社会しゃかい民主党みんしゅとう (日本にっぽん 1996-)

社会しゃかい民主党みんしゅとう（しゃかいみんしゅとう、英えい: Social Democratic Party、略称りゃくしょう: SDP、SDPJ）は、日本にっぽんの政党せいとう。55年ねん体制たいせい下したで野党やとう第だい一いち党とうであった日本にっぽん社会党しゃかいとうが1996年ねん1月がつに改称かいしょうした社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎ政党せいとうである。

日本にっぽんの政党せいとう

社会しゃかい民主党みんしゅとう Social Democratic Party
社会しゃかい民主党みんしゅとう本部ほんぶが入居にゅうきょするマルキ榎本えのもとビル
党首とうしゅ	福島ふくしま瑞穂みずほ
副ふく党首とうしゅ	大だい椿つばき裕子ゆうこ 新垣あらかき邦男くにお
幹事かんじ長ちょう	服部はっとり良一りょういち
成立せいりつ年月日ねんがっぴ	1996年ねん1月がつ19日にち
前身ぜんしん政党せいとう	日本にっぽん社会党しゃかいとう
本部ほんぶ所在地しょざいち	〒104-0043 東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く湊みなと3-18-17 マルキ榎本えのもとビル 5階かい
衆議院しゅうぎいん議席ぎせき数すう	1 / 465   (0%) （2021年ねん11月1日にち現在げんざい）
参議院さんぎいん議席ぎせき数すう	2 / 248   (1%) （2023年ねん4月がつ7日にち現在げんざい）
都道府県とどうふけん議ぎ数すう	8 / 2,644   (0%) （2023年ねん12月31日にち現在げんざい）
市区しく町まち村議そんぎ数すう	86 / 29,135   (0%) （2023年ねん12月31日にち現在げんざい）
党員とういん・党とう友とも数すう	13,016人にん （2021年ねん3月がつ30日にち現在げんざい）
政治せいじ的てき思想しそう・立場たちば	中道ちゅうどう左派さは - 左派さは 社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎ 民主みんしゅ社会しゃかい主義しゅぎ 反はん新しん自由じゆう主義しゅぎ 反はん新しん保守ほしゅ主義しゅぎ 環境かんきょう主義しゅぎ 多た文化ぶんか主義しゅぎ（共生きょうせい主義しゅぎ） 連帯れんたい経済けいざい 護憲ごけん 平和へいわ主義しゅぎ
機関きかん紙し	『社会新報しゃかいしんぽう』 『月刊げっかん社会しゃかい民主みんしゅ』
政党せいとう交付こうふ金きん	2億おく6000万まん 円えん （2023年ねん1月がつ17日にち決定けってい）
公式こうしきカラー	スカイブルー
国際こくさい組織そしき	社会しゃかい主義しゅぎインターナショナル
法人ほうじん番号ばんごう	3010005002277
公式こうしきサイト	sdp.or.jp

日本語にほんご略称りゃくしょうは「社民党しゃみんとう（しゃみんとう）」、「社民しゃみん（しゃみん）」。1字じ表記ひょうきの際さいは、「社しゃ」と表記ひょうきされる。

国際こくさい組織そしきの社会しゃかい主義しゅぎインターナショナル(SI)に加盟かめいしている。SIの第だい23回かい大会たいかい(2008年ねん)で党首とうしゅの福島ふくしまが副ふく議長ぎちょうに選出せんしゅつされて以来いらい、第だい24回かい大会たいかい、第だい25回かい大会たいかいと連続れんぞくして選出せんしゅつされていたが、第だい26回かい大会たいかい(2022年ねん)では選出せんしゅつされていない。

概説がいせつ

日本にっぽん社会党しゃかいとうから改名かいめいした社会しゃかい民主党みんしゅとうは、綱領こうりょう的てき文書ぶんしょの「社会しゃかい民主党みんしゅとう宣言せんげん」において、「社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎを掲かかげる政党せいとう」としており、「日本にっぽんにおける社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎの理念りねん」は「平和へいわ・自由じゆう・平等びょうどう・共生きょうせい」としている。また「競争きょうそう最さい優先ゆうせんの市場いちば万能ばんのう主義しゅぎに立たつ新しん自由じゆう主義しゅぎ」「強大きょうだいな政治せいじ、経済けいざい、軍事ぐんじ力りょくを背景はいけいに特定とくていの価値かち観かんを押おしつけようとする新しん保守ほしゅ主義しゅぎに最もっとも厳きびしく対峙たいじするのが社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎである」と主張しゅちょうしている。

1996年ねん1月がつに日本にっぽん社会党しゃかいとうが改称かいしょうして発足ほっそくした。初代しょだい党首とうしゅは村山むらやま富市とみいち。継続けいぞくして自社じしゃさ連立れんりつ政権せいけんに参加さんか。新党しんとうさきがけとの合流ごうりゅうを模索もさくし、同年どうねん9月がつに社民しゃみん党内とうない合流ごうりゅう推進すいしん派はは離党りとうし、民主党みんしゅとうを結成けっせいした。民主党みんしゅとう執行しっこう部ぶによって、負まけのイメージが強つよい者ものとされた村山むらやま富市とみいち、土井どいたか子こは入党にゅうとうを拒否きょひされた（排除はいじょの論理ろんり）。新人しんじん当選とうせん者しゃだけでなく、第だい一いち野党やとう時代じだいの日本にっぽん社会党しゃかいとうから所属しょぞくしていた横路よこみち孝弘たかひろや赤松あかまつ広隆ひろたか・輿石東こしいしあずま・鉢はち呂りょ吉雄よしおなど党内とうない左派さは、佐藤さとう観樹みき幹事かんじ長ちょうら党内とうない右派うは系けいなどの党とう所属しょぞく国会こっかい議員ぎいんの半数はんすう以上いじょうである35名めいが社民党しゃみんとうから移籍いせきをした。結党けっとうされた民主党みんしゅとうは当時とうじの両院りょういん現職げんしょく国会こっかい議員ぎいん57名めいで構成こうせいされ、日本にっぽん労働ろうどう組合くみあい総そう連合れんごう会かいや旧きゅう社会党しゃかいとう時代じだいの支持しじ母体ぼたいのほとんどを獲得かくとくした。結党けっとう時じの民主党みんしゅとうは57名めい中ちゅう旧きゅう社会党しゃかいとう出身しゅっしん者しゃが35名めいと党内とうない過半数かはんすうを占しめていた。社民党しゃみんとう自体じたいは合流ごうりゅう拒否きょひされた者ものを含ふくむ不参加ふさんか者しゃらにより存続そんぞくし、同年どうねん9月がつ28日にちから土井どいたか子こが2代目だいめ党首とうしゅとなった。1998年ねん5月がつに社民党しゃみんとうは自社じしゃさ連立れんりつ政権せいけんを離脱りだつした。。

1980年代ねんだいに入はいると日本人にっぽんじんの失踪しっそう者しゃが北朝鮮きたちょうせんに拉致らちされていたとの証言しょうげんが相次あいついでいたが、前身ぜんしんである社会党しゃかいとう時代じだいから北朝鮮きたちょうせんによる日本人にっぽんじん拉致らち被害ひがいを長年ながねんにわたって否定ひていし続つづけていた。1987年ねんの大韓航空だいかんこうくう機き爆破ばくはテロについても「韓国かんこくの自作じさく自演じえん」と主張しゅちょうをしていた。所属しょぞく議員ぎいんらも北朝鮮きたちょうせんの金きむ日成いるそん・金きむ正日じょんいる親子おやこを「素晴すばらしいリーダー」などと賞しょう讃さんしてきた。2002年ねんに行おこなわれた日にち朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんで北朝鮮きたちょうせん国防こくぼう委員いいん長ちょうの金きむ正日じょんいるは訪朝ほうちょうした小泉こいずみ純一郎じゅんいちろう内閣ないかく総理そうり大臣だいじんに拉致らちの事実じじつを認みとめたが、当時とうじの社会党しゃかいとう幹部かんぶは直後ちょくごの「朝あさまで生なまテレビ」を全員ぜんいん出演しゅつえん辞退じたいした。2003年ねんの衆議院しゅうぎいん総そう選挙せんきょでは当時とうじの党首とうしゅ土井どいたか子こが「憲法けんぽうを生いかせるか、死しなせるかを賭かけた戦たたかい」との言葉ことばを繰くり返かえしたが、北朝鮮きたちょうせんへの社民党しゃみんとう対応たいおうへの世論せろんの批判ひはんと辻つじ元もと清美きよみ議員ぎいんの秘書ひしょ給与きゅうよ搾取さくしゅによる逮捕たいほ事件じけんを受うけて、選挙せんきょ前ぜん勢力せいりょくの18議席ぎせきから6議席ぎせきに激減げきげんの惨敗ざんぱいを喫きっする。土井どい自身じしんも比例ひれい復活ふっかつ当選とうせんしたものの、小しょう選挙せんきょ区くでの議席ぎせきを失うしない、同年どうねん11月がつ13日にちに党首とうしゅを辞任じにんした。同年どうねん11月がつ15日にち、福島ふくしま瑞穂みずほが党首とうしゅに就任しゅうにん。これらの不祥事ふしょうじに加くわえて、2005年ねんに衆院しゅういん選せんで大敗たいはいした結果けっか、当時とうじの職員しょくいんの3割わりほどを配置はいち転換てんかんではなく、党とうの持論じろんに反はんした整理せいり解雇かいこをしたことも致命ちめい的てきになった。民間みんかん企業きぎょうのリストラや雇やとい止とめを批判ひはんしながらも、このような党とう職員しょくいんへの姿勢しせいは、支持しじ基盤きばんである労働ろうどう組合くみあい関係かんけい者しゃからも強つよい批判ひはんを受うけることとなった。

2009年ねんに民社みんしゃ国こく連立れんりつ政権せいけんに参加さんかしたが、普天間ふてんま基地きち移設いせつ問題もんだいをめぐり福島ふくしま大臣だいじんが罷免ひめんされたことを受うけ、2010年ねんに離脱りだつ。連立れんりつ離脱りだつ当時とうじの社民しゃみんの所属しょぞく議員ぎいんは12人にんで社会党しゃかいとう時代じだいの党勢とうせいは失うしなったものの、連立れんりつ相手あいてになれるレベルではあった。しかし、その後ごも議席ぎせきを減へらしていった。(2023年ねん8月がつ時点じてんの同どう党とう国会こっかい議員ぎいんは衆院しゅういん1人にん、参院さんいん2人にん)

2013年ねんの参議院さんぎいん議員ぎいん選挙せんきょでは比例ひれいで1議席ぎせきを獲得かくとくするに留とまり、選挙せんきょ結果けっかを受うけて党首とうしゅの福島ふくしまは引責いんせき辞任じにんした。後任こうにんを巡めぐる党首とうしゅ選挙せんきょでは吉田よしだ忠ただし智さとし政審せいしん会長かいちょう（参議院さんぎいん比例ひれい区く）と石川いしかわ大我だいが豊島としま区く議会ぎかい議員ぎいんが立候補りっこうほし、吉田よしだが選出せんしゅつされた。

2018年ねん、3期きの任期にんき満了まんりょうで吉田よしだは党首とうしゅを退任たいにんし、後任こうにんには又また市し征せい治ち幹事かんじ長ちょうが無む投票とうひょうで選出せんしゅつされた。

2020年ねん、1期きの任期にんき満了まんりょうで又また市しは党首とうしゅを退任たいにんし、後任こうにんには福島ふくしま副ふく党首とうしゅが無む投票とうひょうで選出せんしゅつされた。

2020年ねんには民主党みんしゅとうの系譜けいふ上じょうにある立憲りっけん民主党みんしゅとうへの合流ごうりゅうを模索もさくしていることが明あきらかになったものの、国会こっかい議員ぎいん4人にん中ちゅう1人にん、地方ちほう組織そしきなどから慎重しんちょう意見いけんがあった。そのため、同年どうねん10月がつ22日にちの常任じょうにん理事りじ会かいで国会こっかい議員ぎいんや地方ちほう組織そしきの離党りとうを「容認ようにん」するかを議論ぎろんした。本来ほんらいなら他た党とうへの移動いどうは処分しょぶん対象たいしょう行為こういであるが、立憲りっけん民主党みんしゅとうへ合流ごうりゅうすること、党とう残留ざんりゅう者しゃと立憲りっけん合流ごうりゅうの離党りとう者しゃの双方そうほうが「理解りかいし合あう」ことを同年どうねん11月がつ14日にちの臨時りんじ党とう大会たいかいで諮はかることが僅差きんさで可決かけつされた。離党りとうしても処分しょぶんしないことは合流ごうりゅう反対はんたい派はから批判ひはんが出でたが、円満えんまん解決かいけつの方針ほうしんが決きまった。2020年ねんの立憲りっけん民主党みんしゅとうとの合流ごうりゅうで党とうが分裂ぶんれつして以降いこう、党員とういんは約やく4割わり減げん、地方ちほう議員ぎいんは半数はんすう以上いじょうが離党りとうした。時事通信じじつうしんによると「地盤じばん沈下ちんか」に歯止はどめがかからない状況じょうきょうとなっている。

事実じじつ上じょうの分裂ぶんれつ後ご、初はつの大型おおがた国政こくせい選挙せんきょとなる第だい49回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょでは得票とくひょう率りつが1.77％にとどまったほか、これまで必かならず当選とうせん者しゃが出でていた比例ひれい代表だいひょうで議席ぎせきを獲得かくとくできず、最終さいしゅう的てきな当選とうせん者しゃ数すうは小しょう選挙せんきょ区くの1名めいのみであった。

2022年ねんの第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょでは改選かいせん対象たいしょうだった党首とうしゅの福島ふくしま1名めいのみが当選とうせんし、得票とくひょう率りつは2.37％に達たっし政党せいとう要件ようけんを確保かくほした。

2023年ねん7月がつには韓国かんこく国会こっかい本館ほんかん前まえでのデモ活動かつどうにて、「日本にっぽんの国会こっかい議員ぎいんも汚染おせん水すい放流ほうりゅうに反対はんたいしている」ということに用もちいられるために大だい椿つばき裕子ゆうこ社民党しゃみんとう副ふく党首とうしゅが訪韓ほうかんしている。招聘しょうへいしてきた韓国かんこく左派さは政党せいとう共ともに民主党みんしゅとう議員ぎいんらと大だい椿つばき副ふく党首とうしゅは「福島ふくしま汚染おせん水すい放流ほうりゅう反対はんたい」を共ともに叫さけんだ。朝鮮日報ちょうせんにっぽうは、韓国かんこく一般いっぱん国民こくみんは社民党しゃみんとうを「日本にっぽんの有力ゆうりょく政党せいとう」と誤あやま認識にんしきしているものの、「（日本にっぽん国会こっかいで）0.4％の議席ぎせきしか持もたない没落ぼつらくした政党せいとう」から学まなべることは連帯れんたいではなく、「時代じだいに逆行ぎゃっこうした政党せいとうの末路まつろ」と指摘してきしている。議員ぎいん数すうのために衆院しゅういんでは単一たんいつ会派かいはは出来できない状態じょうたいにあり、衆参しゅうさんで立憲りっけん民主党みんしゅとうと会派かいはを組くんでいる。朝日新聞あさひしんぶんによると2023年ねん10月がつには安保あんぽ政策せいさくの違ちがいを受うけ、立憲りっけん民主党みんしゅとうからの「独立どくりつ」のため、議席ぎせき増加ぞうかを目指めざしている。

歴史れきし

1990年代ねんだいの政党せいとうの離合りごう集散しゅうさん

村山むらやま富市とみいち党首とうしゅ時代じだい (1996)

党名とうめい変更へんこう

1996年ねん1月がつの日本にっぽん社会党しゃかいとう第だい64回かい大会たいかいでの名称めいしょう変更へんこう決定けっていを受うけ、3月に第だい1回かい大会たいかいを開ひらき結成けっせいされた。初代しょだい党首とうしゅは日本にっぽん社会党しゃかいとうの村山むらやま富市とみいち委員いいん長ちょうが引ひき続つづき務つとめ、幹事かんじ長ちょうには佐藤さとう観樹みきが就任しゅうにんした。村山むらやま内閣ないかく総そう辞職じしょくにより成立せいりつした第だい1次じ橋本はしもと内閣ないかくに引ひき続つづき与党よとうとして参加さんかし、自社じしゃさ連立れんりつ政権せいけんの枠組わくぐみを維持いじした。一方いっぽう、党名とうめい変更へんこうと自社じしゃさ連立れんりつ政権せいけんに批判ひはん的てきな左派さは勢力せいりょくは、1月がつに離党りとうし新しん社会党しゃかいとうを結党けっとうした。

民主党みんしゅとうへの入党にゅうとうを拒否きょひされなかった第だい一いち野党やとう時代じだいの日本にっぽん社会党しゃかいとうから所属しょぞくしていた横路よこみち孝弘たかひろや赤松あかまつ広隆ひろたか・輿石東こしいしあずま・鉢はち呂りょ吉雄よしおなど党内とうない左派さは、佐藤さとう観樹みき幹事かんじ長ちょうら党内とうない右派うは系けいおよびの議員ぎいん多数たすうは個別こべつの形かたちで民主党みんしゅとうへ参加さんかした。新人しんじん当選とうせん者しゃを含ふくめた党とう所属しょぞく国会こっかい議員ぎいんの半数はんすう以上いじょうである35名めいが社民党しゃみんとうから移籍いせきをした。さきがけからは、民主党みんしゅとう結党けっとう時点じてんの27名めい内ない15名めいが旧きゅう・民主党みんしゅとうに参加さんかした。民主党みんしゅとうは当時とうじの両院りょういん現職げんしょく国会こっかい議員ぎいん57名めいで構成こうせいされ、日本にっぽん労働ろうどう組合くみあい総そう連合れんごう会かいや旧きゅう社会党しゃかいとう時代じだいの支持しじ母体ぼたいのほとんどを獲得かくとくした。結党けっとう時じの民主党みんしゅとうは57名めい中ちゅう旧きゅう社会党しゃかいとう出身しゅっしん者しゃが35名めいと党内とうない過半数かはんすうを占しめていた。このように、社民党しゃみんとうは総そう選挙せんきょを所属しょぞく議員ぎいんの過半数かはんすう、支持しじ母体ぼたいなど支持しじ層そうの大半たいはんを失うしなう中なかで、入党にゅうとう拒否きょひされた者もの、意図いと的てきに党とうに残のこった者ものだけで戦たたかうことになった。

土井どいたか子こ党首とうしゅ時代じだい (1996-2003)

党勢とうせい縮小しゅくしょうと自社じしゃさ連立れんりつ政権せいけん離脱りだつ

総そう選挙せんきょに向むけた立たて直なおしの一環いっかんとして、1996年ねん9月28日にち、社会党しゃかいとう時代じだいに委員いいん長ちょうを務つとめた土井どいたか子こが党首とうしゅに復帰ふっきする。社会党しゃかいとう時代じだいの支持しじ基盤きばんであった労働ろうどう組合くみあいの大半たいはんが民主党みんしゅとう支持しじに転てんじたため、土井どい党首とうしゅは辻つじ元もと清美きよみら市民しみん運動うんどう出身しゅっしん者しゃを積極せっきょく的てきに立候補者りっこうほしゃに起用きようしたが、第だい41回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（10月がつ20日はつか投開票とうかいひょう）では15議席ぎせきしか獲得かくとくできなかった。この選挙せんきょで初はつ当選とうせんした議員ぎいんは「土井どいチルドレン」と呼よばれた。総そう選挙せんきょ後ごは、閣外かくがい協力きょうりょくとして引ひき続つづき連立れんりつ政権せいけん（第だい2次じ橋本はしもと内閣ないかく）に参加さんかしたが、1998年ねん5月に連立れんりつ政権せいけんから離脱りだつした。

政権せいけん離脱りだつ後ごの1999年ねん東京とうきょう都知事とちじ選挙せんきょでは旧きゅう社会党しゃかいとう時代じだいから唯一ゆいいつの都知事とちじ選せんにおける自主じしゅ投票とうひょうとなった。第だい42回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（2000年ねん6月がつ25日にち実施じっし）では4議席ぎせき増ぞうの19議席ぎせきを確保かくほしたが、第だい19回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょ（2001年ねん7月がつ19日にち実施じっし）では小泉こいずみ旋風せんぷうの煽あおりをうけて得票とくひょう・議席ぎせきとも大幅おおはばに減へらした。その結果けっか、同年どうねんの第だい7回かい党とう大会たいかいで自社じしゃさ連立れんりつ政権せいけん以来いらいの旧きゅう幹部かんぶが退しりぞき、幹事かんじ長ちょうに福島ふくしま瑞穂みずほ、政審せいしん会長かいちょうに辻つじ元もと清美きよみなど市民しみん派はが重要じゅうようポストに就ついた。これ以後いご、自由民主党じゆうみんしゅとうに対たいする対決たいけつ姿勢しせいが強つよまった。2000年ねん（平成へいせい12年ねん）から2003年ねん（平成へいせい15年ねん）にかけて女性じょせい議員ぎいんの比率ひりつが増加ぞうかして社民党しゃみんとうの衆議院しゅうぎいん議員ぎいんが男性だんせい9人にんで女性じょせい10人にんになり衆参しゅうさんの国会こっかい議員ぎいんの男女だんじょ比ひがほぼ同数どうすうになった。

