市制しせい

市制しせい
日本にっぽんの法令ほうれい
法令ほうれい番号ばんごう	明治めいじ44年ねん法律ほうりつ第だい68号ごう
種類しゅるい	地方ちほう自治じち法ほう
効力こうりょく	廃止はいし
成立せいりつ	1911年ねん3月がつ21日にち
公布こうふ	1911年ねん4月がつ7日にち
施行しこう	1911年ねん10月がつ1日にち
主おもな内容ないよう	地方ちほう自治じち
関連かんれん法令ほうれい	町村ちょうそん制せい、府県ふけん制せい
条文じょうぶんリンク	『官報かんぽう.1911年ねん4月がつ7日にち』 - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション

市制しせい（しせい）は、従前じゅうぜんの郡こおり区く町村ちょうそん編制へんせい法ほうに替かわり、日本にっぽんの市しの基本きほん構造こうぞうを定さだめた法律ほうりつである。1888年ねん（明治めいじ21年ねん）4月がつ25日にちの「明治めいじ21年ねん4月がつ25日にち法律ほうりつ第だい1号ごう」の前半ぜんはんにより規定きていされ、1911年ねん（明治めいじ44年ねん）4月がつ7日にちの「明治めいじ44年ねん4月がつ7日にち法律ほうりつ第だい68号ごう」により全部ぜんぶ改正かいせいされ、1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）5月3日にちの「地方ちほう自治じち法ほう」の施行しこうによって廃止はいしされた。

制定せいてい時じの第だい1条じょうに「此法律ほうりつハ（中略ちゅうりゃく）市しト為ためスノ地ちニ施行しこうスルモノトス」とあり、市しとなる区域くいきで順次じゅんじこの法律ほうりつを施行しこう（適用てきよう）したことから転てんじて、当該とうがい法律ほうりつが廃止はいしされた後のちも、町まち・村むらから新あらたに市しを設もうけることを「市制しせいを施行しこうする」あるいは「市制しせい施行しこう」と表現ひょうげんするようになった。

内容ないようと改正かいせい

戦前せんぜん、特とくに明治めいじ初期しょきは「市民しみん」は即すなわち「有産ゆうさん者しゃ」（地主じぬしなど）という考かんがえ方かたであったため人口じんこうあたりの有産ゆうさん者しゃ比率ひりつの低ひくい都市とし部ぶでは三さん等級とうきゅう選挙せんきょ制せいなどの投票とうひょう権けん格差かくさがつけられたり、有産ゆうさん者しゃ比率ひりつの極きわめて低ひくい三さん都と（東京とうきょう・大阪おおさか・京都きょうと→第だい1回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ）には一般いっぱんの市制しせいではなく特別とくべつ市制しせいが施行しこうされたりした。農村のうそん部ぶは地主じぬしや養蚕ようさん業者ぎょうしゃなどの有産ゆうさん者しゃ比率ひりつが高たかいため、都市とし部ぶとは異ことなる町村ちょうそん制せいが施行しこうされた。

北海道ほっかいどうには市制しせいが施行しこうされず1899年ねん（明治めいじ32年ねん）5月1日にちになって市制しせいに似にて自治じち権けんが弱よわい北海道ほっかいどう区く制せいが施行しこうされた。町村ちょうそんに対たいしては北海道ほっかいどうで北海道ほっかいどう一いち・二に級きゅう町村ちょうそん制せいが、沖縄おきなわ県けんなどでは島嶼とうしょ町村ちょうそん制せいが施行しこうされた。内地ないち（本土ほんど）と別べつ扱あつかいの半はん植民しょくみん地ち的てき地位ちいを現あらわすものである。

1888年ねん（明治めいじ21年ねん）制定せいていの市制しせい

市制しせいは、町村ちょうそん制せいとともに1888年ねん（明治めいじ21年ねん）4月がつ25日にちに明治めいじ21年ねん4月がつ25日にち法律ほうりつ第だい1号ごうとして公布こうふされた。なお市制しせいと町村ちょうそん制せいはひとつの公布こうふ文ぶんで公布こうふされているがそれぞれ第だい1条じょうから始はじまる別個べっこの法律ほうりつであり、公布こうふ文ぶんにも「市制しせい及町村ちょうそん制せい」と書かかれている。市制しせいと町村ちょうそん制せいは市しと町村ちょうそんを独立どくりつした法人ほうじんと定さだめ、形式けいしき上うえ国こくと別個べっこの自治体じちたいとして認みとめた。

市しには市会しかいを置おき、土地とち所有しょゆうと納税のうぜい額がくによる選挙せんきょ権けん制限せいげんと高額こうがく納税のうぜい者しゃの重おもみを大おおきくした三さん等級とうきゅう選挙せんきょ制せいによって市会しかい議員ぎいんを選出せんしゅつした。市しは条例じょうれい制定せいていなどの権限けんげんを持もつ。市長しちょうは市会しかいが候補者こうほしゃ3名めいを推薦すいせんし、内務ないむ大臣だいじんが天皇てんのうに上奏じょうそう裁可さいかを求もとめて決きめた。市会しかいは別べつに助役じょやくと名誉めいよ職しょく参事さんじ会員かいいんを選出せんしゅつした。市長しちょう、助役じょやく、名誉めいよ職しょく参事さんじ会員かいいんで構成こうせいされる市し参事さんじ会かいが市しの行政ぎょうせいを統括とうかつした。

東京とうきょう・大阪おおさか・京都きょうとの三さん大都市だいとしは、特例とくれいとして市制しせいの一部いちぶが適用てきようされなかった。「市制しせい中ちゅう東京とうきょう市し京都きょうと市し大阪おおさか市しニ特例とくれいヲ設しつらえクルノ件けん」（明治めいじ22年ねん3月がつ23日にち法律ほうりつ第だい12号ごう、全ぜん8条じょう）により東京とうきょう市し、京都きょうと市し、大阪おおさか市しの3市しには市長しちょうと助役じょやくを置おかず市長しちょうの職務しょくむは府知事ふちじが、助役じょやくの職務しょくむは書記官しょきかんが行おこなうなどの特例とくれい（市制しせい特例とくれい）が定さだめられた。

市制しせいの実施じっし準備じゅんびは以前いぜんの区く・町まち・村むらの合併がっぺいをすすめつつ各かく府県ふけんごとに進すすめられ、1889年ねん（明治めいじ22年ねん）4月がつ1日にちを最初さいしょとして各地かくちで順次じゅんじ市制しせいを施行しこうされた。

• 同日どうじつまでに市制しせい施行しこう地ちに指定していされた都市とし（告示こくじの記載きさい順じゅん）
  • 同年どうねん2月がつ2日にち内務省ないむしょう告示こくじ第だい1号ごう（36都市とし）

    東京とうきょう、京都きょうと、大阪おおさか、堺さかい、横浜よこはま、神戸こうべ、姫路ひめじ、長崎ながさき、新潟にいがた、水戸みと、津つ、名古屋なごや、静岡しずおか、仙台せんだい、盛岡もりおか、弘前ひろさき、山形やまがた、米沢よねざわ、秋田あきた、福井ふくい、金沢かなざわ、富山とやま、高岡たかおか、松江まつえ、岡山おかやま、広島ひろしま、赤あか間あいだ関せき（現げん下関しものせき）、和歌山わかやま、徳島とくしま、高松たかまつ、松山まつやま、高知こうち、福岡ふくおか、久留くる米よね、熊本くまもと、鹿児島かごしま

  • 同年どうねん3月18日にち内務省ないむしょう告示こくじ第だい10号ごう（1都市とし）

    佐賀さが

  • 同年どうねん4月がつ1日にち、上記じょうき37都市としのうち東京とうきょう、岡山おかやま、名古屋なごや、徳島とくしま、松山まつやま、高松たかまつを除のぞいた31都市としに市制しせいを施行しこう（6都市としの市制しせい施行しこう日びはそれぞれ、同年どうねん5月1日にち東京とうきょう、6月1日にち岡山おかやま、10月1日にち名古屋なごや、10月1日にち徳島とくしま、12月15日にち松山まつやま、翌年よくねん2月がつ15日にち高松たかまつ）。
  • 同年どうねん7月がつ1日にち、岐阜ぎふ、甲府こうふの両市りょうしに市制しせいを施行しこう。
  • 同年どうねん10月1日にち、鳥取とっとり市しに市制しせいを施行しこう。
• 特別とくべつ市制しせい

