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ボツリヌス症 しょう 」は
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en:Botulism 08:25, 22 July 2021)
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(2021年 ねん 8月 がつ )
ボツリヌス症 しょう (ボツリヌスしょう 英 えい :botulism)は、ボツリヌス菌 きん より産 さん 生 む された毒素 どくそ によって引 ひ き起 お こされる神経 しんけい と筋 すじ の麻痺 まひ 性 せい 疾患 しっかん であり[ 1] [ 2] 、生命 せいめい に危険 きけん が及 およ ぶ場合 ばあい もある。この病気 びょうき は、衰弱 すいじゃく 、視力 しりょく のかすみ、倦怠 けんたい 感 かん 、発話 はつわ 不良 ふりょう から始 はじ まる。その後 ご に腕 うで 、胸 むね 筋 すじ 、脚 あし の衰弱 すいじゃく が続 つづ く場合 ばあい がある。嘔吐 おうと 、腹部 ふくぶ の腫 は れ、下痢 げり も起 お こる場合 ばあい がある。この病気 びょうき は通常 つうじょう 、意識 いしき に影響 えいきょう を与 あた えたり発熱 はつねつ を引 ひ き起 お こすことはない。
ボツリヌス症 しょう は、複数 ふくすう 経路 けいろ で蔓延 まんえん する可能 かのう 性 せい がある。原因 げんいん となる芽胞 がほう は、土壌 どじょう と水 みず のどちらにも普遍 ふへん 的 てき に存在 そんざい する。酸素 さんそ 濃度 のうど が低 ひく くて一定 いってい 温度 おんど の状態 じょうたい に晒 さら されると、その芽胞 がほう がボツリヌス毒素 どくそ を産 さん 生 せい する。ボツリヌス食中毒 しょくちゅうどく (食餌 しょくじ 性 せい ボツリヌス症 しょう とも)[ 2] は、その毒素 どくそ を含 ふく む食品 しょくひん を経口 けいこう 摂取 せっしゅ した際 さい に発生 はっせい する[ 1] 。乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう は、腸管 ちょうかん 内 ない で芽胞 がほう が発芽 はつが して同 どう 毒素 どくそ を放出 ほうしゅつ した際 さい に発症 はっしょう する[ 1] 。これは通常 つうじょう 、保護 ほご 機構 きこう が発達 はったつ しきっていない生後 せいご 6ヶ月 かげつ 未満 みまん の小児 しょうに でのみ起 お こる。創傷 そうしょう ボツリヌス症 しょう は、芽胞 がほう が傷口 きずぐち に入 はい って酸素 さんそ が存在 そんざい しない場合 ばあい に毒素 どくそ を放出 ほうしゅつ する。これは依存 いぞん 性 せい 薬物 やくぶつ を注射 ちゅうしゃ する人々 ひとびと の間 あいだ で最 もっと も頻繁 ひんぱん に見 み られるが、日本 にっぽん での報告 ほうこく 例 れい は2021年 ねん 3月 がつ までにゼロ件 けん である[ 2] 。ヒト同士 どうし でこの病気 びょうき が直接 ちょくせつ 感染 かんせん することはない。患者 かんじゃ の体内 たいない より毒素 どくそ や細菌 さいきん を検知 けんち することにより、ボツリヌス症 しょう だと確定 かくてい 診断 しんだん される。
予防 よぼう は主 おも に適切 てきせつ な食品 しょくひん 調理 ちょうり による。この毒素 どくそ は85°C以上 いじょう で5分 ふん 超 ちょう 加熱 かねつ すると破壊 はかい されるが、電子 でんし レンジによる加熱 かねつ は有効 ゆうこう ではない[ 2] 。蜂蜜 はちみつ にはこの菌 きん が含 ふく まれていることがあり、まだ腸 ちょう 内 ない 環境 かんきょう が整 ととの っていない生後 せいご 1歳 さい 未満 みまん の小児 しょうに に蜂蜜 はちみつ を与 あた えてはならない[ 3] 。治療 ちりょう には抗毒素 こうどくそ を用 もち いる。
自発 じはつ 呼吸 こきゅう 機能 きのう が損 そこ なわれた患者 かんじゃ には人工 じんこう 呼吸 こきゅう 器 き が数ヶ月 すうかげつ 間 あいだ 必要 ひつよう になる場合 ばあい もある。抗生 こうせい 物質 ぶっしつ が創傷 そうしょう ボツリヌス症 しょう に対 たい して使用 しよう される場合 ばあい もある。WHO の統計 とうけい 資料 しりょう によれば、罹患 りかん 者 しゃ の5-10%が死亡 しぼう する[ 4] 。ボツリヌス症 しょう は人間 にんげん 以外 いがい に多 おお くの動物 どうぶつ でも発症 はっしょう する。ボツリヌスという言葉 ことば は、ソーセージ を意味 いみ するラテン語 らてんご "botulus"が由来 ゆらい である。
ボツリヌス症 しょう の筋力 きんりょく 低下 ていか は、脳神経 のうしんけい より供給 きょうきゅう される筋肉 きんにく (眼球 がんきゅう 運動 うんどう を制御 せいぎょ する12の神経 しんけい 群 ぐん 、咀嚼 そしゃく と嚥下 えんか を制御 せいぎょ する顔 かお 筋 すじ )から始 はじ まるのが特徴 とくちょう である。そのため複 ふく 視 し 、眼瞼 がんけん 下垂 かすい 症 しょう 、表情 ひょうじょう の喪失 そうしつ 、嚥下 えんか といった問題 もんだい が生 しょう じる場合 ばあい がある。随意筋 ずいいきん への影響 えいきょう に加 くわ えて、自律 じりつ 神経 しんけい 障害 しょうがい も引 ひ き起 お こす可能 かのう 性 せい がある。これは口内 こうない 乾燥 かんそう 症 しょう (唾液 だえき の産 さん 生 せい 減少 げんしょう が原因 げんいん )、起立 きりつ 性 せい 低 てい 血圧 けつあつ (結果 けっか として立 た ちくらみ と失神 しっしん の危険 きけん 性 せい あり)、そして最終 さいしゅう 的 てき には便秘 べんぴ (腸 ちょう の蠕動 ぜんどう 減少 げんしょう が原因 げんいん )を経験 けいけん することになる[ 5] 。また一部 いちぶ の毒素 どくそ (B型 がた とE型 がた )
[ 注釈 ちゅうしゃく 1] は吐 は き気 け 、嘔吐 おうと 、発話 はつわ 障害 しょうがい なども引 ひ き起 お こす[ 5] 。衰弱 すいじゃく はやがて腕 うで (肩 かた から始 はじ まって前腕 ぜんわん へと進行 しんこう )や脚 あし (太腿 ふともも から足 あし へ下 さ がる)へと広 ひろ がっていく[ 5] 。
重度 じゅうど のボツリヌス症 しょう は呼吸 こきゅう 筋 すじ の運動 うんどう を低下 ていか させ、そのためガス交換 こうかん に支障 ししょう をきたす。これは呼吸 こきゅう 困難 こんなん として経験 けいけん される場合 ばあい もあるが、重度 じゅうど の時 とき は吐 は き出 だ されない二酸化炭素 にさんかたんそ の蓄積 ちくせき とその結果 けっか 起 お こる脳 のう への抑制 よくせい 効果 こうか によって呼吸 こきゅう 不全 ふぜん にまで至 いた りかねない。これが処置 しょち されていなかった時 とき には呼吸 こきゅう 停止 ていし や死 し につながる場合 ばあい もある[ 5] 。