2001年ねん10月がつ、日本にっぽん近海きんかいで続つづく北朝鮮きたちょうせん不審ふしん船せん対策たいさくとして、停船ていせん命令めいれいに従したがわない不審ふしん船せんへの船体せんたい射撃しゃげきを認みとめる海上保安庁かいじょうほあんちょう法ほう改正かいせい案あんに対たいし、「警察けいさつ比例ひれいの原則げんそくを逸脱いつだつし、警備けいび体制たいせいの充実じゅうじつを踏ふみ越こえた内容ないようである」などの観点かんてんから反対はんたいした。

2002年ねん4月がつに国連こくれんの「テロ資金しきん供与きょうよ防止ぼうし条約じょうやく」を批准ひじゅんするための関連かんれん新法しんぽうが国会こっかいで可決かけつ、成立せいりつした。テロ資金しきんの授受じゅじゅで仮名かめい口座こうざなどが受うけ皿ざらになることが多おおいため、金融きんゆう機関きかんに対たいし口座こうざ開設かいせつや200万まん円えん以上いじょうの現金げんきん取引とりひきを行おこなう際さい、顧客こきゃくの身元みもと確認かくにん（本人ほんにん確認かくにん）を義務付ぎむづける法案ほうあんであるが、「罪刑法定ざいけいほうてい主義しゅぎ、構成こうせい要件ようけんの明確めいかく性せいを求もとめる刑事けいじ司法しほうの原則げんそくに違背いはいし、この法律ほうりつが施行しこうされれば思想しそう・良心りょうしんの自由じゆう、信教しんきょうの自由じゆう等ひとしを侵害しんがいする虞おそれがあり、戦争せんそうその他た国家こっかによる武力ぶりょくの行使こうしによる犠牲ぎせい者しゃに対たいする人道的じんどうてきな国際こくさい的てき救援きゅうえん活動かつどうを制約せいやくする虞おそれもある」という自由じゆう人権じんけん協会きょうかいの意見いけんを引用いんようし、反対はんたいした。

2002年ねん9月17日にちの日にち朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんにおいて、北朝鮮きたちょうせん側がわが日本人にっぽんじんの拉致らちを公式こうしきに認みとめたが、このことにより社会党しゃかいとう時代じだいより朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとうと友とも党とう関係かんけいを結むすんで積極せっきょく的てきに交流こうりゅうし、少すこし前まえまで拉致らち捏造ねつぞう説せつをとっていた社民党しゃみんとうは、それまでの拉致らち問題もんだいへの対応たいおうを巡めぐって世論せろんから非難ひなんに晒さらされることになった。

詳細しょうさいは「#北朝鮮きたちょうせんによる日本人にっぽんじん拉致らち事件じけんへの姿勢しせい」を参照さんしょう

第だい43回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（2003年ねん11月9日にち実施じっし）では、自民じみん・民主みんしゅの二に大だい政党せいとうへの流ながれに押おされ、議席ぎせき数すうが18から6へ、3分ぶんの1に減げんじた。党首とうしゅの土井どい自身じしんも小しょう選挙せんきょ区くで落選らくせんし、比例ひれい復活ふっかつで辛かろうじて議席ぎせきを確保かくほした。選挙せんきょ後ご、土井どいは党首とうしゅを引責いんせき辞任じにんした。

福島ふくしま瑞穂みずほ党首とうしゅ時代じだい (2003-2013)

土井どい前ぜん党首とうしゅ落選らくせん、自衛隊じえいたい違憲いけん路線ろせんへの回帰かいき

党首とうしゅ辞任じにん後ご、東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん選挙せんきょを応援おうえんする土井どいたか子こ（2005年ねん7月がつ2日にち）。

2003年ねん11月15日にち、福島ふくしま瑞穂みずほが党首とうしゅに就任しゅうにん。幹事かんじ長ちょうには自治労じちろう出身しゅっしんの又また市し征せい治ちが就任しゅうにんし、労組ろうそ、エコロジー派は、消費しょうひ者しゃ運動うんどう、市民しみん派は (NPO) 等とうの吸収きゅうしゅうを目指めざして、新あたらしいグローバリゼーションの状況じょうきょうに対抗たいこう可能かのうな社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎを模索もさくした。

2004年ねんの第だい20回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょ（2004年ねん7月がつ25日にち実施じっし）では、前ぜん党首とうしゅの土井どいが「選挙せんきょ違反いはんをやっていいとは言いわないが、すれすれのところまで、本気ほんきになって頑張がんばろう」と声明せいめいを発はっした。福島ふくしまをはじめ比例ひれい区くで2議席ぎせきを確保かくほし、複数ふくすう議席ぎせき獲得かくとくにより解党かいとうなどの事態じたいは回避かいひできた。

第だい44回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（2005年ねん9月がつ11日にち投開票とうかいひょう）では、選挙せんきょ前まえに副ふく党首とうしゅの横光よこみつ克彦かつひこ、元もと政策せいさく審議しんぎ会長かいちょうの濱田はまだ健一けんいちらが離党りとう、民主党みんしゅとうに移籍いせきした。議席ぎせき数すうは公示こうじ前まえの5議席ぎせきから7議席ぎせきに回復かいふくしたが、比例ひれい近畿きんきブロックで単独たんどく立候補りっこうほしていた土井どいが落選らくせんした。

2006年ねん2月がつ11日にち、12日にちの第だい10回かい党とう大会たいかいで「社会しゃかい民主党みんしゅとう宣言せんげん」を採択さいたくした。この中なかで自衛隊じえいたいは「現状げんじょう、明あきらかに違憲いけん状態じょうたいにある自衛隊じえいたいは縮小しゅくしょうを図はかり、国境こっきょう警備けいび・災害さいがい救助きゅうじょ・国際こくさい協力きょうりょくなどの任務にんむ別べつ組織そしきに改編かいへん・解消かいしょうして非ひ武装ぶそうの日本にっぽんを目指めざします」と記載きさいされ、旧きゅう社会党しゃかいとう時代じだいの1994年ねんに村山むらやま首相しゅしょうが打うち出だした自衛隊じえいたい合憲ごうけん・容認ようにん路線ろせんは修正しゅうせいされた。同時どうじに、1993年ねんに政治せいじ改革かいかく関連かんれん4法案ほうあんに反対はんたいし処分しょぶんされた17名めいのうち離党りとうした者ものを除のぞく9名めいの処分しょぶんを取とり消けしたほか、元もと党首とうしゅの村山むらやま、土井どい両人りょうにんが「名誉めいよ党首とうしゅ」就任しゅうにんした。一方いっぽう、新しん社会党しゃかいとう及および「9条じょうネット」については、又また市しは「『戻もどってらっしゃい』と言いっている。『村山むらやま政権せいけんのときに安保あんぽ・自衛隊じえいたいを認みとめた』と、馬鹿ばかみたいな話はなしをまだしている。」と批判ひはんした。その後ご、新しん社会党しゃかいとう幹部かんぶの原はら和美かずみが2010年ねん形式けいしき的てきに離党りとうし社民党しゃみんとう比例ひれい候補こうほとして参院さんいん選せんに出馬しゅつばした。

2007年ねん4月がつ20日はつか、国くにの海洋かいよう政策せいさくを一元化いちげんかするための海洋かいよう基本きほん法ほうと、ガス田た掘削くっさく施設しせつなどの周辺しゅうへんへの船舶せんぱく進入しんにゅうを規制きせいする海洋かいよう構築こうちく物ぶつ安全あんぜん水域すいいき設定せってい法ほうに対たいし、党派とうはとしては唯一ゆいいつ反対はんたい。福島ふくしまは「この法律ほうりつは領土りょうど問題もんだいや資源しげん問題もんだいについて近隣きんりん諸国しょこくとの関係かんけいに影響えいきょうを与あたえるものである。拙速せっそくに行おこなうと、交渉こうしょうに悪わるい影響えいきょうを与あたえることになる。」とコメントした。

ねじれ国会こっかいから政権せいけん交代こうたいまで

2007年ねんに入はいると、自民党じみんとうの支持しじ率りつが低減ていげんし、政権せいけん交代こうたいが現実味げんじつみを帯おびるようになる。

第だい21回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょ（2007年ねん7月がつ29日にち実施じっし）では、「憲法けんぽう9条じょうと年金ねんきんがあぶない! 今回こんかいは社民党しゃみんとうへ」をキャッチコピーに、憲法けんぽうと年金ねんきん問題もんだいを中心ちゅうしんに主張しゅちょうし、政党せいとうCMではアニメを採用さいようするユニークなCMを流ながした。結果けっかは幹事かんじ長ちょうの又また市しを含ふくめ比例ひれい区くで2議席ぎせき確保かくほの参議院さんぎいん計けい5議席ぎせきにとどまったが、民主党みんしゅとう系けい会派かいはと社民党しゃみんとうの議席ぎせきの合計ごうけいが過半数かはんすうに達たっし、参議院さんぎいんではねじれ現象げんしょうを誕生たんじょうさせた。

同年どうねん12月22日にち、本部ほんぶにて第だい11回かい党とう大会たいかいを開催かいさいし、立候補者りっこうほしゃ1名めいのみの無む投票とうひょうで福島ふくしまの党首とうしゅ当選とうせん（3期き目め）を正式せいしきに決定けっていした。福島ふくしまは「次回じかいの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょで2桁けた（10人にん以上いじょう）の当選とうせんを目指めざす」と宣言せんげんした。この党とう大会たいかいでは1998年ねん（自民党じみんとう当時とうじ総裁そうさいの橋本はしもと龍太郎りゅうたろう）以来いらい久々ひさびさに、他た党とう幹部かんぶとして民主党みんしゅとう代表だいひょう代行だいこうの菅かん直人なおとや国民こくみん新党しんとう副ふく代表だいひょうの自じ見み庄三郎しょうざぶろうらが来賓らいひん出席しゅっせきした。また、党とう役員やくいん人事じんじでは副ふく党首とうしゅに幹事かんじ長ちょうの又また市し征せい治ち、幹事かんじ長ちょうに国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうの重野しげの安正やすまさ、副ふく幹事かんじ長ちょうに東京とうきょう都と連れん副ふく会長かいちょうだった保坂ほさか展てん人じんが就つくことになった。また、参院さんいん選せん比例ひれい区く候補こうほだった上原うえはら公子きみこは、社民党しゃみんとうを労組ろうそ依存いぞん体質たいしつから脱却だっきゃくし、市民しみん運動うんどうやNPOの連合体れんごうたいを目指めざす党とう改革かいかく案あんを提出ていしゅつし話題わだいとなった。

2009年ねん東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん選挙せんきょでは議席ぎせき回復かいふくはできなかったが、昭島あきしま選挙せんきょ区くで野党やとう系けい候補こうほ（社民党しゃみんとうは推薦すいせん）の星ほし裕子ゆうこが当選とうせんした（当選とうせん後ごは生活せいかつ者しゃネットの会派かいはに所属しょぞく）。

民主党みんしゅとうの連立れんりつ政権せいけんに参加さんか、曖昧あいまいな自衛隊じえいたいの憲法けんぽう解釈かいしゃく

2009年ねん9月16日にち、鳩山はとやま由紀夫ゆきお内閣ないかく発足ほっそく時じに内閣ないかく総理そうり大臣だいじん官邸かんていにて鳩山はとやま由紀夫ゆきお内閣ないかく総理そうり大臣だいじん（民主党みんしゅとう代表だいひょう）（中央ちゅうおう）、亀井かめい静香しずか国民こくみん新党しんとう代表だいひょう（右みぎ）と福島ふくしま

2009年ねんの第だい45回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょにおいては、党とうとして上述じょうじゅつの「次回じかいの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょで2桁けた（10人にん以上いじょう）の当選とうせんを目指めざす」に及およばず敗北はいぼくした。しかし、圧勝あっしょうした民主党みんしゅとうに対たいして、国民こくみん新党しんとうと共ともに政策せいさく合意ごういに基もとづく、歴史れきし的てきな民社みんしゃ国こく連立れんりつ政権せいけんに参加さんかすることになった。この3党とう合意ごういにより、鳩山はとやま内閣ないかくにおいて、党首とうしゅの福島ふくしまの閣僚かくりょう入はいり（消費しょうひ者しゃ・少子化しょうしか担当たんとう相しょう）が決定けっていし、基本きほん政策せいさく閣僚かくりょう委員いいん会かいが設定せっていされた。自社じしゃさ連立れんりつ政権せいけん以来いらい、13年ねんぶりに閣僚かくりょうを送おくり込こみ、11年ねんぶりに与党よとうに復帰ふっきした。また、国土こくど交通こうつう副ふく大臣だいじんに辻つじ元もと清美きよみが就任しゅうにんした。

2006年ねんの「社会しゃかい民主党みんしゅとう宣言せんげん」では、自衛隊じえいたいは「違憲いけん状態じょうたい」としたが、社会しゃかい民主党みんしゅとうが政権せいけん与党よとうとなった際さいに党首とうしゅである福島ふくしま瑞穂みずほは、大臣だいじん就任しゅうにん後ごの2010年ねん3月がつ1日にちの衆議院しゅうぎいん予算よさん委員いいん会かいにおいて、自衛隊じえいたいの日本国にっぽんこく憲法けんぽう上じょうの位置いちづけについて「（党とうとして合憲ごうけんか違憲いけんか）結論けつろんを出だしていない」としており、同月どうげつ12日にちの参議院さんぎいん予算よさん委員いいん会かいでは、自民党じみんとうの佐藤さとう正久まさひさの「（自衛隊じえいたいを）合憲ごうけんと認みとめるか」との質問しつもんに対たいして、「閣僚かくりょうとしての発言はつげんは差さし控ひかえさせていただく」として答弁とうべんを拒こばんだが、最終さいしゅう的てきに「社民党しゃみんとうの方針ほうしんは変かわらない。内閣ないかくの一員いちいんとしては内閣ないかくの方針ほうしんに従したがう。自衛隊じえいたいは違憲いけんではない」と答弁とうべんした。

2009年ねん12月の社民党しゃみんとう党首とうしゅ選挙せんきょで福島ふくしま瑞穂みずほは、アメリカ軍ぐん普天間ふてんま基地きちの問題もんだいについて、国外こくがいや県けん外がいへの移設いせつを強つよく主張しゅちょうし、党内とうないの照屋てるや寛ひろし徳とくら国外こくがい・県けん外がい移設いせつを強つよく主張しゅちょうする議員ぎいんに応こたえたこともあり、無む投票とうひょうで福島ふくしまが再選さいせんした。

普天間ふてんま基地きち移設いせつに反対はんたい、福島ふくしま大臣だいじん罷免ひめん

普天間ふてんま基地きち移設いせつ問題もんだいは、従来じゅうらいからの社民党しゃみんとうの主張しゅちょうである基地きちの国外こくがい、県けん外がいへの移設いせつを連立れんりつ政権せいけんの中なかでも主張しゅちょうし、閣僚かくりょうである党首とうしゅの福島ふくしまは「鳩山はとやま内閣ないかくが万まんが一いち、辺野古へのこ沿岸えんがん部ぶに海上かいじょう基地きちをつくるという決定けっていをした場合ばあいには、社民党しゃみんとうにとっても、私わたしにとっても、重大じゅうだいな決意けついをしなければならない」と述のべ、基地きち問題もんだいの解決かいけつのために、連立れんりつ政権せいけんからの離脱りだつも辞じさない覚悟かくごで基地きちを国外こくがい・県けん外がいへ移設いせつさせる強つよい覚悟かくごを示しめした。2009年ねん12月15日にち、与党よとう3党とうで基本きほん政策せいさく閣僚かくりょう委員いいん会かいを開ひらき、民主党みんしゅとうが具体ぐたい的てき期日きじつを設もうけることを求もとめたのに対たいして社民党しゃみんとうは「重要じゅうようなことは期限きげんではなく、沖縄おきなわ県民けんみんの負担ふたん軽減けいげんと、沖縄おきなわ県民けんみん、日本にっぽん国民こくみんの多おおくが納得なっとくするような結論けつろんを3党とうで力ちからを振ふり絞しぼって出だすこと。そうでなければ結局けっきょく、この問題もんだいは解決かいけつしない」と述のべ拒否きょひしたため、米べい軍ぐん普天間ふてんま基地きちの移設いせつ先さきに関かんする方針ほうしん決定けっていを先送さきおくりし、連立れんりつ3党とう実務じつむ者しゃでつくる協議きょうぎ機関きかんで再さい検討けんとうすることを決きめた。

12月24日にち、社民党しゃみんとうは、基地きちのグアム移転いてんを目指めざして党内とうないに米べい軍ぐん普天間ふてんま飛行場ひこうじょうの移設いせつ問題もんだいに関かんするプロジェクトチームを発足ほっそくさせた。プロジェクトチームは2010年ねん1月がつ中ちゅうに米べいグアム島とうを視察しさつし、米べい側がわの普天ふてん間あいだ移設いせつ問題もんだいに対たいする認識にんしきを確認かくにんするため、ワシントン訪問ほうもんも検討けんとうした。同年どうねん1月がつ10日とおか、福島ふくしまは、来日らいにち中ちゅうの米べい議会ぎかい下院かいん外交がいこう委員いいん会かい「アジア・太平洋たいへいよう・地球ちきゅう環境かんきょう小しょう委員いいん会かい」の委員いいん長ちょうエニ・ファレオマバエガ、マイク・ホンダ、ジョゼフ・カオら下院かいん議員ぎいんと米べい軍ぐん海兵かいへい隊たいを主力しゅりょくとする普天ふてん間あいだ飛行場ひこうじょう移設いせつ問題もんだいについて意見いけん交換こうかんした。ファレオマバエガは、会談かいだん後ごの記者きしゃ会見かいけんで「誰だれもが納得なっとくできるような解決かいけつにつなげるための情報じょうほう収集しゅうしゅうを目的もくてきに来日らいにちした。同どう移設いせつ問題もんだいの方針ほうしん決定けっていは日本にっぽんの国内こくない問題もんだいだが、今後こんごも行方ゆくえを見守みまもり、解決かいけつにつなげていきたい」と述のべた。

福島ふくしまは、「環境かんきょうやジュゴンの問題もんだいも大事だいじだが、一番いちばん大切たいせつなのは沖縄おきなわ県民けんみんの気持きもちだ」、「沖縄おきなわ県民けんみんの大だい多数たすうは県けん外がい、国外こくがい移設いせつを望のぞんでいると説明せつめいした。県民けんみんの思おもいが重要じゅうようだというファレオマバエガの言葉ことばは沖縄おきなわの基地きち負担ふたんを理解りかいしているようで印象いんしょう的てきだった」と述のべ、米べい下院かいんでの今後こんごの動うごきに期待きたいを寄よせた。1月の名護なご市長しちょう選せんで当選とうせんした稲いね嶺みね進すすむは、当選とうせん後ご、就任しゅうにんあいさつで「選挙せんきょ中ちゅう、辺野古へのこの海うみにも陸上りくじょうにも新あたらしい基地きちは造つくらせないということを訴うったえた」と同市どうし辺野古へのこへの米べい軍ぐん普天間ふてんま飛行場ひこうじょうの移設いせつ反対はんたいをあらためて主張しゅちょうした。2月がつ24日にちの沖縄おきなわ県議会けんぎかい本ほん会議かいぎでは、「米べい軍ぐん普天間ふてんま飛行場ひこうじょうの早期そうき閉鎖へいさ・返還へんかんと県内けんない移設いせつに反対はんたいし、国外こくがい・県けん外がい移設いせつを求もとめる意見いけん書しょ」案あんを全会ぜんかい一致いっちで可決かけつした。これらの世論せろんの動向どうこうを受うけるかたちで、福島ふくしまからは、沖縄おきなわ県内けんないの民意みんいを最大限さいだいげん尊重そんちょうし、場合ばあいによっては、5月がつ末まつ決着けっちゃくを先さき延のばししてでも、慎重しんちょうな政権せいけん運営うんえいを図はかっていきたいという意向いこうが示しめされた。また、政審せいしん会長かいちょうの阿部あべ知子ともこは、米べい軍ぐん普天間ふてんま飛行場ひこうじょう（沖縄おきなわ県けん宜野湾ぎのわん市し）の移設いせつ案あんとして、米べい領りょうグアムなどに全面ぜんめん移転いてんする「国外こくがい移設いせつ案あん」や、国外こくがい移設いせつまでの期限きげん付つきで九州きゅうしゅう北部ほくぶの既存きそん自衛隊じえいたい基地きちなどに分散ぶんさん移転いてんする「暫定ざんてい県けん外がい移設いせつ案あん」など3案あんを、3月がつ上旬じょうじゅんにも開ひらかれる政府せいふ・与党よとうの沖縄おきなわ基地きち問題もんだい検討けんとう委員いいん会かいに提出ていしゅつし、最終さいしゅう調整ちょうせいに臨のぞむ方針ほうしん（「私案しあん」）も示しめした。

