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日本にっぽん地上ちじょうデジタルテレビ放送ほうそう

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デジから転送てんそう
地上ちじょうデジタルテレビ放送ほうそう画像がぞうイメージ(2004ねん平成へいせい16ねん〉11月 NHK大阪おおさか放送ほうそうきょく施設しせつ見学けんがくかいで)
中京ちゅうきょう広域こういきけんのデジタル放送ほうそう送信そうしんする瀬戸せとデジタルタワー

日本にっぽん地上ちじょうデジタルテレビ放送ほうそう(にほんのちじょうデジタルテレビほうそう)とは、日本にっぽんにおける放送ほうそうきょくによりおこなわれる地上ちじょう陸上りくじょう)のデジタル方式ほうしきテレビ放送ほうそうである。2003ねん平成へいせい15ねん12月1にち正午しょうご導入どうにゅう開始かいしされ、2011ねん平成へいせい23ねん7がつ24にち正午しょうごアナログからの完全かんぜん移行いこう(アナログ放送ほうそう終了しゅうりょう[ちゅう 1]となった。略称りゃくしょうは、「デジ」。

チャンネル帯域たいいきはアナログ方式ほうしきおなじUHFたいだが放送ほうそう方式ほうしきおおきくことなるため視聴しちょうするには地上ちじょうデジタル放送ほうそう対応たいおうしたデジタルチューナー搭載とうさいしたテレビ受像じゅぞう(テレビ)、DVDレコーダーBDレコーダーハードディスクレコーダーなどの各種かくしゅレコーダー、単体たんたいチューナー、パソコンるい必要ひつようである。

名称めいしょう

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地上波ちじょうはによるテレビジョン放送ほうそうについてデジタル放送ほうそう開始かいし決定けっていした当初とうしょ市場いちばでは「地上ちじょうなみデジタル放送ほうそう」と呼称こしょうしていた。その総務そうむしょうが「地上ちじょうデジタル放送ほうそう」を呼称こしょうとしたことにより2002ねん平成へいせい14ねん)12がつごろから放送ほうそう事業じぎょうしゃがわでも「地上ちじょうデジタル放送ほうそう」の呼称こしょう変更へんこうしている。ただ、そののメディアのなかには語感ごかん使つかれているなどの判断はんだんから現在げんざいでも「地上ちじょうなみデジタル放送ほうそう」とんでいるところもある。

なお略称りゃくしょうの「デジ」のかたは「じょうデジタル」のりゃくで「デジ」が自然しぜんかつ一般いっぱんてきであるが、一時期いちじきデジ」というかたもちいられていたこともある[ちゅう 2]

導入どうにゅう経緯けいい

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1953ねん昭和しょうわ28ねん)に放送ほうそう開始かいしされた、アナログ方式ほうしきのテレビジョン放送ほうそうNTSCVHF1 - 12chUHF13 - 62ch)を、「電波でんぱ有効ゆうこう利用りよう」をおも目的もくてきにUHF13 - 52chのみを使用しようしたデジタル方式ほうしきISDB-T)にえるもの[ちゅう 3]である。

1996ねん平成へいせい8ねん)、郵政省ゆうせいしょう現在げんざい総務そうむしょう)では、世界せかいのテレビジョン放送ほうそうのデジタルおくれない必要ひつようせいと、日本にっぽん国内こくないのデジタル放送ほうそう技術ぎじゅつ開発かいはつおよび(映像えいぞう圧縮あっしゅく技術ぎじゅつさらにデータ送信そうしん技術ぎじゅつ高度こうどかんがみ、それまでアナログ放送ほうそう念頭ねんとう開発かいはつされていた次期じき放送ほうそう衛星えいせいBS-4後発こうはつ成功せいこうBSAT-2a)の仕様しよう変更へんこう検討けんとうされやく1ねん審議しんぎ結果けっか衛星えいせい放送ほうそうのデジタル目処めどいた[1]1997ねん平成へいせい9ねん3月14にち地上ちじょう放送ほうそうのデジタルけた取組とりくみ正式せいしき検討けんとう課題かだいであることが審議しんぎされ、開始かいし時期じきを、衛星えいせい放送ほうそうのデジタル同時どうじしくはあいだかず実施じっしするむね検討けんとうされた[2]。その地上ちじょうデジタル放送ほうそう懇談こんだんかい1998ねん平成へいせい10ねん)10がつ正式せいしき答申とうしんおこなうにいたった[3]

2000ねん平成へいせい12ねん12月1にちより、BSデジタル放送ほうそう開始かいしされ、2003ねん平成へいせい15ねん12月1にち11より、3大都市だいとしけんである東京とうきょう大阪おおさかおよび名古屋なごやNHK3きょく民放みんぽう16しゃから地上ちじょうデジタル放送ほうそう開始かいしされた。のこる43道府県どうふけんでも段階だんかいてき放送ほうそう開始かいしされ、2006ねん平成へいせい18ねん)12月1にちにはすべての県庁けんちょう所在地しょざいちおよび近接きんせつする市町村しちょうそん放送ほうそう開始かいしされた。これらのことから、12月1にちデジタル放送ほうそうとされた。

これにともなきとなるVHF1 - 12chとUHF53 - 62chの周波数しゅうはすうおびは、FM補完ほかん放送ほうそう[4]高度こうど道路どうろ交通こうつうシステム(ITS)、携帯けいたい電話でんわ700MHzたいプラチナバンド)、携帯けいたい電話でんわけの放送ほうそう業務ぎょうむよう通信つうしん公共こうきょう機関きかん通信つうしんなどのあらたな用途ようと使用しようするとされた。

導入どうにゅうへの批判ひはんてき見解けんかい

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日本にっぽん電波でんぱ監理かんりは、総務そうむしょうきゅう郵政省ゆうせいしょう)の専権せんけん事項じこうである。この計画けいかく当初とうしょ放送ほうそう事業じぎょうしゃつよのぞんだものではなく、いわば「国策こくさく」としてはじめられた経緯けいいつ。日本にっぽん地上波ちじょうは放送ほうそうのデジタル1997ねん平成へいせい9ねん)3がつ当時とうじ郵政省ゆうせいしょう幹部かんぶが「地上ちじょう放送ほうそうのデジタルけた取組とりくみ」を「政策せいさくてき公言こうげん」したことからはじまった。

総務そうむしょうでは、デジタル必要ひつようせい理由りゆうの1つとして、資源しげんでもある電波でんぱりなくなっており、効率こうりつてき電波でんぱ活用かつよう目指めざすとして、デジタルのために使つかわれる40チャンネルのUHF周波数しゅうはすう470MHz-710MHzの帯域たいいきはアナログ放送ほうそう時代じだい放送ほうそうおな活用かつようかんがえれば35%節約せつやくされる65%でみ、この節約せつやくぶんの35%もこれらのあらたな通信つうしんなどに使用しようされ相対そうたいてきに1.35ばい有効ゆうこう活用かつようはかれると計算けいさんした[5]

当時とうじ日本にっぽん国外こくがい状況じょうきょうから地上ちじょう放送ほうそうのデジタルについてはかく放送ほうそう業界ぎょうかいないでもかんがえられてはいたが慎重しんちょうなものであり、いわゆる「ワイドクリアビジョン」の整備せいびなどがすすめられていた。こういった状況じょうきょうなか放送ほうそう事業じぎょうしゃにとっては「寝耳ねみみみず」で、その内容ないようもまだ明瞭めいりょうさをいていたため、当初とうしょNHK・民間みんかん放送ほうそうきょくともに騒然そうぜんとなった。様々さまざま思惑おもわく交錯こうさく混乱こんらんまねいたが、あいだもなく「その免許めんきょはデジタル終了しゅうりょうまで既存きそんのアナログテレビジョン放送ほうそうおこなっている放送ほうそう事業じぎょうしゃのみにあたえる」という決定けっていがなされ、かく放送ほうそう事業じぎょうしゃは「国策こくさく」をれた。

しかしこの「既得きとくけん」とわせるかたちで従前じゅうぜんよりある「あまねく条項じょうこう」、すなわち既存きそんのサービスエリアの視聴しちょうしゃにあまねく放送ほうそうサービスを提供ていきょうする、すなわちデジタルについてもあまねく提供ていきょうすることがもとめられ(のちにやや緩和かんわされたが、ぎゃくにいえばこれはテレビのうつらなくなる地域ちいき容認ようにんしたことでもある)かく放送ほうそう事業じぎょうしゃ巨額きょがく設備せつび投資とうしもとめられることになる。民放みんぽう労連ろうれんなどは、これがおおくの放送ほうそうきょく経営けいえい圧迫あっぱくしている、VHFたいいても用途ようとがないと批判ひはんした[6][7][8]

移行いこう経緯けいい

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山村さんそん離島りとうなど、中継ちゅうけいきょく整備せいびなどにより受信じゅしん不可能ふかのう地域ちいきおおくあったため(ケーブルテレビ受信じゅしんできる場合ばあいはあるが、携帯けいたい電話でんわスマートフォンなどのワンセグでは受信じゅしんできない地域ちいきおおい)、とまなみ予定よていまでにすべての地域ちいき受信じゅしん可能かのうにすることを目標もくひょう各地かくち送信そうしんしょ中継ちゅうけいきょく整備せいびすすめられ、整備せいびかない一部いちぶ地域ちいきけにはケーブルテレビ・通信つうしん衛星えいせいによる送信そうしんIP放送ほうそうといった代替だいたい手段しゅだん利用りようすることも検討けんとうされた。

終了しゅうりょう時期じきについては、普及ふきゅうじょうきょうなどによっては変更へんこうされる可能かのうせいもあったが、日本経済新聞にほんけいざいしんぶん2007ねん平成へいせい19ねん7がつ10日とおかづけ朝刊ちょうかんは、総務そうむしょう地上ちじょうアナログ放送ほうそう地域ちいきによって段階だんかいてき停止ていしすることを「地上ちじょうデジタル放送ほうそう推進すいしんかんする検討けんとう委員いいんかい」の答申とうしんあんむとほうじた。しかし、総務そうむしょう2008ねん平成へいせい20ねん3がつに「おおむね2010ねんまつまでに従来じゅうらいのアナログ放送ほうそう同等どうとうのエリアを確保かくほすること」との具体ぐたいてき指針ししん官報かんぽう告示こくじし、関係かんけいする基本きほん計画けいかく変更へんこうした。 最終さいしゅうてきに、これまで放送ほうそうされていた地上ちじょうアナログテレビジョン放送ほうそうは、2011ねん平成へいせい23ねん7がつ24にちまでに放送ほうそう終了しゅうりょうとまなみすることになった。とまなみ予定よていとされていた「2011ねん7がつ24にちまで」の根拠こんきょは、電波でんぱほう[9]2001ねん平成へいせい13ねん7がつ25にち改正かいせい施行しこうされたさい地上ちじょうアナログ放送ほうそう周波数しゅうはすう使用しようできる期間きかんを「施行しこうから10ねんえない期間きかん」とさだめたことによる。なお、2008ねん平成へいせい20ねん)10がつまつ放送ほうそうきょく無線むせんきょく免許めんきょじょうさい免許めんきょさい、アナログテレビ放送ほうそう無線むせんきょく免許めんきょじょう有効ゆうこう期限きげんは2011ねん平成へいせい23ねん)7がつ24にちとなった。

総務そうむしょうアンテナ工事こうじ集中しゅうちゅう機器きき品切しなぎれをふせぐために対応たいおう機器きき普及ふきゅうりつたかい(=人口じんこうおおい)地域ちいきから前倒まえだおしでアナログ放送ほうそう終了しゅうりょうする方向ほうこうかたむきつつあった[10]。しかし、2009ねん平成へいせい21ねん1がつ7にちには景況けいきょう悪化あっかけ、前倒まえだお方針ほうしん転換てんかんし、2011ねん平成へいせい23ねん)7がつ24にち以降いこうケーブルテレビあみかいしてアナログ放送ほうそう視聴しちょう可能かのうになる措置そちる、いわゆる「デジアナ変換へんかん」が検討けんとうされた[11]。この施策しさく地上ちじょうアナログとまなみのちの2015ねん平成へいせい27ねん)3がつ31にちまでつづけられた。なお、日本にっぽんより一足早ひとあしはやくデジタルされたアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでも、連邦れんぽう通信つうしん委員いいんかい(FCC)が3年間ねんかんはアナログ変換へんかんされたさい送信そうしん継続けいぞくするよう指示しじしたことで、普及ふきゅうたかケーブルテレビつうじて混乱こんらんすくなくするさくこうじられていた[12][ちゅう 4]

アナログ終了しゅうりょう目前もくぜんひかえた2011ねん3月11にち東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい発生はっせい。この影響えいきょうけて、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいともな地上ちじょうデジタル放送ほうそうかか電波でんぱほう特例とくれいかんする法律ほうりつ成立せいりつし、被災ひさい地域ちいき岩手いわてけん宮城みやぎけん福島ふくしまけんのみ2012ねん平成へいせい24ねん)3がつ31にち移行いこう延期えんきされることとなった(2011ねん問題もんだい (日本にっぽんのテレビジョン放送ほうそう)#東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいによる被災ひさい3けんでの移行いこう延期えんきとその問題もんだい参照さんしょう)。

2011ねん7がつ23にち電子でんし番組ばんぐみひょう普及ふきゅうともない、新聞しんぶんおよびTVガイド雑誌ざっしラテらんへのGコード掲載けいさいは2011ねん7がつ23にちづけ最後さいご終了しゅうりょうした(岩手いわて宮城みやぎ福島ふくしま3けん販売はんばいぶんふくむ)。

2011ねん7がつ24にちNHK総合そうごう日本にほんテレビフジテレビテレビ東京てれびとうきょうなどがアナログ放送ほうそう終了しゅうりょう記念きねん特番とくばん放送ほうそう[ちゅう 5](フジテレビ以外いがいきょく岩手いわて宮城みやぎ福島ふくしま3けんへはネット[ちゅう 6])。TBSテレビ朝日てれびあさひ当該とうがい時間じかんたい(7がつ24にち正午しょうごちかく)に放送ほうそうのレギュラーせいワイド番組ばんぐみ(TBSは『アッコにおまかせ!』、テレビ朝日てれびあさひは『サンデーフロントライン[ちゅう 7]ないでアナログ放送ほうそう終了しゅうりょう特集とくしゅうんだ。

総務そうむしょう定期ていきてき発表はっぴょうするデジ達成たっせいりつ計算けいさん手法しゅほうが、テレビ受像じゅぞう保有ほゆう実態じったいとかけはなれているため、わないという予想よそうもあったが[13]実際じっさいにはほとん混乱こんらんらしい混乱こんらんられず、アナログとまなみおよびデジタルへの移行いこう円滑えんかつ完了かんりょうした。

2012ねん3月31にち延期えんきされていた被災ひさいさんけん地上波ちじょうはアナログ放送ほうそう終了しゅうりょうし、日本にっぽん地上波ちじょうはテレビ放送ほうそう完全かんぜんにデジタルされた。

VHFたい用途ようと

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デジが暫定ざんていてき使つかっている53 - 62chたいもアナログテレビ放送ほうそうわればVHFたいともにテレビ以外いがい用途ようと各々おのおの転用てんようされ、(くに方針ほうしんにより)地上ちじょうデジタルテレビチャンネルは完全かんぜん移行いこう1ねん以内いないに13 - 52chへ集約しゅうやくされることが決定けっていされていた(これにともない、53 - 62chたい使用しようしているきょくのある地上ちじょうデジタル中継ちゅうけいきょくはアナログ終了しゅうりょう国費こくひにより[ちゅう 8]13 - 52chのいずれかにチャンネルを変更へんこうするリパックがおこなわれた)。

テレビ放送ほうそう完全かんぜんデジタルによってくことになったVHF電波でんぱ帯域たいいきは、災害さいがい対策たいさく自営じえい通信つうしんや、携帯けいたい端末たんまつけにあらたに開始かいしされたマルチメディア放送ほうそうNOTTVi-dio)が放送ほうそうされていた。さらに2014ねん平成へいせい26ねん以後いごワイドFM中波ちゅうはラジオきょく混信こんしん対策たいさくよう補完ほかんFM中継ちゅうけいきょく。アナログテレビの1chに相当そうとうする領域りょういき付近ふきんである90 - 94.9MHzのみ)などに転用てんようされた[14]

しかしNOTTVi-dio短期間たんきかん廃業はいぎょうしたため周波数しゅうはすう有効ゆうこう活用かつよう白紙はくし状態じょうたいになっている[15]

