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ソユーズの一覧いちらん

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ソユーズMSから転送てんそう

ソユーズの一覧いちらん(ソユーズのいちらん)では、過去かこのソユーズ宇宙船うちゅうせん機体きたい名称めいしょう概要がいよう計画けいかくのみでわったものをふくめる)をげる。

ソユーズ、サユース(ロシアСоюз〔サユース〕、英語えいご:Soyuz〔ソユーズ〕)は、ソビエト連邦れんぽうおよロシア連邦れんぽうの1 - 3にん有人ゆうじん宇宙船うちゅうせん

ソユーズ計画けいかくそのものについてはソユーズソユーズ計画けいかくを、ソユーズ宇宙船うちゅうせんげるソユーズロケットについてはソユーズR-7 (ロケット)を、ソユーズ宇宙船うちゅうせん派生はせい無人むじん補給ほきゅうせんバージョンについてはプログレス補給ほきゅうせんを、ソユーズ宇宙船うちゅうせん次期じきモデルだと一時いちじかんがえられていたリフティングボディ構造こうぞう宇宙船うちゅうせんについてはクリーペルをそれぞれ参照さんしょう

つき飛行ひこう目的もくてき[編集へんしゅう]

ソユーズ宇宙船うちゅうせんアポロ同様どうよう月面げつめんひとおくむことを目的もくてき計画けいかくされた。結局けっきょくソ連それんつきひとおくむことができなかったが、無人むじんのソユーズ宇宙船うちゅうせん(ゾンド)はアポロよりもはやつき周回しゅうかいしている。

以下いかにはそのつきひとおく目的もくてき計画けいかくされたソユーズ宇宙船うちゅうせんのモデルを記述きじゅつする。

ソユーズA[編集へんしゅう]

ソユーズA
全長ぜんちょう 7.5 m
直径ちょっけい 2.72 m
容量ようりょう 9 m3
乗員じょういん 3にん
運用うんよう期間きかん 1963ねん計画けいかくのみ)
しゅ目的もくてき つきへの有人ゆうじん飛行ひこう
ソユーズA-B-C (7K-9K-11K) がつ周回しゅうかいあんみぎからA (7K), B (9K), C (11K)

ソユーズA(ソユーズ7K)有人ゆうじんせん、ソユーズB(ソユーズ9K)推進すいしんせん、ソユーズC(ソユーズ11K)補給ほきゅうせんをそれぞれべつのロケットでげ、軌道きどうじょういちれつにドッキングしてつき接近せっきん飛行ひこうおこなうというコンセプトがセルゲイ・コロリョフによって提案ていあんされたものの、計画けいかくのみでわった。

ソユーズAはまえからじゅん軌道きどうせん帰還きかんせん機械きかいせんなら構造こうぞう機械きかいせん左右さゆう太陽たいよう電池でんちパネルを搭載とうさいするなど、実際じっさい最初さいしょ飛行ひこうしたソユーズ7K-OKをはじめ、そののソユーズシリーズの基本きほんとなるものはこの時点じてんでほぼすべ計画けいかくされていた。

en:Soyuz A

ソユーズ7K-L1[編集へんしゅう]

ソユーズ7K-L1
全長ぜんちょう 4.88 m
直径ちょっけい 2.72 m
容量ようりょう 4 m3
乗員じょういん 2人ふたり
運用うんよう期間きかん 1967ねん - 1971ねん
しゅ目的もくてき 有人ゆうじんでのつき周回しゅうかい飛行ひこう

ソユーズ7K-OKをベースに、ソユーズL1計画けいかくつき周回しゅうかい飛行ひこう)のために、後述こうじゅつする7K-L3と平行へいこうして計画けいかくされていた機体きたい。ソユーズではなくゾンドとして、ゾンド45678ごう生物せいぶつせてつき周回しゅうかいしたほかすうげに失敗しっぱいしている。

「ゾンド」とはロシアで「無人むじん計測けいそく」の意味いみだが、ソユーズではなくこの名称めいしょう実験じっけんをしていたのは、アメリカがわ計画けいかくさとられなくするためであったとおもわれる。

重量じゅうりょう軽減けいげんのため、のソユーズシリーズにある軌道きどうせんはぶかれ、乗員じょういん2人ふたりになっている。

1970ねん10月30にちソ連それん政府せいふからL1計画けいかく中止ちゅうしもとめられると同時どうじに、7K-L1の役割やくわりえた。

en:Soyuz 7K-L1

ソユーズ7K-L3[編集へんしゅう]

ソユーズ7K-L3
全長ぜんちょう 10.06 m
直径ちょっけい 2.93 m
容量ようりょう 不明ふめい
乗員じょういん 2人ふたり
運用うんよう期間きかん 1967ねん - 1974ねん
しゅ目的もくてき つき着陸ちゃくりくせんともなってのつき有人ゆうじん飛行ひこう
どうスケールのCSMとLOK

ソユーズ7K-OKをベースに、ソユーズL3計画けいかくのため、7K-L1と平行へいこうして計画けいかくされていたモデル。7K-L3ではなく7K-LOKと表記ひょうきされることもある。

アポロがつ宇宙船うちゅうせんCSM(司令しれい機械きかいせんLM(つき着陸ちゃくりくせんあいだ通路つうろ直接ちょくせつできたが、LOK(つき軌道きどうせん)とLKつき着陸ちゃくりくせん)をむす通路つうろはなく、LKのクルーは宇宙うちゅう遊泳ゆうえいしてうつる。このために新型しんがた宇宙うちゅうふく開発かいはつされ、改良かいりょうかさねてISS(国際こくさい宇宙うちゅうステーション)でも使つかわれている。

