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日本にっぽんとクウェートの関係かんけい

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日本にっぽんとクウェートの関係かんけい
JapanとKuwaitの位置を示した地図

日本にっぽん
クウェート

日本にっぽんとクウェートの関係かんけい（にほんとクウェートのかんけい、アラビア語ご: العلاقات الكويتية اليابانية‎、英語えいご: Japan–Kuwait relations） では、日本にっぽんとクウェートの関係かんけいについて概説がいせつする。

両国りょうこくの比較ひかく

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クウェートの旗 クウェート 日本の旗 日本にっぽん 両国りょうこくの差さ
人口じんこう 420万まん7083人にん（2019年ねん）[1] 1億おく2626万まん人にん（2019年ねん）[2] 日本にっぽんはクウェートの約やく30倍ばい
国土こくど面積めんせき 1万まん7818 km²[3] 37万まん7972 km²[4] 日本にっぽんはクウェートの約やく21.2倍ばい
人口じんこう密度みつど 232 人にん/km²（2018年ねん）[5] 347 人にん/km²（2018年ねん）[6] 日本にっぽんはクウェートの約やく1.5倍ばい
首都しゅと クウェートシティ 東京とうきょう都と
最大さいだい都市とし クウェートシティ 東京とうきょう都区とく部ぶ
政体せいたい 立憲りっけん君主くんしゅ制せい　 （民主みんしゅ制せい）議院ぎいん内ない閣かく制せい[7]
公用こうよう語ご アラビア語ご 日本語にほんご（事実じじつ上じょう）
通貨つうか クウェート・ディナール 日本円にほんえん
国教こっきょう イスラム教いすらむきょう なし
人間にんげん開発かいはつ指数しすう 0.803[8] 0.919[8]
民主みんしゅ主義しゅぎ指数しすう 3.93[9] 7.99[9]
GDP（名目めいもく） 1346億おく2854万まん米あめりかドル（2019年ねん）[10] 5兆ちょう819億おく6954万まん米あめりかドル（2019年ねん）[11] 日本にっぽんはクウェートの約やく37.7倍ばい
一人ひとり当あたりGDP 32,000.4米あめりかドル（2019年ねん）[12] 40246.9米あめりかドル（2019年ねん）[13] 日本にっぽんはクウェートの約やく1.3倍ばい
経済けいざい成長せいちょう率りつ 0.4%（2019年ねん）[14] 0.7%（2019年ねん）[15]
軍事ぐんじ費ひ 77億おく978万まん米あめりかドル（2019年ねん）[16] 476億おく902万まん米あめりかドル（2019年ねん）[17] 日本にっぽんはクウェートの約やく6.2倍ばい

歴史れきし

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外交がいこう史し

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駐ちゅう日にちクウェート大使館たいしかん全景ぜんけい（東京とうきょう）

1961年ねん6月がつ19日にち、イギリスから独立どくりつすると日本にっぽんはクウェートを国家こっか承認しょうにん、外交がいこう関係かんけいが樹立じゅりつした。その後ごクウェートは1962年ねんに東京とうきょうに駐ちゅう日にちクウェート大使館たいしかんを開設かいせつした。翌よく1963年ねんには日本にっぽん側がわも在ざいクウェート日本国にっぽんこく大使館たいしかんを設置せっち[3]。クウェート大使館たいしかんは、1970年ねんに移転いてんする前まえは東京とうきょう都と港みなと区く南麻布みなみあざぶ4丁目ちょうめの集合しゅうごう住宅じゅうたくに入居にゅうきょしていた[18]。現在げんざいのクウェート大使館たいしかんは、日本人にっぽんじん建築けんちく家かの丹下たんげ健三けんぞうが設計せっけいを手掛てがけて鹿島建設かしまけんせつが施工しこうし、1970年ねんに竣工しゅんこうした建物たてもので、港みなと区く三田みた4丁目ちょうめに位置いちする[19]。