臨床 りんしょう 医 い は多 おお くの場合 ばあい 、球 たま 麻痺 まひ かつ下 した 行 ぎょう 性 せい 麻痺 まひ 、発熱 はつねつ はない、意識 いしき も精神 せいしん 状態 じょうたい も清明 せいめい 、という古典 こてん 的 てき な三 さん 大観 たいかん 点 てん からボツリヌス症 しょう の症状 しょうじょう だと考 かんが える[ 6] 。
ボツリヌス症 しょう の乳児 にゅうじ は、睡眠 すいみん 状態 じょうたい でない時 とき でさえ目 め を開 あ けることも動 うご くこともできない。泣 な き声 ごえ も弱々 よわよわ しい
乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう (フロッピーインファント として言及 げんきゅう されたりもする)は1976年 ねん に初 はじ めて認識 にんしき され、米国 べいこく で最 もっと も一般 いっぱん 的 てき なボツリヌス症 しょう の形態 けいたい である。生後 せいご 1年 ねん 未満 みまん の乳児 にゅうじ がこのボツリヌス症 しょう に罹 かか りやすく、症例 しょうれい の90%以上 いじょう が6ヶ月 かげつ 未満 みまん の乳児 にゅうじ に起 お こる[ 7] 。乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう は、ボツリヌス菌 きん 芽胞 がほう の摂取 せっしゅ と、その後 ご の小腸 しょうちょう における定着 ていちゃく の結果 けっか として発現 はつげん する。腸 ちょう 内 ない 微生物 びせいぶつ 叢 くさむら (正常 せいじょう なフローラ)の組成 そせい がボツリヌス菌 きん と戦 たたか って成長 せいちょう を阻害 そがい するのにまだ不十分 ふじゅうぶん であり、胆汁 たんじゅう 酸 さん の濃度 のうど が高齢 こうれい 期 き のそれよりも低 ひく い場合 ばあい 、乳児 にゅうじ の腸 ちょう に菌 きん が定着 ていちゃく してしまう場合 ばあい がある[ 8] 。
芽胞 がほう の発芽 はつが はボツリヌス毒素 どくそ を放出 ほうしゅつ し、これが後 のち に血 ち 流 りゅう に吸収 きゅうしゅう されて全身 ぜんしん に取 と り込 こ まれ、神経 しんけい 筋 すじ 接合 せつごう 部 ぶ でアセチルコリン の放出 ほうしゅつ を遮断 しゃだん することによって麻痺 まひ を引 ひ き起 お こす。乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう の典型 てんけい 的 てき な症状 しょうじょう には、便秘 べんぴ 、無気力 むきりょく 、衰弱 すいじゃく 、摂食 せっしょく 障害 しょうがい 、おかしな泣 な き声 ごえ などがあり、完全 かんぜん な下降 かこう 性 せい の弛緩 しかん 性 せい 麻痺 まひ へと進行 しんこう することが多 おお い。便秘 べんぴ は乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう の最初 さいしょ の典型 てんけい 的 てき な症状 しょうじょう であるが、それは一般 いっぱん 的 てき に見落 みお とされている[ 9] 。
蜂蜜 はちみつ はボツリヌス菌 きん 芽胞 がほう を含 ふく む食物 しょくもつ として知 し られており、乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう に繋 つな がる。このため1歳 さい 未満 みまん の乳児 にゅうじ に蜂蜜 はちみつ を与 あた えてはならない [ 3] [ 8] 。ただし、乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう の多 おお くの症例 しょうれい は自然 しぜん 環境 かんきょう から芽胞 がほう を取 と り込 こ んだことで引 ひ き起 お こされたと考 かんが えられている。ボツリヌス菌 きん は土壌 どじょう 中 ちゅう に普遍 ふへん 的 てき に常 つね 在 ましま している細菌 さいきん である。多 おお くの乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう 患者 かんじゃ は、建設 けんせつ 現場 げんば や土壌 どじょう 攪乱 かくらん した地域 ちいき 付近 ふきん で生活 せいかつ していたことが実証 じっしょう されている[ 10] 。
乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう は、米国 べいこく の50州 しゅう のうち49州 しゅう (ロードアイランド州 しゅう は被害 ひがい なし)で報告 ほうこく されており[ 7] 、日本 にっぽん を含 ふく む5大陸 たいりく 26カ国 かこく でこの症例 しょうれい が確認 かくにん されている[ 11] 。
乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう は長期 ちょうき 的 てき な副 ふく 疾患 しっかん を伴 ともな わないが、院内 いんない 感染 かんせん による合併症 がっぺいしょう を起 お こす可能 かのう 性 せい がある。
ボツリヌス症 しょう は呼吸 こきゅう 不全 ふぜん のため死 し に至 いた る可能 かのう 性 せい がある。ただし、対症療法 たいしょうりょうほう の改善 かいぜん のため過去 かこ 50年間 ねんかん でボツリヌス症 しょう で死亡 しぼう した患者 かんじゃ の割合 わりあい は約 やく 50%から7%へと低下 ていか した[要 よう 出典 しゅってん ] 。重度 じゅうど のボツリヌス中毒 ちゅうどく 患者 かんじゃ は、時 とき には数ヶ月 すうかげつ に及 およ ぶ人工 じんこう 呼吸 こきゅう 器 き と集中 しゅうちゅう 的 てき な医療 いりょう 介護 かいご を要 よう する場合 ばあい がある。退院 たいいん 後 ご にリハビリ療法 りょうほう が必要 ひつよう な場合 ばあい もある[ 12] 。
ボツリヌス菌 きん の顕微鏡 けんびきょう 写真 しゃしん
ボツリヌス菌 きん は嫌気 いやけ 性 せい 生物 せいぶつ のグラム陽性 ようせい 菌 きん で、芽胞 がほう 形成 けいせい する桿菌 かんきん である。ボツリヌス毒素 どくそ は最 もっと も強力 きょうりょく な既知 きち の毒素 どくそ の一 ひと つで、約 やく 1マイクログラム の吸入 きゅうにゅう が人間 にんげん にとって致死 ちし 量 りょう となる[ 13] 。この毒素 どくそ には、体 からだ 性 せい 神経 しんけい 系 けい にある神経 しんけい 筋 すじ 接合 せつごう 部 ぶ のシナプス 前 ぜん 膜 まく から出 で る刺激 しげき 神経 しんけい 伝達 でんたつ 物質 ぶっしつ アセチルコリン の放出 ほうしゅつ 抑制 よくせい を介 かい して、神経 しんけい 機能 きのう を遮断 しゃだん する作用 さよう があり、これが麻痺 まひ を引 ひ き起 お こす[ 2] 。重度 じゅうど のボツリヌス症 しょう は、胸 むね 筋 すじ を麻痺 まひ させることで呼吸 こきゅう 不全 ふぜん を引 ひ き起 お こす可能 かのう 性 せい があり、これは呼吸 こきゅう 停止 ていし にまで至 いた りうる[ 14] 。加 くわ えて、ムスカリン 性 せい 神経 しんけい シナプス前 ぜん 膜 まく からのアセチルコリン放出 ほうしゅつ が阻害 そがい される。これもまた上述 じょうじゅつ の様々 さまざま な自律 じりつ 神経 しんけい 徴候 ちょうこう および症状 しょうじょう を引 ひ き起 お こしうる。
