいを発表はっぴょうしたことが20世紀せいきの数学すうがく界かいに影響えいきょうを与あたえた。今日きょうでは、それらの問題もんだいはヒルベルトの23の問題もんだいと呼よばれる。

開会かいかい式しきでは、フィールズ賞しょう、IMUアバカス・メダル（2022年ねんにネヴァンリンナ賞しょうから改称かいしょう）、ガウス賞しょう、チャーン賞しょうが授与じゅよされる。会議かいぎごとに、招待しょうたい講演こうえんに基もとづく学術がくじゅつ的てきな論文ろんぶんを含ふくむ議事ぎじ録ろく（プロシーディングス）が刊行かんこうされる。

1966年ねんのモスクワ会議かいぎで次回じかいの開催かいさい地ちに日本にっぽんを提議ていぎしたがニースに決定けってい、1990年ねん京都きょうと開催かいさいを待まつこととなる^[1]。1998年ねんの会議かいぎには3,346人にんが参加さんかした。会議かいぎ中ちゅうには、会議かいぎの主催しゅさい者しゃにより選えらばれた著名ちょめいな数学すうがく者しゃによる1時じ間あいだの全体ぜんたい講演こうえん21件けんと、45分間ふんかんの招待しょうたい講演こうえん169件けんが行おこなわれた。さらに、参加さんか者しゃによる各かく15分間ふんかんの発表はっぴょうが行おこなわれた。アメリカ数すう学会がっかいは、2006年ねんの会議かいぎの参加さんか者しゃは4,500人にんを超こえたと発表はっぴょうした。

会議かいぎ一覧いちらん[編集へんしゅう]

開催かいさい年ねん	都市とし	国くに
1897年ねん	チューリッヒ	スイス
1900年ねん	パリ	フランス
1904年ねん	ハイデルベルク	ドイツ帝国ていこく
1908年ねん	ローマ	イタリア
1912年ねん	ケンブリッジ	イギリス
1920年ねん	ストラスブール	フランス
1924年ねん	トロント	カナダ
1928年ねん	ボローニャ	イタリア
1932年ねん	チューリッヒ	スイス
1936年ねん	オスロ	ノルウェー
1950年ねん	ケンブリッジ	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
1954年ねん	アムステルダム	オランダ
1958年ねん	エディンバラ	イギリス
1962年ねん	ストックホルム	スウェーデン
1966年ねん	モスクワ	ソビエト連邦れんぽう
1970年ねん	ニース	フランス
1974年ねん	バンクーバー	カナダ
1978年ねん	ヘルシンキ	フィンランド
1982年ねん（実際じっさいは1983年ねん開催かいさい）	ワルシャワ	ポーランド
1986年ねん	バークレー	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
1990年ねん	京都きょうと	日本にっぽん
1994年ねん	チューリッヒ	スイス
1998年ねん	ベルリン	ドイツ
2002年ねん	北京ぺきん	中国ちゅうごく
2006年ねん	マドリード	スペイン
2010年ねん	ハイデラバード	インド
2014年ねん	ソウル	韓国かんこく
2018年ねん	リオデジャネイロ	ブラジル
2022年ねん	オンライン^{[注釈ちゅうしゃく 1]}
2026年ねん	フィラデルフィア	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

これまでの基調きちょう講演こうえん者しゃ、招待しょうたい講演こうえん者しゃ[編集へんしゅう]

「:en:List of International Congresses of Mathematicians Plenary and Invited Speakers」も参照さんしょう

日本人にっぽんじんまたは日本にっぽんの研究所けんきゅうじょに在籍ざいせきしている数学すうがく者しゃの全体ぜんたい講演こうえん者しゃ・招待しょうたい講演こうえん者しゃ[編集へんしゅう]