東京とうきょう市し、京都きょうと市し、大阪おおさか市し

1889年ねん（明治めいじ22年ねん）の都市とし人口じんこう

1889年ねん（明治めいじ22年ねん）12月31日にち時点じてんの人口じんこう1万まん人にん以上いじょうの市区しく町村ちょうそん現住げんじゅう人口じんこう

• 市区しく町村ちょうそんの名称めいしょう、所属しょぞくする庁ちょう府県ふけん、人口じんこうは1889年ねん（明治めいじ22年ねん）12月31日にち調ちょうのものであり、現在げんざいの市町村しちょうそん域いきとは異ことなる。人口じんこうは主おもに『明治めいじ二に十じゅう二に年ねん十二月じゅうにがつ三さん十じゅう一いち日にち調ちょう 日本にっぽん帝みかど国民こくみん籍せき戸口とぐち表ひょう』「各かく地方ちほう現住げんじゅう一万人以上市区町戸口表」及および『明治めいじ四よん十じゅう一いち年ねん十二月じゅうにがつ三さん十じゅう一いち日にち 日本にっぽん帝国ていこく人口じんこう静態せいたい統計とうけい』「人口じんこう一いち万まん人にん以上いじょうノ市町村しちょうそん現住げんじゅう人口じんこう (自明じめい治ち十じゅう九きゅう年ねん末まつ至いたり同どう四よん十じゅう一いち年ねん末まつ)」記載きさいの甲種こうしゅ現住げんじゅう人口じんこうによる。姫路ひめじ市し(2万まん7055人にん、2万まん5487人にん)と金沢かなざわ市し(9万まん4257人にん、9万まん5812人にん)の現住げんじゅう人口じんこうは、『明治めいじ二に十じゅう二に年ねん十二月じゅうにがつ三さん十じゅう一いち日にち調ちょう 日本にっぽん帝みかど国民こくみん籍せき戸口とぐち表ひょう』収録しゅうろくの「各かく地方ちほう現住げんじゅう一万人以上市区町戸口表」と「各かく地方ちほう郡こおり市し戸口とのくち表ひょう」とで異ことなる現住げんじゅう人口じんこうが提示ていじされているが、前者ぜんしゃの人口じんこうを採用さいようした。
• 1889年ねん（明治めいじ22年ねん）12月31日にちの時点じてんで香川かがわ県けん・北海道庁ほっかいどうちょう・沖縄おきなわ県けん・一部いちぶ指定していの島嶼とうしょ部ぶ(東京とうきょう府ふ管下かんか小笠原おがさわら・伊豆いず七島ななしま、長崎ながさき県けん管下かんか対馬つしま国こく、島根しまね県けん管下かんか隠岐おき国こく、鹿児島かごしま県けん管下かんか大隅おおすみ国こく大島おおしま郡ぐん・薩摩さつま国こく川辺かわべ郡ぐん十島としま)では市制しせい・町村ちょうそん制せいは施行しこうされておらず、そのほとんどが人口じんこう1万まん人にん未満みまんの町村ちょうそんに分割ぶんかつされていたが、『日本にっぽん帝国ていこく人口じんこう静態せいたい統計とうけい』では複数ふくすうの町村ちょうそんからなる町場ちょうば・間あいだ切きりが一ひとつの町村ちょうそんとして集計しゅうけいされ、人口じんこう一いち万まん人にん以上いじょう市町村しちょうそんの現住げんじゅう人口じんこうとして掲載けいさいされている。本ほん表ひょうでもこれに従したがい、これらの町場ちょうば・間あいだ切きりを構成こうせいする町村ちょうそんの数かずを括弧かっこで示しめし、その人口じんこうを太字ふとじで示しめし、順位じゅんいを振ふらない。なおこれらの町場ちょうば・間あいだ切きりを構成こうせいする個々ここの町村ちょうそんの人口じんこうはいずれも現住げんじゅう人口じんこう1万まん人にん未満みまんである。
• 現住げんじゅう人口じんこう1万まん人にん未満みまんの4つの都市とし（宮崎みやざき町まち、浦和うらわ町まち、川崎かわさき町まち、大だい野村のむら）の人口じんこうは官報かんぽう掲載けいさいの現住げんじゅう人口じんこうであり、陸海りくかい軍ぐんの兵営へいえい艦船かんせんに在ある者もの、監獄かんごくに在ある者ものの加除かじょがなされていない。これらは現在げんざいの政令せいれい指定してい都市とし、県庁けんちょう所在地しょざいちの中心ちゅうしん部ぶとなる当時とうじ人口じんこう1万まん人にん未満みまんの都市としであり、本ほん表ひょうでは順位じゅんいを振ふらず、人口じんこうを斜体しゃたいで示しめす。
• 太字ふとじの市し名めい：1889年ねん（明治めいじ22年ねん）4月がつ1日にち市制しせい施行しこうの都市とし。
• ■：2015年ねん（平成へいせい27年ねん）4月がつ1日にち現在げんざいの特別とくべつ区くと政令せいれい指定してい都市とし
• ■：それ以外いがいの都道府県とどうふけん庁ちょう所在地しょざいち

