葬儀そうぎ

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日本にっぽんみやがた霊柩車れいきゅうしゃ

葬儀そうぎ(そうぎ、えい: funeral)あるいは葬式そうしき(そうしき)とは、ひととむらうためにおこなわれる祭儀さいぎそうせい一部いちぶである。

歴史れきし[編集へんしゅう]

現在げんざい発見はっけんされている歴史れきしじょうはじめての葬儀そうぎあとわれているものが、イラク北部ほくぶにあるシャニダール洞窟どうくつつかっている。この洞窟どうくつなかにはやく6まんねんまえ推定すいていされるネアンデルタールじんほねつかっており、その周辺しゅうへんにはこの洞窟どうくつからつかるはずの花粉かふんつかっている。これは死者ししゃとむらうためにはな死体したいまわりにえたと解釈かいしゃくされている。しかし、近年きんねん研究けんきゅうでは、ネアンデルタールじんによる埋葬まいそう習慣しゅうかんかんして疑問ぎもんげかけられており、また、かり埋葬まいそう習慣しゅうかんみとめるとしても、その形式けいしきは、ホモ・サピエンス(現生げんなま人類じんるい)と比較ひかくすると、かなり単純たんじゅんである[1]

ホモ・サピエンスは、ネアンデルタールじんちがい、抽象ちゅうしょうてき思考しこうりょく認知にんち能力のうりょく言語げんご能力のうりょくたかく、高度こうど精神せいしん文化ぶんか発達はったつさせた。その結果けっかとして、ネアンデルタールじんちがい、ホモ・サピエンスによる埋葬まいそう形式けいしき高度こうどした。

ギルガメシュ叙事詩じょじし』の主人公しゅじんこうギルガメシュは、んだ友人ゆうじんエンキドゥの復活ふっかつねが埋葬まいそうせずに7にち7ばんなげかなしんだが、その死体したい腐敗ふはいしていくよう恐怖きょうふした。古代こだいエジプト古代こだいギリシャなど、古代こだい社会しゃかいでは死者ししゃ腐敗ふはい恐怖きょうふ対象たいしょうであり、死者ししゃ不名誉ふめいよ姿すがたないために葬儀そうぎおこなわれた。

古代こだいギリシャや古代こだいローマでは、霊魂れいこん不死ふしであり、死後しご一定いってい期間きかん肉体にくたい周辺しゅうへんにとどまったのち冥界めいかい天界てんかい旅立たびだつ、とかんがえられた。古代こだいギリシャでは土葬どそう火葬かそう併用へいようされたが、土葬どそうくらべて火葬かそう手間てま費用ひよう必要ひつようだった。エトルリア文化ぶんか影響えいきょうのあった古代こだいローマでも火葬かそう土葬どそう混在こんざいしていたが、肉体にくたい復活ふっかつしんじるひと土葬どそう選択せんたくした[2]

宗教しゅうきょうごとの葬儀そうぎ[編集へんしゅう]

キリスト教きりすときょう[編集へんしゅう]

カトリック教会きょうかい[編集へんしゅう]

カトリック教会きょうかいにおける葬儀そうぎかんは、現代げんだいのカトリック教会きょうかい精神せいしんをもっともよくあらわしているだい2バチカンこう会議かいぎ文書ぶんしょひとつ『典礼てんれい憲章けんしょう』からることができる。どう文書ぶんしょでは「葬儀そうぎはキリスト信者しんじゃしの性格せいかくをよりあきらかに表現ひょうげんし、典礼てんれいしょくふくめてかく地方ちほう状況じょうきょう伝統でんとうによりよく適応てきおうしたものでなければならない」(81じょう)としている。現代げんだいのカトリック教会きょうかいにおける葬儀そうぎは、この文書ぶんしょをうけて改訂かいていされ、1969ねん発表はっぴょうされたカトリック教会きょうかい儀式ぎしきしょ葬儀そうぎ』およびその各国かっこくやくもとづいておこなわれているが、それ以前いぜんのものとくらべるとふたつの特徴とくちょうをあげることができる。

まず、だいいち葬儀そうぎが「キリスト信者しんじゃしの性格せいかく表現ひょうげんするもの」であると宣言せんげんされていることである。つまり人間にんげんにとって完全かんぜんわりではなく、キリストをしんじることで永遠えいえんいのち復活ふっかつへの希望きぼうはいるものとなるということである[3][4]。このことからカトリック教会きょうかいでは信徒しんとを「かえりてん」とぶことがある。かつてのカトリック教会きょうかいでは、関連かんれんして死後しご審判しんぱん煉獄れんごく地獄じごく恐怖きょうふ強調きょうちょうされることがおおかったが、そのようなかんがかたもこの視点してんによって修正しゅうせいされた。これと関連かんれんして葬儀そうぎミサ(レクイエム)でうたわれたぞくなどが、その内容ないようキリスト教きりすときょう本来ほんらい死生しせいかんからはずれたものとして廃止はいしされている。

だい特徴とくちょうは、カトリック教会きょうかい葬儀そうぎぜん世界せかい一律いちりつでなく地域ちいき文化ぶんかわせる柔軟じゅうなんさをっているということである。日本にっぽんにおいても当然とうぜん固有こゆう文化ぶんか伝統でんとう尊重そんちょうされる。この精神せいしんしたがって日本にっぽんでの葬儀そうぎでは献花けんかほか焼香しょうこうおこなわれることもあり、カトリック信徒しんとでない参列さんれつしゃ多数たすうめることがおおいという現実げんじつ配慮はいりょされている。具体ぐたいてきには葬儀そうぎもちいられる用語ようご固有こゆう表現ひょうげん可能かのうかぎけられ、ミサにえて「ことばの祭儀さいぎ」をおこないうることなどがあげられる[5]

カトリック教会きょうかいにおける葬儀そうぎは、死者ししゃのためにいのることももちろんであるが、のこされた生者しょうじゃのためにいのでもあり、かみかなしみのうちにある遺族いぞくはげましてくださるよういのると同時どうじに、キリストむすばれたものとして、キリストがんで復活ふっかつしたように自分じぶんたちもキリストの復活ふっかつにあずかることができるという信仰しんこうさい確認かくにんするでもある[5]

正教会せいきょうかい[編集へんしゅう]

アレクシイ2せい埋葬まいそうしき模様もよう救世主きゅうせいしゅハリストスだい聖堂せいどう)。基本きほんてきパニヒダ埋葬まいそうしきなどでは、きょうしゅ白色はくしょく祭服さいふく着用ちゃくようするが、参列さんれつしゃ黒色こくしょく喪服もふく着用ちゃくようするのが一般いっぱんてき
敗北はいぼくパニヒダ。』(ロシア: Побежденные. Панихида.ヴァシーリー・ヴェレシチャーギンによる戦争せんそういち場面ばめんえがいた油彩ゆさい膨大ぼうだいかず兵士へいしたち遺体いたいまえに、正教会せいきょうかい司祭しさい香炉こうろりつつ、パニヒダささげている。[6]

ギリシャ正教せいきょうともばれる正教会せいきょうかい葬儀そうぎは、埋葬まいそうしきばれ、おもれんいのりと、伴奏ばんそう声楽せいがくによる聖歌せいかから構成こうせいされている(正教会せいきょうかい聖歌せいか伴奏ばんそう声楽せいがく原則げんそくである)。永眠えいみんしたせい教徒きょうとが、かみからのつみゆるしを天国てんごくはいり、かみからの記憶きおくて、永遠えいえん復活ふっかつ生命せいめいあずかることを祈願きがんするものである[7][8][9]

正教会せいきょうかいでは「逝去せいきょ」「くなられた」「故人こじん」ではなく、それぞれ「永眠えいみん」「永眠えいみんされた」「永眠えいみんしゃ」のかたりもちいられる。これは、正教会せいきょうかいにおいては来世らいせ復活ふっかつ生命せいめいあずかるまでの一時いちじてきねむりとしてとらえられているためである。