しかし普天ふてん間あいだ問題もんだいで、鳩山はとやまは結局けっきょく自公じこう連立れんりつ政権せいけん時代じだいの案あんに近ちかい内容ないようで政府せいふ案あんをまとめ、福島ふくしまにも同意どういの署名しょめいを求もとめた。福島ふくしまはこれを拒否きょひし、内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（消費しょうひ者しゃ及および食品しょくひん安全あんぜん・少子化しょうしか対策たいさく・男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく）を罷免ひめんされた。直後ちょくごに福島ふくしま党首とうしゅが開ひらいた会見かいけんで「社民党しゃみんとうは沖縄おきなわを裏切うらぎることはできない」「数々かずかずの犠牲ぎせいを払はらってきた沖縄おきなわにこれ以上いじょうの負担ふたんを押おし付つけることに加担かたんするわけにはいかない」と述のべ署名しょめいに応おうじなかった経緯けいいを説明せつめいした。また「言葉ことばに責任せきにんを持もつ政治せいじをやって行いきたい」と述のべ上記じょうきの「重大じゅうだいな決意けつい」を実行じっこうした社民党しゃみんとうと、「国外こくがい、最低さいていでも県けん外がい」の公約こうやくを守まもらなかった民主党みんしゅとうを比較ひかくし民主党みんしゅとうを批判ひはんした。これを受うけ党内とうないでは、「党首とうしゅたる福島ふくしまが罷免ひめんされた以上いじょう連立れんりつを維持いじする意味いみがない」として、連立れんりつ解消かいしょうを求もとめる意見いけんが大勢おおぜいとなり、2010年ねん5月30日にちに開ひらいた全国ぜんこく幹事かんじ長ちょう会議かいぎで、最終さいしゅう的てきに連立れんりつを解消かいしょうすることを決定けっていした。

琉球新報りゅうきゅうしんぽうと毎日新聞まいにちしんぶんが合同ごうどうで緊急きんきゅうの沖縄おきなわ県民けんみん世論せろん調査ちょうさを行おこなった結果けっか、社民党しゃみんとうの政党せいとう支持しじ率りつが大幅おおはばに上昇じょうしょうし10.2%でトップとなった。県内けんないで社民党しゃみんとうの政党せいとう支持しじ率りつが他た党とうをおさえてトップになるのは初はじめてである。その調査ちょうさでは普天間ふてんま基地きちの辺野古へのこ移設いせつに反対はんたいが84%、賛成さんせいが6%となった。

「国鉄こくてつ改革かいかく1047名めい問題もんだいに関かんする人道的じんどうてき観点かんてんからの解決かいけつ案あん」

民社みんしゃ国こく連立れんりつ政権せいけんにより所謂いわゆる「国鉄こくてつ改革かいかく1047名めい問題もんだい」に関かんして新あらたな解決かいけつ策さくが模索もさくされた。与党よとう3党とう及および公明党こうめいとうは2010年ねん4月がつ9日にち「国鉄こくてつ改革かいかく1047名めい問題もんだいに関かんする人道的じんどうてき観点かんてんからの解決かいけつ案あん」を政府せいふに要請ようせいした。同日どうじつ、前原まえはら誠司せいじ国土こくど交通こうつう大臣だいじんは、当該とうがい解決かいけつ案あんを受うけ入いれると表明ひょうめいした。

連立れんりつ政権せいけん離脱りだつ後ご

第だい22回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょでは、組織そしき内ない候補こうほを立たてていた日本にっぽん私鉄してつ労働ろうどう組合くみあい総そう連合れんごう会かい（私鉄してつ総連そうれん）が、渕上ふちがみ貞雄さだおの引退いんたいに伴ともなって立候補りっこうほ先さきを民主党みんしゅとうへ移動いどう、改選かいせん議席ぎせき数すう3を2に後退こうたいさせた。沖縄おきなわ県けんでは比例ひれいでの得票とくひょう数すうこそトップになったものの、沖縄おきなわ県けん選挙せんきょ区くでは自民党じみんとう公認こうにんの島尻しまじり安やすし伊い子こが再選さいせんされ、社民党しゃみんとうが推薦すいせんした候補こうほは次点じてんに終おわった。選挙せんきょ後ご、辻つじ元もと清美きよみが離党りとうし、2010年ねん9月衆議院しゅうぎいん会派かいは「民主党みんしゅとう・無所属むしょぞくクラブ」に入会にゅうかい。2011年ねん9月がつ 民主党みんしゅとうに入党にゅうとう。

自民党じみんとうなどが提出ていしゅつした柳田やなぎだ稔みのる法相ほうしょうの問責もんせき決議けつぎ案あんに賛成さんせいするなど菅内すがうち閣かくへの対立たいりつ姿勢しせいを示しめしつつも、国会こっかい運営うんえいに必要ひつような3分ぶんの2の議席ぎせきを必要ひつようとする菅内すがうち閣かくからは政権せいけんへの協力きょうりょくを呼よびかけられていた。社民党しゃみんとうは与党よとうには戻もどらないとしながらも、社民党しゃみんとうの要求ようきゅうが通とおるならば政権せいけんに協力きょうりょくするという立場たちばを表明ひょうめいした。菅かん政権せいけんも武器ぶき輸出ゆしゅつ三さん原則げんそくの見直みなおしを先送さきおくりさせるなどして社民党しゃみんとうに配慮はいりょした。

2011年ねん9月28日にち、自民じみん・公明こうめいなど野党やとう7党とうの国対こくたい委員いいん長ちょうは、国会こっかい内うちで会談かいだんし、社民党しゃみんとうを除のぞく6党とうは、民主党みんしゅとうの小沢おざわ一郎いちろう元もと代表だいひょうの資金しきん管理かんり団体だんたいによる土地とち取引とりひき事件じけんについて、小沢おざわ本人ほんにんと、同氏どうしの元もと秘書ひしょで有罪ゆうざい判決はんけつを受うけた石川いしかわ知裕ともひろ衆院しゅういん議員ぎいんの証人しょうにん喚問かんもんを求もとめることで一致いっちし、29日にちの与野党よやとう国対こくたい委員いいん長ちょう会談かいだんで民主党みんしゅとうに申もうし入いれた。この件けんで、社民党しゃみんとうは衆院しゅういん政治せいじ倫理りんり審査しんさ会かいを主張しゅちょうした。翌よく29日にち午前ごぜんの与野党よやとう国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょう会談かいだんで、民主みんしゅ・国民こくみん新しん両りょう党とうは、開会かいかい中ちゅうの臨時りんじ国会こっかいを再さい延長えんちょうせず、30日にちで閉会へいかいする方針ほうしんを野党やとう側がわに伝つたえた。石川いしかわ知裕ともひろ衆院しゅういん議員ぎいんら元もと秘書ひしょ3人にんが政治せいじ資金しきん規正きせい法ほう違反いはんの罪つみで有罪ゆうざい判決はんけつを受うけた小沢おざわ一郎いちろう元もと代表だいひょうの証人しょうにん喚問かんもんについても「応おうじられない」と回答かいとうした。

党首とうしゅ・福島ふくしまは米国べいこくの外交がいこう専門せんもん誌しフォーリン・ポリシーが選えらぶ2011年ねんの「世界せかいの100人にん」に名なを連つらねた。脱だつ原発げんぱつの活動かつどうを長ながく続つづけたとして、福島ふくしまの事実じじつ婚こんのパートナーで原発げんぱつ訴訟そしょうに携たずさわる弁護士べんごし海渡うと雄一ゆういちと共同きょうどうで選えらばれた。同誌どうしは2009年ねんから、その年としに政治せいじ、経済けいざい、平和へいわ活動かつどうなど幅広はばひろい分野ぶんやで影響えいきょう力りょくをふるった人物じんぶつを挙あげている。日本にっぽんの政治せいじ家かでは福島ふくしまが初はじめてで、オバマ米まい大統領だいとうりょうや英えい仏ふつ独どくの首相しゅしょう・大統領だいとうりょう、ミャンマー（ビルマ）の民主みんしゅ化か運動うんどう指導しどう者しゃアウンサンスーチーらとともに選えらばれた。

2012年ねん2月がつ、社民党しゃみんとうの党首とうしゅ選せんが行おこなわれ、福島ふくしまのみが立候補りっこうほを届とどけ出でて、無む投票とうひょうで5選せんされた。立候補りっこうほには所属しょぞくする都道府県とどうふけん連合れんごうの推薦すいせんに加くわえ、党とう国会こっかい議員ぎいん（10人にん）の3分ぶんの1以上いじょう（4人にん）か、党員とういん200人にん以上いじょうの推薦すいせんが必要ひつようで、福島ふくしまは重野しげの安正やすまさ・中島なかじま隆利たかとし・吉泉よしいずみ秀男ひでお・吉田よしだ忠ただし智さとしら4人にんの国会こっかい議員ぎいんから推薦すいせんを取とり付つけた。福島ふくしまと対立たいりつする阿部あべ知子ともこ・照屋てるや寛ひろし徳とく・服部はっとり良一りょういちらは立候補りっこうほ要件ようけんを満みたせず、対立たいりつ候補こうほを立たてられなかった。また党員とういん推薦すいせんで立候補りっこうほを目指めざした稲森いなもり稔みのる尚なお・三重みえ県けん伊賀いが市議しぎも、同どう県けん連合れんごうの推薦すいせん確保かくほに難航なんこうし断念だんねん。福島ふくしまは記者きしゃ団だんに「社民党しゃみんとうを元気げんきにしたい。衆参しゅうさんの選挙せんきょで勝かつことが一番いちばん大事だいじな仕事しごとだ。生活せいかつ再建さいけんと脱だつ原発げんぱつを頑張がんばりたい」と語かたった。

なお、民社みんしゃ国こく連立れんりつ政権せいけん時代じだいには与党よとうの原子力げんしりょく政策せいさく（鳩山はとやまイニシアチブに基もとづく原発げんぱつ依存いぞん率りつの強化きょうかと原発げんぱつ増設ぞうせつ）を容認ようにんし、2012年ねん7月がつに実施じっしされた鹿児島かごしま県知事けんちじ選挙せんきょでは原発げんぱつ再さい稼動かどうに反対はんたいする反はん原発げんぱつ団体だんたい事務じむ局長きょくちょうで新人しんじんの向原むかいはら祥さち隆たかしを支援しえんせず、現職げんしょくの伊藤いとう祐一郎ゆういちろうを社民党しゃみんとう系けいの県議けんぎ全員ぜんいんが支援しえんした（社民党しゃみんとう鹿児島かごしま県連けんれんは自主じしゅ投票とうひょうとした）。

相次あいつぐ離党りとう者しゃや出馬しゅつば断念だんねん、民主党みんしゅとう政権せいけん崩壊ほうかい前後ぜんこう

2012年ねん11月15日にち、社民党しゃみんとうによる政策せいさく実現じつげんに疑問ぎもんを持もった阿部あべ知子ともこが離党りとう届とどけを提出ていしゅつし日本にっぽん未来みらいの党とうに合流ごうりゅうした。さらに、第だい46回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょの陣頭じんとう指揮しきをとるはずだった幹事かんじ長ちょうの重野しげの安正やすまさが脳のう梗塞こうそくで入院にゅういんしたため、11月18日にちに出馬しゅつば断念だんねんに追おい込こまれた（重野しげのの選挙せんきょ区くには吉川よしかわ元はじめが出馬しゅつば）。

同どう選挙せんきょでは第だい三さん極きょくの台頭たいとうもあって、旧来きゅうらい政党せいとうでしかも小規模しょうきぼな社民党しゃみんとうは新党しんとう乱立らんりつの中なかで埋没まいぼつし、これまで以上いじょうの苦戦くせんを強しいられた。毎回まいかい安定あんていした戦たたかいを見みせる照屋てるや寛ひろし徳とくの沖縄おきなわ2区くを除のぞく全ぜん議席ぎせきが当落とうらく線せん上じょうにあったものの、辛からくも比例ひれい九州きゅうしゅうブロックで1議席ぎせきを確保かくほ。しかし総そう獲得かくとく議席ぎせき数すうは小しょう選挙せんきょ区く・比例ひれい各かく1議席ぎせきずつの合計ごうけい2議席ぎせきと、公示こうじ前まえの半減はんげん、阿部あべ離党りとう前まえと比ひすと3分ぶんの1に減少げんしょう。比例ひれい代表だいひょうにおける得票とくひょう率りつは2.3%(前回ぜんかい総そう選挙せんきょは4.27%)、得票とくひょう数すうは142万まん票ひょう（同どう300万まん票ひょう）とほぼ半減はんげんした（11ブロック中ちゅう6ブロックで得票とくひょう率りつが有効ゆうこう得票とくひょう数すうの2%に達たっせず、新聞しんぶん広告こうこく公費こうひ負担ふたんから外はずれた）。同おなじく第だい三極さんきょく台頭たいとうの中なかで埋没まいぼつした共産党きょうさんとうが、議席ぎせき減げんを1（9→8議席ぎせき）にとどめて比較的ひかくてき善戦ぜんせんしたのとは対照たいしょう的てきな結果けっかとなった。

第だい18回かい東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん選挙せんきょ（2013年ねん6月がつ23日にち投開票とうかいひょう）では1人ひとりを擁立ようりつしたものの議席ぎせき獲得かくとくはできなかった。

第だい183回かい国会こっかい会期かいき末まつの6月25日にちに安倍晋三あべしんぞう内閣ないかく総理そうり大臣だいじんに対たいする問責もんせき決議けつぎ案あんを生活せいかつの党とう及およびみどりの風ふうとともに参議院さんぎいんに共同きょうどう提出ていしゅつし可決かけつさせた、その結果けっか、電気でんき事業じぎょう法ほう改正かいせい案あんや生活せいかつ保護ほご法ほう改正かいせい案あんなどが審議しんぎ未了みりょうのまま廃案はいあんとなった。

2013年ねん7月がつ21日にちの第だい23回かい参議院さんぎいん議員ぎいん選挙せんきょでは、先さきの衆院しゅういん選せん時じにおける新党しんとう・第だい三さん極きょくブームは収おさまったものの、与党よとうが圧勝あっしょうし、参議院さんぎいんでのねじれ解消かいしょうという展開てんかいとなった。その中なかでも共産党きょうさんとうや日本にっぽん維新いしんの会かい・みんなの党とうといった中堅ちゅうけん野党やとう勢力せいりょくはそれぞれの反はん与党よとう票ひょうを確保かくほし比較的ひかくてき堅調けんちょうな戦たたかいを見みせ、公示こうじ前まえより勢力せいりょくを拡大かくだいさせた。一方いっぽうの社民党しゃみんとうは民主党みんしゅとうや生活せいかつの党とうなどと共ともに、反はん与党よとう票ひょうの受うけ皿ざらとはなり得えず、逆ぎゃくに公示こうじ前まえより勢力せいりょくを減へらした。同どう選挙せんきょでは選挙せんきょ区くに5人にん、比例ひれい区くに4人にん擁立ようりつしたが、比例ひれいで1議席ぎせき（又また市し征せい治ち）を獲得かくとくするに留とどまった。この選挙せんきょでもかろうじて得票とくひょう率りつが2%を越こえ、国会こっかいに議席ぎせきが存在そんざいする限かぎり2019年ねんまで政党せいとう要件ようけん喪失そうしつを回避かいひする結果けっかとはなったものの、退潮たいちょう傾向けいこうに歯止はどめがかからないことに変かわりはなく、選挙せんきょ結果けっかを受うけて党首とうしゅの福島ふくしま瑞穂みずほは引責いんせき辞任じにんを表明ひょうめいした。

後任こうにんを巡めぐる党首とうしゅ選挙せんきょでは吉田よしだ忠ただし智さとし政審せいしん会長かいちょう（参議院さんぎいん比例ひれい区く）と石川いしかわ大我だいが豊島としま区く議会ぎかい議員ぎいんが立候補りっこうほし、社民党しゃみんとうとしては初はつ、旧きゅう社会党しゃかいとう時代じだいから数かぞえても17年ねんぶりの党首とうしゅ選挙せんきょが実施じっしされた。結果けっかは、9986票ひょう対たい2239票ひょうで吉田よしだが選出せんしゅつされた。

詳細しょうさいは「2013年ねん社会しゃかい民主党みんしゅとう党首とうしゅ選挙せんきょ」を参照さんしょう

吉田よしだ忠ただし智さとし党首とうしゅ時代じだい (2013-2018)

第だい47回かい総そう選挙せんきょと第だい18回かい統一とういつ地方ちほう選せん

吉田よしだ体制たいせいにおける初はつの国政こくせい選挙せんきょ、第だい47回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（2014年ねん12月14日にち実施じっし）は、野党やとう各党かくとうが対たい自民じみんの選挙せんきょ協力きょうりょくを行おこない、特とくに普天間ふてんま飛行場ひこうじょう問題もんだいが再燃さいねんして以降いこう反はん基地きち闘争とうそうが盛さかんであった沖縄おきなわ県けんで顕著けんちょであった。自民党じみんとうと一騎討いっきうちちとなった沖縄おきなわ2区くで照屋てるや寛ひろし徳とくが当選とうせん、沖縄おきなわ県内けんないでの比例ひれい得票とくひょう数すうが10万まん票ひょうの大台おおだいに達たっし、比例ひれい九州きゅうしゅうブロックの得票とくひょう率りつが5.26%に躍進やくしん、1議席ぎせきを維持いじした。しかし議席ぎせきはこの2議席ぎせきにとどまり、吉田よしだと党首とうしゅ選せんを争あらそった石川いしかわも比例ひれい東京とうきょうブロックで落選らくせんした。両院りょういんの総そう議席ぎせき数すうは、公職こうしょく選挙せんきょ法ほうの規定きていギリギリの5議席ぎせきを維持いじした。

2015年ねんの第だい18回かい統一とういつ地方ちほう選挙せんきょでは、改選かいせん前ぜん議席ぎせきよりわずかに議席ぎせきを減へらす結果けっかとなった。これを受うけて党とうは今回こんかいの選挙せんきょ戦せんは「大変たいへん厳きびしい闘たたかい」であったと結論けつろん付つけた。ただ、党とうは全員ぜんいん当選とうせんや議席ぎせき増ぞう・県けん都とでの空白くうはく区く解消かいしょうを勝かち取とった県けん、若手わかて議員ぎいんの増加ぞうかなどプラス要件ようけんもあったとも総括そうかつしている。また、世田谷せたがや区長くちょう選せんで現職げんしょくの保坂ほさか展てん人じんが保守ほしゅ候補こうほに大差たいさをつけて再選さいせんし、八王子はちおうじ市議会しぎかい議員ぎいん選挙せんきょで新人しんじんの佐藤さとうあずさがトップ当選とうせん、石川いしかわが豊島としま区く議会ぎかい議員ぎいんに返かえり咲ざいた。

野党やとう共闘きょうとう時代じだいへ

2015年ねん夏なつの平和へいわ安全あんぜん法制ほうせい審議しんぎ以降いこう、反はん自民じみん勢力せいりょくとして、民主党みんしゅとう・維新いしんの党とう・共産党きょうさんとう・社民党しゃみんとう・生活せいかつの党とうと山本やまもと太郎たろうとなかまたち（のち自由党じゆうとうに改称かいしょう）の5野党やとうが共産党きょうさんとうのイニシアチブのもとで連携れんけいを深ふかめる。5党とう（民主みんしゅ・維新いしん両りょう党とうの合併がっぺいに伴ともなう民進党みんしんとうの結党けっとう後ごは4党とう）は翌年よくねんの選挙せんきょ協力きょうりょくを行おこなうことなどを確認かくにんしたが、この動うごきは民みん共ども共闘きょうとうなどと呼よばれるなど、4党とうのうち民みん進すすむ・共産きょうさん両りょう党とうがメインに扱あつかわれ、社民しゃみん・生活せいかつ/自由じゆう両りょう党とうは脇役わきやくとみなされた。2016年ねんの衆議院しゅうぎいん議員ぎいん補欠ほけつ選挙せんきょ、知事ちじ選挙せんきょの一部いちぶなどは4党とうの統一とういつ候補こうほを立たて、社民党しゃみんとうはこれを支援しえんする支援しえん策さくをとった。