明治めいじ22年ねん12月31日にち調ちょう人口じんこう1万まん人にん以上いじょう市区しく町村ちょうそん現住げんじゅう人口じんこう

順位じゅんい	市区しく町村ちょうそん	庁ちょう府県ふけん	現住げんじゅう人口じんこう
1	東京とうきょう市し	東京とうきょう府ふ	1,389,684
2	大阪おおさか市し	大阪おおさか府ふ	476,271
3	京都きょうと市し	京都きょうと府ふ	279,792
4	名古屋なごや市し	愛知あいち県けん	162,767
5	神戸こうべ市し	兵庫ひょうご県けん	135,639
6	横浜よこはま市し	神奈川かながわ県けん	121,985
7	金沢かなざわ市し	石川いしかわ県けん	94,257
8	仙台せんだい市し	宮城みやぎ県けん	90,231
9	広島ひろしま市し	広島ひろしま県けん	88,820
10	徳島とくしま市し	徳島とくしま県けん	61,107
11	富山とやま市し	富山とやま県けん	58,159
12	鹿児島かごしま市し	鹿児島かごしま県けん	57,465
13	和歌山わかやま市し	和歌山わかやま県けん	56,713
14	長崎ながさき市し	長崎ながさき県けん	55,063
15	福岡ふくおか市し	福岡ふくおか県けん	53,014
16	函館はこだて区く	北海道庁ほっかいどうちょう	52,909
17	熊本くまもと市し	熊本くまもと県けん	52,833
18	岡山おかやま市し	岡山おかやま県けん	48,333
19	堺さかい市し	大阪おおさか府ふ	48,165
20	新潟にいがた市し	新潟にいがた県けん	46,353
21	福井ふくい市し	福井ふくい県けん	40,849
	那覇なは (28村むら1地ち)	沖縄おきなわ県けん	40,212
22	静岡しずおか市し	静岡しずおか県けん	37,664
23	松江まつえ市し	島根しまね県けん	35,934
24	松山まつやま市し	愛媛えひめ県けん	32,738
25	高知こうち市し	高知こうち県けん	32,241
	香川かがわ郡ぐん高松たかまつ (50町まち10丁ちょう)	香川かがわ県けん	32,081
26	盛岡もりおか市し	岩手いわて県けん	31,153
27	甲府こうふ市し	山梨やまなし県けん	31,135
28	河内かわち郡ぐん宇都宮うつのみや町まち	栃木とちぎ県けん	30,698
29	弘前ひろさき市し	青森あおもり県けん	30,487
30	滋賀しが郡ぐん大津おおつ町まち	滋賀しが県けん	29,941
31	赤間あかま関せき市し	山口やまぐち県けん	29,919
32	米沢よねざわ市し	山形やまがた県けん	29,591
33	秋田あきた市し	秋田あきた県けん	29,568
34	東筑摩ひがしちくま郡ぐん松本まつもと町まち	長野ながの県けん	29,319
35	山形やまがた市し	山形やまがた県けん	29,019
36	上水内かみみのち郡ぐん長野ながの町まち	長野ながの県けん	28,980
37	高岡たかおか市し	富山とやま県けん	28,928
38	鳥取とっとり市し	鳥取とっとり県けん	28,396
39	津つ市し	三重みえ県けん	28,156
40	東ひがし群馬ぐんま郡ぐん前橋まえばし町まち	群馬ぐんま県けん	28,115
41	度会わたらい郡ぐん宇治山田うじやまだ町まち	三重みえ県けん	27,365
42	岐阜ぎふ市し	岐阜ぎふ県けん	27,089
43	姫路ひめじ市し	兵庫ひょうご県けん	27,055
44	佐賀さが市し	佐賀さが県けん	26,401
	首くび里さと (15村むら)	沖縄おきなわ県けん	26,205
45	西成にしなり郡ぐん難波なんば村むら	大阪おおさか府ふ	25,617
46	水戸みと市し	茨城いばらき県けん	25,591
47	久留米くるめ市し	福岡ふくおか県けん	24,859
48	添上そえかみ郡ぐん奈良なら町まち	奈良なら県けん	24,459
49	三浦みうら郡ぐん横須賀よこすか町まち	神奈川かながわ県けん	24,366
50	谿山郡ぐん谷山たにやま村むら	鹿児島かごしま県けん	24,248
51	西にし群馬ぐんま郡ぐん高崎たかさき町まち	群馬ぐんま県けん	24,182
52	千葉ちば郡ぐん千葉ちば町まち	千葉ちば県けん	22,259
53	安八あんぱち郡ぐん大垣おおがき町まち	岐阜ぎふ県けん	21,640
54	北会津きたあいづ郡ぐん若松わかまつ町まち	福島ふくしま県けん	21,584
55	南多摩みなみたま郡ぐん八王子はちおうじ町まち	神奈川かながわ県けん	21,555
56	飽海あくみ郡ぐん酒田さかた町まち	山形やまがた県けん	20,918
57	中ちゅう頸城郡ぐん高田たかだ町まち	新潟にいがた県けん	20,191
58	明石あかし郡ぐん明石あかし町まち	兵庫ひょうご県けん	19,819
59	阿武あぶ郡ぐん萩はぎ町まち	山口やまぐち県けん	19,804
60	西田川にしたがわ郡ぐん鶴岡つるおか町まち	山形やまがた県けん	19,562
61	頴娃えい郡ぐん頴娃えい村むら	鹿児島かごしま県けん	19,500
62	東津軽ひがしつがる郡ぐん青森あおもり町まち	青森あおもり県けん	19,484
63	下都賀しもつが郡ぐん栃木とちぎ町まち	栃木とちぎ県けん	19,055
64	川辺かわべ郡ぐん東ひがし南方なんぽう村むら	鹿児島かごしま県けん	19,007
65	御調みつぎ郡ぐん尾道おのみち町まち	広島ひろしま県けん	18,473
	那珂なか郡ぐん丸亀まるがめ (17町まち10丁ちょう2村むら)	香川かがわ県けん	18,295
66	愛知あいち郡ぐん熱田あつた町まち	愛知あいち県けん	18,276
67	板野いたの郡ぐん撫養むや町まち	徳島とくしま県けん	18,259
68	入間いるま郡ぐん川越かわごえ町まち	埼玉さいたま県けん	17,988
69	日置ひおき郡ぐん串木野くしきの村むら	鹿児島かごしま県けん	17,940
70	桑名くわな郡ぐん桑名くわな町まち	三重みえ県けん	17,890
71	犬上いぬかみ郡ぐん彦根ひこね町まち	滋賀しが県けん	17,568
72	三重みえ郡ぐん四日市よっかいち町まち	三重みえ県けん	17,531
73	山田やまだ郡ぐん桐生きりゅう町まち	群馬ぐんま県けん	17,504
74	紀伊きい郡ぐん伏見ふしみ町まち	京都きょうと府ふ	17,503
75	小県ちいさがた郡ぐん上田うえだ町まち	長野ながの県けん	17,242
76	荏原えばら郡ぐん品川しながわ町まち	東京とうきょう府ふ	17,108
77	射水いみず郡ぐん新湊しんみなと町まち	富山とやま県けん	17,034
78	牡鹿おしか郡ぐん石巻いしのまき町まち	宮城みやぎ県けん	16,974
79	札幌さっぽろ区く	北海道庁ほっかいどうちょう	16,876
80	南みなみ諸しょ県けん郡ぐん志布志しぶし村むら	鹿児島かごしま県けん	16,764
81	信夫しのぶ郡ぐん福島ふくしま町まち	福島ふくしま県けん	16,629
82	企くわだて救すくい郡ぐん小倉こくら町まち	福岡ふくおか県けん	16,099
83	額田ぬかた郡ぐん岡崎おかざき町まち	愛知あいち県けん	16,034
84	海上かいじょう郡ぐん本ほん銚子ちょうし町まち	千葉ちば県けん	15,556
85	橘たちばな樹いつき郡ぐん神奈川かながわ町まち	神奈川かながわ県けん	15,382
86	久良ひさよし岐郡戸と太たい村むら	神奈川かながわ県けん	15,253
87	深津ふかづ郡ぐん福山ふくやま町まち	広島ひろしま県けん	14,900
	中頭なかがみ中城なかしろ間あいだ切きり (23村むら)	沖縄おきなわ県けん	14,857
88	出水いずみ郡ぐん阿久根あくね村むら	鹿児島かごしま県けん	14,814
89	給きゅう黎はじむ郡ぐん知ち覧らん村むら	鹿児島かごしま県けん	14,793
90	大野おおの郡ぐん高山たかやま町まち	岐阜ぎふ県けん	14,775
91	東成ひがしなり郡ぐん天王寺てんのうじ村むら	大阪おおさか府ふ	14,699
92	敦賀つるが郡ぐん敦賀つるが町まち	福井ふくい県けん	14,606
93	揖宿いぶすき郡ぐん揖宿いぶすき村むら	鹿児島かごしま県けん	14,517
94	鹿児島かごしま郡ぐん伊敷いしき村むら	鹿児島かごしま県けん	14,512
95	阿おもね多た郡ぐん伊作いさく村むら	鹿児島かごしま県けん	14,507
96	安芸あき郡ぐん仁保にほ島村しまむら	広島ひろしま県けん	14,283
97	南条なんじょう郡ぐん武生たけお町まち	福井ふくい県けん	14,175
98	南みなみ足立あだち郡ぐん千住せんじゅ町まち	東京とうきょう府ふ	14,010
99	足利あしかが郡ぐん足利あしかが町まち	栃木とちぎ県けん	13,924
100	渥美あつみ郡ぐん豊橋とよはし町まち	愛知あいち県けん	13,911
101	敷じき知ち郡ぐん浜松はままつ町まち	静岡しずおか県けん	13,857
