強 つよ い降雨 こうう 。雨 あめ 筋 すじ が向 む こうの木々 きぎ を見 み えづらくしている。
強 つよ い雨 あめ に見舞 みま われた公園 こうえん の様子 ようす 。歩道 ほどう に雨 あめ が叩 たた き付 つ けてしぶきを上 あ げ、浸透 しんとう 能 のう の低 ひく い舗装 ほそう は水浸 みずびた しになる。
集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう (しゅうちゅうごうう)とは、局地 きょくち 的 てき で短時間 たんじかん の強 つよ い雨 あめ 、つまり限 かぎ られた地域 ちいき に対 たい して短時間 たんじかん に多量 たりょう の雨 あめ が降 ふ ることを言 い う。現在 げんざい の日本 にっぽん においては一般 いっぱん にも学術 がくじゅつ 用語 ようご にも用 もち いられるが、雨量 うりょう などに基 もと づいた定量 ていりょう 的 てき な定義 ていぎ はない[ 1] [ 2] [ 3] [ 4] 。
日本 にっぽん の気象庁 きしょうちょう は以下 いか の2つの用語 ようご を使 つか い分 わ けているが、一般 いっぱん 的 てき にはどちらも「集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう 」と呼 よ ばれる[ 5] 。
局地 きょくち 的 てき 大雨 おおあめ - 単独 たんどく の積乱雲 せきらんうん によりもたらされる、数 すう 十 じゅう 分 ぶん の短時間 たんじかん に、数 すう 十 じゅう mm 程度 ていど の雨量 うりょう をもたらす雨 あめ [ 6] 。
集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう - 積乱雲 せきらんうん が連続 れんぞく して通過 つうか することによりもたらされる、数時間 すうじかん にわたって強 つよ く降 ふ り、100mmから数 すう 百 ひゃく mmの雨量 うりょう をもたらす雨 あめ 。局地 きょくち 的 てき 大雨 おおあめ が連続 れんぞく するもの[ 7] 。
本 ほん 項 こう ではこの両方 りょうほう について述 の べる。なお気象庁 きしょうちょう は、災害 さいがい の恐 おそ れのある雨 あめ を「大雨 おおあめ 」[ 8] 、著 いちじる しい災害 さいがい に至 いた った雨 あめ を「豪雨 ごうう 」[ 9] と呼 よ んでいて、「豪雨 ごうう 」「集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう 」は過去 かこ の災害 さいがい に対 たい してのみ用 もち い、これから起 お こる大雨 おおあめ に対 たい しては用 もち いない[ 7] [ 9] 。
学術 がくじゅつ 的 てき には、「大雨 おおあめ 」は単 たん に大量 たいりょう の雨 あめ が降 ふ ること、「豪雨 ごうう 」は空間 くうかん 的 てき ・時間 じかん 的 てき にまとまって災害 さいがい をもたらすような雨 あめ が降 ふ ること、「集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう 」は空間 くうかん 的 てき ・時間 じかん 的 てき な集中 しゅうちゅう が顕著 けんちょ な豪雨 ごうう を指 さ すとされるが、区別 くべつ は明確 めいかく ではない[ 4] 。
似 に たような言葉 ことば として、雨 あめ の降 ふ る範囲 はんい に関係 かんけい なく短 みじか い時間 じかん に多 おお くの雨 あめ が降 ふ る事 こと を指 さ す「短時間 たんじかん 強 きょう 雨 う 」[ 10] 、雨 あめ の継続 けいぞく 時間 じかん に関係 かんけい なく狭 せま い範囲 はんい に多 おお くの雨 あめ が降 ふ る事 こと を指 さ す「局地 きょくち 豪雨 ごうう 」、予測 よそく が困難 こんなん な突発 とっぱつ 的 てき な大雨 おおあめ を指 さ す「ゲリラ豪雨 ごうう 」[ 11] がある。これらは、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう とされる事例 じれい に対 たい しても用 もち いられる場合 ばあい がある。
集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう の概念 がいねん は各国 かっこく 共通 きょうつう のものではないが、類似 るいじ 語 ご がある。英語 えいご には突然 とつぜん の激 はげ しい雨 あめ 、土砂降 どしゃぶ りを意味 いみ する"cloudburst "[ 12] 、"downpour "などの言葉 ことば がある。韓国 かんこく 語 ご では日本語 にほんご がそのまま移入 いにゅう され"집중호우 "(集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう )として用 もち いられている。
集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう という用語 ようご が初 はじ めて公 おおやけ に使用 しよう されたのは、1953年 ねん 8月 がつ 14日 にち -15日 にち にかけて京都 きょうと 府 ふ の木津川 きづがわ 上 うえ 流域 りゅういき で発生 はっせい した雷雨 らいう 性 せい の大雨 おおあめ (南山城 みなみやましろ 豪雨 ごうう 、南山城 みなみやましろ 水害 すいがい をひきおこした)に関 かん する、1953年 ねん 8月 がつ 15日 にち の朝日新聞 あさひしんぶん 夕刊 ゆうかん の報道 ほうどう 記事 きじ とされている。この報道 ほうどう 以降 いこう 、主 おも に新聞 しんぶん などで使 つか われはじめ、一般 いっぱん 語 ご としても気象 きしょう 用語 ようご としても定着 ていちゃく していった[ 1] [ 13] 。また、用例 ようれい はあったが普及 ふきゅう していなかった「ゲリラ豪雨 ごうう 」という呼称 こしょう は、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう が日本 にっぽん 国内 こくない 各地 かくち で続発 ぞくはつ した2008年 ねん 夏 なつ 以降 いこう 一般 いっぱん に広 ひろ く使用 しよう されるようになった[ 注 ちゅう 1] 。
一般 いっぱん 的 てき に、地面 じめん に対 たい して水平 すいへい 方向 ほうこう に発達 はったつ する層状 そうじょう の雲 くも (乱層雲 らんそううん など)に比 くら べて、地面 じめん に対 たい して垂直 すいちょく 方向 ほうこう に発達 はったつ する積雲 せきうん や積乱雲 せきらんうん の方 ほう が、激 はげ しい雨 あめ (驟雨 しゅうう )をもたらす。これには、積雲 せきうん や積乱雲 せきらんうん の内部 ないぶ の対流 たいりゅう (積雲 せきうん 対流 たいりゅう )が関係 かんけい している。積雲 せきうん や積乱雲 せきらんうん がもくもくと発達 はったつ して急激 きゅうげき に雲 くも 頂 いただき の高 たか さを増 ま すことからも分 わ かるように、積雲 せきうん 対流 たいりゅう 中 ちゅう の上昇 じょうしょう 流 りゅう の速度 そくど は他 た の循環 じゅんかん による上昇 じょうしょう 流 りゅう に比 くら べて桁違 けたちが いに大 おお きく[ 注 ちゅう 2] 、これによって雲 くも 中 ちゅう で雨粒 あまつぶ や氷 こおり 晶 あきら の急激 きゅうげき な発達 はったつ が起 お こり、激 はげ しい雨 あめ となる[ 14] 。
にわか雨 あめ と局地 きょくち 的 てき 大雨 おおあめ ・集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう の違 ちが い[ 編集 へんしゅう ]
発達 はったつ した積乱雲 せきらんうん の例 れい (スペースシャトル より撮影 さつえい )。こうした雲 くも の発達 はったつ のほか、世代 せだい 交代 こうたい 、移動 いどう 経路 けいろ などが豪雨 ごうう になるかならないかを左右 さゆう する。
先 さき の説明 せつめい の通 とお り積雲 せきうん や積乱雲 せきらんうん は激 はげ しい雨 あめ をもたらすものの、そうした雨 あめ の多 おお くは、散発 さんぱつ 的 てき で急 きゅう に降 お りだしてすぐ止 や んでしまう一過 いっか 性 せい の雨 あめ (にわか雨 あめ [ 注 ちゅう 3] [ 15] )である[ 16] 。例 たと えば、日本 にっぽん の場合 ばあい は夏 なつ に散発 さんぱつ 的 てき な積乱雲 せきらんうん が発生 はっせい しいわゆる夕立 ゆうだち をもたらすが、その多 おお くがにわか雨 あめ で、夕立 ゆうだち の積乱雲 せきらんうん のすべてが集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう を降 ふ らせるわけではない[ 5] 。
これは、にわか雨 あめ の時 とき には、複数 ふくすう の積乱雲 せきらんうん の塊 かたまり (降水 こうすい セル )が雑然 ざつぜん と集 あつ まっていてそれぞれが独立 どくりつ 的 てき に活動 かつどう しているからである。このようなタイプの降水 こうすい セルをシングルセル(single cell、単一 たんいつ セル)といい、雷雨 らいう の分類 ぶんるい 上 じょう は「気団 きだん 性 せい 雷雨 らいう 」という。上空 じょうくう が単一 たんいつ の気団 きだん に覆 おお われていて、一般 いっぱん 風 ふう [ 注 ちゅう 4] の鉛直 えんちょく 方向 ほうこう でのシアー が弱 よわ いときに発生 はっせい しやすい[ 16] 。
降水 こうすい セルの大 おお きさはふつう、水平 すいへい 方向 ほうこう に5 - 15km、寿命 じゅみょう はおおむね30 - 60分 ふん ほどで、雨 あめ はその中 なか でも30分 ふん 程度 ていど しか続 つづ かない。そのため、降水 こうすい セルが雑然 ざつぜん と集 あつ まっただけでは雨 あめ が長続 ながつづ きしない[ 17] [ 18] 。
しかし、大気 たいき が不安定 ふあんてい であるなどの要因 よういん で積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ すると、雨量 うりょう が増 ま して数 すう 十 じゅう 分 ふん で数 すう 十 じゅう mm程度 ていど に達 たっ する。このような雨 あめ を気象庁 きしょうちょう の呼 よ び方 かた では「局地 きょくち 的 てき 大雨 おおあめ 」という[ 5] [ 6] 。
そしてさらに条件 じょうけん が整 ととの うと、1時 じ 間 あいだ で数 すう 十 じゅう mmの局地 きょくち 的 てき 大雨 おおあめ が数時間 すうじかん あるいはそれ以上 いじょう 継続 けいぞく し、総 そう 雨量 うりょう が数 すう 百 ひゃく mmに達 たっ して気象庁 きしょうちょう が呼 よ ぶような「集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう 」となる。その条件 じょうけん は、寿命 じゅみょう が限 かぎ られた積乱雲 せきらんうん が世代 せだい 交代 こうたい をして次々 つぎつぎ と発生 はっせい ・発達 はったつ し、かつその積乱雲 せきらんうん 群 ぐん が連続 れんぞく して同 おな じ地域 ちいき を通過 つうか することである[ 5] 。
