京きょう職しょく

京きょう職しょく（きょうしき）とは、日本にっぽんの律令制りつりょうせいにおいて京きょう内うちの司法しほう、行政ぎょうせい、警察けいさつを行おこなった行政ぎょうせい機関きかんである。古訓こくんは、「みさとづかさ」。唐名とうみょうは、京きょう兆ちょう府ふ、馮翊、扶風など。なお、江戸えど幕府ばくふの京都きょうと所司代しょしだいの別称べっしょうを、京きょう職しょく（きょうしょく）といった。

京きょう内ないを東西とうざいに分わけ（「左京さきょう」と「右京うきょう」）、それぞれに左京さきょう職しょく（さきょうしき）、右京うきょう職しょく（うきょうしき）が置おかれた。左京さきょう職しょくの長官ちょうかんを左京さきょう大夫たいふ（さきょうのだいぶ）、右京うきょう職しょくの長官ちょうかんを右京大夫うきょうのだいぶ（うきょうのだいぶ）という。

平安京へいあんきょうでは、姉あね小路こうじの北きた、朱雀すざく大路おおじ沿そいに、左右さゆうの役所やくしょが位置いちした。

京きょうは碁盤ごばん目め状じょうに大路おおじ・小路こうじが南北なんぼく・東西とうざい方向ほうこうに整備せいびされ（条じょう坊ぼう制せい）、天皇てんのうの居所きょしょである内裏だいりとそれを取とり囲かこむ中央ちゅうおう官庁かんちょう街がいである大内裏だいだいりは京きょうの中央ちゅうおう北端ほくたんに設もうけられた。これは中国ちゅうごくの「天子てんしは南面なんめんする」思想しそうに基もとづく都城みやこのじょう制せいにならったためであり、南面なんめんする玉座ぎょくざより見みて左ひだりに位置いちする京きょう内ない東側ひがしがわを「左京さきょう」、右みぎに位置いちする西側にしがわを「右京うきょう」と呼よんだ。

職掌しょくしょう

京きょう職しょくは京きょう域いきに関かかわる行政ぎょうせい・司法しほう・警察けいさつを統括とうかつした制度せいど。日本書紀にほんしょきに初はじめて見みえる。京きょう職しょくは地方ちほうにおける国司こくしに相当そうとうする職掌しょくしょうを扱あつかっているが、古代こだい国家こっかにおける京きょうは国家こっかを運営うんえいするために建設けんせつされた人工じんこう的てきな都市とし空間くうかんとしての性格せいかくを有ゆうしており、その京きょうを運営うんえい・維持いじするための独自どくじの職掌しょくしょうを有ゆうしていた京きょう職しょくは国家こっかにとっては欠かくことが出来できない中央ちゅうおう官かん司しとされ、国司こくしとはその性格せいかくを大おおきく異ことにしていた。これは、国司こくしが外そと官かん（地方ちほう官かん）であるのに対たいし､京きょう職しょくは京きょう官かん（中央ちゅうおう官かん）扱あつかいであることからも分わかる。また、京きょう職しょくと国司こくしでは同おなじ職掌しょくしょうでも、内容ないようが大おおきく異ことなる事例じれいもある。代表だいひょう的てきな例れいとして戸籍こせきに関かんする業務ぎょうむが挙あげられる。考課こうか令れいには国司こくし・郡司ぐんじの評価ひょうか対象たいしょうとして戸口とぐち増益ぞうえき（人口じんこう増加ぞうか）があり、隠かくれ首くび・括くく出いずるされた浮浪ふろう・逃亡とうぼうを貫つらぬけ付づけ（本ほん貫ぬきとして戸籍こせきに登録とうろく）した成果せいかも含ふくまれていた。だが、京きょう戸との貫ぬき付づけ（京きょう貫ぬき）は勅みことのりによって実施じっしされ、国司こくしの職掌しょくしょうであった浮浪ふろう・逃亡とうぼう・死亡しぼうによる除じょ帳ちょう（戸籍こせきなどから除のぞく）の権限けんげんも京きょう戸とに関かんしては政府せいふが行おこない、京きょう職しょくが行おこなうことはなかった。もっとも、同族どうぞくによる申請しんせいを除のぞけば、除じょ帳ちょうはほとんど実施じっしされず、更さらに度重たびかさなる遷都せんとに同行どうこうせずに旧都きゅうとに留とまる民みんもいたために戸籍こせきと実態じったいの乖離かいりが大おおきくなった。そのため、貞さだ観かん18年ねん（876年ねん）になって京きょう職しょくに除じょ帳ちょうの権限けんげんを認みとめることになった。

