ラドン (英 えい : radon [ˈreɪdɒn] 、独 どく : Radon [ˈraːdon, raˈdoːn] )は、原子 げんし 番号 ばんごう 86の元素 げんそ 。元素 げんそ 記号 きごう は Rn 。
外見 がいけん
無色 むしょく 気体 きたい
一般 いっぱん 特性 とくせい
名称 めいしょう , 記号 きごう , 番号 ばんごう
ラドン, Rn, 86
分類 ぶんるい
貴 き ガス
族 ぞく , 周期 しゅうき , ブロック
18 , 6 , p
原子 げんし 量 りょう
(222)
電子 でんし 配置 はいち
[Xe ] 4f14 5d10 6s2 6p6
電子 でんし 殻 から
2, 8, 18, 32, 18, 8(画像 がぞう )
物理 ぶつり 特性 とくせい
相 そう
気体 きたい
密度 みつど
(0 °C , 101.325 kPa) 9.73 g/L
融点 ゆうてん
202.0 K , −71.15 °C , −96.07 °F
沸点 ふってん
211.3 K , −61.85 °C , −79.1 °F
臨界 りんかい 点 てん
377 K , 6.28 MPa
融解 ゆうかい 熱 ねつ
3.247 kJ/mol
蒸発 じょうはつ 熱 ねつ
18.10 kJ/mol
熱容量 ねつようりょう
(25 °C ) 5 R /2 = 20.786 J/(mol·K)
蒸気 じょうき 圧 あつ
圧力 あつりょく (Pa)
1
10
100
1 k
10 k
100 k
温度 おんど (K)
110
121
134
152
176
211
原子 げんし 特性 とくせい
酸化 さんか 数 すう
2
電気 でんき 陰性 いんせい 度 ど
2.2(ポーリングの値 ね )
イオン化 いおんか エネルギー
1st: 1037 kJ/mol
共有 きょうゆう 結合 けつごう 半径 はんけい
150 pm
ファンデルワールス半径 はんけい
220 pm
その他 た
結晶 けっしょう 構造 こうぞう
面 めん 心 こころ 立方 りっぽう 格子 こうし 構造 こうぞう
磁性 じせい
反 はん 磁性 じせい
熱 ねつ 伝導 でんどう 率 りつ
(300 K) 3.61 m W/(m⋅K)
CAS登録 とうろく 番号 ばんごう
10043-92-2
主 おも な同位 どうい 体 たい
詳細 しょうさい はラドンの同位 どうい 体 たい を参照 さんしょう
1908年 ねん にアーネスト・ラザフォード によって撮影 さつえい されたラドンの放出 ほうしゅつ スペクトル 。スペクトルの横 よこ に記 しる された数字 すうじ は波長 はちょう を示 しめ す。中央 ちゅうおう のスペクトルがラドンのものであり、外側 そとがわ の2つのスペクトルは波長 はちょう を校正 こうせい するために添加 てんか されたヘリウムのスペクトルである。
ラドンは無味 むみ 無臭 むしゅう 、無色 むしょく の気体 きたい であるため、人間 にんげん が知覚 ちかく することはできない。標準 ひょうじゅん 状態 じょうたい では単 たん 原子 げんし 分子 ぶんし として存在 そんざい しており、その密度 みつど は9.73 kg/m3 と海面 かいめん における大気 たいき の密度 みつど 1.217 kg/m3 のおよそ8倍 ばい である[2] [3] 。標準 ひょうじゅん 状態 じょうたい では無色 むしょく であるが、-71.15 °C (202 K )の融点 ゆうてん 以下 いか まで冷却 れいきゃく して固体 こたい 状態 じょうたい になると黄色 おうしょく から赤 あか 橙色 だいだいいろ の鮮 あざ やかな放射線 ほうしゃせん ルミネセンス(英語 えいご 版 ばん ) を発 はっ する[4] 。また、結露 けつろ して液体 えきたい 状態 じょうたい になると青色 あおいろ から薄紫 うすむらさき 色 しょく に発光 はっこう する[5] 。水 みず に対 たい するラドンの溶解 ようかい 度 ど は他 た の貴 き ガス元素 げんそ と比較 ひかく して、キセノン の約 やく 2倍 ばい 、クリプトン の約 やく 4倍 ばい 、アルゴン の約 やく 8倍 ばい 、ネオン やヘリウム の約 やく 20倍 ばい である。有機 ゆうき 溶剤 ようざい やプラスチックに対 たい するラドンの溶解 ようかい 度 ど は水 みず に対 たい するそれよりも約 やく 50倍 ばい 大 おお きい。
