朱しゅ熹

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朱しゅ熹
朱子しゅし畫像がぞう
出生しゅっしょう	南みなみ宋そう建けん炎えん四よん年ねん九きゅう月がつ十じゅう五ご日にち（1130年ねん10月がつ18日にち) 南みなみ宋そう福建ふっけん路ろ南みなみ劍つるぎ州しゅう尤ゆう溪けい县郑氏草堂そうどう（今いま福建ふっけん省しょう三明さんみょう市し尤ゆう溪けい縣けん）
逝世	慶けい元もと六ろく年ねん三さん月がつ初はつ九きゅう日にち（1200年ねん4月がつ23日にち)（69歲さい） 南みなみ宋そう福建ふっけん路ろ建たて寧やすし府ふ建けん阳縣考こう亭てい沧州精舍しょうじゃ（今いま福建ふっけん省しょう南平なべら市し建たて陽よう區く）
时代	古代こだい哲學てつがく
地区ちく	中國ちゅうごく哲學てつがく
学派がくは	儒學じゅがく理學りがく學派がくは
主要しゅよう领域	哲學てつがく、自然しぜん科學かがく、道學どうがく
著名ちょめい思想しそう	存そん天理てんり、灭人欲ほし
受影响于 孔子こうし、孟子もうし、周しゅう敦あつし頤、程ほど顥、程ほど頤、張ちょう載の
影かげ响于 王おう陽明ようめい、李り滉ひろし、王おう夫おっと之の、林はやし羅山らざん、藤原ふじわら惺窩せいか、李り約やく瑟、錢せん穆きよし、杜もり維明等ひとし

朱しゅ熹（xī）（1130年ねん10月がつ18日にち—1200年ねん4月がつ23日にち），字じ元もと晦みそ，一いち字じ仲なか晦みそ，齋とき號ごう晦みそ庵あん、考こう亭てい，晚ばん称しょう晦みそ翁おきな，又また称たたえ紫むらさき陽よう先生せんせい、紫むらさき陽よう夫子ふうし、沧州病びょう叟、云うん谷たに老人ろうじん，行くだり五ご十じゅう二に，小名しょうみょう沋郎，小字こあざ季き延のべ，諡おくりな文ぶん，又また稱たたえ朱しゅ文ぶん公こう，籍せき貫ぬき江南こうなん东路徽州婺源縣けん（今いま江西えにし省しょう上うえ饒にょう市し婺源縣けん），出生しゅっしょう於福建ふっけん路ろ南みなみ劍つるぎ州しゅう尤ゆう溪けい縣けん（今いま福建ふっけん省しょう三明さんみょう市し尤ゆう溪けい縣けん），南みなみ宋そう理学りがく家いえ，程ほど朱しゅ理学りがく集大成しゅうたいせい者しゃ，學者がくしゃ尊称そんしょう朱子しゅし。

朱しゅ熹家境さかい貧窮ひんきゅう但ただし自じ幼よう聰さとし穎，紹興しょうこう十じゅう八はち年ねん（1148年ねん）中ちゅう進士しんし，年ねん僅十じゅう九きゅう歲さい，歷れき高だか宗むね、孝こう宗むね、光ひかり宗むね、寧やすし宗むね四よん朝あさ。於建たて陽よう雲谷うんこく結ゆい草堂そうどう名な「晦みそ庵あん」，在ざい此講學がく，宋そう理さとし宗むね賜たまもの名めい「考こう亭てい書院しょいん」，故こ世よ稱しょう「考こう亭てい學派がくは」，又また因いん朱しゅ熹別號ごう「紫むらさき陽よう」，故こ世よ稱しょう「紫むらさき陽よう學派がくは」。朱しゅ熹是程ほど顥、程ほど頤的まと三傳さんでん弟子でし李り侗的てき學生がくせい，承うけたまわ北きた宋そう周しゅう敦あつし頤與あずか二に程ほど學說がくせつ，創立そうりつ宋そう代だい研究けんきゅう哲理てつり的てき學風がくふう，稱たたえ為ため理學りがく。其著作ちょさく甚多，輯定《大學だいがく》、《中庸ちゅうよう》、《論語ろんご》、《孟子もうし》為ため四書ししょ作為さくい教本きょうほん，也成為ため後代こうだい科か舉應おう試ためし的てき科目かもく，在ざい中國ちゅうごく大陸たいりく，有ゆう專せん家か認みとめ為ため他た確立かくりつ了りょう完かん整せい的てき客觀きゃっかん唯心ゆいしん主義しゅぎ體系たいけい。

家いえ世よ

朱しゅ熹像

朱しゅ熹係紫むらさき陽よう朱しゅ氏し朱しゅ瓌（音おと同どう“归”，亦また作さく朱しゅ瑰，五ご代だい十じゅう国こく时期婺源茶ちゃ院いん府ふ君くん）九きゅう世せい孫まご，与あずか凤阳朱しゅ氏し同どう宗むね，皆みな为唐から太ふとし宗むね大臣だいじん兼けん史学しがく家か朱しゅ敬たかし则公おおやけ之の后きさき裔。原籍げんせき徽州婺源縣けん（本屬ほんぞく安徽あんき，1952年ねん改あらため隸江西えにし）。

出生しゅっしょう

《至いたり聖せい先賢せんけん半身はんしん像ぞう》朱しゅ熹

朱しゅ熹於宋そう高こう宗はじめ建けん炎えん四よん年ねん九きゅう月がつ十じゅう五ご日にち（1130年ねん10月がつ18日にち）午うま時じ出生しゅっしょう於福建ふっけん路ろ南みなみ劍つるぎ州しゅう尤ゆう溪けい縣けん的てき鄭てい氏し草堂そうどう（即そく“南みなみ溪けい書院しょいん”）。

五ご歲入さいにゅう小學しょうがく，誦《孝こう經けい》，十じゅう八はち歲さい舉建けん州しゅう鄉ごう貢みつぐ，十じゅう九きゅう歲さい登とう王佐おうさ榜進士しんし，紹興しょうこう十じゅう九年十月以煥章閣待制兼侍講じこう，紹興しょうこう二に十じゅう年ねん（1149年ねん）春はる，回かい鄉さと省しょう墓はか，並なみ贖回質しつ田た百ひゃく畝うね，充たかし作さく茶ちゃ院いん朱しゅ氏し的てき祭さい田た，二に十じゅう二歲授左迪功郎，初任しょにん泉州せんしゅう同どう安やす縣けん主おも簿ぼ，為ため官かん四よん十じゅう八はち年ねん中ちゅう，先後せんご任にん地方ちほう官かん二に十じゅう七なな年ねん，到いた朝廷ちょうてい任にん侍講じこう官かん四よん十じゅう天てん，官かん至いたり直じき寶たから文ぶん閣かく待まち制せい，封ふう婺源開國かいこく男おとこ，食しょく邑三さん百ひゃく戶こ，兼けん秘ひ閣かく修おさむ撰せん等とう職しょく。

家庭かてい

• 曾祖父そうそふ：朱しゅ絢あや
• 曾祖母そうそぼ：汪ひろし氏し
• 祖父そふ：朱しゅ森もり
• 祖母そぼ：程ほど氏し，歙縣槐えんじゅ塘人程ほど翔しょう之の女おんな，程ほど中立ちゅうりつ孫まご女おんな
• 外祖父がいそふ︰祝しゅく確かく
• 外祖母がいそぼ︰喻氏，祝しゅく確かく同どう里さと
• 父ちち：朱しゅ松まつ（1097－1143年ねん），政和まさかず八はち年ねん（1118年ねん）中ちゅう進士しんし，任にん政和せいわ縣けん、尤ゆう溪けい縣けん縣けん尉じょう、晉すすむ江え縣けん石井いしい鎮鎮監。卒そつ於建けん州しゅう，葬そう崇たかし安やす縣けん。
• 母はは：祝しゅく五ご娘むすめ
• 妹いもうと：朱しゅ心こころ，嫁よめ給きゅう右みぎ迪すすむ功こう郎ろう長汀ちょうてい縣けん主ぬし簿ぼ劉りゅう子こ翔しょう為ため夫人ふじん，生なま有ゆう二に子し二女じじょ。朱しゅ熹著文ぶん《祭まつり劉りゅう氏し妹いもうと》悼念其胞妹いもうと。
• 叔父おじ：朱しゅ檉