1897年ねんに国際こくさい数すう学者がくしゃ会議かいぎが始はじまって以来いらい、日本人にっぽんじんの全体ぜんたい講演こうえん者しゃは、伊原いはら康隆やすたか、角谷かどや静夫しずお、柏原かしわばら正樹まさき、加藤かとう和也かずや、加藤かとう敏夫としお、佐藤さとう幹夫みきお、中島なかじま啓あきら、三輪みわ哲二てつじ、望月もちづき拓郎たくろう^[3]、森もり重文しげふみ、吉田よしだ耕作こうさくの11人にんである^[4]。全体ぜんたい講演こうえん者しゃではないが、志村しむら五郎ごろうは招待しょうたい講演こうえん者しゃとして4度ど、荒木あらき不二ふじ洋よう、岩澤いわさわ健吉けんきち、倉くら西にし正武まさたけ、広こう中平なかひら祐ゆうは招待しょうたい講演こうえん者しゃとしてそれぞれ2度ど招聘しょうへいされている^[4]。一方いっぽう、アメリカの大学だいがくの研究けんきゅう者しゃで2014年ねんの国際こくさい数すう学者がくしゃ会議かいぎに招聘しょうへいされた全体ぜんたい講演こうえん者しゃは10人にんである^[5]。プリンストン大学ぷりんすとんだいがくの2014年ねん現在げんざいの数学すうがく科か教授きょうじゅ28人にん中ちゅう26人にん（約やく93%）^[6]、東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん数理すうり科学かがく研究けんきゅう科か理学部りがくぶ数すう学科がっかの同年どうねんの教授きょうじゅ28人にん中ちゅう9人にん（約やく35%）^[7]が国際こくさい数すう学者がくしゃ会議かいぎの全体ぜんたい講演こうえん者しゃまたは招待しょうたい講演こうえん者しゃであり、国際こくさい数すう学者がくしゃ会議かいぎの全体ぜんたい講演こうえんまたは招待しょうたい講演こうえんは一流いちりゅう数すう学者がくしゃの証あかしと言いえ、全体ぜんたい講演こうえん者しゃとしての招待しょうたいは「数学すうがくの殿堂でんどう入いり」にも匹敵ひってきする^{[注釈ちゅうしゃく 2]}と表現ひょうげんされる。

親子おやこで招聘しょうへいされた講演こうえん者しゃとしては、1962年ねんのストックホルムでの招待しょうたい講演こうえん者しゃの井草いぐさ準一じゅんいち、その息子むすこで1990年ねんの京都きょうとでの招待しょうたい講演こうえん者しゃの井草いぐさ清きよし（ブランダイス大学だいがく教授きょうじゅ）がいる。