クウェート侵攻しんこう・湾岸わんがん戦争せんそう

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1990年ねん8月がつ2日にち、イラクによるクウェート侵攻しんこうが開始かいし。クウェートは傀儡かいらい政権せいけんである「クウェート共和きょうわ国こく」となり、直後ちょくごにイラク19番目ばんめの県けんとしてクウェートを併合へいごうした[20]。これにより、日本にっぽんとクウェート本国ほんごくの交流こうりゅうは一時いちじ的てきに途絶とだえ、駐ちゅう日にちクウェート大使館たいしかんは日本にっぽんの警察けいさつによって厳重げんじゅうな警備けいびが敷しかれた。海部かいふ俊樹としき政権せいけんであった日本にっぽんは8月がつ5日にちはイラクに対たいし経済けいざい制裁せいさいを実施じっしし、これは国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの経済けいざい制裁せいさい決議けつぎに先さきんじた対応たいおうで、いち早はやくクウェート併合へいごうを認みとめない立場たちばを示しめしている[21]。外務がいむ大臣だいじんであった中山なかやま太郎たろうは1990年ねん8月がつに急遽きゅうきょサウジアラビア、オマーン、ヨルダン、エジプト、トルコを歴訪れきほう。また、同年どうねん10月がつには総理そうり大臣だいじんであった海部かいふ俊樹としきが前記ぜんきした国くにを、中山なかやま太郎たろうがシリア等ひとしを再度さいど訪おとずれて、クウェート侵攻しんこう反対はんたいの立場たちばの一致いっちを確認かくにんした。さらには外務がいむ審議しんぎ官かんであった小和田こわだ恆ひさしは独自どくじにジュネーヴでサッダーム・フセインと接触せっしょくし、1991年ねんに入はいって武力ぶりょく行使こうしの可能かのう性せいが高たかまる中なか、最後さいごまで独自どくじにイラクに対たいし無条件むじょうけんの撤退てったいを促うながして、平和へいわ的てきな外交がいこうによる解決かいけつを目指めざした[22]。なお、1990年ねんに皇居こうきょ正殿せいでんで即位そくい礼れい正殿せいでんの儀ぎが執とり行おこなわれた際さいには、当時とうじクウェートが亡国ぼうこくの憂うき目めに遭あっていたにもかかわらず、王族おうぞくのナースィル・アル＝ムハンマド・アル＝アフマド・アッ＝サバーハ（アラビア語ご版ばん、英語えいご版ばん）（ナーセル・アル＝サバーハ）とアッ＝シャリーフ（アル・シャーリフ）駐ちゅう日にち大使たいしがクウェートを代表だいひょうする要人ようじんとして参列さんれつしている[23]。

結局けっきょく、侵攻しんこうはのちにアメリカが介入かいにゅうして湾岸わんがん戦争せんそうに発展はってんするが、日本にっぽんの大蔵省おおくらしょうは130億おくドルの資金しきん援助えんじょを決定けっていしてアメリカや多た国籍こくせき軍ぐんを支援しえん、間接かんせつ的てきに亡国ぼうこくとなったクウェートを支援しえんしている[21]。しかし、経済けいざい制裁せいさいをいち早はやく実行じっこうした日本にっぽんはより強力きょうりょくな安全あんぜん保障ほしょう的てき行動こうどうが国際こくさい社会しゃかいから期待きたいされていたうえ、アメリカは湾岸わんがん諸国しょこくから石油せきゆを大量たいりょう購入こうにゅうしている日本にっぽんに多額たがくの資金しきん拠出きょしゅつとクウェート安定あんていのための共同きょうどう行動こうどうを要請ようせいしていた[21]。そんな中なかで日本にっぽんは自衛隊じえいたいの派遣はけんや人的じんてき貢献こうけんを見送みおくり、資金しきんの拠出きょしゅつもやや遅おくれた事ことで諸しょ外国がいこくから批判ひはんされた[24]。これが契機けいきとなり、国際こくさい平和へいわ協力きょうりょく法ほうとなる国連こくれん平和へいわ協力きょうりょく法案ほうあんが同年どうねん10月がつに国会こっかいに提出ていしゅつされ、実際じっさいには行おこなわれなかったが自衛隊じえいたい派遣はけんや集団しゅうだん的てき自衛じえい権けんについての議論ぎろんが活発かっぱつ化かした[25]。