102	足柄下あしがらしも郡ぐん小田原おだわら町まち	神奈川かながわ県けん	13,845
	檜山ひやま郡ぐん江差えさし (26町まち)	北海道庁ほっかいどうちょう	13,798
	宮古島みやこじま砂川すなかわ間あいだ切きり (12村むら)	沖縄おきなわ県けん	13,794
103	川辺かわべ郡ぐん川辺かわべ村むら	鹿児島かごしま県けん	13,682
104	吉敷よしき郡ぐん山口やまぐち町まち	山口やまぐち県けん	13,653
105	三浦みうら郡ぐん浦賀うらが町まち	神奈川かながわ県けん	13,625
106	川辺かわべ郡ぐん尼崎あまがさき町まち	兵庫ひょうご県けん	13,580
107	川辺かわべ郡ぐん西にし加世田かせだ村むら	鹿児島かごしま県けん	13,547
108	川辺かわべ郡ぐん加世田かせだ村むら	鹿児島かごしま県けん	13,526
109	会見かいけん郡ぐん米子よなご町まち	鳥取とっとり県けん	13,304
110	南みなみ大隅おおすみ郡ぐん垂水たるみ村むら	鹿児島かごしま県けん	13,252
111	雑ざつ太たい郡ぐん相川あいかわ町まち	新潟にいがた県けん	13,249
112	越智おち郡ぐん今治いまばり町まち	愛媛えひめ県けん	13,161
113	賀茂かも郡ぐん広ひろ村むら	広島ひろしま県けん	13,061
114	飯高ひだか郡ぐん松阪まつさか町まち	三重みえ県けん	13,040
115	下新川しもにいかわ郡ぐん魚津うおづ町まち	富山とやま県けん	13,030
116	阿おもね拝はい郡ぐん上野うえの町まち	三重みえ県けん	12,941
117	添下郡ぐん郡山こおりやま町まち	奈良なら県けん	12,804
118	能美のみ郡ぐん小松こまつ町まち	石川いしかわ県けん	12,703
119	安芸あき郡ぐん倉橋くらはし島村しまむら	広島ひろしま県けん	12,696
120	下毛しもげ郡ぐん中津なかつ町まち	大分おおいた県けん	12,692
	小樽おたる郡ぐん小樽おたる (29町まち)	北海道庁ほっかいどうちょう	12,629
121	下伊那しもいな郡ぐん飯田いいだ町まち	長野ながの県けん	12,544
122	葦北いほく郡ぐん水俣みなまた村むら	熊本くまもと県けん	12,516
123	勝浦かちうら郡ぐん小松島こまつしま村むら	徳島とくしま県けん	12,492
	島尻しまじり小禄おろく間あいだ切きり (15村むら)	沖縄おきなわ県けん	12,108
124	東成ひがしなり郡ぐん東平野ひがしひらの町まち	大阪おおさか府ふ	12,102
125	都濃つの郡ぐん徳山とくやま村むら	山口やまぐち県けん	12,055
	松前まさき郡ぐん福山ふくやま (34町まち)	北海道庁ほっかいどうちょう	12,031
126	北宇和きたうわ郡ぐん宇和島うわじま町まち	愛媛えひめ県けん	11,968
	国頭くにがみ本部ほんぶ間あいだ切きり (18村むら)	沖縄おきなわ県けん	11,939
127	西にし北条ほうじょう郡ぐん津山つやま町まち	岡山おかやま県けん	11,903
128	上都賀かみつが郡ぐん足尾あしお町まち	栃木とちぎ県けん	11,815
	中頭なかがみ西原にしはら間あいだ切きり (18村むら)	沖縄おきなわ県けん	11,804
129	南秋田みなみあきた郡ぐん土崎つちざき港町みなとちょう	秋田あきた県けん	11,688
130	東葛飾ひがしかつしか郡ぐん船橋ふなばし町まち	千葉ちば県けん	11,626
131	出水いずみ郡ぐん上出かみで水村みずむら	鹿児島かごしま県けん	11,618
132	海うみ東ひがし郡ぐん津島つしま町まち	愛知あいち県けん	11,594
133	北諸県きたもろかた郡ぐん都城みやこのじょう町まち	宮崎みやざき県けん	11,587
134	日置ひおき郡ぐん東市来ひがしいちき村むら	鹿児島かごしま県けん	11,522
135	香取かとり郡ぐん佐原さわら町まち	千葉ちば県けん	11,481
136	川辺かわべ郡ぐん東ひがし加世田かせだ村むら	鹿児島かごしま県けん	11,448
137	豊田とよだ郡ぐん観音寺かんおんじ村むら	香川かがわ県けん	11,418
138	射水いみず郡ぐん氷見ひみ町まち	富山とやま県けん	11,388
139	最上もがみ郡ぐん新庄しんじょう町まち	山形やまがた県けん	11,277
140	山本やまもと郡ぐん能代のしろ港町みなとちょう	秋田あきた県けん	11,269
141	武庫むこ郡ぐん西宮にしのみや町まち	兵庫ひょうご県けん	11,229
	中頭なかがみ具志川ぐしかわ間あいだ切きり (15村むら)	沖縄おきなわ県けん	11,220
142	安芸あき郡ぐん蒲刈かまがり島村しまむら	広島ひろしま県けん	11,195
143	大分おおいた郡ぐん大分おおいた町まち	大分おおいた県けん	11,168
144	西成にしなり郡ぐん曾根崎そねざき村むら	大阪おおさか府ふ	11,161
145	姶良あいら郡ぐん加治木かじき村むら	鹿児島かごしま県けん	11,108
146	三池みいけ郡ぐん大牟田おおむた町まち	福岡ふくおか県けん	11,107
147	平鹿ひらか郡ぐん横手よこて町まち	秋田あきた県けん	10,967
148	北蒲原きたかんばら郡ぐん新発田しばた町まち	新潟にいがた県けん	10,956
149	西白河にししらかわ郡ぐん白河しらかわ町まち	福島ふくしま県けん	10,916
150	安芸あき郡ぐん江田島えたじま村むら	広島ひろしま県けん	10,865
	中頭なかがみ美里みさと間あいだ切きり (19村むら)	沖縄おきなわ県けん	10,854
151	中島なかじま郡ぐん一宮いちのみや町まち	愛知あいち県けん	10,840
152	新治しんじ郡ぐん土浦つちうら町まち	茨城いばらき県けん	10,754
153	大島おおしま郡ぐん家室かむろ西方にしほう村むら	山口やまぐち県けん	10,703
154	安蘇あそ郡ぐん田沼たぬま町まち	栃木とちぎ県けん	10,661
155	西諸県にしもろかた郡ぐん小林こばやし村むら	宮崎みやざき県けん	10,639
156	東牟婁ひがしむろ郡ぐん新宮しんぐう町まち	和歌山わかやま県けん	10,624
157	那珂なか郡ぐん湊町みなとまち	茨城いばらき県けん	10,573
158	大里おおさと郡ぐん熊谷くまがや町まち	埼玉さいたま県けん	10,571
159	三戸さんのへ郡ぐん八戸はちのへ町まち	青森あおもり県けん	10,568
	島尻しまじり大里おおさと間あいだ切きり (20村むら)	沖縄おきなわ県けん	10,552
160	鹿島かしま郡ぐん七尾ななお町まち	石川いしかわ県けん	10,546
161	熊毛くまげ郡ぐん北きた種子たね村むら	鹿児島かごしま県けん	10,527
162	東ひがし囎唹郡ぐん末吉すえよし村むら	鹿児島かごしま県けん	10,522
163	川辺かわべ郡ぐん西南せいなん方かた村むら	鹿児島かごしま県けん	10,499
	国頭くにがみ今帰仁なきじん間あいだ切きり (20村むら)	沖縄おきなわ県けん	10,494
164	新治しんじ郡ぐん石岡いしおか町まち	茨城いばらき県けん	10,480
	中頭なかがみ読谷よみたん山間さんかん切きり (16村むら)	沖縄おきなわ県けん	10,473
165	南高来みなみたかき郡ぐん西有家にしありえ村むら	長崎ながさき県けん	10,454
166	坂井さかい郡ぐん三国みくに町まち	福井ふくい県けん	10,409
167	安芸あき郡ぐん瀬戸せと島村しまむら	広島ひろしま県けん	10,341
168	鹿児島かごしま郡ぐん吉野よしの村むら	鹿児島かごしま県けん	10,306
169	駿東すんとう郡ぐん沼津ぬまづ町まち	静岡しずおか県けん	10,300
170	有田ありた郡ぐん湯浅ゆあさ村むら	和歌山わかやま県けん	10,288
171	結城ゆうき郡ぐん結城ゆうき町まち	茨城いばらき県けん	10,271
172	有ゆう渡わたし郡ぐん長田ながた村むら	静岡しずおか県けん	10,218
173	上新川かみしんかわ郡ぐん滑川なめかわ町まち	富山とやま県けん	10,195
174	佐波さば郡ぐん三田尻みたじり村むら	山口やまぐち県けん	10,142
175	北海部きたあまべ郡ぐん臼杵きゅうしょ町まち	大分おおいた県けん	10,101
176	高城たかぎ郡ぐん水引みずひき村むら	鹿児島かごしま県けん	10,091
177	鳳至ふげし郡ぐん輪島わじま町まち	石川いしかわ県けん	10,086
178	南巨摩みなみこま郡ぐん増穂ますほ村むら	山梨やまなし県けん	10,067
179	阿野あの郡ぐん坂出さかいで村むら	香川かがわ県けん	10,066
	宮崎みやざき郡ぐん宮崎みやざき町まち	宮崎みやざき県けん	6,983
	北足立きたあだち郡ぐん浦和うらわ町まち	埼玉さいたま県けん	5,843
	橘たちばな樹いつき郡ぐん川崎かわさき町まち	神奈川かながわ県けん	5,036
	高座こうざ郡ぐん大だい野村のむら	神奈川かながわ県けん	3,333