左右さゆう二に職しょくありそれぞれ左京さきょう・右京うきょうを統治とうちする。被官ひかんに市し司し（いちのつかさ）があり､それぞれ左京さきょう職しょくが東ひがし市し司しを､右京うきょう職しょくが西市さいち司しをそれぞれ管轄かんかつし市場いちばに関かんする事務じむを取とり扱あつかった。唐名とうみょうを「京きょう兆ちょう（けいちょう）」という。

行政ぎょうせい事務じむを補佐ほさするために各かく条じょうごとに坊ぼう令れい､各かく坊ぼうごとに坊ぼう長ちょう（町長ちょうちょう）が置おかれ､末まつ端はしまで統治とうちした。坊ぼう令れい・坊ぼう長ちょうはそれぞれ郡司ぐんじ・里さと長ちょうに相当そうとうするが、京きょうには郡司ぐんじ級きゅうの在地ざいちの有力ゆうりょく豪族ごうぞくが存在そんざいしなかったことから、坊ぼう令れいには坊ぼう内ないに居住きょじゅうする京きょう戸とでかつ八はち位い・初はつ位いの位階いかいを有ゆうした者ものから選えらばれていた。坊ぼう長ちょうには坊ぼう内ないに居住きょじゅうする白丁はくちょうから選えらばれた。坊ぼう長ちょうは坊ぼう内ないの京きょう戸どの戸籍こせきを管理かんりするとともに、租税そぜいの徴収ちょうしゅう、雑ざつ徭・兵士へいしの徴発ちょうはつ、犯罪はんざい発生はっせい時じの官かん司しへの通報つうほうと犯人はんにんの追つい捕と、坊ぼう内ないの治安ちあん維持いじ、坊ぼう内ないで発生はっせいした奴婢ぬひ・家いえ地ちの売買ばいばい・裁判さいばんにおける証明しょうめい・調査ちょうさなど、坊ぼう内ないにおける徴税ちょうぜい的てき・警察けいさつ的てきな業務ぎょうむを行おこなっていた。坊ぼう令れいは令れい制せいでは定員ていいん12人にんであるが､遷都せんとともに変化へんかした。

ところが、平安京へいあんきょうに遷都せんとして以後いご、従来じゅうらいは京きょう外がいに別べつに拠点きょてんを有ゆうしていた貴族きぞく層そうの京きょうへの定着ていちゃくが進すすむとともに、坊ぼう令れいの命令めいれいに従したがわない貴族きぞくおよびその従者じゅうしゃが増加ぞうかして問題もんだい化かしていった。その一方いっぽうで、坊ぼう令れいそのものも京きょう職しょくの官かん人じんとしての要素ようそが強つよくなり、坊ぼうとの関かかわりが希薄きはくになった。このため、貞さだ観かん4年ねん（862年ねん）に左京さきょう大夫たいふ紀きの今こん守もりの提言ていげんによって坊ぼう令れいに代かわる地域ちいきの責任せきにん者しゃとして保ほ長ちょうを設置せっちし、貴族きぞくや官かん人じんをこれに任にんじることとなった。平安へいあん時代じだい中期ちゅうき（10世紀せいき中期ちゅうき）になると、保ほ長ちょうの制度せいども機能きのうしなくなり、地域ちいき社会しゃかいに台頭たいとうした有力ゆうりょく者しゃを保ほ刀禰とねに任にんずることでかつての坊ぼう令れい・保ほ長ちょうが担になってきた役割やくわりを果はたさせようとした。だが、次第しだいに治安ちあん権限けんげんを検非違使けびいしに奪うばわれていくことになる。だが、その他たの行政ぎょうせい面めんでは依然いぜんとして京きょう職しょくは一定いっていの役割やくわりを果はたしており、14世紀せいき頃ころまでその活動かつどうがみられる。