その後ご、イラクから解放かいほうされたクウェートはニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどの米国べいこくの主要しゅような新聞しんぶんに、湾岸わんがん戦争せんそうの際さいにクウェート解放かいほうに協力きょうりょくした国くにに感謝かんしゃを示しめす広告こうこくを掲載けいさい[26]。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくやイギリス、フランス、イタリア、サウジアラビア、エジプトといった主要しゅような軍事ぐんじ介入かいにゅう国こくの名前なまえが挙あげられる中なかで、130億おくドルあまりを拠出きょしゅつした日本にっぽんはリストの中なかに含ふくまれていなかった[27]。これは日本にっぽんで話題わだいになり、人的じんてき派遣はけんを行おこなわなかったからではないかとの推測すいそくがあった。その後ご、クウェートに自衛隊じえいたいの掃海そうかい部隊ぶたいを派遣はけんすると貢献こうけん国こくの国旗こっきが描えがかれた記念きねん切手きってに日本にっぽんが新あらたに追加ついかされ、これが海外かいがい有事ゆうじの際さいの人的じんてき貢献こうけんの重要じゅうよう性せいを日本にっぽんに知しらしめたとされる[28]。しかしながら、日本にっぽん同様どうように資金しきん援助えんじょのみながらも広告こうこく掲載けいさいされたドイツのような例れいや、軍事ぐんじ介入かいにゅうしながらも広告こうこく掲載けいさいされなかったアフガニスタンや韓国かんこく、ハンガリー、スウェーデン、トルコ、ホンジュラスらの例れいもあり、「広告こうこくに掲載けいさいされていない＝感謝かんしゃされていない」という当時とうじの報道ほうどうは誤あやまりであったという分析ぶんせきもあり[26]、クウェート側がわの単純たんじゅんなミスだったと後のちにクウェート側がわは述のべている[29]。

1991年ねん2月がつ26日にちにはクウェートがイラクの占領せんりょうから解放かいほうされ、日本にっぽんとの国交こっこうが復活ふっかつ。両国りょうこくの間あいだでは引ひき続つづき友好ゆうこう的てきな関係かんけいが続つづいており、また湾岸わんがん戦争せんそうの際さいには多額たがくの資金しきん援助えんじょを実施じっしした事ことで親日しんにち国こくとしても知しられる[30]。

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいに対たいするクウェートの支援しえん

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2011年ねん3月がつの東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいに際さいしては、サバーハ首長しゅちょうをはじめとする要人ようじんが、当時とうじの天皇てんのうであった明仁あきひとや総理そうり大臣だいじんであった菅かん直人なおとに対たいしお見舞みまいの書簡しょかんを送おくったほか、駐ちゅうクウェート日本にっぽん大使館たいしかんで弔問ちょうもん記帳きちょうを行おこなった[3]。アルオタイビ駐ちゅう日にちクウェート大使たいしが自民党じみんとう総務そうむ会長かいちょうであった小池こいけ百合子ゆりこに日本にっぽんの為ために何なにができるか尋たずねた際さいには、小池こいけ百合子ゆりこが「石油せきゆの一いち滴てきを」と答こたえたところ、クウェート政府せいふは、500万まんバレルの原油げんゆ（約やく400億おく円えん相当そうとう）を無償むしょう供与きょうよする旨むねを決定けっていして[31][32]、岩手いわて、福島ふくしま、宮城みやぎの被災ひさい三さん県けんにて復興ふっこう支援しえん事業じぎょうを実施じっし。また、在日ざいにちクウェート大使館たいしかんは被災ひさい地ちにサッカーボール及および文具ぶんぐその他た支援しえん物資ぶっしを被災ひさい地ちに寄贈きぞうするとともに、チャリティーバザーを実施じっしし、収益しゅうえき金きん約やく150万まん円えんを寄付きふ[33]。

