藤ふじ氏し長者ちょうじゃ

下くだり藤ふじ

藤ふじ氏し長者ちょうじゃ（とうしのちょうじゃ）は、藤原ふじわら氏し一族いちぞく全体ぜんたいの氏し長者ちょうじゃのこと。

長者ちょうじゃの権能けんのう

藤ふじ氏し長者ちょうじゃは、藤原ふじわら氏しの代表だいひょう者しゃとして、氏しの政治せいじ・財務ざいむ・宗教しゅうきょうなど全般ぜんぱんに関かかわる。氏し領りょうとしての荘園しょうえんや動産どうさんの管理かんり、氏し寺てら興福寺こうふくじや氏し社しゃ春日しゅんじつ社しゃ・大原野おおはらの社しゃとその末寺まつじ・末社まっしゃの管轄かんかつ権けん・裁判さいばん権けんがあげられる。最もっとも重要じゅうようなものとしては氏し爵の推挙すいきょ権けんがあり、また大学だいがく別べつ曹勧学かんがく院いんの管理かんり権けんを掌握しょうあくし、その権能けんのうによって勧学かんがく院いん別当べっとうを補任ほにんした。

歴史れきし

氏し長者ちょうじゃは古代こだいにおいては氏し上じょうと呼よばれた氏族しぞくの長ちょうが、8世紀せいき末すえ頃ごろから「氏し長者ちょうじゃ」と呼よばれたものである。初代しょだいの藤ふじ氏し長者ちょうじゃは諸もろ書しょによってまちまちである。『公卿くぎょう補任ほにん』は氏し長者ちょうじゃのうち藤ふじ氏し長者ちょうじゃに限かぎり、着任ちゃくにんの年月日ねんがっぴを記載きさいしているが、最初さいしょに日付ひづけが記載きさいされているのは藤原ふじわら良りょう世よの寛平かんぺい3年ねん（891年ねん）3月がつ29日にちである。『二に中ちゅう歴れき』は承うけたまわ和わ元年がんねん（834年ねん）に藤原ふじわら緒いとぐち嗣がはじめて氏し長者ちょうじゃとなったとしているが、この年としは仁明天皇にんみょうてんのうの即位そくい年ねんであり、緒いとぐち嗣はそれ以前いぜんから筆頭ひっとう公卿くぎょうであったため、根拠こんきょが薄うすいとされている。『尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく』は藤原不比等ふじわらのふひと、『掌中しょうちゅう暦れき』は藤原鎌足ふじわらのかまたりを初代しょだいとしているが、後世こうせいに類推るいすいされたものと見みられる。竹内たけうち理り三さんは8世紀せいき頃ごろまで藤原ふじわら氏しが氏族しぞく意識いしきが希薄きはくであり、9世紀せいきから10世紀せいき頃ころに他たの氏族しぞくのように氏し長者ちょうじゃが必要ひつようとされてきたのではないかとし、氏し長者ちょうじゃの号ごうが用もちいられたのは藤原基経ふじわらのもとつねの頃ころではないかとしている。

北畠きたばたけ親房ちかふさは『職しょく原げん抄しょう』において、藤ふじ氏し長者ちょうじゃは摂政せっしょう・関白かんぱくが氏し長者ちょうじゃとなるもので、藤原ふじわら頼よりゆき長ちょうが摂関せっかんでない最初さいしょの長者ちょうじゃであるとしている。ただし『尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく』や『二に中ちゅう暦れき』の藤ふじ氏し長者ちょうじゃ着任ちゃくにんの年月日ねんがっぴによると、摂関せっかん就任しゅうにんと同時どうじに藤ふじ氏し長者ちょうじゃとなったのは藤原ふじわら頼よりゆき忠ただしの再任さいにん（貞元さだもと2年ねん11月11日にち）以降いこうであり、それ以前いぜんは藤原ふじわら氏し公卿くぎょうの中なかから宣旨せんじで決定けっていされていた。摂関せっかんと氏しの長者ちょうじゃが不可分ふかぶんとなったのは13世紀せいき以降いこうであった。

藤ふじ氏し長者ちょうじゃはまた、廟堂びょうどうにおける氏しの地位ちいを保全ほぜんするため、時ときに氏し人じんの意見いけんを廟堂びょうどうに提出ていしゅつする義務ぎむがある。藤原ふじわら頼通よりみちや教きょう通どおりと天皇てんのうとの対立たいりつは有名ゆうめいだが、これはまさに氏し人じんの代表だいひょう者しゃとして、藤原ふじわら氏しの勢力せいりょくを抑制よくせいしようとする天皇てんのうとの対決たいけつ色しょくを明あきらかにしたものだった。