制度せいどの比較ひかく

京きょう職しょくは日本にっぽん独自どくじの制度せいどである。日本にっぽんの律令りつりょうのモデルとなった唐とうの制度せいどと比較ひかくすると、唐とうの長安ながやすの場合ばあい、関内かんない道みち（後のち京畿けいき道どう）－雍州（後のち京きょう兆ちょう府ふ）の下したに万まん年ねん県けん（西側にしがわ）・長安ながやす県けん（東側ひがしがわ）が設置せっちされ、他たの地域ちいきと同様どうようの道みち－州しゅう－県けんという地方ちほう制度せいどの下したに置おかれていた（なお、わずかながら、万年まんねん県けん・長安ながやす県けんともに長安ながやす城じょう外がいの一部いちぶ近郊きんこう農村のうそんも管轄かんかつとしている）。更さらに城内じょうないでは、都市とし内ないにおいては坊ぼうと里さとが別々べつべつに設定せっていされて、坊ぼう正ただし（日本にっぽんの坊ぼう令れいに相当そうとう）と里さと正ただし（日本にっぽんの里さと長ちょうに相当そうとう）がそれぞれ設置せっちされて、前者ぜんしゃは警察けいさつ的てき業務ぎょうむ、後者こうしゃは徴税ちょうぜい的てき業務ぎょうむを担当たんとうしていた。更さらに長安ながやすの市場いちばおよび行くだり（商人しょうにん組合くみあい）・邸やしき店てんは経済けいざい官庁かんちょうである太たい府ふ寺てらの管轄かんかつ下かにあったが、日本にっぽんの京きょうの市場いちばは規模きぼが小ちいさく、かつ行くだりや邸やしき店てんも存在そんざいしなかったとされており、市しを管轄かんかつする市し司しは京きょう職しょくの被官ひかんとされていた。

武家ぶけの官位かんいとしての京きょう職しょく

室町むろまち時代ときよには、三さん管領かんりょうのひとつ細川ほそかわ氏し宗家そうけが右京大夫うきょうのだいぶの職しょくを代々だいだい世襲せしゅうしたため、細川ほそかわ氏し宗家そうけは京きょう兆ちょう家いえとよばれた。また左京さきょう大夫たいふは一色いっしき氏しや大崎おおさき氏しなどの家格かかくの高たかい一門いちもんのみが独占どくせんしていた。しかし戦国せんごく時代じだいになり、朝廷ちょうていや公家くげが経済けいざい的てきに困窮こんきゅうし、官位かんいが売うられるようになると、左京さきょう大夫たいふは地方ちほうの戦国せんごく大名だいみょうにとって箔はく付づけのために最もっとも人気にんきのある官位かんいとなり、大内おおうち氏し・武田たけだ氏し・後こう北条ほうじょう氏しといった有力ゆうりょく大名だいみょうの他ほか、岩城いわき氏し・大宝寺たいほうじ氏しといった陸奥みちのく・出羽でわの国人くにびと領主りょうしゅまで左京さきょう大夫たいふとなったため、同時どうじに何人なんにんもの左京さきょう大夫たいふが出現しゅつげんするような状態じょうたいであったという（右京大夫うきょうのだいぶは細川ほそかわ氏しが京都きょうと周辺しゅうへんの実効じっこう支配しはいを行おこなっていたため、細川ほそかわ宗家そうけの当主とうしゅのみが保持ほじした）。