ラドンは価 あたい 電子 でんし がゼロである貴 き ガス元素 げんそ に属 ぞく している。そのような元素 げんそ は最 さい 外 そと 殻 から 電子 でんし が閉殻 であることに起因 きいん して電子 でんし が最低 さいてい のエネルギー準 じゅん 位 い を形成 けいせい し、安定 あんてい 化 か する。そのため、ラドンは大 だい 部分 ぶぶん の一般 いっぱん 的 てき な化学 かがく 反応 はんのう (例 たと えば燃焼 ねんしょう など)に対 たい して不 ふ 活性 かっせい である[6] 。最 さい 外 そと 殻 から の電子 でんし 1つを引 ひ き離 はな すために必要 ひつよう な第 だい 一 いち イオン化 いおんか エネルギー は1037 kJ/mol[7] 。貴 き ガス元素 げんそ は周期 しゅうき 表 ひょう 上 うえ において原子 げんし 番号 ばんごう が大 おお きくなるほど電気 でんき 陰性 いんせい 度 ど が大 おお きくなる周期 しゅうき 的 てき な傾向 けいこう がみられるため、貴 き ガス元素 げんそ の中 なか で最 もっと も原子 げんし 番号 ばんごう の大 おお きなラドンは貴 き ガス元素 げんそ の中 なか では反応 はんのう 性 せい が高 たか い。初期 しょき の研究 けんきゅう において、ラドンの水 みず 和物 あえもの の安定 あんてい 性 せい は塩素 えんそ (Cl2 )もしくは二酸化 にさんか 硫黄 いおう (SO2 )と同 どう 程度 ていど であり、硫化 りゅうか 水素 すいそ (H2 S)のそれよりはかなり高 たか いと結論 けつろん 付 つ けられている[8] 。
研究 けんきゅう コストの高 たか さと放射能 ほうしゃのう のために、ラドンの実験 じっけん 的 てき な化学 かがく 研究 けんきゅう はあまり行 おこな われてこなかった。そのため、ラドン化合 かごう 物 ぶつ の報告 ほうこく はフッ化物 ばけもの と酸化 さんか 物 ぶつ に関 かん するわずかな報告 ほうこく があるのみである。ラドンは2、3の強力 きょうりょく な酸化 さんか 剤 ざい によって酸化 さんか することができ、例 たと えばフッ素 ふっそ によって二 に フッ化 か ラドン が形成 けいせい される[9] [10] 。二 に フッ化 か ラドンは250 °C 以上 いじょう の温度 おんど でそれぞれの元素 げんそ に分解 ぶんかい する。低 てい 揮発 きはつ 性 せい の物質 ぶっしつ でありRnF2 の組成 そせい を持 も つと考 かんが えられているが、ラドンの半減 はんげん 期 き の短 みじか さと放射能 ほうしゃのう のために詳細 しょうさい な性質 せいしつ を研究 けんきゅう することはできていない。二 に フッ化 か ラドン分子 ぶんし の理論 りろん 的 てき 研究 けんきゅう によれば、Rn-F結合 けつごう の結合 けつごう 距離 きょり は2.08 Å であり、二 に フッ化 か キセノンよりは熱 ねつ 力学 りきがく 的 てき に安定 あんてい であると予測 よそく されている[11] 。よりフッ素 ふっそ 数 すう の多 おお いRnF4 およびRnF6 の存在 そんざい が主張 しゅちょう されており[12] 、それらは安定 あんてい な物質 ぶっしつ であると計算 けいさん されているが[13] 、実際 じっさい に合成 ごうせい されたかどうかは疑 うたが わしい[12] 。例 たと えば、八 はち 面体 めんてい 分子 ぶんし 構造 こうぞう を取 と るRnF6 は、二 に フッ化物 ばけもの よりも更 さら に低 ひく いエンタルピーを有 ゆう すると予測 よそく されている[14] 。[ RnF ]+ は以下 いか の反応 はんのう によって形成 けいせい されると考 かんが えられている[15] 。