特徴とくちょうなど

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地上ちじょうデジタルテレビジョン放送ほうそう地上ちじょうアナログテレビジョン放送ほうそうちがいや、追加ついかされた機能きのう以下いかとおり。一部いちぶ特徴とくちょうは、規格きかくじょうはBSデジタル放送ほうそう同等どうとうである。 なお、制御せいぎょ方式ほうしきはここ[16]から閲覧えつらん可能かのうである。

こう精細せいさい(HDTV)

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ほとんどの放送ほうそう1080i(1125i)のHDTVでおこなわれている。MPEG-2 TS圧縮あっしゅくによる解像度かいぞうどは1440×1080i(一部いちぶは1920×1080i)、平均へいきん9 - 13.5Mbps可変かへん最大さいだい[ちゅう 9]16.85 - 24Mbpsデータ放送ほうそう音声おんせいふくむ。GI=1/8、64QAM、3/4、12Segs)のビットレートでほぼリアルタイム圧縮あっしゅくされている(なおBSデジタル放送ほうそう解像度かいぞうどは1920×1080i(一部いちぶは1440×1080i)、最大さいだい24Mbps(データ放送ほうそう音声おんせいふくむ。24スロット)のビットレート)。1920×1080i以上いじょう解像度かいぞうど映像えいぞうを1440×1080iで放送ほうそうするとき画像がぞうをダウンコンバートして1440×1080i、4:3の画面がめんアスペクト映像えいぞうデータにし、画面がめんアスペクト信号しんごうを16:9に指定していして受信じゅしんがわで16:9の画面がめん比率ひりつにアップコンバートして再生さいせいしているため1920×1080iの場合ばあいよこ画素がそ1/4の480画素がそすうふん程度ていど不可ふかぎゃく圧縮あっしゅくになる。なお、HDで制作せいさくされていない番組ばんぐみアップコンバートによりピラーボックス形式けいしき放送ほうそうされている。なお、従来じゅうらいのNTSC受像じゅぞうで4:3サイズのテレビで視聴しちょうした場合ばあいすなわち、外部がいぶチューナーやケーブルテレビセットトップボックス外部がいぶ端子たんしける方法ほうほう)はアップコンバートでないかぎりはレターボックスとなる。720pでの放送ほうそうはほとんどおこなわれていない。また、MPEG4以降いこう規格きかく圧縮あっしゅくされていないため、MPEG2特有とくゆう性能せいのう限界げんかいによるブロックノイズ発生はっせいやデータ伝送でんそうりょう限界げんかい問題もんだい無視むしできない。

SDTV・マルチ編成へんせい

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480iでの放送ほうそう信号しんごう受信じゅしんした場合ばあいはテレビ受像じゅぞうがわ機能きのう自動的じどうてきにピラーボックス形式けいしき表示ひょうじされる。

SDTVでは(480i)×最大さいだい3番組ばんぐみ編成へんせい可能かのう。1チャンネルたりの帯域たいいきはばには制限せいげんがあるので、こう精細せいさいテレビジョン放送ほうそう(HDTV)とマルチ編成へんせいはどちらか一方いっぽうのみとなる。したがって、「ハイビジョン画質がしつでマルチ編成へんせい」はできない[ちゅう 10]。なお近年きんねんNHK BS1おこなわれているHDTVとSDTVをわせたマルチ編成へんせい地上波ちじょうはたいでもおこなわれており、2023ねん4がつ現在げんざい以下いか放送ほうそうきょく実施じっしされている。

また、たような放送ほうそうとして視聴しちょうしゃおな番組ばんぐみない最大さいだい3種類しゅるい映像えいぞうから選択せんたくして視聴しちょうできる「マルチビュー」放送ほうそう存在そんざいしているがこちらがほん放送ほうそう使用しようされたれいは2020ねん時点じてんでNHK総合そうごうテレビで放送ほうそうしたドラマ『マルチチャンネルドラマ あさドラ殺人さつじん事件じけん』(2012ねん3月2829にち放送ほうそう[ちゅう 11]テレビ東京てれびとうきょう放送ほうそうされたドラマ『くん2.5≦3.0』(2020ねん3がつ9にち~3がつ11にち[ちゅう 12]放送ほうそう)の2番組ばんぐみである[18]

2021ねん10がつ現在げんざい定期ていきてき運用うんようされている放送ほうそうきょくNHK Eテレ、TOKYO MX、三重みえテレビ、サンテレビ、チバテレビの5きょくである(放送大学ほうそうだいがくは2018ねん10がつをもってはいきょくテレビ北海道てれびほっかいどうでは2021ねん10がつよりマルチ編成へんせい実施じっししていた番組ばんぐみをメインチャンネルにて放送ほうそう)。このうち放送大学ほうそうだいがくのぞすべてが同時どうじ2番組ばんぐみ運用うんようとなっている。民間みんかん放送ほうそうでのマルチ編成へんせいすくないのは、編成へんせいじょうハイビジョン画質がしつCMの放送ほうそう困難こんなんになることや、とくにマルチビュー放送ほうそう場合ばあい、1ほん番組ばんぐみために(制作せいさく方法ほうほう番組ばんぐみちゅうのマルチビュー実施じっし時間じかんにもよるが)一般いっぱんてき通常つうじょうよりおおめのコストをけなければならなくなること一因いちいんである。

また特別とくべつ番組ばんぐみ臨時りんじ編成へんせいがあるさい放送ほうそうきょく(NHK総合そうごう民放みんぽうども)もおこな場合ばあいがある。NHK総合そうごうは2011ねん現在げんざいNHKプロ野球やきゅうなどスポーツ中継ちゅうけい中心ちゅうしんにマルチ編成へんせい全国ぜんこく・ローカルとも実施じっししている(『NHKニュース7』をはさ場合ばあい試合しあい延長えんちょうなど)ほか、日曜日にちようび 4:10 - 4:13にも動作どうさ試験しけんをかねてマルチ編成へんせいおこなっている(番組ばんぐみ内容ないようはどちらもおなじ)。2011ねんにはコパ・アメリカなま中継ちゅうけい延長えんちょうになったさいにマルチ編成へんせい実施じっしされたほか、台風たいふう臨時りんじニュースにより大相撲おおずもう秋場所あきばしょ中継ちゅうけいが「Eテレの」マルチ編成へんせい急遽きゅうきょうつされたこともある。

民放みんぽうキーきょく(および同時どうじネットした一部いちぶ系列けいれつきょく)のれいでは2011ねん3月6にち日本にほんテレビがアイドルグループ・AKB48主演しゅえんドラマ『さくらからの手紙てがみ 〜AKB48 それぞれの卒業そつぎょう物語ものがたり』のスピンオフ番組ばんぐみにてはつとなるマルチ編成へんせいおこなった。サブ1chでは大島おおしま優子ゆうこを、サブ2chでは板野いたの友美ゆみをメインにした番組ばんぐみがそれぞれ放送ほうそうされた。この番組ばんぐみ冒頭ぼうとうではチャンネルの方法ほうほう説明せつめいながれた。またマルチ編成へんせいおこなわれないワンセグとアナログ放送ほうそうでは、サブ1chとおな番組ばんぐみ放送ほうそうされた。

デジタル放送ほうそう開始かいし当初とうしょ編成へんせい意欲いよくてききょく複数ふくすう存在そんざいしていた。毎日放送まいにちほうそう通販つうはん番組ばんぐみ板東ばんどう英二えいじよくバリ広場ひろば』において、NHK静岡しずおかのデジタル総合そうごうテレビは2006ねん4がつ2にちから2007ねん3月9にちまで『ゆうどきネットワーク』と『ゆうどきネットワーク東海とうかい北陸ほくりく』において、テレビ愛知てれびあいちは2007ねん3がつまで深夜しんや音楽おんがく番組ばんぐみa-ha-N varie』と『a-ha-N suprême』においてそれぞれマルチ編成へんせいおこなっていた。ほか通販つうはん番組ばんぐみなど中心ちゅうしんおこなっていたきょく複数ふくすうあるものの、現在げんざいすべて終了しゅうりょうしている。

ワンセグ放送ほうそうでも、マルチ編成へんせい一部いちぶきょく開始かいしされた(詳細しょうさいワンセグ参照さんしょう)。ただしワンセグ放送ほうそう開始かいし当初とうしょにマルチ編成へんせい想定そうていされておらず、いわばこうてき登場とうじょうした機能きのうであるため、任天堂にんてんどうDSテレビなど、一部いちぶ機種きしゅでは対応たいおうせずにメインチャンネルしか受信じゅしんできないことがある。2011ねんあき時点じてんではTOKYO MX(地上ちじょうデジタルとおな編成へんせい)と、奈良ならテレビ(ワンセグのみの独自どくじ番組ばんぐみ)の2きょく存在そんざいし(ワンセグ2サービス)、とく奈良ならテレビではフルセグとのサイマル編成へんせいをサブチャンネルで放送ほうそうしていたが、前述ぜんじゅつのような事情じじょうから2013ねんはるよりメインチャンネルに移動いどうして実施じっしされるようになっている(ワンセグ独自どくじ放送ほうそうはサブチャンネルで実施じっし)。

高音こうおんしつ機能きのう音声おんせい

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デジタル放送ほうそうのため、十分じゅうぶん利得りとく余裕よゆうをもって受信じゅしんできれば電波でんぱ障害しょうがいによる音質おんしつ劣化れっかがほとんどしょうじない。またキーきょくなどからのネット番組ばんぐみでもひかりファイバーのデジタル中継ちゅうけい回線かいせん使用しようしておくられているため、音質おんしつ劣化れっかがほとんどない。音声おんせいMPEG-2 AAC圧縮あっしゅくされている。アナログ放送ほうそうでは1.0chモノラルでのこく放送ほうそうか2.0chステレオ一方いっぽうでしか放送ほうそう不可能ふかのうだったが、2.0chステレオによるこく放送ほうそうや5.1chサラウンドでの放送ほうそう可能かのうになった。問題もんだいてんとしては、ほかのサラウンド音源おんげん拡張子かくちょうし(AC3などのドルビーけい規格きかく)をそのまま伝送でんそうすることができない。

CMの音量おんりょう平均へいきん

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デジタルテレビ放送ほうそうダイナミックレンジひろこう品質ひんしつ伝送でんそう可能かのうであり、CM放送ほうそう音量おんりょう前後ぜんご番組ばんぐみよりおおきくなる場合ばあいがあるとされるが、日本民間放送連盟にほんみんかんほうそうれんめい2012ねん10月1にちから番組ばんぐみとCMの全体ぜんたい音量おんりょう平均へいきんとして一致いっちさせる基準きじゅん採用さいようする。CMと番組ばんぐみそれぞれのおとおおきさとしてかんじるラウドネスの数値すうちをラウドネスメーターで測定そくてい平均へいきんそろえる[19][20][21]

電子でんし番組ばんぐみひょう番組ばんぐみ情報じょうほう

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電子でんし番組ばんぐみガイド(EPG)により受信じゅしん番組ばんぐみひょう番組ばんぐみ情報じょうほう閲覧えつらんできる。地上ちじょうアナログ放送ほうそうようにDVDレコーダーなどで利用りようされているGガイドADAMSによる番組ばんぐみひょうよりも更新こうしん頻度ひんどおおく、留守るすろくとき録画ろくが機器きき対応たいおうしていれば番組ばんぐみ放送ほうそう時間じかん延長えんちょうやズレにもただしい追随ついずい可能かのうとなっている。

データ放送ほうそう

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テレビ番組ばんぐみ同時どうじデータ放送ほうそう閲覧えつらん可能かのうである。BMLという規格きかくもちいて制作せいさくされている。基本きほんてきにはニュースや天気てんき予報よほう表示ひょうじでき、受信じゅしん設定せっていした地域ちいき情報じょうほう配信はいしんされる。また、一部いちぶでは番組ばんぐみ解説かいせつ紹介しょうかいされた店舗てんぽなどの情報じょうほう連動れんどうデータ放送ほうそうとして番組ばんぐみ放送ほうそうちゅう提供ていきょうしている(Category:データ放送ほうそう連動れんどう番組ばんぐみ参照さんしょう)。きょくによっては受信じゅしんインターネット接続せつぞくしてけるサービスもある。

データ放送ほうそうフォーマットはフルセグ・ワンセグともにキーきょく製作せいさくし、かく地方ちほうきょくでローカル情報じょうほう追加ついかするのが基本きほんであるが、テレビ宮崎てれびみやざきは3系列けいれつクロスネットきょくという事情じじょうから独自どくじのフォーマットのものを制作せいさくしている。独立どくりつきょくでは各局かくきょく個別こべつにフォーマットから制作せいさくしている。ただし、日本にほんテレビ系列けいれつでの日本にほんテレビと系列けいれつ地方ちほうきょくのようにおな系列けいれつでもフォーマットがちが場合ばあいがある。

またデータ放送ほうそう利用りようしてテレビやBD.DVDレコーダーなどの機能きのう向上こうじょうしたり、不具合ふぐあい修正しゅうせいしたりするファームウェア配信はいしんすることが可能かのうである(エンジニアリングサービス)。電波でんぱ受信じゅしんできる状態じょうたいであれば、視聴しちょうしゃとく意識いしきすることなくファームウェアが最新さいしん状態じょうたい更新こうしんされる。

双方向そうほうこうサービス

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あおあかみどりの4しょくボタンを利用りようして視聴しちょうしゃ参加さんかがたクイズアンケート投票とうひょうおこなうことができる(ワンセグもふくむ)。ただし「双方向そうほうこう番組ばんぐみ」といっても受信じゅしんからきょくけて電波でんぱばすことはできない[ちゅう 13]ので、インターネット接続せつぞくすることで実現じつげんされる。

当初とうしょはチューナーに電話でんわ回線かいせん接続せつぞくジャックがありそれで通信つうしんおこなっていた[22]が、近年きんねんはインターネットでの通信つうしん主流しゅりゅうであるため電話でんわ回線かいせん接続せつぞくジャックはLANジャックにえられている。クイズに正解せいかいするなど条件じょうけんをクリアすると、キーワードやQRコードが表示ひょうじされ、それで応募おうぼさせる番組ばんぐみもある。

しかし多大ただいなコストがかることや2011ねん7がつ24にちまでに予定よていされている地上ちじょうアナログ放送ほうそうとまなみ実施じっしまでの期間きかん地上ちじょうアナログ放送ほうそうサイマル放送ほうそうをする都合つごうじょう通常つうじょう編成へんせい導入どうにゅうしている番組ばんぐみはワンセグ以外いがいではNHK総合そうごうテレビの『あさイチ』(火曜日かようびのみ。ただし、祝日しゅくじつ番組ばんぐみ自体じたい休止きゅうしとなる)と日本にほんテレビけいの『秘密ひみつのケンミンSHOW』(読売よみうりテレビ制作せいさく)、独立どくりつきょくであるテレビ神奈川てれびかながわ(tvk)の『SOLiVE モーニング』(ウェザーニューズ制作せいさく)と『NEWS 930』・『NEWS FRIDAY』しかない。以前いぜん放送ほうそうされていた番組ばんぐみでは、テレビ朝日てれびあさひけいの『奇跡きせきとびら TVのチカラ』が双方向そうほうこう機能きのう利用りようして捜査そうさ依頼いらい目撃もくげき情報じょうほうけていた。また日本にほんテレビけいの『サプライズ』でも出演しゅつえんしゃのイメージアンケートをおこない、それをもとにクイズがされていた。特別とくべつ番組ばんぐみではNHKの『紅白こうはく歌合戦うたがっせん』『歴史れきし選択せんたく』『天下てんか統一とういつ[23]』、TBSけいの『オールスター感謝かんしゃさい』、テレビ朝日てれびあさひけいの『テスト・ザ・ネイション』などで双方向そうほうこう番組ばんぐみおこなわれている。

移動いどうたい地上ちじょうデジタル・テレビジョン放送ほうそう

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ゴーストのない映像えいぞうおよびノイズ

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アナログより電波でんぱ障害しょうがいには全般ぜんぱんつよく、アナログ放送ほうそう電界でんかい強度きょうど十分じゅうぶんでありながら画質がしつ劣化れっかしてしまう条件じょうけんであってもデジタル放送ほうそうでは障害しょうがいぶつ影響えいきょう排除はいじょしてゴーストのない鮮明せんめい画像がぞう受信じゅしんできる。ある程度ていど受信じゅしんレベルさえ確保かくほできればなん視聴しちょう地域ちいき減少げんしょう可能かのうとなり、中継ちゅうけいきょく合理ごうりにもつながる。従来じゅうらいのアナログ放送ほうそう場合ばあい電波でんぱ微弱びじゃくであってでも不鮮明ふせんめい映像えいぞう音声おんせい限定げんていてき受信じゅしんすることができたがデジタル放送ほうそう場合ばあいまった受信じゅしんできず画面がめんにはエラーメッセージが表示ひょうじされるか鮮明せんめい受信じゅしんできるかのどちらかになる場合ばあいおおい。中間なかま状態じょうたいにおいてはベリノイズコマびなどをともな場合ばあいがある。しかしブロックノイズモスキートノイズなどのデジタル可逆かぎゃく圧縮あっしゅく映像えいぞう特有とくゆうノイズ存在そんざいする。また、BSデジタル放送ほうそうよりも実効じっこうビットレートがひくいためにこれらがよりおおい。

