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命数めいすうほう

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命数めいすうほう(めいすうほう、英語えいご: Numeral system, または system of numeration)とは、かず名付なづけるほうすなわあたえられたかずあらわすための、一連いちれん方式ほうしき規則きそく対応たいおうである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

命数めいすうほうとは、数値すうちあらわすときの数詞すうし体系たいけい[1]であり、言語げんごによりことなる。たとえば、1けた数値すうちでは「よんつぎ」をあらわ数詞すうし(5)を、日本語にほんごでは「」、英語えいごでは"five"(ファイブ)、ドイツでは"fünf"、ラテンかたりでは"quinque"という。おなじく、じゅう進数しんすうにおける「じゅうよん」をあらわかず(10,000)を、日本語にほんごでは「いちまん」、英語えいごでは"ten thousand"(テン・サウザンドじゅうせん)とぶ。これらのわせにより任意にんい数値すうちあらわすことができる。言語げんごによりおな数値すうち命数めいすうほうのうち、数字すうじもちいてかずあらわ方法ほうほう記数きすうほうという。

命数めいすうには、一般いっぱんに「いち」や「さん」など自然しぜんすうあらわ数詞すうし、「れい」などあらわ数詞すうし、「ひゃく」や「せん」などなにかのべきじょうあらわ数詞すうしとがある。

位取くらいどりは十進法じっしんほう圧倒的あっとうてきおおいが、十進法じっしんほうとらわれる必要ひつようく、じゅう二進法にしんほう十進法じっしんほう散見さんけんされる。じゅうえるかずで、十進法じっしんほうから独立どくりつしている数詞すうしとして、じゅう意味いみする"dozen"(日本語にほんごではダース)や""(→zh:)、ひゃくよんじゅうよん意味いみする"gross"(グロス)、せんななひゃくじゅうはち意味いみする"great gross"、じゅう意味いみする"score"(スコア)や"vingt"(フランス語ふらんすご)や"廿にじゅう"や"kal"(マヤ数詞すうし以下いかおなじ)、よんひゃく意味いみする"bak"、はちせん意味いみする"pic"などがある。


以下いか記述きじゅつにおいては、まず大数たいすう命数めいすうほう小数しょうすう命数めいすうほう大別たいべつして解説かいせつする。

大数たいすう命数めいすうほう[編集へんしゅう]

まんしんほうけい命数めいすうほう[編集へんしゅう]

中国ちゅうごく由来ゆらいするかん数字すうじでは、以下いか数詞すうし大数たいすうしめす。

いちじゅうひゃくせんまんおくちょうきょう、…

中国ちゅうごく算術さんじゅつしょであるこうかんじょたけしかずじゅつのこ中国語ちゅうごくごばん』やきたあまねの甄鸞『五経ごきょう算術さんじゅつ中国語ちゅうごくごばん』に、大数たいすう単位たんいしるされているが、当時とうじまでであり、また𥝱は本来ほんらいは秭であり、それが日本にっぽんの『ちりこう』で字形じけい変化へんかしたものである。これらの文献ぶんけんによると、まんよりおおきい数詞すうししめには3種類しゅるいあり、統一とういつされていなかった。したすうちゅうすううえすうである[2]

当初とうしょばん(104)を区切くぎりとしてじゅうまん(105)、ひゃくまん(106)、千万せんばん(107)まであらわしていた。これとはべつに、まんから1けたごとにおく(105)、ちょう(106)、と名付なづけていた。これをしたすう(かすう)とぶ。

かんだいあたりから、うえすう(じょうすう)が文献ぶんけん記載きさいされはじめた。数詞すうしあらわ2じょうつぎ数詞すうしとなる。万万ばんばんおく(108)であるのは今日きょうおなじであるが、つぎおくおくちょう(1016)、ちょうちょうきょう(1032)となる。実際じっさい使つかわれたことはないようであり、数学すうがくしょではもちいられていない。

その千万せんまんつぎおくとし、じゅうおく(109)、ひゃくおく(1010)とつづけていく方法ほうほう考案こうあんされた。これをちゅうすう(ちゅうすう)という。ただし、初期しょき数学すうがくしょしめされているちゅうすう万万ばんばん(108ばいごとにあらたな名称めいしょうをつける方式ほうしきであった。すなわち、せんおく(1011)、まんおく(1012)、じゅうまんおく(1013)とつづき、おくまんまんばいちょう(1016)、ちょうまんまんばいきょう(1024)とする。これをまんまんしんという。のちに、まんばいごと、すなわちまんまんおくまんおくちょう(1012)とするまんしん(まんしん、まんしんほう(まんしんほう))に移行いこうした。

もとしゅすぐるによるさんがく啓蒙けいもうはじめて、ごく以上いじょう単位たんい(そのうちつねかわすな以上いじょう仏教ぶっきょう由来ゆらいする名称めいしょう)がくわわったが、当時とうじ不可思議ふかしぎうえ無量むりょう大数たいすうではなく無量むりょうすうであり、あかりほどだいによるさん法統ほうとうむねでも同様どうようであった。ごく以上いじょう単位たんい基本きほんてきなかすうまんしんまんまんしん)のみで使つかわれ、したすううえすう使つかわれることはなかったが、ただ日本にっぽんの『ちりこう初版しょはんごく以下いかしたすうとしており、それによればきょくは1015ということになる。

日本にっぽんでは、1627ねん寛永かんえい4ねん)の『ちりこう』の初版しょはんにおいてはじめておおきなかず登場とうじょうするが[3]ごく以下いかしたすうつねかわすな以上いじょうまんまんしんちゅうすうつねかわすな=1023阿僧あそう祇=1031那由なゆ=1039不可思議ふかしぎ=1047)としていた。1631ねん寛永かんえい8ねん)のはんではごく以下いかまんしんつねかわすな以上いじょうまんまんしんのまま)にあらためられ、それとともにさんがく啓蒙けいもうさん法統ほうとうむねにあった不可思議ふかしぎうえ無量むりょうすう無量むりょう大数たいすうという名称めいしょうとしてまれた。そして1634ねん寛永かんえい11ねん)のはんではすべてまんしん統一とういつされた。今日きょうでもまんしんだけが使用しようされている。

かたれい以下いかしめす。

  • 1 0000 : いちまん (いちまん)
  • 983 6703 : きゅうひゃくはちじゅうさんまん ろくせんななひゃくさん (きゅうひゃくはちじゅうさんまん ろくせんななひゃくさん)
  • 20 3652 1801 : じゅうおく さんせんろくひゃくじゅうまん せんはちひゃくいち (にじゅうおく さんぜんろっぴゃくごじゅうにまん せんはっぴゃくいち)

アラビア数字すうじ使つかわれる場合ばあいは、英語えいごのように3けたごとにコンマがれられる。アラビア数字すうじかん数字すうじ同時どうじ使つかわれる場合ばあいは、1まん以下いか数字すうじについてアラビア数字すうじかた使つかわれる場合ばあいがある(れい: 25,000,000を2,500まん表記ひょうきする場合ばあい)。

おおきな数字すうじ漢字かんじあらわされるときは、ほとんどの場合ばあいでゼロがはぶかれる。たとえば、4002はゼロをあらわ中国語ちゅうごくごでの「よんせんれい」ではなく、よんせんあらわされることがおおい。ただし、決算けっさんしょげる場合ばあいまないけたは、「び」または「んで」でしめされる場合ばあいがある。たとえば、通常つうじょうの「よんせんに」のわりに、「よんせんとびに」または「よんせんとんでに」のようにもなる。