埋葬まいそうしきぜんばんにはパニヒダおこなわれる。正教会せいきょうかいにおいては終夜しゅうや永眠えいみんしゃのためにいのることは初代しょだい教会きょうかいから大事だいじにされた伝統でんとうであるとされ、ぜんばんのパニヒダを通夜つやこともあまり忌避きひされない(「パニヒダ」の語源ごげんがそもそも「夜通よどおしのいのり」という意味いみである)。また、永眠えいみんの「三日みっかさい」「九日ここのかさい」「よんじゅうにちさい」「いちねんさい」「としさい」にもパニヒダがおこなわれる。正教会せいきょうかいにおいてはむべきものではなく復活ふっかつへの入口いりくちであるため、このように「まつり」の語彙ごいもちいられる[7][8]

プロテスタント[編集へんしゅう]

プロテスタント葬儀そうぎ欧米おうべいではにちちゅう葬儀そうぎ埋葬まいそう礼拝れいはいのみであることがおおい。

キリスト教きりすときょうとくにプロテスタント)では、ひとむものではなく、ひとれい地上ちじょう肉体にくたいはなれ、てんにいるかみイエス・キリストのところにされることであり、イエス・キリストの再臨さいりんにおいて復活ふっかつするための準備じゅんびぎない(このことからプロテスタントしょ教派きょうはでは信徒しんとを「召天」とぶことがある。したがって、とは、天国てんごくにおいて故人こじん再会さいかいできるまでの一時いちじわかれであり、地上ちじょうのこされたもの遺族いぞくなどの生存せいぞんしゃ)にとっては、そのわかれがさびしくなぐさめられるべきことであるが、そのものはかなしむべきことではないと説明せつめいされる。

日本にっぽんでは通夜つやわりに「前夜ぜんやしき」をおこなうことがある。

イスラームきょうイスラム教いすらむきょう[編集へんしゅう]

グラム・アザム葬儀そうぎ様子ようす(2014ねん、バングラディッシュ、ダッカにて)

イスラームきょうにおけるは、かみアッラーへの服従ふくじゅう一時いちじてきわかれとし、アッラーの審判しんぱん復活ふっかつをするとしんじられているため、土葬どそうされる。死後しごなるべくはや葬儀そうぎませるべきであるというかんがえから、死亡しぼう翌日よくじつにはおこなわれることがおおい。死亡しぼうした場所ばしょ法律ほうりつにもよるが、同性どうせい遺族いぞくまたはせんもん業者ぎょうしゃ遺体いたい洗浄せんじょうし、のないしろぬのつつまれ、ミンバル(説教せっきょうだん)のまえにあるだい設置せっちされる。そのまえイマーム(導師どうし)がつ。礼拝れいはいはイマームにしたがい、参列さんれつしゃ起立きりつしたままおこなわれる。 遺族いぞく葬儀そうぎちゅうさけぶことは禁止きんしされている一方いっぽうで、おんなとしてやとわれた女性じょせいが「オルルル!」というこえひびかせる。礼拝れいはいわると遺体いたい墓地ぼちはこばれ、頭部とうぶメッカ方向ほうこうかせて、右腕うわんしたになるようにして埋葬まいそうされる。遺族いぞく男性だんせいは3日間にちかん女性じょせいは4ヶ月かげつ10日間にちかんふくし、派手はで生活せいかつひかえるよう規定きていされている。

道教どうきょう[編集へんしゅう]

台湾たいわん葬儀そうぎ準備じゅんび

中国ちゅうごく台湾たいわんでは道教どうきょう風水ふうすい影響えいきょうつよけた葬儀そうぎおこなわれている。 葬儀そうぎにはしろ基調きちょうとしたいろもちいられ、「しろごと」ともぶ(ぎゃく婚礼こんれいあか基調きちょうとし「べにごと」ともぶ)。 まず、遺体いたいととのえ、あらきよめたのちに「寿ことぶきころも」とばれるしろ装束しょうぞくせる儀式ぎしきしょう殮」をおこなう。葬儀そうぎ手配てはいをしたのち葬儀そうぎ日程にってい場所ばしょ親戚しんせき知人ちじんらせる「ほう」をおこなう。らされたひと花輪はなわはなけん)を用意よういしたり、「たいれん」とばれる葬送そうそうにふさわしい言葉ことばいておくったりする。葬儀そうぎ場所ばしょ葬儀そうぎじょう(「殯儀かん」)を使つか場合ばあいほか自宅じたくまえ道路どうろにテントをてておこなうこともおおい。死者ししゃ葬儀そうぎおこなわれるまで「れいだな」などとばれる祭壇さいだん安置あんちされる(「とまれい」)。祭壇さいだんには死者ししゃ遺影いえい(「のこぞう」)をかざり、死者ししゃこのんだものなどを供物くもつ(「きょうひん」)としてそなえ、線香せんこう蝋燭ろうそくほか、「かみぜに」(紙幣しへいじょうめいぜに)や「かみ紮」とばれるつくった用品ようひんいえ用意よういされる。通夜つやたる縁者えんじゃによる訪問ほうもんけることは「まもりれい」とぶ。このさい近親きんしんしゃうすいろ生成せいせいりのあさぬのつくられた「こうふく」とばれる喪服もふくて、わらなわむすんでめ、草鞋わらじく。道士どうしによる読経どきょうほか楽隊がくたい用意よういして、チャルメラ(「嗩吶」)などの吹奏すいそう鼓舞こぶおこなわれる。

葬儀そうぎは「だい殮」とび、家族かぞくまえ遺体いたい布団ふとんいたかんれ、くぎつ。裕福ゆうふく家庭かていでは遺体いたいれたうちかんそとかんれ、あいだ副葬品ふくそうひんれる。やはり、道士どうしによる読経どきょう楽隊がくたい吹奏すいそう鼓舞こぶおこなわれる。

出棺しゅっかんは「殯」といい、喪主もしゅおも長子ちょうし)が「摔盆」という陶器とうきぼん儀式ぎしきおこなう。土葬どそうおこなわれることがおおく、かんかついで墓地ぼちまでおくとどける。「引魂はた」としょうして、はたかかげて葬列そうれつ先導せんどうし、楽隊がくたい演奏えんそうおこない、ばくちくらしながらついてくが、現在げんざい自動車じどうしゃ地味じみいろかざけをしてもちいることもおおい。埋葬まいそう場所ばしょや、時間じかん風水ふうすいめてもらうことがおおい。

埋葬まいそう、7にちごとはか出向でむき、「かみぜに」をいて読経どきょうする「やきなな」を7かいおこない、「だんなな」のよんじゅうきゅうにちまでおこな葬儀そうぎわる。その伝統でんとうてきには3年間ねんかん喪中もちゅうとするが、現在げんざい短縮たんしゅくされている。のち遺骨いこつあらい、ほねを「かねとう」とばれる陶器とうきとうじょう納骨のうこつおさなおすことがおこなわれる。

儒教じゅきょう[編集へんしゅう]

儒教じゅきょう葬礼そうれい上記じょうき道教どうきょう葬礼そうれいかさなる部分ぶぶんおおい。

儒教じゅきょうにおいてはおや葬儀そうぎ盛大せいだいいとなことなにより大切たいせつこととされる。元々もともと儒教じゅきょう教団きょうだんはそうった葬儀そうぎかんする様々さまざまなしきたりを教授きょうじゅするためのひとからまれたものである。

儒教じゅきょう死生しせいかんではひとぬとたましい(こん)とたま(はく)ふたつのたましいにかれる。たましい精神せいしんを、たま肉体にくたいをつかさどるたましいであるとされる。たましいてん陽気ようきからのたましいでありたま陰気いんきからのたましいである。たましいてんのぼってかみになり、たまかえる。のこされたものたちはたましいまつため位牌いはいつくってびょうまつり、たまもど場所ばしょとして地中ちちゅう遺体いたいめる。

