LGBT

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
GLBTから転送てんそう
LGBTのシンボルとなっているレインボーフラッグ
2021 Intersex-inclusive redesign of the Progress Pride Flag by Valentino Vecchietti
インターセックスを包括ほうかつしたプログレス・プライドフラッグ

LGBT(エルジービーティー)は、レズビアン (Lesbian)、ゲイ (Gay)、バイセクシュアル (Bisexual) の3つの性的せいてき指向しこうと、トランスジェンダー (Transgender)のジェンダー・アイデンティティせい自認じにんせい同一どういつせい)、かく単語たんご頭文字かしらもじわせた頭字かしらじであり、特定とくてい性的せいてき少数しょうすうしゃ包括ほうかつてき総称そうしょうである。後述こうじゅつとおり、LGBTQなどおおくの派生はせいがた存在そんざいする。ただの頭字かしらじではなく、政治せいじてき連帯れんたいしめしている[1]

概要がいよう[編集へんしゅう]

おも用語ようご[編集へんしゅう]

LGBTは以下いかの4つの用語ようご頭文字かしらもじからつくられた言葉ことば頭字かしらじ)である[2]

レズビアン (Lesbian)
レズビアン (L) は、女性じょせいたいして恋愛れんあいてき指向しこうまたは性的せいてき指向しこう女性じょせいのこと[3][4]
ゲイ (Gay)
ゲイ (G) は、男性だんせいたいして恋愛れんあいてき指向しこうまたは性的せいてき指向しこう男性だんせいのこと[3][4]
バイセクシュアル(Bisexual)
バイセクシュアル (B) は、日本語にほんごではりょう性愛せいあいしゃともび、複数ふくすう性別せいべつたいする恋愛れんあいてき指向しこうまたは性的せいてき指向しこうあらわすために使用しようされる包括ほうかつてき用語ようご[3][4]パンセクシュアルクィア、およびそのモノセクシュアルおよびモノロマンティックのアイデンティティをふくむことがある[3]
トランスジェンダー (Transgender)
トランスジェンダー (T) は、トランスともりゃくされ、ジェンダー・アイデンティティせい自認じにんせい同一どういつせい)が出生しゅっしょうてられた性別せいべつ一致いっちしないひとのこと[3][4]トランスセクシュアルノンバイナリージェンダークィアジェンダーフルイドジェンダーレスなどもふくめることがある[3][5]日本にっぽんではノンバイナリーに類似るいじした用語ようごとしてXジェンダーがある[6]

バリエーション[編集へんしゅう]

LGBTは頭字かしらじで、英語えいごでは性的せいてき多様たようせい集団しゅうだん表現ひょうげんする頭字かしらじ複数ふくすうある。また、性的せいてき少数しょうすうしゃ包摂ほうせつする用語ようごは、その用語ようごもちいるがわ政治せいじてき学術がくじゅつてき文化ぶんかてき位置いちにより多岐たきにわたっており、LGBTにじゅんずるものにとどまらない。以下いか概略がいりゃくである。

LGB
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルのイニシャルで、3つの性的せいてき指向しこう集団しゅうだん
LGBTQ
LGBTにQがくわわったもので、Q はクィア (Queer) を意味いみしている場合ばあいと、クエスチョニング (Questioning) を意味いみしている場合ばあいがある。
LGBTI
LGBTにIがくわわる。これはインターセックス (Intersex) の頭文字かしらもじである[7]。この概念がいねんは2010ねん8がつジョグジャカルタ原則げんそく解説かいせつどう原則げんそくまえた世界せかい人権じんけん団体だんたい活動かつどうについてかれた文書ぶんしょActivist's Guide」において一貫いっかんしてもちいられている。インターセックスを包括ほうかつしたプログレス・プライドフラッグも考案こうあんされている[8]
LGBTA
LGBTにAがくわわる。これはアセクシュアル(Asexua)のイニシャルである。アセクシュアル(性愛せいあい)とは、他者たしゃ性的せいてきかれない性的せいてき指向しこうのこと[9]べつのイニシャルの場合ばあいもある。
LGBTIQ
LGBTにインターセックス、クィアをわせた呼称こしょう[10]
LGBTQIA
LGBTQにインターセックス、アセクシュアルをわせた呼称こしょう[11]
LGBTTQQIAAP
LGBTQIAにストレート・アライ (ally)、パンセクシュアル (pansexual) がくわわる。また、Tを2つかさねることでトランスジェンダーとトランスセクシャルの両方りょうほう、Qを2つかさねることでクィアとクエスチョニングの両方りょうほう包含ほうがんする[12]
LGBTQQIAAPPO2S
LGBTQIAにアライ、パンセクシュアル、ポリアモリー (polyamorous)、オムニセクシャル(omnisexual)、トゥー・スピリット (two-spirit) がくわわる[13]。Qを2つかさねることでクィアとクエスチョニングの両方りょうほう包含ほうがんする。
QUILTBAG
上述じょうじゅつのLGBTQIAにUをくわならえたもので、これはクィアとクエスチョニング両方りょうほう意味いみつ。また、Tにはtwo-spirit、Aにはストレート・アライ, Gにはジェンダークィア (genderqueer) の意味いみふくむ。

これらの用語ようごうしろに「+」をつけて、頭文字かしらもじ記述きじゅつしきれない、さらによりおおくのセクシュアル・マイノリティを包括ほうかつさせる場合ばあいもある(たとえば「LGBT+」「LGBTQ+」「LGBTQIA+」など)[14][15]。「+」の追記ついきによって、文字もじ言葉ことばではまだ完全かんぜん説明せつめいできないすべてのせい同一どういつせい性的せいてき指向しこうあらわすことができ[15]既存きそんのカテゴリに自分じぶん自身じしん識別しきべつしたくないひとふくめることもできる[14]

LGBT(もしくはいずれの派生はせい)には性的せいてき嗜好しこうふくまれない[16]

代替だいたい用語ようご[編集へんしゅう]

クィア

同性愛どうせいあいしゃたいする侮蔑ぶべつ差別さべつ用語ようご)から転用てんようさい領有りょうゆう英語えいごばんしたかたり。LGBT全体ぜんたい包摂ほうせつする用語ようごであるが、1990年代ねんだい以降いこうはLGBTにふくまれない人々ひとびと用語ようごとしても使つかわれている[17]

ゲイ

この場合ばあいの「gay」は男性だんせい同性愛どうせいあいしゃという意味いみではなく、1990年代ねんだいまではセクシュアル・マイノリティ全体ぜんたい総称そうしょうとしてよく使つかわれていた[18]

GSM

代替だいたいフレーズ。LGBTQ+のより簡潔かんけつないいかた。LGBTTQQIAAP+であるすべてのひと包括ほうかつてき用語ようご。「(G)ender/(S)exual (M)inority」の頭字かしらじで、通常つうじょう研究けんきゅう使用しようされる[19][20]

SGL

同性愛どうせいあいコミュニティを意味いみする。アメリカ社会しゃかいにおいて、アフリカけいアメリカじんのあいだで、LGBTを白人はくじん優位ゆういコミュニティの言葉ことばとしてとらえて使用しようされる。Same gender loving のイニシャル。

なお、「SOGI」「SOGIE」「SOGIESC」は性的せいてき指向しこうせい同一どういつせいせい表現ひょうげん性的せいてき特徴とくちょう頭文字かしらもじをとった用語ようごであるが、ヘテロセクシュアル異性愛者いせいあいしゃ)やシスジェンダーといったマジョリティをふくむ、性的せいてき指向しこうせい同一どういつせいつすべての人々ひとびと[4]。そのためマイノリティのみをすLGBTの代替だいたい用語ようごとはならない。

用語ようごとしての歴史れきし[編集へんしゅう]

最初さいしょひろ使つかわれた用語ようごであるホモセクシャルえい: homosexual同性愛どうせいあい)は、現在げんざいでは科学かがくてき文脈ぶんみゃく使つかわれることのおお言葉ことばだが、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおいてはネガティブな意味合いみあいをつことがおおかった[21]。ゲイ(えい: gay、ここではたん同性愛どうせいあいしゃのこと)が一般いっぱんてき言葉ことばとなったのは、1970年代ねんだいのことである[22]

レズビアン(えい: lesbian)の人々ひとびとがよりおおやけのアイデンティティを確立かくりつさせていくにつれ、「ゲイとレズビアン」(えい: gay and lesbian)という表現ひょうげん一般いっぱんてきになっていった[23]。レズビアン活動かつどうたちのあいだでしょうじた、フェミニズムと同性愛どうせいあい権利けんりのうち、どちらを彼女かのじょたちの政治せいじてき目標もくひょう主眼しゅがんくべきかという論争ろんそうは、デル・マーティンとフィリス・ライアン英語えいごばんらが設立せつりつした「ビリティスのむすめたち英語えいごばん[24]同種どうしゅ論争ろんそうにより1970ねん解散かいさん)をはじめとした、いくつかのレズビアン団体だんたい解散かいさんさせることとなった[25]レズビアン・フェミニスト英語えいごばんにとっては男女だんじょ同権どうけんこそさい優先ゆうせん事項じこうであり、男性だんせい女性じょせい、またはブッチとフェムあいだにあるせい役割やくわり(ジェンダー・ロール)の相違そうい彼女かのじょたちにとって家父長制かふちょうせいてきなものであった。レズビアン・フェミニストたちはまた、当時とうじゲイバー普及ふきゅうしていたせい役割やくわりや、ゲイ男性だんせいにみられた男性だんせい優位ゆういろん男性だんせいショーヴィニズム)を忌避きひした。ために、おおくのレズビアン・フェミニストはゲイ男性だんせいとの連帯れんたいこばみ、かれらの主張しゅちょうけいれなかった[26]