2022年ねん（ヴァーチャル）^[9]
- 全体ぜんたい講演こうえん（0人にん）-
- 招待しょうたい講演こうえん（8人にん）- 入谷いりや寛ひろし、市野いちの篤史あつし、加藤かとう周あまね、中西なかにし賢次けんじ、舟木ふなき直久なおひさ、緒方おがた芳子よしこ、ブノワ・コリンズ、横山よこやま啓あきら太ふとし
2018年ねん（リオデジャネイロ）^[10]
- 全体ぜんたい講演こうえん（0人にん）-
- 招待しょうたい講演こうえん（6人にん）- 伊山いやま修おさむ、藤原ふじわら耕こう二に、荒川あらかわ知幸ともゆき、河東かわとう泰之やすゆき、儀ぎ我わが美一よしかず、立川たちかわ裕二ゆうじ
2014年ねん（ソウル）
- 全体ぜんたい講演こうえん（1人ひとり）^[5] - 望月もちづき拓郎たくろう^[11]
- 招待しょうたい講演こうえん（5人にん）^[12] - 熊谷くまがい隆たかし、辻井つじい正人まさと、平地ひらち健吾けんご、小木曽こぎそ啓示けいじ、戸田とだ幸伸ゆきのぶ
2010年ねん（ハイデラバード）
- 全体ぜんたい講演こうえん（0人にん）^[13]
- 招待しょうたい講演こうえん（5人にん）^[14] - 斎藤さいとう毅あつし、斎藤さいとう秀司しゅうじ、山口やまぐち孝男たかお、泉いずみ正ただし己おのれ、岩田いわた覚さとし
2006年ねん（マドリード）
- 全体ぜんたい講演こうえん（1人ひとり）^[15] -加藤かとう和也かずや^[17]
- 招待しょうたい講演こうえん（6人にん）^[18] - 藤原ふじわら一宏かずひろ^[20]、寺てら杣そま友とも秀しゅう^[22]、満まん渕ふち俊樹としき、小野おの薫かおる^[24]、小沢おざわ登高とうこう^[26]、石井いしい仁司ひとし
2002年ねん（北京ぺきん）
- 全体ぜんたい講演こうえん（1人ひとり）^[27] - 中島なかじま啓あきら
- 招待しょうたい講演こうえん（6人にん）^[28]^[29] - 加藤かとう和也かずや、古田ふるた幹雄みきお、向井むかい茂しげる、小林こばやし俊行としゆき、野の海かい正俊まさとし、堀ほり健けん太朗たろう
1998年ねん（ベルリン）
- 全体ぜんたい講演こうえん（0人にん）^[30]^[29] - 三輪みわ哲二てつじ
- 招待しょうたい講演こうえん（6人にん）^[30] - 望月もちづき新一しんいち、辻つじ雄つよし、大槻おおつき知とも忠ただし、脇本わきもと実みのる、林はやし修平しゅうへい、岡本おかもと久ひさ
1994年ねん（チューリッヒ）
- 全体ぜんたい講演こうえん（0人にん）^[29]^[31]
- 招待しょうたい講演こうえん（3人にん）^[32] - 俣野またの博ひろし、宮岡みやおか洋一よういち、田中たなか洋ひろし
1990年ねん（京都きょうと）
- 受賞じゅしょう者しゃ - 森もり重文しげふみ
- 全体ぜんたい講演こうえん（2人ふたり）^[29]^[31] - 森もり重文しげふみ、伊原いはら康隆やすたか
- 招待しょうたい講演こうえん（22人にん）^[29]^[31] - 深谷ふかや賢治けんじ、井草いぐさ清きよし、井川いかわ満みつる、神保じんぼ道夫みちお、柏原かしわばら正樹まさき、加藤かとう和也かずや、川又かわまた雄二郎ゆうじろう、小谷おたに眞一しんいち、楠岡くすおか成雄しげお、松木まつき敏彦としひこ、三村みつむら昌あきら泰やすし、森もり正武まさたけ、森田もりた茂之しげゆき、村井むらい隆文たかふみ、大沢おおさわ健夫たけお、斎藤さいとう盛もり彦、齋藤さいとう恭司きょうじ、塩田しおだ徹治てつじ、砂田すなだ利一としかず、高崎たかさき金きむ久ひさ、土屋つちや昭博あきひろ、村上むらかみ温あつし夫おっと