葬儀そうぎでは死者ししゃたましい天国てんごく地獄じごくなど7つの世界せかいめぐらせる儀式ぎしきおこなう。この儀式ぎしき死者ししゃたましい最後さいご到達とうたつする世界せかいはこのであり、ふたたびこのまれわってきてしいとのねがいをめている。

また、死者ししゃとの関係かんけいごとにさだめられた作法さほう慟哭どうこくすることがもとめられる(哭礼)。朝鮮半島ちょうせんはんとうでは、葬儀そうぎ出席しゅっせきしてこえげてことでおかねもらおんな存在そんざいする。

バリ島ばりとうのヒンドゥーきょう[編集へんしゅう]

バリ島ばりとう葬儀そうぎ葬列そうれつではにぎやかなガムランが演奏えんそうされ、れやかな儀式ぎしきであるため人々ひとびと表情ひょうじょう一様いちようあかるい。

水辺みずべ火葬かそうにし、そのままみずながす。うみちかければうみまで、そうでなければかわまで、かんはこ葬列そうれつ仕立したてる。葬列そうれつでは、楽器がっきはこびながらガムラン音楽おんがく演奏えんそうする。費用ひようがかかるため、没後ぼつごすぐにおこなえない場合ばあいおおい。まずしいむらではすうにん他界たかいしゃるまでち、まとめて葬儀そうぎおこなう。天国てんごくくためのれやかな儀式ぎしきであり、葬儀そうぎ参加さんかする人々ひとびと表情ひょうじょうは、一様いちようあかるい。

葬礼そうれい様式ようしき[編集へんしゅう]

ヨーロッパでおこなわれていた権威けんい死亡しぼうした場合ばあいに、教会きょうかいなどの権威けんいがある建物たてものはた臨時りんじ設置せっちされた葬儀そうぎじょうCastrum dolorisドイツばんラテン語らてんごなげきのしろ)。可動かどうしきかんCatafalque英語えいごばんかんえられる肖像しょうぞうコフィン・ポートレイト英語えいごばんなどで構成こうせいされる。

葬儀そうぎ[編集へんしゅう]

遺体いたい処理しょりほう葬送そうそう[編集へんしゅう]

遺骨いこつ処理しょりほう[編集へんしゅう]

日本にっぽん葬儀そうぎ[編集へんしゅう]

現代げんだい日本にっぽん葬式そうしき祭壇さいだんいちれい
出棺しゅっかんまえのおわかれにさいして、棺桶かんおけはな手紙てがみえられる。
香典こうでんふくろいちれい
霊前れいぜん」は禅宗ぜんしゅう浄土真宗じょうどしんしゅう、キリストきょうではもちいられない。

通夜つや古代こだい(もがり)にはっするもので、葬儀そうぎ前夜祭ぜんやさい形態けいたいをとる。だれかがずのばんをして(交代こうたいでもよい)、夜明よあけまで灯明とうみょう線香せんこうやさないようにしなければならない。これには魔除まよけけの意味いみがある。近年きんねんでは消防署しょうぼうしょなどにより、式場しきじょうでは夜間やかんかないよう指導しどうはいることもあり、都市とし式場しきじょうでは夜通よどおしではなく「はん通夜つや」とばれる形態けいたいで、よる遺族いぞくかえってしまう場合ばあいもある。僧侶そうりょなどによる葬儀そうぎわると出棺しゅっかんおこなわれ、おおくの参列さんれつしゃとはわかれるのが一般いっぱんてきである。

葬儀そうぎ風習ふうしゅう[編集へんしゅう]

出棺しゅっかんさいに、故人こじん使つかっていた属人ぞくじんであるはん茶碗ぢゃわんったり[11]座敷ざしきしたり、カゴやうすころがしたりする風習ふうしゅうのこっている地方ちほうがある。地方ちほうによっては、埋葬まいそうした死霊しりょういてないよう、火葬かそうじょうかうみちかえみちおなどうとおらず、一本いっぽんどうむずかしい場合ばあいであっても可能かのうかぎおなどうとおらないようにする風習ふうしゅうがある。ぎゃくおなどうとおらなければならないとする風習ふうしゅう地方ちほうもある。

葬儀そうぎ終了しゅうりょうに「しお」とばれるきよしおく。ただしこれは神道しんとう由来ゆらい慣習かんしゅうであって、けがとみなさない仏教ぶっきょう教義きょうぎはんするとのかんがかたおおくなり、元来がんらいこれをおこなっていなかった浄土真宗じょうどしんしゅう中心ちゅうしんに、近年きんねんではおこなわれない場合ばあいすくなくない。[よう出典しゅってん]

遺体いたい安置あんちする場合ばあいには、遺体いたいむねうえ魔除まよけけとして刃物はものき、これを「まもがたな」とぶ。武士ぶし社会しゃかいかたなによってるといった意味いみや、魔物まもの使つかいとされていたねこひかものいやがるため、かたなくことが魔除まよけけとされたことに由来ゆらいする。遺体いたい安置あんちすると、そこにそなものとしてまくらめしまくら団子だんごそなえる。まくら団子だんごべいこな上新かみしん)などをまるめてつくったもので、かず地域ちいきによってがあり、六地蔵ろくじぞう六道ろくどうからろくとするせつと、じゅうさんほとけなどからとった13とするせつがある。なくなったからいちずつやしてよんじゅうきゅうにちまでおそなえし、49かざ地域ちいきもある。まくらめしはごはん茶碗ちゃわん山盛やまもりにして、はしをさしてかざる。

一般いっぱん告別こくべつしき友引ともびきけるが、これはぞくに“ともを(に)かない”よう配慮はいりょするためとされる。ただし本来ほんらいろく仏教ぶっきょうとは関係かんけいがない、ごと勝負事しょうぶごとからはいってており、友引ともびきとは「勝負事しょうぶごと友人ゆうじんける」というとされ、陰陽いんようどうとの混淆こんこう由来ゆらいする。ゆえに友引ともびき告別こくべつしきおこなわない風習ふうしゅう迷信めいしんかんがえられる。火葬かそうじょう友引ともびき休業きゅうぎょうになっているところおおいが、友引ともびきでも休業きゅうぎょうでないところえている。

墓地ぼちなど埋葬まいそうする場所ばしょまでおくることを野辺のべおくぶ。一部いちぶ地域ちいきでは、出棺しゅっかんするまえかんをそので3かいまわしたり、建物たてものを3かいまわったりして出棺しゅっかんする「さんかいまわし」とばれる風習ふうしゅうられる。また、ぜにもち葬列そうれつはなこめたけかごからったたけいくほんらし、かみかざりをつけたもの)にぜにもちとしながら葬列そうれつする風習ふうしゅうもある。ざるからって場合ばあいぜにもちなどともう。

なお、おな日本にっぽんでも、沖縄おきなわけんでは中国ちゅうごく文化ぶんか影響えいきょうつよけ、琉球りゅうきゅう信仰しんこうもとづく葬儀そうぎ風習ふうしゅうはかなり特異とくいであり(風葬ふうそうあらいこつ死亡しぼう広告こうこくこう参照さんしょう)、告別こくべつしきまえ火葬かそうおこなうのが普通ふつうである。また東北とうほく地方ちほう中国ちゅうごく地方ちほう九州きゅうしゅう地方ちほう一部いちぶでも告別こくべつしきまえ火葬かそうおこなうことがおおい(ほねそう)。また、事故死じこし孤独こどくなど遺体いたい損傷そんしょう腐敗ふはいはげしい場合ばあい死因しいん感染かんせんしょうであるために通常つうじょう方式ほうしきでは参列さんれつしゃ感染かんせんするおそれがある場合ばあいくなった場所ばしょからとおはなれた場所ばしょ葬儀そうぎおこな場合ばあいなど、やむをない理由りゆう告別こくべつしきまえ火葬かそうおこな場合ばあいもある。

