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BM-21

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
BM-21
基礎きそデータ
全長ぜんちょう 7.35m
全幅ぜんぷく 2.40m
ぜんこう 3.09m
重量じゅうりょう 13.7t戦闘せんとう重量じゅうりょう
乗員じょういんすう 5めい
装甲そうこう武装ぶそう
しゅ武装ぶそう 9P132 40連装れんそう122mmロケットだん発射はっしゃ
備考びこう 連射れんしゃ速度そくどは40はつ/20びょう一斉いっせい射撃しゃげき
1はつ/5びょう単発たんぱつ射撃しゃげき
機動きどうりょく
整地せいち速度そくど 75km/h
整地せいち速度そくど 35km/h
エンジン ZIL 375水冷すいれいV8ガソリン
180hp
懸架けんか駆動くどう 6x6
行動こうどう距離きょり 450-750km
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BM-21 グラートロシア: БМ-21 "Град"ベーエーム・ドヴァーッツァチ・アヂーン・グラート)は、ソビエト連邦れんぽう1960年代ねんだい初頭しょとう開発かいはつした122mmはし多連装たれんそうロケットほうであり、ソビエト連邦れんぽうぐんおよ現在げんざいロシア連邦れんぽうぐん使用しようしているほか、友好国ゆうこうこくへの輸出ゆしゅつおこなわれている。

愛称あいしょうの「グラート」はロシアで「」を意味いみする(「都市とし城砦じょうさい」を意味いみする「グラート」とつづりはおなじだが、意味いみことなる)。また形式けいしきめいのBM(БМ)は、「戦闘せんとう車両しゃりょう」を意味いみするロシア(боевая машина)の頭文字かしらもじである。

GRAUインデックスは、60はつ補給ほきゅうよう弾薬だんやく輸送ゆそうできる補給ほきゅうトラック9T254をふくんだ発射はっしゃシステム全体ぜんたい9K51であり、発射はっしゃ単体たんたい2B5である。当初とうしょこの兵器へいき存在そんざいった北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこうは、M1964というNATOコードネーム付与ふよした。

BM-21は、世界せかいもっとひろ使用しようされている多連装たれんそうロケットランチャーであり、いくつかのくにではロケットだん共通きょうつうであるが、台座だいざトラック発射はっしゃ形状けいじょう変更へんこうしたりするなどしたコピーひん類似るいじひん製造せいぞうされている(#ソ連それん以外いがい派生はせいがた参照さんしょう)。

概要がいよう

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開発かいはつ

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ソビエト連邦れんぽうぐんは、140mmロケットほうBM-14更新こうしんするために、BM-21の開発かいはつ開始かいしし、1963ねん配備はいびされた。BM-21は、ウラル-375D6りんしきトラックの荷台にだい部分ぶぶん全長ぜんちょうながい40ほんの122mmロケットだん発射はっしゃチューブをまとめた多連装たれんそうロケットランチャーである。1976ねん以降いこう生産せいさんがたは、BM-21の台座だいざとなるトラックを新型しんがたウラル-4320更新こうしんしたタイプにえられた。

構造こうぞう

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BM-21は、停車ていしゃしてから3ふん発射はっしゃ準備じゅんびととのうように設計せっけいされている。40はつのロケットだんすべ発射はっしゃするまでには20びょうしかからない。さい装填そうてん完了かんりょうにはおよそ10ふん必要ひつようで、最初さいしょ奇襲きしゅうてき攻撃こうげきりょく非常ひじょうおおきいが継続けいぞく発射はっしゃ速度そくどひくいと評価ひょうかされている[1]

ロケットだん弾道だんどう安定あんていにはつばさ安定あんてい方式ほうしき採用さいようしている。しかし、チューブないにはガイドレールが設置せっちされており、これによって発射はっしゃたまたいが90°回転かいてん旋転せんてんしながら飛翔ひしょうするようになっており、スピン安定あんていしきであるともえる[2]弾頭だんとう基本きほんてき対人たいじんたい装甲そうこう車両しゃりょうよう破砕はさいせい弾頭だんとうであるが、なかにはたい硬化こうか目標もくひょうようHEATたま対戦たいせんしゃ地雷じらい散布さんぷ弾頭だんとう対戦たいせんしゃようばくだん散布さんぷ弾頭だんとう用意よういされている。

BM-21は、いち大隊だいたいにつき18りょう配備はいびされており、大隊だいたいのBM-21がロケットだんいち斉射せいしゃすれば、目標もくひょう地域ちいきに720はつのロケットだんそそぐ。