久安ひさやす6年ねん（1150年ねん）、藤原ふじわら忠実ちゅうじつは嫡男ちゃくなんの関白かんぱく・藤ふじ氏し長者ちょうじゃ忠ちゅう通どおりと不仲ふなかになり、その弟おとうとの頼よりゆき長ちょうを関白かんぱくと藤ふじ氏し長者ちょうじゃとするよう鳥羽とば法皇ほうおうに求もとめたが拒絶きょぜつされた。忠実ちゅうじつは「氏し長者ちょうじゃ我わが譲ゆずる、無む有ゆう勅みことのり宣せん、然しか則のり取と長者ちょうじゃ授爾何なん有ゆう所しょ怖こわ憚はばか矣（氏し長者ちょうじゃは私わたしが勅命ちょくめいなしに譲ゆずったものだ。これを取とりあげて頼よりゆき長ちょうに授さづけてもなんの恐おそれ憚はばかることがあろうか）」と述のべたという。忠実ちゅうじつは武士ぶしに命めいじて氏し長者ちょうじゃの印しるしたる朱しゅ器き台だい盤ばんを剥奪はくだつして頼よりゆき長ちょうに授さづけ、忠ちゅう通どおりとの対立たいりつは保ほ元もとの乱らんの一因いちいんとなった。

保ほ元もとの乱らん後ご、忠実ちゅうじつ・頼よりゆき長ちょう父子ふしは謀反むほん人じんとされ、忠ちゅう通どおりが後白河天皇ごしらかわてんのうの宣旨せんじをもって藤ふじ氏し長者ちょうじゃに任にんじられた。これは現任げんにんの長者ちょうじゃである頼よりゆき長ちょうが逃亡とうぼう中ちゅう（後のちに死亡しぼう）であったことによる特殊とくしゅな経緯けいいに基もとづくもので、その後ごも藤ふじ氏し長者ちょうじゃが必かならずしも宣旨せんじによって任にんじられた訳わけではなかった。しかし、鎌倉かまくら時代ときよに入はいって摂関せっかん家かが分裂ぶんれつし、親子おやこ間あいだでの継承けいしょうが行おこなわれなくなると、長者ちょうじゃの交代こうたいに際さいして前任ぜんにん者しゃと後任こうにん者しゃの間あいだでトラブルが頻発ひんぱつするようになり、後任こうにん者しゃが天皇てんのうにその地位ちいの保証ほしょうを求もとめるために宣旨せんじを得えることになったのが故実こじつ化かして、藤ふじ氏し長者ちょうじゃが天皇てんのうの宣旨せんじによって任にんじられる地位ちいになっていった。

慶応けいおう3年ねん12月9日にち（1868年ねん1月がつ3日にち）、「王政おうせい復古ふっこの大だい号令ごうれい」により摂関せっかんは廃止はいしされた。慶応けいおう4年ねん2月がつ22日にち、左大臣さだいじん九条くじょう道みち孝こうが氏し長者ちょうじゃの宣旨せんじを受うけた。3月19日にちの太政官だじょうかん布告ふこくにより、藤ふじ氏し長者ちょうじゃは他たの氏しの長者ちょうじゃと同様どうように春日大社かすがたいしゃからの執奏しっそうの権限けんげんを失うしなった。また律令制りつりょうせいの廃止はいしに伴ともない、氏し爵推挙すいきょの権能けんのうも失うしなった。明治めいじ4年ねん10月がつ12日にち（1871年ねん11月24日にち）の太政官だじょうかん布告ふこく「公用こうよう文書ぶんしょニ姓せい尸しかばねヲ除じょキ苗字みょうじ実名じつめいノミヲ用もちいフ」により、公的こうてきな場ばで藤原ふじわら氏しの氏しは用もちいられなくなり、藤ふじ氏し長者ちょうじゃの地位ちいは形式けいしき上じょうも意味いみを持もたなくなった。

藤ふじ氏し長者ちょうじゃのレガリア

「朱しゅ器き台だい盤ばん」も参照さんしょう

藤ふじ氏し長者ちょうじゃには、歴代れきだい天皇てんのうが継承けいしょうする三種さんしゅの神器じんぎ、歴代れきだい東宮とうぐうが継承けいしょうする壺つぼ切きり御剣みつるぎのように、代々だいだい受うけ継つがれる宝たから器きが存在そんざいしていた。