CNR(搬送波はんそうは雑音ざつおん)とばれる搬送波はんそうはとノイズのちいさい場合ばあい信号しんごう強度きょうどはあっても受信じゅしんできない場合ばあいがある。直接ちょくせつなみ以外いがい反射はんしゃ受信じゅしんしてしまった場合ばあい信号しんごう強度きょうどたかいのに受信じゅしんできないという事態じたい発生はっせいする。なお市販しはんされているテレビなどの民生みんせい受信じゅしん装置そうちのアンテナレベルは信号しんごう強度きょうどではなく、CNRを表示ひょうじしている場合ばあいもある。

このほか、デジタル放送ほうそうではおな物理ぶつりチャンネルの複数ふくすう電波でんぱ混信こんしんすると受信じゅしん障害しょうがい発生はっせいする[24][25]

デジタル放送ほうそうではあやま訂正ていせい技術ぎじゅつ使つかわれているため、雑音ざつおん(ノイズ)や多重たじゅう伝播でんぱマルチパス)により発生はっせいした符号ふごうあやまりにはある程度ていどたいせいがあるものの、テレビの機種きしゅによって、また符号ふごうあやまりの原因げんいんがノイズかマルチパスかによって視聴しちょう可能かのうとなるCNRの閾値 (所要しょようC/N) がことなる[26]

リモコンキー番号ばんごうとチャンネル番号ばんごう

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日本にっぽん地上ちじょうデジタルテレビジョン放送ほうそうでは放送ほうそうなかにSI情報じょうほうふくめて送信そうしんしており、郵便ゆうびん番号ばんごうなどで地域ちいき設定せっていをした受信じゅしんでその情報じょうほうけることで受信じゅしんした放送ほうそうリモコンうえ特定とくてい番号ばんごうてることができる。この番号ばんごうは、その放送ほうそう受信じゅしん可能かのうとされる対象たいしょうエリアない放送ほうそうきょくごとに1 - 12のいずれかがリモコンキーIDとしててられている。ての設定せってい自体じたいはほとんど自動じどうおこなわれ、一般いっぱんてき地上ちじょうアナログ放送ほうそう場合ばあいより容易よういである。リモコンキーIDとはべつに000 - 999の3けた論理ろんりチャンネル番号ばんごうもあり(物理ぶつりチャンネルなど、ISDB-T参照さんしょうのこと)、うえ2けたは「局番きょくばんごう」、した1けたは「編成へんせい番号ばんごう」を意味いみする。局番きょくばんごうはフルセグ・Gガイドワンセグことなり、それぞれリモコンキーIDと1たい1で対応たいおうする。リモコンキーIDと局番きょくばんごう対応たいおうつぎのようになる。

ID 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
フルセグきょく番号ばんごう 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
Gガイド局番きょくばんごう 21 23 24 25 26 28
ワンセグ局番きょくばんごう 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72

編成へんせい番号ばんごうは、フルセグおよびワンセグの場合ばあい、「1」がメインチャンネル、「2」「3」がサブチャンネル、その臨時りんじチャンネルにてられる。Gガイドの場合ばあいかならず「8」となる。

どういち周波数しゅうはすう中継ちゅうけい(SFN)

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おやきょく中継ちゅうけいきょく(または基幹きかん中継ちゅうけいきょく補助ほじょ中継ちゅうけいきょく)がおな周波数しゅうはすう放送ほうそうすることが可能かのうである。これにより電波でんぱ利用りよう効率こうりつ大幅おおはばたかめることができるほか、外出がいしゅつさきでワンセグ放送ほうそう受信じゅしんするさいに(受信じゅしん端末たんまつせんきょくボタンなどに登録とうろくしている放送ほうそうきょく周波数しゅうはすうと、外出がいしゅつさき地域ちいきにおける周波数しゅうはすうおな場合ばあいには)設定せっていをしなおさなくてむメリットがある。とく近畿きんき地方ちほうおおられるが一部いちぶでは混信こんしんによる受信じゅしん障害しょうがい[ちゅう 14]発生はっせいしており、いちれいとして生駒いこま送信そうしんしょどういち周波数しゅうはすう放送ほうそうおこなっていた奈良ならけんだい規模きぼ中継ちゅうけいきょくである栃原とちはら中継ちゅうけいきょく近畿きんきけん広域こういき民放みんぽう4きょくNHK大阪おおさかEテレ)の周波数しゅうはすう兵庫ひょうごけん摩耶山まやさん送信そうしんしょどういち周波数しゅうはすうであったNHK奈良なら総合そうごうテレビと奈良ならテレビ放送ほうそうふくめて全局ぜんきょくが2012ねん1がつまつをもって変更へんこうされる事例じれい発生はっせいしている。

遅延ちえん問題もんだい

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地上ちじょうデジタルTV放送ほうそうでは、従来じゅうらい地上ちじょうアナログTV放送ほうそうではなかった圧縮あっしゅくとその展開てんかいによる映像えいぞう音声おんせい遅延ちえん発生はっせいする。つまり放送ほうそうきょくがわ放送ほうそう番組ばんぐみ映像えいぞう音声おんせい情報じょうほうをデジタルテレビジョン形式けいしき信号しんごう変換へんかんするエンコード多重たじゅう処理しょりかく家庭かていなどのデジタルテレビチューナーで受信じゅしんした電波でんぱをテレビで表示ひょうじできるようにするデコード処理しょりおこなう必要ひつようがあり実際じっさい生放送なまほうそうでのタイミングより1 - すうびょう[27]程度ていど(通常つうじょうはほぼ2びょう)のタイムラグ時間じかんのずれ)が発生はっせいする。ここから、時報じほう緊急きんきゅう地震じしん速報そくほうについて問題もんだいしょうずる。また、録画ろくが機器ききにおいては冒頭ぼうとう番組ばんぐみ開始かいしまえ部分ぶぶん挿入そうにゅうされ、末尾まつびすうびょう録画ろくがされないものがある(機器ききによっては、前後ぜんごながめに録画ろくがする機能きのうがある機種きしゅもある)。番組ばんぐみ内容ないようでは大晦日おおみそか民放みんぽうおこなわれていた年越としこ番組ばんぐみのカウントダウン企画きかく廃止はいしし、録画ろくが番組ばんぐみとし放送ほうそうきょくあらわれている。

時報じほうあつか

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受信じゅしんのデコード(暗号あんごうされたデータの復号ふくごうおよ圧縮あっしゅくされたデータの伸長しんちょう処理しょりによるタイムラグの程度ていどはチューナーの処理しょり能力のうりょく依存いぞんする。このため放送ほうそうきょく時計とけい画面がめん表示ひょうじされるまですうびょうおくれがしょうじるので、正時まさとき時報じほう廃止はいし[ちゅう 15]され(おおくの民放みんぽうではこれ以前いぜんから「またぎ」で正時まさときスタートの番組ばんぐみ減少げんしょうしている)、時刻じこく表示ひょうじでは時刻じこくわりのさいにエフェクト[ちゅう 16]くわえるなどしてタイムラグによるかけの影響えいきょう最小限さいしょうげんにとどめている。とくワンセグ放送ほうそうはH.264の演算えんざんりょうおおいことにくわ携帯けいたい機器ききでの使用しようおおデコーダー性能せいのう確保かくほしにくいことから、タイムラグがながくなる。地上波ちじょうはとBSの同時どうじ放送ほうそうでは地域ちいきにもよるが、BSデジタル放送ほうそうよりもさら若干じゃっかんのタイムラグが発生はっせいする。またおな理由りゆうから、チャンネルにも地上波ちじょうはアナログのように瞬時しゅんじきょくえることはできず、すうびょうにもおよぶタイムラグがしょうじる。

番組ばんぐみによっては、データ放送ほうそうによる出力しゅつりょく画面がめんじょう時計とけい表示ひょうじしている(同様どうよう気象きしょう情報じょうほうなども表示ひょうじする番組ばんぐみもある)[ちゅう 17]。これは後述こうじゅつ機器きき取得しゅとくした時刻じこく情報じょうほうをそのまま表示ひょうじしており、録画ろくがしたさいには表示ひょうじされない。

デジタルチューナーや携帯けいたい、スマートフォンの性能せいのう向上こうじょうによりタイムラグをゼロにちかづけることは可能かのうではあるが、原理げんりてき処理しょり時間じかんがゼロになることがない以上いじょう、タイムラグは絶対ぜったいにゼロにはならない。

緊急きんきゅう地震じしん速報そくほうおく

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緊急きんきゅう地震じしん速報そくほう場合ばあい、アナログテレビ放送ほうそうくらべてやく2びょうおくれることがあきらかになっている。2008ねん6月14にち発生はっせいした岩手いわて宮城みやぎ内陸ないりく地震じしんでこの問題もんだいあかるみにた。この遅延ちえん問題もんだい解消かいしょう目指めざして総務そうむしょう放送ほうそうきょくおよび電機でんきメーカーは圧縮あっしゅくほどこさず速報そくほう送信そうしんするように2008ねん9がつから見直みなおしを検討けんとうする。緊急きんきゅう地震じしん速報そくほうはデータりょうすくなく、映像えいぞう音声おんせいみだれる悪影響あくえいきょうはないと見込みこんでいる[28]

NHK東京とうきょう大阪おおさか名古屋なごや福岡ふくおかなど拠点きょてんきょく全局ぜんきょく一部いちぶ地方ちほう放送ほうそうきょくをあわせた27きょくおよび東京とうきょう民間みんかん放送ほうそうキーきょくは、2010ねん8がつ23にちからアナログテレビ放送ほうそうでの地図ちずきスーパーの表示ひょうじ先立さきだつタイミングで”文字もじスーパー”機能きのうによる「緊急きんきゅう地震じしん速報そくほう」の文字もじスーパーとデータ放送ほうそうによるチャイムおん同時どうじ送出そうしゅつする機能きのうくわえられた緊急きんきゅう地震じしん速報そくほう運用うんよう開始かいしする[29][よう出典しゅってん]NHKでは2010ねん10がつまつまでに全国ぜんこく実施じっしするようになった(ただし、整備せいびだった地域ちいきでもローカル放送ほうそうのみながれない程度ていど東京とうきょうおよび地域ちいき拠点きょてんきょくから送出そうしゅつされる情報じょうほう受信じゅしん可能かのうであった)。民間みんかん放送ほうそう順次じゅんじ採用さいようする[30][31][32][33][34]

時刻じこく情報じょうほう

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かく放送ほうそうきょくは「TOT」(Time Offset Table)とばれる時刻じこく情報じょうほうを、映像えいぞう音声おんせいとはべつのエンコード方法ほうほうきょく映像えいぞう信号しんごう圧縮あっしゅくなしに多重たじゅう送出そうしゅつすることを義務付ぎむづけられている。これを使つかって地上ちじょうデジタル受信じゅしんとく遅延ちえんのない電波でんぱ時計とけい内蔵ないぞうしているかのように動作どうさ[27]電子でんし番組ばんぐみひょうのデータと連動れんどうして視聴しちょう予約よやく録画ろくがやく機能きのう番組ばんぐみめい表示ひょうじ機能きのう、テレビ受像じゅぞう地上ちじょうデジタル放送ほうそうようチューナーにおける時刻じこく表示ひょうじ機能きのうかされる。ただし、標準ひょうじゅんてき受信じゅしんにおいて日本にっぽん標準時ひょうじゅんじくらべて±500ミリびょう誤差ごさ許容きょようされている。

サイマル放送ほうそう制限せいげん

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地上ちじょうデジタルテレビジョン放送ほうそうきょく免許めんきょは「地上ちじょうデジタルテレビジョン放送ほうそうきょく免許めんきょ方針ほうしん」に沿っててられる。どう方針ほうしん規定きていする免許めんきょ基本きほんてき要件ようけんとしてアナログ放送ほうそうとのあいだサイマル放送ほうそうかんする制限せいげんもうけられており、「みずかおこな地上ちじょうアナログテレビジョン放送ほうそうだい部分ぶぶん放送ほうそう番組ばんぐみふくめて放送ほうそうするものであること」がもとめられている。具体ぐたいてきには、「みずかおこなうアナログテレビジョン放送ほうそう補完ほかん放送ほうそうのぞく)と同一どういつ放送ほうそう番組ばんぐみ放送ほうそうりゃく)については1にち放送ほうそう時間じかんちゅう、3ぶんの2以上いじょう時間じかん放送ほうそう実施じっしされるもの」でなければならないとしている。

B-CASによる機器きき認証にんしょう

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地上ちじょうデジタル専用せんようB-CASカード
BS 110CS 地上ちじょうデジタル共用きょうようB-CASカード

日本にっぽんでは、おも画像がぞうのコピー制御せいぎょ基準きじゅんたいする機器きき認証にんしょうシステムとしてB-CAS利用りようしている。様々さまざま基準きじゅんたした地上ちじょうデジタル放送ほうそう対応たいおう各種かくしゅ機器ききには「B-CASカード」というICカードどうこりされ、使用しよう開始かいしさいにこれを機器きき挿入そうにゅうする。これは容易ようい取外とりはずしが可能かのうどうこりされていた機器きき以外いがいでも使用しようすることができ、機器きき認証にんしょうとしてはセキュリティ強度きょうどよわいシステムでありフリーオのような機器ききによってやぶられた。これは元々もともとB-CASカードが限定げんてい受信じゅしんシステム(CAS)として開発かいはつされ、それを機器きき認証にんしょうシステムに流用りゅうようしたためである。このシステムじょう放送ほうそうされているコンテンツ番組ばんぐみなど)は暗号あんごうされた状態じょうたい視聴しちょう機器ききとどいているので、地上ちじょうデジタル放送ほうそうでは災害さいがい情報じょうほう番組ばんぐみなど一部いちぶのぞ対応たいおう機器ききにB-CASカードを挿入そうにゅうすることが必須ひっすになり挿入そうにゅうしないと視聴しちょうなどが不可能ふかのうになった。

2008ねんあきごろを目途もくとにB-CASカードがになっている機器きき認証にんしょう機能きのうをテレビ本体ほんたいファームウェアみ、視聴しちょうするだけならB-CASカードは不要ふようになる予定よていと2007ねん一部いちぶ報道ほうどうされた[35]。そうなった場合ばあいいま抵抗ていこうかん根強ねづよいユーザー登録とうろく制度せいど不要ふようとなる見込みこみである。これにより、放送ほうそうきょく負担ふたんしている[36][ちゅう 18] ICカード発行はっこう配布はいふなどにかかわるコストが低減ていげんされる。また、取外とりはずしが困難こんなんになるので機器きき認証にんしょうとしてのセキュリティ強度きょうど向上こうじょうする。2007ねん8がつ31にちインテルハードによらないソフトCAS方式ほうしき導入どうにゅう目指めざこと表明ひょうめいした[37]実際じっさいにB-CASカードがうちしきになったのは2018ねんBS4K放送ほうそう開始かいししてから発売はつばいされたチューナー内蔵ないぞうがたの4Kテレビである。

地上ちじょうデジタル放送ほうそうではB-CASのユーザー登録とうろくをしなくても、BSデジタル放送ほうそうようにNHK視聴しちょうちゅうのテレビ画面がめん左下ひだりしたには「ユーザー登録とうろくのおらせ」は表示ひょうじされない[38]

B-CASカード廃止はいし提案ていあんさくには著作ちょさくけん保護ほごするためコピー禁止きんし(ネバーコピー)も考案こうあんされていて、その場合ばあい以前いぜんにあった「コピー・ワンス」よりも権利けんりつよ保護ほごされることになる。ネバーコピーは録画ろくが一切いっさい禁止きんしするものである。また、B-CASカードはたて55mmxよこ85mmと一般いっぱんてきなカードサイズである。そのためがたのテレビでは問題もんだいにならないものの、パソコンよう周辺しゅうへん機器ききにはおおきさの制約せいやくから小型こがたむずかしい。そのためおおきさを優先ゆうせんするとカード不要ふようのワンセグ放送ほうそう専用せんようにせざるをないため、改善かいぜんもとめるこえがっていた。こうした要望ようぼうこたえ、2009ねん11月よりminiB-CASカード(地上ちじょうデジタル専用せんよう)の運用うんようはじまったほか、2012ねん7がつからはB-CASカードを使用しようしないソフトウェア制御せいぎょによるCASが段階だんかいてき導入どうにゅうされる予定よてい詳細しょうさい地上ちじょう放送ほうそうRMP管理かんりセンター参照さんしょう)。