詳細しょうさいは「民みん共ども共闘きょうとう」を参照さんしょう

民進党みんしんとうへの合流ごうりゅう提案ていあんと撤回てっかい、吉田よしだ党首とうしゅ落選らくせん

第だい24回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょ（2016年ねん7月がつ10日とおか実施じっし）では、選挙せんきょ前まえの5月がつ12日にち、吉田よしだが民進党みんしんとうへの合流ごうりゅうを常任じょうにん委員いいん会かいで提案ていあんしたが、福島ふくしまら党内とうないから猛もう反発はんぱつを受うけ、18日にちに撤回てっかい・謝罪しゃざいに追おい込こまれた。また、比例ひれい区くにおける統一とういつ名簿めいぼ構想こうそう（「オリーブの木き」構想こうそう）を生活せいかつの党とうとともに検討けんとうしたが、民進党みんしんとうが「時間じかん的てき・物理ぶつり的てきに困難こんなん」という理由りゆうで断ことわり、結局けっきょく参院さんいん選せんのみは単独たんどくで戦たたかった。

同どう選挙せんきょでは、選挙せんきょ区く（東京とうきょう・神奈川かながわ・愛知あいち・福岡ふくおか）は全敗ぜんぱい、比例ひれい区くでは改選かいせん数すう2のところ1議席ぎせきしか確保かくほできず、党とうの名簿めいぼ内ないの順位じゅんいが1位いになった福島ふくしまのみ当選とうせん、吉田よしだは2位いに終おわり、党首とうしゅが落選らくせんという結党けっとう以来いらいの事態じたいとなった。両院りょういんの総そう議席ぎせき数すうも4となったが、比例ひれい区くの得票とくひょう率りつが2%を超こえたため政党せいとう要件ようけんはクリアし、2022年ねんまでの延命えんめいを果はたした。26日にち、生活せいかつの党とうとともに参議院さんぎいんで統一とういつ会派かいは「希望きぼうの会かい（生活せいかつ・社民しゃみん）」（生活せいかつ3人にん、社民しゃみん2人にん）を結成けっせいし、会派かいは代表だいひょうには福島ふくしまが就任しゅうにんした（なおこの統一とういつ会派かいは結成けっせいに伴ともない、社会しゃかい民主党みんしゅとうへの改称かいしょう以来いらい20年余ねんよにわたり使用しようされてきた会派かいは名めい「社会しゃかい民主党みんしゅとう・護憲ごけん連合れんごう」が消滅しょうめつした）。吉田よしだは今回こんかいの選挙せんきょの敗戦はいせんの責任せきにんを取とって、党首とうしゅの辞意じいを表明ひょうめいしていたが、9月1日にちに行おこなわれた党とう常任じょうにん幹事かんじ会かいの慰留いりゅうを受うけ入いれて続投ぞくとうすることとなった。非ひ議員ぎいんの党首とうしゅは、社会党しゃかいとう時代じだいの飛鳥あすか田た一雄かずお委員いいん長ちょう（当時とうじ：横浜よこはま市長しちょう）以来いらいとなる。

史上しじょう初はつの共産党きょうさんとう大会たいかいへの出席しゅっせき、共産党きょうさんとうを含ふくむ野党やとう共闘きょうとうの模索もさく

2017年ねん1月がつ、静岡しずおか県けん熱海あたみ市しで開ひらかれた日本にっぽん共産党きょうさんとう第だい27回かい大会たいかいに吉田よしだは民進党みんしんとう代表だいひょう代行だいこう安住淳あずみじゅんや自由党じゆうとう代表だいひょう小沢おざわ一郎いちろう、参院さんいん会派かいは「沖縄おきなわの風ふう」の参院さんいん議員ぎいん糸数いとかず慶子けいこと共ともに出席しゅっせきし、野党やとう共闘きょうとうを内外ないがいに改あらためて示しめした。

第だい48回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（10月がつ10日とおか公示こうじ、22日にち投開票とうかいひょう）では、民進党みんしんとうが希望きぼうの党とうに参加さんかして分裂ぶんれつ、自由党じゆうとうも参加さんかしたが、共産党きょうさんとう、社民党しゃみんとう、立憲りっけん民主党みんしゅとう（民進党みんしんとうの内うち、希望きぼうの党とう不参加ふさんかの左派さは系けい議員ぎいんで結成けっせい）の3党とうで引ひき続つづき候補者こうほしゃ調整ちょうせいなどの選挙せんきょ協力きょうりょくを行おこなった。総そう選挙せんきょでは立憲りっけん民主党みんしゅとうが躍進やくしんして野党やとう第だい一いち党とうとなったが、社民党しゃみんとうや共産党きょうさんとうは立憲りっけん民主党みんしゅとうや希望きぼうの党とうが野党やとうの主体しゅたいとなる選挙せんきょ戦せんの中なかで埋没まいぼつする形かたちとなった。

議席ぎせき数すうは、沖縄おきなわ2区くの照屋てるやと比例ひれい九州きゅうしゅうブロックの吉川よしかわが、いずれも再選さいせんして現有げんゆう議席ぎせきを維持いじしたが、吉川よしかわの議席ぎせきは最下位さいかいから2番目ばんめという厳きびしい水準すいじゅんで、比例ひれい区く得票とくひょう率りつは1.69%と結党けっとう以来いらい初はじめて2%を割わり込こみ、2019年ねんの第だい25回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょの結果けっか次第しだいでは、公職こうしょく選挙せんきょ法ほう上うえの政党せいとう要件ようけんを失うしなう見通みとおしとなった。この結果けっかについて、吉田よしだは「大変たいへん厳きびしい結果けっかになった。国民こくみんの選択せんたくに値あたいする政党せいとうとして再建さいけん・再生さいせいしていきたい」と述のべた。また、野党やとう共闘きょうとうについて吉田よしだ党首とうしゅは「立憲りっけん民主党みんしゅとうを軸じくに、共産党きょうさんとうとも協力きょうりょく」していくことを改あらためて表明ひょうめいした。

その後ご、吉田よしだは自身じしんが非ひ議員ぎいんによる活動かつどうに制約せいやくが生しょうじることを理由りゆうに、2018年ねん2月がつの任期にんき満了まんりょうをもって退任たいにんすることを表明ひょうめいした。1月26日にちに公示こうじされた党首とうしゅ選せんでは、又また市し征せい治ち幹事かんじ長ちょう以外いがいに立候補りっこうほの届出とどけでがなく無投票むとうひょうで党首とうしゅに当選とうせんした。

詳細しょうさいは「2018年ねん社会しゃかい民主党みんしゅとう党首とうしゅ選挙せんきょ」を参照さんしょう

又また市し征せい治ち党首とうしゅ時代じだい (2018-2020)

立憲りっけん民主党みんしゅとう会派かいはへの参加さんか、第だい25回かい参院さんいん選せん

2019年ねん1月がつ24日にち、参議院さんぎいんにおいて立憲りっけん民主党みんしゅとうとの統一とういつ会派かいは「立憲りっけん民主党みんしゅとう・民みん友とも会かい・希望きぼうの会かい」を結成けっせいした。 「希望きぼうの会かい」の名称めいしょうは、自由党じゆうとうとの統一とういつ会派かいは時代じだいの名称めいしょうを引ひき継ついだものである（自由党じゆうとうは国民こくみん民主党みんしゅとうの会派かいはに合流ごうりゅう、後のちに党とうとしても合流ごうりゅうし、解散かいさん）。しかしその後ご、 立憲りっけん民主党みんしゅとうが第だい25回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょの公認こうにん候補こうほとして石川いしかわ大我だいがら社民党しゃみんとうの地方ちほう議員ぎいんを引ひき抜ぬき擁立ようりつするなど、他た党とうへ離脱りだつする動うごきも相次あいついだ。又また市しは、立だて民みん幹事かんじ長ちょうの福山ふくやま哲郎てつろうに対たいし、「極きわめて不愉快ふゆかいだ。両りょう党とう間あいだのひびになりかねない」と批判ひはんした。

同年どうねん春はるの第だい19回かい統一とういつ地方ちほう選挙せんきょにおいては、都道府県とどうふけん議会ぎかいでは改選かいせん前まえの47議席ぎせきから22議席ぎせきへと勢力せいりょくを半減はんげん、市町村しちょうそん議会ぎかい選挙せんきょにおいても19議席ぎせき減げんの53議席ぎせきの獲得かくとくに留とまるなど苦戦くせんを強しいられた。

2019年ねん7月がつの第だい25回かい参院さんいん選せんでは、比例ひれい区くの得票とくひょう率りつが2％以上いじょう獲得かくとくできないと、公職こうしょく選挙せんきょ法ほう上じょうの政党せいとう要件ようけんを失うしなうため、党とうの存亡そんぼうを懸かけた「負まけられない戦たたかい」と位置付いちづけた。結果けっか、3選挙せんきょ区くは全敗ぜんぱいしたが、比例ひれい区く（4人にん擁立ようりつ）では1議席ぎせきを獲得かくとく、吉田よしだが国政こくせいに復帰ふっきした。比例ひれい区くでの得票とくひょう率りつ2％を上回うわまわり、公職こうしょく選挙せんきょ法ほうが定さだめる政党せいとう要件ようけんを維持いじした。なお、又また市しは4月がつ末まつに発見はっけんされた肺はいがんの手術しゅじゅつを受うけ、改選かいせんの参院さんいん選せんには立候補りっこうほせず（代表だいひょうは続投ぞくとう）、テレビなどの党首とうしゅ討論とうろんならびに遊説ゆうぜいには、吉川よしかわ元はじめ幹事かんじ長ちょうが党とうを代表だいひょうした。

選挙せんきょ後ごの8月がつ5日にちには立憲りっけん民主党みんしゅとうが国民こくみん民主党みんしゅとう、社民党しゃみんとう、旧きゅう民進党みんしんとう系けいの衆院しゅういん会派かいは「社会しゃかい保障ほしょうを立たて直なおす国民こくみん会議かいぎ」に対たいし、衆議院しゅうぎいんでの立憲りっけん会派かいはへの参加さんかを打診だしんしたが、又また市しは同日どうじつに参加さんかを見送みおくる考かんがえを伝つたえた。8月がつ20日はつかには立憲りっけん・国民こくみん両りょう党首とうしゅ間あいだで衆参しゅうさん両院りょういんでの統一とういつ会派かいは結成けっせいに合意ごうい、社民党しゃみんとうは22日にちの常任じょうにん幹事かんじ会かいで参議院さんぎいんにおいて立憲りっけん・国民こくみん両りょう党とう会派かいはが合流ごうりゅう後ごも統一とういつ会派かいはを離脱りだつしない方針ほうしんを決きめたが、衆議院しゅうぎいんについては「党とうの存在そんざい感かんを無なくさないため」として改あらためて統一とういつ会派かいはに参加さんかしない意向いこうを示しめした。しかし、9月27日にちには内閣ないかく改造かいぞう・自民党じみんとう役員やくいん人事じんじで「改憲かいけんシフト」が強つよまったと判断はんだんし、野党やとうの結束けっそくを強化きょうかするためとして衆議院しゅうぎいんでも統一とういつ会派かいはに参加さんかする方向ほうこうに方針ほうしん転換てんかんした。

立憲りっけん民主党みんしゅとうへの合流ごうりゅう構想こうそう

統一とういつ会派かいは結成けっせいを実現じつげんさせた立憲りっけん民主党みんしゅとうは12月6日にちに、会派かいはに参加さんかする国民こくみん民主党みんしゅとう、社民党しゃみんとう、旧きゅう民進党みんしんとう系けい無所属むしょぞく議員ぎいんらに対たいし、事実じじつ上じょうの立憲りっけん民主党みんしゅとうへの合流ごうりゅうを呼よび掛かけた。これを受うけ社民党しゃみんとうは12日にちの常任じょうにん幹事かんじ会かいで党とう合流ごうりゅうの協議きょうぎに入はいる方針ほうしんを決きめた。党とう執行しっこう部ぶは2020年ねん1月がつの全国ぜんこく幹事かんじ長ちょう会議かいぎで地方ちほうの意見いけん集約しゅうやくを図はかり、2月がつの党とう大会たいかいで結論けつろんを出だすとしており、また合流ごうりゅうの議論ぎろんが進すすんでいることを踏ふまえ、2月がつに予定よていされていた又市またいちの任期にんき満了まんりょうに伴ともなう党首とうしゅ選挙せんきょをいったん取とりやめる方針ほうしんを固かためた。

2020年ねん1月がつ6日にちに又また市しは「党名とうめいにこだわる必要ひつようはない」と述のべ立憲りっけん民主党みんしゅとうへの吸収きゅうしゅう合併がっぺいを容認ようにんする考かんがえを示しめし、9日にちには「理念りねん・政策せいさくでは大筋おおすじ一致いっちしている」と述のべ、合流ごうりゅうに前向まえむきな姿勢しせいを示しめしたが、同どう21日にちに同様どうように立憲りっけんに合流ごうりゅうを呼よび掛かけられていた国民こくみん民主党みんしゅとうが立憲りっけんとの合流ごうりゅう協議きょうぎで決裂けつれつし、当面とうめん野党やとう合流ごうりゅうへの国民こくみん民主党みんしゅとうの参加さんかが見送みおくりとなると、又また市しは「地方ちほうには『時間じかんをかけろ』という意見いけんが多おおい。29日にちの全国ぜんこく幹事かんじ長ちょう会議かいぎで一定いっていの方向ほうこうを出だすことはない」と述のべ、一転いってんして慎重しんちょう姿勢しせいに転てんじ、党首とうしゅ選せんも予定よてい通どおり2月がつに実施じっしされる方向ほうこうとなった。

2020年ねん2月がつ22日にち、東京とうきょう都内とないで党とう大会たいかいを開ひらき、新しん党首とうしゅに合流ごうりゅう慎重しんちょう派はとされる福島ふくしま瑞穂みずほ参院さんいん議員ぎいんを選出せんしゅつした（翌よく23日にちに正式せいしきに就任しゅうにん）。党首とうしゅ選せんには又また市しや吉田よしだ忠ただし智さとしも立候補りっこうほを模索もさくしたが、党内とうない対立たいりつを回避かいひするため知名度ちめいどの高たかい福島ふくしまへの一本いっぽん化かで一致いっちし、無む投票とうひょうで選出せんしゅつされた。福島ふくしまにとっては7年ねんぶりの党首とうしゅ復帰ふっきとなった。23日にちには立憲りっけん民主党みんしゅとうとの合流ごうりゅう協議きょうぎ継続けいぞくを盛もり込こんだ議案ぎあんを採択さいたくしたほか、幹事かんじ長ちょうに吉田よしだ、副ふく党首とうしゅに吉川よしかわが就つく役員やくいん体制たいせいも承認しょうにんされた。

詳細しょうさいは「2020年ねん社会しゃかい民主党みんしゅとう党首とうしゅ選挙せんきょ」を参照さんしょう

福島ふくしま瑞穂みずほ党首とうしゅ時代じだい (2020-)

党とう分裂ぶんれつ

党首とうしゅに復帰ふっきした福島ふくしまは、新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょう（COVID-19）の流行りゅうこうにより、日本国にっぽんこく政府せいふが配布はいふを決きめたいわゆるアベノマスクと呼よばれる布ぬのマスクに異物いぶつが混入こんにゅうしていた問題もんだいを巡めぐり、受注じゅちゅう企業きぎょうの社名しゃめい公表こうひょうや契約けいやく書しょの開示かいじにつなげるなどした。一方いっぽう、改正かいせい新型しんがたインフルエンザ等とう対策たいさく特別とくべつ措置そち法ほうを巡めぐっては、党とうが賛成さんせい方針ほうしんを決きめたのに対たいし福島ふくしまは採決さいけつを欠席けっせき。党首とうしゅが党とう方針ほうしんに造反ぞうはんするという異例いれいの事態じたいに対たいし、福島ふくしまは「ガバナンスに問題もんだいがあるかもしれないが、社民党しゃみんとうの支持しじ者しゃは人権じんけんやいろんなことを大事だいじにしていると思おもう」と釈明しゃくめいした。また、立憲りっけん民主党みんしゅとうとの合流ごうりゅう協議きょうぎについては、2月がつの党とう大会たいかいで「議論ぎろんの継続けいぞく」を確認かくにんしたものの、4月がつ15日にちには新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいを理由りゆうに、一時いちじ中断ちゅうだんする考かんがえを示しめした。

6月25日にち、立憲りっけん民主党みんしゅとうとの間あいだで取とりまとめた、合流ごうりゅうした場合ばあいの党とうのあり方かたをまとめた文書ぶんしょを公表こうひょうした。この中なかでは「自公じこう政権せいけんに対峙たいじする力ちからをつくり、政権せいけん交代こうたいを実現じつげんする。両りょう党とう合流ごうりゅうでその歩あゆみを進すすめる意義いぎを確認かくにんした」と明記めいきしたほか、次期じき衆院しゅういん選せんの比例ひれい代表だいひょう名簿めいぼで小しょう選挙せんきょ区くとの重複じゅうふく立候補者りっこうほしゃを同どう一いち順位じゅんいとし処遇しょぐうに差さをつけないことや、地方ちほう組織そしきの統合とうごうに当あたり一部いちぶに暫定ざんてい期間きかんを設もうけることも盛もり込こんだ。この文書ぶんしょは立憲りっけん幹事かんじ長ちょうの福山ふくやま哲郎てつろうと吉田よしだで作成さくせいし、吉田よしだは立憲りっけん民主党みんしゅとうとの合流ごうりゅうの是非ぜひを判断はんだんする臨時りんじ党とう大会たいかいを今秋こんしゅうにも開ひらく意向いこうを示しめしたが、福島ふくしまは「社民党しゃみんとうは合流ごうりゅうの意義いぎについて確認かくにんしていない。ゼロベースだ」と述のべるなど党内とうないの温度おんど差さが明あきらかとなった。

2020年ねん8月がつより、福島ふくしまや大だい椿つばきが中心ちゅうしんとなってネット配信はいしん番組ばんぐみ「夜よるもフェミテレビ」を開始かいし。主おもな他ほかの出演しゅつえん者しゃは北原きたはらみのりや石川いしかわ優ゆう実み、菱山ひしやま南みなみ帆ほ子こ、笛ふえ美びなど。2021年ねん10月がつ現在げんざいで14回かい放送ほうそうしている。

9月に立憲りっけん民主党みんしゅとうと国民こくみん民主党みんしゅとうの一部いちぶなどが合流ごうりゅうし、（新しん）立憲りっけん民主党みんしゅとうが結成けっせいされたことに対たいしては、福島ふくしまは「合流ごうりゅう相手あいての前提ぜんてい条件じょうけんが変かわった」と慎重しんちょう姿勢しせいを強つよめた一方いっぽう、吉田よしだは「新しん立憲りっけんの綱領こうりょうや規約きやくを精査せいさしたが、（前提ぜんていを）見直みなおす必要ひつようはない」と合流ごうりゅうに前向まえむきな姿勢しせいを示しめした。

10月22日にち、立憲りっけんとの合流ごうりゅうの是非ぜひを巡めぐって常任じょうにん幹事かんじ会かいで協議きょうぎしたが、地方ちほう組織そしきからは「党名とうめいをなくすべきではない」との意見いけんが相次あいついでおり、党とうの解散かいさん・合併がっぺいに必要ひつような党とう大会たいかいでの代議員だいぎいんの3分ぶんの2以上いじょうの賛成さんせいが得えられる見通みとおしが低ひくいことから、解党かいとうによる合流ごうりゅうを断念だんねんした。一方いっぽう、福島ふくしまを除のぞく3人にんの国会こっかい議員ぎいんや、沖縄おきなわや大分おおいた、東京とうきょうなどの都県とけん組織そしきは合流ごうりゅうに前向まえむきであり、代替だいたい案あんとして、希望きぼうする国会こっかい議員ぎいんや地方ちほう組織そしきが党とうを離はなれるのを容認ようにんするかどうかを問とう議案ぎあんを11月14日にちの臨時りんじ党とう大会たいかいで諮はかると決きめた。