• 長者ちょうじゃの官かんの渡わたり荘そう券けん - 殿下でんか渡わたり領りょうと呼よばれる摂関せっかん家か所領しょりょうの証券しょうけん
• 朱しゅ器き - 朱しゅ漆うるし塗ぬりの食器しょっき
• 台たい盤ばん - 朱しゅ器きを乗のせる机つくえ状じょうの台だい（朱しゅ器きとともに「朱しゅ器き台だい盤ばん」と称しょうされる）
• 権衡けんこう - 革かわ製せいの秤ばかり（「芻斤（まぐさのはかり）」とも称しょうされる芻用の秤ばかり）

上記じょうきのうち朱しゅ器き台だい盤ばんを1つとして代かわりに氏し長者ちょうじゃ印しるしを加くわえることもある。朱しゅ器き台だい盤ばんは氏し長者ちょうじゃ就任しゅうにん後ごの大だい饗きょうや正月しょうがつ大だい饗きょうに使つかわれるものであり、特とくに重視じゅうしされたため、その授受じゅじゅは「朱しゅ器き渡わたり」と呼よばれる儀礼ぎれいとなった。鎌倉かまくら時代ときよ以降いこうは使用しようされなくなり、正せい応おう2年ねん（1289年ねん）を最後さいごとして記録きろくから姿すがたを消けした。