1986年ねん（バークレー）
- 全体ぜんたい講演こうえん（0人にん）^[29]^[31]
- 招待しょうたい講演こうえん（3人にん）^[29]^[31] - 肥田ひだ晴はれ三さん、国田くにた寛ひろし、三輪みわ哲二てつじ、ピーター・フランクル
1983年ねん（ワルシャワ）
- 全体ぜんたい講演こうえん（1人ひとり）^[29]^[31] - 佐藤さとう幹夫みきお
- 招待しょうたい講演こうえん（4人にん）^[29]^[31] - 飯高いいたか茂しげる、大島おおしま利雄としお、西田にしだ孝明たかあき、森もり重文しげふみ、渡辺わたなべ信三しんぞう
1978年ねん（ヘルシンキ）
- 全体ぜんたい講演こうえん（1人ひとり）^[31] - 柏原かしわばら正樹まさき
- 招待しょうたい講演こうえん（7人にん）^[33] - 志村しむら五郎ごろう、塩浜しおはま勝博かつひろ、上野うえの健けん爾なんじ、新谷しんたに卓郎たくろう、境さかい正一郎しょういちろう、福島ふくしま正俊まさとし、荒木あらき不二ふじ洋よう
1974年ねん（バンクーバー）^{[注釈ちゅうしゃく 3]}
- 招待しょうたい講演こうえん（1人ひとり）^[29] - 井上いのうえ政久まさひさ^[35]
1970年ねん（ニース）^{[注釈ちゅうしゃく 4]}
- 受賞じゅしょう者しゃ - 広こう中平なかひら祐ゆう^[34]
- 全体ぜんたい講演こうえん（1人ひとり）^[31] - 加藤かとう敏夫としお
- 招待しょうたい講演こうえん（14人にん）荒木あらき不二ふじ洋よう、伊原いはら康隆やすたか^[29]、岩澤いわさわ健吉けんきち、久保田くぼた富雄とみお、倉くら西にし正武まさたけ、黒田くろだ成俊なりとし、小林こばやし昭七しょうしち、佐藤さとう幹夫みきお^[29]、志村しむら五郎ごろう^[29]、鈴木すずき通夫みちお、竹崎たけざき正道せいどう、永見ながみ啓あきら応おう、渡辺わたなべ毅あつし、広こう中平なかひら祐ゆう
1966年ねん（モスクワ）
- 招待しょうたい講演こうえん（2人ふたり）^[29]^[29] - 小野おの孝たかし、志村しむら五郎ごろう
1962年ねん（ストックホルム）
- 招待しょうたい講演こうえん（5人にん）^[29]^[36] - 井草いぐさ準一じゅんいち、伊藤いとう清きよし、倉くら西にし正武まさたけ、鈴木すずき通夫みちお、広こう中平なかひら祐ゆう
1958年ねん（エディンバラ）
- 招待しょうたい講演こうえん（3人にん）^[29]^[36] - 志村しむら五郎ごろう、永田ながた雅みやび宜よろし、松阪まつざか輝久てるひさ^[37]
1954年ねん（アムステルダム）^{[注釈ちゅうしゃく 5]}
- 受賞じゅしょう者しゃ - 小平こだいら邦彦くにひこ
- 全体ぜんたい講演こうえん（1人ひとり）^[31] - 吉田よしだ耕作こうさく
- 招待しょうたい講演こうえん（2人ふたり）^[31]^[36] - 小平こだいら邦彦くにひこ、矢野やの健太郎けんたろう
1950年ねん（ケンブリッジ）^{[注釈ちゅうしゃく 6]}
- 全体ぜんたい講演こうえん（1人ひとり）^[31] - 角谷かどや静夫しずお
- 招待しょうたい講演こうえん（2人ふたり） - 岩澤いわさわ健吉けんきち^[29]、中山なかやま正ただし (ママ) ^[36]