なおB-CASは有料ゆうりょうであり、その運用うんようについてはさまざまな問題もんだいがあげられている(詳細しょうさいは「B-CAS」を参照さんしょう)。

コピー制御せいぎょ

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日本にっぽんのデジタル放送ほうそうでは2007ねん現在げんざい一部いちぶ番組ばんぐみのぞ著作ちょさくけん配慮はいりょした業界ぎょうかいない放送ほうそう機器きき製造せいぞうメーカーなど)で合意ごういされた自主じしゅ規制きせいルールもとづいたコピー制御せいぎょ信号しんごう付加ふかされており視聴しちょうしゃ放送ほうそう番組ばんぐみ機器きき録画ろくがするさいにはいくつかの制限せいげんける。放送ほうそう開始かいし当初とうしょ暗号あんごうおよびコピー制御せいぎょおこなわれていなかったが2004ねん4がつ5にち運用うんよう開始かいしされ、ほとんどの番組ばんぐみは「コピー・ワンス(1かいだけ録画ろくが可能かのう)」となった。

前述ぜんじゅつのコピー制御せいぎょ仕組しくみには著作ちょさくけん保護ほご技術ぎじゅつ詳細しょうさいは「コピーガード」を参照さんしょう)としてCGMS使用しようされている。これにより、デジタル放送ほうそう番組ばんぐみをデジタル信号しんごうのままで録画ろくが複製ふくせい視聴しちょうしゃ番組ばんぐみ録画ろくがすることは放送ほうそう番組ばんぐみの1度目どめ複製ふくせいという解釈かいしゃくになる)や移動いどうおこな場合ばあいたいして許可きょか禁止きんし制御せいぎょおこなっている。CGMSの録画ろくが複製ふくせいについての具体ぐたいてき制御せいぎょ種類しゅるいは「コピーフリー(録画ろくが自由じゆう)」、「コピー・ワンス」、「ネバーコピー(録画ろくが禁止きんし)」があるが「ネバーコピー」については2007ねん現在げんざい採用さいようされている番組ばんぐみれい確認かくにんされていない(例外れいがいとして、TOKYO MXのOP・EDがネバーコピー形式けいしき放送ほうそうされている。きょくめい告知こくちとしての放送ほうそうではネバーコピーではない)。またコピー・ワンス制御せいぎょ信号しんごうふくまれた番組ばんぐみCPRM技術ぎじゅつ対応たいおうしたデジタル録画ろくが記録きろくメディアで記録きろく保存ほぞん録画ろくが)・移動いどう可能かのうになっており、CPRMに対応たいおうのデジタル録画ろくが機器ききでは録画ろくが複製ふくせい移動いどうがすべて不可能ふかのうかすべて可能かのうになる。

デジタル放送ほうそう録画ろくがにアナログ信号しんごうによる録画ろくが機器きき使用しよう受信じゅしん受信じゅしん回路かいろからアナログ信号しんごうとして出力しゅつりょくした場合ばあい放送ほうそう信号しんごうふくまれるコピー制御せいぎょ信号しんごうCGMS-A信号しんごうとして出力しゅつりょくされるがアナログ録画ろくが器機ききがわ動作どうさじょうではコピー・ワンス信号しんごうによる制限せいげんけない。なお、この使用しようれいではデジタル放送ほうそう受信じゅしんチューナーを搭載とうさいした録画ろくが意図いとてきにアナログ信号しんごう変換へんかん記録きろく保存ほぞんするものは存在そんざいしないので実質じっしつてきには受信じゅしん器機きき録画ろくが接続せつぞくコードでつないだ場合ばあいかぎられる。

ただしCGMS-A信号しんごう無効むこうしてしまう一部いちぶ特殊とくしゅ機器きき機種きしゅのぞき、通常つうじょうはCGMSの制御せいぎょ情報じょうほう有効ゆうこうになったまま伝送でんそう記録きろくされる。したがっていったんアナログ録画ろくがをした番組ばんぐみ再度さいどデジタル録画ろくが機器ききんで録画ろくがした場合ばあい最初さいしょからデジタル録画ろくがした場合ばあい同様どうようにCGMSの制御せいぎょによる番組ばんぐみ複製ふくせい録画ろくが移動いどうたいしての制限せいげんける。

現状げんじょうでは、コピー自体じたい完全かんぜん制御せいぎょにはいたっていない(コピーをアップロードしたとしてファイル共有きょうゆうソフト逮捕たいほしゃ何人なんにんていることでその存在そんざい公式こうしき確認かくにんできるが、こうした逮捕たいほいたるケースは氷山ひょうざん一角いっかくにすぎないともいわれている)。一方いっぽう一般いっぱんてき利用りようしゃ不便ふべんいられてフリーオなどの機器ききでコピー制御せいぎょ回避かいひできたものだけが脱法だつほうてき利便りべんせい享受きょうじゅできるという構図こうずになってしまっている。またコピー完全かんぜんふせぐことは事実じじつじょう不可能ふかのうだという現実げんじつまえ、テレビ各局かくきょくでは著作ちょさくけん主張しゅちょうのためウォーターマーク採用さいようされている。

録画ろくが機器ききがわでのコピー制御せいぎょ仕組しくみの詳細しょうさいについては、DVDレコーダーなどの当該とうがい録画ろくが機器きき関連かんれん記述きじゅつや「コピーガード」の記事きじなども参照さんしょう

ダビング10

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このコピー制限せいげんについてはアナログ放送ほうそう同様どうよう利便りべんせいをデジタル放送ほうそうにももとめるユーザーからの不満ふまんこえつよかった(「B-CASの関連かんれんあきら」なども参照さんしょう)ため、1かいしか録画ろくができない「コピー・ワンス」をコピー9かいさらにムーブ1かい合計ごうけい10かいまで可能かのうとする回数かいすう緩和かんわさく(「ダビング10」)の実施じっしを2007ねん7がつ総務そうむしょう要請ようせい。これをけて電子でんし情報じょうほう技術ぎじゅつ産業さんぎょう協会きょうかいは2007ねん12月20にち、「ダビング10」にもとづく放送ほうそう運用うんよう開始かいしを2008ねん6月2にち4発表はっぴょうした。その私的してき録音ろくおん録画ろくが補償ほしょうきん制度せいど問題もんだいめぐって、電機でんきメーカーと著作ちょさくけん団体だんたい対立たいりつしたことから、一旦いったん期限きげん延期えんきとなったが、あらためて2008ねん7がつ4にち4から運用うんよう開始かいしされた。

消費しょうひしゃ団体だんたい家電かでんメーカは緩和かんわを、一方いっぽう著作ちょさくけん団体だんたい放送ほうそうきょくは3かい程度ていどまでの制御せいぎょ規制きせいもとめていた。この9かい+1かいという制限せいげん条件じょうけんは、家族かぞく3にんDVDレコーダー携帯けいたい電話でんわ音楽おんがくプレーヤーなどの3とおりの機器ききにダビングやコピーをおこな利用りよう条件じょうけん必要ひつよう十分じゅうぶんたす程度ていどのものとして考案こうあんされたものである。ただし、この規制きせい緩和かんわ採用さいよう海賊版かいぞくばん不正ふせいコピーがえた場合ばあいは、さら制御せいぎょのルールを見直みなおすとしている。また衛星えいせい放送ほうそう有料ゆうりょうデジタル放送ほうそうについては著作ちょさくけん配慮はいりょし、既存きそんのコピー・ワンスがつづ継続けいぞくされる[39]。しかし、まごコピーは従来じゅうらいどお不可能ふかのうなままである。たとえばHDDレコーダーから記録きろくがたDVDなどにコピーしたのちに、レコーダーがわ記録きろくうしなわれる(HDDから削除さくじょしたりレコーダーが故障こしょうしたりした場合ばあい)とDVDからのバックアップれないので、DVDが破損はそんした段階だんかい記録きろくうしなわれるという問題もんだい発生はっせいする。

字幕じまく放送ほうそう

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地上ちじょうデジタル放送ほうそうでは、文字もじ多重たじゅう放送ほうそうの1つとしておこなわれている字幕じまく放送ほうそうつづおこなわれている。この機能きのう受信じゅしん機器ききへの搭載とうさいりつ地上ちじょうアナログ放送ほうそうよりも格段かくだんたかい。日本語にほんご英語えいごなどカ国かこくでの放送ほうそう可能かのうであるが番組ばんぐみ制作せいさく問題もんだいなどもあり、実施じっしされている番組ばんぐみ皆無かいむである。字幕じまくISDB場合ばあいよんしょくしか使つかわれないことがおおい。一色いっしょく黄色おうしょく二色にしき水色みずいろさんしょく緑色みどりいろとなり、よん色目いろめ以降いこう必要ひつようになった場合ばあいはすべて白色はくしょくになる傾向けいこうにある。

字幕じまくスーパー機能きのう

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映像えいぞう信号しんごうとはべつにニュース速報そくほうなどの字幕じまくスーパー信号しんごう放送ほうそうにのせ、映像えいぞう合成ごうせいして視聴しちょうしゃせることができる。受信じゅしんによってはこれは録画ろくがされない。地上ちじょうデジタル放送ほうそう開始かいし当初とうしょテレビ東京てれびとうきょう使用しよう確認かくにんされた。この機能きのうはB-CASカードのID番号ばんごうによって表示ひょうじ有無うむ制御せいぎょできる。

緊急きんきゅう警報けいほう放送ほうそう

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緊急きんきゅう警報けいほう放送ほうそう地上ちじょうアナログ放送ほうそうつづおこなわれている(一部いちぶ受像じゅぞう対応たいおうしていない)。

イベントリレー

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スポーツなま中継ちゅうけいなど、放送ほうそう時間じかん延長えんちょうかんがえられる番組ばんぐみなどの長時間ちょうじかん番組ばんぐみべつのチャンネルでおこなう(リレー放送ほうそう場合ばあい、それを案内あんない自動的じどうてきにチャンネルを切換きりかえてくれる機能きのう録画ろくがによっては自動的じどうてきにそれにしたがった追従ついしょう録画ろくがおこなわれ、視聴しちょうしゃがわでの操作そうさらない。有名ゆうめい実施じっしれいとしてNHKの高校こうこう野球やきゅう中継ちゅうけい総合そうごうテレビEテレ(教育きょういくテレビ)せつかわ)がげられる。

受信じゅしん方法ほうほう

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視聴しちょうしゃ地上ちじょうデジタル放送ほうそう対応たいおうしたUHFアンテナ、およびデジ対応たいおうテレビ受像じゅぞう、あるいはデジチューナーを購入こうにゅうすることで視聴しちょうすることができる。地域ちいきによってはさい送信そうしんサービスをおこなうケーブルテレビ(ケーブルテレビでの受信じゅしん参照さんしょう)やFTTHひかり回線かいせんれい:NTTの「フレッツ・テレビ」)などをつうじての視聴しちょう可能かのうである。

なお、特定とくていなん視聴しちょう地域ちいきでは申込もうしこみせい暫定ざんていてきにBSデジタル放送ほうそうさい送信そうしんされるおやきょく(キーきょく番組ばんぐみ受信じゅしん一部いちぶ地域ちいきでの受信じゅしん方法ほうほうおよび日本にっぽんにおける衛星えいせい放送ほうそう#デジなん対策たいさく衛星えいせい放送ほうそう参照さんしょう)がおこなわれたが、2015ねん3がつ終了しゅうりょうした。

ワンセグ専用せんようのチューナーを搭載とうさいした機器きき車載しゃさい携帯けいたいよう各種かくしゅ単体たんたい受信じゅしん受信じゅしん機能きのう内蔵ないぞう携帯けいたい電話でんわなど)が必要ひつようとなる。

対応たいおう機器きき

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地上ちじょうデジタル放送ほうそう対応たいおうテレビ受像じゅぞうハードディスクレコーダー単体たんたいチューナーあるいはケーブルテレビセットトップボックス必要ひつようとなる。パソコン(PC)・携帯けいたい電話でんわによる受信じゅしん可能かのうである(詳細しょうさい後述こうじゅつ)。PC用地ようちじょうデジタルチューナーが2008ねん5がつ発売はつばいされている。

地上ちじょうデジタル放送ほうそうはUHFたい周波数しゅうはすう470MHzから770MHzあいだ帯域たいいき無線むせん放送ほうそうされるが、対応たいおう機器きき仕様しようはこの帯域たいいきにしか対応たいおうしていないものと、より広帯域こうたいいきの90MHzから770MHzまで対応たいおうとするものがある。後者こうしゃはケーブルテレビでのUHFたい域外いきがい周波数しゅうはすう変換へんかんパススルー方式ほうしきでも視聴しちょう可能かのうである(「ケーブルテレビでの受信じゅしん」を参照さんしょう)。機器きき仕様しよう受信じゅしん可能かのう範囲はんいが「UHF13-62」と記載きさいされている場合ばあい前者ぜんしゃである。「CATVパススルー対応たいおう」と記載きさいされている場合ばあい後者こうしゃである。

テレビ受像じゅぞう

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はつ地上ちじょうデジタル放送ほうそう対応たいおうテレビ受像じゅぞうは2003ねん6がつ発売はつばいされた。導入どうにゅう初期しょきは23がた / 20がた以上いじょうのものが大半たいはんで、それ以下いか小型こがたモデルのラインアップがすくなかったこと普及ふきゅうさまたげになっているとわれていたが、2006ねん中盤ちゅうばんから選択肢せんたくし増大ぞうだいした。また、初期しょきブラウン管ぶらうんかんテレビもおおくラインアップされていたが、2006ねんごろからは薄型うすがたテレビ集約しゅうやくされている。

ハイビジョン画質がしつ視聴しちょうできるかどうかは受像じゅぞう性能せいのうによるが、地上波ちじょうはデジタル放送ほうそう場合ばあい厳密げんみつなフルHDを放送ほうそうしているわけではないケースが大半たいはん(1440*1080)。2009ねん3がつ現在げんざい車載しゃさいようワンセグ端末たんまつ携帯けいたい電話でんわ・スマートフォンをのぞいた業界ぎょうかい最小さいしょうのデジタルテレビであるパナソニックのDMP-BV100は画素がそかずが1024×600なのでハイビジョン画質がしつではない。一方いっぽうで2013ねん以降いこうフルセグ・ワンセグりょう対応たいおうのスマートフォンも発売はつばいされ、おおくがデジの画素がそすうえる1920×1080のフルハイビジョン画質がしつとなっている。

また既存きそんのアナログ放送ほうそうよう受像じゅぞうにデジタルチューナーをつないで視聴しちょうする場合ばあい受像じゅぞうがハイビジョン画質がしつ再現さいげんできる能力のうりょくことほか受像じゅぞうとチューナーのHDMIケーブルやD端子たんしケーブル、コンポーネント・ケーブル接続せつぞくなどハイビジョン画質がしつつたえられる接続せつぞく方法ほうほうらないとハイビジョン画質がしつにはならない。ふるいものの一部いちぶにはソニーの2004ねん前後ぜんこう地上ちじょうデジタル対応たいおうテレビなどのようにコストダウンのため解像度かいぞうどを525p、525iにとしているチューナーを内蔵ないぞうする受像じゅぞう存在そんざいする。

いわゆるげきやす薄型うすがたテレビのなかにはBS・110CSデジタルチューナーを搭載とうさいせず、地上ちじょうデジタル・アナログチューナーのみ、または地上ちじょうデジタルのみをそなえているものがおおい。また、こういったモデルはデータ放送ほうそう双方向そうほうこう機能きのうたない場合ばあいがある。有名ゆうめい家電かでんメーカーにかぎれば2007ねんにパナソニックが一部いちぶ小型こがたテレビにおいてアナログ搭載とうさい機種きしゅ登場とうじょうした、2011ねんはる時点じてんではアナログ搭載とうさいのテレビは大手おおてメーカーかつ20がた以上いじょうかぎれば一部いちぶ機種きしゅかぎられていた。

モニター・テレビやプログレッシブ・テレビなどと一部いちぶのハイビジョン・テレビは地上ちじょうデジタル対応たいおうしておらずこう品質ひんしつ画面がめん目的もくてきとしたものもある。このたねのテレビは別途べっと地上ちじょうデジタル放送ほうそう対応たいおうした単体たんたいチューナーなどの機器きき接続せつぞくして視聴しちょうすることになる。

またデジ完全かんぜん移行いこうとなる2011ねん7がつ以前いぜん発売はつばいされていたデジ対応たいおうテレビには従来じゅうらいのアナログチューナーが内蔵ないぞうされていたが、完全かんぜん移行いこう以後いご発売はつばいモデルのテレビにはアナログチューナーが廃止はいし(リモコンの「デジ⇔アナログ」切替きりかえボタンとう)されている。これらのテレビではRF接続せつぞく使用しようできない。