局地 きょくち 的 てき 大雨 おおあめ も集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう も、1つ1つの積乱雲 せきらんうん (降水 こうすい セル)の寿命 じゅみょう は30 - 60分 ふん ほどであるが、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう では積乱雲 せきらんうん が世代 せだい 交代 こうたい ながら連続 れんぞく して通過 つうか することで大雨 おおあめ が数時間 すうじかん 以上 いじょう に亘 わた る[ 17] 。なお、特 とく に前線 ぜんせん や台風 たいふう などで、豪雨 ごうう をもたらす大気 たいき 場 じょう がほとんど変化 へんか しない状況 じょうきょう 下 か 、稀 まれ に十 じゅう 数 すう 時 じ 間 あいだ から数日 すうじつ に亘 わた って強 つよ い雨 あめ が続 つづ く場合 ばあい もある。ただその場合 ばあい も、雨量 うりょう は例 たと えば2 - 3時 じ 間 あいだ の周期 しゅうき で増減 ぞうげん するなど変化 へんか を示 しめ すことが知 し られている[ 19] 。
このような世代 せだい 交代 こうたい は、降水 こうすい セルが線 せん 状 じょう あるいは団塊 だんかい 状 じょう にまとまるマルチセル型 がた 雷雨 らいう にみられるほか、単一 たんいつ の巨大 きょだい な降水 こうすい セル(スーパーセル )によるスーパーセル型 がた 雷雨 らいう にも見 み られる。マルチセル型 がた 雷雨 らいう はメソ対流 たいりゅう 系 けい と呼 よ ばれる複数 ふくすう セル間 あいだ の相互 そうご 作用 さよう により生 しょう じ、一般 いっぱん 風 ふう の鉛直 えんちょく 方向 ほうこう でのシアー が強 つよ いとき[ 注 ちゅう 5] に発生 はっせい しやすい[ 16] [ 20] 。
また、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう の範囲 はんい は、おおむね水平 すいへい 方向 ほうこう に2 - 200km(メソβ べーた (ベータ)スケールからメソγ がんま (ガンマ)スケール )程度 ていど である[ 21] 。日本 にっぽん における梅雨 つゆ 前線 ぜんせん 帯 たい での豪雨 ごうう でも、個々 ここ の事象 じしょう は概 おおむ ね100km程度 ていど である。しかし年 とし によっては、梅雨 つゆ 前線 ぜんせん による豪雨 ごうう が日本 にっぽん 列島 れっとう 各地 かくち を右往左往 うおうさおう しながら数 すう 週間 しゅうかん もの長期 ちょうき に亘 わた り断続 だんぞく 的 てき に豪雨 ごうう をもたらすことがある(例 たと えば、昭和 しょうわ 47年 ねん 7月 がつ 豪雨 ごうう などがある)[ 19] 。
バックビルディングを単純 たんじゅん 化 か した模 も 式 しき 図 ず
バックビルディングを生 しょう じさせる気流 きりゅう の図 ず
数時間 すうじかん にわたって強 つよ い雨 あめ が続 つづ く「集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう 」をもたらしうるのは、既 すで に述 の べたとおり積乱雲 せきらんうん が世代 せだい 交代 こうたい するマルチセル型 がた 雷雨 らいう やスーパーセル型 がた 雷雨 らいう である[ 4] [ 20] 。
マルチセル型 がた 雷雨 らいう の分類 ぶんるい は研究 けんきゅう 者 しゃ により異 こと なる。Bluestein, Jain(1985)はアメリカ オクラホマ での気象 きしょう レーダー観測 かんそく をもとに、破線 はせん (Broken line)型 がた ・バックビルディング(Back building)型 がた ・破面 アランカル (Broken areal)型 がた 、埋 う め込 こ み(Embedded areal)型 がた の4種類 しゅるい に分類 ぶんるい されるとした[ 22] [ 23] 。これに対 たい し、マルチセル・ライン(Multicell line)型 がた とマルチセル・クラスター(Multicell cluster)型 がた の2種 しゅ に分 わ けられるとする資料 しりょう もある[ 24] 。小倉 おぐら (1991)はBluesteinらの分類 ぶんるい を踏 ふ まえて1980年代 ねんだい の集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう 13例 れい を分類 ぶんるい し、ほとんどがバックビルディング型 がた であることを報告 ほうこく している[ 25] 。日本 にっぽん で発生 はっせい する集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう では、クラスター型 がた も観測 かんそく されているが、バックビルディング型 がた のものが多 おお い。
バックビルディング型 がた とは、成長 せいちょう 期 き ・成熟 せいじゅく 期 き ・衰退 すいたい 期 き など異 こと なるステージの複数 ふくすう の降水 こうすい セル(積乱雲 せきらんうん )が線 せん 状 じょう に並 なら びつつ一般 いっぱん 風 ふう の方向 ほうこう に移動 いどう しており、成熟 せいじゅく 期 き や衰退 すいたい 期 き のセルからの冷気 れいき 外出 がいしゅつ 流 りゅう により移動 いどう 方向 ほうこう とは反対 はんたい の風上 かざかみ 方向 ほうこう に新 あら たなセル(積乱雲 せきらんうん )が生 う まれる[ 注 ちゅう 6] タイプのものをいう。日本 にっぽん の梅雨 つゆ 期 き の事例 じれい として、加藤 かとう 、郷田 ごうだ (2001)は1998年 ねん 8月 がつ 上旬 じょうじゅん に新潟 にいがた 県 けん 下越 しもごえ ・佐渡 さわたり で起 お きた集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう (平成 へいせい 10年 ねん 8月 がつ 新潟 にいがた 豪雨 ごうう )を解析 かいせき し、梅雨 つゆ 前線 ぜんせん 上 じょう の一部 いちぶ で対流 たいりゅう 活動 かつどう が一定 いってい 以上 いじょう 継続 けいぞく すると収束 しゅうそく が生 しょう じ、風上 かざかみ 方向 ほうこう に新 あら たなセルを生 う む原因 げんいん になると報告 ほうこく している[ 25] 。このメカニズムが線 せん 状 じょう 降水 こうすい 帯 たい を発生 はっせい させる要因 よういん と考 かんが えられている。
一方 いっぽう 、その1998年 ねん 下越 しもごえ ・佐渡 さど の集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう では、降水 こうすい 帯 たい の先端 せんたん だけではなく側 がわ 方 かた からも積乱雲 せきらんうん が湧 わ き出 だ す現象 げんしょう が観測 かんそく された。小倉 おぐら はこのタイプをBluesteinらの分類 ぶんるい に倣 なら ってバックアンドサイドビルディング (Back and Side building)型 かた と名付 なづ け、瀬古 せこ (2001)、津口 つくち 、榊原 さかきばら (2005)らがこれを論文 ろんぶん に用 もち い、日本 にっぽん で用 もち いられるようになっている[ 25] 。
これら2つはいずれも降水 こうすい セルの長径 ちょうけい 方向 ほうこう と一般 いっぱん 風 ふう の風向 ふうこう が近 ちか いものだが、降水 こうすい セルの長径 ちょうけい 方向 ほうこう に対 たい して一般 いっぱん 風 ふう の風向 ふうこう が直角 ちょっかく のマルチセルも存在 そんざい する。これは一般 いっぱん 的 てき にはスコールライン と呼 よ ばれるが、瀬古 せこ (2010)、草 くさ 開 はだか ら(2011)は先述 せんじゅつ の名付 なづ け方 かた に倣 なら う形 かたち でスコールライン型 がた と呼 よ んでいる[ 26] [ 27] 。
100 - 300km程度 ていど の大 おお きさの積乱雲 せきらんうん の大 おお きな塊 かたまり を雲 くも クラスターという。熱帯 ねったい ではよく見 み られるほか、東 ひがし アジアの梅雨 つゆ 前線 ぜんせん 帯 たい や北 きた アメリカでも見 み られる。北 きた アメリカのものは特 とく にメソ対流 たいりゅう 複 ふく 合体 がったい (Mesoscale convective complex ) と呼 よ ばれて研究 けんきゅう が行 おこな われている。雲 くも クラスターは更 さら にメソβ べーた スケール(20 - 200km)、更 さら にその中 なか にもメソγ がんま スケール(2 - 20km)の対流 たいりゅう システム(メソ対流 たいりゅう 系 けい )があり、階層 かいそう 構造 こうぞう を持 も っている。これらの系 けい は、大 おお きな系 けい が小 ちい さな系 けい を強化 きょうか させる時 とき もあれば逆 ぎゃく もあり、相互 そうご 作用 さよう を持 も っている[ 28] 。
基本 きほん 的 てき 要因 よういん は次 つぎ の通 とお り。
数時間 すうじかん 続 つづ くような「集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう 」の環境 かんきょう 要因 よういん
上空 じょうくう の一般 いっぱん 風 ふう が強 つよ く鉛直 えんちょく 方向 ほうこう にシアーがあること。一般 いっぱん 風 ふう が強 つよ いと線 せん 状 じょう のメソ対流 たいりゅう 系 けい が発達 はったつ する[ 18] 。
1時間 じかん 以内 いない の継続 けいぞく 時間 じかん で時間 じかん 雨量 うりょう 100mmを超 こ えるような猛烈 もうれつ な「局地 きょくち 的 てき 大雨 おおあめ 」(いわゆる「ゲリラ豪雨 ごうう 」)の環境 かんきょう 要因 よういん
上空 じょうくう の一般 いっぱん 風 ふう が弱 よわ く、かつ下層 かそう に相当 そうとう 温 ぬる 位 くらい が非常 ひじょう に高 たか い領域 りょういき があること。積乱雲 せきらんうん が急速 きゅうそく に発達 はったつ する。一般 いっぱん 風 ふう が弱 よわ いのは通常 つうじょう のにわか雨 あめ と同 おな じ環境 かんきょう で、メソ対流 たいりゅう 系 けい の様 よう な組織 そしき 化 か はあまり見 み られない[ 18] 。
集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう が起 お きるとき、積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ し、それがメソ対流 たいりゅう 系 けい を形成 けいせい して積乱雲 せきらんうん が世代 せだい 交代 こうたい しながら同 おな じ地域 ちいき を連続 れんぞく して通過 つうか するような環境 かんきょう 要因 よういん がいくつか挙 あ げられる。次 つぎ より3セクションに分 わ けて説明 せつめい する。
積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ する環境 かんきょう 要因 よういん として、以下 いか が挙 あ げられる。すべてが揃 そろ わなくとも、例 たと えば下層 かそう の相当 そうとう 温 ゆたか 位 い が非常 ひじょう に高 たか いときには上空 じょうくう に寒気 さむけ が無 な くても積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ するような場合 ばあい がある[ 18] 。
下層 かそう の相当 そうとう 温 ぬる 位 くらい が高 たか いこと