7K-L1とちがって太陽たいよう電池でんちパネルがなく、わりに燃料ねんりょう電池でんち搭載とうさいするため、外見がいけんはCSMにている。また軌道きどうせんには月面げつめんからもどってきたLKとドッキングするときのために目視もくし確認かくにんようの「キューポラ」がある。帰還きかんせんには7K-L1と同様どうようあつたいねつシールドがそなえられ、さい突入とつにゅうには大気圏たいきけん上層じょうそうで「水切みずきり」することになっていた。

2の7K-L3が無人ぶにんN-1ロケットのさい上部じょうぶけられ、実験じっけんおこなわれた。ロケットは2かいとも爆発ばくはつしたが、宇宙船うちゅうせんは(1983ねんソユーズT-10-1のように)脱出だっしゅつシステムによってはなされ、わずかな距離きょりだけ飛行ひこうした。1974ねん6月23にち政府せいふからソユーズL3計画けいかく中止ちゅうしがいいわたされた。実際じっさい宇宙うちゅうった機体きたいは1もなく、計画けいかく中止ちゅうしはN-1もふくめてすべてスクラップにされた。

en:Soyuz 7K-L3

LK(つき着陸ちゃくりくせん[編集へんしゅう]

LK(つき着陸ちゃくりくせん
全長ぜんちょう 5.20 m
直径ちょっけい 4.50 m
容量ようりょう 5 m3
乗員じょういん 1人ひとり
運用うんよう期間きかん 1970ねん - 1971ねん
しゅ目的もくてき つき着陸ちゃくりく

アポロ宇宙船うちゅうせんLM(つき着陸ちゃくりくせんているが、LMの3ぶんの1の重量じゅうりょう1人ひとりり。

コスモス379398434ごう無人むじんテストとして打上うちあげられている。

どういちスケールのLKとLM

地球ちきゅう周回しゅうかい目的もくてき[編集へんしゅう]

有人ゆうじんでのつき飛行ひこう目指めざしてつくられたソユーズだが、ソ連それん有人ゆうじんでのつき飛行ひこう計画けいかく中止ちゅうししたのちは、もっぱら地球ちきゅう周回しゅうかいする軌道きどう限定げんていして使用しようされた。1960年代ねんだいから1970年代ねんだいにかけてひと死亡しぼうする事故じこを2こしているものの、1971ねん以降いこう現在げんざいいたるまで死亡しぼう事故じこきていない(ただし間一髪かんいっぱつたすかった事故じこなん発生はっせいしている)。様々さまざまなバリエーションが存在そんざいし、現在げんざいソユーズMS運用うんようされている。

ソユーズ7K-OK[編集へんしゅう]

ソユーズ7K-OK
全長ぜんちょう 7.95 m
直径ちょっけい 2.72 m
容量ようりょう 9 m3
乗員じょういん 3にん
運用うんよう期間きかん 1967ねん - 1971ねん
しゅ目的もくてき 地球ちきゅうてい軌道きどうへの宇宙うちゅう飛行ひこうのフライトおよび各種かくしゅ実験じっけん

はじめて実用じつようされたソユーズ宇宙船うちゅうせんのタイプ。ちなみに乗員じょういんが3にんとあるが、なかせまく、3にん定員ていいんいっぱいまで乗船じょうせんするとあずか圧服あっぷくられなかった。最初さいしょの9はドッキングは可能かのうだが機体きたい同士どうし直接ちょくせつできるハッチはなく、うつ場合ばあいはエアロックからて、軌道きどうせん外壁がいへきつたって移動いどうしなければならなかった。

ソユーズの無人むじん試験しけん飛行ひこうコスモス衛星えいせいとしておこなわれた。ソユーズ1ごうでのはつ有人ゆうじんフライトにはウラジーミル・コマロフえらばれたが、大気圏たいきけんさい突入とつにゅう減速げんそくようパラシュートがひらかずにそのまま地表ちひょう激突げきとつし、コマロフは死亡しぼうしてしまった。これが最初さいしょ宇宙うちゅう飛行ひこうちゅう事故死じこしだとわれている。これ以降いこうソユーズのげは1ねんはん中断ちゅうだんした。

そのソ連それんはソユーズ2ごう無人むじん飛行ひこうさせ、3ごうからふたた有人ゆうじん飛行ひこうするようになった。ソユーズ3ごう無人むじんの2ごう姿すがた確認かくにんできるまでに接近せっきんした。つぎのソユーズ4ごうと5ごうはドッキング装置そうちゆうしており、軌道きどうじょうはつ宇宙船うちゅうせん同士どうしのドッキング実験じっけんおこない、4ごう飛行ひこうが5ごうに、5ごう飛行ひこうが4ごううつって地球ちきゅう帰還きかんした。5ごう着陸ちゃくりくぎゃく噴射ふんしゃエンジンが作動さどうせず、着陸ちゃくりく衝撃しょうげきでボリス・ボリノフ飛行ひこう重傷じゅうしょうった。さらにそのつぎの6ごう、7ごう、8ごう宇宙うちゅう空間くうかんでランデブー(編隊へんたい飛行ひこう)をおこなった。

9ごうでは、宇宙うちゅう空間くうかん長期ちょうき滞在たいざいし、生活せいかつすることが可能かのうかどうかの実証じっしょうのため、18日間にちかんにおよぶ長期ちょうき飛行ひこうげた。

実績じっせき[編集へんしゅう]

