ヴァス神かみ群ぐん

ヴァス神かみ群ぐん（Vasu)は、インド神話しんわにおいて自然しぜん現象げんしょうを神格しんかく化かした8柱はしらの神かみ々の総称そうしょうである。

水みず（アーパス）、北極星ほっきょくせい（ドルヴァ）、月つき（ソーマ）、大地だいち（ダラ）、風ふう（アニラ）、火ひ（アナラ）、暁あかつき（プラバーサ）、光ひかり（プラティユーシャ）の8神かみとされるが、諸説しょせつある。聖ひじり仙せんヴァシシュタの上うえを飛とぶ非礼ひれいを犯おかした罪つみを償つぐなう為ため、ガンガーと人間にんげんの間あいだに生うまれた子供こども達たちとして転生てんせいした事ことも。

『ラーマーヤナ』によるとカシュヤパ仙せんとアディティの子供こどもに数かぞえられている。

『マハーバーラタ』の英雄えいゆうビーシュマはヴァスの結集けっしゅうによって生うまれたとも、ヴァスの中なかのディヤウスの生うまれ変かわりとも言いわれる。