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わきシステム

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

わきシステム(わきシステム)とは、将棋しょうぎ戦法せんぽうひとつであり、矢倉やぐらせんのうちあい矢倉やぐらもちいられる戦法せんぽうむかしからあるかたちであるが、とくわき謙二けんじ詳細しょうさい研究けんきゅうし、多用たようしたためこのがつく。

ごま なし
987654321 
こうかつら     かつらこういち
     きむおう 
  ぎん きむぎん さん
 かく よん
       
 かく ろく
 ぎんきむ ぎん  なな
 たまきむ     はち
こうかつら     かつらこうきゅう

あい矢倉やぐらせん序盤じょばん後手ごて△6よんかくたいして、先手せんても▲4ろくかくかくをぶつけ、すみ同士どうしにらわせたまま、先後せんごほぼ同形どうけいこまみをすすめる。

ここから、

  • かく交換こうかんして同形どうけいのまま相手あいてわた
  • 端歩はしふとっして▲3
  • ▲2ろくぎんからぼうぎん

などが本筋ほんすじめとなる。

非常ひじょう研究けんきゅうすすんだ戦法せんぽうとしてられ、棋士きしによってはみまで研究けんきゅうしているともわれる。そのため三浦みうら弘行ひろゆきなどの研究けんきゅう熱心ねっしん棋士きし得意とくいとしている。また、藤井ふじいたけしによりかた矢倉やぐら天野あまの矢倉やぐらとの相性あいしょういことが発見はっけんされた。このわせに▲2はやめにくなどの工夫くふうくわえて戦法せんぽうとして確立かくりつしたものが藤井ふじいりゅうはやかこばれる。

きょかくひだり美濃みの急戦きゅうせん発展はってんにより、矢倉やぐらは2010年代ねんだい後半こうはん先手せんてばん戦術せんじゅつだい変革へんかくいられたが、その潮流ちょうりゅうなかでもわきシステムは依然いぜんとしておおきな存在そんざいかんしめしている。これは、後手ごてかく利用りようした急戦きゅうせんおこなわせないために先手せんて最速さいそくで2すじを2ばし後手ごてに3さんぎんけさせるというねらいがあり、わきシステムはこのはやめにした2かつかせる戦型せんけいであることが理由りゆうである[1]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 2019年度ねんど復活ふっかつげた先手せんて矢倉やくら 徹底てっていした急戦きゅうせんふうじがこうそう 将棋しょうぎ情報じょうほうきょく編集へんしゅう 2020ねん5がつ28にち 2022ねん1がつ31にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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