震災しんさいから一いち年ねん後ごの2012年ねん3月がつには、首長しゅちょうサバーハが国賓こくひんとして訪日ほうにちし、天皇てんのうとの会見かいけん、総理そうりとの会談かいだん等とうを実施じっし。その機会きかいに、アクアマリンふくしまへ300万まんドル、日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃへ200万まんドルの追加ついか寄付きふを表明ひょうめいし、いずれも7月がつに日本にっぽんにおいて贈呈ぞうてい式しきが行おこなわれた。アクアマリンふくしまはその謝意しゃいを示しめすために、「クウェート・ふくしま友好ゆうこう記念きねん日本にっぽん庭園ていえん」を整備せいび[34]。クウェートからの支援しえんは被災ひさい地ちの様々さまざまな復興ふっこうプロジェクトに活用かつようされている。

要人ようじん往来おうらい

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1995年ねん10月がつ、湾岸わんがん戦争せんそう終結しゅうけつ後ごクウェート首長しゅちょうとして初はじめてジャービルが訪日ほうにち。彼かれは戦争せんそう後ごクウェートの外交がいこう方針ほうしんを親おや西側にしがわ寄よりにした張本人ちょうほんにんで、1991年ねん9月がつにはアメリカと、1992年ねん2月がつにはイギリスと、1992年ねん8月がつにはフランスと、1993年ねん11月にはロシアとの間あいだに防衛ぼうえい取と極きょくを締結ていけつ。又また、1995年ねん3月がつには中国ちゅうごくとの間あいだで軍事ぐんじ協力きょうりょくに関かんする覚書おぼえがきに調印ちょういんしていた。この訪日ほうにちも安全あんぜん保障ほしょうでの協力きょうりょく強化きょうかをにらんだ、日本にっぽんとの関係かんけい強化きょうかの一環いっかんであった。

クウェート首相しゅしょうの訪日ほうにちも多おおい。2004年ねんにはザバーハ首相しゅしょうが小泉こいずみ純一郎じゅんいちろうと首脳しゅのう会談かいだんを実施じっしし、中東ちゅうとうに対たいする自衛隊じえいたいの平和へいわ的てき貢献こうけんについて感謝かんしゃの意いが示しめされた[35]。2008年ねんにはナーセル首相しゅしょうが訪日ほうにちを実施じっしして福田ふくだ康夫やすおと首脳しゅのう会談かいだんを実施じっしし、石油せきゆ面めんそして再生さいせいエネルギー面めんでのさらなる協力きょうりょくが話はなし合あわれた[36]。当時とうじは原油げんゆ価格かかく高騰こうとうの情勢じょうせい下かにあったが、クウェート側がわは日本にっぽんとの友好ゆうこうを重視じゅうししており日本にっぽんへの石油せきゆ安定あんてい供給きょうきゅう確保かくほを約束やくそくしている。さらに2016年ねんにはジャービル首相しゅしょうが訪日ほうにちして安倍晋三あべしんぞうと首脳しゅのう会談かいだんを実施じっし、「日にち・クウェート共同きょうどう声明せいめい」が発出はっしゅつされた[37]

日本にっぽん側がわからは2007年ねんと2013年ねんに総理そうり大臣だいじんとして安倍晋三あべしんぞうがクウェートを訪問ほうもん[38][39]。経済けいざい協力きょうりょくの拡大かくだいなどについて意見いけんが交かわされている。特とくに2013年ねんの訪問ほうもんでは日系にっけい企業きぎょうの進出しんしゅつやシーレーン防衛ぼうえいの強化きょうかをにらみクウェートの都市とし基盤きばん整備せいびに日本にっぽんが協力きょうりょくする事ことが発表はっぴょうされ[40]、「日本にっぽんとクウェート国こくとの間あいだの安定あんていと繁栄はんえいに向むけた包括ほうかつ的てきパートナーシップの強化きょうかに関かんする共同きょうどう声明せいめい」も発表はっぴょうされた[41]。これは政治せいじ・安全あんぜん保障ほしょう、経済けいざい、教育きょういく、農業のうぎょう、保健ほけんの多おおくの分野ぶんやで協力きょうりょくを進展しんてんさせるものであった。