中国ちゅうごくでは、近代きんだいまでまんまんしんまんしん混用こんようされたままであった。それにくわえて、トル法とるほう接頭せっとうメガ(106)に「ちょう」(したすうにおける 106)のをあてたため、さらに混乱こんらんしょうじた。今日きょうでは、「おく」はちゅうすうの 108、「ちょう」はしたすうの 106意味いみとなっており、ちょうよりおくほうおおきくなっている。日本にっぽんでいうちょう(1012)は「まんおく」といい、きょう以上いじょうについては、たとえば 1016 は「まんまんおく」または「おくおく」のようにんでいる。台湾たいわん朝鮮半島ちょうせんはんとうでは植民しょくみん時代じだいに、日本にっぽん命数めいすうほうまんしん)が導入どうにゅうされていたので、ちょうは 1012 であるが、きょう以上いじょう命数めいすうはほとんどもちいられていない。

ベトナムでは西洋せいようしきに3けたずつあたらしい名称めいしょう使つかわれるが、106を「triệu」(ちょう)、109を「tỷ」(秭)とぶ。これはしたすうにあたる。

ちりこう』での命数めいすう以下いかのようになっている[4]

くらいおおきなものの名称めいしょうについてははんによって相違そういがある。併記へいきした記数きすうまんしんによる。

ちりこう寛永かんえい11年版ねんばん)での命数めいすう日本にっぽん現行げんこう方式ほうしき
数詞すうし かず 10000m いち(いち) じゅう(じゅう) ひゃく(ひゃく) せん(せん) 補足ほそく
いち
100
じゅう
101
ひゃく
102
せん
103
まん まん 104 100001 いちまん
104
じゅうまん
105
ひゃくまん
106
千万せんまん
107
おく おく 108 100002 いちおく
108
じゅうおく
109
ひゃくおく
1010
せんおく
1011
ちょう ちょう 1012 100003 いちちょう
1012
じゅうちょう
1013
ひゃくちょう
1014
せんちょう
1015
きょう けい 1016 100004 いちきょう
1016
じゅうきょう
1017
ひゃくきょう
1018
せんきょう
1019
(きょう)
がい 1020 100005 いち
1020
じゅう
1021
ひゃく
1022
せん
1023
𥝱 じょ 1024 100006 いち𥝱
1024
じゅう𥝱
1025
ひゃく𥝱
1026
せん𥝱
1027
(し)
みのる じょう 1028 100007 いちみのる
1028
じゅうみのる
1029
ひゃくみのる
1030
せんみのる
1031
みぞ こう 1032 100008 いちみぞ
1032
じゅうみぞ
1033
ひゃくみぞ
1034
せんみぞ
1035
かん 1036 100009 いち
1036
じゅう
1037
ひゃく
1038
せん
1039
ただし せい 1040 1000010 一正かずまさ
1040
じゅうせい
1041
ひゃくせい
1042
せんただし
1043
さい 1044 1000011 いち
1044
じゅう
1045
ひゃく
1046
千載せんざい
1047
ごく ごく 1048 1000012 いちきょく
1048
じゅうきょく
1049
ひゃくきょく
1050
せんきょく
1051
つねかわすな ごうがしゃ 1052 1000013 いちつねかわすな
1052
じゅうつねかわすな
1053
ひゃくつねかわすな
1054
せんひさしかわすな
1055
阿僧あそう あそうぎ 1056 1000014 いち阿僧あそう
1056
じゅう阿僧あそう
1057
ひゃく阿僧あそう
1058
せん阿僧あそう
1059
那由なゆほか なゆた 1060 1000015 いち那由なゆほか
1060
じゅう那由なゆほか
1061
ひゃく那由なゆほか
1062
せん那由なゆほか
1063
不可思議ふかしぎ ふかしぎ 1064 1000016 いち不可思議ふかしぎ
1064
じゅう不可思議ふかしぎ
1065
ひゃく不可思議ふかしぎ
1066
せん不可思議ふかしぎ
1067
無量むりょう大数たいすう むりょうたいすう 1068 1000017 いち無量むりょう大数たいすう
1068
じゅう無量むりょう大数たいすう
1069
ひゃく無量むりょう大数たいすう
1070
せん無量むりょう大数たいすう
1071

以下いかひょうかく方式ほうしきでの大数たいすう命数めいすうほうしめす。

かく方式ほうしきでの大数たいすう命数めいすうほう
名称めいしょう したすう ちゅうすうまんしん日本にっぽん現行げんこう方式ほうしき ちりこう寛永かんえい8年版ねんばん ちゅうすうまんまんしん うえすう
じゅう 101 101 101 101 101
ひゃく 102 102 102 102 102
せん 103 103 103 103 103
まん 104 104 104 104 104
おく 105 108 108 108 108
ちょう 106 1012 1012 1016 1016
きょう 107 1016 1016 1024 1032
108 1020 1020 1032 1064
秭(𥝱) 109 1024 1024 1040 10128
みのる 1010 1028 1028 1048 10256
みぞ 1011 1032 1032 1056 10512
1012 1036 1036 1064 101024
ただし 1013 1040 1040 1072 102048
1014 1044 1044 1080 104096
ごく 1015ちりこう初版しょはん 1048 1048 1088 -
つねかわすな - 1052 1056 1096 -
阿僧あそう - 1056 1064 10104 -
那由なゆほか - 1060 1072 10112 -
不可思議ふかしぎ - 1064 1080 10120 -
無量むりょうすう無量むりょう大数たいすう - 1068 1088 10128 -

なお、無量むりょう大数たいすうを「無量むりょう」と「大数たいすう」にけて説明せつめいしているものもあるが、これは『ちりこう』で無量むりょう大数たいすうあいだきずができて間隔かんかくがあき、べつかずのようにえるはんがあったためである。無量むりょう大数たいすうひとつのかずとするのが普通ふつうである。

3文字もじ以上いじょう単位たんいは、インドから由来ゆらいしたものがおおい。つねかわすなはもともと仏教ぶっきょう聖典せいてん無限むげんおおきなかずあらわすのに使つかわれていたくらいで、गङ्गा(ガンジスがわ)から由来ゆらいしている。阿僧あそう祇はअसंख्येय(可算かさん)から、那由なゆはनयुत/नयुतःから由来ゆらいしている。それよりおおきなかず単位たんいは、仏教ぶっきょう単語たんご中国ちゅうごく翻訳ほんやくされ、のち単位たんいあたえられたものである。

千進せんしんほうけい命数めいすうほう[編集へんしゅう]

西洋せいようしょ言語げんご命数めいすうほうには、long scale(ロングスケール)とshort scale(ショートスケール)とばれる2種類しゅるいがある。これは漢字かんじ文化ぶんかけんでいうまんまんしんまんしん関係かんけいたものである。まんまんしんまんしん関係かんけい同様どうように、一部いちぶ数詞すうしにおいては、双方そうほう命数めいすうほうでそれぞれことなるかずてられている (「billion」「trillion」など)。long scaleやshort scaleは標準ひょうじゅんてき用語ようごではないが、意味いみするところが明確めいかくなので、百科ひゃっか事典じてん科学かがくてき文章ぶんしょうでしばしば使つかわれる。

19世紀せいきから20世紀せいきだい部分ぶぶんでは、イギリスでは前者ぜんしゃのみ、アメリカでは後者こうしゃのみが使つかわれていた。それ、それぞれ「イギリスしき」、「アメリカしき」ともばれるが、今日きょうではイギリスでも後者こうしゃ使つかわれるため、「イギリスしき」という表現ひょうげん正確せいかくではない。

歴史れきしじょうフランスでは双方そうほうとももちいられており、19世紀せいきはじめには広範囲こうはんいでshort scaleに移行いこうした。アメリカはこれにしたがったもので、long scaleを使用しようしていた20世紀せいき初頭しょとうのイギリスにおいてアメリカでは方式ほうしきちがうことに注意ちゅういびかけている[5]。しかし、現在げんざいではフランスも英語えいごけんのぞヨーロッパ諸国しょこくわせてlong scaleにちつき、それとはぎゃくにイギリスではshort scaleに移行いこうするという複雑ふくざつ経緯けいい辿たどっている。