子女しじょ

元もと配はい︰劉りゅう清きよし（四よん娘むすめ）

• 子こ三さん人にん。
  • 長子ちょうし朱しゅ塾じゅく，娶めと潘はん景憲かげのり長女ちょうじょ（潘はん景憲かげのり乃呂りょ祖そ謙けん女おんな呂りょ華はな年ねん之の夫おっと潘はん景けい良りょう親おや兄けい），長ちょう朱しゅ鎮，次じ朱しゅ鑑あきら。朱しゅ塾じゅく有ゆう女おんな嫁よめ宗室そうしつ趙ちょう師し夏なつ（浙江せっこう黃き岩がん人じん）。朱しゅ鑑あきら子こ朱しゅ浚為宋そう理さとし宗むね女婿じょせい，趙ちょう氏し郡ぐん主ぬし生せい朱しゅ林りん、朱しゅ彬あきら。朱しゅ塾じゅく繼ままし娶めと黃き氏し黃き府ふ之の女おんな，黃き徹てっ孫まご女おんな，陳ちん良りょう瀚外孫まご女おんな（陳ちん良りょう瀚女兒じ陳ひね廣こう誼よしみ所生しょせい、陳ちん正ただし獻けんじ外がい甥おい女おんな）
  • 次子じし朱しゅ埜，娶めと五夫里劉復之女，生せい四よん子し，朱しゅ鉅、朱しゅ銓、朱しゅ鐸、朱しゅ銍
  • 三子みつご朱しゅ在ざい，先さき娶めと呂りょ祖そ謙けん妹いもうと，婿むこ鄭てい宗そう亮あきら；繼ままし娶めと浙江せっこう黃き岩がん趙ちょう氏し（黃き岩がん趙ちょう氏し是ぜ宗室そうしつ，可能かのう是ぜ趙ちょう師し夏なつ族ぞく人じん），婿むこ黃き慶けい臣しん；再さい娶めと古こ杭くい方かた氏し，生なま朱しゅ鉉、朱しゅ欽、朱しゅ鑄い、朱しゅ鉛なまり，四よん子し皆みな方かた出で，婿むこ李り公こう玉だま。
• 女おんな五ご人にん。
  • 長女ちょうじょ朱しゅ巽たつみ，嫁よめ崇たかし安やす五夫里劉子翬侄孫劉學古，即そく劉りゅう玶之子こ，范如圭之の外孫そとまご，生子いくこ劉りゅう席せき。
  • 次女じじょ朱しゅ兌，嫁よめ朱しゅ門もん四大傳人之一的閩縣人黃き榦。
  • 三さん女じょ朱しゅ巳み，聰さとし慧とし美麗びれい，受家庭かてい熏陶，擅長書法しょほう音律おんりつ，原はら定じょう嫁よめ趙ちょう師し淵ふち之の弟おとうと，即そく趙ちょう師し夏なつ兄弟きょうだい，卻天不ふ留とめ人じん，紅顏こうがん薄命はくめい，十じゅう五歲時因病而亡，葬そう在ざい建たて陽よう大林おおばやし谷たに母親ははおや的てき墓はか旁つくり，終日しゅうじつ與あずか母親ははおや作さく伴とも。
  • 四よん女じょ朱しゅ癸みずのと，嫁よめ朱しゅ熹弟子でし建けん陽ひ人じん范念德之のりゆき子こ范元裕ひろし。
  • 五ご女じょ朱しゅ未み，幼年ようねん夭折ようせつ。
• 孫まご婿むこ。
  • （長子ちょうし之の婿むこ）趙ちょう師し夏なつ
  • （三子みつご之の婿むこ）鄭てい宗そう亮あきら、黄き慶けい臣しん、李り公こう玉だま
  • 其他孫まご婿むこ︰葉は韜甫、周しゅう巽たつみ亨とおる、黃き輅、趙ちょう師し若わか（宗室そうしつ）

可か見み朱しゅ熹和宋そう室しつ關係かんけい頗不錯的，最少さいしょう朱しゅ家か就和四個趙氏宗室聯姻，雖然其中一個因朱巳早逝婚事作罷。

死後しご哀あい榮さかえ

臺北たいぺい市し艋舺龍りゅう山寺やまでら後こう殿しんがり文ぶん昌あきら帝みかど君くん殿しんがり配はい祀まつ供奉ぐぶ的てき紫むらさき陽ひ夫子ふうし神像しんぞう，反映はんえい出で台灣たいわん民間みんかん信仰しんこう對たい大儒たいじゅ朱しゅ熹的崇拜すうはい。

宋そう寧やすし宗むね慶けい元もと元年がんねん（1195年ねん），外戚がいせき韓かん侂胄糾黨擊げき倒たおせ丞相じょうしょう趙ちょう汝なんじ愚ぐ。朱しゅ熹等被ひ指ゆび斥是趙ちょう汝なんじ愚ぐ的てき朋黨ほうとう，被ひ貶。朝廷ちょうてい將はた道學どうがく與あずか朱しゅ熹等提ひさげ倡者斥責為ため「偽にせ學がく逆ぎゃく黨とう」，一律いちりつ罷やめ官かん、除名じょめい、流ながれ放ひ，終生しゅうせい不ふ得とく出仕しゅっし，史し稱しょう慶けい元もと黨とう禁きん。朱しゅ熹人生せい最後さいご歲月さいげつ活かつ在ざい死亡しぼう陰影いんえい之の下した，自じ言げん「某ぼう今こん頭あたま常つね如黏在ざい頸上。」

慶けい元もと六ろく年ねん三さん月がつ初はつ九きゅう日にち（1200年ねん4月がつ23日にち）午うま時じ，朱しゅ熹病逝於建たて陽よう考こう亭てい之これ滄州精舍しょうじゃ內，享とおる壽ことぶき六ろく十じゅう九きゅう歲さい。嘉よしみ定じょう二に年ねん（1209年ねん）詔みことのり賜たまもの諡おくりな曰“文ぶん”（後世こうせい稱しょう為ため朱しゅ文ぶん公こう）。宝たから庆三さん年ねん（1227年ねん）正月しょうがつ己おのれ巳み，宋そう理さとし宗むね下しも诏：“朕ちん觀かん朱しゅ熹集註大學がく、論語ろんご、孟子もうし、中庸ちゅうよう，發揮はっき聖賢せいけん蘊奧うんおう，有ゆう補ほ治ち道どう。朕ちん勵志講こう學がく，緬はる懷ふところ典てん刑けい，可か特とく贈おく熹太ふとし師し，追つい封ふう信しん國くに公こう。”後こう改あらため封ふう徽國公こう，從したがえ祀まつ孔子こうし廟びょう。

明朝みょうちょう通稱つうしょう先さき儒朱子しゅし，崇たかし禎ただし十じゅう五ご年ねん因いん詔みことのり位い居きょ七なな十じゅう二に子し之これ下か，漢かん唐とう諸しょ儒之前まえ，特稱とくしょう大賢たいけん朱子しゅし，清きよし康かん熙五十一年詔升大成殿配享位列孔あな門もん十じゅう哲あきら之これ次じ。