「レズビアン」という言葉ことば性的せいてき魅力みりょく定義ていぎするために使つかい、「同性愛どうせいあいしゃ生来せいらい同性愛どうせいあいしゃ」という本質ほんしつ主義しゅぎてきかんがえをほうじていたレズビアン――エッセンシャリスト(えい: essentialist)――たちは、しばしばレズビアン・フェミニストの分離ぶんり主義しゅぎてき英語えいごばん意見いけん[注記ちゅうき 1]同性愛どうせいあいしゃ権利けんりにとって有害ゆうがいであるとかんがえていた[27]。また、バイセクシャルえい: bisexualりょう性愛せいあいしゃ)やトランスジェンダーえい: transgender)の人々ひとびとも、よりおおきな性的せいてきマイノリティ・コミュニティないで、自分じぶんたちが正当せいとう存在そんざいとしてみとめられることをのぞんでいた[23]

ニューヨークきたストーンウォールの反乱はんらん(1969ねん)での人々ひとびと行動こうどうをきっかけとした変革へんかく興奮こうふんったあとの1970年代ねんだい後半こうはんから1980年代ねんだい前半ぜんはんにかけ、ゲイやレズビアンの一部いちぶは、バイセクシャルやトランスジェンダーにたいし、より排他はいたてき姿勢しせいるようになった[28][29]。バイセクシャルやトランスジェンダーに批判ひはんてき人々ひとびと[だれ?]、トランスジェンダーはステレオタイプいをしており、また、バイセクシャルはたんカミングアウトおそれ、自身じしんのアイデンティティに正直しょうじきになることをおそれるゲイ男性だんせいないしレズビアン女性じょせいぎない、と主張しゅちょうしていた[28]。LGBTそれぞれのコミュニティは、ジェンダー性的せいてき指向しこうもとづくコミュニティと協調きょうちょうすべきかどうか、協調きょうちょうするにせよ、そのつながりかたをどうするべきかをふくめ、独自どくじのアイデンティティを確立かくりつするため格闘かくとうしつづけ、ときにはサブグループ(社会しゃかい階級かいきゅう人種じんしゅ宗教しゅうきょうなど)を排除はいじょした。この対立たいりつは、現在げんざいにおいてもつづいている[29]。LGBTQ活動かつどうやアーティストたちは、運動うんどう開始かいし以来いらい、この問題もんだいについての意識いしきたかめるためのポスターを作成さくせいしてきた[30]

1988ねんごろから、アメリカ国内こくない活動かつどうたちは頭字かしらじの「LGBT」を使つかいはじめた[31]。1990年代ねんだいいたるまで、運動うんどうないでゲイとレズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーはどう程度ていど尊重そんちょうていなかった[29]。「LGBT」のかたり普及ふきゅうにより、GLBT歴史れきし博物館はくぶつかん英語えいごばん(1999ねん改称かいしょう[注記ちゅうき 2])をはじめ、一部いちぶ組織そしきあたらしい名前なまえ採用さいようするようになった[32]。LGBTコミュニティは、ことなるグループのけいれるかどうかについて論争ろんそうひろげてきた(具体ぐたいてきには、バイセクシャルやトランスジェンダーの個人こじんは、よりおおきなLGBTコミュニティからの排除はいじょ経験けいけんしていた)。しかしながら、用語ようごとしての「LGBT」は、包摂ほうせつ象徴しょうちょうとしてポジティブな意味合いみあいをつづけた[33][29]

「LGBT」という用語ようごは、厳密げんみつには性的せいてき少数しょうすうぞくする個人こじんすべてを包含ほうがんするわけではないものの(バリエーションぶし参照さんしょう)、一般いっぱんてきにはアルファベット4文字もじ頭字かしらじ明確めいかく名指なざしされていない個人こじんふくまれる[33][29]総体そうたいとしてみれば、LGBTという用語ようご使用しようは、時間じかん経過けいかとともに、のコミュニティからいやられていた個人こじんをおおまかなコミュニティにんでいくのにおおいに役立やくだってきた。トランスジェンダーの女優じょゆうキャンディス・ケインは2009ねん、LGBTコミュニティは「最後さいご偉大いだいなマイノリティ」であり、「わたしたちはまだ公然こうぜんとハラスメントをけたり、テレビで攻撃こうげきされたりすることがあります」とかたっている[34]

2016ねんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくメディアモニタリング組織そしきGLAAD発行はっこうしたメディア・リファレンスガイドによれば、クィアえい: queerさい領有りょうゆう英語えいごばんのひとつ)をアイデンティティとして自称じしょうする、コミュニティ内部ないぶのよりわか人々ひとびと包摂ほうせつする「LGBTQ」が頭字かしらじとしてこのまれるとしている[35]一部いちぶ人々ひとびととくにコミュニティの年配ねんぱいのメンバーのあいだには「クィア」という言葉ことばヘイトスピーチ起源きげん蔑称べっしょうであるとかんがえ、これをけいれていない[36]

用語ようごへの批判ひはん[編集へんしゅう]

LGBTの用語ようごは、この表現ひょうげん包含ほうがんされるだれもから受容じゅようされているわけではない[37]

あたらしいジェンダーやセクシュアリティが認知にんちされるたびに頭文字かしらもじ追加ついかされ、どんどんながくなる傾向けいこうにあり、それを過剰かじょうだと非難ひなんするひと一部いちぶでは存在そんざいする[38]差別さべつてき動機どうきからLGBTの特定とくていのイニシャルをのぞこうとするものもいる(#Drop the T参照さんしょう)。

一方いっぽうで、そのラベルは連帯れんたいのために必要ひつようであり、だれもが自分じぶん自身じしんのジェンダーやセクシュアリティに名前なまえをつけて表現ひょうげんしてもいいとのこえもある[38]完璧かんぺき用語ようご完全かんぜん包括ほうかつてき用語ようごなど存在そんざいしない[39]。LGBT専門せんもんとするジェフリー・J・イオヴァンノンはLGBTのイニシャリズムは、アイデンティティをあらわ文字もじをランダムにあつめたものではなく、歴史れきし体現たいげんしたものであるとべている[18]。LGBTと関連かんれんしてインターセクショナリティ重要じゅうようせい指摘してきされている[40][41]

「LGBT(もしくはLGBTQ)」にはペドフィリア(小児しょうに性愛せいあいふくまれるかのような中傷ちゅうしょう目的もくてき虚偽きょぎ情報じょうほうがインターネットじょう出回でまわることがあるが、LGBTコミュニティがペドフィリアをサポートしている事実じじつはない[42]

「LGBT」といった用語ようごもしくはその運動うんどう文化ぶんかを、企業きぎょう団体だんたい安易あんい流用りゅうようし、自身じしん差別さべつてき構造こうぞう改善かいぜんしようとしてもいない場合ばあい、それはピンクウォッシング(レインボーウォッシング)として非難ひなんされることがある[43][44]

世界せかいにおけるLGBTの人権じんけん[編集へんしゅう]

同性愛どうせいあい、またはそれにかんする表現ひょうげん結社けっしゃ自由じゆうたいする法的ほうてき状況じょうきょう色分いろわけした世界せかい地図ちず
同性愛どうせいあい合法ごうほうとするくに
  
結婚けっこん1
  
結婚けっこんみとめられているが法的ほうてき適用てきよう1
  
シビル・ユニオン
  
事実じじつこん
  
同性どうせい結婚けっこんみとめられていない
  
表現ひょうげん団体だんたい自由じゆう法的ほうてき制限せいげん
同性愛どうせいあい違法いほうとするくに
  
強制きょうせいてき罰則ばっそくはない2
  
拘禁こうきん
  
終身しゅうしんけい
  
死刑しけい
しめした地域ちいき通常つうじょうケースバイケースの適用てきようがされている法律ほうりつ地域ちいきではない場合ばあい地元じもと裁判所さいばんしょ結婚けっこん容認ようにんしたりみとめなかったり死刑しけい判決はんけつくだした場合ばあいがある地域ちいき
1このカテゴリにはいっている一部いちぶ地域ちいきでは現在げんざい種類しゅるいのパートナーシップも存在そんざいするとされている。
2過去かこ3年間ねんかん、もしくはモラトリアム英語えいごばんにより法的ほうてき逮捕たいほはない。
沿革えんかく