BD/DVDレコーダー

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おおくの場合ばあい、BS・110CSなど衛星えいせい放送ほうそう受信じゅしんDVDHDDへの録画ろくが#双方向そうほうこうサービス利用りようおこな機能きのう豊富ほうふ録画ろくがおこなえる。従来じゅうらいがたではDVDへ録画ろくが移動いどうした場合ばあい標準ひょうじゅん画質がしつとなるが、2007ねんにDVDにもハイビジョンで保存ほぞんできる機器きき登場とうじょうした。ハイビジョン画質がしつ録画ろくが移動いどう可能かのうBlu-ray Disc記録きろくメディアとして使用しようできるBDレコーダーが2008ねんから本格ほんかくてき普及ふきゅうはじめた。このほかHD DVDレコーダーも存在そんざいしたがHD DVD陣営じんえい中心ちゅうしんであった東芝とうしばが2008ねん2がつ全面ぜんめんてき撤退てったい発表はっぴょうしたため、BD規格きかくとのあらそいはほどなくして終焉しゅうえんした。なお、DVD/BDへのデジタル放送ほうそう映像えいぞう録画ろくがCPRMによるデータ暗号あんごう必須ひっすであり、DVD録画ろくがするさい必要ひつようなディスクの種類しゅるいしつをより複雑ふくざつ規格きかくにする事態じたいになった。

またこのたね録画ろくが従来じゅうらいからのテープ方式ほうしき録画ろくが同様どうよう映像えいぞう出力しゅつりょくとして「コンポジット映像えいぞう出力しゅつりょく端子たんし」、「S映像えいぞう出力しゅつりょく端子たんし」、D3/D4などの「コンポーネント映像えいぞう出力しゅつりょく端子たんし」を基本きほんとしてつが、2007ねんごろから「HDMI出力しゅつりょく端子たんし」がほぼ標準ひょうじゅん搭載とうさいされて次第しだいにデジタルテレビとの接続せつぞく基本形きほんけいとなったことから、現在げんざいではHDMIおよびコンポジット映像えいぞう出力しゅつりょく端子たんしのみ、の構成こうせいのモデルがほとんどとなっている。

チューナーわりに使用しようする場合ばあいは、起動きどう時間じかんかる機種きしゅおおいことや4:3テレビへの対応たいおう(パンスキャン、サイドカット機能きのう)が十分じゅうぶん考慮こうりょされていない機種きしゅがあることが難点なんてんである。

単体たんたいチューナー

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チューナー」とは、放送ほうそうせんきょくする機器ききまたはその機能きのうう。「単体たんたいチューナー」は録画ろくが機能きのう画像がぞう表示ひょうじ機能きのう機器きき

出力しゅつりょくとして「コンポジット映像えいぞう信号しんごう出力しゅつりょく端子たんし」を基本きほんとしてつが、さらおおくの出力しゅつりょく方式ほうしきそなえている。これらはS映像えいぞう出力しゅつりょく端子たんし、D3/D4などD端子たんしコネクタ、コンポーネント映像えいぞう信号しんごう出力しゅつりょく端子たんしみどりあおあかの3しょく市販しはんひんでこの端子たんし機種きしゅすくない)、HDMIコネクタとばれる。おおくの機種きしゅはD1/D2/D3/D4までの出力しゅつりょく機能きのう基本きほんてきにD3端子たんしそなえ、一段いちだんすぐれるD4端子たんしのものもあり固定こてい選択せんたくえがおこなえる。HDMI端子たんしそなえる機種きしゅすくない(2008ねん1がつ現在げんざい)。

デジ放送ほうそう開始かいし初期しょきにはBSデジタル・CS110デジの受信じゅしん機能きのうった単体たんたいチューナがすうまんえん発売はつばいされていたが2009ねん以降いこう、いわゆるげきやすチューナー(後述こうじゅつ#簡易かんいデジチューナー)が発売はつばいされ5000えん以下いかえるもの登場とうじょうした。この商品しょうひん家電かでん量販りょうはんてんホームセンター大型おおがたスーパーの家電かでん、パソコン販売はんばいてんなどで購入こうにゅう可能かのうである。

シャープでは、地上ちじょうデジタルチューナーを内蔵ないぞうしない同社どうしゃせいBSデジタル・CS110チューナー内蔵ないぞうテレビように、専用せんよう地上ちじょうデジタルユニットが発売はつばいされた。出力しゅつりょく一般いっぱんてきなチューナーとことなりi.LINKのみであるが、これにより映像えいぞう音声おんせい制御せいぎょ一本いっぽんのケーブルでまかなうことができ(電源でんげん本体ほんたいから供給きょうきゅう)、地上ちじょうデジタルチューナー内蔵ないぞうテレビとおな感覚かんかく使用しようできるのがつよみであった。

2010ねん7がつ現在げんざい市販しはんされているワンセグ対応たいおう車載しゃさいよう以外いがいデジ単体たんたいチューナーのおおくは従来じゅうらいのアナログテレビ同等どうとう画質がしつ信号しんごう出力しゅつりょく(コンポジット映像えいぞう信号しんごう左右さゆう音声おんせいのRCA端子たんし)にまる。機種きしゅによってはハイビジョン映像えいぞう信号しんごう出力しゅつりょくできるD3端子たんしつものもある。ほとんどすべてのデジ単体たんたいチューナーはデータ放送ほうそう双方向そうほうこう機能きのうには対応たいおうしていない。

アナログ受像じゅぞう製造せいぞうりや、アナログ放送ほうそう終了しゅうりょうともなって下記かき簡易かんいがたふくめて市場いちば規模きぼ次第しだい縮小しゅくしょうし、撤退てったいするメーカーも相次あいついでいる。

簡易かんいデジチューナー
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ピクセラせい簡易かんい地上ちじょうデジタルチューナー。コンポジット映像えいぞう信号しんごう黄色おうしょく)とステレオ音声おんせい信号しんごうみぎ赤色あかいろひだり白色はくしょく)のRCAケーブルが接続せつぞくされている。

総務そうむ大臣だいじん諮問しもん機関きかんである情報じょうほう通信つうしん審議しんぎかいで2007ねん8がつ2にちされただい4中間ちゅうかん答申とうしんなかの「受信じゅしんがわ課題かだい」の1つ、「ちょうてい価格かかくチューナーの不在ふざい」という問題もんだいがある。この答申とうしんなか具体ぐたいてき提言ていげんとして「2ねん以内いないに5,000えん以下いか簡易かんいデジチューナーなどが……のぞまれる」としている。この提言ていげんいたメーカーがわだい反発はんぱつした。2007ねん当時とうじ、5,000えん以下いかではほぼつくれないとされていたからである。

2007ねん12月25にち総務そうむしょうデジタル放送ほうそう推進すいしん協会きょうかいは「簡易かんいデジチューナー製品せいひん仕様しようガイドライン公表こうひょうした。このガイドラインをもとに、価格かかくは5,000えん以下いか想定そうていし2009年度ねんどちゅう発売はつばいするように家電かでんメーカーにびかけた。仕様しようではハイビジョン映像えいぞうデータ放送ほうそう受信じゅしんできず、画質がしつ現行げんこうのアナログテレビと同等どうとう標準ひょうじゅん画質がしつとなり、1だいのアナログTVに1だいデジチューナーが必要ひつようとなる(ようは、従来じゅうらいのアナログ受像じゅぞうでとりあえずデジ放送ほうそう受信じゅしんできるようにする目的もくてき)。また、2011ねん7がつデジへの完全かんぜん移行いこう最大さいだい1,400まんだいのアナログTVがのこると予測よそくされ、安価あんかデジ簡易かんいチューナーを発売はつばいして大量たいりょうのアナログTVの廃棄はいきけることもかんがえている。

おも1980ねんだい以前いぜん製造せいぞうされたテレビ受像じゅぞう(リモコンの回転かいてんダイヤルしき機械きかいてきにチャンネルを記憶きおくするプリセットがたボタンをったもの)は、アナログ(VHF・UHF)アンテナ入力にゅうりょくのみでRCA端子たんし入力にゅうりょく搭載とうさい機種きしゅおおい。また単体たんたいデジタルチューナーは従来じゅうらいのビデオデッキとことなり一部いちぶ機種きしゅ[40]のぞきアンテナ切替きりかえスイッチやRFアダプター端子たんしいので、これらの機種きしゅ接続せつぞくする場合ばあい従来じゅうらいのビデオデッキと併用へいようするか別途べっとRFモジュレータなどが必要ひつよう[41][42][43]

ゲームでもデジのみを視聴しちょうできるチューナーの構想こうそう検討けんとうされた結果けっかPS3はんTorneせん用地ようちデジチューナーで実現じつげんしている。Torneのチューナーセットの発売はつばい当初とうしょ価格かかくやく10455えんであった。

仕様しよう比較ひかく対象たいしょうの1つとして米国べいこくCECB英文えいぶんばん)がある。

  • ちょうてい価格かかくチューナーの概算がいさんコスト(2007ねんまつでの価格かかく日経にっけいエレクトロニクス作成さくせい
    上記じょうき部品ぶひんなどの原価げんかだけでも2007ねん当時とうじで4,000えん以上いじょうになる。これにメーカーの製造せいぞう経費けいひ利益りえき販売はんばいてん利益りえき配送はいそうコスト、アフターサポート経費けいひ安全あんぜん審査しんさ費用ひようさら宣伝せんでん経費けいひなどもくわえるとすくなくとも5,000えん上回うわまわることになる。2ねん半導体はんどうたいチップ価格かかくがっても、全体ぜんたいコストの変化へんかはほとんどない。ただ2011ねん直前ちょくぜんになって台湾たいわん韓国かんこくのメーカーがすうひゃくまんだいからすうせんまんだいという日本にっぽん需要じゅよう目当めあてにシリコンRFチューナーとISDB-Tの機能きのうをすべて1チップに搭載とうさいした半導体はんどうたいチップおよびソフトCAS認証にんしょうちょうてい価格かかくおこない、5,000えんというチューナーがあらわれる可能かのうせいがあるとされた[44]日経にっけいエレクトロニクスが2008ねん日本にっぽん国内こくないメーカーの状況じょうきょう取材しゅざいした感触かんしょくでは、2009ねんなつ段階だんかいもっとがっても8,000えん程度ていどではないかとされていた[45]

てい所得しょとくしゃへの対策たいさくとして、2009年度ねんどから生活せいかつ保護ほご世帯せたいデジチューナーを無料むりょう配布はいふされている[46][47]総務そうむしょうは2008ねん8がつまつに2009年度ねんど生活せいかつ保護ほご世帯せたい地上ちじょうデジタル放送ほうそう支援しえん予算よさんとして128おくえん要求ようきゅうし2009年度ねんどに40まん世帯せたい2010ねんのこる80まん生活せいかつ保護ほご世帯せたい地上ちじょうデジタル放送ほうそう視聴しちょうできるようにするとしている。予算よさんにはアンテナ設置せっち支援しえんふくまれる[45]

2008ねん7がつ19にちけのasahi.com(朝日新聞社あさひしんぶんしゃニュースサイト)の報道ほうどうによるとNECエレクトロニクスだい規模きぼ集積しゅうせき回路かいろ(LSI)生産せいさんコストを半分はんぶんにする技術ぎじゅつ開発かいはつ成功せいこうし、2008ねんあきにも国内こくないのチューナー製造せいぞうメーカーに供給きょうきゅうすることがわかった。NECエレクトロニクスはこの技術ぎじゅつにより、チューナーの5,000えん程度ていどでの販売はんばい目指めざすとしている[48][49]。NECエレしゃのWebじょうでも「簡易かんいなチューナーで大幅おおはばコスト削減さくげん貢献こうけんできる」とされていたものがトーンダウンして、このニュースによって外部がいぶからNECエレしゃたいして「すぐに5,000えんチューナーが実現じつげん出来できるような誤解ごかいあたえる」というクレームがついたのか2008ねん10がつ現在げんざいは「ほんLSIの価格かかく未定みていであります。また、簡易かんいなチューナーは今回こんかい開発かいはつされたLSI以外いがいにもおおくの部品ぶひんやソフトウェアで構成こうせいされることになります。したがい、簡易かんいなチューナーの価格かかくかんしては弊社へいしゃのLSI価格かかくだけではまりません。」[49]変更へんこうされた[45][49][50][51]

2009ねん3月3にちDXアンテナ手頃てごろ価格かかくDpa簡易かんいデジチューナー仕様しよう適合てきごうするものを4がつ10日とおかから発売はつばいすると発表はっぴょうした。品番ひんばんは「DIR710」で価格かかくオープン価格かかくとしている[52]。またマスプロ電工ますぷろでんこう同日どうじつ型式けいしき「DT620」を4がつ30にちから発売はつばいとし、価格かかくはオープン価格かかくである[53]

2009ねん9月3にち総務そうむしょうテレビ受信じゅしんしゃ支援しえんセンターは石川いしかわけん珠洲すずでの「アナログ放送ほうそう終了しゅうりょうリハーサル」で使用しようする5,000だいから8,000だい簡易かんいチューナ購入こうにゅう公募こうぼ開始かいし珠洲すず市役所しやくしょ納入のうにゅうさきとし、2009ねん11月30にち最終さいしゅう納入のうにゅうとした[54]

2009ねん9月4にち流通りゅうつう大手おおてイオンピクセラせい簡易かんい地上ちじょうデジタルチューナーをジャスコげんイオン系列けいれつ481店舗てんぽ9月19にちから4980えん発売はつばいすると発表はっぴょうした。本体ほんたいのチャンネルえボタンの省略しょうりゃくブリスターパックなどにより、5000えん以下いか価格かかく実現じつげんさせた。これにより、答申とうしんからやく2ねんで5000えん以下いか地上ちじょうデジタルチューナーが実現じつげんすることとなった[55]

2009ねん9月7にち総務そうむしょうの「デジチューナー支援しえん実施じっしセンター」は経済けいざいてき地上ちじょうデジタル放送ほうそう視聴しちょうするために必要ひつよう最低さいてい限度げんど機器きき購入こうにゅう困難こんなんとされる生活せいかつ困窮こんきゅう世帯せたい(NHK受信じゅしんりょう全額ぜんがく免除めんじょ世帯せたい)にたいして支給しきゅうする「簡易かんいチューナーとリモコンなど一式いっしき」の納入のうにゅう事業じぎょうしゃ公募こうぼからアイ・オあいお・デタ機器たききバッファローの2しゃめた。公募こうぼ一般いっぱん競争きょうそう入札にゅうさつで2009ねん7がつ23にちから8がつ12にちまでの短期間たんきかんおこなわれ応札おうさつは12しゃ。この落札らくさつした2しゃ千葉ちばけんまたは神奈川かながわけん指定していされる物流ぶつりゅう倉庫そうこにまとめて納品のうひんする。見込みこみは1しゃあたりやく30まんだいけいやく60まんだい金額きんがくは2しゃけい最大さいだいやく25おくえん[56][57]

2009ねん9がつ18にち、19にちのイオンに先立さきだ西友せいゆうが100てんダイナコネクティブせい簡易かんい地上ちじょうデジタルチューナーを4750えん発売はつばい[58]

車載しゃさいようチューナー
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自動車じどうしゃ搭載とうさいされたディスプレイカーナビゲーションなど)にデジチューナーを接続せつぞくすることにより受信じゅしん可能かのうになる。ただし、ディスプレイにおいてフルハイビジョン(FullHD)映像えいぞう対応たいおうした機種きしゅ発売はつばいされていないためフルハイビジョン映像えいぞうることはできない。しかし、パナソニックのCN-HX3000Dはディスプレイ解像度かいぞうど1280×720ドットのHD(720p)画質がしつたのしめる。移動いどうたいでの受信じゅしんのため電波でんぱとどこお場所ばしょでは自動的じどうてきにワンセグにわる機能きのうつものも存在そんざいする。

機器きき接続せつぞく方法ほうほう

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映像えいぞう機器きき地上ちじょうデジタル対応たいおう機器きき共通きょうつうする端子たんし接続せつぞくして使用しようする。下記かきさきかれた方式ほうしき端子たんし使用しようしたほうが一般いっぱんにより高機能こうきのう高性能こうせいのうとなる。D端子たんし、コンポーネント端子たんしはほぼ同等どうとうである。S端子たんし以下いか標準ひょうじゅん画質がしつとなる。それ以外いがい端子たんしでも標準ひょうじゅん画質がしつとなる場合ばあいもある。詳細しょうさいかく項目こうもく参照さんしょう