  • コスモス133140186188212213238ごう 無人むじんテスト
  • ソユーズ1ごう 1967ねん4がつ23にち - 4がつ24にち クルーはウラジーミル・コマロフ1にん帰還きかん事故じこ死亡しぼう
  • ソユーズ2ごう 1968ねん10月25にち - 10月28にち 無人むじんでのげ。
  • ソユーズ3ごう 1968ねん10がつ26にち - 10月30にち クルーは1人ひとり。2ごうと200mの距離きょりまで接近せっきんする。
  • ソユーズ4ごう 1969ねん1がつ14にち - 1がつ17にち 5ごうとドッキング。クルーは1にん帰還きかん3にん
  • ソユーズ5ごう 1969ねん1がつ15にち - 1がつ18にち クルーは3にん帰還きかん1にん帰還きかん事故じこでクルーがかべかおたたきつけ、前歯まえば怪我けが
  • ソユーズ6ごう 1969ねん10がつ13にち - 10月18にち 7ごう、8ごう編隊へんたい飛行ひこう。7ごうと8ごうのドッキングを撮影さつえいする予定よていだった。
  • ソユーズ7ごう 1969ねん10がつ12にち - 10月17にち 6ごう、8ごう編隊へんたい飛行ひこう。4・5ごうおなじように8ごうとドッキングする予定よていだったが設備せつび故障こしょうのためおこなわれず。
  • ソユーズ8ごう 1969ねん10がつ13にち - 10月18にち 6ごう、7ごう編隊へんたい飛行ひこう
  • ソユーズ9ごう 1970ねん6月1にち - 6月19にち クルーがソ連それんおこなわれた選挙せんきょ宇宙うちゅう空間くうかんから投票とうひょう

en:Soyuz 7K-OK

ソユーズ7K-OKS[編集へんしゅう]

ソユーズ7K-OKS
全長ぜんちょう 7.95 m
直径ちょっけい 2.72 m
容量ようりょう 9 m3
乗員じょういん 3にん
運用うんよう期間きかん 1971ねん
しゅ目的もくてき 宇宙うちゅうステーションとの人員じんいん輸送ゆそう

7K-OKをベースに、宇宙うちゅうステーション(サリュート)とのドッキングポートをけたモデル。ドッキングポート以外いがい基本きほんてき構造こうぞうは7K-OKとわりはない。ソユーズ11ごう世界せかいはじめて宇宙うちゅうステーションとのドッキングに成功せいこうした宇宙船うちゅうせんとなったが、地球ちきゅうへの帰還きかんちゅうにカプセルの空気くうきれる事故じここし、乗員じょういん3にん死亡しぼうした。これをけてモデルチェンジがくわえられたため、7K-OKSが使用しようされたのは10ごうと11ごうの2のみである。

実績じっせき[編集へんしゅう]

  • ソユーズ10ごう 1971ねん4がつ23にち - 4がつ25にち サリュート1ごうとドッキングするが、故障こしょうによりうつれずミッションをあきらめて帰還きかん
  • ソユーズ11ごう 1971ねん6がつ6にち - 6月30にち サリュート1ごうとドッキングに成功せいこうしミッションをこなすも、帰還きかん事故じこで3にんのクルー全員ぜんいん死亡しぼうした。

ソユーズ7K-T, 7K-T/A9[編集へんしゅう]

ソユーズ7K-T
全長ぜんちょう 7.48 m
直径ちょっけい 2.72 m
容量ようりょう 8.5 m3
乗員じょういん 2人ふたり
運用うんよう期間きかん 1973ねん - 1981ねん
しゅ目的もくてき 宇宙うちゅうステーションとの人員じんいん輸送ゆそう
ソユーズ7K-T/A9

ソユーズ11ごう事故じこけて、乗員じょういん安全あんぜん優先ゆうせんするようにしたモデル。12ごうから40ごうまで使用しようされた。あずか圧服あっぷくられるようにしたわりに乗員じょういん最大さいだい2めい制限せいげんされた。

ちなみにこのモデル以降いこうのソユーズはつきくことはかんがえておらず、もっぱらてい軌道きどうにあるステーションとの人員じんいん輸送ゆそうまとしぼられている。7K-Tは太陽たいよう電池でんちパネルをたず、バッテリーで電力でんりょく確保かくほするモデルもあった。この方式ほうしきだと電力でんりょくは2にちぶんしかたないが、ステーションにドッキングしたのちはステーションの太陽たいよう電池でんちパネルで発電はつでんされた電力でんりょく供給きょうきゅうされるため、問題もんだいなかった。

13ごう宇宙うちゅう地上ちじょう撮影さつえいする「オリオン2」カメラを搭載とうさいしていたため、ドッキングシステムが改修かいしゅうされている。

7K-Tのもうひとつのバリエーションが、軍事ぐんじよう宇宙うちゅうステーション・アルマーズへの飛行ひこう使つかわれた7K-T/A9である。7K-Tとどう時期じき運用うんようされていた機体きたいではあるが、こちらは7K-OKとおなじようにあずか圧服あっぷくられない3にんりで(ただし公表こうひょうされているかぎり、この時期じきのソユーズで3にんんだミッションはない)、太陽たいよう電池でんちパネルをっていた。そのため7K-Tのように電力でんりょく日数にっすう制限せいげんることはない。

7K-OKのドッキング装置そうちやパラシュートに改良かいりょうくわえ、遠隔えんかく操作そうさ装置そうちゆうしている。

7K-T/A9は軍事ぐんじ目的もくてき開発かいはつされた機体きたいであり、宇宙うちゅうステーションでの実験じっけん観測かんそくおも目的もくてきにしていた7K-Tとはその目的もくてきことなる。また公開こうかいされていない情報じょうほうおおい。

実績じっせき[編集へんしゅう]