1948ねん国際こくさい度量衡どりょうこう総会そうかいはlong scaleの普遍ふへんてき使用しよう提案ていあんし、short scaleを使つかっている国々くにぐににlong scaleにもどすようびかけた。しかし、英語えいごけんにおいては上述じょうじゅつとおりアメリカを筆頭ひっとうにイギリスが移行いこうしたこともあり、現在げんざいでは一般いっぱんてきにshort scaleが使用しようされている(歴史れきし参照さんしょう)。

long scaleとshort scaleの比較ひかく[編集へんしゅう]

英語えいご場合ばあいは、以下いかのようになる。千進せんしん(せんしん、千進せんしんほう(せんしんほう))が使つかわれる。

かず short scale long scale SI接頭せっとう
かた カタカナ表記ひょうき 理由りゆう かた カタカナ表記ひょうき 理由りゆう
100いち one ワン 1 one ワン 1 なし
103せん thousand サウザンド (103)1 thousand サウザンド (106)0.5 k(キロ
106ひゃくまん million ミリオン (103)1+1 million ミリオン (106)1 M(メガ
109じゅうおく billion ビリオン (103)1+2 thousand million
(milliard)
サウザンド ミリオン
(ミリアード)
(106)1.5 G(ギガ
1012いちちょう trillion トリリオン (103)1+3 billion ビリオン (106)2 T(テラ
1015せんちょう quadrillion クアドリリオン (103)1+4 thousand billion
(billiard)
サウザンド ビリオン
(ビリアード)
(106)2.5 P(ペタ
1018ひゃくきょう quintillion クインティリオン (103)1+5 trillion トリリオン (106)3 E(エクサ
  • millionは、イタリアせん意味いみする “mille” に、拡大かくだい接尾せつびかたりうしろについて意味いみ誇張こちょうする)“-one” がついた “millione” (現代げんだい正書法せいしょほうでは milione)が語源ごげんである。
  • bi-(バイ)は2を、tri-(トライ)は3を、quadr-(クアドラ)は4を、quint-(クイント)は5をあらわラテン語らてんご由来ゆらいする倍数ばいすう接頭せっとう
    • short scaleでは、1,000ばいするごとにあたらしい名前なまえがつく (千進せんしん(せんしん)、千進せんしんほう(せんしんほう)、thousand millions = billion, thousand billions = trillion, ...)。
    • long scaleでは、1,000,000ばいするごとにあたらしい名前なまえがつく (ひゃくまんしん(ひゃくまんしん)、ひゃくまんしんほう(ひゃくまんしんほう)、million millions = billion, million billions = trillion, ...)。
  • 古語こごじゅうおくあらわすmilliardがあるが、英語えいごでは使つかわれることはない(言語げんごによっては使つかわれる)。だが金融きんゆう市場いちばにおいては、誤解ごかいけるためにじゅうおくを "yard"(milliardに由来ゆらい)とうことがある。
  • よりおおきなかずあらわかたについてはNames of large numbersかず比較ひかく参照さんしょう

歴史れきし[編集へんしゅう]

年代ねんだい 出来事できごと
1475ねん ジャン・アダムが1012いちちょう)、1018ひゃくきょう)をあらわ言葉ことばとしてbymillion, trimillionをもちいた。
1484ねん フランス数学すうがくしゃニコラ・シュケー英語えいごばん著書ちょしょ『Triparty en la science des nombres』のなかで、1012いちちょう)、1018ひゃくきょう)、1024いち)、1030ひゃくみのる)、1036いち)、1042ひゃくただし)、1048いちごく)、1054ひゃくつねかわすなまんしんほうによる)をそれぞれbyllion tryllion, quadrillion, quyllion, sixlion, septyllion, ottyllion, nonyllionとあらわした。このほん1870年代ねんだいはじめて発行はっこうされたものであったが、このだい部分ぶぶんエスティエンヌ・ド・ラ・ロッシュ英語えいごばん著書ちょしょ『L'arismetique』(1520ねん)からとったものであった。
1549ねん ジャック・ペルチエがmilliard (milliart) を "Million de Millions"(millionのmillion)すなわち1012いちちょう)としてもちいた。かれはこの用法ようほうをフランスじん学者がくしゃギヨーム・ビュデ(1467-1540ねん)によるものだとした。
17世紀せいき 6けたひゃくまん)ごとに名前なまえわる伝統でんとうてき方式ほうしきのlong scale)から、3けたせん)ごとに名前なまえわるあたらしい方式ほうしきのshort scale)がかれ、フランスやイタリアでbillionを109じゅうおく)の意味いみ使つか科学かがくしゃあらわれた。それでもthousand millionやmilliard(ペルチエの用語ようご)をもちいるほう多数たすうであった。こちらの用法ようほうがイギリスやドイツそのヨーロッパ全域ぜんいき採用さいようされ、Chuquetのlong scaleのbillion(いちちょう)が使つかわれつづけることとなった。
18世紀せいき
なか
short scaleの意味いみでのbillionがアメリカのイギリス植民しょくみんにもたらされる。
19世紀せいき
はじめ
フランスひろくshort scaleに移行いこうし、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくがそれにつづき、学校がっこうでもおしえられるようになった。19世紀せいきのフランスの百科ひゃっか事典じてんおおくではlong scaleははぶかれたり、「いまやもうふる方式ほうしきである」とかれたりしていた。
1926ねん H. W. Fowlerの『Modern English Usage』に、「アメリカ(フランスにしたがった)では "billion" はイギリスとおな意味いみではないことをおぼえておくべきだ。billionは我々われわれ(イギリスじん)にとってはmillionの2じょうすなわちmillion millions(いちちょう)を意味いみするものだが、アメリカじんにとってはthousandの3じょうすなわちthousand millions(じゅうおく)をあらわす。これは我々われわれがmilliardとんでいるものである。我々われわれ意味いみにおけるbillionが天文学てんもんがくしゃ以外いがいには使つか勝手がってわるいからといってしたがわないのは残念ざんねんなことである」としるされた。
1948ねん 国際こくさい度量衡どりょうこう総会そうかいはlong scaleの普遍ふへんてき使用しよう提案ていあんし、short scaleを使つかっている国々くにぐににlong scaleにもどすようびかけた。
1961ねん Journal Officiel(フランスの官報かんぽう)は、フランスで公式こうしきにlong scaleがもちいられていることを確認かくにんした[6]
1974ねん イギリス首相しゅしょうハロルド・ウィルソンは、これからは政府せいふ統計とうけいでshort scaleをもちいるとべた[7]20世紀せいき最後さいご四半期しはんきには、おおくの英語えいごけん国々くにぐにもこれにつづいてshort scaleにえた。しかしながら、これらのすべてのくににおいて、わずかながらlong scaleの使用しようつづいており、また公式こうしきにshort scaleが使つかわれていることも明確めいかくではない。
1994ねん イタリア政府せいふ公式こうしきにlong scaleがもちいられていることを確認かくにんした[8]

現在げんざい使用しようじょうきょう[編集へんしゅう]

各国かっこく命数めいすうほう
千進せんしんほう long scale 千進せんしんほう short scale 千進せんしんほう両方りょうほう その
short scaleをもちいるくに[編集へんしゅう]
英語えいごけん[編集へんしゅう]

現在げんざい英語えいごけんおおくのくにでshort scaleがもちいられている。以下いかはその一部いちぶである。

英語えいごけん以外いがい[編集へんしゅう]

109 = milliard、1012 = trillion

109 = billion、1012 = trillion

  • ブラジルの旗ブラジル - ポルトガルはなすが、ポルトガルとことなり、109はbilhão、1012はtrilhãoといったいいかたをする。
  • プエルトリコの旗プエルトリコ - スペインはなされるアメリカりょうで、一般いっぱん経済けいざい技術ぎじゅつかんすることではshort scaleがもちいられる(109はbillón、1012はtrillón)。一方いっぽう、プエルトリコがいのラテンアメリカのひとけた刊行かんこうぶつではlong scaleがもちいられる。
  • ブルネイの旗ブルネイ
  • ミャンマーの旗ミャンマー
  • アフガニスタンの旗アフガニスタン(109はmilliardもおこなわれる)