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん以前いぜん[編集へんしゅう]

1936年ねん（オスロ）
- 招待しょうたい講演こうえん（1人ひとり）^[29]^[38] - 藤原ふじわら松三郎まつさぶろう
- 出席しゅっせき者しゃ（4人にん以上いじょう） - 国枝くにえだ元治もとはる、辻つじ正次まさつぐ、下村しもむら市郎いちろう、田中たなか正夫まさおら

1932年ねん（チューリッヒ）
- 招待しょうたい講演こうえん（1人ひとり） - 三村みつむら征雄ゆきお
- 出席しゅっせき者しゃ（4人にん以上いじょう） - 高木たかぎ貞治さだはる、南雲なぐも道夫みちお、彌永やなが昌吉しょうきち、守屋もりや美賀みか雄ゆうら

1928年ねん（ボローニャ）
- 招待しょうたい講演こうえん（2人ふたり） - 掛かけ谷たに宗一そういち、河口かこう商しょう次じ
- 出席しゅっせき者しゃ（9人にん）^[39] -　末すえ綱つな恕じょ一いち、岡田おかだ良知よしとも、吉田よしだ洋一よういち、杉村すぎむら欣次郎きんじろうら

1924年ねん（トロント）
- 出席しゅっせき者しゃ（0人にん） ^[39]- (日本にっぽんからは０人にん）

1920年ねん（ストラスブール）
- 招待しょうたい講演こうえん（2人ふたり）^[38] - 高木たかぎ貞治さだはる、小倉おぐら金之助きんのすけ

1912年ねん（ケンブリッジ）
- 出席しゅっせき者しゃ（3人にん）^[39] - 藤沢ふじさわ利とし喜太郎きたろう、窪田くぼた忠彦ただひこ、内藤ないとう丈たけ吉きち

1908年ねん（ローマ）
- 出席しゅっせき者しゃ（1人ひとり）^[39] - 藤原ふじわら松三郎まつさぶろう

1904年ねん（ハイデルベルク）
- 出席しゅっせき者しゃ（2人ふたり）^[39] - 三さん輪りん桓一郎いちろう、中川なかがわ銓吉

1900年ねん（パリ）
- 招待しょうたい講演こうえん（1人ひとり） ^[39]- 藤沢ふじさわ利とし喜太郎きたろう

1897年ねん（チューリッヒ）
- 出席しゅっせき者しゃ（0人にん） ^[39]- (第だい１回かいは日本にっぽん不参加ふさんか）

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

^ ロシアのサンクトペテルブルクで開催かいさい予定よていだったが、ロシアのウクライナ侵攻しんこうの影響えいきょうが考慮こうりょされ、2022年ねん2月がつ26日にちにオンライン開催かいさいに変更へんこうされた。^[2]
^ 国際こくさい数すう学者がくしゃ会議かいぎの基調きちょう講演こうえん者しゃに招まねかれるということは、「いわば〈殿堂でんどう入いり〉を果はたすほどの名誉めいよ」である^[8]。
^ 100人にん超ちょうが日本にっぽんから出席しゅっせき。日本にっぽんはグループ5に昇格しょうかく（フランスとも）^[34]
^ 会議かいぎの席上せきじょう、広こう中平なかひら祐ゆうにフィールズ賞しょうが贈おくられる。16名めいの招待しょうたい講演こうえん者しゃが登壇とうだん^[34]。
^ 会議かいぎの席上せきじょう、小平こだいら邦彦くにひこがフィールズ賞しょうを受賞じゅしょう^[36]。
^ 1950年ねん (昭和しょうわ25年ねん) 8月がつ、1940年ねん開催かいさい予定よていだった会議かいぎが戦後せんご再開さいかい (開催かいさい地ちはハーバード大学だいがく)。日本にっぽんの国際こくさい学界がっかい復帰ふっきのさきがけとなる。出席しゅっせき者しゃは10数すう名めい、角谷かどや静夫しずお、岩沢いわさわ健吉けんきち、中山なかやま正ただし (ママ) が招待しょうたい講演こうえんを行おこなう。この年とし、IMU (国際こくさい数学すうがく連合れんごう) がUNESCO下部かぶ機構きこうとして承認しょうにんを受うける^[36]。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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^ ^a ^b “Program > Scientific program”. SEOUL ICM 2014. 国際こくさい数すう学者がくしゃ連合れんごう. 2015年ねん7月がつ16日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2015年ねん8月がつ1日にち閲覧えつらん。
^ “Faculty and Researchers”. プリンストン大学ぷりんすとんだいがく数学すうがく学部がくぶ. 2020年ねん9月がつ25日にち閲覧えつらん。
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参考さんこう資料しりょう[編集へんしゅう]