11月14日にち、臨時りんじ党とう大会たいかいが開催かいさいされ、立憲りっけん民主党みんしゅとうへの合流ごうりゅうを希望きぼうする所属しょぞく議員ぎいんの離党りとうを容認ようにんする議案ぎあんが可決かけつされ、事実じじつ上じょうの分裂ぶんれつが決きまった。約やく4時じ間あいだに及およんだ党とう大会たいかいでは、合流ごうりゅう賛成さんせい論ろんと反対はんたい論ろんが拮抗きっこうし、賛成さんせい派はの照屋てるやが「先輩せんぱい方かたがきずいた遺産いさんをすべて食くいつぶしたのはあなただ」と公然こうぜんと福島ふくしまを批判ひはんした一方いっぽう、地方ちほう組織そしきの代議員だいぎいんが立憲りっけんとの合流ごうりゅうを推進すいしんした吉田よしだ幹事かんじ長ちょうの解任かいにんを求もとめる動議どうぎを提出ていしゅつし否決ひけつされるなど時ときに怒号どごうが飛とび交かう厳きびしいものとなり、離党りとうを容認ようにんする決議けつぎについても出席しゅっせきした167人にんの代議員だいぎいんのうち賛成さんせいは84人にんで僅差きんさでの可決かけつであった。この時点じてんでは、所属しょぞく国会こっかい議員ぎいん4人にんのうち党とうに残のこるのは党首とうしゅの福島ふくしまのみで、吉田よしだ、吉川よしかわ、照屋てるやの3人にんは年内ねんないにも離党りとうし立憲りっけん民主党みんしゅとうに入党にゅうとうする見通みとおしと報ほうじられた。議案ぎあん可決かけつ後ご、吉田よしだと吉川よしかわは離党りとうの意思いしや時期じきについて支持しじ者しゃらと相談そうだんするとして記者きしゃ団だんに明言めいげんを避さけた。照屋てるやは「現げん段階だんかいでは考かんがえていない」と早期そうきの離党りとうを否定ひてい。12月4日にちには後継こうけい候補こうほの新垣あらかき邦男くにおが社民党しゃみんとうに残留ざんりゅうする意向いこうを示しめしていることから、照屋てるやも残留ざんりゅうする意向いこうを固かためたと報ほうじられた。

12月17日にち、吉田よしだ忠ただし智さとし幹事かんじ長ちょうは大分おおいた市しで記者きしゃ団だんの取材しゅざいに応おうじ、「離党りとうして立憲りっけん民主みんしゅに合流ごうりゅうする。政治せいじを正ただすためには質的しつてきにも量的りょうてきにもしっかりした野党やとうを作つくっていかなければならず、社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎ的てきな理念りねん政策せいさくを立憲りっけん民主みんしゅの中なかで広ひろげていきたい」と述のべ、立憲りっけん民主党みんしゅとうへの合流ごうりゅうを明言めいげんした。吉川よしかわ副ふく党首とうしゅも「吉田よしだ幹事かんじ長ちょうと一心いっしん同体どうたいだ」と語かたった。12月24日にちの常任じょうにん幹事かんじ会かいで吉田よしだ・吉川よしかわの離党りとうが承認しょうにんされ、元もと衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの服部はっとり良一りょういちが新あらたに幹事かんじ長ちょう兼けん選対せんたい委員いいん長ちょうに就ついた。同日どうじつには名誉めいよ党首とうしゅと顧問こもんを務つとめる村山むらやま富市とみいちが党とうには残のこるものの、高齢こうれいを理由りゆうに役職やくしょくを辞任じにんした。また、11人にんいた党とう本部ほんぶ職員しょくいんは9人にんが立憲りっけん民主党みんしゅとうに移籍いせきした。

合流ごうりゅう推進すいしん派はが立憲りっけん民主党みんしゅとうへの合流ごうりゅうを急いそいだ背景はいけいには、党勢とうせいの衰退すいたいにより近年きんねんの国政こくせい選挙せんきょでは政党せいとう要件ようけんの維持いじも危機きき的てきな状況じょうきょうにあり、「国会こっかい議員ぎいんがいなくなったら、立憲りっけん民主党みんしゅとうに相手あいてにもされなくなる」との危機きき感かんがあったほか、支持しじ母体ぼたいである自治労じちろうの意向いこうもあったとされる。

吉田よしだら立憲りっけん民主党みんしゅとうへの合流ごうりゅうを選えらんだグループは立憲りっけん民主党みんしゅとうとの合流ごうりゅう後ごに立憲りっけん民主党みんしゅとうの中なかで政策せいさくグループ「社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎフォーラム」として活動かつどうを始はじめた。

分裂ぶんれつ後ご

2021年ねん1月がつ13日にち、分裂ぶんれつ後ご初はつとなる立憲りっけん民主党みんしゅとうとの党首とうしゅ会談かいだんが行おこなわれ、衆参しゅうさん両院りょういんでの統一とういつ会派かいはを維持いじするなどの連携れんけい維持いじを確認かくにんした。1月15日にちには院内いんないで所属しょぞく議員ぎいんが1人にんしかいない政党せいとうは会派かいは名めいから省はぶくという慣例かんれいにより、衆議院しゅうぎいん会派かいはの名称めいしょうが「立憲りっけん民主党みんしゅとう・社民しゃみん・無所属むしょぞく」から「立憲りっけん民主党みんしゅとう・無所属むしょぞく」に変更へんこうされ、社民しゃみんの名称めいしょうが消滅しょうめつした。一方いっぽうで参議院さんぎいんでは衆議院しゅうぎいんと慣例かんれいが異ことなるため、会派かいは名めいの「立憲りっけん民主みんしゅ・社民しゃみん」は維持いじされた。

5月9日にちの全国ぜんこく代表だいひょう者しゃ会議かいぎでは、前年ぜんねん2月がつの党とう大会たいかい以降いこうこれまでに、党員とういん全体ぜんたいの3割わりにあたるおよそ4,000人にんが離党りとうし、党員とういんが1万まん人にんを割わり込こんだと公表こうひょうした。また、47都道府県とどうふけんにあった地方ちほう組織そしきも17の組織そしきで分割ぶんかつや解散かいさんとなるなど、党勢とうせいの衰退すいたいが進すすんでいることもあわせて報ほうじられた。党とうの支持しじ率りつは同年どうねん5月がつ8日にち、9日にちのJNN世論せろん調査ちょうさによれば、前回ぜんかいから0.3ポイント下落げらくし、0％になった。

8月がつ18日にち、社民党しゃみんとうや新しん社会党しゃかいとうや緑みどりの党とうなどのリベラル・革新かくしん勢力せいりょくを機軸きじくとして、さらなる立憲りっけん野党やとう勢力せいりょくの野党やとうの連携れんけいを後押あとおしする「共同きょうどうテーブル」が設立せつりつされた。共同きょうどうテーブルは「いのちの安全あんぜん保障ほしょう確立かくりつに向むけて非ひ正規せいき社会しゃかいからの脱却だっきゃくを目指めざす」ことを理念りねんとするネットワークとなることを目指めざしている。呼よびかけ人にんとして佐さ高信たかのぶ、杉浦すぎうらひとみ、上原うえはら公子きみこ、室井佑月むろいゆづき、竹信たけのぶ三恵子みえこ、前田まえだ朗あきら、纐纈こけつ厚あつし、白石しらいし孝たかし（NPO法人ほうじん官製かんせいワーキングプア研究けんきゅう会かい理事りじ長ちょう）、清水しみず雅彦まさひこらが参加さんかした。

第だい49回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ

10月31日にち、第だい49回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょの投開票とうかいひょうが行おこなわれ、照屋てるやの後継こうけい（照屋てるやは翌よく2022年ねん4月がつに死去しきょ）として立候補りっこうほした新垣あらかき邦男くにおが沖縄おきなわ2区くでの議席ぎせきを守まもり、福島ふくしまは「新生しんせい社民党しゃみんとうとなって初はじめて迎むかえた総そう選挙せんきょだ。党とう公認こうにんで当選とうせんすることができてよかった」と述のべた。一方いっぽう、比例ひれい代表だいひょうでは結党けっとう以来いらい初はじめて議席ぎせきを獲得かくとくできず、社民党しゃみんとうの獲得かくとく議席ぎせきは公示こうじ前まえと同おなじ1議席ぎせきに留とどまった。ただし、党とう分裂ぶんれつ前まえの2017年ねんの第だい48回かい総そう選挙せんきょの全国ぜんこく合計ごうけいの比例ひれい票ひょうが941,324票ひょう（1.69%）だったのに対たいして、今回こんかいは1,018,588票ひょう（1.77%）と結果けっか的てきにはやや総そう獲得かくとく票数ひょうすうは増ました。

2022年ねん1月がつ14日にちに党首とうしゅ選挙せんきょが告示こくじされ、福島ふくしまのみが立候補りっこうほを届とどけ出でたため、無む投票とうひょうでの再選さいせんが決きまった。3月の党とう大会たいかいで正式せいしきに承認しょうにんされた。

2022年ねん3月がつ20日はつか、第だい19回かい定期ていき全国ぜんこく大会たいかい（党とう大会たいかい）で、衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの新垣あらかき邦男くにお（沖縄おきなわ県けん第だい2区く）を副ふく党首とうしゅに充あてるなどの役員やくいん人事じんじを了承りょうしょうした。新垣あらかきは国対こくたい委員いいん長ちょうと政審せいしん会長かいちょうも兼務けんむ。副ふく党首とうしゅは7月がつ執行しっこう予定よていの参議院さんぎいん議員ぎいん選挙せんきょ比例ひれい区くから立候補りっこうほ予定よていの大だい椿つばき裕子ゆうこと2人ふたりになる。

第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょ

同年どうねん7月がつの第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょでは、全国ぜんこくの得票とくひょう率りつが2%を下回したまわると公職こうしょく選挙せんきょ法ほう上じょうの政党せいとう要件ようけんを喪失そうしつするため、党とうとして正念場しょうねんばを迎むかえることとなり、前回ぜんかいの参院さんいん選せんで擁立ようりつを見送みおくった福岡ふくおか選挙せんきょ区くに6年ねんぶりに候補者こうほしゃを立たて、東京とうきょう選挙せんきょ区くでは本来ほんらいは大阪おおさかが地盤じばんである幹事かんじ長ちょう兼けん選対せんたい委員いいん長ちょうの服部はっとり良一りょういちを擁立ようりつ。さらに比例ひれい区くでは党首とうしゅの福島ふくしま、副ふく党首とうしゅの大だい椿つばきのほか、国会こっかい議員ぎいん経験けいけん者しゃである秋葉あきば忠利ただとし、山口やまぐちわか子こといった知名度ちめいどのある候補者こうほしゃを擁立ようりつし、新しん社会党しゃかいとうと共闘きょうとうする形かたちで同どう党とうの岡おか﨑彩子こ（岡崎おかざき宏美ひろみ同どう党とう委員いいん長ちょう・元もと衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの次女じじょ）を擁立ようりつするなど、政党せいとう要件ようけん維持いじに向むけて票ひょうの上積うわづみを模索もさくした。その結果けっか、選挙せんきょ区くでは全員ぜんいんが落選らくせんしたものの、比例ひれい区くにて福島ふくしまが当選とうせんした。比例ひれい区くでの得票とくひょう率りつも2%を上回うわまわり、政党せいとう要件ようけんを維持いじする結果けっかとなった。

2023年ねん3月30日にちに吉田よしだ忠ただし智さとしが参議院さんぎいん大分おおいた県けん選挙せんきょ区くの補欠ほけつ選挙せんきょに立候補りっこうほするため参議院さんぎいん議員ぎいんを辞職じしょくした。前回ぜんかいの参院さんいん選せんで順位じゅんい2位いと3位いの候補者こうほしゃは社民党しゃみんとう比例ひれい名簿めいぼから削除さくじょされていたため、同どう4位いの大だい椿つばき副ふく党首とうしゅが繰くり上あげ当選とうせんした。

2023年ねん4月がつの第だい20回かい統一とういつ地方ちほう選挙せんきょでは、41道府県どうふけん議ぎ選せんにおいては公認こうにん候補こうほにおいては公示こうじ前まえから3議席ぎせき減げんとなる3議席ぎせきの獲得かくとくに留とどまった。党籍とうせきを持もつ候補こうほ全体ぜんたいでは公示こうじ前まえの15議席ぎせきに対たいし、公認こうにん3名めい、党籍とうせきを有ゆうする候補こうほ9名めいの12議席ぎせきを獲得かくとくし微減びげんとなった。政令せいれい市議しぎ選せんでは公認こうにん4名めい、党籍とうせきを持もつ候補こうほ4名めいが当選とうせんした。一般いっぱん市区しく議ぎ選せんでは推薦すいせん含ふくめ66名めい、町村ちょうそん議会ぎかいで18名めいが当選とうせんし、改選かいせん前ぜん議席ぎせきからは微減びげんとなった。

2023年ねん12月1日にちに党首とうしゅ選挙せんきょが告示こくじされ、福島ふくしまのみが立候補りっこうほを届とどけ出でたため、無む投票とうひょうでの3選せんが決きまった。2024年ねん2月がつ23日にちの党とう大会たいかいで正式せいしきに承認しょうにんされた。

政策せいさく

基本きほん政策せいさく

綱領こうりょう的てき文書ぶんしょの「社会しゃかい民主党みんしゅとう宣言せんげん」（2006年ねん採択さいたく）では「社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎを掲かかげる政党せいとう」とし、「日本にっぽんにおける社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎの理念りねん」を「平和へいわ・自由じゆう・平等びょうどう・共生きょうせい」とした。

1. 社会しゃかい的てきな規制きせいによる公正こうせいな市場いちば経済けいざい - 自由じゆう主義しゅぎ経済けいざいの是認ぜにん、格差かくさ対策たいさく、公共こうきょうサービスの重視じゅうしなど。
2. 生いきがい、働はたらきがいの持もてる労働ろうどう環境かんきょう - 労働ろうどう条件じょうけんの向上こうじょうなど。
3. 公平こうへいで持続じぞく的てきな税ぜい財政ざいせい - 消費しょうひ税ぜい引ひき上あげ反対はんたい、所得しょとく税ぜい引ひき上あげなど。
4. 社会しゃかいの連帯れんたいを柱はしらとした社会しゃかい保障ほしょう - 新しん年金ねんきん制度せいど、公的こうてき医療いりょう、介護かいご制度せいどなど。
5. 豊ゆたかで多様たような自治じちの展開てんかい - 住民じゅうみん主権しゅけん、地方ちほうへの権限けんげん・財源ざいげん委譲いじょうなど。
6. 世界せかいの人々ひとびとと共生きょうせいする平和へいわな日本にっぽん - 国連こくれん憲章けんしょうや憲法けんぽう九きゅう条じょうを指針ししんとし、自衛隊じえいたいの縮小しゅくしょう、在ざい日米にちべい軍ぐん基地きちの縮小しゅくしょう・撤去てっきょなど。
7. 公正こうせいな国際こくさい経済けいざいと平和へいわを基礎きそにしたアジア経済けいざい圏けん - 南北なんぼく格差かくさや国内こくない産業さんぎょう空洞くうどう化かに対たいする公正こうせいなルール、東ひがしアジア共同きょうどう体たい構想こうそうなど。
8. 両性りょうせい平等びょうどう社会しゃかいの実現じつげん - 男女だんじょ平等びょうどう、ジェンダーフリーなど。
9. 豊ゆたかな自然しぜん環境かんきょうを次世代じせだいに - 循環じゅんかん型がた社会しゃかいへの転換てんかん、地球ちきゅう温暖おんだん化か防止ぼうし、脱だつ原発げんぱつ、自然しぜんエネルギーなど。
10. 食しょくと生命せいめいの安全あんぜんを担になう農林のうりん水産すいさん業ぎょう - 第だい一いち次じ産業さんぎょうの維持いじ・発展はってんなど。
11. 一人ひとりひとりを大切たいせつにする教育きょういくの実現じつげん - 個性こせいの重視じゅうし。
12. あらゆる価値かち観かんを保障ほしょうした創造そうぞう的てき文化ぶんか - 表現ひょうげんの自由じゆう、言論げんろんの自由じゆうの擁護ようご。
13. 民意みんいを反映はんえいする政治せいじへの改革かいかく - 小しょう選挙せんきょ区く制せいから比例ひれい得票とくひょう数すうを中心ちゅうしんとした選挙せんきょ制度せいどへ、企業きぎょう・団体だんたい献金けんきんの廃止はいし。

憲法けんぽう、安全あんぜん保障ほしょう関連かんれん

• 日本国にっぽんこく憲法けんぽうを「平和へいわ憲法けんぽう」として、平和へいわ憲法けんぽうの擁護ようごと憲法けんぽうを暮くらしに生いかす政治せいじを実現じつげん。
  • 自衛隊じえいたいの扱あつかいは時期じきにより異ことなる。村山むらやま内閣ないかくでは、政権せいけんとしての立場たちばは、「合憲ごうけん」、2006年ねんの「社民党しゃみんとう宣言せんげん」では、党とうとしての立場たちばは、「違憲いけん状態じょうたい」（詳細しょうさいは #党とう史し 参照さんしょう）。
  • 外交がいこう政策せいさくでは武器ぶき貿易ぼうえき条約じょうやくの早期そうき締結ていけつ、クラスター爆ばく弾だんの全面ぜんめん禁止きんし、対人たいじん地雷じらい禁止きんし条約じょうやくの強化きょうか、劣化れっかウラン弾だんの使用しよう禁止きんしなど。
  • 地方ちほう自治じちレベルでは無む防備ぼうび地域ちいき宣言せんげん運動うんどうに賛成さんせい。
• 日米にちべい安全あんぜん保障ほしょう条約じょうやくは2006年ねんの「社民党しゃみんとう宣言せんげん」では、最終さいしゅう的てきに「平和へいわ友好ゆうこう条約じょうやく」へと転換てんかんさせ、在ざい日米にちべい軍ぐん基地きちの整理せいり・縮小しゅくしょう・撤去てっきょを進すすめるとした。
  • 普天間ふてんま基地きち移設いせつ問題もんだいでは、国外こくがいまたは沖縄おきなわ県けん外がいへの全面ぜんめん移転いてんを主張しゅちょう。
  • 日米地位協定にちべいちいきょうていは、在ざい日米にちべい軍ぐん基地きちへの立たち入いり権けん明記めいきなど改正かいせいを主張しゅちょう。
  • 日本にっぽん政府せいふによる在ざい日米にちべい軍ぐんへの思おもいやり予算よさんは、2009年ねん第だい45回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょのマニフェストでは「廃止はいし」、2011年度ねんど予算よさん編成へんせいでは減額げんがくを主張しゅちょう。

税制ぜいせい

• 累進るいしん課税かぜいを機能きのうさせる。
• 消費しょうひ税ぜいは向むこう3年間ねんかんゼロ。

経済けいざい、資源しげん・エネルギー関連かんれん

• 「TPP（環太平洋かんたいへいようパートナーシップ協定きょうてい）」への参加さんかに反対はんたい。
• 「カジノ誘致ゆうち」に反対はんたい。
• 「原発げんぱつゼロ」と「脱だつ原発げんぱつ社会しゃかい」の実現じつげん。原発げんぱつ・各かく施設しせつの廃止はいしに向むけた具体ぐたい的てきなロードマップを作成さくせい。2050年ねんを期限きげんに電力でんりょくの自然しぜんエネルギーへの完全かんぜん転換てんかんや温室おんしつ効果こうかガス排出はいしゅつゼロを目指めざす。
• 経済けいざい対策たいさくとして「雇用こよう回復かいふく、グリーン社会しゃかいへの転換てんかん、地域ちいき・地方ちほうの活性かっせい化か、貧困ひんこんの解消かいしょう」など。
  • 郵政ゆうせい民営みんえい化かは「小泉こいずみ路線ろせんの修正しゅうせい・転換てんかんを図はかる」とし、簡易かんい郵便ゆうびん局きょくの維持いじ、郵政ゆうせい非ひ正規せいき労働ろうどう者しゃの雇やとい止とめの阻止そし、「かんぽの宿やど」等とうの保全ほぜんなど。

民法みんぽう、家族かぞく制度せいど

• 選択せんたく的てき夫婦ふうふ別姓べっせい制度せいど導入どうにゅうを推進すいしん。
• 良質りょうしつな保育ほいくや学童がくどう保育ほいくを増ふやし、子こどもの育そだちの場ばを保障ほしょうすることをめざす。
• 同性どうせい婚こんの合法ごうほう化かに賛成さんせい。