服飾ふくしょく慣習かんしゅう[編集へんしゅう]

日本にっぽんにおける葬儀そうぎ慣習かんしゅうとして、葬儀そうぎ死者ししゃとのわかれをかなしむべきせきとみなすかんがえから、一般いっぱん華美かび服装ふくそう歓迎かんげいされず、黒色こくしょく光沢こうたくのない生地きじ仕立したてた礼服れいふく喪服もふく着用ちゃくようする。日本にっぽんでは葬儀そうぎかかわる一連いちれんしき通夜つや葬儀そうぎ告別こくべつしき納骨のうこつなど)に参列さんれつする場合ばあいくろ基本きほんとした服装ふくそうせい喪服もふくじゅん喪服もふく略式りゃくしき)が一般いっぱんてきである。親族しんぞくくろ薄墨うすずみしょく喪服もふく和装わそう場合ばあいもあるが、近年きんねん男女だんじょともに黒地くろじ洋装ようそうおおい)でつつむ。制服せいふく着用ちゃくようする官吏かんり警察官けいさつかん消防しょうぼうかん軍人ぐんじんなど)、制服せいふくさだめられている学校がっこう所属しょぞくする学生がくせい生徒せいとは、それらの制服せいふく着用ちゃくようでもかまわないとされている。女性じょせい洋装ようそう場合ばあい、スカートたけひざ露出ろしゅつけ、ストッキングはくろ無地むじ着用ちゃくようヘッドドレスとしてくろベールをあしらったトークぼうそうする場合ばあいくろ手袋てぶくろとセットでもちいる。なお、近年きんねんはパンツスーツも容認ようにんされているが、スカートの場合ばあいおなじく、ひざ露出ろしゅつのないロングたけ靴下くつしたるいくろ統一とういつする。

通夜つやかんしては、くなってもなくおこなわれる場合ばあいおおいため、礼装れいそうではない衣服いふくれい:ダークスーツやビジネススーツ、派手はでぎない色味いろみ清潔せいけつかんのある外出がいしゅつなど)がこのましい。一部いちぶ地域ちいきでは通夜つや礼装れいそうである喪服もふく着用ちゃくよううなが見解けんかいもあるようだが、一般いっぱんてきには通夜つや段階だんかいかしこまった礼装れいそうおもむくことは、故人こじん存命ぞんめいころから葬儀そうぎ予期よきして喪服もふく用意よういしていたとおもわれる誤解ごかいしょうじる可能かのうせいがあり、失礼しつれいにあたるというかんがえから勧奨かんしょうされないとする意見いけんもある。

日本にっぽんけるべきとされているもの

殺生せっしょう意味いみするため。かわベルトや革靴かわぐつ許容きょよう範囲はんいとされる。なお、ぬのりの礼装れいそうようハンドバッグやパンプスが市販しはんされている。
モーニングジュエリーとして名高なだかジェットブラックオニキス仏教ぶっきょう七宝しっぽうのひとつにかぞえられるたからでもある真珠しんじゅ一般いっぱんてきとされている。真珠しんじゅ白色はくしょくものおおいが、冠婚葬祭かんこんそうさいのいずれにも対応たいおうできる装飾そうしょくひんとされているため葬儀そうぎでもにつけることが容認ようにんされている。ただし、ネックレスは一連いちれんのものをもちい(れんなどのかさけはける)、イヤリングをつける場合ばあいれないタイプのものをえらぶ。ブローチやブレスレットのるいひかえる。またいわいごと多用たようされる金色きんいろ貴金属ききんぞく忌避きひされることがある。男女だんじょともに派手はでなデザインの腕時計うでどけいしきあいだ一時いちじてきはずほうこのましい。
  • 化粧けしょうやネイルアート、つよかおりの香水こうすいるいなど。

葬儀そうぎ形態けいたい[編集へんしゅう]

じきそう[編集へんしゅう]

じきそうとは、通夜つや告別こくべつしき等々とうとう宗教しゅうきょう儀式ぎしきおこなわず、火葬かそうのみをおこな葬儀そうぎ形態けいたいのことである。

近年きんねん日本にっぽん宗教しゅうきょうかん変化へんかしたこと、人間にんげん関係かんけい希薄きはくすすんだこと、さらに日本にっぽん全体ぜんたい高齢こうれい進行しんこうで、知人ちじん友人ゆうじんがすでに他界たかいしていたり高齢こうれい葬儀そうぎられないといった事例じれい増加ぞうかしたこと、経済けいざいてき問題もんだいとうにより、2000ねんころから都市としなどでじきそう増加ぞうかしてきている。じきそう葬儀そうぎ費用ひよう平均へいきんやく18まんえん安価あんかである。NHKが2013ねんった調査ちょうさによると、関東かんとう地方ちほうではじきそう比率ひりつたかく、葬儀そうぎ全体ぜんたいの1/5をめている[12]2019新型しんがたコロナウイルスでは、感染かんせんのおそれがあれば透明とうめいふくろバイオハザード対応たいおう遺体いたい収納しゅうのうぶくろ、ダブルジップ構造こうぞう)にれられ、24時間じかん以内いない火葬かそうすることができる。

エホバの証人しょうにんは、葬儀そうぎ死者ししゃおが偶像ぐうぞう崇拝すうはいとみなすため、葬儀そうぎおこなわずじきそうする。遺骨いこつ偶像ぐうぞうとみなすため火葬かそうじょう処分しょぶんする。[よう出典しゅってん]

すけそう[編集へんしゅう]

すけそう(じょそう)とは、行旅こうりょ死亡しぼうじん身寄みよりのない生計せいけい困難こんなんしゃ身元みもと不明ふめいひとなどが死亡しぼうしたのち生前せいぜん縁者えんじゃ関係かんけいしゃによって葬儀そうぎおこなわれず、わって社会しゃかい福祉ふくし事業じぎょう慈善じぜん事業じぎょう団体だんたい、またはNPOなどによっておこなわれる形態けいたい葬儀そうぎホームレスなどで生活せいかつ保護ほごなどの支援しえんけていなかった死者ししゃであったとしても、すけそうにな団体だんたい葬儀そうぎには、火葬かそうから納骨のうこつまでの費用ひようを、生活せいかつ保護ほご行政ぎょうせいひとつとして、かく自治体じちたいめた定額ていがくない支給しきゅうされ、共同きょうどう墓地ぼち共同きょうどう納骨のうこつどう遺骨いこつおさめられるが、この段階だんかいまでをすけそうんでいる。一方いっぽう遺骨いこつ納骨のうこつどうあづじん場合ばあいすくなからずある。

ふるくは1919ねん大正たいしょう8ねん)11月に東京とうきょうで「財団ざいだん法人ほうじんすけそうかい」が設立せつりつされている[13]。また19世紀せいき中頃なかごろには大陸たいりく地域ちいきから香港ほんこん上海しゃんはい外国がいこく移住いじゅうした華僑かきょう労働ろうどうしゃなどは、同郷どうきょう中国人ちゅうごくじん社会しゃかい互助ごじょ活動かつどうとしてすけそうおこなわれていた[14]

かく宗教しゅうきょう葬儀そうぎ[編集へんしゅう]

神道しんとう[編集へんしゅう]

神道しんとうでの葬儀そうぎ神葬しんそうさいばれる。神道しんとうではけがれたものとかんがえるため、聖域せいいきである神社じんじゃでは葬式そうしき通常つうじょうおこなわず、故人こじん自宅じたくそう斎場さいじょうおこなうことがおおい。現在げんざいかたち神葬しんそうさいは、仏式ぶっしき葬儀そうぎ一般いっぱんした江戸えど時代じだいでも神葬しんそうさいつたえてきた神社じんじゃでの祭式さいしきいでいる。 しきさいには、中央ちゅうおう祭壇さいだんわき遺影いえいき、祭壇さいだんおくかれたかん後方こうほうに、めいばれる故人こじん名前なまえかれたはたてられる場合ばあいおおい。そしてそのまわりに灯明とうみょうさかき供物くもつなどをあしらえたりする。