Rn
(
g
)
+
2
[
O
2
]
+
[
SbF
6
]
−
(
s
)
⟶
[
RnF
]
+
[
Sb
2
F
11
]
−
(
s
)
+
2
O
2
(
g
)
{\displaystyle {\ce {Rn(g) + 2[O2]^+[SbF6]^-(s) -> [RnF]^+[Sb2F11]^-(s) + 2O2(g)}}}
酸化 さんか ラドンは他 た の数少 かずすく ない報告 ほうこく されているラドン化合 かごう 物 ぶつ の一 ひと つであり[16] 、三 さん 酸化 さんか 物 ぶつ のみが確認 かくにん されている[12] 。カルボニルラドン (RnCO)は安定 あんてい な化合 かごう 物 ぶつ であり、直線 ちょくせん 形 がた 分子 ぶんし 構造 こうぞう を取 と ると予測 よそく されている[17] 。二 に 原子 げんし 分子 ぶんし であるRn2 およびRnXeはスピン軌道 きどう 相互 そうご 作用 さよう によって著 いちじる しく安定 あんてい 化 か することが分 わ かっている[18] 。フラーレン の籠 かご の中 なか にラドンを内包 ないほう させたものは腫瘍 しゅよう に対 たい する薬剤 やくざい として提案 ていあん されている[19] 。同 おな じ貴 き ガス元素 げんそ であるキセノンにXe (VIII)が存在 そんざい しているにもかかわらず、Rn (VIII)の存在 そんざい は主張 しゅちょう されていない。これは、XeF8 が熱 ねつ 力学 りきがく 的 てき に不安定 ふあんてい であることから、RnF8 は更 さら に不安定 ふあんてい であるはずだと考 かんが えられているためである。最 もっと も安定 あんてい なRn (VIII)化合 かごう 物 ぶつ は過 か ラドン酸 さん バリウム (Ba2 RnO6 )であると予測 よそく されており、それは過 か キセノン酸 さん バリウム (Ba2 XeO6 )に類似 るいじ しているとされる[13] 。Rn (VIII)の不安定 ふあんてい さは、不 ふ 活性 かっせい 電子 でんし 対 たい 効果 こうか として知 し られている6s軌道 きどう の相対 そうたい 的 てき な安定 あんてい 性 せい によるものである[13] 。
最 もっと も半減 はんげん 期 き の長 なが い 222 Rn は 238 U を始 はじ まりとするウラン系列 けいれつ に属 ぞく し、起源 きげん は 238 U(半減 はんげん 期 き 4.468×109 年 とし ) → 234 U (2.455×105 年 とし ) → 230 Th (7.538×104 年 とし ) → 226 Ra (1600年 ねん ) → 222 Rn (3.8日 にち )である。
222 Rn の壊変生成 せいせい 物 ぶつ は数 すう 十 じゅう 分 ぶん の半減 はんげん 期 き で高 こう エネルギーのα線 あるふぁせん 3本 ほん 及 およ びβ線 べーたせん 2本 ほん の放射線 ほうしゃせん を出 だ して 210 Pb (約 やく 22年 ねん )に至 いた る。
ラドンの同位 どうい 体 たい には特 とく に名前 なまえ が付 つ いているものがある。222 Rn を狭義 きょうぎ にラドン、220 Rn をトロン (thoron、記号 きごう Tn)、219 Rn をアクチノン (actinon、記号 きごう An)と呼 よ ぶ。ラジウム 、トリウム 、アクチニウム の壊変によって得 え られることに由来 ゆらい し、それぞれ別 べつ の気体 きたい と考 かんが えられていた頃 ころ の名残 なごり である。