全 すべ ての場合 ばあい において、この病気 びょうき はボツリヌス菌 きん 自体 じたい ではなく嫌気 いやけ 性 せい 条件 じょうけん に置 お かれた同 どう 菌 きん より産 さん 生 む される「ボツリヌス毒素 どくそ 」によって引 ひ き起 お こされる。損傷 そんしょう のパターンは、最初 さいしょ に毒素 どくそ が頻発 ひんぱつ 刺激 しげき (脱 だつ 分極 ぶんきょく )した神経 しんけい に影響 えいきょう を与 あた えるため発生 はっせい する[ 15] 。
ボツリヌス毒素 どくそ による人体 じんたい 侵入 しんにゅう のメカニズムには以下 いか のものがある。
西洋 せいよう 諸国 しょこく における最 もっと も一般 いっぱん 的 てき な形態 けいたい は乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう である。これは、生 う まれて間 あいだ もない時期 じき に小腸 しょうちょう 内 ない の細菌 さいきん として(ボツリヌス菌 きん が)定着 ていちゃく してしまった乳児 にゅうじ に発生 はっせい する。この菌 きん がやがて毒素 どくそ を生成 せいせい し、それが血 ち 流 りゅう に吸収 きゅうしゅう される。生後 せいご 1年 ねん 未満 みまん に蜂蜜 はちみつ を摂取 せっしゅ する行為 こうい が、乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう の危険 きけん 要因 よういん だと認定 にんてい されている[ 5] 。これは症例 しょうれい 全 すべ ての1/5を占 し める要因 よういん である。乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう の成人 せいじん 形態 けいたい は「成人 せいじん 腸管 ちょうかん 定着 ていちゃく ボツリヌス症 しょう 」と呼 よ ばれるが[ 1] 、極 きわ めて稀 まれ である[ 5]
保存 ほぞん が適切 てきせつ でない食品 しょくひん 中 ちゅう の細菌 さいきん から生成 せいせい される毒素 どくそ が、ボツリヌス食中毒 しょくちゅうどく の最 もっと も一般 いっぱん 的 てき な原因 げんいん である。酸味 さんみ や塩味 しおあじ を付 つ けずに(酢酸 さくさん やナトリウム 濃度 のうど を高 たか めずに)漬 つ け込 こ んだ魚 さかな (川 かわ 魚 ぎょ の熟 な れ鮨 ずし )や、高 たか すぎる温度 おんど で保管 ほかん された燻製 くんせい 魚 ぎょ には、不適切 ふてきせつ に缶詰 かんづめ ・ビン詰 つ めされた食品 しょくひん と同様 どうよう のリスクが生 しょう じる。
ボツリヌス食中毒 しょくちゅうどく は、低 てい 酸素 さんそ 状態 じょうたい でボツリヌス菌 きん 芽胞 がほう が発芽 はつが 可能 かのう となった汚染 おせん 済 ず みの食物 しょくもつ から生 しょう じる。これは通常 つうじょう 、適切 てきせつ な塩味 しおあじ や酸味 さんみ を使 つか わず不適切 ふてきせつ に調製 ちょうせい された自家製 じかせい の缶詰 かんづめ ・ビン詰 づ め保存 ほぞん 食品 しょくひん と発酵 はっこう 食品 しょくひん で発生 はっせい する[ 16] 。複数 ふくすう の人 ひと がしばしば同 おな じ資源 しげん から食物 しょくもつ を摂取 せっしゅ することを考慮 こうりょ すると、複数 ふくすう の人 ひと が同時 どうじ に罹患 りかん することは一般 いっぱん 的 てき である。症状 しょうじょう は一般 いっぱん 的 てき に食後 しょくご 12-36時 じ 間 あいだ 後 ご に現 あらわ れるが、6時間 じかん 以内 いない から10日程 にってい で現 あらわ れることもある[ 17] 。
創傷 そうしょう ボツリヌス症 しょう は細菌 さいきん による創傷 そうしょう 汚染 おせん から生 しょう じ、やがて毒素 どくそ を血 ち 流 りゅう に分泌 ぶんぴつ する。これは1990年代 ねんだい 以降 いこう 、静脈 じょうみゃく 内 ない への薬物 やくぶつ 使用 しよう 者 しゃ (特 とく にブラック・タール・ヘロイン を使用 しよう している人々 ひとびと や静脈 じょうみゃく ではないが皮膚 ひふ にヘロインを注入 ちゅうにゅう する人々 ひとびと )でより一般 いっぱん 的 てき となっている[ 5] 。(米国 べいこく では)創傷 そうしょう ボツリヌス症 しょう が症例 しょうれい の29%を占 し める。一方 いっぽう 、日本 にっぽん では2020年 ねん までに届出 とどけで 例 れい が無 な い[ 2] 。
ボツリヌス症 しょう の特殊 とくしゅ な例 れい は、実験 じっけん 室 しつ 研究 けんきゅう 者 しゃ による吸入 きゅうにゅう 後 ご に記述 きじゅつ されている[ 18] 。
ボツリヌス症 しょう の症状 しょうじょう は、ボツリヌス毒素 どくそ の注射 ちゅうしゃ 部位 ぶい から離 はな れた部位 ぶい で発生 はっせい する場合 ばあい がある[ 19] 。これには、強度 きょうど の喪失 そうしつ 、視力 しりょく のかすみ、声 こえ の変化 へんか 、死 し に至 いた りうる呼吸 こきゅう 困難 こんなん なども含 ふく まれる[ 19] 。発症 はっしょう は注射 ちゅうしゃ 後 ご 数 すう 時 じ 間 あいだ から数 すう 週間 しゅうかん で起 お こる可能 かのう 性 せい がある[ 19] 。これは一般 いっぱん 的 てき に、化粧 けしょう 品 ひん の使用 しよう によるボツリヌス毒素 どくそ の不適切 ふてきせつ な強 つよ さ、または運動 うんどう 障害 しょうがい の治療 ちりょう に使用 しよう される過剰 かじょう 用量 ようりょう が原因 げんいん でのみ発生 はっせい する[ 5] 。2008年 ねん の報告 ほうこく 書 しょ を受 う けて、FDAはこれらの懸念 けねん を黒枠 くろわく 警告 けいこく (Boxed warning ) にして追加 ついか した[ 20] 。
この毒素 どくそ は、ノストリジウム属 ぞく のボツリヌス菌 きん によって嫌気 いやけ 性 せい 条件 じょうけん (酸素 さんそ がない場合 ばあい )下 した で産 さん 生 む されるタンパク質 たんぱくしつ ボツリヌス毒素 どくそ である。
ボツリヌス菌 きん は、亜 あ 末端 まったん の芽胞 がほう を形成 けいせい する大型 おおがた の嫌気 いやけ 性 せい グラム陽性 ようせい 菌 きん である[ 21] 。