徽州婺源县城建たて有ゆう文ぶん公こう庙（文ぶん公こう阙里）祭祀さいし朱しゅ熹。文化ぶんか大だい革命かくめい中ちゅう被ひ拆，2018年ねん重じゅう建けん。

徽州篁たかむら墩村（今こん属ぞく安徽あんき省しょう黄き山やま市し屯たむろ溪けい区く屯たむろ光こう镇）曾建有ゆう程ほど朱しゅ三さん夫子ふうし祠ほこら和わ程ほど朱しゅ阙里坊ぼう，已やめ毁于文化ぶんか大だい革命かくめい。2019年ねん，篁たかむら墩村挖掘出で已やめ埋うめ在地ざいち下か51年ねん的てき大量たいりょう石せき牌ぱい坊ぼう构件，包括ほうかつ镌刻有ゆう“洛らく闽溯本ほん”、“朱しゅ熹”、“程ほど颐”、“程ほど颢”等とう字じ的てき构件残ざん体たい。

臺灣たいわん有ゆう朱子しゅし公こう廟びょう以朱熹為主おも祀まつ。

學術がくじゅつ和わ思想しそう

朱しゅ熹為官かん僅十じゅう餘よ年ねん，從事じゅうじ教學きょうがく五ご十じゅう餘よ年ねん。他た考こう場じょう得意とくい甚早，壽命じゅみょう又また長ちょう，因いん此能一生いっしょう專心せんしん儒學じゅがく，致力於辦書院しょいん、講こう學がく，朱しゅ熹瞭解かい教育きょういく對たい思想しそう普及ふきゅう的てき效力こうりょく，故こ能成よしなり為ため程ほど顥、程ほど頤之これ後ご儒學じゅがく的てき重要じゅうよう人物じんぶつ。在ざい經學けいがく、史學しがく、文學ぶんがく乃至ないし自然しぜん科學かがく的てき訓詁くんこ考證こうしょう、注釋ちゅうしゃく整理せいり上じょう都みやこ有ゆう較大成就じょうじゅ。

朱しゅ熹曾在ざい嶽たけ麓ふもと書院しょいん講こう學がく，使つかい書院しょいん被ひ譽ほまれ為ため“瀟湘洙泗”；在ざい主しゅ江こう西南せいなん康やすし軍ぐん時じ，還かえ修復しゅうふく白しろ鹿しか洞ほら書院しょいん，且為之の擬なずらえ訂てい《白しろ鹿しか洞ほら書院しょいん教條きょうじょう》，並なみ邀請了りょう呂りょ祖そ謙けん、陸りく九きゅう淵ふち等とう學者がくしゃ講こう學がく。朱しゅ熹把《大學だいがく》重じゅう新しん整理せいり，認みとめ為ため“經けい一いち章しょう蓋ぶた孔子こうし之これ言げん，而曾子述じゅつ之の；其傳十じゅう章しょう，則のり曾子之の意い而門人じん記き之の也。”

將はた《論語ろんご》跟《孟子もうし》，以及《禮れい記き》一いち書中しょちゅう的てき兩りょう篇へん《大學だいがく》、《中庸ちゅうよう》，合ごう訂てい為ため一部いちぶ書しょ，定じょう名めい《四書ししょ》。《四書ししょ》遂とげ與あずか《五經ごきょう》合ごう稱たたえ為ため《四書ししょ五經ごきょう》，宋朝そうちょう以後いご《四書ししょ》的てき地位ちい逐漸超越ちょうえつ傳統でんとう儒家じゅか的てき《五經ごきょう》。

朱しゅ熹發揚はつよう《大學だいがく》中ちゅう的てき「格かく物ぶつ、致知、誠意せいい、正せい心しん、修身しゅうしん、齊ひとし家か、治國ちこく、平ひら天下てんか」的てき思想しそう，成なり為ため後世こうせい學者がくしゃ必宗的てき追求ついきゅう。明代あきよ學者がくしゃ薛瑄說せつ：“自じ考こう亭てい以還，斯道しどう已やめ大明だいめい，無む煩はん著作ちょさく，直ちょく須躬行きゅうこう耳みみ。”清きよし代理だいり學がく家か陸りく隴其更さら以朱熹的是非ぜひ為ため是非ぜひ，認みとめ為ため“宗そう朱子あかね者しゃ為ため正せい學がく，不ふ宗そう朱子あかね者しゃ即そく非ひ正せい學がく。……今いま有ゆう不ふ宗そう朱子あかね之の學者がくしゃ，亦また當とう絕ぜっ其道，勿使並進へいしん”。

理學りがく

江西えにし廬いおり山やま白しろ鹿しか洞ほら書院しょいん

朱しゅ熹哲學がく發展はってん了りょう程ほど頤等人的じんてき思想しそう，集しゅう理學りがく之の大成たいせい，在ざい朱しゅ熹看來らい，“存そん天理てんり、滅めつ人じん欲よく”是ぜ儒學じゅがく的てき精髓せいずい之の所在しょざい。他た說せつ“聖賢せいけん千言萬語せんげんばんご，只ただ是ぜ教きょう人じん明あきら天理てんり、滅めつ人じん欲ほっ。”朱しゅ熹還建立こんりゅう唯心ゆいしん論ろん的てき「理り氣き二元論にげんろん」，其中「理り」是ぜ自然しぜん運うん作さく的てき法則ほうそく，「氣き」是ぜ萬物ばんぶつ構成こうせい的てき要素ようそ，“理り”、“氣き”不ふ相そう離はなれ，但ただし“理り在ざい先さき，氣き在ざい後ご”，“理り”是ぜ物質ぶっしつ世界せかい的てき基礎きそ和わ根源こんげん。朱しゅ熹還认为，道みち的てき价值内ない涵是“三さん纲五常ごじょう”，只ただ有ゆう达到仁者じんしゃ境界きょうかい，将はた儒家じゅか价值化か为自己じこ真實しんじつ的てき精神せいしん支柱しちゅう，才さい算さん得道とくどう。

朱子しゅし從したがえ程ほど伊川いがわ（即そく程ほど頤）對たい理り的てき說明せつめい而肯定こうてい“性せい即そく理り”的てき理論りろん，“伊川いかわ性せい即そく理り也，自じ孔あな孟はじめ後ご無人むじん見み得え到いた此，亦また是これ從したがえ古こ無人むじん敢如此道。”“性せい者しゃ，人にん所しょ受之天理てんり”“性せい只ただ是ぜ理り，萬まん理り之總しそう名めい。此理亦また只ただ是ぜ天地てんち間あいだ公共こうきょう之の理り，稟得來らい便びん為ため我わが所有しょゆう。”《中庸ちゅうよう》說せつ“天命てんめい之の謂いい性せい”。人性じんせい來き自じ天命てんめい，朱しゅ熹以為ため天命てんめい是ぜ自然しぜん的てき天理てんり，人にん依よ天理てんり，生なま而有此人性せい。朱子しゅし認みとめ為ため人類じんるい是ぜ宇宙うちゅう萬物ばんぶつ中ちゅう最優秀さいゆうしゅう存在そんざい，具備ぐび了りょう最さい精せい萃的「理り」。在ざい朱しゅ學がく中ちゅう把わ理り稱しょう為ため人類じんるい與あずか生なま俱來的てき「性せい」，更正こうせい確かく的てき說法せっぽう是ぜ「本然ほんぜん之の性せい」。人性じんせい乃是天地てんち之の理り賦ふ於人，在天ざいてん原げん間あいだ稱しょう為ため理り，人にん所しょ稟受的てき理り稱しょう為ため性せい，人類じんるい雖是萬物ばんぶつ之の靈れい，卻與宇宙うちゅう萬まん物相もっそう同どう，其形體けいたい皆みな由よし「氣き」構成こうせい，在ざい感情かんじょう和わ慾望よくぼう的てき驅使くし下か完全かんぜん不能ふのう自由じゆう。受制於「氣き」的てき性質せいしつ即そく是ぜ「氣質きしつ之の性せい」。人類じんるい與あずか全身ぜんしん皆みな「本然ほんぜん之の性せい」的てき聖人せいじん不同ふどう，並なみ非ひ是ぜ天生あもう的てき性せい「善ぜん」。朱子しゅし亦また有ゆう不ふ同意どうい伊川いがわ意見いけん，“伊川いかわ說せつ《易えき》亦また有ゆう不ふ分ぶん曉あかつき處しょ甚多。如‘益えき之の，用よう凶事きょうじ’，說せつ作さく凶荒きょうこう之の‘凶きょう’，直ちょく指ゆび刺史しし郡ぐん守もり而言。在ざい當時とうじ未見みけん有ゆう這守令れい，恐こわ難なん以此說せつ。”