江戸えど時代じだいには武家ぶけ官位かんいとして、二本松にほんまつ藩主はんしゅの丹羽にわ氏しの歴代れきだい藩主はんしゅの多おおく（丹羽たんば長富ながとみ、丹羽にわ光重みつしげなど）が左京さきょう大夫たいふを、久保田くぼた（秋田あきた）藩主はんしゅ佐竹さたけ氏しの歴代れきだい藩主はんしゅの多おおく（佐竹さたけ義宣よしのぶ、佐竹さたけ義よし敦あつしなど）が右京大夫うきょうのだいぶを称しょうした。

職員しょくいん

それぞれ左右さゆう二に職しょくに設置せっちされた

• 大夫たいふ（正せい五ご位い上じょう → 従したがえ四よん位い下か） 唐名とうみょう:京きょう兆ちょう尹いん
• 亮あきら（従したがえ五ご位い下か） 唐名とうみょう:京きょう兆ちょう少しょう尹いん、馮翊少しょう監かん
• 大進たいしん（従したがえ六ろく位い下か → 従したがえ六ろく位い上じょう）　少しょう進すすむ（正せい七なな位い上じょう → 従したがえ六ろく位い下か） 唐名とうみょう:京きょう兆ちょう司つかさ録ろく、馮翊判事はんじ
• 大だい属ぞく（正せい八はち位い下か）　　　　　　少しょう属ぞく（従したがえ八はち位い上じょう） 唐名とうみょう:京きょう兆ちょう録ろく事ごと、馮翊記事きじ

• 坊ぼう令れい（無位むい → 少しょう初はつ位い下か）
  • 坊ぼう長ちょう

• 史生ふみお
• 職掌しょくしょう　新設しんせつ
• 使つかい部ぶ
• 直ちょく丁ひのと

被官ひかんとして 東ひがし・西市さいち司し

備考びこう：藤原仲麻呂ふじわらのなかまろ政権せいけん下かで左ひだり右京うきょうを一人ひとりで統治とうちする京きょう尹いん（きょういん）が置おかれた。

任官にんかん者しゃ一覧いちらん

※（）内ないの年としは、補任ほにんまたは見み任にん年ねん。

左京さきょう大夫たいふ

飛鳥あすか・奈良なら時代じだい

• 美び努つとむ王おう（702年ねん）
• 三輪みわ高市たかいち麻呂まろ（703年ねん）
• 布勢ふせ耳みみ麻呂まろ（708年ねん）
• 息いき長老ちょうろう（708年ねん）
• 県けん犬けん養やしなえ石せき次じ（742年ねん）
• 藤原仲麻呂ふじわらのなかまろ（743年ねん）
• 大和やまと長岡ながおか（759年ねん）
• 藤原ふじわら蔵ぞう下か麻呂まろ（767年ねん）

• 小野おの竹ちく良りょう（769年ねん）
• 藤原ふじわら魚さかな名めい（769年ねん）
• 大伴家持おおとものやかもち（774年ねん）
• 藤原ふじわら小黒おぐろ麻呂まろ（775年ねん）
• 藤原ふじわら雄つよし依よ（776年ねん）
• 多治比たじひ土作つちづくり（778年ねん）
• 藤原ふじわら種たね継つぎ（778年ねん）
• 藤原ふじわら鷹取たかとり（781年ねん）

• 藤原ふじわら継つぎ縄なわ（781年ねん）
• 石川いしかわ垣かき守もり（784年ねん）
• 坂上さかがみ苅田かりた麻呂まろ（785年ねん）
• 佐伯さえき久良ひさよし麻呂まろ（786年ねん）
• 石川いしかわ名足なたり（787年ねん）
• 藤原ふじわら雄つよし友とも（788年ねん）
• 石川いしかわ真しん守もり（792年ねん）
• 藤原ふじわら乙おつ叡あきら（793年ねん）