なお、222 Rn は WHO の下部 かぶ 機関 きかん IARC より発癌 はつがん 性 せい があると (Type1) 勧告 かんこく されており、土壌 どじょう に含 ふく まれるラドンが地下 ちか 室 しつ に蓄積 ちくせき することなど、危険 きけん 性 せい が指摘 してき されている。
花崗岩 かこうがん の一種 いっしゅ であるヘルシンカイト (フィンランド語 ご 版 ばん ) 、ラドン含有 がんゆう 率 りつ の高 たか い鉱石 こうせき の一 ひと つ
ラドンの上位 じょうい 核種 かくしゅ であるウラン は地下 ちか 深部 しんぶ にあってマグマ の上昇 じょうしょう とともに地表 ちひょう にもたらされる。マグマが比較的 ひかくてき ゆっくりと固 かた まると、花崗岩 かこうがん に見 み られるように長石 ちょうせき 、石英 せきえい 、雲母 うんも の結晶 けっしょう が大 おお きく成長 せいちょう する。その結果 けっか として、ウランなど他 た の元素 げんそ 成分 せいぶん は結晶 けっしょう 間 あいだ の隙間 すきま に追 お いやられる。風化 ふうか によって結晶 けっしょう 間 あいだ のウランが岩石 がんせき から解 と き放 はな たれ、河川 かせん 上流 じょうりゅう など酸化 さんか 環境 かんきょう で水 みず に溶 と けやすいウラニル 錯体 さくたい として水 みず によって運搬 うんぱん される。水中 すいちゅう ウランは扇状地 せんじょうち や断層 だんそう など河川 かせん 水 すい が地下水 ちかすい 化 か しやすい還元 かんげん 環境 かんきょう で堆積 たいせき 層 そう に濃 こ 集 しゅう を繰 く り返 かえ し、ウラン、ラジウム 、ラドンの濃度 のうど の高 たか い地層 ちそう が形成 けいせい される。
放射線 ほうしゃせん 源 みなもと (放射 ほうしゃ 性 せい 同位 どうい 体 たい )として利用 りよう されていたが、現在 げんざい は他 た のもの(コバルト 、ストロンチウム など)に置 お き換 か えられている。
地下水 ちかすい 中 ちゅう のラドンの調査 ちょうさ は、掘 ほ り返 かえ すことの困難 こんなん な地下 ちか 構造 こうぞう を知 し る上 じょう で重要 じゅうよう である。ラドンの拡散 かくさん 速度 そくど 及 およ び地下水 ちかすい の垂直 すいちょく 流動 りゅうどう 速度 そくど に比較 ひかく して、ラドン半減 はんげん 期 き の短 みじか さから地層 ちそう 単位 たんい で異 こと なるラドン濃度 のうど を反映 はんえい しやすい。短 みじか いスケールとしての、水 みず のトレーサー としての利用 りよう がある。地震 じしん の先行 せんこう 現象 げんしょう としての地下水 ちかすい ラドン濃度 のうど 変化 へんか [20] は、1970年代 ねんだい より数多 かずおお く報告 ほうこく されているが、その機構 きこう はまだ十分 じゅうぶん 解明 かいめい されてはいない。
保健 ほけん 衛生 えいせい 面 めん からは、ラドンは気体 きたい として呼吸 こきゅう 器 き に取 と り込 こ まれ、その娘 むすめ 核種 かくしゅ が肺 はい 胞 に付着 ふちゃく することでウラン 鉱山 こうざん 労働 ろうどう 者 しゃ などに放射線 ほうしゃせん 障害 しょうがい を起 お こしやすい。公衆 こうしゅう の発 はつ ガン性 せい リスクとしては、石造 いしづく りの家 いえ 、地下 ちか 室 しつ などの空気 くうき 中 ちゅう ラドン濃度 のうど 調査 ちょうさ が重要 じゅうよう である。
ラドンによる体内 たいない 被曝 ひばく 量 りょう は、日本 にっぽん 平均 へいきん で年間 ねんかん 0.4 mSv 、世界 せかい 平均 へいきん で年間 ねんかん 1.28 mSvと言 い われている[21] [22] [23] 。