1990年代ねんだい初頭しょとう以来いらい国際こくさい連合れんごう組織そしきの、国際こくさい連合れんごう人権じんけん高等こうとう弁務べんむかん事務所じむしょ以下いかOHCHR)をはじめとした人権じんけん機構きこうにおいては、LGBTの人々ひとびとたいするさまざまなかたち人権じんけん侵害しんがいについての報告ほうこくおこなわれてきた。

2006ねん7がつ29にちカナダモントリオール開催かいさいされたワールドアウトゲームズだい1かい)では裁判官さいばんかんルイーズ・アルブール中心ちゅうしんてき役割やくわりたし、ひゃくカ国かこく以上いじょうからやく2000にん代表だいひょうしゃあつまり、「レスビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの人権じんけんについてのモントリオール宣言せんげん」(略称りゃくしょう: モントリオール宣言せんげん)を議決ぎけつした。同年どうねんいで、国際こくさい法律ほうりつ委員いいんかいもと国際こくさい連合れんごう人権じんけん委員いいんかい構成こうせいいんが、ジョグジャカルタ原則げんそく性的せいてき指向しこうせい同一どういつせいかかわる国際こくさい人権じんけんほう適用てきようかんする原則げんそく)も採択さいたくした[45]

2011ねんには国際こくさい連合れんごう人権じんけん理事りじかいで「人権じんけん性的せいてき指向しこうせい自認じにん」という決議けつぎ採択さいたくもされた[46]以降いこう国連こくれん中心ちゅうしんとなって「United Nations Free & Equal英語えいごばん」という啓発けいはつキャンペーンがおこなわれるようになり、わせて「Born Free and Equal」という冊子さっしがOHCHRから刊行かんこうされた。

現在げんざい

現在げんざい、LGBTの権利けんり国際こくさい人権じんけんとして位置いちづけられている。国際こくさい連合れんごう認識にんしきでは、国連こくれん加盟かめいする各国かっこくう、LGBTの人々ひとびと暴力ぼうりょく差別さべつからまもるための義務ぎむは、世界せかい人権じんけん宣言せんげん1948ねん批准ひじゅん)、ならびにどう宣言せんげんのちった国際こくさい人権じんけん条約じょうやくもとづく国際こくさい人権じんけんほう根拠こんきょとする。各国かっこく法的ほうてき義務ぎむには、以下いかのものがふくまれる[47]

20世紀せいきなかばのゆきくずてき独立どくりつきゅう植民しょくみん支配しはいしゃたちは欧米おうべいソドミーほうなどの規範きはんぎゃく利用りようして、自国じこくないはん体制たいせい勢力せいりょく性的せいてき少数しょうすうしゃ弾圧だんあつして、投獄とうごく処刑しょけいする根拠こんきょともしている。

ヨーロッパ[編集へんしゅう]

1981ねん欧州おうしゅう人権じんけん裁判所さいばんしょソドミーほうヨーロッパ人権じんけん条約じょうやく8じょう違反いはんするとの判決はんけつくだした[48]

アメリカ大陸あめりかたいりく[編集へんしゅう]

15世紀せいき以降いこう南北なんぼくアメリカ大陸あめりかたいりくおよびカリブ海かりぶかい地域ちいきのほぼすべての地域ちいき定住ていじゅうしたイギリスじん、フランスじん、スペインじん、ポルトガルじん入植にゅうしょくしゃは、ヨーロッパからキリスト教きりすときょうをもたらした。カトリックメインライン・プロテスタント福音ふくいん主義しゅぎ東方とうほう正教せいきょうをはじめ、キリストきょう宗派しゅうはわず同性愛どうせいあい法的ほうてき承認しょうにんたい抑圧よくあつてきないし否定ひていてき態度たいどっていた。しかし、20世紀せいき以降いこうは、米国べいこくせい公会こうかいのようにLGBTコミュニティや同性どうせい結婚けっこんれる宗派しゅうはられるようになった[49]。また、ユダヤきょうしょ宗派しゅうははLGBTにたい肯定こうていてき姿勢しせいでのぞんでいる。

欧米おうべいにおいては違法いほうされてきた歴史れきしながいが、1961ねんアメリカ・ユニテリアン協会きょうかいAUA)と米国べいこくユニヴァーサリズム協会きょうかいUCA)が統合とうごうされユニテリアン・ユニヴァーサリズム(UU)を基礎きそとするユニテリアン・ユニヴァーサリスト協会きょうかいUUA)が創設そうせつされ、UU教徒きょうとには奴隷どれい制度せいど廃止はいし運動うんどうフェミニズムなど社会しゃかい制度せいど改革かいかくをしてきた思想家しそうかおおかったこともあり、1960年代ねんだいにはUUAとカナダ・ユニテリアン評議ひょうぎかいCUC)が共同きょうどうでLGBTQ問題もんだいかんする支援しえんはじめた[よう出典しゅってん]

中南米ちゅうなんべいにおいては、2018ねん1がつ米州べいしゅう人権じんけん裁判所さいばんしょ英語えいごばんえい: Inter-American Court of Human Rights)は、米州べいしゅう人権じんけん条約じょうやく同性どうせいこん人権じんけんとしてみとめているとの判決はんけつくだした[50]。これにより、どう条約じょうやく加盟かめいこくシビルユニオン法制ほうせいへの義務ぎむせられた。一方いっぽうで、どう地域ちいきにおいては、ジャマイカドミニカバルバドスとう9ヶ国かこくにおいてソドミーにたいする処罰しょばつ刑法けいほうにおいてさだめられている。これらのくにはすべてえいりょう西にしインド諸島しょとうのかつての領土りょうどである[51]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく[編集へんしゅう]

結婚けっこんのぞむデル・マーティンとフィリス・ライアン 2008ねん

1924ねんシカゴに「ソサエティー・フォー・ヒューマン・ライツ英語えいごばん」という、最古さいこのゲイ権利けんり団体だんたい誕生たんじょうした(政治せいじてき圧力あつりょく背景はいけいいちねん解散かいさん[52]だい世界せかい大戦たいせん直後ちょくごのアメリカでは、マッカーシズム背景はいけいとした反共はんきょう主義しゅぎ政策せいさく影響えいきょうにより、LGBTQ当事とうじしゃ連邦れんぽう捜査そうさきょく(FBI)の監視かんしかれただけでなく、就業しゅうぎょう機会きかいうばわれたり、解雇かいこされた[53]。1950ねんにははつ全米ぜんべいゲイ権利けんり団体だんたいとなる「マタシン協会きょうかい英語えいごばん」がハリー・ヘイ英語えいごばんによって[54]、1955ねんにはレズビアン権利けんり団体だんたいの「ビリティスのむすめたち英語えいごばん」がデル・マーティンとフィリス・ライアン英語えいごばんらによって、サンフランシスコ設立せつりつされた[注記ちゅうき 3][52]。1962ねんイリノイしゅうしゅうに10ねんほど先駆さきがけ、全米ぜんべいはじめて、合意ごうい同性どうせい成人せいじん同士どうし私的してき性行為せいこうい犯罪はんざいした[52][55]。1966ねん8がつには、コンプトンズ・カフェテリアの反乱はんらんをうけ、米国べいこくはつのトランスジェンダー支援しえん団体だんたい全国ぜんこくトランスセクシュアル・カウンセリング・ユニット」(えい: the National Transsexual Counseling Unit)が設立せつりつされた[56]よく1967ねん、ロサンゼルスで、警察けいさつによるいやがらせと暴力ぼうりょく契機けいきとした平和へいわてき抗議こうぎ活動かつどうのなかで、あつまった支援しえんしゃらは「自己じこ防衛ぼうえい教育きょういくにおける個人こじん権利けんり[注記ちゅうき 4]」(PRIDE)としょうした。この事件じけんは、「プライド」という言葉ことばはじめてLGBTの権利けんり関連かんれんして使つかわれたできごととなった[56]

ベトナム戦争せんそうたいする反戦はんせん運動うんどう参加さんかする、ノースウェスタン大学だいがくのゲイ解放かいほう運動うんどうグループ 1970年代ねんだい初頭しょとうワシントンD.C.