相当 そうとう 温 ぬる 位 くらい が高 たか い(=暖 あたた かく湿 しめ った)大気 たいき が流 なが れ込 こ むことを暖 だん 湿 しめ 流 りゅう の流入 りゅうにゅう という。相当 そうとう 温 ぬる 位 くらい が高 たか い領域 りょういき では、下層 かそう の収束 しゅうそく などの働 はたら きで上昇 じょうしょう 気流 きりゅう が起 お こったときに、積乱雲 せきらんうん が発生 はっせい しやすく発達 はったつ しやすい[ 注 ちゅう 7] 。また、相当 そうとう 温 ぬる 位 くらい が高 たか いほど雲 くも 底 そこ 高度 こうど が低 ひく くなり、冷気 れいき 域 いき の広 ひろ がりが抑 おさ えられる働 はたら きによって、積乱雲 せきらんうん の世代 せだい 交代 こうたい が通常 つうじょう よりも親 おや 雲 くも に近 ちか いところで起 お き、雨雲 あまぐも の移動 いどう が抑制 よくせい される傾向 けいこう にある[ 18] 。
なお、湿舌 しつぜつ といって細長 ほそなが い舌 した の様 よう な形 かたち をした相当 そうとう 温 ゆたか 位 い の高 たか い領域 りょういき が現 あらわ れることがあり、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう と関連 かんれん があることが知 し られている。ただし、高度 こうど 約 やく 3,000m(700hPa面 めん )や約 やく 1,500m(850hPa面 めん )における湿舌 しつぜつ に限 かぎ ると[ 29] 対流 たいりゅう 活動 かつどう が活発 かっぱつ な領域 りょういき を示 しめ しているに過 す ぎず、積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ しやすい領域 りょういき (集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう が発生 はっせい する可能 かのう 性 せい がある領域 りょういき )はその南側 みなみがわ に分布 ぶんぷ する。一方 いっぽう 、高度 こうど 約 やく 500m(950hPa面 めん )に限 かぎ る場合 ばあい は積乱雲 せきらんうん の発達 はったつ が始 はじ まる層 そう で相当 そうとう 温 ぬる 位 くらい の高 たか い領域 りょういき を直接 ちょくせつ 示 しめ しており、積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ しやすい領域 りょういき に重 かさ なる。日本 にっぽん 付近 ふきん では、高度 こうど 約 やく 500mで相当 そうとう 温 ぬる 位 くらい 355K 以上 いじょう の領域 りょういき では集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう が発生 はっせい する可能 かのう 性 せい がある[ 18] [ 30] 。特 とく に、梅雨 つゆ 前線 ぜんせん 帯 たい の集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう の場合 ばあい は、湿舌 しつぜつ や下層 かそう ジェット が現 あらわ れることが多 おお い[ 31] 。
上空 じょうくう に寒気 さむけ や乾燥 かんそう した大気 たいき の流入 りゅうにゅう があること
上空 じょうくう の大気 たいき が周囲 しゅうい より冷 つめ たかったり乾燥 かんそう していたりすると、下層 かそう の収束 しゅうそく などの働 はたら きで上昇 じょうしょう 気流 きりゅう が起 お こったときに、積乱雲 せきらんうん が発生 はっせい しやすく発達 はったつ しやすい[ 注 ちゅう 8] 。上空 じょうくう では高緯度 こういど からの寒気 さむけ が移流 いりゅう することがあるほか、気圧 きあつ の谷 たに が通過 つうか した時 とき に下層 かそう からの乾 かわ いた上昇 じょうしょう 気流 きりゅう により気温 きおん が低下 ていか したり、高 こう 渦 うず 位 い 域 いき (寒冷 かんれい 渦 うず )が通過 つうか した時 とき に気温 きおん が低下 ていか したりする[ 18] 。
下層 かそう に収束 しゅうそく があること
下層 かそう (地表 ちひょう から上空 じょうくう 1,500m付近 ふきん までの対流圏 たいりゅうけん 下部 かぶ )に収束 しゅうそく があることで、上昇 じょうしょう 流 りゅう が発生 はっせい し、積乱雲 せきらんうん の発生 はっせい ・発達 はったつ を促 うなが す。収束 しゅうそく を発生 はっせい させるのは、前線 ぜんせん 帯 おび のほか、山脈 さんみゃく などの地形 ちけい による強制 きょうせい 的 てき な上昇 じょうしょう 流 りゅう もがある[ 18] 。
メソ対流 たいりゅう 系 けい (線 せん 状 じょう 降水 こうすい 帯 たい )の形成 けいせい に関 かか わる環境 かんきょう 要因 よういん として以下 いか が挙 あ げられる。
バックビルディング型 がた の環境 かんきょう 要因 よういん
下層 かそう と中層 ちゅうそう の風向 ふうこう が同 おな じで、下層 かそう が弱 よわ く、中層 ちゅうそう が強 つよ いこと。下層 かそう では積乱雲 せきらんうん 消滅 しょうめつ 期 き に冷気 れいき 域 いき ができ、これに乗 の り上 あ げる形 かたち で風上 かざかみ に上昇 じょうしょう 流 りゅう ができて新 あら たな積乱雲 せきらんうん が発生 はっせい する。下層 かそう の風 かぜ が弱 よわ く冷気 れいき 域 いき の広 ひろ がりが抑 おさ えられていればこれがほとんど移動 いどう しないため、長時間 ちょうじかん 同 おな じ所 しょ から雲 くも が湧 わ き続 つづ ける。一方 いっぽう 、中層 ちゅうそう の強 つよ い風 ふう によって積乱雲 せきらんうん 本体 ほんたい は同 おな じ方向 ほうこう に流 なが されるづけるので長時間 ちょうじかん 同 おな じところに雨 あめ が降 ふ り続 つづ けることになる[ 32] 。
下層 かそう と中層 ちゅうそう の風向 ふうこう が正 せい 反対 はんたい であること。この場合 ばあい でも長時間 ちょうじかん 同 おな じ所 しょ から雲 くも が湧 わ き続 つづ け、同 おな じ所 しょ に雨 あめ が降 ふ り続 つづ ける。ただし、あまり起 お こらない。
バックアンドサイドビルディング型 がた の環境 かんきょう 要因 よういん
下層 かそう の風向 ふうこう が、中層 ちゅうそう の風向 ふうこう に対 たい して直角 ちょっかく に近 ちか い方向 ほうこう であること[ 33] 。
スコールライン型 がた の環境 かんきょう 要因 よういん
下層 かそう と中層 ちゅうそう の風向 ふうこう が正 せい 反対 はんたい であること[ 34] 。
総 そう 観 かん 規模 きぼ から見 み た環境 かんきょう 要因 よういん [ 編集 へんしゅう ]
一般 いっぱん 的 てき な天気 てんき 図 ず で確認 かくにん できる総 そう 観 かん スケール の現象 げんしょう では、前線 ぜんせん 、熱帯 ねったい 低 てい 気圧 きあつ (台風 たいふう )、温帯 おんたい 低 てい 気圧 きあつ 、寒冷 かんれい 低 てい 気圧 きあつ (寒冷 かんれい 渦 うず )[ 注 ちゅう 9] の付近 ふきん で激 はげ しい雨 あめ が起 お こりうる。
前線 ぜんせん の場合 ばあい 、前線 ぜんせん 面 めん が地面 じめん に対 たい して垂直 すいちょく に近 ちか い角度 かくど をとっているところの上空 じょうくう で、強 つよ 雨 う をもたらす積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ しやすい。これは前線 ぜんせん を覆 おお う幅 はば の広 ひろ い層状 そうじょう の雲 くも の先端 せんたん 部 ぶ で起 お こることが多 おお い[ 35] 。寒冷前線 かんれいぜんせん 付近 ふきん に収束 しゅうそく 線 せん や暖 だん 湿 しめ 流 りゅう が重 かさ なると積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ しやすいが、温暖 おんだん 前線 ぜんせん 付近 ふきん 、例 たと えば梅雨 つゆ 前線 ぜんせん 帯 たい の低 てい 気圧 きあつ に付随 ふずい する温暖 おんだん 前線 ぜんせん で集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう が起 お こる例 れい もある[ 4] 。
梅雨 つゆ の時期 じき には、東 ひがし アジアを横切 よこぎ る梅雨 つゆ 前線 ぜんせん 帯 たい の中 なか 、よく報告 ほうこく されている例 れい では中国 ちゅうごく 大陸 たいりく 付近 ふきん で雲 くも クラスターができ、これが東 ひがし に進 すす んでサブシノプティックスケール(1,000km程度 ていど )あるいはメソα あるふぁ スケール(200 - 1,000km)の低 てい 気圧 きあつ に発達 はったつ する過程 かてい で、その中 なか の発達 はったつ した積乱雲 せきらんうん が集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう をもたらすパターンがよくみられる。雲 くも クラスターは気象 きしょう 衛星 えいせい の雲 くも 画像 がぞう で明瞭 めいりょう に確認 かくにん できるが、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう が発現 はつげん するのはその中 なか の限 かぎ られた部分 ぶぶん である[ 4] [ 28] 。
台風 たいふう や熱帯 ねったい 低 てい 気圧 きあつ はそれ自体 じたい が相当 そうとう 温 ぬる 位 くらい の高 たか い空気 くうき で構成 こうせい されており、前線 ぜんせん に近 ちか づくと集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう を起 お こしやすい。また台風 たいふう は移動 いどう 速度 そくど が速 はや いため全域 ぜんいき で集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう となることは少 すく ないが、スパイラル・バンド や外縁 がいえん 部 ぶ 降雨 こうう 帯 たい の積乱雲 せきらんうん が連続 れんぞく して通過 つうか すると集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう になりやすい。
降水 こうすい の特性 とくせい は気候 きこう により大 おお きく異 こと なる。ここでは世界 せかい の豪雨 ごうう の特徴 とくちょう について述 の べるが、どの程度 ていど の雨量 うりょう から豪雨 ごうう となるかの認識 にんしき が地域 ちいき により異 こと なることにも留意 りゅうい が必要 ひつよう である。
積雲 せきうん 対流 たいりゅう は、凝結 ぎょうけつ 核 かく が少 すく なく過飽和 かほうわ 度 ど が高 たか い海洋 かいよう 性 せい と、反対 はんたい に凝結 ぎょうけつ 核 かく が多 おお く過飽和 かほうわ 度 ど が低 ひく い大陸 たいりく 性 せい に分 わ けられる。海洋 かいよう 性 せい は主 おも に暖 あたた かい雨 あめ (凍結 とうけつ しない雨 あめ )のプロセスで雨粒 あまつぶ が急速 きゅうそく に成長 せいちょう し、高度 こうど 10km以上 いじょう に発達 はったつ し激 はげ しい雨 あめ を降 ふ らす雲 くも でも、下層 かそう で雨粒 あまつぶ が発達 はったつ する。ただし、特 とく に貿易 ぼうえき 風 ふう 帯 おび では、上空 じょうくう に逆転 ぎゃくてん 層 そう が発達 はったつ するため雲 くも の発達 はったつ が抑 おさ えられ、高度 こうど 2 - 3km程度 ていど までしか雲 くも が発達 はったつ しない例 れい が少 すく なくない。しかし、このような背 せ の低 ひく い雲 くも であっても、海洋 かいよう 性 せい の場合 ばあい は雨粒 あまつぶ の発達 はったつ が速 はや いため時間 じかん 雨量 うりょう 100mmに達 たっ するような猛烈 もうれつ な雨 あめ になる[ 35] 。