派生はせいがた

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ソ連それんせい派生はせいがた

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BM-21 グラート
基本きほんがたで、ウラル-375Dトラックの車台しゃだい搭載とうさい
ウラル-4320ベースのBM-21-1
BM-21-1
ウラル-4320トラックの車台しゃだい搭載とうさい。ベース車両しゃりょう変更へんこうによりエンジンがディーゼルエンジンとなり燃費ねんぴ改善かいぜん
2B17もしくはBM-21-1
2003ねんはじめて提案ていあんされた、Motovilikha Plants(Мотовилихинские заводы)によって開発かいはつされた更新こうしんがた。システムは、衛星えいせい航法こうほう装置そうちNAP SNS、自動じどう火器かき管制かんせい装置そうちASUNO、APPに連結れんけつされ、射程しゃてい40kmのしん世代せだいロケットを発射はっしゃする。ウラル-4320トラックの車台しゃだい搭載とうさい
KAMAZ-5350ベースの2B26
2B26
ベース車両しゃりょうKAMAZせいKamAZ-5350変更へんこうした。GRAUコードはおなじく9K51。
ZIL-131ベースのBM-21B
BM-21B グラート1(NATOコードネーム:M1976)
軽量けいりょうな36連装れんそう発射はっしゃを6りんしきZIL-131トラックに搭載とうさいしたタイプ。ロケット、輸送ゆそうしゃ9T450およびさい装填そうてんトラック9F380の支援しえん設備せつび全体ぜんたいで、9K55とも呼称こしょうされる。BM-21Bは、射程しゃてい15kmの短距離たんきょりがたロケットのみを運用うんようできる。ソ連それんでの開発かいはつコードは9P138。ロケットだん発射はっしゃ安定あんていせいたもつために、車両しゃりょう後部こうぶにジャッキを装備そうびする。
GAZ-66ベースのBM-21V
BM-21V グラートV(NATOコードネーム:M1975)
空挺くうてい部隊ぶたいけの派生はせいがたで、1969ねん開発かいはつされた。12連装れんそう発射はっしゃを4りんしきGAZ-66Bトラックに搭載とうさい車両しゃりょう空中くうちゅう投下とうか可能かのう空輸くうゆちゅうは、車両しゃりょうほろまどわくなどをはずすあるいはたたむことで容積ようせき縮小しゅくしょうできる。ロケットだん発射はっしゃ安定あんていせいたもつために、車両しゃりょう後部こうぶにジャッキ(アウトリガー)を装備そうびする。ソ連それんでの開発かいはつコードは9P125。
9А51 プリマ
ウラル-4320トラックの5トンシャーシに50連装れんそう発射はっしゃ搭載とうさいしたタイプ。射撃しゃげき管制かんせい装置そうち弾薬だんやく運搬うんぱんしゃTZM9T232Mおよび新型しんがたロケット9M53F全体ぜんたいで、9K59とも呼称こしょうされる。少数しょうすう生産せいさんされた。
2011ねんリビア内戦ないせんにおいて、はんカダフィ勢力せいりょくもちいた手製てせいはししき多連装たれんそうロケットランチャー。ピックアップトラック荷台にだいに4連装れんそうの122mmロケットチューブを搭載とうさいしている
9K132 グラートP
個人こじん携帯けいたい可能かのうたんそうがた。ランチャーは、ロケットだんさい装填そうてんしてさい利用りよう可能かのう。このシステムは、ベトナム戦争せんそうにおいてアメリカたたかっていたベトナム人民じんみんぐんけて1960年代ねんだいなかばに開発かいはつされた。ソ連それん・ロシアぐんでは使用しようされないが、世界中せかいじゅうゲリラ組織そしき民兵みんぺい軍閥ぐんばつ使用しようしており、ときにはみぎ写真しゃしんのような手製てせいはししき多連装たれんそうロケットランチャーを製造せいぞうすることがある。テクニカルあわせて参照さんしょうのこと。
BM-21PD
構成こうせいはBM-21基本きほんがたわらないが、ソ連それん海軍かいぐんてき上陸じょうりく作戦さくせん水際みずぎわ阻止そしするために装備そうび弾薬だんやく運搬うんぱんしゃふくめたシステム全体ぜんたいで、DP-62 Dambaと呼称こしょうされる。
A-215 グラートMロシアばん
海軍かいぐんけの派生はせいがた。40連装れんそう発射はっしゃレーザーはか距儀射撃しゃげき管制かんせい装置そうち・122mmロケットだん構成こうせいされるシステム全体ぜんたい名称めいしょう1978ねん制式せいしき上陸じょうりく支援しえん用兵ようへいとしてタピールきゅう揚陸ようりくかんイワン・ロゴフきゅう揚陸ようりくかん装備そうびされた。