朱しゅ熹晚年ねん受到韓かん侂胄排斥はいせき，以為“朱しゅ熹迂腐くさ，不ふ識時務じむ，不ふ宜よろし再さい用よう”，宋そう寧やすし宗むね慶けい元もと二に年ねん（1196年ねん）監かん察禦史し沈繼祖そ彈劾だんがい朱しゅ熹：“又また誘引ゆういん尼あま姑しゅうと二人ふたり以為寵妾ちょうしょう，每まい之これ官かん則そく與あずか偕行，謂いい其能修身しゅうしん，可か乎？塚づか婦ふ不ふ夫おっと而自孕，諸子しょし盜ぬすめ牛うし而宰殺ころせ之これ，謂いい其能齊ひとし家か，可か乎？”慶けい元もと四よん年ねん（1198年ねん）其學說せつ被ひ視し為ため“偽にせ學がく”，遭到禁止きんし，規定きてい凡是“偽にせ學がく”中ちゅう人じん，一律いちりつ不能ふのう做官。

官かん方かた哲學てつがく

後來こうらい，朱しゅ熹理學がく成なり為ため官かん方かた哲學てつがく，蒙こうむ元もと皇すめらぎ慶けい二に年ねん（1313年ねん）復ふく科か舉，詔みことのり定てい以朱熹《四書ししょ集しゅう注ちゅう》試ためし士し子こ（讀書どくしょ人じん），朱しゅ學まなぶ定てい為ため科か場じょう程ほど式しき。

在ざい明あきら清きよし兩りょう代だい被ひ列れつ為ため儒學じゅがく正宗まさむね。明太めんたい祖そ洪ひろし武たけ二に年ねん（1369年ねん）科か舉以朱しゅ熹等“傳つて注ちゅう為ため宗むね”。清しん代だい康かん熙帝宣揚せんよう理學りがく“皆みな明白めいはく精確せいかく，歸かえり於大おだい中ちゅう至いたり正せい”，使つかい得どく“學者がくしゃ無む敢疵議ぎ”。康かん熙五十じゅう一いち年ねん以“朱しゅ熹升配はい大成たいせい殿どの東ひがし序じょ為ため十じゅう一いち哲あきら”，以茲表彰ひょうしょう。乾いぬい隆たかし五ご年ねん（1740年ねん）下しも詔みことのり說せつ，程ほど朱しゅ之の學まなべ“得とく孔あな孟はじめ之の心しん傳でん……循之則そく為ため君子くんし，悖もと之これ則そく為ため小人こども；為ため國家こっか者しゃ由之よしゆき則のり治ち，失しつ之の則のり亂みだれ，實じつ有ゆう裨于化か民みん成なり俗ぞく，修おさむ己おのれ治ち人じん之の要よう。”

在ざい中國ちゅうごく儒學じゅがく史上しじょう，朱しゅ熹理學がく的てき作用さよう和わ影響えいきょう力りょく僅次於孔子こうし。朱しゅ理學りがく還かえ傳つて到いた了りょう朝鮮ちょうせん，再さい傳つて入いれ日本にっぽん，德川とくがわ幕府ばくふ初期しょき，藤原ふじわら惺窩せいか就桂庵けいあん玄げん樹じゅ弟子でし文ぶん之の玄げん昌あきら學がく朱子學しゅしがく，頗有成就じょうじゅ。

自然しぜん科學かがく

清しん代だい的てき朱しゅ熹像

胡えびす道どう靜せい先生せんせい稱たたえ，“朱しゅ熹是歷史れきし上じょう一位有相當成就的自然科學家。”李り約やく瑟對たい朱しゅ熹在自然しぜん科學かがく方面ほうめん的てき工作こうさく和わ成就じょうじゅ也相當とう肯定こうてい。他た說せつ：“朱しゅ熹是一位深入觀察各種自然現象的人。”並なみ對たい朱しゅ熹在解釋かいしゃく雪ゆき花はな何なん以呈六角形時將雪花與太陰玄精石的比較予以高度評價，稱しょう之の“預あずか示しめせ了りょう後來こうらい播雲技術ぎじゅつ的てき發展はってん”。李り約やく瑟還認みとめ為ため“朱しゅ熹是第だい一個辨認出化石的人”，比ひ西方せいほう早出そうしゅつ四よん百ひゃく多年たねん。

即そく便びん如此，缺乏けつぼう數學すうがく訓練くんれん的てき朱しゅ熹正如黃き仁宇にう所ところ言ごと：“如是にょぜ理學りがく家か或ある道學どうがく家所いえどころ談だん及的很多事物じぶつ（抽象ちゅうしょう之の事こと與あずか具體ぐたい之の物もの混こん為ため一いち談だん），只ただ能のう美術びじゅつ化か的てき彼此ひし印しるし證しょう，不能ふのう用よう數すう目もく字じ證明しょうめい。”“其結果けっか則のり有ゆう如李り約やく瑟之これ所說しょせつ，朱しゅ熹在沒ぼつ有產ゆうさん生せい一いち個こ牛うし頓とみ型かた的てき宇宙うちゅう觀かん之の前まえ，先さき已やめ產さん生せい了りょう一いち個こ愛あい因いん斯坦型かた的てき宇宙うちゅう觀かん。”許多きょた學者がくしゃ認みとめ為ため中國ちゅうごく古代こだい自然しぜん觀かん特別とくべつ是ぜ陰陽いんよう五行學說妨礙科學的進步。中國ちゅうごく自然しぜん哲學てつがく家か在ざい解釋かいしゃく現象げんしょう時じ，往往おうおう求もとめ助じょ這種自然しぜん哲學てつがく，例れい如：電でん被ひ解釋かいしゃく為ため，“陰陽いんよう相しょう激げき為ため電でん”；地震じしん被ひ認みとめ為ため是ぜ“陽ひ伏ふく而不能ふのう出で，陰かげ迫はさま而不能ふのう蒸ふけ”。於是經驗けいけん主義しゅぎ和わ神秘しんぴ主義しゅぎ的てき極端きょくたん形式けいしき，貫つらぬけ穿ほじ整せい個こ古代こだい中國ちゅうごく科學かがく理論りろん體系たいけい。

宗教しゅうきょう信仰しんこう

朱しゅ熹早年ねん對たい佛教ぶっきょう甚感興趣きょうしゅ，時じ常つね禮れい佛ふつ，研修けんしゅう佛學ぶつがく，遇ぐう到いた李り侗後ご，則のり盡つき棄佛學ぶつがく，回歸かいき儒家じゅか。朱しゅ熹崇拜すうはい孔子こうし，常常つねづね祭まつり孔あな，一生いっしょう功業こうぎょう大事だいじ，每次まいじ到いた任にん離任りにん，都會とかい祭さい孔あな稟告，此外也奉拜ほうはい伏ふく羲。朱しゅ熹相信しん祈いのり禱可以感應おう上天じょうてん，曾多次じ禱雨，甚至設しつらえ醮祈いのり禳，認みとめ為ため禱雨無效むこう，是ぜ因いん為ため不ふ夠誠心しん。