28ごう以降いこう、クルーのうち1にん外国がいこくじんとしたミッションが度々たびたびおこなわれるようになる。

  • コスモス496573613ごう 無人むじんテスト
  • ソユーズ12ごう 1973ねん9月27にち - 9月29にち 7K-Tの性能せいのう試験しけん目的もくてき宇宙うちゅうステーションとは最初さいしょからドッキングする予定よていなし。
  • ソユーズ13ごう 1973ねん12月18にち - 12月26にち オリオン2(観測かんそく装置そうち輸送ゆそうと、12ごうとはべつ試験しけん目的もくてき。サリュート1ごうとドッキング。
  • ソユーズ14ごう 1974ねん7がつ4にち - 7がつ19にち サリュート3ごうとドッキング。生物せいぶつがくてき医学いがくてき実験じっけんおこなう。軍事ぐんじ目的もくてきアルマーズ計画けいかく一環いっかんであったともわれている。
  • ソユーズ15ごう 1974ねん8がつ26にち - 8がつ28にち サリュート3ごうとドッキングするも、ドッキングシステムの不具合ふぐあいによりサリュートにうつれず、ミッションを中止ちゅうしして帰還きかん
  • ソユーズ16ごう 1974ねん12月2にち - 12月8にち ソ連それんとアメリカの整備せいび地上ちじょう共同きょうどう作業さぎょう。ソユーズの安全あんぜんせいの、アメリカにたいするアピールであったとつたえられる。
  • ソユーズ17ごう 1975ねん1がつ11にち - 2がつ9にち サリュート4ごうとドッキング。破損はそんしていたサリュート4ごう望遠鏡ぼうえんきょう修理しゅうりしたのち太陽たいよう地球ちきゅう惑星わくせいなどを観察かんさつする。
  • ソユーズ18aごう 1975ねん4がつ5にち R-7の2だんはなしに失敗しっぱい帰還きかんせんのみはなして緊急きんきゅう離脱りだつ。「18ごう」の正式せいしき名称めいしょうあたえられていないが、一般いっぱんには「18-1ごう」や「18Aごう」とばれる。
  • ソユーズ18ごう 1975ねん5がつ24にち - 7がつ26にち サリュート4ごうとドッキング。19ごう乗員じょういん連絡れんらくほか植物しょくぶつ生育せいいく実験じっけんなどをおこなう。
  • ソユーズ20ごう 無人むじんげ。
  • ソユーズ21ごう 1976ねん7がつ6にち - 8がつ24にち サリュート5ごうとドッキング。軍事ぐんじてき科学かがくてき実験じっけん観測かんそくおこなう。しかし事故じこでサリュートない有毒ゆうどくガスが発生はっせいし、離脱りだつ
  • ソユーズ23ごう 1976ねん10がつ14にち - 10月16にち サリュート5ごうとのドッキングに失敗しっぱいこおったみずうみ着水ちゃくすいしてしまいクルーが遭難そうなんしかける。
  • ソユーズ24ごう 1977ねん2がつ7にち - 2がつ25にち サリュート5ごうとドッキング。
  • ソユーズ25ごう 1977ねん10がつ9にち - 10月11にち サリュート6ごうとのドッキングに失敗しっぱい
  • ソユーズ26ごう 1977ねん12がつ10日とおか - 1978ねん1がつ16にち サリュート6ごうとドッキング。27ごうのクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズ27ごう 1978ねん1がつ10日とおか - 3月16にち サリュート6ごうとドッキング。26ごうのクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズ28ごう 1978ねん3がつ2にち - 3がつ10日とおか チェコスロバキアひと搭乗とうじょう。サリュート6ごうとドッキング。
  • ソユーズ29ごう 1978ねん6がつ15にち - 9月3にち サリュート6ごうとドッキング。31ごうのクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズ30ごう 1978ねん6がつ27にち - 7がつ5にち ポーランドひと搭乗とうじょう。サリュート6ごうとドッキング。
  • ソユーズ31ごう 1978ねん8がつ26にち - 11月2にち ひがしドイツひと搭乗とうじょう。サリュート6ごうとドッキング。29ごうのクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズ32ごう 1979ねん2がつ25にち - 6月13にち サリュート6ごうとドッキング。無人むじん帰還きかん
  • ソユーズ33ごう 1979ねん4がつ10日とおか - 4がつ12にち ブルガリアひと搭乗とうじょう。サリュート6ごうとのドッキングに失敗しっぱい
  • ソユーズ34ごう 1979ねん6がつ6にち - 8がつ19にち 無人むじんげられ、サリュート6ごうとドッキング。32ごうのクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズ35ごう 1980ねん4がつ9にち - 6月3にち サリュート6ごうとドッキング。36ごうのクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズ36ごう 1980ねん5がつ26にち - 7がつ31にち ハンガリーひと搭乗とうじょう。サリュート6ごうとドッキング。37ごうのクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズ37ごう 1980ねん7がつ23にち - 10月11にち ベトナムひと搭乗とうじょう。サリュート6ごうとドッキング。35ごうのクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズ38ごう 1980ねん9がつ18にち - 9月26にち キューバひと搭乗とうじょう。サリュート6ごうとドッキング。
  • ソユーズ39ごう 1981ねん3月22にち - 3月30にち モンゴルひと搭乗とうじょう。サリュート6ごうとドッキング。
  • ソユーズ40ごう 1981ねん5がつ14にち - 5月22にち ルーマニアひと搭乗とうじょう。サリュート6ごうとドッキング。

en:Soyuz 7K-T

ソユーズ7K-TM[編集へんしゅう]

ソユーズ7K-TM
全長ぜんちょう 7.48 m
直径ちょっけい 2.72 m
容量ようりょう 9 m3
乗員じょういん 2人ふたり
運用うんよう期間きかん 1975ねん - 1976ねん
しゅ目的もくてき アポロ・ソユーズテスト計画けいかく