しき一般いっぱんてきおおまかなながれは、まず神職しんしょくしお大麻たいまとうによって遺族いぞく参列さんれつしゃおよび会場かいじょうはらきよめる修祓しゅうばつおこなう。そして神職しんしょくによりれい供物くもつである神饌しんせんきょうする。神職しんしょくまつり奏上そうじょうし、故人こじん生前せいぜん業績ぎょうせき遺徳いとくをしのびつつ、れいとなって遺族いぞくまもってくれるようねがう。参列さんれつしゃ玉串たまぐしをささげて、はい拍手はくしゅいちはいをおこない故人こじんをしのぶ。このとき拍手はくしゅは、おとてない「しのびしゅ」でおこなう。

また、神道しんとうでは、墓所はかしょを「おく都城みやこのじょう」「おく」(おくつき)とび、墓石はかいしにも「○○いえ奥津城おくつきおく都城みやこのじょう)」と表示ひょうじしているいえおおい。墓石はかいし頂点ちょうてん烏帽子えぼし見立みたてて、とがらせるとう外観がいかんじょうちがいもある。「れいなんじ」(れいじ。仏教ぶっきょう位牌いはいにあたる)をまつ場合ばあい仏壇ぶつだんわりに御霊みたましゃ(みたまや)をいている。

天理教てんりきょう金光かねみつきょうなどの教派きょうは神道しんとうにおいても、神葬しんそうさいもとにした独自どくじ葬儀そうぎおこなうことがおおい。

仏教ぶっきょう[編集へんしゅう]

大名だいみょう葬列そうれつ。『日本にっぽん礼儀れいぎ習慣しゅうかんのスケッチ』より、1867ねん出版しゅっぱん
仏式ぶっしき葬儀そうぎ祭壇さいだんれい

日本にっぽん葬儀そうぎだい部分ぶぶん仏式ぶっしき葬式そうしき仏教ぶっきょう)でおこなわれている。これは中世ちゅうせい日本にっぽんにおいて、鎌倉かまくら仏教ぶっきょう僧侶そうりょ葬儀そうぎ年季ねんき法要ほうようなどをつうじて、庶民しょみん救済きゅうさいはかろうとしたことに由来ゆらいする。

1635ねん寛永かんえい12ねんごろかくれキリシタン対策たいさくとして、日本人にっぽんじん全員ぜんいんちかくのてら帰属きぞくさせるてら制度せいどはじまり、1700ねん元禄げんろく13ねん)ごろには、位牌いはい仏壇ぶつだん戒名かいみょうといった制度せいど導入どうにゅうされ、葬式そうしき僧侶そうりょがつくようになった。それまでは「葬式そうしきぐみ」とばれる村落そんらく共同きょうどうたいのグループが葬式そうしき仕切しきり、かん装具そうぐをつくったりをしたりしていた。

浄土真宗じょうどしんしゅう日蓮宗にちれんしゅうのぞ日本にっぽん伝統でんとう仏教ぶっきょうにおいては、葬儀そうぎ死者ししゃたいする授戒じゅかい成仏じょうぶつしゅたる意味いみつ。つまり、死者ししゃ仏弟子ぶつでしとなるべく発心ほっしんしたものとみなし、戒をさづ成仏じょうぶつさせるための儀式ぎしきである。

浄土真宗じょうどしんしゅうでは教義きょうぎじょう戒のため授戒じゅかいはなく、仏徳ぶっとくたたえ嘆し、故人こじんしのびつつ報謝ほうしゃのまことをささげる儀式ぎしきとなる。迷信めいしん宗風しゅうふうから、にち方角ほうがく吉凶きっきょうえらぶ、まもがたなさか屏風びょうぶ左前ひだりまえ死装束しにしょうぞく北枕きたまくらろくぶんぜに副葬ふくそう棺桶かんおけくぎち、しお後述こうじゅつ)などの習俗しゅうぞくは、原則げんそくとしておこなわない。

日蓮宗にちれんしゅうでは教義きょうぎじょう法華経ほけきょう受持うけもちすること自体じたいがすでにたもつことであるとして、死後しごあらためて受戒じゅかいおこなわないが、地域ちいきによっては通夜つやさい受戒じゅかい作法さほうおこな場合ばあいもある。

葬儀そうぎながれは宗派しゅうは地方ちほうにより多少たしょうことなるが、おおまかなながれは、まず死後しごすぐに枕経まくらぎょうおこな遺体いたいきよめるをしたうえ納棺のうかん通夜つやおこなう。翌日よくじつ葬儀そうぎ告別こくべつしきおこな火葬かそうじつほねまたは土葬どそうし、自宅じたく中陰ちゅういんだんもうけられる。遺族いぞくは、死者ししゃ追善ついぜんを7にちごとに49日間にちかんにわたって中陰ちゅういん法要ほうようおこなうものとされ、この期間きかん中有ちゅううまたは中陰ちゅういんぶ。はつななにちはその最初さいしょ法要ほうようである。まん中陰ちゅういんななななにちよんじゅうきゅうにち法要ほうよう一般いっぱんだんはらい、またはだんきとばれるもので、死者ししゃ遺骨いこつ位牌いはい安置あんちしていた中陰ちゅういんだんはらうことからこのようにばれる。だんばらいをませるとふく期間きかん終了しゅうりょうし「忌明きあけ」として遺族いぞく日常にちじょう生活せいかつもどる。

現代げんだい日本にっぽんでは生活せいかつ様式ようしき変化へんかから、この7にちごとの法要ほうようすべおこなうことはすくなくなりつつあり、会葬かいそうしゃ頻繁ひんぱんつどえないことや会場かいじょう葬儀そうぎじょういとなまれることなどから「法要ほうよう」としょうし、本来ほんらい7にちおこな初七日しょなのか葬儀そうぎつづいておこなうことがおおい。はつななにち火葬かそうえて自宅じたくかえ途中とちゅう所属しょぞく寺院じいん菩提寺ぼだいじ)にっておこなわれるか、自宅じたくかえり「かえほねのおけい」をねておこなうことがおおい。有名人ゆうめいじんなどの葬儀そうぎ密葬みっそうおこなったうえ本葬ほんそうおこな場合ばあい本葬ほんそう終了しゅうりょうはつななにちおこな場合ばあいもあり、このときは死後しご7にち以上いじょう経過けいかしていてもはつ七日なのかとして法要ほうようおこなわれる。また中陰ちゅういん法要ほうようは、はつななにちななななにちまですべおこなえるよう参列さんれつしゃ都合つごう優先ゆうせんし、土曜日どようび日曜日にちようび法要ほうようをずらすことがある。

キリスト教きりすときょう[編集へんしゅう]

キリスト教きりすときょう葬儀そうぎおおきな特徴とくちょうは、タブーけがとらえず、葬儀そうぎもまた「天国てんごくへの凱旋がいせん」として、かなしむべきものやむべきものとしてみなさないてんである。教派きょうはにより祭儀さいぎ形態けいたいことなることから、葬儀そうぎ様式ようしき一見いっけんおおきくことなってえるが、キリストきょう教義きょうぎによる死生しせいかんもとづき、このてんについてはかく教派きょうはとも共通きょうつうしてつらぬかれる。

葬儀そうぎ前夜ぜんや式典しきてんは、呪術じゅじゅつてき必要ひつようから遺体いたい不寝番ふしんばんすることを意味いみする「通夜つや」をけ、「前夜ぜんやしき」「前夜ぜんやいのり」などとぶ。前夜ぜんやしき自宅じたくおこな場合ばあいもあるが、教会堂きょうかいどうおこなうこともおお[15]