1898年ねん（明治めいじ31年ねん）の三さん大都市だいとし特例とくれい廃止はいし

自治じち権けんを与あたえられなかった三さん大都市だいとしの住民じゅうみんは、市制しせい特例とくれいの廃止はいしを要求ようきゅうする運動うんどうを起おこした。そのため1898年ねん（明治めいじ31年ねん）10月1日にちに三さん大都市だいとし特例とくれいは廃止はいしされ、他たの市しと同おなじ制度せいどとなった。

1911年ねん（明治めいじ44年ねん）の市制しせい改正かいせい

1911年ねん（明治めいじ44年ねん）4月がつ7日にち、市制しせいは全面ぜんめん改正かいせいされ明治めいじ44年ねん4月がつ7日にち法律ほうりつ第だい68号ごうとなった。これに伴ともない東京とうきょう市し、京都きょうと市し、大阪おおさか市いちノ区くニ関せきスル件けん（明治めいじ31年ねん9月15日にち勅みことのり令れい第だい210号ごう）及および東京とうきょう市し京都きょうと市し大阪おおさか市しヲ除じょクノ外がい人口じんこう二に十じゅう万まん以上いじょうノ市いちノ区くニ関せきスル件けん（明治めいじ33年ねん3月31日にち勅みことのり令れい第だい98号ごう）も失効しっこうした。

1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）の市制しせい改正かいせい

1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）5月がつ10日とおかに三さん等級とうきゅう選挙せんきょ制度せいどは二に等級とうきゅうに緩和かんわされ、制限せいげん選挙せんきょ制度せいどの本質ほんしつは変かわらないままだがやや平等びょうどうになった。

1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）の地方ちほう普通ふつう選挙せんきょ制せい

1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）5月5日にちに衆議院しゅうぎいん議員ぎいん選挙せんきょ法ほう（普通ふつう選挙せんきょ法ほう）が制定せいていされると、翌よく1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）6月24日にちには市し・町村ちょうそん・府県ふけんにも普通ふつう選挙せんきょ制度せいどが導入どうにゅうされた。このときの市制しせい改正かいせいにより市長しちょうは市会しかいが選挙せんきょすることとなり、内務ないむ大臣だいじんによる選択せんたく制度せいどは廃止はいしされた。

1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）の自治じち権けん弱体じゃくたい化か

1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）4月がつ1日にちに、市長しちょうの選出せんしゅつ方法ほうほうは元もとの制度せいどに戻もどされた。

1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）の廃止はいし

1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）の日本にっぽんの敗戦はいせんにより抜本ばっぽん的てき民主みんしゅ化かの見通みとおしが立たったが、1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）5月3日にちに地方ちほう自治じち法ほうが施行しこうされるまで公式こうしきには古ふるい市制しせいが有効ゆうこうであった。この間あいだ、地方ちほうによっては半はん公式こうしき的てきな形かたちで民主みんしゅ的てき選挙せんきょを実施じっししその結果けっかに従したがって他たの機関きかんが手続てつづきして正式せいしきのものにするといった運用うんようが過渡かと的てきにとられた。

市制しせい施行しこう地ち一覧いちらん

明治めいじ時代じだい

市制しせい施行しこう年月日ねんがっぴ		北海道ほっかいどう 東北とうほく地方ちほう	関東かんとう地方ちほう	北陸ほくりく 甲信こうしん地方ちほう	東海とうかい地方ちほう	近畿きんき地方ちほう	中国ちゅうごく 四国しこく地方ちほう	九州きゅうしゅう 沖縄おきなわ地方ちほう
1889年ねん（明治めいじ22年ねん）	4月がつ1日にち	弘前ひろさき市し 盛岡もりおか市し 仙台せんだい市し 秋田あきた市し 山形やまがた市し 米沢よねざわ市し	水戸みと市し 横浜よこはま市し	新潟にいがた市し 富山とやま市し 高岡たかおか市し 金沢かなざわ市し 福井ふくい市し	静岡しずおか市し 津つ市し	京都きょうと市し 大阪おおさか市し 堺さかい市し 神戸こうべ市し 姫路ひめじ市し 和歌山わかやま市し	松江まつえ市し 広島ひろしま市し 赤間あかま関せき市し 高知こうち市し	福岡ふくおか市し 久留米くるめ市し 佐賀さが市し 長崎ながさき市し 熊本くまもと市し 鹿児島かごしま市し
	5月1日にち		東京とうきょう市し
	6月1日にち						岡山おかやま市し
	7月がつ1日にち			甲府こうふ市し	岐阜ぎふ市し
	10月1日にち				名古屋なごや市し		鳥取とっとり市し 徳島とくしま市し
	12月15日にち						松山まつやま市し
1890年ねん（明治めいじ23年ねん）	2月がつ15日にち						高松たかまつ市し
1892年ねん（明治めいじ25年ねん）	4月がつ1日にち		前橋まえばし市し
1896年ねん（明治めいじ29年ねん）	4月がつ1日にち		宇都宮うつのみや市し
1897年ねん（明治めいじ30年ねん）	4月がつ1日にち			長野ながの市し
	8月がつ1日にち				四日市よっかいち市し
1898年ねん（明治めいじ31年ねん）	2月がつ1日にち					奈良なら市し
	4月がつ1日にち	青森あおもり市し					尾道おのみち市し
	10月1日にち					大津おおつ市し
1899年ねん（明治めいじ32年ねん）	4月がつ1日にち	若松わかまつ市し					丸亀まるがめ市し	門司もじ市し
1900年ねん（明治めいじ33年ねん）	4月がつ1日にち		高崎たかさき市し					小倉こくら市し
1902年ねん（明治めいじ35年ねん）	4月がつ1日にち							佐世保させぼ市し
	10月1日にち						呉くれ市し
1906年ねん（明治めいじ39年ねん）	4月がつ1日にち			長岡ながおか市し
	8月がつ1日にち				豊橋とよはし市し
	9月1日にち				宇治山田うじやまだ市し
1907年ねん（明治めいじ40年ねん）	2月がつ15日にち		横須賀よこすか市し
	4月がつ1日にち	福島ふくしま市し
	5月1日にち			松本まつもと市し
1911年ねん（明治めいじ44年ねん）	4月がつ1日にち							大分おおいた市し
	7月がつ1日にち				浜松はままつ市し
	9月1日にち			高田たかだ市し