独自どくじ名称めいしょう

  • ギリシャの旗ギリシャ - 109をdisekatommyrio(「-ひゃく-まん」の)、1012をtrisekatommyrio(「さん-ひゃく-まん」の)という。
  • キプロスの旗キプロス
long scaleをもちいるくに[編集へんしゅう]

英語えいごけん東欧とうおうのぞおおくの大陸たいりくヨーロッパの国々くにぐにではlong scaleを使つかう。

れい
  • Milliard
フランス語ふらんすごデンマークノルウェー: milliard、ドイツ: Milliardeオランダ: miljardハンガリー: milliárdスペイン: millardomil millonesほう頻繁ひんぱんもちいられる)、イタリア: miliardoポーランド: miliardスウェーデン: miljardmilliardということもある)、フィンランド: miljardiチェコ: miliardaスロベニアクロアチアセルビア: milijarda、アイスランド: milljarður - みな109あらわす。
  • Billion
フランス語ふらんすご・デンマーク・ノルウェー: billion、ドイツ: Billionオランダ: biljoenハンガリー: billióスペイン: billón、ポーランド・セルビア: bilion、スウェーデン: biljonbillionということもある)、フィンランド: biljoonaクロアチア: bilijunポルトガル(ポルトガル): biliãoスロベニア: bilijonアイスランド: billjón - みな1012あらわす。

用法ようほう[編集へんしゅう]

"thousand milliard" の使用しよう[編集へんしゅう]

Milliardをもちいるこれらの国々くにぐににおいて "thousand milliard" という用語ようご時折ときおり使つかわれるが、これは予算よさんについての文脈ぶんみゃくでのみである。「ドイツ国債こくさい2004ねんすえ時点じてんやく1418 milliardユーロ(1ちょう4180おくユーロ)であった」というように、milliardは予算よさん単位たんいとしては主要しゅようなものとなっている。予算よさん以外いがいについては、1012はthousand milliardではなくbillionという。

イタリアでの用法ようほう[編集へんしゅう]

19世紀せいきにはshort scaleをもちいていたが20世紀せいきになってlong scaleにもどしたヨーロッパくには2つあるが、イタリアはその1つである(もう1つはフランス)。

イタリアでは、bilioneという単語たんご公式こうしきには1012意味いみするが、口語こうごでは109と1012のいずれをも意味いみる。またtrilioneも、1012と(まれに)1018のいずれをも意味いみする。そのため、曖昧あいまいさをけるために、こうした単語たんご使つかひとはほとんどいない。一般いっぱんには1012はmille miliardi (a thousand milliards)、1015はun milione di miliardi、1018はun miliardo di miliardi、1021はmille miliardi di miliardiというほうおおい。

英語えいごけんでの用法ようほう[編集へんしゅう]
アメリカでの用法ようほう[編集へんしゅう]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは、19世紀せいき初頭しょとうから学校がっこうでshort scaleがおしえられてきた。そのため、もっぱらshort scaleのみがもちいられている。

国々くにぐに[編集へんしゅう]

アメリカ以外いがいくにではなに世紀せいきにもわたってlong scaleがもちいられてきた。したがって、long scaleの使用しようもいまだつづいており、そのためshort scaleの公式こうしき立場たちばがはっきりしていない。

イギリスでの用法ようほう[編集へんしゅう]

イギリス英語えいごにおいてmilliardという用語ようごいま時代遅じだいおくれであり(派生はせいのyardは使つかわれる。#long scaleとshort scaleの比較ひかく参照さんしょう)、現在げんざいでは刊行かんこうぶつでも筆記ひっきぶつでもbillionが109以外いがい意味いみすることはない。イギリス政府せいふBBCもっぱらshort scaleをもちいている。イギリス英語えいごで1012意味いみでbillionをもちいた場合ばあい誤解ごかいされる可能かのうせいたかい。

オーストラリアでの用法ようほう[編集へんしゅう]

オーストラリアでは、2つのものおなじmillionの単位たんい比較ひかくするときなど、109をthousand millionとあらわすこともある。1999ねん現在げんざい、オーストラリア政府せいふ財務省ざいむしょうはshort scaleが標準ひょうじゅんであるとはなしていないが、時折ときおりshort scaleを使つかっている[9]。Australian Department of Finance and Administration(AusInfoとしてられる)は現在げんざい、short scaleを推奨すいしょうしており、法的ほうてき定義ていぎもshort scaleである。教育きょういく放送ほうそうきょく文学ぶんがくにおいても、英語えいごけん同様どうようにshort scaleをもちいている。

インドでの用法ようほう[編集へんしゅう]

英語えいごけんくに同様どうよう現在げんざい、インドもアメリカのshort scaleの影響えいきょうつよけている。しかし経済けいざい関連かんれんのメディア以外いがいではまちまちであり、話者わしゃ教育きょういく環境かんきょう学歴がくれきによるため、イギリスの影響えいきょうであったこともあり、おおくが伝統でんとうてきなlong scaleを使つかつづけるとおもわれる。また、日常にちじょう生活せいかつでは、現在げんざいでもインド独自どくじ命数めいすうほうもちいている。(short scaleもlong scaleももちいないくに参照さんしょう

エスペラントでの用法ようほう[編集へんしゅう]

エスペラント公式こうしき単語たんごであるbilionoやtrilionoとう意味いみするところは曖昧あいまいであり、long scaleとshort scaleのどちらを支持しじするかを国家こっか推定すいていするのをさまたげることによって、国際こくさいてきなエスペラントのコミュニケーションの本質ほんしつ問題もんだい複雑ふくざつさせていた。

ただ、現在げんざいでは非公式ひこうしきだが一般いっぱんもちいられている -ilion- という接尾せつび (106×n) をもちいることで曖昧あいまいけようとする方向ほうこうかっている。これは106べきじょうあらわすために追加ついかされたもので、たとえばduiliono(duはエスペラントで「」)は 106×2 = 1012、triiliono(triはエスペラントで「さん」)は 106×3 = 1018あらわす。

miliardoは明確めいかくに109あらわ単語たんごであるが、最近さいきんではこれをもとにした-iliard-を非公式ひこうしき接尾せつび (106×n+3) と見立みたててduiliardo = 106×2+3 = 1015、triliono = 106×3+3 = 1021のようにあらわすことがおおい。つまり-ilion-の1000ばいかずあらわすのである。

これによって、mililiono = 106×1000 = 106000やmililiardo = 106×1000+3 = 106003ひとしおおきなかず簡単かんたんつくれるようになった (mil = 1000)。

混乱こんらん回避かいひ措置そち[編集へんしゅう]

long scaleとshort scaleを使用しようしているくにではひゃくまんよりおおきい単位たんいではおな単語たんごことなるけたしめすなど表記ひょうき仕方しかたことなる。混乱こんらん回避かいひするために以下いかのような表示ひょうじがされる[10]。なお命数めいすうほうちがいにくわえ、小数点しょうすうてんや3けた区切くぎ記号きごうコンマかピリオド(終止符しゅうしふ)かという小数点しょうすうてん問題もんだいがある。