アポロ・ソユーズテスト計画けいかくのため、アメリカから、アポロの環境かんきょうわせられるよう要請ようせいされて7K-Tをベースに設計せっけいされた機体きたい。ドッキングポートをAPASあらため、アポロ司令しれい機械きかいせんうち気圧きあつ(0.68気圧きあつ=69kPa)にわせられるよう減圧げんあつ加圧かあつしつもうけられ、太陽たいよう電池でんち新型しんがたのものに交換こうかんされた。なおそのような改造かいぞうをした結果けっか定員ていいん2人ふたりになった。

記録きろくじょうは、アポロ・ソユーズテスト計画けいかくもちいられた19ごうのほかは22ごうしか使つかわれていない。 こちらはドッキングポートのわりにひがしドイツせいのカメラがけられ、写真しゃしん撮影さつえい任務にんむおこなった。

実績じっせき[編集へんしゅう]

en:Soyuz 7K-TM

軍事ぐんじようソユーズ[編集へんしゅう]

ソユーズ7K-P, 7K-R, 7K-PPK[編集へんしゅう]

ソユーズ7K-P(Perekhvatchik:宇宙うちゅう戦闘せんとう)とソユーズR(Razvedki:宇宙うちゅう指揮しき偵察ていさつ)は1962ねんセルゲイ・コロリョフによって提案ていあんされた。初期しょきあんでは7K-PはソユーズB推進すいしんせんおよびソユーズV輸送ゆそうせんとドッキングして燃料ねんりょう補給ほきゅうけ、高度こうど6,000km以内いないにあるてき衛星えいせい迎撃げいげきする。ソユーズRシステムは写真しゃしんおよび電子でんし偵察ていさつ機能きのう小型こがた宇宙うちゅうステーション11F71と人員じんいん輸送ゆそうようのソユーズ7K-TKで構成こうせいされる。7K-Pはてき衛星えいせい査察ささつあるいは破壊はかいのために設計せっけいされたが、そのためには標的ひょうてき衛星えいせいにランデブーする必要ひつようがあった。のちにはクルーの危険きけん局限きょくげんするためにソユーズ7K-PPK(pilotiruemovo korablya-perekhvatchika:有人ゆうじん宇宙うちゅう戦闘せんとう)が提案ていあんされた。

ソユーズ7K-VIズヴェズダ[編集へんしゅう]

ズヴェズダ(ほし)はソユーズをもとにした宇宙うちゅうステーションである。有人ゆうじん地球ちきゅう観測かんそくし、てき衛星えいせい査察ささつあるいは破壊はかいする。電源でんげんとして2プルトニウム電池でんち搭載とうさいし、てき査察ささつあるいは迎撃げいげき衛星えいせいからの自衛じえいように、真空しんくうちゅうつために設計せっけいされた反動はんどうほう装備そうびしている。砲身ほうしん固定こていされ、ステーション自体じたいうごかして照準しょうじゅんする。帰還きかんモジュールには照準しょうじゅんようまどけられている。アルマーズとのドッキングも可能かのうである。

1966ねんに6にん宇宙うちゅう飛行ひこう(パイロット・エンジニアのペアが2くみ予備よびのエンジニアが2人ふたり)がえらばれて訓練くんれんけていたが、1967ねん計画けいかく中止ちゅうしされた。

ソユーズOIS[編集へんしゅう]

ソユーズOIS(軌道きどう偵察ていさつステーション)は、別々べつべつげられた軌道きどうブロックの11F731 OB-VIと人員じんいん輸送ゆそうようのソユーズ7K-Sで構成こうせいされる。

コスモス670772869ごう無人むじんテストとしてげられた。

en:Military Soyuz

ソユーズT[編集へんしゅう]

ソユーズT
全長ぜんちょう 7.48 m
直径ちょっけい 2.72 m
容量ようりょう 9 m3
乗員じょういん 3にん
運用うんよう期間きかん 1976ねん - 1986ねん
しゅ目的もくてき 宇宙うちゅうステーションとの人員じんいん輸送ゆそう

7K-TMと軍事ぐんじようソユーズをもと改良かいりょうされたソユーズである。より長期ちょうきのミッションに対応たいおうできるよう太陽たいよう電池でんちパネルが大型おおがたされ、「イグラ」ランデブーシステムと新型しんがたのスラスターが装備そうびされた。また、3にんのクルーがあずか圧服あっぷくたままめるようになった。

実績じっせき[編集へんしゅう]