1969ねん6月29にち、ニューヨークのゲイバー[注記ちゅうき 5]ストーンウォール・インでの暴動ぼうどうストーンウォールの反乱はんらんをきっかけに、LGBTQ権利けんり擁護ようご運動うんどうのなかに「ゲイ解放かいほう戦線せんせん英語えいごばん[注記ちゅうき 6]」(GLF)や「ゲイ活動かつどう同盟どうめい英語えいごばん」をはじめとした、より急進きゅうしんてき積極せっきょく行動こうどう主義しゅぎてき組織そしきまれた[58]一方いっぽう、(相対そうたいてき穏健おんけん路線ろせんであった)マタシン協会きょうかいは、さかのぼること1965ねんホワイトハウス周辺しゅうへんピケるなどの行動こうどうこしていたが、ストーンウォールの反乱はんらん発生はっせいをうけて、この抗議こうぎ活動かつどう記念きねんする全国ぜんこくてき同時どうじ多発たはつデモを毎年まいとしおこなうこと、ならびに6がつ最終さいしゅうを「クリストファー・ストリート解放かいほう英語えいごばん」とさだめることを提案ていあんした。ストーンウォールの反乱はんらんいち周年しゅうねん記念きねんして1970ねん6がつ28にちおこなわれたこのデモは、史上しじょうはつゲイ・プライド・パレードとなった[59]。パレードは、よく1971ねんにはアメリカ国内外こくないがい波及はきゅうし、アメリカ国内こくないではボストンダラスミルウォーキー国外こくがいではパリ西にしベルリンストックホルムロンドンでもおこなわれた[60]性的せいてき少数しょうすうしゃ権利けんり擁護ようご運動うんどう拡大かくだいをつづけたが、1973ねん前後ぜんこうにはLGBTQコミュニティないでもことなる社会しゃかい経験けいけんグループ、すなわちトランスジェンダーとうジェンダー・ノンコンフォーミング、有色ゆうしょく人種じんしゅ、(白人はくじん中心ちゅうしんの)中流ちゅうりゅう階級かいきゅうのあいだではやくも緊張きんちょうがあらわれつつあった[61]

1973ねんのクリストファー・ストリート解放かいほう演説えんぜつするジーン・オレアリー。
[シルヴィア・リベラ英語えいごばんドラァグクイーンのちにトランスジェンダー自認じにん]「STARハウスにいるひとたちにいにてください……必要ひつようなのは、白人はくじん中流ちゅうりゅう階級かいきゅう白人はくじん専用せんようクラブにいるひとたちのためじゃなくて、あたしたちみんなのためになにかをしようとしているひとたち。それこそあなたたちよ。さあ、革命かくめいこそう!」
つぎにステージにあがったのはレズビアンのフェミニスト、ジーン・オレアリー英語えいごばんで、ドラァグ・クイーンは「女性じょせい利己りこてき利用りよう」していると批判ひはんするスピーチをおこなった。つぎにステージにのぼったドラァグ・クイーンのリー・ブリュースター英語えいごばんさけんだ。「……今日きょうみなさんがいわっているのは、ドラァグ・クイーンがストーンウォールでやったことの結果けっかよ」。
『LGBT運動うんどう歴史れきしだい6しょうクリストファー・ストリート解放かいほう[62]

2015ねん6がつ26にちべい連邦れんぽう最高裁さいこうさい判決はんけつにより同性どうせいこんすべてのしゅう合法ごうほうとなった[52]

アフリカ大陸たいりく[編集へんしゅう]

アフリカにおけるLGBTの権利けんりは、せい多様たようせい周縁しゅうえん隠蔽いんぺい現在げんざい進行しんこうしており、国際こくさいアムネスティなどは迫害はくがい弾圧だんあつ実態じったい把握はあくつとめている[63]

ロシア[編集へんしゅう]

ロシアのLGBTの人々ひとびと重大じゅうだい差別さべつ直面ちょくめんしている。2023ねん、ロシアの最高さいこう裁判所さいばんしょはLGBTの権利けんり運動うんどうを「過激かげき」とみなし、違法いほうとする宣言せんげんをしている[64]

アジア[編集へんしゅう]

日本にっぽん[編集へんしゅう]

フランクリン&マーシャル大学だいがく英語えいごばんの「Global Barometers Report」によれば、2020ねんにおける日本にっぽんのLGBT権利けんりのスコアは「F」と算定さんていされている[65]日本にっぽんでは同性愛どうせいあい法的ほうてきまったり、キリストきょうイスラム教いすらむきょう・ユダヤきょうなどのように「逸脱いつだつした行為こういとう宗教しゅうきょうてき異端いたんとしてないが[66][67][68]くに単位たんいでは同性どうせいこんおよびシビル・ユニオン法的ほうてきみとめられていない。また、LGBT当事とうじしゃ中心ちゅうしんとした性的せいてき少数しょうすうしゃ権利けんり擁護ようご主張しゅちょうし、ほう整備せいびふく要求ようきゅう活動かつどうをおこなう団体だんたい複数ふくすう存在そんざいする。

同性愛どうせいあい関連かんれんしたものであれば、日本にっぽんでは2015ねんはじめて、同性どうせいカップルを「結婚けっこん相当そうとうする関係かんけい」とみとめる「パートナーシップ証明しょうめいしょ」を発行はっこうするために、東京とうきょう渋谷しぶや渋谷しぶや男女だんじょ平等びょうどうおよ多様たようせい尊重そんちょうする社会しゃかい推進すいしんする条例じょうれい議会ぎかいほん会議かいぎ可決かけつ成立せいりつし、同年どうねん4がつ1にちより施行しこうされた[69]同年どうねん11がつには、東京とうきょう世田谷せたがやで「世田谷せたがやパートナーシップの宣誓せんせい取扱とりあつかいにかんする要綱ようこう」が制定せいていされた[70]。パートナーシップ制度せいどは、11月5にち渋谷しぶや世田谷せたがや同時どうじ導入どうにゅうされた[71]。2020ねん9がつ30にち時点じてん世田谷せたがやは128くみ渋谷しぶやは50くみ利用りようしている[72]。そのも、北海道ほっかいどう札幌さっぽろ[73][74]など各地かくち同様どうようみがおこなわれ、2019ねん7がつ1にち茨城いばらきけんで、都道府県とどうふけんはつとなるパートナーシップ制度せいど導入どうにゅうされ[75][76]大阪おおさかなどがつづいている[77]


せい表現ひょうげんかかわるものだと、学校がっこう制服せいふく選択せんたくせいげられる[78][79][80]みは各地かくち学校がっこうきている[81][82][83][84]

政治せいじにおいては、2017ねん7がつ6にち東京とうきょう豊島としま石川いしかわ大我だいが世田谷せたがや上川かみかわあや、中野なかの石坂いしざかわたる文京ぶんきょう前田まえだ邦博くにひろ埼玉さいたまけん入間いるま細田ほそだ智也ともやら5にん地方ちほう議員ぎいんが「LGBT自治体じちたい議員ぎいん連盟れんめい」を設立せつりつした。性的せいてき少数しょうすうしゃ人権じんけん擁護ようごする条例じょうれい施策しさくを、地方ちほう議会ぎかいつうじて全国ぜんこく自治体じちたい拡大かくだいしていくことを目指めざす。どう連盟れんめいには趣旨しゅし賛同さんどうする全国ぜんこく62自治体じちたい議員ぎいん78にん元職げんしょくふくむ)も参加さんかした[85][86]。その同年どうねん10がつ9にちひらかれたLGBT関連かんれん撮影さつえいかい北海道ほっかいどう滝川たきがわがカミングアウト[87]同年どうねん12がつ京都きょうと長岡京ながおかきょう市議会しぎかいほん会議かいぎでカミングアウトをおこなった[88]

政治せいじないでの差別さべつにも注目ちゅうもくあつまることもある。2022ねん6月13にち安倍晋三あべしんぞうもと首相しゅしょう会長かいちょうつとめ、自民党じみんとう国会こっかい議員ぎいん多数たすう参加さんかしている神道しんとう政治せいじ連盟れんめい国会こっかい議員ぎいん懇談こんだんかい研修けんしゅうかいでA5はん90ページにおよ冊子さっし配布はいふされ、研修けんしゅうかい大学だいがく教授きょうじゅらが夫婦ふうふ別姓べっせい同性どうせいこんについて講演こうえんした内容ないようなどがまとめられている。そこには「同性愛どうせいあいしんなか問題もんだいであり、先天的せんてんてきなものではなく後天的こうてんてき精神せいしん障害しょうがい」「世界せかいには同性愛どうせいあいせい同一どういつせい障害しょうがいからだっしたおおくのもとLGBTのひとたちがいる」などの内容ないようかれていた[89][90]

2023ねん6月16にち参議院さんぎいんほん会議かいぎLGBT理解りかい増進ぞうしんほう自民じみん公明こうめい日本にっぽん維新いしんかい国民こくみん民主みんしゅの4とうなどの賛成さんせい多数たすう可決かけつ成立せいりつした[91]

はんLGBT[編集へんしゅう]

LGBTの人々ひとびと世界中せかいじゅう差別さべつ暴力ぼうりょくけている[41][92][93]国際こくさい連合れんごうは「LGBTの人々ひとびと世界中せかいじゅういたるところで差別さべつ直面ちょくめんしている[94]」「甚大じんだい人権じんけん侵害しんがいきている[93]」と指摘してきしている。

セクシュアル・マイノリティにたいしていだ恐怖きょうふ憎悪ぞうお不快ふかいかん不信ふしんかんを、同性愛どうせいあい場合ばあいは「ホモフォビア」、バイセクシュアルの場合ばあいは「バイフォビア」、トランスジェンダーの場合ばあいは「トランスフォビア」と[95]。アセクシュアルの場合ばあいは「エースフォビア(acephobia)」[96]もしくは「aphobia」[97]ばれる。LGBT全体ぜんたい対象たいしょうとする場合ばあいは「LGBTフォビア」とばれる[98]