大陸 たいりく 性 せい は主 おも に冷 つめ たい雨 あめ (凍結 とうけつ する雨 あめ )のプロセスで雨粒 あまつぶ が成長 せいちょう し、雲 くも の上方 かみがた でできた氷 こおり 晶 あきら が上昇 じょうしょう 気流 きりゅう により落下 らっか と上昇 じょうしょう を繰 く り返 かえ し霰 として成長 せいちょう した後 のち 、融 と けて雨粒 あまつぶ として落下 らっか する。海洋 かいよう 性 せい と違 ちが い、大陸 たいりく 性 せい は上空 じょうくう 高 たか くまで発達 はったつ しなければ激 はげ しい雨 あめ とならない。高度 こうど 5km程度 ていど まで雲 くも が発達 はったつ しても時間 じかん 雨量 うりょう 10mm程度 ていど とする文献 ぶんけん もある[ 35] 。
他方 たほう 、気団 きだん の状況 じょうきょう によって下層 かそう が海洋 かいよう 性 せい 、上層 じょうそう が大陸 たいりく 性 せい となる場合 ばあい があり、このときは下層 かそう で急速 きゅうそく な雨粒 あまつぶ 発達 はったつ 、上層 じょうそう で霰の発達 はったつ という2つのプロセスが同時 どうじ に進行 しんこう して激 はげ しい雨 あめ となる[ 35] 。
周囲 しゅうい との高低 こうてい 差 さ が大 おお きい山脈 さんみゃく の風上 かざかみ 側 がわ 斜面 しゃめん では、そのさらに風上 かざかみ にある平地 ひらち に比 くら べて雨量 うりょう が多 おお くなることが知 し られている。日本 にっぽん においては、山脈 さんみゃく の南側 みなみがわ 斜面 しゃめん に多 おお い。例 たと えば昭和 しょうわ 38年 ねん 台風 たいふう 第 だい 9号 ごう による四国 しこく の総 そう 雨量 うりょう を見 み ると、高知平野 こうちへいや は200 - 400mmの地域 ちいき が分布 ぶんぷ しているのに対 たい して、四国 しこく 山地 さんち はほとんどが400mm以上 いじょう で1,000mmを超 こ える地点 ちてん もあるなど、明 あき らかな差 さ が出 で ている[ 36] 。
また、特定 とくてい の地域 ちいき 特有 とくゆう の線 せん 状 じょう 降水 こうすい 帯 たい が現 あらわ れ豪雨 ごうう となることがある。鹿児島 かごしま 県 けん 西方 にしほう 沖 おき の甑 こしき 島 とう 列島 れっとう から伸 の びる「甑 こしき 島 とう バンド」、長崎 ながさき 県 けん 南部 なんぶ の諫早 いさはや 平野 へいや から伸 の びる「諫早 いさはや バンド」、長崎 ながさき 県 けん 南端 なんたん の長崎 ながさき 半島 はんとう から伸 の びる「長崎 ながさき バンド」などが知 し られている。いずれの地域 ちいき も起伏 きふく があることから地形 ちけい の影響 えいきょう により積雲 せきうん 対流 たいりゅう が生 しょう じているのではないかという仮説 かせつ が立 た てられているが、数値 すうち モデルによるシミュレーションにおいて肯定 こうてい する報告 ほうこく もあれば否定 ひてい する報告 ほうこく もあるなど、はっきりとは証明 しょうめい されていない[ 37] 。
熱帯 ねったい 雨林 うりん が広 ひろ がる地域 ちいき では熱帯 ねったい 収束 しゅうそく 帯 たい (ITCZ)に沿 そ う活発 かっぱつ な積雲 せきうん 対流 たいりゅう による激 はげ しい降水 こうすい が一 いち 年 ねん を通 とお して見 み られる。一方 いっぽう 、雨季 うき と乾季 かんき がある熱帯 ねったい サバナ などの地域 ちいき では熱帯 ねったい 収束 しゅうそく 帯 たい に入 はい る雨季 うき に同 おな じような降水 こうすい が見 み られる。緯度 いど 20 - 35度 ど 付近 ふきん の中 なか 緯度 いど の大陸 たいりく 東側 ひがしがわ では、夏季 かき は亜熱帯 あねったい 高気圧 こうきあつ の西 にし 縁 えん となるため湿 しめ った南風 みなみかぜ により大気 たいき が不安定 ふあんてい となり時折 ときおり 激 はげ しい降水 こうすい がみられる一方 いっぽう 、冬季 とうき は寒帯 かんたい 前線 ぜんせん の南下 なんか により温帯 おんたい 低 てい 気圧 きあつ が通過 つうか し稀 まれ に激 はげ しい降水 こうすい が見 み られる。また緯度 いど 40 - 55度 ど 付近 ふきん の高緯度 こういど の地域 ちいき では寒帯 かんたい 前線 ぜんせん に沿 そ う温帯 おんたい 低 てい 気圧 きあつ の活動 かつどう が活発 かっぱつ で稀 まれ に激 はげ しい降水 こうすい が見 み られる[ 38] 。
また、雷雨 らいう の発生 はっせい 頻度 ひんど からみても、熱帯 ねったい 雨林 うりん や熱帯 ねったい サバナ地域 ちいき では頻度 ひんど がかなり高 たか いほか、中 ちゅう 緯度 いど の大陸 たいりく 東側 ひがしがわ でも頻度 ひんど が高 たか い。前者 ぜんしゃ は大気 たいき の不安定 ふあんてい 度 ど が高 たか く積雲 せきうん 対流 たいりゅう が発達 はったつ しやすいため、後者 こうしゃ は特 とく に夏季 かき に対流圏 たいりゅうけん 下層 かそう で暖 だん 湿 しめ 流 りゅう が流 なが れ込 こ んで大気 たいき が不安定 ふあんてい 化 か しやすいため[ 注 ちゅう 10] である[ 38] 。一方 いっぽう 、海洋 かいよう は前述 ぜんじゅつ と同 おな じ緯度 いど 帯 たい にあっても雷雨 らいう の頻度 ひんど が少 すく ないが[ 38] 、その原因 げんいん として海洋 かいよう では積乱雲 せきらんうん 中 ちゅう での霰の形成 けいせい が活発 かっぱつ ではないこと(雷 かみなり は霰の形成 けいせい に密接 みっせつ に関 かか わっている)が挙 あ げられる[ 35] 。
単位 たんい 時間 じかん 当 あ たりの降水 こうすい 量 りょう の極 きょく 値 ち で見 み ると、地球 ちきゅう 上 じょう では日 にち 降水 こうすい 量 りょう は約 やく 2,000mm、1時 じ 間 あいだ 降水 こうすい 量 りょう は約 やく 400mm、10分間 ふんかん 降水 こうすい 量 りょう は約 やく 150mmがそれぞれ限界 げんかい と考 かんが えられている。なお、数日 すうじつ 間 あいだ から1日間 にちかん の極 きょく 値 ち は熱帯 ねったい の地域 ちいき 、1日間 にちかん から1時 じ 間 あいだ の極 きょく 値 ち は亜熱帯 あねったい の地域 ちいき であるのに対 たい し、1時 じ 間 あいだ から1分間 ふんかん の極 きょく 値 ち は熱帯 ねったい から中 ちゅう 緯度 いど まで様々 さまざま な地域 ちいき で記録 きろく されている[ 39] 。
激 はげ しい雨 あめ の時 とき の大気 たいき 場 じょう についても気候 きこう による差 さ が見 み られる。日本 にっぽん では積乱雲 せきらんうん の内外 ないがい に亘 わた って対流圏 たいりゅうけん 内 ない が広 ひろ く湿潤 しつじゅん な場合 ばあい が多 おお い一方 いっぽう 、大陸 たいりく 、例 たと えばアメリカのテキサス州 しゅう などでは対流圏 たいりゅうけん 内 ない が全 ぜん 層 そう に亘 わた って乾燥 かんそう していて雲 くも 域 いき だけが湿潤 しつじゅん な場合 ばあい が多 おお く、この環境 かんきょう で生 しょう じる積乱雲 せきらんうん は雲 くも 頂 いただき 高度 こうど が15kmにも達 たっ することが珍 めずら しくなく、大 おお きな雹 、メソハイの発達 はったつ 、強 つよ い下降 かこう 気流 きりゅう など日本 にっぽん とは異 こと なる特徴 とくちょう を有 ゆう する。よって、気候 きこう の異 こと なる地域 ちいき の豪雨 ごうう を扱 あつか う際 さい には注意 ちゅうい が必要 ひつよう である[ 40] 。
日本 にっぽん における集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう は、発生 はっせい 時期 じき で見 み ると梅雨 つゆ の時期 じき 、特 とく に梅雨 つゆ 末期 まっき が多 おお い[ 38] 。
また、梅雨 つゆ 明 あ け後 ご の盛夏 せいか 期 き を中心 ちゅうしん に、太平洋 たいへいよう 高気圧 こうきあつ の西 にし の辺 あたり 縁 えん 部 ぶ で集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう が起 お こる例 れい がある。これは、この時期 じき に多 おお く現 あらわ れる、高温 こうおん 高 だか 湿 しめ な東南 とうなん アジア方面 ほうめん の熱帯 ねったい モンスーン気団 きだん が暖 だん 湿 しめ 流 りゅう として高気圧 こうきあつ 沿 ぞ いに流 なが れ込 こ む大気 たいき 場 じょう において、何 なん らかの要因 よういん で収束 しゅうそく が生 しょう じると積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ し豪雨 ごうう となるためである。なお、上空 じょうくう の気圧 きあつ の谷 たに 通過 つうか など別 べつ の要因 よういん がある場合 ばあい もある[ 41] 。
地域 ちいき 的 てき には、年間 ねんかん を通 とお して見 み ると、1時 じ 間 あいだ 程度 ていど の短時間 たんじかん の局地 きょくち 的 てき 大雨 おおあめ は日本 にっぽん 国内 こくない で広 ひろ く見 み られる一方 いっぽう 、1日 にち 程度 ていど 続 つづ く長時間 ちょうじかん の集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう は暖 だん 湿 しめ 流 りゅう が流 なが れ込 こ みやすい九州 きゅうしゅう や関東 かんとう 地方 ちほう 以西 いせい の太平洋 たいへいよう 側 がわ に多 おお い傾向 けいこう がある[ 42] 。梅雨 つゆ 期 き に限 かぎ ると、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう は西日本 にしにほん (特 とく に九州 きゅうしゅう ・中国 ちゅうごく 地方 ちほう )に多 おお いが、東日本 ひがしにっぽん ・中 ちゅう 日本 にっぽん でも起 お こらないわけではない[ 4] [ 43] 。
単位 たんい 時間 じかん 当 あ たりの雨量 うりょう の極 きょく 値 ち で見 み ても、10分間 ふんかん 雨量 うりょう は国内 こくない どこも近 ちか い値 ね であり差 さ が小 ちい さい一方 いっぽう 、1時 じ 間 あいだ 雨量 うりょう は差 さ が現 あらわ れ始 はじ め、1日 にち ・24時 じ 間 あいだ 雨量 うりょう になると南 みなみ の地方 ちほう ほど多 おお く特 とく に南側 みなみがわ の斜面 しゃめん 沿 ぞ いの地点 ちてん で多 おお くなる傾向 けいこう が顕著 けんちょ になる。これは、10分 ふん 程度 ていど の短時間 たんじかん の雨量 うりょう は単一 たんいつ の積乱雲 せきらんうん に起因 きいん することに対 たい して、長時間 ちょうじかん の雨量 うりょう は積乱雲 せきらんうん の連続 れんぞく 通過 つうか に起因 きいん するためである。なお、10分間 ふんかん 雨量 うりょう の極 きょく 値 ち は可 か 降水 こうすい 量 りょう に近 ちか い値 ね になると考 かんが えられており、日本 にっぽん では40 - 50mm程度 ていど と考 かんが えられている[ 44] 。