  • ソユーズT-1 1979ねん12月16にち - 1980ねん3月25にち 新型しんがたソユーズの無人むじんテスト。サリュート6ごうとドッキング。
  • ソユーズT-2 1980ねん6がつ5にち - 1980ねん6がつ9にち 新型しんがたソユーズの有人ゆうじんテスト。サリュート6ごうとドッキング。
  • ソユーズT-3 1980ねん11月27にち - 12月10にち サリュート6ごうとドッキング。ソユーズとしては1971ねん以来いらいになる3にん飛行ひこうのテスト。
  • ソユーズT-4 1981ねん3月12にち - 5月26にち サリュート6ごうとドッキング。
  • ソユーズT-5 1982ねん5月13にち - 8がつ27にち サリュート7ごうとドッキング。T-7のクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズT-6 1982ねん6がつ24にち - 7がつ2にち フランスひと搭乗とうじょう。サリュート7ごうとドッキング。
  • ソユーズT-7 1982ねん8がつ19にち - 12月10にち 史上しじょう2にん女性じょせい宇宙うちゅう飛行ひこう搭乗とうじょう。サリュート7ごうとドッキング。T-5のクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズT-8 1983ねん4がつ20日はつか - 4がつ22にち サリュート7ごうとのドッキングに失敗しっぱい
  • ソユーズT-9 1983ねん6がつ27にち - 11月23にち サリュート7ごうとドッキング。
  • ソユーズT-10-1 1983ねん9がつ26にち げロケットが発射はっしゃだい炎上えんじょう脱出だっしゅつシステム作動さどうして宇宙船うちゅうせんはなした直後ちょくご爆発ばくはつ
  • ソユーズT-10 1984ねん2がつ8にち - 4がつ11にち サリュート7ごうとドッキング。T-11のクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズT-11 1984ねん4がつ3にち - 10月2にち サリュート7ごうとドッキング。T-10のクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズT-12 1984ねん7がつ17にち - 7がつ29にち サリュート7ごうとドッキング。
  • ソユーズT-13 1985ねん6月6にち - 9月26にち サリュート7ごうとドッキング。クルーのうち1にんがT-14とわって帰還きかん
  • ソユーズT-14 1985ねん9がつ17にち - 11月21にち サリュート7ごうとドッキング。クルーのうち1にんがT-13とわる。機長きちょう病気びょうきによりミッションを中断ちゅうだんして帰還きかん
  • ソユーズT-15 1986ねん3月13にち - 7がつ16にち サリュート7ごうおよびミールとドッキング。

en:Soyuz-T

ソユーズTM[編集へんしゅう]

ソユーズTM
全長ぜんちょう 7.48 m
直径ちょっけい 2.72 m
容量ようりょう 7.5 m3
乗員じょういん 3にん
運用うんよう期間きかん 1986ねん - 2002ねん
しゅ目的もくてき 宇宙うちゅうステーションとの人員じんいん輸送ゆそう

ミールおよび国際こくさい宇宙うちゅうステーションとの往還おうかん目的もくてきとしたソユーズTの改良かいりょうがたである。新型しんがたの「クルス」(Kurs:英語えいご発音はつおんはカーズまたはコーズ)ランデブー・ドッキングシステム、通信つうしんシステム、パラシュートと連動れんどうした着陸ちゃくりくようぎゃく噴射ふんしゃロケットが装備そうびされている。クルスシステムは、旧型きゅうがたのように宇宙うちゅうステーションと「かがみわせの」機動きどうをしなくてもドッキングできる。

実績じっせき[編集へんしゅう]

ミール長期ちょうき滞在たいざいクルー(ロシアじん2にん)と短期たんき滞在たいざいクルー1にん外国がいこくじんおおい)のわせが基本きほんになっているが、例外れいがいもある。