平安へいあん時代じだい

• 藤原ふじわら縄なわ主ぬし（797年ねん）
• 橘たちばな入居にゅうきょ（799年ねん）
• 藤原ふじわら大だい継つぎ（時期じき不ふ詳しょう:799年ねん-806年ねんの間あいだ）
• 石川いしかわ魚ぎょ麻呂まろ（806年ねん）
• 巨勢こせ野の足あし（806年ねん）
• 藤原ふじわら継つぎ業ぎょう（808年ねん）
• 紀きの広浜ひろはま（808年ねん）
• 多た入いれ鹿しか（809年ねん）
• 三島みしま名めい継ままし（時期じき不ふ詳しょう:806年ねん-810年ねんの間あいだ）
• 大野おおの真雄まさお（811年ねん）
• 藤原ふじわら今こん河かわ（812年ねん）
• 紀きの咋麻呂まろ（814年ねん）
• 藤原ふじわら綱つな継つぎ（815年ねん）
• 良りょう岑安世やすよ（815年ねん）
• 多治比たじひ今こん麻呂まろ（816年ねん）
• 直世すぐせ王おう（818年ねん）
• 春原すのはら五ご百ひゃく枝えだ（823年ねん）
• 菅原すがわら清きよし公おおやけ（826年ねん）
• 藤原ふじわら文ぶん山やま（827年ねん）
• 石川いしかわ河かわ主ぬし（827年ねん）
• 橘たちばな氏し人じん（時期じき不ふ詳しょう:840年ねん前後ぜんこう）
• 源みなもと明あきら（842年ねん）
• 正行まさゆき王おう（850年ねん）
• 源みなもと生せい（851年ねん）

• 藤原ふじわら良仁よしひと（855年ねん）
• 紀きの今こん守もり（858年ねん）
• 菅原すがわら是ただし善ぜん（856年ねん）
• 在原行平ありわらのゆきひら（860年ねん）
• 弘ひろ宗むね王おう（860年ねん）
• 輔世王おう（875年ねん）
• 忠範ただのり王おう（877年ねん）
• 源みなもと行こう有ゆう（880年ねん）
• 在原ありわら守まもる平たいら（884年ねん）
• 菅原すがわら道真みちざね（892年ねん）
• 源みなもと旧きゅう鑑かん（時期じき不ふ詳しょう:886年ねん-908年ねんの間あいだ）
• 源みなもと清きよし平たいら（923年ねん）
• 藤原ふじわら元方もとかた（929年ねん）
• 源みなもと庶明（929年ねん）
• 藤原ふじわら中正ちゅうせい
• 大江維時おおえのこれとき（946年ねん）
• 源みなもと重光しげみつ（961年ねん）
• 藤原ふじわら兼けん家か（964年ねん）
• 藤原ふじわら為ため輔（967年ねん）
• 藤原ふじわら道長みちなが（987年ねん）
• 源みなもと泰清やすきよ（988年ねん）
• 源みなもと長ちょう経けい（999年ねん）
• 藤原ふじわら広業こうぎょう（1012年ねん）
• 藤原ふじわら惟おもんみ憲けん（時期じき不ふ詳しょう:1013年ねん-1017年ねんの間あいだ）

• 藤原ふじわら能のう信しん（1014年ねん）
• 藤原ふじわら経けい通どおり（1017年ねん）
• 藤原ふじわら隆光たかみつ（時期じき不ふ詳しょう:1030年ねん以降いこう）
• 藤原ふじわら経けい輔（1035年ねん）
• 藤原ふじわら資し房ぼう（1040年ねん）
• 源みなもと経けい長ちょう（1041年ねん）
• 藤原ふじわら道みち雅みやび（1045年ねん）
• 藤原ふじわら祐ゆう家か（1054年ねん）
• 藤原ふじわら長房ながふさ（1058年ねん）
• 藤原ふじわら実季みき（1069年ねん）
• 藤原ふじわら公房こうぼう（1075年ねん）
• 源みなもと顕あらわ仲なか（1102年ねん）
• 藤原家隆ふじわらのいえたか
• 石川いしかわ光義みつよし
• 藤原ふじわら経けい忠ただし（1124年ねん）
• 藤原ふじわら家か成なり（1134年ねん）
• 藤原ふじわら顕あらわ輔（1139年ねん）
• 藤原ふじわら通とおる基もと
• 藤原ふじわら教きょう長ちょう（1156年ねん）
• 藤原ふじわら隆たかし季き（1156年ねん）
• 藤原ふじわら俊成としなり（1161年ねん）
• 藤原ふじわら定じょう隆たかし（1166年ねん）
• 藤原ふじわら脩おさむ範はん（時期じき不ふ詳しょう:1174年ねん-1183年ねんの間あいだ）