映像えいぞう音声おんせい制御せいぎょなどの接続せつぞく方式ほうしき
HDMI端子たんしD端子たんしコンポーネント端子たんしS端子たんしコンポジット映像えいぞう信号しんごう音声おんせい端子たんしRCA端子たんし)、RF端子たんし[40]

共通きょうつうする端子たんしがない場合ばあいはコンバーターや変換へんかんコードをもちいる。ことなる方式ほうしき端子たんし同時どうじ接続せつぞくおこなえない機種きしゅもある。

これらかく方式ほうしき映像えいぞう出力しゅつりょく端子たんし各社かくしゃ機種きしゅにより方式ほうしきごと1系統けいとう1端子たんしと1系統けいとう2端子たんしがあり1系統けいとう2端子たんし場合ばあい、2だい機器きき同時どうじ接続せつぞくでき出力しゅつりょくされる。またさきかれる方式ほうしきじゅん端子たんしであるほど2端子たんしまでそなえる機種きしゅすくない。

なお単体たんたいデジタルチューナー(内蔵ないぞう録画ろくが)の場合ばあい一部いちぶ例外れいがい[40]のぞきAV接続せつぞく原則げんそくとするため従来じゅうらいのビデオデッキのようなRFアダプター端子たんしやアンテナ(RF)切替きりかえスイッチがない。よって(アナログアンテナ入力にゅうりょくのみで)RCA端子たんし入力にゅうりょくのないTV受像じゅぞうとの直接ちょくせつ接続せつぞく不可ふか従来じゅうらいのビデオデッキを経由けいゆさせるか、別途べっとAV接続せつぞく対応たいおうのRFモジュレータなどが必要ひつよう)。

アンテナなど受信じゅしん設備せつび

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屋根やね設置せっちされた2デジ放送ほうそう受信じゅしんアンテナ。上部じょうぶのアンテナはちかくのたか建物たてものたか位置いち東京とうきょうタワー方向ほうこうく。下部かぶ2つのアンテナは地元じもと独立どくりつきょく送信そうしんしょく(2009ねん9がつ撮影さつえい)。

アンテナについて

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地上ちじょうデジタルテレビジョン放送ほうそうデジ)はUHFたい送信そうしんされるので、視聴しちょうするにはUHFアンテナ設置せっちする必要ひつようがある。

アナログ時代じだいには関東かんとう地方ちほうでは広域こういき各局かくきょく中継ちゅうけいきょく経由けいゆでの視聴しちょう世帯せたいのぞいてUHFたい放送ほうそうきょく視聴しちょうしない世帯せたいおおかった。そのため東京とうきょうタワーけVHFアンテナしか設置せっちしていない家屋かおく建物たてものがあり、また独立どくりつきょく送信そうしんしょ東京とうきょう隣接りんせつ周辺しゅうへん3けん)の関係かんけいから東京とうきょうタワーけUHFアンテナを設置せっちしていない家屋かおく建物たてものおおかった。また関東かんとう独立どくりつきょく使つかわれているアナログようチャンネルとデジタル放送ほうそう使つかわれているチャンネルは、TOKYO MX(14ch)と放送大学ほうそうだいがく(16ch))をのぞいて周波数しゅうはすうおおきくことなる(16[ちゅう 19] - 28チャンネル付近ふきん)。

一般いっぱんひろ使つかわれるUHFアンテナ(さかなほねがた八木はちぼく宇田うだアンテナ)は送信そうしんチャンネルによってローバンド(13 - 44ch メーカーによってことなる場合ばあいがある)、ハイバンド(25 - 62ch どう)、オールバンド(13 - 62ch)対応たいおうのアンテナを選択せんたくする。最近さいきん対応たいおうチャンネル(周波数しゅうはすう)を特定とくてい地域ちいきデジチャンネルにしぼむことで、小型こがた高性能こうせいのう動作どうさ利得りとくしたアンテナ(マスプロ電工ますぷろでんこうの「LS14TMH(ひがしめいばん専用せんよう)」など)、13 - 52chようのUHFアンテナ(20素子そし)が発売はつばいされている。

放送ほうそう区域くいきうち送信そうしんしょちかつよしちゅう電界でんかい地域ちいき電界でんかい強度きょうど60dB以上いじょう))けに一般いっぱんてき八木はちぼく宇田うだアンテナより小型こがた特殊とくしゅ形状けいじょういたじょうふと棒状ぼうじょうなど)のUHFアンテナがかくメーカーから発売はつばいされている。

地上ちじょうデジタル放送ほうそう計画けいかくされたのち製造せいぞうされたアンテナで地上ちじょうデジタル放送ほうそうにも使用しようできるオールバンド対応たいおう製品せいひんは、アンテナ先端せんたんのキャップ、またはケーブル接続せつぞく防水ぼうすいカバーが黄色おうしょくになっていてふる対応たいおうなものと区別くべつしやすくなっている[44]

アンテナケーブルについて

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UHFたい良好りょうこう受信じゅしんするためには構内こうないのアンテナケーブルもUHFたいとおりのいものにする必要ひつようがある。

アンテナケーブルでは初期しょきアナログテレビに使つかわれていたフィーダーせんこそVHFたいとUHFたいかれていたものの、その同軸どうじくケーブルはどれもUHFたい以上いじょう対応たいおうするようになっている。しかしながら、初期しょきのアンテナケーブルとして使つかわれていた同軸どうじくケーブルの「3C-2V」はUHFたい減衰げんすいおおきく、デジにはてきさないとされている[59][60]

なお建物たてもの敷設ふせつされる受信じゅしん設備せつび放送ほうそう進化しんかともによりたか周波数しゅうはすう対応たいおうするものとなっていっている[61][ちゅう 20]が、周波数しゅうはすうたかほう減衰げんすいしやすいため、その減衰げんすいすくないということは一般いっぱんてきによりひく周波数しゅうはすうのUHFたい減衰げんすいひくくなっていることを意味いみする。

だい規模きぼ施設しせつなどのきょう設備せつびではデジ放送ほうそうひかり伝送でんそう(RFこう伝送でんそう)もおこなわれている[63][64]

きょう設備せつび問題もんだい

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UHFたい移行いこうするための問題もんだいとして、ふる家屋かおく集合しゅうごう住宅じゅうたくなどではきょう設備せつびなどがVHFやUHFの一部いちぶチャンネルにしか対応たいおうしていないケースがある。

きょう受信じゅしん設備せつび受信じゅしんする場合ばあいアンテナせん混合こんごう(ミキサー)・ブースター・分配ぶんぱい壁面へきめん直列ちょくれつユニット(アンテナコンセント)などはすべてUHF帯域たいいき対応たいおうタイプに交換こうかんしなければならない。「地上ちじょうデジタル対応たいおう」をうたったものにかならずしも交換こうかんする必要ひつようはないがブースターはUHF帯域たいいき対応たいおうしているだけではなく一般いっぱんてきにUHF帯域たいいき使つかったチャンネルすうえるため、おおくのチャンネルが増幅ぞうふく可能かのうなものでなければ正常せいじょう視聴しちょうできないことがある(詳細しょうさいは「2011ねん問題もんだい (日本にっぽんのテレビジョン放送ほうそう)#地上ちじょうアナログ放送ほうそうとの混信こんしん参照さんしょう)。

さらにビルかげでビルからのきょう受信じゅしん設備せつび受信じゅしんしている場所ばしょでデジタル個別こべつ直接ちょくせつ受信じゅしん移行いこうしても正常せいじょう受信じゅしんできない場合ばあいがあり、受信じゅしん設備せつび改修かいしゅう必要ひつようとするところもある。そのため、設備せつび改修かいしゅう費用ひよう捻出ねんしゅつ問題もんだいとなっている。これについてはかく府県ふけんごと(東京とうきょうは2かしょ北海道ほっかいどうは4かしょ)に設置せっちされた総務そうむしょうテレビ受信じゅしんしゃ支援しえんセンター(デジサポ)が相談そうだん・コンサルティングにあたっていた。

送信そうしんしょ変更へんこうともな問題もんだい

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デジへの移行いこうともない、送信そうしんしょがアナログ送信そうしんしょとはべつ場所ばしょ変更へんこうされる地区ちくがある。これによって従来じゅうらいのアナログ放送ほうそうとデジタル放送ほうそう送信そうしんしょおおきくはなれている場合ばあいは、デジタル放送ほうそうようUHFアンテナをしたり設置せっち方向ほうこう変更へんこうする必要ひつようがある。

関東かんとう地方ちほうにおいて、あらたな地上ちじょうデジタル放送ほうそう送信そうしんしょとして東京とうきょうスカイツリー建設けんせつされたが、開業かいぎょう2012ねん平成へいせい24ねん)であり、2011ねん平成へいせい23ねん)7がつ24にちのアナログ放送ほうそう終了しゅうりょうにはわなかった。そのため、現在げんざい送信そうしんしょである東京とうきょうタワーからの電波でんぱ受信じゅしんしている場合ばあいに、アンテナのさい調整ちょうせいなどの影響えいきょうがあると無線むせん従事じゅうじしゃかんがえていた。

総務そうむしょうは、情報じょうほう通信つうしん審議しんぎかい情報じょうほう通信つうしん政策せいさく部会ぶかいだい42かい地上ちじょうデジタル放送ほうそう推進すいしんかんする検討けんとう委員いいんかい」(2009ねん平成へいせい21ねん1がつ16にち開催かいさい[65]において「関東かんとう広域こういきけん地上ちじょうデジタル放送ほうそうおやきょく東京とうきょうタワーから東京とうきょうスカイツリーに移行いこうすることによる視聴しちょうしゃへの影響えいきょうはほとんどないであろう」との見解けんかいしめしていたが、実際じっさいには総務そうむしょう見解けんかいはずれ、アンテナ調整ちょうせいなどが必要ひつようとなったため『東京とうきょうスカイツリー受信じゅしん確認かくにんテスト』を放送ほうそうすることとなった。

関東かんとう地方ちほうではあらたに地上ちじょうデジタル放送ほうそう電波でんぱ発射はっしゃする東京とうきょうスカイツリー竣工しゅんこうが2012ねん2がつ29にち正式せいしき開業かいぎょうは2012ねん5がつ22にち)となっており、地上ちじょうデジタル放送ほうそうへの完全かんぜん移行いこうである2011ねん7がつ24にちにはわなかったため、完全かんぜん移行いこうも2013ねん5がつ31にち9まで東京とうきょうタワーからの送信そうしんつづけられた。また放送大学ほうそうだいがく東京とうきょうタワー送信そうしんのまま、2018ねん9がつまつかぎりでデジテレビとFMラジオの放送ほうそう終了しゅうりょうし、2011ねん10がつ[ちゅう 21]から開始かいしされたBSデジタルでの放送ほうそう[66]にラジオをふくめてふく一本いっぽんする予定よていである(radikoによるインターネットラジオ配信はいしんつづおこなうが、2024ねん3がつ31にち終了しゅうりょうする。)[67]

送信そうしんしょ共同きょうどう使用しようれい - 北海道ほっかいどう室蘭むろらん
HBCSTVHTBUHBによる共同きょうどう施設しせつ右側みぎがわ従来じゅうらいからのHBC地上ちじょうアナログ放送ほうそう送信そうしん施設しせつ)※建設けんせつちゅう撮影さつえい

既存きそん施設しせつをそのまま利用りようする場合ばあいでもアナログ放送ほうそうではきょく単独たんどく施設しせつであってもデジタル放送ほうそうでは複数ふくすうきょく共同きょうどう使用しようするケースもある[ちゅう 22]

また、多数たすう送信そうしんしょからUHF放送ほうそう受信じゅしんしている家庭かていでは地上ちじょうデジタル放送ほうそうがうまく受信じゅしんできない場合ばあいがある。れいとして大阪おおさかなどの関西かんさい地区ちくではざいばんきょく生駒山いこまやまから)のVHFくわえてテレビ大阪てれびおおさかサンテレビなどのUHFきょく受信じゅしんしている家庭かていおおいが通常つうじょう混合こんごう混合こんごうするとゴースト障害しょうがいこす場合ばあいがあるため、やく6まん世帯せたい特定とくてい地域ちいき混合こんごう使つかわれている。しかし、地上ちじょうデジタル放送ほうそう開始かいしされるまえ製造せいぞう発売はつばいされたもの関西かんさい地区ちく地上ちじょうデジタル放送ほうそう使つかわれるチャンネルをカット(減衰げんすい)してしまい上手うま受信じゅしんすることができなくなる。このような設備せつびではアンテナ設備せつび取替とりかえが必要ひつようとなる[68]

デジアンテナ工事こうじおくれの問題もんだい

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2011ねん7がつ24にち岩手いわて宮城みやぎ福島ふくしま3けんは2012ねん3がつ31にち延期えんき)の地上ちじょうアナログ放送ほうそうとまなみひかデジアンテナ工事こうじ依頼いらい急増きゅうぞう予想よそうされることから、アナログ放送ほうそうとまなみデジアンテナ工事こうじわないおそれがある。停止ていし当日とうじつまでにアンテナが設置せっちできず、デジ放送ほうそう受信じゅしんできない世帯せたいなどにたいしてもデジなん対策たいさく衛星えいせい放送ほうそうやく半年はんとしあいだ視聴しちょうできるようにする対応たいおう総務そうむしょうとDpaから発表はっぴょうされた[69]。2011ねん6月1にちから7がつ31にち岩手いわて宮城みやぎ福島ふくしまは2012ねん3がつ31にち当地とうちのアナログ放送ほうそうとまなみ)まで受付うけつけおこなった。

ケーブルテレビでの受信じゅしん

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ケーブルテレビ経由けいゆ視聴しちょうする場合ばあいはケーブルテレビ局てれびきょくによって送信そうしん方式ほうしきことなり、「トランスモジュレーション方式ほうしき」と「(どういち周波数しゅうはすうまたは周波数しゅうはすう変換へんかんパススルー方式ほうしき」がある。トランスモジュレーション方式ほうしきはSTBを経由けいゆさせなければ受信じゅしん不可能ふかのうなため使用しようするテレビのかずだけケーブルテレビ局てれびきょくとの契約けいやく必要ひつようとなるが、パススルー方式ほうしき個別こべつ受信じゅしん同様どうよう市販しはん地上ちじょうデジタル対応たいおう機器ききのみで視聴しちょう可能かのう。UHFたい域外いきがい周波数しゅうはすう変換へんかんパススルー方式ほうしき実施じっししている場合ばあい機器ききおも初期しょき発売はつばいされた機器きき)によっては受信じゅしんできない。

ケーブルテレビ局てれびきょくによる受信じゅしん障害しょうがい区域くいきデジさい送信そうしん義務ぎむ制度せいど存在そんざいする(放送ほうそうほうだい140じょう[70]ものの、一部いちぶ地域ちいきではさい放送ほうそう義務ぎむのある指定していさい放送ほうそう事業じぎょうしゃ存在そんざいしない状態じょうたいとなっている。

集合しゅうごう住宅じゅうたくでの受信じゅしん対応たいおう件数けんすう

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日本にっぽんCATV技術ぎじゅつ協会きょうかいでは、2007ねん2がつと3がつに4かい以上いじょう集合しゅうごう住宅じゅうたくでの地上ちじょうデジタルTV放送ほうそう受信じゅしん対応たいおうじょうきょう調査ちょうさした。日本にっぽん全国ぜんこくでおよそ518,000むねあると推定すいていされる4かい以上いじょう集合しゅうごう住宅じゅうたくのうち、やく23,000むねでの調査ちょうさ結果けっかでは改修かいしゅう不要ふようが30.8%で改修かいしゅうみが23.4%であり改修かいしゅう計画けいかく未定みていのところが40.8%もあった。改修かいしゅう不要ふようでも71.1%が、改修かいしゅうみでも68.3%がケーブルテレビによる対応たいおうでありおおくの集合しゅうごう住宅じゅうたく工事こうじませたわけではない。2011ねんまでそれほどなが時間じかんのこされていないが、全国ぜんこく改修かいしゅう計画けいかく未定みていの40.8%に該当がいとうする集合しゅうごう住宅じゅうたくが2011ねん直前ちょくぜんになって一斉いっせい改修かいしゅう工事こうじおこな事態じたい予想よそうされる。日本にっぽんCATV技術ぎじゅつ協会きょうかいでは地上ちじょうアナログ放送ほうそうとまなみ直前ちょくぜんになって工事こうじ依頼いらい殺到さっとうしても工事こうじ業者ぎょうしゃ人手ひとで不足ふそくなどで対応たいおうできないと、すでにマンション組合くみあいなどへの啓蒙けいもう活動かつどうおこなっている。