成年せいねん後ご，朱しゅ熹堅決けつ排はい佛ぼとけ，視し作さく異端いたん，痛やめ加か抨擊。他た覺さとし得とく佛教ぶっきょう有ゆう傷きず風化ふうか，不ふ贊同さんどう佛教ぶっきょう喪も葬儀そうぎ式しき，堅けん決けつ反對はんたい火葬かそう。在ざい漳州任官にんかん時じ，曾禁止きんし婦女ふじょ出家しゅっけ，不ふ許もと寺院じいん日夜にちや聚集信しん眾，也禁止きんし以祈福ぶく為ため名めい歛財。但ただし是ぜ他た日常にちじょう則そく亦また與あずか僧そう人じん交往，吟ぎん詩し酬むくい唱，沒ぼつ有ゆう門戶もんこ之の見み。

朱しゅ熹相信しん鬼神きじん存在そんざい，但ただし平常へいじょう不ふ肯進入しんにゅう廟宇びょうう，認みとめ為ため不ふ合ごう義理ぎり。朱子しゅし也請人じん看み風水ふうすい，但ただし不ふ迷信めいしん，也用《易えき經けい》占うらない卜ぼく求もとめ筮。1195年ねん，朱しゅ熹曾撰せん萬言まんげん奏そう疏，聲援せいえん被ひ貶的趙ちょう汝なんじ愚ぐ，弟子でし極力きょくりょく勸すすむ阻，以免得とく罪ざい韓かん侂冑，結果けっか朱しゅ熹依照あきら了りょう占うらない卜ぼく結果けっか，放棄ほうき上書うわがき。

評價ひょうか

朱しゅ熹像，載の於《晩ばん笑わらい堂どう竹莊たけしょう畫が傳でん》

雖然朱しゅ熹在學術がくじゅつ上じょう被ひ提ひさげ升ます到いた如此崇高すうこう的てき地位ちい，但ただし朱しゅ熹一生いっしょう，毀譽きよ不一ふいつ。野史やし裡うら更さら有ゆう一些他令人非議的事蹟。

黃き榦《朱子しゅし行狀ぎょうじょう》曰：“紹道統すべ、立だて人じん極ごく，為ため萬まん世せい宗むね師し。”他た還かえ總そう結ゆい曰：“繼つぎ往聖將はた微ほろ之これ緒いとぐち，啟けい前賢ぜんけん未發みはつ之の機き，辨わきまえ諸しょ儒之得失とくしつ，辟異端はし之これ論ろん謬，明あきら天理てんり，正せい人心じんしん，事業じぎょう之の大だい，又また孰有加か於此者しゃ。”又また曰：“自じ周しゅう以來いらい，任にん傳道でんどう之の意い，得とく統みつる之の正せい者しゃ不ふ過か數すう人にん。而能使し斯道しどう章あきら章あきら較著者しゃ，一いち二に人にん而止耳みみ。由ゆかり孔子こうし而後，曾子、子こ思おもえ日にち繼つぎ其微，至いたり孟子もうし而始著ちょ。由よし孟子もうこ而後，周しゅう、程ほど、張ちょう子こ繼つぎ其絕，至いたり先生せんせい而始著ちょ。”

全ぜん祖そ望もち稱しょう朱子學しゅしがく“致廣大だい，盡つき精微せいび，綜羅百ひゃく代だい矣。江西えにし之の學まなべ，浙東永えい嘉之よしゆき學がく，非ひ不ふ岸きし然しか，而終不能ふのう諱いみな其偏。”

青年せいねん时代的てき毛澤東もうたくとう讀朱熹《朱子しゅし語ご類るい》、《四書ししょ集しゅう注ちゅう》時じ批註說せつ：“貫通かんつう大だい本大もとだい源げん”，“聖人せいじん通達つうたつ天地てんち，明あきら貫ぬき過去かこ現在げんざい未來みらい，洞ほら悉三界さんがい現象げんしょう”。

錢せん穆きよし尊崇そんすう朱子しゅし，始終しじゅう如一，晚年ばんねん撰せん百ひゃく萬言まんげん《朱子しゅし新しん學がく案あん》，開ひらく宗そう明義あきよし即そく謂いい：「在ざい中國ちゅうごく歷史れきし上じょう，前古ぜんこ有ゆう孔子こうし，近古きんこ有ゆう朱子しゅし，此兩人じん皆みな在ざい中國ちゅうごく學術がくじゅつ思想しそう史し及中國ちゅうごく文化ぶんか史上しじょう，發出はっしゅつ莫大ばくだい聲ごえ光こう，留とめ下か莫大ばくだい影響えいきょう。瞻觀全ぜん史し，恐こわ無む第だい三さん人にん可か與あずか倫りん比ひ。」

徐じょ渭在ざい《評ひょう朱子しゅし論ろん東ひがし坡文》中指なかゆび責せめ朱しゅ熹“只ただ是ぜ要人ようじん說せつ他た是ぜ個こ聖人せいじん，並無ならびな一いち些破綻はたん，所しょ以做別人べつじん者しゃ人人ひとびと不ふ中ちゅう他意たい，世間せけん事事ことごと不ふ稱しょう他心たしん，無む過か中ちゅう比ひ求もとめ有ゆう過か……”

明代あきよ小說しょうせつ《二刻拍案驚奇》 《硬かた勘案かんあん大儒たいじゅ爭そう閒あいだ氣き 甘受かんじゅ刑けい俠女著ちょ芳名ほうめい》篇へん，稱たたえ宋そう淳あつし熙壬寅とら（1182年ねん），朱しゅ熹於七なな月がつ十じゅう九きゅう日にち至いたり九きゅう月がつ，先後せんご六次給宋孝宗皇帝上奏狀，彈劾だんがい唐から仲なか友とも，且逮捕たいほ官かん妓ぎ嚴いむ蕊しべ，試ためし圖ず屈こごめ打だ成なり招，「兩月わち之の間あいだ，一再いっさい杖つえ，幾いく死し。」嚴いむ蕊しべ寧やすし死し不ふ從したがえ，並なみ道どう：「雖然身み為ため賤妓，有ゆう太守たいしゅ有ゆう濫，罪つみ不ふ至いたり死し，然しか是非ぜひ真偽しんぎ，豈あに可か妄言ぼうげん以誣士し大夫たいふ！」後來こうらい，事件じけん鬧到皇帝こうてい耳みみ裡うら，認みとめ為ため是ぜ「秀才しゅうさい爭そう閑氣」，吏部尚書しょうしょ鄭てい丙へい亦また稱たたえ朱しゅ熹「近世きんせい士し大夫たいふ所謂いわゆる道學どうがく者しゃ，欺世盜ぬすめ名めい，不ふ宜よろし信用しんよう」，將はた朱しゅ熹調任にん，此案轉てん由ゆかり岳たけ飛ひ之子ゆきこ岳だけ商しょう卿きょう處理しょり，嚴いむ蕊しべ無罪むざい開ひらけ釋しゃく，除籍じょせき從したがえ良よ。今こん人ひと多た對たい此故事こじ存疑そんぎ。

滿まん清きよ以後いご，反はん理學りがく的てき態勢たいせい一いち度ど形成けいせい。顏かお元もと力ちから反はん程ほど朱しゅ的てき守まもり靜しずか與あずか虛きょ學がく，他た說せつ：朱子しゅし學術がくじゅつ不ふ過か是ぜ「禪宗ぜんしゅう、訓詁くんこ、文字もじ、鄉ごう愿すなお四よん者しゃ集成しゅうせい一いち種しゅ人じん」「如其闢佛ふつ、老ろう，皆みな所しょ自じ犯はん不覺ふかく」，“率りつ天下でんか入にゅう故紙こし中ちゅう，耗盡身心しんしん氣力きりょく，做弱人じん病人びょうにん無む用人ようにん，皆みな晦みそ庵あん（朱しゅ熹）為之ためゆき也！”又また指出さしで：“朱子しゅし教きょう人じん半日はんにち靜坐せいざ，半日はんにち讀書どくしょ，無む異い於半日當にっとう和尚おしょう，半はん日當にっとう漢かん儒，試問しもん一いち日にち十じゅう二に時どき辰たつ，哪一刻こく是ぜ堯、舜しゅん、周しゅう、孔あな？”又また說せつ：“終日しゅうじつ兀坐書房しょぼう中ちゅう，萎あまどころ惰人精神せいしん，使つかい人じん筋骨きんこつ皆みな疲つかれ軟，以至天下でんか無む不ふ弱じゃく之の書生しょせい，無む不ふ病やまい之の書生しょせい，生なま民みん之の禍わざわい，未み有ゆう甚於此者也。”