キリスト教徒きりすときょうと比率ひりつひく日本にっぽんでは、参列さんれつしゃはもとより遺族いぞくすらキリスト教徒きりすときょうとめられることは期待きたいできないため、宗教しゅうきょうてき純潔じゅんけつ主義しゅぎ主張しゅちょうよりも地域ちいき習俗しゅうぞくおもんじるものらへの配慮はいりょ優先ゆうせんされる。前夜ぜんやしき設定せっていのほか、焼香しょうこうわる献花けんか、「香典こうでん」「仏前ぶつぜん」にわる弔慰ちょういきん名目めいもくはなりょう」などはそのために案出あんしゅつされ、のち信仰しんこうてき意義いぎけがなされたものである。同様どうよう理由りゆうろく友引ともびき」には葬儀そうぎひかえることもあるが、これはほとんどの火葬かそうじょう休業きゅうぎょうであるという事情じじょうもある。また、けがれれとみなさない教義きょうぎから「きよしお」は使つかわない。

カトリック教会きょうかい[編集へんしゅう]

日本にっぽんにおけるカトリック教会きょうかい葬儀そうぎは、さきにのべたように地域ちいき文化ぶんかへの適応てきおうというかんがかたから、現代げんだい日本にっぽんにおけるカトリック教会きょうかい葬儀そうぎでは、通夜つや相当そうとうする前夜ぜんやしき、および葬儀そうぎというながれに沿っておこなわれる。ろく曜「友引ともびき」に葬儀そうぎひかえることは本来ほんらいはないが、火葬かそうじょう休業きゅうぎょうになっているためにをずらすことはある。参列さんれつしゃのほとんどがカトリック信徒しんとでない場合ばあいなどは、参列さんれつしゃ配慮はいりょしてミサにえて「ことばの祭儀さいぎ」がおこなわれることもある[5]

前夜ぜんやしきでは聖書せいしょ朗読ろうどく聖歌せいか死者ししゃのためのいのり、かんへのけんじ参加さんかしゃによる献花けんかあるいは焼香しょうこう遺族いぞく代表だいひょうのあいさつなどがおこなわれる。通夜つや教会きょうかいおこなわれるとはかぎらず、自宅じたく葬儀そうぎじょうおこなわれることもある。葬儀そうぎ教会きょうかいでの「葬儀そうぎミサ」というかたちおこなわれるが、状況じょうきょうおうじて自宅じたくおこなわれる場合ばあいもある。ラテン典礼てんれいの「葬儀そうぎ式次第しきしだい」には、葬儀そうぎおこなわれる場所ばしょ自宅じたく教会きょうかい墓地ぼち)によって3種類しゅるい葬儀そうぎ方法ほうほうしめされている[15]

葬儀そうぎは、通常つうじょう4構成こうせいされている[16]一般いっぱんてき葬儀そうぎミサと通常つうじょうのミサとのちがいは、会場かいじょう葬儀そうぎにふさわしく装飾そうしょくされることと、聖書せいしょ朗読ろうどく箇所かしょ聖歌せいかいのり・説教せっきょう内容ないようなどが葬儀そうぎわせてえらばれるということである。ミサとあわせるかたちでつづけて告別こくべつしき葬送そうそうおこなわれる。告別こくべつしきでは一般いっぱんてき葬儀そうぎ同様どうように、故人こじん紹介しょうかい弔辞ちょうじ弔電ちょうでん紹介しょうかい献花けんか遺族いぞく代表だいひょうのあいさつなどがおこなわれる。通夜つやおよび葬儀そうぎときもちいる司祭しさい助祭じょさい)の祭服さいふくいろは、かく地方ちほう状況じょうきょう伝統でんとう適応てきおうしたものを使用しようできる[15]。かつてはくろもちいられていたがむらさき代用だいようされることがおおくなり、近年きんねんは(復活ふっかつ希望きぼうあらわす)しろもちいることもすすめられている。

また、死後しご特定とくていあつまって故人こじんとむら日本にっぽん習慣しゅうかんにあわせ、いち周忌しゅうき命日めいにちなどに故人こじんのための命日めいにちさい記念きねんつどい)がおこなわれることもある。カトリック教会きょうかいでは11月を「死者ししゃつき」、11月2にちを「死者ししゃ」とさだめており、死者ししゃのためのミサや追悼ついとういのりがささげられる[17]

プロテスタント[編集へんしゅう]

日本にっぽんにおけるプロテスタント葬儀そうぎでも、仏教ぶっきょう葬儀そうぎ様式ようしきれた参列さんれつしゃ便宜べんぎはかり、前夜ぜんや当日とうじつとの2にちにわたって典礼てんれいおこなうことがすくなくない。

告別こくべつしき式典しきてん礼拝れいはいそのものであるため、その式次第しきしだい基本きほんてき通常つうじょう日曜日にちようび礼拝れいはいおなじであり、故人こじん地上ちじょうおこな最後さいご礼拝れいはい意味付いみづける教派きょうはもある。したがって、基本きほんてき教会堂きょうかいどうおこなわれ、祈祷きとう聖書せいしょ朗読ろうどく説教せっきょう賛美さんび祝福しゅくふくなどにより構成こうせいされる。これに付随ふずいして、友人ゆうじんなどによる追悼ついとう遺族いぞく挨拶あいさつ献花けんかなどが追加ついかされることがおおい。故人こじん略歴りゃくれき紹介しょうかい記憶きおく披露ひろうなどは、牧師ぼくし説教せっきょうれられることも別個べっこ項目こうもくとなることもある。

正教会せいきょうかい[編集へんしゅう]

正教会せいきょうかいでは、世界せかいてきには土葬どそう基本きほんであるが、日本にっぽん正教会せいきょうかいでは日本にっぽん法令ほうれいとう事情じじょうにより火葬かそうおこなっている。

正教会せいきょうかいたてまつかみあや礼拝れいはい)はっておこなうことが基本きほんである。起立きりつする姿勢しせい伝統でんとうてきに「復活ふっかつ生命せいめいあずかってつ」ことを象徴しょうちょうするとされるからである。したがって司祭しさい輔祭えいたい聖歌せいかたい)は勿論もちろんまいりいのりしゃ埋葬まいそうしきあいだ継続けいぞくしてつづけることがもとめられる。ただし障害しょうがいしゃ高齢こうれいまいりいのりしゃなどはこのかぎりでない。

正教会せいきょうかいでも(埋葬まいそうしきやパニヒダに限定げんていされず)香炉こうろもちいられて大切たいせつ習慣しゅうかん位置付いちづけられるが、香炉こうろあつかうのは司祭しさいと輔祭であり、まいりいのりしゃ香炉こうろれることい。まいりいのりしゃ永眠えいみんしゃ対面たいめんするさいには、かんへの献花けんか習慣しゅうかんがある。

正教会せいきょうかいのパニヒダと埋葬まいそうしきでは、「永遠えいえん記憶きおく」とばれる祈祷きとうぶんとなえられる。輔祭(輔祭がない場合ばあい司祭しさい)が永眠えいみんしゃれい(たましい)の安息あんそくねが祈祷きとうぶん朗誦ろうしょうしたのち、「永遠えいえん記憶きおく永遠えいえん記憶きおく永遠えいえん記憶きおく」と3かいうたわれる聖歌せいかをもって終結しゅうけつするもので、ひとかすかみによる永遠えいえん記憶きおく永眠えいみんしゃあたえられるように祈願きがんする祈祷きとうぶんである[18]

宗教しゅうきょう[編集へんしゅう]

特定とくてい宗教しゅうきょう依存いぞんしない葬儀そうぎもある。故人こじん宗教しゅうきょうかん尊重そんちょうする場合ばあいや、会社かいしゃ/団体だんたいそうなどの場合ばあいおこなうことがあるほか、宗教しゅうきょうによってはことなる宗旨しゅうし葬儀そうぎへの参列さんれつ焼香しょうこうなどをきんじるものも存在そんざいするため、遺族いぞく参列さんれつしゃことなる宗教しゅうきょうてき背景はいけいがある場合ばあい、それに配慮はいりょして宗教しゅうきょう葬儀そうぎおこな場合ばあいもある。