日本にっぽん数すう学会がっかい「年表ねんぴょう (日本にっぽん数すう学会がっかい100周年しゅうねん記念きねん特集とくしゅう)」（pdf）『数学すうがく』1947年ねん、56-59頁ぺーじ、2019年ねん5月がつ7日にち閲覧えつらん。
“ICM Plenary and Invited Speakers since 1897 (sorted by Congress year)”. 国際こくさい数すう学者がくしゃ連合れんごう. 2014年ねん10月がつ11日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2014年ねん8月がつ1日にち閲覧えつらん。
“Proceedings of the International Congress of Mathematicians, Madrid, Spain, 2006” (英語えいご). Madrid: Asociación International Congress of Mathematicians, ICM (2006年ねん). 2014年ねん7月がつ16日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2019年ねん9月がつ28日にち閲覧えつらん。
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- (英語えいご)Invited Lectures #1-#10: Proceedings of the International Congress of Mathematicians, Madrid, Spain, 2006 (European Mathematical Society) 2. オリジナルの2015-03-08時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150308045008/http://www.icm2006.org/proceedings/vol2.html. 第だいII巻まき。
- (英語えいご)Invited Lectures#11-#20: Proceedings of the International Congress of Mathematicians, Madrid, Spain, 2006 (European Mathematical Society) 3. オリジナルの2015-03-07時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150307175915/http://www.icm2006.org/proceedings/vol3.html. 第だいIII巻まき。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

日本にっぽん数すう学会がっかい

年表ねんぴょう 1893年ねん–1977年ねん日本にっぽん数すう学会がっかい創立そうりつ100周年しゅうねん記念きねん事業じぎょう

国際こくさい数学すうがく連合れんごう (ICM)

国際こくさい数学すうがく連合れんごうによる公式こうしきページ（英語えいご）
歴代れきだいの招待しょうたい講演こうえん者しゃ・全体ぜんたい講演こうえん者しゃ - 姓せいのABC順じゅん・1897年ねん第だい1回かいから2014年ねんソウル会議かいぎまで（英語えいご）
- ICM 予稿よこう集しゅう（プロシーディングス）1893年ねん–2010年ねん（英語えいご）

ICM 1998年ねんベルリン会議かいぎ (アーカイブ)（英語えいご）

[3] ロシアのサンクトペテルブルクで開催かいさい予定よていだったが、ロシアのウクライナ侵攻しんこうの影響えいきょうが考慮こうりょされ、2022年ねん2月がつ26日にちにオンライン開催かいさいに変更へんこうされた。^[2]

[10] 国際こくさい数すう学者がくしゃ会議かいぎの基調きちょう講演こうえん者しゃに招まねかれるということは、「いわば〈殿堂でんどう入いり〉を果はたすほどの名誉めいよ」である^[8]。

[数学100周年-37] 100人にん超ちょうが日本にっぽんから出席しゅっせき。日本にっぽんはグループ5に昇格しょうかく（フランスとも）^[34]

[39] 会議かいぎの席上せきじょう、広こう中平なかひら祐ゆうにフィールズ賞しょうが贈おくられる。16名めいの招待しょうたい講演こうえん者しゃが登壇とうだん^[34]。

[42] 会議かいぎの席上せきじょう、小平こだいら邦彦くにひこがフィールズ賞しょうを受賞じゅしょう^[36]。

[43] 1950年ねん (昭和しょうわ25年ねん) 8月がつ、1940年ねん開催かいさい予定よていだった会議かいぎが戦後せんご再開さいかい (開催かいさい地ちはハーバード大学だいがく)。日本にっぽんの国際こくさい学界がっかい復帰ふっきのさきがけとなる。出席しゅっせき者しゃは10数すう名めい、角谷かどや静夫しずお、岩沢いわさわ健吉けんきち、中山なかやま正ただし (ママ) が招待しょうたい講演こうえんを行おこなう。この年とし、IMU (国際こくさい数学すうがく連合れんごう) がUNESCO下部かぶ機構きこうとして承認しょうにんを受うける^[36]。

[FOOTNOTE日本数学会194756–59-1] 日本にっぽん数すう学会がっかい 1947, pp. 56–59.