ロシアの派生はせいがた

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9A53-G タルナードロシアばん
2012ねん上期かみき、BM-21 グラートを近代きんだいした9A53-G タルナード36りょう生産せいさんする計画けいかくがなされた[3][4][5]。ナビゲーションシステムや火器かき管制かんせい自動じどうシステム「Капустник-БМ」を搭載とうさいし、乗員じょういん2-3にん操作そうさ可能かのうとなっている。また、乗員じょういんらしながらも短時間たんじかん発射はっしゃ可能かのうになるなどのおおくの改善かいぜんおこなわれている。

ソ連それん以外いがい派生はせいがた

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90しき多連装たれんそうロケットほう
BMー21はしロケット発射はっしゃもとに40連装れんそうロケット発射はっしゃせたもの。
81しき122mmはしロケットほう
中国ちゅうごくせい派生はせいがたで、1979ねん中越なかごえ戦争せんそうさいにベトナム人民じんみんぐんから鹵獲ろかくしたBM-21をもと設計せっけいされ、1982ねんから中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんへの配備はいびはじまった(BM-21が開発かいはつされた1963ねんにはすでちゅう対立たいりつがかなり深刻しんこくしていたため、ソ連それん中国ちゅうごくたいするBM-21の輸出ゆしゅつみとめなかった)。土台どだいのトラックが中国ちゅうごくせいであることをのぞけばほとんどオリジナルとわらないが、運転うんてんせきぼうえんシールドが存在そんざいする。
BM-11
北朝鮮きたちょうせんせい派生はせいがた。30連装れんそう発射はっしゃ日本にっぽんせいいすゞTW6x6トラックに搭載とうさいしている。レバノン輸出ゆしゅつされているほかイランパキスタンでの独自どくじ生産せいさんがた参考さんこうとなっている。BM-11よう砲弾ほうだんは、2022ねんはじまったロシアのウクライナ侵攻しんこう前線ぜんせんにて、ロシアおよびウクライナ双方そうほう使用しようしているが、指揮しきかんへいからは「不発ふはつ割合わりあいたかい」、「砲弾ほうだん信頼しんらいせい非常ひじょうひくく、たまにへんなところにぶ」といった評価ひょうかている[6]
MRL 122mm M1977
ソ連それんのウラル-375D・ウラル-4320ベース40連装れんそう発射はっしゃのBM-21 グラートの直接的ちょくせつてきなコピー生産せいさんたいしアメリカがつけた呼称こしょう
MRL 122mm M1985
40連装れんそう発射はっしゃをいすゞTW6x6トラックに搭載とうさいしている。発射はっしゃ運転うんてんだいあいだのスペースに予備よびロケットだん40はつ搭載とうさいできるラックを装備そうび
アーラシュ/آرش
イランせい派生はせいがた。レバノンのヒズボラ供与きょうよされ、イスラエルへの攻撃こうげき使用しようされている。ヒズボラの保有ほゆう兵器へいきあわせて参照さんしょうのこと。射程しゃてい20.5kmのロケットだんのほか、射程しゃてい75kmのロケットだん運用うんようできる。
HM20
BM-21のイランがたで、メルセデス・ベンツ 2624 6x6トラックに20はつずつ2分割ぶんかつされた40連装れんそう発射はっしゃ搭載とうさい後期こうきがたMANせい6x6トラックとなっている。
HM23
軽量けいりょうな16連装れんそう発射はっしゃ(8はつずつ2分割ぶんかつ)を搭載とうさいしたバージョン。
HMxx
北朝鮮きたちょうせんのBM-11の30連装れんそう発射はっしゃをメルセデス・ベンツ LA 911 B 4x4トラックに搭載とうさいしたバージョン。油圧ゆあつクレーンを装備そうびした車両しゃりょうもある。
KRL 122
パキスタンのKahuta Research Laboratoriesで開発かいはつされた派生はせいがた発射はっしゃ北朝鮮きたちょうせんのBM-11に類似るいじした30連装れんそうである。初期しょきがた日本にっぽんせいのいすゞ6x6トラックをベースに使用しようしていたが、のちアメリカReoせいM35 2.5tトラックをベースに使用しようするようになった。
Sakr-180
エジプトせい派生はせいがた外見がいけんじょうはほとんどオリジナルとわらない。
チェコスロバキアせいのRM-70