鎌倉かまくら時代ときよ

• 藤原ふじわら顕家あきいえ（1187年ねん）
• 橘たちばな知とも尚なお（1303年ねん）
• 坊門ぼうもん清せい忠ただし（1328年ねん）
• 一色いっしょく公おおやけ深ふか

南北なんぼく朝あさ時代じだい

• 三条さんじょう公明こうめい（1335年ねん）
• 仁木にき頼よりゆき章あきら
• 安倍あべ有ゆう世よ（時期じき不ふ詳しょう:1355年ねん-1384年ねんの間あいだ）
• 山名やまな時じ氏し
• 畠山はたけやま国清くにきよ

• 斯波しば氏し経けい
• 鈴木すずき繁しげる伴とも
• 吉良きら満義みつよし
• 吉良きら持家もちいえ

• 大崎おおさき直ただし持じ（1363年ねん）
• 大崎おおさき詮かい持じ（1375年ねん）
• 高倉たかくら永ひさし季き
• 今川いまがわ貞さだ臣しん

室町むろまち時代じだい中期ちゅうき

• 大内おおうち盛見もりみ
• 六角ろっかく満みつる高だか
• 姉あね小路こうじ尹いん綱つな
• 土岐とき頼よりゆき益えき
• 大崎おおさき持じ詮かい（1413年ねん）

• 赤松あかまつ満祐みつすけ（1414年ねん）
• 赤松あかまつ義則よしのり
• 菊池きくち兼けん朝あさ
• 一色いっしょく持じ信しん
• 一色いっしき義よし貫ぬき

• 一色いっしょく教きょう親おや
• 小笠原おがさわら宗そう康やすし
• 大内おおうち教きょう弘ひろし
• 土岐とき持じ益えき

戦国せんごく時代じだい

• 大内おおうち政弘まさひろ（1468年ねん）
• 赤松あかまつ政則まさのり
• 一色いっしき義春よしはる
• 一色いっしき義直よしなお
• 岩城いわき親ちかし隆たかし
• 土岐とき成しげる頼よりゆき
• 大崎おおさき義兼よしかね
• 一色いっしき義よし有ゆう
• 吉良きら持もち清きよし（1509年ねん以前いぜん）
• 大内おおうち義興よしおき（1508年ねん）
• 伊達だて稙宗（1517年ねん）
• 寒河江さがえ孝広たかひろ（1517年ねん）
• 土岐とき頼よりゆき芸げい

• 一色いっしき義幸よしゆき
• 畠山はたけやま長ちょう経けい
• 武田たけだ信虎のぶとら（1521年ねん）
• 木曾きそ義よし在ざい（1527年ねん）
• 北条ほうじょう氏綱うじつな（1530年ねん）
• 大内おおうち義隆よしたか（1530年ねん）
• 五辻いつつじ諸しょ仲なか（1534年ねん）
• 六角ろっかく義賢よしかた（1539年ねん）
• 赤松あかまつ政まさし村むら（1539年ねん）
• 赤松あかまつ晴はれ政まさし
• 岩城いわき重隆しげたか（1541年ねん）
• 大宝寺だいほうじ晴はれ時じ（1541年ねん）
• 結城ゆうき晴はれ広ひろ（1542年ねん）