近年 きんねん では、線 せん 状 じょう 降水 こうすい 帯 たい の発生 はっせい に大 おお きく関与 かんよ しているとされる大量 たいりょう の水蒸気 すいじょうき を運 はこ ぶ現象 げんしょう である「大気 たいき の川 かわ 」と呼 よ ばれる地球 ちきゅう レベルの遠隔 えんかく 相関 そうかん 作用 さよう に注目 ちゅうもく が集 あつ まっている。
降水 こうすい 量 りょう に占 し める豪雨 ごうう のインパクト[ 編集 へんしゅう ]
6・7月 がつ の日 ひ 降水 こうすい 量 りょう 階級 かいきゅう 毎 ごと の降水 こうすい 量 りょう への寄与 きよ 度 ど (1951 - 1980年 ねん 平均 へいきん )[ 45]
階級 かいきゅう
鹿児島 かごしま 市 し
千葉 ちば 県 けん 銚子 ちょうし 市 し
日数 にっすう
階級 かいきゅう 毎 ごと 降水 こうすい 量 りょう
日数 にっすう
階級 かいきゅう 毎 ごと 降水 こうすい 量 りょう
>100mm/日 にち
1.6日 にち
200mm
0.1日 にち
10mm
50 - 100mm/日 にち
3.6日 にち
260mm
0.9日 にち
50mm
20 - 50mm/日 にち
7.0日 にち
230mm
3.4日 にち
100mm
10 - 20mm/日 にち
4.2日 にち
50mm
3.9日 にち
50mm
1 - 10mm/日 にち
10.9日 にち
50mm
11.9日 にち
50mm
0.1 - 1mm/日 にち
15.3日 にち
10mm
16.8日 にち
10mm
6・7月 がつ 総 そう 雨量 うりょう
約 やく 800mm
約 やく 270mm
大雨 おおあめ による降水 こうすい はその地域 ちいき の水 みず 環境 かんきょう に大 おお きな影響 えいきょう 力 りょく を持 も っている。大雨 おおあめ となる日数 にっすう は少 すく なくても、降水 こうすい 量 りょう に占 し める大雨 おおあめ の割合 わりあい は高 たか く、数 すう か月 げつ 間 あいだ や年間 ねんかん といったより長 なが い期間 きかん の期間 きかん 降水 こうすい 量 りょう が大雨 おおあめ に大 おお きく左右 さゆう されるためである。その影響 えいきょう 力 りょく は、降水 こうすい 量 りょう を一 いち 日 にち を単位 たんい とした値 ね (日 にち 降水 こうすい 量 りょう )により階級 かいきゅう 区分 くぶん し、各 かく 階級 かいきゅう に区分 くぶん される日数 にっすう の比率 ひりつ と、各 かく 階級 かいきゅう の期間 きかん 降水 こうすい 量 りょう に対 たい する寄与 きよ 度 ど とを対比 たいひ することで理解 りかい できる。例 たと えば、日本 にっぽん の大 だい 部分 ぶぶん で雨量 うりょう が多 おお い梅雨 つゆ 期 き (6 - 7月 がつ )に実際 じっさい に降水 こうすい 量 りょう が多 おお い九州 きゅうしゅう ・四国 しこく ・本州 ほんしゅう についてみると、当該 とうがい 2か月 げつ 間 あいだ の降水 こうすい 量 りょう は、わずか数日 すうじつ 間 あいだ でその1/2が集中 しゅうちゅう している。右 みぎ 表 ひょう の鹿児島 かごしま を例 れい に説明 せつめい すれば、期間 きかん 降水 こうすい 量 りょう は800mmだが、5.2日間 にちかん (日数 にっすう で約 やく 8.5%)で全体 ぜんたい の1/2以上 いじょう を占 し める460mmの雨 あめ が降 ふ り、わずか1.6日間 にちかん (約 やく 2.6%)で全体 ぜんたい の1/4に当 あ たる200mmの雨 あめ が降 ふ っている(日数 にっすう 、降水 こうすい 量 りょう はともに30年間 ねんかん 平均 へいきん の平年 へいねん 値 ち )[ 45] 。
雨雲 あまぐも レーダー(Xバンド)で見 み る線 せん 状 じょう 降水 こうすい 帯 たい 。2017年 ねん 7月 がつ 18日 にち 、新潟 にいがた 県 けん
集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう を実際 じっさい に観測 かんそく する方法 ほうほう は主 おも に気象 きしょう レーダー と雨量 うりょう 計 けい 。レーダーは雨雲 あまぐも や降水 こうすい 強度 きょうど の空間 くうかん 的 てき 分布 ぶんぷ を細密 さいみつ に観測 かんそく できる半面 はんめん 、帯域 たいいき にっては強 つよ 雨 う 時 じ に減衰 げんすい が強 つよ いため観測 かんそく 範囲 はんい が狭 せま くなってしまったり、従来 じゅうらい の非 ひ 偏 へん 波 は レーダーは小 ちい さい雨滴 うてき が高密度 こうみつど で存在 そんざい すると、強度 きょうど を過大 かだい 評価 ひょうか してしまうなどの欠点 けってん がある。一方 いっぽう 雨量 うりょう 計 けい は、レーダーに比 くら べると正確 せいかく な値 ね が得 え られる半面 はんめん 、設置 せっち 箇所 かしょ が限 かぎ られ空間 くうかん 的 てき な把握 はあく には弱 よわ いという欠点 けってん がある。この2つの観測 かんそく 方法 ほうほう の欠点 けってん を補 おぎな うため、レーダーと雨量 うりょう 計 けい の観測 かんそく データを統合 とうごう 解析 かいせき する方法 ほうほう がある[ 20] 。
日本 にっぽん では気象庁 きしょうちょう がこの方法 ほうほう を用 もち いて解析 かいせき 雨量 うりょう を求 もと め、さらに高層 こうそう 観測 かんそく による上空 じょうくう の気流 きりゅう のデータを加味 かみ して数値 すうち 予報 よほう モデルで雨 あめ 域 いき 移動 いどう の予測 よそく を行 おこな い、降水 こうすい 短時間 たんじかん 予報 よほう や高 こう 解像度 かいぞうど 降水 こうすい ナウキャスト を発表 はっぴょう している。高 こう 解像度 かいぞうど 降水 こうすい ナウキャストは、従前 じゅうぜん の降水 こうすい ナウキャストの16倍 ばい にあたる250m分解能 ぶんかいのう ・5分 ふん 間隔 かんかく の分布 ぶんぷ 情報 じょうほう で、降雨 こうう 時 じ にパソコンやスマートフォン などで逐次 ちくじ 情報 じょうほう 確認 かくにん することを想定 そうてい して2014年 ねん に開始 かいし した。両 りょう 情報 じょうほう に用 もち いるデータの内訳 うちわけ は、国内 こくない 約 やく 1,300か所 しょ のアメダス に加 くわ えて、国土 こくど 交通省 こうつうしょう や各 かく 都道府県 とどうふけん などが設置 せっち している数 すう 千 せん か所 しょ 、合計 ごうけい 約 やく 9,000か所 しょ (2009年 ねん 時点 じてん )の雨量 うりょう 計 けい 、そして気象庁 きしょうちょう の20基 き (Cバンド 、2022年 ねん 時点 じてん )および国土 こくど 交通省 こうつうしょう の65基 き (Cバンド・Xバンド 、2021年 ねん 時点 じてん )のレーダー。日本 にっぽん で遍 あまね く全国 ぜんこく をカバーする気象 きしょう レーダー網 もう はこの2つである[ 20] [ 5] [ 46] [ 47] [ 48] 。
気象庁 きしょうちょう のレーダー網 もう は、2022年 ねん 時点 じてん でドップラー・レーダー と二 に 重 じゅう 偏 へん 波 は ドップラーレーダーの2種 しゅ (いずれもCバンド)。2010年代 ねんだい までは降水 こうすい 強度 きょうど のみを観測 かんそく するCバンド降雨 こうう レーダーだったが、2013年 ねん までに降水 こうすい 強度 きょうど の分布 ぶんぷ と降水 こうすい 域 いき の風 ふう の両方 りょうほう の観測 かんそく に適 てき したデュアル・ドップラー・レーダーに更新 こうしん して集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう の観測 かんそく に対応 たいおう した[ 47] 。
国土 こくど 交通省 こうつうしょう のレーダー網 もう は、CバンドレーダーとXバンドMPレーダー(二 に 重 じゅう 偏 へん 波 は ドップラーレーダー)の2種 しゅ 。Xバンドは定量 ていりょう 観測 かんそく 範囲 はんい (降雨 こうう 減衰 げんすい を受 う けない信頼 しんらい できる値 ね が期待 きたい できる観測 かんそく 半径 はんけい )が60kmとCバンドの120kmより狭 せま い。しかし、分解能 ぶんかいのう は250m(地図 ちず 上 じょう で雨 あめ の強度 きょうど を表現 ひょうげん する格子 こうし の細 こま かさ)でCバンドにおける分解能 ぶんかいのう 1kmの16倍 ばい 相当 そうとう ときめ細 こま かい。またCバンドは5分 ふん 間隔 かんかく であるのに対 たい して1分 ふん 程度 ていど の高 こう 頻度 ひんど 観測 かんそく が実現 じつげん でき、さらにコヒーレント 二 に 重 じゅう 偏 へん 波 は を用 もち いて雨滴 うてき の大 おお きさによる誤差 ごさ を除去 じょきょ し雨量 うりょう 計 けい 補正 ほせい を不要 ふよう としている。これにより、Cバンドでは難 なん があった、個々 ここ の積乱雲 せきらんうん による局地 きょくち 的 てき で短時間 たんじかん の強 つよ い雨 あめ を迅速 じんそく に観測 かんそく する技術 ぎじゅつ が向上 こうじょう した。気象庁 きしょうちょう の降水 こうすい ナウキャストに観測 かんそく データが活用 かつよう されているほか、国土 こくど 交通 こうつう 省 しょう 独自 どくじ でも解析 かいせき 雨量 うりょう を作成 さくせい し、試験 しけん 運用 うんよう 段階 だんかい からウェブサイトで公開 こうかい 、2017年 ねん から本 ほん 運用 うんよう している。現在 げんざい は「川 かわ の防災 ぼうさい 情報 じょうほう 」内 ない でXRAIN として公開 こうかい されている[ 48] [ 49] [ 50] 。
このほか、2000年代 ねんだい から都道府県 とどうふけん ・市 し 単位 たんい での高密度 こうみつど 観測 かんそく に適 てき したXバンド降雨 こうう レーダーが都市 とし 部 ぶ で主 おも に下水 げすい 処理 しょり 管制 かんせい の目的 もくてき で運用 うんよう されている(東京 とうきょう 都 と 下水道 げすいどう 局 きょく の「東京 とうきょう アメッシュ」、大阪 おおさか 市 し 建設 けんせつ 局 きょく の「オークレーダ」など)。研究 けんきゅう 用 よう では、雲 くも の観測 かんそく に適 てき したKaバンド降雨 こうう レーダーやWバンド降雨 こうう レーダー(雲 くも レーダー)も運用 うんよう されている[ 20] 。
衛星 えいせい 画像 がぞう においては、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう 域 いき に白 しろ く輝 かがや き先端 せんたん の尖 とが った逆 ぎゃく 三角形 さんかっけい の雲 くも が現 あらわ れる事 こと がある。これをテーパリングクラウド (にんじん状 じょう 雲 くも )と呼 よ ぶことがあり、先端 せんたん 部 ぶ では集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう になる事 こと が知 し られている[ 25] 。この雲 くも はバックアンドサイドビルディング型 がた のものによく出現 しゅつげん する[ 51] 。ただし、気象 きしょう 衛星 えいせい の観測 かんそく は30分 ふん や1時 じ 間 あいだ 間隔 かんかく であり、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう の迅速 じんそく な予測 よそく には向 む いていない。