系譜けいふ

藤ふじ氏し長者ちょうじゃ

藤原不比等ふじわらのふひとの男系だんけい子孫しそん

皇すめらぎ別べつ摂家せっけ

(659-720) 藤原不比等ふじわらのふひと

(681-737) 藤原ふじわら房前ふさざき

(715-766) 藤原ふじわら真しん楯だて

(756-812) 藤原ふじわら内ない麻呂まろ

(775-826) 藤原ふじわら冬ふゆ嗣 818-826

(802-826) 藤原ふじわら長良ながら

(804-872) 藤原ふじわら良りょう房ぼう 843-872

(823-900) 藤原ふじわら良りょう世よ 891-897

(836-891) 藤原基経ふじわらのもとつね 872-891

(871-909) 藤原ふじわら時じ平ひらた 897-909

(880-949) 藤原ふじわら忠平ちゅうへい 909-949

900-970 藤原ふじわら実みのる頼よりゆき 949-970

909-960 藤原ふじわら師し輔

(924-989) 藤原ふじわら頼よりゆき忠ただし 972-974 977-986

(924-972) 藤原ふじわら伊い尹いん 970-972

(925-977) 藤原ふじわら兼けん通どおり 974-977

(929-990) 藤原ふじわら兼けん家か 986-990

(953-995) 藤原ふじわら道隆みちたか 990-995

(961-995) 藤原ふじわら道みち兼けん 995

(966-1028) 藤原ふじわら道長みちなが 995-1017

(992-1074) 藤原ふじわら頼通よりみち 1017-1064

(996-1075) 藤原ふじわら教きょう通どおり 1064-1075

(1042-1101) 藤原ふじわら師し実み 1075-1094

(1062-1099) 藤原ふじわら師し通どおり 1094-1098

(1075-1162) 藤原ふじわら忠実ちゅうじつ 1098-1121

(1097-1164) 藤原ふじわら忠ただし通どおり 1121-1150 1156-1158

(1120-1156) 藤原ふじわら頼よりゆき長ちょう 1150-1156

(1143-1166) 近衛このえ基はじめ実み 1157-1166

(1144?-1231) 松まつ殿どの基もと房ぼう 1166-1179

(1149-1207) 九条くじょう兼けん実み 1186-1196

(1160-1233) 近衛このえ基はじめ通どおり 1179-1183 1184-1186 1196-1202

(1172-1238) 松まつ殿どの師家しか 1183-1184

(1169-1206) 九条くじょう良りょう経けい 1202-1206

(1179-1242) 近衛このえ家か実み 1206-1221 1221-1228

(1193-1252) 九条くじょう道家どうか 1221 1228-1231 1235-1237

(1210-1259) 近衛このえ兼けん経けい 1237-1242 1247-1252

(1228-1294) 鷹司たかつかさ兼平かねひら 1252-1261 1275-1287

(1211-1235) 九条くじょう教きょう実み 1231-1235

(1216-1271) 二条にじょう良りょう実み 1242-1246 1261-1265

(1223-1284) 一条いちじょう実みのる経けい 1246-1247 1265-1267

(1246-1268) 近衛このえ基はじめ平たいら 1267-1268

(1247-1313) 鷹司たかつかさ基はじめ忠ただし 1268-1273

(1262-1301) 鷹司たかつかさ兼けん忠ただし 1296-1299

(1229-1275) 九条くじょう忠ただし家か 1273-1274

(1254-1341) 二に条じょう師し忠ただし 1287-1289

(1267-1334) 二に条じょう兼基かねもと 1299-1305

(1248-1294) 一条いちじょう家か経けい 1274-1275

(1261-1296) 近衛このえ家か基もと 1289-1291 1293-1296

(1275-1327) 鷹司たかつかさ冬ふゆ平ひらた 1308-1313 1315-1316 1324-1327

(1305-1337) 鷹司たかつかさ冬ふゆ教きょう 1330-1333

(1248-1332) 九条くじょう忠教ただたか 1291-1293

(1287-1335) 二に条じょう道平どうたいら 1316-1318 1327-1330 1333-1334

(1276-1305) 一いち条じょう内実ないじつ

(1282-1324) 近衛このえ家か平たいら 1313-1315

(1287-1318) 近衛このえ経けい平ひらた

(1311-1353) 鷹司たかつかさ師し平たいら 1342-1346

(1273-1320) 九きゅう条じょう師し教きょう 1305-1308

(1290-1327) 九条くじょう房ぼう実み 1323-1324

(1320-1388) 二条にじょう良基よしもと 1346-1358 1363-1367 1382-1387 1388

(1331-1400) 九条くじょう経けい教きょう 1358-1361

(1291-1325) 一条いちじょう内ない経けい 1318-1325

(1302-1352) 近衛このえ経けい忠ただし 1320 1334-1337

(1305-1354) 近衛このえ基はじめ嗣 1337-1338

(1331-1386) 鷹司たかつかさ冬ふゆ通どおり 1367-1369

(1315-1349) 九条くじょう道教どうきょう 1342

(1345-1382) 二に条じょう師し良りょう 1369-1375

(1356-1400) 二に条じょう師し嗣 1379-1382 1388-1394 1398-1399

(1358-1418) 一条いちじょう経けい嗣 1394-1398 1399-1408 1410-1418

(1345-1398) 九条くじょう忠ただし基もと 1375-1379

(1394-1449) 九条くじょう満家みついえ 1418-1424

(1317-1365) 一条いちじょう経けい通どおり 1338-1342

(1333-1387) 近衛このえ道みち嗣 1361-1363

(1331-1386) 鷹司たかつかさ冬ふゆ家か

(1383-1411) 二条にじょう満みつる基もと 1409-1410

(1390-1445) 二条にじょう持じ基もと 1424-1432 1432-1445

(1402-1481) 一条いちじょう兼良かねら 1432 1447-1453 1467-1470