RM-70
1972ねん当時とうじチェコスロバキア自国じこく軍隊ぐんたいのために開発かいはつした派生はせいがたで、40連装れんそう発射はっしゃ国産こくさんの8りんしきタトラ813トラックに搭載とうさいしている。RM-70は、キャビン装甲そうこうほどこされている。
RM-70/85
土台どだいのトラックを装甲そうこうのタトラ815にかわそうしたモデルで、RM-85とも表記ひょうきされる。基本きほんてき形状けいじょうやカタログスペックはRM-70とほとんどわらない。RM-70およびRM-70/85は、ひがしドイツ東西とうざいドイツ統一とういつ、ギリシャに売却ばいきゃく)、ポーランドフィンランドギリシャグルジアミャンマーインドネシアスリランカエクアドルウルグアイベネズエラアンゴラルワンダウガンダジンバブエ輸出ゆしゅつされた。
ポーランドせいのWR-40 ラングスタ
WR-40 ラングスタ/WR-40 "Langusta"
ポーランドせい派生はせいがた。ポーランド国産こくさんの6りんしきJelcz P662D.35トラックに、40連装れんそう発射はっしゃ新型しんがた射撃しゃげき管制かんせい装置そうち搭載とうさいしたモデル。ポーランドは、現有げんゆうのBM-21をすべてWR-40に更新こうしんする予定よてい(RM-70については、同様どうよう更新こうしんするのか運用うんようつづけるのか不明ふめい)であり、さらには最大さいだい射程しゃていを42kmに延伸えんしんした新型しんがたロケットだん破砕はさいせい弾頭だんとう)を装備そうびする予定よてい
ルーマニアせいのAPR-40
APR-21
ルーマニアせい派生はせいがた。21連装れんそう発射はっしゃをルーマニアせいの4りんしきブチェジ(Bucegi)SR-114トラックに搭載とうさいしたが、まもなく後継こうけいのAPR-40にってわられた。
APR-40
前述ぜんじゅつのAPR-21の後継こうけいであり、40連装れんそう発射はっしゃを6りんしきDAC-665Tトラックに搭載とうさい。このシステムは、ボツワナボスニア・ヘルツェゴビナカメルーンクロアチア、イラン、イラクリベリアナイジェリア輸出ゆしゅつされた。
BM-21A ベルグラート/БМ-21А "БелГрад"
425馬力ばりきのディーゼルエンジンTMZ-8424を搭載とうさいする6x6大型おおがたトラックであるMAZ-631705たねしゃ開発かいはつされた。増設ぞうせつされたラックに追加ついかのロケットだん40はつ搭載とうさいできる。1997ねん完成かんせいされ、その制式せいしき採用さいようされた。
BM-21М フラードU/БМ-21М "Град-У"
ウクライナAvtoKrAZ開発かいはつされたBM-21の後継こうけいがた兵器へいきじゅん国産こくさんすすめるウクライナにおいて、国産こくさん6x6大型おおがたトラックのKrAZ-6322たねしゃ製造せいぞうされた。ガソリンエンジンのウラル-375Dにたいし、KrAZ-6322はディーゼルエンジンを使用しようしている。KrAZ-6322-121 フラードКрАЗ-6322-121 "Град")ともばれる。一部いちぶ車輌しゃりょうは、車体しゃたい延長えんちょうして40はつのロケットだん追加ついか搭載とうさいできるようになった。たねしゃKrAZ-260使用しようした仕様しようもあり、ともにウクライナ陸軍りくぐん配備はいびされている。
ACCULAR-122"ロマク"(左側ひだりがわ
GRADLAR
イスラエル・ミリタリー・インダストリーズげん:IMIシステムズ)が開発かいはつした、BM-21やの122mmロケットほうをアップグレードさせるパッケージ。同社どうしゃ開発かいはつしたLAR-160技術ぎじゅつ流用りゅうようして開発かいはつされた。
ACCULAR-122
イスラエル・ミリタリー・インダストリーズが開発かいはつした、GRADLARに精密せいみつ誘導ゆうどう機能きのう付加ふかする改修かいしゅうパッケージ。設定せっていした目標もくひょう地点ちてんの10m以内いない着弾ちゃくだんする性能せいのう[7]弾頭だんとう重量じゅうりょう20kg、最大さいだい射程しゃてい40km。
イスラエル陸軍りくぐんはACCULAR-122に"ロマク"(やり)の呼称こしょうけ、M270 MLRS搭載とうさいして導入どうにゅうしている[8]。また、おなじくIMIによって開発かいはつされたそうしきリンクス はしロケットランチャーシステムにも搭載とうさい可能かのうである。

