マクラーレン・M14A

**マクラーレン・M14**
	ドニントン・グランプリ・コレクションで展示てんじされるM14
カテゴリー	F1
コンストラクター	マクラーレン・レーシング
デザイナー	ゴードン・コパック
先代せんだい	M7A
後継こうけい	M19A
主要しゅよう諸しょ元もと
シャシー	アルミニウム製せいモノコック.
サスペンション（前まえ）	ダブルウィッシュボーン.
サスペンション（後ご）	ダブルウィッシュボーン.
トレッド	前まえ：62.4 in (158 cm); 後ご：61.5 in (156 cm)
ホイールベース	94.8 in (241 cm)
エンジン	フォード-コスワース DFV 2,993 cc (182.6 cu in) 90° V8, NA ミッドエンジン.
トランスミッション	ヒューランド DG300 5速そく MT
重量じゅうりょう	536 kg (1,182 lb)
主要しゅよう成績せいせき
チーム	ブルース・マクラーレン・モーターレーシング
ドライバー	デニス・ハルム; ブルース・マクラーレン; ダン・ガーニー
初戦しょせん	1970年ねん南みなみアフリカグランプリ
	テンプレートを表示ひょうじ

マクラーレン・M14A (McLaren M14A) は、マクラーレンが1970年ねんから1971年ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけんに投入とうにゅうしたフォーミュラ1カー。M14DはM14Aの改良かいりょう型がたで、アルファロメオ製せいV8エンジンを搭載とうさいした。

設計せっけい[編集へんしゅう]

M14A[編集へんしゅう]

M14Aは前作ぜんさくのM7AおよびM7Cの発展はってん型がたであり、大おおきな違ちがいとしてはアウトボード式しきであったリアブレーキがインボード式しきに変化へんかしている^[2]。エンジンおよびトランスミッションはコスワース DFVとヒューランドの5速そくマニュアルギアボックスと変化へんかは無なかった。

M14D[編集へんしゅう]

M14DもM7D同様どうよう、アルファロメオのオートデルタ部門ぶもんに委託いたくされた。エンジンはアルファロメオ・T33に搭載とうさいされた3リッターV8エンジンと同おなじ物ぶつが搭載とうさいされた。

レース戦歴せんれき[編集へんしゅう]

1970年ねんはマクラーレンにとって驚異きょうい的てきな一いち年ねんであった。ブルース・マクラーレンとデニス・ハルムのシーズン序盤じょばん3戦せんは2位いが2回かいに4位いが1回かい、リタイアが3回かいという成績せいせきであった。しかしながら、1970年ねん6月がつ2日にちにグッドウッド・サーキットで新あたらしいCan-AmマシンのM8Dをテストしていたブルース・マクラーレンが事故死じこしする。マクラーレンはその5日にち後ごに行おこなわれたベルギーグランプリを欠場けつじょうした。ハルムもその1ヶ月かげつ前まえにインディ500の練習れんしゅう中ちゅうにメタノールの火災かさいで負傷ふしょうしていた。

マクラーレンはダン・ガーニーとピーター・ゲシンを起用きようし、オランダグランプリから参戦さんせんを再開さいかいした。ハルムはフランスグランプリから復帰ふっきし、ゲシンに代かわって出場しゅつじょうした。ガーニーはもう1戦せんに出場しゅつじょうし、ドイツグランプリからはゲシンが出場しゅつじょうした。ハルムは3位いに3度ど入賞にゅうしょうしたが、マクラーレンはコンストラクターズランキング5位いでシーズンを終おえた。

アンドレア・デ・アダミッチはアルファロメオエンジンを搭載とうさいしたM7Dでシーズンを始はじめ、オランダグランプリから同おなじくアルファロメオエンジンを搭載とうさいしたM14Dにスイッチした。

1971[編集へんしゅう]

ピーター・ゲシンはM14Aで1971年ねんシーズンを開始かいしした。一方いっぽうでハルムはM19Aをドライブした。リタイア2度どと8位い完走かんそうという成績せいせきの後のち、ゲシンにもM19Aが与あたえられた。M14Aはその後ごジャッキー・オリバーがドライブし、リタイア、9位い、7位いという結果けっかに終おわった。

F1における全ぜん成績せいせき[編集へんしゅう]

(key) （太字ふとじはポールポジション、斜体しゃたいはファステストラップ）

年とし	チーム	エンジン	タイヤ	ドライバー	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	ポイント	順位じゅんい
1970年ねん	M14A	フォード-コスワース DFV	G		RSA	ESP	MON	BEL	NED	FRA	GBR	GER	AUT	ITA	CAN	USA	MEX	35	5位い
				ブルース・マクラーレン	Ret	2	Ret
				デニス・ハルム	2	Ret	4			4	3	3	Ret	4	Ret	7	3
				ダン・ガーニー					Ret	6	Ret
				ピーター・ゲシン					Ret			Ret	10	Ret	6	14	Ret
	M14D	アルファロメオ T33 V8		アンドレア・デ・アダミッチ					DNQ			DNQ	12	8	Ret	DNQ
1971年ねん	M14A	フォード-コスワース DFV	G		RSA	ESP	MON	NED	FRA	GBR	GER	AUT	ITA	CAN	USA			10*	6位い
				ピーター・ゲシン	Ret	8	Ret
				ジャッキー・オリバー						Ret		9	7

* 1971年ねんの全すべてのポイントはマクラーレン・M19Aによる。

参照さんしょう[編集へんしゅう]

^ “1970 - 1971 McLaren M14A Cosworth”. Ultimatecarpage.com. 2014年ねん9月がつ20日はつか閲覧えつらん。
^ “The Grand Prix Scene”. motorsportmagazine.com. Motor Sport (magazine). 2014年ねん9月がつ24日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2014年ねん9月がつ20日はつか閲覧えつらん。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

[Ultimate-1] “1970 - 1971 McLaren M14A Cosworth”. Ultimatecarpage.com. 2014年ねん9月がつ20日はつか閲覧えつらん。

[Motorsport-2] “The Grand Prix Scene”. motorsportmagazine.com. Motor Sport (magazine). 2014年ねん9月がつ24日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2014年ねん9月がつ20日はつか閲覧えつらん。

[1]

[2]