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Lie Nü Zhuan : 辯通 : 趙佛肸母 - Chinese Text Project
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《趙ちょう佛ふつ肸母》

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1 趙ちょう佛ふつ肸母:
趙ちょう佛ふつ肸母者しゃ，趙ちょう之の中ちゅう牟宰佛ふつ肸之母はは也。佛ふつ肸以中ちゅう牟叛。趙ちょう之これ法ほう，以城叛者，身み死し家か收おさむ。佛ふつ肸之母はは將しょう論ろん，自じ言げん曰：「我わが死し不當ふとう。」士長しちょう問とい其故，母はは曰：「為ため我が通どおり於主君くん，乃言；不通ふつう，則のり老婦ろうふ死し而已。」士長しちょう為之ためゆき言げん於襄子こ，襄じょう子こ出で，問もん其故，母はは曰：「不ふ得とく見み主君しゅくん則そく不言ふげん。」

2 趙ちょう佛ふつ肸母:
於是襄じょう子こ見み而問之の曰：「不當ふとう死し何なん也？」母はは曰：「妾わらわ之の當とう死し亦また何なに也？」襄じょう子こ曰：「而子反はん。」母はは曰：「子こ反はん，母はは何なん為當ためとう死し？」襄じょう子こ曰：「母はは不能ふのう教子きょうこ，故こ使つかい至いたり於反，母はは何なん為ため不當ふとう死し也？」母はは曰：「吁，以主君くん殺ころせ妾わらわ為ため有ゆう說せつ也，乃以母はは無む教きょう邪よこしま！妾わらわ之の職しょく盡つき久ひさ矣，此乃在ざい於主君くん。妾わらわ聞子少しょう而慢者しゃ，母はは之の罪つみ也。長ちょう而不能ふのう使者ししゃ，父ちち之の罪つみ也。今こん妾わらわ之子ゆきこ少しょう而不慢，長又ながまた能のう使し，妾わらわ何なん負ふ哉！妾わらわ聞之，子こ少しょう則のり為ため子こ，長則ながのり為ため友とも，夫おっと死し從したがえ子こ，妾わらわ能のう為ため君くん長子ちょうし，君きみ自じ擇よ以為臣しん，妾わらわ之子ゆきこ與あずか在ざい論ろん中ちゅう，此君之の臣しん，非ひ妾わらわ之子ゆきこ。君きみ有ゆう暴臣，妾わらわ無む暴子，是ぜ以言妾わらわ無罪むざい也。襄じょう子こ曰：「善ぜん，夫おっと佛ふつ肸之反はん，寡人之の罪つみ也。」遂とげ釋しゃく之の。君子くんし曰：「佛ふつ肸之母はは，一言而發襄子之意，使つかい行ぎょう不ふ遷怒之の德とく，以免其身。」《詩し》云うん：「既すんで見み君子くんし，我わが心しん寫うつし兮。」此之謂いい也。

3 趙ちょう佛ふつ肸母:
頌曰：佛ふつ肸既叛，其母任にん理り，將はた就於論ろん，自じ言げん襄じょう子こ，陳列ちんれつ母はは職しょく，子こ長ちょう在ざい君きみ，襄じょう子こ說せつ之の，遂とげ釋しゃく不ふ論ろん。

《文選ぶんせん樓ろう叢書そうしょ》本ほん《新刊しんかん古こ列れつ女おんな傳でん》
《文選ぶんせん樓ろう叢書そうしょ》本ほん《新刊しんかん古こ列れつ女おんな傳でん》
URN: ctp:lie-nv-zhuan/zhao-fo-xi-mu