また改修かいしゅう工事こうじにかかる費用ひようも1あたりになおすとすうせんえんからふる建物たてものでは10まんえん以上いじょうかかる場合ばあいがあり、年金ねんきん生活せいかつしゃ居住きょじゅうおおふる団地だんちのケースではチューナーなどの購入こうにゅう予算よさんわせてデジタル放送ほうそうへの移行いこう危惧きぐされた[44]

一部いちぶ地域ちいきでの受信じゅしん方法ほうほう

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一部いちぶ中継ちゅうけいきょくでアナログ放送ほうそうとまなみまでにデジタル放送ほうそう開始かいしおこなわれないなどのことがあり、受信じゅしんできない地域ちいきかぎって衛星えいせい放送ほうそうやIP放送ほうそうによる地上ちじょうデジタル放送ほうそうさい送信そうしんおこな予定よていである。送信そうしんしょ中継ちゅうけいきょくおおかかえる北海道ほっかいどうにおいて、スカイパーフェクト・コミュニケーションズと通信つうしん衛星えいせい保有ほゆうするJSAT(いずれもげんスカパーJSAT)による通信つうしん衛星えいせいでのさい送信そうしん実証じっしょう実験じっけんおこなった。その結果けっかまえ、B-SATの放送ほうそう衛星えいせいもちいたセーフティネット放送ほうそうおこなうための省令しょうれい改正かいせいがなされた。またひかりファイバー利用りようしたIP放送ほうそうでは2006ねんまでに標準ひょうじゅん画質がしつ(SDTV)、2008ねんにはデジタル放送ほうそうおなだか精細せいさい映像えいぞうさい送信そうしんする予定よていである。

そのうち、暫定ざんていてき措置そちとしてデジを受信じゅしんできない地域ちいきたいしてBSデジタルを使用しようしたキーきょくさい送信そうしんが2010ねんから実施じっしされていた(デジなん対策たいさく衛星えいせい放送ほうそう参照さんしょう)。

北海道ほっかいどうでは山間さんかんにおける受信じゅしん対策たいさくとして、2007ねん3がつより受信じゅしんてんからひかりファイバーケーブルで伝送でんそうした信号しんごうを「ギャップフィラー」とばれる携帯けいたい電話でんわ基地きちきょく小型こがた送信そうしんさい送信そうしんする実験じっけん開始かいしした。これが実用じつようされれば新規しんき中継ちゅうけいきょく設置せっちすることなく、安価あんかなん視聴しちょう地域ちいき解消かいしょうすることが出来できるようになる。この「ギャップフィラー」方式ほうしき実証じっしょう実験じっけん富山とやま中心ちゅうしん地下街ちかがい総務そうむしょう北陸ほくりく総合そうごう通信つうしんきょく北日本放送きたにほんほうそう共同きょうどう日本にっぽんはじめて実施じっし

開始かいし時期じき

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かく放送ほうそうきょくおやきょくは、以下いかじゅん放送ほうそう開始かいししている。

2003ねん平成へいせい15ねん
2004ねん平成へいせい16ねん
2005ねん平成へいせい17ねん
2006ねん平成へいせい18ねん
2007ねん平成へいせい19ねん
  • 10月1にち 北海道ほっかいどう旭川あさひかわ函館はこだて室蘭むろらん(NHKと民放みんぽう全局ぜんきょく)、帯広おびひろ北見きたみ釧路くしろ(NHKとテレビ北海道てれびほっかいどう[ちゅう 24]のぞ民放みんぽう4きょく)のかく地区ちく開始かいし。これにより、当時とうじアナログ放送ほうそうおこなっていた既存きそんローカルきょくすべてが、地上ちじょうデジタル放送ほうそう開始かいししたことになり、北海道ほっかいどうないぜん世帯せたいやく8わり地上ちじょうデジタル放送ほうそう受信じゅしん可能かのうとなった。
2009ねん平成へいせい21ねん
  • 11月13にち 政府せいふ行政ぎょうせい刷新さっしん会議かいぎ事業じぎょう仕分しわによって2010ねん平成へいせい22ねん予算よさんのうち地上ちじょうデジタル放送ほうそうへの円滑えんかつ移行いこうのための環境かんきょう整備せいび支援しえん電波でんぱ資源しげん拡大かくだいのための研究けんきゅう開発かいはつなどは半額はんがく縮減しゅくげんすべしと判定はんていされた[71]
2011ねん平成へいせい23ねん
  • 岩手いわて宮城みやぎ福島ふくしまの3けんについては東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい影響えいきょうかんがデジ完全かんぜん移行いこう最大さいだい1ねん延期えんきする特例とくれいほう施行しこうされ、これにともない、被災ひさい3けんける放送ほうそうきょくとまなみ2012ねん3月31にち延期えんきされていた。
  • 7がつ24にち 正午しょうご岩手いわて宮城みやぎ福島ふくしまの3けんのぞく44都道府県とどうふけん全局ぜんきょく地上ちじょうアナログテレビ放送ほうそう通常つうじょう番組ばんぐみ終了しゅうりょう同日どうじつ2425にち0)までにはアナログ放送ほうそうとまなみ完了かんりょうした。
2012ねん平成へいせい24ねん
  • 3月31にち 正午しょうご東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい影響えいきょう延期えんきされていた岩手いわて宮城みやぎ福島ふくしま3けん地上ちじょうアナログテレビ放送ほうそう通常つうじょう番組ばんぐみ終了しゅうりょう同日どうじつ241にち0)までにはアナログ放送ほうそうとまなみ完了かんりょうし、日本にっぽん全国ぜんこく完全かんぜんデジタル完了かんりょうした。これで、日本にっぽんのアナログテレビジョン放送ほうそう完全かんぜん廃止はいしされ、やく60ねん歴史れきしまくじた。
2015ねん平成へいせい27ねん
  • 3月31にち デジなん視聴しちょう対策たいさく衛星えいせい放送ほうそうおよびケーブルテレビのデジアナ変換へんかん終了しゅうりょう[72][ちゅう 25]

デジ完全かんぜん移行いこうけた放送ほうそうきょくがわうご

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民放みんぽうおよびNHK地上波ちじょうはについては当初とうしょ総務そうむしょうが2011ねん平成へいせい23ねん6月30にちもっ通常つうじょうのアナログテレビ放送ほうそう本編ほんぺん停止ていし[73]2011ねん平成へいせい23ねん)7がつ1にち以降いこう通常つうじょう地上波ちじょうはテレビ本編ほんぺんすべてデジタル画面がめんのみによる放送ほうそうとなるとしていた。

しかし日本民間放送連盟にほんみんかんほうそうれんめい民放連みんぽうれん)がこの方針ほうしん反発はんぱつしたため、民放みんぽう各局かくきょくはアナログテレビ放送ほうそう移行いこう期間きかんもうけずに2011ねん平成へいせい23ねん)7がつ24にちとまなみまで通常つうじょう放送ほうそうすることとした。ただし地上ちじょうデジタル完全かんぜん移行いこうはアナログ対応たいおうテレビではスノーノイズ砂嵐すなあらし)しかうつらなくなるため、このイメージを2011ねん1がつちゅうにも地上ちじょうアナログ放送ほうそう終了しゅうりょう告知こくち番組ばんぐみかえながはじ混乱こんらんふせぐとしている[74]

また告知こくち番組ばんぐみわく徐々じょじょ拡大かくだい周知しゅうちはかっていく。民放連みんぽうれんはアナログテレビ放送ほうそう本編ほんぺん終了しゅうりょう時期じき明確めいかくにしていないNHKにも同調どうちょうもとめていたが2011ねん平成へいせい23ねん1がつ19にち、NHKも同様どうように7月24にちまでは通常つうじょうどおりの番組ばんぐみながすことにした。ただし、7がつ1にち以降いこうはアナログ放送ほうそうからデジタル放送ほうそうへの移行いこううながすメッセージを番組ばんぐみ一部いちぶにかぶせるかたち表示ひょうじすることにしていた[75]

デジ早期そうき移行いこう促進そくしん

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さらに、デジ早期そうき移行いこううながすべく2010ねん平成へいせい22ねん)7がつ5にちよりすべてのアナログTV画面がめん強制きょうせいレターボックス上下じょうげくろたい付加ふか)され、アナログ画面がめん場合ばあい番組ばんぐみ冒頭ぼうとうで「アナログTV放送ほうそう終了しゅうりょう告知こくち」が上下じょうげくろたい表示ひょうじされている[ちゅう 26]従来じゅうらいの4:3SD制作せいさく番組ばんぐみ放送ほうそうする場合ばあい、アナログ画面がめんでは上下じょうげくわ左右さゆうにもくろたいはい従前じゅうぜんよりちいさい画面がめんとなっている。また民放みんぽう場合ばあい画面がめん強制きょうせいレターボックス番組ばんぐみ本編ほんぺんのみなのでCMなか従前じゅうぜんどおり4:3フルサイズ画面がめんとなる場合ばあいもあった)。

また2011ねん平成へいせい23ねん)1がつ以降いこうは、デジ完全かんぜん移行いこうけての予行よこう演習えんしゅうとして「アナログテレビ放送ほうそう一時いちじとまなみ都道府県とどうふけん単位たんいおこなう」方針ほうしん総務そうむしょうより発表はっぴょうされた。1がつまつデジ受信じゅしん世帯せたい普及ふきゅうりつ全国ぜんこく最下位さいかい沖縄おきなわけんにおいてざい民放みんぽうテレビ3きょく琉球放送りゅうきゅうほうそう沖縄テレビ放送おきなわてれびほうそう琉球朝日放送りゅうきゅうあさひほうそう)が在宅ざいたく高齢こうれいしゃ視聴しちょう割合わりあいたか昼間ひるまの1あいだ程度ていど、アナログ放送ほうそうにおける通常つうじょう番組ばんぐみ一定いってい時間じかんとまなみ。デジタル画面がめんでは通常つうじょう番組ばんぐみ放送ほうそうし、アナログ画面がめんでは「砂嵐すなあらし映像えいぞう居住きょじゅう都道府県とどうふけんのデジサポ電話でんわ番号ばんごう表示ひょうじした画面がめんながしてデジへの早期そうき移行いこううながした[76]

なおこの実験じっけん当初とうしょ全国ぜんこく一斉いっせいおこなわれる予定よていだったが番組ばんぐみ編成へんせいきょくおよ系列けいれつごとことなり実施じっし時間じかん調整ちょうせいむずかしいことから、都道府県とどうふけん単位たんい中継ちゅうけいきょく単位たんいによる実施じっしあらためるかたち全国ぜんこくのNHKおよび民放みんぽうテレビ各局かくきょくたいし「デジ完全かんぜん移行いこうけての予行よこう演習えんしゅう実施じっし」をもとめた[77]

カバー世帯せたい

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総務そうむしょうではつぎの2つのサイトで日本にっぽんぜん地域ちいき都道府県とどうふけんべつ放送ほうそう事業じぎょうしゃべつ市町村しちょうそんべつ、およびかく市町村しちょうそんぜん世帯せたいすうと2010ねん平成へいせい22ねんまつにおいて視聴しちょうできる世帯せたいすう案内あんないしていた。

また、デジタル放送ほうそう推進すいしん協会きょうかいつぎのサイトで都道府県とどうふけんべつ視聴しちょうできるエリアの地図ちず案内あんないしている。

現行げんこう電波でんぱほうによりアナログ放送ほうそうが2011ねん平成へいせい23ねん)に終了しゅうりょうしたが南関東みなみかんとう地区ちくでは東京とうきょうスカイツリーの建設けんせつおくれ、および集合しゅうごう住宅じゅうたくやビルかげなどのきょう設備せつび改修かいしゅう目処めどっていないためデジタルができていないところがおおかった。

石川いしかわけん珠洲すず

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2011ねん平成へいせい23ねん)7がつ24にちのアナログ放送ほうそう完全かんぜんとまなみに1ねん先駆さきがけて、石川いしかわけん珠洲すず珠洲すず中継ちゅうけいきょく)において2010ねん平成へいせい22ねん)7がつ24にちにアナログ放送ほうそう完全かんぜんとまなみされることが総務そうむしょうより発表はっぴょうされた[78]総務そうむしょう北陸ほくりく総合そうごう通信つうしんきょくよりデジ完全かんぜん移行いこうモデル地区ちくえらばれた珠洲すず地区ちくより1ねんはやく2010ねん平成へいせい22ねん)7がつ24にち正午しょうごもって(ざいかねきょくの)地上ちじょうアナログテレビ放送ほうそう完全かんぜん終了しゅうりょう全国ぜんこくもっとはやデジ完了かんりょうさせた [ちゅう 27]。これにともない、珠洲すず中継ちゅうけいきょくエリアのアナログ放送ほうそう視聴しちょう世帯せたい事業じぎょうしょ対象たいしょうピクセラせい簡易かんい地上ちじょうデジタルチューナーが貸与たいよされた。

長崎ながさきけん対馬つしま

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さらによく2011ねん平成へいせい23ねん)1がつ24にちには長崎ながさきけん対馬つしまにおいて、厳原いずはら中継ちゅうけいきょくのぞいた市内しないぜん中継ちゅうけいきょくにおけるざい長崎ながさききょく地上ちじょうアナログテレビ放送ほうそう地区ちくより半年はんとしはや完全かんぜん終了しゅうりょうした[79]

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい被災ひさい

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2011ねん平成へいせい23ねん3月11にち発生はっせいした東北とうほく地方ちほう太平洋たいへいようおき地震じしん東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい)のおも被災ひさいである岩手いわてけん宮城みやぎけん福島ふくしまけん以下いか上記じょうき3けん)にかぎり、総務そうむしょう同年どうねん7がつ24にちのアナログ放送ほうそう停止ていし半年はんとし - 1ねん程度ていど延期えんきする方向ほうこう調整ちょうせいはいったことがメディアでほうじられ同年どうねん4がつ20日はつか総務そうむしょうよりそのむね正式せいしき発表はっぴょうされ[80][ちゅう 28][81][82]同年どうねん6月15にち東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいともな地上ちじょうデジタル放送ほうそうかか電波でんぱほう特例とくれいかんする法律ほうりつ公布こうふ施行しこうされ上記じょうき3けんにおけるアナログテレビ終了しゅうりょう期日きじつ当初とうしょ最長さいちょう2012ねん平成へいせい24ねん7がつ24にちまでに設定せっていされていたが、2011ねん平成へいせい23ねん7がつ5にちに「岩手いわて宮城みやぎ福島ふくしま3けんにおけるアナログテレビ放送ほうそう終了しゅうりょう期日きじつは"2012ねん3月31にち"とする」むね正式せいしき決定けっていした。

このため、アナログテレビ放送ほうそう終了しゅうりょう猶予ゆうよ対象たいしょう上記じょうき3けんにある地上波ちじょうはテレビ局てれびきょく

日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい(いずれも総合そうごうEテレ
民間みんかん放送ほうそう

たいし、アナログテレビ関連かんれん機器きき(テレビマスターおよびかく送信そうしんしょにあるアンテナ・送信そうしん機器ききるい)の維持いじ管理かんり総務そうむしょう一部いちぶ助成じょせいすることとした。また特別とくべつ措置そちとして、上記じょうき3けん周辺しゅうへん被災ひさい地域ちいき地上波ちじょうは受信じゅしんできなくなった地区ちくについてはデジなん対策たいさく衛星えいせい放送ほうそう(BSデジタル放送ほうそうによる東京とうきょうキーきょくさい送信そうしん)の対象たいしょうとされた。

このため、上記じょうき3けんにおける地上ちじょうアナログテレビ放送ほうそう最長さいちょうでも1ねんしか延長えんちょう出来できない(その上述じょうじゅつとお上記じょうき3けんでは2012ねん平成へいせい24ねん〉3がつ31にちをもって地上ちじょうアナログテレビ放送ほうそう完全かんぜん終了しゅうりょうさせることが正式せいしき決定けってい)。上記じょうき3けん以外いがい都道府県とどうふけんとBSについては当初とうしょからの予定よていどおり2011ねん平成へいせい23ねん)7がつ24にちをもってアナログテレビ放送ほうそう完全かんぜん終了しゅうりょうし、上記じょうき3けん地上ちじょうアナログテレビ放送ほうそうについても、2012ねん平成へいせい24ねん)3がつ31にちをもって完全かんぜん終了しゅうりょうし、日本にっぽん全国ぜんこく完全かんぜんデジタル完了かんりょうした。

被災ひさい3けんのNHK(盛岡もりおか仙台せんだい福島ふくしま)の各局かくきょくでは、アナログ放送ほうそう終了しゅうりょう記念きねん特番とくばんとして2012ねん平成へいせい24ねん)3がつ31にち11:00 - 11:54まで『東北とうほく3けんさようならアナログ!もっとデジタル![ちゅう 29]放送ほうそうした。なお、岩手いわて宮城みやぎ福島ふくしま民放みんぽうテレビ局てれびきょくでは東北放送とうほくほうそうが11:59 - 12:00まで『ありがとう!アナログ放送ほうそう』を放送ほうそうしたのみできょくでは昼前ひるまえのローカルニュースでれるだけにとどまった(ローカルニュース終了しゅうりょう、おらせ画面がめんせつわる12:00まで通常つうじょうのCMを放送ほうそう)。