血清 けっせい 学的 がくてき にはAからHの大文字 おおもじ で示 しめ される8つの細菌 さいきん 変種 へんしゅ がある。これら毒素 どくそ はいずれも同 おな じように振 ふ る舞 ま い、似 に たような症状 しょうじょう を生 う み出 だ す。運動 うんどう 神経 しんけい 末 まつ 端 はし ではアセチルコリン 放出 ほうしゅつ を阻害 そがい されて、弛緩 しかん 性 せい 麻痺 まひ 、視力 しりょく 障害 しょうがい 、眼瞼 がんけん 下垂 かすい 、嘔吐 おうと 、下痢 げり または便秘 べんぴ 、痙攣 けいれん 、呼吸 こきゅう 困難 こんなん を引 ひ き起 お こす。
ボツリヌス毒素 どくそ は8種類 しゅるい の神経 しんけい 毒 どく (A・B・C[C1・C2]・D・E・F・G型 がた )に分類 ぶんるい され、抗原 こうげん 的 てき かつ血清 けっせい 的 てき に区別 くべつ できるが構造 こうぞう 的 てき には類似 るいじ している。ヒトボツリヌス症 しょう は主 おも にA・B・E型 がた および(稀 まれ に)F型 がた で引 ひ き起 お こされる。C・D型 がた はヒト以外 いがい の動物 どうぶつ でのみ毒性 どくせい を引 ひ き起 お こす[ 22]
2013年 ねん 10月 がつ 、科学 かがく 者 しゃ たちは40年 ねん ぶりにボツリヌス症 しょう の新 あら たな神経 しんけい 毒 どく H型 がた を発見 はっけん したとのニュースを発表 はっぴょう した。しかしその後 ご の研究 けんきゅう では、H型 がた がFとAの各 かく 部分 ぶぶん で構成 こうせい されたキメラ 毒素 どくそ であることが示 しめ された[ 23] 。
一部 いちぶ の型 かた は特徴 とくちょう 的 てき な腐敗 ふはい 臭 しゅう を生成 せいせい し、肉 にく を消化 しょうか する(A型 がた 、一部 いちぶ のB型 がた 、F型 がた )。これらはタンパク質 たんぱくしつ 分解 ぶんかい 性 せい と言 い われる。E型 がた と一部 いちぶ のB、C、D、F型 がた は非 ひ タンパク質 たんぱくしつ 分解 ぶんかい 性 せい で、それらに関連 かんれん する強烈 きょうれつ 臭 しゅう がないため検出 けんしゅつ できないこともある[ 21] 。
この細菌 さいきん はストレスを受 う けている時 とき に不 ふ 活性 かっせい の芽胞 がほう を発症 はっしょう する。彼 かれ らの自然 しぜん の生息 せいそく 地 ち は土壌 どじょう 中 ちゅう であったり小川 おがわ ・湖 みずうみ ・沿岸 えんがん ・海洋 かいよう などの底 そこ に堆積 たいせき する沈泥であり、一部 いちぶ の菌 きん は哺乳類 ほにゅうるい (例 たと えば、馬 うま 、牛 うし 、人間 にんげん )の腸管 ちょうかん に自然 しぜん 常 つね 在 ましま していて、その排泄 はいせつ 物 ぶつ に存在 そんざい する。芽胞 がほう は何 なん 年 ねん もの間 あいだ 、不 ふ 活性 かっせい な形 かたち で生存 せいぞん していられる[ 24] 。
毒素 どくそ は、芽胞 がほう の成長 せいちょう にとって環境 かんきょう 条件 じょうけん が好 この ましい時 とき にこの細菌 さいきん から産 さん 生 む されるが、毒素 どくそ タンパク質 たんぱくしつ を指定 してい する遺伝子 いでんし は、実際 じっさい には細菌 さいきん に感染 かんせん するウイルスやファージ によって運 はこ ばれる。残念 ざんねん ながら、細菌 さいきん 内 ない のファージ感染 かんせん および複製 ふくせい を制御 せいぎょ する自然 しぜん 要因 よういん については殆 ほとん ど知 し られていない[ 25] 。
この芽胞 がほう は、活性 かっせい を得 え て毒素 どくそ を産 さん 生 せい するのに、温 あたた かい温度 おんど 、タンパク質 たんぱくしつ 源 げん 、嫌気 いやけ 性 せい 環境 かんきょう 、水分 すいぶん を必要 ひつよう とする。野生 やせい では、植生 しょくせい と無 む 脊椎動物 せきついどうぶつ の分解 ぶんかい に温 あたた かい温度 おんど が組 く み合 あ わさるとボツリヌス菌 きん にとって理想 りそう 的 てき な条件 じょうけん となり、鳥 とり や動物 どうぶつ の餌 えさ に影響 えいきょう を与 あた える可能 かのう 性 せい がある。ボツリヌス芽胞 がほう は沸騰 ふっとう によって死滅 しめつ しないが、芽胞 がほう からボツリヌス毒素 どくそ を産 さん 生 せい するには特別 とくべつ かつ滅多 めった に得 え られない条件 じょうけん (常温 じょうおん で空気 くうき がなく、低 てい 塩 しお 、低 てい 酸 さん 、低 てい 糖 とう という環境 かんきょう を含 ふく む)が必要 ひつよう であるため、ボツリヌス症 しょう は稀 まれ である[ 26] 。
ボツリヌス症 しょう は、運動 うんどう ニューロンと筋肉 きんにく 細胞 さいぼう の間 あいだ の通信 つうしん を担当 たんとう する神経 しんけい 伝達 でんたつ 物質 ぶっしつ アセチルコリンの放出 ほうしゅつ を神経 しんけい 系 けい 内 ない で阻害 そがい する。全 すべ てのボツリヌス症 しょう の症状 しょうじょう が麻痺 まひ をもたらし、これは典型 てんけい 的 てき には顔 かお 筋 すじ から始 はじ まって手足 てあし に向 む かって広 ひろ がる[ 5] 。重症 じゅうしょう になるとボツリヌス症 しょう は呼吸 こきゅう 筋 すじ の麻痺 まひ を引 ひ き起 お こし、呼吸 こきゅう 不全 ふぜん を引 ひ き起 お こす。この生命 せいめい にかかわる合併症 がっぺいしょう に照 て らして、ボツリヌス症 しょう が疑 うたが われる症例 しょうれい は全 すべ て医療 いりょう 緊急 きんきゅう 事態 じたい として扱 あつか われ、公衆 こうしゅう 衛生 えいせい 当局 とうきょく は通常 つうじょう その感染 かんせん 源 げん を特定 とくてい し、さらなる症例 しょうれい が発生 はっせい するのを防 ふせ ぐための措置 そち を講 こう じる[ 5] 。
ボツリヌス毒素 どくそ A型 がた 、C型 がた 、E型 がた はSNAP25 を切断 せつだん し、最終 さいしゅう 的 てき に麻痺 まひ を引 ひ き起 お こす。
乳児 にゅうじ のボツリヌス症 しょう については、徴候 ちょうこう や症状 しょうじょう の診断 しんだん を行 おこな う必要 ひつよう がある。診断 しんだん の確定 かくてい は、マウスの生物 せいぶつ 学 がく 的 てき 毒性 どくせい 試験 しけん を含 ふく めた便 びん や浣腸 かんちょう 標本 ひょうほん の検査 けんさ を用 もち いて行 おこな われる。