ロケットだん

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BM-21ようの122mmロケットだん

BM-21ようの122mmロケットだんには各種かくしゅ弾頭だんとう射程しゃていのロケットだん用意よういされており、目標もくひょう種類しゅるい距離きょり作戦さくせん内容ないようなどで使つかける。ここでは、おもなタイプのロケットだん紹介しょうかいする。

9M22U(M-21OF):破砕はさいせい弾頭だんとう
製造せいぞうこくソ連それんロシア
重量じゅうりょう:66.6kg
全長ぜんちょう:2.87m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:18.4kg
最小さいしょう射程しゃてい:5,000m
最大さいだい射程しゃてい:20,380m
9M28F:破砕はさいせい弾頭だんとう
製造せいぞうこくソ連それん・ロシア
重量じゅうりょう:56.5kg
全長ぜんちょう:2.27m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:21.0kg
最小さいしょう射程しゃてい:1,500m
最大さいだい射程しゃてい:15,000m
9M28K:対戦たいせんしゃ地雷じらい散布さんぷ弾頭だんとう
製造せいぞうこくソ連それん・ロシア
重量じゅうりょう:57.7kg
全長ぜんちょう:3.04m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:22.8kg
最小さいしょう射程しゃてい
最大さいだい射程しゃてい:13,400m
9M43:煙幕えんまく弾頭だんとう
製造せいぞうこくソ連それん・ロシア
重量じゅうりょう:66kg
全長ぜんちょう:2.95m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:20.2kg
最小さいしょう射程しゃてい
最大さいだい射程しゃてい:20,000m
9M217:たい戦車せんしゃばくだん散布さんぷ弾頭だんとう
製造せいぞうこくソ連それん・ロシア
重量じゅうりょう:70kg
全長ぜんちょう:3.04m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:25kg
最小さいしょう射程しゃてい
最大さいだい射程しゃてい:30,000m
9M218:成形せいけい炸薬さくやくだん
製造せいぞうこくソ連それん・ロシア
重量じゅうりょう:70kg
全長ぜんちょう:3.04m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:25kg
最小さいしょう射程しゃてい
最大さいだい射程しゃてい:30,000m
9M519:ジャミングたま
製造せいぞうこくソ連それん・ロシア
重量じゅうりょう:66kg
全長ぜんちょう:3.04m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:18.4kg
最小さいしょう射程しゃてい
最大さいだい射程しゃてい:18,500m
9M521:破砕はさいせい弾頭だんとう
製造せいぞうこくソ連それん・ロシア
重量じゅうりょう:66kg
全長ぜんちょう:2.87m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:21.0kg
最小さいしょう射程しゃてい
最大さいだい射程しゃてい:40,000m
9M522:破砕はさいせい弾頭だんとう
製造せいぞうこくソ連それん・ロシア
重量じゅうりょう:70kg
全長ぜんちょう:3.04m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:25.0kg
最小さいしょう射程しゃてい
最大さいだい射程しゃてい:37,500m
PRC-60:水中すいちゅう爆発ばくはつ弾頭だんとう(BM-21PD専用せんよう
製造せいぞうこくソ連それん・ロシア
重量じゅうりょう:75.3kg
全長ぜんちょう:2.75m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:20.0kg
最小さいしょう射程しゃてい:300m
最大さいだい射程しゃてい:5,000m
Type 90A:破砕はさいせい弾頭だんとう
製造せいぞうこく中国ちゅうごく
重量じゅうりょう
全長ぜんちょう:2.75m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:18.3kg
最小さいしょう射程しゃてい:12,700m
最大さいだい射程しゃてい:32,700m
M21-OF-FP:破砕はさいせい弾頭だんとう
製造せいぞうこく:ルーマニア
重量じゅうりょう:65.4kg
全長ぜんちょう:2.87m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:6.35kg
最小さいしょう射程しゃてい:5,000-6,000m
最大さいだい射程しゃてい:20,400m
M21-OF-S:破砕はさいせい弾頭だんとう
製造せいぞうこく:ルーマニア
重量じゅうりょう:46.6kg
全長ぜんちょう:1.927m
弾頭だんとう重量じゅうりょう:6.35kg
最小さいしょう射程しゃてい:1,000m
最大さいだい射程しゃてい:12,700m