気象庁 きしょうちょう の予報 よほう 業務 ぎょうむ では、数値 すうち 予報 よほう プロダクトや観測 かんそく データなどを総合 そうごう して予報 よほう 官 かん が予報 よほう の如何 いか を判断 はんだん する。また気象庁 きしょうちょう 本庁 ほんちょう の気象 きしょう 監視 かんし ・警報 けいほう センターは急速 きゅうそく な積乱雲 せきらんうん 発達 はったつ などを常時 じょうじ 監視 かんし するとともに、数時間 すうじかん から半日 はんにち 先 さき の短時間 たんじかん 強 きょう 雨 う や雷雨 らいう ・突風 とっぷう 等 とう の発生 はっせい リスクをシビアストーム情報 じょうほう として各 かく 気象台 きしょうだい に通知 つうち している。積乱雲 せきらんうん が発生 はっせい する前 まえ の段階 だんかい における、大雨 おおあめ に関 かん する具体 ぐたい 的 てき 情報 じょうほう としては、早期 そうき 注意 ちゅうい 情報 じょうほう (警報 けいほう 級 きゅう の可能 かのう 性 せい 、概 おおむ ね前日 ぜんじつ で最大 さいだい 5日 にち 前 まえ )や大雨 おおあめ 注意報 ちゅういほう ・警報 けいほう の発表 はっぴょう (概 おおむ ね6時 じ 間 あいだ 前 まえ )、大雨 おおあめ に関 かん する気象 きしょう 情報 じょうほう 等 とう とその文中 ぶんちゅう で示 しめ される雨量 うりょう 予測 よそく がある[ 52] 。
数値 すうち 予報 よほう による予測 よそく のしやすさについて、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう 発生 はっせい 時 じ の主 おも な総 そう 観 かん 規模 きぼ の環境 かんきょう 場 じょう (地上 ちじょう 天気 てんき 図 ず に表現 ひょうげん される要因 よういん )の中 なか でも、総 そう 観 かん 規模 きぼ の擾乱 じょうらん と直接 ちょくせつ 結 むす びつくような低 てい 気圧 きあつ の中心 ちゅうしん 付近 ふきん 、寒冷前線 かんれいぜんせん や停滞 ていたい (梅雨 つゆ ・秋雨 あきさめ )前線 ぜんせん の本体 ほんたい 前線 ぜんせん 上 じょう に発生 はっせい するものは予測 よそく しやすい一方 いっぽう 、総 そう 観 かん 規模 きぼ の擾乱 じょうらん と直接 ちょくせつ 結 むす びつかない停滞 ていたい 前線 ぜんせん の南方 なんぽう に発生 はっせい するもの、台風 たいふう に伴 ともな う南 みなみ ・南東 なんとう の暖 だん 湿 しめ 流 りゅう をきっかけに発生 はっせい するものは予測 よそく しにくい[ 53] 。
数値 すうち 予報 よほう モデルの解像度 かいぞうど はまだ、積乱雲 せきらんうん の挙動 きょどう を現実 げんじつ と対応 たいおう 良 よ く表現 ひょうげん できるほど高 たか くない。また予測 よそく 精度 せいど 向上 こうじょう につながる水蒸気 すいじょうき 分布 ぶんぷ のデータが不十分 ふじゅうぶん で、線 せん 状 じょう 降水 こうすい 帯 たい の発生 はっせい 機構 きこう にも未 いま だ解明 かいめい していくべきところがあるとされる[ 54] 。
気象庁 きしょうちょう は線 せん 状 じょう 降水 こうすい 帯 たい の予測 よそく 情報 じょうほう の発表 はっぴょう を2022年 ねん 6月 がつ 1日 にち から開始 かいし している。現 げん 段階 だんかい では半日 はんにち 程度 ていど 前 まえ 、地方 ちほう 予報 よほう 区 く (複数 ふくすう 府県 ふけん )単位 たんい 、捕捉 ほそく 率 りつ ・的中 てきちゅう 率 りつ ともに高 たか くないが、今後 こんご 予測 よそく 技術 ぎじゅつ 向上 こうじょう により、2024年 ねん に県 けん 単位 たんい ・2029年 ねん に市町村 しちょうそん 単位 たんい に精度 せいど を上 あ げる見込 みこ み。また目標 もくひょう として、2023年度 ねんど に新 あら たに線 せん 状 じょう 降水 こうすい 帯 たい の雨 あめ 域 いき の面 めん 的 てき 予測 よそく を発生 はっせい 30分 ふん 前 まえ に行 おこな い、2026年 ねん にはそれを2 - 3時 じ 間 あいだ 前 まえ に拡充 かくじゅう することを検討 けんとう している[ 55] [ 56] 。そのために、予報 よほう モデルの開発 かいはつ 改良 かいりょう 、集中 しゅうちゅう 的 てき な気象 きしょう 観測 かんそく 船 せん 洋上 ようじょう 観測 かんそく 実施 じっし 、レーダー偏 へん 波 は パラメータ利用 りよう の検討 けんとう 、アメダスへの湿度 しつど 計 けい 設置 せっち 、次期 じき ひまわり 10号 ごう への「多 た 波長 はちょう 赤 あか 外 がい サウンダ」搭載 とうさい の検討 けんとう などが行 おこな われている[ 57] 。
マルチパラメータ・フェーズドアレイレーダー(MP-PAWR)は毎回 まいかい のスキャン時間 じかん 30秒 びょう で雲 くも の3次元 じげん 構造 こうぞう と降水 こうすい 分布 ぶんぷ を観測 かんそく するもので、積乱雲 せきらんうん の急速 きゅうそく な発達 はったつ の様相 ようそう を捉 とら えることが期待 きたい されている。内閣 ないかく 府 ふ の戦略 せんりゃく 的 てき イノベーション創造 そうぞう プログラム (SIP)第 だい 1期 き に選定 せんてい された豪雨 ごうう ・竜巻 たつまき 予測 よそく の一環 いっかん として開発 かいはつ され、2017年 ねん から試験 しけん が行 おこな われた(2019年 ねん 3月 がつ 終了 しゅうりょう )。また、同 どう プログラム第 だい 2期 き でも線 せん 状 じょう 降水 こうすい 帯 たい 観測 かんそく ・予測 よそく システム開発 かいはつ が選定 せんてい されている[ 58] [ 59] [ 60] 。他方 たほう 、民間 みんかん 気象 きしょう 会社 かいしゃ でも早期 そうき 予測 よそく が試 こころ みられている。ウェザーニューズ は会員 かいいん を対象 たいしょう とする気象 きしょう 状況 じょうきょう ・写真 しゃしん の報告 ほうこく スキームと雷雨 らいう 発生 はっせい を通知 つうち するメール配信 はいしん を2008年 ねん に開始 かいし 、2022年 ねん には自社 じしゃ アルゴリズムにユーザーからの天気 てんき 報告 ほうこく による補正 ほせい を加 くわ えて雷雨 らいう の発生 はっせい リスクを地図 ちず メッシュに3段階 だんかい で表現 ひょうげん し36時 じ 間 あいだ 先 さき までの予測 よそく を提供 ていきょう するゲリラ雷雨 らいう レーダー となっている[ 61] 。
集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう による土石流 どせきりゅう で被害 ひがい を受 う けた集落 しゅうらく (2009年 ねん 7月 がつ 、山口 やまぐち 県 けん 防府 ほうふ 市 し )
地形 ちけい などによって傾向 けいこう は異 こと なるが、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう をはじめとした大雨 おおあめ では、河川 かせん 氾濫 はんらん による洪水 こうずい 、堤防 ていぼう に守 まも られた陸地 りくち 内 ない での増水 ぞうすい による浸水 しんすい (内水 うすい 氾濫 はんらん )、山 やま の斜面 しゃめん が層 そう ごと一気 いっき に崩 くず れ落 お ちる山崩 やまくず れ 、山 やま の斜面 しゃめん が層 そう ごとゆっくり崩 くず れ落 お ちる地 じ すべり 、斜面 しゃめん や崖 がけ の一部 いちぶ が崩 くず れ落 お ちるがけ崩 くず れ 、川 かわ の急 きゅう な出水 しゅっすい (土砂 どしゃ を伴 ともな う土石流 どせきりゅう と水分 すいぶん が多 おお い鉄砲水 てっぽうみず がある)による害 がい 、浸水 しんすい 後 ご 低地 ていち などに水 みず が溜 た まって長期間 ちょうきかん 湛 たたえ 水 すい ・冠水 かんすい することによる害 がい 、強 つよ い雨 あめ の落下 らっか や多量 たりょう の雨水 あまみず が土壌 どじょう を流失 りゅうしつ させる害 がい 、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう をもたらす積乱雲 せきらんうん による竜巻 たつまき などの突風 とっぷう や落雷 らくらい 、その他 た の被害 ひがい が起 お きる。日本 にっぽん では治水 ちすい 施設 しせつ や防災 ぼうさい 体制 たいせい の整備 せいび が進 すす んだことから、大雨 おおあめ による災害 さいがい は戦後 せんご 大 おお きく減少 げんしょう した一方 いっぽう 、中小 ちゅうしょう 河川 かせん の氾濫 はんらん や土砂 どしゃ 災害 さいがい の割合 わりあい が増 ま し、施設 しせつ 被害 ひがい や地下 ちか の浸水 しんすい が顕著 けんちょ な都市 とし 型 がた 水害 すいがい が増加 ぞうか している[ 62] 。
防災 ぼうさい 上 じょう の注意 ちゅうい 点 てん として、1時間 じかん 以内 いない で終 お わるような局地 きょくち 的 てき 大雨 おおあめ でも、雨量 うりょう が一時 いちじ 的 てき に河川 かせん や排水 はいすい 路 ろ の能力 のうりょく を超 こ える一過 いっか 性 せい の洪水 こうずい となって、被害 ひがい が生 しょう じる場合 ばあい は少 すく なくない事 こと が挙 あ げられる。特 とく に、大雨 おおあめ や洪水 こうずい の注意報 ちゅういほう や警報 けいほう が発表 はっぴょう されない段階 だんかい で急 きゅう な増水 ぞうすい となって、状況 じょうきょう 変化 へんか に対応 たいおう できずに被害 ひがい が生 しょう じる場合 ばあい がある。例 たと えば2008年 ねん 8月 がつ 初 はじ めに起 お きた東京 とうきょう 都 と 豊島 としま 区 く 雑司ヶ谷 ぞうしがや の下水 げすい 管 かん 増水 ぞうすい による事故 じこ では、大雨 おおあめ 注意報 ちゅういほう の基準 きじゅん に達 たっ しない段階 だんかい で事故 じこ が起 お きている[ 5] 。
大雨 おおあめ は水害 すいがい や土砂 どしゃ 災害 さいがい などをもたらすが、「局地 きょくち 的 てき 大雨 おおあめ 」や集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう では、その変化 へんか が突発 とっぱつ 的 てき なことが大 おお きな特徴 とくちょう である。例 たと えば2008年 ねん 7月 がつ 末 まつ に起 お きた神戸 こうべ 市 し 都賀 つが 川 がわ の増水 ぞうすい による事故 じこ (都賀 つが 川 がわ 水難 すいなん 事故 じこ )では、急峻 きゅうしゅん な地形 ちけい の影響 えいきょう から10分間 ふんかん で1m30cmという急激 きゅうげき な速度 そくど で水位 すいい が上昇 じょうしょう し事故 じこ に至 いた っている。こうした急 きゅう な大雨 おおあめ に対 たい しては、早期 そうき の正確 せいかく な予測 よそく が求 もと められる一方 いっぽう 、技術 ぎじゅつ 的 てき に困難 こんなん であるという課題 かだい がある[ 5] [ 63] 。
ここでは日本 にっぽん における防災 ぼうさい 気象 きしょう 情報 じょうほう や避難 ひなん 情報 じょうほう の活用 かつよう 例 れい を挙 あ げて説明 せつめい する。
不安定 ふあんてい な天気 てんき の下 した で起 お こる突発 とっぱつ 的 てき な大雨 おおあめ の影響 えいきょう を受 う ける行動 こうどう (例 たと えば、川 かわ にレジャー に出 で かけるなど)は、猶予 ゆうよ 時間 じかん に応 おう じて適切 てきせつ な種類 しゅるい の気象 きしょう 情報 じょうほう を利用 りよう できる[ 5] 。