病歴 びょうれき と身体 しんたい 検査 けんさ がボツリヌス症 しょう を示唆 しさ する人達 ひとたち の中 なか には、これらの手 て がかりが診断 しんだん できるほど十分 じゅうぶん ではないものも多 おお い。ギランバレー症候群 しょうこうぐん 、脳卒中 のうそっちゅう 、重症 じゅうしょう 筋 すじ 無力 むりょく 症 しょう といった別 べつ の疾患 しっかん がボツリヌス症 しょう と同様 どうよう に見 み えることがあり、これらを排除 はいじょ するために特別 とくべつ な検査 けんさ が必要 ひつよう となる場合 ばあい もある。検査 けんさ としては、神経 しんけい 画像 がぞう 検査 けんさ 、脳 のう 脊髄 せきずい 液 えき 検査 けんさ 、神経 しんけい 伝導 でんどう 検査 けんさ (筋 すじ 電 でん 図 ず )、重症 じゅうしょう 筋 すじ 無力 むりょく 症 しょう を調 しら べるエドロホニウム 塩化 えんか 物 ぶつ (テンシロン)試験 しけん などが含 ふく まれる。ボツリヌス毒素 どくそ が食物 しょくもつ 、胃 い や腸 ちょう の内容 ないよう 物 ぶつ 、嘔吐 おうと 物 ぶつ や便 びん で同定 どうてい された場合 ばあい 、確定 かくてい 診断 しんだん を下 くだ すことが可能 かのう になる。この毒素 どくそ は急性 きゅうせい 期 き の症例 しょうれい だと血液 けつえき 中 ちゅう に時折 ときおり 見 み られる。ボツリヌス毒素 どくそ は、酵素 こうそ 結合 けつごう 免疫 めんえき 吸着 きゅうちゃく 測定 そくてい (ELISA ) 、電気 でんき 化学 かがく 発光 はっこう (ECL ) 試験 しけん 、マウスでの接種 せっしゅ 試験 しけん や摂食 せっしょく 試験 しけん を含 ふく む様々 さまざま な技法 ぎほう で検知 けんち 可能 かのう である。この毒素 どくそ はマウスでの中和 ちゅうわ 試験 しけん で分類 ぶんるい 可能 かのう である。生体 せいたい 内 ない 生成 せいせい 毒素 どくそ 中毒 ちゅうどく のボツリヌス症 しょう では、その有機 ゆうき 体 たい が組織 そしき から培養 ばいよう されることがある。卵黄 らんおう 培地 ばいち では、一般 いっぱん 的 てき に毒素 どくそ 産 さん 生 せい コロニーの表面 ひょうめん が虹色 にじいろ に見 み える[ 27] 。
細菌 さいきん の栄養 えいよう 形態 けいたい は煮沸 しゃふつ によって破壊 はかい されるが[ 28] [ 29] 、芽胞 がほう 自体 じたい は通常 つうじょう 気圧 きあつ の沸点 ふってん で死滅 しめつ することはなく、自由 じゆう に成長 せいちょう して条件 じょうけん が整 ととの った時 とき に毒素 どくそ を生成 せいせい する[ 30] [ 31] 。
乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう の推奨 すいしょう 予防 よぼう 策 さく は、生後 せいご 12ヶ月 かげつ 未満 みまん の乳児 にゅうじ に蜂蜜 はちみつ (しばしばボツリヌス芽胞 がほう が存在 そんざい する)を与 あた えないことである。一 いち 歳 さい 以降 いこう の小児 しょうに および成人 せいじん では、通常 つうじょう 腸 ちょう 内 ない 細菌 さいきん がボツリヌス菌 きん の増殖 ぞうしょく を抑制 よくせい する[ 32] 。
市販 しはん の缶詰 かんづめ やレトルトパウチ食品 しょくひん には、120°Cで4分間 ふんかん 以上 いじょう のボツリヌス加熱 かねつ 殺菌 さっきん が行 おこな われており[ 33] 、ボツリヌス症 しょう を引 ひ き起 お こすことは稀 まれ である[ 注釈 ちゅうしゃく 2] 。米国 べいこく だと、ボツリヌス食中毒 しょくちゅうどく は症例 しょうれい の約 やく 15%に過 す ぎない最 もっと も珍 めずら しい形態 けいたい で[ 34] 、酸 さん 含有 がんゆう 量 りょう が低 ひく い食品 しょくひん (ニンジンジュース、アスパラガス、グリーンビーンズ、ビーツ、トウモロコシなど)の自家製 じかせい 缶詰 かんづめ ・ビン詰 づ め食品 しょくひん から生 しょう じることが多 おお い。 日本 にっぽん では、魚 さかな を発酵 はっこう させた自家製 じかせい の飯 めし 寿司 ずし による食中毒 しょくちゅうどく が1997年 ねん 頃 ごろ まで多 おお かったが、自家製 じかせい が減 へ るにつれて飯 めし 寿司 ずし からのボツリヌス食中毒 しょくちゅうどく もほとんど報告 ほうこく されなくなった[ 33] 。
他 た には、さらに稀 まれ な感染 かんせん 源 げん (米国 べいこく では約 やく 10年 ねん おき)[ 34] としては、酸味 さんみ を付 つ けず油 あぶら 漬 づ けしたニンニクとハーブ[ 35] 、トウガラシ、アルミ箔 はく で包 つつ んでおいた焼 や きジャガイモやトマト[ 34] 、自家製 じかせい で缶詰 かんづめ ・ビン詰 づ めした発酵 はっこう 魚 ぎょ がある。
家庭 かてい で食物 しょくもつ を缶詰 かんづめ ・ビン詰 づ めしたり保存 ほぞん する場合 ばあい は、衛生 えいせい 、圧力 あつりょく 、温度 おんど 、冷凍 れいとう 、保管 ほかん に注意 ちゅうい するべきである。家庭 かてい での保管 ほかん では、リンゴ、梨 なし 、核果 かっか 、ベリー類 るい など酸性 さんせい の果物 くだもの のみをビン詰 つ めするべきである。熱帯 ねったい 原産 げんさん のフルーツやトマトは酸味 さんみ が低 ひく いのでビン詰 つ めする前 まえ に酸味 さんみ を加 くわ える必要 ひつよう がある[ 36] 。
低 てい 酸性 さんせい 食品 しょくひん はpH値 ち が4.6以上 いじょう のもので、赤身 あかみ の肉 にく 、魚介 ぎょかい 類 るい 、家禽 かきん 、牛乳 ぎゅうにゅう 、(トマト以外 いがい の)生 なま 野菜 やさい 全 すべ てが含 ふく まれる。低 てい 酸性 さんせい 食品 しょくひん と酸性 さんせい 食品 しょくひん の混合 こんごう 物 ぶつ の大半 たいはん は、pH値 ち が4.6以上 いじょう である(酸性 さんせい 化 か に十分 じゅうぶん なレモン汁 じる 、クエン酸 くえんさん 、酢 す がレシピに入 はい っている場合 ばあい を除 のぞ く)。酸性 さんせい 食品 しょくひん のpH値 ち は4.6以下 いか であり、果物 くだもの 、ピクルス、ザワークラウト、ジャム、ゼリー、マーマレード、フルーツバターなどが含 ふく まれる[ 37] 。トマトは一般 いっぱん に酸性 さんせい 食品 しょくひん と見 み なされているが、一部 いちぶ のものは現在 げんざい pH値 ね が4.6を僅 わず かに上回 うわまわ っている。これはイチジクも同様 どうよう である。そのため、これらを酸性 さんせい 食品 しょくひん として缶詰 かんづめ にする場合 ばあい 、レモン汁 じる またはクエン酸 くえんさん でpH4.6以下 いか に酸性 さんせい 化 か する必要 ひつよう がある。適切 てきせつ に酸性 さんせい 化 か されたトマトとイチジクは酸性 さんせい 食品 しょくひん であり、煮沸 しゃふつ 缶 かん で安全 あんぜん に処理 しょり することができる[ 37] 。
生 なま のニンニクやハーブを漬 つ けてある油 あぶら は、酸性 さんせい 化 か させて冷蔵 れいぞう する必要 ひつよう がある。アルミホイルで包 つつ み焼 や きしたジャガイモは、提供 ていきょう ないし冷蔵 れいぞう するまで温度 おんど を保 たも つ必要 ひつよう がある。ボツリヌス毒素 どくそ は高温 こうおん で破壊 はかい されるため、自家製 じかせい の缶詰 かんづめ ・ビン詰 づ め食品 しょくひん は食 た べる前 まえ に10分間 ふんかん 煮 に るのが最良 さいりょう 策 さく である[ 38] 。細菌 さいきん が増殖 ぞうしょく している食品 しょくひん を詰 つ めた金属 きんぞく 缶 かん は、細菌 さいきん の増殖 ぞうしょく によるガス産 さん 生 せい のため外側 そとがわ に膨 ふく らむ可能 かのう 性 せい があり、そうした缶 かん は破棄 はき するべきである[ 39] 。