防衛ぼうえい協力きょうりょく

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このように安全あんぜん保障ほしょう面めんで協力きょうりょく関係かんけいにあるのは日本にっぽんにとってクウェートが地政学ちせいがく的てきに重要じゅうような国くにだからである。クウェートは日本にっぽんにとって重要じゅうような石油せきゆ供給きょうきゅう国こくであり、またクウェートは中東ちゅうとうから日本にっぽんまでの石油せきゆ輸送ゆそう路ろすなわちシーレーンの起点きてんであるペルシャ湾ぺるしゃわんの最奥さいおうに位置いちしている。そのため日本にっぽんは周辺しゅうへん諸国しょこくの情勢じょうせい不安ふあんもあり、クウェート周辺しゅうへんの海域かいいきでの積極せっきょく的てきな自衛隊じえいたいによるシーレーン防衛ぼうえいを実施じっししている[42]。2008年ねんまではクウェートの基地きちに航空こうくう自衛隊じえいたいが駐留ちゅうりゅう、イラクの多た国籍こくせき軍ぐんに対たいし給油きゅうゆや補給ほきゅう作業さぎょう、周辺しゅうへんの警備けいびなどを実施じっししていた[43]。このような軍事ぐんじ情勢じょうせいによりクウェートは湾岸わんがん戦争せんそうをきっかけに接近せっきんしたアメリカと事実じじつ上じょうの同盟どうめい状態じょうたいにあり、日本にっぽんとはアメリカを介かいした緩ゆるやかな同盟どうめい状態じょうたいにある[44]。

経済けいざい交流こうりゅう

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2020年ねんのクウェートの対たい日にち貿易ぼうえきは、輸出ゆしゅつ額がく4871億おく円えんに対たいし輸入ゆにゅう額がく1504億おく円えんとなっており、日本にっぽんの大幅おおはばな赤字あかじである[3]。その理由りゆうは上記じょうきした通とおり日本にっぽんがクウェートから石油せきゆを輸入ゆにゅうしているからであり、サウジアラビア・アラブ首長しゅちょう国こく連邦れんぽう、カタールに次つぐ第だい四よん位いの輸入ゆにゅう先さきとなっている[45]。2019年ねんの輸入ゆにゅう量りょうは1469万まんキロリットルに及およんだ[3]。一方いっぽう、日本にっぽん側がわは自動車じどうしゃや鉄鋼てっこうをクウェートに輸出ゆしゅつ。

日本にっぽんからクウェートへの開発かいはつ援助えんじょは、総額そうがく12億おく円えんに上のぼっている。その主おもな内容ないようは研修生けんしゅうせいの受うけ入いれや専門せんもん家かの派遣はけん、機材きざいの供与きょうよなどである。1998年度ねんど以降いこうは、クウェートはオイルマネーによる経済けいざい成長せいちょうで先進せんしん国こく並なみの所得しょとくを達成たっせいし、ODAの対象たいしょう国こくからは除外じょがいされた[3]。ただし支援しえんという名目めいもくではないものの、それ以降いこうも水道すいどうや送電そうでんなどに関かんして日本にっぽん企業きぎょうにインフラ開発かいはつプロジェクトの受注じゅちゅうが相次あいついでおり、それに伴ともなった日本にっぽん企業きぎょうの進出しんしゅつも多おおい[46]。

文化ぶんか交流こうりゅう

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例年れいねん、在ざいクウェート日本にっぽん大使館たいしかんは、各種かくしゅ日本にっぽん文化ぶんか紹介しょうかい事業じぎょうを実施じっし。日本語にほんごによるスピーチコンテストや折おり紙がみワークショップの開催かいさい、日本にっぽん映画えいがの鑑賞かんしょう会かいなどが行おこなわれている[47]。一方いっぽう日本にっぽんでは日本にっぽんクウェイト協会きょうかいが設立せつりつされており、アラビア語ご教室きょうしつや協会きょうかい報ほう「Dhana（ダーナ）」の発刊はっかん、周辺しゅうへん国こくも含ふくめた情勢じょうせいについての講演こうえん会かい、クウェート文化ぶんかの紹介しょうかいなどを実施じっししている[48]。