行動 こうどう の前日 ぜんじつ や当日 とうじつ 朝 あさ (数時間 すうじかん 前 まえ ) - 行動 こうどう 予定 よてい の地域 ちいき における「天気 てんき 予報 よほう 」の内容 ないよう や「大雨 おおあめ 警報 けいほう ・注意報 ちゅういほう 」の発表 はっぴょう 状 じょう 況 きょう に注意 ちゅうい する。行動 こうどう する地域 ちいき だけではなく隣接 りんせつ する地域 ちいき の予報 よほう も入手 にゅうしゅ できれば更 さら によい。雨 あめ や雷 かみなり の予報 よほう が出 しゅっ ていたり、予報 よほう に「大気 たいき の状態 じょうたい が不安定 ふあんてい 」「天候 てんこう が急変 きゅうへん するおそれがある」などの文言 もんごん がある場合 ばあい は、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう を含 ふく めた雷雨 らいう になる可能 かのう 性 せい があることを把握 はあく しておく。数時間 すうじかん 前 まえ の段階 だんかい では予報 よほう の精度 せいど が上 あ がるので、雷 かみなり や不安定 ふあんてい な天気 てんき が予想 よそう される時 とき 間 あいだ 帯 たい 、雨 あめ の可能 かのう 性 せい が高 たか い時間 じかん 帯 たい には計画 けいかく を変更 へんこう する検討 けんとう も必要 ひつよう [ 5] 。
行動 こうどう の直前 ちょくぜん - 行動 こうどう 予定 よてい の市町村 しちょうそん や隣接 りんせつ 市町村 しちょうそん における「警報 けいほう ・注意報 ちゅういほう 」の発表 はっぴょう 状 じょう 況 きょう 、気象 きしょう レーダーの観測 かんそく 値 ち や「降水 こうすい 短時間 たんじかん 予報 よほう 」「キキクル(危険 きけん 度 ど 分布 ぶんぷ )」などの予測 よそく 値 ち に注意 ちゅうい する。大雨 おおあめ 注意報 ちゅういほう ・警報 けいほう や雷 かみなり 注意報 ちゅういほう が発表 はっぴょう されている場合 ばあい 、行動 こうどう 予定 よてい 地域 ちいき 周辺 しゅうへん に強 つよ い雨雲 あまぐも (例 たと えば、土砂降 どしゃぶ りに相当 そうとう する20mm/時間 じかん など)が観測 かんそく ・予測 よそく されている場合 ばあい は、計画 けいかく を変更 へんこう したり、天気 てんき の変化 へんか に注意 ちゅうい しながら行動 こうどう することが必要 ひつよう [ 5] [ 64] 。
行動 こうどう 中 ちゅう - 行動 こうどう 予定 よてい の市町村 しちょうそん や隣接 りんせつ 市町村 しちょうそん における気象 きしょう レーダーの観測 かんそく 値 ち や「降水 こうすい ナウキャスト」「キキクル(危険 きけん 度 ど 分布 ぶんぷ )」などの予測 よそく 値 ち に注意 ちゅうい する。行動 こうどう 予定 よてい 地域 ちいき 周辺 しゅうへん にもうすぐ(概 おおむ ね1時間 じかん 以内 いない 程度 ていど )雨 あめ が移動 いどう してくると予測 よそく されている場合 ばあい は、行動 こうどう を中断 ちゅうだん するか、天気 てんき の急変 きゅうへん にすぐに対応 たいおう できるよう行動 こうどう を変 か えることが必要 ひつよう 。行動 こうどう 中 ちゅう も自 みずか ら空 そら の様子 ようす を確認 かくにん することが推奨 すいしょう され、積乱雲 せきらんうん 接近 せっきん の兆候 ちょうこう がある場合 ばあい は、前述 ぜんじゅつ 同様 どうよう の対応 たいおう を取 と ることが必要 ひつよう [ 5] [ 64] 。
日常 にちじょう 行動 こうどう において大雨 おおあめ の可能 かのう 性 せい がある場合 ばあい 、以下 いか のような情報 じょうほう を利用 りよう できる。
「早期 そうき 注意 ちゅうい 情報 じょうほう 」(警報 けいほう 級 きゅう の可能 かのう 性 せい ) - 概 おおむ ね前日 ぜんじつ から5日 にち 前 まえ に発表 はっぴょう 。気象台 きしょうだい が「○日 にち までの期間 きかん 内 ない に大雨 おおあめ 警報 けいほう を発表 はっぴょう する可能 かのう 性 せい がある (または 可能 かのう 性 せい が高 たか い)」 =可能 かのう 性 せい [中 なか ]または[高 こう ] と周知 しゅうち する[ 65] 。
「大雨 おおあめ 注意報 ちゅういほう ・警報 けいほう ・特別 とくべつ 警報 けいほう 」、「キキクル(危険 きけん 度 ど 分布 ぶんぷ )」 - 警報 けいほう ・注意報 ちゅういほう は市町村 しちょうそん 単位 たんい 。キキクルは1km四方 しほう のメッシュ毎 ごと に低地 ていち 浸水 しんすい ・土砂 どしゃ 災害 さいがい ・河川 かせん 洪水 こうずい の各 かく 危険 きけん 度 ど を表示 ひょうじ 。「注意 ちゅうい 」(黄 き )は今後 こんご の危険 きけん 度 ど 変化 へんか に気 き を付 つ け避難 ひなん 経路 けいろ 等 とう を確認 かくにん する目安 めやす 。「警戒 けいかい 」(赤 あか )は今後 こんご 警報 けいほう 基準 きじゅん 値 ち に達 たっ する予想 よそう で、安全 あんぜん 確保 かくほ や避難 ひなん の準備 じゅんび を始 はじ め特 とく に高齢 こうれい 者 しゃ 等 とう は避難 ひなん を始 はじ める目安 めやす 。「危険 きけん 」(紫 むらさき )は警報 けいほう 基準 きじゅん を大 おお きく超 こ える予想 よそう で、避難 ひなん を始 はじ めたり家屋 かおく 内 ない で安全 あんぜん 確保 かくほ のため上 うえ 階 かい へ退避 たいひ したりする目安 めやす 。「災害 さいがい 切迫 せっぱく 」(黒 くろ )は特別 とくべつ 警報 けいほう 相当 そうとう に達 たっ したすでに災害 さいがい が発生 はっせい した可能 かのう 性 せい が高 たか いもので、身 み の安全 あんぜん 確保 かくほ のため最大限 さいだいげん の行動 こうどう をとる目安 めやす [ 64] 。
「気象 きしょう 情報 じょうほう 」 - 概 おおむ ね24時 じ 間 あいだ から2 - 3日 にち 先 さき に大雨 おおあめ の可能 かのう 性 せい がある場合 ばあい に知 し らせる。また大雨 おおあめ 発生 はっせい 時 じ には、これまでの雨量 うりょう と今後 こんご の雨 あめ の見通 みとお しを知 し らせる。2022年 ねん からは線 せん 状 じょう 降水 こうすい 帯 たい 発生 はっせい の恐 おそ れがある場合 ばあい の半日 はんにち 前 まえ の周知 しゅうち が開始 かいし されている[ 66] 。
「降水 こうすい 短時間 たんじかん 予報 よほう 」、「降水 こうすい ナウキャスト 」 - 過去 かこ の解析 かいせき 雨量 うりょう と予測 よそく 雨量 うりょう を示 しめ す[ 67] 。
積乱雲 せきらんうん が接近 せっきん してきたとき、特 とく に注意 ちゅうい すべき場所 ばしょ がある。
渓流 けいりゅう の中 なか や中州 なかす 、河川敷 かせんしき などの川 かわ のそば - 急 きゅう な増水 ぞうすい の恐 おそ れがあるため、川 かわ のそばや隣接 りんせつ する低地 ていち から離 はな れる必要 ひつよう がある。水 みず の色 いろ が濁 にご る、木 き の枝 えだ が流 なが れてくるといった増水 ぞうすい の兆候 ちょうこう や、ダム の放流 ほうりゅう に伴 ともな うサイレン の音 おと などに注意 ちゅうい することも必要 ひつよう [ 68] 。
地下 ちか 室 しつ 、アンダーパス (地下 ちか 式 しき の交差 こうさ 道路 どうろ )などの周囲 しゅうい よりも低 ひく いところ - 浸水 しんすい した道路 どうろ では、濁 にご った水 みず により足元 あしもと が見 み えないため側溝 そっこう や蓋 ぶた の開 ひら いたマンホールなどに注意 ちゅうい が必要 ひつよう なほか、車 くるま の浸水 しんすい 時 じ に水圧 すいあつ によりドアが開 ひら かなくなることがあるので注意 ちゅうい を要 よう する。地下 ちか 室 しつ では、豪雨 ごうう や浸水 しんすい に気 き づくのが遅 おく れること、停電 ていでん が起 お きパニックに陥 おちい る可能 かのう 性 せい があることなどに注意 ちゅうい が必要 ひつよう [ 69] 。
気象庁 きしょうちょう をはじめ天気 てんき 予報 よほう では雨量 うりょう について、1時 じ 間 あいだ 当 あ たり30mm以上 いじょう 50mm未満 みまん を「激 はげ しい雨 あめ 」、50mm以上 いじょう 80mm未満 みまん を「非常 ひじょう に激 はげ しい雨 あめ 」、80mm以上 いじょう を「猛烈 もうれつ な雨 あめ 」と表現 ひょうげん する[ 70] 。ほかには、特別 とくべつ 警報 けいほう 級 きゅう の大雨 おおあめ について「数 すう 十 じゅう 年 ねん に一 いち 度 ど の大雨 おおあめ 」[ 71] [ 注 ちゅう 11] 、「○○豪雨 ごうう に匹敵 ひってき する大雨 おおあめ 」、さらには「これまでに経験 けいけん したことがないような大雨 おおあめ 」[ 70] [ 73] などと、異常 いじょう 事態 じたい であることを表現 ひょうげん して最大 さいだい 級 きゅう の警戒 けいかい を呼 よ びかける。
なお上記 じょうき に加 くわ えて、著 いちじる しい大雨 おおあめ の時 とき には臨時 りんじ の「気象 きしょう 情報 じょうほう 」として以下 いか のような情報 じょうほう が発表 はっぴょう される。
河川 かせん の氾濫 はんらん による洪水 こうずい に関 かん しては、河川 かせん ごとに流量 りゅうりょう や水位 すいい を交 まじ えて危険 きけん レベルを示 しめ した「○○川 かわ はん濫 らん 発生 はっせい 情報 じょうほう 」などの洪水 こうずい 予報 よほう (指定 してい 河川 かせん 洪水 こうずい 予報 よほう )が一般 いっぱん にも発表 はっぴょう される。これは一般 いっぱん 市民 しみん 向 む けと水防 すいぼう 活動 かつどう 用 よう を兼 か ねているもので、はん濫 らん 注意 ちゅうい 情報 じょうほう 、はん濫 らん 警戒 けいかい 情報 じょうほう 、はん濫 らん 危険 きけん 情報 じょうほう 、はん濫 らん 発生 はっせい 情報 じょうほう の4種類 しゅるい がある[ 78] 。このほか、水防 すいぼう 活動 かつどう 専用 せんよう の情報 じょうほう として水防 すいぼう 警報 けいほう がある。
土砂 どしゃ 災害 さいがい に関 かん しては予 あらかじ めいくつかの種類 しゅるい の危険 きけん 区域 くいき が指定 してい され、規制 きせい が行 おこな われている。法的 ほうてき に厳 きび しく規定 きてい されている土砂 どしゃ 災害 さいがい 警戒 けいかい 区域 くいき (土砂 どしゃ 災害 さいがい 防止 ぼうし 法 ほう )、砂防 さぼう 指定 してい 地 ち (砂防 さぼう 法 ほう )、地 じ すべり防止 ぼうし 区域 くいき (地 じ すべり等 とう 防止 ぼうし 法 ほう )、急 きゅう 傾斜地 けいしゃち 崩壊 ほうかい 防止 ぼうし 区域 くいき (がけ崩 くず れ防止 ぼうし 法 ほう )のほか、それを補完 ほかん する土砂 どしゃ 災害 さいがい 危険 きけん 箇所 かしょ (土石流 どせきりゅう 危険 きけん 渓流 けいりゅう 、地 じ すべり危険 きけん 箇所 かしょ 、急 きゅう 傾斜地 けいしゃち 崩壊 ほうかい 危険 きけん 箇所 かしょ )がある。