熱処理 ねつしょり された後 のち 、気密 きみつ 性 せい がある筈 はず なのにそうでない兆候 ちょうこう が見 み られる食品 しょくひん 容器 ようき (例 たと えば錆 さび や物理 ぶつり 的 てき 損傷 そんしょう による穿孔 せんこう がある金属 きんぞく 缶 かん など)は廃棄 はいき するべきである。ボツリヌス菌 きん のみに汚染 おせん された缶詰 かんづめ 食品 しょくひん は、容器 ようき や食品 しょくひん に視覚 しかく 的 てき な違和感 いわかん を起 お こさない場合 ばあい がある。製造 せいぞう における十分 じゅうぶん な熱処理 ねつしょり の保証 ほしょう およびそれ以降 いこう に汚染 おせん ルートが無 な いこと(食品 しょくひん のトレーサビリティ )だけが食品 しょくひん 安全 あんぜん の指標 しひょう として使用 しよう されるべきである。
ハム、ベーコン、ソーセージなどの加工 かこう 肉 にく に亜 あ 硝酸塩 しょうさんえん や硝酸塩 しょうさんえん を添加 てんか すると、ボツリヌス菌 きん の成長 せいちょう および毒素 どくそ 産 さん 生 せい が減少 げんしょう する。[ 40]
ワクチン は開発 かいはつ 中 ちゅう ながら欠点 けってん があり、場合 ばあい によっては危険 きけん な生来 せいらい の活動 かつどう に戻 もど りかねないという懸念 けねん がある[ 4] 。2017年 ねん 時点 じてん で、より良 よ いワクチンを開発 かいはつ する研究 けんきゅう は実施 じっし されていたが、米国 べいこく FDAは抗 こう ボツリヌス症 しょう ワクチンを承認 しょうにん しなかった[ 41] [ 42] 。
ボツリヌス症 しょう は一般 いっぱん 的 てき にボツリヌスの抗毒素 こうどくそ と対症療法 たいしょうりょうほう で治療 ちりょう される[ 4] 。
ボツリヌス症 しょう の対症療法 たいしょうりょうほう には、呼吸 こきゅう 機能 きのう の監視 かんし が含 ふく まれる。麻痺 まひ による呼吸 こきゅう 不全 ふぜん は、2-8週間 しゅうかん の機械 きかい 換気 かんき に加 くわ えて集中 しゅうちゅう 的 てき な医療 いりょう と介護 かいご を必要 ひつよう とする場合 ばあい がある。その後 ご 、麻痺 まひ は一般 いっぱん 的 てき に新 あたら しい神経 しんけい 筋 すじ 接続 せつぞく が形成 けいせい されるにつれて改善 かいぜん する[ 43] 。
一部 いちぶ の腹部 ふくぶ 症例 しょうれい では、 医師 いし が嘔吐 おうと を誘発 ゆうはつ させたり浣腸 かんちょう を用 もち いて消化 しょうか 管 かん にまだ残 のこ っている汚染 おせん 食品 しょくひん を取 と り除 のぞ こうとする場合 ばあい がある。創傷 そうしょう は通常 つうじょう 外科 げか 的 てき に治療 ちりょう され、毒素 どくそ 産 さん 生 せい 細菌 さいきん の供給 きょうきゅう 源 げん を除去 じょきょ する[ 44] 。
ボツリヌス症 しょう の抗毒素 こうどくそ は、受動 じゅどう 免疫 めんえき によって循環 じゅんかん 系 けい のボツリヌス毒素 どくそ を中和 ちゅうわ する抗体 こうたい で構成 こうせい されている[ 45] 。これは、更 さら なる毒素 どくそ が神経 しんけい 筋 すじ 接合 せつごう 部 ぶ に働 はたら きかけるのを防 ふせ いでくれるが、既 すで に罹患 りかん した麻痺 まひ を回復 かいふく させることはない[ 45] 。
成人 せいじん では、ボツリヌス毒素 どくそ のA、B、E型 がた に対抗 たいこう するよう作 つく られた抗体 こうたい を含 ふく む3価 か の抗毒素 こうどくそ が最 もっと も一般 いっぱん 的 てき に使用 しよう される。しかし、2013年 ねん に7価 か のボツリヌス抗毒素 こうどくそ が開発 かいはつ され、米国 べいこく FDA によって承認 しょうにん された[ 14] [ 46] 。 乳児 にゅうじ では、乳児 にゅうじ が血清 けっせい 病 びょう を発症 はっしょう したり馬 うま 由来 ゆらい タンパク質 たんぱくしつ に対 たい する持続 じぞく 的 てき な過敏 かびん 症 しょう を起 お こす恐 おそ れがあり、馬 うま 由来 ゆらい の抗毒素 こうどくそ が使 つか われない場合 ばあい もある[ 47] 。これを打開 だかい するため、ヒト由来 ゆらい の抗毒素 こうどくそ が開発 かいはつ されて、2003年 ねん に乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう の治療 ちりょう 用 よう として米国 べいこく FDAに承認 しょうにん された[ 48] 。このヒト由来 ゆらい の抗毒素 こうどくそ は、乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう の治療 ちりょう に対 たい して安全 あんぜん かつ効果 こうか 的 てき であることが示 しめ されている[ 48] [ 49] 。ただし、乳児 にゅうじ に対 たい する馬 うま 由来 ゆらい 抗毒素 こうどくそ の危険 きけん 性 せい は明確 めいかく に確立 かくりつ されておらず、馬 うま 由来 ゆらい の抗毒素 こうどくそ が乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう の治療 ちりょう に安全 あんぜん かつ効果 こうか 的 てき であることを示 しめ した研究 けんきゅう もある[ 47] 。
3価 か (A・B・E)ボツリヌス抗毒素 こうどくそ は、抗体 こうたい 全 すべ てが馬 うま 由来 ゆらい である。米国 べいこく では、この抗毒素 こうどくそ がCDC を介 かい して地元 じもと の保健 ほけん 局 きょく から入手 にゅうしゅ 可能 かのう である。第 だい 2の抗毒素 こうどくそ は、7価 か (A・B・C・D・E・F・G)ボツリヌス抗毒素 こうどくそ は「脱 だっ 」馬 うま のIgG 抗体 こうたい に由来 ゆらい する。この免疫 めんえき 原 ばら 性 せい の少 すく ない抗毒素 こうどくそ は、禁忌 きんき でない限 かぎ り既知 きち のボツリヌス症 しょう のあらゆる菌株 きんしゅ に対 たい して有効 ゆうこう である[ 50] 。
ボツリヌス症 しょう によって引 ひ き起 お こされる麻痺 まひ は2-8週間 しゅうかん 持続 じぞく し、この期間 きかん は対処 たいしょ 療法 りょうほう と人工 じんこう 呼吸 こきゅう 器 き が生命 せいめい 維持 いじ するのに必要 ひつよう な場合 ばあい がある[ 43] 。ボツリヌス症 しょう では罹患 りかん 者 しゃ の5-10%が落命 らくめい する[ 4] 。ただし、ボツリヌス症 しょう を放置 ほうち した場合 ばあい は40-50%の症例 しょうれい で死亡 しぼう してしまう[ 49] 。
乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう は一般 いっぱん に長期 ちょうき 的 てき な副 ふく 疾患 しっかん を持 も たないが、治療 ちりょう 関連 かんれん の有害 ゆうがい 事象 じしょう によって合併症 がっぺいしょう になる可能 かのう 性 せい がある。入院 にゅういん 中 ちゅう の乳児 にゅうじ の死亡 しぼう 事案 じあん は2%未満 みまん である[ 51]
世界 せかい 的 てき にボツリヌス症 しょう はかなり稀 まれ であり[ 4] 、年間 ねんかん 約 やく 1000例 れい である[ 52] 。
米国 べいこく では毎年 まいとし 平均 へいきん 145例 れい が報告 ほうこく されている。このうち約 やく 65%が乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう 、20%が創傷 そうしょう ボツリヌス症 しょう 、15%が食中毒 しょくちゅうどく である[ 53] 。乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう は主 おも に散発 さんぱつ 的 てき で流行 りゅうこう 感染 かんせん との関連 かんれん はないとされるが、地理 ちり 的 てき に大 おお きな偏 かたよ りがある。例 たと えば1974年 ねん から1996年 ねん にかけて、米国 べいこく で報告 ほうこく された乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう 全 ぜん 症例 しょうれい の47%がカリフォルニア州 しゅう で発生 はっせい した[ 53] 。
1990年 ねん から2000年 ねん にかけて、米国 べいこく 疾病 しっぺい 管理 かんり 予防 よぼう センター(CDC)は自国 じこく における160件 けん のボツリヌス症 しょう 事案 じあん から263例 れい の食中毒 しょくちゅうどく 個別 こべつ 症状 しょうじょう を報告 ほうこく し、その死亡 しぼう 率 りつ は4%だった。アラスカでは39%(58件 けん ・103例 れい )が発生 はっせい し、いずれも伝統 でんとう 的 てき なアラスカ先住民 せんじゅうみん の食品 しょくひん に起因 きいん するものだった。下位 かい 49州 しゅう では、自家製 じかせい の缶詰 かんづめ ・ビン詰 づ め食品 しょくひん が70事案 じあん (約 やく 69%)に関与 かんよ しており、アスパラガスの保存 ほぞん が最多 さいた 原因 げんいん だった。2つのレストランが関 かか わる突発 とっぱつ 事案 じあん では25人 にん が罹患 りかん した。 年間 ねんかん 症例 しょうれい 数 すう の中央 ちゅうおう 値 ち は23 (範囲 はんい 17-43)で、年間 ねんかん 事案 じあん 数 すう の中央 ちゅうおう 値 ち は14 (範囲 はんい 9-24)だった。アラスカ州 しゅう 、アイダホ州 しゅう 、ワシントン州 しゅう 、オレゴン州 しゅう で最 もっと も多 おお く発生 はっせい した。他 た の州 しゅう はいずれも1000万 まん 人 にん あたり1例 れい 以下 いか の発生 はっせい 率 りつ だった[ 54]
近年 きんねん 、ボツリヌス食中毒 しょくちゅうどく と乳児 にゅうじ ボツリヌス症 しょう の症例 しょうれい 数 すう はほとんど変化 へんか していないが、創傷 そうしょう ボツリヌス症 しょう は特 とく にカリフォルニア州 しゅう でブラックタールヘロインの使用 しよう による増加 ぞうか が見 み られる[ 55] 。
ボツリヌス症 しょう の抗毒素 こうどくそ や米国 べいこく 内 ない の症例 しょうれい に関 かん する全 ぜん データは、米国 べいこく 疾病 しっぺい 管理 かんり 予防 よぼう センターによって毎年 まいとし 記録 きろく されており、同 どう ウェブサイトに掲載 けいさい される[ 53] 。
英国 えいこく で記録 きろく された最大 さいだい のボツリヌス食中毒 しょくちゅうどく は1989年 ねん 6月 がつ に発生 はっせい した。合計 ごうけい 27人 にん の患者 かんじゃ が発病 はつびょう し、うち1人 にん が死亡 しぼう した。患者 かんじゃ のうち25人 にん は症状 しょうじょう が出 で る前 まえ の週 しゅう にとあるブランドのヘーゼルナッツヨーグルトを食 た べていた。食 く い止 と める措置 そち としては、関係 かんけい する生産 せいさん 者 しゃ によるヨーグルト生産 せいさん の全 ぜん 停止 ていし 、業者 ぎょうしゃ によるヨーグルト販売 はんばい 終了 しゅうりょう 、ヘーゼルナッツ保存 ほぞん 缶 かん のリコール、あらゆるヘーゼルナッツヨーグルトの消費 しょうひ を避 さ けるよう一般 いっぱん 市民 しみん に注意 ちゅうい 喚起 かんき 、などがあった[ 56] 。
1958-1983年 ねん にかけて、中国 ちゅうごく では986件 けん のボツリヌス症 しょう 突発 とっぱつ 感染 かんせん があり、罹患 りかん した4377人 にん のうち548人 にん が死亡 しぼう した[ 57] 。
1949年 ねん の第 だい 二 に 次 じ 国共 こっきょう 内戦 ないせん 後 ご 、チャプチャル・シベ自治 じち 県 けん 西部 せいぶ にあるシベ郷 きょう でチャプチャル病 びょう (察布査病)と呼 よ ばれる謎 なぞ めいた疫病 えきびょう 感染 かんせん があることが判明 はんめい した。その地方 ちほう 独特 どくとく の風土病 ふうどびょう で、根本 こんぽん 的 てき な原因 げんいん は長 なが い間 あいだ 不明 ふめい のままだった[ 58] 。多 おお くの死者 ししゃ が出 で て、その場所 ばしょ から一部 いちぶ の人々 ひとびと を強制 きょうせい 退去 たいきょ させた[ 59] 。
1958年 ねん 、専門 せんもん 家 か チームが保健 ほけん 省 しょう から派遣 はけん されてこの事案 じあん を調査 ちょうさ した。実施 じっし された流行 りゅうこう 感染 かんせん 調査 ちょうさ で、この病気 びょうき が主 おも にA型 がた ボツリヌス症 しょう であることが判明 はんめい し[ 60] 、幾 いく つかの症例 しょうれい ではB型 がた だった[ 58] 。同 どう チームはまた、ボツリヌスの供給 きょうきゅう 源 げん が現地 げんち の発酵 はっこう 穀物 こくもつ と豆 まめ と生肉 せいにく 食品 しょくひん であることを発見 はっけん した[ 59] 。地域 ちいき 住民 じゅうみん 間 あいだ で発酵 はっこう 技術 ぎじゅつ の向上 こうじょう を促進 そくしん して、この病気 びょうき を排除 はいじょ した。
1985-2015年 ねん にかけて、カナダで91例 れい のボツリヌス食中毒 しょくちゅうどく 症 しょう が確認 かくにん され、その85%がイヌイット のコミュニティ、特 とく にブリティッシュコロンビア州 しゅう のヌナビク とカナダ先住民 せんじゅうみん で、伝統 でんとう 的 てき に調理 ちょうり された海洋 かいよう 哺乳類 ほにゅうるい や魚 さかな 製品 せいひん を食 た べることから発生 はっせい した[ 61] 。