大正たいしょう時代じだい

市制しせい施行しこう年月日ねんがっぴ		北海道ほっかいどう 東北とうほく地方ちほう	関東かんとう地方ちほう	北陸ほくりく 甲信こうしん地方ちほう	東海とうかい地方ちほう	近畿きんき地方ちほう	中国ちゅうごく 四国しこく地方ちほう	九州きゅうしゅう 沖縄おきなわ地方ちほう
1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）	4月がつ1日にち							若松わかまつ市し
1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）	4月がつ1日にち					尼崎あまがさき市し
	7月がつ1日にち				岡崎おかざき市し		福山ふくやま市し
1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）	3月1日にち							大牟田おおむた市し 八幡やはた市し
	9月1日にち		八王子はちおうじ市し
1918年ねん（大正たいしょう7年ねん）	4月がつ1日にち				大垣おおがき市し
1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）	5月1日にち			上田うえだ市し
	11月1日にち					明石あかし市し
1920年ねん（大正たいしょう9年ねん）	2月がつ11日にち						今治いまばり市し
1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）	1月がつ1日にち		足利あしかが市し 千葉ちば市し
	3月1日にち		桐生きりゅう市し
	5月がつ20日はつか							那覇なは市し 首くび里さと市し
	8月がつ1日にち						宇和島うわじま市し
	9月1日にち				一宮いちのみや市し
	11月1日にち						宇部うべ市し
1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）	8月がつ1日にち	札幌さっぽろ市し 函館はこだて市し 小樽おたる市し 室蘭むろらん市し 旭川あさひかわ市し 釧路くしろ市し
	11月1日にち					岸和田きしわだ市し
	12月1日にち		川越かわごえ市し
1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）	7月がつ1日にち				沼津ぬまづ市し
1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）	2月がつ11日にち				清水しみず市し
	4月がつ1日にち							別府べっぷ市し 宮崎みやざき市し 都城みやこのじょう市し
	7月がつ1日にち		川崎かわさき市し
	9月1日にち	郡山こおりやま市し						戸畑とばた市し
	10月1日にち	鶴岡つるおか市し
1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）	4月がつ1日にち					西宮にしのみや市し

昭和しょうわ時代じだい

市制しせい施行しこう年月日ねんがっぴ		北海道ほっかいどう・ 東北とうほく地方ちほう	関東かんとう地方ちほう	北陸ほくりく 甲信こうしん地方ちほう	東海とうかい地方ちほう	近畿きんき地方ちほう	中国ちゅうごく 四国しこく地方ちほう	九州きゅうしゅう 沖縄おきなわ地方ちほう
1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）	4月がつ1日にち						米子よなご市し
1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）	4月がつ1日にち						倉敷くらしき市し
1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）	2月がつ11日にち						津山つやま市し
	4月がつ10日とおか						山口やまぐち市し
	4月がつ20日はつか							中津なかつ市し
	5月1日にち	八戸はちのへ市し				伏見ふしみ市し
	10月1日にち				瀬戸せと市し
1931年ねん（昭和しょうわ6年ねん）	1月がつ1日にち							直方のうがた市し
1932年ねん（昭和しょうわ7年ねん）	1月がつ1日にち							唐津からつ市し
	1月がつ20日はつか							飯塚いいづか市し
	4月がつ1日にち		平塚ひらつか市し
	7月がつ1日にち						萩はぎ市し
1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）	2月がつ1日にち				松阪まつさか市し
	2月がつ11日にち		銚子ちょうし市し					延岡のべおか市し
	4月がつ1日にち	帯広おびひろ市し 石巻いしのまき市し 酒田さかた市し	熊谷くまがや市し 川口かわぐち市し
	10月1日にち					新宮しんぐう市し
1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）	1月がつ1日にち			三条さんじょう市し
	2月がつ11日にち		浦和うらわ市し
	5月1日にち					海南かいなん市し
	11月3日にち		市川いちかわ市し
1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）	2月がつ11日にち						八幡浜やわたはま市し
	10月15日にち						徳山とくやま市し
1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）	4月がつ1日にち			岡谷おかや市し
	8月がつ25日にち						防府ほうふ市し
	10月15日にち					豊中とよなか市し
	11月1日にち				高山市たかやまし
	11月15日にち						三原みはら市し
1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）	2月がつ11日にち					彦根ひこね市し
	4月がつ1日にち		栃木とちぎ市し 船橋ふなばし市し	敦賀つるが市し 飯田いいだ市し	桑名くわな市し	福知山ふくちやま市し 布施ふせ市し
	4月がつ10日とおか				熱海あたみ市し
	5月5日にち	釜石かまいし市し
	6月1日にち	平たいら市し
	10月1日にち				半田はんだ市し
	11月3日にち						新居浜にいはま市し
1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）	8月がつ1日にち					舞鶴まいづる市し 東舞鶴ひがしまいづる市し
1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）	4月がつ29日にち					池田いけだ市し
	7月がつ20日はつか			七尾ななお市し
	9月1日にち		日立ひたち市し
	11月3日にち		館山たてやま市し 鎌倉かまくら市し				下松しもまつ市し
1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）	2月がつ11日にち					洲本すもと市し 飾磨しかま市し		川内せんだい市し
	4月がつ1日にち					吹田すいた市し	岩国いわくに市し	島原しまばら市し
	7月がつ1日にち			柏崎かしわざき市し
	8月がつ1日にち				多治見たじみ市し
	8月がつ3日にち						玉野たまの市し
	9月1日にち							諫早いさはや市し 八代やしろ市し
	9月13日にち		伊勢崎いせざき市し
	10月1日にち	能代のしろ市し	藤沢ふじさわ市し
	11月3日にち		土浦つちうら市し 大宮おおみや市し				浜田はまだ市し 小野田おのだ市し
	11月10日にち					芦屋あしや市し 伊丹いたみ市し
	12月1日にち		立川たつかわ市し	小松こまつ市し
	12月11日にち							日田にった市し
	12月20日にち		小田原おだわら市し
1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）	2月がつ11日にち	宮古みやふる市し
	4月がつ29日にち				三島みしま市し		西条さいじょう市し	佐伯さいき市し
	5月27日にち							鹿屋かのや市し
	8月がつ10日とおか			諏訪すわ市し
	9月がつ10日とおか				上野うえの市し
	11月3日にち						出雲いずも市し
	11月23日にち	塩竈しおがま市し
1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）	2月がつ11日にち							大村おおむら市し 人吉ひとよし市し
	4月がつ1日にち					泉大津いずみおおつ市し		荒尾あらお市し
	5月がつ20日はつか					田辺たなべ市し
	6月1日にち				富士宮ふじのみや市し
	6月がつ10日とおか	北見きたみ市し
	7月がつ1日にち						坂出さかいで市し
	10月1日にち					相生あいおい市し
	11月3日にち		木更津きさらづ市し
	12月1日にち				鈴鹿すずか市し
1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）	1月がつ1日にち					高槻たかつき市し
	4月がつ1日にち	夕張ゆうばり市し 岩見沢いわみざわ市し	佐野さの市し 松戸まつど市し			長浜ながはま市し	光ひかり市し
	5月1日にち					貝塚かいづか市し
	6月1日にち				春日井かすがい市し 豊川とよかわ市し
	11月3日にち							田川たがわ市し
1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）	11月1日にち					守口もりぐち市し
1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）	1月がつ1日にち			新発田しばた市し
	2月がつ11日にち	網走あばしり市し
	3月1日にち				津島つしま市し
	3月15日にち						鳴な南市みなみいち

現代げんだい日本にっぽんにおける市制しせい施行しこうの要件ようけん

• 全国ぜんこく的てきな人口じんこう調査ちょうさ（＝国勢調査こくせいちょうさ）で集計しゅうけいされた人口じんこう（＝法定ほうてい人口じんこう）が5万まん人にん以上いじょうである（参照さんしょう1、参照さんしょう2）。

法定ほうてい人口じんこうまたは推計すいけい人口じんこうで要件ようけんを満みたす町村ちょうそん

町村ちょうそん	法定ほうてい人口じんこう	推計すいけい人口じんこう	推計すいけい人口じんこうの 統計とうけい年月日ねんがっぴ
広島ひろしま県けん安芸あき郡ぐん府中ふちゅう町まち	50,448 人にん	51,515 人にん	2024年ねん6月がつ1日にち
茨城いばらき県けん稲敷いなしき郡ぐん阿見あみ町まち	49,437人にん	50,131 人にん	2024年ねん7月がつ1日にち