五ご四よん新しん文化ぶんか運動うんどう激烈げきれつ批評ひひょう了りょう程ほど朱しゅ理學りがく，認みとめ為ため是ぜ封建ほうけん主義しゅぎ的てき代表だいひょう，中國ちゅうごく進步しんぽ的てき思想しそう障礙しょうがい。回かい族ぞく人じん李り陽よう泉いずみ宣せん稱しょう朱しゅ熹於福建ふっけん漳州做知ち府ふ時とき，曾下令れい婦女ふじょ纏足てんそく，並なみ令れい之の纏まとい至極しごく小しょう以為「以絕淫風いんぷう」。

野史やし記載きさい

朱しゅ熹相信しん風水ふうすい的てき“山やま環たまき水すい抱だき”、“藏ぞう風ふう聚氣”之これ說せつ，他た還かえ提出ていしゅつ了りょう自己じこ的てき見解けんかい：“卜ぼく其宅兆ちょう，卜ぼく其地之の美び惡あく。地ち之の美び則そく神靈しんれい安やす，其子孫しそん盛もり。”朱しゅ熹的學生がくせい蔡元定じょう，亦また精せい於風水すい，二人ふたり常つね相互そうご討論とうろん。朱しゅ熹父親ちちおや的てき墳墓ふんぼ曾三さん次じ遷移せんい，其母墳ふん（葬そう於寒泉いずみ嶺みね，稱しょう「仰天ぎょうてん湖こ穴あな」）、妻つま墳ふん、長子ちょうし朱しゅ塾じゅく墳ふん（葬そう於大おだい同山どうさん，稱しょう「龍りゅう湖みずうみ穴あな」），自己じこ的てき墳ふん地ち（朱しゅ熹及其夫人じん合ごう葬そう於黃坑あな九きゅう峰山みねやま，稱しょう「風吹ふぶき羅ら帶たい穴あな」），都みやこ是ただし他た自己じこ親おや自選じせん的てき。

洪ひろし邁《夷えびす堅けん志こころざし》中ちゅう描述，他た在任ざいにん提ひさげ舉浙東ひがし常つね平ひら茶ちゃ鹽しお公事こうじ的てき時候じこう，與あずか當時とうじ的てき台うてな州しゅう知ち州しゅう，也是著名ちょめい學者がくしゃ唐から仲なか友とも起おこり了りょう糾紛，雙方そうほう並なみ且上奏じょうそう朝廷ちょうてい互控。朱しゅ熹後來こうらい得知とくち唐から仲なか友とも相當そうとう欣賞當時とうじ江南こうなん一帶いったい著名ちょめい的てき營妓嚴いむ蕊しべ後ご，就把嚴げん蕊しべ抓つめ起おこり來らい，試ためし圖ず屈こごめ打だ成なり招，羅ら織お對たい唐とう仲なか友とも不利ふり的てき口供こうきょう，不ふ料りょう嚴げん蕊しべ寧やすし死し不屈ふくつ，朱しゅ熹莫可か奈何いかん。這件事ごと因いん為ため鬧得很大，使つかい得とく後來こうらい朱しゅ熹和唐から仲なか友とも雙そう雙そう去さ職しょく。更さら有野ありの史し《二刻拍案驚奇》認みとめ為ため朱しゅ熹是為ため了りょう爭奪そうだつ嚴げん蕊しべ不ふ成なり才ざい扯出這些風波ふうは的てき，這是反はん理學りがく的てき表現ひょうげん。而根據こんきょ今こん天てん學者がくしゃ束たば景けい南みなみ教授きょうじゅ則そく認みとめ為ため唐から仲なか友とも確乎かっこ有ゆう貪むさぼ汙罪行ぎょう，《夷えびす堅けん志こころざし》中ちゅう的てき情じょう節ぶし很多是ぜ虛構きょこう的てき，但ただし仍未有ゆう足あし夠證據しょうこ證明しょうめい嚴げん蕊しべ之の事こと純じゅん屬ぞく虛構きょこう。

事實じじつ上じょう朱しゅ熹本人じん在ざい訟案上じょう，實じつ有ゆう極大きょくだい偏見へんけん，他た給きゅう皇帝こうてい上奏じょうそう書しょ說せつ：“凡有獄ごく訟，必先論ろん其尊卑そんぴ、上下じょうげ、長幼ちょうよう、親おや疏之分ぶん，而後聽其曲直きょくちょく之の辭じ。凡以下か犯はん上じょう，以卑淩尊者しゃ，雖直不ふ宥なだめ；其不直じき者しゃ，罪つみ加か凡人ぼんじん之の坐すわ。”以下いか犯おかせ上じょう，以卑淩尊者しゃ，是ぜ朱しゅ熹本人ほんにん難なん以理解りかい的てき，戴震稱しょう此為“以理殺人さつじん”。

朱しゅ熹所撰せん的てき史學しがく著作ちょさく不ふ多た，朱しゅ熹及其門人じん趙ちょう師し淵ふち編著へんちょ《資し治ち通どおり鑑かん綱目こうもく》，共きょう59卷かん。本書ほんしょ不能ふのう算さん是ぜ偉大いだい的てき歷史れきし著作ちょさく，因いん為ため朱しゅ熹不過か是ぜ修訂しゅうてい了りょう司馬しば光ひかり過か於主觀かん的てき正統せいとう觀かん，加入かにゅう了りょう濃厚のうこう的てき道德どうとく信念しんねん和わ解釋かいしゃく，不承認ふしょうにん王おう莽政權せいけん，於三國尊蜀漢為正統。全書ぜんしょ以綱目め為ため體たい，創造そうぞう了りょう一いち種しゅ新しん的てき史書ししょ體裁ていさい，但ただし是ぜ他た並なみ沒ぼつ有ゆう做原始げんし材料ざいりょう的てき收集しゅうしゅう與あずか裁定さいてい，所以ゆえん連れん一般歷史家所作的初步工作也沒有。

朱しゅ熹的母親ははおや為ため歙縣縣けん城じょう人じん，父親ちちおや朱しゅ松まつ曾在歙縣城南じょうなん紫むらさき陽ひ山やま老子ろうし祠ほこら讀書どくしょ，入にゅう閩任政和せいわ縣けん縣けん尉じょう自署じしょ「紫むらさき陽よう書しょ堂どう」，以「紫むらさき陽よう」名めい其居，朱しゅ熹亦題名だいめい其書房しょぼう為ため「紫むらさき陽よう書房しょぼう」。學者がくしゃ因いん而稱朱しゅ熹為「紫むらさき陽よう先生せんせい」，稱しょう其學派は為ため「紫むらさき陽よう學派がくは」。

《姑しゅうと蘇そ筆記ひっき》有ゆう載の曾孫そうそん朱しゅ浚，賈似道どう柄え國こく時じ，每まい有ゆう劄子稟事，必稱「浚萬まん拜はい」，時人じじん譏そし刺とげ「朱しゅ萬まん拜はい」。後こう元もと兵へい攻おさむ入にゅう建たて寧やすし，朱しゅ浚被執と不ふ降くだ，曰：「豈あに有ゆう晦みそ翁おう孫まご而失節ぶし者しゃ乎？」遂とげ自殺じさつ。