2017年 ねん 、ウクライナでボツリヌス症 しょう が70例 れい あり、8人 にん が死亡 しぼう した。前年 ぜんねん は115例 れい で12人 にん 死亡 しぼう した。ほとんどの場合 ばあい 、干 ほ し魚 さかな や一般 いっぱん 的 てき な現地 げんち の飲 の み物 もの のおつまみによる結果 けっか だった[ 62] 。
2020年 ねん 、ベトナムでボツリヌス症 しょう のいくつかの症例 しょうれい が報告 ほうこく された。それらは全 すべ て汚染 おせん された野菜 やさい のパテ を含 ふく む製品 せいひん に関連 かんれん していた。一部 いちぶ の患者 かんじゃ は生命 せいめい 維持 いじ 装置 そうち を付 つ けることになった[ 63] [ 64] 。
ボツリヌス症 しょう は多 おお くの脊椎動物 せきついどうぶつ や無 む 脊椎動物 せきついどうぶつ で発生 はっせい しうる。ネズミ、ニワトリ、カエル、金魚 きんぎょ 、アメフラシ 、イカ、ザリガニ、ショウジョウバエ 、ヒルなどでボツリヌス症 しょう が報告 ほうこく されている[ 65] 。
ボツリヌス症 しょう による死 し は概 おおむ ね水鳥 みずとり に見 み られ、毎年 まいとし 1万 まん -10万 まん 羽 わ の鳥 とり がボツリヌス症 しょう で死 し ぬ。この疾患 しっかん は一般 いっぱん に「リンバーネック」と呼 よ ばれる。一部 いちぶ の大 だい 規模 きぼ な流行 りゅうこう では100万 まん 羽 わ 以上 いじょう の鳥 とり が死 し ぬ場合 ばあい もある。アヒル が最 もっと も頻繁 ひんぱん に感染 かんせん すると見 み られている。米国 べいこく 西部 せいぶ とカナダの動物 どうぶつ 園内 えんない で起 お こるアヒルのボツリヌス症 しょう は「西洋 せいよう アヒル病 びょう (western duck sickness)」として知 し られている[ 66] 。ボツリヌス症 しょう は商業 しょうぎょう 飼育 しいく された家禽 かきん にも感染 かんせん する。鶏 にわとり では、死亡 しぼう 率 りつ が数 すう 羽 わ 程度 ていど から群 む れの40%までと差異 さい がある。
哺乳類 ほにゅうるい の家畜 かちく においては、ボツリヌス症 しょう は比較的 ひかくてき 稀 まれ だと思 おも われる。ただし、世界 せかい の一部 いちぶ 地域 ちいき では、最大 さいだい 65%という死亡 しぼう 率 りつ の流行 りゅうこう 感染 かんせん がウシに見 み られる。横臥 おうが 性 せい の大型 おおがた 動物 どうぶつ では予 よ 後 ご が芳 かんば しくない。
ウシでは、よだれ、落 お ち着 つ きのなさ、不整 ふせい 配 はい 、尿 にょう の保持 ほじ 、嚥下 えんか 障害 しょうがい 、胸部 きょうぶ 横臥 おうが などの症状 しょうじょう が出 で る場合 ばあい がある。一般 いっぱん に横臥 おうが 性 せい の動物 どうぶつ は非常 ひじょう に死 し と隣 とな り合 あ わせである。ヒツジでは、よだれ、漿液 しょうえき の鼻腔 びこう 排出 はいしゅつ 、硬直 こうちょく 、協調 きょうちょう 運動 うんどう 失調 しっちょう などの症状 しょうじょう が出 で る場合 ばあい がある。腹式呼吸 ふくしきこきゅう が観察 かんさつ される場合 ばあい もある。病気 びょうき が進行 しんこう するにつれて、四肢 しし が麻痺 まひ して死 し に至 いた る場合 ばあい がある。特 とく にアフリカ南部 なんぶ では、リン欠乏 けつぼう の牛 うし がクロストリジウム毒素 どくそ を含 ふく む骨 ほね や腐肉 ふにく を摂取 せっしゅ し、結果 けっか 的 てき に跛行 はこう や麻痺 まひ 性 せい 疾患 しっかん (lamsiekte)を患 わずら う傾向 けいこう がある。
ウマの臨床 りんしょう 徴候 ちょうこう はウシに似 に ている。筋肉 きんにく 麻痺 まひ は進行 しんこう 性 せい で、一般 いっぱん 的 てき には後肢 あとあし から始 はじ まり、徐々 じょじょ に前肢 ぜんし 、首 くび 、頭 あたま に移動 いどう する。死亡 しぼう は一般 いっぱん 的 てき に初期 しょき 症状 しょうじょう の24-72時 じ 間 あいだ 後 ご に起 お こり、呼吸 こきゅう 麻痺 まひ の結果 けっか である。幾 いく つかの子 こ 馬 ば は他 た の臨床 りんしょう 徴候 ちょうこう がないまま死亡 しぼう で発見 はっけん される。
ボツリヌス菌 きん C型 がた 毒素 どくそ は胃 い スピロヘータ の病因 びょういん と見 み なされており、北欧 ほくおう の雨期 うき および暑 あつ い夏 なつ に発生 はっせい する馬 うま の状態 じょうたい である。主 おも な症状 しょうじょう は咽頭 いんとう 麻痺 まひ である[ 67] 。
飼 か い犬 いぬ は、鳥 とり の死骸 しがい または他 た の感染 かんせん した肉 にく 内 ない にあるボツリヌスC型 がた 毒素 どくそ ないし芽胞 がほう を摂取 せっしゅ した後 のち に全身 ぜんしん 性 せい 毒素 どくそ 血 ち 症 しょう を発症 はっしょう する場合 ばあい があるが[ 68] 、一般 いっぱん 的 てき にボツリヌスC型 がた のより重 じゅう 篤 あつし な感染 かんせん 症状 しょうじょう (弛緩 しかん 性 せい 麻痺 まひ など)に耐 たい 性 せい がある。筋肉 きんにく 麻痺 まひ は、心臓 しんぞう 停止 ていし や呼吸 こきゅう 停止 ていし によって死 し に至 いた る可能 かのう 性 せい がある[ 69] 。
豚 ぶた はボツリヌス症 しょう に対 たい して比較的 ひかくてき 耐 たい 性 せい がある。報告 ほうこく された症状 しょうじょう は、食欲 しょくよく 不振 ふしん 、飲 の み込 こ めない、嘔吐 おうと 、瞳孔 どうこう 拡張 かくちょう 、筋肉 きんにく 麻痺 まひ などである[ 70] 。
家禽 かきん や野鳥 やちょう では通常 つうじょう 、足 あし 、翼 つばさ 、首 くび 、まぶたに 弛緩 しかん 麻痺 まひ が見 み られる。また毒性 どくせい 感染 かんせん 症状 しょうじょう があるブロイラー鶏 にわとり は、過剰 かじょう な尿 にょう 酸 さん 塩 しお を含 ふく む下痢 げり を催 もよお す場合 ばあい がある。
^ 人間 にんげん に対 たい してボツリヌス症 しょう を引 ひ き起 お こす同 どう 毒素 どくそ は主 おも にA型 がた 、B型 がた 、E型 がた 、まれにF型 がた とされている[ 2] 。
^ 米国 べいこく でもこの加熱 かねつ 殺菌 さっきん が義務付 ぎむづ けられているが、1978年 ねん のアラスカサーモンと、2007年 ねん のキャッスルベリー食品 しょくひん 会社 かいしゃ (Castleberry's Food Company ) で、例外 れいがい 的 てき なボツリヌス症 しょう の集団 しゅうだん 発生 はっせい が起 お こっている。
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一類 いちるい 感染 かんせん 症 しょう 二 に 類 るい 感染 かんせん 症 しょう 三 さん 類 るい 感染 かんせん 症 しょう 四 よん 類 るい 感染 かんせん 症 しょう 五 ご 類 るい 感染 かんせん 症 しょう 新型 しんがた インフルエンザ等 とう 感染 かんせん 症 しょう