もっとも簡単かんたん方法ほうほう全数ぜんすう記述きじゅつすることである。
れい)1,000,000,000,000 これはshort scaleでは1 trillionであるがlong scaleでは1 billionである。
ミリオン(ひゃくまん)までは共通きょうつうであるのでひゃくまん以上いじょうけた数字すうじ表示ひょうじする[11]
れい)12,345 million(ミリオン)
指数しすう表記ひょうきけたあらわす。
1×109、1×1010、1×1011、1×1012などでひろ使つかわれている。または一般いっぱんてきではないがコンピューターで1e9、1e10、1e11、1e12と表記ひょうきされる。
SI接頭せっとうあらわす。
SI接頭せっとう基本きほん単位たんい依存いぞん数値すうちけたのみをあらわすものでキロ(k, 103 = せん)、メガ(M, 106 = ひゃくまん)、ギガ(G, 109 = じゅうおく)、テラ(T, 1012 = ちょう)などである。これらは科学かがくしゃ技術ぎじゅつしゃあいだひろ使つかわれている。れいキログラムメガワットギガヘルツテラバイト。これらはコンピュータの普及ふきゅうにより一般いっぱんにもられているが、1ギガドルといった表現ひょうげん一般いっぱんてきではない。なお日本にっぽんでは電力でんりょく表示ひょうじおくkW(キロワット)といった使つかわれかたをする。1おくkWは100ギガワット (GW)である。

インド[編集へんしゅう]

インドの命数めいすうほうは、古代こだいインドから現代げんだいでもインド、パキスタンバングラデシュネパールミャンマーなどで使用しようされている。基本きほんてきには、西洋せいよう一般いっぱんてきな3けたごとの位取くらいどりや、日本にっぽん中国ちゅうごくなどで一般いっぱんてきな4けたごとの位取くらいどりではなく、インドにおいては2けたごとの位取くらいどりにもとづく。

この命数めいすうほうによる表記ひょうきでは、基本きほんてきに2けたごと(した3けたのみ例外れいがい)の位取くらいどりにもとづいててんく。たとえば3カロール(3せんまん)ルピーとする場合ばあいはRs. 30,000,000ではなく、Rs. 3,00,00,000とすることがおおい。ハザール/サハストル(せん)、ラークじゅうまん)、カロール千万せんまん)で区切くぎっている。

ラーク (lakh)、カロール (crore) という単語たんご後述こうじゅつ仏典ぶってん華厳経けごんきょうはちじゅう華厳けごんおよよんじゅう華厳けごん)におけるらくまた倶胝たる。またインド英語えいごでは今日きょうでも頻繁ひんぱん使つかわれており、インドでの英字えいじ新聞しんぶんとうでも普通ふつう使用しようされる。なお、英語えいごつづりと実際じっさい発音はつおんとはおおきくかけはなれている場合ばあいおおい。

かた 数字すうじ 桁数けたすう 西洋せいよう記数きすうほう日本語にほんごでの命数めいすうほうによるかた
एक (ek) エーク 1 100 1(いち
दस (das) ダス 10 101 10(じゅう
सौ (sau) ソウ 100 102 100(ひゃく
सहस्त्र (sahastr) サハストル / हज़ार (hazaar) ハザール 1,000 103 1,000(せん
लाख (lakh) ラーク 1,00,000 105 100,000(じゅうまん
करोड़ (crore) カロール 1,00,00,000 107 10,000,000(千万せんまん
अरब (arawb) アラブ 1,00,00,00,000 109 1,000,000,000(じゅうおく
खरब (kharawb) カラブ 1,00,00,00,00,000 1011 100,000,000,000(せんおく
नील (neel) ニール 1,00,00,00,00,00,000 1013 10,000,000,000,000(じゅうちょう
पद्म (padma) パドマ 1,00,00,00,00,00,00,000 1015 1,000,000,000,000,000(せんちょう
शंख (shankh) シャンク 1,00,00,00,00,00,00,00,000 1017 100,000,000,000,000,000(じゅうきょう
महाशंख (mahashankh) マハーシャンク 1,00,00,00,00,00,00,00,00,000 1019 10,000,000,000,000,000,000(せんきょう

ヒンディーにおいて、新聞しんぶんなどでパドマ、カラブの単位たんいまでは時折ときおり使用しようされるが、それ以上いじょう単位たんい登場とうじょうすることはない。またインド英語えいごにおいては、アラブ以上いじょう単位たんい通常つうじょうもちいられない。しかしながら、インド数学すうがくふる文書ぶんしょではニール、パドマ、シャンクがもちいられることおおい。

こう桁数けたすう表記ひょうき場合ばあいは、ラークとカロールをわせて、1ラーク・カロール(いちちょう、1012とうということがおおい。

ムンバイのギャングなどがはなスラングでは、カロールのことを「コーカー」(khokha)、ラークのことを「ペーティー」(peti) ということがある。

イランでは、50まんあらわ単語たんごとして「コルール」(ペルシア: کرور‎ Korūr)を最近さいきんまで使用しようしていた。

シンハラでは、カロールを「コーティヤ」(kōţiya)、ラークを「ラクシャヤ」(lakshaya) とんでいる。また、カンナダのようなほかみなみインド言語げんごでは、カロールは「コティ」(koti)、ラークは「ラクシャ」(laksha) とばれている。

ベンガルにもシャンクとどうみなもとশঙ্খ/ʃɔŋkʰɔ/ ションコ)というかたりられるがあらわかずは1012、つまりいちちょうであり、またパドマとどうみなもとপদ্মつづどおりにラテン文字もじ転写てんしゃすれば padma となるが実際じっさい発音はつおん/pɔdːɔ̃/ ポッド)というかたり存在そんざいするがかずは1013、つまりじゅうちょうである[12]

ラークは最近さいきん「ラキ」(laki) としてスワヒリにもれられている。

仏典ぶってん数詞すうし[編集へんしゅう]