パソコン・携帯けいたい電話でんわによる受信じゅしん

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パソコンチューナー機能きのう装備そうびして地上ちじょうデジタルテレビジョン放送ほうそう受信じゅしんする場合ばあい(の問題もんだい)については「限定げんてい受信じゅしんシステム」の項目こうもくを、携帯けいたい電話でんわ端末たんまつなどでワンセグを受信じゅしんする場合ばあいについては「ワンセグ」の項目こうもくをそれぞれ参照さんしょうのこと)

デジタルチューナーを搭載とうさいしたパソコンではデジタル放送ほうそう録画ろくが視聴しちょうすることが可能かのうだが、暗号あんごうほどこされて録画ろくがしたパソコン以外いがい利用りようできないようにきびしく制限せいげんされている。当初とうしょ内蔵ないぞうHDDへの保存ほぞんのみだったが、2005ねん平成へいせい17ねんごろからDVDレコーダー同様どうよう記録きろくがたDVDにムーブできる製品せいひん登場とうじょうはじめた。しかし2006ねん平成へいせい18ねん以降いこうBlu-ray Disc/HD DVDドライブ搭載とうさいPCが発売はつばいされても、デジタル放送ほうそう保存ほぞんにはレコーダーにくらべて制限せいげんきびしい場合ばあいおおい。制約せいやくおおいパソコンでの地上ちじょうデジタル放送ほうそうであるが、2007ねん平成へいせい19ねん)11月に発売はつばいされたフリーオではハードウェアでのHDCP対応たいおうなどは一切いっさい必要ひつようとせず地上ちじょうデジタル放送ほうそう受信じゅしんすることが可能かのうである。

2008ねん平成へいせい20ねん)4がつ8にち、デジタル放送ほうそう推進すいしん協会きょうかいはパソコンでデジ放送ほうそうのフルセグメント(12セグメント)が受信じゅしんできる機器きき「PCようデジタル放送ほうそうチューナ」のガイドラインを発表はっぴょうした[83]。これによって自作じさくふくむパソコンのオプション機器ききとして視聴しちょう録画ろくがおよびその再生さいせい可能かのうとなる。この「PCようデジタル放送ほうそうチューナ」はUSBのそとけオプション、またはパソコン本体ほんたい内蔵ないぞうするオプションとしてPCIバスに接続せつぞくできる[84][85]

2008ねん平成へいせい20ねん)5がつ14にちにバッファロー、アイ・オあいお・デタ機器たききなどの製品せいひん、5月17にちピクセラ製品せいひん発売はつばいされている。放送ほうそうをパソコンのハードディスクに録画ろくがし、再生さいせいする機能きのうったものがおおい。2010ねん平成へいせい22ねんごろからはDVDBDにも放送ほうそう録画ろくが可能かのうなチューナーがはじめた。これとあわせて、2011ねん平成へいせい23ねん)7がつ地上ちじょうアナログ放送ほうそう終了しゅうりょう見据みすえてメーカーせいパソコンもデジ対応たいおうモデルがラインアップされ、普及ふきゅうした。

2013ねん平成へいせい25ねん)5がつ7にちソフトバンクモバイルより発表はっぴょうされた2013ねんなつモデルで、発表はっぴょうされたのスマートフォンのうち2機種きしゅ従来じゅうらいのワンセグの受信じゅしんだけでなく、地上ちじょうデジタル放送ほうそう受信じゅしんにも対応たいおうした。録画ろくが対応たいおうしているのはシャープせいAQUOS PHONE Xx 206SHのみで、もうひと地上ちじょうデジタル放送ほうそう対応たいおう機種きしゅ発表はっぴょうしている富士通ふじつうモバイルせいARROWS A 202F録画ろくが対応たいおうとなっている。

2013ねん平成へいせい25ねん)5がつ15にちにも、NTTドコモより発表はっぴょうされた2013ねんなつモデルで、発表はっぴょうされたスマートフォンのうち富士通ふじつうせいARROWS NX F-06EとシャープせいタブレットAQUOS PAD SH-08Eでも、ワンセグのみならず地上ちじょうデジタル放送ほうそう受信じゅしんにも対応たいおうしている。F-06Eは録画ろくが対応たいおう、SH-08Eは録画ろくが対応たいおうとなっている。

りょうキャリア4機種きしゅともにB-CASカードを使用しようしないソフトウェア方式ほうしき対応たいおうしている。

ハイビジョン対応たいおうじょう問題もんだい

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のデジタルテレビ放送ほうそう共通きょうつう内容ないようおおいので、詳細しょうさいデジタルテレビ当該とうがい記述きじゅつ参照さんしょうのこと。

地上ちじょうデジタル放送ほうそう推進すいしん大使たいし

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ホワイトスペースの利用りよう

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電波でんぱの「ホワイトスペース」の有効ゆうこう活用かつようという観点かんてんから周波数しゅうはすう利用りようもされている。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 当初とうしょは、2011ねんにアナログからデジタル放送ほうそう完全かんぜん移行いこうする予定よていだったが、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい被災ひさいした東北とうほく3けん岩手いわてけん宮城みやぎけん福島ふくしまけん)はアナログ放送ほうそう終了しゅうりょう延期えんきされた。
  2. ^ たとえば、2006ねん上半期かみはんき放映ほうえいされていた東芝とうしば地上ちじょうデジタルテレビのCMでは「デジ」というのかたもちいられていた。
  3. ^ 53 - 62chは2012ねん平成へいせい24ねん)まで暫定ざんてい使用しよう、テレビ放送ほうそうけとしては割当わりあて廃止はいし
  4. ^ Gigazineサイト などでこの記事きじについて掲載けいさいされている。
  5. ^ NNNとFNNとのクロスネットきょくであるテレビ大分てれびおおいたは、日本にほんテレビの記念きねん特番とくばんも、フジテレビの「FNS27あいだテレビ」も、どちらもネットせず、テレビ大分てれびおおいた独自どくじのアナログ終了しゅうりょう特番とくばん放送ほうそうした。
  6. ^ テレビ東京てれびとうきょうは、そもそも岩手いわて宮城みやぎ福島ふくしまの3けんには、系列けいれつきょくっていない。
  7. ^ なお、アナログ放送ほうそう通常つうじょう番組ばんぐみ終了しゅうりょうは「マツダオールスターゲーム2011 だい3せん(Kスタ宮城みやぎ)」を放送ほうそう一部いちぶ系列けいれつきょく全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん地方ちほう大会たいかいえ)。ただし、「Kスタ宮城みやぎ」がある宮城みやぎけんは、アナログ終了しゅうりょうが2012ねん3がつ31にちまで延期えんきされた。
  8. ^ 実際じっさい総務そうむしょうによる全額ぜんがく補助ほじょ
  9. ^ 実際じっさい数値すうち放送ほうそうきょく番組ばんぐみによりかなりことなる。アニメのれい
  10. ^ 2番組ばんぐみ編成へんせいであれば、千葉ちばテレビ放送ほうそうにて実施じっしされているが、マルチ編成へんせい実施じっししていないときの画質がしつくらべると、若干じゃっかんおとっている。
  11. ^ この番組ばんぐみ本編ほんぺん映像えいぞうとはべつ一部いちぶ時間じかんのみべつ映像えいぞうながし、視聴しちょうしゃにリモコンのいろボタンでえるようにしたものである。
  12. ^ 2020ねん3がつ8にち~3がつ10にち深夜しんや
  13. ^ 電波でんぱ発射はっしゃする場合ばあい無線むせんきょくになり免許めんきょようする。
  14. ^ おもにNHK総合そうごうテレビジョンが複数ふくすう受信じゅしんできる地域ちいき大阪おおさか奈良ならけん京都きょうと南部なんぶ兵庫ひょうごけんひがし南部なんぶとう)。
  15. ^ ただし、2014ねん4がつから、テレビ朝日てれびあさひけい徹子てつこ部屋へや』で、タイムラグがあるものの時報じほう復活ふっかつしている。
  16. ^ クロスフェード(ディゾルブ)、たて回転かいてん/よこ回転かいてんげ/せりがり、ひとし。これらがいのはクロスカットといい、アナログ放送ほうそうではこのクロスカットだけでんだ。
  17. ^ ハピネスチャージプリキュア!以降いこうの『プリキュアシリーズ』(朝日放送あさひほうそう朝日放送あさひほうそうテレビ制作せいさくテレビ朝日てれびあさひけい)がおもれいどうシリーズでは、時刻じこく表示ひょうじ表示ひょうじ通常つうじょう表示ひょうじ番組ばんぐみ仕様しよう座布団ざぶとん表示ひょうじえることができる。
  18. ^ 現行げんこう地上ちじょうデジタル放送ほうそうスクランブル解除かいじょ必要ひつようなB-CASカードの発行はっこう運用うんよう必要ひつようなコストは、放送ほうそう事業じぎょうしゃなどが負担ふたんしている。
  19. ^ MXのスカイツリー移転いてん物理ぶつりチャンネル
  20. ^ BSアナログ放送ほうそう登場とうじょう(〜1350MHz)、BS拡張かくちょうチャンネルやCS放送ほうそう登場とうじょう(〜2150MHz)、パーフェクTV! と JスカイB の合併がっぺいによるりょう放送ほうそう衛星えいせい対応たいおうシステムの登場とうじょう[62](〜2602MHz)、ひだり旋BS放送ほうそうひだり旋CS放送ほうそう登場とうじょう(〜3224MHz)など
  21. ^ 実際じっさい9月27にち 12:45の事前じぜん放送ほうそう開始かいしから。
  22. ^ 基幹きかん送信そうしんしょでのれい北海道テレビ放送ほっかいどうてれびほうそう網走あばしり送信そうしんしょ相乗あいのきょく札幌テレビ放送さっぽろてれびほうそうテレビ北海道てれびほっかいどう)、北海道文化放送ほっかいどうぶんかほうそう網走あばしり送信そうしんしょ帯広おびひろ送信そうしんしょ相乗あいのきょく北海道放送ほっかいどうほうそう)、札幌テレビ放送さっぽろてれびほうそう帯広おびひろ送信そうしんしょ相乗あいのきょくテレビ北海道てれびほっかいどう)、NHK盛岡もりおか放送ほうそうきょく相乗あいのきょくIBC岩手いわて放送ほうそう)、NHK長野放送局ながのほうそうきょく相乗あいのきょく信越放送しんえつほうそう)、NHK福井放送局ふくいほうそうきょく相乗あいのきょく福井放送ふくいほうそう)、石川テレビ放送いしかわてれびほうそうおやきょく相乗あいのきょく北陸放送ほくりくほうそう)、讀賣テレビ放送よみうりてれびほうそう生駒山いこまやまおやきょく相乗あいのきょく毎日放送まいにちほうそう)、NHK大分放送局おおいたほうそうきょく相乗あいのきょく大分放送おおいたほうそう)、鹿児島放送かごしまほうそうおやきょく相乗あいのきょくNHK鹿児島放送局かごしまほうそうきょく南日本放送みなみにほんほうそう
  23. ^ 当時とうじ受信じゅしん可能かのう地域ちいき出力しゅつりょく関係かんけいから関東かんとう民放みんぽう・NHK教育きょういく東京とうきょう都心としん一部いちぶ地域ちいき、NHK総合そうごう東京とうきょう23周辺しゅうへん中京ちゅうきょう名古屋なごや周辺しゅうへん関西かんさい大阪おおさか市内しないふくめた大阪おおさか中部ちゅうぶ奈良ならけん北部ほくぶのみであった。これ以降いこう開局かいきょくするきょく一部いちぶ放送ほうそうきょくでは放送ほうそう開始かいし当初とうしょ出力しゅつりょく関係かんけいじょう受信じゅしん可能かのうエリアがフルパワーくらべて限定げんていされていた。
  24. ^ 2010ねん12月、帯広おびひろ北見きたみ釧路くしろでの放送ほうそう開始かいしを2011ねん7がつ24にちデジ完全かんぜん移行いこう、そのとしなつからあきにかけておこなうことが決定けってい余談よだんだが、これらの地域ちいきでの放送ほうそう開始かいしは、総務そうむしょう所管しょかん開局かいきょく費用ひよう半分はんぶん補助ほじょする「後発こうはつ民放みんぽう支援しえんスキーム」を活用かつようすることにより、帯広おびひろ北見きたみは2007ねん10がつ放送ほうそう開始かいししているアナログ・デジタル併用へいよう送信そうしんしょ帯広おびひろはSTV単独たんどく施設しせつ北見きたみ網走あばしり送信そうしんしょ)はHTB・STV共用きょうよう施設しせつをそれぞれデジ完全かんぜん移行いこうにより放送ほうそう終了しゅうりょうしたアナログ放送ほうそう設備せつびわりで設置せっち)を、釧路くしろでは先述せんじゅつ春採はるとり送信そうしんしょ(ただし、鉄塔てっとうとUHFアンテナのみ共同きょうどう使用しようきょくしゃ別途べっと新規しんき建設けんせつ)を利用りようすることになっている。
  25. ^ ケーブルテレビのデジアナ変換へんかん終了しゅうりょうは、実際じっさいにははやいところだと1がつに、おそいところだと4がつ(このとしの4がつ執行しっこうされただい18かい統一とういつ地方ちほう選挙せんきょによる政見せいけん放送ほうそう想定そうていされるため。告示こくじちゅう放送ほうそう条件じょうけん変更へんこうできない)に終了しゅうりょうする。
  26. ^ 当初とうしょ番組ばんぐみ冒頭ぼうとう一部分いちぶぶんだけだったが、9月6にち山梨やまなしけんふく関東かんとう地方ちほう近畿きんき地方ちほうから段階だんかいてき各地かくち常時じょうじ表示ひょうじ提供ていきょうクレジットが表示ひょうじされているあいだ表示ひょうじ。コマーシャルちゅうのぞく)をおこなうようになった。 それ以外いがい地域ちいきでも、日本にほんテレビ系列けいれつのネット番組ばんぐみでは常時じょうじ表示ひょうじられるようになった。表示ひょうじ方式ほうしき常時じょうじ固定こていした字幕じまく放送ほうそうするものや字幕じまくをカットイン・アウト方式ほうしきやクロスカット方式ほうしきえる方式ほうしき、ロールテロップ方式ほうしきなどである。
  27. ^ 地上ちじょうデジタル本格ほんかく移行いこうまえには「アナログテレビ放送ほうそう電波でんぱ一定いってい期間きかんとまなみする"デジリハーサル"」を2009ねん7がつ24にちよく2010ねん1がつ22にち - 24にちの2かいけて実施じっしした(民放みんぽうはアナログテレビ送信そうしん電源でんげん完全かんぜんオフ、NHK災害さいがいなど発生はっせい緊急きんきゅう報道ほうどう特番とくばんそなえ「アナログとまなみちゅう」の文字もじりブルーバック画面がめん)。珠洲すずデジモデル地区ちくえらばれたのは「人口じんこうおよび対象たいしょう世帯せたいすうすくないため、系列けいれつ電器でんきてん中心ちゅうしんになって高齢こうれいしゃ中心ちゅうしんとした対象たいしょう世帯せたいへの戸別こべつ訪問ほうもんによるデジ説明せつめい容易よういだった」こと、さらに以前いぜんからデジ対応たいおうUHFアンテナをもちいてアナログテレビ放送ほうそう視聴しちょうしていたためアンテナ交換こうかん不要ふよう世帯せたいがほとんどだった」こと[よう出典しゅってん]による。なおこれまでアナログテレビ放送ほうそう使つかわれていた電波でんぱ帯域たいいき今後こんご、2010年度ねんど以降いこう実施じっし予定よてい地域ちいき限定げんていワンセグ実証じっしょう実験じっけん使つかわれる予定よてい
  28. ^ デジ共同きょうどう受信じゅしん設備せつび津波つなみ流失りゅうしつ、ケーブルテレビ局てれびきょく津波つなみ被災ひさい被災ひさいしゃ支援しえん時間じかんかれ、デジ普及ふきゅう活動かつどう中断ちゅうだん余儀よぎなくされていることなどによる。
  29. ^ 11:59 - 12:00まで2011ねん7がつ24にち被災ひさい3きょく以外いがい放送ほうそうしたのとおなじフォーマットで視聴しちょうしゃへのおらせを放送ほうそうした。

出典しゅってん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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関連かんれん団体だんたい

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その

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