社会しゃかい保障ほしょう、労働ろうどう環境かんきょう

• 救急きゅうきゅう患者かんじゃのたらい回まわしをなくすため「周しゅう産さん期き医療いりょうネットワーク」と「救急きゅうきゅう搬送はんそう受うけ入いれ体制たいせい」を早急そうきゅうに整備せいびし、周しゅう産さん期き医療いりょうの後方こうほう支援しえん体制たいせいを確立かくりつする。
• 生活せいかつ保護ほごの母子ぼし加算かさんの復活ふっかつ、児童じどう扶養ふよう手当てあての父子ふし家庭かていへの支給しきゅうの実現じつげんをめざす。
• 教育きょういく予算よさんを他たの先進せんしん国こく並なみの対たいGDP比ひ5%水準すいじゅんへの引ひき上あげ。
• 賃金ちんぎんの男女だんじょ差別さべつの撤廃てっぱい推進すいしん。
• 労働ろうどう者しゃの権利けんりを守まもるため、客観きゃっかん的てき・合理ごうり的てきな理由りゆうがなく「就職しゅうしょく内定ないていの取とり消けし」をされた場合ばあいは、「就職しゅうしょく内定ないていの取とり消けし」を無効むこうとし、悪質あくしつな「就職しゅうしょく内定ないていの取とり消けし」を行おこなった企業きぎょうは、企業きぎょう名めいを公表こうひょうするとしている。

その他た

• 院内いんない交渉こうしょう団体だんたい制度せいどの撤廃てっぱい。
• 死刑しけい制度せいどは存廃そんぱいを含ふくめ見直みなおし、その間あいだは執行しっこうに反対はんたい。

組織そしき

本部ほんぶ

社会しゃかい民主党みんしゅとうは党則とうそくで「各かく地方ちほうが連合れんごうする全国ぜんこく政党せいとうである」と形態けいたいを定義ていぎしており、中央ちゅうおう組織そしき及および本部ほんぶを「全国ぜんこく連合れんごう」と称しょうする。なお日本にっぽん社会党しゃかいとう時代じだいには中央ちゅうおう本部ほんぶと称しょうしていた。

2017年ねん現在げんざいの本部ほんぶ所在地しょざいちは東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く湊みなとの民間みんかんビル内ないである。

地方ちほう組織そしき

中央ちゅうおう組織そしきである全国ぜんこく連合れんごうの下したに、「都道府県とどうふけん連合れんごう」、「支部しぶ連合れんごう」、「総そう支部しぶ」、「支部しぶ」を設もうける（党則とうそく21条じょう1項こう）。また、これに準じゅんじる組織そしきとしてブロック協議きょうぎ会かいが規定きていされている。末端まったんの支部しぶ組織そしきは他た党とうと比くらべて細こまかいレベルに達たっする。

ブロック協議きょうぎ会かい

衆議院しゅうぎいん比例ひれい代表だいひょう選挙せんきょのブロックごとに設もうけられ、選挙せんきょ活動かつどうをはじめとする党とう活動かつどう全般ぜんぱんにわたる都道府県とどうふけん連合れんごうの活動かつどうの協力きょうりょくと調整ちょうせいを行おこなう。ブロック協議きょうぎ会かいは比例ひれい単独たんどく候補者こうほしゃの決定けっていと順位じゅんい付づけ、および小しょう選挙せんきょ区くの他た党とう候補者こうほしゃに対たいする推薦すいせんの決定けっていについて協議きょうぎ・確認かくにんの上うえ全国ぜんこく連合れんごう常任じょうにん幹事かんじ会かいに承認しょうにんを求もとめる（党則とうそく31条じょう3項こう・4項こう）。

都道府県とどうふけん連合れんごう

都道府県とどうふけん連合れんごうは、自民党じみんとうの都道府県とどうふけん支部しぶ連合れんごう会かい、民主党みんしゅとうの総そう支部しぶ連合れんごう会かいに相当そうとうする組織そしきであり、各かく都道府県とどうふけんに1つずつ設置せっちされる（党則とうそく23条じょう） 。立憲りっけん民主党みんしゅとうへの分裂ぶんれつ以降いこう、宮城みやぎ県けん、山形やまがた県けん、福井ふくい県けん、徳島とくしま県けんには県けん連合れんごうは存在そんざいしない。なお日本にっぽん社会党しゃかいとう時代じだいは都道府県とどうふけん本部ほんぶと称しょうしていた。（福井ふくい県けん連合れんごうは2023年ねん2月がつ3日にち再さい結成けっせい）

都道府県とどうふけん連合れんごうは後述こうじゅつする職域しょくいき支部しぶと専門せんもん分野ぶんや別べつ支部しぶを管下かんかに置おくことができ、直接ちょくせつ指導しどうを行おこなう。

支部しぶ連合れんごう

支部しぶ連合れんごうは自民党じみんとうの選挙せんきょ区く支部しぶ、民主党みんしゅとうの総そう支部しぶに相当そうとうするもので、衆議院しゅうぎいんの小しょう選挙せんきょ区くごとに1つ設置せっちされる（党則とうそく24条じょう）。日本にっぽん社会党しゃかいとう時代じだいは支部しぶ協議きょうぎ会かいと称しょうしていた。

総そう支部しぶ

総そう支部しぶは基礎きそ自治体じちたいごとではなく都道府県とどうふけん議会ぎかいの選挙せんきょ区くに準じゅんじて編成へんせいされる規定きていになっており、公明党こうめいとうのそれや日本にっぽん共産党きょうさんとうの地区ちく委員いいん会かいに相当そうとうする。

詳細しょうさいは「日本にっぽん共産党きょうさんとう#地区ちく組織そしき」および「公明党こうめいとう#総そう支部しぶ」を参照さんしょう

総そう支部しぶは傘下さんかに2つ以上いじょうの支部しぶを持もっていなければならない（党則とうそく25条じょう1項こう）。

支部しぶ

支部しぶは3名めい以上いじょうの党員とういんによって構成こうせいされる社民党しゃみんとうの最さい末端まったん組織そしきである。日本にっぽん社会党しゃかいとう時代じだいは党員とういん30名めい以上いじょうで支部しぶを構成こうせいし、支部しぶに所属しょぞくする者もののうち5人にん以上いじょうで班はんを構成こうせいするとされていたが、社会しゃかい民主党みんしゅとう発足ほっそくの際さいに従来じゅうらいの班はんよりも細こまかい単位たんいで支部しぶを結成けっせいできると改あらためられた。党員とういん3人にんで支部しぶを結成けっせいできるという制度せいどは、日本にっぽん共産党きょうさんとうと同おなじである。

詳細しょうさいは「日本にっぽん共産党きょうさんとう#支部しぶ」を参照さんしょう

支部しぶは党則とうそく上じょうでは議員ぎいん支部しぶ、地域ちいき支部しぶ、職場しょくば支部しぶ、職域しょくいき支部しぶ、専せん門もん（業種ぎょうしゅ）分野ぶんや別べつ支部しぶの5つの種類しゅるいに分わかれ、各党かくとう員いんは自みずからの選択せんたくでそのうちの1種類しゅるいの支部しぶに参加さんかする（党則とうそく26条じょう2項こう）。

5種類しゅるいのうち、議員ぎいん・地域ちいき・職場しょくばの各かく支部しぶは地元じもとの総そう支部しぶの管下かんかとなる。職域しょくいき・専門せんもん分野ぶんや別べつ支部しぶは人数にんずうや広域こういき性せいなどによって都道府県とどうふけん連合れんごうの直属ちょくぞくとすることができる。

党員とういん

最低限さいていげんの要件ようけんとして、「本ほん党とうの基本きほん理念りねん及および政策せいさく・党則とうそくに賛同さんどうする18歳さい以上いじょうの者もの」（党則とうそく4条じょう1項こう）が掲かかげられている。日本にっぽん国民こくみんの他ほか、外国がいこく人じんでも日本にっぽん国内こくないに3年ねん以上いじょう定住ていじゅうしていれば入党にゅうとうを申もうし込こむことができる。日本にっぽんの主要しゅよう政党せいとうで外国がいこく人じんの入党にゅうとうを認みとめているのは、2015年ねん現在げんざいでは本ほん党とうと公明党こうめいとうのみとなる。

党籍とうせきは一般いっぱん党員とういんと協力きょうりょく党員とういんの2種類しゅるいがあり、一般いっぱん党員とういんは年齢ねんれいによって毎月まいつきの党費とうひが変かわる。39歳さい以下いかは月額げつがく1,300円えん、40歳さいから59歳さいまでは月額げつがく2,000円えん、60歳さい以上いじょうは月額げつがく1,000円えんとなっている。この制度せいどは社会しゃかい民主党みんしゅとうになってから改正かいせいされたもので、日本にっぽん社会党しゃかいとう時代じだいは社会しゃかい主義しゅぎの原則げんそくによる公平こうへい負担ふたんを掲かかげ、毎月まいつきの実じつ収入しゅうにゅうの1%を徴収ちょうしゅうする制度せいどが長年ながねん続つづいた。このため日本にっぽん共産党きょうさんとうと同様どうように党費とうひを納おさめないまま党籍とうせきを維持いじすることができた。また、日本にっぽん共産党きょうさんとうの10条じょう該当がいとう党員とういんに相当そうとうする活動かつどう実態じったいのない党員とういんも多数たすういて、一定いっていの期間きかん後ごに支部しぶの判断はんだんで除籍じょせきすることも可能かのうだった。この名残なごりで、現在げんざいでも最大さいだい1年間ねんかんまでの党費とうひ滞納たいのうは党則とうそく上じょうも容認ようにんされている（党則とうそく5条じょう4項こう）。

「10条じょう該当がいとう党員とういん#概要がいよう」および「日本にっぽん共産党きょうさんとう#除名じょめいと除籍じょせき」も参照さんしょう

協力きょうりょく党員とういんは民主党みんしゅとうのサポーターに近ちかい制度せいどで、月額げつがく500円えんまたは1年ねん前納ぜんのうで6,000円えん。党首とうしゅ選挙せんきょへの投票とうひょうは可能かのうだが、公職こうしょく選挙せんきょにおける党とう公認こうにん候補者こうほしゃになれない（党則とうそく7条じょう1項こう但書ただしがき。推薦すいせんは一部いちぶ条件じょうけん付つきで可か）、党とう各かく級きゅう連合れんごうの会議かいぎへの参加さんかが一部いちぶに限かぎられるなど、一般いっぱん党員とういんと比くらべて権利けんりに制限せいげんがある。

「民主党みんしゅとう (日本にっぽん 1998-2016)#党員とういん・サポーター」も参照さんしょう

入党にゅうとう・離党りとうの手続てつづきは最寄もよりの党とう組織そしきで受うけ付つける。ただし国会こっかい議員ぎいんのみ都道府県とどうふけん連合れんごうで受うけ付つけ、全国ぜんこく連合れんごう常任じょうにん幹事かんじ会かいの承認しょうにんを受うける必要ひつようがある（党則とうそく5条じょう3項こう）。また、除名じょめい・除籍じょせき者しゃの再さい入党にゅうとうは都道府県とどうふけん連合れんごう常任じょうにん幹事かんじ会かいの承認しょうにんが必要ひつようとなる（党則とうそく4条じょう3項こう）。

役職やくしょく

党則とうそくによって、党首とうしゅを含ふくめた役員やくいんの任期にんきは2年ねんと定さだめられている。

全国ぜんこく連合れんごう執行しっこう部ぶ役員やくいん表ひょう

2022年ねん3月がつ20日にち現在げんざい

役職やくしょく	氏名しめい	肩書かたがき
党首とうしゅ	福島ふくしま瑞穂みずほ	参議院さんぎいん議員ぎいん
副ふく党首とうしゅ・政策せいさく審議しんぎ会長かいちょう 国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょう	新垣あらかき邦男くにお	衆議院しゅうぎいん議員ぎいん
副ふく党首とうしゅ	大だい椿つばき裕子ゆうこ	参議院さんぎいん議員ぎいん
幹事かんじ長ちょう・選対せんたい委員いいん長ちょう	服部はっとり良一りょういち	元もと衆議院しゅうぎいん議員ぎいん
常任じょうにん幹事かんじ	伊地いじ智さとし恭子きょうこ	東京とうきょう都と多摩たま市議会しぎかい議員ぎいん
	伊是名いぜな夏子なつこ	コラムニスト
	山城やましろ博治ひろじ	沖縄おきなわ平和へいわ運動うんどうセンター議長ぎちょう
	中島なかじま修おさむ	党とう全国ぜんこく連合れんごう総務そうむ企画きかく局長きょくちょう
	渡辺わたなべ英明ひであき	党とう全国ぜんこく連合れんごう組織そしき団体だんたい局長きょくちょう

歴代れきだい党首とうしゅ一覧いちらん

代だい	党首とうしゅ		期き	在任ざいにん期間きかん	備考びこう
1		村山むらやま富市とみいち	1	1996年ねん1月がつ19日にち - 1996年ねん9月28日にち	第だい41回かい衆院しゅういん選せんに向むけた党とう体制たいせい立たて直なおしのため退任たいにん。
2		土井どいたか子こ	2	1996年ねん9月がつ28日にち - 1998年ねん12月22日にち	第だい41回かい衆院しゅういん選せんの敗北はいぼくにより連立れんりつ離脱りだつ。任期にんき満了まんりょう
			3	1998年ねん12月22日にち - 2000年ねん1月がつ21日にち	任期にんき満了まんりょう
			4	2000年ねん1月がつ21日にち - 2002年ねん3月26日にち
			5	2002年ねん3月がつ26日にち - 2003年ねん11月15日にち	第だい43回かい衆院しゅういん選せんの敗北はいぼくにより辞任じにん。
3		福島ふくしま瑞穂みずほ	6	2003年ねん11月15日にち - 2005年ねん12月2日にち	任期にんき満了まんりょう
			7	2005年ねん12月2日にち - 2007年ねん11月27日にち
			8	2007年ねん11月27日にち - 2009年ねん12月4日にち	民社みんしゃ国こく連立れんりつ政権せいけん樹立じゅりつ。鳩山はとやま内閣ないかくの国務大臣こくむだいじんに就任しゅうにん。任期にんき満了まんりょう
			9	2009年ねん12月4日にち - 2012年ねん1月がつ20日はつか	普天間ふてんま基地きち移設いせつ問題もんだいを巡めぐり連立れんりつ離脱りだつ。任期にんき満了まんりょう
			10	2012年ねん1月がつ20日はつか - 2013年ねん7月がつ25日にち	第だい46回かい衆院しゅういん選せん、第だい23回かい参院さんいん選せんの敗北はいぼくにより辞任じにん。
4		吉田よしだ忠ただし智さとし	11	2013年ねん10月がつ14日にち - 2016年ねん2月がつ24日にち	旧きゅう社会党しゃかいとう以来いらい17年ねんぶりの決選けっせん投票とうひょうで選出せんしゅつ。任期にんき満了まんりょう
			12	2016年ねん2月がつ24日にち - 2018年ねん2月がつ25日にち	任期にんき満了まんりょう
5		又また市し征せい治ち	13	2018年ねん2月がつ25日にち - 2020年ねん2月がつ23日にち
6		福島ふくしま瑞穂みずほ	14	2020年ねん2月がつ23日にち - 2022年ねん2月がつ14日にち	旧きゅう社会党しゃかいとう以来いらいで2人ふたり目めの党首とうしゅ再さい登板とうばん。
			15	2022年ねん2月がつ14日にち - 2024年ねん2月がつ23日にち	無む投票とうひょう当選とうせん。第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん選挙せんきょ開催かいさい。
			16	2024年ねん2月がつ23日にち - 現職げんしょく	無む投票とうひょう当選とうせん。

• は社民党しゃみんとうが政権せいけん離脱りだつした時点じてんでの党首とうしゅ。
• は社民党しゃみんとうが政権せいけん入いりした時点じてんでの党首とうしゅ。

歴代れきだいの全国ぜんこく連合れんごう執行しっこう部ぶ役員やくいん表ひょう

党首とうしゅ	副ふく党首とうしゅ				幹事かんじ長ちょう	政策せいさく審議しんぎ会長かいちょう	院内いんない総務そうむ会長かいちょう 国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょう	参議院さんぎいん議員ぎいん会長かいちょう	就任しゅうにん年月としつき
村山むらやま富市とみいち	久保くぼ亘わたる	五十嵐いがらし広三こうぞう	日野ひの市朗いちろう	岡崎おかざきトミ子とみこ	佐藤さとう観樹みき	伊藤いとう茂しげる	池端いけはた清一せいいち	久保くぼ亘わたる	1996年ねん1月がつ
土井どいたか子こ			野坂のさか浩賢こうけん	上原うえはら康やすし助すけ	伊藤いとう茂しげる	及川おいかわ一夫かずお	秋葉あきば忠利ただとし	日下部くさかべ禧代子こ	1996年ねん9月がつ
		日下部くさかべ禧代子こ				秋葉あきば忠利ただとし	前島まえじま秀行ひでゆき		1998年ねん1月がつ
	伊藤いとう茂しげる				渕上ふちがみ貞雄さだお	浜田はまだ健一けんいち		村沢むらさわ牧まき	1999年ねん1月がつ
		山口やまぐち鶴男つるお	清水しみず澄子すみこ				中西なかにし績介せきすけ	梶原かじはら敬義たかよし	2000年ねん2月がつ
	谷本たにもと巍たかし	東門ひがしもん美津子みつこ				辻つじ元もと清美きよみ			2000年ねん7月がつ
	渕上ふちがみ貞雄さだお				福島ふくしま瑞穂みずほ			山本やまもと正和まさかず	2001年ねん10月がつ
			中西なかにし績介せきすけ			大脇おおわき雅子まさこ		大渕おおふち絹子きぬこ	2002年ねん3月がつ
								渕上ふちがみ貞雄さだお	2002年ねん10月がつ
福島ふくしま瑞穂みずほ		横光よこみつ克彦かつひこ	照屋てるや寛ひろし徳とく		又また市し征せい治ち	阿部あべ知子ともこ	横光よこみつ克彦かつひこ		2003年ねん11月
							重野しげの安正やすまさ		2005年ねん9月がつ
		又また市し征せい治ち			重野しげの安正やすまさ		日にち森もり文ぶん尋ひろ		2007年ねん12月
							辻つじ元もと清美きよみ		2009年ねん9月がつ
							照屋てるや寛ひろし徳とく		2010年ねん1月がつ
								又また市し征せい治ち	2010年ねん8月がつ
					又また市し征せい治ち	吉田よしだ忠ただし智さとし			2013年ねん1月がつ
吉田よしだ忠ただし智さとし	福島ふくしま瑞穂みずほ					吉川よしかわ元はじめ			2013年ねん11月
又また市し征せい治ち					吉川よしかわ元はじめ			福島ふくしま瑞穂みずほ	2018年ねん2月がつ
福島ふくしま瑞穂みずほ	吉川よしかわ元はじめ				吉田よしだ忠ただし智さとし		吉川よしかわ元はじめ		2020年ねん2月がつ
	大だい椿つばき裕子ゆうこ				服部はっとり良一りょういち	服部はっとり良一りょういち	（空席くうせき）		2021年ねん2月がつ
		新垣あらかき邦男くにお				新垣あらかき邦男くにお	新垣あらかき邦男くにお		2022年ねん3月がつ

閣僚かくりょう経験けいけん者しゃ等とう

（）内ないは入閣にゅうかく直前ちょくぜんの党とう役職やくしょく

第だい1次じ橋本はしもと内閣ないかく

• 国務大臣こくむだいじん

大蔵おおくら大臣だいじん（副ふく総理そうり）：久保くぼ亘わたる（副ふく党首とうしゅ）

郵政ゆうせい大臣だいじん：日野ひの市朗いちろう（副ふく党首とうしゅ）

労働ろうどう大臣だいじん：永井ながい孝信たかのぶ

総務庁そうむちょう長官ちょうかん：中西なかにし績介せきすけ

環境庁かんきょうちょう長官ちょうかん：岩垂いわだれ壽喜男すきお

• 政務次官せいむじかん等ひとし

内閣ないかく官房かんぼう副ふく長官ちょうかん：渡辺わたなべ嘉蔵よしぞう ‐ 藁わら科か滿治まんじ【1996年ねん10月がつ11日にち ‐ 】

大蔵おおくら政務次官せいむじかん：鉢はち呂りょ吉雄よしお

文部もんぶ政務次官せいむじかん：日下部くさかべ禧代子こ

運輸うんゆ政務次官せいむじかん：北沢きたざわ清きよし功いさお

建設けんせつ政務次官せいむじかん：沢藤さわふじ礼次郎れいじろう

経済けいざい企画きかく政務次官せいむじかん：清水しみず澄子すみこ

鳩山はとやま由紀夫ゆきお内閣ないかく

• 国務大臣こくむだいじん

内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（消費しょうひ者しゃ･食品しょくひん安全あんぜん・少子化しょうしか対策たいさく・男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく）：福島ふくしま瑞穂みずほ（党首とうしゅ）