(1440-1488) 九条くじょう政まさし忠ただし 1487-1488

(1445-1516) 九条くじょう政まさし基もと 1476-1479

(1360-1388) 近衛このえ兼けん嗣 1387-1388

(1408-1472) 鷹司たかつかさ房ぼう平ひらた 1454-1455

(1416-1493) 二条にじょう持じ通どおり 1455-1458 1463-1467

(1423-1480) 一条いちじょう教きょう房ぼう 1458-1463

(1464-1514) 一条いちじょう冬良ふゆら 1488-1493 1497-1501

(1469-1530) 九条くじょう尚しょう経けい 1501-1513

(1383-1454) 近衛このえ忠嗣ただつぐ 1408-1409

(1445-1517) 鷹司たかつかさ政平まさへい 1483-1487

(1443-1480) 二条にじょう政まさし嗣 1470-1476

(1475-1539) 一条いちじょう房ぼう家か

(1507-1594) 九条くじょう稙通 1533-1534

(1402-1488) 近衛このえ房ぼう嗣 1445-1447

(1480-1552) 鷹司たかつかさ兼けん輔 1514-1518

(1471-1497) 二条にじょう尚しょう基もと 1497

(1509-1556) 一条いちじょう房ぼう通どおり 1545-1548

(1444-1505) 近衛このえ政まさし家か 1479-1483

(1509-1546) 鷹司たかつかさ忠ただし冬ふゆ 1542-1545

(1496-1551) 二に条じょう尹いん房ぼう 1518-1525 1534-1536

(1529-1554) 一条いちじょう兼けん冬ふゆ 1553-1554

(1548-1611) 一条いちじょう内ない基もと 1581-1584

(1472-1544) 近衛このえ尚しょう通どおり 1493-1497 1513-1514

(1526-1579) 二に条じょう晴はれ良りょう 1548-1453

(1502-1566) 近衛このえ稙家 1525-1533 1536-1542

(1553-1636) 九条くじょう兼けん孝こう 1578-1581 1600-1604

(1556-1619) 二条にじょう昭あきら実み 1584-1585 1615-1619

(1565-1658) 鷹司たかつかさ信房のぶふさ 1606-1608

(1536-1612) 近衛このえ前ぜん久ひさ 1554-1568

(1586-1665) 九条くじょう幸みゆき家か 1608-1612 1619-1623

(1590-1621) 鷹司たかつかさ信しん尚なお 1612-1615

(1565-1614) 近衛このえ信しん尹いん 1605-1606

(1575-1630) 近衛このえ前ぜん子こ

(1571-1617) 後こう陽成ようぜい天皇てんのう

(1607-1666) 二条にじょう康やすし道どう 1635-1647

(1609-1647) 九条くじょう道みち房ぼう 1647

(1609-1668) 鷹司たかつかさ教きょう平ひらた

(1596-1680) 後水尾天皇ごみずのおてんのう

(1599-1649) 近衛このえ信しん尋ひろ 1623-1629

(1605-1672) 一条いちじょう昭良あきら 1629-1647 1647-1651

(1625-1682) 二条にじょう光ひかり平たいら 1653-1664

(1637-1700) 鷹司たかつかさ房ぼう輔 1664-1682

(1641-1677) 九条くじょう兼けん晴はれ

(1654-1732) 霊れい元もと天皇てんのう

(1622-1653) 近衛このえ尚しょう嗣 1623-1629

(1633-1707) 一条いちじょう教きょう輔

(1660-1725) 鷹司たかつかさ兼けん熙 1703-1707

(1693-1751) 一条いちじょう兼けん香こう 1737-1746

(1669-1730) 九条くじょう輔実 1711-1722

(1672-1732) 二条にじょう綱つな平たいら 1722-1726

(1675-1710) 東山ひがしやま天皇てんのう

(1648-1722) 近衛このえ基はじめ熙 1690-1703

(1652-1705) 一条いちじょう冬ふゆ経けい 1682-1690

(1722-1769) 一条いちじょう道みち香が 1746-1757

(1700-1728) 九条くじょう幸みゆき教きょう

(1717-1787) 九条くじょう尚しょう実み 1778-1787

(1689-1737) 二に条じょう吉よし忠ただし 1736-1737

(1704-1753) 閑院宮みや直ただし仁じん親王しんのう

(1667-1736) 近衛このえ家か熙 1707-1711

(1756-1795) 一条いちじょう輝あきら良りょう 1791-1795

(1727-1754) 二に条じょう宗そう基はじめ

(1737-1813) 鷹司たかつかさ輔平 1787-1791

(1687-1737) 近衛このえ家久いえひさ 1726-1736

(1754-1826) 一条いちじょう忠良ただよし 1814-1823

(1754-1826) 二条にじょう治孝はるたか

(1761-1841) 鷹司たかつかさ政まさし熙 1795-1814

(1728-1785) 近衛このえ内ない前まえ 1757-1778

(1788-1848) 二条にじょう斉ひとし信しん

(1798-1871) 九条くじょう尚しょう忠ただし 1856-1862

(1789-1868) 鷹司たかつかさ政まさし通どおり 1823-1856

(1761-1799) 近衛このえ経けい熙

(1816-1878) 二条にじょう斉ひとし敬けい 1864-1867

(1839-1906) 九条くじょう道みち孝こう 1868-1871

(1807-1878) 鷹司たかつかさ輔熙 1863

(1783-1820) 近衛このえ基はじめ前まえ

(1808-1898) 近衛このえ忠ただし熙 1862-1863

参考さんこう文献ぶんけん

• 竹内たけうち理り三さん「氏し長者ちょうじゃ」『史ふみ淵ふち』第だい63巻かん、九州大学きゅうしゅうだいがく、1954年ねん、1-27頁ぺーじ。 
• 渡邉わたなべ誠まこと「朱しゅ器き大だい饗きょうと摂関せっかん」『史人ふみと』第だい4号ごう、広島大学ひろしまだいがく大学院だいがくいん教育きょういく学がく研究けんきゅう科か下向げこう井い研究けんきゅう室しつ、2012年ねん、56-67頁ぺーじ。 

関連かんれん項目こうもく

• 朱しゅ器き台だい盤ばん
• 宇治うじ入いり
• 殿下でんか渡わたり領りょう