[2] “Decision of the Executive Committee of the IMU on the upcoming ICM 2022 and IMU General Assembly”. IMU. 2022年ねん7月がつ2日にち閲覧えつらん。

[4] “望月もちづき京大きょうだい教授きょうじゅ、8月がつの世界せかい数すう学者がくしゃ会議かいぎで基調きちょう講演こうえん”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん電子でんし版ばん (2014年ねん6月がつ3日にち). 2019年ねん5月がつ7日にち閲覧えつらん。

[:0-5] “ICM Speakers Sorted by last name”. 国際こくさい数学すうがく連合れんごう. 2017年ねん9月がつ12日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017年ねん9月がつ29日にち閲覧えつらん。

[:1-6] “Program > Scientific program”. SEOUL ICM 2014. 国際こくさい数すう学者がくしゃ連合れんごう. 2015年ねん7月がつ16日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2015年ねん8月がつ1日にち閲覧えつらん。

[7] “Faculty and Researchers”. プリンストン大学ぷりんすとんだいがく数学すうがく学部がくぶ. 2020年ねん9月がつ25日にち閲覧えつらん。

[8] “教員きょういん一覧いちらん（５０音おと順じゅん） | 東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん数理すうり科学かがく研究けんきゅう科か理学部りがくぶ数すう学科がっか・理学部りがくぶ数すう学科がっか”. www.ms.u-tokyo.ac.jp. 2019年ねん5月がつ7日にち閲覧えつらん。

[9] Castelvecchi, Davide (7 October 2015). “The biggest mystery in mathematics: Shinichi Mochizuki and the impenetrable proof”. Nature 526. doi:10.1038/526178a. PMID 26450038.

[11] “ICM 2022”. opade.digital. 2022年ねん8月がつ2日にち閲覧えつらん。

[12] 日本にっぽん評論ひょうろん社しゃ: “数学すうがくセミナー〈特集とくしゅう国際こくさい数すう学者がくしゃ会議かいぎ2018〉”. ndlonline.ndl.go.jp. 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん (2019年ねん1月がつ). 2019年ねん5月がつ8日にち閲覧えつらん。

[FOOTNOTENature2015178–181-13] Nature 2015, p. 178–181.

[14] “Schedule of Invited Sessions”. International Congress of Mathematicians (2014年ねん2月がつ25日にち). 2015年ねん7月がつ5日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2014年ねん8月がつ22日にち閲覧えつらん。

[FOOTNOTEicm20102010-15] 2010 2010.

[16] “Home > Scientific Program > Invited Speakers”. icm2010. 2019年ねん4月がつ7日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2014年ねん8月がつ1日にち閲覧えつらん。

[17] “Plenary Lectures”. 2011年ねん9月がつ27日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017年ねん9月がつ29日にち閲覧えつらん。

[FOOTNOTEICM20062006a335–357-18] ICM2006 2006a, pp. 335–357.

[19] Kazuya Kato, Iwasawa theory and generalizations ^[16].

[20] “International Congress of Mathematicians. Madrid 2006. E-Program”. icm2006.org. 2019年ねん5月がつ7日にち閲覧えつらん。

[FOOTNOTEICM20062006b357-371-21] ICM2006 2006b, p. 357-371.

[22] Kazuhiro Fujiwara, §3. Number theory: Galois deformations and arithmetic geometry of Shimura varieties, ^[19]

[FOOTNOTEICM20062006b627–635-23] ICM2006 2006b, pp. 627–635.

[24] Tomohide Terasoma, §4. Algebraic and complex geometry: Geometry of multiple zeta values, ^[21].

[FOOTNOTEICM20062006b1061–1082-25] ICM2006 2006b, pp. 1061–1082.

[26] Kaoru Ono, §6. Topology Development in symplectic Floer theory, ^[23].

[FOOTNOTEICM20062006b1564–1580-27] ICM2006 2006b, pp. 1564–1580.

[28] Narutaka Ozawa, Amenable actions and applications, ^[25].