このほかにも、焼夷弾しょういだん化学かがく兵器へいき弾頭だんとう照明しょうめいだん対人たいじん地雷じらい散布さんぷだんなどの各種かくしゅ弾頭だんとう搭載とうさいしたロケットだん装備そうび可能かのう

ギャラリー

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登場とうじょう作品さくひん

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アニメ・漫画まんが

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『COMBAT BIBlE2』
だい5しょう夜戦やせんシミュレーション」に登場とうじょう反乱はんらんぐん所属しょぞくのBM-21部隊ぶたいが、アメリカ陸軍りくぐん部隊ぶたいへの攻撃こうげき使用しようする。戦果せんかBGM-71 TOW対戦たいせんしゃミサイルランチャー2破壊はかい戦傷せんしょうしゃ15めい
ARMA 2
プレイヤーが直接ちょくせつ操作そうさできるほか、砲撃ほうげきモジュールを使用しようして任意にんい地点ちてん火力かりょく支援しえん要請ようせい可能かのう
Digital Combat Simulator
プレイヤーが操作そうさすることのできないAIせん用地ようちじょうユニットとして登場とうじょう。プレイヤーもしくはAIが操縦そうじゅうする航空機こうくうきからの攻撃こうげき目標もくひょうとなる。
簡易かんいてきFPSおこな有料ゆうりょうアドオン・モジュール『DCS: Combined Arms』を導入どうにゅうすると、プレイヤーがBM-21を操縦そうじゅうロケットだん発射はっしゃして戦闘せんとうおこなうことも可能かのうとなる。
凱歌がいか号砲ごうほう エアランドフォース
日本にっぽん占拠せんきょしたロシアぐん車両しゃりょうとして登場とうじょう。プレイヤーも購入こうにゅうして使用しようできる。
コール オブ デューティシリーズ
CoD4
ロシアちょう国家こっか主義しゅぎ所有しょゆう。キャンペーン序盤じょばん後半こうはん登場とうじょうする。
CoD:BO
何故なぜアメリカ空軍くうぐんビール空軍くうぐん基地きちうち駐車ちゅうしゃしてある。
だい戦略せんりゃくWEB
RSこくのメガ射程しゃていりく兵器へいきとして登場とうじょう
だい戦略せんりゃくシリーズ
ソ連それん・ロシアけい生産せいさんタイプで使用しようできる。バージョンによっては、命中めいちゅう地点ちてん周辺しゅうへんのヘックスに幅広はばひろ被害ひがいあたえるかたち性能せいのう再現さいげんがされている。
バトルフィールドシリーズ
BFV
きたベトナムぐんベトコンはしほうとして登場とうじょうする。
BF3
「BM-23」という名称めいしょう登場とうじょう通常つうじょうのロケットだんほか対空たいくうミサイル対戦たいせんしゃミサイル発射はっしゃ可能かのう
レッドクルシブル2

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ #ソ連それん地上ちじょうぐん P.215
  2. ^ 月刊げっかん 軍事ぐんじ研究けんきゅう』2000ねん9がつごう
  3. ^ Карпенко А. В., Современные реактивные системы залпового огня, стр. 25
  4. ^ Карпенко А. В., Современные реактивные системы залпового огня, стр. 27
  5. ^ В гособоронзаказ не включили непроверенную технику”. Ъ-Новости. 2012ねん7がつ22にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2012ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  6. ^ ロシアにわたされる予定よていきた砲弾ほうだんうばったウクライナ「ほとんどが1980~90年代ねんだいせい」「たまにへんところぶ」”. 朝鮮日報ちょうせんにっぽう (2023ねん9がつ15にち). 2023ねん9がつ17にち閲覧えつらん
  7. ^ ACCULAR”. IMI SYSTEMS. 2017ねん10がつ30にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん10がつ11にち閲覧えつらん
  8. ^ For the first time, IMI Systems will introduce its Spear (Romach) which recently entered operational use by the IDF artillery corps”. IMI SYSTEMS. 2017ねん11月7にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん10がつ11にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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  • デービッド・C・イスビーちょはやし憲三けんぞうやくソ連それん地上ちじょうぐん 兵器へいき戦術せんじゅつのすべてもとだい:WEAPONS AND TACTICS OF THE SOVIET ARMY)』はら書房しょぼう、1987ねんISBN 4-562-01841-0 

関連かんれん項目こうもく

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