命日めいにち

命日めいにち（めいにち）は、ある人ひとが死亡しぼうした日ひのこと。忌日きじつ（きにち）ともいう。

対義語たいぎごは誕生たんじょう日び。

死亡しぼうした年月日ねんがっぴを歿（没ぼつ）年月日ねんがっぴ（ぼつねんがっぴ）という。

概要がいよう

ある人ひとが死亡しぼうして後ご、一いち年ねんに1日にちのみ、死亡しぼうした月日つきひと全まったく同おなじ月日つきひが巡めぐってくるが、その日ひのことである。

単たんに命日めいにちとだけ表現ひょうげんしても上述じょうじゅつの意味いみではあるが、より万全ばんぜんを期きす語かたりとして特とくに祥月命日しょうつきめいにち（しょうつきめいにち）と呼よばれることが多おおい。祥月命日しょうつきめいにちとは前述ぜんじゅつどおり「死亡しぼうした月日つきひと全まったく同おなじ月日つきひ」の命日めいにちのことである。ただし、死亡しぼうして満まん一いち年ねん後ごの命日めいにちに限かぎっては一いち周忌しゅうきもしくは一回忌いっかいきと呼よぶことが一般いっぱん的てきである。

なお、祥月しょうつきとは本来ほんらい「ある人ひとが死亡しぼうした月つきと同おなじ月がつ」のことを示しめす語かたりだが、単たんに祥月命日しょうつきめいにちの略語りゃくごとして用もちいられる場合ばあいがある。祥月しょうつき以外いがいにおける、日ひだけが同おなじ命日めいにち（祥月しょうつきを除外じょがいして一いち年ねんに11度ど）は、特とくに月つき命日めいにち（つきめいにち）という。

日本にっぽんの仏教ぶっきょう

日本にっぽんの仏教ぶっきょうでは、年とし12回かいの月つき命日めいにちに故人こじんの供養くようを行おこない、一定いっていの年数ねんすうの命日めいにちには年忌ねんき法要ほうよう（法事ほうじ）が営いとなまれる。

詳細しょうさいは「年忌ねんき法要ほうよう一覧いちらん」を参照さんしょう

仏教ぶっきょうに深ふかく帰依きえしたとされる光明皇后こうみょうこうごうは、月つき命日めいにちごとに法要ほうようが行おこなわれている。

弔ちょうい上あげ

三さん十じゅう三さん回忌かいきをもって「弔ちょうい上あげ」（年忌ねんき法要ほうようの打うち切きり）とするのが一般いっぱん的てきであるが、宗派しゅうはや地方ちほうによってはまれに五ご十じゅう回忌かいきをもって「弔ちょうい上あげ」とする。また宗派しゅうはの開祖かいそや高僧こうそう、歴史れきし上じょうの有名人ゆうめいじん物ぶつなどは五ご十じゅう回忌かいき以降いこうも50年ねん毎ごとに法要ほうようを行おこなう例れいもある。

関連かんれん項目こうもく

• 文学ぶんがく忌き
• 生なま没ぼつ同日どうじつ

外部がいぶリンク

• 年忌ねんき法要ほうよう一覧いちらん表ひょう