• 農林のうりん水産すいさん業ぎょう以外いがいの産業さんぎょうに従事じゅうじする人ひと、その同一どういつ世帯せたいに属ぞくする人ひとの数かずの合計ごうけいが町まちの全ぜん人口じんこうの6割わり以上いじょうである。
• 建物たてものの連つらなりで形成けいせいされる町まちの中心ちゅうしん市街地しがいちの戸数こすうが、町まちの全ぜん戸数こすうの6割わり以上いじょうである。
• 都道府県とどうふけんで定さだめる条例じょうれいの要件ようけんに合致がっちしている。

「外地がいち」にあった市し（に相当そうとうする区画くかく）と市制しせい施行しこう年月としつき

外地がいちには法律ほうりつ「市制しせい」は適用てきようされず別個べっこの法律ほうりつ（「樺太からふと市制しせい」昭和しょうわ12年ねん法律ほうりつ第だい1号ごう）、勅みことのり令れい（「関東かんとう州しゅう市制しせい」大正たいしょう13年ねん勅みことのり令れい第だい130号ごう）、律令りつりょう（りつれい。「台湾たいわん市制しせい」大正たいしょう9年ねん律令りつりょう第だい5号ごう）、制令せいれい（せいれい。(朝鮮ちょうせん)「府ふ制せい」大正たいしょう2年ねん制令せいれい第だい7号ごう）等とうによって市しが設置せっちされた。

朝鮮ちょうせんの地方ちほう制度せいどにおいては「市し」に相当そうとうする区画くかくは「府ふ」と称しょうしており、したがって日本にっぽん統治とうち下かの朝鮮ちょうせんに市しは存在そんざいしない。朝鮮ちょうせんの府ふは最初さいしょは朝鮮ちょうせんでの伝統でんとう的てきな行政ぎょうせい機関きかんを大韓たいかん帝国ていこくの時ときにより現代げんだい的てきな意味いみで再さい整備せいびされたものを引ひきずったようなものであって、その長ながも伝来でんらいの名称めいしょうのままで府ふ尹いん(ふいん)と呼よばれた。大韓たいかん帝国ていこくでは府ふの昇降しょうこうが激はげしく、1906年ねんから大韓たいかん帝国ていこくの末期まっきまでは主おもに開港かいこう場じょうだけがそこを管轄かんかつする邑(ゆう)の名称めいしょうのままで指定していされていたのだが、韓国かんこく併合へいごうの直後ちょくごに行おこなわれた臨時りんじ的てきな措置そちの一ひとつである朝鮮ちょうせん總督そうとく府ふ令れい第だい6號ごう（1910年ねん（明治めいじ43年ねん）10月1日にち公布こうふ/施行しこう）によって府ふの昇降しょうこうと改名かいめいが行おこなわれた。この時ときまでは府ふの区域くいきはまだ伝来でんらいのものをほぼ保存ほぞんしており、伝統でんとうの行政ぎょうせい中心地ちゅうしんちと郊外こうがいの農村のうそん部ぶを大おおきく含ふくんでいた。

その後ご1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）10月30日にち公布こうふの府ふ制せい（制令せいれい第だい7号ごう）が1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）4月がつ1日にちに施行しこうされたことにより、地方ちほう公共こうきょう団体だんたいとしての府ふが設立せつりつされて、1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）12月29日にち公布こうふで1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）4月がつ1日にちに施行しこうの朝鮮ちょうせん総督そうとく府ふ令れい第だい111号ごうで全ぜん朝鮮ちょうせんの道どう府ふ郡ぐんの境界きょうかいがすべて現代げんだい化かされる際さいに府ふの領域りょういきも同どう時代じだいの日本にっぽんのように都市とし部ぶだけを含ふくむようになった。この時とき、府ふの領域りょういきから除外じょがいされた部分ぶぶんはその旧来きゅうらいの行政ぎょうせい中心ちゅうしん地ちの名前なまえや府ふの古ふるい雅称がしょうを取とった郡ぐんとされ、そのような郡ぐんの多おおくは郡ぐん庁ちょう（朝鮮ちょうせんでの郡ぐん役所やくしょの名称めいしょう）を府内ふないに置おいた。府ふは併合へいごう以前いぜんからの日本人にっぽんじん居留民きょりゅうみん団だんの事務じむなどを承継しょうけいした。その後ご、都市とし化かの進すすんだ地域ちいきに府ふ制せいが施行しこうされるようになり、最終さいしゅう的てきには22まで増加ぞうかした。新あたらしい府ふを指定していする時ときにも農村のうそん部ぶを以もって違ちがう名なの郡ぐんを建たてその郡ぐん庁ちょうを府内ふないに置おく原則げんそくは守まもられた。