2009年ねん3月がつと4月がつにはクウェートシティにて「日本にっぽん文化ぶんか週間しゅうかん」が開催かいさいされた。2011年ねんは、日にち・クウェート外交がいこう関係かんけい樹立じゅりつ50周年しゅうねんにあたり、各種かくしゅ記念きねん事業じぎょうを実施じっし[49]。2021年ねんには、日本にっぽん・クウェートの国交こっこう樹立じゅりつ60周年しゅうねんを迎むかえ、外務省がいむしょう主体しゅたいの記念きねん事業じぎょう開催かいさいを決定けっていしている[50]。

外交がいこう使節しせつ

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駐ちゅうクウェート日本にっぽん大使たいし

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日本の旗 在ざいクウェート日本にっぽん大使たいし クウェートの旗
カテゴリ カテゴリ

駐ちゅう日にちクウェート大使たいし

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代だい 氏名しめい 在任ざいにん期間きかん 備考びこう
1 スレイマン・アル・ムハンマド・アル・サネ[51] 1962年ねん - 1966年ねん[52] 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
初代しょだい
M. A. Mishari 1962年ねん[52] 臨時りんじ代理だいり大使たいし
Nouri Abdul-Salam Shuaib 1963年ねん[52] 臨時りんじ代理だいり大使たいし
2 ムハンマド・ザイード・アル・ハルビッシュ 1966年ねん - 1971年ねん[52] 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは4月がつ27日にち[53]
3 タラアト・ヤコブ・アル・ゴセイン（アラビア語ご版ばん） 1971年ねん - 1977年ねん[52] 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは9月3日にち[54]
4 アハマド・ゲイス・アブドッラー 1977年ねん - 1984年ねん 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは10月27日にち[55]
5 アブドルモホセン・サーレム・アル・ハールーン 1984年ねん - 1988年ねん 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは11月29日にち[56]
6 アブドルアジーズ・アブドルラティーフ・アル・シャーリク 1988年ねん - 1992年ねん[57] 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは9月28日にち[58]
7 スヘイル・カリル・シュヘイバー 1992年ねん - 1998年ねん[59] 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは11月17日にち[60][61]
8 ワリード・アリー・アル・フベイズィ 1998年ねん - 2001年ねん[62] 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは12月21日にち[63][64]
9 アッザーム・ムバーラク・エス・アル・ナーセル・アル・サバーハ 2001年ねん - 2005年ねん 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは11月6日にち[65][66]
10 ガッサン・ユーセフ・アル・ザワーウィ（アラビア語ご版ばん） 2005年ねん - 2007年ねん[67] 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは12月1日にち[68]
カーレド・アルムタイリー 2007年ねん[69] 臨時りんじ代理だいり大使たいし
11 アブドル・ラフマーン・フムード・アル・オタイビ 2007年ねん - 2018年ねん[70] 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは12月13日にち[71]
旭日重光章きょくじつじゅうこうしょう受章じゅしょう[72]
12 ハサン・モハメッド・ザマーン 2018年ねん - 2022年ねん[73] 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは12月13日にち[74]
アブドルアジズ・アルファディリ 2022年ねん[75] 臨時りんじ代理だいり大使たいし
13 サーミ・ガッサーブ・ムハンマド・アルザマーナーン（アラビア語ご版ばん） 2022年ねん - 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