温泉 おんせん の含有 がんゆう 成分 せいぶん としてラドンを含 ふく むものは放射能 ほうしゃのう 泉 いずみ として分類 ぶんるい されていたが、現在 げんざい は単純 たんじゅん 弱 じゃく 放射能 ほうしゃのう 泉 いずみ 、単純 たんじゅん 放射能 ほうしゃのう 泉 いずみ 、含弱放射能 ほうしゃのう -〇-〇泉 いずみ または含放射能 ほうしゃのう -〇-〇泉 いずみ という泉 いずみ 質 ただし 名 めい を用 もち いる[24] 。ラドンおよびそれ以後 いご の各種 かくしゅ 放射 ほうしゃ 性 せい 同位 どうい 体 たい が放 はな つ放射線 ほうしゃせん が健康 けんこう に寄与 きよ するとの考 かんが え方 かた (ホルミシス効果 こうか )があり、痛風 つうふう 、血圧 けつあつ 降下 こうか 、循環 じゅんかん 器 き 障害 しょうがい の改善 かいぜん や悪性 あくせい 腫瘍 しゅよう の成長 せいちょう を阻害 そがい するなどの効能 こうのう が信 しん じられている。
放射能 ほうしゃのう 泉 いずみ (含放射能 ほうしゃのう -ラドン泉 いずみ ) とは、温泉 おんせん 水 すい 1kg中 ちゅう にラドンが74Bq 以上 いじょう のもの、またはラジウム が1 × 10-8 mg以上 いじょう (10pg以上 いじょう )含 ふく まれるものである[24] 。また、温泉 おんせん 水 すい 1kg中 ちゅう にラドンの濃度 のうど が30×10-10 Ci = 111Bq 以上 いじょう 8.25マッヘ 単位 たんい 以上 いじょう のものを療養 りょうよう 泉 いずみ という[24] 。オーストリアや日本 にっぽん 、ロシアをはじめ、世界中 せかいじゅう に、療養 りょうよう のために活用 かつよう されるラドン泉 いずみ やラドン洞窟 どうくつ が存在 そんざい する。
1940年 ねん にオーストリア のバート・ガスタイン のタウエルン山 さん でラドン泉 いずみ が発見 はっけん され、1950年代 ねんだい からインスブルック大学 だいがく 医学部 いがくぶ とザルツブルク大学 だいがく (英語 えいご 版 ばん ) 理学部 りがくぶ の共同 きょうどう 研究 けんきゅう で、ラドン濃度 のうど と治療 ちりょう 効果 こうか との関連 かんれん 性 せい について研究 けんきゅう が開始 かいし された[25] 。研究 けんきゅう の結果 けっか 、臨床 りんしょう 医学 いがく 的 てき に有効 ゆうこう である病気 びょうき には、強直 きょうちょく 性 せい 脊椎 せきつい 炎 えん (ベヒテレフ病 びょう )、リュウマチ性 せい 慢性 まんせい 多発 たはつ 性 せい 関節 かんせつ 炎 えん 、変形 へんけい 性 せい 関節 かんせつ 症 しょう 、喘息 ぜんそく 、アトピー性 せい 皮膚 ひふ 炎 えん などが挙 あ げられ、ラドン (222 Rn) 放射能 ほうしゃのう レベルが300 - 3000 Bq/Lと高 たか い世界 せかい の全 すべ ての温泉 おんせん では、適応症 てきおうしょう のリストが経験 けいけん 的 てき に同 おな じようなものになるとされる。バート・ガスタインのラドン泉 いずみ ではラドン222の濃度 のうど が110 Bq/L以上 いじょう で放射能 ほうしゃのう 療養 りょうよう 泉 いずみ と呼 よ ばれ、年間 ねんかん 約 やく 10,000人 にん の患者 かんじゃ が訪 おとず れる。また、バート・ガスタインの近郊 きんこう には、ガスタイン療養 りょうよう トンネルがあり、「トンネル療法 りょうほう 」が実践 じっせん されている[25] 。治療 ちりょう 方式 ほうしき は、電動 でんどう トロッコでトンネル内 ない に入 はい り、約 やく 2.5 km奥 おく にある4か所 しょ の治療 ちりょう ステーションで一定 いってい 時間 じかん ベッドに臥床 がしょう する。ラドン濃度 のうど は166,500 Bq/m2 で、トンネル内 ない 温度 おんど は37 - 41.5 °C 、湿度 しつど は70 - 95%である。標高 ひょうこう は1,888 - 2,238 m。