書法しょほう成就じょうじゅ

朱しゅ熹是南みなみ宋そう著名ちょめい理學りがく家か、思想家しそうか和わ教育きょういく家か，自じ幼よう跟隨父親ちちおや朱しゅ松まつ及武夷えびす三先生劉子翬、劉りゅう勉つとむ之の、胡えびす審しん習字しゅうじ，嘗學曹孟德とく書しょ，後ご攻おさむ鍾繇楷書かいしょ及顏かお真ま卿きょう行くだり草そう，一生いっしょう臨池りんち不ふ輟，書法しょほう造詣ぞうけい精せい湛たたえ，筆墨ひつぼく雄ゆう贍，超ちょう逸いっ絕倫ぜつりん。自じ古いにしえ以來いらい，傳つて世よ墨跡ぼくせき，雖是斷簡だんかん殘ざん編へん，都と被ひ奉たてまつ如至寶たから加か以珍藏ちんぞう。又また因いん其思想しそう學說がくせつ從したがえ元もと代だい開始かいし已やめ成なり為ため中國ちゅうごく官かん方かた哲學てつがく，不ふ但ただし深刻しんこく地ち影響えいきょう了りょう中國ちゅうごく的てき傳統でんとう思想しそう文化ぶんか，而且還かえ遠どお播海外かいがい，產さん生せい巨大きょだい的てき影響えいきょう。他た思想しそう學說がくせつ的てき盛名せいめい，把わ其書法ほう藝術げいじゅつ的てき光芒こうぼう掩卻了りょう。朱しゅ熹善行ぎょう、草くさ，尤ゆう善ぜん大字だいじ，現今げんこん傳でん世よ作品さくひん以行書簡しょかん牘為主ぬし，大字だいじ墨跡ぼくせき很少。

作品さくひん

手て稿こう、卷まき帖じょう

朱しゅ熹《蓬よもぎ戶手とて卷まき》

• 《周しゅう易えき系けい辭じ本義ほんぎ手しゅ稿こう殘ざん卷まき》日本にっぽん藏ぞう
• 《行くだり草書そうしょ詩し劄》南京なんきん博物はくぶつ院いん藏ぞう
• 《奉たてまつ同どう張ちょう敬夫よしお城南しろみなみ二に十じゅう詠えい詩卷しかん》北京ぺきん故こ宮みや博物はくぶつ院いん藏ぞう
• 《嚮往帖じょう》 臺北たいぺい國立こくりつ故こ宮みや博物はくぶつ院いん藏ぞう
• 《四書ししょ注ちゅう稿こう》遼寧りょうねい省しょう博物館はくぶつかん藏ぞう
• 《書翰しょかん文ぶん稿こう卷まき》遼寧りょうねい省しょう博物館はくぶつかん藏ぞう
• 《論語ろんご集しゅう注ちゅう殘ざん稿こう》日本にっぽん藏ぞう
• 《致彥修おさむ少しょう府ふ帖じょう》臺北たいぺい國立こくりつ故こ宮みや博物はくぶつ院いん藏ぞう
• 《書しょ易えき系けい辭じ冊さつ》臺北たいぺい國立こくりつ故こ宮みや博物はくぶつ院いん藏ぞう
• 《贈おく門人もんじん彥忠彥孝同どう榜登第だい》詩し冊さつ　國くに內私人じん藏ぞう
• 《致程允まこと夫おっと書しょ》遼寧りょうねい省しょう博物館はくぶつかん藏ぞう
• 《賜たまもの書しょ帖じょう》北京ぺきん故こ宮みや博物はくぶつ院いん藏ぞう
• 《秋あき深ふかし帖じょう》臺北たいぺい國立こくりつ故こ宮みや博物はくぶつ院いん藏ぞう
• 《蔔築帖じょう》日本にっぽん東京とうきょう國立こくりつ博物館はくぶつかん藏ぞう
• 存疑そんぎ作品さくひん，被ひ认为是ぜ伪作
  • 《千せん字じ文ぶん》
  • 《蓬よもぎ戶手とて卷まき》國外こくがい私人しじん藏ぞう，全卷ぜんかん包括ほうかつ三さん部ぶ份：（一いち）題だい耑。（二に）朱しゅ熹行草くさ手しゅ102字じ。（三さん）宋そう文ぶん天てん祥さち、明あきら方ほう孝たかし孺、祝ほうり允まこと明あきら、海うみ瑞みず和わ唐から寅とら之これ題跋だいばつ。

碑いしぶみ刻こく

浙江せっこう绍兴兰亭——宋そう朱しゅ熹蘭亭てい集しゅう序じょ碑ひ

• 河北かわきた邯郸朱しゅ熹写经碑，明代あきよ以原碑ひ拓ひらけ片かた翻刻ほんこく
• 浙江せっこう绍兴兰亭内的ないてき朱しゅ熹蘭亭てい集しゅう序じょ碑ひ

書法しょほう風格ふうかく

朱しゅ熹的書しょ法被はっぴ譽ほまれ為ため「漢かん魏ぎ風骨ふうこつ」及「韻いん度ど潤じゅん逸いっ」。下した筆ひつ點畫てんかく圓えん潤ほとび，善用ぜんよう中ちゅう鋒ほこさき，運轉うんてん沉著順じゅん暢とおる，入いれ筆ひつ藏ぞう鋒ほこさき隱かくれ芒すすき，絕無ぜつむ狂躁きょうそう之の跡あと；結構けっこう穩健おんけん典雅てんが，行ぎょう氣き連れん貫つらぬけ，不ふ刻こく意い工こう整せい，風格ふうかく灑脫自然しぜん。朱しゅ熹是儒家じゅか哲學てつがく的てき宗むね師し，書法しょほう的てき字じ裏うら行間ぎょうかん洋よう溢著文人ぶんじん的てき書卷しょかん氣き，崇たかし尚なお傳統でんとう法度はっと是ぜ可か以想見そうけん的てき。他た主張しゅちょう「字じ字じ有ゆう法度はっと，方ほう是ただし字じ」，但ただし又また要よう能のう「縱たて容よう衍裕而氣象きしょう超然ちょうぜん」。也就是ぜ說せつ，書法しょほう必要ひつよう入いれ法ほう而又能のう出で法ほう，筆墨ひつぼく才能さいのう表現ひょうげん出で自然しぜん的てき意い態たい。 歷代れきだい名人めいじん對たい其書法的ほうてき評價ひょうか很高，也明顯あらわ地ち披露ひろう了りょう他た獨特どくとく的てき書風しょふう：

• 明あきら陶とう宗そう儀ただし《書しょ史し會かい要よう》

「朱子しゅし繼續けいぞく道統どうとう，優ゆう入にゅう聖域せいいき，而於翰墨かんぼく亦また工こう。善行ぜんこう草そう，尤ゆう善ぜん大字だいじ，下した即そく沉著典雅てんが，雖片縑寸楮すんちょ，人にん爭そう珍ちん秘ひめ，不ふ啻璠璵圭璧」。

• 明あきら王おう世よ貞さだ《震ふるえ澤さわ集しゅう》

「晦みそ翁おきな書しょ，筆勢ひっせい迅疾，曾無意い於求工こう，而尋其點畫が波なみ磔はりつけ，無む一不合書家矩矱」。

• 陸りく簡題だい朱しゅ熹《朱子しゅし城南しろみなみ唱和しょうわ詩し帖じょう》

「其詞皆みな衝口而得，字じ亦また縱たて筆ひつ所書ところがき，矩のり度ど弛張しちょう，姿態したい逸いっ發はつ，雖晉唐から諸しょ名家めいか，未み易えき比ひ數すう」。

• 宋そう文ぶん天てん祥さち跋ばつ朱しゅ熹《蓬よもぎ戶手とて卷まき》

「前人ぜんじん論ろん書しょ謂いい真ま卿きょう書しょ有ゆう忠臣ちゅうしん骨こつ，今いま觀かん文ぶん公こう之の用筆ようひつ斯言為ため不ふ謬矣」。

• 明あきら祝ほうり允まこと明あきら跋ばつ朱しゅ熹《蓬よもぎ戶手とて卷まき》

「晦みそ昂のぼる先生せんせい精せい忠ただし古こ節ふし，博雅はくが明あかり古いにしえ，為ため世よ之の賢けん，表明ひょうめい千古せんこ，然しか對たい書法しょほう尤ゆう為ため神妙しんみょう，固かた平生へいぜい亦また書しょ無む幾いく，故こ後世こうせい見み者しゃ鮮矣，此卷為ため黃き士し司馬しば藏ぞう之の久ひさ矣，後ご乃流落於世間せけん，吾われ昔むかし在ざい教きょう時じ僅得一見いっけん，然しか未み及盡觀かん以為恨焉，今こん幸こう復ふく見み於友人じん齋とき中ちゅう，足あし以與公こう之の筆墨ひつぼく有緣うえん也，用よう是ぜ書しょ此以序じょ其本」。　　