• 朝鮮ちょうせん（日本にっぽん統治とうち時代じだいの朝鮮ちょうせんの行政ぎょうせい区画くかくを参照さんしょう）
  • 京きょう城府じょうふ - 従来じゅうらいの府ふ（1910年ねん10月がつ以前いぜんの旧称きゅうしょうは漢かん城府じょうふで、他たの府ふとは違ちがう特殊とくしゅな制度せいどが適用てきようされていた）。現在げんざいのソウル特別とくべつ市しに当あたる。1914年ねん4月がつ、京きょう城府じょうふの周辺しゅうへんの農村のうそん部ぶは以前いぜんの所属しょぞく郡ぐんを無視むしして全すべて高こう陽ひ郡ぐん(郡ぐん庁ちょうは京きょう城しろに置おく)に含ふくまれた。
  • 仁川にがわ府ふ - 従来じゅうらいの府ふ（最初さいしょ指定していは1896年ねん）。1914年ねん4月がつに農村のうそん部ぶを隣接りんせつの富川とみかわ郡ぐんに移管いかん。但ただし富川とみかわ郡ぐん庁ちょうは最初さいしょは官庁かんちょう里さと（現在げんざいの仁川にがわ広域こういき市し弥わたる鄒忽区く官かん校こう洞ほら）の旧きゅう・仁川にがわ府庁ふちょう舎しゃに移うつり、またのちに仁川にがわ府内ふないへ移転いてんした。
  • 群ぐん山やま府ふ - 従来じゅうらいの府ふ（旧称きゅうしょう沃溝府ふ。最初さいしょ指定していは1899年ねん）。1914年ねん4月がつに農村のうそん部ぶは沃溝郡ぐん(郡ぐん庁ちょうは府内ふないに置おく)として独立どくりつ。
  • 木浦きうら府ふ - 従来じゅうらいの府ふ（旧称きゅうしょう務つとむ安やす府ふ。最初さいしょ指定していは1897年ねん）。1914年ねん4月がつに農村のうそん部ぶは務つとむ安やす郡ぐん（郡ぐん庁ちょうは府内ふないに置おく。この時ときは現在げんざいの新しん安やす郡ぐんに当あたる島嶼とうしょ部ぶも含ふくむ）として独立どくりつ。
  • 大邱たいきゅう府ふ - 1910年ねん10月がつ。1914年ねん4月がつに農村のうそん部ぶは達いたる城ぐすく郡ぐん（大邱たいきゅうの雅名がめい、郡ぐん庁ちょうは府内ふないに置おく）として独立どくりつ。
  • 釜山ぷさん府ふ - 従来じゅうらいの府ふ（旧称きゅうしょう東ひがし萊府。最初さいしょ指定していは1896年ねん）。1914年ねん4月がつに農村のうそん部ぶは東ひがし萊郡（郡ぐん庁ちょうはのちに編入へんにゅうされる旧きゅう邑に位置いち）として独立どくりつ。
  • 馬山まやま府ふ - 従来じゅうらいの府ふ（旧称きゅうしょう昌あきら原はら府ふ。最初さいしょ指定していは1899年ねん）。1914年ねん4月がつに農村のうそん部ぶは昌あきら原はら郡ぐん（郡ぐん庁ちょうは府内ふないに置おく）として独立どくりつ。
  • 平壌ぴょんやん府ふ - 1910年ねん10月がつ。1914年ねん4月がつに農村のうそん部ぶは大同だいどう郡ぐん（平壌ぴょんやん市し内うちを貫通かんつうする大同だいどう江えから。郡ぐん庁ちょうは府内ふないに置おく）として独立どくりつ。
  • 鎮南浦みなみうら府ふ - 従来じゅうらいの府ふ（旧称きゅうしょう三和さんわ府ふ。最初さいしょ指定していは1897年ねん）。現在げんざいの南浦みなみうら市しに当あたる。1914年ねん4月がつに農村のうそん部ぶは龍岡たつおか郡ぐん（郡ぐん庁ちょうも龍岡たつおかの旧きゅう邑に残のこる）に移管いかんされた。
  • 新しん義ぎ州しゅう府ふ - 従来じゅうらいの府ふ（旧称きゅうしょう義よし州しゅう府ふ。1906年ねん指定してい）。1914年ねん4月がつに農村のうそん部ぶは義よし州しゅう郡ぐん（郡ぐん庁ちょうも義ぎ州しゅう邑に残のこる）に移管いかんされた。
  • 元山もとやま府ふ - 従来じゅうらいの府ふ（旧称きゅうしょう徳とく源みなもと府ふ。最初さいしょ指定していは1896年ねん）。1914年ねん4月がつに農村のうそん部ぶは徳とく源みなもと郡ぐんに移管いかん。のちに徳とく源みなもと郡ぐん庁ちょうは元山もとやま府内ふないに移転いてんし、さらに後のちには文ぶん川かわ郡ぐんに編入へんにゅうされ廃止はいしされた。
  • 清きよし津つ府ふ - 1910年ねん10月がつ（富とみ寧やすし郡ぐんから改称かいしょう・昇格しょうかく）。1914年ねん4月がつに農村のうそん部ぶを以もって富とみ寧やすし郡ぐん（郡ぐん庁ちょうは富とみ寧やすし面めん）を復活ふっかつ。
  • 開城かいじょう府ふ - 1930年ねん10月がつ（1896年ねんから1906年ねんまで府ふであった）。農村のうそん部ぶは開ひらき豊ゆたか郡ぐん（1914年ねん4月がつの行政ぎょうせい区画くかく改編かいへんで編入へんにゅうされた豊徳ほうとく郡ぐんから一いち字じ貰もらう）として独立どくりつ。
  • 咸興府ふ - 1930年ねん10月がつ。農村のうそん部ぶは咸州郡ぐん（咸興の異称いしょう）として独立どくりつ。
  • 大田おおた府ふ - 1935年ねん10月がつ。農村のうそん部ぶは大徳だいとく郡ぐん（1914年ねん4月がつの行政ぎょうせい区画くかく改編かいへんで編入へんにゅうされた懐ふところ徳とく郡ぐんから一いち字じ貰もらう）として独立どくりつ。
  • 全ぜん州しゅう府ふ - 1935年ねん10月がつ。農村のうそん部ぶは完かん州しゅう郡ぐん（全ぜん州しゅうの雅称がしょう）として独立どくりつ。
  • 光州こうしゅう府ふ - 1935年ねん10月がつ。農村のうそん部ぶは光山こうやま郡ぐん（光州こうしゅうの異称いしょう）として独立どくりつ。
  • 羅ら津つ府ふ - 1936年ねん10月がつ。慶けい興おき郡ぐん（1896年ねん - 1903年ねん、1906年ねん - 1910年ねんまで府ふであった）から独立どくりつする形かたちであった。
  • 海うみ州しゅう府ふ - 1938年ねん10月がつ。農村のうそん部ぶは碧あお城ぐすく郡ぐん（海うみ州しゅうの雅称がしょう）として独立どくりつ。
  • 晋すすむ州しゅう府ふ - 1939年ねん10月がつ。農村のうそん部ぶは晋すすむ陽ひ郡ぐん（晋すすむ州しゅうの異称いしょう）として独立どくりつ。
  • 城しろ津つ府ふ - 1941年ねん10月がつ（1910年ねんまでは時々ときどき府ふであった）。現在げんざいの金策きんさく市しに当あたる。農村のうそん部ぶは鶴城つるしろ郡ぐん（当とう地域ちいきの雅称がしょう）として独立どくりつ。
  • 興南こうなん府ふ - 1944年ねん12月。咸州郡ぐんから独立どくりつする形かたちであった。
• 台湾たいわん（台灣たいわん市制しせいを参照さんしょう）
  • 台北たいぺい - 1920年ねん10月がつ
  • 台たい中ちゅう - 1920年ねん10月がつ
  • 台たい南みなみ - 1920年ねん10月がつ
  • 基もと隆たかし - 1924年ねん12月
  • 高雄たかお - 1924年ねん12月
  • 新しん竹たけ - 1930年ねん1月がつ
  • 嘉よしみ義よし - 1930年ねん1月がつ
  • 彰あきら化か - 1933年ねん12月
  • 屏へい東ひがし - 1933年ねん12月
  • 宜むべ蘭らん - 1940年ねん10月がつ
  • 花はな蓮はちす港こう - 1940年ねん10月がつ
• 樺太からふと
  • 豊原とよはら - 1937年ねん7月がつ。1943年ねんの内地ないち編入へんにゅうにともない法律ほうりつ準拠じゅんきょに変更へんこう。なお1945年ねん10月がつに恵めぐみ須取も市制しせい施行しこうの予定よていであった。
• 関東かんとう州しゅう
  • 旅順りょじゅん - 1924年ねん8月がつ
  • 大連たいれん - 1924年ねん8月がつ

都道府県とどうふけんの最初さいしょの市制しせい施行しこうが都道府県とどうふけん庁ちょう所在地しょざいちとそれ以外いがいの複数ふくすうになった例れい

• 北海道ほっかいどう・札幌さっぽろ市し、函館はこだて市し、小樽おたる市し、旭川あさひかわ市し、室蘭むろらん市し、釧路くしろ市し
• 山形やまがた県けん・山形やまがた市し、米沢よねざわ市し
• 富山とやま県けん・富山とやま市し、高岡たかおか市し
• 大阪おおさか府ふ・大阪おおさか市し、堺さかい市し
• 兵庫ひょうご県けん・神戸こうべ市し、姫路ひめじ市し
• 福岡ふくおか県けん・福岡ふくおか市し、久留米くるめ市し
• 宮崎みやざき県けん・宮崎みやざき市し、都城みやこのじょう市し
• 沖縄おきなわ県けん・那覇なは市し、首くび里さと市し

都道府県とどうふけんの最初さいしょの市制しせい施行しこうが都道府県とどうふけん庁ちょう所在地しょざいちではない例れい

• 青森あおもり県けんは弘前ひろさき市しが最初さいしょで県庁けんちょう所在地しょざいちの青森あおもり市しは同市どうしに次ついで2番目ばんめである。
• 福島ふくしま県けんは若松わかまつ市し（現げん会津若松あいづわかまつ市し）が最初さいしょで県庁けんちょう所在地しょざいちの福島ふくしま市しは同市どうしに次ついで2番目ばんめである。
• 埼玉さいたま県けんは川越かわごえ市しが最初さいしょで県庁けんちょう所在地しょざいちだった浦和うらわ市し（現げんさいたま市し）は同市どうし、熊谷くまがや市し、川口かわぐち市しに次ついで4番目ばんめである。
• 山口やまぐち県けんは赤あか間あいだ関せき市し（現げん下関しものせき市し）が最初さいしょで県庁けんちょう所在地しょざいちの山口やまぐち市しは同市どうし、宇部うべ市しに次ついで3番目ばんめである。

関連かんれん項目こうもく

• 大だい区く小お区く制せい
• 郡こおり区く町村ちょうそん編制へんせい法ほう
• 地方ちほう三さん新法しんぽう
• 北海道ほっかいどう区く制せい
• 樺太からふと市制しせい
• 町村ちょうそん制せい
• 北海道ほっかいどう一いち・二に級きゅう町村ちょうそん制せい
• 樺太からふと町村ちょうそん制せい
• 府県ふけん制せい
• 郡ぐん制せい
• 東京とうきょう都と制せい
• 単独たんどく市制しせい
• 地方ちほう自治じち法ほう