はちじゅう華厳けごんにおける命数めいすう
名称めいしょう n かず
倶胝 くてい 0 107
おもね庾多 あゆた 1 1014
那由なゆほか なゆた 2 1028
しきなみ ひんばら 3 1056
矜羯 こんがら 4 10112
おもね伽羅きゃら あから 5 10224
さいかち さいしょう 6 10448
ばば まばら 7 10896
おもねばば あばら 8 101792
ばば たばら 9 103584
さかいぶん かいぶん 10 107168
ひろし ふま 11 1014336
禰摩 ねま 12 1028672
おもねばば あばけん 13 1057344
わたるとぎばば みかば 14 10114688
毘攞とぎ びらか 15 10229376
毘伽ばば びかば 16 10458752
そう羯邏 そうがらま 17 10917504
毘薩 びさら 18 101835008
毘贍ばば びせんば 19 103670016
毘盛とぎ びじょうが 20 107340032
毘素陀 びすだ 21 1014680064
毘婆訶 びばか 22 1029360128
毘薄そこ びばてい 23 1058720256
毘佉擔 びきゃたん 24 10117440512
しょうりょう しょうりょう 25 10234881024
いち いちじ 26 10469762048
みち いろ 27 10939524096
顛倒てんとう てんどう 28 101879048192
さんまつ さんまや 29 103758096384
毘覩 びとら 30 107516192768
奚婆 けいばら 31 1015032385536
伺察 しさつ 32 1030064771072
しゅうひろ しゅうこう 33 1060129542144
こういずる こうしゅつ 34 10120259084288
さいみょう さいみょう 35 10240518168576
どろばば ないらば 36 10481036337152
訶理ばば かりば 37 10962072674304
いちどう いちどう 38 101924145348608
訶理がま かりぼ 39 103848290697216
訶理さん かりさん 40 107696581394432
奚魯とぎ けいろか 41 1015393162788864
いたる攞歩陀 たつらほだ 42 1030786325577728
訶魯 かろな 43 1061572651155456
魯陀 まろだ 44 10123145302310912
懺慕陀 ざんぼだ 45 10246290604621824
瑿攞陀 えいらだ 46 10492581209243648
魯摩 まろま 47 10985162418487296
調伏ちょうぶく ちょうぶく 48 101970324836974592
はなれ憍慢 りきょうまん 49 103940649673949184
不動ふどう ふどう 50 107881299347898368
極量きょくりょう ごくりょう 51 1015762598695796736
おもね麼怛 あまたら 52 1031525197391593472
勃麼怛羅 ぼまたら 53 1063050394783186944
とぎ麼怛 がまたら 54 10126100789566373888
麼怛 なまたら 55 10252201579132747776
奚麼怛羅 けいまたら 56 10504403158265495552
鞞麼怛羅 べいまたら 57 101008806316530991104
はち麼怛 はらまたら 58 102017612633061982208
しかばねばば麼怛 しばまたら 59 104035225266123964416
かげ えいら 60 108070450532247928832
薜羅 べいら 61 1016140901064495857664
たい たいら 62 1032281802128991715328
げら 63 1064563604257983430656
窣歩 そほら 64 10129127208515966861312
どろ ないら 65 10258254417031933722624
けい けいら 66 10516508834063867445248
ほそ さいら 67 101033017668127734890496
睥羅 へいら 68 102066035336255469780992
なぞ めいら 69 104132070672510939561984
しゃば攞荼 しゃらだ 70 108264141345021879123968
なぞ魯陀 めいろだ 71 1016528282690043758247936
ちぎり魯陀 けいろだ 72 1033056565380087516495872
覩羅 まとら 73 1066113130760175032991744
しゃばはは しゃもら 74 10132226261520350065983488
阿野あのしゃば あやしゃ 75 10264452523040700131966976
とぎ麼羅 かまら 76 10528905046081400263933952
とぎばば まかば 77 101057810092162800527867904
おもね怛羅 あたら 78 102115620184325601055735808
醯魯耶 けいろや 79 104231240368651202111471616
薜魯ばば べいろば 80 108462480737302404222943232
羯羅 からは 81 1016924961474604808445886464
訶婆ばば かばば 82 1033849922949209616891772928
毘婆 びばら 83 1067699845898419233783545856
ばば なばら 84 10135399691796838467567091712
攞羅 まらら 85 10270799383593676935134183424
娑婆しゃば しゃばら 86 10541598767187353870268366848
迷攞ひろし めいらふ 87 101083197534374707740536733696
もの麼羅 しゃまら 88 102166395068749415481073467392
馱麼 だまら 89 104332790137498830962146934784
はち攞麼陀 はらまだ 90 108665580274997661924293869568
毘伽 びかま 91 1017331160549995323848587739136
がらすばつおお うはばた 92 1034662321099990647697175478272
演説えんぜつ えんぜつ 93 1069324642199981295394350956544
無尽むじん むじん 94 10138649284399962590788701913088
出生しゅっしょう しゅっしょう 95 10277298568799925181577403826176
無我むが むが 96 10554597137599850363154807652352
おもねほとりおお あばんた 97 101109194275199700726309615304704
あお蓮華れんげ しょうれんげ 98 102218388550399401452619230609408
はちあたま はどま 99 104436777100798802905238461218816
そう そうぎ 100 108873554201597605810476922437632
おもむき しゅ 101 1017747108403195211620953844875264
いたり 102 1035494216806390423241907689750528
阿僧あそう あそうぎ 103 1070988433612780846483815379501056
阿僧あそう祇転 あそうぎてん 104 10141976867225561692967630759002112
無量むりょう むりょう 105 10283953734451123385935261518004224
無量むりょうてん むりょうてん 106 10567907468902246771870523036008448
無辺むへん むへん 107 101135814937804493543741046072016896
無辺むへんてん むへんてん 108 102271629875608987087482092144033792
とう むとう 109 104543259751217974174964184288067584
とうてん むとうてん 110 109086519502435948349928368576135168
不可ふかすう ふかすう 111 1018173039004871896699856737152270336
不可ふかすうてん ふかすうてん 112 1036346078009743793399713474304540672
不可ふかしょう ふかしょう 113 1072692156019487586799426948609081344
不可ふかしょうてん ふかしょうてん 114 10145384312038975173598853897218162688
不可ふかおもえ ふかし 115 10290768624077950347197707794436325376
不可ふかおもえてん ふかしてん 116 10581537248155900694395415588872650752
不可ふかりょう ふかりょう 117 101163074496311801388790831177745301504
不可ふかりょうてん ふかりょうてん 118 102326148992623602777581662355490603008
不可ふかせつ ふかせつ 119 104652297985247205555163324710981206016
不可ふかせつてん ふかせつてん 120 109304595970494411110326649421962412032
不可ふかせつ不可ふかせつ ふかせつふかせつ 121 1018609191940988822220653298843924824064
不可ふかせつ不可ふかせつてん ふかせつふかせつてん 122 1037218383881977644441306597687849648128

はちじゅう華厳けごん[編集へんしゅう]

とうじつまたなんわけの『華厳経けごんきょうはちじゅう華厳けごん)』(新訳しんやく華厳経けごんきょうからけいだい正蔵しょうぞう279)のだい45かん阿僧あそう祇品だいさんじゅう」には、みぎひょうしめした命数めいすう記述きじゅつされている[13][14]

105らくまた、100らくまた(107)を倶胝(くてい)とし、倶胝以上いじょううえすうとして123の命数めいすう列挙れっきょされている。

最大さいだい命数めいすうである不可ふかせつ不可ふかせつてん

という巨大きょだいかずとなる。

クッキークリッカー日本語にほんごバージョンのひとつでは、「つねかわすな」までは一般いっぱんてき方式ほうしき命数めいすうほうとなっているが、それよりさき独自どくじ方式ほうしき命数めいすうほう採用さいようしている。具体ぐたいてきには、一般いっぱんてき方式ほうしきの「阿僧あそう祇」「那由なゆ」「不可思議ふかしぎ」「無量むりょう大数たいすう」は登場とうじょうせず、一般いっぱんてき方式ほうしきなら「阿僧あそう祇」にあたる位置いちはちじゅう華厳けごん数詞すうしの「しきなみ」が使つかわれており、そこからさきは「矜羯」「おもね伽羅きゃら」を採用さいようしている。なお「おもね伽羅きゃら」のつぎはちじゅう華厳けごん数詞すうしは「さいかち」であるが、これはこのゲームであつかえる数値すうち限界げんかいえてしまうため、このゲームでは事実じじつじょうおもね伽羅きゃら」が日本語にほんごバージョンの最高さいこう単位たんいとなっている。

ろくじゅう華厳けごん[編集へんしゅう]

あずますすむふつばつ陀羅わけの『華厳経けごんきょうろくじゅう華厳けごん)』(旧訳きゅうやく華厳経けごんきょうすすむけいだい正蔵しょうぞう278)のだい29かんしんおう菩薩ぼさつとい阿僧あそう祇品だいじゅう」には、上記じょうき命数めいすうほうとはことなる命数めいすう記述きじゅつされている[15][16]

1010かかわなしとし、かかわなし以上いじょううえすうとして121の命数めいすう列挙れっきょされている。

最大さいだい命数めいすうである不可ふかせつ転転てんてん という巨大きょだいかずとなる。

よんじゅう華厳けごん[編集へんしゅう]

とう般若はんにゃ三蔵さんぞうやくの『華厳経けごんきょうよんじゅう華厳けごん)』(貞元さだもとけいだい正蔵しょうぞう293)のだい10かんにゅう不思議ふしぎ解脱げだつ境界きょうかいひろしかしこゆきねがいひん」には、上記じょうき命数めいすうほうとはことなる命数めいすう記述きじゅつされている[17][18]

105らくまた、100らくまた(107)を倶胝とし、倶胝以上いじょううえすうとして144の命数めいすう列挙れっきょされている。

最大さいだい命数めいすうである不可ふかせつ不可ふかせつてん という巨大きょだいかずとなる。

これら3つの華厳経けごんきょうでは、はちじゅう華厳けごんよんじゅう華厳けごんらくまたべつとして、はいずれもうえすうで2じょうするとつぎ単位たんいになるため、じゅう指数しすう関数かんすうたる。もっとも、これらは実用じつようのものではなく、計算けいさんもできないほどおおきなかずしめしてさと功徳くどくおおきさをあらわしたものである。