日本 にっぽん 国内 こくない では三朝 みささ 温泉 おんせん (鳥取 とっとり 県 けん 三朝 みささ 町 まち )、有馬 ありま 温泉 おんせん (兵庫 ひょうご 県 けん 神戸 こうべ 市 し )[26] 、るり渓 けい 温泉 おんせん (京都 きょうと 府 ふ 南 みなみ 丹 に 市 し )[27] 、湯来 ゆき 温泉 おんせん (広島 ひろしま 市 し 佐伯 さいき 区 く )などがラジウム温泉 おんせん として知 し られている[28] 。特 とく に三朝 みささ 温泉 おんせん は療養 りょうよう 泉 いずみ として古 ふる くから様々 さまざま な患者 かんじゃ を受 う け入 い れている[29] 。
ラドンは喫煙 きつえん に次 つ ぐ肺癌 はいがん のリスク要因 よういん とされ、これまでに、住居 じゅうきょ 内 ない におけるラドン濃度 のうど と肺癌 はいがん リスクの関係 かんけい について多数 たすう の研究 けんきゅう が行 おこな われている。それらの研究 けんきゅう を統合 とうごう したメタアナリシス の結果 けっか によれば、屋内 おくない ラドンによるリスクは線量 せんりょう に依存 いぞん し、時間 じかん 加重 かじゅう 平均 へいきん 暴露 ばくろ 値 ち として150 Bq/m3 あたり24%の肺癌 はいがん リスクの増加 ぞうか になることがわかった[30] 。同様 どうよう に大 だい 規模 きぼ な症例 しょうれい 数 すう を用 もち いた解析 かいせき として、欧州 おうしゅう 9ヶ国 かこく の13の症例 しょうれい 対照 たいしょう 研究 けんきゅう を対象 たいしょう にしたプール解析 かいせき の結果 けっか は、線量 せんりょう 応答 おうとう 反応 はんのう は LNT モデルに従 したが っており、統計 とうけい 学 がく 的 てき に有意 ゆうい な正 せい の値 ね で、100 Bq/m3 (ランダム誤差 ごさ を調整 ちょうせい した暴露 ばくろ 推定 すいてい 値 ち )あたり16%の肺癌 はいがん リスクの増加 ぞうか を示 しめ し[31] 、他 た の組織 そしき 型 がた に比 くら べて小 しょう 細胞 さいぼう 肺癌 はいがん のリスクが高 たか く、ラドンに暴露 ばくろ した鉱夫 こうふ の小 しょう 細胞 さいぼう 癌 がん の疫学 えきがく 的 てき 研究 けんきゅう とも矛盾 むじゅん しない結果 けっか が得 え られた[32] 。
ラドン濃度 のうど から被曝 ひばく 線量 せんりょう への換算 かんさん
編集 へんしゅう
屋内 おくない ラドンの吸入 きゅうにゅう による被曝 ひばく 線量 せんりょう D [mSv] は、UNSCEAR により次 つぎ 式 しき で表 あらわ される[33] [34] 。
Q は空気 くうき 中 ちゅう のラドン濃度 のうど [Bq/m3 ]、K は線量 せんりょう 換算 かんさん 係数 けいすう で、値 ね は9×10−6 mSv/(Bq h /m3 ) が用 もち いられる。T は所在 しょざい 期間 きかん で、年間 ねんかん の逗留 とうりゅう 率 りつ を0.8と仮定 かてい すると、0.8×8760 h/年 とし 。F はラドン壊変生成 せいせい 核種 かくしゅ のラドンに対 たい するポテンシャルアルファエネルギーの比 ひ で、屋内 おくない の値 ね として0.4が用 もち いられる。