LGBTの人々ひとびと権利けんり平等びょうどう反対はんたいする活動かつどうむかしから現在げんざいいたるまでひろくみられる。

セクシュアル・マイノリティの権利けんり擁護ようごしていたドイツけいユダヤじんせい科学かがくしゃマグヌス・ヒルシュフェルトが1919ねん設立せつりつしたせい科学かがく研究所けんきゅうじょは、当時とうじ同性愛どうせいあいしゃやトランスジェンダーの人々ひとびと支援しえん提供ていきょうしていたが、1933ねんナチスによって「公序良俗こうじょりょうぞくはんする」という理由りゆうはらわれ閉鎖へいさされた[99][100]。ナチスはセクシュアル・マイノリティを迫害はくがいする法律ほうりつ利用りようして、とくに男性だんせい同性愛どうせいあいしゃ大勢おおぜい拘束こうそくし、強制きょうせい収容しゅうようしょへとおくった(ナチス・ドイツとホロコーストによる同性愛どうせいあいしゃ迫害はくがい[101][102]

セクシュアル・マイノリティを社会しゃかいてきとみなすうごきはこののち世界せかい各地かくちつづいた。だい世界せかい大戦たいせん、1950年代ねんだいのアメリカは、赤狩あかがながれで政府せいふしょくからセクシュアル・マイノリティを調査ちょうさ尋問じんもん排除はいじょする政策せいさくをとり、これは「ラベンダーの恐怖きょうふ英語えいごばん」とばれた[103][104]。1970年代ねんだいにはキリスト教きりすときょう右派うはがLGBTにはげしく反発はんぱつするようになり、「セクシュアル・マイノリティはどもに有害ゆうがいであり、どもをまもらなければいけない」として「Save Our Children」というキャンペーンを展開てんかいし、アニタ・ブライアントなどの著名ちょめいじん先頭せんとうった[105]。このはんLGBT運動うんどう結果けっかマイアミ・デイドぐんにおけるセクシュアル・マイノリティへの差別さべつ禁止きんしする条例じょうれい一時いちじてき廃止はいしされた[106]。1980年代ねんだいHIV/AIDSのパンデミックも同性愛どうせいあいしゃへの差別さべつ拍車はくしゃをかけた[107]。キリストきょうテレビ伝道でんどうであるパット・ロバートソン設立せつりつした「American Center for Law & Justice」は同性どうせい結婚けっこんを「社会しゃかい根幹こんかんである伝統でんとうてき家族かぞく直接ちょくせつ攻撃こうげきするもの」として非難ひなんした[107]はんLGBTの主張しゅちょうなかでは「LGBTは思想しそうにすぎない」として「LGBTイデオロギー」という言葉ことば使つかわれることもあり[108]、ポーランドの調査ちょうさ報道ほうどうウェブサイト「OKO.press英語えいごばん」は「LGBTイデオロギーという言葉ことば伝統でんとうてき家族かぞく宗教しゅうきょう社会しゃかい秩序ちつじょ保持ほじして右翼うよくへの政治せいじてき支持しじ構築こうちくするのに役立やくだ右翼うよくプロパガンダ用語ようごである」と文化ぶんかてきマルクス主義まるくすしゅぎ関連かんれんさせて説明せつめいしている[109]

2020年代ねんだいからは、クー・クラックス・クランなどの白人はくじん至上しじょう主義しゅぎ団体だんたい[110]ネオナチなどの極右きょくう[111][112]などがはんLGBT運動うんどう続々ぞくぞく参加さんかしている。「Alliance Defending Freedom[113]や「Moms for Liberty[114]などの比較的ひかくてきあたらしく結成けっせいされたばかりのはんLGBT団体だんたい登場とうじょうしている。

日本にっぽんでは、LGBTに反発はんぱつする勢力せいりょくとして神道しんとう政治せいじ連盟れんめいきゅう統一教会とういつきょうかいなどの宗教しゅうきょう右派うは、そしてその宗教しゅうきょう右派うはつながりのふか保守ほしゅ政治せいじ存在そんざい指摘してきされている[115][116][117]

世界中せかいじゅうには依然いぜんとしてLGBTの人々ひとびと平等びょうどう権利けんりみとめず、法的ほうてき迫害はくがいするくにしゅうがいくつもある[118][119]。こうしたLGBTを迫害はくがいする法律ほうりつは、医療いりょうにおけるLGBT差別さべつ悪化あっかさせ、生命せいめいかかわる健康けんこう格差かくさ拡大かくだいまねいている[120]。LGBTの人々ひとびとヘイトクライム攻撃こうげきいやすく、LGBTの人々ひとびとける暴力ぼうりょく被害ひがいやく10けんに1けんがヘイトクライムという調査ちょうさもある[121]ILGA報告ほうこくによれば、はんLGBTのヘイトスピーチ増加ぞうか傾向けいこうにある[122]。LGBT活動かつどう活動かつどうちゅう暴力ぼうりょくける事例じれいもみられ[123]プライド・パレード犯罪はんざい予告よこく妨害ぼうがいされることもある[124]

これらのはんLGBT運動うんどうにてげられるトピックには、同性どうせい同士どうし結婚けっこんへの反対はんたいジェンダー・トランジション規制きせいジェンダー・アイデンティティにもとづく公衆こうしゅうトイレの利用りよう制限せいげん英語えいごばんLGBTにかんするほん禁書きんしょ[125]、LGBTを学校がっこうおしえることの禁止きんし[126]LGBTグルーミング陰謀いんぼうろんドラァグ・パニック[127]転向てんこう療法りょうほう[128]LGBTに親和しんわてき企業きぎょう作品さくひんへのボイコット[129]などがげられる。

Drop the T[編集へんしゅう]

「LGBT」という言葉ことばもしくは運動うんどう自体じたいからトランスジェンダーを排除はいじょすることを主張しゅちょうするひとたちが一部いちぶには存在そんざいする(はんジェンダー運動うんどう)。こうしたLGBT組織そしきにトランスジェンダーの人々ひとびとのサポートを停止ていしするよううながすためにつくられたスローガンとして「Drop the T」というものがある[130]。これをうったえるものたちは、表向おもてむきは「LGB(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル)は性的せいてき指向しこうかんするもので、T(トランスジェンダー)はせい同一どういつせいかんするものである」と説明せつめいしているものの、その背景はいけいとしてトランス排他はいたてきラディカル・フェミニスト(TERF)がしばしば主張しゅちょうするはんトランスジェンダーの差別さべつ偏見へんけんさい利用りようがあると指摘してきされている[130][131]

たいして、「LGBT」という言葉ことば(もしくはその派生はせい)を支持しじする擁護ようごしゃは、LGBT運動うんどう原点げんてんとなったストーンウォールの反乱はんらん主導しゅどうしたのはトランスジェンダーやジェンダー・ノンコンフォーミング有色ゆうしょく人種じんしゅであったというひろみとめられている歴史れきし根底こんていに「LGBT」の重要じゅうようせいかたっている[130]。「Transgender Equity Consulting」のセシリア・ジェンティーリはLGBTコミュニティはトランスジェンダーへの支援しえんうべきであるとべている[132]

それでもLGBT運動うんどうからトランスジェンダーを排除はいじょすることを主張しゅちょうする団体だんたい一部いちぶ存在そんざいしており、たとえば「LGB Alliance[133]や「Gays Against Groomers[134]などがある。これらの団体だんたい極右きょくうかかわっていることがたびたび批判ひはんされている[135]。こうしたはんトランスジェンダー活動かつどう団体だんたいは「トランスジェンダリズム」という言葉ことばこのんでもちいる傾向けいこうがある[136]

LGBTの人物じんぶつ[編集へんしゅう]

LGBTの関連かんれん団体だんたい[編集へんしゅう]