大和言葉やまとことば和語わご)によるひふみ命数めいすうほう[編集へんしゅう]

大和言葉やまとことば和語わご)によって巨大きょだいかずあらわ方式ほうしきには、ひふみによるものがあり、1038けたまであらわせる。ただし実際じっさいには、「よろず(ろ)」よりうえ命数めいすうほうとして使用しようされることはほとんどない。

大和言葉やまとことば和語わご命数めいすうほう
名称めいしょう かず
ひとつ(ひ) 1(いち
ふたつ(ふ) 2(
みっつ(み) 3(さん
よっつ(よ) 4(よん
いつつ(い) 5(
むっつ(む) 6(ろく
ななつ(な) 7(なな
やっつ(や) 8(はち
ここのつ(こ) 9(きゅう
とお(と) 10(じゅう
もも(も) 100(ひゃく
1,000(せん
よろず(ろ) 10,000(まん
100,000(じゅうまん
1,000,000(ひゃくまん
10,000,000(千万せんまん
100,000,000(いちおく
109じゅうおく
1010ひゃくおく
1011せんおく
1012いちちょう
1013じゅうちょう
1014ひゃくちょう
1015せんちょう
1016いちきょう
1017じゅうきょう
1018ひゃくきょう
1019せんきょう
1020いち垓)
1021じゅう垓)
1022ひゃく垓)
1023せん垓)
1024いち𥝱)
1025じゅう𥝱)
1026ひゃく𥝱)
1027せん𥝱)
1028いちみのる
1029じゅうみのる
1030ひゃくみのる
1031せんみのる
1032いちみぞ
1033じゅうみぞ
1034ひゃくみぞ
1035せんみぞ
1036いち澗)
1037じゅう澗)
1038ひゃく澗)

小数しょうすう命数めいすうほう[編集へんしゅう]

中国ちゅうごく由来ゆらいするかん数字すうじでは、小数しょうすうについては、いちけた(0.1ばい)ごとにあらたな名前なまえけるしたすうおこなわれている。これにたいし、ヨーロッパ言語げんごやインドにおいては分数ぶんすう表記ひょうきとしては、half や quarter、en:Roman numerals#Fractions のような表現ひょうげんにはあるが、10しんほう少数しょうすうについてけたごとに名称めいしょうすことはおこなわれていない。かん数字すうじについては、くらいちいさなものの名称めいしょうについては時代じだい地域ちいき、また書物しょもつによって相違そういがある。たとえばしゅすぐるさんがく啓蒙けいもう中国語ちゅうごくごばん』ではすな以下いかまんまんしんとしているほか、「虚空こくう」「清浄せいじょう」を「きょ」「そら」「きよし」「きよし」の4つのべつとするなどのちがいがある。以下いかいちれいである。

小数しょうすう命数めいすうほう
呼称こしょう かず 備考びこう
いち(いち) 100
ぶん(ぶ) 10−1
りん(釐)(りん) 10−2
もう(毫)(もう) 10−3
いといと)(し) 10−4
ゆるがせ(こつ) 10−5
ほろ(び) 10−6
(せん) 10−7
すな(しゃ) 10−8
ちり(じん) 10−9
ほこり(あい) 10−10
びょう(びょう) 10−11
ばく(ばく) 10−12
模糊もこ(もこ) 10−13
逡巡しゅんじゅん(しゅんじゅん) 10−14
須臾しゅゆ(しゅゆ) 10−15
まどかいき(しゅんそく) 10−16
たまゆび(だんし) 10−17
刹那せつな(せつな) 10−18
ろくとく(りっとく) 10−19
虚空こくう(こくう)、空虚くうきょ(くうきょ) 10−20 虚空こくう」「清浄せいじょう」を「きょ」「そら」「きよし」「きよし」とけた場合ばあい、「きょ」10−20そら」10−21
清浄せいじょう(せいじょう) 10−21 虚空こくう」「清浄せいじょう」を「きょ」「そら」「きよし」「きよし」とけた場合ばあい、「きよし」10−22きよし」10−23

このうち、『ちりこう』ではほこり以上いじょうのみが紹介しょうかいされている[19]

実用じつようもちいられるのはあるいはいとくらいまでであり、それ以下いかについては名前なまえがついているだけで実際じっさいにはほとんどもちいられない。なお、「ろくとく」は「とく」の6ばいという意味いみではなく、「ろくとく」でひとつの単位たんいである。

実際じっさいけたつらねるときは、「すんさんふんよんりん」のように1のくらいのちに「基準きじゅん単位たんい(ここでは「すん」)」をつける。現代げんだいてき表現ひょうげんが「2.34すん」のように最後さいごに「基準きじゅん単位たんい」をけるのとはことなる。

日本語にほんご[編集へんしゅう]

現代げんだい日本にっぽんでは、上記じょうき小数しょうすう命数めいすうほうは、野球やきゅう選手せんしゅ打率だりつ守備しゅびりつ、スポーツチームの勝率しょうりつ、レートまたは割引わりびきあらわ場合ばあいによくもちいられる。「36ふん」(36.5 ℃)のように、温度おんどあらわときにも、慣用かんよう表現ひょうげん (「五分五分ごぶごぶ勝負しょうぶ」、「九分九厘くぶくりん」、「ななふんそで」など) でももちいられる。

かつては尺貫法しゃっかんほうにおいて、基準きじゅんとなる計量けいりょう単位たんいすんぶんもんめ)とともによくもちいられていた(ぶん (かず)#計量けいりょう単位たんいなど)。現代げんだいではたとえば 36.5 表記ひょうきするが、伝統でんとうてきには36ふんというように基準きじゅん単位たんい(ここでは「」)ののち小数しょうすう数詞すうし(「ぶん」)をして記述きじゅつする。ながさの場合ばあいは、2すん3ふん4りん のようになる。 意味いみは 2.34すんおなじである。

また、わりもちいられることもおおい。たとえば、2わりふんりんは、ぶんわりの1/10、りんわりの1/100であるので、現代げんだいふうくと、2.47 わりということになる。

わりとももちいる場合ばあい誤解ごかい[編集へんしゅう]

基準きじゅん単位たんいとして「わり」を使つか場合ばあいは「2わり4ふん7りん」のようになることから、「ぶん全体ぜんたい 1/100、りん全体ぜんたい 1/1000 」と勘違かんちがいをされることがある。しかし、これは「2.47わり」の意味いみであって、「ぶんわり 1/10、りんわり 1/100」であって、ながさの場合ばあいの「2すん3ふん4りん = 2.34すん」と同様どうよう表現ひょうげんである。

上記じょうき勘違かんちがいをしょうずる原因げんいんは、わりもちいる場合ばあいわりそのものが 1/10 を意味いみするために、「ぶん全体ぜんたい 1/100、りん全体ぜんたい 1/1000 」と誤解ごかいするからである。ぶんりんなどの数詞すうしは、「基準きじゅん単位たんい」(たとえば、すんわりもんめなど)の小数しょうすう意味いみすることを理解りかいしておく必要ひつようがある。

小数点しょうすうてんと3けた区切くぎ[編集へんしゅう]

各国かっこく小数点しょうすうてん表示ひょうじ
ピリオド コンマ インド数字すうじ 不明ふめい

小数点しょうすうてんには地域ちいき言語げんご)によって、ピリオド(.)またコンマ(,)が使つかわれる(小数点しょうすうてん#ふたつの方式ほうしき)。日本にっぽんではピリオドが使つかわれることがほとんどである。

3けた区切くぎりについては、国際こくさい機関きかんでは小数点しょうすうてん基準きじゅんに3けたごとにコンマ(,)やピリオド(.)をれることを禁止きんししており、そのわりにスペース通常つうじょう半角はんかくスペース(en:thin space))をれると規定きていしている。これは小数点しょうすうてんにピリオドとコンマの両方りょうほう使つかわれていることから、3けたごとにコンマやピリオドをれると重大じゅうだい誤読ごどくまねくおそれがあるからである。