[29] “B.2 Plenary Lectures”. Chinese Mathematical Society. 2016年ねん3月がつ4日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2014年ねん8月がつ1日にち閲覧えつらん。

[30] “Invited Speakers”. Chinese Mathematical Society. 2014年ねん8月がつ8日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2014年ねん8月がつ1日にち閲覧えつらん。

[FOOTNOTEICMdb2010-31] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p ^q ^r ^s ICMdb 2010.

[:3-32] “B.3 Invited Lectures”. 国際こくさい数すう学者がくしゃ連合れんごう. 2007年ねん2月がつ18日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2014年ねん8月がつ1日にち閲覧えつらん。

[FOOTNOTEICMdb2010b-33] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ICMdb 2010b.

[34] “ICM Plenary and Invited Speakers since 1897 (sorted by Congress year)”. 国際こくさい数すう学者がくしゃ連合れんごう. 2014年ねん10月がつ11日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2014年ねん8月がつ1日にち閲覧えつらん。

[:100NEN3-35] 『日本にっぽんの数学すうがく１００年ねん史し(下した)』（1984年ねん、岩波書店いわなみしょてん）、p204-208

[FOOTNOTE日本数学会194759_(155)-36] 日本にっぽん数すう学会がっかい 1947, p. 59 (155).

[38] 「日本にっぽん数すう学会がっかい創立そうりつ100周年しゅうねん記念きねん特集とくしゅうその3」『数学すうがく』1947年ねん、138-157頁ぺーじ、doi:10.11429/sugaku1947.30.138。

[FOOTNOTE日本数学会194758_(154)-40] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 日本にっぽん数すう学会がっかい 1947, p. 58 (154).

[41] 松阪まつざか, 輝久てるひさ (1952-7). “On a Generating Curve of an Abelian Variety”. お茶ちゃの水女子大學みずじょしだいがく自然しぜん科學かがく報告ほうこく (3): 1–4. ISSN 0029-8190.

[FOOTNOTE日本数学会194757_(153)-44] 日本にっぽん数すう学会がっかい 1947, p. 57 (153).

[:100NEN-45] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g 『日本にっぽんの数学すうがく１００年ねん史し(上うえ)』（1983年ねん、岩波書店いわなみしょてん）、p185

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[注釈ちゅうしゃく 1]

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[注釈ちゅうしゃく 2]

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[注釈ちゅうしゃく 3]

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[注釈ちゅうしゃく 4]

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[注釈ちゅうしゃく 5]

[注釈ちゅうしゃく 6]

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表ひょう話はなし編へん歴れき数学すうがく
主要しゅよう分野ぶんや	数理すうり論ろん理学りがく集合しゅうごう論ろん圏けん論ろん代数だいすう学がく初等しょとう線型せんけい多重たじゅう線型せんけい抽象ちゅうしょう算術さんじゅつ/数かず論ろん解析かいせき学がく/微分びぶん積分せきぶん学がく関数かんすう解析かいせき学がく行列ぎょうれつ解析かいせき幾何きか学がく代数だいすう微分びぶん有限ゆうげん離散りさん位相いそう代数だいすう的てき位相いそう表現ひょうげん論ろんリー理論りろん（英語えいご版ばん）微分びぶん方程式ほうていしき線型せんけい微分びぶん方程式ほうていしき複素ふくそ微分びぶん方程式ほうていしき常微分じょうびぶん方程式ほうていしき偏へん微分びぶん方程式ほうていしき積分せきぶん微分びぶん方程式ほうていしき力学りきがく系けい組合くみあわせ数学すうがく数理すうり物理ぶつり学がくゲーム理論りろんグラフ理論りろん最適さいてき化か問題もんだい数理すうり最適さいてき化か計算けいさん理論りろん確率かくりつ論ろん数理すうり統計とうけい学がく（英語えいご版ばん）制御せいぎょ理論りろん三角さんかく法ほう
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