LGBTを題材だいざいとした作品さくひん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

英語えいごばん関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく
  1. ^ えい: Feminist separatism
  2. ^ どう博物館はくぶつかんは1985ねんにthe San Francisco Bay Area Gay and Lesbian Historical Societyとして設立せつりつされ、1990ねんにthe Gay and Lesbian Historical Society of Northern Californiaに改称かいしょうしたが、1999ねん、バイセクシャルとトランスジェンダーの包摂ほうせつのため現在げんざい名称めいしょう変更へんこうされた。
  3. ^ どう団体だんたいはゲイとバイセクシャルの女性じょせい支援しえん目的もくてきとしていた。また、マーティンとフィリスは、2008ねん、カルフォルニアしゅう最初さいしょ法的ほうてき同性どうせいカップルとして入籍にゅうせきした。
  4. ^ えい: Personal Rights In Defense and Education
  5. ^ ストーンウォール・イン・は、中流ちゅうりゅう階級かいきゅうのゲイ男性だんせいのみならず、有色ゆうしょく人種じんしゅジェンダー・ノンコンフォーミング既存きそん性的せいてき規範きはんしたがわないひと総称そうしょう)、ブッチレズビアン、ストリートチルドレン利用りようしていた[57]
  6. ^ えい: Gay Liberation Front
出典しゅってん
  1. ^ ショーン・高井たかいわけ) 2022, p. 14.
  2. ^ 遠藤えんどう 2016, p. 21.
  3. ^ a b c d e f List of LGBTQ+ terms”. Stonewall. 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  4. ^ a b c d e Glossary of Terms: LGBTQ”. GLAAD. 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  5. ^ エリス・上田うえだわけ) 2022, p. 10.
  6. ^ Label X 2016, p. 16.
  7. ^ About LGBTI people and human rights”. OHCHR. 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  8. ^ This Pride Flag is Designed For Intersex Inclusion”. Them (2021ねん6がつ8にち). 2023ねん12月13にち閲覧えつらん
  9. ^ ジュリー・上田うえだわけ) 2019, p. 18.
  10. ^ Outright’s Engagement at the UN”. Outright International (2023ねん4がつ10日とおか). 2023ねん6がつ21にち閲覧えつらん
  11. ^ LGBTQIA+ meaning explained”. Cosmopolitan (2023ねん5がつ24にち). 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  12. ^ 社会しゃかい応援おうえんネットワーク 2021, p. 16.
  13. ^ Inoue, Natsumi (2022ねん2がつ10日とおか). “What is LGBTQQIAAPPO2S? | Sustainability from Japan” (英語えいご). Zenbird. 2023ねん3がつ14にち閲覧えつらん
  14. ^ a b LGBT+ - Gender Matters”. The Council of Europe. 2023ねん4がつ7にち閲覧えつらん
  15. ^ a b Defining LGBTQIA+”. The Lesbian, Gay, Bisexual & Transgender Community Center. 2023ねん4がつ7にち閲覧えつらん
  16. ^ LGBTQとは”. PRIDE JAPAN. 2023ねん4がつ7にち閲覧えつらん
  17. ^ Queer or gay? Why LGBTQ+ people are fiercely debating former slur being reclaimed”. PinkNews (2023ねん1がつ10日とおか). 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  18. ^ a b Jeffry J. Iovannone - A Brief History of the LGBTQ Initialism”. Medium (2018ねん6がつ10日とおか). 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  19. ^ 性的せいてきマイノリティ(LGBT)の人権じんけん/とりネット/鳥取とっとりけん公式こうしきサイト”. www.pref.tottori.lg.jp. 2023ねん3がつ5にち閲覧えつらん
  20. ^ Sexual & Gender Minority Research Office | DPCPSI”. dpcpsi.nih.gov. 2023ねん3がつ5にち閲覧えつらん
  21. ^ Media Reference Guide Archived 27 December 2019 at the Wayback Machine. (citing AP, Washington Post style guides), GLAAD. Retrieved 23 December 2019.
  22. ^ Ross, E. Wayne (2006). The Social Studies Curriculum: Purposes, Problems, and Possibilities. SUNY Press. ISBN 978-0-7914-6909-5. オリジナルの19 June 2019時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190619085357/https://books.google.com/books?id=4qFMqjxte9IC 2015ねん7がつ2にち閲覧えつらん 
  23. ^ a b Swain, Keith W. (2007ねん6がつ21にち). “Gay Pride Needs New Direction”. Denver Post. オリジナルの2016ねん4がつ21にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160421235751/http://www.denverpost.com/ci_6198394?source=rss 2008ねん7がつ5にち閲覧えつらん 
  24. ^ Sears, James Thomas (2001). Rebels, Rubyfruit, and Rhinestones: Queering Space in the Stonewall South - James Thomas Sears - Google Books. ISBN 9780813529646. オリジナルの14 May 2022時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220514161912/https://books.google.com/books?id=wqt4krhmQrwC&dq=daughters+of+bilitis+founder&pg=PA394 2022ねん5がつ2にち閲覧えつらん 
  25. ^ Esterberg, Kristen (1994). “From Accommodation to Liberation: A Social Movement Analysis of Lesbians in the Homophile Movement”. Gender and Society 8 (3): 424–443. doi:10.1177/089124394008003008. 
  26. ^ Faderman, Lillian (1991). Odd Girls and Twilight Lovers: A History of Lesbian Life in Twentieth Century America, Penguin Books. ISBN 0-14-017122-3, p. 210–211.
  27. ^ Faderman (1991), p. 217–218.
  28. ^ a b Leli, Ubaldo; Drescher, Jack (2005). Transgender Subjectivities: A Clinician's Guide. Haworth Press. ISBN 978-0-7890-2576-0. オリジナルの6 September 2015時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150906145439/https://books.google.com/books?id=QiJryCzrZmYC 2015ねん7がつ2にち閲覧えつらん 
  29. ^ a b c d e Alexander, Jonathan; Yescavage, Karen (2003). Bisexuality and Transgenderism: InterSEXions of The Others. Haworth Press. ISBN 978-1-56023-287-2. オリジナルの6 September 2015時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150906150516/https://books.google.com/books?id=2SOe4igsrbgC 2015ねん7がつ2にち閲覧えつらん 
  30. ^ Out of the Closet and Into the Streets”. Center for the Study of Political Graphics. 2016ねん10がつ2にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2016ねん10がつ1にち閲覧えつらん
  31. ^ Research, policy and practice: Annual meeting Archived 19 June 2019 at the Wayback Machine., American Educational Research Association Verlag AERA, 1988.
  32. ^ Koskovich, Gerard. “Our History”. The GLBT Historical Society. 2022ねん1がつ7にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん1がつ7にち閲覧えつらん
  33. ^ a b Shankle, Michael D. (2006). The Handbook of Lesbian, Gay, Bisexual, and Transgender Public Health: A Practitioner's Guide To Service. Haworth Press. ISBN 978-1-56023-496-8. オリジナルの6 September 2015時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150906170653/https://books.google.com/books?id=pUUyLSKD5voC 2015ねん7がつ2にち閲覧えつらん 
  34. ^ “I Advocate...”. The Advocate (Issue #1024): p. 80. (2009ねん3がつ) 
  35. ^ Expanding the Acronym: GLAAD Adds the Q to LGBT”. Advocate (2016ねん10がつ26にち). 2022ねん5がつ14にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2016ねん10がつ30にち閲覧えつらん
  36. ^ Nadal, Kevin (15 April 2017). The SAGE Encyclopedia of Psychology and Gender. Thousand Oaks, California: SAGE Publications. p. 1384. ISBN 978-1-4833-8427-6. OCLC 994139871. オリジナルの19 June 2019時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190619085340/https://books.google.com/books?id=lVYoDwAAQBAJ&pg=PA1384 2019ねん1がつ3にち閲覧えつらん 
  37. ^ Finnegan, Dana G.; McNally, Emily B. (2002). Counseling Lesbian, Gay, Bisexual, and Transgender Substance Abusers: Dual Identities. Haworth Press. ISBN 978-1-56023-925-3. https://archive.org/details/counselinglesbia2002finn 
  38. ^ a b Why We Need More Queer Identity Labels, Not Fewer”. slate.com (2018ねん1がつ16にち). 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  39. ^ From LGBT to LGBTQIA+: The evolving recognition of identity”. National Geographic (2021ねん10がつ20日はつか). 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  40. ^ The Intersection of LGBTQ+ and BIPOC Identities”. Verywell Mind (2023ねん1がつ23にち). 2023ねん6がつ21にち閲覧えつらん
  41. ^ a b LGBTI Rights”. Amnesty International. 2023ねん6がつ21にち閲覧えつらん