国際こくさい単位たんいけい国際こくさい文書ぶんしょ (SI文書ぶんしょ)の要約ようやくつぎのようにしるしている。

数字すうじ桁数けたすうおお場合ばあいは、やすくするために、小数点しょうすうてんから3けたごとにグループけすることが習慣しゅうかんしている。これは必須ひっすではないが、このようにされることがおおく、一般いっぱんてきかりやすい。この書式しょしき使つか場合ばあい、3けたごとのグループけには空白くうはくのみをもちい、てんやカンマを使つかってはならない。[20] 


short scale(英語えいごなど)でのかた
かず short scale 対応たいおうするかん数字すうじ 補足ほそく
1 one いち 1
102 hundred ひゃく 100
103 thousand せん 1000
106 million ひゃくまん 1000×1000 (=1,000,000)
109 billion じゅうおく 1000×10002 (=1,000,000,000)
1012 trillion いちちょう 1000×10003 (=1,000,000,000,000)
1015 quadrillion せんちょう 1000×10004 (=1,000,000,000,000,000)
1018 quintillion ひゃくきょう 1000×10005
1021 sextillion じゅう 1000×10006
1024 septillion いち𥝱 1000×10007
1027 octillion せん𥝱 1000×10008
1030 nonillion ひゃくみのる 1000×10009
1033 decillion じゅうみぞ 1000×100010
1036 undecillion いち 1000×100011
1039 duodecillion せん 1000×100012
1042 tredecillion ひゃくせい 1000×100013
1045 quattuordecillion じゅう 1000×100014
1048 quindecillion いちきょく 1000×100015
1051 sexdecillion せんきょく 1000×100016
1054 septendecillion ひゃくつねかわすな 1000×100017
1057 octodecillion じゅう阿僧あそう 1000×100018
1060 novemdecillion いち那由なゆほか 1000×100019
1063 vigintillion せん那由なゆほか 1000×100020
1066 unvigintillion ひゃく不可思議ふかしぎ 1000×100021
1069 duovigintillion じゅう無量むりょう大数たいすう 1000×100022
1072 tresvigintillion ※※※ 1000×100023
1093 trigintillion ※※※ 1000×100030
10100 googol ※※※ 10×100033
10123 quadragintillion ※※※ 1000×100040
long scale でのかた
かず long scale 対応たいおうするかん数字すうじ 補足ほそく
106 million ひゃくまん (1 000 000)1
1012 billion いちちょう (1 000 000)2 (=1 000 000 000 000)
1018 trillion ひゃくきょう (1 000 000)3 (=1 000 000 000 000 000 000)
1024 quadrillion いち𥝱 (1 000 000)4 (=1 000 000 000 000 000 000 000 000)
1030 quintillion ひゃくみのる (1 000 000)5 (=1 000 000 000 000 000 000 000 000 000 000)
1036 sextillion いち (1 000 000)6 (=1 000 000 000 000 000 000 000 000 000 000 000 000)
1042 septillion ひゃくせい (1 000 000)7
1048 octillion いちきょく (1 000 000)8
1054 nonillion ひゃくつねかわすな (1 000 000)9
1060 decillion いち那由なゆほか (1 000 000)10
1066 undecillion ひゃく不可思議ふかしぎ (1 000 000)11
1072 duodecillion ※※※ (1 000 000)12

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 命数めいすう-ほう」『しん明解めいかい国語こくご辞典じてん だいろくはん三省堂さんせいどう2005ねん
  2. ^ wikisource:zh:五經ごきょう算術さんじゅつ:按黃みかどためほうかずゆうじゅうとう。 及其よう也、乃有さん焉。じゅうとうしゃいいおくちょうきょう、垓、秭、壤、みぞ、澗、ただし也。さんとうしゃいいじょうなかしも也。其下すうしゃじゅうじゅうへんわかげんじゅうまん曰億、じゅうおく曰兆、じゅうちょう曰京也。ちゅうすうしゃ萬萬ばんばんへんわかげんまんまん曰億、まんまんおく曰兆、まんまんちょう曰京也。うえすうしゃかずきゅうそくへんわかげんまんまん曰億、おくおく曰兆、ちょうちょう曰京也。わか以下いかすうことのりじゅうおく曰兆;わか以中すうことのりまんまんおく曰兆;わか以上いじょうすうことのりおくおく曰兆。
  3. ^ 山崎やまざき与右衛門ようえもん; 竹内たけうち乙彦おとひこ; 鈴木すずき久男ひさお (1968). 日本にっぽんのそろばん. あかつき出版しゅっぱん. pp. 151, 168. NDLJP:1384357. "日本にっぽん珠算しゅざん年表ねんぴょう" 
  4. ^ 新編しんぺんちりこうだい3かん”. p. 4. doi:10.11501/3508170. 2018ねん3がつ2にち閲覧えつらんだいいち大数たいすうこと
  5. ^ H. W. Fowler "Modern English Usage"
  6. ^ Décret 61-501, page 4587, note 3 and erratum on page 7572
  7. ^ [1]
  8. ^ Direttiva CE 1994 n. 55, page 12
  9. ^ [2]
  10. ^ 英語えいごばんLong and short scales#Using neitherより
  11. ^ BBC: GCSE Bitesize – The origins of the universe”. BBC. 2011ねん7がつ28にち閲覧えつらん
  12. ^ দাস, জ্ঞানেন্দ্রমোহন (1937). “পদ্ম; শঙ্খ”. বাঙ্গলা ভাষার অভিধান (2nd ed.). কলিকাতা: দি ইণ্ডিয়ান্ পাব্লিশিং হাউস. p. 1264, 1920 (ベンガル
  13. ^ SAT大正たいしょうしんおさむ大藏經だいぞうきょうテキストデータベース2018(T0279)”. SAT大正たいしょうしんおさむ大藏經だいぞうきょうテキストデータベース. 2019ねん9がつ19にち閲覧えつらん
  14. ^ T10n0279_045 大方おおかたこうふつ華嚴經けごんきょう だい45かん”. CBETA 漢文かんぶん大藏經だいぞうきょう. 2019ねん9がつ19にち閲覧えつらん
  15. ^ SAT大正たいしょうしんおさむ大藏經だいぞうきょうテキストデータベース2018(T0278)”. SAT大正たいしょうしんおさむ大藏經だいぞうきょうテキストデータベース. 2019ねん9がつ19にち閲覧えつらん
  16. ^ T09n0278_029 大方おおかたこうふつ華嚴經けごんきょう だい29かん”. CBETA 漢文かんぶん大藏經だいぞうきょう. 2019ねん9がつ19にち閲覧えつらん
  17. ^ SAT大蔵経だいぞうきょうテキストデータベース2018(T0293)”. SAT大正たいしょうしんおさむ大藏經だいぞうきょうテキストデータベース. 2019ねん9がつ19にち閲覧えつらん
  18. ^ T10n0293_010 大方おおかたこうふつ華嚴經けごんきょう だい10かん”. CBETA 漢文かんぶん大藏經だいぞうきょう. 2019ねん9がつ19にち閲覧えつらん
  19. ^ 新編しんぺんちりこうだい3かん”. p. 4. doi:10.11501/3508170. 2018ねん3がつ2にち閲覧えつらんだい小数しょうすうこと
  20. ^ 国際こくさい単位たんいけい(SI)だい9はん(2019)要約ようやく 日本語にほんごばん p.192、国際こくさい単位たんいけい(SI)基本きほん単位たんい定義ていぎ改定かいてい計量けいりょう標準ひょうじゅん、2020ねん3がつ国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ 計量けいりょう標準ひょうじゅん総合そうごうセンター

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]