  • ソユーズTM-1 無人むじんテスト
  • ソユーズTM-2 1987ねん2がつ5にち - 7がつ30にち ミールとドッキング。のクルー2にんのうち1にんと、TM-3のクルーのうち2にんんで帰還きかん
  • ソユーズTM-3 1987ねん7がつ22にち - 12月29にち シリアひと搭乗とうじょう。ミールとドッキング。のクルーのうち1にんと、TM-2およびTM-4のクルーのうちかく1人ひとりんで帰還きかん
  • ソユーズTM-4 1987ねん12月21にち - 1988ねん6月17にち ミールとドッキング。TM-5のクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズTM-5 1988ねん6がつ7にち - 9月7にち ブルガリアひと搭乗とうじょう。ミールとドッキング。TM-6のクルーのうち2にんんで帰還きかん軌道きどう離脱りだつ噴射ふんしゃさいにトラブルが発生はっせい
  • ソユーズTM-6 1988ねん8がつ29にち - 12月21にち アフガニスタンひと搭乗とうじょう。ミールとドッキング。TM-4のクルーのうち2にん、TM-7のクルーのうち1にんんで帰還きかん
  • ソユーズTM-7 1988ねん11月26にち - 1989ねん4がつ27にち フランスひと搭乗とうじょう。ミールとドッキング。クルーのうち1にんがTM-6とわって帰還きかん
  • ソユーズTM-8 1989ねん9がつ5にち - 1990ねん2がつ19にち ミールとドッキング。
  • ソユーズTM-9 1990ねん2がつ11にち - 8がつ9にち ミールとドッキング。
  • ソユーズTM-10 1990ねん8がつ1にち - 12月10にち 2人ふたりり。ミールとドッキング。TM-11のクルーのうち1にんくわわって帰還きかん
  • ソユーズTM-11 1990ねん12月2にち - 1991ねん5月26にち 日本人にっぽんじん秋山あきやまゆたかひろし)が搭乗とうじょう。ミールとドッキング。クルーのうち1にんがTM-12とわって帰還きかん
  • ソユーズTM-12 1991ねん5がつ18にち - 10がつ10日とおか イギリスひと女性じょせい宇宙うちゅう飛行ひこう関係かんけいしゃ)が搭乗とうじょう。クルーのうち2にんがTM-13とわって帰還きかん
  • ソユーズTM-13 1991ねん10がつ2にち - 1992ねん3月25にち オーストリアひと搭乗とうじょう。ミールとドッキング。のクルーとTM-12のクルーのうちかく1人ひとりかれらは宇宙うちゅうにいるあいだにソビエトじんからロシアじんになった)、TM-14のクルーのうち1にんんで帰還きかん
  • ソユーズTM-14 1992ねん3がつ17にち - 8がつ10日とおか ドイツひと搭乗とうじょう。ミールとドッキング。クルーのうち1にんがTM-15とわって帰還きかん
  • ソユーズTM-15 1992ねん7がつ27にち - 1993ねん2がつ1にち フランスひと搭乗とうじょう。ミールとドッキング。帰還きかん2人ふたりり。
  • ソユーズTM-16 1993ねん1がつ24にち - 7がつ22にち 2人ふたりり。ミールとドッキング。TM-17のクルーのうち1にんくわわって帰還きかん
  • ソユーズTM-17 1993ねん7がつ1にち - 1994ねん1がつ14にち ミールとドッキング。帰還きかん2人ふたりり。ミールと接触せっしょく事故じここした。
  • ソユーズTM-18 1994ねん1がつ8にち - 7がつ9にち ミールとドッキング。帰還きかん2人ふたりり。
  • ソユーズTM-19 1994ねん7がつ1にち - 11月4にち 2人ふたりり。ミールとドッキング。TM-20のクルーのうち1にんくわわって帰還きかん
  • ソユーズTM-20 1994ねん10がつ3にち - 1995ねん3月22にち ドイツひと搭乗とうじょう。ミールとドッキング。クルーのうち1にんがTM-18とわって帰還きかん
  • ソユーズTM-21 1995ねん3がつ14にち - 9月11にち アメリカひと搭乗とうじょう。ミールとドッキング。のクルーはSTS-71アトランティス)で帰還きかんし、TM-21はどうミッションでげられた2人ふたりのクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズTM-22 1995ねん9がつ3にち - 1996ねん2がつ29にち ドイツじん搭乗とうじょう。ミールとドッキング。
  • ソユーズTM-23 1996ねん2がつ21にち - 9月2にち 2人ふたりり。ミールとドッキング。TM-24のクルーのうち1にんくわわって帰還きかん
  • ソユーズTM-24 1996ねん8がつ17にち - 1997ねん3月2にち フランスじん搭乗とうじょう。ミールとドッキング。クルーのうち1にんがTM-25とわって帰還きかん
  • ソユーズTM-25 1997ねん2がつ10日とおか - 8がつ14にち ドイツじん搭乗とうじょう。ミールとドッキング。滞在たいざいちゅう火災かさい(2がつ23にち)や衝突しょうとつ事故じこ(6がつ25にち)が発生はっせい帰還きかん2人ふたりり。
  • ソユーズTM-26 1997ねん8がつ5にち - 1998ねん2がつ19にち 2人ふたりり。ミールとドッキングし、修理しゅうり作業さぎょうおこなう。TM-27のクルーのうち1にんくわわって帰還きかん
  • ソユーズTM-27 1998ねん1がつ29にち - 8がつ25にち フランスじん搭乗とうじょう。ミールとドッキング。クルーのうち1にんがTM-28とわって帰還きかん
  • ソユーズTM-28 1998ねん8がつ13にち - 1999ねん2がつ28にち ミールとドッキング。のクルーとTM-29のクルーかく1人ひとり2人ふたりりで帰還きかん
  • ソユーズTM-29 1999ねん2がつ20日はつか - 8がつ28にち フランスじんおよびスロバキアひと搭乗とうじょう。ミールとドッキング。クルーのうち1にんがTM-28とわって帰還きかん
  • ソユーズTM-30 2000ねん4がつ4にち - 6月26にち ミールへの最後さいごのドッキング。
  • ソユーズTM-31 2000ねん10がつ31にち - 2001ねん5月6にち ロシアじん2人ふたりとアメリカじん搭乗とうじょう。ISS(国際こくさい宇宙うちゅうステーション)とドッキング (だい1長期ちょうき滞在たいざい)。のクルーはSTS-102ディスカバリー)で帰還きかんし、TM-31はTM-32のクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズTM-32 2001ねん4がつ28にち - 10月31にち ロシアじん2人ふたりとアメリカじん宇宙うちゅう旅行りょこうしゃ)が搭乗とうじょう。ISSとドッキング。TM-33のクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズTM-33 2001ねん10がつ21にち - 2002ねん5月5にち ロシアじん2人ふたりとフランスじん搭乗とうじょう。ISSとドッキング。TM-34のクルーがんで帰還きかん
  • ソユーズTM-34 2002ねん4がつ25にち - 11月10にち ロシアじんイタリアひとみなみアフリカひと宇宙うちゅう旅行りょこうしゃ)が搭乗とうじょう。ISSとドッキング。TMA-1のクルーがんで帰還きかん

en:Soyuz-TM

ソユーズTMA[編集へんしゅう]

ソユーズTMA
全長ぜんちょう 7.48 m
直径ちょっけい 2.72 m
容量ようりょう 7.2 m3
乗員じょういん 3にん
運用うんよう期間きかん 2003ねん - 2012ねん
しゅ目的もくてき 国際こくさい宇宙うちゅうステーションとの往還おうかん

国際こくさい宇宙うちゅうステーションへの人員じんいん輸送ゆそうのためにアメリカ航空こうくう宇宙うちゅうきょく (NASA) からの要請ようせいもとづいて設計せっけい変更へんこうほどこされたソユーズ宇宙船うちゅうせんである。クルーの身長しんちょう体重たいじゅう許容きょよう範囲はんいひろげられ、パラシュートシステムも改良かいりょうされた。使つかがた宇宙船うちゅうせんとしてははじめてグラスコックピットされた。外見がいけんぜん世代せだいのソユーズTMとわらないが、内装ないそう大柄おおがら宇宙うちゅう飛行ひこう搭乗とうじょう可能かのうになるなど居住きょじゅうせい向上こうじょうしている。

実績じっせき[編集へんしゅう]