  42. ^ Fact check: LGBTQ community rejects false association with pedophiles”. USA TODAY (2020ねん7がつ30にち). 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  43. ^ What is pinkwashing?”. LGBTQ Nation (2022ねん7がつ26にち). 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  44. ^ How to avoid rainbow-washing and truly support LGBTQ employees during Pride Month”. PinkNews (2023ねん6がつ1にち). 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  45. ^ 大阪おおさか弁護士べんごしかい人権じんけん擁護ようご委員いいんかい 2016, p. 4.
  46. ^ LGBTほう連合れんごうかい 2019, p. 11.
  47. ^ LGBT”. 国連こくれん広報こうほうセンター. 2023ねん5がつ7にち閲覧えつらん
  48. ^ 大阪おおさか弁護士べんごしかい人権じんけん擁護ようご委員いいんかい 2016, p. 3.
  49. ^ Reconciling Ministries Network”. 2016ねん4がつ26にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2016ねん7がつ13にち閲覧えつらん
  50. ^ Inter-American Human Rights Court backs same-sex marriage」『BBC』、2018ねん1がつ10日とおか2023ねん5がつ17にち閲覧えつらん
  51. ^ State Sponsored Homophobia 2016: A world survey of sexual orientation laws: criminalisation, protection and recognition”. International Lesbian, Gay, Bisexual, Trans and Intersex Association (2016ねん5がつ17にち). 2016ねん5がつ19にち閲覧えつらん
  52. ^ a b c d 自由じゆう公正こうせいをすべてのひとに:アメリカのLGBTIの権利けんり向上こうじょうアメリカン・ビュー アメリカ大使館あめりかたいしかん 公式こうしきマガジン
  53. ^ トッド 2022, p. 15.
  54. ^ トッド 2022, pp. 16–17.
  55. ^ トッド 2022, p. 18.
  56. ^ a b トッド 2022, p. 19.
  57. ^ トッド 2022, p. 54.
  58. ^ トッド 2022, pp. 61–62.
  59. ^ トッド 2022, pp. 62–64.
  60. ^ トッド 2022, pp. 64–65.
  61. ^ トッド 2022, p. 65.
  62. ^ トッド 2022, p. 66.
  63. ^ アフリカでまんえんするLGBTI差別さべつ制度せいどだけではえられない憎悪ぞうおしん
  64. ^ Russia declares ‘international public LGBT movement’, which does not exist, an extremist group”. PinkNews (2023ねん11月30にち). 2023ねん12月13にち閲覧えつらん
  65. ^ US scores a lowly ‘C’ grade on global LGBTQ+ rights barometer”. PinkNews (2023ねん10がつ3にち). 2023ねん12月13にち閲覧えつらん
  66. ^ 同性愛どうせいあい嫌悪けんお処罰しょばつする法案ほうあんは「信仰しんこう自由じゆう抑制よくせい」とバチカン”. クリプレ(クリスチャンプレス) (2021ねん6がつ23にち). 2021ねん11月13にち閲覧えつらん
  67. ^ イスラームにおける同性愛どうせいあい - researchmap[1]
  68. ^ ユダヤきょうちょう正統せいとうおとこ、ゲイパレード襲撃しゅうげき 6にん重軽傷じゅうけいしょう エルサレム”. www.afpbb.com. 2021ねん11月13にち閲覧えつらん
  69. ^ 渋谷しぶや同性どうせいカップル条例じょうれい成立せいりつ 全国ぜんこくはつ、4がつにち施行しこう朝日新聞あさひしんぶん、2015ねん3がつ31にち
  70. ^ 世田谷せたがやパートナーシップの宣誓せんせい取組とりくみについて
  71. ^ 「パートナーシップ証明しょうめいしょ」の、そのさき”. 2020ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  72. ^ 世田谷せたがや「パートナーシップ制度せいど」5ねん せいてき少数しょうすうしゃ特別とくべつ存在そんざいじゃない」 区役所くやくしょでパネルてん東京とうきょう新聞しんぶん TOKYO Web”. 東京とうきょう新聞しんぶん TOKYO Web. 2021ねん11月13にち閲覧えつらん
  73. ^ LGBT「パートナーシップ制度せいど札幌さっぽろでも 指定していはつ朝日新聞あさひしんぶん 2017ねん6がつ1にち
  74. ^ パートナーシップ制度せいどではだめ 同性どうせいこんもとめるワケとは:朝日新聞あさひしんぶんデジタル”. 朝日新聞あさひしんぶんデジタル. 2021ねん11月13にち閲覧えつらん
  75. ^ 都道府県とどうふけんでははつ茨城いばらきけんがパートナーシップ制度せいどをスタート。「当事とうじしゃ困難こんなんをできるだけはや解消かいしょうするべき」”. 2020ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  76. ^ 全国ぜんこくで1301くみ同性どうせいカップルに証明しょうめいしょ : パートナーシップ制度せいどスタートから5ねん”. nippon.com (2020ねん11月9にち). 2021ねん11月13にち閲覧えつらん
  77. ^ 大阪おおさかでパートナーシップ制度せいど開始かいしへ。「本当ほんとうくに率先そっせんしてやるべき」と吉村よしむら洋文ひろふみ知事ちじ”. 2020ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  78. ^ 制服せいふく選択せんたくせい公立こうりつだか600ちょう 佐賀さがなど19都道とどうけん 性的せいてき少数しょうすうしゃ配慮はいりょ. 佐賀さが新聞しんぶん. (2020ねん12月6にち). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/608544 2020ねん12月6にち閲覧えつらん 
  79. ^ 女子じょし中学生ちゅうがくせい制服せいふくもスラックス 世田谷せたがや中野なかの選択せんたく. (2019ねん1がつ29にち). https://www.asahi.com/articles/ASM1Y4R54M1YUTIL01N.html 2020ねん5がつ17にち閲覧えつらん 
  80. ^ にしき光山こうやま雅子まさこ (2018ねん3がつ20日はつか). ぜん区立くりつ中学ちゅうがく性別せいべつわずスカート、ズボンがえらべるよう検討けんとう東京とうきょう世田谷せたがや教委きょうい見解けんかい. https://www.huffingtonpost.jp/entry/setagayaunifrom_jp_5c5d6475e4b0974f75b224ff 2020ねん5がつ17にち閲覧えつらん 
  81. ^ こん一生いっしょう (2019ねん11月21にち). 福岡ふくおか市立しりつちゅう制服せいふくえた弁護士べんごし。「制服せいふくないをえら権利けんり生徒せいとにある」”. ハーバー・ビジネス・オンライン. https://hbol.jp/206761?cx_clicks_others_art=1_title 2020ねん7がつ10日とおか閲覧えつらん 
  82. ^ 中学ちゅうがくしん制服せいふくはブレザー 福岡ふくおか検討けんとう了承りょうしょう 20年度ねんどから スカートとズボン選択せんたくも”. 西日本にしにほん新聞しんぶん. (2019ねん5がつ15にち). https://www.nishinippon.co.jp/item/n/510133/ 2020ねん7がつ10日とおか閲覧えつらん 
  83. ^ 女子じょし制服せいふくにスラックス導入どうにゅうひろがる 県立けんりつだか6わり換気かんきでのさむさも要因よういんに”. 下野げや新聞しんぶん. (2021ねん2がつ7にち). https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/415305 2021ねん2がつ8にち閲覧えつらん 
  84. ^ 校則こうそく全廃ぜんぱい公立こうりつちゅう、LGBTの生徒せいとにも配慮はいりょ 制服せいふく修学旅行しゅうがくりょこうでも”. live door news (2019ねん3がつ4にち). 2020ねん7がつ10日とおか閲覧えつらん
  85. ^ “LGBT地方ちほう議連ぎれん発足ほっそく 差別さべつ解消かいしょう推進すいしん目指めざし83にん. 東京とうきょう新聞しんぶん. (2017ねん7がつ7にち). オリジナルの2017ねん9がつ9にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170909190834/http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017070702000115.html 2017ねん7がつ7にち閲覧えつらん 
  86. ^ “「LGBT自治体じちたい議連ぎれん発足ほっそく 上川かみかわあや地方ちほう議員ぎいん5にん. 朝日新聞あさひしんぶん. (2017ねん7がつ7にち). http://www.asahi.com/articles/ASK765JHHK76UTFK00Z.html 2017ねん7がつ7にち閲覧えつらん 
  87. ^ “「OUT IN JAPAN」札幌さっぽろ撮影さつえいかいで、滝川たきがわ市議しぎ舘内たてうち孝夫たかおさんがカミングアウト”. OUT JAPAN. (2017ねん10がつ24にち). http://www.outjapan.co.jp/lgbtcolumn_news/news/2017/10/8.html 2018ねん1がつ16にち閲覧えつらん 
  88. ^ “「奇異きいなくすのが行政ぎょうせい」 京都きょうと長岡京ながおかきょう市議しぎがLGBT告白こくはく. 京都きょうと新聞しんぶん. (2017ねん12月25にち). http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171224000097 2018ねん1がつ16にち閲覧えつらん 
  89. ^ 同性愛どうせいあい精神せいしん障害しょうがい依存いぞんしょう」 自民じみん会合かいごう配布はいふ文書ぶんしょ差別さべつてき内容ないよう”. 朝日新聞あさひしんぶん (2022ねん7がつ1にち). 2022ねん7がつ2にち閲覧えつらん
  90. ^ 自民党じみんとう議員ぎいん会合かいごうで「同性愛どうせいあい障害しょうがい文書ぶんしょ配布はいふ”. FLASH (2022ねん7がつ1にち). 2022ねん7がつ2にち閲覧えつらん
  91. ^ “LGBT理解りかい増進ぞうしんほう成立せいりつ せい自認じにんかんする表現ひょうげん当初とうしょあんから修正しゅうせい. 毎日新聞まいにちしんぶん. (2023ねん6がつ16にち). https://mainichi.jp/articles/20230616/k00/00m/010/055000c 2023ねん6がつ18にち閲覧えつらん 
  92. ^ LGBTQ+ Rights”. The Fund for Global Human Rights. 2023ねん12月13にち閲覧えつらん
  93. ^ a b LGBTQI+”. United Nations. 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  94. ^ The global context for LGBT people”. Stonewall. 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  95. ^ What is homophobia?”. Planned Parenthood. 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  96. ^ Acephobia & Anti-asexual hate crime”. Galop. 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  97. ^ Asexuality Is All the Rage”. Vice. 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  98. ^ Challenging LGBTphobia”. The Proud Trust. 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  99. ^ The first Institute for Sexual Science (1919-1933)”. Magnus-Hirschfeld-Gesellschaft e.V.. 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  100. ^ The Forgotten History of the World's First Trans Clinic”. Scientific American (2021ねん5がつ10日とおか). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  101. ^ The Queer Cultures That the Nazis Destroyed”. The New York Times (2022ねん12月7にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  102. ^ German 'gay' paragraph abolished 25 years ago”. DW (2019ねん6がつ11にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  103. ^ You've Probably Heard of the Red Scare, but the Lesser-Known, Anti-Gay 'Lavender Scare' Is Rarely Taught in Schools”. Time (2020ねん12月22にち). 