• 大崎おおさき義直よしなお（1545年ねん）
• 大内おおうち義長よしなが（1553年ねん）
• 伊達だて晴はれ宗はじめ（1555年ねん）
• 北条ほうじょう氏康うじやす
• 伊東いとう義よし益えき
• 一色いっしき義道よしみち
• 斎藤さいとう義よし龍りゅう（1561年ねん）
• 河野こうの通とおる宣せん（1562年ねん頃ごろ）
• 三好みよし義継よしつぎ（1565年ねん）
• 伊達だて輝あきら宗むね
• 徳川とくがわ家康いえやす（1568年ねん）

安土あづち桃山ももやま時代じだい

• 浅野あさの幸長よしなが（1589年ねん）
• 岩城いわき常つね隆たかし

右京大夫うきょうのだいぶ

飛鳥あすか・奈良なら時代じだい

• 猪いのしし名めい石せき前まえ（708年ねん）
• 多治比たじひ池いけ守まもる（710年ねん）
• 大原おおはら門部かとべ（737年ねん）
• 吉備真備きびのまきび（747年ねん）
• 紀きの飯めし麻呂まろ（754年ねん）
• 佐伯さえき毛け人じん（757年ねん）
• 佐伯さえき今こん毛け人じん（757年ねん）
• 粟田あわた奈勢麻呂まろ（759年ねん）

• 大和やまと長岡ながおか（764年ねん）
• 百済くだら足あし人じん（768年ねん）
• 小野おの竹ちく良りょう（768年ねん）
• 石川いしかわ豊成とよしげ（770年ねん）
• 佐伯さえき三野みの（772年ねん）
• 百済くだら王おう理り伯はく（774年ねん）
• 石川いしかわ垣かき守もり（777年ねん）
• 石川いしかわ名足なたり（781年ねん）

• 大中おおなか臣子しんし老ろう（782年ねん）
• 石川いしかわ豊ゆたか人じん（784年ねん）
• 大中おおなか臣しん諸しょ魚さかな（786年ねん）
• 藤原ふじわら菅かん継つぎ（789年ねん）
• 石川いしかわ真しん守もり（791年ねん）
• 藤原ふじわら真しん友とも（792年ねん）

平安へいあん時代じだい

• 紀きの勝長かつなが（797年ねん）
• 藤原ふじわら園えん人じん（798年ねん）
• 多治比たじひ継つぎ兄けい（799年ねん）
• 橘たちばな綿めん裳も
• 安倍あべ兄あに雄ゆう（806年ねん）
• 吉備きび泉いずみ（806年ねん）
• 文室ふむろ綿めん麻呂まろ（807年ねん）
• 藤原ふじわら藤ふじ嗣（808年ねん）
• 紀きの広浜ひろはま（808年ねん）
• 藤原ふじわら貞さだ嗣（812年ねん）
• 藤原ふじわら道みち継つぎ（815年ねん）
• 直世すぐせ王おう（816年ねん）
• 菅原すがわら清きよし公おおやけ（821年ねん）
• 藤原ふじわら綱つな継つぎ（826年ねん）
• 藤原ふじわら文ぶん山やま（827年ねん）
• 百済くだら王おう勝義まさよし（829年ねん）
• 正せい躬王（834年ねん）
• 橘たちばな弟おとうと氏し（839年ねん）

• 田口たぐち佐波さば主ぬし（840年ねん）
• 正行まさゆき王おう（846年ねん）
• 源みなもと寛ひろし（847年ねん）
• 藤原ふじわら諸しょ成なり（850年ねん）
• 豊ゆたか江こう王おう（856年ねん）
• 藤原ふじわら衛まもる（857年ねん）
• 春はる澄きよし善ぜん縄なわ（857年ねん）
• 南みなみ淵ふち年ねん名めい（858年ねん）
• 橘たちばな海うみ雄ゆう（859年ねん）
• 橘たちばな貞さだ根ね（861年ねん）
• 源みなもと覚さとし（875年ねん）
• 安倍あべ貞行さだゆき（時期じき不ふ詳しょう：872年ねん-879年ねんの間あいだ）
• 基もと棟とう王おう（時期じき不ふ詳しょう：874年ねん-879年ねんの間あいだ）
• 源みなもと至いたる（885年ねん）
• 藤原ふじわら是ただし法ほう
• 源みなもと建けん（907年ねん）
• 藤原ふじわら当とう幹みき（918年ねん）
• 橘たちばな公こう頼よりゆき（920年ねん）