TMA-2からTMA-14までとTMA-16はISS(国際こくさい宇宙うちゅうステーション長期ちょうき滞在たいざいクルー(ロシアじん2にん、またはロシアじんとアメリカじんかく1人ひとり)と短期たんき滞在たいざいクルー1にんわせ。TMA-15とTMA-17以降いこうは3にん全員ぜんいん長期ちょうき滞在たいざいクルー(ロシア2人ふたりとアメリカじん1にん、またはロシアじん1人ひとりとアメリカじん2にん、またはロシアじん・アメリカじん・そのかく1人ひとり)。

en:Soyuz-TMA

ソユーズTMA-M[編集へんしゅう]

ソユーズTMA-M
全長ぜんちょう 7.48 m
直径ちょっけい 2.72 m
容量ようりょう 7.2 m3
乗員じょういん 3にん
運用うんよう期間きかん 2010ねん - 2016ねん
しゅ目的もくてき 国際こくさい宇宙うちゅうステーションとの往還おうかん

しん世代せだいのソユーズTMA-M宇宙船うちゅうせんは、きゅう世代せだいのソユーズTMA宇宙船うちゅうせんもと開発かいはつされた。外見がいけんてき仕様しようぜん世代せだいのソユーズTMAに準拠じゅんきょしほとんどおなじである。おも変更へんこうてんは、内部ないぶ搭載とうさいされるシステムである。機械きかいせん搭載とうさいする誘導ゆうどう航法こうほう姿勢しせい制御せいぎょシステムは、構成こうせいする電子でんしデバイス使用しよう点数てんすうすくなくし、小型こがた軽量けいりょうしょう電力でんりょくした。軌道きどうせん帰還きかんせん機械きかいせん各々おのおの搭載とうさいするジャイロ加速度かそくどセンサなどセンサーを使つかっての計測けいそくシステムも、電子でんしデバイスの使用しよう点数てんすうすくなくししょう電力でんりょくした。また機械きかいせん搭載とうさいする船内せんないねつ制御せいぎょシステムには、新型しんがた誘導ゆうどう航法こうほう姿勢しせい制御せいぎょシステムおよびそののシステムから発生はっせいするねつ対処たいしょするため、あらたに複数ふくすう冷却れいきゃくばん装備そうびし、冷媒れいばいえき電動でんどうポンプの容量ようりょう拡大かくだいさせ、ねつ交換こうかん性能せいのうもの交換こうかんした。誘導ゆうどう航法こうほう姿勢しせい制御せいぎょシステムや計測けいそくシステムのコンピュータのコマンド処理しょりユニットと内蔵ないぞうプログラムを更新こうしんした。かくシステムに電力でんりょく供給きょうきゅうするための電力でんりょくえユニットを更新こうしんした。宇宙うちゅう飛行ひこう操作そうさパネルには、搭載とうさいシステムの近代きんだい対応たいおうして、コマンドや信号しんごうデータの変換へんかんためのあたらしいソフトウェアを導入どうにゅうした。機械きかい船内せんない装置そうち架台かだいは、マグネシウム合金ごうきんからアルミニウム合金ごうきん変更へんこうし、加工かこうせいとう技術ぎじゅつてき効用こうよう向上こうじょうした。ソユーズの船内せんないコンピュータと国際こくさい宇宙うちゅうステーションのロシアモジュールのあいだタ通信たつうしんをデジタル多重たじゅう通信つうしんした[2][3]

以上いじょうをまとめると、

  • 36ふる電子でんしデバイスを19あたらしい電子でんしデバイスと交換こうかんされた。
  • 誘導ゆうどう航法こうほう姿勢しせい制御せいぎょシステム、計測けいそくシステム、そしてねつ制御せいぎょシステムは、あたらしい電子でんしデバイスをこめこんだ制御せいぎょ電力でんりょく供給きょうきゅう温度おんど制御せいぎょ装置そうちなどからなる。
  • 宇宙船うちゅうせん構造こうぞう一部いちぶは、宇宙船うちゅうせん技術ぎじゅつてき効用こうよう改善かいぜんするために構造こうぞう材料ざいりょう変更へんこうされた。
  • 宇宙船うちゅうせん空虚くうきょ質量しつりょうは70kg軽量けいりょうされ、宇宙船うちゅうせん運用うんよう能力のうりょくをさらに向上こうじょうさせた。

実績じっせき[編集へんしゅう]

ソユーズMS[編集へんしゅう]

ソユーズMS
全長ぜんちょう 7.48 m
直径ちょっけい 2.72 m
容量ようりょう 10.5 m3
乗員じょういん 3にん
運用うんよう期間きかん 2016ねん -
しゅ目的もくてき 国際こくさい宇宙うちゅうステーションとの往還おうかん

ソユーズMS宇宙船うちゅうせんは、予定よていされているなかでは最終さいしゅう改良かいりょうがたである。変更へんこうてん以下いかとおり。

  • より効率こうりつ太陽たいよう電池でんちパネルへの交換こうかん
  • ドッキング・軌道きどう離脱りだつ冗長じょうちょうせい強化きょうかための、ドッキング・姿勢しせい制御せいぎょエンジン位置いち変更へんこう
  • しょう電力でんりょくせいすぐれ、より軽量けいりょうクルスNAドッキングシステムの採用さいよう
  • 船内せんないコンピュータを従来じゅうらいくらやく8ぶんの1の重量じゅうりょうTsVM-101コンピュータに
  • 衛星えいせい中継ちゅうけいによるデータ送受信そうじゅしんや、通信つうしん範囲はんいがい自己じこ位置いち特定とくてい可能かのうにする統合とうごうがたデジタルコマンド・テレメトリーシステム(MBITS)の搭載とうさい
  • GPS/GLONASSCospas-Sarsat英語えいごばんによる、着陸ちゃくりく捜索そうさく活動かつどうさいのより正確せいかく自己じこ位置いち提供ていきょう

実績じっせき[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]