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  104. ^ The lavender scare: How the federal government purged gay employees”. CBS News (2019ねん6がつ9にち). 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  105. ^ How 1970s Christian crusader Anita Bryant helped spawn Florida's LGBTQ culture war”. NBC News (2022ねん4がつ14にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  106. ^ Anita Bryant Devoted Her Life to Terrorizing LGBTQ+ People. Now She Has a Bisexual Granddaughter”. Them (2021ねん7がつ29にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  107. ^ a b History of the Anti-Gay Movement Since 1977”. Southern Poverty Law Center. 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  108. ^ What is ‘LGBT ideology,’ and why are Polish people talking about it?”. The Krakow Post (2020ねん6がつ20日はつか). 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  109. ^ Intelektualiści prawicy o LGBT: nihilizm, bolszewia, hitleryzm. O co chodzi? Tłumaczymy ten obłęd”. OKO.press (2020ねん8がつ5にち). 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  110. ^ The Ku Klux Klan pulls guns on LGBTQ+ demonstrators in Kentucky”. The Economist (2023ねん6がつ16にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  111. ^ America’s far right is increasingly protesting against LGBT people”. The Economist (2023ねん1がつ13にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  112. ^ Australian premier slams neo-Nazis at Posie Parker event, tells trans citizens: ‘Our government will always support you’”. PinkNews (2023ねん3がつ19にち). 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  113. ^ Well-funded Christian group behind US effort to roll back LGBTQ+ rights”. The Guardian (2023ねん6がつ19にち). 2023ねん6がつ24にち閲覧えつらん
  114. ^ Moms for Liberty among conservative groups named 'extremist' by civil rights watchdog”. NPR (2023ねん6がつ7にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  115. ^ 松岡まつおかはじめ嗣 - 明白めいはくな「LGBT法案ほうあん賛否さんぴ構図こうず国内外こくないがいから成立せいりつもとめるこえ反発はんぱつする宗教しゅうきょう右派うは保守ほしゅ議員ぎいん”. Yahoo! (2023ねん5がつ1にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  116. ^ 古谷ふるやけい衡 - なぜ保守ほしゅはLGBT法案ほうあんはげしく反対はんたいするのか?ーLGBTほうついに成立せいりつ”. Yahoo! (2023ねん6がつ16にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  117. ^ きゅう統一とういつ教会きょうかいはんLGBTQ」02ねんから鮮明せんめい 教祖きょうそ発言はつげんろく邦訳ほうやくさかい”. 毎日新聞まいにちしんぶん (2023ねん4がつ23にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  118. ^ Maps of anti-LGBT Laws Country by Country”. Human Rights Watch. 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  119. ^ Mapping Attacks on LGBTQ Rights in U.S. State Legislatures”. American Civil Liberties Union. 2023ねん6がつ22にち閲覧えつらん
  120. ^ The Current Wave of Anti-LGBT Legislation: Historical Context and Implications for LGBT Health”. Association of American Medical Colleges. 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  121. ^ LGBT people nine times more likely than non-LGBT people to be victims of violent hate crimes”. Williams Institute. 2023ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  122. ^ Deadliest Rise in Anti-LGBTI Violence in Over a Decade, our annual Report Shows”. ILGA-Europe (2023ねん2がつ20日はつか). 2023ねん6がつ21にち閲覧えつらん
  123. ^ LGBTQ+ activist left bloodied after ‘punch from Met officer’ at anti-drag protest”. PinkNews (2023ねん6がつ24にち). 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  124. ^ Kansas Man Arrested for Threatening to Shoot Up, Bomb Nashville Pride”. The Advocate (2023ねん6がつ22にち). 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  125. ^ Over half of 2022's most challenged books have LGBTQ themes”. NBC News (2023ねん4がつ26にち). 2023ねん6がつ21にち閲覧えつらん
  126. ^ Don’t Say Gay, Stop WOKE, Banned Books, and Anti-Trans Laws”. AHA (2023ねん2がつ10日とおか). 2023ねん6がつ22にち閲覧えつらん
  127. ^ Anti-Trans Moral Panics Endanger All Young People”. Scientific American (2023ねん5がつ19にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  128. ^ The Lies and Dangers of Efforts to Change Sexual Orientation or Gender Identity”. Human Rights Campaign. 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  129. ^ All the brands homophobes and transphobes have attempted to boycott, from Bud Light to Build-a-Bear”. PinkNews (2023ねん6がつ4にち). 2023ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  130. ^ a b c LGBT Groups Respond to Petition Asking to 'Drop the T'”. The Advocate (2015ねん11月6にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  131. ^ Why More Than 1,000 People Have Signed a Petition to Drop the "T" From LGBT”. Teen Vogue (2015ねん11月9にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  132. ^ Cecilia Gentili: Did the ‘T’ Fall Off of ‘L.G.B.T.Q.’?”. The New York Times (2019ねん6がつ19にち). 2023ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  133. ^ LGB Alliance: Anti-trans lobby group’s troubling, ugly history”. PinkNews (2022ねん9がつ14にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  134. ^ Grifter Gays: How conspiracy theorists and right-wing operatives created Gays Against Groomers”. Media Matters for America (2023ねん2がつ7にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  135. ^ Transphobia and The Far Right”. Hope not Hate (2022ねん3がつ16にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  136. ^ A Taste of What’s in Store if Right-Wing Zealots Get Green Light to Sue Media”. FAIR (2023ねん3がつ10日とおか). 2023ねん6がつ22にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 遠藤えんどうまめた ちょ先生せんせいおやのための LGBTガイド: もしあなたがカミングアウトされたなら』 合同ごうどう出版しゅっぱん、2016ねん、223ぺーじISBN 978-4772612715
  • 大阪おおさか弁護士べんごしかい人権じんけん擁護ようご委員いいんかい性的せいてき指向しこうせい自認じにんかんするプロジェクトチーム ちょ『LGBTsの法律ほうりつ問題もんだいQ&A』 LABO、2016ねん、152ぺーじISBN 978-4904497289
  • LGBTほう連合れんごうかい へん日本にっぽん世界せかいのLGBTの現状げんじょう課題かだいかもがわ出版しゅっぱん、2019ねん、160ぺーじISBN 978-4780310160
  • エリス・ヤング ちょ上田うえだ勢子せこ やく『ノンバイナリーがわかるほん ――heでもsheでもない、theyたちのこと』 明石書店あかししょてん、2022ねん、352ぺーじISBN 978-4750353272
  • Label X へん『Xジェンダーってなに?―日本にっぽんにおける多様たようせいのありかた緑風りょくふう出版しゅっぱん、2016ねん、255ぺーじISBN 978-4846116156
  • ショーン・フェイ ちょ高井たかいゆとさと やく『トランスジェンダー問題もんだい——議論ぎろん正義せいぎのために』 明石書店あかししょてん、2022ねん、516ぺーじISBN 978-4750354637
  • ジュリー・ソンドラ・デッカー ちょ上田うえだ勢子せこ やくえない性的せいてき指向しこう アセクシュアルのすべて――だれにも性的せいてき魅力みりょくかんじないわたしたちについて』 明石書店あかししょてん、2019ねん、320ぺーじISBN 978-4750348148
  • 社会しゃかい応援おうえんネットワーク、こう比良びら美穂みほわかしみ雄太ゆうたさと図解ずかいでわかる 14さいからのLGBTQ+』(はつ太田出版おおたしゅっぱん、2021ねん9がつ17にちISBN 9784778317737 
  • 西野にしのあきらじゅどものせい同一どういつせい障害しょうがいう』日東にっとう書院しょいん本社ほんしゃ、2018ねん4がつ4にちISBN 4528021854 
  • 渡辺わたなべ桃子ももこ (2004). “トランスジェンダーとは--その歴史れきし,その可能かのうせい”. アメリカ研究けんきゅう = The American review (アメリカ学会がっかい) 36: 75-89. ISSN 03872815. 
  • Todd, Mathew(英語えいご)『Pride: The story of LGBTQ equality movement』Welbeck英語えいごばん、2021ねん5がつ13にちISBN 978-1787396869 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]