• 源みなもと是ただし茂しげる（923年ねん）
• 藤原ふじわら忠ただし房ぼう（927年ねん）
• 藤原ふじわら高だか堪こらえ
• 源みなもと宗はじめ于（939年ねん）
• 藤原ふじわら斉ひとし信しん（987年ねん）
• 藤原ふじわら致忠（時期じき不ふ詳しょう：975年ねん-987年ねんの間あいだ）
• 藤原ふじわら師し経けい（1022年ねん）
• 源みなもと資し通どおり（1036年ねん）
• 源みなもと資し綱つな（1046年ねん）
• 藤原明衡ふじわらのあきひら
• 藤原ふじわら実みのる政せい（1078年ねん）
• 藤原ふじわら通とおる俊しゅん（1082年ねん）
• 藤原ふじわら定実さだざね（1090年ねん）
• 平忠盛たいらのただもり（1144年ねん）
• 藤原ふじわら長ちょう輔（1148年ねん）
• 藤原ふじわら信しん輔（1156年ねん）
• 藤原ふじわら邦くに綱つな（1161年ねん）

鎌倉かまくら時代ときよ

• 藤原ふじわら有能ゆうのう（1204年ねん）
• 北条ほうじょう義よし時とき（1217年ねん）
• 世尊せそん寺てら行ぎょう能のう（1235年ねん）

• 源みなもと雅言がげん（1259年ねん）
• 九条くじょう行こう家か
• 藤原ふじわら隆たかし保ほ

• 藤原ふじわら重しげる名めい

南北なんぼく朝あさ時代じだい

• 仁木にき義長よしなが
• 一色いっしき直ただし氏し

• 菊池きくち武たけし朝あさ
• 吉良きら貞さだ家か

• 細川ほそかわ頼元よりもと

室町むろまち時代じだい中期ちゅうき

• 細川ほそかわ満みつる元もと
• 細川ほそかわ持じ元もと
• 細川ほそかわ持じ之の
• 細川ほそかわ勝元かつもと（1442年ねん）

戦国せんごく時代じだい

• 小笠原おがさわら政秀まさひで
• 細川ほそかわ政まさし元もと
• 細川ほそかわ澄きよし元もと

• 赤松あかまつ政まさし元もと
• 細川ほそかわ高だか国こく（1508年ねん）
• 佐竹さたけ義よし舜しゅん

• 細川ほそかわ晴はる元もと（1537年ねん）
• 細川ほそかわ氏綱うじつな（1552年ねん）
• 最上もがみ義光よしみつ（1560年ねん）

安土あづち桃山ももやま時代じだい

• 佐竹さたけ義昭よしあき
• 細川ほそかわ昭あきら元もと（1575年ねん）
• 大宝寺だいほうじ政氏まさうじ

• 毛利もうり秀しげる元もと（1590年ねん）
• 佐竹さたけ義宣よしのぶ（1590年ねん）
• 小出こいで吉よし英すぐる（1593年ねん）

• 津軽つがる為信ためのぶ（1600年ねん）
• 水谷みずたに勝俊かつとし
• 土岐とき頼よりゆき春はる

参考さんこう文献ぶんけん

• 市川いちかわ理恵りえ『古代こだい日本にっぽんの京きょう職しょくと京きょう戸と』（吉川弘文館よしかわこうぶんかん、2009年ねん） ISBN 978-4-642-02473-0

関連かんれん項目こうもく

• 日本にっぽんの官制かんせい
• 古代こだい日本にっぽんの地方ちほう官制かんせい
• 摂津せっつ職しょく
• 平城京へいじょうきょう
• 恭きょう仁ひとし京きょう
• 難波なんば京きょう
• 長岡京ながおかきょう
• 平安京へいあんきょう
• 建礼門院けんれいもんいん右京大夫うきょうのだいぶ