宗教しゅうきょう葬儀そうぎ特定とくていまりはなく、式次第しきしだい主催しゅさいしゃ裁量さいりょうにゆだねられる。葬儀そうぎという名称めいしょうでなく「おわかれのかい」などとばれることもある。宗教しゅうきょうといっても、宗教しゅうきょうてき側面そくめん一切いっさい排除はいじょしなければならないわけではなく、むしろ特定とくてい宗教しゅうきょうかたよらないということが強調きょうちょうされることがおおい。一般いっぱんてきには、黙祷もくとうおく言葉ことば弔辞ちょうじ)、献花けんかもしくは焼香しょうこうといったかたち進行しんこうする。仏式ぶっしきにおける読経どきょう部分ぶぶんをなくし、通夜つや告別こくべつしきとう通常つうじょうどおりにおこなうだけの場合ばあいもある。

日本にっぽん葬祭そうさいぎょう[編集へんしゅう]

葬儀そうぎ近親きんしんしゃおこなうのが基本きほんである。しかし葬儀そうぎ短期間たんきかん大量たいりょう事務じむ処理しょりをこなさねばならず、また非常ひじょう頻度ひんどひく行事ぎょうじのため、一般人いっぱんじんのみでおこなうのには限界げんかいがある。そこで葬祭そうさいをサポートするサービスぎょうとして葬祭そうさいぎょうがある。事業じぎょう免許めんきょはなくだれでもはじめられるが、遺体いたい宗教しゅうきょう関連かんれん法規ほうきなど多岐たきにわたる知識ちしき要求ようきゅうされる。

葬祭そうさいぎょう従事じゅうじしゃ技能ぎのう審査しんさするため「葬祭そうさいディレクター技能ぎのう審査しんさ」が厚生こうせい労働省ろうどうしょう認可にんかした実施じっしされている。設営せつえい司会しかい進行しんこうには専門せんもん知識ちしき必要ひつようである。また、霊柩車れいきゅうしゃ特定とくてい貨物かもつ輸送ゆそうとなり、運送うんそうぎょう許認可きょにんか必要ひつようである。

従来じゅうらい景気けいき左右さゆうされにくい産業さんぎょうであったが、平成へいせい時代じだいには従来じゅうらいをタブーする風潮ふうちょうたいする反省はんせい見直みなおしが急速きゅうそくひろがり、葬儀そうぎかたち多様たようした。さらには長引ながび平成へいせい不況ふきょう少子しょうし高齢こうれい人間にんげん関係かんけい希薄きはくなど、社会しゃかい変化へんかともなって葬儀そうぎ小規模しょうきぼ急速きゅうそくすすんだ。

葬儀そうぎ消費しょうひしゃトラブル[編集へんしゅう]

葬儀そうぎ宗教しゅうきょう宗派しゅうはによってその所作しょさおおきくことなることもあり、おおくのひと葬儀そうぎ知識ちしき不足ふそくしている。そうした遺族いぞく無知むちり、法外ほうがい金額きんがく葬儀そうぎ費用ひよう請求せいきゅうする事例じれいえており[19]消費しょうひ生活せいかつセンターなどに相談そうだんせられている。葬儀そうぎ費用ひようには、葬儀そうぎ本体ほんたい価格かかくほかに、飲食いんしょく返礼へんれいひんなどの実費じっぴ費用ひよう別途べっと必要ひつようになるが、事前じぜん参列さんれつしゃすうからないため、葬儀そうぎ打合うちあわ見積みつもりには合計ごうけい金額きんがくかれていないこともおおい。この場合ばあい請求せいきゅう実費じっぴ費用ひようぶん加算かさんされてトラブルになりやすい。

互助ごじょかい加入かにゅう場合ばあい解約かいやくなどトラブルがある。これは互助ごじょかい加入かにゅうセールスマン会員かいいん獲得かくとくのため過剰かじょうなセールストークを展開てんかいし、積立つみたてきんぶん割引わりびきにしかならないこと、積立つみたてきんには金利きんりとう一切いっさいがつかないこと、解約かいやく手数料てすうりょう徴収ちょうしゅうされることなどの説明せつめい不足ふそくもトラブルの一因いちいんとなっている。また解約かいやく自体じたいがスムーズにおこなわれない事例じれいや、事前じぜん説明せつめいのない追加ついか料金りょうきん請求せいきゅうする事例じれいもある[20]。2011ねん12月には、冠婚葬祭かんこんそうさい業者ぎょうしゃ互助ごじょ契約けいやく解約かいやくしたさいに、高額こうがく手数料てすうりょう請求せいきゅうすることが消費しょうひしゃ契約けいやくほう違反いはんするとのはつ判断はんだんが、京都きょうと地方裁判所ちほうさいばんしょしめされている[21]

そのほか、政治せいじみずからの選挙せんきょうちでの葬儀そうぎ香典こうでん支出ししゅつし、公職こうしょく選挙せんきょほう違反いはんたるとして議論ぎろんになることがある[22]

葬儀そうぎ業者ぎょうしゃ僧侶そうりょ[編集へんしゅう]

葬儀そうぎ業者ぎょうしゃ寺院じいん僧侶そうりょ)を紹介しょうかいすることがすくなくないが、その場合ばあい僧侶そうりょった布施ふせ一部いちぶ葬儀そうぎ業者ぎょうしゃリベートとしてわたるという不透明ふとうめいしょう慣行かんこうひろがりつつある[23]。リベートは僧侶そうりょぞくしない宗教しゅうきょう法人ほうじん口座こうざまれることもあり、税金ぜいきんのが可能かのうせい指摘してきされている[24]

また、通夜つやふくめた葬儀そうぎ関連かんれん行事ぎょうじに、そう資格しかくたない見習みならいをかせていたてら存在そんざいしている[25]

布施ふせ葬儀そうぎ価格かかく目安めやす[編集へんしゅう]

イオンが、イオンカード保有ほゆうしゃけの葬儀そうぎしゃ紹介しょうかいサービスにて「お布施ふせ価格かかく目安めやす」をしたところ、全日本ぜんにほん仏教ぶっきょうかいなどの一部いちぶ仏教ぶっきょうさかいが「お布施ふせ定価ていかはない。企業きぎょうによる宗教しゅうきょう行為こういへの介入かいにゅうだ」と反発はんぱつしたものの、全国ぜんこく8宗派しゅうはやく600寺院じいん協力きょうりょくられることとなった。2010ねん平成へいせい22ねん)7がつ2にちづけ産経新聞さんけいしんぶん』は「目安めやすとはいっても、だい企業きぎょう発表はっぴょうすればそれが『定価ていか』として一人ひとりあるきしてしまうおそれがある」(日本にっぽんテンプルヴァン(JT-VAN)・井上いのうえ文夫ふみお社長しゃちょう)と懸念けねんするコメントと「消費しょうひしゃ立場たちばからすれば、布施ふせ価格かかく明示めいじはありがたいのではないか」(第一生命だいいちせいめい経済けいざい研究所けんきゅうじょ小谷おたにみどり主任しゅにん研究けんきゅういん)の肯定こうていてきなコメントの双方そうほう掲載けいさいしている。[26][27][28]

イオンの提示ていじした目安めやすひょう
  • 読経どきょう一式いっしき場合ばあい通夜つや葬儀そうぎ火葬かそうじょうはつななにちこみ
    • 普通ふつう戒名かいみょう信士しんじ信女しんにょ)または普通ふつうほうごう  25まんえん
    • 居士こじ大姉だいし戒名かいみょう            40まんえん
    • 院号いんごう居士こじ大姉だいし戒名かいみょうまたは院号いんごう法名ほうみょう   55まんえん
  • じきそう火葬かそうじょうぜん読経どきょうのみ)の場合ばあい(火葬かそう料金りょうきんみ)
    • 普通ふつう戒名かいみょう信士しんじ信女しんにょ)または普通ふつうほうごう  10まんえん