災害 さいがい の際 さい には土砂 どしゃ 災害 さいがい に関 かん する危険 きけん 区域 くいき の指定 してい 漏 も れや周知 しゅうち 不足 ふそく が問題 もんだい になることがある。他方 たほう では予報 よほう や警報 けいほう ・注意報 ちゅういほう の周知 しゅうち 不足 ふそく も問題 もんだい となることが多 おお い。加 くわ えて、雨粒 あまつぶ の反射 はんしゃ 等 とう により視程 してい が損 そこ なわれるほか、ゴーゴーと滝 たき のように響 ひび くことから周囲 しゅうい の音 おと もき取 きと りづらくなる。そのため集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう の最中 さいちゅう には、気象 きしょう 警報 けいほう の視聴 しちょう などの情報 じょうほう 収集 しゅうしゅう や適切 てきせつ な状況 じょうきょう 把握 はあく が妨 さまた げられることがある。
また、集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう に限 かぎ らず大雨 おおあめ 災害 さいがい 全般 ぜんぱん に当 あ てはまるが、避難 ひなん のタイミングや方法 ほうほう 、場所 ばしょ の判断 はんだん が不適切 ふてきせつ であったことにより被災 ひさい する例 れい が多数 たすう ある。河川 かせん の堤防 ていぼう 付近 ふきん の家屋 かおく の住民 じゅうみん が避難 ひなん の機 き を逸 いっ して氾濫 はんらん に巻 ま き込 こ まれたり、冠水 かんすい した避難 ひなん 路 ろ を車 くるま で避難 ひなん して被災 ひさい したり、河川 かせん などがある避難 ひなん 路 ろ を経由 けいゆ して避難 ひなん し被災 ひさい したり、結果 けっか 的 てき に自宅 じたく の2階 かい に逃 に げれば助 たす かったものが避難 ひなん 所 しょ に避難 ひなん したことで被災 ひさい するといった事例 じれい がある。こうしたことから、普段 ふだん から避難 ひなん 経路 けいろ や避難 ひなん 先 さき を把握 はあく しておくとともに、その時 とき の状況 じょうきょう やこれからの災害 さいがい の進展 しんてん の見通 みとお しに合 あ わせて適切 てきせつ な避難 ひなん 行動 こうどう を選 えら ぶ必要 ひつよう がある[ 79] 。
気象庁 きしょうちょう の観測 かんそく 統計 とうけい によれば、日本 にっぽん におけるアメダス 1000地点 ちてん あたりでの時間 じかん 雨量 うりょう 50mm以上 いじょう の雨 あめ の回数 かいすう は1976 - 1986年 ねん に160回 かい だったものが1998 - 2009年 ねん には233回 かい になっていて、+45%と明 あき らかな増加 ぞうか を示 しめ している。また、同 おな じく時間 じかん 雨量 うりょう 80mm以上 いじょう の雨 あめ の年間 ねんかん 平均 へいきん 発生 はっせい 回数 かいすう は1976 - 1986年 ねん に9.8回 かい だったものが1998 - 2009年 ねん には18.0回 かい になっていて+80%と更 さら に急激 きゅうげき な増加 ぞうか を示 しめ している[ 80] 。
確実 かくじつ に増 ま していると考 かんが えられる集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう であるが、この時間 じかん スケールにおいてはいくつかの気候 きこう 変動 へんどう 周期 しゅうき (レジームシフト など)が存在 そんざい するため、地球 ちきゅう 温暖 おんだん 化 か との相関 そうかん 性 せい が明 あき らかとはいえない[ 80] 。
2011年 ねん 、日本 にっぽん 気象 きしょう 協会 きょうかい は「総 そう 雨量 うりょう 2000mmの時代 じだい を迎 むか えて」と題 だい する見解 けんかい を発表 はっぴょう した。平成 へいせい 23年 ねん 台風 たいふう 第 だい 12号 ごう は高知 こうち 県 けん 東部 とうぶ に上陸 じょうりく しても時速 じそく 10km/h と進行 しんこう 速度 そくど は上 あ がらず、紀伊 きい 半島 はんとう 南部 なんぶ で記録 きろく 的 てき な1時 じ 間 あいだ 雨量 うりょう と累計 るいけい 雨量 うりょう をもたらした。これらを受 う け、同 どう 協会 きょうかい は台湾 たいわん 付近 ふきん と日本 にっぽん の南 みなみ 海上 かいじょう は海面 かいめん 水温 すいおん に2度 ど 近 ちか く差 さ があるが100年 ねん 後 ご をシミュレーション した予測 よそく 結果 けっか によれば日本 にっぽん の南海 なんかい 上 じょう の海面 かいめん 水温 すいおん は台湾 たいわん 近海 きんかい 並 な みに上昇 じょうしょう した水温 すいおん となり、台風 たいふう の進行 しんこう 速度 そくど や海面 かいめん 水温 すいおん を考慮 こうりょ すれば日本 にっぽん も台湾 たいわん と同様 どうよう に総 そう 雨量 うりょう 2000mmを超 こ える大雨 おおあめ を想定 そうてい した対策 たいさく が必要 ひつよう としている[ 81] 。
日本 にっぽん の顕著 けんちょ な集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう 被害 ひがい の歴史 れきし [ 編集 へんしゅう ]
以下 いか 、日本 にっぽん における過去 かこ の顕著 けんちょ な集中 しゅうちゅう 豪雨 ごうう 被害 ひがい を挙 あ げる。
^ 平成 へいせい 20年 ねん 8月 がつ 末 まつ 豪雨 ごうう 、2008年 ねん 夏 なつ の局地 きょくち 的 てき 荒天 こうてん 続発 ぞくはつ を参照 さんしょう 。
^ 例 たと えば、Battan and Theiss(1966)はアメリカ西部 せいぶ で発生 はっせい した積乱雲 せきらんうん の鉛直 えんちょく ドップラー・レーダー 解析 かいせき から、最盛 さいせい 期 き には対流圏 たいりゅうけん 上層 じょうそう で20メートル毎秒 まいびょう (m/s)という地上 ちじょう の強風 きょうふう に匹敵 ひってき する上昇 じょうしょう 流 りゅう を観測 かんそく したと報告 ほうこく している。
^ 冬 ふゆ の日本海 にほんかい 側 がわ でこのような雨 あめ が断続 だんぞく 的 てき に続 つづ くものはしぐれ と呼 よ び分 わ ける場合 ばあい もある。
^ 地表 ちひょう の摩擦 まさつ の影響 えいきょう を受 う ける地上 ちじょう 付近 ふきん の風 ふう に対 たい して、摩擦 まさつ の影響 えいきょう が少 すく なく大局 たいきょく 的 てき な気圧 きあつ 配置 はいち の影響 えいきょう に支配 しはい される上空 じょうくう の風 かぜ を一般 いっぱん 風 ふう という。
^ 鉛直 えんちょく 方向 ほうこう のシアーが強 つよ いということは地上 ちじょう 付近 ふきん と上空 じょうくう の風向 ふうこう が異 こと なる事 こと を意味 いみ する。積乱雲 せきらんうん が発生 はっせい するためには地上 ちじょう 付近 ふきん に暖 あたた かく湿 しめ った空気 くうき の流 なが れがあって、かつ大気 たいき が不安定 ふあんてい であることが必要 ひつよう である。大気 たいき が不安定 ふあんてい になるためには、気温 きおん や湿度 しつど (水蒸気 すいじょうき 量 りょう )の差 さ が大 おお きくならなければならない。地上 ちじょう から上空 じょうくう まで同 おな じ風向 ふうこう では、地上 ちじょう も上空 じょうくう も暖 あたた かく湿 しめ った空気 くうき が占 し めてしまい、不安定 ふあんてい 度 ど はあまり大 おお きくない。一方 いっぽう 風向 ふうこう が異 こと なると、例 たと えば地上 ちじょう は暖 あたた かく湿 しめ った空気 くうき 、上空 じょうくう は冷 つめ たく乾燥 かんそう した空気 くうき という構造 こうぞう で不安定 ふあんてい 度 ど が大 おお きくなり、積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ する。
^ 積乱雲 せきらんうん の成熟 せいじゅく 期 き や衰退 すいたい 期 き には、氷 こおり 晶 あきら ・雨粒 あまつぶ が空気 くうき を押 お し下 さ げるとともに空気 くうき から昇華 しょうか 熱 ねつ ・気化 きか 熱 ねつ を奪 うば い、冷 つめ たい下降 かこう 気流 きりゅう を生 う み出 だ す。これを冷気 れいき 外出 がいしゅつ 流 りゅう (cold outflow)といい、この強 つよ いものをダウンバースト 、持続 じぞく 性 せい のものをガストフロント という。冷気 れいき 外出 がいしゅつ 流 りゅう は寒冷前線 かんれいぜんせん と同様 どうよう に地面 じめん を這 は うように周囲 しゅうい に広 ひろ がるため、そこにある暖気 だんき を押 お し上 あ げて強制 きょうせい 的 てき に上昇 じょうしょう 気流 きりゅう を作 つく り、雲 くも を生 う む。
^ 「積乱雲 せきらんうん が発生 はっせい しやすい」とは、自由 じゆう 対流 たいりゅう 高度 こうど (LFC、積乱雲 せきらんうん が外部 がいぶ からの上昇 じょうしょう 気流 きりゅう ではなく自身 じしん の浮力 ふりょく で発達 はったつ し始 はじ める高度 こうど )が低 ひく く、通常 つうじょう より弱 よわ い上昇 じょうしょう 気流 きりゅう で積乱雲 せきらんうん が発生 はっせい することを意味 いみ する。また「積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ しやすい」とは、中立 ちゅうりつ 高度 こうど (LNB、積乱雲 せきらんうん が浮力 ふりょく を失 うしな い発達 はったつ が弱 よわ まる高度 こうど )が高 たか く、通常 つうじょう より大 おお きなエネルギーで積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ する事 こと を意味 いみ する。
^ 暖 だん 湿 しめ 流 りゅう の流入 りゅうにゅう と同様 どうよう に、中立 ちゅうりつ 高度 こうど (LNB)が高 たか くなって積乱雲 せきらんうん が発達 はったつ しやすくなる。また、潜在 せんざい 不安定 ふあんてい が発達 はったつ する場合 ばあい があり、その時 とき には通常 つうじょう より弱 よわ い上昇 じょうしょう 気流 きりゅう で積乱雲 せきらんうん が発生 はっせい するため、積乱雲 せきらんうん が発生 はっせい しやすくなる。
^ メソスケール の場合 ばあい もある。
^ アメリカでは、下層 かそう への暖 だん 湿 しめ 移流 いりゅう と中層 ちゅうそう への寒気 さむけ 移流 いりゅう が重 かさ なるものをdifferential advectionといい、雷雨 らいう の典型 てんけい 的 てき なパターンとされている。
^ 特別 とくべつ 警報 けいほう の基準 きじゅん 値 ち には、数 すう 十 じゅう 年 ねん に一 いち 度 ど の大雨 おおあめ に相当 そうとう する値 ね として過去 かこ の災害 さいがい を参考 さんこう に設定 せってい した土壌 どじょう 雨量 うりょう 指数 しすう ・表面 ひょうめん 雨量 うりょう 指数 しすう ・流域 りゅういき 雨量 うりょう 指数 しすう を用 もち いる。なお、2022年 ねん 6月 がつ までは50年 ねん に1度 ど の値 ね を予 あらかじ め算出 さんしゅつ して用 もち いていた[ 72] ため「50年 ねん に1度 ど の大雨 おおあめ 」という表現 ひょうげん がしばしば用 もち いられた。
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