• 副ふく大臣だいじん

国土こくど交通こうつう副ふく大臣だいじん：辻つじ元もと清美きよみ（国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょう）

財政ざいせい

党とう職員しょくいんのリストラ問題もんだい

2005年ねん、政党せいとう交付こうふ金きんの激減げきげんによる財政ざいせい難なんから党とう職員しょくいんの整理せいり解雇かいこを職員しょくいん団体だんたいに通告つうこくした。労働ろうどう者しゃの党とうを標榜ひょうぼうする党とうの理念りねんを自みずから破やぶる行為こういに対たいし、「党とうの労働ろうどう政策せいさくと矛盾むじゅんしている」と反発はんぱつの声こえが挙あがっていたが、当時とうじ幹事かんじ長ちょうの又また市し征せい治ちは「人件じんけん費ひを切きり詰つめざるを得えない」として、同年どうねん2月がつ17日にち、33名めいの本部ほんぶ職員しょくいんのうち、55歳さい以上いじょうの高齢こうれい者しゃ、兼職けんしょく、職務しょくむ怠慢たいまんのいずれかを理由りゆうに9名めいに指名しめい解雇かいこをした。被ひ解雇かいこ者しゃ中ちゅう3名めいは労働ろうどう組合くみあいを結成けっせいし、解雇かいこ無効むこうの訴訟そしょうを起おこしたが、2007年ねん4月がつ11日にちの一いち審しん判決はんけつ、同年どうねん9月13日にちの二に審しん判決はんけつ、2008年ねん2月がつ1日にちの最高裁さいこうさい判決はんけつは、ともに党とうが勝訴しょうそした。もう一人ひとりの訴訟そしょう者しゃに対たいする2007年ねん8月がつ30日にちの一いち審しん判決はんけつも党とうが勝訴しょうそしたが、2008年ねん1月がつに東京とうきょう高裁こうさいで金銭きんせん和解わかいが成立せいりつした。

本部ほんぶ移転いてん問題もんだい

2013年ねん1月がつの移転いてんまで本部ほんぶを置おいていた社会しゃかい文化ぶんか会館かいかん（北緯ほくい35度ど40分ふん45.5秒びょう 東経とうけい139度ど44分ふん43.2秒びょう）

社民党しゃみんとうの本部ほんぶは、前身ぜんしんの社会党しゃかいとう時代じだいの1964年ねん、それまでの党とう本部ほんぶが1964年ねん東京とうきょうオリンピック開催かいさいに伴ともなう国道こくどう246号ごうの拡幅かくふく工事こうじで立たち退のきが必要ひつようとなり、政府せいふが代替だいたい地ちとして提供ていきょうした現地げんちを、年間ねんかん約やく2850万まん円えんで借かり受うけて1964年ねんに建築けんちくされた「社会しゃかい文化ぶんか会館かいかん」（地上ちじょう7階かい地下ちか1階かい・約やく6600平方へいほうメートル）であり、近ちかくにある坂さかの名前なまえから通称つうしょう三宅みやけ坂ざかと呼よばれ、長ながらく活動かつどうの拠点きょてんとなってきた。

21世紀せいきに入はいって党勢とうせいが低下ていかしてからは空あき部屋へやも増ふえたが、多目的たもくてきホールなどを撮影さつえいに貸かし出だすなどしており、レトロな雰囲気ふんいきの相あいまって、テレビ関係かんけい者しゃの口くちコミで頻繁ひんぱんにドラマ撮影さつえいなどに貸かし出だされ、最盛さいせい期きには年間ねんかん9千せん万まん円えん、2010年ねんには年間ねんかん30回かい利用りようされ、123万まん円えんの利用りよう料りょう収入しゅうにゅうを上あげていた。党とう側がわも、宣伝せんでんになるとして貸かし出だしに積極せっきょく的てきであった。

しかし2011年ねんの東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい以後いご、ビルの耐震たいしん性せいが問題もんだい視しされて一般いっぱん貸かし出だしができない状態じょうたいに陥おちいり、管理かんり財団ざいだんは2012年ねん3月がつ31日にちに解散かいさん。以降いこうビルのメンテナンスは党とう職員しょくいんが行おこなうことになった。

党とうとして継続けいぞく費用ひようを模索もさくするも、専門せんもん家かによる耐震たいしん診断しんだんの結果けっかは「即時そくじ使用しよう制限せいげん」となった。修繕しゅうぜんしようにも修繕しゅうぜん積立つみたてなどは全まったく行おこなわれておらず、また退去たいきょしようにも敷地しきちが国有こくゆう地ちであるため退去たいきょ時じに解体かいたい費用ひようを負担ふたんする必要ひつようがあり、対応たいおうが困難こんなんであった。2013年ねん1月がつ28日にちに社会しゃかい文化ぶんか会館かいかんを退去たいきょすることとなった時点じてんで、館内かんないの8フロアのうち党とう本部ほんぶと東京とうきょう都と連れんが1フロアずつ利用りようしているのみで、ほかのフロアは節電せつでんのため常つねに消灯しょうとうしている状況じょうきょうであった。

のちにこれら費用ひようのうち、耐震たいしん診断しんだんについては党とうが千代田ちよだ区くに助成じょせいを申請しんせいし、費用ひようの全額ぜんがく約やく850万まん円えんが公費こうひで賄まかなわれたことが明あきらかとなった。その内訳うちわけは、3分ぶんの1の280万まん円えん余あまりが平成へいせい24年度ねんど日本国にっぽんこく政府せいふの復興ふっこう予算よさん「全国ぜんこく防災ぼうさい対策たいさく費ひ」から拠出きょしゅつされ、残のこりは東京とうきょう都とが助成じょせいした。

解体かいたい費用ひようについても、党とうは千代田ちよだ区くに助成じょせいを申請しんせいし、区くは約やく3分ぶんの1の助成じょせいを決定けっていして党とうに通知つうちした。解体かいたい費用ひようの助成じょせいは新しん年度ねんど予算よさんからの支出ししゅつとなるが、このうち半額はんがくは国費こくひで賄まかなわれたことが明あきらかとなった。

これらの公費こうひ助成じょせいの根拠こんきょ法ほうである東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい復興ふっこう基本きほん法ほう（2011年ねん6月がつ施行しこう）は、社民党しゃみんとう所属しょぞく全ぜん議員ぎいんを含ふくむ与野党よやとうの賛成さんせい多数たすうで可決かけつ成立せいりつしたものである。同どう法ほうでは、その目的もくてきを、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいからの復興ふっこうの円滑えんかつかつ迅速じんそくな推進すいしんと活力かつりょくある日本にっぽんの再生さいせいを図はかることを目的もくてきとする（法ほう1条じょう）と明記めいきしており、いわゆる復興ふっこう予算よさんが被災ひさい地ちの震災しんさい復興ふっこうだけに使つかわれるものではないことが明示めいじされていた。

しかし、社民党しゃみんとうは、党とう代表だいひょうを含ふくむ所属しょぞく全ぜん議員ぎいんの賛成さんせいにより成立せいりつしたこの法律ほうりつを根拠こんきょとし、条文じょうぶんに明示めいじされている運用うんように基もとづいている復興ふっこう予算よさんの被災ひさい地ち以外いがいの事業じぎょう適用てきようであるにもかかわらず、目的もくてき外がいに流用りゅうようされていたなどとして政府せいふ与党よとうを批判ひはんする一方いっぽう、党とうとしてはその恩恵おんけいを受うけていたことから、その姿勢しせいが問とわれるとの報道ほうどうがなされた。

この報道ほうどうの後のち、社民党しゃみんとうは「違法いほうではないが好このましくない」として、耐震たいしん診断しんだんについての復興ふっこう予算よさん相当そうとう分ぶんの280万まん円えんについては、被災ひさい地ちに寄付きふすることを表明ひょうめいした。一方いっぽうで、解体かいたい費用ひようについての復興ふっこう予算よさん相当そうとう分ぶんについては、その金額きんがく自体じたいが明示めいじされなかった。

社会しゃかい文化ぶんか会館かいかんは3月がつに解体かいたい作業さぎょうを開始かいし、8月がつには解体かいたいを完了かんりょうした。

退去たいきょ後ごの党とう本部ほんぶは、内閣ないかく総理そうり大臣だいじん官邸かんていの裏うらに立地りっちする民間みんかんビル「永田町ながたちょうビル」の2フロアへ移転いてんしたが、2017年ねん5月がつ8日にち、党勢とうせい低迷ていめいで賃料ちんりょうを削けずってでも選挙せんきょ費用ひようなどに充あてるべきだとの判断はんだんから、東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く湊みなと3丁目ちょうめにある民間みんかんビルに再さい移転いてんした。

政党せいとう交付こうふ金きん

日本にっぽん社会しゃかい民主党みんしゅとうの政党せいとう交付こうふ金きんは以下いかの通とおり。なお、日本にっぽん社会党しゃかいとうから改名かいめい以降いこうの政党せいとう交付こうふ金額きんがくを示しめす。

• 1996年ねん(平成へいせい09年ねん) - 47億おく1005万まん円えん　ー
• 1997年ねん(平成へいせい10年ねん) - 27億おく4113万まん円えん　↓
• 1998年ねん(平成へいせい11年ねん) - 24億おく7207万まん円えん　↓
• 1999年ねん(平成へいせい12年ねん) - 21億おく1367万まん円えん　↓
• 2000年ねん(平成へいせい13年ねん) - 22億おく5106万まん円えん　↑
• 2001年ねん(平成へいせい14年ねん) - 21億おく5356万まん円えん　↓
• 2002年ねん(平成へいせい15年ねん) - 17億おく9198万まん円えん　↓
• 2003年ねん(平成へいせい16年ねん) - 16億おく8626万まん円えん　↓
• 2004年ねん(平成へいせい17年ねん) - 11億おく1160万まん円えん　↓
• 2005年ねん(平成へいせい18年ねん) - 10億おく2242万まん円えん　↓
• 2006年ねん(平成へいせい19年ねん) - 10億おく600万まん円えん　↓
• 2007年ねん(平成へいせい20年ねん) - 9億おく6822万まん円えん　↓
• 2008年ねん(平成へいせい21年ねん) - 9億おく0229万まん円えん　↓
• 2009年ねん(平成へいせい22年ねん) - 8億おく9055万まん円えん　↓
• 2010年ねん(平成へいせい23年ねん) - 8億おく6400万まん円えん　↓
• 2011年ねん(平成へいせい24年ねん) - 7億おく6230万まん円えん　↓
• 2012年ねん(平成へいせい25年ねん) - 7億おく6369万まん円えん　↑
• 2013年ねん(平成へいせい26年ねん) - 4億おく2900万まん円えん　↓
• 2014年ねん(平成へいせい27年ねん) - 4億おく7000万まん円えん　↑
• 2016年ねん(平成へいせい28年ねん) - 4億おく7196万まん8000円えん 　↑
• 2017年ねん(平成へいせい29年ねん) - 3億おく9536万まん8000円えん　↓
• 2018年ねん(平成へいせい30年ねん) - 3億おく7994万まん7000円えん　↓
• 2019年ねん(平成へいせい31年ねん・令れい和わ元年がんねん) - 3億おく8417万まん3000円えん　↑
• 2020年ねん(令れい和わ02年ねん) - 3億おく6276万まん9000円えん　↓
• 2021年ねん(令れい和わ03年ねん) - 3億おく1228万まん3000円えん　↓
• 2022年ねん(令れい和わ04年ねん) - 2億おく7904万まん3000円えん　↓
• 2023年ねん(令れい和わ05年ねん) - 2億おく6016万まん6000円えん　↓
• 2024年ねん(令れい和わ06年ねん) - 2億おく8820万まん8000円えん　↑

（平成へいせい9年ねんから平成へいせい25年ねんまでの社会しゃかい民主党みんしゅとうにおける政党せいとう交付こうふ金きん『政党せいとう交付こうふ金きん使途しと等とう報告ほうこくの概要がいよう』インターネット資料しりょう収集しゅうしゅう保存ほぞん事業じぎょう〈国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 〉2024年ねん3月がつ21日にち）

政党せいとう総そう収入しゅうにゅう額がく

• 2010年ねん - 32億おく1,861万まん円えん
• 2015年ねん - 19億おく2,083万まん円えん
• 2022年ねん - 15億おく5780万まん円えん

党勢とうせい

• これ以前いぜんについては、党勢とうせいの推移すいい（日本にっぽん社会党しゃかいとう）を参照さんしょう

衆議院しゅうぎいん

選挙せんきょ	当選とうせん/候補者こうほしゃ	定数ていすう	得票とくひょう数すう（得票とくひょう率りつ）		備考びこう
			選挙せんきょ区く	比例ひれい代表だいひょう
（改称かいしょう時じ）	63/-	511			第だい41回かい総そう選挙せんきょ前まえには30 （大だい多数たすう民主党みんしゅとうへ移籍いせき）
第だい41回かい総そう選挙せんきょ	15/48	500	1,240,649（2.2%）	3,547,240（6.4%）
第だい42回かい総そう選挙せんきょ	19/76	480	2,315,235（3.8%）	5,603,680（9.4%）
第だい43回かい総そう選挙せんきょ	6/65		1,708,672（2.9%）	3,027,390（5.1%）
第だい44回かい総そう選挙せんきょ	7/45		996,007（1.5%）	3,719,522（5.5%）
第だい45回かい総そう選挙せんきょ	7/37		1,376,739（2.0%）	3,006,160（4.3%）	離党りとう-2
第だい46回かい総そう選挙せんきょ	2/33		451,762（0.7%）	1,420,790（2.3%）
第だい47回かい総そう選挙せんきょ	2/25	475	419,347（0.7%）	1,314,441（2.4%）
第だい48回かい総そう選挙せんきょ	2/21	465	634,719（1.15%）	941,324（1.69%）	離党りとう-1
第だい49回かい総そう選挙せんきょ	1/15		313,193（0.55%）	1,018,588（1.77%）

参議院さんぎいん

選挙せんきょ	当選とうせん/候補者こうほしゃ	非ひ改選かいせん	定数ていすう	得票とくひょう数すう（得票とくひょう率りつ）		備考びこう
				選挙せんきょ区く	比例ひれい代表だいひょう
（改称かいしょう時じ）	39/-	-	252			第だい18回かい通常つうじょう選挙せんきょ前まえには20 （大だい多数たすう民主党みんしゅとうへ移籍いせき）
第だい18回かい通常つうじょう選挙せんきょ	5/37	8		2,403,649（4.3%）	4,370,763（7.8%）
第だい19回かい通常つうじょう選挙せんきょ	3/24	5	247	1,874,299（3.5%）	3,628,635（6.6%）
第だい20回かい通常つうじょう選挙せんきょ	2（会派かいは+1）/15	3	242	984,338（1.8%）	2,990,665（5.4%）
第だい21回かい通常つうじょう選挙せんきょ	2/23			1,352,018（2.3%）	2,634,713（4.5%）
第だい22回かい通常つうじょう選挙せんきょ	2/14	2		602,684（1.0%）	2,242,735（3.8%）	無所属むしょぞく共同きょうどう推薦すいせん候補こうほも 4人にんいたが全員ぜんいん落選らくせん
第だい23回かい通常つうじょう選挙せんきょ	1/9			271,547（0.5%）	1,255,235（2.4%）
第だい24回かい通常つうじょう選挙せんきょ	1/11	1		289,899（0.5%）	1,536,238（2.7%）
第だい25回かい通常つうじょう選挙せんきょ	1/7		245	191,820（0.38%）	1,046,011（2.09%）	離党りとう-1、繰上くりがみ当選とうせん+1
第だい26回かい通常つうじょう選挙せんきょ	1/12	0	248	178,911（0.34%）	1,258,501（2.37%）

（参考さんこう文献ぶんけん：石川いしかわ真澄ますみ（一部いちぶ山口やまぐち二郎じろうによる加筆かひつ）『戦後せんご政治せいじ史し』2004年ねん8月がつ、岩波書店いわなみしょてん・岩波いわなみ新書しんしょ、ISBN 4-00-430904-2）

• 当選とうせん者しゃに追加ついか公認こうにんは含ふくまず。追加ついか公認こうにんには会派かいはに加くわわった無所属むしょぞくを含ふくむ。
• 『戦後せんご政治せいじ史し』にない追加ついか公認こうにんは 2 国会こっかい議員ぎいん会派かいは別べつ議員ぎいん数すうの推移すいい（召集しょうしゅう日びベース）（衆議院しゅうぎいん、1990年ねん - 1999年ねん）・2 国会こっかい議員ぎいん会派かいは別べつ議員ぎいん数すうの推移すいい（召集しょうしゅう日びベース）（衆議院しゅうぎいん、1996年ねん - 2003年ねん）・2 国会こっかい議員ぎいん会派かいは別べつ議員ぎいん数すうの推移すいい（召集しょうしゅう日び現在げんざい）（衆議院しゅうぎいん、2001 - 2008年ねん）、(2) 参議院さんぎいん（1990 - 1999年ねん）(2) 参議院さんぎいん（1994 - 2004年ねん）・(2) 参議院さんぎいん （召集しょうしゅう日び現在げんざい）（2000 - 2008年ねん）にある、選挙せんきょ直後ちょくごの国会こっかい召集しょうしゅう日びの会派かいは所属しょぞく者しゃ数すうから判断はんだんした。第だい20回かい通常つうじょう選挙せんきょ直後ちょくごの召集しょうしゅうはない。

所属しょぞく国会こっかい議員ぎいん

2023年ねん4月がつ7日にち現在げんざい、所属しょぞく国会こっかい議員ぎいん数すう3名めい（衆議院しゅうぎいん議員ぎいん1名めい、参議院さんぎいん議員ぎいん2名めい）

衆議院しゅうぎいん議員ぎいん
新垣あらかき邦男くにお （1回かい、沖縄おきなわ2区く）
参議院さんぎいん議員ぎいん
2025年ねん改選かいせん
大だい椿つばき裕子ゆうこ （1回かい、比例ひれい）
2028年ねん改選かいせん
福島ふくしま瑞穂みずほ （5回かい、比例ひれい）

2010年ねんの参院さんいん選せんにおいて渕上ふちがみ貞雄さだおが引退いんたいした事ことで、日本にっぽん社会党しゃかいとう時代じだいから在籍ざいせきしている国会こっかい議員ぎいんは全員ぜんいん姿すがたを消けした。（ただし、2020年ねんに立憲りっけん民主党みんしゅとうに移籍いせきした吉川よしかわ元はじめは非ひ議員ぎいん時代じだいに日本にっぽん社会党しゃかいとうに所属しょぞくしていた。）

第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょにて比例ひれい区くの得票とくひょう率りつが2％を超こえたため、2028年ねんの第だい28回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょまで所属しょぞく国会こっかい議員ぎいんが1名めい以上いじょういれば政党せいとうとして活動かつどうが可能かのうで政党せいとう助成じょせい金きんも受うけ取とれることになった。

地方ちほう政治せいじ

• 地方ちほう議員ぎいん：236人にん
  • 都道府県とどうふけん議会ぎかい：29
  • 市区しく町村ちょうそん議会ぎかい：207人にん

対外たいがい関係かんけい

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく

中国ちゅうごくによる尖閣せんかく漁船ぎょせん衝突しょうとつ事件じけんへの姿勢しせい

尖閣諸島せんかくしょとうで中国ちゅうごく漁船ぎょせんが衝突しょうとつ事件じけんを起おこした際さいに、「尖閣諸島せんかくしょとうは、歴史れきし的てきにみて明あきらかに日本にっぽんの領土りょうどであり、沖縄おきなわ県けん石垣いしがき市しに属ぞくする島しまである。領海りょうかい内うちで他国たこくの漁船ぎょせんが操業そうぎょうすることは、特段とくだんの取とり決きめがない限かぎり断だんじて認みとめられないことであり、海上保安庁かいじょうほあんちょうが取とり締しまることは当然とうぜんである。」との談話だんわを発はっした。この事件じけんについて中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくが日本にっぽん側がわに謝罪しゃざいと賠償ばいしょうを求もとめたが、これは全まったく論拠ろんきょがなく認みとめられない主張しゅちょうであるとして社民党しゃみんとうは、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくに謝罪しゃざいと賠償ばいしょうの要求ようきゅうを直ただちに取とり下さげるように求もとめた。