となっており、普通ふつう戒名かいみょう場合ばあい実質じっしつ無料むりょうであるとしている[29]

その[編集へんしゅう]

生活せいかつ困窮こんきゅうしゃ死亡しぼうしたさい火葬かそうだいなどとして厚生こうせい労働省ろうどうしょう支給しきゅうする葬祭そうさい扶助ふじょ総額そうがくが、2021ねんには全国ぜんこくやく104おくえんおよぶことがあきらかになっている。困窮こんきゅうする独居どっきょ高齢こうれいしゃ増加ぞうかのほか、故人こじんりを拒否きょひする親族しんぞく増加ぞうか背景はいけいにあるとされ、社会しゃかいにおける公的こうてき支援しえんのありかたわれている[30]

関連かんれん作品さくひん[編集へんしゅう]

映画えいが
テレビドラマ
漫画まんが

テロの標的ひょうてき[編集へんしゅう]

葬儀そうぎは、宗派しゅうはコミュニティ単位たんいおこなわれる場合ばあいおおいため、しばしば対立たいりつしゃ仕掛しかけるテロ標的ひょうてきとなることがある。

テロの事例じれい

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 山田やまだ康弘やすひろ『つくられた縄文じょうもん時代じだい新潮社しんちょうしゃ 2015ねんISBN 978-4-10-603778-8 pp.177-178
  2. ^ 小池こいけ寿子ひさこつめる美術びじゅつ』ポーラ文化ぶんか研究所けんきゅうじょ 1999ねんISBN 4938547473 pp.44-50
  3. ^ 日本にっぽんカトリック司教しきょう協議きょうぎかい常任じょうにん司教しきょう委員いいんかい、『カトリック教会きょうかいのカテキズム要約ようやく』カトリック中央ちゅうおう協議きょうぎかい、2014ねん2がつ10日とおか。184ぺーじ(354)。
  4. ^ だい124かい キリスト教きりすときょう葬儀そうぎ カテキズムをもう Laudate 女子じょしパウロかい
  5. ^ a b c 臨終りんじゅうから葬儀そうぎまで カトリック信者しんじゃ手引てび. 藤沢ふじさわカトリック教会きょうかい 葬儀そうぎかんがえるかい
  6. ^ Vasily Vereshchagin. Defeated. Servise for the dead.
  7. ^ a b かたち-しょたてまつかみあや日本にっぽん正教会せいきょうかい The Orthodox Church in Japan - 日本にっぽん正教会せいきょうかい公式こうしきサイト
  8. ^ a b だれでもっておきたい正教会せいきょうかいしょ習慣しゅうかん常識じょうしき - ちょう司祭しさい牛丸うしまる康夫やすおによる訳文やくぶん
  9. ^ 永眠えいみんしゃ記憶きおくについて - ちょう司祭しさい長屋ながや房夫ふさおによる訳文やくぶん[リンク]
  10. ^ 冷凍れいとうそうについて”. 葬儀そうぎ. 2015ねん8がつ12にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2013ねん11がつ10日とおか閲覧えつらん
  11. ^ 佐原さはらしん、『しょく考古学こうこがく』pp143-156、1996ねん東京とうきょう東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱんかいISBN 4-13-002074-9
  12. ^ じきそう 知恵ちえぞうmini コトバンク
  13. ^ 東京とうきょう福祉ふくしかい事業じぎょう特色とくしょく”. 東京とうきょう福祉ふくしかい. 2009ねん4がつ5にち閲覧えつらん[リンク]
  14. ^ 帆刈ほかり浩之ひろゆき. “広東かんとん幇華じん慈善じぜんネットワークにかんする史的してき研究けんきゅう”. 東京大学とうきょうだいがく文学部ぶんがくぶ大学院だいがくいん人文じんぶん社会しゃかいけい研究けんきゅう. 2009ねん4がつ4にち閲覧えつらん[リンク]
  15. ^ a b c だい125かい 葬儀そうぎ カテキズムをもう Laudate、女子じょしパウロかい
  16. ^ 日本にっぽんカトリック司教しきょう協議きょうぎかい常任じょうにん司教しきょう委員いいんかい、『カトリック教会きょうかいのカテキズム要約ようやく』カトリック中央ちゅうおう協議きょうぎかい、2014ねん2がつ10日とおか。185ぺーじ(356)。
  17. ^ カトリック教会きょうかい命日めいにちさい パウロしゃ
  18. ^ OCA - The Orthodox Faith アメリカ正教会せいきょうかい公式こうしきページ
  19. ^ 平均へいきん231まんえん日本にっぽん葬儀そうぎだい  詐欺さぎ同然どうぜんちょう高額こうがくのカラクリ
  20. ^ 増加ぞうかする葬儀そうぎサービスのトラブル 国民こくみん生活せいかつセンター
  21. ^ 冠婚葬祭かんこんそうさいて、解約かいやく手数料てすうりょう違法いほう判決はんけつ 業者ぎょうしゃ返金へんきん義務ぎむ おく葬儀そうぎこころ 2019ねん12月12にち
  22. ^ 高木たかぎ復興ふっこうしょうがわ香典こうでんまくら花代はなだい公選法こうせんほう抵触ていしょく おく葬儀そうぎこころ 2019ねん12月12にち
  23. ^ 2011ねん2がつ11にち朝日新聞あさひしんぶん朝刊ちょうかん39めん
  24. ^ 2011ねん2がつ10日とおか朝日新聞あさひしんぶん朝刊ちょうかん39めん
  25. ^ 僧侶そうりょ見習みならい通夜つや遺族いぞく憤慨ふんがい 名古屋なごやてら修行しゅぎょう一環いっかん 朝日新聞あさひしんぶん 2013ねん2がつ5にち
  26. ^ 宗教しゅうきょう介入かいにゅうだ」仏教ぶっきょうかいこまった イオンの葬儀そうぎサービスが「お布施ふせ」に目安めやす (1/2ページ) - MSN産経さんけいニュース - 産経新聞さんけいしんぶん 2010ねん7がつ2にち
  27. ^ 葬儀そうぎ料金りょうきん透明とうめいうごき イオンがひつぎだいなど明文化めいぶんか (1/2ページ) - MSN産経さんけいニュース - 産経新聞さんけいしんぶん 2010ねん1がつ24にち
  28. ^ 産経新聞さんけいしんぶんにコメントが掲載けいさいされました。 JT-VAN新着しんちゃく情報じょうほう-2010ねん-”. 日本にっぽんテンプルヴァン. 2010ねん7がつ5にち閲覧えつらん
  29. ^ 布施ふせ価格かかく目安めやす イオンリテール
  30. ^ 葬式そうしき親族しんぞく施行しこうこばむケース増加ぞうか困窮こんきゅうしゃ扶助ふじょはつの100おくえん突破とっぱ 読売新聞よみうりしんぶん 2023ねん9がつ6にち
  31. ^ イラク北部ほくぶ葬儀そうぎちゅう自爆じばく攻撃こうげき、51にん死亡しぼう”. AFP (2008ねん4がつ18にち). 2018ねん3がつ25にち閲覧えつらん
  32. ^ イラク北部ほくぶ少数しょうすう宗教しゅうきょう集団しゅうだん葬儀そうぎねらった自爆じばく攻撃こうげき、26にん死亡しぼう”. AFP (2013ねん9がつ15にち). 2018ねん3がつ25にち閲覧えつらん
  33. ^ アフガン東部とうぶ葬儀そうぎじょう自爆じばくテロ 15にん死亡しぼう、ISが犯行はんこう声明せいめい”. 産経新聞さんけいしんぶんしゃ (2018ねん1がつ1にち). 2018ねん3がつ25にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]