信任しんにん状じょう捧呈ほうていは11月17日にち[76]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 世界銀行せかいぎんこう　Population, total - Kuwait
  2. ^ 世界銀行せかいぎんこう　Population, total - Japan
  3. ^ a b c d e f クウェート国こく（State of Kuwait）基礎きそデータ外務省がいむしょう
  4. ^ 日本にっぽんの統計とうけい2016 第だい1章しょう～第だい29章しょう | 総務そうむ省しょう統計とうけい局きょく
  5. ^ 世界銀行せかいぎんこう　Population density (people per sq. km of land area) - Kuwait
  6. ^ 世界銀行せかいぎんこう　Population density (people per sq. km of land area) - Japan
  7. ^ 日本国にっぽんこく憲法けんぽうで明確めいかくに定さだめられている。
  8. ^ a b Human Development Report 2020国際こくさい連合れんごう開発かいはつ計画けいかく
  9. ^ a b Democracy Index 2020
  10. ^ 世界銀行せかいぎんこう　GDP (current US$) - Kuwait
  11. ^ The World Bank　GDP (current US$) - Japan
  12. ^ 世界銀行せかいぎんこう　GDP per capita (current US$) - Kuwait
  13. ^ 世界銀行せかいぎんこう　GDP per capita (current US$) - Japan
  14. ^ 世界銀行せかいぎんこう　GDP growth (annual %) - Kuwait
  15. ^ 世界銀行せかいぎんこう　GDP growth (annual %) - Japan
  16. ^ 世界銀行せかいぎんこう　Military expenditure (current USD) - Kuwait
  17. ^ 世界銀行せかいぎんこう　Military expenditure (current USD) - Japan
  18. ^ 『昭和しょうわ44年版ねんばん わが外交がいこうの近況きんきょう（第だい13号ごう）』第だい4部ぶ 付表ふひょう > 3. わが国くにに置おかれている外国がいこく公館こうかん一覧いちらん表ひょう
  19. ^ 【丹下たんげ健三けんぞうが設計せっけい】在日ざいにちクウェート国こく大使館たいしかん建たて替かえ 18年ねん4月がつ着工ちゃっこう予定よてい | 建設けんせつ通信つうしん新聞しんぶんDigital
  20. ^ クウェートを19番目ばんめの州しゅうに　イラクが布告ふこく『毎日新聞まいにちしんぶん』1990年ねん8月がつ29日にち夕刊ゆうかん、7面めん
  21. ^ a b c 湾岸わんがん戦争せんそうと日本にっぽん外交がいこうnippon.com
  22. ^ 第だい2節せつ　湾岸わんがん危機ききへの日本にっぽんの対応たいおう外務省がいむしょう
  23. ^ "Diplomatic Bluebook 1991" Appendix > 4. Foreign Representatives, Heads of Missions and Accompanying Persons at the Ceremony of the Enthronement of the Emperor at the Seiden （英語えいご）
  24. ^ 湾岸わんがん戦争せんそうでの日本にっぽん拠出きょしゅつ額がくに不満ふまん　英国えいこく分ぶん「少すくな過すぎる」西日本にしにほん新聞しんぶん
  25. ^ 中東ちゅうとうへの自衛隊じえいたい派遣はけんとは　湾岸わんがん戦争せんそう後ご、多おおくの法ほう整備せいび日本経済新聞にほんけいざいしんぶん
  26. ^ a b 『自衛隊じえいたい「海外かいがい派遣はけん」議論ぎろんのきっかけはフェイクニュースだった』Newsweek日本にっぽん版ばん　2017年ねん07月がつ2814時じ22分ふん
  27. ^ クウェート感謝かんしゃ広告こうこく事件じけん日本経済新聞にほんけいざいしんぶん.2018年ねん3月がつ24日にち
  28. ^ 週しゅうのはじめに考かんがえる　教訓きょうくんは正ただしかったのか東京とうきょう新聞しんぶん.2020年ねん9月がつ13日にち
  29. ^ 日本にっぽんとの縁えん深ふかいクウェート 9月がつに亡なくなった首長しゅちょうが皇室こうしつに抱だいていた敬意けいいLivedoor.2020年ねん10月がつ16日にち
  30. ^ 中東ちゅうとうはなぜ“親日しんにち”が多おおいのか　東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい義援金ぎえんきんの4割わりはクウェートからだったデイリー新潮しんちょう
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