これらの値 ね を用 もち いて計算 けいさん すると、屋内 おくない ラドン濃度 のうど の世界 せかい の算術 さんじゅつ 平均 へいきん は40 Bq/m3 なので、年間 ねんかん の被曝 ひばく 線量 せんりょう D は、(40 Bq/m3 ) × (9×10−6 mSv/(Bq h/m3 )) × (0.8×8760 h/年 とし ) × 0.4 ≒ 1 mSv/年 とし と見積 みつ もられる。日本 にっぽん の屋内 おくない ラドン濃度 のうど の算術 さんじゅつ 平均 へいきん は15.5 Bq/m3 で、年間 ねんかん の被曝 ひばく 線量 せんりょう D は0.39 mSv/年 とし となる。100 Bq/m3 なら、2.5 mSv/年 とし と換算 かんさん される。
WHOによる屋内 おくない ラドンの危険 きけん 性 せい に関 かん する問題 もんだい 提起 ていき
編集 へんしゅう
2005年 ねん 6月 がつ 、世界 せかい 保健 ほけん 機関 きかん (WHO) は、ラドンは喫煙 きつえん に次 つ ぐ肺癌 はいがん のリスク要因 よういん とし、これまでに、住居 じゅうきょ 内 ない におけるラドン濃度 のうど と肺癌 はいがん リスクの関係 かんけい について多数 たすう の研究 けんきゅう が行 おこな われているとして、放射 ほうしゃ 性 せい であるラドンが肺癌 はいがん の重要 じゅうよう な原因 げんいん であることを警告 けいこく した[35] [36] 。
同 どう 機関 きかん は、各国 かっこく の肺癌 はいがん の発生 はっせい 率 りつ を低減 ていげん させる活動 かつどう の一部 いちぶ として、各 かく 地域 ちいき におけるラドンガスに関連 かんれん する健康 けんこう 被害 ひがい の軽減 けいげん を支援 しえん するための初 はつ の国際 こくさい ラドンプロジェクトを2005年 ねん に発足 ほっそく させ[35] 、2009年 ねん にはその成果 せいか を「屋内 おくない ラドンに関 かん するWTOハンドブック」として公表 こうひょう した[37] 。
2004年 ねん 、欧州 おうしゅう の疫学 えきがく 調査 ちょうさ の基礎 きそ データを解析 かいせき した結果 けっか 、100 Bq/m3 レベルというラドン濃度 のうど 環境 かんきょう においても肺 はい がんのリスクが有意 ゆうい に高 たか く、その線量 せんりょう -効果 こうか 関係 かんけい は、閥 ばつ 値 ち 無 な しで直線 ちょくせん 的 てき な関係 かんけい (どれほど微量 びりょう な線量 せんりょう であっても、それに見合 みあ った分 ぶん だけ発 はつ がん確 かく 率 りつ が上昇 じょうしょう する)にあるという論文 ろんぶん が発表 はっぴょう された[38] [39] 。
2005年 ねん 8月 がつ 、WHO は、高 こう 自 じ 熱 ねつ 放射線 ほうしゃせん とラドンに関 かん する第 だい 6回 かい 国際 こくさい 会議 かいぎ (6th lnt. Conf. on High Levels of Natural Radiation and Radon Areas) を開催 かいさい し、RRR (Residential Radon Risk) に関 かん するラドンプロジェクトを開始 かいし した。200 - 400Bq/m3の室内 しつない ラドン濃度 のうど を限界 げんかい 濃度 のうど あるいは基準 きじゅん 濃度 のうど として許容 きょよう している国 くに が多数 たすう である[40] 。
アメリカの環境 かんきょう 保護 ほご 庁 ちょう (EPA) の見解 けんかい によると、ラドンに安全 あんぜん 量 りょう はなく、少 すこ しの被曝 ひばく でも癌 がん になる危険 きけん 性 せい をもたらすものとされ、米国 べいこく 科学 かがく アカデミー は毎年 まいとし 15,000から22,000人 にん のアメリカ人 じん が屋内 おくない のラドンが関係 かんけい する肺癌 はいがん によって命 いのち を落 お としていると推定 すいてい している[41] [42] 。
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