• 明あきら海うみ瑞みず跋ばつ朱しゅ熹《蓬よもぎ戶手とて卷まき》

「是ぜ書しょ風流ふうりゅう韻いん達たち，雅まさ緻超群ぐん，實じつ乃天然てんねん妙みょう品ひん」。

主要しゅよう著作ちょさく

朱しゅ熹《四書ししょ集しゅう注ちゅう》，明朝みんちょう成なり化か十じゅう六ろく年ねん吉よし府ふ刻こく本ほん，藏ぞう於山東さんとう博物館はくぶつかん

朱しゅ熹的學術がくじゅつ思想しそう在世ざいせい界かい文化ぶんか史上しじょう，也有やゆう重要じゅうよう影響えいきょう。朱しゅ熹的主要しゅよう哲學てつがく著作ちょさく有ゆう《四書ししょ集しゅう注ちゅう》、《四書ししょ或ある問とい》、《太極たいきょく圖說ずせつ解かい》、《通つう書しょ解かい》、《西銘にしめ解かい》、《周しゅう易えき本義ほんぎ》、《易學えきがく啟蒙けいもう》等とう。此外有ゆう《朱子しゅし語ご類るい》，是ぜ他た與あずか弟子でし們的問答もんどう；《近きん思おもえ錄ろく》，是ぜ他た與あずか呂りょ祖そ謙けん共同きょうどう整理せいり的てき宋そう明あきら理學りがく家か著作ちょさく之の摘要てきよう，作為さくい一本いっぽん儒學じゅがく入門にゅうもん書しょ，歷代れきだい學子さとこ必讀ひつどく。

朱しゅ熹是南みなみ宋そう最さい著名ちょめい的てき理學りがく家か，開ひらき創そう了りょう影響えいきょう深遠しんえん的てき“程ほど朱しゅ理學りがく”體系たいけい，朱しゅ熹著述ちょじゅつ共有きょうゆう七なな八はち十じゅう種しゅ之の多た，收入しゅうにゅう《四よん庫こ全書ぜんしょ》的てき有ゆう四よん十じゅう部ぶ，其中最さい著名ちょめい有ゆう：

• 《近きん思おもえ錄ろく》（與あずか呂りょ祖そ謙けん合ごう編へん）
• 《四書ししょ章あきら句集くしゅう注ちゅう》
• 《詩集ししゅう傳でん》
• 《通つう鑑かん綱目こうもく》
• 《宋そう名めい臣しん言行げんこう錄ろく》
• 《楚すわえ辭じ集しゅう注ちゅう》
• 《易學えきがく啟蒙けいもう》
• 《朱しゅ文ぶん公家くげ訓くん》

後人こうじん集しゅう有ゆう《晦みそ庵あん先生せんせい朱しゅ文ぶん公おおやけ集しゅう》、《朱子しゅし語ご類るい》。

研究けんきゅう書目しょもく

• 秦はた家か懿著，曹劍波なみ等とう譯やく．《朱しゅ熹的宗教しゅうきょう思想しそう》．廈門：廈門大學だいがく出版しゅっぱん社しゃ，2010．
• 陳ちん榮さかえ捷とし．《朱子しゅし新しん探索たんさく》．上海しゃんはい：華はな東ひがし師範しはん大學だいがく出版しゅっぱん社しゃ，2007．
• 余よ英時ひでとき．《朱しゅ熹的歷史れきし世界せかい：宋そう代だい士し大夫たいふ政治せいじ文化ぶんか的てき研究けんきゅう》．臺北たいぺい：允まこと晨文化ぶんか實業じつぎょう股また份有限げん公司こうし，2003．
• （韓かん）金きむ永えい植しょく著ちょ，潘はん文ぶん國こく譯やく．《朱しゅ熹的自然しぜん哲學てつがく》．上海しゃんはい：華はな東ひがし師範しはん大學だいがく出版しゅっぱん社しゃ，2003．
• 束たば景けい南みなみ．《朱子しゅし大傳だいでん》，上海しゃんはい：商務しょうむ印しるし書しょ館かん，2003；福ふく州しゅう：福建ふっけん教育きょういく出版しゅっぱん社しゃ，1992．
• Hoyt C. Tillman（田た浩ひろし）．《朱しゅ熹的思おもえ維世界かい》．西安しーあん：陝西せんせい師範しはん大學だいがく出版しゅっぱん社しゃ，2002．
• 束たば景けい南みなみ．《朱しゅ熹年譜ねんぷ長編ちょうへん》（二に卷かん），上海しゃんはい：華はな東ひがし師範しはん大學だいがく出版しゅっぱん社しゃ，2001．
• 束たば景けい南みなみ．《朱しゅ熹佚文いつぶん輯考》，南京なんきん：江蘇こうそ古こ籍せき出版しゅっぱん社しゃ，1991．
• 陳ちん榮さかえ捷とし．《朱しゅ學まなぶ論集ろんしゅう》．臺北たいぺい：臺灣たいわん學生がくせい書しょ局きょく，1982．

外部がいぶ連結れんけつ

• 劉りゅう述じゅつ先さき：《朱しゅ熹的思想しそう究竟きゅうきょう是ぜ一元論いちげんろん或ある是ぜ二元論にげんろん？》（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）。
• 刘述先さき：《朱子しゅし与あずか儒家じゅか的てき精神せいしん传统 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。
• 刘述先さき：《由朱ゆみ熹易说检讨其思想しそう之の特とく质、影かげ响与局限きょくげん （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。
• 劉りゅう述じゅつ先さき：《朱子しゅし在ざい宋そう明あきら儒學じゅがく的てき地位ちい重じゅう探さがせ （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。
• 吳ご展てん良りょう：《聖人せいじん之これ書しょ與あずか天理てんり的てき恆常こうじょう性せい：朱子しゅし的てき經典きょうてん詮かい釋しゃく之の前提ぜんてい假設かせつ （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。
• 吳ご展てん良りょう：《朱子しゅし世界せかい觀かん體系たいけい的てき基本きほん特質とくしつ （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。
• 吳ご展てん良りょう：《朱子しゅし之の鬼神きじん論述ろんじゅつ義ぎ （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。
• 翟志成なり：《出入でいり于形上じょう与あずか形かたち下之したの间：朱子しゅし之の理り气与三さん心しん （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。
• 黄き勇いさむ：《朱しゅ熹的形がた上じょう学がく：解かい释性的てき而非基もと础主义的 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。
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• 吳ご震しん：《鬼神きじん以祭祀さいし而言——关于朱子しゅし鬼神きじん观的若干じゃっかん问题 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。
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• 陳ちん芳かおる妹いもうと：《「與三よそう代だい同どう風かぜ」：朱しゅ熹對東亞とうあ文化ぶんか意い象ぞう的形まとがた塑 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。
• 佐野さの公こう治ち：《四書ししょ學がく之の成立せいりつ——朱子しゅし的てき經書けいしょ學がく構造こうぞう （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。
• 卜うらない永なが堅けん：《元明もとあき清しん時期じき婺源縣けん朱しゅ熹崇拜すうはい的てき建けん構 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》。

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