中国共産党ちゅうごくきょうさんとう建けん党とう100周年しゅうねんでの祝辞しゅくじ

2021年ねん7月がつ1日にちに行おこなわれた中国共産党ちゅうごくきょうさんとう建けん党とう100周年しゅうねんにて社民党しゃみんとうは福島ふくしま代表だいひょう名義めいぎで「中国共産党ちゅうごくきょうさんとうが、習近平ひらた氏しによる新しん時代じだいの中国ちゅうごくの特色とくしょくある社会しゃかい主義しゅぎ思想しそうの指導しどうの下した、中華ちゅうか民族みんぞくの偉大いだいな復興ふっこうを実現じつげんする道みちを、引ひき続つづき突つき進すすまれることをお祈いのりする」との祝辞しゅくじを発表はっぴょうした。

原発げんぱつ処理しょり水すい反対はんたいの一致いっち

2024年ねん1月がつに福島ふくしまみずほ党首とうしゅは訪中ほうちゅうし、中国共産党ちゅうごくきょうさんとう序列じょれつ4位いの王おう滬寧政治せいじ局きょく常務じょうむ委員いいんと会談かいだんした。この会談かいだんで、福島ふくしま党首とうしゅと王おうは東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつ処理しょり水すいの海洋かいよう放出ほうしゅつへの反対はんたいで一致いっちした。この報道ほうどうを受うけ、国民こくみん民主党みんしゅとうの玉木たまき雄一郎ゆういちろう党首とうしゅは「科学かがくが風評ふうひょうに負まけてはならない。」「日本にっぽんは外国がいこくのディスインフォメーションに負まけてはならない。」「日本にっぽんの政治せいじ家かは外国がいこくに利用りようされてはならない。」と社会党しゃかいとうへの反対はんたい声明せいめいを出だした。東京とうきょう新聞しんぶんによると、処理しょり水すいの話題わだいは「日本にっぽん政界せいかいにも処理しょり水すい反対はんたいの意見いけんはある」とし、中国ちゅうごくの主張しゅちょうの正当せいとう性せいのアピールに利用りようするため、王おう滬寧から提起ていきした。

大韓民国だいかんみんこく

後述こうじゅつのように北朝鮮きたちょうせんによる日本人にっぽんじん拉致らち問題もんだいを強つよく批判ひはんされた経緯けいいもあり、表立おもてだって親しん北きたを主張しゅちょうできなくなった社民党しゃみんとうは拉致らち問題もんだいが表面ひょうめん化かした2002年ねん以降いこうは、大韓民国だいかんみんこく（韓国かんこく）の特とくに左派さは政党せいとうとの関係かんけいに比重ひじゅうを置おくなど親おや韓かんの傾向けいこうを強つよめている。これは1990年代ねんだいの軍事ぐんじ政権せいけん崩壊ほうかい後ごの反動はんどうで韓国かんこくで政権せいけん与党よとうになったのが新しん千せん年ねん民主党みんしゅとう（金きむ大中でじゅん）、ウリ党とう（盧武鉉のむひょん）、共ともに民主党みんしゅとう（文ぶん在ざい寅とら）などに象徴しょうちょうされるように主おもに中道ちゅうどう左派さは政党せいとうであるのも少すくなからず影響えいきょうしている。

2023年ねん7月がつ6日にちには、ソウル・国会こっかい議員ぎいん会館かいかんで開ひらかれた革新かくしん系けい野党やとう正義せいぎ党とうとの懇談こんだん会かいで、東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい1原発げんぱつの処理しょり済ずみ汚染おせん水すいの海洋かいよう放出ほうしゅつ阻止そしに向むけて連帯れんたいする方針ほうしんを固かためた。

朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく

朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく（北朝鮮きたちょうせん）とは、日本にっぽん社会党しゃかいとう時代じだいから長ながきに渡わたり引ひき続つづき良好りょうこうな関係かんけいを保たもっていたが、2002年ねんの日にち朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんで金きむ正日じょんいるが拉致らちを認みとめた後のち、社民党しゃみんとうの朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう宛あて質問しつもん状じょうに返答へんとうがなかったためと称しょうして、「労働党ろうどうとうとの関係かんけい凍結とうけつについてはもう少すこし慎重しんちょうに検討けんとうすべき」（宇賀神うがじん文雄ふみお幹事かんじ長ちょう（栃木とちぎ））などの反対はんたい意見いけんを封殺ふうさつして、「多角たかく的てきな議論ぎろんの上うえで」（福島ふくしま幹事かんじ長ちょう）同年どうねん12月がつ関係かんけいを凍結とうけつすると発表はっぴょうする一方いっぽう、在日本朝鮮人総聯合会ざいにほんちょうせんじんそうれんごうかいに対たいして、従来じゅうらい通どおり友好ゆうこう関係かんけいを維持いじ（福島ふくしま幹事かんじ長ちょう）するとしている。

また、一部いちぶの地方ちほう組織そしきでは、北朝鮮きたちょうせんと引ひき続つづき関係かんけいを保たもっているところもある。

北朝鮮きたちょうせんによる日本人にっぽんじん拉致らち事件じけんへの姿勢しせい

社民党しゃみんとうは、社会党しゃかいとう時代じだいの1963年ねんに第だい一いち次じ訪朝ほうちょう団だんを派遣はけんして以来いらい、朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとうとの交流こうりゅうを積つみ上あげ、「朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう唯一ゆいいつの友とも党とう」を標榜ひょうぼうしてきた。

一方いっぽうで、党とうの拉致らち事件じけんへの対応たいおうについて、日本にっぽん社会党しゃかいとう時代じだいから朝鮮ちょうせん統一とういつ問題もんだいに取とり組くんできた田た英夫ひでおは「『ご説せつごもっとも。友好ゆうこう第だい一いち』で、本当ほんとうの友人ゆうじんとして批判ひはんする態度たいどではなかった」、「拉致らちを信しんじていなかった。だまされた」と述のべている。

1990年ねんに、自民党じみんとうの金丸かねまる信しんと訪朝ほうちょうした田邊たなべ誠まこと元もと社会党しゃかいとう委員いいん長ちょうは、当時とうじ拉致らち問題もんだいに関かんしては全まったく知しらなかったと釈明しゃくめいし、「家族かぞくからの陳情ちんじょうも私わたしには届とどいていなかった。行方ゆくえ不明ふめい者しゃがいるという話はなしを小耳こみみにはさみ、訪朝ほうちょう前まえに外務省がいむしょうや警察庁けいさつちょうに聞きいたが確認かくにんできなかった」と主張しゅちょうした。

社民党しゃみんとう機関きかん誌し『月刊げっかん社会しゃかい民主みんしゅ』1997年ねん7月がつ号ごうでは、社会しゃかい科学かがく研究所けんきゅうじょ「月刊げっかん日にち韓かん分析ぶんせき」編集へんしゅう員いんの北川きたがわ広和ひろかずの論文ろんぶん「食糧しょくりょう支援しえん拒否きょひする日本にっぽん政府せいふ」が掲載けいさいされ、次つぎのような記載きさいがなされた。「拉致らち疑惑ぎわくの根拠こんきょとされているのは、つい最近さいきん、韓国かんこくの国家こっか安全あんぜん企画きかく部ぶ（安企部あんきぶ）によってもたらされた情報じょうほうだけである」「産経新聞さんけいしんぶんに掲載けいさいされた元もと工作こうさく員いんの証言しょうげん内容ないように不自然ふしぜんな点てんがある」。従したがって「拉致らち疑惑ぎわく事件じけんが安企部あんきぶの脚本きゃくほん、産経さんけいの脚色きゃくしょくによるデッチあげ事件じけんとの疑惑ぎわくが浮うかび上あがる」。「20年ねん前まえに少女しょうじょが行方ゆくえ不明ふめいになったのは、紛まぎれもない事実じじつである。しかし、それが北朝鮮きたちょうせんの犯行はんこうとする少女しょうじょ拉致らち疑惑ぎわく事件じけんは新あたらしく創作そうさくされた事件じけんというほかない。……拉致らち疑惑ぎわく事件じけんは、日本にっぽん政府せいふに北朝鮮きたちょうせんへの食糧しょくりょう支援しえんをさせないことを狙ねらいとして、最近さいきんになって考かんがえ出だされた事件じけんなのである」。2001年ねん、日本人にっぽんじん拉致らち事件じけんが明あかるみに出でて以降いこうも、同どう論文ろんぶんは同どう党とうの公式こうしきウェブサイトに掲載けいさいされ続つづけた。

2002年ねん9月17日にちの小泉こいずみ純一郎じゅんいちろうと金きむ正日じょんいるとの日にち朝ちょう首脳しゅのう会談かいだん以降いこう、「これまで朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとうは、社民党しゃみんとうが参加さんかしてきた森もり団長だんちょう、村山むらやま団長だんちょうの2度どにわたる訪朝ほうちょう団だんとの会談かいだんで『拉致らちは存在そんざいしない』『行方ゆくえ不明ふめい者しゃとして調査ちょうさする』と対応たいおうしてきた。社民党しゃみんとうも同どう会議かいぎの席上せきじょう、拉致らち・行方ゆくえ不明ふめい者しゃの生存せいぞん確認かくにんの追及ついきゅうを厳きびしく求もとめてきた。」との立場たちばを取とりつつも、上記じょうき論文ろんぶんについて、2002年ねん10月3日にちの常任じょうにん幹事かんじ会かい後ごの記者きしゃ会見かいけんで、保坂ほさか展てん人じん総合そうごう企画きかく室長しつちょう（当時とうじ）は、「党とうの見解けんかいと同一どういつかを確認かくにんしたことはないが、なるべく早はやい時期じきに見解けんかいを出だしたい」と述のべ、当面とうめんは掲載けいさいを続つづける考かんがえを示しめした。

しかし、既すでに当該とうがい論文ろんぶんの内容ないようや社民党しゃみんとうにおける取とり扱あつかいなどが、マスメディアによって周知しゅうちされており、この党とうの対応たいおうに対たいしては、党員とういんからも抗議こうぎが殺到さっとう、保坂ほさか展てん人じん総合そうごう企画きかく室長しつちょう（当時とうじ）は「論文ろんぶんが拉致らちがなかったという内容ないようで、家族かぞくの気持きもちを思おもうと不適当ふてきとうだと判断はんだんした。今日きょう、執筆しっぴつ者しゃと連絡れんらくが取とれ、削けずってもいいという了解りょうかいをもらった」 として、論文ろんぶんの削除さくじょを行おこなった。

2002年ねん10月7日にち、所属しょぞくする田嶋たじま陽子ようこが、一連いちれんの対応たいおうを「（拉致らち事件じけんという）現実げんじつに対たいする対応たいおうにスピード感かんも柔軟じゅうなん性せいもない」と批判ひはんのうえ、離党りとうを表明ひょうめいする事態じたいに陥おちいると、福島ふくしま瑞穂みずほ幹事かんじ長ちょう（当時とうじ）は、本来ほんらい、党とうの政治せいじ的てき見解けんかい等とうの広報こうほうを担になう機関きかん誌しに掲載けいさいした論文ろんぶんであるにもかかわらず「当時とうじの状況じょうきょう下かにおける個人こじん論文ろんぶんで党とうの見解けんかいではない」と釈明しゃくめいし、土井どいたか子こ党首とうしゅ（当時とうじ）は田嶋たじま陽子ようこの離党りとうに関かんする記者きしゃ会見かいけんにおいて、「（朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとうとの間あいだで）拉致らち問題もんだいを取とり上あげなかったわけではないが、追及ついきゅうが十分じゅうぶんとは言いえなかった。被害ひがい者しゃの家族かぞくには申もうし訳わけありませんと、お詫わびしたい」と発言はつげんしている。

安倍晋三あべしんぞう内閣ないかく官房かんぼう副ふく長官ちょうかん（当時とうじ）は、そのような党とうの姿勢しせいについて、「いかにも（自分じぶんが）昔むかしから取とり組くんでいたかのように、小泉こいずみ純一郎じゅんいちろう首相しゅしょうの決断けつだんを批判ひはんするのは、ちゃんちゃらおかしい。まずは反省はんせいするべきだ」「警察けいさつも外務省がいむしょうも対応たいおうが冷つめたく、新聞しんぶんもどこも報道ほうどうしなかった。それどころか社民しゃみん、民主みんしゅの議員ぎいんは『いいかげんなことを言いうな』とわめいていた」等とうと批判ひはんした。

拉致らち被害ひがい者しゃの有本ありもと恵子けいこは、土井どいたか子この選挙せんきょ地盤じばんであった西宮にしのみや市しの出身しゅっしんであり、有本ありもと夫妻ふさいは当初とうしょ、北朝鮮きたちょうせんにパイプを持もつ土井どいに拉致らち問題もんだいの調査ちょうさを依頼いらいしたものの、拉致らちの存在そんざいを信しんじていなかった土井どいは、積極せっきょく的てきに取とり組くまず、土井どいや社民党しゃみんとうに失望しつぼうした有本ありもと夫妻ふさいは、土井どいの対抗たいこう馬ばであり、民社党みんしゃとうで兵庫ひょうご県議会けんぎかい議員ぎいん時代じだいから、日本人にっぽんじん拉致らち事件じけんに取とり組くんできた自由民主党じゆうみんしゅとうの大前おおまえ繁雄しげおを2003年ねんの総そう選挙せんきょにおいて応援おうえん。その結果けっか、土井どいたか子こは党首とうしゅであるにもかかわらず、兵庫ひょうご県けん第だい7区くで落選らくせんを喫きっし、近畿きんきブロック比例ひれい区くで復活ふっかつ当選とうせんした。

2003年ねん11月2日にち放送ほうそうの『報道ほうどう2001』では、司会しかいの「かつて社民党しゃみんとうは拉致らちは『でっち上あげ』ということをおっしゃっていましたよね」との質問しつもんに対たいし、土井どいたか子こは「そんなことを党とうとして言いった事ことはないですよ、それはおかしい報道ほうどうですね。それは事実じじつと違ちがいます」と発言はつげんした。

ソ連それん・ロシア

ウクライナ侵略しんりゃくへの姿勢しせい

2022年ねんのロシアによるウクライナ侵略しんりゃくについて、2022年ねん2月がつ18日にちに社民党しゃみんとう（社会しゃかい民主党みんしゅとう）は機関きかん紙しの社会新報しゃかいしんぽうオンライン版ばん（2022年ねん2月がつ23日にち号ごう）掲載けいさい記事きじ「ウクライナを戦場せんじょうにするな～米まいロ両国りょうこくは冷静れいせいな対話たいわで緊張きんちょう緩和かんわを～」において、ロシアを支持しじしていると受うけ取とれる記事きじを掲載けいさいした。2月21日にち午前ごぜん10時じ頃ごろには社会新報しゃかいしんぽうWeb記事きじ削除さくじょされ、社会新報しゃかいしんぽう公式こうしきTwitterアカウントにおける記事きじ紹介しょうかい投稿とうこうも削除さくじょされた。ロシア軍ぐんがウクライナ侵攻しんこう開始かいしで全面ぜんめん戦争せんそうとなった2月がつ24日にち22時じ30分ふん頃ごろには、 CMSの操作そうさミスにより記事きじを再掲さいけいしてしまい、2月がつ25日にち午前ごぜん5時じ頃ごろには再ふたたび削除さくじょされた。同どう25日にちに「【談話だんわ】ロシアのウクライナ軍事ぐんじ侵攻しんこうに抗議こうぎする」でロシア批判ひはん声明せいめいが出だされた。また、社民党しゃみんとうは社会新報しゃかいしんぽう3月がつ9日にち号ごうに掲載けいさいされた「本紙ほんし記事きじでのおわび」により、当該とうがい記事きじについて謝罪しゃざいと説明せつめいをしており、それによると該当がいとう記事きじの校了こうりょう日びは2月がつ16日にちで、ロシア軍ぐんの軍事ぐんじ侵攻しんこう開始かいし（24日にち）の8日にち以上いじょう前まえに執筆しっぴつされたものであったため、情勢じょうせい認識にんしきを誤あやまってしまった、とのことであった。おわび記事きじによると当該とうがい記事きじの趣旨しゅしは、米べい露ろ両国りょうこくが冷静れいせいな対話たいわを尽つくし、ウクライナの主権しゅけんを守まもるため緊張きんちょう緩和かんわを図はかるべきだと訴うったえるものであり、ロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうを正当せいとう化かする意図いとではなかったとしている。

支援しえん団体だんたい

ここで挙あげた団体だんたいは必かならずしも社民党しゃみんとうのみを支援しえんするとは限かぎらず、場合ばあいによっては立憲りっけん民主党みんしゅとう、日本にっぽん共産党きょうさんとう、新しん社会党しゃかいとう、緑みどりの党とうグリーンズジャパンなど他た党とうを支援しえんすることもある。

カテゴリー	団体だんたい
労働ろうどう組合くみあい・労働ろうどうに関かんする団体だんたい	全国ぜんこく労働ろうどう組合くみあい連絡れんらく協議きょうぎ会かい（特とくに国労こくろう、全国ぜんこく一般いっぱんなどの加盟かめい組合くみあい） 日本にっぽん労働ろうどう組合くみあい総そう連合れんごう会かい（特とくに自治労じちろう、日教組にっきょうそといった旧きゅう総評そうひょう系けいの一部いちぶ地方ちほう組織そしきなど） 全日本ぜんにほん建設けんせつ運輸うんゆ連帯れんたい労働ろうどう組合くみあい。 中小ちゅうしょう労組ろうそ政策せいさくネットワーク NPO法人ほうじん官製かんせいワーキングプア研究けんきゅう会かい
大衆たいしゅう組織そしき、市民しみん団体だんたい	オール沖縄おきなわ 九きゅう条じょうの会かい フォーラム平和へいわ・人権じんけん・環境かんきょう 沖縄おきなわ平和へいわ運動うんどうセンター I女性じょせい会議かいぎ ふぇみん婦人ふじん民主みんしゅクラブ 日本にっぽん社会しゃかい主義しゅぎ青年せいねん同盟どうめい 日本にっぽん音楽おんがく協議きょうぎ会かい 部落ぶらく解放かいほう同盟どうめい 共同きょうどうテーブル 安保あんぽ法制ほうせいの廃止はいしと立憲りっけん主義しゅぎの回復かいふくを求もとめる市民しみん連合れんごう SEALDs琉球りゅうきゅう 総そうがかり行動こうどう実行じっこう委員いいん会かい 安全あんぜん保障ほしょう関連かんれん法ほうに反対はんたいする学者がくしゃの会かい 立憲りっけんデモクラシーの会かい 安保あんぽ関連かんれん法ほうに反対はんたいするママの会かい
農民のうみん団体だんたい	全日本ぜんにほん農民のうみん組合くみあい連合れんごう会かい
反核はんかく団体だんたい	原水爆げんすいばく禁止きんし日本にっぽん国民こくみん会議かいぎ 首都しゅと圏けん反はん原発げんぱつ連合れんごう
共闘きょうとう関係かんけいにある地方ちほう議会ぎかいに議席ぎせきを持もつ政党せいとう	新しん社会党しゃかいとう 沖縄おきなわ社会しゃかい大衆たいしゅう党とう 全国ぜんこく市民しみん政治せいじネットワーク 緑みどりの党とうグリーンズジャパン 県民けんみんクラブ (大分おおいた)
その他たの団体だんたい	財団ざいだん法人ほうじん社会しゃかい文化ぶんか会館かいかん 社会しゃかい文化ぶんか法律ほうりつセンター

関連かんれん項目こうもく

• 日本にっぽん社会党しゃかいとう
• 北朝鮮きたちょうせんによる日本人にっぽんじん拉致らち問題もんだい
• 社しゃ共ども共闘きょうとう（革新かくしん統一とういつ） - 社しゃ公こう連合れんごう政権せいけん構想こうそう - 社しゃ公民こうみん路線ろせん - 民みん共ども共闘きょうとう-総評そうひょう
• 社会しゃかい民主党みんしゅとうを離党りとうした国会こっかい議員ぎいん一覧いちらん-民主党みんしゅとう/立憲りっけん民主党みんしゅとう
• 日本にっぽんの政党せいとう一覧いちらん
• 社会しゃかい主義しゅぎインターナショナル
• 社会しゃかい民主党みんしゅとう (曖昧あいまいさ回避かいひ)
• 社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎフォーラム

脚注きゃくちゅう

外部がいぶリンク

• 公式こうしきウェブサイト